(平成25年度)会議議事録(平成26年5月23日開催) (PDF

武蔵野市まちぐるみ子育て応援事業評価委員会 議事要録
実 施 日 時:平成 26 年 5 月 23 日(金)午前 10 時~11 時 30 分
場
出
所:市役所西棟4階 411 会議室
席 委 員:渡邊 昭浩委員長(子ども家庭部子ども政策課長)、伊藤 英穂(企画調整課長)、
西川 和延(生活経済課長)、木暮衣里(商業活性化コーディネーター)
以上、評価委員。
大杉 由加利(子ども家庭部長)、花俣 延博(武蔵野市商店会連合会会長)
山本 ふみこ(武蔵野市教育委員)、竹中 雅子(市私立幼稚園PTA連合会代表)
以上、採択委員。
対象団体:
「子どももおとなも楽しむ生活プロジェクト」
「特定非営利活動法人ぐーぐーらいぶ」
1
開会
2
自己紹介
3
副委員長の選出
委員長より伊藤委員を指名、決定
4
議事要録の取り
扱いについて
議事要録を作成して公開する。要録のため「委員長」「委員」と表記。
5
配布資料の確認
事務局より配布資料の確認。
6
(1)議事
①子どももおとなも楽しむ生活プロジェクト(以下、「モモプロ」という。
)
(1) Babycafe について
25 年度は9月から3月までの7か月、これからピアサポーターが自ら開催し
ていく Babycafe のサンプルとなるよう、5回開催した。主に「クラフトハ
ウスばく」でおこなった。
11 月は広報が遅れたため2組となったが、市報に掲載したところ申込みが殺
到。キャンセル待ちもでた。
ある店舗では定休日に開催した。パパから問い合わせがあったが、残念なが
らキャンセル待ちとなり、参加することはできなかった。緑町ではスペシャ
ルニーズをもつお子さん(診断されていないがちょっと心配な子)をもつマ
マ向けに開催した。お店が小さいので定員は5名とした。
団体
(2)ハロウィンイベント(Babycafe 番外編)について
外でイベントをおこない、お母さんたちをつなぐ、というもの。吉祥寺西公
園を拠点として、中道通り・大正通りの店を回ってプレゼントをもらう、と
いうもの。70 名募集した。26 日が台風だったため、店の協力で翌 27 日へ順
延。以前からモモプロでおこなっていたことだが、お母さんの手作りの会で、
子どもも一緒に作るところから手伝ってくれるので楽しい。
今年度も同じ場所もしくは、エリアを広げようかとも検討している。
(3)ピアサポーター養成講座について
1年目の一番大切なところ。サポートする・少し先輩のママに関わってもら
いたい、ということが目的。25 年度人材の発掘・養成で 20 名募集のところ
15 人と、目標には届かなかったが、外から2名の講師を招いたり市の職員と
自らのスタッフで講座をつくった。
「もっと聞きたいことがあった」という感
想も出ている。
終了後は希望によりピアサポーターに登録し、ベビカフェを開催できる。年
会費制となっており、15 名中 13 名が登録した。
(4)広報活動について
ニュースレターを毎月発行した。予算の都合で 26 年度は隔月にする。
むさしの FM で定期的に情報発信し、11 月には「子育てフェスティバル」に
参加し、事業の PR を行う。実施体制は事務局4名と代表責任者横山、プロ
ジェクトリーダーは吉澤。お母さん同士の交流はうまくいったと思う。1 年
間で 18 回、フォローアップで 2 回講座を開く。予算は限られているが広報
活動は続けていく。
委員長
:これより、委員のみなさまからご質問をいただく。ポイントとしては、評価
委員会設置要綱第4条の(1)~(5)項にあげられている、事業の「実績」
、
「効果」
、
「継続性」、「発展性」、「安定性」の5つの評価基準の観点。報告・
計画に対しての質問を 20 分程度おこなう。
委員
:想定と実際行ってみて、相違があったところ、大変だった点はあるか。
団体
:計画を練りながら行っていったので、大きな問題点はなかった。
委員
:曜日・時間・想定される対象についてどのように捉えていたのか。
団体 :ピアサポーター自身が幼稚園児や小学生を子育てしていたりすることもあり、
平日午前中を意識した。お迎えのある水曜・家族で過ごしたい土曜・店舗の
定休日などを踏まえ、主に月曜日になった。
午後は子どもたちもグズり始めるので、午前中からお昼をたべて、というの
はちょうどよかったと思っている。
26 年度は木曜という希望もでてきている。ピアサポーターの都合で決めるの
で、事務局が希望をださないようにする。
委員
:働いている人や、お父さんを対象とするか。
団体 :この事業としては少し難しい。26 年度計画に「お父さん向け」もあるが、対
象は仕事を休んで子育てをしているお父さんか、自由なお仕事をしている方
などを対象にしている。
委員
:養成講座において「もっと聞きたかった」という要望があった、とのことで
次年度に持ち越されると思うが、内容は主にどのあたりか。
団体
:それははっきりとしていた。2回目の「コミュニケーションスキルを学ぶ。
」
という本郷先生の講座。
人の話をどう受け止めるか、について普段から考えている方たちが集まって
いたので、講座がとてもフィットした。
「肯定的に人の話を聞く」
「まずは受け入れる」
「寄り添う」など、アドバイ
スをするのではなく聞いてあげる、ということなどについてもっと詳しく聞
きたいということだった。
講演会が 2 時間弱なので、さわりの部分だけで終わってしまったため希望が
でた。今年度ピアサポーターのフォローアップとしてピアサポーター向けの
続編を計画している。
委員 :
“市内の商店との関わり”が大きなポイントとなっていると思うが、今回店舗
を決めた基準は何か。
団体
:子連れを受け入れることに肯定的な店舗を選んだ。
お店によっては、店の雰囲気に合わないとか、ほかにお客さんがいる場合に、
大きな声がでたり、大きい子だと歩き回ることがあることをお店側がどう捉
えるのかなど難しいところがある。
1年目でおそるおそるだったので、小規模かつ貸切可能または定休日に行え
るような店舗を選んだ。
委員
:事務局の方が一店舗ずつまわって、ということか。
団体
:ひろく事業がお知らせできてない・店舗の募集も行っていないので、私たち
が子育てをする中で実際に良かった、という店舗に個別にお話しを伺いにい
く。実際のピアサポーターたちも自分たちの経験を踏まえて同様に動き始め
ている。
これから、2 年 3 年と事業が進んでいくと公募する可能性もあるが、丁寧に
店舗を探していきたい。
委員
:商店会はこの事業をほぼ知らないと思うので、お互いもったいない。商業の
方たちは年配の男性が多いが、
「何かできる事があれば」と前向きなところが
ある。もし事業があるよ、ということを伝えて、できるよ、という店舗が手
を挙げればお互い歩み寄れるのでは。
団体
:今年度 18 回予定している Babycafe の会場は半分も決まっていないので、
募集することはしていきたいと思うので、ぜひお力添えをいただければと思
う。
委員
:吉祥寺・三鷹・武蔵境と三つのまちの中、吉祥寺は都市化してきている。
どうしてもチェーン店が多くなっている。中心部分は貸切や定休日がなくな
ってきている。本来なら吉祥寺の真ん中でやりたい、という気持ちもあるか
しれないがどうか。
団体
:住宅地の中で大丈夫。繁華街より、できれば生活圏やベビーカーで訪れられ
るような場所の方が母親の安心感があるかもしれない。
委員
:三鷹・境地区に入ってくると、個人の店などは融通が利くと思う。
団体
:知っている範囲でしか動けていないので、ご存じであれば教えてもらいつな
がっていくなどご協力いただければと思う。
委員
:店側の対応として、こういうふうにしてほしいというのはあるか。
団体
:定休日にしょっちゅう開けるのはつらいという声があり、そのように思うの
は当然かと思う。1か所に集中して開催するのではなく、さまざまなところ
を回っていけばよい。お店の気持ちとしては「子育て世帯応援するよ」と賛
同いただけたので、お願いした。お声掛けは続けていきたい。
参加されたママからひとつ声があがった。「お店の中に遊ぶスペースが欲し
い」といわれているが、我々では作れないので、ポイントかと思う。広さが
ある程度必要だったり、シートの準備や工夫が必要だと思う。
委員
:店舗の施設面以外のソフトの部分で対応を期待することはあるか。こうして
くれたらありがたい、とか。
団体
:準備は必要なく、運営の目的など、気持ち的な部分で協力してくれることは
嬉しい。
「子育て支援」に協力的というところが嬉しい。
委員
:店舗の開拓が難しいのなら、ハートらんど富士見・むチューラウンジ(緑町
1番街)など、店舗でなくともケータリングなどでお弁当(たとえばカレーや
中華)などをとるのはどうか。
団体
:可能性はある。毎回は難しいので、スペシャルケアの子向け。お店のなかの
物を触って壊してしまう可能性もあるので、ケータリングの方がかえってお
母さんたちが安心かもしれない。
委員 :確かにハートらんど富士見など、道路の拡幅で工事が入っているが「お弁当」
もいいのかな、という気がする。
団体 :毎回だと弁当では主旨から外れてしまう。18 回のうち何回か特別なケアが必
要な方の時に検討してみようと思う。
委員
:現状だと個店を直接まわってという形だが、商店会との連携についてはそう
か。
“まち”には組織があるのだから、うまく利用して人数を集めてはどうか。
団体
:一度、吉祥寺活性化協議会に参加したことがあり、会長さんに店舗を紹介し
てくださいという話をしたことがある。しかしまだ事業自体始まったばかり
なので見守っていただいて、来年度には商店会の方とお話しできればと思う。
委員
:私たちが支援できるところがあればしていきたいと思う。
店舗開拓については現状「実際使ってみて良かった」というところを主に開
拓しているということか。
団体
:ピアサポーターの活動が始まったばかりなので、はじめに断られてしまった
りとつらい思いをしないように、経験を積んだ上で広げてあげたい。
委員
:商店会の組織をうまく利用して広範囲に募集をするなり、参加者の人数を集
めなくてはいけないでしょう。
団体 : 参加者自体はすぐ集まってしまうので、ニーズがあることを感じる。一回の
定員を多くできない(危ない&難しくなる)ので、小規模で回数増やしても、
いつもキャンセル待ちが出るような感じだ。
委員
:そのためにピアサポーターの人数を増やしたりと、難しいと思うが体制づく
りが必要である。各商店には組織があるので、そんな組織をうまく使えば広
報活動とか店の募集は可能になってくると思う。
団体
:体制づくりとしてはピアサポーターを養成するための講座をもう一度開いた
りと、いろいろ考えられる。
3年間できっちりと基礎を固めて、その後、発展させていく。
委員
: ハロウィンイベントについて、まちぐるみでやろうという PR 効果になる。
今年はどこで開催予定か。
団体
:吉祥寺と境。境は初めてだがピアサポーターの中に境の方がいる。
委員
:良いと思う。もっと大規模におこなってはどうか。
団体
:武蔵境在住のピアサポーターが多いなか、吉祥寺で開催するイベントの規模
を大きくするよりは、小規模に、いろんな方と知り合う、ママ同士をつなぐ、
ということを目的としたい。「まちの中で知り合いが増える」という趣旨。
お母さんがあまり買い物をしない個人商店も紹介したい。
委員
:ピアサポーターの仕事、位置づけはどのようなものか。
団体
:お店と打ち合わせ・広報活動・原稿書き・当日2人1組で参加費を徴収・運
営。知らない人同士が和やかに話せるような雰囲気づくり。
片づけ、報告書を書くところまでを担当する。一回ずつ完結する。
固定ではないが6組程度。
委員長
団体
:それでは、ぐーぐーらいぶより報告をお願いする。
②NPO法人ぐーぐーらいぶ
(1)報告について
大きくわけて2つ。市内の子連れ応援店に絵本を置く。読み聞かせをした
り文庫活動を行う。
絵本設置はカフェ・美容院・歯科医院・郵便局の9か所。
毎月1回ヒアリング&メンテナンスしている。資料に詳細はあるが、店舗側
もおおむね満足している。
なかでもカフェゼノンや郵便局は本を置いてある店舗として子どもだけで
なく大人にも好評である。他店との差別化・付加価値もつけることができて
いる。
おはなし会は南町コミセンと三小あそべえに加え、本宿コミセンも。本宿
は土日も開催。
土日開催で、平日来れない方やご家族連れの参加を見込んでいる。また、お
はなし会に訪れた方が絵本設置店に訪れるなど、計画どおりの効果が生まれ
ている。
文庫活動については、郵便局にブックポストを設置、返却本や寄贈本を入
れてもらっている。空いている時間は返却できる仕組みで、新たな導線が生
まれている。
(2)計画について
設置店舗は伸び悩んだ。団体の知名度が低く、難しかった。全域に広げた
い。吉祥寺・三鷹・武蔵境では、最低一か所ずつ店舗開拓をしたい。9か所
から 20 か所を目標にする。
絵本の設置店をマッピングして全体的に見れるような形のものも作成した
い。完成後は、コミセンや設置店などにおいてもらう。
おはなし会・文庫活動についてだが、市内の子育て支援施設などとの連携も
すすめている。新たな取り組みとしては絵本ピクニック。井の頭公園で青空
の下、絵本が読める。
初夏・秋・春の年 3 回。雨天は順延。ヒアリングをした結果としても、ま
ちぐるみということで、横のつながりがのびればいいな、ということで店舗
の方にボランティアとして参加していただける窓口をつくっている。
協力店舗とのコラボも企画中である。中心からはやや遠い店舗だったり、
商店会に入っていない店舗や、テンミリオンハウスそ~らの家にも声掛けし
ている。みなさんが参加して横のつながりがうまれるようなお子様向けのイ
ベントを考えている。
今年度実際に動いてみて、思ったより「子連れ歓迎」が少ないと感じた。
飲食店などは店のイメージが崩れてしまう、いままでの客が離れてしまう、
といったところでストップがかかるところもあった。一度お話しし、何度か
続けていき様子を見てまたお話を振るということで協力に結び付いたケース
もある。地域活性化が目的ということもあり、駅から離れた場所や小さな店
舗を中心に声掛けをおこなっていたが、大型店のカフェゼノンに置いたこと
で宣伝効果があった。
「ここにもあるんだ」、と信頼度もあがった。大型店も
広報的なメリットを踏まえて視野に入れていきたい。
歯科医院は待ち時間が少なくあまり読まれていないようだったので、短め
の本などを提案したい。
はじめはセットでお届けということにしていたが、ニーズや滞在時間など
を踏まえ、店舗ごとの選書を考えていきたい。
委員 :お店によって熱意や環境はさまざまだと思うが、いまのところ本を置くだけ、
と受身なところが多い気がしたが、3年後に自主的に運営してもらえそうか。
団体
:自主運営については2つ考えている。まずは図書のレンタル。痛みが激しく
古いものも多いので入れ替えの観点からはメリットを感じてもらえている。
また、図書館司書が選書しているという点で他と差別化が図られている。
もうひとつは、受注販売も考えている。気に入った本は子どもが何度も読み
たがるので、購入ルートをつくる。書店組合と交渉して5%割引にしてもら
う約束をしているので、その分が当団体の利益になる。また、寄贈などで対
応できればと思っている。
委員
:南町郵便局での取り組みがとても良いが、発展した経緯は。
団体
:ヒアリングが重要だったのかなと思っている。同じ郵便局でも集客の差があ
る。駅から離れているので集客に難がある。人の流れがないので、新しい人
をどう呼び込むかという課題がつねにあったそうで、まちぐるみ活動なので
何か一緒にできるこがあればご協力いただけないか、とお声掛けから始まっ
た。顔を知ることでつながっていけるので、知ることで毎月伺って、出来そ
うな可能性やボランティアとして参加してもらったりとか、顔を知るだけで
距離感が近くなってきた。ヒアリングの結果、ブックポストを置いたところ
実際に新しい客がみえたとのこと。お子さんに気を使いながら接客をしてい
たが、もう少し営業に時間をかけられるようになった。とのこと。
委員
:短くて小さく可愛い絵本が多いということだが、子どもに対する働きかけと
同時に、お母さんお父さんに対する働きかけはどうか。自らが懐かしい本を
大人に読んでほしい立場にいるので、そこまで広がるとよいと考えているが
どうか。
団体
:まさにそのような声がある。初めのセットは乳児・幼児向けだが、店舗によ
っては店員さん自身が懐かしくフラッシュバックしたようで、興味を持たれ
ていた。大人も読み、フラッシュバックすることで「子育て支援の気持ち」
「自分たちにもこういう時期があったんだ」と、やさしい芽が生まれている
感じがする。店舗に合わせて入れ替え、幅を広げた選書をしていきたい。
「かこさとし」さんの続編も 40 年ぶりに発売されているし、お母さんは懐
かしくあり、お子さんには新鮮で、親子でコミュニケーションできるツール
である。
委員
:新しい本はどんどん出版されるが、古くても良い本はたくさんある。
古くても良い本の中でも「表現の仕方がよくない」といわれる本もある中で、
図書館活動と重なる部分になるかと思うが、そういうことにとらわれずに選
書し「良い本」を伝えていくことも必要なのではないか。
団体
:店舗と文庫活動で必ずしも同じものにはしていない。店舗には集客のために
『ミッケ!』を置いたりしており、司書としては、読書の観点からどうだろ
うと思うところもあるが、店舗にとっては必要な理由があるものということ
で選書している。文庫の貸し出しには使わない対応としている。
新しいもの・古いものも取り入れる。夏の選書会議では戦争物などをとりあ
げ、きれいなもの、いいものばかりではなく、さまざまなものを取り入れる
ことにより幅を広げたい。そうすることで子と親、おじいさん、おばあさん
との会話のきっかけにもつながると思う。内容の幅を広げ、選書に力を入れ
たい。
委員
:すばらしい取り組みだと思う。吉祥寺にはたくさんの大型書店があるが、書
店は粗利が薄いため、駅から離れた地域では減少している。南町メインで活
動されているようだが、それ以外の地区在住者には遠い。商店会の中にコミ
ュニティスペースがあるようなところもあるので、商店会と組んで、お互い
協力し合えば、広がり・可能性があるな、と思っている。広域で行うにはモ
モプロのピアサポーターのような人材が必要になってくると思うが、体制的
に組んでいけるのか。
団体
:広域だと「人材」がとても大事。現在もボランティアを募集して幅広い方に
関わってもらっている。予算が抑えらえているので、育成については考えて
いきたい。おはなし会に参加されたお母さんの中で「やってみたい」と言っ
てくれる方もいるので、そういう気持ちを持った人が増えてくるとよいと思
う。気持ちがある方はどんどん活動していただいて、育成の面ではステップ
アップしていきたい。メンテナンスや装備なども一緒にやってもらえるよう
な人材も育成していきたい。
委員
:商店会には子どもに対して優しいひとが多くて、そういう活動なら協力した
いと思っている方は多いと思うので、ぜひ協力を得てみてはどうか。
団体
:市報をご覧になった 90 歳近い方がお手伝いしたいということで、ご寄付い
ただいたりということもあるので、さまざまな方に協力を得ながら世代を超
えて「まちぐるみ」の形になっていけばいいと思う。
委員
:取り組みは非常にすばらしい。課題は全市展開である。例えばモモプロとコ
ラボしてはどうか。
団体
:同じように店舗開拓に苦慮されているので、モモプロジェクトさんがよけれ
ば相互に連携できる部分があればと思う。
委員 :チラシも「ご協力いただいているお店」となっているが、関係は win-win だ
と思う。
「していただいている」という関係ではなく、もう少し対等な立ち位
置でもよいのではないか。
団体
:店舗回りを始めた際に、当団体の知名度が低く、NO といわれることが本当
に多かった。お金を取るのではないかと怪しがられてしまった。
委員
:
「武蔵野市」
「後援」を全面的に使ってもっとアピールしたらどうか。
団体 :より細かくお話しさせていただく中で、徐々に信頼は得ていったが、
「ご協力
いただく」という形になっており、なんとなく「置かせていただく」
「置いて
あげてる」という関係ができてしまっている。
委員
:店長が喜んでいる声、などを載せたチラシとかを持って行ってはどうか。
団体 :facebook などにはアップしているのだが、ピンポイントで利用している方の
み対象になってしまうので、やはりマップやチラシなどが分かりやすいか、
と思っている。
「ボランティアさんとして参加してください」
「活用してください」という姿
勢でご案内をしてみようと思う。
現実に、店舗側から「あの本持ってきて」といわれてしまうケースがあり、
関係があまり良くないと思うところもあった。
委員
:司書が選書している、ということはこの事業の特徴かつすばらしいことなの
でもっとアピールしてはどうか。
団体 :たしかに特徴ではあるのだが、
「司書」自体ご存じない方多く、説明が難しか
った。事業を認識してもらい、その後司書の集団であることを説明していた
が、
「司書」を押し出してよいものか。
委員
:店舗開拓の際にいきなり「司書」から入ると主旨の説明にたどりつくのに時
間がかかるのかもしれない。しかし「読書」とは、子どもの人生・世界に深
く関わっていくものなのだからもっと専門家である「司書」が本を選書して
いることをアピールしてよいと思う。
委員
:
「武蔵野市」
「司書」の言葉をキーワードに PR してはどうか。
お店のおじさんはよくわからなくても、お母さんたちはピンとくるのでは。
お客さんが「司書」って難しいのよ、とお店の人に言ってもらえば意識も変
わる。この事業はお店のおじさんの意識の部分に踏み込みにくい部分に一歩
踏み込んで関係がよくなっていくのが大事だと思う。
さらに、商店会連合会の力添えがあると良いと思う。
委員
:もちろん協力するつもりである。
団体
:少しずつ信頼を得ながら根気強く活動していきたい。
NPO の活動自体、司書の雇用自体が大変で、司書に関わる問題は多くある。
民間委託が進んでいるが、そういったことに左右されずに司書として自活し
ていけるようにしていきたい。司書に関わってもらうことが大事なので、ス
タッフとしてもぐーぐーらいぶから多数出している。
委員
:そのような考えがあるのならやはり「ぐーぐー選書」を押し出した方がよい
のではないか。
委員
:吉祥寺駅で4月に南北通路が開通し、アトレにまち案内所ができた。サンロ
ードにもある。土日は市外のベビーカー連れが多く訪れ、まち案内所へ立ち
寄るので、ステッカーやマップをおいてはどうか。地域の活性化につながる
と思う。お母さんたちがみることでお母さんの意識が変わるのではないか。
委員
:まち案内所の運営は、アトレは観光機構、サンロードはサンロード商店会で
運営している。
委員
:チラシもすごく良いと思ったが、街中であまり見たことがない。幼稚園の子
どもがおり、知っていたら行きたかった取り組みがいくつもあったので、広
報をもう少し強化してみてはどうか。
団体
:知らなかったと言われてしまうと残念なので、広報に力を入れていきたい。
【団体、退席】
7
(2)事業評価
委員長
:さまざまな意見をいただいたが、総括した形で評価、指摘をお願いしたい。
また、26 年度の事業に対する助言等も併せて、まずはモモプロジェクトから
行う。
委員
:ピアサポーターは必要だと思うが、当初の目的“まちをあげて子育て支援”
という部分が薄い。従来の子育て支援に偏っている気がする。
まちぐるみ補助金と、ほかの「子育て支援」との差別化を図る必要がある。
ベビカフェも広がればよいと思う。
団体同士のコラボも、それぞれの団体の力量なら可能だと思う。もう一歩踏
み出すと広がりを感じることができると思う。現状固定の利用者、少人数へ
の子育て支援に偏っているので、この補助金事業本来の目的であるまちぐる
みの感じが出るとよいと思う。
委員長 :新しくできた団体ではなく、今まで活動していた団体である。今回の事業も、
もともとやっていたことをさらに展開するような形で補助金事業となった。
特定の参加者ではなく全体へ広がっていくとよい。
委員
:コラボして、地域も違うし、うまくやればととてもいいと思った。面白い二
つの団体を選んだなと思った。教育委員会的にいうと良い PTA 活動の良い人
材を育てているなと思うが、この取り組みとしては「まち」を意識する部分
が少し足りないのかもしれない。
お弁当もまちの商店を使えばよいのではないか。違いにあまりこだわらない
方がいいと思う。ケータリングも絶対入っていったほうがいいと思う。
委員
:モモプロを昔から知っているが、一歩一歩という考えがある。押し付けたく
ないと思う一方、両団体が一緒になり商店会連合会も協力できるところはす
るとよい。そういうネットワークができればよいが、まだない。
委員
:商連の方では緑町一番街にもそういう施設もあるし、境南町の富士見通りに
もあるし、そういうものやお店をうまく活用しながらということであれば、
商連としてもどういうところで協力できるかが考えられる。コラボは2つの
団体だけでなくともいろんなところの良いところをもってお互い協力し合え
ばよい。
せっかくそれぞれ領域が異なるのにもったいない。うまく融合すればよい。
委員
:それを支えてあげることはできるので、今はバラバラで、商連を活用しよう
という感じがないので、もったいない。
委員
:ただ、こういうのは一気に広がるものではないので、長い目で見る必要もあ
る。
委員
:子育て世帯が知らないというのも問題。
委員 :
“ぐーぐーらいぶ”を採択委員会で選んでいるのでチェックはしていたが公園
イベントは知らなかった。住んでいるのが関前で、南町で活動されているの
で、地域的なものがあり、たまたま目に入ってこなかっただけかもしれない。
委員
:なかなか見てもらえない、知ってもらえない。市外は特にそうである。チラ
シを配布できればよいが、費用がかかってくるので大変。しかし何かしら発
信しないとみてもらえない。そういう意味でも掲示板や“まち案内所”など、
ひとつだけでなく色んな方法を考えるとよい。たとえば美容室の待合室にパ
ンフレットを置くなど。商店会からのルートを使って「置かせてください」
ということはできなくはない。
お店によってはパンフレットを置くことができない店舗もあるが、商店会の
活用も考えてもらえれば、アドバイスもできると思う。
吉祥寺はイベントもたくさんやっており、実際さまざまな広報をしたものの、
「もう終わってしまったの」と言われることもある。何百万もかけても認知
されないこともある。
広告としてではなく「記事」として情報誌に出してもらったりという方法も
ある。
委員
8
:掲示板もスペースに余裕があり無料なので活用してはどうか。
委員長
:広報ツールはいろいろあるので活用したほうがいい。
委員長
:本日の意見等を集約し、アドバイスとして各団体へ伝える。
助言としては3つ。2団体のコラボ・商店会連合会の利用・PR の方法につ
いて。
いい方向になるように事業団体を育成しつつ進めていきたい。
閉会
以上