看護学科 - 北海道文教大学

科目名
科目担当代表教員
ページ数
心理学概論
佐藤 信雄
・・・・・・・・
1
文章表現
矢部 玲子
・・・・・・・・
2
総合教養講座
佐藤 登代子
・・・・・・・・
3
人間と住居
田邉 芳惠
・・・・・・・・
4
食生活論
荒井 三津子
・・・・・・・・
5
現代社会と福祉
石田 裕二
・・・・・・・・
6
現代社会とキャリアプラン
小塀 ゆかり
・・・・・・・・
7
日本国憲法
山田 哲
・・・・・・・・
8
生命科学
荒井 三津子
・・・・・・・・
9
物理学
松岡 審爾
・・・・・・・・
10
基礎化学
斎藤 信一
・・・・・・・・
11
情報処理Ⅰ
宮腰 政明
・・・・・・・・
12
情報処理Ⅱ
松岡 審爾または宮腰 政明
または未定
・・・・・・・・
13
統計の基礎
松岡 審爾
・・・・・・・・
14
中国語I
井上 裕子
・・・・・・・・
15
中国語II
井上 裕子
・・・・・・・・
16
英語I
Patrick Hall・JEFFRY ALAN TUCKER ・・・・・・・・
17
英語Ⅱ
JEFFRY ALAN TUCKER
・・・・・・・・
18
英語III
高橋 保夫
・・・・・・・・
19
生涯スポーツI
吉武 泰子
・・・・・・・・
20
生涯スポーツII
平岡 英樹
・・・・・・・・
21
解剖学I
木村 浩一
・・・・・・・・
22
解剖学II
木村 浩一
・・・・・・・・
23
生理学I
木村 浩一
・・・・・・・・
24
生理学II
木村 浩一
・・・・・・・・
25
臨床栄養学
西尾 久美子
・・・・・・・・
26
免疫学
續 佳代
・・・・・・・・
27
食事療法
西尾 久美子
・・・・・・・・
28
臨床心理学
川端 愛子
・・・・・・・・
29
病理学
池田 仁
・・・・・・・・
30
病態・治療学I
片岡 亮
・・・・・・・・
31
病態・治療学II
松本 真希
・・・・・・・・
32
病態・治療学III
松本 真希
・・・・・・・・
33
薬理学
續 佳代
・・・・・・・・
34
臨床薬理学
續 佳代
・・・・・・・・
35
臨床検査概論
合田 悟
・・・・・・・・
36
カウンセリング技法
池田 官司
・・・・・・・・
37
保健・医療概論
續 佳代
・・・・・・・・
38
科目名
科目担当代表教員
ページ数
社会保障・福祉論
井上 仁美
・・・・・・・・
39
関係法規
堀田 尚徳
・・・・・・・・
40
生涯発達論
岩坂 信子
・・・・・・・・
41
健康医療システム
鹿内 あずさ
・・・・・・・・
42
公衆衛生看護学概論
鹿内 あずさ
・・・・・・・・
43
保健医療福祉行政論
合田 悟
・・・・・・・・
44
チーム医療概論
小塀 ゆかり
・・・・・・・・
45
医療英語
David Flenner
・・・・・・・・
46
看護学概論
木村 眞子
・・・・・・・・
47
コミュニケーション論I
木村 眞子
・・・・・・・・
48
コミュニケーション論II
佐藤 登代子
・・・・・・・・
49
看護ヘルスアセスメント
木村 眞子
・・・・・・・・
50
基礎看護技術I
中山 貴美子
・・・・・・・・
51
基礎看護技術II-1
中山 貴美子
・・・・・・・・
52
基礎看護技術II-2
中山 貴美子
・・・・・・・・
53
基礎看護技術III-1
木口 幸子
・・・・・・・・
54
基礎看護技術III-2
木口 幸子
・・・・・・・・
55
基礎看護技術IV
木口 幸子
・・・・・・・・
56
看護過程論
木村 眞子
・・・・・・・・
57
看護倫理
中山 貴美子
・・・・・・・・
58
看護教育学
木口 幸子
・・・・・・・・
59
看護診断学
木村 眞子
・・・・・・・・
60
看護理論
木村 眞子
・・・・・・・・
61
成人看護学概論
岩坂 信子
・・・・・・・・
62
成人看護学援助論I
岩坂 信子
・・・・・・・・
63
成人看護学援助論Ⅱ
尾形 裕子
・・・・・・・・
64
成人看護学援助論III
尾形 裕子
・・・・・・・・
65
成人看護学援助論IV
尾形 裕子
・・・・・・・・
66
成人看護学援助論V
尾形 裕子
・・・・・・・・
67
緩和ケア
岩坂 信子
・・・・・・・・
68
老年看護学概論I
高岡 哲子
・・・・・・・・
69
老年看護学概論II
高岡 哲子
・・・・・・・・
70
老年看護学援助論I
吉田 直美
・・・・・・・・
71
老年看護学援助論II
高岡 哲子
・・・・・・・・
72
小児看護学概論
廣瀬 たい子
・・・・・・・・
73
小児看護学援助論I
上野 由利子
・・・・・・・・
74
小児看護学援助論II
岩佐 有子
・・・・・・・・
75
小児看護学健康障害論
大久保 岩男
・・・・・・・・
76
科目名
科目担当代表教員
ページ数
母性看護学概論
小塀 ゆかり
・・・・・・・・
77
周産期健康障害論
津村 宣彦
・・・・・・・・
78
母性看護学援助論I
小塀 ゆかり
・・・・・・・・
79
母性看護学援助論II
多賀 昌江
・・・・・・・・
80
母性看護学援助論III
永井 紅音
・・・・・・・・
81
精神看護学概論
佐藤 登代子
・・・・・・・・
82
精神看護学健康障害論
池田 官司
・・・・・・・・
83
精神看護学援助論I
佐藤 登代子
・・・・・・・・
84
精神看護学援助論II
井上 仁美
・・・・・・・・
85
在宅看護概論
鹿内 あずさ
・・・・・・・・
86
在宅看護・介護システム論
唐澤 千登勢
・・・・・・・・
87
在宅看護援助論I
唐澤 千登勢
・・・・・・・・
88
在宅看護援助論Ⅱ
唐澤 千登勢
・・・・・・・・
89
家族看護学
鹿内 あずさ
・・・・・・・・
90
看護研究I
井上 仁美
・・・・・・・・
91
看護研究II
木村 眞子
・・・・・・・・
92
看護学総合講座I
松本 真希
・・・・・・・・
93
看護学総合講座II
松本 真希
・・・・・・・・
94
看護学総合講座III
小塀 ゆかり
・・・・・・・・
95
看護学総合講座IV
井上 仁美
・・・・・・・・
96
看護マネジメント論
木村 眞子
・・・・・・・・
97
国際看護学
真貝 慶子
・・・・・・・・
98
災害看護学
松本 真希
・・・・・・・・
99
基礎看護学実習I
木村 眞子
・・・・・・・・
100
基礎看護学実習II
木村 眞子
・・・・・・・・
101
成人看護学実習I
岩坂 信子
・・・・・・・・
102
成人看護学実習II
尾形 裕子
・・・・・・・・
103
老年看護学実習
高岡 哲子
・・・・・・・・
104
小児看護学実習
岩佐 有子
・・・・・・・・
105
母性看護学実習
多賀 昌江
・・・・・・・・
106
精神看護学実習
井上 仁美
・・・・・・・・
107
在宅看護論実習
鹿内 あずさ
・・・・・・・・
108
継続統合看護学実習
岩坂 信子
・・・・・・・・
109
地域看護学実習II
鹿内 あずさ
・・・・・・・・
110
老年看護学実習II
高岡 哲子
・・・・・・・・
111
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
103940AA
教員氏名
授業の概要
到達目標
2016/5/1
単位
2.0
心理学概論
配当年次
1
開講期
前期
佐藤 信雄
人格論に焦点を合わせながら現代心理学の概観を試みます。まず学習、動機づけ、知覚等の心理学的概念を用いて人格の形成過程を説明し
ます。また「しつけ」が個人差としての人格形成に関わるだけでなく、モーダル・パーソナリティの発生が「育児行動」の文化的類型に基
づくことを確認します。さらに摂食障害、薬物依存、多重人格等、広く人格障害に関与する異常行動の病理に言及し、いわゆる精神保健に
ついての必要な情報を提供します。履修者は、心理学を通して、人間が、外側からは知ることのできない人間のこころの内側とそのしくみ
をどのように解き明かしてきたのかを知ると同時に、その方法を自分自身にも適用し、自分を客観的に見つめ、いまの自分がどのように形
成されてきたのか、また、いまの自分をどのように変えていくことができるのかといった問題に答えることができるようになります。
1.心理学の基礎的理論について、理解を深めます。
2.自己理解を促進します。
3.自己理解を通して、他者に対する理解を深めます。
授業計画
1
オリエンテーション――心理学を取り巻く社会状況
高度情報社会における心理学の役割と展開について、自己をキーワードに幅広い文脈から考えます。第1回のオリエンテーションでは、「人
間関係」を一つの事例として、心の問題を関係のネットワークという観点から検討していきます。その検討を通して、関係性の中の心のあ
り方を考えていきたいと思います。
(予習)心理学と社会状況 (復習)関係性の中の心のあり方
2
心理学の歴史(1) ――心理学前史―― 近代心理学誕生のまでの歴史的変遷を概観する。心理学成立の背景について、哲学における
思弁的な考察からルネッサンス以降の近世哲学の出現を経て、自然科学の実証精神の下で経験哲学の中で成長してきた連合心理学を母体と
して、科学としての心理学が独立するプロセスを学びます。(予習)科学的心理学の成立 (復習)心理学前史の理解
3
心理学の歴史(2) ――近代心理学―― ヴントが心理学実験室を創設した1879年が心理学が独立した年である。20世紀にヴントの実験
心理学を批判的に継承するが精神分析学・ゲシュタルト心理学・行動主義派が生まれた。三つの学派を概観し、その後の現代心理学の展開
を明らかにします。(予習) 心理学の独立から現代心理学までの流れ (復習)精神分析学・ゲシュタルト心理学・行動主義の理解
4
5
6
心の進化 動物やこどもという心の働きが成人に比べれば未発達な状態の存在を通して、心の成り立ちを考えます。私たちは、人間と動
物をわけて考えることに慣れてしまっているが、人間もまた生物の一員であり、他の生物と同じように適応問題を解決しながら生きていま
す。私たちの心的活動の多くは、適応という観点からより良く理解できます。・(予習)心の成り立ち (復習)心の進化と適応を
考える。
心の発達(1) 赤ちゃんは何を感じ、何を思っていたのでしょうか。心はどのとうに芽生え、どのようなプロセスをたどって発達してい
くのでしょうか。その疑問に答えようとする分野が発達心理学です。ここでは、特に乳幼児期から幼児期までの心の発達を考えます。(予
習)乳幼児期から幼児期までの心の発達 (復習)幼い頃の心の発達のプロセスを理解する。
心の発達(2) 養育者との間に形成される「愛着」行動を通して、未熟な状態で生まれてくる赤ちゃんが身近な人々からの保護を引き出
すことは重要である。ストレンジ・シチュエーションの実験手続きから、愛着パターンを探っていく。そして、他者の発する情報を利用す
る社会的的参照行動が現れ、さらに言語の獲得へと発達していくのである。(予習)赤ちゃんの愛着行動 (復習)赤ちゃんの能
力
7
ライフサイクルと青年期 青年期の課題は、アイデンティティ(自我同一性)の確率です。青年期は「自分がいったい何者であるかわか
らない」といった不安定な状態にあります。一部の青年は、否定的同一性の選択としての非行に走る場合もあります。自分を見つめる時期
である青年期を中心に生涯発達を考えます。(予習)アイデンティティの確率 (復習)青年期の理解
8
性格(1) 性格には類似性があり、いくつかのタイプに分けることができます。このことを、「性格の類型論」と呼びます。また、多く
の視点から人をとらえる「性格の特性論」の考え方もあります。現在では、因子分析という数学的な手法を用いた「性格の因子論」が代表
的なものです。性格論の変遷を通して、「性格とは何か」を考えます。(予習)性格とは何か (復習)性格の諸理論
9
性格(2) ――性格検査――心理検査の中で重要な部分を占める性格検査もについて各種の検査を取り上げ、それぞれの特徴と、その
検査でわかりこと、わからないことについて検討します。現時点における自分の性格を考えます。(予習)自己の性格の分析 (復習)各
種の性格検査についての整理
10
性格(3) ――事例研究(多重人格)―― 「多重人格」の事例研究を通して、その原因を考えます。また、関連する議論として、アメ
リカの「記憶回復療法」についても言及します。多重人格を幅広い文脈の中で、批判的な議論を踏まえて検討します。(予習)多重人格の
原因 (復習)多重人格
11
知能 知能といえば、「頭のよしあし」「聡明さ」「頭の回転お速さ」などのことを指しますが、その内容をきちんと説明することは難
しいことです。知能の定義は、知能をあつかう心理学者の数だけあるといわれるほど困難です。誤解を生じることが多い知能の概念を、わ
かりやすく解説します。(予習)知能指数とは何か (復習)知能の概念
12
感覚・知覚 私たちは、自分を取りまく世界について、「目で見る」「耳で聞く」「手で触る」などを手がかりとしてとして認識してい
ます。このときの体験を、「感覚」と呼んでいます。また、感覚を通して入ってきた情報を処理して、意味をもつものとして認識する働き
を「知覚」といいます。感覚と知覚の驚きの世界を探求しましょう。(予習)感覚の性質と知覚のしくみ (復習)感覚と知覚の世界
13
記憶 記憶には、符号化、貯蔵、検索という三つの過程が含まれています。忘却の原因としては、符号化の欠如、貯蔵における情報の崩
壊と干渉、検索の失敗などが考えられます。ここでは、様々な記憶の事例などを交えて、複雑な記憶のメカニズムを、感覚記憶・短期記
憶・長期記憶を通して考えてみましょう。(予習)記憶のしくみ (復習)記憶のプロセスと構造
14
学習 学習とは経験を通じて行動に持続的な変化が生じる現象を指します。何か経験したことでそれ以前とは違う行動パターンが形成さ
れるようになることが学習です。特に、古典的条件づけやオペラント条件づけなど興味深い男実験結果を紹介しながら、学習と何かに迫っ
ていきたいと思います。(予習)学習のメカニズム (復習)古典的条件づけやオペラント条件づけ
15
まとめ ――課題の作成――15回の授業のまとめとして、人格論に焦点に人間のこころのしくみを考えます。最後の授業では、日常
の心理学ではなく科学的な学問としての心理学への理解を再確認します。なお、学生には課題を課し、授業への取り組みと理解度を確認し
ます。(予習)自己理解から他者理解へ(詳細は別途指示) (復習)心理学の諸概念
15回の授業内容に記載してあります
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
40
学習目標への到達度
定期試験
各回の授業終了時の小レポート、および予習・復讐レポートの内容、授業参加度。
定期試験以外(授業内の課 40
題・参加度・出席態度等)
その他
20
小テストまたは提出課題の成績
『はじめて出会う心理学』、長谷川寿一等著、有斐閣
教科書
『心理学(第4版)』、鹿取・杉本・鳥居(編)、東京大学出版会
参考文献
履修条件
留意事項等
授業途中に無断退室した者の単位認定は行いません。その他の注事項は、初回の授業で行います。
-1-
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10879091
教員氏名
2016/5/1
単位
2.0
文章表現
配当年次
1
開講期
前期
矢部 玲子
本講義ではさまざまな形で「書くこと」を経験し、文章表現能力の基礎を身につけることを目的とする.
実作と添削および相互批評を組み合わせた実作学習を重視する.
授業の概要
1.各講義の目標とする文章表現技術を習得し,実際的な文章作成ができるようになる.
2.書くことへの積極的な態度が身につき,意欲的に文章作成ができるようになる.
到達目標
授業計画
1
心を伝える為に書く
手紙文の形式を通して心情を伝える書式を体験する.
(準備)課題の事前予習(事前配信した教材の熟読・理解)
(事後)講義の要点・課題の整理(本時の課題文の完成)
2
用件を伝えるために書く
ビジネス文書の形式に接することを通して用件を伝える書式を体験する.
(準備)課題の事前予習(前時の課題文の完成・事前配信した教材の熟読・理解)
(事後)講義の要点・課題の整理(本時の課題文の完成)
3
読むことと書くことの関係
要約・疑問・批判の3段落の文章作成による読解の客観化.
(準備)課題の事前予習(前時の課題文の完成・事前配信した教材の熟読・理解)
(事後)講義の要点・課題の整理(本時の課題文の完成)
4
日本語表記の決まり(1)
原稿用紙を用いた意見文視写を通して表記法の要点を知る.
(準備)課題の事前予習(前時の課題文の完成・事前配信した教材の熟読・理解)
(事後)講義の要点・課題の整理(本時の課題文の完成)
5
日本語表記の決まり(2)
新聞投書欄の文章作成を通して客観的な視点で事実を書くことを知る.
(準備)課題の事前予習(前時の課題文の完成・事前配信した教材の熟読・理解)
(事後)講義の要点・課題の整理(本時の課題文の完成)
6
見ることと書くことの関係
身近な事件に関するメモをもとに報道文を書くことを通して客観的な視点で文章を書くことに慣れる.
(準備)課題の事前予習(前時の課題文の完成・事前配信した教材の熟読・理解)
(事後)講義の要点・課題の整理(本時の課題文の完成)
7
続・見ることと書くことの関係
身近な対象に関する観察メモをもとに観察文を書くことを通して,客観的な視点で文章を書くことに習熟する.
(準備)課題の事前予習(前時の課題文の完成・事前配信した教材の熟読・理解)
(事後)講義の要点・課題の整理(本時の課題文の完成)
8
聞くことと書くことの関係
履修者同士のインタビューと紹介文の作成を通して聞き書きの手法について知る.
(準備)課題の事前予習(前時の課題文の完成・事前配信した教材の熟読・理解)
(事後)講義の要点・課題の整理(本時の課題文の完成)
9
聞き書き(1)
「経験の伝承と継承」をテーマに,特定の人物を対象に,その人物が経験した貴重な内容を本人に代わって記録させてもらう.
(準備)課題の事前予習(前時の課題文の完成・事前配信した教材の熟読・理解)
(事後)講義の要点・課題の整理(本時の課題文の完成)
10
11
聞き書き(2)
「経験の伝承と継承」をテーマに,特定の人物を対象に,その人物が経験した貴重な内容を本人に代わって記録させてもらい,書き起こ
す.
(準備)課題の事前予習(前時の課題文の完成・事前配信した教材の熟読・理解)
(事後)講義の要点・課題の整理(本時の課題文の完成)
論文に挑戦!(1)
「はじめに」,「各章」,「考察」,「おわりに」等論文の形式について理解し,書くための資料を入手する.
(準備)課題の事前予習(前時の課題文の完成・事前配信した教材の熟読・理解)
(事後)講義の要点・課題の整理(本時の課題文の完成)
12
論文に挑戦!(2)
論文の形式を踏襲して書くことを習得する.
(準備)課題の事前予習(前時の課題文の完成・事前配信した教材の熟読・理解)
(事後)講義の要点・課題の整理(本時の課題文の完成)
13
論文に挑戦!(3)
前回までの学習を生かし,論文作成に取り組む.
(準備)課題の事前予習(前時の課題文の完成・事前配信した教材の熟読・理解)
(事後)講義の要点・課題の整理(本時の課題文の完成)
14
論文に挑戦!
(4) 前回までの学習を生かし,論文形式の文章を完成させる.
(準備)課題の事前予習(前時の課題文の完成・事前配信した教材の熟読・理解)
(事後)講義の要点・課題の整理(本時の課題文の完成)
15
まとめ
これまで学んだ文章表現にかかわる知見に基づき、習得した文章表現能力について自己評価する.
(準備)課題の事前予習(前時の課題文の完成・事前配信した教材の熟読・理解)
(事後)講義の要点・課題の整理
準備学習・事後学習
配信された課題を事前に読んで解決すべき事項を明らかにしておくこと.
授業中に課題が完成しなかった場合は次回必ず提出すること.
授業中に指摘された箇所は,事後学習の際訂正しておくこと.
成績評価の方法
区分
割合(%)
0
定期試験
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
0
使用しない.
教科書
内容
行わない.
各提出課題の評価基準は別途説明.
出席率75%以上の者に提出を認める.単位認定条件は指定全課題提出.
適宜紹介する。
参考文献
履修条件
留意事項等
状況に応じて講義内容と順番が変更される場合がある.
教材・課題配信や課題解答・提出等に,Glexa 等の教材配信システムを使用する予定である.
-2-
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10922091
教員氏名
授業の概要
到達目標
2016/5/1
単位
2.0
総合教養講座
配当年次
1
開講期
前期
佐藤 登代子、小塀 ゆかり、岩佐 有子
看護学を学ぶ上で必要とされる社会人としての基礎的な知識と態度を修得することを目的に学習をすすめる。
看護師を目指した動機は何か、どのような看護師を目指すのか、自分自身の看護師像を思い描き意識化していく。
自己をみつめ、相手を思う、言語技術力を高め、社会人としての基礎力を身につけていく。更に、看護を学ぶ人として必要とされる文章を
書く力、グループディスカッションを通して人の意見を聞く力、自分の考えを表現して伝える力、全体発表を行いプレゼンする力を養う。
1.なぜ、看護を目指したのか、看護師を目指した自己を振り返り、動機を明確化する。
2.看護を行う上で、必要とされる態度とは、どのようなことか。自己の態度を振り返り自己の与える印象を考える。
3.看護に必要とされる基本的な、文章を「読む力、書く力、伝える力」を高めることができる。
4.「看護とは何か」、グループディスカッションを通し、他者の話を聞き、自己の意見を伝え、グループで意見をまとめ発表することがで
きる。
授業計画
1
2
3
ガイダンス (佐藤登代子)
看護大学で学ぶ目的と意義
1.看護大学における教育の目的が理解できる。
2.看護学を学ぶ学生としての学習姿勢を明らかにする。
(準備)教科書の[大学で学ぶということ」を事前に読んでおくこと。 (事後)教科書とレジメをまとめておくこと。
社会人としての基礎的態度を養う。
(佐藤登代子、ゲストスピーカー)
社会人としての言語技術の必要性を学ぶ (佐藤登代子、ゲストスピーカー)
4
看護に必要な基礎的能力「読む力」① (佐藤登代子)
1.より深く読んで分析することができる
2.より深く読んで要約することができる。
(準備)教科書の[文章の読み方・まとめ方」を事前に読んでおくこと。(事後)教科書とレジメをまとめておくこと。
5
看護に必要な基礎的能力「読む力」② (佐藤登代子)
1.より深く読んで批判することができる。
2..より深く読んでまとめることができる。
(準備)前回のテキストとレジメをもう一度確認すること。(事後)今回行った演習を振り返ってまとめること。
6
看護に必要な基礎的能力「読む力」③ (佐藤登代子)
1.より深く読んで批判することができる。
2..より深く読んでまとめることができる。
(準備)前回行った演習のまとめを事前に読んでおくこと.。(事後)今回行った演習を振り返ってまとめること。
7
8
看護に必要な基礎的能力「書く力」① (岩佐有子)
1.レポートと作文(感想文)の違いが理解できる。
2.レポートを仕上げる手順が理解できる。
3.レポートの構成について理解できる。
(準備)教科書「レポートの書き方」を事前に読んでおく。(事後)講義資料を読み復習、課題のレポート作成のためのスケジュ-ル作
成、資料検索等。
看護に必要な基礎的能力「書く力」② (岩佐有子)
テーマに添ったレポートを書くことができる。
(準備)課題レポート作成のための資料等をまとめておく。(事後)課題のレポート作成。
9
看護におけるカンファレンスとは (佐藤登代子・岩佐有子)
1.看護におけるカンファレンスの目的と方法が理解できる。
2.カンファレンスで起こる問題の解決方法を理解することができる
(準備)教科書の[ディスカッション・スキル」を事前に読んでおくこと。(事後)教科書とレジメをまとめておくこと。
10
グループワークとは (佐藤登代子・岩佐有子)
1.グループワークの枠組みがわかる
2.グループワークの実践を通してメンバーシップを発揮することができる。
(事前)グループで、積極的に発言できるよう、心の準備をしておくこと。(事後)グループ内で課題をまとめること。
11
12
看護に必要な基礎的能力「プレゼンテーション力」① (佐藤登代子・岩佐有子)
1.自分の体験や考えを正確に伝えることができる
2.相手の表現したことを受けとめ、検討することができる。
(準備)教科書の[プレゼンテーション・スキル」を事前に読んでおくこと。(事後)グループワークを行い、、渡された文献を読み込むこ
と。
看護に必要な基礎的能力「プレゼンテーション力」② (佐藤登代子・岩佐有子)
1.自分の体験や考えを正確に伝えることができる。
2.相手の表現したことを受けとめ、検討することができる。
(準備)発表原稿をパワーポイントにまとめること。(事後)発表結果を自己評価すること。
13
看護を学ぶということ① (小塀ゆかり)
1.教育理念と教育目標
2.専門職の意味を理解する
3.個人の信条と専門職としての義務
(事前)2016年学生便覧「看護学科の教育理念・カリキュラム」を事前に呼んでおくこと。(事後)授業で聞いた内容をまとめておくこと。
14
看護を学ぶということ② (小塀ゆかり)
1.セルフケアの必要性
2.自己中心性の克服
(事前)教科書の「健康と暮らしの分析」を事前に呼んでおくこと。(事後)教科書とレジメをまとめること。
15
看護を学ぶということ③ (小塀ゆかり)
1.卒業時の到達目標
2.国家資格を取得するということ
3.社会で求められる看護師像
4.まとめ
(事前)教科書の「卒業時の到達目標」を事前に呼んでおくこと。(事後)教科書とレジメをまとめること。
主題ごとにテキストを読んできてください。
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
0
定期試験
レポート課題 40% プレゼンテーション参加状況 40% 出席・本日の振返り 20%
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
0
前原澄子、遠藤俊子監修 看護学生のためのよくわかる大学での学び方 Kinpodo 2014
教科書
適宜、提示する。
参考文献
履修条件
留意事項等
講義やグループディスカッションにおいて、質問や意見を積極的にすること。
-3-
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
106160AA
教員氏名
2016/5/1
単位
2.0
人間と住居
配当年次
1
開講期
後期
田邉 芳惠、石田 裕二
超高齢社会時代を迎えた現代日本においては、様々な疾患や障害を持つ人々が地域社会で生活している。この現状をふまえ、疾患や障害
を持ちながらも快適な生活を送るためにはどの様な生活環境の整備が求められているのかについて、生活環境がQOLに大きく影響する疾患や
障害の特徴の概要を理解したうえで考察する。
授業の概要
① 現代日本の地域医療の現状を説明できる
② 代表的な疾患に適合した生活環境の整備について説明できる
③ 今後の日本における生活環境のあるべき姿を考え、説明することができる
到達目標
授業計画
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
オリエンテーション
医療保険制度の現状を理解する(診療報酬制度等も含む) (田邉)
(準備)自身を取り巻く生活環境について考えてくること (事後)講義内容をノートにまとめること
介護保険制度の現状を理解し、地域社会で在宅サービスを受ける対象者について理解する(石田)
(準備)前回の講義中に提示された内容について調べておくこと (事後)講義内容をノートにまとめること
高齢者の生活と社会環境① 高齢者(虚弱老人・認知症を含む)が生活するうえでの「リスク」について理解を深める(田邉)
(準備)前回の講義中に提示された内容について調べておくこと (事後)講義内容をノートにまとめること
高齢者の生活と社会環境② 高齢者(虚弱老人・認知症を含む)に適する生活環境の整備について理解を深める(田邉)
(準備)前回の講義中に提示された内容について調べておくこと (事後)講義内容をノートにまとめること
障害者の生活と社会環境① 脳卒中患者の症状や障害の概要を説明し、患者の生活様式について理解を深める(石田)
(準備)前回の講義中に提示された内容について調べておくこと (事後)講義内容をノートにまとめること
障害者の生活と社会環境② 脳卒中患者の生活環境の整備について考える(石田)
(準備)前回の講義中に提示された内容について調べておくこと (事後)講義内容をノートにまとめること
障害者の生活と社会環境⑦ 整形外科疾患患者の障害の概要を説明し、患者の生活様式について理解を深める(田邉)
(準備)前回の講義中に提示された内容について調べておくこと (事後)講義内容をノートにまとめること
障害者の生活と社会環境⑧ 整形外科疾患患者の生活環境の整備について考える(田邉)
(準備)前回の講義中に提示された内容について調べておくこと (事後)講義内容をノートにまとめること
障害者の生活と社会環境③ パーキンソン病患者の症状や障害の概要を説明し、患者の生活様式について理解を深める(石田)
(準備)前回の講義中に提示された内容について調べておくこと (事後)講義内容をノートにまとめること
障害者の生活と社会環境④ パーキンソン病患者の生活環境の整備について考える(石田)
(準備)前回の講義中に提示された内容について調べておくこと (事後)講義内容をノートにまとめること
障害者の生活と社会環境⑨ リウマチ患者の症状や障害の概要を説明し、患者の生活様式について理解を深める(田邉)
(準備)前回の講義中に提示された内容について調べておくこと (事後)講義内容をノートにまとめること
障害者の生活と社会環境⑩ リウマチ患者の生活環境の整備について考える(田邉)
(準備)前回の講義中に提示された内容について調べておくこと (事後)講義内容をノートにまとめること
障害者の生活と社会環境⑤ 脊髄損傷患者の症状や障害の概要を説明し、患者の生活様式について理解を深める(石田)
(準備)前回の講義中に提示された内容について調べておくこと (事後)講義内容をノートにまとめること
障害者の生活と社会環境⑥ 脊髄損傷患者の生活環境の整備について考える(石田)
(準備)前回の講義中に提示された内容について調べておくこと (事後)講義内容をノートにまとめること
まとめ (田邉)
(準備)本科目全体の内容について目を通しておくこと (事後)講義内容をノートにまとめること
各疾患の病態や特徴について予習および復習すること
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
割合(%)
0
定期試験
定期試験以外(授業内の課 80
題・参加度・出席態度等)
その他
20
特に指定しない
教科書
内容
定期試験は行わない
授業中の課題
参加態度
特に指定しない
参考文献
履修条件
留意事項等
授業には積極的に参加すること
-4-
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
103760AA
教員氏名
授業の概要
到達目標
2016/5/1
単位
2.0
食生活論
配当年次
1
開講期
後期
荒井 三津子
ヒトはなぜ食べるのか。なぜダイエットするのか。なぜ食卓に花を飾るのか。人間にとって「食」は単に栄養補給のための餌ではなく「食
事」である。生命を維持するための「食事」の機能と重要性を確認し、国内外の食事の歴史、文化、食器、食の様式や食事作法、食に関す
る広告や現在の食事情、将来予測される問題点等について多角的に学習する。
○医療現場や教育機関で食事に関する指導を行う上で必要な食器、食具の歴史や種類、使い方、食空間の演出方法に関する知識を広く身に
つけることができる。
○国内外の食事様式の歴史を学ぶことで、食べることの文化的な意味を理解できるようになる。
○食に関する情報や広告、外食産業などの仕組みや戦略を理解し、多様化する食事の未来を予測する能力を養う。
○インターネット時代の食事やキャラクター弁当、遺伝子組み換えや環境問題など、食事に関する幅広いテーマについて、将来、医療や教
育の現場で問題を提起し議論を展開できる能力を養う。
授業計画
1
<「食」の学び方> 「食」は生理的、文化人類学的、社会学的、生物学的、環境学的など様々な方向からアプローチできる興味深いテー
マである。初回は自分たちが食べる理由や目的について真摯に考察し、15回の講義内容を俯瞰して学習の意味を確認する。
<準備>私たちが食べる理由について考えてくること
<事後>講義で得た知識を整理すること
2
<食べるヒト・食べるってなに?生きるってなに?> 私たちが食べなければならない理由について、イキモノとはなにかという生物学的
視野から学び直す。動物に共通する食べる仕組みの精巧さを確認し、同時に他の動物と人間の「食べる」理由の違いについて考察する。
<準備>教科書P2〜8を読んでくること
<事後>講義で学んだ「食べる理由」について整理しておくこと
3
<食べるヒト・食べる仕組みと最新の「腸内」事情> ヒトの消化の仕組みを概観し、食べモノと健康、腸内細菌および消化器官系医療の
最新事情について学ぶ。
<準備>教科書9〜14まで読んでくること
<事後>消化の仕組みと腸内環境について理解する。
4
<ヒトが食べない理由・ダイエットと肥満> ダイエットの起源とその変遷、現状と背景を学習する。過食の原因と効果的なダイエット
法、機能性食品についての知識も確認し、栄養や健康の指導社としての姿勢を考える。
<準備>教科書P17〜26まで読んでくる
<事後>ヒトが痩せたい理由とダイエットの問題点について整理しておく
5
<ヒトが食べない理由・ベジタリアン事情とフードファディズム> 世界にひろがるベジタリアンの実状とその思想の背景、および、特定
の食品に過剰な健康効果を期待したり否定するフードファディズムについて学習する。
<準備>前回学んだ『食べない理由』を復習し、P28〜30、P72〜73を読んでくる
<事後>「食のタブー」とベジタリアン、フードファディズムについて説明できるようにしておく
6
<「食べ方」を学ぶ理由> 学校における栄養教育と家庭と社会における「食べ方」の学びについて学習する。国内外のさまざまな食事作
法が誕生した背景と食事作法の意味、さらに継承されつづける理由について考察する。
<準備>教科書P41〜51まで読んでおくこと
<事後>作法が必要な意義について考察しておくこと
7
<ヒトから人間へ・食べるモノの変遷> 私たちの「食」の過去と現在を概観する。日本の食事様式の歴史や、外食と中食の歴史と現状に
ついても学習する。そのプロセスで「餌」から「食事」へとその意味を変えてきた人間の「食」の複雑さについて考察する。
<準備>教科書P54〜61まで読んでおくこと
<事後>日本の食の歴史を整理しておくこと。餌と食事の違いを説明できること。
8
<おいしさとはなにか> 「からだにいい」とはなにか。「栄養がある」とはどういうことか。「おいしい」とはどのようなものか。普段
なにげなく口にする表現の意味するところを科学的に学び、食事の機能と意味を理解する。
<準備>教科書のP72〜80まで読んでおくこと
<事後>「おいしい」とはどのようなことか整理しておくこと
9
<ヒトはなぜ食べるのか> 講義の前半の総まとめを行い、人間が食べる理由、食べない理由について多方面から考察する。これまでの事
前学習、事後学習のノートを確認する。
<準備>前回までのノートを整理しておくこと
<事後>前回までの教科書内容の重要事項をチェックしておくこと
10
<「食」の未来> 染色体操作や遺伝子組み換えなど、最新の品種改良や魚介類の養殖について、その手法や課題、可能性について詳しく
学習する。同時に食をめぐる地球規模の環境問題についても学び、未来の「食」に関する課題を考察する。
<準備>教科書p84〜96まで読んでおくこと
<事後>養殖や染色体、遺伝子組み換えなどについて整理しておくこと
11
<食事空間を学ぶ> 火と水、道具の利用がなければ私たちの「食」の発展はなかった。火と水がどのように扱われ、「台所」はどのよう
に進化してきたか、その変化の社会的文化的意味も合わせて学習する。配膳や食事様式についても学び、食空間の機能についての知識を深
める。
<準備>教科書p98〜105まで読んでおくこと
<事後>台所と調理の進化を整理し、これからの食事について考察すること
12
<「食」をめぐる仕掛け・外食の歴史と広告> 外食の歴史を概観し、現代の外食産業を支える広告の機能と種類を学習する。そのことか
ら私たちの食行動の変化や時代の流れ、加えて食の未来と問題点を広く考察する。
<準備>教科書p107〜p115まで読んでおくこと
<事後>周囲にある食関連の広告を調査整理すること
13
<「食」の演出> 料理・食器・盛り付け・食卓・食空間のインテリアなど、人間はなぜ「食」の場面を飾るのか。なぜ演出が必要なの
か。色彩学やデザインの基礎を学び、食卓装飾の歴史をたどりながら、食べることの意味を広く考察する。
<準備>教科書p81〜83、p124〜p132を読んでおくこと
<事後>自分の周囲の食卓について調査してみること
14
<餌場から食事の場へ・テーブルコーディネートの機能> 食欲やコミュニケーションに大きく作法する食卓の演出について、具体的に学
習する。色彩学やテーブルコーディネートの基礎知識を確認し、「食」の場面に必要な知識や技術の深さと広さについて学ぶ。
<準備>前回の講義内容を整理しておくこと
<事後>食卓の演出について具体的なテクニックを整理する
15
<年中行事と祭り・儀礼の食・縁起について> 食の場面における「ハレ」と「ケ」、および日本の冠婚葬祭や年中行事の食の多様性と
意味について幅広く学習する。「食」がもつコミュニケーションツールとしての機能や、人間のこころの「よりどころ」や「やすらぎ」と
しての役割についても考察する。
<準備>年中行事に食べるものについて調査しておくこと
<事後>教科書全体の重要事項をまとめておくこと
準備学習・事後学習
事前に教科書の必要な箇所はしっかり読みこなすこと。
毎回ノートを持参し、授業内容をまとめること。
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
60
筆記試験を実施する。
定期試験
講義内容、事後学習を記録したノートの確認
定期試験以外(授業内の課 20
題・参加度・出席態度等)
その他
20
講義で取り上げた複数の内容に関する課題についての調査レポート提出
食学入門 ー 食べるヒト・食べるモノ・食べるコト ー 荒井三津子編著 光生館
教科書
なし
参考文献
履修条件
留意事項等
私語厳禁。
毎回教科書とノート持参のこと。
-5-
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
102080AA
教員氏名
2016/5/1
単位
2.0
現代社会と福祉
配当年次
1
石田 裕二、田邉 芳惠
高齢社会を迎えている日本における医療、福祉、介護の現状を理解することで日本が現在抱えている諸問題について考え、その解決策を探
る。また、日本と諸外国における医療、福祉、介護制度を比較し、日本の特徴を理解する。同時に今後の日本の理想的な医療、福祉、介護
のあるべき姿を考える。
授業の概要
① 現代日本の医療、福祉、介護の現状を理解し、その諸問題を説明することができる。
② 日本と諸外国の医療、福祉、介護制度の特徴や違いを説明できる。
③ 今後の日本における医療、福祉、介護のあるべき姿を考え、説明することができる。
到達目標
授業計画
1
オリエンテーション
高齢化社会を迎えている日本が抱える諸問題を理解する (石田)
【準備】高齢化社会の問題点について調べておくこと。
【事後】医療・福祉領域から見た問題点についてまとめておくこと。
2
20世紀の医療制度(介護保険施行以前)を理解する (田邉)
【準備】医療保険制度について概要を調べておくこと。
【事後】介護保険制定以前の問題点についてまとめること。
3
21世紀の医療制度(介護保険施行後)および先端医療について理解する (田邉)
【準備】なぜ介護保険制度が施行されたのか考えてくること。
【事後】先端医療は生活にどのような恩恵を与え、どのような問題を生んだのか考えること。
4
医療制度の問題点を考える (田邉)
【準備】医療制度の問題点が論じられている資料を見ておくこと。
【事後】現状の医療制度について、自分の考えをまとめておくこと。
5
諸外国の医療制度と日本の医療制度の違いを理解する (田邉)
【準備】インターネットなどを利用して、諸外国の医療制度について概要を確認しておくこと。
【事後】日本の医療制度の利点をまとめておくこと。
6
介護保険制度の変遷を理解する (石田)
【準備】介護保険制度が制定されて経緯について調べておくこと。
【事後】講義内容についてわかりやすくまとめておくこと。
7
介護保険制度の現状を理解する (石田)
【準備】介護保険はどのような場合に対応となるか、あらかじめ調べておくこと。
【事後】介護保険制度の運用において、どのような問題があるか考えておくこと。
8
介護保険制度の問題点を考える (石田)
【準備】事前に調べている介護保険の問題点について確認しておくこと。
【事後】現状の問題点について整理すること。
9
諸外国の介護制度と日本の介護制度の違いを理解する (田邉)
【準備】諸外国の介護保険制度の例をまとめておくこと。
【事後】講義内容についてまとめること。
10
日本の福祉制度の変遷を理解する (石田)
【準備】「福祉」の概念について、自分の考えをまとめておくこと。
【事後】福祉制度がなぜ変わってきたのかをまとめること
11
日本の福祉制度の現状を理解する (石田)
【準備】福祉制度の根底にある「理念」について調べておくこと。
【事後】講義内容から、「福祉の理念」について再確認しておくこと。
12
日本の福祉制度の問題点を理解する (石田)
【準備】現代の福祉制度の「疑問点」についてまとめておくこと。
【事後】講義の内容をふまえ、福祉制度の問題点を考えておくこと。
13
諸外国の福祉制度と日本の福祉制度の違いを理解する (田邉)
【準備】諸外国の福祉制度について調べ、気づいたところをまとめておくこと。
【事後】現状の福祉制度について、自分の考えをまとめておくこと。
14
日本における地域リハビリテーションの現状を理解する (田邉)
【準備】地域リハビリテーションとはなにか、資料を調べてまとめておくこと。
【事後】講義内容をまとめ、地域リハビリテーションの具体的な活動についてまとめておくこと。
15
まとめ 現代の医療、福祉、介護が未来の社会にどのような影響を及ぼすのかについて理解する (石田)
【準備】今までの講義内容をまとめたノートを読み返しておくこと。
【事後】理想的な医療・福祉・介護の連携について自分の意見をまとめること。
ニュースや新聞に目を通し、社会情勢に関心を持つこと
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
割合(%)
0
定期試験
定期試験以外(授業内の課 80
題・参加度・出席態度等)
その他
20
特に指定しない
教科書
内容
なし
授業中の課題
授業への参加態度
特に指定しない
参考文献
履修条件
留意事項等
開講期
前期
授業には積極的に参加すること
-6-
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10205091
教員氏名
授業の概要
到達目標
2016/5/1
単位
2.0
現代社会とキャリアプラン
配当年次
3
開講期
前期
小塀 ゆかり、佐藤 登代子
アサーショントレーニングを軸として、自分の内面に問いかけ(自己分析)、社会が求めているキラキラした学生を目指し(大学生活の設
計)、社会を知り(仕事の可能性)、社会が期待する自分を創りあげることを目的とします。
医療系職場が求める自他尊重のコミュニケーションを確立するために
①自分のシーズと社会のニーズの差を知る
②自分の成長の歪みを分析し、考え方・行動の指標をつくる
③聞く・読む・整理する能力を高め、アウトプットの精度をあげることが目標です。
授業計画
1
2
ガイダンス(小塀、佐藤)
準備:事前準備は特にないが、遅れずに出席すること。
・オリエンテーション ・人間力について ・期待 ・10分レポート
事後:今後の講義内容に関連することが含まれるので、復習をしておくこと。
毎回配布するプリントを綴じるファイルを用意すること。
・レポートの書き方(外部講師)
・レポートの種類 ・WHY思考(なぜを考える) ・注意点(具体性、主語・述語、事実と意見) ・練習問題
(準備)特になし (事後)10分レポート パターン1「今日の授業で学んだこと」を提出
・レポートの書き方パターン
3
(外部講師)
・社会人基礎力とは
・社会人基礎力チェック
・社会人基礎力の視覚化
・グループディスカッション(GD)「自立とは」 ・学びの目的と目標設定
(準備)前回配付した「レポートの書き方パターン」のプリントを読みこんでおく。
(事後)10分レポート パターン1「今日の授業で学んだこと」を提出
4
(外部講師)
・言語技術とは
・情報のキャッチボールチェック
・話の再現(聞き取り能力)
・情報の整理(伝達の精度) ・状況を伝える
・気づいたこと
(準備)特になし (事後)10分レポート パターン1「今日の授業で学んだこと」を提出
5
(外部講師)
・自分の経験を羅列する
・自慢できる経験ベスト3 ・自己評価をする
・自己評価の図式化
・感想
(準備)小学~大学までの経験(部活動、サークル、ボランティア、賞、資格等)を振り返っておくこと。
(事後)10分レポート パターン1「今日の授業で学んだこと」を提出
6
(外部講師)
・自己のフィッシュボーン分析 ・社会人基礎力を構成するPR用語 ・強みと弱み
(準備)今まで履修した科目のうち、得意科目を一つ選び、プリントやノートなど授業内容を振り返っておくこと。
(事後)10分レポート パターン1「今日の授業で学んだこと」を提出
7
進化の設計(外部講師)
・自己評価の確認 ・大学生活カウントダウン ・1年後のキャッチコピー ・1年間のパワー配分と目標
TODO管理
・〆切管理のしかた ・進捗管理(しんちょくかんり)
(準備)この1週間どのように過ごしたか、スケジュール帳等で振り返って思い出しておくこと。
(事後)10分レポート パターン1「今日の授業で学んだこと」を提出
8
(外部講師)
・出来事を思い出す
・ポートフォリオメモリー(経験の視覚化) ・周囲の言葉
・経験の分解とPR用語 ・強みと弱み
(準備)臨床実習の報告書や日誌を読み直しておくこと。 (事後)10分レポート パターン3「実習から得られたこと」を提出
9
(外部講師)
・仕事の要素分解「理学療法士」 ・できるか?就きたいか? ・気がついたこと ・活かせる能力/足りない能力
(準備)特になし (事後)10分レポート パターン3「理学療法士の仕事に必要なこと」を提出
10
11
12
(外部講師)
仕事見つめる分析
・仕事の要素分解「看護師」 ・できるか?就きたいか? ・活かせる能力/足りない能力
働くとは
・なぜ働くのか ・組織で働くとは ・仕事選びのスタートの視点 ・マズローの5段階欲求
(準備)前回配付した「作業療法士の仕事分析」のプリントを読みこんでおくこと
(事後)10分レポート パターン3「医療従事者に求められること」を提出
(外部講師)
・思考を変換する方法 ・場面や見えないものを想像する ・主語を変える ・捉え方を変える
(準備)特になし (事後)10分レポート パターン3「想像力を高めるためには」を提出
受け入れる(外部講師)
・苦しみとは ・体験した苦しみ ・想像する苦しみ ・苦しみに気づいた時
察する力
・察する力の必要性とメカニズム ・察する力を高めるための3つの方法
(準備)前回の授業と関連性が高いため、配付したプリントを読みこんでおくこと。
(事後)10分レポート パターン3「察する力を高めるためには」を提出
13
(外部講師)
・人間関係のヒビ ・相手の発信の中にある背景と価値観 ・受け止め方の癖 ・ポジティブ・ネガティブ診断 ・プロセスレコード
(準備)前回及び前々回の授業と関連性が高いため、配付したプリントを読みこんでおくこと。
(事後)10分レポート パターン3「場面の再構成の必要性」を提出
14
(外部講師)
期待 ・期待は人を育てる ・期待があるから学ぶ
チームワーク ・理想的なチームワークのメカニズム ・チームエラーの防止チェック ・チームで働く力診断
(準備)この学び(学科)を選択した理由や志を振り返っておくこと。(事後)10分レポート パターン3「期待に応えるためには」を提出
15
(外部講師)
チームワーク(続き) ・自己紹介
学びの生産性 ・将来の夢へのマネジメント ・やる気のマネジメント ・大学生活のマネジメント
(準備)実習初日を想定した自己紹介の言葉を作ること。必要に応じて、自己紹介に必要なツールを用意してもよい。
(事後)10分レポート パターン3「15回の授業で向日葵が伝えたかったこと」を提出
準備学習・事後学習
(準備)
授業で配付したプリントはファイリングして、毎回持参すること。
(事後)
授業後または時間内に10分レポートを記入し、提出していただきます。提出されたレポートは、採点し返却します。
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
定期試験
毎回の講義内で提出する10分レポートで評価する。
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
0
毎回、オリジナルのプリントを配布する。
教科書
・グロービス・マネジメント・インステュート(2005)『グロービスMBAマネジメントブック』ダイヤモンド社
・中野明(2010)『今日から即使えるドラッガーのマネジメント思考』朝日新聞出版
参考文献
・市川享司(2012)『図解 基礎からわかるQC七つ道具』ナツメ社
ワークシートに従って、自分の経験や考えを記入したり、ペア、グループでの実践や討議したりする作業が中心になりますので、当事者意
履修条件
識を持って参加すること。提出されたプリントは、授業内容の理解度を計るために利用します。
留意事項等
-7-
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
102090AA
教員氏名
授業の概要
2016/5/1
単位
2.0
日本国憲法
配当年次
1
開講期
後期
山田 哲
日本国憲法はどのような基本的人権を保障し、国を治めるためにどのような仕組みを規定しているのであろうか。基本的人権が保障される
ということは、人が人として尊重されるということである。その際、人は国家から自由であると同時に、国家によって自由が保障されなけ
ればならない。この授業ではまず、日本国憲法が保障する自由権、社会権といった、基本的人権の内容を学び、つづいて、立法・司法・行
政という三権分立の下で、国がどのように治められているかを学ぶものとする。
(1) 日本国憲法が保障する基本的人権を学ぶことで、人が人として尊重されることの重要性を理解できるようになる。
(2) 日本という国を治める仕組みを学ぶことで、一人一人の国民が国政に関与することの重要性を理解できるようになる。
到達目標
授業計画
1
1 イントロダクション
講義の進め方や評価方法について説明し、「法」を学ぶことの意義を考える。
【準備学習】中学・高校時代の公民科で取り扱われた「憲法」の話をおさらいしておく。
【事後学習】自分にとって「法」を学ぶことにどのような意義があるかを考えておく。
2
2 「憲法」の意味
憲法とはどのような「法」であるかをふまえ、日本国憲法の特徴を考察する。
【準備学習】教科書の第0講、第1講を読了しておく。
【事後学習】日本国憲法の三大原理を説明できるようにしておく。
3
3 基本的人権の保障
基本的人権が形成されてきた歴史をふまえ、人権の類型やその限界を考察する。
【準備学習】教科書の第2講を読了しておく。
【事後学習】人権の分類を説明できるようにしておく。
4
4 外国人の人権
基本的人権が外国人に保障されるか否か、保障されるとすればどのように保障されるかを考察する。
【準備学習】教科書の第3講を読了しておく。
【事後学習】日本国籍の有無によって人権保障にどのような違いが生じるかを説明できるようにしておく。
5
5 人権規定の私人間効力
基本的人権とは、国家が国民に対し権利や自由を保障するものであるという伝統的理解をふまえ、私人相互の関係に対する人権規定の効
力を考察する。
【準備学習】教科書の第4講を読了しておく。【事後学習】人権規定の「間接適用説」がどのような考え方か説明できるようにしておく。
6
6 幸福追求権
社会の変化にともない生まれてきた「新しい人権」としての、自己決定権やプライバシーの権利について考察する。
【準備学習】教科書の第5講を読了しておく。
【事後学習】服装や髪型を自ら決定することが基本的人権(自己決定権)として保障されるか否かを説明できるようにしておく。
7
7 法の下の平等
法律を制定する時やその適用をする時、等しい物を等しく取り扱うことを求めるこの原理の下で、違った取り扱いに合理性が認められる
場合について考察する。
【準備学習】教科書の第6講を読了しておく。
【事後学習】憲法14条の定める「平等」とはどのような内容であるかを説明できるようにしておく。
8
8 家族関係と憲法
非嫡出子と嫡出子の法定相続分に違いを設けていた民法の規定について、最高裁がどのような判断を示してきたかについて考察する。
【準備学習】配布したレジュメで法律上の親子関係が成立する条件と、法律上の親子関係が成立する権利義務の内容について確認してお
く。
【事後学習】非嫡出子と嫡出子の法定相続分の違いについて最高裁がどのような判断を示してきたかを説明できるようにしておく。
9
9 信教の自由と政教分離
個人の信仰が、法令によって国民一般に課される義務や規則によってある集団のメンバー全体に課される義務と抵触する場合、信仰を理
由として義務を免れることができるかを考察する。
【準備学習】教科書の第7講を読了しておく。
【事後学習】公金支出が政教分離の原則に違反するか否か争われた裁判例について説明できるようにしておく。
10
10 表現の自由
言論や出版、昨今ではインターネットを通じた表現活動が他人の権利や社会の重要な利益と衝突する場合、その調整のあり方について考
察する。
【準備学習】教科書の第8講を読了しておく。【事後学習】表現の自由が保障されることの重要性について説明できるようにしておく。
11
11 検閲と事前抑制
憲法が禁じる「検閲」とはどのような概念かを検討した上で、「検閲」には該当しないが表現内容を事前に審査する「事前抑制」との違
いについて考察する。
【準備学習】教科書の第9講を読了しておく。【事後学習】検閲とはどのような概念かを説明できるようにしておく。
12
12 経済的自由権
憲法が保障する「職業選択の自由」から営業活動の自由が導かれるが、この自由を規制する法規制の憲法適合性がどのように判断される
かを考察する。
【準備学習】教科書の第10講を読了しておく。【事後学習】消極的規制と積極的規制の違いについて説明できるようにしておく。
13
13 教育を受ける権利
子どもが教育を受けて人間的に発達・成長していく権利としての学習権という考え方をふまえ、国がこの権利を実現するためになにをど
の程度までなすべきかを考察する。
【準備学習】教科書の第12講を読了しておく。【事後学習】憲法が保障する教育を受ける権利の具体的な意味内容を説明できるようにして
おく。
14
14 生存権の保障
憲法は国民に「最低限度」の生活を保障すると規定する。それを達成するための具体的制度や裁判所を通じて権利を実現する可能性につ
いて考察する。
【準備学習】教科書の第11講を読了しておく。【事後学習】生存権がどのような性格の権利であるか説明できるようにしておく。
15
15 平和主義
日本国憲法の三大原理の1つである「平和主義」について、歴史的変遷を辿りながら、その今日的意義について考察する。
【準備学習】教科書の第20講を読了しておく。
【事後学習】憲法9条と自衛隊の関係について自分の考えをまとめておく。
詳細は授業の中で指示する。
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
70
空欄に適切な用語を記入する穴埋め式と、自分で文章を書く論述式の試験問題で評価する。
定期試験
講義への意見・質問等の参加態度を評価する。
定期試験以外(授業内の課 15
題・参加度・出席態度等)
その他
15
不定期に実施する小テストを評価する。
はじめての憲法学 第3版/中村睦男 編/三省堂
教科書
憲法判例百選 Ⅰ・Ⅱ[第6版]/高橋和之ほか 編/有斐閣
参考文献
履修条件
留意事項等
特になし
-8-
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
104340AA
教員氏名
2016/5/1
単位
2.0
生命科学
配当年次
1
開講期
前期
荒井 三津子
地球上の一種の生命体としての人間の存在を理解するため、遺伝子構造などのミクロなレベルから地球環境や他の生物とのかかわり合いな
どのマクロなレベルまで体系的に学ぶ。毎回、高等学校までに学ぶべき生物の基礎内容を確認しながら授業を進め、基礎確認後、大学での
さまざまな専門科目に必要な生命科学の領域を学び、論理的な思考を身につけられるよう指導する。
授業の概要
●高等学校の生物の授業内容を完全に理解していることを確認する。
●生命とはなにか、ということに興味を持ち、論理的に思考できる能力を身につける。
●ヒトをその仕組みから理解し、自然界におけるその位置と役割について議論できる能力を養う。
到達目標
授業計画
1
高等学校までに得た生物に共通する特徴や基礎知識について確認する。
生命とはなにか、という本講座の最終的な質問に対する現時点での見解を明確に把握し、
引き続く授業で、知識を重ねる方法について指導する。
<準備>生命とはなにか、考えてくること
<事後>講義の内容をまとめること
2
生物に共通する性質として代謝をとりあげ、動物と植物それぞれの代謝について正しく理解する。同化について、とその仕組みを基礎か
ら指導し、自分で説明できるようにする。
<準備>動物と植物の違いを考えてくること
<事後>代謝についてまとめておくこと
3
4
5
動物と植物それぞれの代謝について引き続き学び、異化のしくみと意味について学習する。
<準備>同化とはなにか復習しておくこと
<事後>異化について理解すること
生命の基本単位である細胞に着目し、基本構造と小器官の働き、細胞を作る物質について学習する。
細胞膜の働きについては詳細に学習する。
<準備>同化と異化について整理しておくこと
<事後>細胞膜の構造を理解しておくこと
生殖と発生について学習する。有性生殖と遺伝子の多様性について復習し、そのしくみの多様性と意味について学ぶ。
<準備>有性生殖と無性生殖の違いを考察してくること
<事後>有性生殖の多様性について整理すること
6
動物と植物の有性生殖について復習し、動物の生殖と発生について詳しく学ぶ。動物の発生過程を確認し、
遺伝子との関わりについても確認する。
<準備>有性生殖の意義について考えてくること。
<事後>動物の発生の基本をまとめること
7
遺伝現象の規則性について学習する。高校までに学んでおくべき遺伝の諸法則について確認し、生物の形質と遺伝子の関係に着いて詳しく
学習する。
<準備>これまでに学んだ遺伝に関する事項を復習してくること。
<事後>遺伝子について学んだことを整理しておくこと。
8
染色体と遺伝子について復習し、遺伝子の本体の解明やDNAの研究史、および現在までにわかっている知識を整理する。また、連鎖と組み換
えなど、基礎知識の確認も行う。
<準備>染色体と遺伝子について整理しておくこと。
<事後>DNAの知識を整理しておくこと。
9
遺伝情報とタンパク質の合成について学ぶ。最新の生命科学の領域とバイオテクノロジーについて確認し、
タンパク質の重要性について知識を深める。
<準備>タンパク質について知っていることをまとめておくこと
<事後>タンパク質の構造について学んだことを整理すること
10
生物体内の化学反応と酵素について復習する。
その際、生体物質としてのタンパク質の構造や機能についても学習する。
<準備>酵素について知っていることを整理しておくこと
<事後>生体内の化学反応と酵素について理解すること
11
生物の恒常性について学習する。内部環境としての体液と循環、成分の調整について確認し、恒常性の維持の機能と意味の重要性を理解す
る。
<準備>恒常性について知っていることを整理しておくこと
<事後>恒常性の維持について学んだことを整理しておくこと
12
生物における刺激の受容と応答について復習する。さまざまな受容器による刺激の受容と情報伝達のしくみ、刺激にたいする応答の機能に
ついて学習する。
<準備>神経について知っていることを整理しておくこと
<事後>情報伝達の仕組みについて学んだことを整理しておくこと
13
生物の分類と進化にかかわる基礎知識を確認し、その多様性をさぐる。生命の起源を考察し、生命倫理とのつながりを検討する。
<準備>生物の分類と進化について知っていることをまとめておくこと
<事後>分類と進化について、講義で学んだことを整理し、理解すること
14
生命の起源についての諸説と進化についての論説を学習し、生命とはなにかについてこれまでの学習内容を総括しながら考察する。
<準備>分類と進化について前回学んだことを理解しておくこと
<事後>生命とはなにか、というテーマについて考察すること
15
生物の集団と生態系、環境について復習する。さらに個体群の維持、生態系とその平衡の維持について
広く社会の問題としてとらえ、人類の未来を検討する。
<準備>生態系について知っていることをまとめておくこと
<事後>生態系の一員としてのヒトの位置と役割について、ヒトとはどのような動物なのか、考えること
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
定期試験
定期試験以外(授業内の課
題・参加度・出席態度等)
その他
なし
教科書
高騰学校時代、生物や理科を選択していなくてもよいが、
授業で配布する記入式のプリントを毎回完成させ、15回の内容を完全に理解するよう
努力すること。
割合(%)
60
20
内容
15回の授業で学んだこと全体から出題する。記述式試験。ノート資料持ち込み不可。
各人が記入した配布プリントの途中提出で評価
20
レポート提出
なし
参考文献
履修条件
留意事項等
毎回、授業内容に関する資料を配布するので、必ずファイリングして、毎回授業に持参すること。
ノートも用意すること。
私語厳禁。
-9-
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
106750AA
教員氏名
2016/5/1
単位
2.0
物理学
配当年次
1
開講期
前期
松岡 審爾
物理学は広範な自然現象を統一的に理解しようとするものであり、全ての自然科学の基礎をなしている。ここでは、生体力学や運動学の
基礎となるニュートン力学および熱力学の基本的な考えや電磁気学の基礎法則を理解し、剛体の力学、変形体の力学および生体組織の力学
的性質および電気、電磁波、超音波の性質や生体作用について学習する。
授業の概要
到達目標
1.速度、加速度、力およびニュートンの法則を理解し運動方程式を記述することができる。
2.力のモーメント、剛体(変形しない物体)のつりあいを理解できる。また、変形する物体の力学的性質や波動との関係が理解できる。
3.仕事とエネルギーの基本および熱との関連を理解できる。
4.静電気、電荷が作る電場、および電荷の流れである電流の性質を理解できる。
5.磁力の原因、電磁誘導を含む電場と磁場との関係および電磁波の性質について理解できる。
授業計画
1
はじめに 物理学で用いられる単位系について学ぶ。
力学1 ・運動の記述―位置、変位、移動距離、速度、速さの表し方を学ぶ。
(準備)教科書のp5、p8~p19を読んでおくこと。
(事後)指定された練習問題を行い、宿題プリントをすること。
2
力学2 ・運動の記述―加速度 ・平面における運動の記述方法を学ぶ。
・ニュートンの運動の法則1―慣性の法則、運動の法則(F =ma)を理解する。
(準備)教科書のp19~p22、p25~p30、p34~p36を読んでおくこと。
(事後)指定された練習問題を行い、宿題プリントをすること。
3
力学3 ・ニュートンの運動の法則2―作用反作用の法則、力のつりあいのちがいを理解する。
・ニュートンの運動の法則の応用・重力と落下運動、運動方程式の記述方法を習得する。
(準備)教科書のp37、p46を読んでおくこと。
(事後)指定された練習問題を行い、宿題プリントをすること。
4
力学4 ・ニュートンの運動の法則の応用―垂直抗力、摩擦力、力の分解、斜面上の物体の運動、運動量を学ぶ。
(準備)教科書のp37~p39、p42、p45、p48~p50を読んでおくこと。
(事後)指定された練習問題を行い、宿題プリントをすること。
5
力学5 ・仕事とエネルギー―仕事、仕事率、位置エネルギー、運動エネルギー、力学的エネルギー保存の法則を理解する。
(準備)教科書のp59~p66を読んでおくこと。
(事後)指定された練習問題を行い、宿題プリントをすること。
6
力学6 ・剛体の力学―力のモーメント、剛体のつりあい条件を理解する。
(準備)教科書のp44~p45、p51~p53を読んでおくこと。
(事後)指定された練習問題を行い、宿題プリントをすること。
7
力学7 ・周期運動―ラジアン角について、等速円運動、向心力、復元力、ばね定数、振り子について学ぶ。
・みかけの力(慣性力)―非慣性系、遠心力がどのようなものかを理解する。
(準備)教科書のp73~p75、p77~p78、p82~p85、p87~p90、p93を読んでおくこと。
(事後)指定された練習問題を行い、宿題プリントをすること。
8
力学8 ・変形する物体の静力学―弾性と塑性を理解し、ひずみと応力、弾性定数の関係を理解する。
(準備)教科書のp101~p104を読んでおくこと。
(事後)指定された練習問題を行い、宿題プリントをすること。
9
力学9 ・流体の力学―圧力、密度、水圧、アルキメデスの原理、パスカルの原理、ベルヌーイの法則、粘性を理解する。
(準備)教科書のp95~p101、p104~p108を読んでおくこと。
(事後)指定された練習問題を行い、宿題プリントをすること。
10
波動 ・縦波、横波、波の基本式、波の干渉・屈折・回折、弦の振動、音、超音波の基本的概念を学ぶ。
(準備)教科書のp114~p124を読んでおくこと。
(事後)指定された練習問題を行い、宿題プリントをすること。
11
電磁気学1 ・真空中の静電場―電気力、電場、電位の定義を知る。
・物質中の静電場―導体の静電誘導について理解する。
(準備)教科書のp158~p161、p162~p171を読んでおくこと。
(事後)指定された練習問題を行い、宿題プリントをすること。
12
電磁気学2 ・物質中の静電場―絶縁体の静電誘導、誘電体、キャパシター(コンデンサー)について学ぶ。
・電流、オームの法則、電力、ジュール熱、交流を理解する。
(準備)教科書のp161~p162、p164~p165、p173~p175、p177~p179、p182~p184、p206~p208を読んでおくこと。
(事後)指定された練習問題を行い、宿題プリントをすること。
13
電磁気学3 ・定常電流と磁場―磁場、電流による磁場の発生、磁場中で運動する荷電粒子および電流に働く力を理解する。
(準備)教科書のp191~p199を読んでおくこと。
(事後)指定された練習問題を行い、宿題プリントをすること。
14
電磁気学4 ・電磁誘導(ファラデーの法則)、磁場の変化による電場の発生、電場の変化による磁場の発生、電磁波を理解する。
(準備)教科書のp199~p203、p212~p214を読んでおくこと。
(事後)指定された練習問題を行い、宿題プリントをすること。
15
熱力学 ・熱平衡と温度、熱力学第1法則、熱容量、比熱、相転移、熱の移動方法を学ぶ。
(準備)教科書のp136~p144、 p147、 p149~p150を読んでおくこと。
(事後)指定された練習問題を行い、宿題プリントをすること。
準備学習・事後学習
授業中にスライドで指定した教科書範囲を予習しておくこと。
授業中にスライドで提示した教科書の図に関連した箇所、および練習問題の復習をし、宿題プリントをすること。
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
55
定期試験
毎回宿題を出すのでその提出によって評価する。
定期試験以外(授業内の課 45
題・参加度・出席態度等)
その他
0
第3版 物理学入門/原康夫/学術出版図書
教科書
医療系のための物理/佐藤幸一他/東京教学社
参考文献
履修条件
留意事項等
理学療法学科の学生は、運動学、物理療法学の基本となるので、高校で物理基礎のみ履修の学生,それすら未履修の学生は必ず履修するこ
と。作業療法学科の学生は、運動学の基本となるので履修するとよい。看護学科、健康栄養学科の学生は専門に直結するわけではないので
数理分野が得意で興味があれば履修してもよい。
- 10 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
101410AA
教員氏名
授業の概要
到達目標
授業計画
1
2
2016/5/1
単位
2.0
基礎化学
配当年次
1
開講期
前期
斎藤 信一
私たちの身近に存在する物質や身の回りで起こる現象が、どうのように化学と結びついているのかを理解するために、化学の基礎知識を習
得する。
今後専門科目を履修していく上で、化学に関する基礎学力の不足によって支障が生じないように化学の基礎知識を習得する。特に、いろ
いろな計算問題に取り組み、理解する。
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
原子の構造から、イオン、原子価を理解し、化学結合について説明できる。
化学反応式の表す意味を理解し、反応式を使った計算ができる。
濃度計算ができる。(パーセント濃度、モル濃度)
酸・塩基の定義を理解し、水素イオン濃度、ファクターの計算ができる。
飽和炭化水素、特にアルカンの分子式、示性式、構造式を書く事ができる。
国際命名法(IUPAC)を使って有機化合物の物質名を言うことができる。
アルコール類の分類、性質を理解し、国際命名法(IUPAC)を使って物質名を言うことができる。
有機化合物を炭素骨格、官能基によって分類することができ、さらに物質名を言うことができる。
・オリエンテーション
・電子配置について学習する。
・イオンについて学習する
・電子式の書き方について学習する。(有機化学の分野でも使用)
(準備)「イオン」と「電子式」という用語について調べておく。
(事後)講義の内容を復習し、自分の言葉で説明出来るようにしておく。
3
・化学結合について学習する。
(1)イオン結合 (2)共有結合(同種原子) (3)共有結合(異種原子)(有機化学の分野でも使用)
・分子量の求め方を学習する。
(準備)「イオン結合」、「共有結合」、および「質量数」という用語について調べておく。
(事後)講義の内容を復習し、自分の言葉で説明出来るようにしておく。
4
・化学式の読み方について、別紙配布プリントを利用して学習する。
・物質量(モル)について学習する。 (準備)「アボガドロ数」と「モル」という用語について調べておく。
(事後)講義の内容を復習し、自分の言葉で説明出来るようにしておく。
小テスト1回目
5
・質量パーセント濃度をしっかり学習する。 小テスト2回目
(準備)食塩の濃度計算について調べておく。
(事後)講義の内容を復習し、自分の言葉で説明出来るようにしておく。
6
・モル濃度についてしっかり学習する。
(準備)「モル」の概念について、第4回目の講義内容を復習しておく。
(事後)講義の内容を復習し、自分の言葉で説明出来るようにしておく。
7
8
小テスト3回目
・酸と塩基について学習する。
・中和滴定について学習する。 小テスト4回目
(準備)「酸性」、「アルカリ性」、「中性」という用語について調べておく。
(事後)講義の内容を復習し、自分の言葉で説明出来るようにしておく。
・水素イオン濃度について学習する。
(準備)「pH(ペーハー」という用語について調べておく。
(事後)講義の内容を復習し、自分の言葉で説明出来るようにしておく。
小テスト5回目
9
・塩の加水分解のしくみについて学習する。
・化学反応式を使った計算 小テスト6回目
(準備)「加水分解」、「脱水結合」という用語について調べておく。
(事後)講義の内容を復習し、自分の言葉で説明出来るようにしておく。
10
・有機化合物の概論と分類について学習する。
・有機化合物の表し方(分子式、示性式、構造式)について学習する。
(準備)「分子式」、「示性式」、「構造式」という用語について調べておく。
(事後)講義の内容を復習し、自分の言葉で説明出来るようにしておく。
11
・飽和炭化水素特にアルカンについて学習する。
(1)アルカンの性質 (2)アルカンの反応 (3)構造異性体 小テスト7回目
(準備)「アルカン」という用語について調べておく。
(事後)講義の内容を復習し、自分の言葉で説明出来るようにしておく。
12
・IUPAC命名法について学習する。
・不飽和炭化水素 (アルケン)について学習する。 小テスト8回目
(準備)「アルケン」という用語について調べておく。
(事後)講義の内容を復習し、自分の言葉で説明出来るようにしておく。
13
・アルコールについて学習する。
(1)アルコールの利用方法 (2)アルコールの分類 (3)命名法 (4)線描構造式
(準備)基本的なアルコールである「メタノール」、「エタノール」、「プロパノール」について調べておく。
(事後)講義の内容を復習し、自分の言葉で説明出来るようにしておく。
14
・芳香族炭化水素について学習する。
(1)歴史 (2)ケクレ構造 (3)構造異性体・命名法 (4) 置換反応と生成物
(準備)「芳香族」という用語について調べておく。
(事後)講義の内容を復習し、自分の言葉で説明出来るようにしておく。
15
・講義の復習
別紙配布プリントを使って、復習と解説・解答を行う。
(準備)これまでの講義で、理解が不十分と思われる箇所についてノートなどで復習しておく。
(事後)準備段階で理解が不十分であった項目をもう一度復習し、自分の言葉で説明出来るようにしておく。
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
定期試験
定期試験以外(授業内の課
題・参加度・出席態度等)
その他
使用しない
教科書
化学の計算については、高校時代の教科書を事前に予習しておくと良い。
講義中に配布されたプリントは、復習を行い、整理して試験まで保管しておくと良い。
割合(%)
70
30
内容
定期試験を実施する。100点満点/60分
講義の後半20分程度で小テストを実施する。
実施回によって、問題数は異なる。
0
特になし
参考文献
履修条件
留意事項等
特になし
- 11 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
106850AA
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
情報処理Ⅰ
配当年次
1
開講期
前期
宮腰 政明
コンピュータを用いた高度な文書作成、および情報を伝達し発表するために必要な基本操作を学ぶ。そのための基本的なアプリケーショ
ン(インプットメソッド、ワープロ、プレゼンテーションソフト)の使用方法を習得する。
授業の概要
到達目標
1.パソコンの起動、アプリケーションの起動終了、ファイル操作、印刷、シャットダウンまでの一連の操作が円滑に行なえる。
2.パソコンやワープロソフト、プレゼンテーションソフトにおける基本的な用語が理解できる。
3.ワープロを用いてインデント設定、表の作成・編集、ページ罫線作成がスムーズに行なえ、その操作法を言葉で説明できる。
4.プレゼンテーションソフトを用いて、プレゼンテーションに必要なスライドの作り方、操作法を言葉で説明できる。
5.プレゼンテーションに必要な準備や心構えなどについて言葉で説明できる。
授業計画
1
Wordの起動方法、画面構成、表示モードを概観したのち、文書の新規作成や保存方法を習得する(Word-STEP1の Lesson1)。また、キー
ボードの基本について説明する(Word-STEP1Lesson2)
(準備)シラバスを読んでおくこと。教科書を購入済の場合はWordの教科書のp1~p19を読んでおくこと。
(事後)操作を復習しておくこと。
2
教科書が提供するWebサイト(NESS)への登録を行う。記号、特殊文字、読みが不明の漢字の入力を習得する(Word-STEP1 Lesson3の一
部)。文字書式の設定方法を習得する(Word-STEP2 Lesson1)。ビジネス文書の形式について学習する(Word-STEP2 Lesson2)。
(準備)Wordの教科書のp27~p30とp63~p74を読んでおくこと。
(事後)操作を復習するとともに、NESSを用いたWord-STEP2の問題練習を行うこと。
3
入力オートフォーマット、段落書式(中央揃え、インデント、タブ設定など)を習得する(Word-STEP2 Lesson2)。文書表現を整える機能
として、段落の先頭に段落番号や行頭文字を挿入する方法、特殊な書式(蛍光ペン、下付き、ルビ)の設定方法を習得する(Word-STEP2
Lesson3)。
(準備)Wordの教科書のp75~p93を読んでおくこと。
(事後)操作を復習するとともに、NESSを用いたWord-STEP2の問題練習を行うこと。
4
文書表現を整える機能として、段落罫線と網かけ、書式コピー貼り付け、行間隔変更、文章校正機能、スタイル、検索と置換、ページ罫線
を習得する(Word-STEP2 Lesson3)。ページ設定、改ページ、ヘッダー/フッター、印刷機能について習得する(Word-STEP2 Lesson4)。
(準備)Wordの教科書のp93~p114を読んでおくこと。
(事後)操作を復習するとともに、NESSを用いたWord-STEP2の問題練習を行うこと。
5
コメント挿入、変更履歴記録、文書比較など共同作業に便利な方法、テンプレートの使用方法を習得する。(Word-STEP4 Lesson1)。さら
に、文書中に表を挿入する方法を習得する(Word-STEP3 Lesson1)。
Word-STEP2の試験(Webにアクセスして試験を行います。)
(準備)Wordの教科書のp115~p122とp135~146を読んでおくこと。
(事後)操作を復習するとともに、NESSを用いたWord-STEP4の問題練習を行うこと。
6
文書中の表の文字配置の変更、斜線の追加と線種の変更や網かけ、表の位置変更を習得する(Word-STEP3 Lesson1)。文書の指定した位置
に異なるデータを差し換える差し込み印刷機能の手順を習得する(Word-STEP4 Lesson1)。
(準備)Wordの教科書のp123~p128とp147~p159を読んでおくこと。
(事後)操作を復習するとともに、NESSを用いたWord-STEP4の問題練習を行うこと。
7
段組みの設定や変更などの方法を習得する(Word-STEP4 Lesson2)。また、文書に挿入された表の計算方法を習得する(Word-STEP4
Lesson3)。さらに段落ごとにレベルを設定して文書の構成を組みたてるアウトライン、ナビゲーションウィンドウについて学ぶ(WordSTEP4 Lesson4)。
(準備)Wordの教科書のp160~p173を読んでおくこと。
(事後)操作を復習するとともに、NESSを用いたWord-STEP4の問題練習を行うこと。
8
プレゼンテーションの基本とPowerPointの基本操作と表示モードについて学ぶ(PowerPoint-STEP1~2)。
Word-STEP4の試験(Webにアクセスして試験を行います。)
(準備)PowerPointの教科書のp10~p11とp14~p27を読んでおくこと。
(事後)操作を復習するとともに、NESSを用いたPowerPoint -確認テストSTEP2の練習を行うこと。
9
プレゼンテーションの作成の手順を学ぶ。ここではテーマの選択、スライド挿入、アウトラインペインの利用、スライドのコピーと削除を
習得する(PowerPoint-STEP4)
(準備)PowerPointの教科書のp46~p64を読んでおくこと。
(事後)操作を復習するとともに、PowerPoint - NESSの確認テストSTEP2 (教科書のSTEP4~5の内容)の練習を行うこと。
10
編集操作(箇条書きの設定や変更、文字の書式変更や配置の変更、段落番号の設定、ヘッダーとフッターの設定)の方法を習得する
(PowerPoint-STEP5)。ワードアート、クリップアート、画像の挿入操作について学ぶ(PowerPoint-STEP6)。
(準備)PowerPointの教科書のp65~p91を読んでおくこと。
(事後)操作を復習するとともに、PowerPoint - NESSの確認テストSTEP2 (教科書のSTEP4~5の内容)の練習を行うこと。
11
Excelの表やグラフを挿入し編集する方法、PowerPointで表を作成し編集する方法を習得する(PowerPoint STEP7)。
PowerPoint-NESSの確認テストSTEP2 (教科書のSTEP4~5の内容)の試験を行います。
(準備)PowerPointの教科書のp92~p107を読んでおくこと。
(事後)操作を復習するとともに、PowerPoint - NESSの確認テストSTEP3 (教科書のSTEP6~8の内容)の練習を行うこと。
12
図解を用いた説明に適したSmartArt、図形(テキストボックス、矢印その他)を挿入する方法を習得する。また、表について文字の配置や
スタイルを変更する方法を習得する(PowerPoint STEP8)。
(準備)PowerPointの教科書のp108~p130を読んでおくこと。
(事後)操作を復習するとともに、PowerPoint - NESSの確認テストSTEP3 (教科書のSTEP6~8の内容)の練習を行うこと。
13
スライドショーにおける画面切り替え効果とアニメーション効果の設定、スライドの切り替えについて習得する(PowerPoint STEP9)。
PowerPoint- NESSの確認テストSTEP3 (教科書のSTEP6~8の内容) の試験を行います。
(準備)PowerPointの教科書のp131~p147を読んでおくこと。
(事後)操作を復習するとともに、PowerPoint - NESSの確認テストSTEP4 (教科書のSTEP9~10,Step13の内容)の練習を行うこと。
14
発表の準備に関する機能として、ノートの入力、スライド印刷、リハーサル機能の操作方法を習得する(PowerPoint STEP10)。また、発表
時の服装、態度、話し方について学ぶ(PowerPoint STEP13)。
(準備)PowerPointの教科書のp148~p157とp190~p194を読んでおくこと。
(事後)操作を復習するとともに、PowerPoint - NESSの確認テストSTEP4 (教科書のSTEP9~10,Step13の内容)の練習を行うこと。
15
プレゼンテーション全体のデザインを設定するスライドマスターについて学ぶ(PowerPoint STEP11)。
PowerPoint- NESSの確認テストSTEP4 (教科書のSTEP9~10,Step13の内容)の試験を行います。
(準備)PowerPointの教科書のp158~p166を読んでおくこと。
(事後)操作を復習しておくこと。
準備学習・事後学習
基本操作を予習復習しておくこと。
復習としてNESSを用いて該当するSTEPの問題練習を行うこと。なお、NESSはインターネット環境があればどこでも使用できる。
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
定期試験
各STEP毎の試験と各回の学習状況により評価する。
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
0
1.繰り返して慣れる!完全マスターWord2010/ノア出版
2.ドリルでマスター!PowerPoint2010&プレゼンテーション/ノア出版
教科書
なし
参考文献
履修条件
留意事項等
教科書は2冊とも必ず学内の教科書売り場にて購入すること。
- 12 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
102910AA
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
情報処理Ⅱ
配当年次
1
開講期
後期
松岡 審爾または宮腰 政明または未定
表計算ソフトの基本的な知識と利用方法について学び、レポート作成時等に必要なスキルを身につける。なお、表計算機能の他に、表計算
ソフトがもっているデータベース機能を用いた検索法や集計処理、および、グラフ作成機能も習得する。
授業の概要
到達目標
1.表計算機能を用いて効率よく表を作成し、必要に応じた書式設定に基づいて印刷するまでの一連の操作が円滑に行える。
2.データベースの作成、編集、クエリ(並べ替え、抽出)、集計を行うことができる。
3.関数機能を用いて、効率の良い計算や検索ができる。
4.1~3を行なうための操作法を言葉で説明することができる。
5.グラフ作成および書式設定が円滑に行える。
授業計画
1
Excelの4大機能を述べたのち、起動方法、画面構成、ブックの新規作成や保存方法を習得する(STEP1の Lesson1)。また、作業対象セル
の範囲指定方法を習得する(STEP1の Lesson2)。
(準備)シラバスを読んでおくこと。教科書を購入済の場合はp1~p17を読んでおくこと。
(事後)操作を復習しておくこと。
2
教科書が提供するNESS(Noa Education Support System)のWebサイトへの登録を行う。次に、Excelにおけるアクティブセルのジャンプ、
文字や数値の入力、訂正、削除方法を習得する。また、オートフィルを用いた連続データの入力を習得する(STEP1のLesson2)。
(準備)教科書のp18~p34を読んでおくこと。
(事後)操作を復習するとともに、NESSを用いたSTEP1の問題練習を行うこと。
3
Excelにおけるデータの移動や複写および、挿入、削除、クリアを理解し、その方法を習得する。辞典の使用や翻訳の機能を紹介する
(STEP1の Lesson2)。さらに、数式の入力方法、コピー、合計の計算方法を習得する( STEP2の Lesson1)。
(準備)教科書のp35~p54を読んでおくこと。
(事後)操作を復習するとともに、NESSを用いたSTEP1とSTEP2の問題練習を行うこと。
4
セルに数式を入力してコピーするときの、相対参照と絶対参照の使い分けとその方法を習得する。また、主として計算を効率よく行うため
の様々な関数の機能や使い方を習得する(STEP2のLesson1)。
STEP1の試験を行います。(Webにアクセスして試験を行います。)
(準備)教科書のp55~p69を読んでおくこと。
(事後)操作を復習するとともに、NESSを用いたSTEP2の問題練習を行うこと。
5
条件に応じて処理を変えるIF関数および、関数の中に関数を入れるネストを習得する。また、日付関数および財務関数について理解しその
使い方を習得する(STEP2のLesson1)。また、表の書式設定における表示形式の設定方法を習得する(STEP2のLesson2)。
(準備)教科書のp70~p83のフォントの設定の前までを読んでおくこと。
(事後)操作を復習するとともに、NESSを用いたSTEP2の問題練習を行うこと。
6
表の書式設定におけるフォントの設定、セルの色の設定、配置の変更および罫線の設定方法、行の高さ列幅の変更方法や非表示の方法を習
得する。また、形式を選択しての貼り付け、スタイルの使用法を習得する(STEP2のLesson2)。
(準備)教科書のp83~p101を読んでおくこと。
(事後)操作を復習するとともに、NESSを用いたSTEP2の問題練習を行うこと。
7
条件を満たす場合に書式を変更して強調することができる条件付き書式、入力可能なデータを制限し入力のミスを防ぐことができる入力規
則を習得する。また、付箋紙をつけるようにセルにコメントを挿入する方法を習得する(STEP2の Lesson2)。
(準備)教科書のp102~p117の検索と置換の前までを読んでおくこと。
(事後)操作を復習するとともに、NESSを用いたSTEP2の問題練習を行うこと。
8
検索置換方法、ハイパーリンクについて習得する(STEP2の Lesson2)。また、印刷における様々な手法(印刷イメージの確認、印刷タイト
ル、印刷範囲の指定)を習得する(STEP2の Lesson3)。さらに、グラフの作成のうち縦棒グラフの作成法を習得する(STEP3の
Lesson1)。
(準備)教科書のp117~p135を読んでおくこと。
(事後)操作を復習するとともに、NESSを用いたSTEP2、STEP3の問題練習を行うこと。
9
グラフの要素を学んだのち円グラフとレーダーチャートの作成を習得する(STEP3の Lesson1)。また、各要素の追加や編集の方法を習得す
る(STEP3のLesson2)。
STEP2の試験の試験を行います。(Webにアクセスして試験を行います。)
(準備)教科書のp136~p152を読んでおくこと。
(事後)操作を復習するとともに、NESSを用いたSTEP3の問題練習を行うこと。
10
異なる種類のグラフを組み合わせる複合グラフの作成法、グラフの印刷方法を習得する(STEP3のLesson2)。また、データベース機能を学
び、テーブルの作成法と並べ替えについて理解し方法を習得する(STEP4のLesson1)。
(準備)教科書のp153~p164を読んでおくこと。
(事後)操作を復習するとともに、NESSを用いたSTEP3とSTEP4の問題練習を行うこと。
11
テーブルからデータを抽出するオートフィルタを習得する。また、ウィンドウの分割、ウィンドウ枠の固定を習得する(STEP4の
Lesson1)。さらに、シートの管理、グループ化の方法を習得する。(STEP4のLesson2)。
STEP3の試験の試験を行います。(Webにアクセスして試験を行います。)
(準備)教科書のp165~p179を読んでおくこと。(事後)操作を復習するとともに、NESSを用いたSTEP4の問題練習を行うこと。
12
複数シートのセルの値を集計する3-D集計の手順を習得する。また、複数のシートを並べて比較する方法を習得する(STEP4の Lesson2)。
ブックをWebページの形式で保存する方法、テンプレートの利用方法、既存ブックから新規作成する方法を習得する(STEP4のLesson3)。
(準備)教科書のp180~p191を読んでおくこと。
(事後)操作を復習するとともに、NESSを用いたSTEP4の問題練習を行うこと。
13
文字のみから構成されているテキストファイルをExcelに読み込む方法を習得する。また、テーブルのデータから集計方法を変えた表を作成
するピボットテーブルを理解する(STEP4の Lesson4)。
(準備)教科書のp192~p204を読んでおくこと。
(事後)操作を復習するとともに、NESSを用いたSTEP4の問題練習を行うこと。
14
文字列操作関数の使い方、強力な検索を行うことができるVLOOKUP関数、複雑な論理関数のネストの操作法を学び、目的に応じた高度な関数
の使い方を習得する(STEP6の Lesson1)。
(準備)教科書のp220~p232を読んでおくこと。
(事後)操作を復習しておくこと。
15
オートフィルタ―で目的のデータを抽出し別のシートに貼り付けたり、置換を行う操作を習得する。また、月別でピボットテーブルを作成
する方法を習得する(STEP6の Lesson2)。
STEP4試験の試験を行います。(Webにアクセスして試験を行います。)
(準備)教科書のp233~p239を読んでおくこと。(事後)操作を復習しておくこと。
準備学習・事後学習
基本操作を予習復習しておくこと。
復習としてNESSを用いて該当するSTEPの問題練習を行うこと。なお、NESSはインターネット環境があればどこでも使用できる。
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
定期試験は実施しない。
定期試験
各STEP毎の試験と各回の学習状況により評価する。
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
0
なし
繰り返して慣れる!完全マスターExcel2010/ノア出版
教科書
なし
参考文献
履修条件
留意事項等
教科書は必ず学内の教科書売り場にて購入すること。
- 13 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
105600AA
教員氏名
2016/5/1
単位
2.0
統計の基礎
配当年次
1
開講期
後期
松岡 審爾
個々の数量的現象の変動や差異と有意性、および集団の特性と変化の推移を理解する手段として統計学の基本的な知識を身につける。さら
に統計手法を利用して様々な自然現象や社会現象を把握する際の留意点を十分に理解したうえで、代表値の求め方や分散の取り扱い、相関
関係の検討法、各種検定法の特性などを学び、コンピュータを利用して統計処理するための基本理論を学ぶ。
授業の概要
到達目標
①データをもとにして統計的な記述を行いその特徴を見出すことができる
②推定がなぜ可能なのかを説明することができる。
③統計的検定の考え方を説明することができる。
④各種検定法の特性を理解し、データに適した方法を選択できる。
⑤統計検定を正しく行い、適切な検定結果から正しい結論を導くことができる。
授業計画
1
【記述統計①】 データの整理と視覚化をおこなうための度数分布表とヒストグラム、また、データを代表する値である平均値と中央値、
最頻値について高校までに学習した内容を確認する。また、統計処理の対象となるデータが4つの尺度(比例尺度、間隔尺度、順序尺度、
名義尺度)に分類されることを学ぶ。
(準備)教科書1のp14〜p27を読んでおくこと。 (事後)宿題プリントを行うこと。
2
【記述統計②】 データのばらつきを表す指標(散布度)である分散、標準偏差、四分位偏差について高校までに学習した内容を確認し、
データの代表値と散布度の表し方を学ぶ。また、確率分布を理解し、二項分布および代表的な分布である正規分布の性質を理解する。
(準備)教科書1のp28〜p31、p42〜p48、p60〜p67を読んでおくこと。
(事後)宿題プリントを行うこと。
3
【推測統計①】統計的調査を母集団全体に行うことは実用的ではないので、標本を抽出して母集団の性質を推測する。まず母集団が正規分
布することを仮定して標本から母数を推定する考え方を学んだのち、正規母集団の分散が既知のときに母平均を区間推定する方法を学ぶ。
(準備)教科書1のp84〜p89、p96-p98、p100〜p102、p106〜p109、p112〜p117を読んでおくこと。
(事後)宿題プリントを行うこと。
4
【推測統計②】正規分布する母集団から標本抽出し、母分散を区間推定する方法を学ぶ。また、正規分布するが分散が未知の母集団から標
本抽出し母平均を区間推定する方法を学ぶ。これらの理解に必要な自由度、t分布、カイ二乗分布を学ぶ。
(準備)教科書1のp94、p133〜136、p71〜p73、p118〜p123、p68〜p70を読んでおくこと。
(事後)宿題プリントを行うこと。
5
【推測統計③】 統計的検定の基本的手順を習得する。仮説をたて、標本をもとにその真偽を判定するためには検定を行わなければならな
い。ここでは検定における「帰無仮説」「危険率」「棄却」等の考え方を理解する。あわせて、片側検定、両側検定の使い分けや判定の誤
り(第1種の過誤、第2種の過誤)を学ぶ。
(準備)教科書1のp138〜p154を読んでおくこと。 (事後)宿題プリントを行うこと。
6
【実践編①】 関連2群の差の検定法として「対応あるt検定」「ウィルコクソン符号付順位和検定」を学ぶ。これは同じ個体内での変化
など、関連のある2つの量に差があるかどうかを判定できる。2つの検定のうちどれを用いるかは正規性の有無で判断するので、正規性の
検定も習得する。
(準備)教科書2のp48〜p51、p101〜p110を読んでおくこと。 (事後)宿題プリントを行うこと。
7
【実践編②】 独立2群の差の検定法として「スチューデントのt検定」「ウェルチのt検定」「マン・ホイットニー検定」を学ぶ。これ
らの検定のうちどれを用いるかは正規性の検定、等分散性の検定により判断する。なお、等分散性の検定に必要なF分布についても紹介す
る。
(準備)教科書1のp74〜p76、p167〜p170 教科書2のp81〜p99を読んでおくこと。
(事後)宿題プリントを行うこと。
8
【実践編③】 独立な多群(3群以上)の差を検定する方法として「一元配置分散分析」を分散分析の原理の基本とともに学ぶ。また、正
規性や多群の等分散性がないときに用いる「クラスカル・ワーリス検定」、多群の等分散性の検定である「バートレット検定」を学ぶ。
(準備)教科書1のp192〜p206 教科書2のp111〜p124 を読んでおくこと。
(事後)宿題プリントを行うこと。
9
【実践編④】関連ある多群の差を検定する「重複(または反復)測定一元配置分散分析」を紹介する。また、2要因を同時に分析する「二
元配置分散分析」を学ぶ。ここでは2要因の組合せに対してデータが1つの場合に用いる「繰り返しのない二元配置分散分析」「フリード
マン検定」を学ぶ。
(準備)教科書1のp207〜p213 教科書2のp126〜p131、p139〜p148を読んでおくこと。 (事後)宿題プリントを行うこと。
10
【実践編⑤】分散分析では多群のどこかに差があるかを検定するが、どの群とどの群に差があるかはわからない。これを明らかにする検定
が多重比較である。ここではその概念を学び様々な多重比較法を紹介する。
(準備)教科書2のp165〜p195が範囲だが、このうちp165、p168〜p172を読んでおくこと。
(事後)宿題プリントを行うこと。
11
【実践編⑥】 2要因の組合せに対してデータが複数存在する場合に用いる「繰り返しのある二元配置分散分析」について学ぶ。またここ
で得られる2要因の絡みあいの指標=「交互作用」の解釈も学ぶ。さらに、「重複測定二元配置分散分析」についても紹介する。
(準備)教科書1のp218〜p219 教科書2のp151〜p163を読んでおくこと。
(事後)宿題プリントを行うこと。
12
【実践編⑦】 2つの変量の間に相関関係があるかどうかを調べる「ピアソンの相関係数の検定」「スピアマンの順位相関係数検定」を学
び、ここで得られる相関係数の意味を学ぶ。
【番外編】 最近用いられ始めた「効果量」とよばれる効果の大きさをあらわす統計的指標を紹介する。ここでは2群の差の検定における
効果量を学ぶ。
(準備)教科書1のp34〜p40を読んでおくこと。 (事後)宿題プリントを行うこと。
13
【実践編⑧】 「2×2分割表」について学ぶ。これは2つの名義尺度の変数があり、各変数が2つの値しかとらないとき、変数間の関連
の有無を調べる検定法である。アンケート調査では名義尺度のデータが多いのでよく用いられる。ここでは、「カイ2乗独立性の検定」、
「フィッシャーの直接確率計算法」、「マクニマー法」について学ぶ。
(準備)教科書2のp239〜p253を読んでおくこと。 (事後)宿題プリントを行うこと。
14
【実践編⑨】「m×n分割表」について学ぶ。これは2つの名義尺度か順序尺度の変数があり、少なくとも1つの変数が3つ以上の値をと
るとき、変数間の関連の有無を調べる検定法である。ここでは「カイ2乗独立性の検定」、「マン・ホイットニー検定」、「クラスカル・
ワーリス検定」、「スピアマン順位相関係数の検定」について学ぶ。
(準備)教科書2のp259〜p276を読んでおくこと。 (事後)宿題プリントを行うこと。
15
【実践編⑩】実践編の総まとめとして、調査したいデータに対してどの検定を選択したらよいかを習得する。
(準備)教科書2でこれまで行った検定法を復習しておくこと。 (事後)宿題プリントと最終レポートを行うこと。
準備学習・事後学習
教科書を読んで予習しておくこと。復習として宿題プリントを行うこと。宿題中の計算は教科書2に付属している統計解析ソフ
ト(CL教室のパソコンにもインストールされている)を用いる。
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
45
定期試験としての最終レポートにより評価する。
定期試験
講義中に提出するチェックテスト提出15%、毎回の宿題の提出40%により評価する。。
定期試験以外(授業内の課 55
題・参加度・出席態度等)
その他
0
なし
1.統計解析がわかる/涌井良幸,涌井貞美/技術評論社
2.4steps エクセル統計(第4版)/柳井久江/オーエムエス出版
教科書
なし
参考文献
履修条件
留意事項等
この科目は「統計と社会調査法」の基礎科目となっている。
- 14 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
105140AA
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
中国語I
配当年次
1
開講期
前期
井上 裕子
本講義は、発音のポイント、入門レベルの文法、基本会話と表現に関する基礎的事項を総合的に学習することによって、入門レベルの中国
語の外観を把握し、特に、文法事項や発音のポイントを把握できるようにする。中国語の発音の学習で重要なことは、発音符号であるピン
インの読み方とその表記の方法を理解することであるため、発音表記であるピンインとその表記の関係を理解することに力をいれ、その関
係を把握できるようにする。
授業の概要
中国語の学習を継続的に進めていくための、基礎的な事項であるピンインの読み方や表記の方法を理解することができるようになる。
到達目標
授業計画
1
オリエンテーション、中国語とは?
授業の内容、何に力をいれて授業に臨むべきかなどを具体的に指示する。中国語と日本語の相違点、類似点を中心に中国語がどのような言
語かについて理解を深める。(準備)特になし(事後)教員の話したことをまとめておく。
2
発音①、四声、声調符号の付け方を中心にマスターする。
中国語の声調とは何かを理解し、声調の違いを耳で区別できるようになる。
声調符号のつけ方の規則について理解し、中国語音節に正しい声調符号をつけることができるようになる。
(準備)教科書P6-7に目を通しておく。(事後)数を言えるようにしておく。
3
発音② 単母音及び複母音を中心にマスターする。
単母音の違いを耳で聞いて区別できるようになり、実際に発音できるようになる。
単母音をマスターした後に、2重母音、3重母音の複母音について訓練する。
(準備)教科書P8-9に目を通しておく。(事後)A15の単語を言えるようにしておく。
4
発音③ 子音を中心にマスターする。
子音(声母)の音の違いを耳で聞いて区別できるようになり、実際に発音できるようになる。また、中国語の有気音と無気音の違いについ
ては、徹底して発音訓練を行う。
(準備)教科書P10-11に目を通しておく。(事後)A20の単語を言えるようにしておく。
5
発音のまとめ:発音①から③の復習及び表記方法の確認(小テスト)。
中国語の微妙な発音の相違を耳で聞いて区別できるには、一定の継続した訓練が必要であるが、まず、ピンイン表記と音の相違を耳で区別
できるように訓練を行う。その後、基本事項に関する小テストを行う。
(準備)テキストの練習問題を復習しておく。(事後)A25の単語を言えるようにしておく。
6
自分の名前や同級生の名前を中国語で表現し、相手の名前を尋ねる表現をマスターする。
S(人)+“叫”+フルネーム
S(人)+“姓”+苗字
(準備)教科書第1課P20-21に目を通しておく。(事後)単語と文章を声を出して読むこと。
7
判断を表す“是”を使った表現をマスターする。
S+“是”+O、S+“不是”+O
(準備)第2課P24-25の単語と本文に目を通しておく。(事後)単語と本文を声に出して読むこと。
8
形容詞を用いた最も基本的な文型をマスターする。
S+形容詞、S+“不”+形容詞
(準備)第3課の単語、本文に目を通しておく。(事後)単語、本文を声に出して読むこと。
9
動詞を用いた最も基本的な文型をマスターする。
S+副詞+V(+O)
(準備)教科書第4課の単語と本文に目をとおしておく。(事後)単語と本文を声を出して読むこと。
10
名詞を述語とする最も基本的な文型をマスターする。
名詞+名詞(曜日・時刻・年月・年齢)、名詞+“不是”+名詞(曜日・時刻・年月・年齢)
(準備)教科書第5課の単語と本文に目をとおしておく。(事後)単語と本文を声を出して読むこと。
11
これまで学んだ中国語の基本文型も用いて、簡単な中国語の表現を聞けて言えるようにする。
(準備)教科書第1課~第5課までの単語、本文を声をだして読むこと。(事後)CDを聞いて真似して言う。
12
“有”を用いた文型をマスターする。
S+“有”+O、S+“没有”+O
(準備)教科書第6課の単語と本文に目をとおしておく。(事後)単語と本文を声を出して読むこと。
13
“在”と“有”を用いた文型の相違を確認し、マスターする。
S+“在”+場所、場所+“有”+S
(準備)教科書第7課の単語と本文に目をとおしておく。(事後)単語と本文を声を出して読むこと。
14
基本文型を用いて、身近な話題をテーマに会話練習をする。
これまで学習した中国語の基本文型を用いて、場面を設定し実際に会話の訓練をする。
(準備)自分の自己紹介を言えるよう練習する。(事後)教科書第1課~第7課まで自分なりにノートにまとめておく。
15
復習筆記テストおよび自己紹介テスト
(準備)前期に学んだ単語、表現を教科書、プリント、ノートをもとに整理しておく。(事後)覚えた表現を忘れないように度々声に出し
練習しておく。
準備学習・事後学習
準備学習は、テキストを見てどのような内容を行うのかを簡単に予習すること。
事後学習は、小テストなどに向け、単語、本文、漢字などを覚えるようにしましょう。
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
定期試験は行わない。
定期試験
課題の完成度及び授業への参加度、授業態度(50%)+テスト(50%)
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
0
なし
『新・表現の達人Ⅰ‐基本ブック』蘇氷他著 白帝社
教科書
適宜授業中に指示する。
参考文献
履修条件
留意事項等
特になし
- 15 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
105190AA
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
中国語II
配当年次
1
開講期
後期
井上 裕子
本講義は、前期で学習した発音の基礎と初歩的文法事項及び表現方法を復習するとともに、より完全なものとし、さらに進んだ文法と文型
を学び、初級レベルの「語法と表現」をマスターできるようにする。同時に前期で習得した発音習得に欠かせない、発音符号とピンインの
読み方とその表記、さらに声調を結びつけ、中国語の発音表記についてマスターできるようにする。
授業の概要
前期半年間に学習した中国語の発音習得をよりレベルアップさせ、平易な文構成からなる中国語を理解し、話すことができるようになる。
到達目標
授業計画
1
オリエンテーション、前期の復習
(準備)第1課~第7課までテキストやノートにざっと目を通しておく。(事後)ポイントを整理しておく。
2
基本的文型を使って、生活習慣に関する表現をマスターする。
(時を示す名詞+)S+(時を示す名詞+)V(+O)
(準備)教科書第8課の単語と本文に目をとおしておく。(事後)単語と本文を声を出して読むこと。
3
行為の完了表現をマスターする。
S+V+“了”+O、S+“没(有)”+V+O
(準備)教科書第9課の単語と本文に目をとおしておく。(事後)単語と本文を声を出して読むこと。
4
可能、許可の表現をマスターする。
S+“能”/“会”/“可以”+V(+O)
(準備)教科書第10課の単語と本文に目をとおしておく。(事後)単語と本文を声を出して読むこと。
5
6
7
前期の内容+第8~10課までの復習
(準備)ポイントを整理しておく。(事後)大事な表現を聞いて言えるようにしておく。
願望の表現をマスターする。感覚表現をマスターする。
S+(“不”+)“想”/“打算”など+V(+O)、S+(“不”+)“覚得”+形容詞
(準備)教科書第11課の単語と本文に目をとおしておく。(事後)単語と本文を声を出して読むこと。
条件と選択の表現をマスターする。
如果~的话、A+“還是”+B?、A+“或者”+B、
(準備)教科書第12課の単語と本文に目をとおしておく。(事後)単語と本文を声を出して読むこと。
8
動作の持続と存続の違いを理解し、その表現をマスターする。経験の表現をマスターする。
S+V+“過”(+O)、S+V+“着”(+O)、S+“在”+V(+O)
(準備)教科書第13課の単語と本文に目をとおしておく。(事後)単語と本文を声を出して読むこと。
9
程度補語を用いて、程度や状態の表現をマスターする。
S+形容詞+“得”+“很”、S+(V+)O+“得”+程度
(準備)教科書第14課の単語と本文に目をとおしておく。(事後)単語と本文を声を出して読むこと。
10
比較の表現をマスターする。
A+“比”+B+形容詞(+程度)、A+“和”+B+“一様”+形容詞
(準備)教科書第15課の単語と本文に目をとおしておく。(事後)単語と本文を声を出して読むこと。
11
動作の時間的な量と回数の表現をマスターする。
S+V+時間量詞/回数(+O)、S+V+“了”+時間量詞/回数(+O)
(準備)教科書第16課の単語と本文に目をとおしておく。(事後)単語と本文を声を出して読むこと。
12
結果補語を用いた、動作の結果表現をマスターする。
S+V+形容詞/自動詞+“了”(+O)、S+“没(有)”+V+形容詞/自動詞+“了”(+O)
(準備)教科書第17課の単語と本文に目をとおしておく。(事後)単語と本文を声を出して読むこと。
13
可能補語を使った可能の表現をマスターする。
S+動詞+“得”+“了”/補語(+O)、S+動詞+“不”+“了”/補語(+O)
(準備)教科書第18課の単語と本文に目をとおしておく。(事後)単語と本文を声を出して読むこと。
14
15
第11~18課までの復習
(準備)これまで学んだポイントを整理しておく。(事後)ポイントとなる単語と本文を聞けて読めるようにしておく。
まとめテスト、会話テスト
教科書内容をまとめた筆記テスト、ぴょびこれまで学習した中国語の基本文型を用いて、場面を設定した会話テスト
(準備)教科書、プリント、ノートによる復習、会話の練習をしておくこと。(事後)1年間学んだことを整理しておく。
準備学習・事後学習
予習、復習をできるだけしてください。単語、本文のピンインなど毎回着実に覚えることを習慣にしましょう。その他音楽、映
画、ニュースなどでかまいませんからなるべく中国語を耳に入れるようにしましょう。
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
定期試験は行わない。
定期試験
予習、復習、課題の完成度及び授業への参加度、授業態度(50%)+小テスト(50%)
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
0
なし
『新・表現の達人Ⅰ‐基本ブック』蘇氷他著 白帝社
教科書
適宜授業中に指示する。
参考文献
履修条件
留意事項等
「中国語Ⅰ」を履修していることが望ましい。
- 16 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
100410AA
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
英語I
① 基礎的語彙に慣れ親しむことができる。
② 日本語に訳することなしに英文の意味が理解できる。
③ パラグラフ単位で意味が把握できる。
到達目標
授業計画
オリエンテーション 評価方法を確認する。授業の進め方を実際に少し進めながら説明する。
Unit1 Chapter1 プロセスを描写する。
(準備)Unit1 Chapter1を事前に読んでおくこと
(事後)Unit1 Chapter1で出てきた単語、表現、読むための技術を復習すること
2
Unit1 Chapter2 メインアイディアとサポーティングアイディアを識別する。
(準備)Unit1 Chapter2を事前に読んでおくこと
(事後)Unit1 Chapter2で出てきた単語、表現、読むための技術を復習すること
3
Unit2 Chapter1 詳細をスキャンする。
(準備)Unit2 Chapter1を事前に読んでおくこと
(事後)Unit2 Chapter1で出てきた単語、表現、読むための技術を復習すること
4
Unit2 Chapter2 予想する。
(準備)Unit2 Chapter2を事前に読んでおくこと
(事後)Unit2 Chapter2で出てきた単語、表現、読むための技術を復習すること
5
Unit3 Chapter1 メインアイディアを理解するために見出しを利用する。
(準備)Unit3 Chapter1を事前に読んでおくこと
(事後)Unit3 Chapter1で出てきた単語、表現、読むための技術を復習すること
6
Unit3 Chapter2 出来事が起こった順番を理解する。
(準備)Unit3 Chapter2を事前に読んでおくこと
(事後)Unit3 Chapter2で出てきた単語、表現、読むための技術を復習すること
7
Unit4 Chapter1 事前説明する。
(準備)Unit4 Chapter1を事前に読んでおくこと
(事後)Unit4 Chapter1で出てきた単語、表現、読むための技術を復習すること
8
Unit4 Chapter2 予想する。
(準備)Unit4 Chapter2を事前に読んでおくこと
(事後)Unit4 Chapter2で出てきた単語、表現、読むための技術を復習すること
9
Unit5 Chapter1 パラグラフの中のメインアイディアを識別する。
(準備)Unit5 Chapter1を事前に読んでおくこと
(事後)Unit5 Chapter1で出てきた単語、表現、読むための技術を復習すること
10
Unit5 Chapter2 語彙を予想する。
(準備)Unit5 Chapter2を事前に読んでおくこと
(事後)Unit5 Chapter2で出てきた単語、表現、読むための技術を復習すること
11
Unit6 Chapter1 定義を見つける。
(準備)Unit6 Chapter1を事前に読んでおくこと
(事後)Unit6 Chapter1で出てきた単語、表現、読むための技術を復習すること
12
Unit6 Chapter2 事実を認識する。
(準備)Unit6 Chapter2を事前に読んでおくこと
(事後)Unit6 Chapter2で出てきた単語、表現、読むための技術を復習すること
13
Unit7 Chapter1 予想する。
(準備)Unit7 Chapter1を事前に読んでおくこと
(事後)Unit7 Chapter1で出てきた単語、表現、読むための技術を復習すること
14
Unit7 Chapter2 パターンに気づく。
(準備)Unit7 Chapter2を事前に読んでおくこと
(事後)Unit7 Chapter2で出てきた単語、表現、読むための技術を復習すること
15
まとめ
(準備)総復習してくること
(事後)ポイントを整理しておくこと
準備学習・事後学習
① 受講前に、事前読み、単語調べを行うこと。
② 付属のCDをよく聴いておくこと。
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
定期試験はしない。
定期試験
授業参加度、課題、小テスト
定期試験以外(授業内の課 40
題・参加度・出席態度等)
その他
60
授業内試験
ACTIVE SKILLS FOR READING 2 Third Edition / Neil J. Anderson / センゲージラーニング株式会社
+Audio CD
教科書
授業内に指示する。
参考文献
履修条件
留意事項等
開講期
前期
JEFFRY ALAN TUCKERまたはPatrick Hall
ここでは高等学校での学習を基に比較的まとまりのある英文を正しく、丁寧に読み取ることを目的に、発音、語彙、語法、慣用的表現の解
説と訓練を行うとともに、それらを用いて英語で自己表現することに慣れさせる。
授業の概要
1
配当年次
1
クラス分けに関しての指示に従うこと。
- 17 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
100420AA
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
英語Ⅱ
配当年次
1
開講期
後期
JEFFRY ALAN TUCKER
英語によるコミュニケーションの重要性は今後も高まると思われることから、自然な英会話を展開でき
るように指導する。英語を「読む」「書く」「聴く」及び「話す」ことの四領域の総合的な英語運用能力の
向上を目指す。
授業の概要
Students will engage in a variety of listening, speaking, reading and writing exercises, with emphasis on developing their
oral English communication skills. They are also expected to actively participate in all classroom activities. Students will
be able to speak clearly, and become effective listeners and communicators.
到達目標
授業計画
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
Introduction to the class; Unit 7, Holidays, first half: Talking about travel; comparing places and holidays
Review the lesson after the class. Prepare the assigned part(s) for the next class.
Unit 7, second half: Giving directions in the street; describing a town or a city
Review the lesson after the class. Prepare the assigned part(s) for the next class.
Unit 8, Now, first half: Talking about film stars; describing people’s appearance
Review the lesson after the class. Prepare the assigned part(s) for the next class.
Unit 8, second half: Asking for and giving recommendations; describing an event
Review the lesson after the class. Prepare the assigned part(s) for the next class.
Unit 9, Transport, first half: Talking about types of transport; ways to travel around towns and cities
Review the lesson after the class. Prepare the assigned part(s) for the next class.
Unit 9, second half: Apologizing for being late; dealing with problems when flying
Review the lesson after the class. Prepare according to the instruction for the next class.
Review of Units 7 – 9 and evaluation activities
Review the lesson after the class. Prepare the assigned part(s) for the next class.
Unit 10, The Future, first half: Talking about future plans and wishes; making predictions about situations
Review the lesson after the class. Prepare the assigned part(s) for the next class.
Unit 10, second half: Making suggestions and inviting friends; talking about weather
Review the lesson after the class. Prepare the assigned part(s) for the next class.
Unit 11, Health, first half: Discussing cures for the common cold; talking about healthy weekends
Review the lesson after the class. Prepare the assigned part(s) for the next class.
Unit 11, second half: Giving advice and offering help; asking for help in a pharmacy
Review the lesson after the class. Prepare the assigned part(s) for the next class.
Unit 12, Experiences, first half: Talking about unusual experiences; describing movement from one place to another and past
experiences
Review the lesson after the class. Prepare the assigned part(s) for the next class.
Unit 12, second half: Describing difficult situations or problems; talking about an exciting or frightening experience
Review the lesson after the class. Prepare according to the instruction for the next class.
Review of Units 10 – 12 and evaluation activities
Review the lesson after the class. Prepare the Role Play Performance for the next class.
Role Play Performance
15
Students must make use of the CD-ROM at home.
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
定期試験
In-class participation, 20%; Evaluation activities, 30%; Presentation, 50%
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
0
Speakout, Elementary Flexi Course Book 2 by Eales and Oakes. Pearson Longman.
教科書
Students are encouraged to study ESL sites on the Internet.
参考文献
履修条件
留意事項等
Use only English in class. Bring dictionary and textbook.
- 18 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
100430AA
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
英語III
配当年次
2
開講期
後期
川内 裕子
これまで学んだことの総括として、健康・医療・食品・教育などに関するテーマの英文に触れ、与えられた課題について短いレポートを書
いたり、実践的な会話を行える能力を養う。
授業の概要
① 現代の医療問題、環境問題について書かれた英文の概要を理解することができる。
② 患者と医療従事者間における会話表現を理解し、英語による意思疎通ができる。
③ 基礎的専門用語の概念を英語で説明でき、その用語を用いて短いレポートを書くことができる。
到達目標
授業計画
1
オリエンテーション
The ABC's of Allergies
(準備)教科書を入手し、構成を確認しておくこと
(事後) 授業内に指示されてことをやっておくこと
2
Blow,Blow,Blow!
(準備)風力発電に関する表現を調べておくこと
(事後)風力発電についてさらに調べておくこと
3
H5N1:Human-to-Human Infection
(準備)鳥インフルエンザに関する表現を調べておくこと
(事後)鳥インフルエンザについてさらに調べておくこと
4
To Be or Not to Bee?
(準備)ハチに関する表現を調べておくこと
(事後)ハチについてさらに調べておくこと
5
How to Do Hands-only CPR
(準備)鳥インフルエンザに関する表現を調べておくこと
(事後)鳥インフルエンザについてさらに調べておくこと
6
Sun-Cooked Food
(準備)ミツバチに関する表現を調べておくこと
(事後)ミツバチについてさらに調べておくこと
7
Are Cloned Animals Safe?
(準備)クローンに関する表現を調べておくこと
(事後)クローンについてさらに調べておくこと
8
Why Is There So Much Hunger?
(準備)食料不足に関する表現を調べておくこと
(事後)食料不足についてさらに調べておくこと
9
Salmonella Flying to Chickens?
(準備)サルモネラ菌に関する表現を調べておくこと
(事後)サルモネラ菌についてさらに調べておくこと
10
No Cure for Diseases of the Retina
(準備)目の病気に関する表現を調べておくこと
(事後)目の病気についてさらに調べておくこと
11
A Brighter Future for Forests
(準備)森林に関する表現を調べておくこと
(事後)森林についてさらに調べておくこと
12
Building PeaceThrough Medicine
(準備)医療に関する表現を調べておくこと
(事後)医療についてさらに調べておくこと
13
Now Can We Stop Desertification?
(準備)砂漠化に関する表現を調べておくこと
(事後)砂漠化についてさらに調べておくこと
14
Mix at Your Peril
(準備)薬に関する表現を調べておくこと
(事後)薬についてさらに調べておくこと
15
総復習
(準備)総復習してくること
(事後)ポイントを整理しておくこと
準備学習・事後学習
準備学習として、事前に教科書に出てくる難解な語、意味のあいまいな語を辞書を使って調べておくこと。、付属CDを聴いてお
くこと。
受講後には、教科書の既習部分を音読すること。
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
定期試験
授業内試験 60%
定期試験以外(授業内の課 100
授業参加度(小テストを含む) 40%
題・参加度・出席態度等)
その他
0
A Look at Global Health & Environment with VOA (VOA に見る健康と環境)/安波誠祐・
Richard S. Lavin 編著/松柏社
教科書
授業内に指示する。
参考文献
履修条件
留意事項等
日本語で書かれた多くの科学記事を雑誌や新聞で読むこと。
- 19 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
103480AA
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
生涯スポーツI
配当年次
1
開講期
前期
吉武 泰子
体育としてのスポーツ、楽しみ実践するスポーツ、レクリエーションとスポーツ、競技としてのスポーツ等々について概念を明確にする。
また、健康的で楽しい生活を送るためのスポーツ活動の意義を理解し、具体的な実技を通して、個々の身体的・精神的な健康レベルを向上さ
せながら、生涯学習とは何か、生涯学習に果たすスポーツの役割について考察し、生涯にわたってスポーツを継続していくための基礎知識
を習得する。
授業の概要
各種目の基本技術を身につけ体力増進を目指す。ルールやマナーを理解し、ゲームを通して仲間を尊重するこころを育て、生涯を通じてス
ポーツに親しむ習慣を身に付ける。
到達目標
授業計画
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
授業内容についてのガイダンス 授業内容の説明、受講上の注意事項、評価等についての説明をする。
準備・事後学習なし
体力テスト⑴ 握力・立ち幅跳び・ハンドボール投げ・体前屈・上体起こし・反復横跳び
準備・事後学習なし
体力テスト⑵ 50m走・20mシャトルラン
準備・事後学習なし
ソフトバレーボール⑴ 基礎練習・応用練習ールール説明・パス練習・アタック練習
準備・事後学習なし
ソフトバレーボール⑵ ゲーム(技術の活用)ー練習した技術をゲームの中で活用する
準備・事後学習なし
ソフトバレーボール⑶ ゲーム(技術の応用)ー2人・3人のプレーを活用する
準備・事後学習なし
ソフトバレーボール⑷ ゲーム(チームプレー)ー個人プレー・コンビネーションプレーを活用し、チームとしてプレーする
準備・事後学習なし
バドミントン・卓球⑴ 基礎・応用練習ーサーブ・様々なストローク・ショットの練習
準備・事後学習なし
バドミントン・卓球⑵ ゲーム(技術の活用)ーサーブ・様々なストローク・ショットの活用
準備・事後学習なし
バドミントン・卓球⑶ ゲーム(技術の応用・コンビネーションプレー)ーシングルス・ダブルスによるゲーム
準備・事後学習なし
身体作り ヨガやピラティス、バランスボールやストレッチポールなどを利用し、体幹トレーニングなどの方法を学ぶ
準備・事後学習なし
12
アウトドアスポーツ⑴ ソフトボールー基本練習(キャッチ・スロー・バッティング)
テニスー基本練習(フォアハンド・バックハンド)
準備・事後学習なし
13
アウトドアスポーツ⑵ ソフトボールーゲーム(キャッチ・スロー・バッティング技術を活用)
テニスーラリー(フォアハンド・バックハンド技術を活用)
準備・事後学習なし
14
ニュースポーツ⑴ フライングディスクの基礎・応用ースロー・キャッチ
ユニバーサルホッケー、ピロポロのゲーム等
準備・事後学習なし
15
ニュースポーツ⑵ ドッジボールーボールやルールを変えて行う
ドッジビーーフライングディスクを使用してのドッジボール
準備・事後学習なし
特になし
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
定期試験
定期試験以外(授業内の課
題・参加度・出席態度等)
その他
なし
教科書
割合(%)
0
100
内容
定期試験は実施しない
平常点80%(準備・片付け・受講態度など)、レポート等課題提出による評価20%
0
なし
特になし、必要に応じて資料を配付
参考文献
履修条件
留意事項等
ジャージ等の運動・スポーツに適した服装・スポーツシューズ(屋内用・屋外用)を着用して受講すること
屋外で行う場合は屋外用のスポーツシューズを着用して受講すること
天候その他状況により種目が変更となる場合がある
- 20 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
103490AA
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
生涯スポーツII
配当年次
1
開講期
後期
平岡 英樹
参加者のレベルに応じて展開するスポーツ及び軽スポーツの方法論について、個々の学生がすでに修得しているスポーツの技術・技能レベ
ルを基礎として、設備・用具等を含め、実践を通して考察する。とりわけ、北海道の自然環境を活かしたスポーツ活動を実際に行いなが
ら、生活の中に運動に親しむ活動時間を定着させ、生涯にわたって、仲間とともにスポーツを継続できる知識と実践法を学ぶ。
授業の概要
スポーツの楽しさを知り、日常生活での健康への意識を高めると共に、体力の維持・増進を目指す。
生涯を通じて積極的に且つ楽しく、スポーツや運動に親しむ意識と習慣を身に付ける。
到達目標
授業計画
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
授業内容についてのガイダンス 授業内容の説明、受講上の注意事項、評価等についての説明
準備・事後学習なし
バレーボール⑴ 基礎・応用練習ーサーブ、パス、アタックの練習
準備・事後学習なし
バレーボール⑵ ゲーム(技術の活用)ー基礎的技術を活用しゲームを行う
準備・事後学習なし
バレーボール⑶ ゲーム(技術の応用)ー2人・3人のプレーがゲームで活用できるようになる
準備・事後学習なし
バレーボール⑷ ゲーム(チームプレー)ー2人・3人のプレーを応用したチームプレー(攻撃・守備)でゲームを行う
準備・事後学習なし
バスケットボール⑴ 基礎・応用練習ーパス・シュート練習、2人・3人のプレーの練習
準備・事後学習なし
バスケットボール⑵ ゲーム(技術の活用)ーパス・シュートがゲームの中で活用できるように
準備・事後学習なし
バスケットボール⑶ ゲーム(技術の応用)ー個人・2人・3人のプレーがゲームで活用できるように
準備・事後学習なし
バスケットボール⑷ ゲーム(チームプレー)ー個人・2人・3人のプレーを応用したチームプレー(攻撃・守備)でゲームを行う
準備・事後学習なし
ニュースポーツ⑴ ミニテニス(技術の活用)ー基礎技術を活用しゲームを行う
準備・事後学習なし
ニュースポーツ⑵ ミニテニス(技術の応用)ー基礎技術・コンピプレーを活用しゲームを行う
準備・事後学習なし
ニュースポーツ⑶ ユニホッケー(技術の活用)ー基礎技術を活用しゲームを行う
準備・事後学習なし
ニュースポーツ⑷ ユニホッケー(ゲーム)ー技術を応用し、チームとしてプレーする
準備・事後学習なし
14
ニュースポーツ⑸ ミニバレー(ゲーム)ー練習した技術をゲームの中で活用する
ヘルスバレーボール(ゲーム)ーゲームの中で技術を習得する
準備・事後学習なし
15
ニュースポーツ⑹ ミニバレー(ゲーム)ー技術を応用し、チームとしてプレーする
ヘルスバレーボール(ゲーム)ー習得した技術をゲームの中で活用する
準備・事後学習なし
特になし
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
定期試験
定期試験以外(授業内の課
題・参加度・出席態度等)
その他
なし
教科書
割合(%)
0
100
内容
定期試験は実施しない
平常点80%(準備・片付け・受講態度など)、レポート等課題提出による評価20%
0
なし
特になし、必要に応じて資料を配付
参考文献
履修条件
留意事項等
ジャージ等の運動・スポーツに適した服装・スポーツシューズ(屋内用)を着用して受講すること
状況により種目が変更となる場合がある
- 21 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10093091
2016/5/1
単位
2.0
解剖学I
配当年次
1
開講期
前期
授業の概要
木村 浩一
人体の構造を細胞・組織・器官・器官系(骨格、筋、循環器、血液、造血器、リンパ)レベルで、系統的に学ぶ.また、構造に基づいた機
能との関連を学び、看護師に必要な解剖学の基本を学ぶ.
到達目標
1. 人体の構造と機能について理解し、資料を参照せずに説明出来ること.
2. 関連する医学系専門書の読解が可能であること.
教員氏名
授業計画
1
骨格Ⅰ
・体幹、四肢を構成する主要な骨格の位置と名称を学ぶ.
・体幹、四肢を構成する主要な骨の連結(関節)を学ぶ.
・各関節の運動とその名称を学ぶ.
(準備)教科書で体幹、四肢を構成する骨格について確認しておくこと.
(事後)体幹、四肢を構成する骨格について参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
2
筋肉Ⅰ
・体幹、四肢を動かす主要な筋肉の位置と名称を学ぶ.
・体幹、四肢を動かす主要な筋肉の機能を学ぶ.
(準備)教科書で体幹、四肢を動かす主要な筋肉について確認しておくこと.
(事後)体幹、四肢を動かす主要な筋肉を参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
3
骨格Ⅱ
・手、足を構成する主要な骨格の位置と名称を学ぶ.
・手、足を構成する主要な骨の連結(関節)を学ぶ.
・各関節の運動とその名称を学ぶ.
(準備)教科書で手、足を構成する主要な骨格について確認しておくこと.
(事後)手、足を構成する主要な骨格を参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
4
筋肉Ⅱ
・手、足を動かす主要な筋肉の位置と名称を学ぶ.
・手、足を動かす主要な筋肉の機能を学ぶ.
(準備)教科書で手、足を動かす主要な筋肉について確認しておくこと.
(事後)手、足を動かす主要な筋肉を参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
5
6
7
8
9
骨格Ⅲ
・頭蓋骨を構成する主要な骨格の位置と名称を学ぶ.
・頭蓋骨を構成する主要な骨の連結(縫合)を学ぶ.
・顎関節の運動とその名称を学ぶ.
(準備)教科書で頭蓋骨の表面を構成する骨格について確認しておくこと.
(事後)頭蓋骨を構成する主要な骨格と出生時における特徴を参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
中枢神経
・中枢神経の構造について学ぶ. ・間脳、および脳幹の構造について学ぶ.
(準備)教科書で脳の構造について確認しておくこと.
(事後)大脳、間脳、中脳、橋、延髄、小脳、および脊髄の構造を参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
循環器
・心臓の解剖学的構造と機能を学ぶ.・心臓の刺激伝達と心拍維持の機能を学ぶ.
・動静脈の基本走行を学ぶ.
・胎児循環を学ぶ.
(準備)教科書で心臓の構造について確認しておくこと.
(事後)心臓の構造と刺激伝達経路を参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
呼吸器
・呼吸器の解剖学的構造と機能を学ぶ.
(準備)教科書で肺の構造について確認しておくこと.
(事後)呼吸器の構造と呼吸筋の機能について参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
消化器Ⅰ:口腔、食道、胃
・口腔の解剖学的構造を学ぶ.
・大唾液腺の構造と開口部について学ぶ.
・食道壁、胃壁の構造について学ぶ ・胃各部の解剖学的名称を学ぶ.
(準備)教科書で口腔から胃までの全体構造について確認しておくこと.
(事後)口腔部、および胃の解剖学的名称と機能、口腔から胃までの微細構造について参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
10
消化管Ⅱ:小腸、結腸、膵臓、肝臓、胆嚢
・各器官の微細構造と機能について学ぶ.
(準備)教科書で該当する器官について確認しておくこと.
(事後)各器官の微細構造と機能を参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
11
内分泌器Ⅰ:視床下部、脳下垂体、松果体、
・脳のホルモン分泌器官の解剖学的構造と機能を学ぶ.
(準備)教科書で脳の内分泌器官の位置について確認しておくこと.
(事後)脳のホルモン分泌部位を参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
12
内分泌器Ⅱ:甲状腺、副甲状腺
・甲状腺と副甲状腺の解剖学的構造と機能を学ぶ.
(準備)教科書で甲状腺と副甲状腺の位置について確認しておくこと.
(事後)甲状腺と副甲状腺の位置関係を参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
13
内分泌Ⅲ:心臓、副腎、腎臓
・副腎、腎臓の解剖学的構造と機能を学ぶ.
(準備)教科書で副腎、腎臓の位置関係について確認しておくこと.
(事後)副腎と腎臓の構造について参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
14
内分泌器Ⅳ:性腺①
・男性生殖器の解剖学的構造と機能を学ぶ.
(準備)教科書で男性生殖器の構造ついて確認しておくこと.
(事後)男性生殖器の解剖学的構造を参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
15
内分泌器Ⅴ:性腺②
・女性生殖器の解剖学的構造と機能を学ぶ.
(準備)教科書で女性生殖器の構造について確認しておくこと.
(事後)女性生殖器の構造を参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
準備学習・事後学習
準備学習は、教科書に目を通して視覚的に理解しておくだけで良いが、事後学習は講義内容を良く理解するためにも、自分の言
葉で他の人に説明出来るようにしておく事が必要である.
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
定期試験は実施しない.
定期試験
毎講義の終了時に小テストを行い、合計点を50点に換算する.
定期試験以外(授業内の課 50
題・参加度・出席態度等)
その他
50
講義とは別に復習テスト(50点満点)を実施し、上記小テストの点数と合計して成績評価とする.
ぜんぶわかる人体解剖図/坂井建雄・橋本尚詞 著 /成美堂出版
教科書
系統看護学講座 人体の構造と機能① 解剖生理学/坂井建雄・岡田隆夫/医学書院
参考文献
履修条件
留意事項等
小テストの合計点を50点換算した結果が10点未満になってしまうと、復習テストが満点(50点)でも、合計は60点未満となり不合格にな
る。したがって、毎回の小テストにしっかり取り組む必要がある.
なお、欠席した場合、当日の小テストは0点として計算される.
- 22 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10094091
2016/5/1
単位
2.0
解剖学II
配当年次
1
開講期
後期
授業の概要
木村 浩一
解剖学Ⅰで学習した知識を基に各器官を制御する神経系の知識を学習し、解剖学的知識をさらに深めることで、看護師に必要な解剖学を学
ぶ.
到達目標
1. 人体の構造と機能について理解し、資料を参照せずに説明出来ること.
2. 関連する医学系専門書の読解が可能であること.
教員氏名
授業計画
1
血液Ⅰ
・血液の成分について学ぶ.
・造血組織と血球の種類について学ぶ.
・リンパ管の構造と機能について理解する.
(準備)教科書で血球の種類について確認しておくこと.
(事後)血球の種類とその機能について参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
2
血液Ⅱ:
・血液の液体成分の組成について学ぶ.
(準備)教科書で血漿について確認しておくこと.
(事後)血漿中の主要成分について参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
3
排泄Ⅰ
・腎臓の構造と機能を学ぶ.
(準備)教科書で腎臓の微細構造について確認しておくこと.
(事後)腎臓の微細構造と機能について参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
4
排泄Ⅱ
・直腸、肛門の構造と機能を学ぶ.
・直腸と肛門の運動中枢を学ぶ.
(準備)教科書で肛門括約筋について確認しておくこと.
(事後)肛門括約筋の種類と神経支配を参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
5
神経の基本構造
・中枢神経と末梢神経の定義、および名称を学ぶ.
・神経系を構成する神経細胞とグリア細胞の基本的な形態と名称を学ぶ.
(準備)教科書でグリア細胞について確認しておくこと.
(事後)中枢神経と末梢神経の違い、およびグリア細胞の種類と機能を参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
6
神経の刺激伝導
・神経線維の刺激伝導機序を学ぶ.
・神経末端から放出される神経伝達物質の種類について学ぶ.
(準備)教科書で神経の活動電位について確認しておくこと.
(事後)神経の活動電位の形状と、神経伝達物質の種類について参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
7
神経系の構造Ⅰ
・自律神経と体性神経の神経走行について学ぶ.
(準備)教科書で自律神経と体性神経の違いについて確認しておくこと.
(事後)自律神経と体性神経の定義と、それぞれの神経走行について参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
8
神経系の構造Ⅲ
・大脳皮質の区分と機能について学ぶ.
(準備)教科書で脳表面の区分について確認しておくこと.
(事後)大脳皮質の機能について参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
9
神経系の構造Ⅳ
・脳幹部の構造について学ぶ.
(準備)教科書で脳幹部を構成する部位について確認しておくこと.
(事後)脳幹部の構造とそれぞれの機能を参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
10
神経系の構造Ⅴ
・大脳基底核の構造と機能について学ぶ.
・大脳辺縁系の構造と機能について学ぶ.
(準備)教科書で大脳基底核を構成する部位について確認しておくこと.
(事後)大脳基底核の構造とそれぞれの機能について参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
11
神経系の構造Ⅵ
・脊髄の構造と機能について学ぶ.
・脊髄の神経走行について学ぶ.
(準備)教科書で脊髄の横断図について確認しておくこと.
(事後)脊髄の構造と機能を参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
12
特殊感覚Ⅰ
・嗅覚、味覚の受容器とその構造を学ぶ.
・嗅覚、味覚の支配神経を学ぶ.
(準備)教科書で嗅覚と味覚の支配神経について確認しておくこと.
(事後)嗅覚、味覚の受容器と支配神経について参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
13
特殊感覚Ⅱ
・視覚の受容器とその構造を学ぶ.
・視覚、および眼球運動の支配神経を学ぶ.
(準備)教科書で眼球の構造について確認しておくこと.
(事後)眼球の各部位の名称と機能を参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
14
特殊感覚Ⅲ
・聴覚、平衡覚の受容器とその構造を学ぶ.
・聴覚、平衡覚の支配神経を学ぶ.
(準備)教科書で外耳から内耳に至る構造について確認しておくこと.
(事後)聴覚、平衡覚に関与する部位の名称と機能を参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
15
体性感覚
・触覚、痛覚、温覚などの体性感覚受容器とその構造を学ぶ.
(準備)教科書で体性感覚の受容器について確認しておくこと.
(事後)体性感覚の受容器の種類と機能を参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
準備学習・事後学習
準備学習は、教科書に目を通して視覚的に理解しておくだけで良いが、事後学習は講義内容を良く理解するためにも、自分の言
葉で他の人に説明出来るようにしておく事が必要である.
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
定期試験は実施しない.
定期試験
毎講義の終了時に小テストを行い、合計点を50点に換算する.
定期試験以外(授業内の課 50
題・参加度・出席態度等)
その他
50
講義とは別に復習テスト(50点満点)を実施し、上記小テストの点数と合計して成績評価とする.
解剖学Ⅰ(前期)と同じ教科書(ぜんぶわかる人体解剖図/坂井建雄・橋本尚詞 著 /成美堂出版)
教科書
参考文献
履修条件
留意事項等
系統看護学講座 人体の構造と機能① 解剖生理学/坂井建雄・岡田隆夫/医学書院
小テストの合計点を50点換算した結果が10点未満になってしまうと、復習テストが満点(50点)でも、合計は60点未満となり不合格にな
る。したがって、毎回の小テストにしっかり取り組む必要がある.
なお、欠席した場合、当日の小テストは0点として計算される.
- 23 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10437091
教員氏名
授業の概要
到達目標
2016/5/1
単位
2.0
生理学I
配当年次
1
開講期
前期
木村 浩一
看護の基礎となる人体の生理機能を学習する.まず生命維持するための機能である、体液・血液と循環・呼吸、消化・吸収、排泄、内分
泌、免疫などについて学ぶ.
1. 生理学の重要な用語(以後の医学系講義、あるいは臨床実習で使用される用語)について理解し、資料を参照せずに説明が出来ること.
2. 人体内部の変動に生体が反応する仕組みを、資料を参照せずに説明出来ること.
3. 関連する医学系専門書の読解が可能であること.
授業計画
1
骨の構造と機能
・骨の微細構造について理解する.
・骨の造血器官としての機能について理解する.
・骨のカルシウム貯蔵庫としての機能について理解する.
(準備)教科書で骨の構造と機能について確認しておくこと.
(事後)骨の構造と機能について参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
2
神経系の基礎
・中枢神経と末梢神経の定義について理解する.・自律神経について理解する.・神経の走行について解剖学的に理解する.
(準備)教科書で脳神経の種類と自律神経について確認しておくこと.
(事後)中枢神経と末梢神経の定義、および脳神経の種類と自律神経について参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
3
筋肉の構造
・骨格筋の微細構造と機能を学ぶ. ・筋収縮の原理を学ぶ.
(準備)教科書で筋肉の微細構造について確認しておくこと.
(事後)筋肉の微細構造と筋収縮における機能を参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
4
筋収縮の調節
・筋収縮を検出する受容器について学ぶ. ・運動の命令系統の走行を学ぶ.
(準備)教科書で筋紡錘とゴルジ腱器官について確認しておくこと.
(事後)筋肉の収縮を調整する機構と脊髄反射について参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
5
代謝
・ビタミンの種類と機能について理解する.・糖・蛋白・脂肪代謝について理解する.・エネルギー代謝について理解する.
(準備)教科書でビタミンの種類について確認しておくこと.
(事後)ビタミンの機能と欠乏症について参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
6
体温調節
・熱産生と熱放散の方法について理解する.
・体温調節の仕組みについて理解する.
・発汗の種類とその意義について理解する.
(準備)教科書で体温の維持機構について確認しておくこと.
(事後)体温の調節中枢と汗腺の種類と機能について参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
7
循環器
・心電図の読解方法を理解する.
・血圧決定因子と血圧測定方法の原理を理解する.
・心音の発生機序と心音聴取の方法について理解する.
(準備)教科書で血圧の定義について確認しておくこと.
(事後)心電図の各波形と血圧測定の原理について参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
8
呼吸器
・呼吸機能の維持と周期性の形成について理解する.
(準備)教科書で呼吸機能の測定方法について確認しておくこと.
(事後)呼吸機能の用語と呼吸中枢、呼吸機能の異常について参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
9
消化器Ⅰ:口腔、食道、胃
・嚥下運動について理解する. ・味覚の神経支配について理解する.
・唾液の成分について理解する.・胃の分泌細胞の種類と機能について理解する.
(準備)教科書で味覚、および口腔と胃の消化液について確認しておくこと.
(事後)嚥下運動、味覚の神経支配、および胃からの外分泌液について参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
10
消化器Ⅲ:小腸、結腸、膵臓、肝臓
・分泌液の種類と機能について理解する. ・栄養分の吸収経路について理解する.
(準備)教科書で該当する器官について確認しておくこと.
(事後)各器官の分泌液の種類と機能を参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
11
内分泌Ⅰ:視床下部、脳下垂体、松果体
・内分泌器官の神経機構について理解する. ・各内分泌の機能について理解する. ・内分泌調節機構について理解する.
(準備)教科書で脳から分泌されるホルモンについて確認しておくこと.
(事後)脳で分泌されるホルモンの種類と機能を参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
12
内分泌Ⅱ:甲状腺、副甲状腺
・甲状腺から分泌されるホルモンの種類と機能を理解する. ・副甲状腺から分泌されるホルモンの種類と機能を理解する.
(準備)教科書で甲状腺と副甲状腺から分泌されるホルモンの種類について確認しておくこと.
(事後)甲状腺と副甲状腺から分泌されるホルモンの種類と機能を参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
13
内分泌Ⅲ:心臓、副腎、腎臓
・心臓、副腎、腎臓から分泌されるホルモンの種類と機能を理解する.
(準備)教科書で心臓、副腎、腎臓から分泌されるホルモンについて確認しておくこと.
(事後)心臓、副腎、腎臓から分泌されるホルモンの種類と機能を参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
14
内分泌Ⅳ:性腺①
・精巣の男性ホルモン分泌機構について理解する. ・男性ホルモンと性腺刺激ホルモンの機能について理解する.
(準備)教科書で男性ホルモンについて確認しておくこと.
(事後)性腺刺激ホルモンの標的細胞と機能、および男性ホルモンの産生細胞と機能について参考資料無しで説明出来るようにしておくこ
と.
15
内分泌器Ⅴ:性腺②、脂肪、その他
・女性ホルモンと黄体ホルモンの分泌機構について理解する.
・性腺刺激ホルモンによる女性ホルモンおよび黄体ホルモンの分泌制御について理解する.
・性周期について理解する.
(準備)教科書で女性ホルモンおよび黄体ホルモンについて確認しておくこと.
(事後)性周期について、関係するホルモンの分泌変化との関連を参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
準備学習・事後学習
準備学習は、教科書に目を通して視覚的に理解しておくだけで良いが、事後学習は講義内容を良く理解するためにも、自分の言
葉で他の人に説明出来るようにしておく事が必要である.
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
定期試験は実施しない.
定期試験
毎講義の終了時に小テストを行い、合計点を50点に換算する.
定期試験以外(授業内の課 50
題・参加度・出席態度等)
その他
50
講義とは別に復習テスト(50点満点)を実施し、上記小テストの点数と合計して成績評価とする.
解剖学Ⅰと同じ教科書(ぜんぶわかる人体解剖図/坂井建雄・橋本尚詞 著 /成美堂出版)
教科書
参考文献
系統看護学講座 人体の構造と機能① 解剖生理学/坂井建雄・岡田隆夫/医学書院
履修条件
留意事項等
小テストの合計点を50点換算した結果が10点未満になってしまうと、復習テストが満点(50点)でも、合計は60点未満となり不合格にな
る。したがって、毎回の小テストにしっかり取り組む必要がある.
なお、欠席した場合、当日の小テストは0点として計算される.
- 24 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
90438091
教員氏名
2016/5/1
単位
2.0
生理学II
配当年次
1
開講期
後期
木村 浩一
生理学Ⅰで学んだことを、さらに体外環境に対応して生きていくための、筋と運動、感覚、末梢および中枢神経系の機能について学び、生
命活動を総合的に理解する。
授業の概要
到達目標
1. 血液による生命活動の維持について説明できる.
2. 神経系による生命活動の維持について説明できる.
3. 神経の機能について説明できる.
授業計画
1
血液Ⅰ:血球、免疫
・血液の役割について理解する.
・免疫の仕組みについて理解する.
・血液型の仕組みについて理解する.
(準備)教科書で血球の種類と機能について確認しておくこと.
(事後)血球の種類と機能について理解し、免疫反応について参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
2
血液Ⅱ:血液凝固
・血液凝固の仕組みについて理解する.
(準備)教科書で血液凝固に関与する因子について確認しておくこと.
(事後)血液凝固に関与する主要な因子とビタミンについて参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
3
排泄Ⅰ
・腎機能について理解する.
・排尿の神経調節機構について理解する.
(準備)教科書で腎臓の解剖について確認しておくこと.
(事後)尿の生成機構と排尿に関わる神経支配を参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
4
排泄Ⅱ
・排便機能について理解する.
・排便の神経調節機構について理解する.
(準備)教科書でh排便の神経支配について確認しておくこと.
(事後)排便に関わる神経支配と排便中枢について参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
5
神経の基本的機能Ⅰ
・ニューロンとグリア細胞の機能を理解する.
・神経の活動電位の機序を理解する.
(準備)教科書で活動電位の波形について確認しておくこと.
(事後)活動電位の発生機序を参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
6
神経の基本的機能Ⅱ
・シナプスでの刺激伝導について理解する.
(準備)教科書で神経伝達物質の種類について確認しておくこと.
(事後)神経伝達物質の種類と、神経組織での分布について参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
7
自律神経系の機能
・交感神経と副交感神経の機能的な違いを理解する.
・内蔵感覚について理解する.
(準備)教科書で自律神経の機能について確認しておくこと.
(事後)各臓器に対する自律神経の機能を参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
8
運動系の機能
・大脳皮質の運動野、および運動の伝導路について理解する.
(準備)教科書で大脳表面の区分について確認しておくこと.
(事後)大脳皮質運動野と運動性言語野について参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
9
脳幹部の機能
・脳幹部が支配する調節機構について理解する.
(準備)教科書で脳幹部の構造について確認しておくこと.
(事後)脳幹部に中枢のある機能を参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
10
運動系の機能Ⅰ
・脳幹・小脳・大脳基底核の運動調節について理解する.
(準備)教科書で大脳基底核の構造について確認しておくこと.
(事後)錐体路と錐体外路について参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
11
運動系の機能Ⅱ
・運動調節と反射について理解する.
(準備)教科書で脊髄反射と脳幹反射について確認しておくこと.
(事後)脊髄反射経路と、脳幹反射の種類について参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
12
感覚系の機能Ⅰ
・嗅覚、味覚の伝導路を理解する.
(準備)教科書で嗅覚と味覚の伝導路について確認しておくこと.
(事後)嗅覚と味覚の受容器と伝導路について参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
13
感覚系の機能Ⅱ
・視覚の伝導路と調節機構を理解する.
(準備)教科書で視覚の伝導路について確認しておくこと.
(事後)視覚の伝導路と姿勢制御について参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
14
感覚系の機能Ⅲ
・聴覚、平衡覚の伝導路と調節機構を理解する.
(準備)教科書で聴覚と平衡覚の伝導路について確認しておくこと.
(事後)聴覚と平衡覚の伝導路と、姿勢制御について参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
15
感覚系の機能Ⅳ
・体性感覚の伝導路と脊髄損傷による症状の特徴について理解する.
(準備)教科書で脊髄における体性感覚の伝導路について確認しておくこと.
(事後)体性感覚の伝導路とブラウン-セカール症候群について参考資料無しで説明出来るようにしておくこと.
準備学習・事後学習
準備学習は、教科書に目を通して視覚的に理解しておくだけで良いが、事後学習は講義内容を良く理解するためにも、自分の言
葉で他の人に説明出来るようにしておく事が必要である.
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
定期試験は実施しない.
定期試験
毎講義の終了時に小テストを行い、合計点を50点に換算する.
定期試験以外(授業内の課 50
題・参加度・出席態度等)
その他
50
講義とは別に復習テスト(50点満点)を実施し、上記小テストの点数と合計して成績評価とする.
解剖学Ⅰと同じ教科書(ぜんぶわかる人体解剖図/坂井建雄・橋本尚詞 著 /成美堂出版)
教科書
系統看護学講座 人体の構造と機能① 解剖生理学/坂井建雄・岡田隆夫/医学書院
参考文献
履修条件
留意事項等
小テストの合計点を50点換算した結果が10点未満になってしまうと、復習テストが満点(50点)でも、合計は60点未満となり不合格にな
る。したがって、毎回の小テストにしっかり取り組む必要がある.
なお、欠席した場合、当日の小テストは0点として計算される.
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北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
90914091
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
臨床栄養学
配当年次
1
開講期
後期
西尾 久美子
ヒトの健全な生命活動における栄養の意義、栄養と健康の関わりについて、種々の栄養素の働きを通して学ぶ。
各ライフステージの特性を理解し、それぞれの栄養問題を学習する。
食を通した栄養摂取について学ぶ。
授業の概要
栄養素の働きを知り、摂取した栄養素の消化・吸収について理解し、生命活動が営まれることを理解できるようになる。
ライフステージごとの栄養問題を理解し、適切な栄養ケアの必要性を理解できるようになる。
自己の食生活の問題点を理解し、適切な食習慣の獲得を目指すことができる。
到達目標
授業計画
1
2
3
4
5
6
7
8
授業のガイダンス・・・授業の概要と到達目標を説明する。
(準備)現代の食の問題点についてまとめておくこと。
病気の予防、発症、進行と栄養の関わりについて学ぶ。 (事後)予防医療としての食の意義についてまとめる。
消化器のしくみを学び、食物の摂取と消化・吸収について理解する。
(準備)教科書の「消化・吸収」を事前に読んでおくこと。
(事後)消化作用についてまとめておくこと。
栄養素の種類と主な働きを学ぶ。 (準備)教科書の「糖質、脂質、たんぱく質」を読んでおくこと。
三大栄養素の働きを学ぶ。 (事後)身体活動の維持と栄養素の関わりについてまとめる。
栄養素の種類と主な働きを学ぶ。 (準備)教科書の「ビタミン、ミネラル、食物繊維」を読んでおくこと。
ビタミン、ミネラル、食物繊維、水の働きを学ぶ。 (事後)身体活動の維持と栄養素の関わりについてレポートを作成する。
ラフステージ別栄養管理 (準備)教科書の「妊娠期、授乳期、乳児期」を読んでおくこと。
妊娠期・授乳期の生理的特性と栄養・食事の留意点を学ぶ。
乳児の特性と哺乳、離乳食の留意点を学ぶ。 (事後)妊娠期の栄養摂取の重点をまとめる。
ライフステージ別栄養管理 (準備)教科書の「幼児期、学童期、思春期」を読んでおくこと。
幼児期、学童期、思春期の生理的特性と栄養・食事の留意点を学ぶ。 (事後)自分の食事の問題点をまとめる。
ライフステージ別栄養管理 (準備)教科書の「成人期」を読んでおくこと。
成人期の生理的特性と栄養・食事の留意点を学ぶ。 (事後)生活習慣病予防のための食生活についてまとめる。
ライフステージ別栄養管理 (準備)教科書の「高齢期」を読んでおくこと。
高齢期の身体の変化と、その特性を学び、栄養・食事の留意点を理解する学ぶ。 (事後)高齢期の栄養問題についてまとめる。
なし
9
なし
10
なし
11
なし
12
なし
13
なし
14
なし
15
授業を通して、食事と疾病との関連を理解し、問題点をまとめておくこと。
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
80
筆記による試験を実施する
定期試験
レポート評価
定期試験以外(授業内の課 20
題・参加度・出席態度等)
その他
0
なし
栄養学 人体の構造と機能(3)/小野章史他/医学書院
教科書
必要に応じてプリント
参考文献
履修条件
留意事項等
私語厳禁 携帯電話の使用厳禁
教科書は2年時の「食事療法」でも使用する
2年時の「食事療法」と連動する科目となるので、復習しながら確実な理解が必要
- 26 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10739091
教員氏名
授業の概要
到達目標
2016/5/1
単位
1.0
免疫学
配当年次
2
續 佳代
病原微生物から身を守るために備わっている免疫システムの重要な特徴は自己と非自己の識別であるといえる。講義では生体に自然に備
わっている生体防御機構、免疫担当細胞の種類と働きを解説し、免疫とは何かを習得する。また、免疫機構の破綻によってもたらされる免
疫病の種類と特徴を概説する。
・免疫とは何かを概説できる。
・感染症を起こす微生物の種類と特徴を概説できる。
・常在細菌叢の種類と生体防御における役割について概説できる。
・免疫担当細胞の種類と働きを概説できる。
・免疫系の破綻によりもたらされる様々な免疫病について概説できる。
授業計画
1
感染症から身を護る
・身のまわりにひそんでいる微生物、健康を脅かすリスクについて理解する。
(準備)罹患したことがある感染症、および聞いたことのある微生物に興味を持ちj講義を受講すること。
(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
2
・微生物の種類、大きさ、特徴について理解する。
・化学療法薬の種類と使用方法について理解する。
(準備)シラバスの内容を参考にあらかじめ教科書に目を通しておくこと。
(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
3
・主な消毒薬の用途と微生物に対する効果を理解する。
・感染するということはどういうことかを理解する。
・感染症成立の要因(感染源、感染経路、感染宿主)と感染予防の基本を理解する。
(準備)シラバスの内容を参考にあらかじめ教科書に目を通しておくこと。
(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
4
・生体に備わっている身体をまもるしくみ(免疫)について理解する。
・常在微生物叢の健康への関わりを理解する。
(準備)自分の体に常在している微生物を一つでもあげることができるようにしておくこと。
(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
5
・血液細胞(白血球、赤血球、血小板)の役割と免疫担当細胞の種類と働きを理解する。
(準備)シラバスの内容を参考にあらかじめ教科書に目を通しておくこと。
(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
6
・体液性免疫と細胞性免疫の違いを理解する。
・抗体の種類と役割について理解する。
(準備)シラバスの内容を参考にあらかじめ教科書に目を通しておくこと。
(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
7
能動免疫と受動免疫
・免疫反応を利用したワクチンの種類と予防接種の接種時期を理解する。
・治療目的の血清療法を理解する。
(準備)これまで接種したことがあるワクチンの種類を知り、接種時期と回数を知っておくこと。
(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
8
・日和見感染症の定義、日和見感染症を起こす微生物、要因について理解する。
・院内感染症の定義、院内感染症を起こす微生物、要因について理解する。
(準備)シラバスの内容を参考にあらかじめ教科書に目を通しておくこと。
(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
9
・ウイルス性肝炎について種類と特徴を理解する。
・後天性免疫不全症(エイズ)を引き起こす要因、症状について理解する。
・針刺し事故により感染症を引き起こす微生物の種類とその対策について理解する。
(準備)シラバスの内容を参考にあらかじめ教科書に目を通しておくこと。
(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
10
・アレルギー(過敏)反応が起こるしくみとアレルギーの型(Ⅰ型~Ⅳ型)を理解する。
・抗アレルギー薬の種類について理解する。
(準備)シラバスの内容を参考にあらかじめ教科書に目を通しておくこと。
(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
11
血液型と移植免疫
・赤血球型血液型と白血球型血液型の抗原抗体について理解する。
・移植における免疫反応(拒絶反応)について理解する。
(準備)シラバスの内容を参考にあらかじめ教科書に目を通しておくこと。
(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
12
・免疫寛容が起こる例を理解する。
・主な自己免疫疾患と自己抗体を知り、自己免疫疾患の免疫システムについて理解する。
(準備)シラバスの内容を参考にあらかじめ教科書に目を通しておくこと。
(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
13
・腫瘍マーカーの種類と特徴について理解する。
・発疹性感染症(麻疹、風疹、流行性耳下腺炎、水痘)の感染経路、症状、および予防法について理解する。
(準備)シラバスの内容を参考にあらかじめ教科書に目を通しておくこと。
(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
14
・呼吸器感染症(かぜ症候群、インフルエンザ、結核)についてその特徴と予防法について理解する。
・食中毒の種類、特徴とその予防法について理解する。
(準備)シラバスの内容を参考にあらかじめ教科書に目を通しておくこと。
(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
15
・尿路感染症と主な性感染症の種類、症状、感染予防策について理解する。
・脳神経系感染症の種類、症状、感染予防策について理解する。
(準備)シラバスの内容を参考にあらかじめ教科書に目を通しておくこと。
(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
授業で得られる知識をもとに、日常生活で免疫力を高める努力をする。
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
定期試験
筆記による復習テストを90点、授業で提出してもらうレポートを10点で合計100点とする。
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
0
病気がみえる⑥ 免疫・膠原病・感染症 / 森尾 友宏ほか / メディックメディア
教科書
特になし
参考文献
履修条件
留意事項等
開講期
後期
特になし
- 27 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10915091
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
食事療法
配当年次
2
開講期
前期
西尾 久美子
病気の治療のための栄養・食事療法を理解し、疾患と栄養・食事の関わりを学ぶ。
病気の一次予防、二次予防、三次予防に食事が密接に関わることを学ぶ。
授業の概要
主な疾患の栄養・食事療法について理解できるようになる。
病態に応じた栄養治療、静脈栄養・経腸栄養・経口栄養を理解し、看護ケアとの関連を理解できるようになる。
栄養・食事療法を理解し、学生自らの食生活を整えることができるようになることを目指す。
到達目標
授業計画
1
2
3
4
授業の概要と到達目標を説明する。 (準備)現代の食の問題点についてまとめておくこと。
保健・医療における栄養に関して、食事療法や医療制度の変遷を学ぶ。 (事後)食事療法の意義についてまとめる。
病院食の概要 一般食、治療食、検査食、食形態を学び、入院中の栄養管理の重要性を理解する
食事摂取基準の概要を学ぶ。
(準備)教科書の「病院食」を読んでおくこと。
(事後)自分の基礎代謝量を知り、必要エネルギー量を計算してみる。
栄養補給法
(準備)教科書の「栄養補給法」を読んでおくこと。
経口摂取が出来ない場合の栄養補給法と補給ルートを学び、栄養法を選択するにあたっての病態、栄養評価、必要栄養量、合併症のリスク
などを学ぶ。 (事後)静脈栄養、経口栄養の合併症をまとめる。
摂食障害の栄養・食事療法
咀嚼・嚥下機能低下がみられるときの食事の留意点を学ぶ。
(準備)教科書の「咀嚼・嚥下障害患者の食事療法」を読んででおく。
(事後)咀嚼・嚥下障害患者への看護師の役割をまとめる。
5
循環器疾患の栄養・食事療法
(準備)教科書の「循環器疾患の食事療法」を読んでおく。
動脈硬化の危険因子を理解し、生活習慣病の発症、さらに合併症につながる過程を学ぶ
高血圧症の治療としての食事療法を学ぶ (事後減塩食のポイントをまとめる。
6
循環器疾患の栄養・食事療法
(準備)教科書の「循環器疾患の食事療法」を読んでおく。
心疾患、脳血管疾患の病態を理解し、それぞれの病期に応じた栄養・食事療法を学ぶ
(事後)循環器疾患の栄養ケアの要点をまとめる。
7
消化器疾患の栄養・食事療法
(準備)教科書の「胃・腸疾患」を読んでおく。
消化性潰瘍、炎症性腸疾患の病態を理解し、それぞれの病期に応じた栄養・食事療法を学ぶ
(事後)成分栄養剤の特徴をまとめる。
8
消化器疾患の栄養・食事療法
(準備)教科書の「肝臓疾患」を読んでおく。
肝臓病の病態を理解し、それぞれの病態に応じた栄養・食事療法の違いを学ぶ
(事後)分枝アミノ酸の役割をまとめる。
9
消化器疾患の栄養・食事療法 (準備)教科書の「下痢、便秘」を読んでおく。
膵臓病、胆嚢疾患の病態を理解し、それぞれの栄養・食事療法を学ぶ
排便異常の症状に応じた治療を学ぶ (事後)下痢、便秘改善のための生活習慣をまとめる。
10
代謝性疾患の栄養・食事療法 (準備)教科書の「糖尿病」を読んでおく。
糖尿病の病態を理解し、血糖コントロールのための食事療法の重要性を学ぶ
(事後)糖尿病治療での看護師の役割をまとめる。
11
代謝性疾患の栄養・食事療法 (準備)教科書の「肥満、やせ、PEM」を読んでおく。
肥満、やせ、PEMの病態を理解し、それぞれの食事療法を学ぶ
(事後)PEMから引き起こされる状態をまとめる。
12
腎疾患の栄養・食事療法
(準備)教科書の「腎臓疾患」を読んでおく。
慢性腎臓病、腎不全、人工透析の病態を理解し、それぞれの病期に応じた食事療法を学ぶ
(事後)透析療法の栄養管理をまとめる。
13
14
血液疾患の栄養・食事療法
(準備)教科書の「血液疾患」を読んでおく。
貧血の病因を理解し、栄養・食事療法を学ぶ (事後)貧血の分類とその原因をまとめる。
小児疾患・食物アレルギーの栄養・食事療法 (準備)教科書の「食物アレルギー」を読んでおく。
小児糖尿病の栄養・食事療法を学ぶ (事後)小児糖尿病の栄養ケアの要点をまとめる。
アレル食物ギー疾患の食事療法を学ぶ
まとめとして、臨床栄養学、食事療法を学び看護ケアとの関連をレポートする
15
授業を通して病気の成因、治療を理解し、看護師の役割を考えることができるようになること。
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
80
筆記による試験を実施する
定期試験
レポート提出
定期試験以外(授業内の課 20
題・参加度・出席態度等)
その他
0
なし
栄養学 人体の構造と機能(3)/小野章史他/医学書院
教科書
必要に応じて資料配布
参考文献
履修条件
留意事項等
私語厳禁 携帯電話の使用厳禁
- 28 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10775091
教員氏名
授業の概要
到達目標
2016/5/1
単位
1.0
臨床心理学
配当年次
1
開講期
後期
川端 愛子
複雑・多様化する社会状況のなかで、医療や教育等の領域における対人援助には、ますます深い人間理解が求められています。この授業で
は、臨床心理学の基本的な理解の枠組みを学ぶことを通して、心理臨床的支援に関わる関係者との共通なベースを構築していくための手が
かりを提供します。ここでは、主として、①臨床心理学の歴史と背景、②カウンセリングの理論と実際、③遊戯療法・音楽療法・家族療法
に関する理論と実際について学習します。さらに、学習を深めていくために、ロールプレィ実習および臨床を跡づけていくための分析法の
実習を組み入れて演習を進めていきます。
この授業では、臨床心理学の理論と実際について学びます。受講生は、理論学習及び体験学習を通して、臨床心理学に関して実践的な学び
を深めます。最終的には、それぞれの受講生が、人間が抱える様々な心の問題について、臨床心理学的な側面から理解することができるよ
うになることを目標とします。
授業計画
1
オリエンテーションおよび授業担当者の心理臨床に関する学習の軌跡と臨床実践の紹介をします。ここでは、授業の内容や目的、進め方、
留意事項等についての説明を行います。
【準備学習】シラバスを読んで授業の概要を把握すること。【事後学習】配布資料を読んで授業の内容と目的を理解すること。
2
演習の場の設定と流れ:演習を円滑に進めるためのベースを構築します。ここでは、「私の対人地図」の作成を通して、これまでの対人関
係を振り返り、視覚的に表現することを通して、自己理解・他者理解を深めます。また、対人援助に携わる者としての自己理解の重要性に
ついて学びます。
【準備学習】自己理解というキーワードについて整理すること。【事後学習】「私の対人地図」を振り返り自己理解を深めること。
3
心理臨床における対象者の特性(抱えている課題・関連する要因等)について、受講生それぞれが描くイメージを交換し、対象の輪郭を明
らかにします。ここでは、心理学的手法を用いて、心理臨床の対象となる人々の特性に関するイメージを出し合い、グループごとに分析を
進め、対象者について理解を深めます。
【準備学習】関連文献を読んで概要をまとめること。【事後学習】配布資料を読んで専門用語を中心に整理すること。
4
臨床心理学の歴史と背景:ここでは、臨床心理学の成り立ちについて学び、臨床心理学の過去・現在・未来について理解を深めます。あわ
せて、臨床心理学と近接した学問領域としてどのような領域があるかについても学びます。また、臨床心理士資格およびその職務内容・職
域についても学習します。
【準備学習】関連文献を読んで概要をまとめること。【事後学習】配布資料について専門用語を中心にして整理すること。
5
カウンセリングの理論と実際(1):パーソナリティの発達に関する理論を学習します。ここでは、フロイトによって提唱された精神分析
に関わる理論について学びます。あわせて、エリクソンやピアジェによる精神発達に関する理論についても理解を深めます。
【準備学習】パーソナリティというキーワードについて調べること。【事後学習】配布資料を読んで専門用語を中心に整理すること。
6
カウンセリングの理論と実際(2):来談者中心療法の理論について学習します。ここでは、ロジャーズの提唱した来談者中心療法の理論に
ついて事例を交えながら実践的に学びます。特に、自己概念と経験の一致・不一致に関しては、具体的な事例を想定して、相談の進め方に
ついて理解を深めます。
【準備学習】来談者中心療法について調べること。【事後学習】事例に対する自分の考えをまとめること。
7
カウンセリングの理論と実際(3):心理アセスメントについて学習します。ここでは、カウンセリングにおける心理アセスメントの位置づ
け、方法、流れについて理解を深めます。また、知能検査、性格検査の活用については、実際の検査の体験学習を通して実践的な学びを深
めます。
【準備学習】心理アセスメントというキーワードについて調べること。【事後学習】関連文献を読んで概要をまとめること。
8
遊戯療法の理論と実際(1):遊戯療法に関する文献の講読を通して心理臨床的支援のあり方について理解を深めます。(文献を読むこと
を通して、遊戯療法に関する基本的知識を学びます。また、映像資料を視聴することを通し、遊戯療法についての具体的・実践的なイメー
ジを持つことを目指します。)
【準備学習】遊戯療法というキーワードについて心理学的視点から整理すること。【事後学習】課題に関するレポートを作成すること。
9
遊戯療法の理論と実際(2):集団遊戯療法の実際についてロールプレィを通して学習します。ここでは、関係力育成プログラムについて学
び、これに基づいて、プレイルームでロールプレィ実習を行います。受講生は、子どもと関わる場面を想定して動きやすい服装で受講する
こととします。
【準備学習】事前に設定した子どもの発達段階について整理すること。【事後学習】B-S評定スケールによる評価を行うこと。
10
遊戯療法の理論と実際(3):集団遊戯療法による実践場面の分析の方法について学習します。ここでは、関係力育成プログラムによるロー
ルプレイ実習場面に関するクリッカーを活用した分析について学習を深めます。【準備学習】B-S評定スケールの結果を振り返って自分の考
えをまとめること。
【事後学習】関連文献を参照しながらこれまでの遊戯療法に関する学習のまとめを行うこと。
11
12
13
音楽療法の理論と実際(1):心理臨床的場を構築するための音楽療法について学習を深めます。ここでは、カウンセリングの世界と音楽療
法の関係性について学びます。また、文献の紹介を通して、発達に課題のある子どもたちに対する音楽療法について理解を深めます。
【準備学習】音楽療法というキーワードについて整理すること。【事後学習】配布した文献を読んで概要をまとめること。
音楽療法の理論と実際(2):関係力の育成に関わる音楽療法について学習を深めます。ここでは、文献の講読を通して、子どものための
「関係力育成プログラム」を下支えするBGMの構成を学びます。また、音楽療法の実践に関する映像資料の視聴を通して、音楽療法の実際に
ついて理解を深めます。
【準備学習】遊戯療法と音楽療法の関係性について学んだことを整理すること。【事後学習】これまでの音楽療法に関する学習をまとめる
こと。
家族療法の理論と実際(1):家族療法に関する文献の講読を通して、家族療法の基本的な考え方について理解を深めます。家族療法の視点
を通した子ども理解について学ぶことにより、子どもと子どもを取り巻く家族への支援のあり方について理解を深めていきます。
【準備学習】家族療法というキーワードについて整理すること。【事後学習】参考文献を読んで概要をまとめること。
14
家族療法の理論と実際(2):家族療法における心理学的アセスメントの体験を通してこの療法の有用性について理解を深めます。ここで
は、家族療法におけるアセスメント法として、家族イメージ法(FIT)に取り組み、この体験を通して家族療法的視点から見たカウンセリン
グのあり方について考えていきます。
【準備学習】家族療法というキーワードについて整理すること。【事後学習】FITの作成を通して考えたことをまとめること。
15
授業の振り返りと学習の成果の確認:ここでは、この演習で学んだことについて、全体のまとめを行います。これまでの演習で学んだこと
を振り返り、「臨床心理学」について考えたことについて、小論文の作成及びスピーチによる意見交換を行います。
【準備学習】臨床心理学について学んだことについて、自分の考えを整理すること。
【事後学習】配布資料および関連文献を読んでこれまでの学習のまとめを行うこと。
準備学習および事後学習については各回の授業計画に記載しています。
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
定期試験は実施しません。
定期試験
演習場面への参加態度、グループでの活動状況、およびレポート課題提出によって評価します。
定期試験以外(授業内の課 75
題・参加度・出席態度等)
その他
25
ロールプレィ実習での体験をテーマとする「実習体験報告書」(所定の書式)によって評価します。
教科書は使用しません。必要な資料は随時配布します。
教科書
参考文献
履修条件
留意事項等
心の病理学 大塚義孝編著 至文堂
教育相談支援 子どもとかかわる人のためのカウンセリング入門 西見奈子編著 萌文書林
家族のイメージ 亀口憲治著 河出書房新社
この演習では、臨床心理学に関する、ロールプレィ実習、体験学習の取り組みが重視されます。そのため、積極的な授業参加が求められる
ので留意してください。
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北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
50916091
教員氏名
授業の概要
到達目標
2016/5/1
単位
2.0
病理学
配当年次
2
開講期
前期
池田 仁
病気の起こす原因やその発症のメカニズムについて、細胞・組織傷害、細胞死と老化、先天異常と遺伝病、代謝障害、循環障害、腫瘍など
原因や機序別に分けて学習する総論に加え、その総論を基礎として各臓器ごとにその代表的疾患について発症機序や病態などの各論を学
ぶ。
1.病院病理の役割や病理診断の意義、加えて病理解剖の意義を説明できる。
2.細胞傷害および細胞死の分類や機序、その形態的特徴を述べることができる。
3.先天異常や遺伝病、代謝障害、循環障害、腫瘍について、それぞれの病態や種類、発症機序を説明できる。また、それぞれの代表的疾患
を挙げ説明できる。
4.各臓器の代表的疾患について、それぞれの発症機序や病態を説明できる。
授業計画
1
病理学とは、病因論
病理学の概念と医学における位置付け、実際の病院病理の役割などを学習する。さらに病因論についても学ぶ。
初回は特に事前学習の必要はない。事後は次回の講義の初めに今回分の小テストを課すので、よく復習しておくこと。
2
細胞傷害と細胞死、老化
細胞傷害の種類やその機序を学ぶ。また傷害を受けた細胞組織の形態変化やその修復について学習する。
細胞死の種類とその機序、形態的特徴などを学ぶ。さらに、細胞から個体の老化について学習する。
事前に参考書などで今回の講義の範囲の下調べをしておくこと。事後は次回の講義の初めに今回分の小テストを課すので、よく復習してお
くこと。
3
先天異常と遺伝病
先天異常の種類と代表的な疾患、奇形の種類、染色体異常とその代表的疾患を学ぶ。また、遺伝子の構造から遺伝様式とそれぞれの代表的
遺伝病について学ぶ。
事前に参考書などで今回の講義の範囲の下調べをしておくこと。事後は次回の講義の初めに今回分の小テストを課すので、よく復習してお
くこと。
4
代謝障害1
糖質代謝障害、蛋白代謝障害、核酸代謝傷害のそれぞれの機序や代表的疾患について学ぶ。
事前に参考書などで今回の講義の範囲の下調べをしておくこと。事後は次回の講義の初めに今回分の小テストを課すので、よく復習してお
くこと。
5
代謝障害2
脂質代謝障害、無機質代謝障害、色素代謝障害のそれぞれの機序や代表的疾患について学ぶ。
事前に参考書などで今回の講義の範囲の下調べをしておくこと。事後は次回の講義の初めに今回分の小テストを課すので、よく復習してお
くこと。
6
循環障害
局所性循環障害と全身性循環障害に分けて、それぞれの病態や機序について学ぶ。
事前に参考書などで今回の講義の範囲の下調べをしておくこと。事後は次回の講義の初めに今回分の小テストを課すので、よく復習してお
くこと。
7
腫瘍1
腫瘍の概念、分類、形態的特徴、発生機序、がん遺伝子やがん抑制遺伝子などについて学ぶ。
事前に参考書などで今回の講義の範囲の下調べをしておくこと。事後は次回の講義の初めに今回分の小テストを課すので、よく復習してお
くこと。
8
腫瘍2
がんの浸潤・転移や病期、宿主への影響や予後の違いなどについて学習する。
事前に参考書などで今回の講義の範囲の下調べをしておくこと。事後は次回の講義の初めに今回分の小テストを課すので、よく復習してお
くこと。
9
循環器
先天性心疾患や心筋症、炎症、虚血性心疾患、血管の病変などについて、その代表的疾患の発症機序や病態を学ぶ。
事前に参考書などで今回の講義の範囲の下調べをしておくこと。事後は次回の講義の初めに今回分の小テストを課すので、よく復習してお
くこと。
10
呼吸器
気道から肺、胸膜などに発症する代表的疾患の発症機序や病態を学ぶ。特に肺では拘束性肺疾患と閉塞性肺疾患の概念も学習する。
事前に参考書などで今回の講義の範囲の下調べをしておくこと。事後は次回の講義の初めに今回分の小テストを課すので、よく復習してお
くこと。
11
消化器
口腔から肛門に至る消化管から肝や胆嚢、膵などに発症する代表的疾患の発症機序や病態を学ぶ。
事前に参考書などで今回の講義の範囲の下調べをしておくこと。事後は次回の講義の初めに今回分の小テストを課すので、よく復習してお
くこと。
12
血液・造血器
赤血球や白血球の疾患や骨髄、脾、リンパ節、胸腺などに発症する代表的疾患の発症機序や病態を学ぶ。
事前に参考書などで今回の講義の範囲の下調べをしておくこと。事後は次回の講義の初めに今回分の小テストを課すので、よく復習してお
くこと。
13
泌尿器
腎、尿管、膀胱、尿道までの泌尿器に発症する代表的疾患の発症機序や病態を学ぶ。
事前に参考書などで今回の講義の範囲の下調べをしておくこと。事後は次回の講義の初めに今回分の小テストを課すので、よく復習してお
くこと。
14
内分泌、生殖器、乳房、皮膚
下垂体や甲状腺、副甲状腺、副腎などの内分泌組織、精巣や前立腺などの男性生殖器、子宮や卵巣、卵管などの女性生殖器、性周期や妊娠
関連、乳房、皮膚に発症する代表的疾患の発症機序や病態を学ぶ。
事前に参考書などで今回の講義の範囲の下調べをしておくこと。事後は次回の講義の初めに今回分の小テストを課すので、よく復習してお
くこと。
15
骨軟部、脳・神経、感覚器
骨や関節、軟部組織、中枢神経や末梢神経、感覚器に発症する代表的疾患の発症機序や病態を学ぶ。
事前に参考書などで今回の講義の範囲の下調べをしておくこと。事後は次回の講義の初めに今回分の小テストを課すので、よく復習してお
くこと。
準備学習・事後学習
次回の授業範囲について参考書などによる準備学習をしておくこと。
また、初回以外は前回の授業範囲の小テストを行うので、よく事後学習をすること。
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
70%
全15回を通しての筆記試験(選択問題)を行う。
定期試験
15回の各講義の前に前回の講義に関連した小テスト(5分、記述式)を行う。
定期試験以外(授業内の課 30%
題・参加度・出席態度等)
その他
0%
講義プリントを配布する。
教科書
参考文献
履修条件
留意事項等
「カラーで学べる病理学、第4版」 渡辺照男編、ヌーヴェルヒロカワ
「医療系学生のための病理学、第4版」 中村仁志夫ほか編 講談社
教科書の指定は行わないが、自己学習できるように少なくとも1冊以上の参考書や講義内容について調べることのできるインターネットなど
環境を整えること。
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北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10666091
教員氏名
2016/5/1
単位
2.0
病態・治療学I
配当年次
2
開講期
前期
片岡 亮
今日、医療・医学に求められているものは、高齢化社会に突入した現在では非常に複雑かつ多様化しつつあるが、内科学は、看護学を学ぶ
学生にとって広いが最も大切な領域である。まず、患者さんから病歴を聞くことから始まり、いろいろな疾病に表われる症状を知り、なぜ
その疾患に特徴的な症状が出現するのか、すなわち、その病態生理を理解することが重要である。ついで、診断のために応用される
各種の臨床検査、画像診断、さらには、疾患ごとに選択される適切な薬物療法、食事療法、注射・輸液療法などを学ばなければならない。
授業の概要
1.生体の基本的解剖・生理を理解する
2.病的変化から疾病に至る過程を理解する。
3.内科的疾病の看護を可能とする知識・技術・態度を理解する。
到達目標
授業計画
1
呼吸器病学(1) 呼吸器の解剖・生理・症状 肺・気管支の基本的構造 胸部写真のみかた スパイロメーターのみかた 症状と診断
準備:テキスト「病気が見えるvol4(呼吸器編)」を読み、呼吸器の解剖・生理・症状 肺・気管支の基本的構造に関する知識をまとめる。
事後:講義とテキストを関連付け呼吸器の解剖・生理・症状等の知識を深めて整理する。
2
呼吸器病学(2) 閉塞性肺疾患と拘束性肺疾患 肺気腫 慢性気管支炎 喘息 びまん性汎細気管支炎
間質性肺炎 膠原病 塵肺 過敏性肺臓炎 各疾患の特徴・診断・治療
準備:肺炎 肺気腫 気管支炎 喘息 間質性肺炎についてテキストを読み知識をまとめる
事後:肺気腫 気管支炎 喘息 間質性肺炎の症状・診断・治療について知識を深めて整理する
3
呼吸器病学(3) 呼吸器感染症 細菌 マイコプラズマ ウイルス 結核菌 真菌 クラミジア リケッチア 日和見感染とは MRSA VRE
胸膜炎と胸水 かぜ症候群 インフルエンザ 嚢胞性肺疾患と気胸
準備:呼吸器感染症についてテキストを読み知識をまとめる
事後:講義資料とテキストを関連付け呼吸器感染症の知識を深めて整理する
4
呼吸器病学(4) 肺癌 原発性肺癌の分類・特徴・治療 転移性肺癌 肉芽腫性肺疾患
準備:テキストを読み肺癌の分類・特徴・治療について知識をまとめる
事後:講義資料とテキストを関連づけて肺癌の分類・特徴・治療等の知識を深めて整理する
5
呼吸器病学(5) 心臓と肺の関係 心臓の図解 心不全、右心不全、肺塞栓 呼吸器の復習と整理
準備:テキストを読み心臓と肺の構造について知識を整理する
事後:1~5回までの講義資料とテキストを関連づけ、呼吸器に関する知識を深める
6
循環器病学(1) 心臓の解剖と生理 心臓の基本的構造 冠動脈 刺激伝導系 大循環と肺循環
準備:心臓の基本的構造についてテキストを読み知識を整理する
事後:心臓の生理機能、主要血管の働き等について講義資料とテキストを関連付け知識が深まるよう整理する
7
8
循環器病学(2) 心電図と心不全 心電図の基本 不整脈疾患の診断と治療 ペースメーカー
心不全とスターリング の法則
準備:テキストを読み心不全、心電図、ペースメーカーの基礎知識を整理する。
事後:講義資料とテキストを関連づけ心電図、心不全に関する知識を深めてまとめる
循環器病学(3) 虚血性心疾患 冠動脈閉塞と狭窄 心電図変化 冠動脈治療(動画にて)
準備:テキストを読み虚血性心疾患に関する知識を整理する
事後:講義資料とテキストを関連づけ虚血性心疾患の知識を深めて整理する
9
循環器病学(4) 弁膜症・心筋症・先天性心疾患 主要弁膜症(MS,MR,AS,AR)の理解 心筋炎 心筋症 心膜炎
主要先天性心疾患(VSA.ASD,PDA,FALLOT4) シャントについて
準備:弁膜症・心筋症・先天性心疾患の基礎的知識を整理する
事後:講義資料とテキストを関連づけて知識を深めて整理する
10
循環器病学(5) 動脈疾患と甲状腺機能障害 大動脈瘤 閉塞性動脈硬化症 大動脈炎 末梢血管疾患
静脈瘤と肺塞栓 甲状腺と心疾患
準備:テキストを読み動脈疾患の基礎的知識を整理する
事後:大動脈瘤 閉塞性動脈硬化症について講義資料とテキストを関連づけ知識を深めて整理する
11
12
13
循環器病学(6) メタボリック症候群 高血圧の成因、基準、治療 糖尿病の成因、基準、治療 メタボリック症候群とは
準備:メタボリック症候群とは、生活習慣病について基礎的知識をまとめる
事後:6回~本日11回までについて講義資料とテキストにて知識を深めて整理する
血液病学(1) 血液の成分 骨髄と造血 造血幹細胞 血球と血漿 血球とその機能 出血傾向と凝固・線溶系の異
常
準備:テキストを読み血液に関する基礎的知識を整理する
事後:講義資料とテキストを関連づけ知識を深めて整理する
血液病学(2) 検査法と移植・輸血 血液型と輸血 輸血の副作用 骨髄移植(造血幹細胞移植)と問題点
準備:血液と輸血に関する基礎的知識を整理する
事後:講義資料とテキストを関連づけ知識を深めて整理する
14
血液病学(3) 貧血 貧血の分類 鉄欠乏性貧血 巨赤芽球性貧血 再生不良性貧血 溶血性貧血 発作性夜間血
色素尿症
各疾患の治療法と進歩
準備:貧血と貧血の分類について基礎的知識を整理する
事後:講義資料とテキストを関連づけ(貧血の治療法含)知識を深めて整理する
15
血液病学(4) 白血病 白血病の分類 慢性骨髄性白血病 急性リンパ性白血病 悪性リンパ腫 骨髄腫 各疾患の
治療法と進歩
準備:白血病に関する基礎的知識を整理する
事後:12回~15回の血液病学で使用した講義資料とテキストを関連づけ知識を深めて整理する
授業で取り上げる疾患等についてテキストを読み基礎的知識を整理すること
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
100
筆記による試験を実施する
定期試験
なし
定期試験以外(授業内の課 0
題・参加度・出席態度等)
その他
0
なし
講義内容は毎回プリントを配布する。
病気が見えるvol1~vol10まで準備し事前学習に備える。
教科書
尚、このシリーズは,成人看護学援助論Ⅰ~Ⅴの授業テキストでもある
必要時都度紹介する
参考文献
履修条件
留意事項等
この科目は基礎看護学実習Ⅱの履修要件である。単位が修得不可の場合は実習は受けれない
- 31 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10667091
教員氏名
2016/5/1
単位
2.0
病態・治療学II
配当年次
2
松本 真希
手術の適応となる疾患、手術の方法、手術に伴う医療知識、手術患者への対応・看護を学ぶ。授業では毎回、各科を代表する手術を受ける
患者を提示し、手術の前、手術中、手術後の対応を検討することで、外科に関する知識を深める。
授業の概要
到達目標
(1)手術の適応となる代表的疾患とその手術方法を説明できる。
(2)手術が生体に及ぼす影響と副作用を理解し、それを軽減する方法を説明できる。
(3)手術に伴う医学的知識(麻酔、消毒など)を理解する。
(4)周術期の患者に何が必要とするかを理解する。
授業計画
1
外科看護(1) 小手術~内痔核の手術
直腸と肛門の解剖 内痔核の重症度 手術時の体位 麻酔と消毒 体表面の手術 術前訪問 術前評価
【準備】病態治療Ⅱ(肛門の手術)を復習【事後】配布資料から手術の流れをまとめる
2
外科看護(2) 整形外科の手術~大腿骨折の手術
大腿骨の解剖 骨折の治療法 手術中のX線使用 排液と出血量 整形外科の手術 術後肺塞栓
【準備】全身の骨をまとめる【事後】配布資料より術後肺塞栓について整理する
3
外科看護(3)乳房の手術~乳癌の手術
乳腺の解剖と手術術式 マンモグラフィ 輸液の種類 ドレーン 術後の放射線療法 センチネルリンパ節
【準備】乳房の解剖と生理の予習【事後】配布資料からセンチネルリンパ節の取り扱いをまとめる
4
外科看護(4) 消化器の手術~食道癌と胃癌の手術
食道の解剖 術前の呼吸療法 術前の患者評価 輸血の種類と合併症 動脈血ガス分析
【準備】消化器の解剖学的特徴を整理する【事後】配布資料から輸血合併症を復習する
5
外科看護(5) 消化器の手術~大腸癌の手術
大腸癌の分類 術後の栄養管理 人工肛門造設術 酸素療法 術後疼痛
【準備】三大栄養素について整理する【事後】配布資料から人工肛門の看護を理解する
6
外科看護(6) 消化器の手術~腹腔鏡による胆嚢の手術/PTCD
肝臓と胆嚢の解剖 黄疸 胆汁のドレナージ 局所麻酔と全身麻酔 消毒と滅菌
【準備】肝臓と胆嚢の機能を整理する【事後】局所麻酔と全身麻酔との違いをまとめる
7
外科看護(7) 消化器の手術~急性腹症の緊急手術
イレウス 消化管穿孔 腹膜炎 敗血症 大腸菌 SIRS 急性腹症を起こす疾患 ショックの分類
【準備】緊急性の高い消化管疾患を調べる【事後】腸管内細菌がショックを起こす機序を整理する
8
外科看護(8) 頚部の手術~バセドウ病の手術、気管切開
甲状腺の構造 反回神経麻痺 副甲状腺とテタニー 甲状腺ホルモン 甲状腺クリーゼ 嗄声 頸部血腫
【準備】甲状腺ホルモンの作用を調べる【事後】甲状腺手術後に予想される合併症を整理する
9
外科看護(9) 泌尿器科の手術~尿道鏡による膀胱癌の手術
尿路の腫瘍 膀胱切除後の看護 膀胱留置カテーテル 術後感染 抗菌薬の予防的投与 尿の観察 衝撃波砕石術
【準備】泌尿器の解剖を整理する【事後】膀胱留置カテーテルによる合併症をまとめる
10
外科看護(10) 産婦人科の手術~子宮全摘術/帝王切開
子宮の手術 腹腔鏡手術と膣式手術 帝王切開 アプガースコア 卵巣腫瘍 子宮筋腫
【準備】子宮と卵巣の解剖を整理する【事後】婦人科手術後の合併症をまとめる
11
外科看護(11) 耳鼻科の手術~声帯ポリープの手術
レーザー手術 鼻の手術 耳の手術 声帯の異常 ラリンゴマイクロサージェリー レーザーの危険性
【準備】耳の解剖を整理する【事後】レーザー手術の危険性をまとめる
12
外科看護(12) 脳外科の手術~減圧術/VPシャント
脳外傷 硬膜外血腫 硬膜下血腫 減圧術 脳圧亢進 脳ヘルニア 髄液の産生と吸収 VPシャント
【準備】大脳、小脳、脊髄の解剖を整理する【事後】配布資料から脳外科手術の術後合併症をまとめる
13
外科看護(13) 心臓外科の手術~人工弁置換術
開胸術 人工心肺 弁置換術 ペースメーカー 術後出血 術中モニター PCPS IABP 心臓移植 人工心臓
【準備】心臓弁膜症をまとめる【事後】配布資料から心臓手術後の合併症を整理する
14
外科看護(14) 胸部外科の手術~胸腔鏡による肺癌の手術
肺癌の種類 胸腔鏡手術 気胸とブラの手術 分離肺換気 術後呼吸器合併症 肺理学療法 胸腔ドレーン
【準備】喉頭・気管支・肺胞の解剖を理解する【事後】肺手術後の胸腔ドレーン管理についてまとめる
15
外科看護(15) 臓器移植と骨髄移植
脳死の定義 免疫反応 主な臓器移植手術 免疫抑制薬 骨髄移植 白血病 クローン技術
【準備】脳死の定義を調べる【事後】配布資料から臓器移植の現状をまとめる
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
定期試験
定期試験以外(授業内の課
題・参加度・出席態度等)
その他
なし。
教科書
(1)講義のテーマとなる手術に関する情報を集める。
(2)配布テキストに含まれている練習問題で復習に利用する。
割合(%)
90
10
内容
国家試験形式(5択)で講義内容を出題する。
適時行うミニテストの平均点。
0
講義時に資料プリントを配布する。
参考文献
履修条件
留意事項等
開講期
前期
講義のテーマに関連する解剖と生理を復習してから講義をうけること。
- 32 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10668091
教員氏名
2016/5/1
単位
2.0
病態・治療学III
配当年次
2
松本 真希
病態治療Ⅲでは、皮膚科、耳鼻科、眼科、口腔外科、神経内科、内分泌科に関連する疾患の病態とその主な治療法について学ぶ。それぞれ
専門の知識を必要とする領域であり、診断、検査には他の科にない特徴を有する。また患者の心理、治療に伴う問題点も科目独特である。
授業の概要
到達目標
(1)皮膚科の主な疾病とその治療法を理解する。
(2)眼科の主な疾病とその治療法を理解する。
(3)耳鼻科の主な疾病とその治療法を理解する。
(4)口腔外科・歯科の主な疾病とその治療法を理解する。
(5)神経内科の主な疾病とその治療法を理解する。
(6)内分泌科の主な疾病とその治療法を理解する。
授業計画
1
眼科の疾患(1)
眼の構造と視力 光と視神経 眼科の手術 眼科の検査 眼球の感染症 角膜障害 緑内障
【準備】初回なのでなし【事後】眼球前面の疾患を整理する
2
眼科の疾患(2)
白内障 白内障の手術 網膜剥離 晶子体出血 糖尿病性網膜症 網膜の手術 眼の腫瘍
【準備】眼球の解剖を復習する【事後】眼球後面の疾患をまとめる
3
眼科の疾患(3)
眼球周囲の感染症 眼筋の疾患 眼球突出 眼球の外傷 眼瞼下垂 斜視 涙腺の疾患
【準備】眼球周囲の解剖を復習する【事後】斜視と眼瞼下垂を起こす疾患をまとめる
4
耳鼻科の疾患(1)
耳の構造 外耳道の感染症 鼓膜損傷 中耳炎 真珠腫 耳管の異常
【準備】耳の解剖を復習する【事後】外耳と中耳の感染症とその症状をまとめる
5
耳鼻科の疾患(2)
内耳の異常 メニエール症候群 難聴の種類と診断 オージオグラム 平衡異常 聴神経腫瘍 鼻出血 鼻骨骨折
【準備】内耳および聴神経の解剖を復習する【事後】難聴の種類と診断方法をまとめる
6
耳鼻科の疾患(3)
喉頭の構造 声帯の異常 ラリンゴマイクロサージェリー 喉頭癌
【準備】喉頭の解剖図を描く【事後】喉頭の主な疾患をまとめる
7
皮膚科の疾患(1)
皮膚の構造と機能 表皮・真皮・皮下組織の特徴 皮膚の血流と体温調節 毛髪・汗腺
【準備】皮膚の解剖を復習する【事後】皮膚の付属物(汗腺など)をまとめる
8
皮膚科の疾患(2)
皮膚の構造と腫瘍 皮膚の良性腫瘍 皮膚癌 悪性黒色腫 皮膚の炎症 膠原病と皮膚 熱傷と皮膚移植
【準備】皮膚の構造・付属物の復習【事後】皮膚に生じる腫瘍をまとめる
9
皮膚科の疾患(3)
皮膚の常在菌 ブドウ球菌・レンサ球菌 皮膚の細菌感染 皮膚の真菌症 ウイルス疾患と皮膚
【準備】病原菌の種類を復習する【事後】皮膚の病原菌をまとめる
10
神経の疾患(1)
精神病 脳の構造と機能 パーキンソン病 小脳疾患 脳腫瘍 頭痛
【準備】大脳の解剖を復習する【事後】脳に生じる腫瘍の種類をまとめる
11
神経の疾患(2)
水頭症 CTとMRI 髄液検査 髄膜炎 脳波 てんかん アルツハイマー病 プリオン病
【準備】脳脊髄液の流れを復習する【事後】髄液所見から診断できる疾患をまとめる
12
神経の疾患(3)
脳外傷と血腫 脊髄の解剖 脳神経 交感神経系と副交感神経系 脳ヘルニア
【準備】脳幹の機能を復習する【事後】12対の脳神経の働きをまとめる
13
神経の疾患(4)
筋電図 筋萎縮性側索硬化症 ポリオ 多発性硬化症 ギランバレー症候群 重症筋無力症 筋ジストロフィー
【準備】運動神経系(大脳から筋肉まで)の流れを復習する【事後】末梢神経障害の症状をまとめる
14
内分泌の疾患(1)
巨人症 小人症 尿崩症 バセドウ病 橋本病 粘液水腫 副甲状腺機能異常 インスリノーマ 糖尿病
【準備】視床下部と下垂体の解剖を復習する【事後】視床下部下垂体系の疾患をまとめる
15
内分泌の疾患(2)
アジソン病 クッシング症候群 原発性アルドステロン症 副腎性器症候群 褐色細胞腫 妊娠反応
【準備】副腎の構造を復習する【事後】副腎が原因の内分泌疾患をまとめる
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
定期試験
定期試験以外(授業内の課
題・参加度・出席態度等)
その他
なし。
教科書
(1)図書館や他の教科の参考書で関連項目を予習する。
(2)テキストや配布プリント内の練習問題で復習を行う。
割合(%)
90
10
内容
国家試験形式(5択)の問題の総合点で評価する。
適時実施するミニテストの平均点で評価する。
0
必要な部分はプリントで配布する。
参考文献
履修条件
留意事項等
開講期
後期
基礎医学、とくに解剖と生理に関する知識が確実にあるこことを前提に授業を行う。
- 33 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10742091
教員氏名
授業の概要
到達目標
2016/5/1
単位
2.0
薬理学
配当年次
2
開講期
前期
續 佳代
薬はあらゆる疾患の発症予防、治療において必要不可欠である。薬は医師の処方せんにより薬剤師が調剤して患者に投与される。医療現場
において、特に入院患者に対する薬の投与に関わる機会が最も多いのは看護師である。看護師は、患者に投与されている薬に関する知識を
医師、薬剤師同様、身につけていなければならない。講義では各疾患において使用する薬剤の種類、作用機序、薬効、副作用について概説
する。予薬ミスによる医療事故を防ぐために看護師の役割について正しい知識を習得する。
・剤形の種類と投与方法、体内における吸収、代謝、排泄までを概説できる。
・各種疾患治療薬の作用機序、薬効、副作用を概説できる。
・予薬時の薬物相互作用について概説できる。
・予薬エラーを防ぐ方法(正しい患者、正しい薬、正しい量、正しい時間、正しい投与経路)を概説できる。
授業計画
1
総論Ⅰ
・薬に関する基礎知識(薬剤の名称、服薬方法、保管方法)を理解する。
・薬物治療における看護師の役割について理解する。
(準備)シラバスを参考にあらかじめ教科書に目を通しておくこと。(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
2
総論Ⅱ
・薬の投与量の計算力を身につける。
・薬物有害作用について理解する。
(準備)薬の投与量の計算問題をあらかじめ配布するので目を通しておくこと。(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習するこ
と。
3
総論Ⅲ
・薬の投与経路と体内動態(分布、代謝、排泄)について理解する。
・薬物の作用部位と薬効に影響する因子について理解する。
(準備)シラバスを参考にあらかじめ教科書に目を通しておくこと。(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
4
総論Ⅳ
・小児、妊婦、授乳婦、高齢者の特徴を知り、薬物療法における注意点を理解する。
・2剤以上投与する際の薬物の相互作用を理解する。
(準備)シラバスを参考にあらかじめ教科書に目を通しておくこと。(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
5
末梢神経系作用薬
・自律神経系における情報伝達の基本を理解する。
・自律神経作用薬(副交感神経系作用薬、交感神経系作用薬)の薬効と副作用を理解する。
(準備)自律神経の支配する内臓機能の調節について生理学で学んだ内容を復習すること。
(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
6
中枢神経系作用薬
・中枢神経系の働きを知り、そこに作用する薬物の種類と特徴を理解する。
・中枢抑制薬(全身麻酔薬、催眠薬、麻薬)と中枢興奮薬(カフェイン、覚醒剤)の薬効と副作用を理解する。
(準備)シラバスを参考にあらかじめ教科書に目を通しておくこと。(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
7
中枢神経系作用薬
・中枢抑制薬(抗てんかん薬、パーキンソン症候群治療、認知症治療薬)の薬効と副作用を理解する。
・向精神薬(抗精神病薬、抗不安薬、抗うつ薬、抗躁薬)の薬効と副作用を理解する。
(準備)シラバスを参考にあらかじめ教科書に目を通しておくこと。(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
8
心・血管系作用薬
・循環器の障害による疾患を理解する。
・降圧薬、抗不整脈薬、抗狭心症薬、強心薬、利尿薬、末梢血管拡張薬の薬効と副作用を理解する。
(準備)シラバスを参考にあらかじめ教科書に目を通しておくこと。(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
9
血液作用薬(血液製剤を含む)
・血液の成分を知り、血液と血管における疾患を理解する。
・血液作用薬(造血薬、抗血栓薬、止血薬)の薬効と副作用を理解する。
(準備)血液の成分と機能について調べておくこと。(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
10
呼吸器作用薬
・呼吸器系の疾患を理解する。
・呼吸器系作用薬(気管支拡張薬、気管支喘息治療薬、呼吸促進薬、鎮咳薬、去痰薬)の薬効と副作用を理解する。
(準備)気管支喘息治療薬についてあらかじめ教科書に目を通しておくこと。(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
11
消化器系作用薬
・胃腸疾患作用薬(消化性潰瘍治療薬、健胃消化薬、胃腸機能調整薬、下剤)の薬効と副作用を理解する。
・肝疾患、胆道疾患、膵臓疾患治療薬、および制吐薬、催吐薬の薬効と副作用を理解する。
(準備)消化性潰瘍とはどういう状態なのかを知っておくこと。(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
12
内分泌・代謝系作用薬
・生体の恒常性維持、成長、生殖、代謝などの過程を調節する内分泌ホルモンの種類と特徴を理解する。
・性ホルモン投与における効果と使用禁忌について理解する。
(準備)性ホルモンの種類と特徴について知っておくこと。(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
13
内分泌・代謝系作用薬
・糖尿病治療薬の薬効と副作用を理解する。 ・脂質異常症治療薬、痛風・高尿酸血症治療薬の薬効と副作用を理解する。
(準備)1型糖尿病と2型糖尿病の違いについてあらかじめ教科書に目を通しておくこと。
(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
14
抗腫瘍薬(抗がん剤)
・抗腫瘍薬の種類と適応腫瘍を理解する。
・抗腫瘍薬投与による副作用を理解する。
(準備)シラバスを参考にあらかじめ教科書に目を通しておくこと。(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
15
抗炎症薬・解熱鎮痛薬
・抗炎症薬、解熱鎮痛薬、消炎酵素薬の薬効と副作用を理解する。
救急時の薬物
・救急蘇生時使用薬、容態急変時使用薬の種類と使用用途を理解する。
(準備)炎症の症状の原因となるメディエーターの種類とその反応についてあらかじめ教科書に目を通しておくこと。
(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
準備学習・事後学習
人体の生理機能を理解できているとがよりわかりやすくなるので、生理学を復習しておくこと。処方薬、ドラッグストアで購入
する市販薬の薬剤名から薬効や副作用がわかるようになることが望ましい。
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
定期試験
筆記による復習テストを90点、講義で行う小テストを10点で合計100点とする。
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
0%
新体系 看護学全書 薬理学 疾病の成り立ちと回復の促進③ / 植松俊彦ほか / メヂカルフレンド社
教科書
特になし
参考文献
履修条件
留意事項等
特になし
- 34 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10917091
教員氏名
授業の概要
到達目標
2016/5/1
単位
2.0
臨床薬理学
配当年次
3
開講期
前期
續 佳代
臨床現場では薬に関するインシデントがもっとも多く起こるといわれている。薬に関するインシデントの発生未然に防ぐために、看護師は
主要な治療薬に関する正確な知識を身につけ、やってはいけないことを理解して、患者にわかりやすく説明することができなければならな
い。講義では薬理学で学んだ基礎知識をもとにして、臨床における場面別での事例を紹介しながら、臨床で役立つ知識と技術と説明力を習
得する。
・臨床で使用される医薬品の剤形の種類と特徴を理解し、正しく使う方法を概説できる。
・服薬における、他の医薬品(OTC薬を含む)、サプリメント、健康補助食品、食事との相互作用について概説できる。
・薬の有害作用について学び、薬使用する際に安全面で重要なことと看護における注意点を概説できる。
授業計画
1
薬の基本知識について理解する。
(準備)薬理学で学んだ基本的な知識を復習して授業に臨むこと。
(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
2
内服薬を正しくつかう
・薬はいつ飲むのか(服用時間や食事の関連性)を理解する。
・薬の飲忘れ時の対応、シックデイの薬に使用について理解する。
(準備)シラバスの内容を参考にあらかじめ教科書に目を通しておくこと。(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
3
内服薬を正しくつかう
・薬と一緒に食べてはいけない食品を理解する。
・薬と一緒に投与してはいけないサプリメント、健康補助食品を理解する。
・OTC薬を含む他の薬との併用禁忌を理解する。
(準備)シラバスの内容を参考にあらかじめ教科書に目を通しておくこと。(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
4
内服薬を正しくつかう
・錠剤、カプセル剤、舌下錠、散剤、顆粒剤の正しい服用方法を理解する。
・薬に記載されているアルファベットの意味を理解する。
・経腸栄養剤の種類と投与方法を理解する。
(準備)シラバスの内容を参考にあらかじめ教科書に目を通しておくこと。(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
5
内服薬を正しくつかう
・薬の追加投与、投与中止を判断する力を身につける。
・臨床場面で遭遇する事例から処方の目的、くすりの効果、副作用、相互作用について理解を深める。
・効果の程度に応じた服用量について理解する。
(準備)シラバスの内容を参考にあらかじめ教科書に目を通しておくこと。(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
6
坐薬を正しくつかう
・坐薬の正しい使用方法を理解する。
・坐薬と内服薬が処方されている場合のそれぞれの薬の投与の注意点について理解する。
(準備)シラバスの内容を参考にあらかじめ教科書に目を通しておくこと。(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
7
軟膏薬を正しくつかう
・軟膏剤の基材の種類と特徴を理解する。
・軟膏剤の使い分けと使用方法を理解する。
(準備)シラバスの内容を参考にあらかじめ教科書に目を通しておくこと。(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
8
貼付薬を正しくつかう
・貼付薬の種類と適応、貼付部位を理解する。
・温湿布、冷湿布の使い分けを理解する。
(準備)シラバスの内容を参考にあらかじめ教科書に目を通しておくこと。(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
9
点眼薬・点耳薬を正しくつかう
・点眼薬の種類と点眼方法を理解する。
・複数の点眼薬を使用する際の順番について理解する。
・点耳薬の種類と点耳方法を理解する。
(準備)シラバスの内容を参考にあらかじめ教科書に目を通しておくこと。(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
10
注射・輸液を準備する
・注射薬・輸液の特徴とラベルの表示の見かたを理解する。
・注射薬・輸液の調整方法を理解する。
(準備)シラバスの内容を参考にあらかじめ教科書に目を通しておくこと。(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
11
点眼薬・点耳薬を正しくつかう
・点眼薬の種類と点眼方法を理解する。
・複数の点眼薬を使用する際の順番について理解する。
・点耳薬の種類と点耳方法を理解する。
(準備)シラバスの内容を参考にあらかじめ教科書に目を通しておくこと。(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
12
与薬後の観察
・与薬後の薬の血中濃度モニタリングについて理解する。
・与薬後の作用、副作用について理解する。
(準備)シラバスの内容を参考にあらかじめ教科書に目を通しておくこと。(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
13
薬の保管方法
・薬の保管方法と間違った保管をした後の対処法について理解する。
・劇薬、毒薬、麻薬、向精神薬の廃棄、盗難、紛失などの事故が起きた場合の対処法について理解する。
(準備)シラバスの内容を参考にあらかじめ教科書に目を通しておくこと。(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
14
ハイリスク患者への与薬
・小児、妊婦、授乳婦、高齢者の患者への与薬の際の注意事項について理解する。
・与薬の際に注意が必要な疾病、症状について理解する。
(準備)シラバスの内容を参考にあらかじめ教科書に目を通しておくこと。(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
15
くすりの基礎知識と安全管理
・医薬品に添付されている文書の読み方、「今日の治療薬」の活用方法を理解する
・与薬業務の過程から考える事故の予防方法を理解する。
(準備)シラバスの内容を参考にあらかじめ教科書に目を通しておくこと。(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
準備学習・事後学習
臨床で遭遇する14の場面を取り上げて講義をするので教科書を読んでおくようにして下さい。授業中に配布する課題に真面目に
取り組み、薬理学で使用した教科書を復習しながら理解を深めて下さい。
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
筆記による定期試験で評価する。
定期試験
筆記による復習テストを90点、講義で実施する小テストを10点で合計100点とする。
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
0%
臨床場面でわかるくすりの知識 / 五味田 裕 / 南江堂
教科書
疾病の成り立ちと回復の促進③ 薬理学 / 植松俊彦 / メヂカルフレンド社(2年次薬理学で使用)
参考文献
履修条件
留意事項等
特になし
- 35 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10918091
教員氏名
授業の概要
2016/5/1
単位
1.0
臨床検査概論
配当年次
2
開講期
前期
合田 悟
臨床検査は診断の確定の重要な要素であり、症状が出現する前に正常状態からの逸脱を発見することも可能である。また治療経過の確認に
も大切な役割をもつ。三つに大別される検体検査、生理機能検査、画像診断の臨床検査について、その意義、原理、方法、患者に与える負
担を理解することは適切な看護に必要とされる知識である。
臨床で頻用される臨床検査の内容と看護上の注意点を理解する。
主な臨床検査について、検査の意義、原理、検査方法を理解する。検体の取り扱い、患者への説明、配慮、看護について理解する。
到達目標
授業計画
1
一般検査
臨床検査とは 尿検査 尿糖 ケトン体 尿酸 クレアチニン 便検査 便潜血
(準備)教科書の臨床検査の基本を読んでおくこと。
(事後)尿検査の項目、注意事項をまとめておくこと。
2
微生物検査
感染症とは 細菌 ウィルス リケッチア 真菌 グラム染色 生化学的性状 培養検査
(準備)教科書で微生物の種類をまとめておくこと。
(事後)疾病の原因微生物をまとめておくこと。
3
血液学的検査
赤血球 白血球 貧血 血球代謝 血液凝固検査 血小板数 ヘマトクリット ヘモグロビン
(準備)解剖生理学の教科書で血液を復習しておくこと。
(事後)血液検査の項目をまとめておくこと。
4
生化学的検査
電解質 タンパク 糖代謝 非タンパク性窒素 脂質 有機化合物
(準備)教科書の臨床化学検査を読んでおくこと。
(事後)疾病と検査値の関係をまとめておくこと。
5
酵素・機能検査
アミラーゼ リパーゼ 乳酸脱水素酵素 クレアチンキナーゼ
腎機能 肝機能 炎症マーカー
(準備)解剖生理学の教科書で泌尿器系を復習しておくこと。
(事後)疾病と検査値の関係をまとめておくこと。
6
生理検査
心電図 呼吸機能 脳波
(準備)解剖生理学の教科書で循環器系を復習しておくこと。
(事後)心電図の基本を復習しておくこと。
7
輸血検査・病理検査
血液型とは ABO式血液型 HLA型 血液製剤 GVHD 病理学とは
(準備)教科書の輸血検査を読んでおくこと。
(事後)輸血検査の手順を復習しておくこと。
8
その他の検査
DNA(遺伝子、染色体) MRI CT エックス線
(準備)解剖生理学の教科書で細胞を復習しておくこと。
(事後)遺伝子に関してまとめておくこと。
なし
9
なし
10
なし
11
なし
12
なし
13
なし
14
なし
15
該当する範囲を予習して講義に臨み、講義の後は復習とまとめを行いましょう。
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
定期試験
まとめのテスト、小テスト、受講態度、レポート等。
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
0
新体系 看護学全書 別冊 「臨床検査」 池田斉 ほか / メヂカルフレンド社
教科書
なし
参考文献
履修条件
留意事項等
関連する項目を解剖生理学の教科書で勉強しましょう。
- 36 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10097091
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
カウンセリング技法
配当年次
2
開講期
後期
池田 官司
実際にカウンセリングを行う上で必要となる基礎理論と技法に関する知識を習得することを授業の目標とする。カウンセリングの基礎理論
として、対人関係論、学習理論、精神分析理論などについて学ぶ。技法として、傾聴、来談者中心療法、交流分析、コーチングなどについ
て学ぶ。カウンセリング技法の学習をとおして、日常生活の中で遭遇する様々な困難とそれに伴う心理的な諸問題の解決への援助法を考え
ていく。
授業の概要
1)カウンセリングの基礎理論について主要なものを説明できるようになる。
2)カウンセリングの目的の設定、時間・場所の設定、導入、展開、終了について、基本的なことを実際にできるようになる。
到達目標
授業計画
1
安心感と信頼感
・医療場面における安心感と信頼感について説明できるようになる.
(準備)教科書を熟読しておく.(事後)医療の現場における活用をイメージし活用する.
2
カウンセリング・マインド
・患者の問題解決を目的とするような面接で重要な態度について説明できる.
・「内部的照合枠」と「外部的照合枠」について説明できる.
(準備)教科書を熟読しておく.(事後)医療の現場における活用をイメージし活用する.
3
共感(1)
・カウンセリングに必要な「共感」の概念について説明できる.
・患者の問題解決を目的としたコミュニケーションのプロセスについて説明できる.
(準備)教科書を熟読しておく.(事後)医療の現場における活用をイメージし活用する.
4
共感(2)
・通常の対人関係の中でも見られるコミュニケーションのあり方について説明できる.
(準備)教科書を熟読しておく.(事後)医療の現場における活用をイメージし活用する.
5
共感(3)
・ロジャーズによる、クライエント中心療法の中で重要な6つの要素について説明できる.
(準備)教科書を熟読しておく.(事後)医療の現場における活用をイメージし活用する.
6
共感(4)
共感の発達・共感による効果について説明できる.
(準備)教科書を熟読しておく.(事後)医療の現場における活用をイメージし活用する.
7
ノンバーバル・コミュニケーション(1)
・ノンバーバル・コミュニケーションの目的について説明できる.
(準備)教科書を熟読しておく.(事後)医療の現場における活用をイメージし活用する.
8
ノンバーバル・コミュニケーション(2)
・表情や視線について、説明し実践できる.
(準備)教科書を熟読しておく.(事後)医療の現場における活用をイメージし活用する.
9
ノンバーバル・コミュニケーション(3)
・上半身の動き・下半身の動き・パラランゲージについて説明し実践できる.
(準備)教科書を熟読しておく.(事後)医療の現場における活用をイメージし活用する.
10
ノンバーバル・コミュニケーション(4)
・パーソナルスペース・沈黙・タッチングについて、説明し実践できる.
(準備)教科書を熟読しておく.(事後)医療の現場における活用をイメージし活用する.
11
バーバル・コミュニケーション(1)
・面接場面の導入と構造化について説明し実践できる.
(準備)教科書を熟読しておく.(事後)医療の現場における活用をイメージし活用する.
12
ノンバーバル・コミュニケーション(2)
・質問法・感情反映について説明し実践できる.
(準備)教科書を熟読しておく.(事後)医療の現場における活用をイメージし活用する.
13
ノンバーバル・コミュニケーション(3)
・聴き手の抱く感情や考えの伝達・直面化・情報提供・ユーモアなどについて説明し実践できる.
(準備)教科書を熟読しておく.(事後)医療の現場における活用をイメージし活用する.
14
防衛機制
・コミュニケーションで現れやすい防衛機制について説明できる.
(準備)教科書を熟読しておく.(事後)医療の現場における活用をイメージし活用する.
15
まとめ
・講義全体を振り返り、医療におけるコミュニケーションをより効果的にするための方策を考える.
(準備)講義の内容をまとめ復習しておく.(事後)医療の現場における活用をイメージし活用する.
準備学習・事後学習
講義の範囲の教科書を熟読すること。また、実際の生活場面や実習の場面で基本的な技法のいくつかを意識して応用してみるこ
と。
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
定期試験は実施しない。
定期試験
レポート課題を課す。
定期試験以外(授業内の課 80
題・参加度・出席態度等)
その他
0
五十嵐透子著 自分を見つめるカウンセリング・マインド 医歯薬出版株式会社
教科書
必要に応じて紹介する.
参考文献
履修条件
留意事項等
履修条件は特になし。
- 37 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10719091
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
保健・医療概論
配当年次
1
開講期
前期
續 佳代
これから看護師を目指す学生が医療を学ぶいとぐちとして、医療、保健、福祉の全体像を理解する。医療、保健、福祉の歩みと現況、現行
のシステムについて理解する。社会の少子高齢化、医療技術の進歩と複雑化に伴い多様化する看護師の役割と、看護の「心」を忘れずに看
護技術を実践するためにはコミュニケーション能力が重要であることを習得する。
授業の概要
到達目標
・看護の基本、看護師のチーム医療での役割について概説できる。
・健康であることと病気であることはどういうことかを概説できる。
・現代医学と先端医療技術と、それに付随する倫理的側面について概説できる。
・これからの医療に求められている看護師の役割について概説できる。
授業計画
1
・医療現場におけるコミュニケーション能力について理解する。
・パターナリズムとインフォームドコンセントについて理解する。
(準備)教科書でパターナリズムとインフォームドコンセントの用語の意味を確認しておくこと。
(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
2
健康であることと病気であることとはどういうことなのかを理解する。
健康を評価する上でのQOL(生活の質)と医療について理解する。
(準備)教科書でQOL(生活の質)の用語の意味を確認しておくこと。
(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
3
医療の実践―受診、入院から退院まで
・医療サービスの推進と、確保について理解する。
(準備)医療機関を受診する際に必要な医療保険の種類について教科書に目をとおしておくこと。
(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
4
・わが国の医療保険のしくみについて理解する。
・保健所と市町村保健センターの業務の違いについて理解する。
(準備)保健所と市町村保健センターの違いについて教科書の該当箇所に目を通しておくこと。
(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
5
・疾病の予防と健康増進(ヘルスプロモーション)について理解する。
・「健康日本21」における主な目標値を理解する。
(準備)メタボリックシンドロームの診断基準について教科書に目を通しておくこと。
(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
6
・障害者のノーマライゼーションと社会的包摂について理解する。
・現代医学と先端技術の最前線について理解する。
(準備)教科書でノーマライゼーションの用語の意味を確認しておくこと。
(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
7
・移植医療と臓器提供における倫理的、法的問題について理解する。
・ターミナルケア(終末期医療とは何かを知り、尊厳死、安楽死について考える。
(準備)改正臓器移植法により臓器移植において大きく変更になった点を調べておくこと。
(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
8
・これからの保健・医療に求められている看護師の役割について理解する。
・プライマリケアとは何かを知り、我が国におけるプライマリケアの実際と普及について理解する。
(準備)教科書でプライマリケアの用語の意味を確認しておくこと。
(事後)講義で配布する国家試験対策問題を復習すること。
なし
9
なし
10
なし
11
なし
12
なし
13
なし
14
なし
15
準備学習・事後学習
準備学習として、授業のテーマにある用語の意味を調べておいて欲しい。事後学習として、保健、医療、福祉に関するテレビの
ニュース、新聞記事などに興味を持ち、講義で得られた知識を深めて欲しい。
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
定期試験
復習テストを90点、講義で配布する課題の取組状況を10点で総合評価を行う。
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
0
系統看護学講座 総合医療論 健康支援と社会保障制度① / 小泉俊三 / 医学書院
教科書
特になし
参考文献
履修条件
留意事項等
授業は8回ですので3回以上の欠席で単位認定は出来なくなります。
- 38 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10340091
教員氏名
授業の概要
到達目標
2016/5/1
単位
1.0
社会保障・福祉論
配当年次
1
開講期
後期
井上 仁美
これからの看護職には社会保障・福祉にも関心を持ち、広い視野で看護の仕事に社会的にどのような意味があり、何のために行っているの
かを追求していく視点が必要である。看護職が社会で有効に機能していく方策を考える力を養うために必要な知識や考え方を学ぶ。この授
業では各自が問題意識をもって学ぶために前半はグループワークを実施し関心のあるテーマについて主体的に調べ共有することからはじめ
る。後半は講義中心で医療を含めた社会保障制度の理念やしくみについて学ぶ。
1. わが国の社会構造の変化と社会保障制度・福祉との関連について理解することができる。
2.社会保障の歴史と背景、理念について理解することができる。
3. 国民皆保険制度を含めた社会保障制度のしくみとその問題点を説明できる。
4.介護保険制度を含めた高齢者を対象とした社会保障・福祉制度のしくみについて説明できる。
5.わが国の障害者施策の概要について学習し、その問題点について説明できる。
授業計画
1
2
現代社会における社会保障・福祉の問題
1)実際の事件を知ることからわが国における社会保障・福祉について問題意識をもつことができる
2)社会の変化に伴って、人々の暮らしがどのように変化しているのかについて考えることができる
事前;医学書院テキストの第2章を読む
事後課題;新聞記事やインターネットを使って、関心のある事件・事故について調べ、記事をプリントアウトして第2回の授業で提出す
る。
現代の社会保障・福祉の現状と問題<演習①>
1) 各自で用意した事件・事故の記事についてグループで話し合い、互いの意見・考えを共有することができる
2) 事件・事故の背景、防止するための方策等について考えることができる
事前;プリントアウトした事件・事故の背景について調べ、意見が言えるよう準備する
事後課題;持参した事件・事故の背景および防止策についてレポート①を作成し第3回の授業で提出する
3
現代の社会保障・福祉の現状と問題<演習②>
1) レポート①で関心のある共通テーマごとにグループで話し合う
2) 共通テーマをさらに焦点化してグループで何を追及していきたいか明らかにする
事件・事故の背景、防止するための方策等について考えることができる
事後;各自で図書館やインターネット上の信頼できる情報元からグループテーマについて調べる
4
現代の社会保障・福祉の現状と問題<演習③>
1) 焦点化したテーマの背景・原因・予防策などをグループで要約しまとめる
2) 1)でまとめたものをマイクロソフトのワード、エクセル、パワーポイントで資料を作成し発表できるよう準備する
事件;図書館やネット上から収集した情報についてまとめてくる。各自パソコンを持参すること
事後;次回の授業日の前々日に指定された先にプレゼン資料を送付する
5
現代の社会保障・福祉の現状と問題<演習④>
1) 焦点化したテーマの背景・原因・予防策などをグループで要約しまとめる
2) 1)でまとめたものをマイクロソフトのワード、エクセル、パワーポイントで資料を作成し発表できるよう準備する
事件;図書館やネット上から収集した情報についてまとめてくる。各自パソコンを持参すること
事後;次回の授業日の前々日に指定された先にプレゼン資料を送付する
6
現代の社会保障・福祉の現状と問題<演習⑤>
1)グループで用意したことを発表する
事前;プレゼン資料を使って発表できるよう準備する
7
現代の社会保障・福祉の現状と問題<演習⑥>
1)グループで用意したことを発表する
事前;プレゼン資料を基に発表できるよう準備する
事後;質問を受けたり指摘されたことについては回答を作成する
8
現代の社会保障・福祉の現状と問題<演習⑦>
1)グループで用意したことを発表する
事前;プレゼン資料を基に発表できるよう準備する
9
社会保障・医療・福祉のこれまでの歴史と格差社会
1) これまでの歴史と経緯を学びながら、現在に至る諸問題について考えることができる
2) 貧困・低所得の問題と公的な扶助制度について理解する
2)現行の生活保護制度とその問題点について議論することができる
事前;生活保護制度について調べる。医学書院テキスト第6章を読む
事後;貧困や格差の問題が生じる原因や背景について調べレポート②を作成し第10回講義で提出する
10
わが国の医療保障制度のしくみについて学ぶ①
1)国民皆保険を支えるしくみについて説明することができる
2)健康保険の種類と患者の負担について説明することができる
事前;テキスト第3章を読む 事後;国民皆保険制度について自分の考えを述べることができる
11
わが国の医療保障制度のしくみについて学ぶ②
1)国民皆保険を支えるしくみについて説明することができる
2)健康保険の種類と患者の負担について説明することができる
事前;テキスト第3章を読む 事後;国民皆保険制度について自分の考えを述べることができる
12
高齢者を支える制度について学ぶ
1)高齢者の医療制度の概要について説明できる
2)介護保険制度のしくみについて説明できる
事前;テキスト第4章を読む 事後;介護保険の施設としくみについて図を用いて説明できるように準備する
13
わが国の障害者福祉のしくみについて学ぶ
1)障害者福祉の歴史と重要概念について説明することができる
2)障害者福祉に関する法律や制度の概要について説明することができる
事前;テキスト第7章を読む 事後;障害者福祉の理念と重要概念について自分のことばで説明できるよう復習する
14
児童家庭福祉のしくみについて学ぶ
1)児童虐待など社会の現状とその背景について理解することができる
2)児童や家庭を対象とした法律や制度の概要について説明することができる
事前;テキスト第7章を読んで復習する 事後;看護職として、支援が必要な児童や家庭にどのように関わるべきかを考える
15
まとめ
1)現代社会の変化(今とこれから)を数字を用いながら説明できる
2)社会の変化に伴う施策の変化について説明できる
事前;テキスト第2章を読む 事後;医療・看護と社会の変化について自分の考えを述べることができる
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
定期試験
事後;質問を受けたり指摘されたことについては回答を作成する
事後;質問を受けたり指摘されたことについては回答を作成して提出する
聞きなれない用語や法律の条文なども学習内容となるため、事前・事後学習は必須である。
学生の理解度や学習の進捗状況に応じてシラバスの内容を変更することがある
割合(%)
50
内容
講義を3分の2以上出席していない場合は定期試験の受験を認めない
テキストやレジュメの持ち込みは不可
レポート1回10点満点2回実施(20点)
定期試験以外(授業内の課 50
グループワーク発表30点
題・参加度・出席態度等)
その他
0
遅刻は3回で1回の欠席とする。授業中に寝る・私語をするなどの態度は減点対象とする。
系統看護学講座 健康支援と社会保障制度(3) 社会保障と社会福祉 第15版/福田元生ほか/医学書院
教科書
公衆衛生がみえる2016-2017 第2版 /赤澤 宏平ほか監修/メディックメディア
参考文献
履修条件
留意事項等
系統看護学講座 健康支援と社会保障制度(2) 公衆衛生 第12版 /医学書院
新看護学5 専門基礎[5] 保健医療福祉のしくみ 看護と法律 第14版 /医学書院
毎回、出席票に学習した内容や感想等を書いてもらうので、自分の言葉で個性的な意見を書いている場合は大いに評価する。また、無難な
意見やよく考えていない感想などは減点する。なお、遅刻や授業に集中していない態度がみられた場合も減点の措置を講じる。
- 39 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10920091
教員氏名
授業の概要
到達目標
2016/5/1
単位
2.0
関係法規
配当年次
1
開講期
後期
堀田 尚徳
本講義は、看護職に就く者がその職務を遂行する上で知っておくべき法規・法制度を学ぶためのものである。
医療は人の生命に直接影響を及ぼすものであるから、看護職に就く者にも、優れた技術を備えていることはもちろん、高度な専門知識に
ついて正確に理解していることが求められる。
看護関係法規・法制度に関する知識も上記の専門知識の一部であり、これらを理解することで、より質の高い看護職務を遂行することが
可能となる。
単なる知識の提供に終始するのではなく、専門職に就くことを目指す学生の皆さんが、学んだ法規・法制度の理解を手がかりとして、自
らの頭で物事を考えられるようになるような講義をしたい。
1. 看護関係法規・法制度の内容を正確に理解し、職務の遂行に必要な知識を自分の言葉で他人に説明できるよう
になる。
2. 医療の現場で起こり得る問題(法規・法制度に関わるもの)に対して、法的な視点で考えられるようになる。
3. 専門職に就くとはどういうことなのか、について自分なりの考えを持てるようになる。
授業計画
1
ガイダンス
担当教員自己紹介、講義内容の説明、受講に際しての注意点、予習・復習の仕方、参考文献の紹介等
予習:不要。
2
予習:不要。
3
復習:教科書の購入(遅くとも第3回講義から使用予定)。
法学入門‐看護関係法規・法制度を学ぶ際に必要な範囲内で‐
法律は世の中でどのように使われているのか、法律と道徳はどこが違うのか、法律を知っていると得をすることがあるのか、看護職と法
律等
復習:講義で扱われた内容について、自分の言葉で説明できるようにする。
看護法その1‐保健師助産師看護師法‐
看護関係法規の中で最も重要な法律であるから、国家試験で出題が予想される部分を中心に十分な時間を取って講義する。
予習:教科書の該当部分を読む。
4
予習:教科書の該当部分を読む。
5
復習:講義で扱われた内容について、自分の言葉で説明できるようにする。
医事法その1‐医師法・医療法‐
医師法、歯科医師法、医療法について講義する。
予習:教科書の該当部分を読む。
6
復習:講義で扱われた内容について、自分の言葉で説明できるようにする。
看護法その2‐保健師助産師看護師法の続き・看護師等の人材確保の促進に関する法律‐
前回の講義に続き、国家試験で出題が予想される法律について講義する。
復習:講義で扱われた内容について、自分の言葉で説明できるようにする。
医事法その2‐医療関係資格法等‐
薬剤師法、栄養士法等について講義する。
予習:教科書の該当部分を読む。
復習:講義で扱われた内容について、自分の言葉で説明できるようにする。
保健衛生法その1‐共通保険法・分野別保険法‐
地域保健法、母子保健法、母体保護法等について講義する。
7
8
予習:教科書の該当部分を読む。
復習:講義で扱われた内容について、自分の言葉で説明できるようにする。
保健衛生法その2‐感染症に関する法・食品に関する法‐
予防接種法等について講義する。
予習:教科書の該当部分を読む。
9
予習:教科書の該当部分を読む。
10
復習:講義で扱われた内容について、自分の言葉で説明できるようにする。
環境法
大気汚染防止法等について講義する。
予習:教科書の該当部分を読む。
15
復習:講義で扱われた内容について、自分の言葉で説明できるようにする。
労働法
労働基準法、男女共同参画社会基本法等について講義する。
予習:教科書の該当部分を読む。
14
復習:講義で扱われた内容について、自分の言葉で説明できるようにする。
福祉法
生活保護法等について講義する。
予習:教科書の該当部分を読む。
13
復習:講義で扱われた内容について、自分の言葉で説明できるようにする。
社会保険法
健康保険法、介護保険法、国民年金法等について講義する。
予習:教科書の該当部分を読む。
12
復習:講義で扱われた内容について、自分の言葉で説明できるようにする。
環境衛生法
旅館業法、公衆浴場法、水道法等について講義する。
予習:教科書の該当部分を読む。
11
復習:講義で扱われた内容について、自分の言葉で説明できるようにする。
薬務法‐薬事一般に関する法律・麻薬・毒物等‐
医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律、麻薬及び向精神薬取締法等について講義する。
復習:講義で扱われた内容について、自分の言葉で説明できるようにする。
まとめ
本講義で学んだ事の確認をした上で、今後の学習の参考となるような講義をする。
予習:不要。
準備学習・事後学習
復習:不要。本講義全体の復習という位置づけであるため、第15回講義に特化した復習をする必要はない。
予習、復習はいずれも必要である。もっとも、どうしても時間を取れない場合は、予習部分をカットして構わない。ただし、
復習は(不要と指示されている回を除いて)カットしてはならない。
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
70
筆記試験。講義内容を理解できていれば点数を取れるよう作問する。
定期試験
私語・携帯電話を鳴らす等により、講義の進行を妨害したと教員が判断した者に対しては、大きく減点する。
定期試験以外(授業内の課 30
題・参加度・出席態度等)
その他
0
『系統看護学講座 専門基礎分野 健康支援と社会保障制度4 看護関係法令 第48版』 森山幹夫 (医学書院、2016年2月出
教科書
版予定)
参考文献
履修条件
留意事項等
講義中に適宜紹介する。
正当な理由なく5回以上欠席した場合には単位を認定しない(つまり、5回目の欠席をした時点で単位不認定)。
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北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10921091
2016/5/1
単位
2.0
生涯発達論
配当年次
1
開講期
後期
授業の概要
岩坂 信子、岩佐 有子、多賀 昌江、吉田 直美
本科目では、看護の各論科目を学習する前に、人間の生涯を発達の視点から理解するための基礎知識を習得する。学習内容は、人間の発達
と理論、各発達段階の特徴についてである。この際、人間の発達段階は、それぞれが独立して現れるのではなく、各段階が影響し合って人
間の一生が形成されることを意識して学習する。
到達目標
1.人間を生涯発達の視点でとらえ、人間発達の共通性と特異性を理解する。
2.発達各期の特徴と発達課題を理解し、発達各期の健康問題を理解する。
3.胎児期から老年期までのライフサイクルにおける看護援助の視点を明らかにする。
教員氏名
授業計画
1
科目ガイド(岩坂)
1)人間発達とは:発達を捉える視点、 2)発達理論 3)生理的発達に影響を及ぼす因子
(準備)教科書第Ⅰ部 第1章 第2章を読み知識をまとめる (事後)授業資料を振り返り、発達理論を深め整理する
2
<ライフサイクルにおける女性の生涯発達>(多賀)
女性の身体、心理・社会的特徴
性周期と身体発達、女性性の発達とジェンダー
ライフサイクルにおける女性の健康
(準備)教科書の第1章と2章を読んでおくこと (事後)授業資料を読み直し、教科書の関連ページを読んで理解すること
3
<母性の発達と家族形成><胎児期・新生児期の発達>(多賀)
マタニティサイクルにおける女性の心身の特徴
母性・父性の発達
家族形成期と家族の発達
胎児期・新生児期の特徴と発達
(準備)教科書の第3章を読んでおくこと
(事後)授業資料を読み直し、関連する新聞記事や参考文献を検索して読むこと。提示した課題についてレポートを作成すること
4
ライフサイクルにおける小児期(岩佐)
(準備)教科書「胎児期の心と身体」「乳幼児期の心と身体」を読んでおく
5
小児の身体的側面の成長と発達(岩佐)
(準備)教科書「乳幼児期の心と身体」を読んでおく
レポート課題を作成
6
7
8
9
(事後)講義配布資料を読み、復習をしておく
(事後)講義配布資料を読み、復習をしておく
小児の心理社会的側面の成長と発達(岩佐)
自我、思考、愛着の発達、遊びの発達、言語の発達
(準備)教科書「学童期の心と身体」を読んでおく(事後)講義配布資料を読み、復習をしておく
レポート課題を作成(先週に引き続き)
小児の生活と健康問題(岩佐) ※レポート提出
(準備)教科書「思春期の心と身体」を読んでおく
(事後)講義配布資料を読み、復習をしておく
<ライフサイクルにおける成人期>(岩坂)
身体、心理・社会的特徴と生活状況の理解
成人各期の特徴と健康問題
(準備)教科書第6章を読んで知識をまとめる
(事後)授業資料を振り返り思春期の心と体に関する知識を深め整理する
生活習慣病の理解と生活ストレスに関連する健康問題(岩坂)
(準備)生活習慣病と健康問題の関連について学習する
(事後)生活習慣の改善が必要な理由について心身面、社会的側面から整理する
10
成人の健康障害と看護援助(岩坂)
成人期にある人の社会環境と健康、発達にかかわる健康上の問題
(準備)人間のライフサイクルにおける成人期の心と体について学習する
(事後)授業資料を振り返り、成人の健康障害について整理する
11
成人の健康障害と看護援助(岩坂)
成人期にある人の健康的な運動習慣づくりとその支援、発達に必要な支援
(準備)健康の定義について考えまとめる
(事後)成人期のヘルスプロモーションについて自己の考えを整理する。提示した課題についてレポート作成する
(テーマならびに提出期日については後日指定する)
12
学習内容:各発達理論からみた老年期の特徴と老年期の形態・機能的側面からみた発達の特徴
行動目標:
・エリクソンやハヴィガーストなどの発達理論からみた老年期の特徴を理解し、老い
を生きるということがイメージできる。
・加齢に伴う身体の形態変化や機能低下の特徴が理解できる。
準備:第9章 老年期の心と身体 「形態・機能的側面の発達」を読んでくる。
事後:講義で配布する講義ノートの穴埋めを完成させる。
13
学習内容:老年期の心理的・社会的側面からみた発達の特徴
行動目標:老年期における心理的・社会的特徴が理解し、老年期の役割や経験がイメージできる。
準備:第9章 老年期の心と身体 「心理・社会的側面の発達」を読んでくる。
事後:・講義で配布する講義ノートの穴埋めを完成させる。
・レポートの作成を開始する。
14
学習内容:老年期の特徴と看護援助
行動目標:老年期における特徴的な健康問題を理解し、看護の視点から必要な支援を考えることができる。
準備:13・14回目の講義の内容の復習と第9章 老年期の心と身体 「発達に関わる健康上の問題」を読んでくる。
事後:講義で配布する講義ノートの穴埋めを完成させる。
15
まとめ(岩坂)
(準備)いままでの講義を振り返っておくこと
(事後)まとめを受けて、各期に出された課題レポートを深め完成させること
事前に教科書を読み知識をまとめること
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
なし
定期試験
各教員25点を持ち合算する。100%レポートにて評価する。期日までに提出がなかった場合は減点とする。
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
0
なし
舟島なをみ:看護のための人間発達(第4版)医学書院
教科書
参考文献
履修条件
留意事項等
高橋真理他編:女性のライフサイクルとナーシング~女性の生涯発達と看護~ ヌーベルヒロカワ 第2版
その他、講義で適時紹介する。
この科目は、小児看護学、母性看護学、成人看護学、老年看護学の基礎となるものです。
- 41 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
50956091
教員氏名
授業の概要
到達目標
2016/5/1
単位
1.0
健康医療システム
配当年次
1
開講期
前期
鹿内 あずさ
日本における保健医療福祉施策の変遷を踏まえ、人々が健康課題を解決するために必要な地域における社会資源やネットワークを知り、日
本の保健医療福祉施策の概要と今後の課題を学ぶ。
1. 日本における健康と生活を守る仕組みについて、概要を理解できる
2.健康ニーズに応じて提供される保健医療福祉サービスの概要を理解できる
3. 医療制度の概要を理解し、国民皆保険制度のしくみについて説明できる
4. 日本における保健医療福祉制度の特徴と今後の課題を考えることができる
授業計画
1
2
3
4
5
6
ヘルスリテラシーと社会制度
(事前学習:シラバスを読み、授業内容およびスケジュールを確認する)(事後学習:テキスト・講義資料を復習する)
日本における健康を維持するための施策の変遷
1)衛生水準の向上
2)積極的な健康づくり施策
3)健康づくり対策の推進
(事前学習:該当テキスト・講義資料を読んでくる)(事後学習:テキスト・講義資料を復習する)
健康を守る仕組み
1)社会保障の始まり
2)社会保障の発展
3)社会保障の見直しと再編
(事前学習:テキストを読んでくる)(事後学習:テキスト・講義資料を復習する)
国際比較からみた日本社会の特徴
1)自立
2)公正
3)健康
4)社会的つながり
5)社会保障の給付と負担
(事前学習:テキストを読んでくる)(事後学習:テキスト・講義資料を復習する)
健康ニーズと生活、健康を守る仕組み
1)母子保健
2)学校保健
3)産業保健
4)高齢者医療
5)在宅医療
(事前学習:テキスト・資料を読んでくる)(事後学習:テキスト・講義資料を復習する)
健康障害に応じた仕組み
1)障がい者
2)難病
3)精神疾患
4)がん対策
5)特定保健指導
6)感染症
(事前学習:テキスト・資料を読んでくる)(事後学習:テキスト・講義資料を復習する)
7
地域における健康を守るためのサービスの実際① 大学の周辺地域における保健福祉医療サービスを知る(グループワーク)
(事前学習:テキストを読んでくる)(事後学習:テキスト・講義資料を復習する)
8
地域における健康を守るためのサービスの実際② ①で知り得たサービスについて整理し共有する(グループワーク・発表・資料提出)、ま
とめ
(事前学習:テキストを読んでくる)(事後学習:テキスト・講義資料を復習する)
なし
9
なし
10
なし
11
なし
12
なし
13
なし
14
なし
15
準備学習・事後学習
事前学習:テキスト・資料および関連する地域の資料を読んでくこと
事後学習:テキスト・講義資料を復習すること
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
50
筆記試験。健康を守るための医療システムの知識を理解できていること。
定期試験
出席を含む授業への参加態度(20%)
定期試験以外(授業内の課 50
授業で出された課題(30%)
題・参加度・出席態度等)
その他
0
系統看護学講座 専門基礎 公衆衛生,医学書院,2015.
国民衛生の動向(2015/2016)厚生統計協会
教科書
厚生労働白書 平成26年度 http://www.mhlw.go.jp/toukei_hakusho/hakusho/kousei/14/
厚生労働白書 平成27年度 http://www.mhlw.go.jp/toukei_hakusho/hakusho/kousei/15/
参考文献
履修条件
留意事項等
必要に応じて提示する
なし
- 42 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
50955091
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
公衆衛生看護学概論
配当年次
2
開講期
前期
鹿内 あずさ
現状の保健行政の基本知識、公衆衛生看護の定義、社会の変化を捉えて地域で生活する個人、家族、集団の健康の保持増進と疾病予防を援
助する公衆衛生看護の基礎について学ぶ。また、地域で生活する人々のQOLの向上及び健康問題の解決にむけて、地域の健康課題の組織的な
解決、地域を基盤とした予防の考え方と対応の基本を学ぶ。
授業の概要
1.
2.
3.
4.
到達目標
公衆衛生看護の定義、対象、機能の特徴、歴史的変遷を理解できる
公衆衛生看護の対象の特性を理解できる
保健師の基本的特性と専門能力を理解できる
公衆衛生看護の実践と技術の特徴について理解できる
1)個人・家族・グループへの支援技術
2)組織への支援技術
3)地域全体への支援技術
5. 公衆衛生看護の倫理的原則を理解できる
授業計画
1
1.公衆衛生看護 1)公衆衛生 2)健康な生活 3)公衆衛生看護の目的 2.公衆衛生看護の定義と機能 3.保健師 1)保健師
助産師看護師法 2)保健師の就業状況
(事前学習)シラバスの授業の概要とスケジュールを読んでくること (事後学習)公衆衛生看護の定義、目的、関連する法律について復
習すること
2
1.公衆衛生看護を支える理念〔ノーマライゼーション、基本的人権、アドボカシーと権利擁護、自立支援と自己決定、プラマリ・ヘルス
ケア、ヘルスプロモーション〕 2.公衆衛生看護の対象 1)地域で生活する人々の健康に関連する要因〔社会的要因、環境要因〕
2)公衆衛生看護活動の対象〔コミュニティ、システムとしての地域社会〕
(事前)1回目に配布された資料を読み (事後)講義内容を復習すること
3
1.公衆衛生看護の歴史 1)日本の公衆衛生看護の歴史 2)保健師資格 3)公衆衛生看護教育の歴史
(事前)2回目に配布された資料を読んでくること (復習)日本の公衆衛生看護、および公衆衛生看護教育の歴史について復習するこ
と
4
1.公衆衛生看護の実践と技術 1)保健師の活動の特性 2)基本的な実践プロセス 3)個人・家族・グループを支援する技術
(事前)3回目に配布された資料を読んでくること (復習)保健師活動の特性、基本的実践プロセス、個人・家族・グループを支援する
技術について復習すること
5
6
7
8
1.公衆衛生看護の実践と技術 1)地域全体への公衆衛生看護技術〔地域アセスメントの目的、地域の健康課題の明確化、計画、実施、
評価〕 2)地域アセスメントに用いる理論・モデル
(事前)4回目に配布された資料を読んでくること (復習)地域アセスメントの目的と計画と評価までのプロセス、地域アセスメントに
用いる理論について復習すること
1.公衆衛生看護の実践と技術 1)人々(集団)への支援技術〔健康診査、健康相談、健康教育〕 2)地域住民との協働による地域づ
くり
(事前)5回目に配布された資料を読んでくること (復習)集団への支援技術、住民との協働による地域づくりについて復習すること
1.公衆衛生看護の実践と技術 1)地域を構成する組織への支援〔支援の目的と特徴〕 2.保健師の基本的能力と専門能力
(事前)6回目に配布された資料を読んでくること(復習)地域を構成する組織への支援、保健師に求められる能力について復習する
1.公衆衛生看護の倫理 1)看護者の倫理綱領 2)公衆衛生看護の倫理的実践における原則〔人権、アドボカシー、アカウンタビリ
ティ、他職種との協働、公正、守秘義務、専門職としての研鑽〕
(事前)7回目に配布された資料を読んでくること (復習)公衆衛生看護活動における倫理について復習すること
なし
9
なし
10
なし
11
なし
12
なし
13
なし
14
なし
15
授業で示した内容について、次回の講義までに復習・予習を行うこと。
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
50
公衆衛生看護に関する知識を理解できていること。
定期試験
授業への参加態度と出席状況(10%),授業で出された課題(40%)
定期試験以外(授業内の課 50
題・参加度・出席態度等)
その他
0
講義資料として配布する。
教科書
参考文献
履修条件
留意事項等
・村嶋幸代編:公衆衛生看護学,医歯薬出版,2015.
・荒賀直子他編:公衆衛生看護学,JP,インターメディカル,2015.
授業の3回目と4回目は課題(小レポート)の提出がありますので、必ず出席してください。
- 43 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10720091
教員氏名
授業の概要
到達目標
2016/5/1
単位
1.0
保健医療福祉行政論
2
・保健医療福祉行政の根拠と公衆衛生の定義を理解する。
・保健医療福祉行政および財政のしくみを理解する。
・我が国の社会保障制度の種類としくみを理解する。
・行政における保健医療福祉計画を理解する。
・行政における地域保険活動の役割とその必要性について理解する。
保健医療福祉行政の概要
・公衆衛生活動の歴史と変遷について理解する。
・保健医療行政の目標と公衆衛生の定義を理解する。
・代表的な公衆衛生行政施策を理解する。
(準備)教科書の公衆衛生の定義を読んでおくこと。
(事後)公衆衛生行政施策についてまとめておくこと。
保健医療制度の新たな課題と政策
・我が国の健康課題の変遷とそれに対応した政策を理解する。
・健康づくり対策の現状と課題について理解する。
(準備)我が国の健康課題をまとめておくこと。
(事後)地域保健法についてまとめておくこと。
3
保健医療福祉行政および財政のしくみ
・国と地方公共団体の行政のしくみと役割について理解する。
・国と地方公共団体の財政のしくみについて理解する。
・国際保健活動について理解する。
(準備)教科書の行政の定義を読んでおくこと。
(事後)国際保健機関についてまとめておくこと。
4
社会保障制度(日本の制度)
・我が国の社会保障制度の種類としくみを理解する。
・医療法、医療保険、介護保険制度について理解する。
(準備)教科書の社会保障制度を読んでおくこと。
(事後)介護保険についてまとめておくこと。
5
6
7
8
社会保障制度(各種社会保障)
・公的年金制度、雇用保険制度、生活保護制度について理解する。
・障害者基本法、障害者自立支援法について理解する。
(準備)教科書の障害の概念を読んでおくこと。
(事後)年金制度についてまとめておくこと。
地域保健
・地域保険に関する公的機関の法的位置づけと基本的な役割を理解する。
・保健所の機能と業務について理解する。
(準備)教科書の保健所の基本機能を読んでおくこと。
(事後)保健所と市町村保健センターの違いをまとめておくこと。
健康危機管理と医療安全対策
・感染症集団発生などの健康危機の対応について理解する。
・情報公開制度と個人情報保護制度について理解する。
(準備)教科書の個人情報保護を読んでおくこと。
(事後)感染症、食中毒の種類をまとめておくこと。
保健医療福祉計画
・国、都道府県、市町村で策定される計画の種類と内容について理解する。
・母子保健計画について理解する。
(準備)教科書の市町村基本計画を読んでおくこと。
(事後)保健計画の種類をまとめておくこと。
なし
9
なし
10
なし
11
なし
12
なし
13
なし
14
なし
15
講義を受けた後は、復習とまとめを行いましょう。
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
定期試験
まとめのテスト、小テスト、受講態度、レポート等。
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
0
標準保健師講座 別巻1 「保健医療福祉行政論」 藤内修二 ほか / 医学書院
教科書
なし
参考文献
履修条件
留意事項等
開講期
後期
合田 悟
保健医療福祉行政の基礎的知識および、地域の健康問題の解決に必要な社会資源の整備や保健医療福祉サービスなどの制度との関わりにつ
いて理解する。地方公共団体の保健福祉の政策、計画実行のプロセスについて理解する。
授業計画
1
配当年次
2
保健、医療、福祉の全般に興味を持ち、日ごろから関連するニュースなどにも注意しましょう。
- 44 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10919091
教員氏名
授業の概要
2016/5/1
単位
1.0
チーム医療概論
到達目標
授業計画
2
3
4
5
6
7
チーム医療とは
チーム医療における保健師・訪問看護師の役割(鹿内)
事後:毎回、違う職種の役割について講義されるので、復習をしておくこと。
チーム医療における助産師の役割(多賀)
事後:毎回、違う職種の役割について講義されるので、復習をしておくこと。
チーム医療における管理栄養士の役割(西尾)
事後:毎回、違う職種の役割について講義されるので、復習をしておくこと。
チーム医療における理学療法士の役割(斎藤)
事後:毎回、違う職種の役割について講義されるので、復習をしておくこと。
チーム医療における作業療法士の役割(池田)
事後:毎回、違う職種の役割について講義されるので、復習をしておくこと。
チーム医療における薬剤師の役割(續)
事後:毎回、違う職種の役割について講義されるので、復習をしておくこと。
チーム医療における臨床検査技師の役割(合田)
事後:毎回、違う職種の役割について講義されるので、復習をしておくこと。
まとめ(小塀)
チーム医療とは
8
レポート課題:「私が考えるチーム医療とは」
事後:全体を振り返り、それぞれの職種が担っているものについて理解を深めておくこと。
なし
9
なし
10
なし
11
なし
12
なし
13
なし
14
なし
15
講義において示された重要な点について復習し、内容を理解すること。
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
定期試験
定期試験以外(授業内の課
題・参加度・出席態度等)
その他
指定なし
教科書
割合(%)
0
100
内容
レポート
0
適宜提示する
参考文献
履修条件
留意事項等
開講期
後期
小塀 ゆかり、齋藤 正美、池田 官司、西尾 久美子、續 佳代、合田 悟、多賀 昌江、鹿内 あずさ
患者中心のチーム医療の実現のために、チームメンバーそれぞれの職種の役割・機能を把握して効果的なチームビルディングの知識を理解
する。
他領域や地域の人々と連携してヘルスケアを発展させるために、医療チームにおいて看護職種の果たす役割について学ぶ。
他職種との協調と共働調整・コンサルテーションの概念などを教授する。
・看護チーム・医療チームの構成、役割分担と責務がわかる。
・医療チームの中で看護職者が果たす役割がわかる。
・各専門職が連携した専門職チームによる医療提供の在り方がわかる。
1
配当年次
2
毎回違う職種の役割について講義するので欠席しないこと。
- 45 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10923091
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
医療英語
配当年次
2
開講期
前期
David Flenner
In this course, we will learn what to say to patients, and how to behave towards patients in four situations covered in four
units from Everyday English for Nursing on DVD. We will cover rehabilitation, an operation, positioning and instructions, and
medication.
授業の概要
The target of the course is to improve communication skills, comprehension and understanding, increase your knowledge of
vocabulary, phrases and grammar for specific situations, building confidence and improving oral skills, and ways of behaving
towards patients.
到達目標
授業計画
1
2
Unit 8
Rehabilitation and Asking Questions. (Important communication Skills in Nursing)
Unit 8
Rehabilitation and Asking Questions. (Important communication Skills in Nursing) continued..
Oral Performance 1
3
4
Unit 9
Operation
Unit 9
Operation
continued..
Oral Performance 2
Unit 10 Positioning the Patient and Giving Instructions (Pain Scale)
5
Unit 10 Positioning the Patient and Giving Instructions ..continued
6
Oral Performance 3
Unit 11 Medication
7
Unit 11 Medication continued..
8
Oral Performance 4
Not Applicable
9
Not Applicable
10
Not Applicable
11
Not Applicable
12
Not Applicable
13
Not Applicable
14
Not Applicable
15
Review each unit before the class
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
定期試験
割合(%)
0%
100
定期試験以外(授業内の課
題・参加度・出席態度等)
その他
教科書
内容
No Exam in Exam Week
Oral Performance 60%
Participation 15%
Homework 15%
Attendance 10%
0
Not Applicable
Everyday English for Nursing on DVD
Yasuko Onjohji & John Skelton
Dictionary and Internet
参考文献
履修条件
留意事項等
This course is only available to students in the Department of Nursing.
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北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10115091
教員氏名
2016/5/1
単位
2.0
看護学概論
配当年次
1
開講期
前期
木村 眞子
看護学の基本である人間理解、健康の概念および看護の機能と健康レベルの関係などを考察する。また、看護の歴史的変遷から看護の概念
を理解する。看護専門職としての看護の役割、看護の場、保健・医療・福祉提供システムを理解し、チーム医療と看護の関連性に視点を向
けた広い視野を養う。
授業の概要
到達目標
1.看護の定義と概念が理解できる。
2.健康概念の変遷と看護の機能・役割が理解できる。
3.看護の対象と対象者のとらえ方が理解できる。
4.看護提供の方法と基本的援助技術の概要が理解できる。
5.保健・医療・福祉提供システムにおける多職種協働の重要性と看護の役割が理解できる。
6.看護専門職としての課題とこれからの展望を述べることができる。
授業計画
1
看護とは何か:看護の定義と概念を概観する。
事前学習:「看護の基本となるもの」p.9~15までを読み内容を800字以内で要約する。
事後学習:課題レポートをオンラインテキストで提出する。
2
健康のとらえかた:社会状況の変遷に伴い健康観や疾病・障害に対する考え方はどのように変わってきたのかについて学ぶ 。
事前学習:テキストp.41~p.51、p.174~180までを精読しオンラインテキストで課題レポートを提出する。
事後学習:課題レポートをオンラインテキストで提出する。
3
看護の変遷①:ナイチンゲール以前の看護の歴史を学ぶ。
事前学習:テキストp.10~p.11及び配布資料を精読しオンラインテキストで課題レポートを提出する。
事後学習:課題レポートをオンラインテキストで提出する。
4
看護の変遷②:ナイチンゲール以降の看護の歴史を学ぶ。
事前学習:テキストp.12~p.22及び配布資料を精読しオンラインテキストで課題レポートを提出する。
事後学習:課題レポートをオンラインテキストで提出する。
5
わが国における看護の変遷:保助看法制定移行のわが国の看護の歴史と看護師養成、看護提供について学ぶ。
事前学習:テキストp.119~p.124及びp.188~p.192を精読しオンラインテキストで課題レポートを提出する。
事後学習:課題レポートをオンラインテキストで提出する。
6
患者とはどういう人か①:DVD視聴とディスカッション
事前学習:テキストp.34~p.42及びp.52~p.54を精読しオンラインテキストで課題レポートを提出する。
事後学習:DVD視聴の感想をレポートにまとめオンラインテキストで提出する。
7
患者とはどういう人か②:視聴したDVDに基づきグループワークを行なう。
事前学習:グループのほかの学生が書いた課題レポートを読み、オンラインテキストでコメントを提出する。
事後学習:グループワークに基づき、「患者」をテーマにしたマインドマップを作成する。
8
看護師とはどういう人か①:DVD視聴とディスカッション
事前学習:テキストp.193~p.202、p.98~106を精読しオンラインテキストで課題レポートを提出する。
事後学習:DVD視聴の感想をレポートにまとめオンラインテキストで提出する。
9
看護師とはどういう人か②:視聴したDVDに基づきグループワークを行なう。
事前学習:グループのほかの学生が書いた課題レポートを読み、オンラインテキストでコメントを提出する。
事後学習:グループワークに基づき、「看護師」をテーマにしたマインドマップを作成する。
10
看護の対象と対象者の理解:看護の対象となる現象と対象者について学ぶ。
事前学習:テキストp.74~p.83及び配布資料を精読しオンラインテキストで課題レポートを提出する。
事後学習:課題レポートをオンラインテキストで提出する。
11
医療・看護と倫理:医療における倫理のあり方と看護職者に求められる倫理について学ぶ。
事前学習:テキストp.107~118、p.124~126を精読しオンラインテキストで課題レポートを提出する。
事後学習:課題レポートをオンラインテキストで提出する。
12
看護実践の基準:看護を実践する上で踏まえなければならない法規、基準、ガイドラインについて学ぶ。
事前学習:テキストp.119~p.124及び配布資料を精読しオンラインテキストで課題レポートを提出する。
事後学習:課題レポートをオンラインテキストで提出する。
13
看護ケアの役割とその方法①:看護を提供するための基本技術である看護過程の概要を学ぶ。
事前学習:テキストp.151~p.158及び配布資料を精読しオンラインテキストで課題レポートを提出する。
事後学習:課題レポートをオンラインテキストで提出する。
14
看護ケアの役割とその方法②看護の共通基本技術(感染制御・コミュニケーション・ボディメカニクス)と多職種協働について学ぶ。
事前学習:テキストp.98~p.106、p.173~186を精読しオンラインテキストで課題レポートを提出する。
事後学習:課題レポートをオンラインテキストで提出する。
15
現代社会と看護:現代社会において看護に求められる機能と役割について学ぶ。
事前学習:配布資料を精読しオンラインテキストで課題レポートを提出する。
事後学習:課題レポートをオンラインテキストで提出する。
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
定期試験
定期試験以外(授業内の課
題・参加度・出席態度等)
その他
指示された課題を行う。
欠席した場合は配布資料、テキストに基づき課題レポートを作成し提出する。
割合(%)
50
内容
客観テスト
60%以上の得点が必要である。
50
課題レポート、グループワークの参加度。60%以上の得点が必要である。
参考文献
0
高橋照子編集「看護学原論」南江堂
看護学事典 日本看護協会出版会
ヘンダーソン「看護の基本となるもの」日本看護協会出版会
必要に応じて指定する。
履修条件
留意事項等
課題レポートは特に指示がない限りオンラインテキストで提出する。
6~9回のグループワークの詳細は事前に指示する。
提出期限を過ぎた提出物は受理しない。
教科書
- 47 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10924091
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
コミュニケーション論I
配当年次
1
木村 眞子、大島 寿美子
コミュニケーションは人と人との関わりの基本です。この授業では、まずコミュニケーションとは何かについて理論を通じて理解していき
ます。その上で、コミュニケーション力を高めるために必要な知識やスキルについて学び、演習によって実際にスキルを身につけていきま
す。
授業の概要
到達目標
・コミュニケーションとは何かが理解できる。
・コミュニケーション理論の基礎を理解できる。
・コミュニケーションに必要な知識とスキルについて理解できる。
・日常のコミュニケーションに必要なスキルを習得できる。
授業計画
1
2
3
4
5
6
7
授業ガイダンス
この授業の目的、コミュニケーションとは何か
非言語コミュニケーション
非言語コミュニケーションについて学びます。
個人と集団のコミュニケーション
個人と集団のコミュニケーションの特徴について学びます。
コミュニケーションの方向と情報の選択
一方向、双方向のコミュニケーション、天辰する情報の選択やグループプロセスについて学びます。
コミュニケーションと他者理解
他者を理解するということはどういうことかについて学びます。
アサーティブ・コミュニケーション
自分も相手も認めるアサーティブ・コミュニケーションについて学びます。
学生と教員のコミュニケーション
学生と教員のコミュニケーションにおいて起りやすい問題について学び、適切なスキルを身につけます。
まとめ
8
なし
9
なし
10
なし
11
なし
12
なし
13
なし
14
なし
15
なし
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
定期試験
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
0
適宜授業の中で指示します。
教科書
なし
参考文献
履修条件
留意事項等
開講期
前期
なし
- 48 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10925091
教員氏名
授業の概要
到達目標
2016/5/1
単位
1.0
コミュニケーション論II
配当年次
1
開講期
後期
佐藤 登代子
看護における援助的人間関係の形成について理解する。人が人を看護するとは何か、主体的な関わりとは何かを考え、相互理解を深めるこ
とを目的とする。言語的・非言語的コミュニケーション、援助的人間関係、ケアに活かすコミュニケーションスキルを体験的に習得する
1.看護におけるコミュニケーションとは何かを理解する
2.自己のコミュニケーションの特徴を知る
3.コミュニケーションのゆがみついて理解する
4.援助者としてのコミュニケーション技法を理解する
授業計画
1
援助的人間関係のモデル理論の概要を理解する
1)看護におけるコミュニケーションの意義
2)人間関係のモデル理論
①ペプロウ, ②トラベルビー、③オーランド、④ウイーデンバック
3)患者―看護師関係の発展
(事前)関心があれば、上記理論家の文献をあたるとよい
(事後)レジメをまとめておくこと
2
効果的なコミュニケーション技法を理解する
1)傾聴の技術
2)援助的人間関係成立に向けたコミュニケーション
相互作用、自己開示、自己提供、転移
3)専門的援助関係を支える援助者の態度条件
(事前)テキスト「第1章コミュニケーション-D効果的なコミュニケーションの実際」を事前に読んでおくこと
(事後)テキストとレジメをまとめておくこと
患者-看護師関係における援助的人間関係①
看護場面を再構成する
3
(事前)基礎看護学実習1の実習記録を持参すること
(事後)課題をまとめること
患者-看護師関係における援助的人間関係②
再構成した看護場面を自己評価する
4
(事前)前回の課題を持参すること
(事後)新たな課題をまとめること
援助者としての自己のコミュニケーションを考える
1)交流分析とは、
2)エゴグラムとは
5
{事前)なし
(事後)なし
コミュニケーションの阻害要因
6
(事前)なし
(事後)レジメをまとめておくこと
援助者としてのコミュニケーションを理解する。
1)医療におけるコミュニケーション
2)コミュニケーション障害がある人への対応
7
(事前)テキスト「第1章コミュニケーション-A-②医療におけるコミュニケーション、Eコミュニケーション障害への対応」を事前に呼ん
でおくこと
(事後)テキストとレジメをまとめること,テストを行うので復習してまとめておく
小テスト・タッチング(演習)
8
なし
9
なし
10
なし
11
なし
12
なし
13
なし
14
なし
15
看護学概論(看護の理論家)の復習をしておくこと
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
定期試験
テスト50%、レポート及び本日の振り返り40%、授業態度10%
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
0
系統看護学講座 専門分野Ⅰ 基礎看護技術Ⅰ基礎看護学② 医学書院
教科書
授業の中で適宜紹介
参考文献
履修条件
留意事項等
参加型の授業であるため、遅刻は欠席扱いとなります。十分注意をして下さい。
- 49 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
90121091
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
看護ヘルスアセスメント
配当年次
1
開講期
後期
木村 眞子
看護ヘルスアセスメントは、看護実践に必要な情報を収集するための基盤となる。
本講では、質の高いデータを収集し、既習の知識を統合して対象者の健康状態をアセスメントできる能力を養う。具体的には、ヘルスヒス
トリーの聴取、フィジカルアセスメントの基本技術、バイタルサインズの測定、系統別アセスメントの技法を学ぶ。
授業の概要
到達目標
1.問診及びフィジカルアセスメントのテクニック(視診、触診、聴診、打診)を習得する。
2.バイタルサインズの意味を理解し、正常と逸脱の判断ができる。
3.フィジカルエクザミネーションを用いて身体各部の観察と診察法を実施できる。
4.解剖・生理学や基礎看護学などの既習知識を用いて、得られたデータを解釈し、対象者の健康状態の評価を行うことができる。
授業計画
1
講義:看護ヘルスアセスメントの基本
事前学習:テキスト「フィジカルアセスメントと看護の役割」読解
事後学習:講義資料を読み設問に答える。
2
講義:生命徴候(バイタルサインズ)の観察と評価
事前学習:「フィジカルアセスメントの必要物品、アセスメントのテクニック」を読み設問に答える。
事後学習:ナーシングスキルのバイタルサインズに関連する項目を視聴し設問に答える。
3
演習:生きている(バイタルサインズの測定)
事前学習:配布資料とナーシングスキルの確認を行う。
事後学習:演習後課題を行う。
4
演習:生きている(バイタルサインズの測定) 細部に関する確認を行う。
事前学習:自分の技術評価を行い、できていない部分を明らかにする。
事後学習:自分の技術評価を行い、今後の課題を明らかにする。
5
講義:呼吸・循環の観察と評価
事前学習:系統別のアセスメント(肺・心臓血管)、ナーシングスキル(胸部)の確認を行い設問に答える。
事後学習:講義配布資料を確認し設問に答える。
6
講義:運動器系の観察と評価
事前学習:系統別のアセスメント「筋骨格系」「神経系」を読み設問に答える。
事後学習:講義配布資料を読み設問に答える。
7
演習:生きている(バイタルサインズ) 技術チェック
事前学習:実技の練習
事後学習:実技の練習
8
演習:交換する(呼吸・循環系) 問診・視診・触診・打診
事前学習:系統別のアセスメント(肺・心臓血管)、ナーシングスキル(胸部)の確認を行い設問に答える。
事後学習:事例に関する設問に答える。
9
演習:交換する(呼吸・循環系)2 聴診
事前学習:系統別のアセスメント(肺・心臓血管)、ナーシングスキル(胸部)の確認を行い設問に答える。
事後学習:事例に関する設問に答える。
10
演習:動く
事前学習:系統別のアセスメント「筋骨格系」「神経系」を読み設問に答える。
事後学習:事例に関する設問に答える。
11
講義:消化器系の観察と評価
事前学習:系統別のアセスメント「腹部」を読み設問に答える。
事後学習:講義資料を読み設問に答える。
12
講義:感覚器・神経系の観察と評価
事前学習:系統別のアセスメント「鼻・耳・口腔」「眼」「神経系」を読み設問に答える。
事後学習:講義資料を読み設問に答える。
13
演習:食べる
事前学習:系統別のアセスメント「腹部」、ナーシングスキル(腹部)を確認し、設問に答える。
事後学習:事例に関する設問に答える。
14
演習:見る・聴く・感じる(感覚器・神経系)
事前学習:系統別のアセスメント「腹部」、ナーシングスキル(腹部)を確認し設問に答える。
事後学習:事例に関する設問に答える。
15
看護ヘルスアセスメントの活用(講義および小テスト)
事前学習:これまでの復習
事後学習:学習が不十分だった部分の補充
指定された資料等の確認と学習課題の実施
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
50
定期試験
学習課題・演習態度・実技チェック
定期試験以外(授業内の課 50
題・参加度・出席態度等)
その他
0
ナーシング・グラフィカ「ヘルスアセスメント」メディカ出版
E.N.マリーブ「人体の構造と機能」第4版 医学書院
教科書
エルゼビア ナーシングスキル
参考文献
履修条件
留意事項等
単位認定には実技チェックと定期試験いずれも60%以上の得点が必要である。
提出物の提出期限後の提出は認めない。
演習を欠席した場合の演習記録の提出は不要である。
- 50 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
50926091
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
基礎看護技術I
配当年次
1
中山 貴美子
看護実践の基盤となる看護技術の特徴や重要性を理解するとともに、あらゆる看護実践に共通する基礎的な方法を理解する。また、健康に
問題があるために生じる日常生活上の苦痛や不便さを解決するために必要な援助を考えられる能力を養う。
授業の概要
到達目標
1.人に対する技術としての看護技術の特徴および対人援助関係を形成するために必要な態度・姿勢を理解する。
2.生物学的安全を守る必要性と意義を理解し、そのために必要な基本的な看護技術を身につける。
3.人間工学の知識を理解し、対象者と看護者の安全・安楽を守る基本的な看護技術を身につける。
4.療養環境調整の方法を理解し、療養環境調整に関する基本的な看護技術を身につける。
授業計画
1
基礎看護技術ガイダンス
(準備)シラバスを読んでおく
(事後)授業内容をまとめる
2
環境
(準備)基礎看護技術第7版p132~p135を読んでおく
(事後)学習内容を復習する
3
感染
(準備)基礎看護技術第7版p264~268、ナーシング・グラフィカ 基礎看護技術p98~p117を読んでおく
(事後)講義内容を復習する
4
演習 手洗い/環境測定
(準備)①演習要項を熟読する ②視聴覚教材学習 ③演習記録の課題を実施する
(事後)演習記録の課題を整理する
5
演習 手洗い/環境測定
(準備)①演習要項を熟読する ②視聴覚教材学習 ③演習記録の課題を実施する
(事後)演習記録の課題を整理する
6
ボディメカニクス
(準備)ナーシング・グラフィカp140~p151、基礎看護技術第7版p75~p98を読んでおく
(事後)講義内容を復習する
7
演習 ボディメカニクス
(準備)①演習要項を熟読する ②視聴覚教材学習 ③演習記録の課題を実施する
(事後)演習記録の課題を整理する
8
病床環境
(準備)基礎看護技術第7版p132~p151を読んでおく
(事後)講義内容を復習する
9
病床の環境調整
(準備)基礎看護技術第7版p152~p168を読んでおく
(事後)講義内容を復習する
10
演習 ベッドメーキング
(準備)①演習要項を熟読する ②視聴覚教材学習 ③演習記録の課題を実施する
(事後)演習記録の課題を整理する
11
演習 ベッドメーキング
(準備)①演習要項を熟読する ②視聴覚教材学習 ③演習記録の課題を実施する
(事後)演習記録の課題を整理する
12
環境調整の技術
(準備)基礎看護技術第7版p170~p175、ナーシング・グラフィカ基礎看護技術p86~p94を読んでおく
(事後)講義内容を復習する
13
演習 リネン交換
(準備)①演習要項を熟読する ②視聴覚教材学習 ③演習記録の課題を実施する
(事後)演習記録の課題を整理する
14
演習 リネン交換
(準備)①演習要項を熟読する ②視聴覚教材学習 ③演習記録の課題を実施する
(事後)演習記録の課題を整理する
15
統合 ベッドメーキングの技術チェック
(準備)チェックリストに基づいて確実に実施できるようにする
(事後)所定の用紙に技術の振り返りを行う
授業計画に指示する
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
50
定期試験
演習記録、演習態度、技術チェックの総合評価
定期試験以外(授業内の課 50
題・参加度・出席態度等)
その他
0
①ナーシング・グラフィカ 基礎看護学③:基礎看護技術、メディカ出版、2014
②阿曾洋子他:基礎看護技術第7版、医学書院、2011
教科書
③平田雅子:ベッドサイドを科学するー看護に生かす物理学、学研、2009
①小川鑛一:イラストで学ぶ看護人間工学、東京電機大学出版
参考文献
履修条件
留意事項等
開講期
前期
①当教科単位を未修得のものは、2年次の基礎看護学実習Ⅱは履修できないので注意すること
②定期試験、技術チェックともに60%以上の得点が必要。
- 51 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
50927091
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
基礎看護技術II-1
配当年次
1
中山 貴美子
看護の対象であり、健康上に問題をもつ人日常生活援助についての概念や技術理論を講義を通して学ぶ
授業の概要
到達目標
①活動―運動パターンの機能に影響を及ぼす因子について説明できる。
②活動―運動パターンのアセスメントを実施することができる。
③活動―運動パターンの機能不全に対する援助の基本を説明できる。
④セルフケア不足に対する援助のための方法を説明することができる。
授業計画
1
人間の生活と活動
(準備)ナーシング・グラフィカ基礎看護技術p188~193、基礎看護技術第7版p124~p127を読んでおく
(事後)講義内容を復習する
2
活動の援助:移動
(準備)ナーシング・グラフィカ基礎看護技術p196~p212、基礎看護技術第7版p87~p108を読んでおく
(事後)講義内容を復習する
3
活動の援助:清潔
(準備)ナーシング・グラフィカ基礎看護技術p234~p240、基礎看護技術第7版p190~p193を読んでおく
(事後)講義内容を復習する
4
活動の援助:保清・整容
(準備)ナーシング・グラフィカ基礎看護技術p242~p243、p246~p252、基礎看護技術第7版p215~p224を読んでおく
(事後)講義内容を復習する
5
活動の運動:安全
(準備)ナーシング・グラフィカ基礎看護技術p126~p138、基礎看護技術第7版p109~p118を読んでおく
(事後)講義内容を復習する
6
人間の生活と休息
(準備)ナーシング・グラフィカ基礎看護技術p218~p224を読んでおく
(事後)講義内容を復習する
7
睡眠―休息のアセスメント
(準備)ナーシング・グラフィカp225~p227を読んでおく
(事後)講義内容を復習する
8
睡眠―休息の援助
(準備)ナーシング・グラフィカ基礎看護技術p228~p232を読んでおく
(事後)講義内容を復習する
なし
9
なし
10
なし
11
なし
12
なし
13
なし
14
なし
15
授業計画に指示する
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
100
筆記による客観試験を実施する
定期試験
Moodleの小テスト、課題レポート、講義の参加態度の総合評価とする。
定期試験以外(授業内の課 0
題・参加度・出席態度等)
その他
0
1. ナーシング・グラフィカ 基礎看護学③:基礎看護技術 メディカ出版
2. ナーシング・グラフィカ 基礎看護学④:臨床看護総論 メディカ出版
教科書
3. ナーシング・グラフィカ 基礎看護学②:看護ヘルスアセスメント メディカ出版
4. 阿曽洋子ほか:基礎看護技術 第7版、医学書院
参考文献
履修条件
留意事項等
ナーシング・グラフィカ 基礎看護学①:看護学概論 メディカ出版
小川鑛一 イラストで学ぶ看護人間工学 東京電機大学出版
平田雅子:ベッドサイドを科学する―看護に生かす物理学,Gakken
講義・演習でその都度指定する。
当教科単位を未修得の者は、2年次の基礎看護学実習Ⅱは履修出来ないので注意すること
- 52 -
開講期
後期
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
50928091
教員氏名
授業の概要
2016/5/1
単位
1.0
基礎看護技術II-2
配当年次
1
中山 貴美子
日常生活援助技術の知識・技術に基づき、看護実践に必要な技術の原理と方法及び応用を理解し、科学的根拠に基づいた援助技術を修得す
る。
①快適な日常生活を過ごせるように援助するための基本的看護技術の実践方法を習得する
②日常生活援助技術の援助方法のエビデンスを探求し、より良い方法に向けた思考を展開できる
③看護技術の原理・原則を理解し、日常生活行動に関わる基本的技術を修得する。
到達目標
授業計画
1
姿勢と体位:安楽な体位
(準備)ナーシング・グラフィカ基礎看護技術p140~p151を読んでおく
(事後)講義内容を復習する
2
姿勢と体位:体位変換
(準備)ナーシング・グラフィカ基礎看護技術p196~p200、基礎看護技術第7版p87~p98を読んでおく
(事後)講義内容を復習する
3
移動の援助
(準備)ナーシング・グラフィカ基礎看護技術p201~p217、基礎看護技術第7版p99~p108を読んでおく
(事後)講義内容を復習する
4
演習:車椅子/輸送車での移動
(準備)①演習要項を熟読する ②視聴覚教材学習 ③演習記録の課題を実施する
(事後)演習記録の課題を整理する
5
演習:車椅子/輸送車での移動
(準備)①演習要項を熟読する ②視聴覚教材学習 ③演習記録の課題を実施する
(事後)演習記録の課題を整理する
6
活動の援助 衣生活
(準備)ナーシング・グラフィカ基礎看護技術p253~p255、基礎看護技術第7版p176~p189を読んでおく
(事後)講義内容を復習する
7
活動の援助 全身清拭・部分浴
(準備)ナーシング・グラフィカ基礎看護技術p234~p252、基礎看護技術第7版p203~p214を読んでおく
(事後)講義内容を復習する
8
演習:寝衣交換
(準備)①演習要項を熟読する ②視聴覚教材学習 ③演習記録の課題を実施する
(事後)演習記録の課題を整理する
9
演習:寝衣交換
(準備)①演習要項を熟読する ②視聴覚教材学習 ③演習記録の課題を実施する
(事後)演習記録の課題を整理する
10
演習:全身清拭/足浴
(準備)①演習要項を熟読する ②視聴覚教材学習 ③演習記録の課題を実施する
(事後)演習記録の課題を整理する
11
演習:全身清拭/足浴
(準備)①演習要項を熟読する ②視聴覚教材学習 ③演習記録の課題を実施する
(事後)演習記録の課題を整理する
12
活動の援助 洗髪
(準備)ナーシング・グラフィカ基礎看護技術p242~p245、基礎看護技術第7版p194~p202、p215~p221を読んでおく
(事後)講義内容を復習する
13
演習:洗髪/口腔ケア
(準備)①演習要項を熟読する ②視聴覚教材学習 ③演習記録の課題を実施する
(事後)演習記録の課題を整理する
14
演習:洗髪/口腔ケア
(準備)①演習要項を熟読する ②視聴覚教材学習 ③演習記録の課題を実施する
(事後)演習記録の課題を整理する
15
統合演習:寝衣交換の技術チェック
(準備)チェックリストに基づいて確実に実施できるようにする
(事後)所定の用紙に技術の振り返りを行う
授業内容に指示する
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
50
筆記による客観試験を実施する
定期試験
演習記録、演習態度、技術チェックの総合評価とする。
定期試験以外(授業内の課 50
題・参加度・出席態度等)
その他
0
1. ナーシング・グラフィカ 基礎看護学③:基礎看護技術 メディカ出版
2. ナーシング・グラフィカ 基礎看護学④:臨床看護総論 メディカ出版
教科書
3. ナーシング・グラフィカ 基礎看護学②:看護ヘルスアセスメント メディカ出版
4. 阿曽洋子ほか:基礎看護技術 第7版、医学書院
参考文献
履修条件
留意事項等
開講期
後期
トートラ 解剖生理学 原書第9版 丸善出版
川口孝康 ベッドまわりの環境学 医学書院
平田雅子 ベッドサイドを科学する―看護に生かす物理学 Gakken
必要に応じて文献を提示する。
①講義と演習で編成されているので準備、教室などを間違えないこと。
②当教科単位を未修得の者は、2年次の基礎看護学実習Ⅱは履修できないので注意すること。
③定期試験と技術チェックともに60%以上の得点が必要。
- 53 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
50929091
教員氏名
授業の概要
到達目標
2016/5/1
単位
1.0
基礎看護技術III-1
配当年次
2
開講期
前期
木口 幸子
1年次に学んだ共通する援助技術(感染予防、環境調整、安楽な体位、ヘルスアセスメント)、及び日常生活行動を促進する援助技術(運
動・活動、身体の清潔、体位変換、移動・移送)をベースに、基本的ニーズの充足に向けた援助技術を学ぶ。
人が生命を維持すする上で欠かせない基本的ニーズのうち、ここでは食事、排泄に関する援助技術を学ぶ。既習のヘルスアセスメントや
看護過程を前提に、講義を通じて、健康であれば達成される機能と機能不全がもたらす影響を理解し、援助のための基本的知識を習得す
る。
1)栄養ー代謝パターンの機能状況と機能不全を分析するために必要な基本的知識を説明できる。
2)栄養ー代謝パターンの機能不全に対する介入を説明できる。
3)食事に関するセルフケアの不足及び適切な栄養摂取のための看護介入を説明することができる。
4)排泄パターンの機能状況と機能不全を分析するために必要な基本的知識を説明できる。
5)排泄パターンの機能不全に対する介入を説明できる。
6)排泄行動に関するセルフケアの不足に対する看護介入を説明することができる。
7)栄養・代謝ならびに排泄に関連した創傷管理について説明することができる。
授業計画
1
2
3
4
5
6
7
8
栄養ー代謝
食事、栄養、代謝に必要な知識を習得する。
栄養ー代謝
食事、栄養、代謝に必要な知識を習得する。
栄養ー代謝
食事、栄養、代謝に必要な知識を習得する。
排泄
排泄の機能状況と機能不全を分析するために必要な知識を習得できる。
排泄
排泄の機能状況と機能不全を分析するために必要な知識を習得できる。
排泄
排泄の機能状況と機能不全を分析するために必要な知識を習得できる。
排泄
排泄の機能状況と機能不全を分析するために必要な知識を習得できる。
創傷管理
皮膚の機能とその障害について知識が習得できる。
なし
9
なし
10
なし
11
なし
12
なし
13
なし
14
なし
15
準備学習・事後学習
準備学習・事後学習
準備としてナーシンググラフィカ基礎看護学③基礎看護技術 p262~315まで一通り目を通してください。そして講義終
了後再度確認してください。
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
80
筆記試験
定期試験
課題(講義時に提示)
定期試験以外(授業内の課 20
題・参加度・出席態度等)
その他
0
松尾ミヨ子他編(2014).ナーシンググラフィカ 基礎看護学③:基礎看護技術,メディカ出版,東京.
阿曽洋子他(2011).基礎看護技術 第7版,医学書院,東京.
教科書
エレイン N.マリーブ著/林正健二他訳(2015).人体の構造と機能 第4版,医学書院,東京
解剖学、生理学のテキスト
参考文献
履修条件
留意事項等
当教科単位未修得の者は、基礎看護学実習Ⅱは履修できない。
- 54 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
50930091
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
基礎看護技術III-2
配当年次
2
開講期
前期
木口 幸子
1年次に学んだ共通する看護技術(感染予防、環境調整、安楽な体位、ヘルスアセスメント)、及び日常生活行動を促進する援助技術
(運動・活動、身体の清潔、体位変換、移動・移送)をベースに、基本的ニーズの充足に向けた看護技術を学ぶ。
基礎看護技術Ⅲ-1において学習する栄養・代謝、排泄への援助に関する知識を前提に、実際に対象者に援助を行うための技術を学習す
る。
授業の概要
到達目標
1)患者の食事介助を行うことができる。
2)適切な食生活に向けての援助を行うことができる。
3)高体温、低体温の援助を行うことができる。
4)便器・尿器の介助を行うことができる。
5)排泄に関連した感染予防対策(無菌操作)を行うことができる。
6)排尿困難に対する援助を行うことができる。
授業計画
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
栄養
食事介助に向けた基礎知識を学ぶ。
栄養
食事介助に向けた基礎知識を学ぶ。
演習:
食事の介助
演習:
食事の介助
体温の変調
高体温・低体温の援助
演習:
罨法
排泄
排尿機能不全に関連した援助
排泄
排尿困難時の援助
演習:
排泄(便器・尿器)
演習:
排泄(便器・尿器)
演習:
感染予防(無菌操作)
演習:
感染予防(無菌操作)
演習:
排泄(導尿)
演習:
排泄(導尿)
技術試験
15
準備学習・事後学習
演習前に食事介助、尿器便器の介助、無菌操作、導尿についてのナーシングスキルを視聴してください。事後学習は各演習時に
記録を配布します。
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
60
筆記試験
定期試験
演習態度・演習記録20% 技術試験20%
定期試験以外(授業内の課 40
題・参加度・出席態度等)
その他
0
松尾ミヨ子他編(2014).ナーシング グラフィカ 基礎看護学③:基礎看護技術,メディカ出版,東京.
阿曽洋子他(2011).基礎看護技術 第7版,医学書院,東京.
教科書
日本糖尿病学会(2013).糖尿病食事療法のための食品交換表 第7版.文光堂,東京.
解剖学、生理学のテキスト
参考文献
履修条件
留意事項等
技術試験は6割以上を合格となる。
当科目単位未修得の者は、基礎看護学実習Ⅱは履修できない。
- 55 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10010091
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
基礎看護技術IV
配当年次
2
開講期
後期
木口 幸子
診療の各種療法に関連した看護技術の原理・原則を理解する。看護技術の目的と安全・安楽に実施するために必要な行動の根拠及び実践過
程におけるリスクを学び、演習を通して技術を習得する。また、侵襲的行為に伴う看護師の実施者責任について学ぶ。
授業の概要
到達目標
1)診療の補助行為における看護師の役割と責任について説明できる。
2)目的に応じた安全な検体採取と取り扱いが実施できる。
3)薬物療法の目的と特徴、与薬時の援助を述べることができる。
4)指示に従って安全に薬物を投与するための方法を理解することができる。
5)診療やセルフケアについて対象者に教育するための方法を説明することができる。
授業計画
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
検査・処置における看護
検査・処置の診断学上の意義と検査処置における看護者の役割を学び、検体採取の技術を習得する。
検査・処置における看護
検査・処置の診断学上の意義と検査処置における看護者の役割を学び、検体採取の技術を習得する。
演習:
静脈血採取
演習:
静脈血採取
創傷処置
創傷管理における看護者の役割を習得する。
薬物療法
薬物療法(与薬)について目的を理解し、安全管理を理解できる。
薬物療法
薬物療法(与薬)について目的を理解し、安全管理を理解できる。
薬物療法
薬物療法(与薬)について目的を理解し、安全管理を理解できる。
演習:
筋肉内注射における準備と実施が安全安楽に考え習得できる。
演習:
筋肉内注射における準備と実施が安全安楽に考え習得できる。
患者教育
患者教育における看護者の役割と方法について理解できる。
患者教育
患者教育における看護者の役割と方法について理解できる。
演習:
患者教育に関わる看護計画を立案できる。
演習:
患者教育に関わる看護計画を立案できる。
演習:
患者教育に関わる看護計画を立案できる。
準備学習・事後学習
薬理学にて学んだ内容を復習してください。また、紙上事例による看護過程を展開しますので、看護過程論を復習してくださ
い。
演習においては、静脈血採取、筋肉内注射についてナーシングスキルを視聴してください。
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
70
筆記試験を実施する。
定期試験
演習態度(グループワーク時の参加態度を含む)、演習記録
定期試験以外(授業内の課 30
題・参加度・出席態度等)
その他
0
松尾ミヨ子他編(2014).ナーシンググラフィカ 基礎看護学③:基礎看護技術,メディカ出版,東京.
松尾ミヨ子他編(2014).ナーシンググラフィカ 基礎看護学④:臨床看護総論,メディカ出版,東京.
教科書
阿曽洋子他(2011).基礎看護技術 第7版 医学書院,東京.
解剖学、生理学、薬理学のテキスト、看護過程論のテキスト及び資料
N.I.ホイットマン/安酸史子監訳(1996).ナースのための患者教育と健康教育,医学書院,東京.
参考文献
B.マックヴァン/武山満智子訳(1990).患者教育のポイントーアセスメントから評価まで,医学書院,東京.
当教科単位未修得の者は、基礎看護学実習Ⅱは履修できない。
履修条件
留意事項等
- 56 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10116091
教員氏名
授業の概要
2016/5/1
単位
1.0
看護過程論
配当年次
2
木村 眞子
看護過程とは、「対象であるその人にどのような援助が望ましいのかを考えた上で実施する」、看護実践の科学的方法論である。本講義
は、各領域の看護展開の基礎となるものである。「看護を系統的具体的に考えていく」思考のプロセスを通じて、看護の視点を持って対象
の健康問題を捉え援助を展開できる基礎的技能の修得を目標とする。
1.看護における看護過程の意義を理解できる。
2.看護の方法論としての看護過程の構成要素を理解する。
3.診断推論過程を用いて看護過程を展開することができる。
到達目標
授業計画
1
看護過程の概要と必要な基本技術:クリティカル・シンキングと診断推論過程の基本を学ぶ。
事前学習:看護過程論テキストp.1~5を読み課題について解答する。
事後学習:指定課題を行う。
2
診断推論過程:診断推論過程の基本について学ぶ。
事前学習:指示された資料を読み問いに答える。
事後学習:指示された資料を読み問いに答える。
3
看護情報の収集:看護ヘルスアセスメントで学んだ情報をデータベースへ分類し記載する方法を学ぶ。
事前学習:看護過程論テキストp.6~19を読み、問いに答える。
事後学習:看護過程論テキストp.6~19を読み、問いに答える。
4
看護情報の評価 ①:データベースへ記載した情報からキューを特定し、パターンに必要な情報を再構成する方法を学ぶ。
事前学習:看護過程論テキストp.20~28までを読み問いに答える。
事後学習:看護過程論テキストp.20~28までを読み問いに答える。
5
看護情報の評価 ②:健康障害の影響や治療の影響を、看護に結びつける方法を学ぶ。
事前学習:看護過程論テキストp.29~30、p.57~61を読み問いに答える。
事後学習:看護過程論テキストp.29~30、p.57~61を読み問いに答える。
6
問題の判別と命名:看護上の問題を判別し、名前をつける方法を学ぶ。
事前学習:看護過程論テキストp.31~33、p.39~43までを読み問に答える。
事後学習:看護過程論テキストp.31~33、p.39~43までを読み問に答える。
7
看護問題の判別:鑑別診断の方法と優先順位の決定方法を学ぶ。
事前学習:提示された事例について看護問題を判別する。
事後学習:提示された事例について看護問題を判別する。
8
目標設定:期待される結果を設定するための方法を学ぶ。
事前学習:看護過程論テキストp.33~35までを読み問いに答える。
事後学習:看護過程論テキストp.33~35までを読み問いに答える。
9
看護計画の立案と実施・評価:看護計画を立案・実施し、結果に基づき評価する方法を学ぶ。
事前学習:看護過程論テキストp.36~38を読み、問いに答える。
事後学習:看護過程論テキストp.36~38を読み、問いに答える。
10
演習:データの整理
事前学習:提示された事例のデータをデータベースに整理する。
事後学習:グループワークに基づきデータベースを完成させる。
11
演習:パターンの評価
事前学習:提示された事例の機能的健康パターンの評価を行う。
事後学習:グループワークに基づきパターンの評価を完成させる。
12
演習:看護問題の判別を行う。
事前学習:提示された事例の全体像を作成する。
事後学習:グループワークに基づき看護問題リストを完成させる。
13
演習:計画立案と目標設定
事前学習:判別された問題について看護計画の立案と期待される結果の設定を行う。
事後学習:提示された資料に基づき看護計画の評価を行う。
14
グループワークの発表 1
事前学習:発表と質問の準備
事後学習:質疑に基づき看護過程展開を見直し不足部分を補充する。
15
グループワークの発表 2
事前学習:発表と質問の準備
事後学習:質疑に基づき看護過程展開を見直し不足部分を補充する。
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
定期試験
指定された課題を行う。
割合(%)
80
内容
客観テスト
60%以上の得点が必要である。
各回の提出物、グループワークの参加度によって評価する。
定期試験以外(授業内の課 20
題・参加度・出席態度等)
その他
0
看護過程論テキスト(オリジナル Moodleに掲載)
江川隆子編集「ゴードンの機能的健康パターンに基づく看護過程と看護診断」ヌーベルヒロカワ
教科書
参考文献
履修条件
留意事項等
開講期
前期
ナーシンググラフィカ「ヘルスアセスメント」メディカ出版
ナーシンググラフィカ「基礎看護技術」メディカ出版
NANDA I 「看護診断2015-2017」医学書院
エルゼビア ナーシングスキル
エルゼビア 今日の臨床サポート
疾患・看護の具体的方法については適宜、成人看護学等のテキストを参照すること。
講義は事前学習の解答を中心に行うので、必ず事前学習を行う。
テキスト、書式はMoodleに掲載するのでダウンロードして使用する。
記録物の記載はWordで行うので、Moodleに掲載されているWordの説明文を読んで使用方法を学習すること。
- 57 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10122091
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
看護倫理
配当年次
3
中山 貴美子
看護を実践する上で必要な倫理的な基礎知識及び倫理的意思決定について学習する。また、看護実践上で遭遇する倫理的問題について事例
を通して検討する。
授業の概要
1.看護における倫理の意義と重要性を理解できる。
2.看護師に求められている倫理的責任と倫理的行動の基準を説明できる。
3.看護実践上で遭遇する倫理的問題について検討し、自分の意見を述べることが出来る。
到達目標
授業計画
1
倫理の基礎知識 小野滋男
(準備)教科書p8~p37を読んでおく
(事後)倫理学の基本的な考え方、倫理の原則、規則について復讐する
2
生命倫理 小野滋男
(準備)教科書p56~p79を読んでおく
(事後)死の生命倫理、医療資源の配分について復讐する
3
看護倫理の基本 小野滋男
(準備)教科書p84~p103までを読んでおく
(事後)看護の倫理原則、看護実践上の倫理的概念についてノートにまとめる
4
専門職の倫理 中山貴美子
(準備)教科書p110~p127まで読んでおく
(事後)日本看護協会の看護者の倫理綱領についてノートにまとめる
5
倫理的問題へのアプローチ 中山貴美子
(準備)p128~P151までを読んでおく
(事後)アプローチの5方法についてノートにまとめる
6
看護倫理に関する事例検討 中山貴美子
(準備)事例検討に関する資料を読んでおく
(事後)発表に向けまとめる
7
看護倫理に関する事例検討発表① 中山貴美子
(準備)グループごとに発表の準備をする。
(事後)発表終了のグループは質問と回答をまとめて提出する。次回発表のグループは発表にむけて原稿を見直す。
8
事例検討発表② 中山貴美子
(準備)発表グループは発表原稿の最終確認を行う。終了したグループは質問・感想がいえるよう準備する。
(事後)課題レポートをまとめる。発表グループは質問と回答をまとめて提出する。
なし
9
なし
10
なし
11
なし
12
なし
13
なし
14
なし
15
準備学習は講義で指示された教科書のページは必ず読んでくること。事後学習は講義内容を整理しまとめる。
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
定期試験
事例検討の提出物、グループワークの参加度
定期試験以外(授業内の課 30
題・参加度・出席態度等)
その他
70
課題レポート
医学書院:系統看護学講座 別巻 看護倫理、医学書院、2014
教科書
参考文献
履修条件
留意事項等
開講期
前期
1.志自岐康子他:ナーシンググラフィカー 基礎看護学 看護学概論、メディカ出版、2013
2.小西恵美子編集:看護倫理、南江堂、2007
3.J・E・トンプソン他:看護倫理のための意思決定10のステップ、日本看護協会出版会、2004
なし
- 58 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10117091
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
看護教育学
配当年次
4
開講期
後期
木口 幸子
看護教育学とは何かを理解し、わが国における看護教育制度の歴史的変遷と今日の課題を学ぶ。これらを通して、カリキュラムの編成過
程、教授=学習過程、教育評価について把握し、専門職として発展するために、研究成果を活用しながら、大学において看護学を学ぶ意義
を考える。
授業の概要
到達目標
1.看護教育学の概念を理解し、わが国の看護教育の意義と歴史的変遷を概観する。
2.わが国の看護教育制度の現状と課題を理解する。
3.看護教育におけるカリキュラムの概要を理解し、授業展開・教育評価の基本を理解する。
4.看護における専門職として研究成果を学習する意義を理解する。
5.1から4を通して大学において看護学を学ぶ意義を考えることができる。
授業計画
1
ガイダンス
看護教育学の定義と関連用語を学ぶ
わが国の看護教育の制度の現状と歴史的変遷を学ぶ
2
わが国の看護教育制度を通して、今日的な課題を学ぶ
3
看護教育におけるカリキュラムの編成を学ぶ
4
5
大学における学習の目的と指定規則について学ぶ
大学において看護学を学ぶ意義を確認する
看護教育における授業展開を学び、教授=学習過程の意味を学ぶ
6
看護教育における教育評価について学ぶ
7
8
専門職の意味を学び、看護専門職として発展するために研究成果の意味と活用を学ぶ
まとめ
レポートオリエンテーション
なし
9
なし
10
なし
11
なし
12
なし
13
なし
14
なし
15
わが国の看護師免許取得するまでのプロセスについて(コース)調べてください。
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
定期試験
レポート
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
0
杉森みど里,舟島なをみ(2014).看護教育学 第5版増強版,医学書院,東京.
教科書
舟島なをみ監修(2015).看護実践・教育のための測定用具ファイル 開発過程から活用の実際まで 第3版,医学書院,東京.
参考文献
履修条件
留意事項等
グレッグ美鈴,池西悦子編(2009).看護教育学 看護を学ぶ自分と向き合う,南江堂,東京.
自分たちが学んでいる看護基礎教育制度について理解を深めてください。
- 59 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10120091
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
看護診断学
木村 眞子
看護診断の概念、歴史的変遷と診断構造と、臨床場面での看護診断の実際を診断推論過程を用いて学ぶ。
授業の概要
1.看護診断の概念と診断構造を説明できる。
2.代表的な疾患について、症状・徴候に関連した看護診断を挙げることができる。
3.看護診断に関連した成果と代表的な介入を説明することができる。
到達目標
授業計画
1
看護診断の概念とその歴史的発展:看護診断が歩んだ歴史と概念の発展を学ぶ。
事前学習:指定文献の読解
事後学習:講義資料の読解
2
看護診断の分類と構造:13領域の分類とNIC,NOCとの関係、多軸構造の考え方を学ぶ。
事前学習:指定文献の読解
事後学習:講義資料の読解
3
看護診断の実際:肺気腫の事例を用いて診断推論過程と看護診断を学ぶ
事前学習:提示された事例に関する課題を行う
事後学習:講義資料の読解
4
グループワーク:看護診断の実際① 脊髄損傷 ② 慢性心不全 ③ 食道癌 ④ 脳出血
事前学習:提示された事例の読解
事後学習:指定された事例の検討
5
グループワーク発表1:脊髄損傷
事前学習:発表準備
事後学習:討議の振り返り
6
グループワーク発表2:慢性心不全
事前学習:発表準備
事後学習:討議の振り返り
7
グループワーク発表3:食道がん
事前学習:発表準備
事後学習:討議の振り返り
8
グループワーク発表4:脳出血
事前学習:発表準備
事後学習:討議の振り返り
なし
9
なし
10
なし
11
なし
12
なし
13
なし
14
なし
15
グループワークの課題を行う。
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
定期試験
グループワーク発表・提出課題
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
0
NANDA I 「看護診断2015-2017」医学書院
江川隆子編「ゴードンの機能的健康パターンに基づく看護過程と看護診断」
教科書
エルゼビア ナーシングスキル
エルゼビア 今日の臨床サポート
参考文献
履修条件
留意事項等
配当年次
4
これまで講義・実習で使用した
解剖生理、病態生理に関する書籍
「今日の治療薬」など臨床薬理に関する書籍
検査・画像診断に関する書籍
各種診療ガイドライン
看護診断の基礎となる臨床推論を中心に講義する。
積極的にグループワークに参加すること。
- 60 -
開講期
後期
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10931091
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
看護理論
配当年次
1
木村 眞子、木口 幸子
古典的名著を通して看護理論に対する理解を深め、理論的枠組みを用いて看護を展開する方法を学ぶ。
授業の概要
到達目標
1.看護理論の歴史的な展開と代表的な理論について概要を理解する。
2.ナイチンゲールの思想をその著書から理解する。
3.ヘンダーソンの思想をその著書から理解する。
4.オーランドの思想をその著書から理解する。
授業計画
1
ガイダンス:看護理論の歴史と看護科学の発展(木村)
事前学習:特になし
事後学習:講義配布資料の読解
2
ナイチンゲールの看護論:ナイチンゲール看護論の特徴と重要点を学ぶ(木村)
事前学習:配布資料の読解
事後学習:講義配布資料の読解
3
演習:ナイチンゲールを読む(木村)
ナイチンゲールの時代はどんな時代だったのかを文献を用いて調べる。
事前学習:配布資料の読解
事後学習:ナイチンゲールに関するマインドマップの作成
4
演習:ナイチンゲールを読む(木村)
第3章 「ちょっとした管理」を読み、グループで与えられた課題について話し合う。
事前学習:指定文献のレジュメ作成
事後学習:話し合いに基づき記録作成
5
演習:ナイチンゲールを読む(木村)
第4章 「物音」を読み、グループで与えられた課題について話し合う
事前学習:指定文献のレジュメ作成
事後学習:話し合いに基づき記録作成
6
ヘンダーソンとオーランド看護論(木口)
ヘンダーソンとオーランドの看護理論の特徴と重要点を学ぶ
7
演習:オーランドを読む(木口)
「看護の探究」を読みグループで与えられた課題について話し合う ①
事前学習:指定文献のレジュメ作成
事後学習:話し合いに基づき記録作成
8
演習:オーランドを読む(木口)
「看護の探究」を読みグループで与えられた課題について話し合う ②
事前学習:指定文献のレジュメ作成
事後学習:話し合いに基づき記録作成
9
演習:オーランドを読む(木口)
「看護の探究」を読みグループで与えられた課題について話し合う ③
事前学習:指定文献のレジュメ作成
事後学習:話し合いに基づき記録作成
10
演習:ヘンダーソンを読む(木口)
「看護の基本となるもの」第1~第3章を読み、グループで与えられた課題について話し合う。
事前学習:指定文献のレジュメ作成
事後学習:話し合いに基づき記録作成
11
演習:ヘンダーソンを読む(木口)
「看護の基本となるもの」第4章を読み、グループで与えられた課題について話し合う。
事前学習:指定文献のレジュメ作成
事後学習:話し合いに基づき記録作成
12
演習:ヘンダーソンを読む(木口)
「看護の基本となるもの」第4章を読み、グループで与えられた課題について話し合う。
事前学習:指定文献のレジュメ作成
事後学習:話し合いに基づき記録作成
13
演習:ヘンダーソンを読む(木口)
「看護の基本となるもの」第4章を読み、グループで与えられた課題について話し合う。
事前学習:指定文献のレジュメ作成
事後学習:話し合いに基づき記録作成
14
グループワーク発表1(木村)
事前学習:発表準備、講評準備
事後学習:発表・質疑を終えてのレポート
15
グループワーク発表2(木村)
事前学習:発表準備、講評準備
事後学習:発表・質疑を終えてのレポート
指定された活動を行う。
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
定期試験
毎回のレジュメ、グループワーク参加度、話し合いの記録、発表、最終のレポート
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
0
ナイチンゲール「看護覚え書き」日本看護協会出版会
ヘンダーソン「看護の基本となるもの」日本看護協会出版会
教科書
オーランド「看護の探究」(絶版のため印刷して配布)
A.M.トーメイ「看護理論家とその業績 」医学書院
J.B.ジョージ「看護理論集―より高度な看護実践のために」日本看護協会出版会
参考文献
金井一薫「ナイチンゲール看護論・入門―"看護であるものとないもの"を見わける眼」現代社
バージニア・ヘンダーソン「看護論―25年後の追記を添えて 」日本看護協会出版会
履修条件
留意事項等
読解のポイントを示すので、示された論点に沿って話し合いを行う。
話し合いを通して看護理論の理解が深められるように積極的にグループワークに参加する。
- 61 -
開講期
後期
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
90418091
教員氏名
2016/5/1
単位
2.0
成人看護学概論
配当年次
1
開講期
後期
岩坂 信子
成人看護学の対象を、変動する社会状況に関わりながら社会生活を営む生活者として捉え、成人期にある人の身体・精神・社会的な特徴と
健康問題を理解し、それにかかわる看護を学ぶ。さらに、統計的概観を交えて健康の保持・増進・疾病予防の方法を学ぶとともに、保健医
療福祉チームの一員としての看護の役割を学ぶ。
授業の概要
到達目標
1 ライフサイクルから見た成人期の特徴を説明できる
2 成人期の特徴と変化を身体的・心理・社会的側面から理解する
3 成人保健の動向と健康管理・支援の方法について理解する
4 保健医療福祉チームの一員として、連携協働のあり方と看護の役割について理解する
授業計画
1
1)科目ガイド 講義予定、評価方法他(岩坂)
2)成人の保健の動向(疾病の概要他)
準備:成人保健と今日の健康動向について学習する
事後:授業資料を振り返り、今日の健康課題を整理する
2
ヘルスプロモーションと看護1(わが国のヘルスプロモーション)
準備:わが国のヘルスプロモーションについて学習する(成人中心に)
事後:授業資料をみて、わが国の健康政策との関連を整理する
3
ヘルスプロモーションと看護2(成人看護学に有効な理論の活用)
準備:看護理論家と理論について学習する
事後:成人看護に活用される理論・モデルについて理解を深めまとめる
4
成人と生活・生活と健康
準備:成人期とはどのような期なのか学習する
事後:成人の方々のどのような生活を健康・不健康というのか整理する
5
青年期:発達課題と健康問題
準備:青年期の特徴について学習する
事後:青年期の発達課題をエリクソンの理論で自己との関連でまとめる
6
壮年期:発達課題と健康問題
準備:壮年期にある人の健康課題について学習する
事後:壮年期にある人の健康課題と支援について自己の考えを整理する (後日レポート課題の予定)
7
向老期:発達課題と健康問題
準備:向老期にある人の心身の特徴と社会的側面について学習する
事後:青年期から壮年期、そして向老期のプロセスで見られる健康課題について整理する
提示した課題についてレポートを作成し提出する(テーマと期日は後日指定する)
8
<健康をおびやかす要因と看護>
生活習慣病の原因と予防対策
準備:生活習慣病の今日的政策について学習する
事後:生活習慣病が政策て課題なのか、授業資料と関連して深めまとめる
9
健康生活の急激な破状から回復を促す看護
準備:急変状態とは、原因・身体的反応について教科書第Ⅴ章を学習する
事後:成人期の各期の看護(急性・慢性・救急等)について理解を深める
10
健康生活の慢性的な揺らぎの再調整を促す看護
準備:慢性疾患をもちながら生活している人に関する知識・技術の学習をする
事後:授業資料の振り返りと、疾患をもって生活することについて自己の考えをまとめておく 後日レポート課題あり
11
成人の健康生活を促すための看護技術1(エンパワーメント、コミュニケーション)
準備:エンパワーメントについて学習する
事後:エンパワーメントを活用していると思われる場面を考え整理する
12
成人の健康生活を促すための看護技術2(退院支援、症状マネジメント)
準備:退院支援とはどのようなことを示すのか学習する
事後:授業資料と教科書を深め、疾患を合わせ持って生活している壮年期の方への健康指導を整理する。後日、提示する課題についてレ
ポート提出すること(テーマと提出期限は後日指定)
13
人生の最後のときを支える看護(倫理、意思決定)
準備:死の概念について学習する
事後:授業資料と、教科書の関連ページより最期の時を支える看護を深める
14
保健医療福祉チームとの連携・協働と看護の役割
準備:連携する職種とその内容について学習する
事後:授業資料と教科書を関連付け、チームアプローチについてまとめる
15
まとめ
準備:今までの講義を振り返って参加する
事後:看護者の倫理綱領と成人看護の関連性について考えを深める
関連する箇所についてテキストを読んで知識を整理する。講義内容を振り返り知識を整理する。
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
70
筆記試験70%
定期試験
レポート20点、出席10点
定期試験以外(授業内の課 30
遅刻3回で欠席1回とする。レポートが提出期日に間に合わない場合は減点とする。
題・参加度・出席態度等)
その他
0
なし
林 直子他編集
成人看護学概論~社会に生き世代をつなぐ成人の健康を支える~(改訂第2版)南江堂
教科書
講義の中で紹介する
参考文献
履修条件
留意事項等
本科目は成人看護学実習の履修要件です
- 62 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10415091
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
成人看護学援助論I
配当年次
2
岩坂 信子
成人看護学の対象を、変動する社会状況に関わりながら社会生活を営む生活者として捉え、成人期にある人の身体・精神・社会的な特徴と
健康問題を理解し、それにかかわる看護を学ぶ。さらに、統計的概観を交えて健康の保持・増進・疾病予防の方法を学ぶとともに、保健医
療福祉チームの一員としての看護の役割を学ぶ。
授業の概要
到達目標
1 ライフサイクルから見た成人期の特徴を説明できる
2 成人期の特徴と変化を身体的・心理・社会的側面から理解する
3 成人保健の動向と健康管理・支援の方法について理解する
4 保健医療福祉チームの一員として、連携協働のあり方と看護の役割について理解する
授業計画
1
科目ガイド
1.慢性疾患の特徴の理解
2.成人期及び慢性期にある人の特徴の理解
準備:慢性疾患の特徴と動向についてテキストを読み学習する
事後:慢性疾患のある人の健康障害と治療の特徴について理解を深める
2
成人期及び慢性期にある人とその家族の看護援助の特徴の理解
準備慢性期にある人とその家族を取り巻く社会環境についてテキストを読みまとめる
事後:疾病がライフサイクルに及ぼす影響について整理する
3
慢性疾患の動向と生活習慣病
準備:代表的な慢性疾患3つについて疾患とその特徴を学習する
事後:慢性疾患の予防の重要性について整理する
4
代謝機能障害を持つ患者の看護 その1
代謝機能の基礎知識
準備: 代謝機能についてテキストを読み知識をまとめる
事後:講義資料とテキストを関連付け知識を深める
5
代謝機能障害を持つ患者の看護 その2 糖尿病の患者への看護
準備糖尿病の病態・症状について学習する
事後:糖尿病患者の援助についてまとめる
6
代謝機能障害を持つ患者の看護 その3 糖尿病をもつ人へのセルフマネジメント教育の実際
準備:マネジメント教育について学習する
事後:セルフマネジメント教育の実際を整理しレポートを提出する(テーマと提出日は後日指定する)
7
代謝機能障害・内部環境調節障害のある人への看護の展開(実践例:糖尿病認定看護師)
準備:代謝機能障害・内部環境調節障害に対する知識が深まる学習をする
事後:講義資料を振り返り代謝機能障害・内部環境調節障害のある人への理解を深める
8
慢性の脳・神経機能障害を持つ患者の看護 そのⅠ基礎知識 慢性の脳・神経機能障害の種類と分類
準備:テキスト等で神経系の構造と機能を学習する
事後:脳・神経機能障害に対する知識を深める
9
慢性の脳・神経機能障害を持つ患者の看護 その2 脳・神経機能障害のアセスメントと看護
準備:脳・神経機能障害のアセスメントを学習する
事後:脳・神経機能障害画井蛙kつに及ぼす影響について知識を整理する
10
慢性の脳・神経機能障害を持つ患者の看護 その3 脳梗塞の患者への看護(看護アセスメントと看護活動)
準備:脳梗塞をもつ患者の看護について学習する
事後:配布事例を参考に看護について考える
11
運動器疾患を持つ患者の看護 その1運動器の構造と機能、病態整理
準備:骨の構造と機能について学習する
事後:骨折のある人の観察と援助について知識を整理する
12
運動器疾患を持つ患者の看護 その2 骨折患者の看護(援助のための知識と技術)
準備:骨折患者の支援について知識を整理する
事後:骨折看護のための主な知識と技術について整理する
13
運動器疾患を持つ患者の看護 その3 疾患を持つ患者の看護(大腿骨頚部骨折の事例演習)
準備:日常生活動作に関する援助について知識と技術について整理する
事後:漢語の実際をレポートにまとめる(テーマと提出技術は後日指定する)
14
がん放射線療法を受ける人の看護(漢語の実際例:放射線療法認定看護師)
準備:放射線療法に関するr知識を整理する
事後:放射線療法を受ける人の心身面への配慮と支援についてまとめる
15
がん化学療法を受ける人の看護(ji実践例:がん科学療法看護認定看護師)
準備:化学療法に関する知識を整理する
事後:化学療法を受ける人の心身面への配慮と支援についてまとめる
準備学習・事後学習
事前学習
1年前期に履修した看護学概論の復習をしてください。
関連する章を読んでから講義に出席ください
事後学習
講義で触れた範囲について教科書を熟読し復習するようにしてください
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
50
筆記試験問題 50点満点
定期試験
課題レポート2事例30点
定期試験以外(授業内の課 50
出席と授業態度20点
題・参加度・出席態度等)
その他
0
なし
1.鈴木志津江:慢性期看護論 ヌーベルヒロカワ
2.病気が見えるシリーズvol3「糖尿病・代謝・内分泌 代4版」, vol7「脳・神経」
教科書
必須(授業中に必ず使用する)
講義時に適時紹介する
参考文献
履修条件
留意事項等
開講期
前期
課題の遅延・未提出は、減点になります。
本科目の単位修得が成されなければ、成人看護学実習Ⅰの履修はできません。
- 63 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
90416091
教員氏名
授業の概要
2016/5/1
単位
1.0
成人看護学援助論Ⅱ
配当年次
2
開講期
後期
尾形 裕子、松本 真希
急性期にある成人患者とその家族の特性と主な健康問題の特徴を理解し、病態に伴う基本的ニーズに応じた適切な看護援助を提供するため
に、必要とされる基礎的知識およびアセスメント、解決能力を修得する。加えて、回復期過程におけるリハビリテーションの理念を理解
し、チームによる総合的なプログラムの展開、そのなかでの看護師の果たす役割を理解する。さまざまな障害をもつ人・家族が現状を受け
入れ、生活を再構築し、最良の利益を実現することができるように必要な方法を学修する。
急性状況のメカニズムが理解できる
身体的侵襲の大きい治療や検査をうける対象の特徴と看護介入が理解できる
周手術期にある患者の特徴と看護援助を理解することができる
到達目標
授業計画
1
術後創傷の治療(松本)
創傷の治癒過程 抗炎薬 感染防御 抜糸
【準備】2年病態治療Ⅱ第1講(痔の手術)を再読
【復習】創傷の治癒過程を整理する
2
骨折・神経障害(松本)
骨折の治癒過程 良肢位 術後神経障害
【準備】2年病態治療Ⅱ第2講(骨折の手術)を再読
【復習】主な神経障害をまとめる
3
乳癌の手術(松本)
癌の内分泌療法 放射線療法
【準備】2年病態治療論Ⅱ第3講(乳癌の手術)を再読
【復習】放射線療法合併症をまとめる
4
術後肺炎(松本)
術前の呼吸療法 無気肺 肺炎 誤嚥性肺炎
【準備】2年病態治療論Ⅱ第4講(食道の手術)を再読
【復習】術後肺炎をまとめる
5
局所麻酔(松本)
コカイン 局所麻酔 脊椎麻酔 硬膜外麻酔
【準備】局所麻酔と全身麻酔を整理する
【復習】局所麻酔薬の作用と副作用をまとめる
6
全身麻酔(松本)
吸入麻酔薬 静脈麻酔薬 麻酔の合併症 麻酔の介助
【準備】局所麻酔と全身麻酔の違いを整理する
【復習】麻酔の介助をまとめる
7
術後鎮痛(松本)
抗炎薬 麻酔性鎮痛薬 癌性疼痛 術後せん妄
【準備】鎮痛薬の種類を確認する
【復習】麻薬の副作用をまとめる
8
術後循環管理 薬液と輸血(松本)
術後出血 不整脈 心不全 IABP PCPS 人工心臓 術後脱水の予防 術後貧血の予防 輸血の種類 合併症
【準備】術後止血機能が低下する例を考える 輸液剤の種類を調べる
【復習】心不全時の治療をまとめる 輸血合併症をまとめる
9
ストレス反応(松本)
内分泌系の反応 免疫系の反応 呼吸不全と人工呼吸管理
【準備】視床下部~副腎系の関係を整理する
【復習】 人工呼吸の合併症をまとめる
10
周手術期の看護の特徴(尾形)
1.手術前・手術中・手術後の看護目標
2.手術前の看護
【準備】手術前処置,手術前オリエンテーション,治療の意思決定,手術前の不安に対する援助に関してテキストを読み知識を整理する
【復習】手術前の看護の役割についてまとめる
11
周手術期の看護の特徴(尾形)
3.手術中の看護
【準備】看護師による術前訪問の意義 手術室での処置や役割分担についてテキストを読み知識を整理する
【復習】手術中の看護の役割についてまとめる
12
周手術期の看護の特徴(尾形)
4.手術後の看護
【準備】手術後の観察の内容 術後疼痛のマネジメント 呼吸・循環の援助 早期離床についてテキストを読み知識を整理する
【復習】手術後の看護の役割についてまとめる
13
創処置,ドレーン管理,褥瘡処置の実際(尾形)
創傷回復を促進するための援助と褥瘡処置の実際に関するゲストスピーカーの講話
【準備】創傷回復のメカニズムと褥瘡の成り立ちについてテキストを読み知識を整理する
【復習】創処置,ドレーン管理,褥瘡処置の具体的方法をまとめる
14
人工肛門(ストーマ)造設術を受ける患者の看護(尾形)
人工肛門造設前後の看護介入関するゲストスピーカーの講話
【準備】人工肛門の適応 種類 必要となるセルフケアについてテキストを読み知識を整理する
【復習】人工肛門を造設した人への看護介入の具体的方法をまとめる
15
大腸がんで手術療法をうける人の看護(尾形)
大腸がんで手術を受ける人の術前・術後の看護介入を事例検討する
【準備】大腸がんの病態と手術療法についてテキストを読み知識を整理する
【復習】大腸がんで手術療法をうける人の具体的な看護介入をまとめる
成人看護学概論、解剖学、生理学、病態学の復習
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
80
講義内容全般より出題
定期試験
課題・レポート評価
定期試験以外(授業内の課 20
題・参加度・出席態度等)
その他
0
成人看護学 急性期看護論 池松裕子他編集 ヌーヴェルヒロカワ 2005 定価[本体2400円+税]
成人看護学 周手術期看護論 第3版 雄西智恵美他編集 ヌーヴェルヒロカワ 2014 定価[本体2400円+税]
教科書
講義の中で随時紹介する
参考文献
履修条件
留意事項等
本科目の単位修得が無ければ、成人看護学実習Ⅰ・Ⅱの履修は不可
- 64 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10932091
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
成人看護学援助論III
配当年次
2
開講期
後期
尾形 裕子
人体に多大な侵襲をうけ生命危機状況下にある患者に対して、病態を理解するとともに症状をアセスメントし、救命を目的として診療・看
護上の問題を解決する技能および医療機器活用のなかで患者の安全性を考慮した対応を修得する。加えて、成人健康障害とその修復メカニ
ズムについて臨床と関連付けることで、看護の必要性を学修する。
授業の概要
急性な状態にある患者とその家族を理解するために必要な理論を理解できる
急性な状態にある患者とその家族の苦痛・不快感覚の緩和と生活支援および情緒的支援のための看護援助を理解できる
救急看護の特徴と緊急時対応の看護援助を理解することができる
到達目標
授業計画
1
急性期看護とは 急性の状態にある成人期の患者とその家族の特徴
医療の動向 高度先進医療 急性の状況にある人の特徴と医療の場
【準備】成人看護学概論で学んだ医療の動向を整理する
【復習】急性の状況にある人の特徴をまとめる
2
急性の状態にある患者と家族を理解するための理論
危機理論,ストレスコーピング,モニタリング,痛み,生体侵襲理論
【準備】危機理論,ストレスコーピングについて整理する
【復習】各理論の特徴と看護への適用をまとめる
3
急性の状態にある患者の主要病態の特徴とケア1
急性の呼吸機能障害のある人への看護
【準備】呼吸器の構造と機能,気管支喘息の病態及び症状,検査・評価,治療,症状についてテキストを読み知識を整理する
【復習】急性の呼吸機能障害のある人の観察と援助をまとめる
4
急性の状態にある患者の主要病態の特徴とケア2
急性の循環機能障害のある人への看護
【準備】循環器の構造と機能,虚血性心疾患の病態及び症状,検査・評価,治療,症状についてテキストを読み知識を整理する
【復習】急性の循環機能障害のある人の観察と援助をまとめる
5
急性の状態にある患者の主要病態の特徴とケア3
急性の脳・神経機能障害のある人への看護
【準備】脳・神経の構造と機能,脳梗塞の病態及び症状,検査・評価,治療,症状についてテキストを読み知識を整理する
【復習】急性の脳・神経機能障害のある人の観察と援助をまとめる
6
急性の状態にある患者の主要病態の特徴とケア4
急性の栄養摂取・消化機能障害のある人への看護
【準備】消化器の構造と機能,肝硬変の病態及び症状,検査・評価,治療,症状についてテキストを読み知識を整理する
【復習】急性の肝機能障害のある人の観察と援助をまとめる
7
急性の状態にある患者の主要病態の特徴とケア5
急性の腎機能障害のある人への看護
【準備】腎臓の構造と機能,急性腎不全の病態及び症状,検査・評価,治療,症状についてテキストを読み知識を整理する
【復習】急性腎不全のある人の観察と援助をまとめる
8
急性の状態にある患者の主要病態の特徴とケア6
急性の造血機能障害のある人への看護
【準備】造血器の構造と機能,急性骨髄性白血病の病態及び症状,検査・評価,治療,症状についてテキストを読み知識を整理する
【復習】急性骨髄性白血病のある人の観察と援助をまとめる
9
急性の状態にある患者の主要病態の特徴とケア7
急性の運動機能障害のある人への看護
【準備】免疫系の構造と機能,関節リウマチの病態及び症状,検査・評価,治療,症状についてテキストを読み知識を整理する
【復習】関節リウマチで薬物療法を受ける人の観察と援助をまとめる
10
急性の状態にある人の看護1(事例検討)
心筋梗塞のある人の看護 グループワーク
【準備】事例解釈と関連する知識の整理
【復習】グループワークで検討した課題の整理
11
急性の状態にある人の看護2(事例検討)
心筋梗塞のある人の看護 グループワーク
【準備】事例解釈と関連する知識の整理
【復習】グループワークで検討した課題の整理
12
救急看護の特徴と実際
救急看護の特徴と実際に関するゲストスピーカーの講話
救急医療の歴史と動向 救急医療施設の特徴 救急医療と関連法規 救急医療における倫理 救急医療における看護活動の実際
【準備】救急医療の動向や歴史と関連法規に関して1年次で学んだ内容を整理する
【復習】救急医療の施設の特徴や看護活動の実際についてまとめる
13
クリティカルケア看護に必要な看護技術1
事例による呼吸・循環・体液管理の実際
【準備】呼吸・循環・体液管理の観察と援助を整理する
【復習】急性の状況にある人の呼吸・循環・体液管理の観察と援助をまとめる
14
クリティカルケア看護に必要な看護技術2
心肺蘇生法演習
【準備】ナーシングスキルの心肺蘇生法とAEDを視聴する
【復習】心肺蘇生法とAEDの実施で留意点を整理する
15
クリティカルケア看護に必要な看護技術3
心肺蘇生法演習
【準備】ナーシングスキルの心肺蘇生法とAEDを視聴する
【復習】心肺蘇生法とAEDの実施で留意点を整理する
成人看護学概論、解剖学、生理学、病態学の復習
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
80
講義内容全般より出題
定期試験
課題・レポート評価
定期試験以外(授業内の課 20
題・参加度・出席態度等)
その他
0
成人看護学 急性期看護論 池松裕子他編集 ヌーヴェルヒロカワ 2005 定価[本体2400円+税]
成人看護学 周手術期看護論 第3版 雄西智恵美他編集 ヌーヴェルヒロカワ 2014 定価[本体2400円+税]
教科書
病気がみえるvol1,2,4,5,6,7.8 メディックメディア 2008~2014 定価[本体3000+税]~定価[本体3800+税]
講義の中で随時紹介する
参考文献
履修条件
留意事項等
本科目の単位修得が無ければ、成人看護学実習Ⅰ・Ⅱの履修は不可
- 65 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10933091
教員氏名
授業の概要
2016/5/1
単位
1.0
成人看護学援助論IV
配当年次
3
開講期
前期
尾形 裕子
がんの特殊性とがん罹患により脅かされる人々の命および生活について理解を深め、がんの病期・治療に応じた患者とその家族への看護に
ついて学ぶ。終末期にある患者の身体的・精神的・社会的・霊的(スピリチュアル)な苦痛を理解し、患者とその家族のQOLの維持・向上を
目指した援助方法・緩和ケアについて学ぶ。また終末期の対象および家族を尊重し、安らかで尊厳ある死を迎えるための支援の方法を学
ぶ。
成人期にある人の、回復期および慢性の状態に焦点をあてた事例に対して看護過程の展開ができる
セルフマネージメント及びセフルケアの支援に向けた援助を模擬患者に実践できる
グループディスカッションの実施と効果的なプレゼンテーションにより他者と看護過程を共有できる
到達目標
授業計画
1
オリエンテーション
事例(糖尿病でインシュリン療法を受ける人)の紹介
看護過程の復習
【準備】糖尿病の病態と治療を整理する
【復習】事例紹介の中で不明な知識を調べまとめる
2
グループと担当者の発表、事例の情報整理と不足情報の明確化、模擬患者への援助計画の立案
【準備】糖尿病の病態と治療を整理する
【復習】事例紹介の中で不明な知識を整理してまとめる
3
事例に対するアセスメントと全体像の検討
【準備】アセスメントと全体像の自己学習
【復習】検討したアセスメントと全体像の修正
4
事例に対するアセスメントと全体像の検討
【準備】アセスメントと全体像の自己学習
【復習】検討したアセスメントと全体像の修正
5
模擬患者への援助(演習)1
情報収集①
【準備】援助計画の立案
【復習】アセスメントと全体像の修正,看護計画の立案
6
模擬患者への援助(演習)1
情報収集②
【準備】援助計画の立案
【復習】アセスメントと全体像の修正,看護計画の立案
7
自己血糖測定法、インスリン自己注射法について(演習)①
【準備】ナーシングスキルにて血糖測定,インシュリン注射の視聴
【復習】自己血糖測定とインシュリン自己注射をする人の看護のまとめ
8
自己血糖測定法、インスリン自己注射法について(演習)②
【準備】ナーシングスキルにて血糖測定,インシュリン注射の視聴
【復習】自己血糖測定とインシュリン自己注射をする人の看護のまとめ
9
食事療法、運動療法の指導技術
【準備】糖尿病患者の食事療法と運動療法の看護介入の整理
【復習】看護計画の修正
10
事例に対する看護計画と援助計画の検討
【準備】看護計画の整理
【復習】看護計画の修正
11
模擬患者への援助準備(演習)①
【準備】援助計画の立案
【復習】援助計画と看護計画の修正
12
模擬患者への援助準備(演習)②
【準備】援助計画の立案
【復習】援助計画と看護計画の修正
13
模擬患者への援助(演習)2
援助の実施①
【準備】援助計画,看護計画の修正
【復習】看護計画の評価
14
模擬患者への援助(演習)2
援助の実施②
【準備】援助計画,看護計画の修正
【復習】看護計画の評価
15
事例に対する看護実践の実施評価
【準備】看護計画の評価
【復習】看護計画の評価の修正
準備学習・事後学習
既習の解剖学・生理学・病態学・薬理学・各成人看護学援助論、看護概論の復習
演習事例の病態については、必ず予習をする
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
定期試験
事例1.2の看護過程と課題の提出物の内容、出席日数、演習、GWの参加態度、講義内の知識確認テスト
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
0
なし
成人看護学概論、成人看護学援助論で使用した教科書を用いる
教科書
講義・演習内で提示する
参考文献
履修条件
留意事項等
本科目の単位修得が無ければ、成人看護学実習Ⅰ・Ⅱの履修は不可
課題記録物の遅延・未提出は減点する
- 66 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10422091
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
成人看護学援助論V
配当年次
3
開講期
前期
尾形 裕子
成人看護学の講義をふまえ、各個人が責任をもって臨地実習にでる準備をする。そのため、基礎看護で学習した看護過程の基本をさらに深
め、成人看護学における対象で展開する。看護を展開するために必要な、コミュニケーション・観察・記録・実践といった成人期の健康問
題と看護介入への理解を深めるための演習を行う。
授業の概要
成人期にある人の、急性の状態に焦点をあてた事例に対して看護過程の展開ができる
急性の状態を捉えるための観察点と観察方法が理解できる
急性の状態にある人の治療的援助と生活援助を模擬患者に実践できる
到達目標
授業計画
1
オリエンテーション、事例(胃全摘術を受ける人)の紹介
【準備】胃癌の病態,治療を整理する
【復習】事例の理解で不明な知識を調べまとめる
2
模擬患者への援助(演習)1
術前の観察とオリエンテーション①
【準備】援助計画の立案
【復習】アセスメント,全体像の作成
3
模擬患者への援助(演習)1
術前の観察とオリエンテーション②
【準備】援助計画の立案
【復習】アセスメント,全体像の作成
4
事例に対するアセスメントと全体像の検討
【準備】アセスメントと全体像の作成
【復習】アセスメントと全体像の修正
5
事例に対する援助計画の立案
術後の観察,更衣,清潔の援助,移動
酸素療法,吸引法
【準備】援助計画の作成
【復習】ナーシングスキルで酸素療法,吸引法の視聴
6
事例に対する援助計画の実施
練習①
【準備】援助計画の作成
【復習】援助計画の修正と看護計画の作成
7
事例に対する援助計画の実施
練習②
【準備】援助計画の作成
【復習】援助計画の修正と看護計画の作成
8
事例に対する看護計画の検討と援助準備(演習)①
【準備】援助計画の作成
【復習】看護計画の修正
9
事例に対する看護計画の検討と援助準備(演習)②
【準備】援助計画の作成
【復習】看護計画の修正
10
模擬患者への援助(演習)2
術後の観察,早期離床①
【準備】援助計画の作成
【復習】看護計画の評価
11
模擬患者への援助(演習)2
術後の観察,早期離床②
【準備】援助計画の作成
【復習】看護計画の評価
12
課題のプレゼンテーション①
【準備】プレゼンテーション資料の作成
【復習】課題の評価レポート
13
課題のプレゼンテーション②
【準備】プレゼンテーション資料の作成
【復習】課題の評価レポート
14
まとめ①
【準備】成人看護学援助論Ⅳ.Ⅴの学習内容を整理する
【復習】まとめを受けて不足な内容を学習する
15
まとめ②
【準備】成人看護学援助論Ⅳ.Ⅴの学習内容を整理する
【復習】まとめを受けて不足な内容を学習する
準備学習・事後学習
既習の解剖学・生理学・薬理学・病態学・各成人看護援助論の復習
演習事例の病態については、講義前に必ず予習をする
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
定期試験
事例の看護過程と課題の提出物の内容、出席日数、演習、GWの参加態度,講義内で行う知識確認テスト
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
0
成人看護学概論、各成人看護学援助論で使用した教科書を使用する
教科書
講義内で提示する
参考文献
履修条件
留意事項等
本科目の単位修得がなければ、成人看護学実習Ⅰ.Ⅱの履修は不可
記録物の遅延、未提出は減点する
- 67 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10133091
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
緩和ケア
配当年次
4
岩坂 信子
緩和ケアに関する概念・諸課題について学習し、緩和ケアを必要としている人への理解を深めるとともに、がん患者のQOLの維持・向上を目
指し、がんとともに生きる人々の緩和ケアについて学習する。
授業の概要
到達目標
1 緩和ケアの概念、定義について理解する。
2 疾患に苦悩する本人とその家族への緩和ケアについて理解する。
3 緩和ケアにおける疼痛管理、症状マネジメントについて理解できる。
4 チーム医療、倫理的課題に気づき、看護の役割を考察できる。
授業計画
1
緩和ケアの歴史と緩和ケアの定義、緩和ケアを取り巻く今日の状況
緩和ケア概論、緩和ケアを取り巻く今日の状況
(準備)教科書第1章を読み知識をまとめる
(事後)授業資料と教科書を関連付け理解を深め整理する
2
緩和ケア病棟における活動の実際と課題
(準備)緩和ケア病棟とはどのような病棟なのか学習する
(事後)講義を深めターミナル期にある方の心理面について整理する
3
緩和ケアを受ける人とその家族の特徴と理解(身体症状・精神症状・スピリチュアル)
(準備)ターミナル期にある方々の本人・家族の特徴について学習する
(事後)授業資料を読み直し、緩和ケアを受けた人とその家族に関する特徴をまとめる
4
緩和ケアにおける他職種協働の実際
(準備)教科書第Ⅳ章を読み知識をまとめる
(事後)緩和ケアの実際について文献を検索し、授業との関連を深める
5
緩和ケアの実際(QOLの維持・向上と意思決定支援)
(準備)教科書第1章6を読み倫理綱領について学習する
(事後)ターミナル期の方々のQOLについて理解を深め、意思決定について自己の考えを整理する
6
緩和ケアにおける症状メカニズムとそのマネジメント(その1 疼痛アセスメントと援助)
(準備)教科書第Ⅱ章を読んで知識をまとめる
(事後)ターミナル期にはどのような症状があるのか整理する
7
緩和ケアにおける症状メカニズムとそのマネジメント(その2 症状に対する薬剤の活用と副作用対策)
(準備)教科書第Ⅱ章読み薬剤療法で用いる薬剤を学習する
(事後)講義を振り返り人間にとって痛みが生活にどのような影響を与えるか理解を深める
8
緩和ケアにおける倫理的課題と看護師の役割、まとめ
(準備)倫理的課題について自己の考えを整理する
(事後)緩和ケアの今後の展望についてまとめる。
提示した課題についてレポート作成(テーマと提出日時は後日指定)する
なし
9
なし
10
なし
11
なし
12
なし
13
なし
14
なし
15
本講義はいずれの領域においても必要な知識です。自己学習し知識を整理して講義を受講ください。
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
なし
定期試験
レポート評価80
定期試験以外(授業内の課 100
出席評価20
題・参加度・出席態度等)
その他
0
なし
看護学テキスト NICE
編集:梅田恵・的場典子 緩和ケア~大切な生活・尊厳ある生をつなぐ技と心~ 南江堂
教科書
参考文献
履修条件
留意事項等
開講期
後期
1)成人看護学 編集:鈴木志津枝他編 緩和・ターミナルケア看護論 ヌーベルヒロカワ
2)講義の中で提示
レポートの提出遅延は減点の対象とする
- 68 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10785091
教員氏名
授業の概要
到達目標
2016/5/1
単位
2.0
老年看護学概論I
配当年次
2
開講期
前期
高岡 哲子
本科目では、老年期を生きる老年者を多面的に理解し、老年看護の基礎知識を修得する。学習内容は、老年者理解と、老年者を取り巻く環
境としての家族・地域・社会の概要である。この際エイジングの多様性、老年期の発達段階、自律、エンパワーメントの視点を大切にし、
健康障害だけではなく、それによって起こる生活障害に着目しながら、老年者のQOLや持てる力を考えられるように学習する。
老年期を生きる老年者を多面的に理解し、老年看護の基礎知識を修得する。
1.老年期を生きる老年者と老年者が所属する家族が理解できる。
2.老年看護理念や社会保障の概要が理解できる。
3.老年者の生活の場に合わせた地域資源の活用方法とリスクマネジメントが理解できる。
授業計画
1
ガイダンス(講義)
準備:シラバスを熟読する。生涯発達論の老年期を復習してまとめる。
内容:老年看護学における老年看護学概論Ⅰの位置づけとシラバスの説明
行動目標:ガイダンス内容を理解し、自らが学習すべき内容と学習課題が理解できる。
事後:現時点での自らの看護観をノートにまとめておく。
2
老いるということ、老いを生きるということ(講義)
準備:教科書の第1章を熟読する。
内容:老年者を理解するうえで大切なことがら・老いを学ぶ入口、老いを生きるということ・老年者の特徴
行動目標:老いに対するイメージができる。
事後:人間の恒常性を保つ機能が、老化によりどのように変化するのかをノートにまとめておく。
3
4
老年者が過ごしてきた時代と生活(講義・ディスカッション)
準備:自分たちの娯楽には、どのようなものがあるのか確認しておく。
内容:老年者の思い出・各時代の衣食住と娯楽
行動目標: 老年者が過ごしてきた時代背景や日常生活がイメージできる。
事後:課題①を行う。
小テスト① 課題①:テーマは「老年者の思い出を聴いて自身が学んだこと」である。提出日は次回講義開始前で、字数は800字程度であ
る。
老年期の発達課題(講義・ディスカッション)
準備:老年期をエリクソンなどの発達理論で比較する。
内容:老年期の発達課題
行動目標:さまざまな発達理論からみた老年期の特徴が理解できる。
事後:課題②を行う。
課題②:テーマは「自らの発達課題と老年期発達課題を比較してなぜ違いがあるのかを明らかにする」である。提出日は次回講義開始前で
字数は1600字程度である。 課題①提出
5
老年社会と社会保障1(講義)
準備:介護保険法の概要を調べてまとめる。
内容:老年社会の統計的輪郭・保健医療福祉の動向
行動目標:老年期を生きる老年者を統計的、保健医療福祉の視点から理解できる。
事後:なぜ、老年者は腰痛や関節痛が出現しやすいのかを考える。
課題②提出
6
老年社会と社会保障2(講義)
準備:老年者に対するスティグマとは何かを調べておく。
内容:保健医療福祉の動向・老年社会における権利擁護・老年者の虐待
行動目標:老年期を生きる老年者を権利擁護の視点から理解できる。
事後:老年者の虐待の種類と特徴を調べておく。
7
老年看護の理念(講義・ディスカッション)
準備:教科書の第3章を熟読する。内容:老年看護の定義・老年看護の成り立ち・老年看護の目ざすもの・老年看護に携わる責務
行動目標:老年看護の理念を理解できる。 事後:老年看護の4つの要素をまとめておく。
8
老年者のアセスメント1(講義)
準備:外皮系と感覚器、循環器の加齢に伴う変化を調べておく。
内容:看護職が行うフィジカルアセスメントの位置づけ・外皮系と感覚器、循環器系の加齢に伴う変化
行動目標:老年者における身体の加齢変化とアセスメントの視点が理解できる。
事後:外皮系と感覚器、循環器系の観察ポイントをまとめておく。
9
小テスト②実施
内容:呼吸器と消化吸収系、内分泌系、泌尿生殖系、運動系の加齢に伴う変化
行動目標:老年者における身体の加齢変化とアセスメントの視点が理解できる。
事後:課題③を行う。
小テスト③実施
課題③:テーマは「循環器系と呼吸器系で、老年者に多い疾患を各1個挙げて、原因、症状、治療、観察ポイント、援助の方向性を明記す
る」である。提出日は次回講義開始前で、各疾患で表を作成する。
10
老年者の身体症状とアセスメント1(講義)
準備:一般的な発熱と痛み、かゆみの定義と原因を調べておく。
内容:老年者の発熱・痛み・かゆみ 行動目標:老年者に良くみられる身体症状とアセスメントの視点が理解できる。
事後:老年者の発熱と痛み、かゆみの原因と治療、観察ポイントと援助の方向性を調べてまとめる。
課題③提出
11
老年者の身体症状とアセスメント2(講義・ディスカッション)
準備:一般的な脱水・嘔吐・浮腫・倦怠感の定義と原因を調べておく。
内容:老年者の脱水・嘔吐・浮腫・倦怠感
行動目標:老年者に良くみられる身体症状とアセスメントの視点が理解できる。
事後:老年者の脱水・嘔吐・浮腫・倦怠感の原因と治療、観察ポイントと援助の方向性を調べてまとめる。 小テスト④実施
12
地域資源を活用した看護展開1(講義)
準備:教科書の第7章を熟読する。
内容:在宅老年者への看護・介護家族への看護 行動目標:在宅老年者と介護家族への看護が理解できる。
事後:自宅で過ごすことを希望されている老年者が、自宅で過ごすために必要なことを考えてまとめる。
13
地域資源を活用した看護展開2(講義・ディスカッション) 準備:急性期、回復期、慢性期などの各期の特徴を調べておく。
内容:保健医療福祉施設における看護・急性期治療を担う医療施設の特徴と看護
行動目標:保健医療福祉施設に入院、入所している老年者への看護が理解できる。
事後:回復期リハビリテーション病棟の特徴をまとめておく。
小テスト⑤実施
14
老年者のリスクマネジメント(講義)
準備:老年者が巻き込まれやすい事故の種類を調べる。
内容:老年者と医療安全・老年者と災害看護 行動目標:老年者の安全を医療と災害の視点から理解できる。
事後:なぜ老年者は災害に巻き込まれやすいのかを考える。
15
本講義のまとめ(講義)
準備:講義のすべての資料を見直す。
内容:講義で学習したすべての内容をふりかえる。
行動目標:本講義の、学習のふりかりができる。
事後:本講義のノートを見直して、不足している知識を追加し、老年看護学援助論Ⅱで活用できるように整理する。
準備学習・事後学習
準備学習は、毎講義内容の理解を深めるために必ず実施する。事後学習は、理解した講義内容を基に思考して、視野を広げるた
めに必ず実施する。
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
なし
定期試験
課題①:10点、課題②:20点、課題③:20点、小テスト①~⑤:各10点で、すべて持ち込み不可とする。
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
0
なし
系統看護学講座 専門分野 老年看護学:北川公子他、医学書院
教科書
参考文献
履修条件
留意事項等
・場面で学ぶ老年看護学(Gsupple):Gsupple編集委員会、メディカ出版
・看護学名著シリーズヘルシー・エイジング 人間のニーズと看護の対応:プリシラ・エバーソール他(竹花富子他訳)、エンゼビア・
ジャパン
全過程において私語・携帯電話の使用を禁止します。時間外の質問は予約を取ってください。
全過程において主体的に行ってください。
この講義は、特に老年看護学の基盤となる重要な学習です。必ず目標到達できるように学習を継続してください。
- 69 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10935091
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
老年看護学概論II
配当年次
2
開講期
前期
高岡 哲子
本科目では、老年看護を展開する上で基盤となる理論やモデルに関連した知識を修得する。学習内容は、老年看護を展開するための理論
的基盤と、問題解決型思考から目標志向型思考への転換が必要となる。よって、両者を比較しながら学習を進める。
授業の概要
到達目標
老年看護を展開する上で基盤となる理論やモデルに関連した知識を修得する。
1.老年看護を展開するための理論的基盤が理解できる。
2.老年者を対象とした看護過程の展開に必要な基礎的知識が理解できる。
授業計画
1
ガイダンス(講義)
準備:シラバスを熟読する。生涯発達論の老年期を復習してまとめる。
内容:老年看護学における老年看護学概論Ⅱの位置づけとシラバスの説明
行動目標:ガイダンス内容を理解し、自らが学習すべき内容と学習課題を明らかにする。
事後:各グループで発表までの学習計画を立案する。
2
国際生活機能分類の概要をまとめる(グループワーク)
準備:グループワークにおいて役割を果たせるように、自分の意見をまとめておく。
内容:各グループの学習計画に基づいてグループワークを実施する。
行動目標:他者の意見をよく聴き、自らの意見との比較において国際生活機能分類の理解を深める。
事後:ディスカッションで疑問に思ったことを調べ、必要な情報を収集する。
3
4
5
6
7
8
国際生活機能分類の概要をまとめる(グループワーク)
準備:グループワークで役割を果たせるように、自分の意見をまとめておく。
行動目標:他者と自らの意見との比較において国際生活機能分類の理解を深める。
事後:課題①を行う。
課題①テーマは「老年看護学における対象理解になぜ、国際生活機能分類が使用されるのか?」で、字数1600字以上、提出は次回講義開始
前である。
生活行動モデルの概要と枠組みをまとめる(グループワーク)
準備:グループワークにおいて役割を果たせるように、自らの意見をまとめておく。
行動目標:他者の意見をよく聴き、自らの意見との比較において生活行動モデルの理解を深める。
事後:ディスカッションで疑問に思ったことを調べ、必要な情報を収集する。
課題①提出
生活行動モデルの概要と枠組みをまとめる(グループワーク)
準備:グループワークにおいて役割を果たせるように、自らの意見をまとめておく。
行動目標:他者の意見をよく聴き、自らの意見との比較において生活行動モデルの理解を深める。
事後:課題②を行う。
課題②テーマは「なぜ、老年看護学における哲学的基盤に生活行動モデルが活用されるのか?」である。字数は1600字以上で、提出日は次
回講義開始前である。
課題の発表会(発表)
準備:発表で自らの役割を果たせるように準備する。
発表方法:発表時間は6分質疑応答2分である。(時間厳守)発表内容は課題Ⅰか課題Ⅱのどちらかで、どちらでも発表できるように準備す
る。
行動目標:他グループの発表を良く聴き、質問や感想を述べることができる。
事後:各グループの発表内容を比較して類似点と相違点を抽出し、その原因を調べる。
課題②提出
生活行動モデルを基盤とした看護過程の展開方法Ⅰ(講義)
準備:教科書③「付章 事例による看護過程の展開」を熟読する。
行動目標:老年者を対象とした看護過程の展開方法がイメージできる。
事後:付章に示されている事例を基に情報整理を行う。
生活行動モデルを基盤とした看護過程の展開方法Ⅱ(講義)
準備:教科書③「付章 事例による看護過程の展開」を熟読する。
行動目標:老年者を対象とした看護過程の展開方法が理解できる。
事後:本講義で活用した全ての資料を見直し、不足している知識を追加して老年看護学援助論で活用できるように整理する。
なし
9
なし
10
なし
11
なし
12
なし
13
なし
14
なし
15
準備学習・事後学習
準備学習は講義中のディスカッション内容を反映させながら行う。
事後学習は、ディスカッションや演習がスムーズに行われるように考えて実施する。
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
定期試験は行いません。
定期試験
課題①:50点 課題②:50点
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
0
①KSブックレットNo5 ICFの理解と活用 人が「生きること」「生きることの困難(障害)」をどうとらえるか:上田敏、
きょうされん
教科書
②生活機能からみた老年看護過程+病態・生活機能関連図:山田律子他、医学書院
③系統看護学講座 専門分野 老年看護学:北川公子、他医学書院(老年看護学概論Ⅰと同様)
参考文献
・ローパー・ローガン・ティアニー看護モデル:ナンシー・ローパー他(久間圭子訳)、日本看護協会出版会
・看護理論家とその業績、都留伸子監訳、医学書院
履修条件
留意事項等
全過程において私語・携帯電話の使用を禁止します。全過程において主体的に行ってください。
この講義は、老年者を対象とした看護過程の展開を行うための哲学的基盤となり、特に老年看護学援助論Ⅱや老年看護学実習につながる重
要な学習です。必ず個人で目標に到達してください。
- 70 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10934091
教員氏名
授業の概要
到達目標
2016/5/1
単位
1.0
老年看護学援助論I
配当年次
2
開講期
後期
吉田 直美
本科目では、老年者の特徴的な疾患や身体症状を理解し、生活を整えるための援助を実践するために必要な知識を修得する。学習内容は、
老年者の生活機能を整えるための援助、症状や機能障害に対する援助、健康逸脱からの回復と終末期を支える援助である。老年看護学では
特に老年者のQOLやもてる力に着目した実践をすることが重要である。よって、これらの視点を意識しながら学習する。
老年者に特徴的な疾患や身体症状を理解し、生活を整えるための援助を実践するために必要な知識を修得する。
①老年者の生活における特徴を押さえ、生活を整えるための援助を理解する。
②老年者に特徴的にみられる身体症状とこれに対する援助を理解する。
③老年者が罹患しやすい病気に対する援助を理解する。
授業計画
1
ガイダンス、生活行動モデルと活動
学習内容:
・老年看護学援助論Ⅰの位置づけとシラバスの説明
・老年者の活動
行動目標:
・自らが学習すべき内容と学習課題が理解できる。
・老年者の活動に関連した特徴を理解し、援助に必要な知識を理解することができる。
準備:
・老年看護学概論Ⅰ・Ⅱを復習する。
・教科書② 第1編 「活動」を読んでくる。
事後:講義で配布する講義ノートの穴埋めを完成させる。
2
活動と休息
学習内容:老年者の活動と休息、転倒、心不全、呼吸不全
行動目標:老年者の休息に関連した特徴を理解し、援助に必要な知識を理解することができる。
準備:教科書② 第1編 「休息」を読んでくる。
事後:講義で配布する講義ノートの穴埋めを完成させる。
3
食事
学習内容:老年者の食事、誤嚥、脱水、低栄養
行動目標:老年者の食事に関連した特徴を理解し、援助に必要な知識を理解することができる。
準備:教科書② 第1編 「食事」を読んでくる。
事後:講義で配布する講義ノートの穴埋めを完成させる。
4
排泄
学習内容:老年者の排泄、排泄障害、腎不全、尿路感染症
行動目標:老年者の排泄に関連した特徴を理解し、援助に必要な知識を理解することができる。
準備:教科書② 第1編 「排泄」を読んでくる。
事後:講義で配布する講義ノートの穴埋めを完成させる。
5
身じたく
学習内容:老年者の身だしなみ、清潔衣生活
行動目標:老年者の身じたくに関連した特徴を理解し、援助に必要な知識を理解することができる。
準備:教科書② 第1編 「身じたく」を読んでくる。
事後:講義で配布する講義ノートの穴埋めを完成させる。
6
コミュニケーション
学習内容:老年者のコミュニケーション、言語障害
行動目標:老年者のコミュニケーションに関連した特徴を理解し、援助に必要な知識を理解することができる。
準備:教科書② 第1編 「コミュニケーション」を読んでくる。
事後:講義で配布する講義ノートの穴埋めを完成させる。
7
対象理解を深めるための情報整理1
学習内容:看護過程を展開する方法・事例を活用した情報整理
行動目標:事例を基に情報整理を行い、老年者理解の視点や情報整理の方法を理解する。
準備: 事例を熟読する。
事後:老年看護学概論Ⅱの生活行動モデルと照らし合わせて復習する。
8
健康逸脱からの回復1
学習内容:認知症に関する基礎知識
行動目標:認知症に関する基礎知識を理解することができる。
準備:教科書① 第6章 「認知症」を読んでくる。
事後:「認知症の基礎知識」での学びをまとめておくこと。
9
健康逸脱からの回復2
学習内容:認知症ケアの実際
行動目標:認知症ケアに関するイメージができる。
準備:教科書② 第2編 「認知症」を読んでくる。
事後:8回・9回の講義の内容をふまえて課題のレポートを作成する。
課題①テーマは「認知症の方との関わりで大切にしたいと考えること」である。提出日は次回授業開始前に提出する。
10
健康逸脱からの回復3
学習内容:抑うつ、せん妄
行動目標:各疾患の特徴をふまえた上で、看護の方向性を考えるために必要な知識を修得する。
準備:教科書① 第6章 「うつ」と「せん妄」を読んでくる。
事後:講義で配布する講義ノートの穴埋めを完成させる。
課題①提出
11
健康逸脱からの回復4
学習内容:脳卒中、パーキンソン病
行動目標:各疾患の特徴をふまえた上で、看護の方向性を考えるために必要な知識を修得する。
準備:教科書① 第6章 「脳卒中」と「パーキンソン病・パーキンソン症候群」を読んでくる。
事後:講義で配布する講義ノートの穴埋めを完成させる。
12
終末期を支える看護
学習内容:老年者の死に関する意識、老年者の死の特徴、看取りの援助
行動目標:終末期における老年者の特徴とその援助方法が理解できる。
準備:自らの死生観について考えてくる。
事後:講義で配布する講義ノートの穴埋めを完成させる。
13
老年者を対象とした検査・薬物療法・手術療法
学習内容:検査・薬物療法・手術療法を受ける老年者への援助
行動目標:検査や治療を受ける老年者の援助の特徴が理解できる。
準備:教科書① 第6章 A「検査・治療を受ける高齢者への看護」を読んでくる。
事後:講義で配布する講義ノートの穴埋めを完成させる。
14
対象理解を深めるための情報収集2
学習内容:各自で行った事例の情報整理を基にグループワークを行う。
行動目標:事例の情報整理の精度を高めることができる。
準備:各自で事例の情報整理を完成させる。
事後:グループワークで話し合い共有した情報を基に課題のレポートを作成する。
課題②テーマは「事例の情報整理」である。提出日は次回授業開始前に提出する。
15
本講義のまとめ
学習内容: 老年者の理解に必要な知識を確認する。
準備:講義に使用した教科書、配布資料等を見直す。
課題②提出
準備学習・事後学習
行動目標:本講義において各自で学習の振り返りができる。
事後:講義で行った学習を振り返る。
授業計画に記載
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
60
筆記による定期試験を行う。出題範囲、出題形式は講義中に発表する。
定期試験
課題①20点、課題②20点
定期試験以外(授業内の課 40
題・参加度・出席態度等)
その他
0
①系統看護学講座 専門分野 老年看護学:北川公子他、医学書院(老年看護学概論Ⅰ・Ⅱと同様)
②生活機能から見た老年看護過程+病態・生活機能関連図 第2版:山田律子他、医学書院(老年看護学概論Ⅰ・Ⅱと同様)
教科書
③根拠と事故防止からみた老年看護学技術:亀井智子他、医学書院
老年看護学①高齢者の健康と障害:堀内ふき他、メディカ出版
老年看護学②高齢者看護の実践:堀内ふき他、メディカ出版
参考文献
履修条件
留意事項等
全過程において私語・携帯電話の使用を禁止します。時間外の質問は予約を取ってください。全過程において主体的に行ってください。本
講義は、老年看護学援助論Ⅱおよび老年看護学実習に繋がる重要な学習です。目標到達できるよう学習を継続してください。
- 71 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10784091
教員氏名
授業の概要
到達目標
2016/5/1
単位
1.0
老年看護学援助論II
配当年次
3
開講期
前期
高岡 哲子、吉田 直美
本科目では、老年看護の対象である高齢者の特徴をふまえ、生活機能からみた適切な看護展開ができるように学習する。学習内容は、事
例に基づいた看護計画の立案と実施、評価である。この際、高齢者の健康障がいや生活障がいの多様性、個人差を適確に査定し、個別的な
援助が行えるように学習する。
老年看護の対象である老年者の特徴をふまえ、生活機能からみた適切な看護展開が実践できる。
1.老化による身体症状や病気を持ちながらも老年者自身が望む生活にできるだけ近づけられる看護計画が立案できる。
2.看護計画に基づいた看護の実践と看護計画の評価ができる(シミュレーション)。
3.自らの看護をレポートにまとめる方法が理解できる。
授業計画
1
ガイダンス(講義:教室) 準備:シラバスを熟読する。
老年者を対象とした看護過程の展開方法1-哲学的基盤・目標志向型思考行動目標:・ガイダンス内容を理解し、自らが学習すべき内容と学習課題を明らかにする。
事後:本講義内容と老年看護学概論Ⅱで学習した国際生活機能分類と生活行動モデルを関連づけて老年看護学における哲学的基盤と目標志
向型思考を理解できるようにまとめる。
2
老年者を対象とした看護過程の展開方法2-アセスメントから看護計画-(講義:教室)
事前学習:老年看護学概論Ⅱで学習した生活行動モデルを基盤とした看護過程の展開方法を復習する。
行動目標:老年者を対象とした看護過程の展開方法が理解できる。 事後:各グループで、学習計画を立案する。
3
老年者を対象とした看護過程の展開方法3-実施・評価-(講義:教室)
事前:老年看護学援助論Ⅰの老年者の日常生活援助を中心に復習する。 行動目標:老年者を対象とした看護過程の展開方法が理解でき
る。
事後:課題①を行う。 課題①:テーマは「回復期リハビリテーション病棟の特徴」である。提出日は次回授業開始前で、字数は1600字
程度である。(個人提出) 事後:紙上事例を基に看護計画を立案する。
4
紙上事例看護計画の立案:アセスメント(カンファレンス:教室)
準備:紙上事例の看護計画を立案し、疑問や意見を明確にしておく。
行動目標:・個人で立案した紙上事例の看護計画をもとに、疑問や意見が発表できる。・他者の意見を良く聴き、自らの意見との比較にお
いて紙上事例の対象理解を深める。 事後:ディスカッションで疑問に思ったことや必要な情報を収集する。 課題①提出
5
紙上事例看護計画の立案:全体像(カンファレンス:教室)
準備:前回のディスカッション内容と自己学習内容を合わせて、個人で行った紙上事例のアセスメントを追加・修正する。
行動目標:・カンファレンスへ積極的に参加し、決められた役割を果たすことができる。・紙上事例の対象理解を基に、全体像を明確にで
きる。 事後:ディスカッションで疑問に思ったことや必要な情報を収集する。
6
紙上事例看護計画の立案:看護計画(カンファレンス:教室)
準備:前回のディスカッション内容と自己学習内容を合わせて、個人で行った紙上事例の全体像を追加・修正する。
行動目標:・カンファレンスへ積極的に参加し、決められた役割を果たすことができる。 ・看護目標に到達するための看護計画が立案で
きる。
事後:ディスカッションで疑問に思ったことや必要な情報を収集する。
7
8
発表会の準備(カンファレンス:教室)
準備:個人で行った紙上事例の看護計画を追加・修正する。発表方法:発表:5分、質疑応答:2分、発表内容は看護過程の展開(時間厳
守)
行動目標:次回の発表準備が整う。 事後:次回発表時に自らの役割が果たせるように準備する。
課題②:テーマは「紙上事例のアセスメントと全体像」で、提出日は次回講義開始前、アセスメントと全体像の様式を提出する。(個人提
出)
看護計画の発表(発表:教室):1G~8G
準備:グループで計画を立案した際に疑問に思った点や他グループと比較したいと考えている箇所を整理する。
行動目標:・他グループとの比較において、グループで立案した看護計画の精度を高める。 ・紙上事例の看護計画が完成する。
事後:グループの紙上事例のアセスメントから看護計画までを追加・修正する。 課題②提出
9
看護計画の発表(発表:教室):9G~15G 準備:疑問や他グループと比較したいと考えている箇所を整理する。
行動目標:・グループで立案した看護計画の精度を高める。 事後:演習で必要な物品をグループで確認して準備する。
課題③:テーマは「紙上事例のアセスメント~看護計画」である。提出日は次回授業開始前で、看護計画までのすべての様式を提出する。
必ず発表内容を活かして修正する。(グループ提出)
10
①看護計画の実施(実技実践:実習室):1G~8G 準備:立案した計画をシミュレーションする。
行動目標:各自が紙上事例の全体像にあった患者役と看護師役ができる。 事後:実践した看護を基に経過記録を記載する。
②ケーススタディの進め方(講義:教室):9G~15G 準備:教科書③を熟読する。
行動目標:ケーススタディの目的と方法が理解できる。 事後:ケーススタディの記載方法と記載内容をまとめる。 課題③提出
11
①看護計画の実施(実技実践:実習室):1G~8G 準備:立案した計画をシミュレーションする。
行動目標:各自が紙上事例の全体像にあった患者役と看護師役ができる。 事後:実践した看護を基に経過記録を記載する。
②ケーススタディの進め方(講義:教室):9G~15G 事前学習:教科書③を熟読する。
行動目標:ケーススタディのテーマ設定方法がイメージできる。 事後:他の事例を読んで、事例に適したテーマを考える。
12
①看護計画の実施(実技実践:実習室):9G~15G 準備:立案した計画をシミュレーションする。
行動目標:各自が紙上事例の全体像にあった患者役と看護師役ができる。 事後:実践した看護を基に経過記録を記載する。
②ケーススタディの進め方(講義:教室):1G~8G
行動目標:ケーススタディの目的と方法が理解できる。 事後:ケーススタディの記載方法と記載内容を確認してまとめる。
13
①看護計画の実施(実技実践:実習室):9G~15G 事前学習:立案した計画をシミュレーションする。
行動目標:各自が紙上事例の全体像にあった患者役と看護師役ができる。 事後:実践した看護を基に経過記録を記載する。
②ケーススタディの進め方(講義:教室):1G~8G
事前学習:教科書③を熟読する。 行動目標:ケーススタディのテーマ設定方法がイメージできる。
事後:事例を読んで、事例に適したテーマを考える。
14
看護過程の展開:全体の記録のまとめ(ディスカッション:教室) 事前学習:すべての資料が整える。
行動目標:・紙上事例の看護過程の展開に関連した資料を整えることができる。 事後:課題④を行う。
課題④:テーマは「紙上事例の看護計画と経過記録」で、提出日は次回授業開始前、経過記録と看護計画の実施評価を記載した看護計画の
様式を提出する。本日のまとめを活かして修正する。(グループ提出)
15
本講義のまとめ(講義:教室)
準備:本講義で学習した内容をふりかえる。
行動目標:老年看護学援助論Ⅱで学習した内容のふりかえりができる。
事後:本講義の全ての資料を見直し、老年看護学実習で活用できるように整理する。 課題④提出
準備学習・事後学習
準備学習:事前学習に示した通りである。
事後学習:授業で行った学習をふりかえる。
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
行わない。
定期試験
課題①:20点 課題②:40点 課題③:30点 課題④:10点
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
0
なし
①系統看護学講座 専門分野 老年看護学:北川公子他、医学書院(老年看護学概論Ⅰ・Ⅱと同様)
②生活機能からみた老年看護過程+病態・生活機能関連図:山田律子他、医学書院(老年看護学概論Ⅰと同様)
教科書
③看護のためのわかりやすいケーススタディの進め方:松本孚他、照林社
・根拠と事故防止からみた老年看護技術:亀井智子編、医学書院
・カラー写真で学ぶ老年者の看護技術:大塚眞理子編、医歯薬出版株式会社
・事例で学ぶ老年看護学(シリーズ・事例で学ぶ看護学):河原礼子、メヂカルフレンド社
参考文献
・看護カンファレンス:川島みどり、医学書院
・見てわかる看護記録:清水佐智子、日総研
履修条件
留意事項等
講義中に教室を離れて学習することは認めません。
全過程において私語・携帯電話の使用を禁止します。時間外の質問は予約を取ってください。
全過程において主体的に行ってください。
この講義は、特に老年看護学実習につながる重要な学習です。必ず個人で看護過程の展開が実施できるように、学習を継続してください。
- 72 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10936091
教員氏名
授業の概要
到達目標
2016/5/1
単位
2.0
小児看護学概論
配当年次
2
開講期
前期
廣瀬 たい子
現代の子どもを取り巻く家族や社会は様々な問題を抱え、子どもの心の問題は顕在化している。本授業では、子どもを取り巻く家族や社会
の現状を理解しながら、発達段階別に形態的、機能的、精神運動的、心理・社会的な成長発達について学ぶ。さらに、子どもの基本的人権
と小児看護倫理から子どもの利益にかなう看護とは何か、小児看護の理念と責務について考える。また,様々な小児保健統計から小児保健
の動向を知り、健康の保持増進、疾病の予防について学習する。
1.小児看護の対象である小児と家族の存在を環境との相互作用から説明できる。
2.小児看護を支える法的根拠および小児医療における子どもの権利について説明できる。
3.成長・発達の概念および小児各期の発達的特徴とその評価方法を説明できる。
4.変化する社会の中で小児と家族がかかえる健康問題をとらえ、小児看護の役割を説明できる。
5. 母子保健の動向と母子の健康を支える社会資源、制度について概説できる。
授業計画
1
小児と小児を取り巻く環境~小児看護の対象、小児の範囲と区分、小児の成長発達を支える家族と家族の発達、家族理解のための理論、小
児を取り巻く社会について学ぶ。
<準備学習>教科書21ページまで読み、わからない用語の読みと意味を調べておく。
<事後学習>4講時の最後に15分の小テストを実施する。
2
小児を取り巻く医療と看護の変遷
社会の変化、小児医療および小児看護の変遷を知り、小児看護の今日的な役割と課題について考える。
<準備学習>教科書54ページまで読み、わからない用語の読みと意味を調べておく。
<事後学習>4講時の最後に15分の小テストを実施する。
3
子どもの最善の利益にかなう医療・看護
看護と自己決定権尊重の原則、子どもの権利条約と子どもの主体性の尊重、医療と子どもの権利等について学習する。
<準備学習>教科書75ページまで読み、わからない用語の読みと意味を調べておく。
<事後学習>4講時の最後に15分の小テストを実施する。
4
小児の成長と発達(1)~ 成長・発達の原則と影響因子、形態的成長発達
体重、身長、頭部、胸部、身体バランス、骨、生歯について学習する。
<準備学習>教科書77ページまで読み、わからない用語の読みと意味を調べておく。
<事後学習>4講時の最後に15分の小テストを実施する。
5
小児の成長と発達(2)~ 機能的発達(呼吸、循環、消化、運動反射、感覚)
小児は機能的に未熟な状態で出生してくる。成長とともに発達していく様子を解剖生理学的特徴から学習する。前回の形態的成長発達に
ついて小テストを行う。
<準備学習>教科書88ページまで読み、わからない用語の読みと意味を調べておく。
<事後学習>5講時の最後に15分の小テストを実施する。
6
小児の成長と発達(3)~ 機能的発達(体温調節、腎機能・水分代謝、神経)
体温調節、腎機能・水分代謝、神経について学習する。機能的発達(呼吸、循環、消化、運動反射、感覚)についての小テストを行う。
<準備学習>教科書97ページまで読み、わからない用語の読みと意味を調べておく。
<事後学習>5講時の最後に15分の小テストを実施する。
7
小児の成長と発達(4)~ 精神運動機能の発達
精神運動機能の発達は一定の順序と方向をもつ変化であり、連続的に順序を追って進んでいく。粗大運動(乳児期、幼児期)、微細運動
(視覚、聴覚)について学習する。小テスト(機能的発達の体温調節、腎機能・水分代謝、神経)を行う。
<準備学習>教科書112ページまで読み、わからない用語の読みと意味を調べておく。
<事後学習>5講時の最後に15分の小テストを実施する。
8
小児の成長と発達(5)~ 心理・社会的発達
情緒、言語、社会性、認知、思考・記憶の発達について学習する。
小テスト(精神運動機能の発達)を行う。
<準備学習>教科書128ページまで読み、わからない用語の読みと意味を調べておく。
<事後学習>4講時の最後に15分の小テストを実施する。
9
小児の成長と発達(6)~ 心理・社会的発達
小児の遊びは小児の生活そのものであり、小児の成長・発達は遊びを通じて促されていく。小児の遊びの発達を中心に、その必要性と分
類について学習する。
<準備学習>教科書138ページまで読み、わからない用語の読みと意味を調べておく。
<事後学習>4講時の最後に15分の小テストを実施する。
10
小児の成長と発達(7)~ 発達評価と家族・家庭環境アセスメント
発達評価とは何か、発達検査の種類、身体発育評価、精神運動機能発達評価、家族アセスメント、家庭環境アセスメントについて学習す
る。本学習内容に関する小テストを行う。
<準備学習>教科書144ページまで読み、わからない用語の読みと意味を調べておく。
<事後学習>4講時の最後に15分の小テストを実施する。
11
小児看護における概念と理論~成長発達、母子関係、家族関係に関する概念と理論
成長発達に関してはエリクソンの自我発達理論、ピアジェの認知発達理論を学習する。母子関係に関しては、ボウルビィの愛着理論を中
心に学習する。
<準備学習>教科書149ページまで読み、わからない用語の読みと意味を調べておく。
<事後学習>5講時の最後に15分の小テストを実施する。
12
母子保健の動向と小児保健統計(1) 母子保健の動向、学校保健、小児保健統計
日本における母子保健の取り組み、母子保健対策、学校保健事業について説明する。また母子保健に関する人口動態統計についても学習
する。
<準備学習>教科書159ページまで読み、わからない用語の読みと意味を調べておく。
<事後学習>5講時の最後に15分の小テストを実施する。
13
14
15
母子保健の動向と小児保健統計(2) 小児の事故防止と安全教育、予防接種
日本における不慮の事故が多い原因と安全教育について説明する。また小児の予防接種のワクチン、対象年齢と接種年齢について学習す
る。
<準備学習>教科書170ページまで読み、わからない用語の読みと意味を調べておく。
<事後学習>4講時の最後に15分の小テストを実施する。
母子保健の動向と小児保健統計(3) 子ども虐待
児童相談所に寄せられる、子ども虐待の相談件数は増加の一途をたどっている。本講義では子ども虐待の定義、発生件数、実態、健康診
査の場でのリスクアセスメント、小児と家族へのアプローチについて説明する。
<準備学習>これまでの学習を通して、わからない用語の読みと意味を再確認しておく。
<事後学習>5講時の最後に15分の小テストを実施する。
小児看護学概論のまとめ
学習内容を振り返り、到達目標の達成度を自己評価する。
準備学習・事後学習
必ず教科書に目を通してください。重要な個所は小テストを行います。
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
60
筆記試験
定期試験
小テスト(25点)と出席態度(15点)を合計する。
定期試験以外(授業内の課 40
題・参加度・出席態度等)
その他
0
なし
ナーシング・グラフィカ
小児看護学①
教科書
小児の発達と看護 (メディカ出版)
看護のための人間発達学、子ども資料年鑑、子ども白書 国民衛生の動向
参考文献
履修条件
留意事項等
日ごろから、周りの子どもに関心をもって、観察してください。現代社会に生きる子どもと家族について、より学びが深まると思います
- 73 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
50967091
教員氏名
授業の概要
到達目標
2016/5/1
単位
1.0
小児看護学援助論I
配当年次
2
上野 由利子
健康障害や入院が小児や家族に及ぼす影響と看護、急性期・慢性期・終末期それぞれの状況にある小児と家族への看護、そのほかさまざま
な状況で生活する小児と家族について学ぶ。
そして、それが小児と家族に与える影響について理解していく。
1.健康問題・障害のある小児各期の日常生活とその支援方法が理解できる。
2.健康問題・障害および入院が、小児とその家族に及ぼす影響について理解できる。
3.さまざまな健康問題をもつ小児と家族への支援方法が理解できる。
授業計画
1
ガイダンス
内容:小児看護学における小児看護学援助論Ⅰの位置づけとシラバスの説明をする。
行動目標:小児看護学援助論Ⅰにおける自分の学習目標とそのために何をするか、明らかにする。
事前学習:小児看護学概論を復習し、特に小児の発達の特徴を理解しておく。
健康問題・障害のある小児の看護(1)
新生児期・乳児期にみられる健康問題と発達を促す看護を考え、理解を深める。
2
健康問題・障害のある小児の看護(2)
幼児期の生活と支援①
1.幼児期の子どもの成長・発達の特性と発達課題に関して、既習の知識を想起し説明できる。
2.幼児期の子どもを養育する家族の現状と課題を理解し、説明できる。
3.幼児にとっての基本的生活習慣の確立と支援について理解し、説明できる。
3
健康問題・障害のある小児の看護(3)
幼児期の生活と支援②
1.幼児にとっての遊びの意義と援助について理解し、説明できる。
2.幼児に生じやすい事故の特性を理解し、事故防止・安全教育について考える事ができる。
4
健康問題・障害のある小児の看護(4)
学童期の生活と支援・学校保健と安全教育
1.学童期の子どもの成長・発達の特性と発達課題に関して既習の知識を想起し、説明できる。
2.学校保健と安全教育について理解し、そのポイントを説明できる。
5
健康問題・障害のある小児の看護(5)
思春期・青年期の生活と支援
1.思春期・青年期の子どもの成長・発達の特性と発達課題に関して既習の知識を想起し、説明できる。
2.思春期・青年期の健康問題について理解し、ポイントを説明できる。
6
小児にみられる主な症状と看護(1)
1.小児にみられる特徴的な症状のアセスメントの視点と必要な看護について理解し、説明できる
①発熱 ②脱水 ③呼吸困難 ④嘔吐、下痢
7
小児にみられる主な症状と看護(2)
「痛み」のある子どもと家族への看護
1.「痛み」のメカニズムを理解し、説明できる。
2.痛みのある子どもと家族の状況を理解し、説明できる。
3.1.2を踏まえて、その看護を考える。
※学習目標の中間評価
レポート課題①
8
健康問題・障害が小児と家族に及ぼす影響と看護
1.病気や入院が小児と家族に与える影響を理解し、その看護について説明できる。
①小児の病気の理解と説明
②病気や入院に伴う小児の反応
③病気や入院が小児の成長・発達に及ぼす影響
④病気や入院が同胞・家族に及ぼす影響
⑤①から④を理解しその援助を考える
9
小児と家族が直面しやすい状況と看護(1)
①活動制限が必要な子どもと家族の看護を理解し、ポイントを説明できる。
②隔離が必要な子どもと家族の看護を理解し、ポイントを説明できる。
10
小児と家族が直面しやすい状況と看護(2)
1.急性期にある子どもと家族の心理を理解し、説明できる。
2.急性期にある子どもと家族に必要な援助について理解し、説明できる
11
小児と家族が直面しやすい状況と看護(3)
1.慢性期にある子どもとその家族の心理を理解し、説明できる。
2.子どもと家族のエンパワーメントを支援するうえで必要な援助を理解し、説明できる。
12
小児と家族が直面しやすい状況と看護(4)
1.検査・処置を安全に実施できるための看護を理解できる。
2.1と関連付け、プレパレーションとは何かを理解し、説明できる。
13
小児と家族が直面しやすい状況と看護(5)
終末期看護①
1.子どもの死の概念発達とその特徴を理解し、説明できる。
2.終末期にあるこどもとその家族について理解し、説明できる。
14
15
小児と家族が直面しやすい状況と看護(6)
終末期看護②
1.「命のことば」から、終末期における子どもの緩和ケアやQOLを支援するうえで 必要な視点を理解し、説明できる。
まとめ
行動目標:小児看護学援助論Ⅰにおける自分の学習目標を振り返り、成果と課題を明らかにする。
レポート課題②
小児看護学援助論Ⅰのまとめと小児看護学援助論Ⅱとの関連について説明する。
事前学習として学習の主題ごとに教科書を読んできてください。事後学習としての小レポート課題があります。
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
60
筆記試験
定期試験
レポート(講義内容に関連したレポート課題を提示します)
定期試験以外(授業内の課 40
題・参加度・出席態度等)
その他
0
なし
ナーシング・グラフィカ 小児看護学① 小児の発達と看護
教科書
子どもの病気の地図帳、小児看護学(日総研)
参考文献
履修条件
留意事項等
開講期
後期
小児看護学概論はもとより、既習の知識を想起・関連付けながら授業に臨み、学びを深めましょう。
- 74 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
50962091
教員氏名
授業の概要
到達目標
2016/5/1
単位
1.0
小児看護学援助論II
配当年次
3
開講期
前期
岩佐 有子、上野 由利子
小児の健康問題・障害によりおこる小児と家族への看護の展開技術を学習する。紙上事例を用い、事例に応じた小児看護に特有な基本的看
護技術、コミュニケーションや診療に伴う援助技術も事例と合わせて学習する
1.様々な健康レベルにある小児と家族への看護について理解する
2.実習で多く遭遇する事例を通して、対象である小児の健康状態をアセスメントし援助の必要性の高い看護問題について看護計画の立案
ができる
3.立案した看護計画を実践するための看護技術について演習を通して理解する
4.小児を援助するための基本的看護技術を習得する
授業計画
1
周手術期の小児と家族への看護(岩佐)
小児の手術とその特徴を理解する
(準備) 教科書「手術を受ける子どもと家族への看護」を事前に読んでおくこと
(事後) 配布したプリント・講義内容を復習しておくこと
2
習慣性扁桃炎の手術を受ける幼児と家族への援助(岩佐)
1.事例を通して手術を受ける幼児の対処行動を引き出す看護について理解し実践できる
2.年齢・疾患の違う患児へのプレパレーションを施行しているDVDを通して、プレパレーションの意義・目的・方法を 理解すること
ができる
(準備) 口蓋扁桃摘出術について調べ学習しておく、教科書を事前に読んでおくこと
(事後) 事例で必要なプレパレーションを考える
3
習慣性扁桃炎の手術を受ける幼児と家族への援助:(岩佐)
事例を通してプレパレーションの意義・目的・方法を理解し実践できる
(準備) グループでどのようなプレパレーションを行うか事前に検討しておく
(事後) 進捗状況に合わせ持ち帰り作成
4
習慣性扁桃炎の手術を受ける幼児と家族への援助:(岩佐)
事例を通してプレパレーションの作成と実践
(準備) 進捗状況に合わせ事前に作成 (事後) 次週の発表に向けグループ内での打ち合わせ、練習
5
習慣性扁桃炎の手術を受ける幼児と家族への援助:(岩佐)
事例を通してプレパレーションの作成と実践、発表
(準備) 発表に向けての事前準備 (事後) 他の発表と比較してそれぞれ自己評価
6
*看護計画立案演習と看護技術演習の2クラスに分け2講続けて行う(岩佐、上野)
呼吸器系疾患をもつ小児と家族の看護(気管支喘息の乳児)
看護計画の立案:1.情報の整理・分析 2.問題の明確化 3.看護計画立案 4.評価の視点 について理解する
(準備) 疾患について各自学習しておく,配布資料を熟読
(事後) 看護過程のレポートを作成 (看護技術に連動していることを意識して)
7
呼吸器系疾患をもつ小児と家族の事例(気管支喘息の乳児)(岩佐)
看護技術の演習:1.バイタルサインの測定 2.吸入の援助 3.発熱時の看護 4.採尿パックの貼用
(準備) 疾患について各自学習しておく、配布資料を熟読
(事後) 看護過程に結びつけ演習内容を復習しておくこと
8
*看護計画立案演習と看護技術演習の2クラスに分け2講続けて行う(岩佐、上野)
呼吸器系疾患をもつ小児と家族の看護(気管支喘息の乳児)
看護計画の立案:1.情報の整理・分析 2.問題の明確化 3.看護計画立案 4.評価の視点 について理解する
(準備) 疾患について各自学習しておく,配布資料を熟読
(事後) 看護過程のレポートを作成 (看護技術に連動していることを意識して)
9
呼吸器系疾患をもつ小児と家族の事例(気管支喘息の乳児)(岩佐)
看護技術の演習:1.バイタルサインの測定 2.吸入の援助 3.発熱時の看護 4.採尿パックの貼用
(準備) 疾患について各自学習しておく、配布資料を熟読
(事後) 看護過程に結びつけ演習内容を復習しておくことこと
10
心身障害のある子どもと家族の看護(岩佐)
重症心身障害児について知識を深めるとともに看護について理解できる
(準備) 教科書「心身障害のある子どもと家族への看護」を事前 に読んでおくこと
(事後)
配布した資料を読み、復習しておくこと
11
*看護計画立案演習と看護技術演習の2クラスに分け2講続けて行う(岩佐、上野)
呼吸器系疾患をもつ小児と家族の看護(気管支喘息の乳児) 発表
看護計画の立案:1.情報の整理・分析 2.問題の明確化 3.看護計画立案 4.評価の視点 について理解する
(準備) グループで看護過程作成、発表に向けての準備
(事後) 各グループ発表を振り返り、各自復習し2事例目の看護過程レポート作成(個人)
12
呼吸器系疾患をもつ小児と家族の事例(気管支喘息の乳児)(岩佐)
看護技術の演習:1.輸液施行中の看護 2.与薬の援助 3.安全な環境(サークルベッドの取り扱い)
※胃ろう造設児の看護、胃ろう管理について
(準備) 疾患について各自学習しておく、配布資料を熟読
(事後) 看護過程に結びつけ演習内容を復習しておくこと
13
*看護計画立案演習と看護技術演習の2クラスに分け2講続けて行う(岩佐、上野)
呼吸器系疾患をもつ小児と家族の看護(気管支喘息の乳児) 発表
看護計画の立案:1.情報の整理・分析 2.問題の明確化 3.看護計画立案 4.評価の視点 について理解する
(準備) グループで看護過程作成、発表に向けての準備
(事後) 各グループ発表を振り返り、各自復習し2事例目の看護過程レポート作成(個人)
14
呼吸器系疾患をもつ小児と家族の事例(気管支喘息の乳児)(岩佐)
看護技術の演習:1.輸液施行中の看護 2.与薬の援助 3.安全な環境(サークルベッドの取り扱い)
※胃ろう造設児の看護、胃ろう管理について
(準備) 疾患について各自学習しておく、配布資料を熟読
(事後) 看護過程に結びつけ演習内容を復習しておくこと
15
呼吸器系疾患・循環器系疾患をもつ小児と家族の事例について看護過程展開の振り返り(岩佐、上野)
1.優先度の高い看護問題を明確にするプロセスを振り返る
2.看護計画立案・評価の視点を理解
3.看護問題解決のための具体的な看護技術演習を振り返り、安全・安楽性について理解する
(準備) 看護過程の講義で配布した2事例の資料を読んでおくこと
(事後) 説明と模範解答をもとに復習し、各自、看護過程の理解を深める
準備学習・事後学習
事前学習として演習事例を読んでおく。事後学習として演習事例の看護過程の展開と看護技術内容について規定の用紙に整理す
る
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
80
筆記試験
定期試験
看護過程のレポート内容
定期試験以外(授業内の課 20
題・参加度・出席態度等)
その他
0
なし
ナーシング・グラフィカ 小児看護学① 小児の発達と看護 メディカ出版
教科書
参考文献
履修条件
留意事項等
写真でわかる小児看護技術 子どもの病気の地図帳 発達段階からみた小児看護過程+病態関連図
演習は実際の場面を想定して行う。オリエンテーション内容を理解し、実習着や身だしなみを整えて演習に望んでください。
- 75 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
90360091
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
小児看護学健康障害論
配当年次
2
開講期
前期
大久保 岩男
周産期の問題点から新生児疾患の病態と治療に始まり,小児の主な消化器疾患,呼吸器疾患,先天性心疾患,血液疾患,小児がん,神経・
筋疾患,腎臓疾患,成長障害,糖尿病,先天性代謝障害,免疫・アレルギー疾患,感染症などの病態と治療について学習する。
授業の概要
小児の主な消化器疾患,呼吸器疾患,先天性心疾患,先天性代謝障害,血液疾患などについての知識を習得し,これらの疾患の病態や治療
などを充分に説明できる。
到達目標
授業計画
小児科学総論: 小児の成長・発育と発達,栄養および小児保健
1
小児疾患における主な症候: 発熱,けいれん,チアノーゼ,脱水症,出血傾向,咳・痰など
2
3
小児科各論
新生児疾患:新生児仮死,新生児黄疸,新生児出血疾患,呼吸窮迫症候群など
遺伝子疾患と先天代謝異常(1): 遺伝子疾患の分類と頻度,染色体異常症,アミノ酸代謝異常症,糖代謝異常症など
4
遺伝子疾患と先天代謝異常(2): ムコ多糖異常症,脂質代謝異常症,核酸代謝異常症および金属代謝異常症など
5
内分泌疾患(1): 視床下部・下垂体疾患,甲状腺疾患など
6
内分泌疾患(2): 副甲状腺疾患,副腎疾患,性腺疾患など
7
免疫疾患: 先天性免疫疾患,アレルギー疾患,膠原病など
8
感染症: ウイルス感染症,細菌感染症など
9
循環器疾患および呼吸器疾患: 先天性心疾患,後天的心疾患,呼吸器疾患など
10
消化器疾患: 食道・胃・十二指腸・小腸・大腸および肛門の疾患,肝・胆・膵の疾患など
11
血液・造血器疾患: 赤血球系疾患,白血球系疾患,悪性リンパ腫,および出血性疾患など
12
腫瘍性疾患: 小児悪性腫瘍など
13
神経・筋疾患: 先天性ミオパチー,筋ジストロフィーなど
14
小児の救急疾患: やけど,誤飲,薬物中毒および腸重積など
15
特に,講義において示された重要な点について復習し,内容を理解すること。
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
70
筆記試験を実施する。
定期試験
授業への参加度や授業態度から判断する。
定期試験以外(授業内の課 15
題・参加度・出席態度等)
その他
15
授業内容に関する小試験を5〜6回実施する。
特に指定しない。講義はプリントおよびプロジェクターを用いて行う。
教科書
参考文献
履修条件
留意事項等
系統看護学講座 専門分野II 小児臨床看護学総論・各論,医学書院,2013年,第12版.
新体系 看護学全書 小児看護学② 健康障害をもつ小児の看護,メヂカルフレンド, 2015年,第5版.
特になし
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北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10723091
教員氏名
授業の概要
到達目標
2016/5/1
単位
1.0
母性看護学概論
2
3
4
1.母性看護の概念、母性看護の意義・役割がわかる。
2.母性意識の発達過程、母親役割行動の取得過程がわかる。
3.母性看護の変遷、統計、制度などから、母子保健をマクロ的な視点から捉えることができる。
4.親子・家族関係の形成過程及び家族の役割についてわかる。
母性看護の基本となる概念を理解する。
・母性とは:親になることと母性、母性の心理・社会的特性、母性看護における母性
女性の健康と歴史
・母性看護の歴史的変遷と現状
準備:教科書のP2~12を読んでおくこと。
事後:講義資料とともに教科書を読み、理解を深めておくこと。
女性の健康とヘルスプロモーション
・女性の健康の決定要因
・ヘルスプロモーションの観点からみた女性の健康
女性の健康とリプロダクティブヘルス/ライツ
・リプロダクティブヘルス/ライツと自己決定
・リプロダクティブヘルス/ライツの観点からみた女性問題の動向
準備:教科書の該当箇所に目を通しておくこと。
事後:講義資料とともに教科書を読み深めておくこと。
女性の健康とセクシュアリティ
・セクシュアリティ
・セクシュアリティの発達と課題
・母性の発達・成熟・継承:女性性の発達、ジェンダー、フェミニズム
準備:教科書の該当箇所に目を通しておくこと。
事後:講義資料とともに教科書を読み深めておくこと。
女性の健康と家族看護
・家族の機能
・家族看護の視点からとらえた女性の健康
女性の健康とヘルスアセスメント
・ヘルスアセスメントの実際
・アセスメントの視点
女性の健康とメンタルヘルス
・周産期のメンタルヘルス
準備:教科書の該当箇所に目を通しておくこと。
事後:講義資料とともに教科書を読み深めておくこと。
母性看護における倫理
・生命倫理と看護倫理
・母性看護における倫理的意思決定
女性の健康に関する倫理的問題と看護
5
レポート課題:テーマは講義で提示する。
準備:教科書の該当箇所に目を通しておくこと。
事後:講義資料とともに教科書を読み深めておくこと。
6
7
女性の健康と環境
・働く女性の健康
・女性の健康と薬剤
・女性の健康をとりまく物理・化学的環境
準備:教科書の該当箇所に目を通しておくこと。
事後:講義資料とともに教科書を読み深めておくこと。
母子保健統計からみた動向
・保健統計からみた母子の健康
準備:教科書の該当箇所に目を通しておくこと。
事後:講義資料とともに教科書を読み深めておくこと。
女性の健康と制度・法律
・行政・制度の概要
8
9
10
11
12
13
14
15
小テスト
準備:小テストを実施するので、これまでの学習内容を復習しておくこと。
事後:講義資料とともに教科書を読み深めておくこと。
なし
なし
なし
なし
なし
なし
なし
準備学習・事後学習
毎回、講義資料と教科書により復習をすること。
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
定期試験
小テスト(80%)、レポート課題(20%)
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
0
母性看護学概論 医学書院
教科書
参考文献
履修条件
留意事項等
開講期
前期
小塀 ゆかり
母性看護学は、妊産褥婦および新生児への看護活動に加え、次世代の健全育成を目ざし、女性のライフサイクルの全てにおける健康の維
持・増進、疾病予防を目的とした看護活動に関する学問である。本概論では、母性の概念、すなわち、対象の特性や対象の範囲を理解させ
る。さらには、母性看護の変遷、統計、制度などから、母子保健をマクロ的な視点から捉えさせ、母性看護学がおかれている状況と課題を
理解させる。
授業計画
1
配当年次
2
・ウイメンズヘルスナーシング概論 第2版 村本淳子他編 ヌーヴェルヒロカワ
・他、適宜提示する。
本科目の単位を修得しなければ、進級できないので注意すること。
- 77 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
90938091
教員氏名
授業の概要
到達目標
2016/5/1
単位
2.0
周産期健康障害論
配当年次
2
開講期
前期
津村 宣彦
人間の性と生殖生理、性機能の発達についての基本的な知識に基づいて、妊娠、分娩、産褥の機序と各期の正常妊娠経過維持の仕組みは勿
論のこと、その異常経過についても学ぶ。次に女性のライフサイクルにおける、思春期から更年期・老年期の性機能の変化や異常と、その
治療について理解させる。加えて、避妊方法として、低用量ピルの考え方や服用方法などについて理解させる。さらに、主な産科検査法と
して、超音波検査・羊水検査・胎児胎盤機能検査・分娩監視装置などの原理やデータの解釈法を理解させる。また、成人期の女性が罹患し
やすい疾患(子宮筋腫、子宮内膜症、子宮・卵巣の悪性腫瘍など)の病因・治療について学ぶ。
人間の性と生殖生理、性機能についての基本的な知識を学び、妊娠、分娩、産褥の機序と各期の正常経過の維持のしくみについて、さらに
その異常経過の病因を理解できる。女性のライフサイクルにおける、性機能の変化や異常と各期に罹患しやすい疾患の病因・治療を理解で
きる。
授業計画
1
女性生殖器の解剖と生理・女性のライフサイクル:
子宮・卵巣の構造、視床下部ー下垂体ー卵巣の機能について
思春期、成人期、更年期、老年期の特徴について
「準備」:成人看護学9の女性生殖器の構造と機能を事前に読んでおくこと
「事後」:当日の講義をまとめておくこと
2
妊娠成立の機序および胎児・胎盤の発育:
月経周期、排卵、受精、着床、黄体、胎盤の働きなど
「準備」:母性看護学2の妊娠期の身体的特性を事前に読んでおくこと
「事後」:当日の講義をまとめておくこと。
3
異常妊娠Ⅰ:
妊娠悪阻、切迫流産、子宮外妊娠、稽留流産、胞状奇胎、感染症など
「準備」:母性看護学2の妊娠の異常と看護を事前に読んでおくこと
「事後」:当日の講義をまとめておくこと。
4
異常妊娠Ⅱ:
合併症妊娠、多胎妊娠、子宮内胎児発育遅延、切迫早産、羊水過少・過多など
「準備」:母性看護学2の妊娠の異常と看護を事前に読んでおくこと
「事後」:当日の講義をまとめておくこと。
5
異常妊娠Ⅲ:
妊娠高血圧症候群、前置胎盤、常位胎盤早期剥離、胎児奇形、血液型不適合妊娠など
「準備」:母性看護学2の妊娠の異常と看護および分娩の異常と看護を事前に読んでおくこと
「事後」:当日の講義をまとめておくこと。
6
産科検査および異常妊娠の総括:
超音波検査、羊水検査、胎児胎盤機能検査など
「準備」:母性看護学2の妊婦と胎児のアセスメントおよび遺伝相談を事前に読んでおくこと
「事後」:当日の講義をまとめておくこと。
7
正常分娩および産褥:
陣痛発来から出産および産褥まで
「準備」:母性看護学2の分娩の要素および分娩の経過を事前に読んでおくこと
「事後」:当日の講義をまとめておくこと。
8
異常分娩Ⅰ:
陣痛異常、産道異常、回旋・胎位異常など
「準備」:母性看護学2の分娩の異常と看護を事前に読んでおくこと
「事後」:当日の講義をまとめておくこと。
9
異常分娩Ⅱ:
産科ショックおよびその対応など
「準備」:母性看護学2の分娩の異常と看護を事前に読んでおくこと
「事後」:当日の講義をまとめておくこと。
10
産科手術について:
妊娠、分娩、産褥における医療介入・処置など
「準備」:母性看護学2の分娩の異常と看護および産褥の異常と看護を事前に読んでおくこと
「事後」:当日の講義をまとめておくこと。
11
婦人科Ⅰ:
内分泌検査、不妊検査など産婦人科に関連した検査法について
「準備」:成人看護学9の女性生殖器の構造と機能および第4章を事前に読んでおくこと
「事後」:当日の講義をまとめておくこと。
12
産婦人科の性感染症および避妊法:
性感染症の疫学とその防止対策さらに避妊法(ピル・IUDなど)のメリット・デメリットなど
「準備」:成人看護学9の感染症および第4章を事前に読んでおくこと
「事後」:当日の講義をまとめておくこと。
13
婦人科疾患Ⅰ:
子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣腫瘍などの良性疾患の病態および治療について
「準備」:成人看護学9の第5章を事前に読んでおくこと
「事後」:当日の講義をまとめておくこと。
14
婦人科Ⅱ:
悪性腫瘍(子宮頚部癌・体部癌・卵巣癌・絨毛癌)および更年期・老年期における疾患(更年期障害・性器脱など)について
「準備」:成人看護学9の第5章を事前に読んでおくこと
「事後」:当日の講義をまとめておくこと。
15
講義全体を通じての総括および最近の産科・婦人科医療事情について:
日本の産婦人科医療が抱えている問題など
「準備」:講義全体での疑問点、特に解説してほしい重要なポイントをもとめておくこと。
「事後」:当日の講義をまとめておくこと。
講義において示された重要なポイントを復習し内容を理解するとともに、予習を含めた自己学習も大切にしたい。
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
80
主として筆記試験
定期試験
授業の出席率と予習復習を含めた授業に対する姿勢から判断する。
定期試験以外(授業内の課 20
題・参加度・出席態度等)
その他
0
系統看護学講座 専門分野Ⅱ 母性看護学「2」 母性看護学各論 医学書院
系統看護学講座 専門分野Ⅱ 成人看護学「9」 女性生殖器 医学書院
教科書
特になし
参考文献
履修条件
留意事項等
特になし
- 78 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
90721091
教員氏名
授業の概要
到達目標
2016/5/1
単位
1.0
母性看護学援助論I
配当年次
2
小塀 ゆかり
女性のライフサイクル各期の特徴について学習し、母性看護の対象を理解する。また、妊娠期にある女性、家族の生理的・心理社会的特性
を理解し、妊婦と胎児の健康を維持促進し異常を予防するために必要なケアについて学ぶ。
1.女性のライフサイクル各期における健康状態の特徴と看護について説明できる。
2.妊娠や育児を取り巻く現状について理解し、その看護について説明できる。
3.妊婦および胎児の生理的変化と適応、および妊婦、家族の心理的変化について説明できる。
4.妊婦の健康管理、セルフケアへの看護について説明できる。
5.妊婦の基本的なヘルスアセスメントが実践できる。
6.妊娠期の異常とその看護について説明できる。
授業計画
1
オリエンテーション
ライフサイクルと女性の健康 ライフサイクルと女性の心理・社会的特徴
準備:教科書の該当箇所に目を通しておくこと。また、既習の「周産期健康障害論」を復習しておくこと。
事後:講義資料とともに教科書を読み深めておくこと。
2
ライフサイクルと女性の健康
女性の健康への支援
準備:教科書の該当箇所に目を通しておくこと。
事後:講義資料とともに教科書を読み深めておくこと。
3
ライフサイクル各期の健康
思春期の女性の身体的・心理社会的特徴 思春期の女性の健康とヘルスプロモーション
レポート課題:テーマは講義で提示する。
準備:教科書の該当箇所に目を通しておくこと。 事後:講義資料とともに教科書を読み深めておくこと。
4
思春期女性の健康問題と看護
・性感染症、人工妊娠中絶、月経、喫煙など
準備:教科書の該当箇所に目を通しておくこと。 事後:講義資料とともに教科書を読み深めておくこと。
5
ライフサイクル各期の健康
成熟期の女性の身体的・心理社会的特徴
成熟期の女性の健康とヘルスプロモーション
準備:教科書の該当箇所に目を通しておくこと。 事後:講義資料とともに教科書を読み深めておくこと。
6
成熟期女性の健康問題と看護
・DV、不妊、子宮内膜症、育児不安、産後うつなど
準備:教科書の該当箇所に目を通しておくこと。事後:講義資料とともに教科書を読み深めておくこと。
7
ライフサイクル各期の健康
更年期、老年期の女性の身体的・心理社会的特徴
更年期、老年期の女性の健康とヘルスプロモーション
更年期、老年期の女性の健康問題と看護
・生活習慣病、更年期障害、骨粗しょう症など
準備:教科書の該当箇所に目を通しておくこと。 事後:講義資料とともに教科書を読み深めておくこと。
8
周産期における看護
母性看護の特徴
準備:教科書の該当箇所に目を通しておくこと。事後:講義資料とともに教科書を読み深めておくこと。
9
妊婦の身体的変化
・正常な妊娠
・胎児の発育発達
・母体の心身の変化
準備:教科書の該当箇所に目を通しておくこと。 事後:講義資料とともに教科書を読み深めておくこと。
10
妊婦と胎児の健康状態のアセスメント
・妊娠の診断
・妊婦健康診査
・妊娠各期の健康状態のアセスメント
・妊娠各期の胎児の発育及び健康状態のアセスメント
準備:教科書の該当箇所に目を通しておくこと。 事後:講義資料とともに教科書を読み深めておくこと。
11
妊娠各期の看護ケア
・妊娠各期の日常生活とセルフケア能力向上のための援助と保健指導
・親役割獲得への援助
・分娩準備教育
準備:教科書の該当箇所に目を通しておくこと。 事後:講義資料とともに教科書を読み深めておくこと。
12
妊娠の異常と看護
・ハイリスク妊婦:高年、若年、肥満・過剰体重増加、社会的問題
・合併症のある妊婦:妊娠悪阻、妊娠性貧血、妊娠糖尿病
・妊娠経過の異常:妊娠高血症候群、胎位の異常切、迫流早産、常位胎盤早期剥離、前置胎盤、多胎
準備:教科書の該当箇所に目を通しておくこと。 事後:講義資料とともに教科書を読み深めておくこと。
13
妊娠各期の不快症状(マイナートラブル)への援助と保健指導
準備:教科書の該当箇所に目を通しておくこと。 事後:講義資料とともに教科書を読み深めておくこと。
14
妊娠各期の不快症状(マイナートラブル)への援助と保健指導
・保健指導用パンフレットの作成
準備:教科書の該当箇所に目を通しておくこと。 事後:講義資料とともに教科書を読み深めておくこと。
15
まとめ
女性のライフサイクル各期における特徴
妊娠期にある女性の特徴と看護援助
準備:これまでの講義資料・教科書に目を通しておくこと。 事後:講義資料とともに教科書を読み深めておくこと。
毎回、講義資料・教科書による復習をし、学習内容をしっかり覚えること。
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
90
筆記試験
定期試験
レポート課題、履修態度
定期試験以外(授業内の課 10
題・参加度・出席態度等)
その他
0
母性看護学概論 医学書院
母性看護学各論 医学書院
教科書
参考文献
履修条件
留意事項等
開講期
後期
・ウイメンズヘルスナーシング概論 第2版 村本淳子他編 ヌーヴェルヒロカワ
・ウェルネス看護診断にもとづく母性看護過程 大田操 医歯薬出版株式会社
・ウェルネスからみた母性看護過程+病態関連図 佐世正勝他 医学書院
本科目の単位を修得しなければ母性看護学実習を履修することはできない。
- 79 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
50722091
教員氏名
授業の概要
到達目標
2016/5/1
単位
1.0
母性看護学援助論II
配当年次
3
開講期
前期
多賀 昌江、永井 紅音、山田 晴佳
母性看護学援助論Ⅰで学習した妊娠期の援助を踏まえて、分娩期・産褥期の母体と胎児、および新生児の生理的変化と家族を含めた看護援
助の方法について基本的な知識を修得する。正常な経過をたどる妊産褥婦と新生児の看護援助と、正常からの逸脱時の看護のあり方につい
て基本的な考え方を学ぶ。また、いのちの大切さについて母性看護学の視点から考察する。
1.分娩期、産褥期、新生児期にある母子とその家族の看護援助を行うために必要な基本的知識を習得する。
2.分娩期、産褥期、新生児期にある母子とその家族の身体的・心理的・社会的特性が理解できる。
3.分娩期、産褥期、新生児期に必要な看護の特性と方法が理解できる。
4.分娩期、産褥期、新生児期における主な異常とその看護援助の要点が理解できる。
5.いのちの大切さについて母性看護学の視点から考察する。
授業計画
1
コースオリエンテーション(多賀)
正常分娩の基本的理解(1)
・分娩の定義、分娩の3要素 ・分娩の機序と経過 ・分娩の進行と産婦の身体的変化
(準備)母性看護援助論Ⅰの学習内容を復習しておくこと
(事後)講義資料を読み直し、教科書の該当する項目のページを読んで復習と理解をしておくこと
2
正常分娩の基本的理解 (2)(多賀)
・胎児心拍数陣痛図 ・産痛の機序 ・胎盤の機能
分娩期の看護(1)
・産婦と胎児の健康状態のアセスメントと看護 ・分娩期における看護の実際
(準備)教科書の該当する項目のページを読んで予習しておくこと
(事後)講義資料を読み直し、教科書の該当する項目のページを読んで復習と理解をしておくこと
3
分娩期の看護(2)分娩第1期から第4期までの看護(多賀)
・分娩進行の観察 ・分娩室の環境と産婦および家族の看護 ・バースプランとバースレビュー
(準備)教科書の該当する項目のページを読んで予習しておくこと
(事後)講義資料を読み直し、教科書の該当する項目のページを読んで復習と理解をしておくこと
4
正常な新生児の基本的理解と新生児期の看護(1)(多賀)
・新生児の定義 ・新生児の生理的変化と特徴 ・成熟度の評価 ・母子相互作用
(準備)教科書の該当する項目のページを読んで予習しておくこと
(事後)小テストを実施するので復習をしておくこと
5
新生児期の看護(2)(多賀)
・出生直後の新生児の健康状態と看護 ・新生児看護の原則 ・新生児のアセスメント ・新生児の栄養とアセスメント
(準備)教科書の該当する項目のページを読んで予習しておくこと
(事後)講義資料を読み直し、教科書の該当する項目のページを読んで復習と理解をしておくこと
6
正常な産褥の基本的理解(1)(永井)
・産褥の定義 ・産褥経過 ・正常な産褥経過をたどる褥婦のアセスメント ・褥婦の身体的変化とそのアセスメント
(準備)教科書の該当する項目のページを読んで予習しておくこと
(事後)講義資料を読み直し、教科書の該当する項目のページを読んで復習と理解をしておくこと
7
正常な産褥の基本的理解(2)(永井)
・褥婦の心理社会的変化のアセスメント ・母乳育児と支援
(準備)教科書の該当する項目のページを読んで予習しておくこと
(事後)講義資料を読み直し、教科書の該当する項目のページを読んで復習と理解をしておくこと
8
産褥期の看護(1)(永井)
・生理的復古促進とマイナートラブル緩和の看護 ・健康生活へ向けてのセルフケア支援
・保健指導:母子同室指導、授乳指導、沐浴指導、退院指導等
(準備)教科書の該当する項目のページを読んで予習しておくこと
(事後)講義資料を読み直し、教科書の該当する項目のページを読んで復習と理解をしておくこと
9
産褥期の看護(2)(永井)
・親性発達への支援 ・産後のメンタルヘルスケア ・産後の母子保健施策
(準備)教科書の該当する項目のページを読んで予習しておくこと (事後)小テストを実施するので復習をしておくこと
10
産褥期の看護(3)産褥の異常と看護(永井)
・子宮復古不全、外陰・膣内血腫 ・産褥期の感染(子宮内感染症、産褥熱、尿路感染、乳腺炎) ・マタニティーブルーズ、産褥精神障
害
(準備)教科書の該当する項目のページを読んで予習しておくこと
(事後)講義資料を読み直し、教科書の該当する項目のページを読んで復習と理解をしておくこと
11
分娩期の看護(3)分娩の異常と看護(山田・多賀)
・産道、娩出力の異常、胎児の異常による分娩障害 ・胎児付属物の異常 ・産科手術(会陰切開術
・急速遂娩法・帝王切開術・麻酔分娩) ・分娩時異常出血と産科ショック・分娩期の異常と看護
(準備)教科書の該当する項目のページを読んで予習しておくこと
(事後)講義資料を読み直し、教科書の該当する項目のページを読んで復習と理解をしておくこと
12
分娩期の看護(4)(山田・多賀)
・帝王切開術を受ける妊産褥婦の心理と看護 ・出産の文化と看護
(準備)教科書の該当する項目のページを読んで予習しておくこと
(事後)講義資料を読み直し、教科書の該当する項目のページを読んで復習と理解をしておくこと
13
新生児期の看護(3)産後ケア(多賀)
・親子関係、家族関係のアセスメント ・生後1か月健康診査に向けた退院時の看護
・先天異常、障害をもつ新生児(奇形、染色体異常)と家族の看護 ・産後ケアと子育て支援
(準備)教科書の該当する項目のページを読んで予習しておくこと
(事後)小テストを実施するので復習をしておくこと。講義終了後に示す課題について準備をすすめること
14
ハイリスク新生児と看護(山田)
・新生児合併症(新生児仮死、分娩外傷、感染症) ・低出生体重児 ・早産児
(準備)教科書の該当する項目のページを読んで予習しておくこと(事後)小テストを実施するので復習をしておくこと
15
・グリーフケア まとめ(多賀)
・小テスト
(準備)小テストの準備と事前提示課題について思考のまとめをしておくこと(事後)これまでの学習内容について復習しておくこと
準備学習・事後学習
授業前後の予習復習をし、提示された課題は確実に学習しておくこと。また、配布資料の確認と分類整理を行い、母性看護学実
習及び国家試験のための資料として使用できるようにしておくこと。
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
70
講義内容の理解
定期試験
講義での小テスト、ミニッツペーパーの内容の適切性・授業態度
定期試験以外(授業内の課 30
題・参加度・出席態度等)
その他
0
欠席、提出物の遅れは減点とする
系統看護学講座 専門分野Ⅱ 母性看護学各論 母性看護学② 森恵美他 医学書院
ウェルネス看護診断にもとづく母性看護過程 太田操 医歯薬出版株式会社
教科書
web資料:ナーシングスキル
ウェルネスからみた母性看護過程+病態関連図 佐世正勝他 医学書院
ウイメンズヘルスナーシング 周産期ナーシング第2版 村本淳子他編 ヌーヴェルヒロカワ
参考文献
履修条件
留意事項等
本科目の単位取得は、母性看護学実習履修のために必修である。
- 80 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
50723091
教員氏名
授業の概要
到達目標
2016/5/1
単位
1.0
母性看護学援助論III
配当年次
3
開講期
前期
永井 紅音、多賀 昌江、山田 晴佳
母性看護学援助論Ⅰ、Ⅱを踏まえ、看護技術演習を通して妊娠、分娩、産褥、新生児期における看護に必要な知識・技術・態度を学ぶ。ま
た、母性看護過程事例演習を通し、ウェルネス看護診断や母性看護について学ぶ。
1.妊娠期・分娩期・産褥期・新生児期の看護に必要な技術を安全に実施することができる
2.事例演習を通して母性看護の特徴を理解し、ウェルネス看護診断を用いた母性看護過程の展開ができる
3.母性看護における自己の看護者としての役割について考えることができる
授業計画
1
コースオリエンテーション
・演習、看護過程について学習内容を理解する
≪事例による看護過程の展開≫(永井)
・母性看護過程事例演習の進め方 ・ウェルネス看護診断について
(準備)ウェルネス看護診断にもとづく母性看護過程第1、2章を読みまとめる
(事後)講義で理解したことを復習し、わからなかった点をまとめておく
2
≪事例による看護過程の展開(妊娠期・分娩期)≫(永井)
・妊娠期・分娩期のアセスメント項目と診断に必要な視点 ・妊娠期・分娩期の看護過程の展開
(準備)ウェルネス看護診断にもとづく母性看護過程第3章の妊娠期・分娩期について読みまとめる
(事後)講義で理解したことを復習し、わからなかった点をまとめておく
3
【妊娠期に必要な看護技術演習】(永井、多賀、山田)
・妊婦のヘルスアセスメント
子宮底長、腹囲の測定、浮腫、体重測定
・胎児心音聴取 ・レオポルド触診法
(準備)実施する項目について目的、方法・手順、注意点について学習しまとめる (事後)演習時提示する課題を作成し提出する
4
5
【分娩期に必要な看護技術演習①】(永井、多賀、山田)
産婦の看護①
・分娩進行の観察、陣痛測定 ・分娩監視装置の装着 ・分娩室の環境、分娩台の体験 ・産婦のニードを充足するための分娩時の看護技
術
(準備)実施する項目について目的、方法・手順、注意点について学習しまとめる (事後)演習時提示する課題を作成し提出する
【分娩期に必要な看護技術演習②】(永井、多賀、山田)
産婦の看護②
・産痛緩和法:呼吸法、マッサージ、圧迫法
・リラクゼーション:足浴、ツボ、アロマセラピー、音楽
・胎盤の観察
(準備)実施する項目について目的、方法・手順、注意点について学習しまとめる (事後)演習時提示する課題を作成し提出する
6
≪事例による看護過程の展開(産褥期①)≫(永井)
・産褥期のアセスメント項目と診断に必要な視点 ・事例を元にアセスメントを行う
(準備)ウェルネス看護診断にもとづく母性看護過程・褥婦の事例展開について読みまとめる
(事後)講義内で提示する事例のアセスメントを完成し提出する
7
≪事例による看護過程の展開(産褥期②)≫(永井)
・正常褥婦の看護過程の展開
事例を用い、看護診断、看護計画を立案する
(準備)ウェルネス看護診断にもとづく母性看護過程・褥婦の事例展開について読みまとめる
(事後)講義内で提示する課題を完成し提出する
8
≪事例による看護過程の展開(新生児期)≫(多賀)
・新生児のアセスメント項目と診断に必要な視点 ・新生児期の看護過程の展開
(準備)ウェルネス看護診断にもとづく母性看護過程・新生児の事例展開について読みまとめる
(事後)講義内で提示する課題を完成し提出する
9
【産褥期に必要な看護技術演習①】(永井、多賀、山田)
褥婦のヘルスアセスメント
・褥婦の看護に必要な技術
退行性変化の観察:生殖器の復古の観察、アセスメント、子宮復古を促すケア
(準備)実施する項目について目的、方法・手順、注意点について学習しまとめる (事後)演習時提示する課題を作成し提出する
10
【産褥期に必要な看護技術演習②】(永井、多賀、山田)
・進行性変化の観察:乳房・乳頭の観察
・育児技術にかかわる看護:直接授乳への援助
(準備)実施する項目について目的、方法・手順、注意点について学習しまとめる(事後)演習時提示する課題を作成し提出する
11
≪事例による看護過程の展開≫(永井、多賀)
・看護過程質疑応答
(準備)各自で母性看護過程の課題を進め、助言が必要な点や疑問点を明らかにしておく (事後)母性看護過程の提出課題を進める
12
【新生児期に必要な看護技術演習①】(永井、多賀、山田)
・出生直後の処置と観察 ・身体計測
(準備)実施する項目について目的、方法・手順、注意点について学習しまとめる (事後)演習時提示する課題を作成し提出する
13
【新生児期に必要な看護技術演習②】(永井、多賀、山田)
・新生児のバイタイルサインの測定 ・全身観察 ・経皮的黄疸の測定
(準備)実施する項目について目的、方法・手順、注意点について学習しまとめる (事後)演習時提示する課題を作成し提出する
14
【新生児期に必要な看護技術演習③】(永井、多賀、山田)
・沐浴 ・抱っこ・おむつ交換・更衣 ・哺乳瓶での哺乳・排気
(準備)実施する項目について目的、方法・手順、注意点について学習しまとめる (事後)演習時提示する課題を作成し提出する
15
≪事例による看護過程の展開≫(永井)
・看護過程フィードバック
・まとめ
(事後)フィードバックを元に返却された課題を各自修正すること
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
定期試験
割合(%)
0
100
定期試験以外(授業内の課
題・参加度・出席態度等)
その他
教科書
講義、演習の内容を教科書、参考書、配布資料等を参考に事前に理解し臨むこと
講義、演習で学んだ内容を振り返り、知識や技術を身につけられるよう主体的に行動すること
内容
看護過程課題(40点)
課題、技術習得度(30点)
小テスト(20点)
参加度、態度(10点)
0
系統看護学講座 専門分野Ⅱ 母性看護学各論 母性看護学② 森恵美他 医学書院
ウェルネス看護診断にもとづく母性看護過程 太田操 医歯薬出版株式会社
参考文献
ウェルネスからみた母性看護過程+病態関連図 佐世正勝他 医学書院
ナーシンググラフィカ 母性看護学② 母性看護技術 横尾京子 中込さと子 メディカ出版
写真でわかる母性看護技術 平澤美惠子他 インターメディカ
Web資料:ナーシングスキル
履修条件
留意事項等
本科目の単位取得は母性看護学実習履修のために必修である。
原則として遅刻、欠席は認めない
演習時の身だしなみは看護学実習に準ずる
私語、携帯電話の使用等、他学生の学習の妨げとなるものは一切禁止とする
- 81 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10417091
教員氏名
授業の概要
到達目標
2016/5/1
単位
2.0
精神看護学概論
配当年次
2
開講期
前期
佐藤 登代子
精神看護の対象は、精神的に健康な人から、精神疾患をもつ人まで幅広く含む。本講義では、精神障がいをもつ人の生活を整えるために必
要な知識と技術、精神看護の倫理、精神保健行政、精神保健医療の場で行われる集団活動および精神看護の現状と課題を学ぶ。
1)精神障がいをもつ人人の特徴と、その看護の基本的な考え方を理解できる。
2)ライフサイクルと生活の場における精神保健上の問題と支援の必要性について理解できる。
3)精神保健医療福祉の沿革と歴史を知り、看護の役割について理解できる。
4)精神保健医療の場で行われる集団活動の理論とその援助法が理解できる。
授業計画
1
精神看護学の基本的な考え方
1.精神看護の役割・機能について定義をもとに考えを述べることができる。
2.心の健康の概念および防衛機制について理解できる。
(事前)テキスト1「第2章人間の心のはたらき-B心の仕組みと人格の発達-①精神分析と精神力動理論」を事前に読んでおくこと。
(事後)テキスト1とレジメをまとめておくこと。
2
ライフサイクルと精神保健
各発達段階の特徴と精神的危機について理解できる。
(事前)テキスト1「第2章人間の心のはたらき-B心の仕組みと人格の発達-②エリクソンの漸成的発達理論]を事前に読んでおくこと。
(事後)テキスト1とレジメをまとめておくこと。
3
精神障がいをもつ人人の特徴と理解
1.精神健康の問題とは何かを理解することができる。
2.精神健康の問題による生活への影響について理解することができる。
(事前)テキスト1「序章-③精神障害とはどういうものか、⑤精神看護に携わるということ」を事前に読んでおくこと。
(事後)テキスト1とレジメをまとめておくこと。
4
援助関係を築くということ
患者-看護師関係における治療的援助関係のコミュニケーションの技法を理解することができる。
(事前)テキスト2「第7章ケアの人間関係-Bケアの原則・Cケアの方法、P46~49転移・逆転移」事前に読んでおくこと。
(事後)テキスト2とレジメをまとめておくこと。
5
精神保健福祉の沿革と歴史 欧米や日本における精神保健医療福祉の歴史とその変遷が理解できる。
(事前)テキスト1「第6章社会の中の精神障害-A精神障害と治療の歴史・B日本における精神医学・精神医療の流れ」を事前に読んでおくこ
と。
(事後)テキスト1とレジメをまとめておくこと。
6
精神保健や福祉に関連した法制度と看護師の役割
1.精神保健福祉法の概要を知り、看護師の役割について理解できる。
2.精神障がい者の生活を支える精神保健行政について理解できる。
3.心神喪失者等医療観察法の概要について理解できる。
(事前)テキスト1「第6章社会の中の精神障害-E精神障害と法制度」特に上記項目に関連した内容を事前に読んでおくこと。
(事後)テキスト1とレジメをまとめておくこと。
7
精神科看護における倫理
1.精神科看護実践における倫理的課題を理解できる。
2.精神科におけるインフォームドコンセントの必要性を理解できる。
(事前)テキスト1「第6章社会の中の精神障害-E精神障害と法制度」特に上記項目に関連した内容を事前に読んでおくこと。
(事後)テキスト1とレジメをまとめておくこと.
8
精神障害者の現状と課題
1.日本における精神障がい者の状況を理解する。
2.精神障がい者のリハビリテーションの概要を理解できる。
(事前)テキスト1[序章-①心のケアと現代社会、②精神看護学とその課題」を事前に読んでおくこと。
(事後)テキスト1とレジメをまとめておくこと。
9
精神の健康に関する現代的課題
1.睡眠のもつ意味およびそれに関する援助が理解できる。
2.食行動と精神保健問題との関連について理解することができる。
(事前)テキスト2[第9章身体をケアする-F睡眠の援助」を事前に読んでおくこと。
(事後)テキスト1とレジメをまとめておくこと。
10
家庭における精神保健上の問題
1.家庭内で起こるコミュニケーションが精神健康に与える影響を考えることができる。
2.精神障がい者を抱える家族の問題とその支援について理解することができる。
(事前)テキスト1「第3章関係のなかの人間-A全体としての家族-③家族内コミュニケーションのゆがみ、④家族の中の役割関係、⑧家族
と感情表出」を事前に読んでおくこと。
(事後)テキスト1とレジメをまとめておくこと。
11
職場における精神保健上の問題
1.労働形態および労働環境の変化による精神保健問題の概要について理解できる。
2.ハラスメントが精神健康に与える影響とその援助について考えることができる。
(事前)テキスト2「第11章精神科以外での精神看護-D-②職場における精神保健・精神看護」を事前に読んでおくこと。
(事後)テキスト2とレジメをまとめておくこと。
12
精神科以外での精神看護
1.身体疾患患者の心理的ケアの必要性について理解できる。
2.リエゾン精神医学・リエゾン精神看護について考えることができる。
(事前)テキスト2「第11章精神科以外での精神看護-A身体疾患と精神看護-Cリエゾン精神看護」を事前に読んでおくこと。
(事後)テキスト2とレジメをまとめておくこと。
13
集団力動論
グループダイナミクスとは何かを理解することができる。
(事前)テキスト2「第8章精神科における看護の役割-E-③回復を支えるさまざまな方法」を事前に読んでおくこと。
(事後)テキスト2とレジメをまとめておくこと。
14
グループの基礎理論と看護者が関わるグループ
1.SSTや心理教育の理論的背景と看護者の関わりについて学ぶ。
2.集団療法の治療的意義について学ぶ。
(事前)テキスト1「第3章関係のなかの人間-B-④グループの実践・⑦なぜループなのか」を事前に読んでおくこと。
(事後)テキスト1とレジメをまとめておくこと。
15
まとめ:精神看護学の今後の展望
準備学習・事後学習
毎回、予習・復習をすること。
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
70
70%
定期試験
レポート及び本日の振り返り20% 授業態度10%
定期試験以外(授業内の課 30
題・参加度・出席態度等)
その他
0
なし
系統看護学講座 専門分野Ⅱ 精神看護の基礎 精神看護学① 武井麻子・江口重幸ほか 医学書院
教科書
系統看護学講座 専門分野Ⅱ 精神看護の展開 精神看護学② 武井麻子・末安民生ほか 医学書院
中井久夫・山口直彦 看護のための精神医学 第2版 医学書院
参考文献
上島国利・渡辺雅幸・榊 恵子編著 ナースの精神医学 改訂4版 中外医学社
精神看護学を学ぶということは援助的人間関係の技法を学ぶことであるので、、授業内容は一人の人として自分自身を振り返りながら、説
履修条件
明できるようにすること。
留意事項等
- 82 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10963091
教員氏名
授業の概要
到達目標
2016/5/1
単位
2.0
精神看護学健康障害論
配当年次
2
開講期
前期
池田 官司
精神障害者に対する偏見を少なくし、適切な看護を展開するための知識を得ることを授業の目標とする。そのために、総論として、精神医
学の対象、精神疾患の分類、精神症状学を学習し、各論として、主要な精神疾患の概念、疫学、症状、診断、治療法を学習する。さらに治
療論として、薬物療法をはじめとする身体的治療、精神療法、社会的リハビリテーションについての基本を学習する。
1)精神科疾患をもつ人を適切に看護することができるようになるために、精神医学の基本について必要な
知識を習得する。
2)看護師国家試験の関連範囲の出題を確実に得点できるようになるために、自分の力で学習できる
ような基礎知識を身につける。
3)精神障害を持つ人に対する偏見を最小限にする。
授業計画
1
1)オリエンテーション
2)精神医学とは
・精神医学の目的と対象領域について説明できる。
3)精神医学の成因と疾患分類
・精神疾患の成因として、外因、内因、心因の意味を説明できる。・脆弱性ストレスモデルを説明できる。・精神疾患分類の変遷につい
て説明できる。 ・ICDとDSMについて説明できる。
(準備)教科書を読んでおくこと。(事後)講義内容をまとめておくこと。
2
精神疾患の症状 1
・精神科的に症状を把握する際にどのような観点で症状を観察するのかを説明できる。
・意識、知能、知覚、思考などの精神機能を列挙し説明できる。
(準備)教科書を読んでおくこと。(事後)講義内容をまとめておくこと。
3
精神疾患の症状 2
・主要な精神症状を列挙し、それぞれについて説明できる。
(準備)教科書を読んでおくこと。(事後)講義内容をまとめておくこと。
4
症状性を含む器質的精神障害
・脳器質性精神障害と症状性精神障害の概念を説明できる。
・脳器質性精神障害と症状性精神障害で出現しやすい症状を述べることができる。
・認知症の概念、原因疾患について説明することができる。
・身体疾患に基づく精神障害について、主要なものを列挙し精神症状の特徴を説明できる。
(準備)教科書を読んでおくこと。(事後)講義内容をまとめておくこと。
5
てんかん
・てんかんの定義を説明できる。 ・てんかん発作の分類と、それぞれ具体的にどのような発作がみられるかを説明できる。
・主要なてんかんと、その疫学的事項、症状、診断、経過、成因と治療の概要を述べることができる。
(準備)教科書を読んでおくこと。(事後)講義内容をまとめておくこと。
6
神経症性障害とストレス関連障害
・神経症性障害とストレス関連障害に含まれる病気を列挙し、それぞれの概念、疫学的事項、症状、診断、経過、成因と治療の概要を述
べることができる。
・外傷後ストレス障害、適応障害の症状を述べることができる。
心身医学
・心身症に含まれる主要な疾患を列挙できる。
(準備)教科書を読んでおくこと。(事後)講義内容をまとめておくこと。
7
摂食障害
・摂食障害の概念を説明できる。 ・摂食障害の疫学的事項、症状、診断、経過、成因と治療の概要を述べることができる。
睡眠障害
・睡眠障害の分類を述べることができる。 ・不眠症の原因(5つのP)を列挙できる。
・ナルコレプシー、睡眠時無呼吸症候群、睡眠相後退症候群、レム睡眠行動障害の症状を述べることがで きる。
(準備)教科書を読んでおくこと。(事後)講義内容をまとめておくこと。
8
精神作用物質による精神および行動の障害
・急性中毒、依存、乱用、離脱症候群、後遺障害などの概念を説明できる。 ・ アルコール依存症の症状と経過を説明できる。
・アルコール依存症の回復過程を説明できる。 ・ 覚醒剤、有機溶剤などの使用で引き起こされる障害について述べることができる。
(準備)教科書を読んでおくこと。(事後)講義内容をまとめておくこと。
9
成人のパーソナリティおよび行動の障害
・パーソナリティ障害の類型とそれぞれの特徴を述べることができる。
・いわゆる境界型パーソナリティ障害の行動の特徴と対応の原則を説明できる。
(準備)教科書を読んでおくこと。(事後)講義内容をまとめておくこと。
10
心理的発達の障害
・特異的発達障害と広汎性発達障害の違いを述べることができる。 ・自閉性障害とアスペルガー症候群の症状を説明できる。
・発達障害への対応の原則を説明できる。
(準備)教科書を読んでおくこと。(事後)講義内容をまとめておくこと。
11
気分(感情)障害 <概念とうつ病の症状>
・気分障害の分類と、うつ病と双極性感情障害(躁うつ病)の定義を説明できる。
・うつ病の概念、疫学的事項、症状について説明できる。
(準備)教科書を読んでおくこと。(事後)講義内容をまとめておくこと。
12
気分(感情)障害 <躁病エピソードの症状と気分(感情)障害の成因・治療の概略>
・躁病エピソードの症状を説明できる。 ・気分(感情)障害の成因の概要を説明できる。
・気分(感情)障害に対する治療の概略を説明できる。
(準備)教科書を読んでおくこと。(事後)講義内容をまとめておくこと。
13
統合失調症 <概念・経過・症状>
・統合失調症の概念とその成り立ちの歴史を説明できる。 ・疫学について概略を述べることができる。 ・経過と症状を説明できる。
(準備)教科書を読んでおくこと。(事後)講義内容をまとめておくこと。
14
統合失調症 <病型・疫学・成因・治療>
・統合失調症の病型を述べることができる。 ・疫学的事項と予後について説明できる。
・治療の基本的な考え方を説明できる。 ・病因仮説の概略を説明できる。
(準備)教科書を読んでおくこと。(事後)講義内容をまとめておくこと。
15
精神科の身体的治療
・向精神薬の標的症状と副作用を列挙できる。
・抗精神病薬と抗うつ薬の作用機序の概略を説明できる。
・電気けいれん療法の方法と適応を述べることができる。
(準備)教科書を読んでおくこと。(事後)講義内容をまとめておくこと。
準備学習・事後学習
心理的な症状を教科書などの文字情報から読み取るのは容易ではない。準備・事後学習として、人の心の状態について想像し、
ありありと自分の心の中に描いてみる機会を増やすこと。
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
80
定期試験を実施する。出題範囲、出題形式については講義中に伝える。
定期試験
講義ごとに小テストを実施する。
定期試験以外(授業内の課 20
題・参加度・出席態度等)
その他
0
なし
ナースの精神医学 4版 上島国利 編集 / 渡辺雅幸 編集 / 榊 惠子 編集 中外医学社
教科書
参考文献
履修条件
留意事項等
必要に応じて講義中に紹介する。
質問があれば講義終了後または研究室で受け付ける。積極的な態度で学習することが推奨される。
- 83 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
50964091
教員氏名
授業の概要
到達目標
2016/5/1
単位
1.0
精神看護学援助論I
配当年次
2
開講期
後期
佐藤 登代子、井上 仁美
精神障がいをもつ対象の生活を整えるために必要な知識と技術について学び、アプローチの方法や対応上の留意点について理解する。ま
た、精神疾患の予防やよりよい心の健康を維持するための地域精神保健における看護を理解することを目標とする。
具体的には、精神疾患を抱える人の特徴の理解、精神科治療と看護の役割、地域に生活する精神障害者に対する支援体制、当事者体験の語
りを聴く、精神障がいをもつ人を抱える家族の問題を理解し精神看護の機能と役割を学ぶ。、
1.精神疾患の特徴と回復過程における援助方法を理解する。
2.精神障がいをもつ対象の捉え方と看護の基本的な考え方を理解できる
3.地域精神保健活動の概要を知る
4.精神障がいをもつ人の体験世界に触れることを通して対象を理解する。
5.精神障がいをもつ人を抱える家族の理解と援助方法がわかる。
授業計画
1
体験記から看護を考える:グループワーク(佐藤)
1.精神障がいによる体験の違いと共通点を理解する。 2.精神障がいをもつ人とのかかわり方や援助がどのようなものであるかを理解
する。
事前;精神障がいをもつ人による体験記を読んで感想等をレポートにして作成する
事後;グループで共有した感想等について振り返る
2
精神科における治療・検査と看護① (井上)
1.精神疾患に用いられる向精神薬の効果と副作用とその看護について理解できる。
2.日常生活に影響を及ぼす薬物療法と看護の方法を理解できる。
事前;テキスト「薬がみえる」P.220~225を読んでおく 事後;授業で理解できなかったところをレジュメとテキストで復習する
3
精神科における治療・検査と看護② (井上)
1.薬物療法以外の治療法とその看護について理解できる。
2.さまざまな精神療法についての理論と技法が理解できる。
3.精神科における検査の必要性とその看護について考えることができる。
事前;医学書院テキスト①P.243~265②P.190~199を読んでおく 事後;授業で理解できなかったところを復習する
4
精神の健康上に問題をもつ人への看護 ①(井上)
統合失調症 1.統合失調症の発症の原因および回復過程とその治療を理解できる。
2.統合失調症を持つ人の経過にあわせた看護の方法が理解できる。
事前;医学書院テキスト①P.157~171、「薬がみえる」P218~219を読む 事後;「薬がみえる」P.226~235を読んで理解する
5
精神の健康上に問題をもつ人への看護 ②(井上)
統合失調症
1.統合失調症の事例をとおして、その背景や状態を理解する。 2. 事例をとおして具体的な看護の方法について理解する。
事前;前回の講義でわたす事例を読む 事後;事例での特徴的な症状とその看護についてまとめる
6
精神の健康上に問題をもつ人への看護 ③ (井上)
気分障害
1.気分障害の歴史、疫学や背景を理解する。 2. 気分障害の経過や症状と治療および看護の方法について理解する。
事前;医学書院テキスト①P.172~180、「薬がみえる」P.235~236、P.250~251を読む
事後;「薬がみえる」P.240~249、P.252~253を読んで覚える
7
精神の健康上に問題をもつ人への看護 ④(井上)
気分障害
1. 気分障害の病の体験を事例をとおして理解する。 2. 事例をとおして、気分障害の具体的な看護の方法を理解する。
事前;前回わたされる事例を読んでおく 事後;事例をあらためて読み、背景・看護・治療についてまとめる
8
精神の健康上に問題をもつ人への看護⑤ (佐藤)
嗜癖の問題
1.嗜癖の問題が心身および日常生活に及ぼす影響について理解できる。
2.嗜癖問題からの回復するための看護の方法が理解できる。
事前;医学書院テキスト①P.207~212②P104~113を読んでおく 事後;授業で理解できなかったところを復習する
9
精神の健康上に問題をもつ人への看護⑤(井上)
不安障害
パーソナリティ障害
1. 不安障害、強迫性障害、解離性障害などの神経症性障害の状態と看護の方法について理解する。
2. パーソナリティ障害について、その状態と看護の方法について理解する。
事前;医学書院テキスト①P.181~197、「薬がみえる」P.254~257,P.266~272を読む
事後;配布された事例をよく読んで背景・看護・治療についてまとめる
10
精神の健康上に問題をもつ人への看護(佐藤)
発達障害
1. 近年注目されている発達障害について理解する。 2. 事例をとおして発達障害をもつ人の生活とその支援について考える。
事前;医学書院テキスト①P.50~53②P321を読んでおく 事後;授業で理解できなかったところを復習する
11
精神の健康上に問題をもつ人への看護⑨(井上)
ストレスと適応障害
1. ストレスとその反応、コーピング行動について理解できる。 2. 危機とは何かについて説明できる。
3. 危機介入における精神看護の目的を説明できる。
事前;医学書院テキスト①P.185~187を読む 事後;配布された事例をよく読んで背景・看護・治療についてまとめる
12
心の健康とからだの健康 (佐藤)
リラクゼーション
身体的なリラックスが心の健康に影響を与える体験を通して、心身のバランスを整える方法を習得する。
事前;動ける服装、上履きを持参する 事後;体験をレポート課題としてまとめる
13
当事者体験を聴く-統合失調症 ほかの体験 (佐藤・ゲストスピーカー)
1.精神障がいをもつ人の体験世界を知る。
2. 統合失調症 ほかの体験者の方の生活の実際と思いを知る。
事前;統合失調症、気分障害の授業のテキストおよびレジメを確認しておく 事後;体験を聴いてレポートにまとめる
14
当事者体験を聴く-アルコール依存体験 (佐藤・ゲストスピーカー)
1.精神障がいをもつ人とその家族に対して、回復過程における看護に必要な知識と援助方法を理解する。
2.生育歴から現在までの根強い葛藤とそれを乗り越えた体験から、偏見からの脱却のプロセスを受けとめる。
事前;嗜癖の問題の授業のテキストおよびレジメを確認しておく 事後;体験を聴いてレポートにまとめる
15
急性期の精神看護(佐藤・ゲストスピーカー)
1. 急性期にある患者の状態とその看護の方法が説明できる。
詳細については初回オリエンテーションで説明する
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
60
筆記試験で佐藤教授20点、井上40点満点で評価する。
定期試験
レポート課題を30%
出席状況・授業態度及びふり返りの内容で10%で評価する。
定期試験以外(授業内の課 40
題・参加度・出席態度等)
その他
0
グループワークの欠席は減点(-2点/1回欠席)とする。
系統看護学講座 専門分野Ⅱ 精神看護学1・2 第4版 /武井麻子 他 /医学書院
薬がみえる / 野元 正弘 他 / メディックメディカ
教科書
参考文献
中井久夫、山口直彦:看護のための精神医学 第4版、医学書院、2004
上島国利 他編著:ナースの精神医学 改訂4版、中外医学社、2014
履修条件
留意事項等
本科目は4年次精神看護学実習履修要件の一つとなっている.。
精神看護学の理解は、これまでの精神看護学関連の科目の積み上げの上に成り立っているため
これまでの復習をしていることが前提である。
- 84 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
50965091
教員氏名
授業の概要
到達目標
2016/5/1
単位
1.0
精神看護学援助論II
配当年次
3
開講期
前期
井上 仁美、佐藤 登代子
これまでに学習した精神看護学関連の諸知識を統合して、実際の対象者を多角的に理解するために事例を用いて看護実践の方法および看護
場面を振り返り、セルフケアレベルに応じたアセスメントから看護計画立案までの方法を学ぶ。
1)
2)
3)
4)
看護場面の再構成をとおして自己理解・他者理解の方法を理解することができる
精神障がいをもつ人へのセルフケアを高めるための援助方法を理解することができる
精神科病院等の施設で生活する人への援助の実際を知ることができる
さまざまな精神障がいをもつ対象者へのアセスメントから看護計画までを立案することができる
授業計画
1
ガイダンス(佐藤)
看護場面の再構成法1
看護場面を再構成し振り返りを行う
事前;基礎看護学実習Ⅱの実習記録を持参すること 事後;演習で残った課題を完成させること、レジュメをまとめること
2
看護場面の再構成法2 (佐藤)
第1回目で再構成した内容をグループに分かれて発表し、お互いの意見を聴くことで関係性の理解を深める
事前;前回の課題を持参すること 事後;今回出された課題を完成すること
3
看護場面の再構成法3 (佐藤)
自己理解・他者理解について学ぶ
事前;前回と前々回の課題を持参すること 事後;課題をまとめること、レジュメをまとめること
4
精神科看護の実際1 (佐藤)
1)セルフケアの援助
2)身体面のケアと身体合併症予防
事前;テキスト2 第9章 身体をケアする A・B・Dを事前に読んでおくこと 事後;テキスト2とレジュメをまとめておくこと
5
精神科看護の実際2 精神科病院における看護の役割 (井上)
1)単科精神科病院と総合病院の精神科病棟の役割と機能の違いについて理解する
2)入院から退院までの流れに沿って看護の役割を理解する
3)看護記録を含む記録の重要性と記録方式について理解する
事前;テキスト②第8章を読む 事後;授業中にわからなかったことをレジュメとテキストで理解する
6
精神科看護の実際3 精神科病院での入院治療とリスク管理 (井上)
1)入院治療の意味を理解する
2)症状や薬物療法が患者の安心と安全についてどのように影響しているかを理解する
3)精神科病院における緊急事態とその対処について理解する
事前;テキスト「薬がみえる」のP.223~225を読んで抗精神病薬について復習しておく
事後;事前;テキスト②第8章を読んで授業中にわからなかったことを理解する
7
セルフケア理論を理解する (佐藤)
1)オレム・アンダーウッドのモデルについて理解する
事前;オレムのセルフケア理論を確認しておくこと 事後;レジュメをまとめること
8
精神看護学における看護過程の展開1 (井上)
1)事例についての説明を聞き、症状や背景について理解をる
事例;統合失調症、双極性障害、単極性障害、アルコール依存症
2) グループ編成を行う
事前;事例の疾患についての復習を行う 事後;担当する事例についてテキストやレジュメ、文献等で調べる
9
精神看護学における看護過程の展開2 (井上)
1)グループ学習
情報からアセスメントをする
事前;展開する事例の情報からアセスメントまでをグループで共有する前に自分で考えて記載しておく
事後;グループワークに必要な資料や書籍を図書館等で借りて読む
10
精神看護学における看護過程の展開3 (井上)
1)グループ学習
アセスメントから看護計画を立案する
事前;展開する事例のアセスメントから看護計画までをグループで共有する前に自分で考えて記載しておく
事後;グループで討論した内容を文章化しておく
11
精神看護学における看護過程の展開4 (井上)
1)グループ学習
グループの成果発表ができるように準備する
事前;記載した内容が思考過程として妥当なのか検討する
事後;プレゼンができるように内容と役割分担について把握し準備する。指定された期日までに様式を含めた発表資料を添付して送付する
12
精神看護学における看護過程の展開5 (井上・佐藤)
1) グループの成果発表 統合失調症の事例を担当したグループの発表
2)事例解説
事前;統合失調症の疾患と看護についてテキスト・レジュメ等で復習し質問できるよう準備する
事後;発表された内容についてわからなかった点や不明な点を復習する
13
精神看護における看護過程の展開6 (井上・佐藤)
1)グループの成果発表 双極性障害の事例を担当したグループの発表
2)事例解説
事前;双極性障害の疾患と看護についてテキスト・レジュメ等で復習し質問できるよう準備する
事後;発表された内容についてわからなかった点や不明な点を復習する
14
精神看護学における看護過程の展開7 (井上・佐藤)
1)グループの成果発表
単極性障害の事例を担当したグループの発表2
2)事例解説
事前;単極性障害の疾患と看護についてテキスト・レジュメ等で復習し質問できるよう準備する
事後;発表された内容についてわからなかった点や不明な点を復習する
15
精神看護学における看護過程の展開8 (井上・佐藤)
1)グループの成果発表
アルコール依存症の事例を担当したグループの発表
2)事例解説
事前;アルコール依存症の疾患と看護についてテキスト・レジュメ等で復習し質問できるよう準備する
事後;発表された内容についてわからなかった点や不明な点を復習する
準備学習・事後学習
これまで学習した概論や援助論1などを復習して臨むこと。
わからないことは適宜質問すること
グループ学習で時間内に終わらない場合は時間外の学習が必要になる場合がある。
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
60
60点のうち、佐藤30点、井上30点で作成し、それぞれにおいて6割以上の得点が必要である。
定期試験
毎回の出席票の内容、レポート等の提出物とグループワークでの成果物で評価する。
定期試験以外(授業内の課 40
題・参加度・出席態度等)
その他
0
遅刻は3回で1回の欠席とする。授業中に寝る・私語をするなどの態度は減点対象とする。
系統看護学講座 専門分野Ⅱ 精神看護学1・2 第4版 / 武井麻子 他 / 医学書院
教科書
薬がみえる Vol.1 / 野元 正弘ほか監修 / メディックメディカ
参考文献
看護のための精神医学 第4版 / 中井久夫、山口直彦 / 医学書院
ナースの精神医学 改訂4版 / 上島国利 他 / 中外医学社
履修条件
留意事項等
遅刻は3回で1回の欠席とする。授業中に寝る・私語をするなどの態度はそのつど注意する。注意を受けても改善が見られない場合は減点
対象とする。概論・援助論Ⅰ等の学習を積み上げていることを前提に授業を行うため、わからないことはそのままにせずこれまでの授業内
容を復習することが必要である。
- 85 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10941091
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
在宅看護概論
配当年次
1
開講期
後期
鹿内 あずさ
看護実践の場としての在宅における看護の概念や経過及び意義と役割、制度、必要な諸条件、現状と課題について学ぶ。在宅における対象
者及び家族の健康状況,環境を把握し、保健医療施設等との連携のもとにどのような在宅看護を実践について、また、在宅における日常生
活援助や医療処置に関わる援助の視点と具体的看護方法、及び、求められる看護について学ぶ。
授業の概要
到達目標
1. 在宅看護の理念と歴史的変遷、在宅ケアシステムについて理解できる
2.在宅看護の対象者と家族への看護活動、および在宅看護の特徴について理解できる
3. 在宅療養を支えるケアチームを構成している専門職とその連携について理解できる
4. 在宅看護における対象者(本人・家族)の権利擁護について理解できる
5. 在宅看護における動向、および諸課題を考えることができる
授業計画
1
1.在宅看護の変遷と歴史的背景 (事前学習:シラバスを読み、授業スケジュールを確認する)(事後学習:講義資料、テキストの内容
を復習する)
2.在宅看護の理念 (事前学習:授業資料、テキストを読んでくる)(事後学習:講義資料、テキストの内容を復習する)
2
3.在宅看護の目的と特性 (事前学習:授業資料、テキストを読んでくる)(事後学習:講義資料、テキストの内容を復習する)
3
4
5
6
7
8
4.在宅ケアシステム(在宅看護のしくみ・訪問看護と介護保険制度)
(事前学習:授業資料、テキストを読んでくる)(事後学習:講義資料、テキストの内容を復習する)
5.在宅療養者と家族の理解、看護の継続性、ケアマネジメント、クリニカルパス
(事前学習:授業資料、テキストを読んでくる)(事後学習:講義資料、テキストの内容を復習する)
6.在宅看護の展開方法(在宅看護過程)
(事前学習:授業資料、テキストを読んでくる)(事後学習:講義資料、テキストの内容を復習する)
7.在宅看護における倫理・医療事前指示書
(事前学習:授業資料、テキストを読んでくる)(事後学習:講義資料、テキストの内容を復習する)
8.在宅看護における課題・まとめ
(事前学習:授業資料、テキストを読んでくる)(事後学習:講義資料、テキストの内容を復習する)
なし
9
なし
10
なし
11
なし
12
なし
13
なし
14
なし
15
事前学習:授業資料、テキストの該当ページを読んでくる 事後学習:講義資料、テキストの内容を復習すること
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
50
在宅看護における知識を理解できていること
定期試験
出席を含む授業への参加態度・出席カードの学びの記載(20%)
定期試験以外(授業内の課 50
題・参加度・出席態度等)
その他
0
秋山正子,他:系統看護学講座 統合分野 「在宅看護論」,医学書院,2015.
教科書
参考文献
履修条件
留意事項等
・スーディ神崎和代(監修):在宅看護学講座,ナカニシヤ出版,2012.
・木下由美子(編著):新版在宅看護論,医歯薬出版社,2009.
なし
- 86 -
課題レポート(30%)
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10942091
2016/5/1
単位
1.0
在宅看護・介護システム論
配当年次
2
開講期
前期
授業の概要
唐澤 千登勢
在宅療養者を対象とした社会保障のサービスの現状を理解し,介護保険制度の仕組みを始めとした在宅療養者への社会の取り組みと利用者
中心の介護サービスの有り方について学習する.地域包括ケアシステムにおける関係職種・関係機関のネットワーク化,チームケアにおけ
る看護の役割を学習する.
到達目標
1.わが国の社会保障に関連する制度・政策の変遷を時系列で説明できる.
2.地域包括ケアにおける保健・医療・介護・福祉のネットワークづくりと専門職の役割が理解できる.
3.利用者中心の看護・介護サービスのありかたやケアシステム確立に向けて文献的考察を行うことができる.
教員氏名
授業計画
1
2
3
[ガイダンス]本科目の目的・目標,学習内容と方法,評価方法と基準,履修上の留意事項
[授業内容]在宅看護・介護システムの主要概念を理解する.
●少子高齢社会と社会保障の体系,利用者本位の継続的支援,ライフサイクルと社会保障,権利擁護
[準備学習]シラバスを読み,履修上の疑問点を明らかにしておく.
[事後学習]授業資料の整理,小テストを実施するので,復習しておくこと.
[授業内容]高齢社会と保健・医療・福祉
●高齢社会の統計的輪郭,保健医療福祉の動向(制度・施策),保健医療介護システムの構築
●VTR視聴「在宅認知症高齢者と家族の暮らし」
[準備学習]参考文献①P11~17を読んでおくこと.
[事後学習]課題レポート①VTR事例について,在宅看護・介護の整備状況とQOLの観点からレポートを作成する.
[授業内容]高齢社会と介護保険
●介護保険制度の創設と発展過程,目的と理念,しくみ,保険サービス,介護予防
●認知症高齢者と家族の日常をVTR視聴し,地域の暮らしとt療養者のニーズ,介護サービスについて理解する.
[準備学習」参考文献①P42~P47を読んでおくこと.
[事後学習]授業資料の整理・復習
4
[授業内容]地域包括ケア(1)関係機関・関係職種のネットワーク ①
●医療・介護・福祉に関わる専門職,在宅ケアにおける多職種連携「チャレンジ!多職種連携」の理解
●「足をつかって町を知ろう」グループ学習 (町の特徴,文化,環境,看護・介護資源等)
[準備学習] 配布資料「チャレンジ!多職種連携(在宅ケア)」を読んでおく.
[事後学習] 住まい2km圏内の町並み観察
5
[授業内容]地域包括ケア(2)関係機関・関係職種のネットワーク②
●「足を使って町をしろう」グループ学習 (フィールドワーク)
●居住区のアセスメント,サービス計画の検討,発表資料を作成する.
[準備学習」グループワークの内容を整理する.
[事後学習]課題レポート②「足を使って町を知ろう」を作成する.
6
[授業内容]権利擁護のための制度(1)虐待防止法
● 虐待の捉え方,実態,発生メカニズム,虐待防止法,身体への拘束
[準備学習]参考文献①P120~126を読んでおくこと.
[事後学習]高齢者虐待の事例を新聞や判例などから検索し,1事例について,事件の概要・論点を整理する.
7
[授業内容]権利擁護のための制度(2)虐待予防を予防する取り組み
●虐待事例の紹介,検討,課題と予防
[準備学習」高齢者虐待の事例を新聞や判例などから検索し,1事例について,事件の概要・論点を整理する.
[事後学習]課題レポート③講義や討論をふまえ,高齢者虐待を予防する支援について,レポートを作成する.
8
[授業内容] ●グループ学習(の発表 PP資料を作成しグループ毎に学習成果を発表し理解を深める.
●在宅看護・介護システムの授業のまとめ
なし
9
なし
10
なし
11
なし
12
なし
13
なし
14
なし
15
授業計画を参照してください.
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
定期試験
定期試験以外(授業内の課
題・参加度・出席態度等)
その他
教科書
参考文献
履修条件
留意事項等
割合(%)
40
60
内容
筆記試験
提出物 (レポート含) 40%
討論,授業参加 10%
プレゼンテーション 10%
0
地域連携論 医療・看護・介護・福祉の協働と包括的支援.高橋紘士(2013).オーム社
系統看護学講座統合分野在宅看護論.河原加代子他(2014).医学書院
①寝たきり老人のいる国いない国.大熊由紀子.ぶどう社
②認知症の人の地域包括ケア.永田久美子(2006).本看護協会出版会
③「在宅医療」を支える「多職種連携力」を持つ中核的専門人材育成プログラム開発事業
④コミュニテイのちから.今村晴彦他(2010).慶応義塾大学出版会
なし
- 87 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10943091
教員氏名
授業の概要
到達目標
2016/5/1
単位
1.0
在宅看護援助論I
配当年次
2
開講期
後期
唐澤 千登勢
在宅療養者とその家族が住み慣れた地域で,主体性をもって生活を営むことができるような在宅看護の援助方法を学習する.加えて,降雪
地域などの地域特性,これに伴う環境下での在宅ケアを支える保健・医療・福祉システムおよび関係機関・関係職種との協働・連携について
学習する.本講義において,主に在宅看護過程の展開と対象別看護に関する事例を用意し,PBL(problem-basd learning)学習により,理解
を深める.
1.在宅看護の対象となる療養者と家族の特徴について説明できる.
2.在宅療養者と家族を支える社会資源,保健医療福祉の関係機関・関係職種の連携・協働について理解する.
3.在宅療養者と家族の希望や思いを尊重した看護援助が考えられる.
4.在宅療養各期(準備期~移行期~療養期~見取り)に応じた生活調整・支援について説明できる.
5.在宅療養者と家族の健康状態のアセスメント,課題,看護援助が理解できる.
授業計画
1
[ガイダンス]本科目の目的・目標,学習内容と方法,評価方法,履修上の留意事項などを説明する.
●在宅看護の目的と理念,在宅看護の特徴と役割機能,在宅看護のしくみ: 講義(唐澤)
在宅看護とは,在宅看護の対象と場・実施機関,在宅看護とケア倫理,意思決定,個人情報の取扱い
[準備学習]テキストP4~17を読み在宅看護に関する既習内容を確認する. [事後学習]授業資料の整理・復習
2
在宅看護の対象者(療養者とその家族)の特徴と看護活動の特徴: 講義(唐澤)
●家族に関する基礎理論(システム論,発達理論,ストレス対処理論)を学び,家族アセスメントを理解する.
●家族介護者の介護状況を理解するための記録法を理解する(ジェノグラム・エコマップ・人生曲線を作成)
[準備学習]授業資料を読み「家族」の基礎理論について復習する. [事後学習]演習内容を指定用紙に整理しまとめる.
3
家族介護者の個別性に応じた支援: 講義(唐澤)
●家族による介護の状況,介護負担に影響する要因介護力に応じた家族支援
訪問看護における看護職の役割
●疾病や障害の管理,療養環境の整備,社会資源についての情報提供と活用,介護方法の指導,代弁者の役割について理解する.
[準備・事後学習]授業資料の整理・確認
4
在宅ケアのケアマネジメントと関係機関・関係職種間の連携: 講義(唐澤)
●在宅ケアシステムにおける退院調整看護師の役割,ケアマネジメントの概念とプロセス,関係機関・職種間の連携方法,地域包括ケアシ
ステムの概要と看護職の役割について理解する.
[準備・事後学習]授業資料の整理・復習
5
在宅ケアを支える法制度と社会資源: 講義(唐澤)
●在宅療養者の健康や生活を支える法制度・施策の理解
医療:保険制度,高額療養保険制度,がん対策基本法,健康保険法,難病療養者に対する制度等
福祉:介護保険法,身体障害者福祉法,生活保護法,障碍者自立支援法,,児童福祉法,成年後見制度など
[準備・事後学習]授業資料の整理・復習
6
在宅看護におけるリスクマネジメント: 講義(唐澤)
●在宅での「生活上のリスク」の特徴と事故の背景要因から事故防止と紛争防止の視点を理解する.
医療事故:転倒,誤薬,身体損傷,感染症のリスク,窒息,火災,積雪被害
感染防止:手洗い
[準備学習]テキストP102~119まで読みリスクマネジメントの方法や疑問点を確認する.
[事後学習]在宅で起こりやすい事故と予防対策をまとめる.
7
在宅看護過程
●情報収集,アセスメント,短期目標と優先順位,看護計画立案,,実施・評価,記録
●全体像の描き方,食べることの情報収集(演習)2人ペアで交互に役割を変えて,看護面接を実施する.面接内容を指定の記録用紙に整理
する.
[準備学習]テキストP66~93を読み,疑問点を整理する. [事後学習]授業資料の整理・復習を行う.
8
在宅療養各期の看護: 講義(唐澤)
●在宅療養の(準備期~移行期~療養期~見取り)に至るまで各期の特徴と看護援助を理解する.
9
在宅医療と訪問看護: 講義(家庭医療専門医を予定している)
在宅療養者の健康課題,疾病予防・管理,保健医療介護の関係職種・機関との連携・協働
10
在宅における要介護状態にある療養者への看護: 講義
●要介護状態にある高齢者とその家族に対する在宅看護について理解する-(1)
RLTモデルを基に,対象者の生活の個別性,看護援助
(主題は脳梗塞のリハビリテーションケア,リハビリテーションプログラムの立案,チームケア)
[準備学習]脳梗塞の病態・治療について復習 [事後学習]授業の復習,リハビリテーションプログラムの教材検索
11
在宅における要介護状態にある療養者への看護: グループ学習
●要介護状態にある高齢者とその家族に対する在宅看護について理解する-(2)
脳梗塞をもつ成人の在宅リハビリテーションケアプログラム立案と教材開発
[事後学習]グループで検討した内容を整理する.
12
神経難病をもつ在宅療養者への支援: 講義(ゲストスピーカーを予定している)
●ALS療養者とその家族に対する在宅看護について理解する.
[準備学習]ALSの病態,治療,看護,制度施策,チームケアの実際等についての学習する.
[事後学習]ALS療養者と家族への看護について学んだことをリファレンスカードにまとめる.(提出)
13
精神障害をもつ在宅療養者への看護: 講義(精神看護CNS)
●精神障害をもつ療養者とその家族に対する在宅看護について理解する-(1)
統合失調症・認知症の経過,家族構成などの特性をふまえ重症・増悪時の支援等について
[準備学習]疾患・治療・看護の学習
[事後学習]療養者と家族への看護について学んだことをリファレンスカードにまとめる.
14
認知症をもつ在宅療養者への看護: グループ学習
● 認知症をもつ療養者とその家族に対して,RLTモデルを基に,対象者の生活の個別性,看護援助を理解する.
(主題は「認知症と環境ケア」,環境(PEAP)評価方法,自立を促す環境ケアのプログラム立案,教材開発)
[事前学習]認知症の病態・治療の復習
[事後学習]グループで検討した内容をもとに検討し,自分の考えを整理する. グループ学習の発表
15
グループ学習の発表
●「要介護状態にある在宅療養者の看護」「神経難病をもつ在宅療養者の看護」「認知症をもつ在宅療養者の看護」についてグループ毎に
プレゼンテーション,意見交換により理解を深める.
授業計画を参照下さい.
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
50
筆記試験
定期試験
グループ学習への参加状況(準備・質疑) 20%
定期試験以外(授業内の課 40
看護過程の学習記録 20%
題・参加度・出席態度等)
その他
10
プレゼンテーション,プレゼンテーション資料
・系統別看護学講座統合分野在宅看護論.秋山正子.医学書院.
教科書
参考文献
履修条件
留意事項等
①ローパー・ローガン・テイアニーによる生活行動看護モデルの展開.川島みどり監訳..エルゼアジャパン
②老年症候群の診察.大蔵暢(2012).朝日新聞出版
③認知症になった私が伝えたいこと.佐藤雅彦(2014).大月書店
本講義では討議法やレポート作成,プレゼンテーション等さまざまな学習方法の体験を計画しています。看護の専門科目の学び方,学びの
スキルを自己開発してください.
- 88 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10944091
教員氏名
授業の概要
到達目標
2016/5/1
単位
1.0
在宅看護援助論Ⅱ
配当年次
3
開講期
前期
唐澤 千登勢
本授業は講義と演習を組み合わせて行う.在宅療養者の安全・安心な住まいや暮らしを整える在宅看護技術を学習する.また,在宅療養者と
家族のQOLや意思を尊重した在宅看護の展開を事例演習により学ぶ.
1.在宅療養者の健康や日常生活の仕方を整える在宅看護技術が理解できる.
2.療養各期における看護介入の特長,在宅医療技術が理解できる.
3.家庭訪問における基本的な知識・技術・態度が理解できる.
4.在宅療養者の生活を支える社会資源が説明できる.
5.在宅看護過程の基本が理解できる.
授業計画
1
[ガイダンス]本科目の目的・目標,学習内容・方法,評価方法,履修上の注意事項等を説明する.
在宅療養生活を支える在宅看護技術(1)
●在宅療養者と看護師の援助関係の基本,面接場面のロールプレイの実施・振り返り
[準備学習]「在宅看護概論」の講義資料を読んでおく.
[事後学習]ロールプレイ場面を再構成して振り返り,訪問看護における信頼関係の形成についてレポート作成する.
2
在宅療養者の生活を支える援助技術 講義(唐澤)
●既習の知識を活用し在宅における日常生活の支援の考え方,看護の課題,目標,援助方法を理解する.
食べること,排泄すること,動くこと,清潔にすること,眠ること,認知機能
[準備学習]テキストP136~181を読んでおくこと
[事後学習]授業資料の整理
3
在宅療養者の生活環境アレンジメント(1)-講義 (ゲストスピーカー:ICN 宮崎佳奈子)
●在宅における感染管理・対策:感染症の予防,医療廃棄物
4
在宅療養者の生活環境アレンジメント(2)-講義(唐澤)
●住まいに潜む安全とリスク及び生活機能を高める福祉用具・介護用品
[準備学習]前期開講中に福祉用具展示館を見学し,用具の使い勝手を体験する.
[事後学習]見学内容を整理し学びをレポートに作成する.
5
在宅療養者の医療的ケアニーズと援助技術(1)-講義 (唐澤)
●栄養障害
栄養障害のフジカルアセスメント,経管栄養・PEGの援助技術,ケアの連携・協働,指導・相談
[準備学習]ヘルスアセスメントの教科書を読んでおくこと
[事後学習]シナリオ事例の看護援助について,指定の記録用紙に整理する.
6
在宅療養者の医療的ケアニーズと援助技術(2)-演習 (唐澤)
●嚥下障害事例のシナリオを用意し,口腔・嚥下機能のアセスメント及び食べる機能を高める援助技術を実践的に学習する.
[準備学習]シナリオ事例を読み,援助技術の展開過程の実際をイメージしておく.
[事後学習]指定の学習記録用紙に実施内容を記述し,振り返りと考察を加えて,次週に提出する.
7
在宅療養者の医療的ケアニーズと援助技術(3)-講義 (ゲストスピーカー:WOC 水口晶子)
●皮膚損傷・障害
皮膚障害(主に褥瘡)のフジカルアセスメント,看護援助,ケアの協働・連携,指導・相談
[準備学習]ヘルスアセスメントの教科書を読んでおくこと.
[事後学習]シナリオ事例の看護援助について,指定の記録用紙に整理する.
8
在宅療養者の医療的ケアニーズと援助技術(4)-演習 (唐澤)
●皮膚障害(褥瘡)事例のシナリオを用意する.皮膚モデルを使用し,皮膚障害のフィジカルアセスメント及び皮膚の評価,援助技術を体
験する.
[準備学習]シナリオ事例を読み,援助計画を立案する.技術の展開過程の実際をイメージしておく.
[事後学習]指定の学習用紙に実施内容を記述し,振り返り考察を加えて提出する.
9
在宅療養者の医療的ケアニーズと援助技術(5)-講義 (唐澤)
●呼吸障害事例(COPD)のシナリオを用意する.呼吸障害のフィジカルアセスメント,在宅酸素療法,人工呼吸器の管理・酸素の取り扱い,
排痰法,口腔ケア
[準備学習]シナリオ事例を読んでおく.テキストP232~251を読んでおく.
[事後学習]疾患の復習,COPDの看護の学習,授業資料を整理する.
10
在宅療養者の医療的ケアニーズと援助技術(6)-講義 ゲストスピーカー(CNS樋口秋緒)
●在宅における疼痛緩和ケアの実際 癌に伴う疼痛のマネジメント,家族支援,看取りを中心にお話いただく.
[準備学習]テキストP252~260を読んでおく.
[事後学習]授業資料の整理,リファレンスカードを作成し提出する.
11
在宅療養者の事例演習(1)
●事例の理解,RLT看護モデルに基づく情報整理,包括的アセスメント
[準備学習]演習事例の疾患・看護の学習をしておく.
[事後学習]グループで検討した内容を元に看護過程を展開する.
12
在宅療養者の事例演習(1)
●事例の理解,RLT看護モデルに基づく情報整理,包括的アセスメント
[準備学習]演習事例の疾患・看護の学習をしておく.
[事後学習]グループで検討した内容を元に看護過程を展開する.
13
在宅療養者の事例演習(2)
●事例の理解,RLT看護モデルに基づく情報整理,包括的アセスメント,看護計画の立案
[準備学習]演習事例の疾患・看護の学習をしておく.
[事後学習]グループで検討した内容を元に看護過程を展開する.
14
在宅療養者の事例演習(3)
●事例の理解,RLT看護モデルに基づく情報整理,包括的アセスメント,看護計画の立案
[準備学習]演習事例の疾患・看護の学習をしておく.
[事後学習]グループで検討した内容を元に看護過程を展開する.
15
在宅療養者の事例演習 -グループ発表
●グループで検討した看護過程を発表し理解を深める.
[準備学習]発表資料の作成・点検,プレゼンテーションの練習
[事後学習]在宅看護過程の展開における自分の目標達成と課題を評価する.
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
定期試験
定期試験以外(授業内の課
題・参加度・出席態度等)
その他
教科書
参考文献
履修条件
留意事項等
授業計画を参照下さい.
割合(%)
50
50
内容
筆記試験
課題提出 20%
プレゼンテーション 10%
演習への参加 20%
0
出席状況
系統看護学講座在宅看護論.秋山他.医学書院
ローパー・ローガン・テイアニーによる生活行動看護モデルの展開.川島みどり監訳.エルゼアジャパン
①在宅看護論地域療養を支えるケア.石田千絵他編集.ナーシンググラフイカ
②新版在宅看護論.木下由美子編集.医歯薬出版
③第4版看護のための人間発達学.舟島なをみ.医学書院
④写真でわかる看護のためのフィジカルアセスメント.村上美好.インターメデイカ
⑤写真でみる訪問看護.医学書院
なし
- 89 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10945091
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
家族看護学
配当年次
2
開講期
後期
鹿内 あずさ
家族看護学に関する基礎(家族看護の概念,看護モデル)を学び,家族をひとつの単位として看護する意義の理解,家族自らが健康課題を
達成し,家族のセルフケア機能を向上させる看護について学習する.
授業の概要
到達目標
1.看護の対象としての家族の特性を理解できる.
2.家族をひとつの単位として捉える意義を理解できる.
3.家族看護理論・モデルの概要を理解できる.
4.ジェノグラム・エコマップを描くことができる.
5.家族看護のプロセスを理解できる.
6.家族のライフステージ別の看護について理解できる.
授業計画
1
1.家族とは何か.1)我が国の家族の変遷 2)看護の対象としての家族 3)家族の形態(かたち)
(事前学習:シラバスを読み、テキストのp.1〜3を読んでくること)
(事後学習:家族の捉え方について学習した内容を配布資料、テキストの内容をおさえて復習すること)
2
1.家族とは何か 4)家族の機能 5)家族の構造 6)家族の意思決定 7)家族の生活と地域社会との関係
(事前:テキストのp.89〜107を読んでくること)
(事後: 家族の構造と地域社会との関係について、学んだことを整理し、配布資料およびテキストと合わせて復習すること)
3
2.家族の健康 1)健康な家族 2)機能している家族の構造 3)家族のセルフケア機能
(事前:テキストのp.51〜63,p.64〜69を読んでくること)
(事後:健康な家族について、テキストおよび配布資料をもとに復習すること)
4
3.家族看護学の基本概念 1)家族看護学の概念枠組 2)家族の定義,及び家族看護の定義,3)家族 4)看護の目的と対象 5)
1単位としての家族
(事前:テキストp.3〜5p.37〜41を読んでくること)
(事後:家族看護学の基本概念と家族および家族看護の定義、および家族の理解についてテキストおよび配布資料をもとに復習すること)
5
3.家族看護学の基本概念 6)家族を理解する場 7)家族を理解するポイント 8)看護者の姿勢
4.家族を理解するための諸理論 1)家族発達理論
(事前:テキストp.42〜43,p.69〜75,p.9〜16を読んでくること)
(事後:家族を理解するための場と看護者の姿勢、家族発達理論についてテキストおよび配布資料をもとに整理し復習すること)
6
7
4.家族を理解するための諸理論 2)家族システム理論 3)家族ストレス対処理論
(事前:テキストp.17〜26,p.51〜60,p.160〜161,p.182,252を読んでくること)
(事後:家族システム理論および家族ストレス対処理論について、テキストおよび配布資料をもとに復習すること)
5.家族看護理論・モデル 1)フリードマン家族アセスメントモデル 2)カルガリー家族アセスメントモデル 3)家族エンパワーメ
ントモデル 4)鈴木・渡辺の家族アセスメントモデル
(事前:テキストp.34,55,161,264,p.232,272,274,p.282,p.276,p.79,81,83,85を読んでくること)
(事後:各家族理論・モデルの特徴についてテキストおよび配布資料をもとに復習すること)
8
7.家族看護過程 1)家族看護の展開 2)家族アセスメントの構造 3)情報収集とアセスメント
(事前:テキストp.77,78,277,p.81,82を読んでくること)
(事後:家族看護のプロセスについて、テキストおよび配布資料をもとに復習すること)
9
7.家族看護過程 4)ニーズと介入の判断 5)家族看護計画 6)家族看護計画の評価
(事前:p.81〜87を読んでくること)
(事後:家族看護のプロセスについて、テキストおよび配布資料をもとに復習すること)
10
8.家族のライフステージ別の家族看護 1)結婚して子どもが生まれるまでの家族への看護
(事前:テキストp.18および配布された事例について読んでくること)
(事後:家族アセスメントについて、テキストおよび配布資料をもとに復習すること)
11
8.家族のライフステージ別の家族看護 2)新生児期・乳幼児期の子どもをもつ家族への看護
(事前:テキストp.18および配布された事例について読んでくること)
(GW:事例について、テキストおよび配布資料をもとに情報を整理しアセスメントしグループで課題として提出する)
(事後:事例のアセスメントについて、テキストおよび配布資料をもとに復習すること)
12
8.家族のライフステージ別の家族看護 3)学童・青年期の子どもをもつ家族への看護
(事前:テキストp.18および配布された事例について読んでくること)
(授業内GW:事例について、テキストおよび配布資料をもとに情報を整理しアセスメントしグループで課題として提出する)
(事後:事例のアセスメントについて、テキストおよび配布資料をもとに復習すること)
13
8.家族のライフステージ別の家族看護 4)子どもが独立していく時期の家族への看護
(事前:テキストp.18および配布された事例について読んでくること)
(授業内GW:事例について、テキストおよび配布資料をもとに情報を整理しアセスメントしグループで課題として提出する)
(事後:事例のアセスメントについて、テキストおよび配布資料をもとに復習すること)
14
8.家族のライフステージ別の家族看護 5)老年期・孤老期にある家族への看護
(事前:テキストp.18および配布された事例について読んでくること)
(授業内GW:事例について、テキストおよび配布資料をもとに情報を整理しアセスメントする)
(事後:事例のアセスメントについて、テキストおよび配布資料をもとに復習すること)
15
9.まとめ
(事前:事例について、テキストおよび配布資料をもとに情報を整理、アセスメントし、援助の方向性まで記載する。最終講義日に提出
できるよう準備する)(授業内GW:事例について、テキストおよび配布資料をもとに情報を整理しアセスメントの追加を記載する)
(事後:事例のアセスメントについて、テキストおよび配布資料をもとに復習すること)
準備学習・事後学習
事前学習:指定された部分は必ず読んでくること。事後学習:既習の内容について、復習をすること。提出課題がある場合は、
提出準備をすること。
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
50
家族看護についての知識を理解していること。
定期試験
授業への参加態度、および提出した課題の内容で評価する。
定期試験以外(授業内の課 50
題・参加度・出席態度等)
その他
0
山崎あけみ:家族看護学 19の臨床場面と8つの実践例から考える,南江堂,2015.
教科書
参考文献
履修条件
留意事項等
鈴木和子・渡辺裕子:家族看護学−理論と実践−,看護協会出版会,第4版,2012.
法橋尚宏:新しい家族看護学−理論・実践・研究,メヂィカルフレンド社,2010.
なし
- 90 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10118091
教員氏名
授業の概要
到達目標
2016/5/1
単位
1.0
看護研究I
配当年次
3
開講期
前期
井上 仁美、尾形 裕子、多賀 昌江
看護活動を効果的に展開するためには、研究的視点をもち看護の実践知を論理的・体系的にとらえ、看護実践の改善に役立てていくことが必
要になる。
本科目では、看護における研究の意義を理解した上で、実際に看護研究のプロセスを理解する。
また、看護研究に必要な研究方法、研究デザイン、研究倫理について学び、研究計画書を作成する基礎的知識を修得する。
1.
2.
3.
4.
5.
看護研究のプロセスと手法を理解し、研究動機に基づいた研究テーマを考えることができる。
先行研究の必要性を理解し、実際にインターネット等を使用して文献を探すことができる。
量的研究手法について理解することができる。
質的研究手法について理解することができる。
研究計画書を作成することができる。
授業計画
1
看護研究概論(1) (井上)
1)看護研究をする意義を理解しよう
2)看護研究をすることで看護にどう貢献できるかを考える
(準備)テキストP.2~8までを読んでおく
(事後)講義で配布された論文を熟読して理解する
2
看護研究概論(2) (井上)
1)いろいろな研究論文を読んでみよう
2)グループで論文の概要と感想を共有しよう
(準備)図書館のホームページから文献検索を行い関心のある論文を1つプリントアウトして持参する
(事後)テキスト第5章を読んでさまざまな研究方法を理解する
3
看護研究概論(3) (井上)
1)実習での体験や疑問を話してみよう
2)自分の疑問を看護研究として発展させるならどうすればよいかを考えてみよう
(準備)テキスト第2章を読んでおく
(事後)2)で考えたことを文章化しておく
4
看護研究概論(4) (尾形)
研究を行う上での倫理的課題について知る
(準備)研究を行う上での倫理規定には何があるかを調べる
テキスト第3章を読んでおく
(事後)自分が考えている研究を行うにあたっての倫理的課題を考える
5
文献検索の方法 (尾形)
1)文献検索の方法と実際 2)検索エンジンの種類 3)図書館の活用方法
6
量的研究の方法(1) (尾形)
1)量的研究とは 2)量的研究の研究デザイン 3)量的研究の特徴、概念枠組み
7
量的研究の方法(2) (尾形)
1)データ収集と分析方法 2)記述統計と推測統計量 3)データの分析方法 4)質問紙調査の実施とデータ処理
8
量的研究の方法(3) (尾形)
1)量的研究のクリティーク
9
質的研究の方法(1) (多賀)
1)質的研究の意義 2)質的研究デザインの種類 3)質的研究の特徴
10
質的研究の方法(2) (多賀)
1)データ収集 2)分析方法
11
質的研究の方法(3) (多賀)
1)質的研究のクリティーク
2)文献研究
12
事例研究の方法 (多賀)
1)事例研究の意義 2)事例研究の方法 3)事例研究の実際
13
研究成果の公表と効果的なプレゼンテーションの方法 (多賀)
1)口頭と示説発表 2)パワーポイントの活用
事前;インターネットや文献等でさまざまなプレゼンテーションの方法を調べる
事後;パワーポイントを使って資料を作成する
14
研究計画書作成の実際(1) (井上)
自分の研究動機に基づいて実際に研究計画書を作成する
事前;自分の研究動機について焦点化し、文献検索を行い文献を入手する
事後;文献の整理と検討を行い、自分が研究したいテーマについての背景を整理する
15
研究計画書作成の実際(2) (井上)
研究計画書の概要を作成し提出する
事前;自分の研究テーマを明らかにして背景とともに文章化する
事後;研究課題と用いる研究手法を検討し研究計画書を仕上げる
準備学習・事後学習
初めて聞く用語なども多数あるため、事前学習は必須である。
また、理解できなかったところは積極的に教員に質問し、復習する。
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
試験は実施しない。
定期試験
適宜提出されたレポートおよび最終的に提出された研究計画書を評価の対象とする。
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
20
毎回の授業の最後に振り返りと感想等を記入する。その内容によって出席状況を評価する。
黒田祐子:黒田祐子の看護研究step by step、第4版、医学書院、2012
教科書
参考文献
履修条件
留意事項等
講義中に適宜レジュメ等を配布し使用する。
参考文献等は適宜、紹介する。
本講義は、4年次の必修科目である「看護研究Ⅱ」で必要な基礎的知識を得るため確実に方法論などを理解しておくことが必須である。
- 91 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
2016/5/1
科目名
10119091
看護研究II
教員氏名
木村 眞子、小塀 ゆかり、高岡 哲子、佐藤 登代子、井上 仁美、永井 紅音、岩佐 有子、尾形 裕子、岩坂 信子、
唐澤 千登勢、木口 幸子、多賀 昌江、中山 貴美子、鹿内 あずさ、上野 由利子、吉田 直美、山田 晴佳
単位
2.0
配当年次
4
開講期
前期・後期
これまで学んだ講義・演習・実習などで生まれた興味・関心や疑問に基づき研究課題を明確化し、探究することを通して、看護学研究の方
法やその意義、看護学への理解を深める。
共同で、研究疑問を検討し看護研究Ⅰで学んだ知識・技術を用いて研究計画書を作成する。
授業の概要
到達目標
1.自分が持った関心や疑問(研究動機)から研究課題(研究テーマ)を明らかにすることができる。
2.研究課題に関する文献検索と文献のクリティークを行い、その結果を文献カードにまとめることができる。
3.共同で研究課題にふさわしい研究デザインを設計することができる。
4.共同で所定の様式に従った研究計画書を作成することができる。
5.共同で最終成果を発表することができる。
6.計画書作成の過程に、自主的、建設的、協力的な態度で参加することができる。
授業計画
1
研究疑問の検討
事前学習:自分が研究したい課題を整理し、グループ内に発表する。
事後学習:各自が持ち寄った課題に関する基礎的知識を整理する。
2
グループワーク:文献検討
事前学習:必要な文献を検索し文献カードを作成する。
事後学習:話し合いの結果に基づき必要な文献を検索し文献カードを作成する。
3
グループワーク:文献検討
事前学習:必要な文献を検索し文献カードを作成する。
事後学習:話し合いの結果に基づき必要な文献を検索し文献カードを作成する。
4
グループワーク:文献検討
事前学習:必要な文献を検索し文献カードを作成する。
事後学習:話し合いの結果に基づき必要な文献を検索し文献カードを作成する。
5
グループワーク:文献検討
事前学習:必要な文献を検索し文献カードを作成する。
事後学習:話し合いの結果に基づき必要な文献を検索し文献カードを作成する。
6
グループワーク:文献検討に基づき、研究課題を明確化する。
事前学習:研究課題を文章にまとめる。
事後学習:話し合いに基づき研究課題を修正する。
7
グループワーク:文献検討に基づき、研究課題を明確化する。
事前学習:研究課題を文章にまとめる。
事後学習:話し合いに基づき研究課題を修正する。
8
グループワーク:文献検討に基づき、研究デザインを検討する。
事前学習:研究デザインの検討を行なう。
事後学習:話し合いに基づき方法論に関する文献検討を行なう。
9
グループワーク:文献検討に基づき、研究デザインを検討する。
事前学習:用語の操作的定義を検討する。
事後学習:話し合いに基づき、用語の操作的定義、研究方法を検討する。
10
グループワーク:研究計画書を作成する。
事前学習:研究計画書を所定の様式にまとめる。
事後学習:話し合いに基づき研究計画書を修正する。
11
グループワーク:研究計画書を作成する。
事前学習:研究計画書を所定の様式にまとめる。
事後学習:話し合いに基づき研究計画書を修正する。
12
中間報告会
事前学習:中間報告会の発表準備を行なう。
事後学習:中間報告会で指摘された修正点や質問への対応、残された課題に取り組む。
13
グループワーク:研究計画書の修正を行なう。
事前学習:中間報告会の質疑、修正を要する事項を整理する。
事後学習:話し合いに基づき研究計画書を修正する。
14
研究計画書発表会
事前学習:研究計画書発表会の準備
事後学習:研究発表会で指摘された修正点や質問への対応を検討する。
15
グループワーク:研究計画書・抄録を完成させる。
事前学習:話し合いに基づき、計画書・抄録を修正する。
事後学習:それぞれの役割に応じて作業を行なう。
具体的な学習方法は指導教員が指示する。
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
定期試験
評価表に従い、研究計画書、抄録、発表会資料、グループワーク参加態度を評価する。
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
0
看護研究Ⅰ で使用した資料、テキスト
教科書
参考文献
履修条件
留意事項等
国際看護師協会 日本看護協会訳」「看護研究のための倫理指針」
黒田裕子,「黒田祐子の看護研究Step by Step」,医学書院,2015
その他は必要に応じて指導教員から紹介する。
進行にあたっては、
・自分たちの研究として主体的に取り組むこと。
・充分な文献検討を行うとともに、計画の実施が可能かどうかについて配慮すること。
・中間報告会の質疑を活用し、研究計画書の改善に努めること。
- 92 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10948091
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
看護学総合講座I
配当年次
2
開講期
後期
松本 真希
基礎医学、とくに解剖と生理は臨床実習や臨床の講義で得る知識の基礎である。そのため、解剖と生理を中心に、病態治療との関連性を講
義する。
授業の概要
主な臓器を、防御系、代謝性、呼吸系、再生系に分け、それぞれのシステムにおいて臓器がどのような役割をなしているかを理解する。
到達目標
授業計画
1
防御系(1)皮膚
防御における皮膚の役割、汗腺、皮膚の疾患、皮膚における免疫系、炎症の診断
【準備】皮膚の解剖を復習する【事後】炎症の場である皮膚の役割をまとめる
2
防御系(2)免疫
免疫系の構造、マクロファージ・補体・抗体・炎症、アレルギー、獲得免疫
【準備】白血球の種類を調べる【事後】白血球のそれぞれの役割をまとめる
3
代謝系(1)消化管
消化管の解剖、消化液の仕事、糖の吸収、胃の役割
【準備】消化管の解剖と腹腔内臓器の定義を調べる【事後】炭水化物の吸収についてまとめる
4
代謝系(2)肝と腎
脂質と蛋白質の吸収・代謝、肝臓の仕事、腎臓の仕事
【準備】三大栄養素の吸収と代謝をまとめる【事後】代謝における肝臓と腎臓の働きをまとめる
5
呼吸系(1)肺
酸素の運搬、呼吸中枢、横隔膜、気管と気管支、パルスオキシメータ、ヘモグロビン
【準備】呼吸の定義を調べる【事後】生体は酸素の毒性からどのように守られているか
6
呼吸(2)心臓と血管
心臓の解剖、心電図・心エコー・血圧でわかること、止血機能とは
【準備】魚類と人間の心臓の違い【事後】止血②関連する物質をまとめる
7
調節系(1)神経
皮膚から大脳皮質まで、大脳皮質のはたらき、脳波、髄液、大脳皮質から筋肉まで
【準備】脳の解剖を復習する【事後】神経系の疾患を診断する方法をまとめる
8
調節系(2)内分泌
下垂体ホルモン、インスリン、甲状腺、副腎、卵巣と精巣の役割
【準備】主なホルモンをまとめる【事後】下垂体と他の内分泌系との関連をまとめる
9
中間テスト
第1講から第8講間での内容を復習し、テストにより理解度を確認する
【準備】今までの講義の復習【事後】テスト後に渡される解説書を理解する
10
検査値の読み方(1)炎症の検査
体温、採血管の種類、CPR、血沈
【準備】体温の調節を復習する【事後】炎症を測定する検査法をまとめる
11
検査値の読み方(2)脂質と蛋白質
生化学検査の種類、BMI、脂質検査、蛋白質、アルブミン、尿素、クレアチニン、尿酸
【準備】脂質と蛋白質の代謝を復習する【事後】脂質・蛋白質異常を調べる検査をまとめる
12
検査値の読み方(3)呼吸
動脈血ガス分析、赤血球数、ヘモグロビン、止血機能検査
【準備】動脈血ガス分析の正常値を調べる【事後】止血機能検査で異常が出る理由をまとめる
13
検査値の読み方(4)神経と筋肉
髄液検査、CTとMRI、脳波、筋電図
【準備】髄液の産生と吸収を理解する【事後】筋電図でわかる神経筋の異常をまとめる
14
検査値の読み方(5)電解質
血中ナトリウム、カリウム、カルシウム、塩素の測定と異常値の意味
【準備】血中電解質濃度の正常値を覚える【事後】電解質異常の原因をまとめる
15
中間テスト(2回目)
第1講~第14講間での内容の確認テストを行う。
【準備】第1~第14講の復習【事後】テスト後に渡される解説書を理解する
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
定期試験
定期試験以外(授業内の課
題・参加度・出席態度等)
その他
なし。
教科書
講義に関連する解剖と生理を予習する。
講義後は配布されたプリントの練習問題を解く。
割合(%)
90
10
内容
第8講と第15講の中間テストを定期試験の点数とする。
0
講義時資料プリントを配布する。
参考文献
履修条件
留意事項等
一年時の解剖と生理を再び勉強することになるので、かつての講義ノートで知識を確認すること。
- 93 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10949091
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
看護学総合講座II
配当年次
3
松本 真希
基礎医学と病態治療学を結びつけ、看護の実践において役立つ知識とするため、(1)基礎医学的知識、(2)診断法、(3)治療法の三
つの関連を、重要な疾患ごとに解説する。
授業の概要
重要な疾患について、その病態と治療および病態に基づいた看護をアセスメントすることができる。
到達目標
授業計画
1
防御系疾患(1)皮膚疾患
アトピー性皮膚炎 乾癬 発疹の生じる疾患 皮膚がん 悪性黒色腫 疣贅
【準備】皮膚の解剖と生理を復習【事後】疾病カードを使い皮膚に生じる主な疾患を症状から診断する
2
防御系疾患(2)白血球疾患
急性骨髄性白血病 急性リンパ球性白血病 慢性骨髄性白血病 慢性リンパ球性白血病 悪性リンパ腫
【準備】白血球の種類と働きを復習【事後】疾病カードを使って主な血液疾患の症状から診断を行う
3
防御系疾患(3)アレルギーと膠原病
接触性皮膚炎 じんましん 花粉症 アナフィラキシー 全身性エリテマトーデス シェーグレン症候群 強皮症
【準備】獲得免疫とアレルギーについて復習【事後】疾病カードを使って膠原病とアレルギー疾患の症状を覚える
4
代謝性疾患(1)消化管疾患
食道がん 逆流性食道炎 ゾリンジャーエリソン症候群 胃がん 消化性潰瘍 イレウス 急性虫垂炎
【準備】消化管の解剖と消化吸収の生理を復習【事後】疾病カードで消化器疾患を症状から診断する
5
代謝性疾患(2)肝と膵の疾患
ウイルス性肝炎 アルコール性肝炎 肝硬変 肝細胞がん 胆石症 胆道がん 膵炎 膵がん 糖尿病
【準備】肝臓と膵臓の解剖と生理を復習【事後】疾病カードで肝疾患と膵疾患の症状を覚える
6
代謝性疾患(3)泌尿器疾患
糸球体腎炎 腎盂腎炎 ネフローゼ症候群 グラビッツ腫瘍 ウィルムス腫瘍 尿管結石 膀胱炎 膀胱がん
【準備】腎の働きと泌尿器系の解剖を復習【事後】疾病カードを使って主な泌尿器疾患の症状を理解する
7
呼吸系疾患(1)肺の疾患
気管支喘息 肺気腫 慢性気管支炎 気管支拡張症 COPD 上気道感染症 細菌性肺炎 肺結核 間質性肺炎
【準備】呼吸器の生理と解剖を復習する【事後】疾病カードで主な呼吸器疾患の症状を理解する
8
呼吸系疾患(2)心疾患
心房細動・粗動 房室ブロック WPW症候群 期外収縮 心室頻拍 心室細動 ファロー四徴症 心室中隔欠損
【準備】心臓の解剖および心臓の検査を復習する【事後】疾病カードで心臓疾患の症状と心電図をまとめる
9
呼吸系疾患(3)血管・血液の疾患
心不全 高血圧 大動脈解離 静脈炎 動脈炎 川崎病 貧血 血友病 壊血病 DIC
【準備】血管と血液の生理を復習【事後】疾病カードで主な血管・血液疾患の症状を覚える
10
神経系(1)中枢神経系
せん妄 統合失調症 うつ病 PTCD 神経性食思不振症 脳腫瘍 クロイツフェルト・ヤコブ病 アルツハイマー病
【準備】脳脊髄の解剖と役割を理解する【事後】疾病カードで主な中枢神経疾患の症状をまとめる
11
神経系(2)末梢神経の疾患・
一次性頭痛 急性灰白髄炎 ギラン・バレー症候群 多発性骨髄腫 中耳炎 真珠腫 メニエール症候群 難聴
【準備】脊髄と末梢神経および脳神経の解剖を復習【事後】疾病カードで主な末梢神経・眼・耳の疾患を覚える
12
運動系 筋肉と骨の疾患
腰痛症候群 骨肉腫 重症筋無力症 骨粗鬆症 筋ジストロフィー 筋萎縮性側索硬化症
【準備】全身の主な骨と筋肉の名前を復習する【事後】疾病カードで骨と筋肉の疾患で生じる症状を覚える
13
生殖系(1)内分泌疾患
下垂体疾患 尿崩症 バセドウ病 アジソン病 クッシング症候群 原発性アルドステロン症 褐色細胞腫
【準備】ホルモンを分泌する臓器とホルモンの作用を復習【事後】疾病カードでホルモン異常の症状を理解する
14
生殖系(2)婦人科疾患
卵巣腫瘍 子宮頚がん 子宮体がん 子宮筋腫 子宮内膜症 妊娠高血圧症候群 胞状奇胎
【準備】婦人科生殖器の解剖を復習【事後】疾病カードで婦人科疾患の症状を理解する
15
生殖系(3)小児の疾患
ダウン症候群 クラインフェルター症候群 ターナー症候群 風疹 麻疹 水痘・帯状疱疹 流行性耳下腺炎
【準備】新生児と小児の特徴を復習する【事後】疾病カードで小児でみられる疾患とその症状を理解する
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
定期試験
定期試験以外(授業内の課
題・参加度・出席態度等)
その他
なし
教科書
講義を受ける前に解剖・生理、病態治療を復習する。
配布される問題を行う(復習)。
割合(%)
90
10
内容
国家試験形式(5択)の解答率で採点する。
講義時に実施するミニテストの総合点数で評価する。
0
毎回の講義時に必要な内容をプリントで配布する。疾病カードは講義ごとに配布する。
参考文献
履修条件
留意事項等
開講期
前期
解剖と生理および病態治療を復習してから受講するように。
- 94 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10950091
教員氏名
授業の概要
2016/5/1
単位
1.0
看護学総合講座III
配当年次
4
開講期
前期
小塀 ゆかり
対象者に応じた看護の実践能力を高めるために、これまでに学んだ専門基礎科目と専門科目について総合的に学習し、知識と実践能力を養
う。
これまでに学習した専門基礎科目および専門科目の知識を統合し、実践に活かすことができる。
到達目標
授業計画
1
ガイダンス
・本科目において学ぶ内容について説明する。
・国家試験受験および就職活動に向けてのスケジュール、必要なスキルを説明する。
準備:国家試験受験に備え、問題集や参考書など必要なものを揃えておく事。
事後:計画的に国家試験準備がすすめられるよう、講義内容を復習しておくこと。
2
国家試験対策講座
国家試験受験に向け、この1年間をどのように過ごすべきか、国家試験対策の専門家より説明を受ける。
準備:国家試験受験に備え、問題集や参考書により学習を進めておく事。
事後:計画的に国家試験準備がすすめられるよう、講義内容を復習しておくこと。
3
国家試験対策講座
国家試験受験に向け、この1年間をどのように過ごすべきか、国家試験対策の専門家より説明を受ける。
準備:国家試験受験に備え、問題集や参考書により学習を進めておく事。
事後:計画的に国家試験準備がすすめられるよう、講義内容を復習しておくこと。
4
国家試験対策講座
国家試験受験に向け、この1年間をどのように過ごすべきか、国家試験対策の専門家より説明を受ける。
準備:国家試験受験に備え、問題集や参考書により学習を進めておく事。
事後:計画的に国家試験準備がすすめられるよう、講義内容を復習しておくこと。
5
国家試験対策講座
国家試験受験に向け、この1年間をどのように過ごすべきか、国家試験対策の専門家より説明を受ける。
準備:国家試験受験に備え、問題集や参考書により学習を進めておく事。
事後:計画的に国家試験準備がすすめられるよう、講義内容を復習しておくこと。
6
国家試験対策講座
国家試験受験に向け、この1年間をどのように過ごすべきか、国家試験対策の専門家より説明を受ける。
準備:国家試験受験に備え、問題集や参考書により学習を進めておく事。
事後:計画的に国家試験準備がすすめられるよう、講義内容を復習しておくこと。
7
国家試験対策講座
国家試験受験に向け、この1年間をどのように過ごすべきか、国家試験対策の専門家より説明を受ける。
準備:国家試験受験に備え、問題集や参考書により学習を進めておく事。
事後:計画的に国家試験準備がすすめられるよう、講義内容を復習しておくこと。
8
国家試験対策講座
国家試験受験に向け、この1年間をどのように過ごすべきか、国家試験対策の専門家より説明を受ける。
準備:国家試験受験に備え、問題集や参考書により学習を進めておく事。
事後:計画的に国家試験準備がすすめられるよう、講義内容を復習しておくこと。
9
国家試験対策講座
国家試験受験に向け、この1年間をどのように過ごすべきか、国家試験対策の専門家より説明を受ける。
準備:国家試験受験に備え、問題集や参考書により学習を進めておく事。
事後:計画的に国家試験準備がすすめられるよう、講義内容を復習しておくこと。
10
国家試験対策講座
国家試験受験に向け、この1年間をどのように過ごすべきか、国家試験対策の専門家より説明を受ける。
準備:国家試験受験に備え、問題集や参考書により学習を進めておく事。
事後:計画的に国家試験準備がすすめられるよう、講義内容を復習しておくこと。
11
国家試験対策講座
国家試験受験に向け、この1年間をどのように過ごすべきか、国家試験対策の専門家より説明を受ける。
準備:国家試験受験に備え、問題集や参考書により学習を進めておく事。
事後:計画的に国家試験準備がすすめられるよう、講義内容を復習しておくこと。
12
就職支援講座
早々に行われる就職試験に向けて必要な情報を伝え、学生の就職活動支援をする。
・小論文対策
・自己分析と履歴書PR戦略
・面接の実践
準備:国家試験受験に備え、問題集や参考書により学習を進めておく事。
事後:計画的に国家試験準備がすすめられるよう、講義内容を復習しておくこと。
13
14
15
就職支援講座
早々に行われる就職試験に向けて必要な情報を伝え、学生の就職活動支援をする。
・小論文対策
・自己分析と履歴書PR戦略
・面接の実践
準備:国家試験受験に備え、問題集や参考書により学習を進めておく事。
事後:計画的に国家試験準備がすすめられるよう、講義内容を復習しておくこと。
就職支援講座
早々に行われる就職試験に向けて必要な情報を伝え、学生の就職活動支援をする。
・小論文対策
・自己分析と履歴書PR戦略
・面接の実践
準備:国家試験受験に備え、問題集や参考書により学習を進めておく事。
事後:計画的に国家試験準備がすすめられるよう、講義内容を復習しておくこと。
就職支援講座
早々に行われる就職試験に向けて必要な情報を伝え、学生の就職活動支援をする。
・小論文対策
・自己分析と履歴書PR戦略
・面接の実践
準備:国家試験受験に備え、問題集や参考書により学習を進めておく事。
事後:計画的に国家試験準備がすすめられるよう、講義内容を復習しておくこと。
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
定期試験
定期試験以外(授業内の課
題・参加度・出席態度等)
その他
指定なし
教科書
参考文献
履修条件
留意事項等
欠席することのないよう、自己管理に留意すること。
割合(%)
0
100
内容
出席、受講態度
0
適宜提示する
・本科目は選択科目であるが、実習、就職、国家試験受験に重要な内容が盛り込まれているので、ぜひとも受講してもらいたい。
・時間割が変更になることがあるので、掲示に注意すること。
- 95 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10951091
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
看護学総合講座IV
配当年次
4
開講期
後期
井上 仁美
1. 対象を取り巻く社会情勢や健康問題の変化に対応するため知識を系統的に学び統合する。
2. これまで修得してきた看護学の知識を統合し理解を深めることを目的として、講義および試験を実施する。
授業の概要
1. 看護学の知識を統合し、確実に修得することができる。
2. 看護師国家試験の合格に向けて知識を修得することができる。
到達目標
授業計画
1
ガイダンス
1. 卒業までに習得すべき看護学についての知識の内容について理解する。
2. 看護師国家試験内容とおよびその合格に向けて必要な学習方法について理解する。
2
看護師国家試験模擬試験1
現在の実力を測るために、これまでに修得した知識についての試験(看護師国家試験模試)を実施し、現在の実力を把握する。
事前;過去の本試験問題を解いておく
事後;模試を自己採点し間違えたところは調べるなど知識を修得する
3
看護師国家試験対策講座1
専門基礎科目について重点的に復習し、基礎的知識の定着を図る。
事前;過去の本試験問題を解いておく
事後;模試を自己採点し間違えたところは調べるなど知識を修得する
4
看護師国家試験対策講座2
専門基礎科目について重点的に復習し基礎的知識の定着を図る。
事前;過去の本試験問題を解いておく
事後;模試を自己採点し間違えたところは調べるなど知識を修得する
5
看護師国家試験対策講座3
専門基礎科目の復習をふまえて専門科目について重点的に復習し専門知識の定着を図る。
事前;過去の本試験問題を解いておく
事後;模試を自己採点し間違えたところは調べるなど知識を修得する
6
看護師国家試験模擬試験2
これまでの復習をふまえて、看護学関連の知識の修得が確実になっているかを確認するための試験を実施する。
事前;過去の本試験問題を解いておく
事後;模試を自己採点し間違えたところは調べるなど知識を修得する
7
看護師国家試験対策講座4
専門科目についての復習を行い、知識の修得を確実にする。
事前;過去の本試験問題を解いておく
事後;模試を自己採点し間違えたところは調べるなど知識を修得する
8
看護師国家試験対策講座5
専門科目の復習を行い、知識の修得を確実にする。
事前;過去の本試験問題を解いておく
事後;模試を自己採点し間違えたところは調べるなど知識を修得する
9
看護師国家試験対策講座6
専門科目の復習を行い、確実な知識の修得に努める。
事前;過去の本試験問題を解いておく
事後;模試を自己採点し間違えたところは調べるなど知識を修得する
10
看護師国家試験模擬試験3
専門科目他知識の修得が確実になされているかの試験を実施する。
事前;過去の本試験問題を解いておく
事後;模試を自己採点し間違えたところは調べるなど知識を修得する
11
看護師国家試験対策講座7
必修問題の正解は80%以上が求められるため、必修問題についての傾向と対策について理解を深める。
事前;過去の本試験問題を解いておく
事後;模試を自己採点し間違えたところは調べるなど知識を修得する
12
看護師国家試験対策講座8
一般問題についての傾向と対策についての理解を深める。
事前;過去の本試験問題を解いておく
事後;模試を自己採点し間違えたところは調べるなど知識を修得する
13
看護師国家試験対策講座9
状況設定問題の傾向と対策についての理解を深める。
事前;過去の本試験問題を解いておく
事後;模試を自己採点し間違えたところは調べるなど知識を修得する
14
看護師国家試験模擬試験3
事前;過去の本試験問題を解いておく
事後;模試を自己採点し間違えたところは調べるなど知識を修得する
15
看護師国家試験模擬試験4
事前;過去の本試験問題を解いておく
事後;模試を自己採点し間違えたところは調べるなど知識を修得する
準備学習・事後学習
看護師国家試験の合格に向けて、各自が日々努力して知識を確実にするよう指定された講義や模擬試験以外にも、自分の実力に
合わせて日々学習を積み上げていくことが必要である。
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
定期試験は実施しないが、模擬試験の結果を評価の対象とすることがあるため、模擬試験も真剣に臨むこと。
定期試験
対策講座および模擬試験の結果などを評価の対象とする。
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
0
講座に必要なテキスト等については、そのつど指示する。
教科書
そのつど必要な場合に指示する。
参考文献
履修条件
留意事項等
本科目は選択科目であるが、看護師国家試験に向けて重点的に講義及び試験を行っていくため、全員が登録することが望ましい。
- 96 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10009091
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
看護マネジメント論
配当年次
4
木村 眞子、岩坂 信子、中山 貴美子
本講では質の高い看護を効率的、効果的に提供するための仕組みとその管理について、基礎的知識を学ぶ。
授業の概要
到達目標
1 看護提供のための組織の特徴を述べることができる。
2 看護管理過程の概要を説明することができる。
3 人材マネジメントとキャリア開発の基本について説明することができる。
4 臨床における看護管理の実際を理解することができる。
5 安全に医療を提供するための基本を説明することができる。
授業計画
1
看護管理とは (岩坂)
事前学習:テキスト指定ページの読解
事後学習:講義資料の読解
2
看護マネジメント論:管理過程の考え方に基づき、看護管理過程の概要を理解する。(岩坂)
事前学習:テキスト指定ページの読解
事後学習:講義資料の読解
3
人材管理論:看護における人材マネジメントとキャリア開発(岩坂)
事前学習:テキスト指定ページの読解
事後学習:講義資料の読解
4
リーダーシップ論:看護管理者の役割とリーダーシップ(岩坂)
事前学習:テキスト指定ページの読解
事後学習:講義資料の読解
5
看護組織論:病院組織と看護部門の位置づけ(岩坂)
事前学習:テキスト指定ページの読解
事後学習:講義資料の読解
6
看護情報活用論:看護に関する情報の活用方法を学ぶ(中山)
事前学習:テキスト指定ページの読解
事後学習:講義資料の読解
7
看護と診療報酬:診療報酬制度における看護の位置づけ(中山)
事前学習:テキスト指定文献の読解
事後学習:講義資料の読解
8
チームとメンバーの役割(中山)
事前学習:テキスト指定ページの読解
事後学習:講義資料の読解
9
新人教育と臨床研修制度(中山)
事前学習:テキスト指定文献の読解
事後学習:講義資料の読解
10
事例検討:事例を用いて実際の看護管理を考える(中山)
事前学習:提示された事例の読解
事後学習:提示された事例の検討
11
医療安全とは:医療安全の歴史と基本的な概念を学ぶ。(木村)
事前学習:配布資料を精読する。
事後学習:基本的な用語を整理する。
12
リスクのありか①与薬:事例を通して誤りが起こりやすい状況の特徴とその管理方法を学ぶ。(木村)
事前学習:事例を精読し、事故発生要因を考える。
事後学習:与薬におけるリスクのありかを整理する。
13
リスクのありか②転倒転落:事例を通して事故が起こりやすい状況の特徴とその管理方法を学ぶ。(木村)
事前学習:転倒のリスク要因に関する資料を精読する。
事後学習:転倒予防対策を整理する。
14
グループワーク:適切な報告の仕方 SBAR(木村)
事前学習:事例を読み、報告の方法を考える。
事後学習:発表の準備を行う。
15
グループワーク発表(木村)
SBARに基づく報告に関するロールプレイを発表する。
担当者からその都度指示する。
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
定期試験
レポート、課題、グループワーク参加度
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
0
小林美亜編:看護管理 Basic&Practice看護学テキスト統合と実践、学研メディカル秀潤社 2013
教科書
必要時、提示する。
参考文献
履修条件
留意事項等
なし
- 97 -
開講期
後期
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10946091
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
国際看護学
配当年次
4
開講期
後期
真貝 慶子、近藤 美智子、玉城 英彦、清水 直美
自然災害や戦争などで栄養失調や感染症に苦しむ地域がある一方で、慢性的な平和の中で肥満や生活習慣病が問題になっている国もある
等、地球上の地域格差は拡大している。また、経済社会のグローバル化により、国際間の交流は、人・物ともに日常化し、国を越えて流行
する感染症や環境汚染の広がりを防ぎ、健康の地域格差を解消するために国際的な連携や協力が益々重要になっている。そこで、JICAや
WHOなどの国際機関、NGO、個人がこれら諸問題にどう関わっているかを具体的活動例に触れながら理解し、異文化における健康及び保健の
価値観を身につける
授業の概要
到達目標
1.国際保健活動の一環としての途上国支援の意義を理解する。
2.国際保健活動に関わる国際機関の概要を理解する。
3.地球環境と保健との関わりを理解する。
4.異文化を通して国際保健の考察を深める.
5.国際協力の一部である災害医療協力を通じて、多様化する看護を理解する
授業計画
国際保健とは何か
1
準備:国際保健とはどのようなことか知識をまとめる
事後:授業資料の意味内容を整理する
2
WHOの組織と活動
準備:世界保健機構の活動について学習する
事後:授業資料を参考にWHOの活動の意義を考察する
3
JICA-国際協力機構の概要と国際保健との関わり
準備:JICAとはどのような活動を行う機関か学習する
事後:授業資料の振り返りと共にJICAに関する理解を深めまとめる
4
諸外国の国際保健協力の事例(NGOとJICA 青年海外協力隊)
準備:国際協力事例ならびにNGOに関する学習をする
事後:授業内容を振り返りわが国におけるNGOに関して整理する
5
保健師としての海外保健看護活動について(JICA青年海外協力隊)
準備:保健師という職業について学習しまとめる
事後:授業資料との関連で海外での活動について整理する
6
保健師としての海外保健看護活動の実際‐パラグアイ(JICA青年海外協力隊)
準備:前回授業資料を振り返って知識をまとめる
事後:JICAの活動の意義について整理する
7
保健師としての海外保健看護活動の実際‐パラグアイ(JICA青年海外協力隊)
準備:前回授業資料を振り返って整理する
事後:JICAの活動の意義をさらに深め今後の方向性について自己の考えを整理する
8
海外での災害医療協力の実際から、看護職の役割と視点を学ぶ
準備:国際看護について自己の考えをまとめる
事後:授業を振り返り看護職の専門性について考察する
なし
9
なし
10
なし
11
なし
12
なし
13
なし
14
なし
15
準備学習・事後学習
看護学全般 感染症 疫学 栄養 公衆衛生 社会学 地域保健等様々な分野が包含される分野です。今まで学習した分野の復
習を行い、積極的に授業に参加してください。
成績評価の方法
区分
割合(%)
0
定期試験
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
0
指定なし
必要時資料配布
教科書
参考文献
履修条件
留意事項等
内容
授業の課題レポート、授業の参加態度、出欠席の状況
課題レポート、出欠状況、授業参加態度
なし
「世界へ飛ぶ 国際機関をめざすあなたへ」玉城英彦著 彩流社
「国際保健・看護」丸井英二、森口郁子編 弘文社
評価方法を確認し、欠席しないこと。
- 98 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10947091
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
災害看護学
配当年次
4
松本 真希
自然災害と交通事故を代表とし、発生する可能性は低くとも、大きな犠牲が生じる危険がある災害について、私たちは日ごろから備えと教
育を行わなければならない。この講義では医療者として災害にどう立ち向かうかを中心に論ずる。
授業の概要
主な災害の種類とその特徴、そして医療者として何を行うことができ、何ができないかを理解する。
到達目標
授業計画
1
はじめに~災害の基本知識
災害の歴史 災害の疫学 災害と法律 近年の災害の特徴
【準備】初回なのでなし【事後】災害現場における看護の必要性をまとめる
2
災害現場での実践(1)
災害の起こる前 災害医療の準備 災害研究と現状
【準備】災害看護で必要なことは何かを考える【事後】災害看護の現状と問題点をまとめる
3
災害現場での実践(2)
急性期における医療者の役割 トリアージ状況 ファーストエイド
【準備】トリアージの意味を調べる【事後】トリアージの手技および限界を復習する
4
災害現場での実践(3)
チーム医療 医療の実践 情報収集 災害救護所の仕事
【準備】チーム医療の定義を調べる【事後】災害現場での看護以外の職種の仕事をまとめる
5
災害現場での実践(4)
傷病者の搬送 災害における後方医療 遺族と遺体への対応
【準備】災害現場と後方医療の違いについて考える【事後】災害現場と後方における看護の役割をまとめる
6
災害現場での実践(5)
亜急性期から慢性期へ 仮設住宅 高齢罹災者 リハビリ
【準備】災害後の慢性期の問題点を考える【事後】仮設住宅で生じる問題点をまとめる
7
特殊な災害
自然災害とその対応
【準備】北海道で生じうる自然災害を考える【事後】地震・津波・火山における医療の役割をまとめる
8
特殊な災害
交通災害とその対応 まとめ
【準備】大規模な交通事故や飛行機事故での対応を考える【事後】災害看護全体を復習する
なし
9
なし
10
なし
11
なし
12
なし
13
なし
14
なし
15
講義に関連する記事や参考書を読むこと。
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
定期試験
定期試験以外(授業内の課
題・参加度・出席態度等)
その他
なし
教科書
割合(%)
90
10
内容
国家試験形式の選択問題。
授講態度から判定。
0
なし
参考文献
履修条件
留意事項等
開講期
後期
病態治療および基礎看護に関する知識を必要とする。
- 99 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10952091
教員氏名
2016/5/1
単位
1.0
基礎看護学実習I
配当年次
1
木村 眞子
病院、病棟のとはどういう場所か、その目的と特徴を見学を通して理解する。看護師のシャドウイング、看護師と患者とのやりとり、患者
との実際の対話を通して、看護とは何か、患者とはどういう人か、看護師とは何を行う人かについての具体的な理解を深める。
授業の概要
基礎看護学実習Ⅰ要項を参照
到達目標
授業計画
詳細につては基礎看護学実習Ⅰ要項を参照。
1
なし
2
なし
3
なし
4
なし
5
なし
6
なし
7
なし
8
なし
9
なし
10
なし
11
なし
12
なし
13
なし
14
なし
15
実習のために必要な事前学習を行い、既習の看護技術の自己トレーニングを行って参加すること。
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
定期試験
詳細は基礎看護学実習Ⅰ要項を参照。
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
0
看護学概論とコミュニケーションⅠで使用した教科書、参考書。
教科書
必要時実習の中で提示する。
参考文献
履修条件
留意事項等
開講期
前期
患者さんから学ばせて頂くという、看護学を学ぶ学生としての基本的な態度と心構えを忘れないこと。
実習では看護学生としての責任ある行動が必要です。
実習にあたっては前期科目(看護学概論、基礎看護技術、コミュニケーション論Ⅰ)Ⅰの理解が前提となります。
- 100 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10142091
教員氏名
2016/5/1
単位
2.0
基礎看護学実習II
開講期
後期
木村 眞子
看護とは、患者の援助を必要とするニードを充足するための看護師と患者の協働行為である。看護を行うために必要な患者との関係形成並
びに日常生活援助を、看護過程を通じて実践する。また、チームの中での学生の役割を理解し、適切な連絡・報告・相談を行う方法を学
ぶ。
授業の概要
基礎看護学実習Ⅱ要項を参照
到達目標
授業計画
詳細については基礎看護学実習Ⅱ要項を参照
1
なし
2
なし
3
なし
4
なし
5
なし
6
なし
7
なし
8
なし
9
なし
10
なし
11
なし
12
なし
13
なし
14
なし
15
準備学習・事後学習
・既習の基礎看護技術については自己学習を行う。
・看護過程展開のプロセスを復習しておくこと。
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
定期試験
詳細については基礎看護学実習Ⅱ要項を参照
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
0
オリエンテーション時に説明する。
教科書
適宜、紹介する。
参考文献
履修条件
留意事項等
配当年次
2
履修要件については、学生便覧を参照のこと。
- 101 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10420091
教員氏名
2016/5/1
単位
3.0
成人看護学実習I
配当年次
3
開講期
後期
岩坂 信子
成人期における慢性的な経過をたどる健康障害をもつ対象が、健康を維持・増進・回復できるようにセルフマネジメントに向けた援助を学
ぶ
授業の概要
到達目標
1.対象を統合的に説明できる
2.対象の生活の再構築に向けた看護計画が立案できる
3.対象の生活の再構築に向けた援助を実施し、評価できる
4.保健・医療・福祉関連職種によるチームアプローチが説明できる
5.学生としての役割・責務を果たすことができる
授業計画
詳細については成人看護学実習要項を参照
1
なし
2
なし
3
なし
4
なし
5
なし
6
なし
7
なし
8
なし
9
なし
10
なし
11
なし
12
なし
13
なし
14
なし
15
解剖学はじめ生理学、成人看護学概論、成人看護学援助論Ⅱ~Ⅴについては復習し知識を整理しておくこと
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
定期試験
定期試験以外(授業内の課
題・参加度・出席態度等)
その他
なし
教科書
割合(%)
0
100
内容
なし
記録物の提出期限が遅れた場合は減点とする。オリエンテーションはじめ無断欠席も減点とする。
0
なし
病体・治療学、成人看護学援助論Ⅰ~Ⅴで使用した「病気が見えるシリーズ」を奨める
参考文献
履修条件
留意事項等
本実習は成人看護学概論はじめ指定した科目が修得できていなければ実習は出来ない。実習要件を便覧で確認すること。
- 102 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10421091
教員氏名
2016/5/1
単位
3.0
成人看護学実習II
配当年次
3
開講期
後期
尾形 裕子
成人期にある急性の健康障害を生じた対象が、侵襲による健康危機状況から回復し、健康を維持・増進できるようにセルフマネジメントに向
けた援助を学ぶ。
授業の概要
到達目標
1.対象を総合的に説明できる
2.急性期の状況に応じた看護計画が立案できる
3.急性期の状況に応じた援助を実施し、評価できる
4.保健・医療・福祉関連職種によるチームアプローチが説明できる
5.学生として役割・責務を果たすことができる
授業計画
詳細については成人看護学実習要項を参照
1
なし
2
なし
3
なし
4
なし
5
なし
6
なし
7
なし
8
なし
9
なし
10
なし
11
なし
12
なし
13
なし
14
なし
15
解剖学、生理学、病態学、成人看護学障害論、成人看護学概論、成人看護学援助論Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・Ⅴを必ず復習しておくこと。
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
なし
定期試験
提出期限が遅れた場合は減点する。オリエンテーションを含め無断欠席は減点する。
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
0
なし
特に指定はないが、病態・治療論、成人看護学概論、成人看護学援助論で使用した教科書は参考にすること
教科書
参考文献
履修条件
留意事項等
病気がみえるvol1~9,10,11 MEDIC MEDIA
疾患別看護過程の展開 第4版 学研
根拠がわかる 症状別 看護過程 南江堂
根拠がわかる 疾患別 看護過程 南江堂
実習の履修要件をシラバスで確認すること。実習前オリエンテーションを含め無断欠席は減点する。 言葉使い・態度は対象を尊重した言
動が必須である。
- 103 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10953091
教員氏名
2016/5/1
単位
4.0
老年看護学実習
開講期
前期
高岡 哲子
本実習では、老年者を対象とした看護過程を実践し、自らの援助や既存の理論、科学的根拠について検証する。学習内容は、老年者1事例
を受け持ち、看護過程の展開をすること、そして、自らが行った看護について考察することである。本実習は、老年看護学の学習を統合す
る機会である。よって、既習学習との関連を意識し、看護を論理的に検証することを目指して学習する。
授業の概要
詳細については老年看護学実習実習要項を参照
到達目標
授業計画
詳細については老年看護学実習実習要項を参照
1
なし
2
なし
3
なし
4
なし
5
なし
6
なし
7
なし
8
なし
9
なし
10
なし
11
なし
12
なし
13
なし
14
なし
15
オリエンテーションで提示する。
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
定期試験
定期試験以外(授業内の課 0
題・参加度・出席態度等)
その他
100
詳細については老年看護学実習実習要項を参照
オリエンテーションで提示する。
教科書
オリエンテーションで提示する。
参考文献
履修条件
留意事項等
配当年次
4
オリエンテーションで提示する。
- 104 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10359091
教員氏名
2016/5/1
単位
2.0
小児看護学実習
配当年次
3
開講期
後期
岩佐 有子
小児と家族の健康状態を明らかにして、発達段階に応じた生活支援および健康の回復、維持・増進を図るために必要な看護の実際を学ぶ。
授業の概要
到達目標
1. 小児の成長・発達の特徴について理解する。
2.小児の成長・発達に応じた日常生活への援助を実施できる。
3.保育園の役割・機能について理解できる。
4.健康障害のある小児と家族への看護の実際を学ぶ。
5.小児と家族へ関心を持ち小児をひとりの人間として尊重する姿勢を持つことができる。
6.小児看護に必要な知識・技術・態度について既習の知識を活用し実践できる。
7.小児と家族への看護を通して小児看護の役割が理解できる。
授業計画
詳細については小児看護学実習要項を参照
1
なし
2
なし
3
なし
4
なし
5
なし
6
なし
7
なし
8
なし
9
なし
10
なし
11
なし
12
なし
13
なし
14
なし
15
事前学習はオリエンテーション時に説明いたします。
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
なし
定期試験
実習目標の到達度、実習記録とレポート、実習態度により総合的に判断する。
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
0
なし
オリエンテーション時に説明します。
教科書
オリエンテーション時に説明します。
参考文献
履修条件
留意事項等
小児看護学概論、小児保健学、小児看護学援助論、健康障害論など、既習の知識を十分活用できるように、復習して実習に臨みましょう。
- 105 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10724091
教員氏名
2016/5/1
単位
2.0
母性看護学実習
配当年次
3
開講期
後期
多賀 昌江
母性看護学における既習の知識を踏まえ、母性看護の対象となる人と家族の特性について理解を深める。援助の実際から母性看護の特殊性
を学び、看護過程を展開しながら看護に必要な基本的知識と技術の習得と看護実践を行う。
授業の概要
到達目標
1. 妊娠・分娩・産褥各期における女性の生理的・心理的・社会的な変化の実際を学び、対象理解と看護の特殊性の理解のもとに必要な看
護が実践できる。
2.新生児期にある対象の生理的変化を理解し、基礎知識を踏まえて必要な看護が安全に実践できる。
3.周産期にある母子に必要な看護過程が展開できる。
4.母親と家族が妊娠・出産・子育てにおける心理的・社会的変化を理解する。
5.親役割の獲得過程と母子・父子関係形成に必要な支援について考えることができる。
6.母子が活用できる社会資源や地域で行われている子育て支援の実際を理解し、多職種連携の重要性を考察することができる。
授業計画
1
母性看護学実習要項を参照のこと。
(準備)関連授業で使用した教科書を読み返し、配布資料を見直して理解しておくこと。基礎知識をまとめた実習用の自己資料を用意し、
母性看護技術は実践できるレベルまで自己練習を行うこと
(事後)実習記録のまとめとレポートを作成すること
なし
2
なし
3
なし
4
なし
5
なし
6
なし
7
なし
8
なし
9
なし
10
なし
11
なし
12
なし
13
なし
14
なし
15
準備学習・事後学習
履修要件科目の内容を復習し、母性看護学に関連する基礎知識をまとめておくこと。事前学習と技術練習を行ってから実習に臨
むこと。
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
定期試験
実習内容、実習態度、看護実践能力、実習記録およびレポートから総合的に評価する。
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
0
母性看護学概論、母性看護学援助論Ⅰ、母性看護学援助論Ⅱ、母性看護学援助論Ⅲに準ずる。
教科書
適宜紹介する。
参考文献
履修条件
留意事項等
履修要件については学生便覧を参照のこと。実習前のオリエンテーション内容を十分に理解して実習に臨むこと。母性看護学実習要項を熟
読して事前準備を行うこと。
- 106 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10419091
教員氏名
2016/5/1
単位
2.0
精神看護学実習
配当年次
4
開講期
前期
井上 仁美
精神科病棟で、一人の患者を受け持ち、セルフケアケアアセスメントに焦点を当て、生活者としての理解を深め、その人が望む生活や生き
方が実現できるような支援を考えることができる。またプロセスレコードを用いて援助的人間関係の技法を習得する。
授業の概要
到達目標
1.精神障がいをもつ人を全人的に理解することができる。
2. 援助的に人間関係を発展させる方法を学ぶ。
3. セルフケア能力に焦点を当てたアセスメントを行い、看護過程を展開する。
4. 精神障がいをもつ人やその家族に対する、療養生活の支援方法、リハビリテーション活動 の実際を知り、多職種
間の協働関係における看護者の役割・機能について自分の考えを述べることができる。
5. 学生としての役割および責務を果たすことができる。
授業計画
平成28年度 精神看護学臨地実習要項を参照すること
1
平成28年度 精神看護学臨地実習要項を参照すること
2
平成28年度 精神看護学臨地実習要項を参照すること
3
平成28年度 精神看護学臨地実習要項を参照すること
4
平成28年度 精神看護学臨地実習要項を参照すること
5
平成28年度 精神看護学臨地実習要項を参照すること
6
平成28年度 精神看護学臨地実習要項を参照すること
7
平成28年度 精神看護学臨地実習要項を参照すること
8
平成28年度 精神看護学臨地実習要項を参照すること
9
平成28年度 精神看護学臨地実習要項を参照すること
10
平成28年度 精神看護学臨地実習要項を参照すること
11
平成28年度 精神看護学臨地実習要項を参照すること
12
平成28年度 精神看護学臨地実習要項を参照すること
13
平成28年度 精神看護学臨地実習要項を参照すること
14
平成28年度 精神看護学臨地実習要項を参照すること
15
準備学習・事後学習
平成28年度 精神看護学臨地実習要項を参照すること
4月に実施するオリエンテーションで実習要項に沿って詳細を説明する。
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
実施しない
定期試験
精神看護学臨地実習要項を参照すること
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
0
精神看護学概論、精神看護学援助論Ⅰ・Ⅱで使用したテキスト
教科書
参考文献
精神看護学概論、精神看護学援助論Ⅰ・Ⅱで使用したテキストと配布したレジュメ、プロセスレコード、演習等で使用した資料等を参考に
する
履修条件
留意事項等
精神看護学実習を履修するのに必要なすべての科目の単位を修得していること
記録用紙:MOODLE 精神看護学実習参照http://www.do-bunkyodai.ac.jp/moodle/
4月のオリエンテーションで配布される実習要項にすべて記載しているため、実習前・中・後とも要項をよく読んでおくことが必須である。
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北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10954091
教員氏名
2016/5/1
単位
2.0
在宅看護論実習
配当年次
4
開講期
前期
鹿内 あずさ
在宅における疾病や障害を持つ人々とその家族に対して、看護援助を展開するために必要な知識と基本的技術を習得し、地域で生活する
人々に対する在宅ケアサービスや在宅ケアシステムがどのように活用されているかを看護援助の実践の中から理解する。
授業の概要
到達目標
1.在宅療養者とその家族への看護を理解できる。
1) 在宅療養者(以下、療養者)及び家族の特性を健康レベル、発達段階、生活背景から理解する。
2) 療養者及び家族の健康状態や生活状況から看護上の課題を明らかにし、援助計画を立案し、実施及び評価す
る。
2.地域の人々の生活を支援する社会資源とその活用方法を理解できる。
1)対象者が利用している社会資源の内容について説明できる。
2)対象者に必要な社会資源について説明できる。
3)在宅療養生活を支える保健・医療・福祉の多職種が協働する意義を説明できる。
4)対象者及び家族の健康問題解決のために行われている関係機関との連携方法を説明できる。
授業計画
詳細は実習要項を参照すること
1
なし
2
なし
3
なし
4
なし
5
なし
6
なし
7
なし
8
なし
9
なし
10
なし
11
なし
12
なし
13
なし
14
なし
15
在宅看護論実習要項を参照すること
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
定期試験
実習への参加状況と参加態度、自習記録を含めた「実習目標の達成度」について総合的に評価する。
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
0
実習オリエンテーション時に提示する
教科書
実習オリエンテーション時に提示する
参考文献
履修条件
留意事項等
本科目を履修するには、「在宅看護概論」「在宅看護・介護システム論」「家族看護学」「在宅看護援助論Ⅰ」「在宅看護援助論Ⅱ」の科
目の単位取得が必要である。
- 108 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10189091
教員氏名
2016/5/1
単位
2.0
継続統合看護学実習
配当年次
4
開講期
前期
岩坂 信子
看護チームの組織・機能・管理の実際を学び、保健医療福祉チームの一員として多職種との協働について理解するとともに、看護実践に必
要な知識・技術を統合し、対象や場に応じた実践力を養う。また、看護師としてのメンバーシップならびにリーダーシップの重要性につい
て学習する。
授業の概要
到達目標
1)看護チームの組織・機能・管理の実際を学び、各構成員の役割やメンバーシップ・リーダーシップのあり方を理解する。
2)多職種との連携・協働の実際について学び、統合的・継続的な看護実践について理解する。
3) 看護実践に必要な知識・技術を統合し、複数患者の対象や場に応じた看護を行うことができる。
4)専門職業人として、より質の高い看護実践をめざし自己研鑽を継続する必要性を理解する。
授業計画
詳細は継続統合看護学実習要項にて行う。日程は後日指定する
1
なし
2
なし
3
なし
4
なし
5
なし
6
なし
7
なし
8
なし
9
なし
10
なし
11
なし
12
なし
13
なし
14
なし
15
これまでに学習した内容を復習し実習に望むこと
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
割合(%)
0
定期試験
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
0
適時紹介する
教科書
内容
なし
1記録物等が提出期限を過ぎた場合は減点対象とする。オリエンテーションを含め無断欠席は原点とする。
なし
適時紹介する
参考文献
履修条件
留意事項等
本実習を履修するには、すべての臨地実習を修得していることが必須です。タイムマネジメントや組織機能、リーダー・メンバー当につい
て自己学習が必要です。オリエンテーション実習中の無断欠席等は減点の対象となります。
- 109 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10489091
教員氏名
2016/5/1
単位
2.0
地域看護学実習II
配当年次
4
開講期
前期
鹿内 あずさ
在宅における疾病や障害を持つ人々とその家族に対して、看護援助を展開するために必要な知識と基本的技術を習得し、地域で生活する
人々に対する在宅ケアサービスや在宅ケアシステムがどのように活用されているかを看護援助の実践の中から理解する。
授業の概要
到達目標
1.在宅療養者とその家族への看護を理解できる。
1)在宅療養者(以下、療養者)及び家族の特性を健康レベル、発達段階、生活背景から理解する。
2)療養者及び家族の健康状態や生活状況から看護上の課題を明らかにし、援助計画を立案し、実施及び評価する。
2.地域の人々の生活を支援する社会資源とその活用方法を理解できる。
1)対象者が利用している社会資源の内容について説明できる。
2)対象者に必要な社会資源について説明できる。
3)在宅療養生活を支える保健・医療・福祉の多職種が協働する意義を説明できる。
4)対象者及び家族の健康問題解決のために行われている関係機関との連携方法を説明できる。
授業計画
詳細は実習要項を参照すること
1
なし
2
なし
3
なし
4
なし
5
なし
6
なし
7
なし
8
なし
9
なし
10
なし
11
なし
12
なし
13
なし
14
なし
15
実習要項を参照すること
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
定期試験
実習の参加態度、および実習記録を含め、「実習目標の達成度」について総合的に評価する。
定期試験以外(授業内の課 100
題・参加度・出席態度等)
その他
0
実習オリエンテーション時に提示する
教科書
実習オリエンテーション時に提示する
参考文献
履修条件
留意事項等
本科目を履修するには、「在宅看護概論」「在宅看護・介護システム論」「家族看護学」「在宅看護援助論Ⅰ」「在宅看護援助論Ⅱ」の科
目の単位取得が必要である。
- 110 -
北海道文教大学 平成28年度 看護学科 シラバス
科目名
10788091
教員氏名
2016/5/1
単位
2.0
老年看護学実習II
開講期
前期
高岡 哲子
療養生活をおくる高齢者は、加齢による変化と病気などが複雑に絡み合い、生活の質を低下させている。そのため、老年看護では高齢者
を統合的に捉え援助する能力が必要となる。また、健康障がいや生活障がいの程度の差はあるが、高齢者自身が持っている力を発揮し、自
律に向かえるように支援することが大切である。そのため本実習においては、老年看護学概論、老年看護学健康論、老年看護学援助論で得
た知識を活用し、高齢者理解を深め、個人にあった看護過程の展開を実践する。
授業の概要
詳細については老年看護学実習Ⅱ実習要項を参照
到達目標
授業計画
詳細については老年看護学実習Ⅱ実習要項を参照
1
なし
2
なし
3
なし
4
なし
5
なし
6
なし
7
なし
8
なし
9
なし
10
なし
11
なし
12
なし
13
なし
14
なし
15
オリエンテーションで提示する。
準備学習・事後学習
成績評価の方法
区分
内容
割合(%)
0
定期試験
定期試験以外(授業内の課 0
題・参加度・出席態度等)
その他
100
詳細については老年看護学実習Ⅱ実習要項を参照
オリエンテーションで提示する。
教科書
オリエンテーションで提示する。
参考文献
履修条件
留意事項等
配当年次
4
オリエンテーションで提示する。
- 111 -