家庭用ノンフロン冷蔵庫 に関する アンケート集計結果 1 冷蔵庫のノンフロン化の現状 ノンフロン冷蔵庫アンケート集計結果発表!! 2004年3〜4月に脱フロンキャンペーン事務局では、家庭用冷蔵庫の製造・販売メー カーへ、冷蔵庫のノンフロン化についてアンケートを実施した。その結果を報告する (回収率40%)。 ●回答メーカ数 12件 三洋ハイアール(株) 三ツ星貿易(株) (株)ツナシマ商事 LG電子ジャパン(株) ミーレ・ジャパン(株) 松下冷機(株) 日立ホーム&ライフソリューション㈱ 三菱電機㈱ 三洋電機(株) 日本サムスン(株) 東芝コンシューママーケティング㈱ 森田電工㈱ ●回答のなかったメーカー 26件 アスコジャパン㈱ ㈱エースインターナショナルジャパン ㈱エコ・トゥエンティーワン エレクトロラックス・ジャパン㈱ クリナップ㈱ 澤藤電機㈱ 三協㈱(TECO JAPAN) 燦坤日本電器㈱ 三洋セールスアンドマーケティング㈱ ジーイー・エンジンサービス・ディストリビューション・ジャパン㈱ ジーエーシー㈱ シークス㈱ シャープ㈱ 全国大学生活協同組合連合会 ㈱ソーコー 大宇電子ジャパン㈱ ツインバード工業㈱ ㈱東芝 ドメティック㈱ 日商岩井メカトロニクス㈱ ハイアルジャパンセールス㈱ ㈱バルス ㈱富士通ゼネラル ㈱ベスト電器 吉井電気㈱ ㈱良品計画 ●現在は、冷蔵庫の販売、輸入をしていないメーカー 5件 ㈱クリエイティブヨーコ 小泉成器㈱ ㈱コロナ 船井電機㈱ 三菱電機エンジニアリング㈱(※三菱電機エンジニアリング㈱は 販売しているが、ほとんどが業務用冷蔵庫なのでこちらに分類した) (順不同) 2 ●主な質問内容 ・全家庭用冷蔵庫に占める、ノンフロン冷蔵庫の現在の割合 ・今後の、ノンフロン冷蔵庫の導入計画 ・ノンフロン化についての意見 ●結果概要 ・家庭用冷蔵庫のノンフロン化は、大型冷蔵庫では一定程度は進んで いるものの、消費者がいつでも、どこでも選べる程には至っていない。 特に、小型(300L未満)では、ノンフロン化は遅れている。 ・今後のノンフロン化のラインナップ予定でも、全てのメーカーがノンフロ ン化を進めるとは限らないようである。 ・この結果は意外でもあり、当面は消費者が、価格面からフロン冷蔵庫 を選択していってしまうことも懸念される。 3 ●サイズ別のノンフロン化対応の現状(12社中) (Ⅲ)100L以上のノンフロン化 (Ⅰ)400L以上のノンフロン化 100%対応 80%以上対応 1〜80%対応 ノンフロン化していない 該当機種なし 4社 1社 0社 2社 5社 (Ⅱ)300L〜400Lのノンフロン化 100%対応 80%以上対応 50%以上対応 30%以上対応 1〜30%対応 ノンフロン化していない 該当機種なし 1社 0社 3社 2社 0社 1社 5社 100%対応 1社 80%以上対応 0社 50%以上対応 1社 30%以上対応 0社 1〜30%対応 1社 ノンフロン化していない 7社 該当機種なし 2社 (Ⅳ)100L以下のノンフロン化 80〜100%対応 50%以上対応 1〜50%対応 ノンフロン化していない 該当機種なし その他(割合が不明) 0社 1社 0社 1社 9社 1社 4 ●サイズ別今後の導入計画(12社中) (1)400L以上サイズ 導入計画 ある ない 既に対応済み 該当機種なし 1社 5社 4社 2社 (2)300〜400Lサイズ 導入計画 ある ない 既に対応済み 該当機種なし 5社 4社 1社 2社 (3)100L以上サイズ 導入計画 ある ない 既に対応済み 未定 該当機種なし 8社 2社 1社 1社 0社 (4)100L以下サイズ 導入計画 ある ない 既に対応済み 未定 該当機種なし 3社 3社 0社 1社 5社 5 ●家庭用冷蔵庫ノンフロン化に対する意見(1) • • • • • • (今後のノンフロン化の対策として)小型機種のノンフロン化対策を考えています(三洋ハ イアール(株)) 過去にノンフロン冷凍庫を発売したが未だに消費者の意識が薄く良く売れなかった。(三ツ星 貿易(株)) 可能な限り今後ノンフロン化を進めてまいる予定です。弊社も最大限努力してまいる所存 です。(LG電子ジャパン(株)) 弊社ミーレの冷凍冷蔵庫はノンフロン冷媒の主流であるイソブタン(R600a)を使用しています。 リサイクルの場合、大気中に放出可能な天然気体である炭化水素で温暖化係数が3以 下の冷却源で地球環境にやさしいノンフロン冷却です。(ミーレジャパン(株)) (今後の対策として)冷媒が変わる事に伴い全くの新機種開発になります。冷却サイクル 基本設計から始まり、1機種ごとに性能の確保・安全性の見極め等、メーカーとして責任完 遂する設計完成にはそれなりの時間を要します。そのステップを踏まえ、全機種のノンフ ロン化を実現していきます。(松下冷機(株)) 当社冷蔵庫はベルチェ素子を使用した電子冷却方式をしようしてあり、冷媒は使用してお りません。(従ってノンフロン化されております。)断熱材については、HFC系の発泡剤(オ ゾン破壊係数は0)を使用しており、ノンフロン化の検討を推進しているところです。なお、 当社製の冷蔵庫は、家庭用で使用される事は極めて少数台数(全体の0.2%で10台程 度)ではありますが、可能性としてはありますので、当社はそのことも考慮の上、家電リサ イクル法上の製造義務者となっておあります。廃棄された冷蔵庫は、家電リサイクルルー トにて収集し、断熱材フロンの回収も、法施行当初から実施しております。(三菱電機エン ジニアリング㈱) 6 ●家庭用冷蔵庫ノンフロン化に対する意見(2) • • • • 04年末までにノンフロン化を推進します。(三菱電機株式会社(リビングデジタルメディ ア業務部)) 300L〜400L台は2004年度内、100L以上の機種は2005年度までに切替予定で 検討中。また、環境負荷の低減を図る為、ノンフロン化に限らず、鉛・六価クロム等の 含有不可物質の削減をはじめ、事業活動全般にわたる環境負荷低減に取組んでおり ます。(三洋電機㈱) 今後電気冷蔵庫の新規格が発生した場合はノンフロン冷蔵庫も考えます(森田電工 株式会社) ノンフロン冷蔵庫への移行に対する問題点として1.電気用品安全法のノンフロン冷蔵 庫の規格が解りにくい。2.それに対して使用するパーツの適合性が解りにくい。3. 各パーツの漏洩時の安全性が確認しにくい、ことがあげられると思います(森田電工 株式会社) 7 まとめ • この結果は、ある程度ノンフロン化が進んでいると考えてい た私たちにとって意外だった。現状のままでは、全ての冷蔵 庫がすぐにノンフロン化するとは限らないことがわかった。 • 今後作っていく冷蔵庫において、代替フロンを使うことは、一 刻も早くやめなければならず、その認識がメーカーに足りな いのではないか。 • 経済産業省の産業構造審議会では、業界団体代表が2005 年度には、100%ノンフロン化すると発言しているが、本ア ンケート結果とはギャップがある。 • 以上のことから、ノンフロン冷蔵庫100%実現のためには、 具体的な導入目標の設定などが必要であると考えられる。 また、ここ数年のうちは代替フロン冷蔵庫も販売され続ける ため、消費者は意識的にノンフロン冷蔵庫を選ぶ必要があ る。 8
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