第4日 - 久慈市

第13回久慈市議会定例会会議録(第4日)
認定第9号 平成 15 年度久慈市工業団地造成事
議事日程第4号
業特別会計歳入歳出決算
平成 16 年9月 15 日(水曜日)午後1時 30 分開議
認定第 10 号 平成 15 年度久慈市公共下水道事業
第1 認定第1号、認定第2号、認定第3号、認定
特別会計歳入歳出決算
第4号、認定第5号、認定第6号、認定
認定第 11 号 平成 15 年度久慈市水道事業会計
第7号、認定第8号、認定第9号、認定
決算
第 10 号、認定第 11 号(決算特別委員長
日程第2 陳情受理第9号 日本郵政公社の現行経
報告・質疑・討論・採決)
営形態の堅持を求める陳情
第2 陳情受理第9号(総務常任委員長報告・質
日程第3 請願受理第 10 号 義務教育費国庫負担
疑・討論・採決)
制度の堅持を求める請願
第3 請願受理第 10 号(教育民生常任委員長報
日程第4 第 11 回定例会議案第 11 号 平成 16 年
告・質疑・討論・採決)
度久慈市一般会計補正予算(第2号)
第4 第 11 回定例会議案第 11 号(いわて森のトレ
日程第5 議案第1号 平成 16 年度久慈市一般会
ー補助金返還金調査特別委員長報告・質
計補正予算(第4号)
疑・討論・採決)
日程第6 議案第2号 平成 16 年度久慈市国民健
第5 議案第1号(質疑・討論・採決)
康保険特別会計補正予算(第1号)
第6 議案第2号(質疑・討論・採決)
日程第7 議案第3号 平成 16 年度久慈市公共下
第7 議案第3号(質疑・討論・採決)
水道事業特別会計補正予算(第1号)
第8 発議案第 15 号、発議案第 16 号、発議案第
日程第8 発議案第 15 号 日本郵政公社の現行経
17 号(採決)
営形態の堅持を求める意見書の提出について
第9 議員派遣の件(採決)
発議案第 16 号 義務教育費国庫負担制度の堅持
を求める意見書の提出について
会議に付した事件
発議案第 17 号 地方分権推進のための「国庫補
日程第1 認定第1号 平成 15 年度久慈市一般会
助負担金改革案」の実現を求める意見書の提
計歳入歳出決算
出について
認定第2号 平成 15 年度久慈市土地取得事業特
日程第9 議員派遣の件
別会計歳入歳出決算
認定第3号 平成 15 年度久慈市国民健康保険特
別会計歳入歳出決算
出席議員(24 名)
認定第4号 平成 15 年度久慈市老人保健特別会
計歳入歳出決算
認定第5号 平成 15 年度久慈市介護サービス事
業特別会計歳入歳出決算
認定第6号 平成 15 年度久慈市魚市場事業特別
会計歳入歳出決算
認定第7号 平成 15 年度久慈市漁業集落排水事
業特別会計歳入歳出決算
認定第8号 平成 15 年度久慈市国民宿舎事業特
別会計歳入歳出決算
- 79-
1番
堀 崎 松 男君 2 番
大久保 隆 實君
4番
下川原 光 昭君 5 番
澤 里 富 雄君
6番
小 倉 建 一君 7 番
中 沢 卓 男君
8番
桑 田 鉄 男君 9 番
小 栁 正 人君
10 番
八重櫻 友 夫君 11 番
中 平 浩 志君
12 番
播 磨 忠 一君 13 番
中 塚 佳 男君
14 番
山 口 健 一君 15 番
大 沢 俊 光君
16 番
田 表 永 七君 17 番
宮 澤 憲 司君
18 番
小野寺 勝 也君 19 番
城 内 仲 悦君
20 番
下斗米 一 男君 21 番
山 
榮君
22 番
濱 欠 明 宏君 23 番
菊 地 文 一君
提出者 久慈市議会議員 山  榮
24 番
東
八木巻 二 郎君
提出者 久慈市議会議員 下斗米一男
繁 富君 25 番
提出者 久慈市議会議員 小野寺勝也
欠席議員(1名)
3番
木ノ下 祐 治君
日本郵政公社の現行経営形態の堅持を求める意
見書
事務局職員出席者
事 務 局 長
嵯 峨
哲
庶 務 係 長
大 森 正 則
主
野 中 昭 伸
事
事務局次長
議 事 係 長
元
郵政事業は、全国2万 4,700 余の郵便局ネットワー
和 野 一彦
クを通じ、郵便・郵便貯金・簡易保険等のサービスを
根 井
確実・安全な方法により、あまねく公平に提供し、国
民の福祉の増進と経済生活の向上に寄与してきた。さ
らに、郵貯と簡保資金は長期安定的な資金として、学
説明のための出席者
役
望月 正彦君
校等の公共施設・道路・上下水道・公園などの社会資
長
鹿糠 芳夫君
本整備に活用され、国民生活の向上に大きく貢献して
卯道 勝志君
市民生活部長
(兼)水道事業所長
末﨑 順一君
いる。
健康福祉部長
(兼)福祉事務所長
外舘 正敏君
産
長
岩泉 敏明君
建 設 部 長
中森 健二君
教 育 委 員 長
稲田 泰山君
教
外舘
教
長
貮又 正人君
荒澤 光一君
長
山内 隆文君
助
役
碁石 明男君
総
企画開発部長
市
収
入
育
長
弘君
務
業
育
部
部
次
選挙管理委員会
委
員
長
鹿糠 孝三君
監 査 委 員
木下 利男君
農 業 委 員 会
会
長
総務部総務課長
(併)選管事務局長
総務部財政課長
佐々木信蔵君
政策推進課長
菅原 慶一君
教
総
監
事
松野下冨則君
農 業 委 員 会
事 務 局 長
中新井田勉君
育委員
務 課
査 委
務 局
会
長
員
長
砂子
勇君
賀美 吉之君
なされないまま、政府の経済財政諮問会議の審議の場
において、郵政事業の民営化後の経営形態やユニバー
サルサービスを郵便事業のみに義務づけ、郵貯・簡保
は対象外とするなどの案が提示された。郡部・都市部
を問わず、民間金融機関の店舗撤退が相次ぐ中、仮に、
郵政事業が民営化され、郵貯・簡保に全国一律サービ
スが課せられない場合、特にも不採算となる過疎地等
の郵便局においては、金融サービスの廃止や、郵便局
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午後1時 30 分
しかし、この7月、国民的議論・国民的理解が十分
そのものの大幅な統廃合が行われることが予測され、
開議
地域住民の便益が完全に奪われるという深刻な事態に
○議長(八木巻二郎君) ただいまから本日の会議を
発展するおそれがある。
開きます。
また、市町村合併の進展に伴い、地方自治体にとっ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ては、合併後の魅力ある豊かな地域社会づくりや安心
諸般の報告
して住める社会の形成は最重要課題となっており、行
○議長(八木巻二郎君) この際、諸般の報告をいた
政サービスを代替する機能を有する郵便局のネットワ
します。議員発議案3件及び当職からの提出議案1件
ークは国民全体の財産として、これを維持・活用して
についてお手元に配付いたしてあります。
いくことが望ましい。
よって、国においては、郵政事業がこれまで果たし
〔参 考〕
てきた、公共的・社会的役割の重要性及び国民生活の
発議案第 15 号
ライフラインとしての将来的有用性を考慮し、日本郵
日本郵政公社の現行経営形態の堅持を求める意
政公社に今後とも現行の「国営・三事業一体・全国一
見書の提出について
律」の経営形態を堅持させるよう強く要望する。
上記の議案を別紙のとおり、久慈市議会会議規則第
以上、地方自治法第 99 条の規定により意見書を提
14 条の規定により提出します。
出する。
平成 16 年9月 15 日提出
平成 16 年9月 15 日
久慈市議会議長 八木巻 二郎 様
岩手県久慈市議会
提出者 久慈市議会議員 小栁 正人
議長 八木巻 二郎
- 80-
制度を堅持することを強く求める。
内
閣
総
理
大
以上、地方自治法第 99 条の規定により意見書を提
臣
総
務
大
臣
財
務
大
臣
出する。
平成 16 年9月 15 日
殿
岩手県久慈市議会
金融・経済財政政策担当大臣
議長 八木巻 二郎
発議案第 16 号
義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書
内 閣 総 理 大 臣
の提出について
総
務
大
臣
財
務
大
臣
上記の議案を別紙のとおり、久慈市議会会議規則第
殿
文 部 科 学 大 臣
14 条の規定により提出します。
平成 16 年9月 15 日提出
久慈市議会議長 八木巻 二郎 様
発議案第 17 号
提出者 久慈市議会議員 小野寺勝也
地方分権推進のための「国庫補助負担金改革
提出者 久慈市議会議員 山  榮
案」の実現を求める意見書の提出について
提出者 久慈市議会議員 下斗米一男
上記の議案を別紙のとおり、久慈市議会会議規則第
提出者 久慈市議会議員 小栁 正人
14 条の規定により提出します。
提出者 久慈市議会議員 田表 永七
平成 16 年9月 15 日提出
久慈市議会議長 八木巻 二郎 様
義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書
提出者 久慈市議会議員 山  榮
義務教育は、憲法(第 26 条:教育を受ける権利、
提出者 久慈市議会議員 下斗米一男
受けさせる義務)及び教育基本法(第3条:教育の機
提出者 久慈市議会議員 小栁 正人
会均等、第4条:義務教育)の要請に基づき、子ども
提出者 久慈市議会議員 小野寺勝也
たち一人ひとりが国民として必要な基礎的資質を培い、
社会人となるために欠かせない基盤である。
地方分権推進のための「国庫補助負担金改革
現在、30 人以下学級などの学級定員規模を縮小す
案」の実現を求める意見書
る措置が都道府県単費で行われているが、国民に等し
平成 16 年度における国の予算編成は、
「三位一体の
く義務教育を保障するという観点からいえば、このよ
改革」の名の下に、本来あるべき国・地方を通ずる構
うな施策は、本来国の財政負担と責任において行われ
造改革とは異なり、国の財政健全化方策に特化された
るべきであり、そのためにも義務教育費国庫負担制度
ものと受け取らざるを得ず、著しく地方の信頼関係を
は必要不可欠である。
損ねる結果となった。
義務教育費国庫負担制度が廃止され全額都道府県に
こうした中、政府においては、去る6月4日に「経
税源移譲がされた場合、多くの県では財源が確保でき
済財政運営と構造改革に関する基本方針2004」が
ずに、
「40 人学級」など現在の教育条件の維持すら危
閣議決定され、
「三位一体の改革」に関連して、概ね
惧され、本県においても財政を圧迫し、ひいては市町
3兆円規模の税源移譲を前提として、地方公共団体か
村財政にも影響を与えるおそれがある。さらに、教材
らの具体的な国庫補助負担金改革を取りまとめること
教具費などの教育予算全体に影響を与え、保護者負担
が要請されたところである。
の増額につながる可能性もある。
地方六団体は、この要請に対し、去る8月 24 日に、
このように、義務教育費国庫負担制度が廃止された
国と地方公共団体の信頼関係を確保するための一定条
場合、義務教育の水準が下がり格差が生じることは必
件を下に、地方分権の理念に基づく行財政改革を進め
至である。
るため、税源移譲や地方交付税のあり方、国による関
よって、国においては、現行の義務教育費国庫負担
与・規制の見直しに関する具体例を含む「国庫補助負
- 81-
8 地方財政計画作成に当たっての地方公共団体の意
担金等に関する改革案」を政府に提出したところであ
見の反映
る。
地方財政対策、地方財政計画の作成に当たっては、
よって、国においては、三位一体の改革の全体像を
早期に明示するとともに、地方六団体が取りまとめた
的確かつ迅速に必要な情報提供を行うとともに、地
今回の改革案と我々地方公共団体の思いを真摯に受止
方公共団体の意見を反映させる場を設けること。
められ、以下の前提条件を十分踏まえ、その早期実現
以上、地方自治法第 99 条の規定により意見書を提
出する。
を強く求めるものである。
平成 16 年9月 15 日提出
記
岩手県久慈市議会
1 国と地方の協議機関の設置
議長 八木巻 二郎
地方の意見が確実に反映することを担保とするた
め、国と地方六団体との協議機関を設置することを
この改革の前提条件とする。
2 税源移譲との一体的実施
衆
議
院
議
長
参
議
院
議
長
今回の国庫補助負担金改革のみを優先させること
内
閣
総
理
大
臣
なく、これに伴う税源移譲、地方交付税措置を一体
内
閣
官
房
長
官
的、同時に実施すること。
金融・経済財政政策担当大臣
総
3 確実な税源移譲
務
財
今回の国庫補助負担金改革は、確実に税源移譲が
務
大
臣
大
臣
経
済
産
業
大
臣
文
部
科
学
大
臣
税源移譲額が国庫補助負担金廃止に伴い財源措置
厚
生
労
働
大
臣
すべき額に満たない地方公共団体については、地方
農
林
水
産
大
臣
交付税により確実な財源措置を行うこと。
国
土
交
通
大
臣
担保される改革とすること。
4 地方交付税による確実な財政措置
殿
また、地方交付税の財源調整、財源保障の両機能
を強化するとともに、地方財政全体及び個々の地方
議員派遣の件
公共団体に係る地方交付税の所要額を必ず確保する
平成 16 年9月 15 日
こと。
地方自治法第 100 条第 12 項及び久慈市議会会議規
5 施設整備事業に対する財政措置
則第 111 条の規定により、次のとおり議員を派遣する。
廃棄物処理施設、社会福祉施設等は、臨時的かつ
記
巨額の財政負担となる事業であることから、各地方
1 第 42 回知事を囲む懇談会
公共団体の財政規模も考慮しつつ、地方債と地方交
(1) 派遣目的 岩手県知事と行政課題に関する意見交
付税措置の組合せにより万全の財政措置を講じるこ
換を行うため
と。
(2) 派 遣 先 盛岡市
6 負担転嫁の排除
(3) 派遣期間 平成 16 年 10 月 22 日
税源移譲を伴わない国庫補助負担金の廃止、生活
(4) 派遣議員 大澤俊光副議長
保護費負担金等の補助負担率の切下げ、単なる地方
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
交付税の削減等、地方への一方的な負担転嫁は絶対
日程第1 認定第1号、認定第2号、認定第
に認められないこと。
3号、認定第4号、認定第5号、認定第6号、
7 新たな類似補助金の創設禁止
認定第7号、認定第8号、認定第9号、認定
国庫補助負担金改革の意義を損ねる類似の目的・
第 10 号、認定第 11 号
内容を有する新たな国庫補助負担金等の創設は認め
○議長(八木巻二郎君) これより本日の議事日程に
られないものであること。
入ります。日程第1、認定第1号から認定第 11 号ま
- 82-
○議長(八木巻二郎君) 質疑を打ち切ります。次に、
で、以上 11 件を議題といたします。
討論の通告がありますので、発言を許します。19 番
以上に関し、委員長の報告を求めます。菊地決算特
城内仲悦君。
別委員長。
〔19 番城内仲悦君登壇〕
〔決算特別委員長菊地文一君登壇〕
○決算特別委員長(菊地文一君) 本定例会において、
○19 番(城内仲悦君) 私は、認定第1号「平成 15
決算特別委員会に付託されました認定第1号から認定
年度久慈市一般会計歳入歳出決算」に反対の討論をし
第 11 号までの平成 15 年度久慈市一般会計歳入歳出決
ます。
算、各特別会計歳入歳出決算、及び水道事業会計決算
認定反対の第1の理由は、市町村合併問題でありま
について、去る9月8日から 10 日までの3日間にわ
す。合併問題の推移を見ると、できるだけ大きく合併
たって委員会を開催し、審査をいたしましたので、ご
して、合併特例債の活用が、まず先にありきの対応で
報告申し上げます。
あります。だから、市単独と合併した場合の財政上の
本委員会は、議長及び議会選出の監査委員を除く全
対比はどうなるかとただしても、
「広域合併が望まし
議員で構成された特別委員会であり、委員会における
い」ということで、市単独の場合はどうなるのか、あ
質疑・答弁など、詳細な審査経緯につきましては、各
まり吟味していないということが今議会での答弁であ
りました。吟味していない数値との対比で合併有利が
位の承知するところでありますので、その結果につい
けん でん
てご報告申し上げます。
喧 伝されていたことになります。だからこそ、今な
まず、認定第1号「平成 15 年度 久慈市一般会計歳
お、なぜ合併か、合併してこその相乗効果、一体性の
入歳出決算」は、採決の結果、賛成多数をもって認定
確保という合併の優位性、必要性が明確に示されてい
すべきものと決しました。
ないのであります。
次に、各特別会計歳入歳出決算、及び水道事業会計
認定反対の第2の理由は、前市政からの負の遺産の
決算についてでありますが、認定第2号「平成 15 年
一つである、いわて森のトレー補助金返還問題であり
度久慈市土地取得事業特別会計歳入歳出決算」
、認定
ます。補助金返還をめぐる主な論点は二つであります。
第4号「平成 15 年度久慈市老人保健特別会計歳入歳
一つは、久慈市のかかわりの問題であります。調査が
出決算」
、認定第5号「平成 15 年度久慈市介護サービ
進むにつれて、市のかかわりは極めて希薄であること、
ス事業特別会計歳入歳出決算」
、認定第6号「平成 15
県と久慈市の間の7対1の負担割合よりも軽微である
年度久慈市魚市場事業特別会計歳入歳出決算」
、認定
という点であります。恐らくこの点は、一般会計補正
第7号「平成 15 年度久慈市漁業集落排水事業特別会
予算第2号に賛成の議員でも異論のないところでしょ
計歳入歳出決算」
、認定第9号「平成 15 年度久慈市工
う。二つ目の問題は、果たして、森のトレー側に賠償
業団地造成事業特別会計歳入歳出決算」
、認定第 10 号
責任はないのか、弁済能力が本当にないのかという問
「平成 15 年度久慈市公共下水道事業特別会計歳入歳
題でありました。この問題の焦点となったのが平成
出決算」
、及び認定第 11 号「平成 15 年度久慈市水道
11 年4月9日の森のトレー側の総会で、補助金で形
事業会計決算」の8件は、採決の結果、いずれも全員
成した財産に担保設定を議決し、実際に実行したこと
異議なく、認定すべきものと決しました。
が、林野庁の承認を得た適法的なものだったかどうか
また、認定第3号「平成 15 年度久慈市国民健康保
という点でありました。
険特別会計歳入歳出決算」
、及び認定第8号「平成 15
なぜなら、補助金適正化法 22 条では「省庁の長の
年度久慈市国民宿舎事業特別会計歳入歳出決算」の2
承認を受けないで担保設定してはならない」とあるか
件は、採決の結果、いずれも賛成多数をもって、認定
らです。これまでの調査結果では、一方の直接の当事
すべきものと決しました。
者である林野庁は認めていないと言明していること。
以上で報告を終わります。
岩手県は、林野庁から承認してもらったという認識だ
○議長(八木巻二郎君) ただいまの委員長報告に対
が、それを証明する復命書がないことであります。こ
し、質疑を許します。
の点は、市長も認めているところです。さらに、会計
〔
「なし」と呼ぶ者あり〕
検査院の検査結果には、
「久慈市に無断で担保設定を
- 83-
し、検査時においても無断で担保に供されたままにな
だからこそ、福祉を守る確固とした施策を示すべきで
っている」と断じているのであります。これら一連の
あります。
事実は、森のトレー側の担保設定という行為が補助金
以上、3点に絞って、反対討論を述べました。
「人
適正化法に違反しているのは、明々白々であります。
輝き、活力みなぎる久慈市」のスローガンに魂を吹き
したがって、中小企業等協同組合法第 38 条2の1項
込み、内実の伴ったものにすることを期待し、討論と
にいう「理事がその責任を怠ったときは、その理事は
いたします。
連帯して賠償の責に任ずる」ことは当然であります。
○議長(八木巻二郎君) ほかに討論はありませんか。
〔
「なし」と呼ぶ者あり〕
なぜなら、理事がその任務を怠った行為として、同法
で準用を定めた商法第 266 条の5号は「法令又は定款
○議長(八木巻二郎君) 討論を終結いたします。そ
に違反する行為をなしたとき」と明記し、商法第 266
れでは採決いたします。
条2項では「その行為が決議に基づいてなされていた
まず、認定第1号「平成 15 年度久慈市一般会計歳
ときは、その決議に賛成した場合もその行為をなした
入歳出決算」を採決いたします。本件は、委員長の報
ものとみなす」とあります。担保設定の議案に賛成し
告のとおり認定することに、賛成の諸君の起立を求め
た理事の責任を問うことは当然であります。しかるに、
ます。
〔賛成者起立〕
山内市長のとった態度は、当初から森のトレー側には
資力がないとして、この間、理事長、他の理事の不動
○議長(八木巻二郎君) 起立多数であります。よっ
産の異動を放置してきたのであります。理事長及び他
て、認定第1号は、認定することに決定いたしました。
の理事の責任をただしても、担保設定には県の指導が
次に、認定第2号「平成 15 年度久慈市土地取得事
あり、違法とはいえないというものです。しかし、こ
業特別会計歳入歳出決算」
、認定第4号「平成 15 年度
の論をもってしても、担保設定したという事実は消し
久慈市老人保健特別会計歳入歳出決算」
、認定第5号
ようもなく、適法性を立証することはできません。県
「平成 15 年度久慈市介護サービス事業特別会計歳入
うん ぬん
の指導云 々は、弁明とはなり得ても、適法性を証明
歳出決算」
、認定第6号「平成 15 年度久慈市魚市場事
することには全くならないからです。市長は何ゆえ、
業特別会計歳入歳出決算」
、認定第7号「平成 15 年度
おもんぱか
これほどまでに森のトレー側を 慮 るのでしょうか、
久慈市漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決算」
、認
理解に苦しむところです。森のトレーの問題は、前市
定第9号「平成 15 年度久慈市工業団地造成事業特別
政時代に起因する問題でありますが、今回の処理方法
会計歳入歳出決算」
、認定第 10 号「平成 15 年度久慈
は、山内市政の評価の試金石となるものであります。
市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算」
、認定第 11
結果として、市行政も議会も、森のトレー側に何ら有
号「平成 15 年度久慈市水道事業会計決算」を採決い
効な対応をすることができなかったことは、極めて残
たします。
以上8件は、委員長の報告のとおり認定することに、
念であります。私どもは、今後もこの問題に関心と注
ご異議ありませんか。
意を払いたいと思いますし、改めて森のトレー側の責
〔
「異議なし」と呼ぶ者あり〕
任追及と債権確保を要求します。
認定反対の第3の理由は、市民サービスと福祉の問
○議長(八木巻二郎君) ご異議なしと認めます。よ
題であります。昨年春の市長選挙での山内市長の固定
って、認定第2号、認定第4号から認定第7号まで及
資産税の標準税率までの引き下げや、保育料の軽減の
び認定第9号から認定第 11 号までの8件は、認定す
公約に、税や税外負担の軽減の願い、福祉充実の願い
ることに決定いたしました。
を託した市民も多かったと思います。もちろん、私ど
次に、認定第3号「平成 15 年度久慈市国民健康保
もは、公約は大事であると思います。しかし、やみく
険特別会計歳入歳出決算」
、認定第8号「平成 15 年度
もに、性急に、実現を求めるものでもありません。こ
久慈市国民宿舎事業特別会計歳入歳出決算」を採決い
の間、延長保育の充実、学童保育所の整備、防犯灯の
たします。
以上2件は、委員長の報告のとおり認定することに、
増設など評価すべき事項はありますが、負担と後退が
賛成の諸君の起立を求めます。
より多くなってはいませんか。厳しい経済、社会状況
- 84-
されたという経緯があり、行財政改革は極めて重要な
〔
「賛成者起立」
〕
○議長(八木巻二郎君) 起立多数であります。よっ
課題であり積極的に取り組む課題ではあるが、郵政民
て、認定第3号及び認定第8号は、認定することに決
営化がもたらす国民の日常生活への現実の影響を十分
定いたしました。
に検討すべき、との意見等が出されたところでありま
す。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
これらから、現行の国営、非営利の経営形態のもと
日程第2 陳情受理第9号
○議長(八木巻二郎君) 日程第2、陳情受理第9号
で、郵便ネットワークを通じ、地域の活性化及び市民
を議題といたします。本件に関し、委員長の報告を求
生活の安定とさらなる向上発展に貢献すべきである、
めます。小栁総務常任委員長。
との意見の一致をみたところであります。
本陳情は採決の結果、全員異議なく、原案のとおり
〔総務常任委員長小栁正人君登壇〕
○総務常任委員長(小栁正人君) 本定例会において、
採択すべきものと決しました。以上で、総務委員長報
総務委員会に付託されました陳情1件について、去る
告を終わります。
9月6日、委員会を開催し審査いたしましたので、そ
○議長(八木巻二郎君) ただいまの委員長報告に対
の概要と結果についてご報告いたします。
し、質疑を許します。23 番菊地文一君。
○23 番(菊地文一君) 委員長にお尋ねしたいんで
陳情受理第9号「日本郵政公社の現行経営形態の堅
すが、審議の過程の中で――これは自民党の政策であ
持を求める陳情」について申し上げます。
本陳情は、政府における郵政民営化の方向を受けて
るわけで、当然自民党に所属している議員もおられる
の陳情であり、全国 24,700 の郵便ネットワークを通
わけであると私は思っております――その中で、自民
じ、郵便・郵便貯金・簡易保険などのサービスを全国
党の党員として、この問題をどのようにとらえたのか。
あまねく、確実・安全・かつ公平に利便性を提供し、
もし審議の過程でそういう審議もあったのかどうか。
国民福祉の増進と経済生活及び文化の向上に大きく貢
全員異議なく、陳情を採択したというお話でございま
献している現状にある中、これが民営化されると、全
したけれども、これは地方の政治家としても、自民党
国一律のサービスが困難となり、特にも不採算郵便局
の党員としても、これは一つの政治の哲学として、ど
の廃止・廃局等が予想されるなど、住民の利便性が奪
のような――審議の過程でですよ――思いがあったの
われるという深刻な事態が懸念され、国民の日常生活
かどうか、参考にしたいと思いますので、ご答弁をお
に与える影響を十分に検討する必要がある。また、国
願いします。
民生活のライフラインとしての有用性を考慮し、地域
○議長(八木巻二郎君) 小栁総務常任委員長。
振興と国民生活の利便性の確保に向け、郵政公社によ
○総務常任委員長(小栁正人君) ご質問に対しまし
る現行の経営形態の堅持について、意見書を提出して
てお答えいたします。実は、総務委員会は9月6日に
ほしいというものであります。
開催したわけでありますが、個々の都合により私を含
開陳された主な意見でありますが、まず、現行の郵
めて4名の方の出席でありました。私自身も、自由民
政事業は国民の日常生活に深くかかわりのあるサービ
主党というところに籍を置いておりますが、私個人と
スを提供し、国民経済、社会生活の安定と福祉の増進
いたしましては、委員長という立場でございますから、
に大きく貢献している。郵政の民営化の方向は、国民
意見等を開陳する立場ではないということで、私の意
のためになる部分は何ら見当たらず、特にも、地方に
見はこの委員会では出ておりません。また、ほかの方
おいては、地域生活を維持するための唯一の機関とし
は、平成9年にこのことに関しましての請願が出たと
て大きな役割を担っており、高齢社会を迎えた今日、
きの紹介議員が2名、それから日本共産党久慈市議団
郵便局がなくなれば地域の崩壊にもつながるものであ
に在籍されている方が1名ということで、一切自由民
ること。さらには、全国一律の郵便事業が財政面、人
主党としての立場の意見等は出ないで委員会を終了い
的にも分断され、郵便機能の喪失により地域の活性化
たしました。以上です。
が阻害されるなど地域疲弊は免れないものであること。
○議長(八木巻二郎君) 23 番菊地文一君。
また、平成9年に同趣旨の請願に関し、意見書が提出
○23 番(菊地文一君) 委員長は、委員長の立場で
- 85-
意見を申し上げなかったということでございますが、
に当たっては、請願の趣旨、内容の把握に努め、当局
報告では「全員異議なく」という報告でございました
の出席をいただき、慎重に審査したところであります。
ね。
「全員」ということは、常任委員会の全員だと私
以下、当局から説明をいただいた内容でありますが、
は理解するわけなんですが、そのように理解してよろ
まず、現在の教員の身分についての説明は、教員の身
しいんでしょうか。報告では「全員」ということです
分は、地方公務員法と教育公務員特例法の適用を受け、
から、委員長は全員の中に加わらなくてもいいという
教育公務員特例法では、教育公務員はその職責を遂行
ことではないと思うんですけども、
「全員」というも
するために、絶えず研究と修養に努めなければならな
のは常任委員会に配属された委員の構成をもって「全
いとされている、とのことでありました。次に、国の
員」だと私は理解するんですが、その点はどのような
義務教育費予算が削減された場合、教職員に係る費用
判断で「全員」という報告をしたんでしょうか。
について市の負担が生ずるのか、についての説明は、
○議長(八木巻二郎君) 小栁総務常任委員長。
教職員は、義務教育費国庫負担の対象となる県職員で
○総務常任委員長(小栁正人君) お答えをいたしま
あり、国と県がそれぞれ2分の1を負担している。削
す。私、そのときは、委員会におきましては意見等を
減により、税源移譲や交付税措置等が十分でなければ、
申し上げませんでしたけども、委員各位の意見を聞く
現在実施されている加配教職員や講師を配置しての、
に私も賛成いたしましたので、全員ということでござ
少人数学級などのきめ細やかな指導が難しくなること
います。以上です。
も考えられ、このことに伴い、市町村の負担を求めら
○議長(八木巻二郎君) 質疑を打ち切ります。次に、
れることが懸念される、とのことでありました。
委員会で開陳された主な意見でありますが、憲法上
討論でありますが、討論はありませんか。
に定めている教育を受ける権利、教育の機会均等など
〔
「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(八木巻二郎君) 討論なしと認めます。それ
からいって、教育の分野は基本的に政府がその責任を
では採決いたします。陳情受理第9号「日本郵政公社
負うべきであり、特にも全国的に 30 人学級への取り
の現行経営形態の堅持を求める陳情」は、委員長の報
組みが進んできているさなか、義務教育費は削っては
告のとおり採択することにご異議ありませんか。
ならない分野である、との意見。教育とは人間形成の
〔
「異議なし」と呼ぶ者あり〕
根幹をなすもので、財政論的な発想から取り上げるべ
○議長(八木巻二郎君) ご異議なしと認めます。よ
き政策ではなく、税源移譲、地方分権論議の中での取
って、陳情受理第9号は採択と決定いたしました。
引政策ではない、との意見。また、久慈地区は、他地
域に比較して教育条件・教育環境が劣る地域である。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
地方に税源移譲された場合、財政力の違いにより教育
日程第3 請願受理第 10 号
○議長(八木巻二郎君) 日程第3、請願受理第 10
水準の低下が懸念される。岩手県が悪化し、その中で
号を議題といたします。本件に関し、委員長の報告を
も久慈市が悪化すると、さらに格差が生ずることにつ
求めます。播磨教育民生常任委員長。
ながり、久慈地区を希望する教員が少なくなるという
心配がある、との意見。教職員の給与等の財源は、岩
〔教育民生常任委員長播磨忠一君登壇〕
○教育民生常任委員長(播磨忠一君) 本定例会にお
手県や県教育委員会が確保しなければならないもので、
いて、教育民生委員会に付託されました請願1件につ
教育現場は種々問題を抱え苦慮している中で、教職員
いて、去る9月6日に委員会を開催し審査いたしまし
体制の現況維持が懸念されるのであれば、地方からの
たので、その概要と結果についてご報告いたします。
声として国庫負担制度の堅持を強く求めるべきである、
との意見。さらには、教育はまさに国の施策の基本中
請願受理第 10 号「義務教育費国庫負担制度の堅持
の基本であり、時々の予算の有無で左右されるべきで
を求める請願」について申し上げます。
はなく、国庫負担制度を堅持することが大事である、
本請願は、地方分権推進のための三位一体改革にか
等の意見が述べられたところであります。
かわり、義務教育費国庫負担を削減することなく、現
行の国庫負担制度を堅持するよう、関係機関に対し意
これらから、現行の義務教育費国庫負担制度を堅持
見書の提出をしてほしいというものであります。審査
すべきである、との意見の一致を見たところでありま
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ところであります。質疑の主な項目でありますが、業
す。
そ きゅう
本請願は、採決の結果、全員異議なく採択すべきも
者変更に係る通知の遡 及 理由について、機械設備の
のと決しました。以上で、委員長報告を終わります。
見積もり徴取の時期、契約仕様書にない原材料の使用
○議長(八木巻二郎君) ただいまの委員長報告に対
について、中古機械の使用並びに毒性を持つ接着剤の
し、質疑を許します。
使用の有無について、林業構造改善事業の目的、遡
そ
きゅう
〔
「なし」と呼ぶ者あり〕
及 文書がある中での指導等の実態、機械仕様の変更
○議長(八木巻二郎君) 質疑を打ち切ります。次に
経緯の把握と指導の有無、外材使用の有無と事業目的
討論でありますが、討論はありませんか。
との整合性、組合及び県と市の責任度合い、事業着手
〔
「なし」と呼ぶ者あり〕
の経緯から来る負担とその割合、市民への説明責任、
○議長(八木巻二郎君) 討論なしと認めます。それ
県議会審査に係る資料の入手等々、多岐にわたり論議
では、採決いたします。請願受理第 10 号「義務教育
が展開され、継続して審査すべきものとしたところで
費国庫負担制度の堅持を求める請願」は、委員長の報
あります。
告のとおり採択することにご異議ありませんか。
次に、7月 26 日開催の第7回特別委員会では、項
〔
「異議なし」と呼ぶ者あり〕
目4の「完了確認調査」について、質疑が交わされた
○議長(八木巻二郎君) ご異議なしと認めます。よ
ところであります。質疑の主な項目でありますが、完
って、請願受理第 10 号は採択と決定いたしました。
成調査要綱について、完了確認における性能確認の有
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
無、情報開示の範囲、会計検査院実地検査結果に係る
事前通知文書の有無、完了確認検査の方途と県の責任、
日程第4 第 11 回定例会議案第 11 号
○議長(八木巻二郎君) 日程第4、第 11 回定例会
性能検査の必要性、完了確認後の組合の対応等々活発
議案第 11 号「平成 16 年度久慈市一般会計補正予算
な論議が交わされ、継続して審査すべきものとしたと
(第2号)
」を議題といたします。本案に関し、委員
ころであります。
次に、8月 20 日開催の第8回特別委員会では、項
長の報告を求めます。小野寺いわて森のトレー補助金
目5の「担保設定」について、質疑が交わされたとこ
返還金調査特別委員長。
ろであります。質疑の主な項目でありますが、担保設
〔いわて森のトレー補助金返還金調査特別
定に係る処理とその責任について、担保設定の違法性
委員長小野寺勝也君登壇〕
○いわて森のトレー補助金返還金調査特別委員長(小
の認識と責任の所在、補助金返還に係る弁済能力の有
野寺勝也君) 森のトレー補助金返還金調査特別委員
無、組合理事の資産運用と弁済能力との関係について、
長の報告を申し上げます。
会計検査院の市に対する指摘で指導監督不十分への認
本特別委員会の審査の概要でありますが、第1回委
識、事業推進と担保設定に係る認識及び責任の所在、
員会から第5回委員会までは、先の6月定例市議会に
会計検査院指摘の予告文書に対する市の対応、事業変
おいて中間報告を申し上げておりますことから、第6
更時への市の参画の有無、機械設置時における確認内
回以降、今定例会会期中に開催されました第9回委員
容、訴訟に係る県の立場とかかわり及び市の対応、情
会までの、4回にわたる委員会の審査の概要について、
報開示の拡大について等々活発な論議が交わされ、継
ご報告申し上げます。なお、議長を除く全議員でもっ
続して審査すべきものとしたところであります。
最後に、今定例会会期中の9月 13 日に開催された、
て構成する委員会でありますので、質疑等の詳細は省
略し、質疑の項目及び審査結果についてのみのご報告
第9回特別委員会について申し上げます。本特別委員
といたします。
会では、閉会中の継続審査となっている議案第 11 号
まず、7月1日開催の第6回特別委員会においては、
「平成 16 年度久慈市一般会計補正予算(第2号)
」の
審査に先立ち、いわて森のトレー生産協同組合施設に
審査が行われました。これまで8回に及び、5項目に
ついて現地調査を行い、機械及び生産工程について説
わたり審査が行われてきており、それらに基づき保留
明をいただいたところであります。審査については、
中の答弁を含め、補助金返還金に係る市の責任と負担
項目3の「事業の実行」について、質疑が交わされた
額等について、質疑が交わされたところであります。
- 87-
かせ願いたいと思います。
なお、
「いわて森のトレー補助金返還スキーム」及び
委員会での「確認事項」について、説明があったとこ
それから、この問題、私は実は二つ考えました。と
ろであります。以下、質疑の主な項目について申し上
いうのは、一つは補助事業にかかわる国・県・市の責
げます。まず、機械製造番号の確認の有無、機械に係
任問題というふうなことであります。これは、この減
る計画時と納入時との金額の差違、詐害行為の有無に
免がもしも国が3分の2、あるいは県が3分の1の3
係る認識、担保設定行為の違法性の有無、市民への説
分の2と、市が3分の1の3分の1と、いうような数
明責任、債権者としての認識、組合役員の責任につい
字的なそういう状況下にあるわけですけれども、この
て、重過失に係る認識と県の責任、補助金交付契約へ
数字はいわば補助事業の補助の割合からいくとそこそ
の連帯保証人の扱いについて等々活発な論議が交わさ
この割合だろうと思います。そういった意味で、この
れたところであります。なお、議案第 11 号の審議に
事業が市・県・国という三位一体の中で事業が推進さ
おいて、組合理事の責任の有無及び十分なる説明責任
れたけれども、結果として会計検査院が指摘したよう
が必要であるとの事由から、閉会中の継続審査とすべ
な状況になってしまったということを受けて、この事
きとの動議、一方で、補助金返還金は会計検査院の指
務事業にかかわってのそれぞれの行政の責任というの
摘に基づくものであること、また、これまで9回に及
が、そこで結果として私は明らかになるのかな、とい
ぶ委員会のほか、定例会での論議など、時間をかけ審
うふうに一つは実はそういう角度で見ております。も
査してきた内容であり採決をすべき、との双方の動議
う一つは、やはりこれは第一義的責任は森のトレー生
が出され、採決の結果、賛成多数で採決すべきものと
産組合にあるわけでありますけれども、この裁判が仮
決しました。
に勝訴をしたときに、これまでの裁判費用をはじめ、
議案第 11 号「平成 16 年度久慈市一般会計補正予算
県が立て替えている訴訟費用等々、あるいは今回予算
(第2号)
」は、採決の結果、賛成多数で原案のとお
計上する金額が勝訴によってどういう形でこれが配分
り可決すべきものと決しました。
されるのか、そういう見込みですね。それから、もし
も敗訴という事態になれば、決算でも調定をいたしま
なお、付託議案の審査の終了により、本特別委員会
は全員異議なく収束すべきものと決した次第でありま
したけれども、滞納繰り越しということになるわけで、
す。以上で、森のトレー補助金返還金調査特別委員長
市がこの滞納の収納責任を負うという状況にあるわけ
の報告を終わります。
ですけれども、その収納した金額がどういう形で入る、
○議長(八木巻二郎君) ただいまの委員長の報告に
出る、というのが、どういう形で流れていくのかとい
対し、質疑を許します。22 番濱欠明宏君。
うあたりの説明というか、そのあたりをひとつお聞か
○22 番(濱欠明宏君) それでは、当局の方に質問
せ願いたいと思います、とりあえず。
させていただきたいと思いますけれども、委員会が委
○議長(八木巻二郎君) 望月助役。
員長報告によって終結をいたしました。いよいよこの
○助役(望月正彦君) 何点かお尋ねいただきました
問題について、本日最終判断をしなきゃならんという
ので、私の方からお答えさせていただきます。まず、
状況下に入りました。そこで、私から確認の意味で、
減免の見込みということですが、これは当然のことな
る る
助役の方からご答弁願いたいわけですけれども、縷々
がら「ある」というふうに思っております。ただ、こ
説明があった補助金返還スキームにかかわる国の3分
れは県・市がこの費用の回収に最大限の努力をすると、
の2の減免問題、これにかかわっての減免見込みをど
これが前提になっております。最も有効な手だてが今、
のようにとらえているのか、あるいは減免の確定時期
組合が起こしている訴訟、これの遂行ということにな
をいつごろと見込んでいるのか。そしてこれにかかわ
ろうかと思います。したがいまして、裁判に全力を挙
って裁判が今、係争中というふうなことで、この裁判
げて、結果はともあれ、最大限努力しているのだとい
が確定するしないにかかわらず、この返還スキームに
うことをアピールする、それが前提になるものと、そ
市の方で乗っかることで、結果として、国の方では減
れによって減免の見込みというのは確率が高くなると
免に応じる状況下にあるというふうな説明をいただい
いいますか、そういったことになってくるものという
ているわけですけれども、その辺をひとつ改めてお聞
ふうに思っております。それから、時期ということで
- 88-
すが、これにつきましては、やはり裁判の最終的な結
をいただいている状況でございます。なお、実際に返
果が出た後ということになろうかと思います。当然の
還があった場合の収納の流れということですが、市で
ことながら裁判でどのぐらい努力したかということが
は昨年の8月段階で既に納入通知書を発行しておりま
評価されることになりますし、また、勝訴ということ
す。また、これ以降も何回か出しております。その納
になればそこで回収できるわけですので、それが一部
入通知書を回収できる段階になったときに、改めて出
回収等によりまして、どういう形になったか、県とあ
すか既存のものを活用するかは別にしまして、組合の
るいは国の方と協議しながらそこが固まっていくもの
方に納入通知書を出して、それによって納入いただい
だというふうに思っております。
て、その額を県の方に納入すると、こういった流れに
それから、裁判とのかかわりということでお話があ
なってくると、このように思っております。
ったんですが、裁判によって得られた額、これがどの
○議長(八木巻二郎君) 22 番濱欠明宏君。
ような配分になるのかということですが、一番いいの
○22 番(濱欠明宏君) 委員会では、私は基本的に
が、現在、トリニティに損害賠償を申し出ております
は継続審査をすべきものという立場でありましたけれ
のは、12 億 8,000 万円プラス補助金の 15 億 3,000 万
ども、その願いもむなしく消えたことでありまして、
円、この金額で訴訟をしております。これで勝てば当
助役がかねて答弁している中で、
「心情的には納得し
然のことながら補助金にかかわる分というのは全額回
がたいものがある」という答弁がありました。その心
収できることになります。12 億 8,000 万円というの
情的に納得しがたいものについての見解といいますか、
は抵当権が設定されている分ということになります。
ひとつお聞かせを願いたいと思います。それから、先
ですから、そういった額になれば、これは全く問題の
ほど言いましたように私は二面性があると、これは組
ないことになります。一部しか取れなかった場合につ
合が支払うべき義務を負っているけれども、現実問題
いては、それを一定の割合で――現在、県と金融団が
は厳しい状況にあると。しかし一方では、補助事業と
協議しております。その担保の分とそれから裁判で自
いう事業を通して、市も一定の責任を負わざるを得な
主回収する努力は組合、それの補助参加等で県と市が
い状況下になってしまったという中で、助役が再三答
汗をかくことになりますので、その分についてかなり
弁をしている「最大リスク」の考え方を改めてお聞か
の比率でこちらの方が取る形になると思いますが、そ
せ願いたいと思います。以上で結構です。
この具体的内容について今、県と金融団が協議してい
○議長(八木巻二郎君) 望月助役。
ると、こういった状況でございます。なお、補助金に
○助役(望月正彦君) これまでの答弁で「心情的
つきまして、国庫補助と県単の補助があったわけです
に」と申しますのは、ある意味では議員の皆様と同じ
が、実は市の補助金、これは県の方から要請があった
だというふうに思っております。と申しますのは、市
わけですが、市の方ではこの林構事業に対しては補助
長も再三申し上げておりますとおり、一義的な責任と
金は出しておりません。一方で、企業誘致の補助金、
いうのは組合にあるわけです。で、この組合は、実際
これについては予算までは確保したわけですが、最終
は理事長等がかなり自分たちの思 惑といいますか、
的には補助の目的を達成できる状況にないということ
そういったものの中でやってきたものであります。し
で、これについては出しておりません。そういったこ
たがいまして、道義的な責任というのは非常に重いと
とから、トータルで3億幾らの分については出さなか
いうふうに思っております。ただ、残念なことに道義
ったということになります。それから、訴訟費用の関
的な責任と法律的な意味での責任追及には、ギャップ
係、実はまだ県と協議が残っている部分がございます。
があるということです。心情面でまさに議員の皆様と
組合の訴訟費用 1,000 万円余りを県が出しております。
同じ気持ちと申し上げたのはそういうことでございま
これにつきましては、市長の方では、現在この部分に
して、法律的な意味で責任を追及できるかどうか、こ
ついて市議会の方にお願いしてその分を出せる状況に
こについては行政に当たる者として冷静に判断せざる
はない、つまり県とはこの部分については協議してい
を得ないということでございまして、そういった意味
く、今の段階では市としては出せる状況にはない、と
でそういった表現を使わせていただいているところで
いうことを申し上げておりまして、これについて理解
ございます。それから、
「最大リスク」ということで
おも わく
- 89-
申し上げております。これは昨年の秋以降ですか、県
と県知事が言っているということでしょ、2億 5,000
といろいろさまざまな協議をしている中で「最大リス
万円を。これは、
「県知事一人が決める問題ではない
ク」という言葉を再三申し上げております。この部分
でしょう」と、私はこの前の委員会でも言っているん
については、現在のスキームの中で市として負う債務
です。返還をしなくてもいいという県議会の議決があ
の上限だと、こういうふうに認識しております。した
ってはじめてそれが可能になるわけではないか、とい
がいまして、もし裁判等によって最大限勝訴すれば、
う質問をした経緯があります。そういう経緯経過も見
このリスクも消えるということも可能性としてはある、
ないうちに「2億 5,000 万円は久慈市に求めない」と
というふうに認識しております。また逆に、裁判等で
いうのは、全くおかしいんじゃないか、県知事の職権
負けて回収が図れなかったといった場合に、この額と
の濫 用もいいところではないかと私は思っているん
いうのが市として負担する最大限の額だと、またそう
です。この問題について見解があれば、お示しいただ
しなければならないものと、このように認識しており
きたい。それから、このたびの決算でもって 15 億幾
ます。
らの収入未済額が計上されました。それは賛成多数で
○議長(八木巻二郎君) 19 番城内仲悦君。
通過したわけなんですけれども、仮に本日、この問題
○19 番(城内仲悦君) 1点、当局からお聞かせ願
が解決した暁に――私は反対の方なんですが、はっき
いたいんですが、15 億 3,000 万円の補助金が県・
り言っておきますが――2億 5,000 万円の県から求め
国・久慈市を通じて組合に流れていったんですけれど
られている数字が 15 億の中にも入っているわけなん
も、確か何回かに分けられて補助金が交付されていま
ですから、収入未済額に。これがいつの時点で消滅す
すが、この交付ルート、久慈市が使った銀行は岩手銀
るのか、2億 5,000 万円が、もし県の方がいいとする
行だと思うんですけれども、しかし相手方は確か四つ
のであれば。これも法的に私はおかしいと思うんです
の銀行から金融団ということで 10 億円の借金をした
よ。2億 5,000 万円、県知事個人でもって「久慈市に
わけですけれども、その何回かに分けた交付ルートで
は求めない」というのは。どういうことでしょう、こ
すが、どこの銀行を通じて、森のトレー側に流れてい
れは本当に。全く理解に苦しむ一人であります。そう
ったのか、そのルートについて交付額ごとにお聞かせ
いうことをもう少し時間をかけて特別委員会を継続し
ください。
てやって、幾らかでも市民にそういう内容のことを説
○議長(八木巻二郎君) 碁石収入役。
明でき得るような内容をつくりたかったなと、私は今
○収入役(碁石明男君) 支払いを担当している立場
でも残念に思っております。そういうことで、収入未
からですが、資料を取り寄せてご答弁を申し上げます。
済額の 15 億の金額からいつの時点で2億 5,000 万円
○議長(八木巻二郎君) ただいまの答弁を保留しま
が減るんですか。年賦・月賦、いろいろということで
す。23 番菊地文一君。
1年に 800 万幾らというものを払って、五千何百万を
○23 番(菊地文一君) 特別委員会は終結を見たわ
最終的には支払うんだ、というお話でございますけれ
けでありますが、私も継続してもっと市民に理解を求
ども、決められた 5,000 幾らの金を全額返還した暁で
めたかったという一人でございました。しかし、それ
すか、2億 5,000 万円が収入未済額からなくなるとい
はそれとしながら、お尋ねしたいんですが、県が上乗
うのは。それとも、裁判の結果がまだわかりませんけ
せした補助金として2億 5,500 万円、これは「7対1
れども、その間に裁判が終結するかもしれない。全く
の負担割合で、市の方が県の方に返還すれば、2億
そういう不透明な中で、このトレーの補助金の問題が
5,500 万円を県が市に求めない」というお話でござい
出ているんですね。そういうことで、収入未済額の
ました。これは、委員会のときも私がお話申し上げま
15 億の中からいつの時点で2億 5,000 万円が消える
したが、この上乗せ補助金は県議会を通過して議決を
のか、それを本当に信用していいのか、県の議会の議
もって交付された金額であるのではないかと。そうい
決も経ずして、そのような数字、そのようなことをお
うお金を、県知事だと思うんですけども、
「久慈市が
話しされても、素人であればそうかもなと思うんです
7分の1を返還すれば、2億 5,000 万円は久慈市には
けども、私も地方の議会議員として、そういうことが
求めない」と、こう言っているんです。
「求めない」
できるのかなと思って全く理解に苦しんでいるんです
らん よう
- 90-
よ。どうですか、助役、答弁願います。
いうのは全くおかしいと思うんですよ、私はそう思う
○議長(八木巻二郎君) 山内市長。
んですが。だからそういう点も市民にもっと理解を深
○市長(山内隆文君) 私から答弁させていただきま
めてこの問題に取り組んでいって解決しなければなら
すが、もし答弁漏れがありました場合には助役等々か
ないな、というのが私たちの心情であったわけで、私
ら答弁をさせますのでご理解をいただきます。まず、
を含めて、継続審査を求めた方たちだと思うんですけ
県単のかさ上げ補助分のことでありますけれども、基
れども。それはそれとして、そうすると、久慈市の分
本的には2月県議会の補正でもって、県が国に返すべ
は7対1で、五千万円なんですけれども、数字的には
き金額をご決定いただいております。当然に、その前
ちょっと差がありますけれども、県知事とした話の中
に知事と私とで返還スキームといったものを組んで協
で年賦だと。1年に八百何万円払えば、最終的には6
議をしているわけであります。そういった中で、県議
カ年で五千万円が全部払えるかもしれません。そうい
会の議決をいただいたことから判断をいたしますと、
うことで、最初の頭金を払った段階で、収入未済額の
当然に今、議員がご心配のことも含めて、つまり懸念
15 億から2億 5,000 万円が消えていくんですか、と
のことも県議会の方で理解の上にこの4億余円を議決
いうことを聞いているんです。そうすれば、来年、新
いただいたものと、このように考えております。それ
年度の予算に2億 5,000 万円が減らされて計上される
から、表現の一つでありますけれども、
「7対1の相
可能性もないわけでもないんですが、どうでしょうか
当額、五千余万円を返せばこれがなくなる」という表
ということを聞いているんです。
現でございましたけれども、そうではなくて、これら
○議長(八木巻二郎君) 望月助役。
も含めて返還スキームとして定めているということで
○助役(望月正彦君) 県が市に県単分を求めないと
ご理解をいただきたいと思います。いずれ、私どもの
いうのは、市のリスクの中には含めないという意味で
この2億余円の県単かさ上げについては、県は市に対
す。したがいまして、現時点でも 15 億 3,000 万円で
してこのリスクを求めないと、こういったことで理解
すか、この金額については県の方から請求が来ている
をしているところであります。
ものです。これについては、現在、市が払おうとして
○議長(八木巻二郎君) 望月助役。
いるのは国庫補助金4億数千万円のうちの8分の1、
○助役(望月正彦君) 15 億円がいつなくなるのか
ここの分について県が既に負担しておりますので、そ
というお尋ねでございましたが、これについては裁判
の一部について6年分割で払うというものでございま
が確定して、その後、市・県・国との協議が整って減
す。したがいまして、県単の分はなくなるということ
免等についてそれがオーケーになった時点と、このよ
ではございません。これが最終的になくなるのは、裁
うに認識しております。
判をやって回収した場合、あるいは最終的に裁判で取
○議長(八木巻二郎君) 23 番菊地文一君。
れなかった場合も最大リスクということで国庫補助金
○23 番(菊地文一君) 裁判が終結した後とかどう
の免除等があった段階で、もしその分が回収できなか
とか言っていませんが、私は。そういうことではなく
った場合はそれがなくなるということはあると、こう
て、15 億の中から県のかさ上げの補助金の2億 5,000
いうことでございます。それから、私どもの方でもち
万円はいつの時点で消えるのか、と聞いているんです
ょっと説明不足のことがあったかもしれませんが、6
よ。だから、市長と県知事のお話の中で、7対1だと。
回分割ということにつきましては、これは、知事から
その7対1を全額払った時点で2億 5,000 万円が消え
了承を得たものではありません。知事に対して私ども
ていくのかと。例えば、6回払いのような感じだけれ
が6回分割でしか払えないということで、知事がそれ
ども、最初の頭金を払った時点で消えるのかと、簡単
まで了承しているということではなくて、私どもは
に言えばそういうお話でありまして、それにあわせて、
「これでしか払えませんよ」ということでお願いする
県議会でもそれを了承したというような認識のようで
分と、こういうふうに認識しております。なお、収入
すけれども、2月とか言っていましたけれども、そう
の関係につきまして、いつの時点でどうなっていくか
すると、久慈市の議会の経緯経過も見ずして、どうな
ということは、これは県とさまざま協議が必要な部分
るかもわからないことの中で、そんなことを決めると
がございます。888 万ずつ6回いくわけですので、そ
- 91-
の部分でどうなっていくのか、そのあたりについては
す。2歳入、13 款国庫支出金、3項委託金でありま
これから県と協議をしていかなきゃならないと、この
すが、1目総務費委託金に、自衛官募集に係る重点市
ように思っております。
町村指定に伴い、自衛官募集事務7万 5,000 円の増額
○議長(八木巻二郎君) 保留中の答弁を求めます。
を計上いたしました。以上です。
碁石収入役。
○議長(八木巻二郎君) 質疑を許します。
〔
「なし」と呼ぶ者あり〕
○収入役(碁石明男君) 先ほどの城内議員のご質問
にお答えをいたします。15 億 3,400 万円余りの補助
○議長(八木巻二郎君) 質疑を打ち切ります。14
金の支出ルートでございますが、7回に分けて支出さ
款県支出金、説明を求めます。鹿糠総務部長。
れておりますが、すべて岩手銀行久慈中央支店への振
○総務部長(鹿糠芳夫君) 14 款県支出金、2項県
り込みとなっております。
補助金でありますが、2目民生費補助金は、酸素療法
○議長(八木巻二郎君) 質疑を打ち切ります。次に
患者が自宅で使用する酸素濃縮器の電気料を助成する
討論でありますが、討論はありませんか。
在宅酸素療法患者酸素濃縮器使用助成事業2万 8,000
〔
「なし」と呼ぶ者あり〕
円の増、4目労働費補助金は、若年者の地域における
○議長(八木巻二郎君) 討論なしと認めます。それ
就職を支援する若年者ふるさと就職支援事業 75 万円
では採決いたします。議案第 11 号「平成 16 年度久慈
の増、5目農林水産業費補助金は、補助金の内定見込
市一般会計補正予算(第2号)
」は、委員長の報告の
みにより、乳肉連携生産振興対策事業 40 万円の増、
とおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
ほか2件の増、1件の減、合わせて4万円の増額。県
補助金は、合わせて 81 万 8,000 円の増額を計上いた
〔賛成者起立〕
しました。以上です。
○議長(八木巻二郎君) 起立多数であります。よ
○議長(八木巻二郎君) 質疑を許します。
って、議案第 11 号は可決されました。
〔
「なし」と呼ぶ者あり〕
お諮りいたします。本特別委員会は、付託議案終了
のため、収束すべきものとの委員長報告であります。
○議長(八木巻二郎君) 質疑を打ち切ります。18
これにご異議ありませんか。
款繰越金、説明を求めます。鹿糠総務部長。
○総務部長(鹿糠芳夫君) 18 款繰越金、1項繰越金
〔
「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(八木巻二郎君) ご異議なしと認めます。よ
でありますが、1目繰越金に、前年度繰越金 2,303 万
って、いわて森のトレー補助金返還金調査特別委員会
2,000 円の増額を計上いたしました。以上です。
は、消滅となりました。
○議長(八木巻二郎君) 質疑を許します。
〔
「なし」と呼ぶ者あり〕
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(八木巻二郎君) 質疑を打ち切ります。19
日程第5 議案第1号
○議長(八木巻二郎君) 日程第5、議案第1号「平
款諸収入、説明を求めます。鹿糠総務部長。
成 16 年度久慈市一般会計補正予算(第4号)
」を議題
○総務部長(鹿糠芳夫君) 19 款諸収入、4項雑入
といたします。議案の審議方法についてお諮りいたし
でありますが、4目雑入に、部分林民収分代金 267 万
ます。第1条歳入歳出予算の補正については、歳入歳
9,000 円の増、ほか3件の増、合わせて 655 万 9,000
出ともそれぞれ款ごとに説明を受け、審議を行うこと
円の増額を計上いたしました。以上です。
にいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
○議長(八木巻二郎君) 質疑を許します。
〔
「なし」と呼ぶ者あり〕
〔
「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(八木巻二郎君) ご異議なしと認めます。よ
○議長(八木巻二郎君) 質疑を打ち切ります。20
って、そのように決定いたしました。第1条歳入歳出
款市債、説明を求めます。鹿糠総務部長。
予算の補正、歳入 13 款国庫支出金、 説明を求めま
○総務部長(鹿糠芳夫君) 14 ページをお開き願い
す。鹿糠総務部長。
ます。20 款市債、1項市債でありますが、1目農林
○総務部長(鹿糠芳夫君) それでは事項別明細書に
水産業債は、補助事業費の確定に伴い 160 万円の減、
よりご説明申し上げます。12 ページをお開き願いま
2目土木債は、市道久慈夏井線に係る単独事業費の増
- 92-
3項生活保護費でありますが、1目生活保護総務費
により 890 万円の増額。市債は、合わせて 730 万円の
増額を計上いたしました。以上です。
に、生活保護法施行事務費の組み替えを計上いたしま
○議長(八木巻二郎君) 質疑を許します。
した。以上です。
○議長(八木巻二郎君) 質疑を許します。8番桑田
〔
「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(八木巻二郎君) 質疑を打ち切ります。次に
鉄男君。
歳出、給与費明細書を含め2款総務費、説明を求めま
○8番(桑田鉄男君) 社会福祉総務費の在宅酸素療
す。鹿糠総務部長。
法患者酸素濃縮器使用助成事業費ですが、先ほどの説
○総務部長(鹿糠芳夫君) それでは最初に、30 ペ
明で、電気料を助成するということでございましたが、
ージをお開き願います。補正予算給与費明細書、特別
対象者は何人なのかをお尋ねしたいと思います。また、
職でありますが、表の一番下の比較欄でご説明申し上
老人福祉費の老人福祉バスの経費ですが、聞きますと
げます。その他の特別職で報酬が7万 4,000 円の増と
ころ、利用頻度が福祉バスは高いということで早めに
なっておりますが、これは、財産評価委員会の開催回
申し込んでおかないと、という話も聞くわけですが、
数の増によるものであります。それでは前に戻ってい
今の利用の状況等を考えて今後の増備の考え等はない
ただきまして、16 ページをご覧願います。
のかについてお尋ねをします。
3歳出、2款総務費、1項総務管理費でありますが、
○議長(八木巻二郎君) 外舘健康福祉部長。
1目一般管理費は、服務関連事務経費 85 万 2,000 円
○健康福祉部長(外舘正敏君) 在宅の酸素療法の助
の増、ほか1件の増、合わせて 100 万 2,000 円の増額。
成にかかわってのご質問でありますが、福祉事務所で
5目財産管理費は、委員会の開催回数の増見込みによ
把握しているのは現在6名ということであります。そ
り、財産評価委員会委員報酬7万 4,000 円の増額。9
れから老人福祉バスの今後の対応でありますが、現在
目諸費は、自衛官募集事務経費7万 5,000 円の増額。
保有しているバスを整備点検をしながら、当面は現在
総務管理費は、合わせて 115 万 1,000 円の増額を計上
のバスで対応していきたいというふうに思っています
いたしました。
ので、ご了承願います。
○議長(八木巻二郎君) 12 番播磨忠一君。
2項徴税費でありますが、2目賦課徴収費に、市税
歳出還付に係る普通税徴収経費 300 万円の増額を計上
○12 番(播磨忠一君) 社会福祉にかかわってでご
いたしました。以上です。
ざいますけれども、地域福祉活動推進事業でございま
○議長(八木巻二郎君) 質疑を許します。
すが、ただいま中心市街地云 々という説明をいただ
〔
「なし」と呼ぶ者あり〕
きましたけれども、この事業の実施内容について具体
うん ぬん
○議長(八木巻二郎君) 質疑を打ち切ります。3款
的なご説明をお願いいたします。
民生費、説明を求めます。鹿糠総務部長。
○議長(八木巻二郎君) 外舘健康福祉部長。
○総務部長(鹿糠芳夫君) 3款民生費、1項社会福
○健康福祉部長(外舘正敏君) 社会福祉協議会で実
祉費でありますが、1目社会福祉総務費は、社会福祉
施をする県の今年度の新規事業でありますが、
「ご近
協議会が中心市街地に設置する「ご近所介護ステーシ
所介護ステーション」というふうな事業でありますけ
ョン」の整備を支援する地域福祉活動推進事業費 300
れども、内容については中心商店街の空き店舗を活用
万円の増、ほか5件の増、1件の減、合わせて 749 万
して、デイサービスセンターの事業を実施するという
1,000 円の増額。なお、日赤車購入経費 423 万 2,000
ふうなことであります。そのステーションの中に老人
円を計上いたしておりますが、これには、環境にやさ
の相談、あるいは在宅介護支援センターのサテライト、
しい、エコ・カーの導入を予定しているところであり
そして障害者用のトイレを整備しながら、一般にも公
ます。2目老人福祉費は、老人保健医療給付事務費
衆用トイレとして利用していただくというふうな中身
25 万 2,000 円の増、ほか1件の増、合わせて 60 万
であります。そこにはいわゆる「安心サポート」とい
5,000 円の増額。18 ページをお開き願います。社会福
う老人の方々が必要とするいろんなボランティアにつ
祉費は、合わせて 809 万 6,000 円の増額を計上いたし
いても、有償のボランティアになりますけれども、そ
ました。
のコーナーについてもそこに整備をしていくというふ
- 93-
うなことであります。今後でありますけれども、現在、
の全体をちょっと説明してください。
隣の店舗についても何とか複合的に活用したいという
○議長(八木巻二郎君) 外舘健康福祉部長。
ふうなことから、国の事業でありますけれども、いわ
○健康福祉部長(外舘正敏君) 医師の確保につきま
ゆる子育て支援センター的な「集いの広場」というふ
しては、これまで市町村ごとに実施してきたわけであ
うな事業があるわけでありますが、現在、その事業に
りますけれども、市町村ごとについては非常に厳しい
ついても国と協議を進めているところであります。そ
というふうな状況の中から、県と全市町村が共同して
うしますと、老人と子どもの複合的な施設として中心
医師の養成事業を行うというふうなことが基本であり
商店街の空き店舗対策にも福祉の分野から寄与できる
ます。この事業については、岩手県の国保連が対応す
のかなというふうに思っているところであります。以
るということでありまして、事業費については約6億
上です。
を見込んでおりまして、3億は県の負担、残りの3億
○議長(八木巻二郎君) 12 番播磨忠一君。
については県内全市町村が負担をするというようなこ
○12 番(播磨忠一君) 事業の内容については大体
とであります。中身とすれば、県内の公立病院に勤務
理解いたしましたが、私も中心商店街の活性化、ある
を希望している医学生に対して就学資金の貸し付けを
いは空き店舗対策として非常にいい事業だなととらえ
行うというふうなことであります。国保連とすれば、
ておりますが、実施時期といいますか、開設はいつご
県北・沿岸等の県立病院における医師の確保に重点を
ろで、期間は何年ぐらいを予定されているのか、もし
おいて取り組んでいくということでありまして、766
わかればご説明をお願いします。
万 9,000 円については今回限りということになろうか
○議長(八木巻二郎君) 外舘健康福祉部長。
と思います。以上です。
○健康福祉部長(外舘正敏君) 社会福祉協議会が実
○議長(八木巻二郎君) 16 番田表永一君。
施主体となるわけでありますけれども、現在 12 月ご
○16 番(田表永七君) ただいまの説明で、環境保
ろから事業をスタートしたいというふうに考えている
全対策事業費、これは臭気測定関係だと内容の説明が
ところでありますし、当面は 10 年ぐらいをめどにこ
あったわけでありますが、この臭気測定をした結果を
この店舗については利用していきたいというふうに思
どのように生かして、どう対策を展開していくのかと
っているところであります。以上であります。
いうことをお聞きしたい。実は、数日前に海岸方面か
○議長(八木巻二郎君) 質疑を打ち切ります。4款
ら大変な臭気が漂いましたですよね。市役所で働く皆
衛生費、説明を求めます。鹿糠総務部長。
さんも大変だったんじゃないかなと思うんですが、具
○総務部長(鹿糠芳夫君) 4款衛生費、1項保健衛
体的に言えばそういったことへの関連といいますか、
生費でありますが、1目保健衛生総務費は、自動体外
指導とか、そういったものに発展していくのかどうか、
式除細動器購入に係る市民保健対策経費 105 万円の増、
そういうことをお伺いしたい。
岩手県国民健康保険団体連合会が実施する市町村医師
○議長(八木巻二郎君) 末﨑市民生活部長。
養成事業に対する負担金 766 万 9,000 円の増、合わせ
○市民生活部長(末﨑順一君) ただいま、議員がお
て 871 万 9,000 円の増額。5目環境衛生費は、臭気測
っしゃいましたとおり、市民から苦情が多く寄せられ
定に係る環境保全対策事業費 50 万 7,000 円の増、ほ
ております久慈港周辺からの悪臭について測定を行う
か1件の増、合わせて 140 万 7,000 円の増額。保健衛
ものでありまして、測定結果を判断材料といたしまし
生費は、合わせて 1,012 万 6,000 円の増額を計上いた
て、原因を把握したいというふうに思っております。
しました。以上です。
必要に応じた改善指導を行おうとするものでございま
○議長(八木巻二郎君) 質疑を許します。19 番城
す。
内仲悦君。
○議長(八木巻二郎君) 質疑を打ち切ります。5款
○19 番(城内仲悦君) 市町村医師養成事業負担金
労働費、説明を求めます。鹿糠総務部長。
766 万 9,000 円ですけれども、単発なのかですね、中
○総務部長(鹿糠芳夫君) 5款労働費、1項労働諸
身がわからないんで、どうかかわっているのか、どう
費でありますが、1目労働諸費に、労政事務費 22 万
いった形で医師が市町村に強化になっていくのか、そ
円及び若年者ふるさと就職支援事業費補助金 150 万円、
- 94-
合わせて 172 万円の増額を計上いたしました。以上で
土木費、説明を求めます。鹿糠総務部長。
す。
○総務部長(鹿糠芳夫君) 24 ページをお開き願い
○議長(八木巻二郎君) 質疑を許します。
ます。8款土木費、2項道路橋梁費でありますが、2
〔
「なし」と呼ぶ者あり〕
目道路維持費は、道路維持補修経費 13 万 1,000 円の
○議長(八木巻二郎君) 質疑を打ち切ります。6款
減、ほか1件の増、1件の組み替えを計上。3目道路
農林水産業費、説明を求めます。鹿糠総務部長。
新設改良費は、市道久慈夏井線に係る道路新設改良事
○総務部長(鹿糠芳夫君) 20 ページをお開き願い
業費 1,028 万 2,000 円の増、ほか1件の組み替えを計
ます。6款農林水産業費、1項農業費でありますが、
上。道路橋梁費は、合わせて 1,028 万 2,000 円の増額
2目農業総務費は、産地形成促進施設管理費の組み替
を計上いたしました。
5項都市計画費でありますが、4目公共下水道費に、
えを計上。3目農業振興費は、新作目開発実証事業費
37 万 7,000 円の減、ほか2件の組み替えを計上。な
公共下水道事業特別会計繰出金 441 万 1,000 円の減額
お、新作目開発実証事業費につきましては、中山間地
を計上いたしました。以上です。
域夢づくり総合支援事業費に計上替えするものであり
○議長(八木巻二郎君) 質疑を許します。
ます。4目畜産業費は、高品質の繁殖素牛等の生産振
〔
「なし」と呼ぶ者あり〕
興を支援する乳肉連携生産振興対策事業費補助金 60
○議長(八木巻二郎君) 質疑を打ち切ります。9款
万円を計上。農業費は、合わせて 22 万 3,000 円の増
消防費、説明を求めます。鹿糠総務部長。
額を計上いたしました。
○総務部長(鹿糠芳夫君) 9款消防費、1項消防費
2項林業費でありますが、県補助金の内定見込みに
でありますが、2目非常備消防費に、山根町端神地区
より岩手しいたけ王国基盤強化事業費補助金 67 万
の消防屯所改築、ほか3屯所の補修等に係る消防屯所
7,000 円の増、ほか1件の増、合わせて 302 万 2,000
整備事業費 260 万円の増額を計上いたしました。以上
円の増額を計上いたしました。
です。
○議長(八木巻二郎君) 質疑を許します。
3項水産業費でありますが、1目水産業総務費は、
〔
「なし」と呼ぶ者あり〕
市債管理基金積立金 18 万 8,000 円の増、3目漁港管
理費は、白前漁港及び桑畑漁港の船揚げ場等の補修に
○議長(八木巻二郎君) 質疑を打ち切ります。10
係る漁港維持管理費 49 万 8,000 円の増。22 ページを
款教育費、説明を求めます。鹿糠総務部長。
お開き願います。4目漁港建設費は、県補助金の内定
○総務部長(鹿糠芳夫君) 26 ページをお開き願い
見込みにより、漁港整備事業費 124 万 3,000 円の減、
ます。10 款教育費、2項小学校費でありますが、1
ほか1件の減、合わせて 324 万 3,000 円の減額。水産
目学校管理費に、遠距離通学バス運行委託費2万
業費は、合わせて 255 万 7,000 円の減額を計上いたし
5,000 円の減、ほか1件の増額を計上。
3項中学校費でありますが、1目学校管理費に英語
ました。以上です。
教師招へい事業費の組み替えを計上。
○議長(八木巻二郎君) 質疑を許します。
4項社会教育費でありますが、1目社会教育総務費
〔
「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(八木巻二郎君) 質疑を打ち切ります。7款
は、いわて発少年交流体験セミナー補助金 12 万円を
商工費、説明を求めます。鹿糠総務部長。
計上。5目三船十段記念館費は、全国大会等への引率
○総務部長(鹿糠芳夫君) 7款商工費、1項商工費
旅費及びポンプ制御用電線改修等に係る三船十段記念
でありますが、2目商工業振興費に、商工会議所が事
館運営管理費 176 万 1,000 円の増、社会教育費は、合
業主体となって実施する、仮称、久慈・ふるさと創造
わせて 188 万 1,000 円の増額を計上いたしました。
5項保健体育費でありますが、1目保健体育総務費
基金事業の運営費に係る補助金 137 万 4,000 円を計上
いたしました。以上です。
は、スポーツ少年団育成補助金 11 万 4,000 円の増、
○議長(八木巻二郎君) 質疑を許します。
ほか2件の増、合わせて 127 万 7,000 円の増額。28
〔
「なし」と呼ぶ者あり〕
ページをお開き願います。2目市民体育館費は、市民
体育館建設事業費の組み替えを計上いたしました。以
○議長(八木巻二郎君) 質疑を打ち切ります。8款
- 95-
上です。
成 16 年度久慈市国民健康保険特別会計補正予算(第
○議長(八木巻二郎君) 質疑を許します。
1号)
」を議題といたします。お諮りいたします。本
〔
「なし」と言う者あり〕
案は歳入歳出別に説明を受け、審議を行うことにいた
○議長(八木巻二郎君) 質疑を打ち切ります。次に、
したいと思います。これにご異議ありませんか。
第2条地方債の補正、説明を求めます。鹿糠総務部長。
〔
「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○総務部長(鹿糠芳夫君) 第2条地方債の補正につ
○議長(八木巻二郎君) ご異議なしと認めます。よ
きましては、表によりご説明申し上げます。6ページ、
って、そのように決定いたしました。歳入、説明を求
7ページをお開き願います。地方債の変更であります
めます。末﨑市民生活部長。
が、歳出予算の補正に関連して、漁港整備事業及び道
○市民生活部長(末﨑順一君) 議案第2号について、
路整備事業について、この表のとおり、限度額を変更
ご説明申し上げます。今回の補正は、前年度の退職者
しようとするものであります。以上です。
医療給付等交付金の精算に伴う補正をしようとするも
○議長(八木巻二郎君) 質疑を許します。
のでございます。内容につきましては、歳入歳出補正
〔
「なし」と呼ぶ者あり〕
予算事項別明細書によりご説明申し上げます。8ペー
○議長(八木巻二郎君) 質疑を打ち切ります。以上
ジをお開き願います。2歳入でありますが、9款、1
で質疑を終わります。次に討論でありますが、討論は
項、1目繰越金に前年度繰越金 3,181 万 5,000 円を計
ありませんか。
上いたしました。以上です。
○議長(八木巻二郎君) 質疑を許します。
〔
「なし」と呼ぶ者あり〕
〔
「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(八木巻二郎君) 討論なしと認めます。それ
では、採決いたします。議案第1号「平成 16 年度久
○議長(八木巻二郎君) 質疑を打ち切ります。次に
慈市一般会計補正予算(第4号)
」は、原案のとおり
歳出、説明を求めます。末﨑市民生活部長。
決することに、ご異議ありませんか。
○市民生活部長(末﨑順一君) 10 ページをお開き
願います。3歳出でありますが、9款諸支出金、1項
〔
「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(八木巻二郎君) ご異議なしと認めます。よ
償還金及び還付金、3目償還金に、精算返還金 3,181
って、議案第1号は原案のとおり可決されました。お
万 5,000 円を計上いたしました。以上です。
諮りいたします。ただいま議案第1号が議決されまし
○議長(八木巻二郎君) 質疑を許します。19 番城
たが、本案の既定予算額は、去る7月 26 日開催の臨
内仲悦君。
時会において議決された「平成 16 年度久慈市一般会
○19 番(城内仲悦君) この歳出の科目には、助産
計補正予算(第3号)
」の議決後の既定予算額となっ
費というのはないんですけれど、決算審査のかかわり
ており、本日、日程第4において、
「平成 16 年度久慈
で若干お聞かせください。実出産費 30 万円という答
市一般会計補正予算(第2号)
」が議決されましたの
弁があったんですが、実際に調査しましたら 33 万円
で、本議題の議案第1号の数字の整理を要することと
を超えているんですよね。そういった意味で、安心し
なります。
て産める状況をつくり出すことは、今、極めて重要だ
つきましては、その整理を、会議規則第 43 条の規
というふうに思うんで、これはやっぱり敏感な対応と
定により議長に一任されたいと思います。これにご異
いうのが必要だと思うので、30 万円は低すぎると、
議ありませんか。
現状に合わないという状況があるんですね。私が調査
したら――1院だけですけれども――「平均 33 万円
〔
「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(八木巻二郎君) ご異議なしと認めます。よ
です」ということでしたので、実際に見合うように、
って、数字の整理は、議長に一任することに決定いた
私は対応していただきたいというふうに思いますが、
しました。
お聞かせください。
○議長(八木巻二郎君) 末﨑市民生活部長。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○市民生活部長(末﨑順一君) 出産費の助成につい
日程第6 議案第2号
てのご質問でございますが、出産費は、私どもといた
○議長(八木巻二郎君) 日程第6、議案第2号「平
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しましては 30 万円でおおむね間に合っている例が多
す。3歳出でありますが、1款、1項下水道管理費、
いというふうな認識をしておりますが、ただいまのお
1目総務管理費は、総務管理事務費及び下水道普及経
話では 33 万円ということでございますけれども、私
費の所要見込額 50 万 9,000 円を追加しようとするも
どもがとらえている実態とは多少違いがありますので、
のであります。2款下水道事業費、1項下水道整備費、
その辺はもう一度調査はしてみたいというふうに思い
1目管渠施設費は、370 万円を追加し、2目浄化セン
ます。
ター施設費は、370 万円を減額するとともに、1目管
○議長(八木巻二郎君) 以上で質疑を終わります。
渠施設費について所要の組み替えを行おうとするもの
次に討論でありますが、討論はありませんか。
であります。以上です。
○議長(八木巻二郎君) 質疑を許します。
〔
「なし」と呼ぶ者あり〕
〔
「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(八木巻二郎君) 討論なしと認めます。それ
では採決いたします。議案第2号「平成 16 年度久慈
○議長(八木巻二郎君) 質疑を打ち切ります。次に
市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
」は、原
討論でありますが、討論はありませんか。
〔
「なし」と呼ぶ者あり〕
案のとおり決することにご異議ありませんか。
○議長(八木巻二郎君) 討論なしと認めます。それ
〔
「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(八木巻二郎君) ご異議なしと認めます。よ
では採決いたします。議案第3号「平成 16 年度久慈
って、議案第2号は原案のとおり可決されました。
市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)
」は、
原案のとおり決することにご異議ありませんか。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
〔
「異議なし」と呼ぶ者あり〕
日程第7 議案第3号
○議長(八木巻二郎君) 日程第7、議案第3号「平
○議長(八木巻二郎君) ご異議なしと認めます。よ
成 16 年度久慈市公共下水道事業特別会計補正予算
って、議案第3号は原案のとおり可決されました。
(第1号)
」を議題といたします。お諮りいたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
本案は歳入歳出別に説明を受け、審議を行うことにい
日程第8 発議案第 15 号、発議案第 16 号、
たしたいと思います。これにご異議ありませんか。
発議案第 17 号
○議長(八木巻二郎君) 日程第8、発議案第 15 号、
〔
「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(八木巻二郎君) ご異議なしと認めます。よ
発議案第 16 号及び発議案第 17 号、以上3件を一括議
って、そのように決定いたしました。歳入、説明を求
題といたします。お諮りいたします。ただいま議題と
めます。中森建設部長。
なっております発議案3件は、各会派共同提案であり
○建設部長(中森健二君) それでは、議案第3号に
ますので、会議規則第 37 条第2項の規定及び先例に
ついて、事項別明細書によりご説明申し上げます。8
より議事の順序を省略し、直ちに採決いたしたいと思
ページをお開き願います。2歳入でありますが、1款
います。これにご異議ありませんか。
〔
「異議なし」と呼ぶ者あり〕
分担金及び負担金、1項負担金、1目下水道事業受益
者負担金は、その収入見込みから、492 万円を追加し
○議長(八木巻二郎君) ご異議なしと認めます。よ
ようとするものでございます。4款繰入金、1項、1
って、そのように決定いたしました。それでは採決い
目一般会計繰入金は、下水道事業受益者負担金の増額
たします。発議案第 15 号「日本郵政公社の現行経営
見込み及び歳出1款充当分の追加から 441 万 1,000 円
形態の堅持を求める意見書の提出について」
、発議案
を減額しようとするものであります。以上で、歳入の
第 16 号「義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意
説明を終わります。
見書の提出について」
、発議案第 17 号「地方分権推進
○議長(八木巻二郎君) 質疑を許します。
のための「国庫補助負担金改革案」の実現を求める意
〔
「なし」と呼ぶ者あり〕
見書の提出について」
、以上3件は、原案のとおり決
○議長(八木巻二郎君) 質疑を打ち切ります。次に、
することにご異議ありませんか。
〔
「異議なし」と呼ぶ者あり〕
歳出、説明を求めます。中森建設部長。
○議長(八木巻二郎君) ご異議なしと認めます。よ
○建設部長(中森健二君) 10 ページをお開き願いま
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って、発議案第 15 号、発議案第 16 号及び発議案第
17 号は、原案のとおり可決されました。
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日程第9 議員派遣の件
○議長(八木巻二郎君) 日程第9、議員派遣の件を
議題といたします。
お諮りいたします。地方自治法第 100 条第 12 項及
び久慈市議会会議規則第 111 条の規定に基づき、第
42 回知事を囲む懇談会に、副議長大沢俊光君を派遣
することに、ご異議ありませんか。
〔
「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(八木巻二郎君) ご異議なしと認めます。よ
って、議員派遣の件は可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
閉会
○議長(八木巻二郎君) 以上で、本日の日程は全部
終了いたしました。
これをもって本日の会議を閉じ、第 13 回久慈市議
会定例会を閉会いたします。
午後3時 10 分
閉会
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