21世紀の建築市場は、新築市場からリニューアル 市場の増加とコストダウン・工数削減へと大きく変化 し、地球的規模での資源保護・環境保全が求められる ようになりました。これら、時代の要求に応える新し い技術がいろんな分野で開発されています。 目次 ■ 塗装の目的・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 関西ペイントでも、これら市場にたいする新しい技 ■ 建築市場の最近の動向・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 術での製品の開発を行っています。 ■ 塗装設計の考え方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 その中で、関西ペイントは、業界に先駆けて低汚染 塗料を開発し汚れ防止市場を確立したり、水性反応硬 化樹脂塗料を製品化し水性塗料の性能アップを実現さ せました。 さらに、環境対策塗料としてVOC対策塗料・リサ ■ 建築用塗装下地と塗装における留意点・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 ■ 建築用塗装下地とその素地調整方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 ■ 建築工事に使用される塗料の特性・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10 イクル原料使用塗料・廃棄物削減塗料など市場要求の ■ 塗料の乾燥機構・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11 塗料の開発も行なっています。 ■ 関西ペイント建築用塗料の系統・用途別一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13 このように新しい製品が開発される今日、建築工事 を円滑に遂行し耐久性のある建物を生み出すために設 計者ならびに施工者の方がたに少しでもお役に立てて いただくことを目的で編集しています。 ここに掲載しました材料及び塗装上の一般事項は、 標準的なものですから塗装目的・塗装時期・塗装場所 と環境、その他さまざまな環境によって変わります。 このような問題の対処については、関西ペイントの 営業あるいは技術にお問い合わせください。 ■ 関西ペイント建築塗料品種構成マップ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15 ■ 施工管理の要点・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17 ■ 色彩設計・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19 ■ 参考資料 ○建物の部位の名称・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21 ○JIS ~関西ペイント商品対照表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23 ○JIS廃止規格・暫定継続規格~関西ペイント商品対照表・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25 ○防火材料認定商品一覧表・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26 ○建築用仕上塗材の分類一覧表・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28 ○塗装仕様種別の略号一覧表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30 ○下地処理工事の要領例・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 31 ○塗料・仕上塗材および塗膜に起る欠陥の原因とその対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 32 ○安全色及び安全標識・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38 ○建築塗装に関する用語集・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 39 塗装の目的 塗装は、私たちの生活の中で様々な役割を果たして 2.物体の美観付与 います。 環境を美しく、生活を快適にすることは、現代社会 塗料には、数ミクロンから1㎜ほどの膜厚で、大き の強いニーズです。 く分けて次の3つの役割を果たしています。 塗料は、比較的容易な方法で、多彩な色・つや・平滑・ 凹凸模様などバラエティーな仕上がり感を付与できま 1.物体の保護 す。塗り替え時に新設時と違ったデザイン(図-1)に 私たちが生活の中で使用する鉄、コンクリート、モ 変更することも容易です。 図ー1 パターン断面図 名 称 砂壁状 (リシン) ルタル、プラスチック、木材などの素材は、そのまま の状態では、水、熱、光、塩分、汚染物などの環境因 3.特殊機能 子によってさびたり、脆くなったり、分解して素材を 塗料は、保護と美観以外に特別な機能を与えること 損なうことになります。 で物の価値や新しい機能を得ることができます。 ●鉄:水・酸素で赤さびとなって消耗する。 特別な機能を持った塗料は品質向上・経済性・快適 ●コンクリートモルタル:コンクリートが中性化し埋 性・安全性・環境保全対策など、時代の要求に応えな め込みの鉄骨や鉄筋が腐蝕してコンクリート がら進歩しています。 の破壊や劣化が起こる。 例として、機能を付与した塗料を表-1にまとめま ●プラスチック:紫外線や熱などで脆くなり強度が低 砂壁状 (じゅらく) ゆず肌模様 した。 下する。 ●木材:水・酸素での劣化以外に、微生物やバクテリ アで分解・腐食する。 さざ波模様 これらの素材に塗料を塗装することで素材表面に丈 夫な皮膜を作って劣化させる環境因子から保護しま す。 表ー1 機 能 分 類 凹凸模様 項 目 環 境 対 応 機 能 低VOC、低臭、消臭、無鉛、ホルムアルデヒドキャッチ 物 理 的 機 能 弾性、貼紙防止、落書き防止、防滑、防塵除去性、結露防止、調湿、 着氷固着防止、凍害防止、透湿弾性、防水、ガラス飛散防止 化 学 的 機 能 ガス選択吸収、中性化防止、光触媒 光 学 的 機 能 蛍光、蓄光、発光、遠赤外線反射、紫外線反射、日射反射、光伝導 電 気・ 磁 気 的 機 能 導電、電磁波シールド、電波吸収、磁性、IC用、プリント回路、 帯電防止、電気絶縁 熱 耐熱、断熱、遮熱、耐火,防火、太陽熱吸収、示温、熱線反射 学 的 機 能 生 物 学 的 機 能 抗菌、殺菌、防かび、防藻、防虫、防汚、水産養殖、 動物忌避 そ 防音、制振、放射線防御 など の 他 -2- 凸模様 (キャスト・ヘッドカット) スタッコ状 (吹き放し) スタッコ状 (凸部処理) -3- 建築市場の最近の動向 塗装設計の考え方 建築市場の最近の動向 塗料市場の動向もこれに呼応して、省コスト形塗料・ 塗装をしたいという物体には、いろいろな塗料を塗 はじめて塗装が実用化されるのです。 日本の市場は、高度成長後の低成長経済時代の対応 環境形塗料・機能形塗料等の塗料が開発されています。 ることができます。たとえば、内部モルタル壁には つまり、すべての物体(材質)の防錆や美粧が、塗 と世界規模の地球環境問題への取り組みが進められて EP(エマルション塗料)もVP(塩化ビニル樹脂塗料) 装によってその目的が達成されるためには、経費と耐 います。 もMP(水性ゾラコートⅡ)も塗装できますし、もっ 久性の要求限度が当然あるわけで、これを無視するこ と異なった種類の塗料も適用できます。建物のある部 とはできません。 分のある材料の上に何を塗るかを決める場合には何を この6項目のおのおのに検討を加えることによっ 基準にしたらよいかを整理してみるとつぎのようにな て、一つの被塗物に一つの塗料が予定された塗装方法 ります。 で、適切に施されることになります。 以下のうち(1)~(4)は塗装の技術的な要素であ 図-2に塗装設計要因を示しました。 表 ー 2 最近の建築塗料の関西ペイント製品名 市場動向 塗替え市場の 増大・省力化 背 景 ●新築市場の減少 ●建物財産価値の向上維持 ●仮住まい形から永住形へ の変化 関西ペイントの対応 ●下地調整材の品揃え ●省工程塗料の開発 地 球 環 境 資 源 保 護 ●安全・環境対策の要求 ●廃棄物の削減 ●水性塗料の開発 1)上塗り塗料 2)さび止め ●水性塗料の低VOC化 ●弱溶剤形塗料の開発 ●省廃棄物形塗料の開発 高 多 機 機 能 能 ●特殊機能塗料の要求 ●各種機能性塗料の開発 -4- ●アレスカチオンフィラー・アレスエアレスフィ ラー・アレスフィラー・アレスセメントフィ ラー・アレスホルダー GⅡ・アレスホルダー Z・アレスホルダー EPO・アレスポリマーレ ジン・アレス水性エポレジン・アレス弾性ホ ルダー防水形・アレスシリコンクラフト・リ ベルマイスター 21 ●アレスアクアビルド・アレスパワーウォール ●アレスホールド工法Ⅰ・Ⅱ ●パワーホルス(F4)1種・パワー Mレタン り、(5)お よ び(6)の 塗 装 の 経 済 的 要 素 を 含 め て、 (1)被塗物は何か(鉄・亜鉛・コンクリート・硅カル板など) (2)被塗物の配置条件は (どんな環境(地理的・建物の方位・建物の部位)におかれているか) 塗装の技術的な要素 (3)被塗物の表面状態は ●アレスアクアグロス・アレスアクアレタン・ アレス水性ナノトップU・アレスアクアシリ コンACⅡ・アレスアクアフッソⅡ ●アクアマックスⅡ・1液水性ザウルス ●各種水性塗料 ●アレスセラマイルド・セラMレタン・セラM シリコンⅡ・ムキフッソ ●アレスエコレタンⅡ・アレスエコシリコン・ カンペ1液Mレタン ●低汚染高耐候性塗料:アレスセラレタン・ セラシリコン・アレスアクアセラシリコン・ アレスセラフッソ ●透湿性:アレスノキテンコート・アレス水性 ワイドグリップ・アレス透湿ファンデラフ ●防カビ性:スーパーカビノン各種 ●汚染除去性:クリーンテックス ●ヤニ止め、防カビ、消臭性:コスモクリーンⅢ・ エコデラックスⅡ ●抗菌性:アレスシルバー工法 ●消臭機能:アレスシックイ ●濡れ色防止性:ニューアレスガードシステム・ アクアプリズム ●難燃性:アレスフネックス ●断熱性:Zウォール・ドリームコート ●遮熱性:ヒルムR-10,R-91・ヒルムA・ CPエコ ●防水性:リベルマイスター工法・アレスゴム ウォール ●アレスネクストⅡ ●水性ゾラコートⅡ・水性ゾラコートEX ●アレスシリコンストーン ●アレスエコクリーンシリーズ (さびがあるのか、コンクリートの乾燥状態はどうかなど) (4)施工方法・作業工程との関連は (5)塗装工事費の予算はどうか 塗装の経済的な要素 (6)どの程度の耐久性が必要か 図 ー 2 塗装設計要因図 塗料品種・塗装系の選定 耐用年数 架設される環境 美粧効果 保全コスト 経済性 旧塗膜の種類 塗料価格 被塗物の形状 塗料使用量 環境汚染・安全 塗膜厚 旧塗膜の種類 塗装部位 被塗物の形状 塗料品種 素材の種類 (乾燥など) 塗料の価格 施工費 仕上がり 塗装工程 塗装時の条件 耐用年数 塗装方法の選定 被塗物の面積 足場 塗装間隔 工期 (工場一現地) 塗装工程 塗料品種 環境汚染 塗料使用量 塗料の品種 素地調整の決定 塗膜厚 -5- 塗装設計 ●意匠塗料の開発 (多彩・ツヤ調整など) 関西ペイントの製品名 足場 塗り回数 構造形式 塗装作業工程 塗装系 塗装間隔 製作期間 輸送方法 建設用塗装下地と塗装における留意点 建築工事に用いられる塗装下地(素材)は大別すると 代表的な建築用塗装下地(素材)の主成分と特長を表-3 (1)セメント系素材 (3)金属素材 に示しました。 素 材 素 材 の 特 長 (2)木(素)材 鉄 ・素材は、熱間圧延鉄で、表面は黒皮(一般にミルスケールという:10~80㎛の酸化鉄層)で覆われている。 この黒皮は、硬く脆いため割れを発生し脱落していきます。 *このような黒皮の上に塗装すると黒皮毎塗膜が剥がれを起こしその跡が赤くさびてきます。 ・脆い黒皮を入念に(またはブラスト処理で完全除去)除去する。また、赤さびも入念に除去する。 ・鉄のさびは、一般に赤さび。 亜 鉛 め っ き ・溶融亜鉛めっきと電気亜鉛めっきがある。亜鉛めっきは、鉄に被覆する事で鉄より先にさび(白さび)て鉄 を保護するために行う防食方法。(塗料のジンクリッチペイント塗装もこの方法の一つ。) ・建築素材は、主に溶融亜鉛めっき素材(板厚3㎜以下の亜鉛めっき板と板厚3㎜以上の亜鉛めっき板)が使 われる。 ・板厚3㎜以上の亜鉛めっきで白さび防止で施されているクロメート処理は塗膜の付着を阻害するので注意が 必要。 ・亜鉛めっきのさびは、一般に白さびです。 ア ・表面に酸化アルミニウムなどの皮膜が形成されてそれ自体が安定した耐食性を発揮する。 ・無垢のアルミニウムは、酸化しやすく表面に白さび(酸化アルミニウム)を生じる。 ・アルミカーテンウォールなどには、発色アルミ等の素材が使われる。 ・建材用アルミには、いろいろな表面処理がしてあるので塗装の時には、表面処理を確認する必要がある。 ・アルミのさびは、一般に白さびです。 (3)金属素材 (4)プラスチック に分けられます。 表 ー 3 主な建築用塗装素材特長一覧 (1)セメント系素材 素 材 主成分 表面状態 表面強度 アルカリ度 素材の乾燥 吸い込み コ ン ク リ ー ト セメント 砂 砂利 巣穴・段差 不陸 レイタンス エフロレッセンス 強い 高い 遅い(構造、厚さの影響大) モ セメント 砂 巣穴・コテ跡 刷毛引き跡 やや強い 高い やや早い プ レ キ ャ ス ト コ ン ク リ ー ト (PC板) セメント 砂 砂利 軽量骨材 巣穴 比較的平滑 強い 高い 遅い(構造、厚さの影響大) 大きい ガラス繊維強化 コ ン ク リ ー ト (GRC) セメント ガラス繊維 砂利 ガラス繊維目立ち 巣穴 強い 高い 特に遅い(構造、厚さの影響 小さい 大) 押し出し成形板 セメント 硅砂 無機質繊維 平滑 強い 高い 工場養生されているため早い 小さい 軽 量 気 泡 コ ン ク リ ー ト (ALC) セメント 硅砂 石灰 粗い 弱い(脆い) 粉化性あり 中性 早い(ポーラスなので吸水も 特に大きい 大きい) セメント 無機質繊維 平滑 強い 高い 工場養生されているため早い 小さい 硅酸カルシウム セメント 無機質繊維 硅酸カルシウム 比較的平滑 毛羽立ち 弱い(脆い) 粉化性あり 低い 工場養生されているため早い 特に大きい 木 毛・ 木 片 セ メ ン ト 板 セメント 粗い 木毛(針葉樹) 毛羽立ち 木片 やや強い 高い 早い(吸水も大きい) 大きい 石 膏 ボ ー ド 半水石膏 ボード用厚紙 弱い(脆い) 中性 早い 大きい ル タ ル ス レ ー ト 板 (フレキシブルボード) 平滑 大きい ややあり (施工程度で差あ り) ル ミ ス テ ン レ ス ・ステンレスは、鉄にクロム、ニッケル、リン、マンガン、モリブデンなどの異種金属を混合して合金化した 高耐食性金属です。 ・一般外部には、SUS304(18Cr-8Ni合金)が主に使われる。 ・腐食環境、塩害環境では、SUS316(18Cr-12Ni-2.5Mo合金)が使われる。 ・内装には、安価なSUS430(17Cr合金)が使われる。 ・ステンレスの表面処理は、研磨を一方向に連続に仕上げあたヘアライン(HL)と鏡面仕上げが一般的。 ・塩分を含む環境では、ステンレスに孔食(赤さび)が生じることがある。この場合は、ステンレス塗装シス テムを塗装するのが良い。 (4)プラスチック 素 F 硬 材 R 質 塩 素 材 の 特 長 P ・無塗装では、表面の劣化が進行する。(耐候性考慮のシステムを塗装する。) ビ ・無塗装では、表面の劣化が進行する。(耐候性考慮のシステムを塗装する。) ・素材表面に残存する離型剤に注意。(脱脂、研磨が必要。) ポ リ エ チ レ ン ・塗料は、付着しません。(塗装できない。) (2)木素材 素 材 主成分 素 材 の 特 長 パーチクルボード チップ(木) 接着剤 ・表面が粗い。 ・吸水性が大きく、塗装むらが大きい。 合 板( ベ ニ ヤ ) 木 接着剤 ・厚みによっては、反りがでやすく、しみができることがある。 ・表面の樹種によっては導管が目立つ。 ・下地処理が必要。 -6- -7- 建築用塗装下地とその素地調整方法 素地調整方法(塗装前下地処理方法)は素材によっ 各素材別の素地調整方法を表4-1、表4-2にま て大きく異なります。 とめました。 表4 ー 2 素 材 打ち放しコンクリート ①一般的に、溶剤脱脂処理、化学処理(クロメート処理など)、電解処理(アル マイト処理)などが行なわれます。 ②アルマイトは陽極酸化被膜で、封孔処理をするものとしないものがあり、種類 によっては塗料の付着性が劣る場合があります。 ステンレス ①溶剤脱脂処理や手工具・電動工具などにより付着物の除去を行ない清浄な面と します。 モルタル プレキャストコンクリート(PC) 亜鉛めっき ①溶剤脱脂処理や手工具・電動工具などによる白さび、付着物の除去を行ない 清浄な面とします。 ②エッチングプライマー 1種(メタラクトH5)を塗付する方法もあります。 ③化学的処理(りん酸亜鉛処理またはクロム酸処理)、特にクロム酸処理で剥が れを起す場合があるので注意が必要です。 木材 ①塗装木材は、水分が平衡状態に達したものでなければ問題を起こしやすく、塗 装前に下記の測定器を用いて含水率を測定しておく必要があります。 (イ)電気抵抗 (ロ)高周波抵抗 (ハ)誘電率 ②下処理としての水分のほかに、やにの処理を考えておく必要があります。軽い やにの場合は、通常セラックニスを塗って押さえます。 やにのひどい材質の場合は、その部分を焼きゴテまたはトーチランプで焼くか、 小刀で切り取ります。 素 地 調 整 方 法 の 内 容 ①ゴミ・レイタンス・エフロレッセンス・砂じん・油脂分などの付着物をワイヤブラ シ・サンドペーパーなど手工具で除去し、乾燥した清浄な面とします。 ②十分に乾燥させpH10以下、含水率8%以下に管理してください。 ③下地面の鉄さび・セパレーター・木片・油脂など吹付仕上げに有害なものは取 り除いてください。また、鉄さびの膨張による欠陥が生じないよう処理してく ださい。 ④下地のひびわれ、コンクリートの打継ぎなどで漏水の原因となるおそれのある 個所は、あらかじめUカットのうえコーキング材でシールし、セメント系フィラー (アレスセメントフィラー)でシール面を被覆するか、あるいは樹脂注入など 有効な防水処理を行なってください。 ⑤コンクリート面の硬化不良、レイタンスなどで著しく強度の小さい個所は皮すき・ ワイヤブラシなどで取除き、また素地に巣穴・段差などがある場合には、合成 樹脂エマルション入りセメントモルタルや合成樹脂エマルション入りセメント系 下地調整材(アレスフィラー)で処理してください。 スレート板 押出成形セメント板 ガラス繊維強化コンクリート(GRC) ①ゴミ・レイタンス・エフロレッセンス・砂じん・油脂分などの付着物をワイヤブラ 素 地 調 整 方 法 の 内 容 アルミニウム 表4 ー 1 素 材 シ・サンドペーパーなど手工具で除去し、乾燥した清浄な面とします。 ②十分に乾燥させpH10以下、含水率8%以下に管理してください。 ③素地の不陸、欠損などはエポキシ樹脂系シーラー(浸透形シーラー)を塗付し、 エポキシ樹脂系パテ(アレスエポパテ)で処理し、エポキシ樹脂系プライマー (マルチタイルコンクリートプライマー EPO)を塗付してください。 軽量気泡コンクリート(ALC) ①ゴミ・レイタンス・エフロレッセンス・砂じん・油脂分などの付着物をワイヤブラ シ・サンドペーパーなど手工具で除去し、乾燥した清浄な面とします。 ②十分に乾燥させpH10以下、含水率8%以下に管理してください。 ③素地の不陸、欠損は、合成樹脂エマルション入りセメント系下地調整材(アレス フィラー)やアクリル樹脂系下地調整(アレスエアレスフィラー)で充填してく ださい。 鉄(普通鋼) 素地調整程度 作業方法 清浄度1種 黒皮・さび・旧塗膜を充分に除去 ブラスト法 (1種ケレン) し、清浄な金属面とする。 関連規格 (ISO) Sa3 Sa21/2 Sa2 さび・旧塗膜を除去し、鋼面を露 清浄度2種 出させる。 (2種ケレン) ただし、くぼみ部分や狭隘部分に は、さびや旧塗膜が残存する。 ディスクサンダー・ ワイヤホイルなど の動力工具と手工 具の併用 St3 さび・劣化塗膜を除去し、鋼面を 清浄度3種 露出させる。ただし、劣化してい (3種ケレン) ない塗膜(活膜)は残こす。 同上 St2 清浄度4種 粉化物および付着物を落とし、活 (4種ケレン) 膜を残す。 同上 - -8- -9- 建築工事に使用される塗料の特性 塗料の乾燥機構 建築工事に使用される塗料の特性 表 ー 6 塗料の乾燥機構 建築工事に使用される塗料の塗膜性能などの特性一覧を表-5に示しました。 表ー5 油 ル 酸 水 候 機 脂 構 カ 性 リ 性 性 性 アクリル樹脂 エマルション塗料 アクリル樹脂エマルション ◇ ○ △ ○ - 常乾 つや有りアクリル樹脂 エマルション塗料 アクリル樹脂エマルション ○ ○ ○ ○ - 〃 合成樹脂調合ペイント 長油性フタル酸樹脂 ◇ ○ △ × ○ 〃 フタル酸樹脂塗料 中油性フタル酸樹脂 ◇ ○ △ × 揮 発 乾 燥 形 塗膜中の溶剤が蒸発して、塗膜が硬化 する ・アクリルラッカー ・塩化ビニル樹脂塗料 1~2時間 融 着 乾 燥 形 溶剤や水分が蒸発すると、分散してい た樹脂粒子が接触・融着して連続塗膜 となる。 ・アクリルエマルション塗料 ・NAD(非水分散形)塗料 1~3時間 酸 化 乾 燥 形 塗膜中の溶剤が蒸発して、塗膜が空気 中の酸素を反応し、重合を伴って硬化 する。 ・合成樹脂調合ペイント ・フタル酸樹脂エナメル 16~24時間 重 合 乾 燥 形 触媒・硬化剤を混合することにより樹 脂が反応し、重合を伴って硬化する。 ・ウレタン樹脂塗料 ・エポキシ樹脂塗料 ・シリコン樹脂塗料 5~24時間 熱重合乾燥形 加熱することにより、樹脂が反応し、 ・熱硬化アミノアルキッド樹脂塗料 重合を伴って硬化する。 ・熱硬化アクリル樹脂塗料 120~140℃ 20分~30分 融解冷却乾燥形 加熱によって融解した塗膜が冷却に よって硬化する。 20~30分 燥 耐 ア 樹 耐 体 耐 主 耐 耐 塗料の一般名称 乾 燥 の 機 構 乾 塗 膜 の 性 能 乾燥の種類 ○ 揮 ◇ ○ ◇ × ○ 〃 アクリル樹脂塗料 アクリル樹脂 ○ ○ ○ ○ ○ 〃 ポリウレタン樹脂塗料 ポリウレタン樹脂 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 〃 アクリルシリコン樹脂塗料 アクリルシリコン樹脂 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 〃 ふっ素樹脂塗料 ふっ素樹脂 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 〃 エポキシ樹脂塗料 エポキシ樹脂 × ◎ ◎ ◎ ◎ 〃 変性エポキシ樹脂塗料 変性エポキシ樹脂 × ◎ ◎ ◎ ◎ 〃 注)①塗膜性能 評価は、相対的なもので次の基準によります。優←◎ ○ ◇ △ ×→劣(絶対的な評価ではありません) -10- ・トラフイックペイント 発 乾 燥 酸 化 乾 燥 溶剤の蒸発 と 酸素との反応 溶剤の蒸発 溶 剤 樹脂分子 硝化綿・フタル酸 乾燥時間 図ー3 〃 ラッカー 代 表 的 な 塗 料 溶 剤 樹脂分子 酸 素 素 地 素 地 素 地 素 地 素 地 素 地 吹付け後 ウェットフィルム 放置乾燥中 乾燥後 ドライフィルム 吹付け後 ウェットフィルム 放置乾燥中 乾燥後 ドライフィルム 重 合 乾 燥 熱 重 合 乾 燥 溶剤の蒸発 樹脂分子 樹脂分子 溶 剤 溶剤の蒸発 樹脂の反応 と 溶剤の蒸発 溶 剤 硬化剤 素 地 素 地 素 地 素 地 素 地 素 地 素 地 吹付け後 ウェットフィルム 放置乾燥中 乾燥後 ドライフィルム 吹付け後 ウェットフィルム セッティング 加熱乾燥中 乾燥後 ドライフィルム -11- 関西ペイント建築用塗料の系統・用途別一覧 エマルションの乾燥機構 1.外装用塗料 下地調整材 セメント系 JISA6916C-1 適合 図ー4 合成樹脂エマルション系 カチオンタイプ JISA6916E適合 水性反応硬化形ホールド材 特殊アクリル樹脂系 従来形エマルション(融着造膜形) 可とう形改修塗材E JISA6909 適合 ■アレスホルダー Z ■アレスホルダー GⅡ ■アレス弾性ホルダー防水形 外装薄塗材E JISA6909 適合 ■アレスリシン(骨材入り) 防水形外装薄塗材E(単層弾性) JISA6909 適合 JISA6909 適合 JISA6909 適合 複層塗材(吹付タイル) JISA6909 適合 ■アレスタイル各種 ●マルチタイル各種 防水形複層塗材E JISA6909 適合 ■アレスゴムタイルニューラフ ■アレス弾性ホルダー防水形 ■アレス透湿ファンデラフ エマルション粒子 界面活性剤により、エマルショ ン粒子が水の中で安定に存在し ている。 水が蒸発するに伴い、エマルシ ョン粒子が接近し、徐々に融着 が始まる。 造膜助剤の効果で融着がほぼ終 了し、連結した塗膜が形成され る。ただし、結合は弱い。 透湿性 外壁 軒天 ■アレス透湿ファンデラフ ■アレスノキテンコート ■アレス水性ワイドグリップ ■アレスフネックス 複層仕上げ(つや有) 単層仕上げ(つや消) ■Zウォール ■ドリームコート 難燃性 外断熱形仕上塗材 エマルション粒子 官能基 エナメル仕上材 アクリル系 低汚染形 水性反応硬化形 ウレタン系 低汚染形 ターペン可溶形 アクリルシリコン形 水が蒸発とともに、反応剤とエ マルションの官能基との架橋反 応が開始する。 エマルション粒子間の架橋反応 により、強靭な三次元構造の塗 膜を形成する。 水性反応硬化形 水性反応硬化形 低汚染形 ターペン可溶形 低汚染形(水性) ふっ素系 低汚染形 クリヤー・カラークリヤー仕上材 アクリル系 ウレタン系 アクリルシリコン系 2液 2液 2 液(弾性) 2液 1液 1液 (つや消) 2液 2液 1液 2液 1液 2液 1液 2液 濡れ色防止 水性 ふっ素系 濡れ色防止 水性 マスチック塗材 アクリルシリコン系 特殊仕上材 シリコン系 多彩模様仕上げ しっくい仕上げ 浸透性吸水防止材 水性 注)●は溶剤系と水性があるもの、●は強溶剤系、●は弱溶剤系、■は水性塗料です、(複層塗材は主材の系統を示します。) -12- -13- ■シリコンテックス ■シリコンテックスデコ ■アレスアクアビルド ■アレスアクアビルドつや消 ■アレスゴムウォール ■アレスゴムウォール(ローラー用) JISA6021 適合 水性反応硬化形エマルション(粒子間架橋形) 官能基を持つエマルション粒子 と反応剤が水中に安定して存在 している。 ローラー塗り 吹付け塗り ローラー塗り(シーラーレス) ローラー塗り(つや消) 建築用塗膜防水材 透湿・難燃性仕上塗材(つや消) 反応剤 ■アレスフィラー ■アレスカチオンフィラー ■アレスセメントフィラー ■アレスエアレスフィラー ■アレスアクリルフィラー ■アレスシリコンクラフト ●アレスポリマーレジン ●APエナメル ●アレスセラアクリル ■アレスアクアグロス ●アレスレタン ●アレスセラレタン ●アレスセラレタンG ●セラMレタン ●アレスエコレタンⅡ ●カンペ 1 液Mレタン ■アレスアクアレタン ■タフマットU ●セラシリコン ●セラMシリコンⅡ ●アレスエコシリコン ■アレスアクアセラシリコン ■アレスアクアシリコンACⅡ ●アレスフロン ■アレスアクアフッソⅡ上塗 ●アレスセラフッソ上塗 ●ムキフッソ上塗 ●AP(カラー)クリヤー ●アレスレタン(カラー)クリヤー ●ニューアレスガードシステムAS ■アクアプリズム ●アレスフロン(カラー)クリヤー ●ニューアレスガードシステムNF ■アクアプリズムF ■アレスマスチック各種 ■水性ゾラコートEX ■アレスシックイ(外部用) ●エクセラ 100 ■水性エクセラ 関西ペイント建築塗料品種構成マップ 分類 下塗 セメント系素材 水性系 2.建築用塗料 シーラー エマルション系 標準形 低VOC 弾性 1液 2液 金属素材 エマルション系 さび止 エポキシ系 油性・合成系 エポキシ系 目止め 上塗 2液 溶剤系 2液 1液 水性 内部 外部 油性・合成系 エマルション系 油性・合成系 普及品 低臭 壁用 普及品 アスファルトシングル用 アクリルシリコン系 遮熱形 破風用 木部用 床用 内装用 -14- 処理剤 添加 洗浄用 洗 ライン用 遮熱形 内装 多彩模様 クロス用 抗菌用 防カビ用 スタジオ用 漆喰塗料 他 落書き防止用 貼り紙防止用 鉄骨用(超速乾形) 路面用 防虫防腐着色材 クリヤー仕上げ JIS主材 2液 1液 ●ヤネアスシルバー ●SDルーフペイント ●ACルーフペイントリッチ ●スーパーウレタンルーフペイント ●スーパーシリコンルーフペイント ●ヤネMシリコン ■アクアヤネシリコン ■ヤネフラット ●ヒルムR- 10,R- 91 ■CPエコ ●SDキング ●キシラデコール ■水性木部用クリヤーU ●カンペフロアー各種 ■水性ゾラコートⅡ ■クロステックス各種 ■アレスシルバー工法 ●スーパーカビノン各種 ■カンペSWー 20 ■アレスシックイ ●ケセルクリーン ●ザクロン各種 ●アイアントップⅡ ●カンペラインC ■ヒルムA ■アレスリフレ各種 特殊 新生瓦用 天然アスファルト系 油性・合成系 アクリル系 ウレタン系 アクリルシリコン系 アクリルシリコン系 外装 トタン用 微弾性 弾性 屋根用 UR・都住指定材料 特殊用途 アクリル系 アクリル系(3 分・5 分つや) ウレタン系 外装主材(下地調整) 鉄部用 艶有 硬質 機能品 艶消 エマルション系 特殊仕上げ 高仕上り(3 分・5 分つや) ウレタン2液 ウレタン2液弾性 フッソ2液 艶有弾性 フタル酸系 塩化ビニル系 NADアクリル系 アクリル シリコン2液 外装単層仕上材 高級品 ●SDホルス 1000 ●SDホルスリッチ ●エコホルス(F4)Ⅱ ●スーパーホルス(無鉛) ●パワーホルス(F4)1 種 ●グラファイトA ●アレスネクストⅡ ●ビニボン 100 ●アレスセラマイルド ●アレスセラマイルドエコ ■ビニデラックス 555 ■ビニデラックス 300 ■コスモクリーンⅢ ■エコデラックスⅡ ■クリーンテックス ■アレスエコクリーン(シリーズ) ■アスカⅡ ■アレス水性ネクスト ■アレス水性ナノトップU 強溶剤系 木素材 パテ 弱溶剤系 シーリング用 外装上塗り 塩化ビニル系 塩化ゴム系 ポリウレタン系 エポキシ系 水性艶消・艶調整 ケイカル板用 カチオン系 ヤニ止め ■EPシーラー(白・透明) ■エコデラシーラー ■アレス水性ケイカルシーラー ■エコカチオンシーラー ■ストップシーラー ●VPシーラー(白・透明) ●アレスゴムタイルシーラー ●レタンIOシーラー ●アレスストロングシーラー ●エポMシーラー ●浸透形シーラー ●マルチタイルコンクリートプライマー EPO ●シープラ ■アレス水性エポレジン ■WDパテ各種 ■カラーパテ ●アレスエポパテ ●各種さび止 ●スーパーザウルス ●アレスイーグル ●ザウルスEXⅡ ■アクアマックスⅡ ■一液水性ザウルス ●ホルス下塗白(F4) ■アクアグランドコート アクリル汎用 アクリル高級 アクリル弾性 ウレタン汎用 ウレタン高級 ウレタン弾性 ウレタン弾性 シリコン汎用 シリコン高級 シリコン弾性 シリコン低汚染 フッソ高級 外壁防水上塗り 艶消微弾性 艶消 3分艶 5分艶 砂壁状 軒天井用 軒天井用 アクリル艶消 アクリル艶消低臭 アクリル艶有 ウレタン1液 ウレタン2液 シリコン1液 シリコン2液 フッソ2液 塩ビエナメル 塩ビクリヤー 安価形(さざ波) 汎用(さざ波) 汎用(凹凸) 高級(さざ波) 弾性 難燃微弾性 断熱 省工程(ローラー) セメント系 エアレス用 ローラー用 汎用ローラー 標準ローラー 標準凹凸 中毛ローラー(1液) ローラー(1液) ローラー(2液防水) 断熱 クラック充填 水性エポキシ 弱溶剤形 A6909E A6909RE A6909RS(2液) A6909防水形汎用 A6909防水形高級 A6021 A6021 マスチックローラー工法 マスチックローラー工法 外部・軒天 鉄部・速乾 鉄部・速乾さび止 クロス用 水性艶有 NAD 洗浄剤 除菌剤 抗菌剤 ドライヤー 水 弱溶剤 強溶剤 製品名 コスモアクリル アレスアクアグロス アレス水性弾性アクリル コスモレタン アレスアクアレタン アレス水性弾性ウレタン アレス水性ゴムウォールトップU コスモシリコン アレスアクアシリコンACII アレス水性弾性シリコン アレスアクアセラシリコン(ベース/硬化剤=14/1) アレスアクアフッソⅡ リベルセラトップⅠ(ベース/硬化剤=14/1) タフマットU アレスアクアグロスZ アレスアクアグロス3F アレスアクアグロス5F アレスリシン アレスノキテンコート アレス水性ワイドグリップ アレスセラマイルド アレスセラマイルドエコ アレスセラマイルドグロス アレスエコレタンII セラMレタン(ベース/硬化剤=10/1) アレスエコシリコン セラMシリコンII(ベース/硬化剤=9/1) ムキフッソ(ベース/硬化剤=14/1) ビニボン100 ビニボン100クリヤー アレスセラアクリル APエナメル APクリヤー アレスレタン(ベース/硬化剤=7/1) アレスセラレタン(ベース/硬化剤=4/1) アレスセラレタンG(ベース/硬化剤=4/1) アレスシリコン(ベース/硬化剤=14/1) セラシリコン(ベース/硬化剤=14/1) アレスフロン(ベース/硬化剤=7/1) アレスセラフッソ上塗(ベース/硬化剤=4/1) スーパーテックス シリコンテックス シリコンテックスデコ アレスアクアビルド アレスアクアビルドつや消し アレスフネックス ドリームコート アレスパワーウォール アレスセメントフィラー(粉/液=10/1) アレスフィラー(粉/液=2/1) アレスカチオンフィラー(粉/液=2/1) アレスエアレスフィラー アレスアクリルフィラー アレスホルダー Z アレスホルダー G II アレスホルダー G IIデコ アレスシリコンクラフト アレス弾性ホルダー防水形 リベルマイスター(ベース/硬化剤=100/2) Zウォール アレススーパーホルダー G チューブ入り アレス水性エポレジン(ベース/硬化剤=5/1) アレスポリマーレジン アレスタイルラフ マルチタイルラフRE マルチタイルラフRS(ベース/硬化剤=22/1.5) アレスゴムタイルニューラフ アレス透湿ファンデラフ リベルマイスター 21 ゴムウォール(ローラー用) アレスマスチックA アレスマスチックC(粉/液=10/4) アレスRP アレスOFP アレスOFP下塗 アレスFEP カンペGP カンペFP アレスリフレ スーパーカビノン除菌剤 アレスシルバー除菌剤 アクア抗菌剤 液体ドライヤー -15- 容量 15kg・4kg 15kg・4kg 15kg 15kg・4kg 15kg・4kg 15kg 16kg・4kg 15kg 15kg・4kg 15kg 15kgセット 15kg・4kg 15kgセット 16kg・4kg 16kg・4kg 15kg・4kg 15kg・4kg 20kg 20kg 16kg 16kg・4kg 15kg・4kg 16kg・3kg 15kg・3kg 16kgセット・4kgセット 15kg・3kg 15kgセット・4kgセット 15kgセット・4kgセット 16kg・4kg 16L・4L 15kg・4kg 15kg 15kg 16kgセット・4kgセット 16kgセット・4kgセット 16kgセット 15kgセット・4kgセット 15kgセット・4kgセット 16kgセット・4kgセット 16kgセット・4kgセット 16kg 16kg 16kg 16kg 16kg 16kg 14L 16kg 22kgセット 30kgセット 30kgセット 20kg 20kg 16kg 16kg 16kg 16kg 16kg 16kgセット 16L 0.5kg 15kgセット 16kg 20kg 20kg 23.5kgセット 18kg 18kg 16kg 16kg 20kg 28kgセット 20kg 16kg 16kg 16kg 18kg 16kg 各種 16L・4L 16L・4L 1L 4L 備考 JIS K5660 ゴムウォール用水性上塗り シリコン標準・高光沢・低汚染 超低汚染 アクアグロスシリーズ 〃 〃 JIS A6909外装薄塗材E 肉持ち感 JIS K5670 NADアクリル 〃 超低臭 〃 一液・高光沢・耐候1種 高光沢 一液・高耐候性(1種) 低汚染性・無機素材適性 高耐候性 超低汚染 超低汚染 低汚染 低汚染 JIS A6909防水形外装薄塗材E JIS A6909防水形外装薄塗材E JIS A6909防水形外装薄塗材E 艶消し単層弾性 難燃性 断熱性・艶消し・作業性 新設省工程仕様 JIS A6916建築用下地調整材C-1 JIS A6916建築用下地調整材E JIS A6909可とう形改修塗材E JIS A6909可とう形改修塗材E JIS A6909可とう形改修塗材E JIS A6909可とう形改修塗材E・防水形複層塗材E JIS JIS JIS JIS JIS JIS JIS A6909複層塗材E A6909複層塗材RE A6909複層塗材RS A6909防水形複層塗材E A6909防水形複層塗材E A6021建築用塗膜防水材 A6021建築用塗膜防水材 艶消 エマルション薄膜系(内装主用途) 分類 艶有 半艶 クロス 合成調合 JIS K5516 木 - 油性 鉄 鉄扉 JIS K5663-1種 JIS K5663-2種 ホリゾント用 汚染除去 超低VOC 多機能 多機能 抗菌 水 弱溶剤 強溶剤 強溶剤 低VOC 低VOC 低VOC 製品名 容量 薄塗材 床用 鉄部 木部 他 金属屋根 無機系屋根 屋根用 下塗 多彩 コンクリート生地仕上 特殊仕上 他 シーラー パテ シーラー・木部下塗・さび止 木部下塗 さび止 ビニデラックス300 20kg ビニデラックス555 20kg カンペSW-20 20kg クリーンテックス 16kg 低VOC エコデラックス II 16kg 低VOC コスモクリーン III 16kg 低VOC アレスエコクリーン マット 15kg アレスシルバー工法 アスカ II 15kg・4kg 鉄部用 アレス水性ナノトップU 15kg・3kg 低VOC 低VOC アレスエコクリーン グロス 15kg・4kg 低VOC 低VOC アレスエコクリーン 3F/ 5F 15kg・4kg 鉄・木部用 低VOC アレス水性ネクスト 3F/ 5F 15kg・4kg 艶消 低VOC クロステックス100 16kg 3分艶 クロステックス200 16kg 艶有 クロステックス300 16kg シーラー クロステックスシーラー 15kg 漆喰塗料 VOCフリー アレスシックイ 15kg 1種・標準 SDホルス1000 14L・3L 1種 SDホルスブライト 14L・3L SDホルスリッチ 18kg・4kg 1種・高級 スーパーホルス(無鉛) 14L・3L 1種・上下兼用 パワーホルス(F 4)1種 15kg・4kg 1種・上塗 エコホルス(F 4)Ⅱ 15kg・4kg 2種・標準 SDスーパーマリン上塗 18kg・4kg 木部破風用 SDキング(塗色:コーヒー Br/カーキー /チョコレート) 14L・3L 木部防腐着色剤 キシラデコール 16L・4L Aボイル油 16L 油性ワニス 赤プリマオイル 16L フタル酸系 アレスネクスト II 3F・5F 16kg・4kg グラファイト色 グラファイトペイント(3塗色) 18kg 水性アクリル カンペフロアー100 16kg 溶剤形アクリル カンペフロアー200 15kg 2液ウレタン カンペフロアー400(ベース/硬化剤=7/1) 16kgセット 2液エポキシ カンペフロアー600(ベース/硬化剤=4/1) 18kgセット 2液水性エポキシ カンペフロアー700(ベース/硬化剤=4/1) 15kgセット 鉄部速乾 グローリーQ 16kg・3kg 鉄骨・スプレー用 アイアントップ II 16kg・4kg アレス水性木部用クリヤーUつや有り/艶消し 4L セラMレタンクリヤー(ベース/硬化剤=10/1) 16kgセット・4kgセット 木部用クリヤー セルバ30サンジングシーラー 16L・4L セルバ61木部用クリヤーラッカー 16L・4L 合成樹脂調合ペイント SDルーフペイント 14L アクリル樹脂系 ACルーフペイントリッチ 14L ウレタン(2液) スーパーウレタンルーフペイント(ベース/硬化剤=14/1) 15kgセット シリコン樹脂系 スーパーシリコンルーフペイント 14L 天然アスファルト系 ヤネアスシルバー 18kg 水性シリコン アクアヤネシリコン 15kg 弱溶剤シリコン(2液) ヤネMシリコン(ベース/硬化剤=9/1) 15kgセット セメント瓦用 スーパーシリコンルーフペイント 14L アスファルトシングル用 ヤネフラット 15kg 遮熱プライマー アレスクールプライマー(ベース/硬化剤=19/1) 16kgセット セメント瓦用フィラー アレスルーフフィラー 20kg 新生瓦用(2液) Mシリコンプライマー(ベース/硬化剤=7/1) 12kgセット 新生瓦用(1液) ヤネ強化プライマーEPO 12kg 内装多彩 水性ゾラコートⅡ 15kg 外装多彩 水性ゾラコートEX 15kg 石調仕上材 シリコンストーン 18kg 裏水濡れ色防止(撥水剤) ニューアレスガードリパルサー 14kg 濡れ色防止 ニューアレスガードクリスタル 16kg シリコンクリヤー(2液) アレスガードASクリヤー(ベース/硬化剤=14/1) 15kgセット フッソクリヤー(2液) アレスガードNFクリヤー(ベース/硬化剤=7/1) 16kgセット 裏水濡れ色防止(撥水剤) アクアプリズムリパルサー 15kg 水性シリコンクリヤー(1液) アクアプリズム3F/全つや 16kg 溶剤形撥水剤 エクセラ100 16L 水性撥水剤 水性エクセラ 15kg しっくい仕上げ アレスシックイ(外部用) 15kg 道路ライン用 カンペラインC 白/黄 20kg 道路用遮熱 ヒルムA 15kg アクリル樹脂エマルション系シーラー EPシーラー白・透明 15kg カチオン形水性アクリルシリコン樹脂系 エコカチオンシーラー(透明) 15kg 低VOC特殊アクリル樹脂エマルション系 低VOC エコデラシーラー 15kg ヤニ止めシーラー ストップシーラー 15kg シルバー工法 アレスシルバーシーラー 15kg ケイカル板用シーラー アレス水性ケイカルシーラー 15kg ターペン形1液エポキシ樹脂シーラー エポMシーラー 16L ケチミン硬化エポキシ樹脂系下塗 シープラ(ベース/硬化剤=4/1) 1kgセット 塩化ビニル樹脂系シーラー VPシーラー白・透明 15kg 塩化ゴム系シーラー アレスゴムタイルシーラー 15kg 1液形エポキシ樹脂シーラー アレスストロングシーラー 15kg・4kg 2液形エポキシ樹脂シーラー 浸透形シーラー(ベース/硬化剤=4/1) 16kgセット 湿気硬化形ポリウレタン樹脂シーラー レタンIOシーラー 16kg 2液形エポキシ樹脂系下塗 マルチタイルコンクリートプライマーEPO(ベース/硬化剤=4/1) 20kgセット・5kgセット WDパテ 20kg・4kg WDパテ(耐水形) 20kg 水性パテ カラーパテ 仕上用 白 20kg・4kg カンペホリゾントパテ 仕上用/粗地用 20kg エポキシパテ(2液) アレスエポパテ(ベース/硬化剤=2/1) 3.9kgセット 低VOCアルキド樹脂エマルション塗料 アクアグランドコート 16kg・4kg 長油性フタル酸樹脂系下塗塗料 ホルス下塗 白(F4) 18kg 水性・エポキシ(1液) 低VOC アクアマックス II 16kg 水性・エポキシ(1液) 1液水性ザウルス 15kg 汎用・エポキシ(1液) ザウルスEXⅡ 16kg・4kg 高級・エポキシ(2液) スーパーザウルス(ベース/硬化剤=9/1) 16kgセット 高級・エポキシ(1液) アレスイーグル 16kg・4kg -16- 備考 JIS K5663-1種 内外部用標準品 JIS K5663-2種 スタジオホリゾント用艶消し JIS K5663-1種 JIS K5663-1種 JIS K5663-1種 JIS K5663-1種 鉄部用上塗り(JIS K5660) 外壁・外部用鉄部上塗り 内部壁面用(JIS K5560) 内部壁面用 鉄扉向け JIS K5663 塗布型漆喰 JIS K5516-1種 標準品 JIS K5516-1種 JIS K5516-1種 JIS K5516-1種 JIS K5516-1種 F☆☆☆☆・速乾・上塗下塗兼用 JIS K5516-1種 F☆☆☆☆・上塗用 JIS K5516-2種 標準品 煮あまに油:調合ペイント用希釈材・刷毛保管用 煮あまに油/アルキド:油性塗料&合成調合ペイント用希釈材 鉄扉、等 F☆☆☆☆ 鉄柵、等 施工管理の要点 材料 用いカタログなどを参照して行ないます。なお、塗装 (1)塗装材料(塗料)の選び方 時に混合して使用する多液形の塗料は、混合割合・混 塗料は、設計図面に示した塗料や規格に適合した製 合方法および、混合後の可使時間に規制がありますの 品とし、特記のないときは監査員または施工担当者の で、塗料メーカーの指示または、カタログなどによっ 承認するものとします。 て間違いないかどうか確認します。 (2)塗料の承認 (4)こし分け 塗料は元容器のまま、レッテルを破損せず開封しな 塗料は、使用直前によくかき混ぜて均等にし、こ い状態で現場に搬入し、ただちにJISマーク・規格番 して使用します。こし分けに用いるフルイは、JIS Z 号・名称および種別・製造年月日ならびに製造番号に 8801(標準フルイ)#100~210とします。 ついて施工担当者の立会の上で確認を受けます。 表面の検査と処理 (3)上塗塗料の調色 上塗りに用いる塗料の調色は、塗料メーカーまたは 木製下見板・破風などにも適用 (1)コンクリート面・モルタル面・プラスター面 調色を専門とする業者において、色・艶を調合するこ ① 素地の凹凸(ジャンカ) とを原則とします。 ② クラック・穴・ピンホール この場合、使用する原色は、塗料メーカーの指定す ③ 汚れ・油類などの不純物の付着 るものを使用しなければなりません。 ④ 乾燥の程度(水分) ⑤ 表面アルカリ度 (4)塗料の保管および置場 新生瓦と兼用可能 塗料の保管は、原則として専門の置場を設け、下記 ⑥ 吸収性(吸い込み)の大小 新生瓦向け 新生瓦向け(13.5kg/1.5kg) 金属屋根と兼用可能 アスファルトシングル向け 薄塗り遮熱下地 劣化セメント瓦の下地調整用 によって適切に行ないます。 ⑦ 旧塗膜の状態 ⑧ 素地面の強度 ① 建物の防火性に注意する。 (2) スレート板・木毛セメント板 (周囲の建物との間隔は1.5m以上とする。) コンクリート面・モルタル面・プラスター面に準じる。 ② 換気を良くする。 (3)木部・ベニヤ板面 ③ 直射日光を避ける。 ④ 防塵性を考慮する。 ① しみ・汚れ・付着物 ⑤ 危険物の消火に有効な消火器・消火砂を備える。 ② かんな目・逆目・けば ⑥ その他、消防法に準じる。 ③ 割れ・すきま・虫食い穴 ④ やに、および節 塗布型漆喰 路面遮熱塗料 JIS K5663 JIS K5663 1液エポキシ 2液エポキシ ⑤ 釘頭・ねじ頭 工程その他 (1)各工程の塗料と塗装用器材(塗装方法)の承認 仕様書中の各工程に示された塗料および塗装用器材 ① ミルスケール・赤さび す。 ② 汚れ・油およびモルタルカスなどの付着物 ③ 溶接終了後のスラグおよび、スパッター除去の 色・艶・配色・仕上りの程度は、塗り見本または状 赤さび色・グレー 赤さび色・グレー 白・赤さび色・グレー・淡彩色 白・赤さび色・グレー 白・赤さび色・グレー (4)鉄部 については、施工担当者の承認を受けることが必要で (2)塗り見本および塗装試験 JIS K5669一般形 JIS K5669耐水形 JIS K5669一般形 合成樹脂エマルション系パテ エポキシ樹脂パテ 木部用水性下塗白 ⑥ 旧塗膜の状態 良否 況により塗装試験を行ない、施工担当者の承認を受け ④ 表面の粗さ ます。 ⑤ 表面の温度 (3)塗料の調合(希釈) ⑥ ショッププライマーの傷・二次さび発生 塗料の調合は、素材・素材面の粗密、吸い込みの大 小、塗装時の温湿度の高低および塗装方法を考慮して 専用シンナーまたは、メーカーの指定するシンナーを -17- ⑦ 旧塗膜の状態 (5)亜鉛めっき鋼材面・アルミ合金面 ①油類などの付着物 色彩設計 ② 素地の処理(化成処理など) 被塗面の状況 環境を公共の財産として捉える考え方が浸透し景観を構 ③ 白さび 下記の場合は塗装を避け、適当な養生処置を行なわ 成する構造物の意匠性、とりわけ色彩に求められる要望が ④ 長期暴露後の風化状態 なければなりません。 非常に高くなっています。当社ではいちはやく社会のニー ⑴ 素地の含水率が高いとき(含水率8%以上) ズに取り組み、橋梁、建築物などの大型構造物をはじめと ⑵ 素地のアルカリ度が高いとき(pH10以上) して自動車、建材、家具、家電などあらゆる対象について 気象状況および環境 ⑶ 被塗面に湿気があるとき 色彩設計および色彩提案を行なっています。 塗装中や、塗膜の乾燥中に下記に示すような状況 ⑷ 被塗面に結露の恐れがあるとき で、良好な塗膜が得られないと施工担当者が認めた場 ⑸ 溶接箇所周辺にスパッター・スラグが付着して ⑤ 旧塗膜の状態 いるとき 合、塗装を行なってはいけません。 ⑹ 養生の不備によって塗装箇所以外に付着したり ⑴ 気温が5℃以下の場合 ⑵ 湿度が85%以上の場合 汚染したりする恐れのあるとき ⑶ 雨天・降雪または塗装乾燥後までにその恐れが ⑺ 木板・合板・スレート板・繊維板などの塗装素 地の釘頭は、適切なさび止塗料を塗装した後、 あり、完全な塗膜が得られないと認めたとき。 ⑷ 強風または過度の通風または周囲の他作業に 施工担当者の承認を受ける。 よって飛散物・ほこりの多いとき。 ⑸ 炎天下で塗装面の温度が高く、塗面に泡が生じ る恐れのあるとき。 当社では、ともすれば感性の問題で済まされがちだっ た色彩に関して、周辺環境や建物の特徴、使う人の立場 など、心理的・科学的根拠に基づいて解析し、わかりやす くかつ論理的な説明を行うことを第一に考えた色彩設計を 行っています。 これまでの色彩研究を冊子「いろシリーズ」(建物のいろ、 集合住宅のいろ、学校のいろ、医療福祉のいろ、橋梁のいろ)にまとめ、発行しています。 塗装終了後の検査 指定の工程で完了したとき、監督者または施工担当 者の指定するときに検査承認を受けます。 冊子「いろシリーズ」 色彩設計のプロセス 調査 ・対象物の調査 ・周辺環境の調査 ・法的規制の調査 色彩設計の ご依頼 コンセプト 策定 分析 ・環境特性の分析 ・建物特性の分析 ・人的特性の分析 -18- -19- 色彩設計案の ご提案 ・色彩設計報告書 ・CG作成 参考資料 ■色彩設計の実績 ・集合住宅 建物の部位の名称 ベランダ側 階 段 側 ・病院 ・高齢者施設 ベランダ笠木 ・駅舎 ベランダ外壁 ・工場 ・橋梁 他 搭屋 大屋根見付 大屋根軒裏 ベランダ内壁 階段室上壁 開口部 手摺笠木 ベランダ手摺棒 パラペット 屋根 階段室 大庇 外壁 外壁 手摺壁 階段室腰壁 ベランダ面台 ベランダ床 ベランダ 階段室天井 上げ裏 ベランダ軒裏 洋 風 建 築 防水押え立上り 屋根点検孔立上り (おおひさし) 大庇 大屋根 (おおひさしみつけ) 大庇見付 (おおひさしみつけ) 大庇見付 サッシ廻り 大庇軒天 ボーダー (こひさし) 小庇 小庇見付 鉄製手摺 小庇上げ裏 窓面台 バルコニー床木 階段 笠木 バルコニー上げ裏 物干金物 踊場 抱(だき)面 踊場天井 階段笠木 階段腰壁 外壁(一般壁面) 笠木 玄関庇 窓の面台 階段上げ裏 階段巾木 外周巾木 床下換気孔 -20- -21- JIS~関西ペイント商品対照表(1) 塗料 JIS該当製品一覧表(JIS表示品) 和 風 建 築 JIS 破風 名 称 K5492:2003 アルミニウムペイント K5516:2003 合成樹脂調合ペイント 種 別 - 屋根(瓦) 1種 日本瓦 タル木 軒天 屋根(カラートタン) 壁(モルタル) 2種中塗 2種上塗 モルタル 窓 廻りぶち プラスターまたは塗装壁 長押 A種、B種 鴨居 ベランダ 庇 K5551:2008 構造物用さび止めペイント サッシ 敷居 プラスターまたは塗装壁 モルタル タタミ タタミ 寄せ 根太 大引き 土台 布コンクリート C種1号 C種2号 C種1号、C種2号 手摺 ドア シャッター 戸袋 雨戸 ブロック塀 門扉 K5552:2002 ジンクリッチプライマー K5553:2002 厚膜形ジンクリッチペイント K5572:2003 フタル酸樹脂エナメル K5621:2008 一般用さび止めペイント K5623:2002 K5625:2002 K5629:2002 亜酸化鉛さび止めペイント シアナミド鉛さび止めペイント 鉛酸カルシウムさび止めペイント K5633:2002 エッチングプライマー 1種 2種 1種 2種 1種 1種 2種 4種 2種 2種 - 1種 2種 中塗 K5659:2008 鋼構造物用耐候性塗料 鉄骨造住宅 上塗1級 上塗2級 上塗3級 手摺 パラペット K5660:2003 つや有合成樹脂エマルションペイント - 窓サッシ 大庇 ベランダ笠木 外壁 ベランダ シーラー K5663:2003 合成樹脂エマルションペイント及びシーラー 1種 軒天水切 2種 出入り口建具 -22- 外周幅木 K5669:2003 合成樹脂エマルションパテ K5670:2003 アクリル樹脂系非水分散形塗料 K5674:2008 鉛・クロムフリーさび止めペイント 一般形薄付け用 一般形厚付け用 耐水形薄付け用 - 1種 -23- 2010.7現在 製 品 名 プラチナイトR SDホルスリッチ SDホルスブライト SDホルス1000 スーパーホルス(無鉛) パワーホルス(F4)1種 エコホルス(F4)Ⅱ SDマリンセーフティ中塗 SDマリンセーフティ上塗 SDスーパーマリン上塗 エスコ エポマリンプライマー エポマリンGX アルテク卜プライマー アルテクトNB エスコNBマイルド エスコNBセーフティ レタンGPプライマー エスコNB エポテクトタールフリー SDジンク1000 SDジンク100 SDジンク100QD(E) SDジンク1500A SDジンク500 フタリット1 一般サビナイト 速乾サビナイト(F4) 速乾サビナイト鉛丹色 アクアマックスⅡ SD亜酸化鉛サビナイト SDシアナミドサビナイト SDマリンCPプライマー メタラクトH5 メタラクトH15 セラテクトマイルド中塗 セラテクトF中塗 カンペフロンHD中塗 シリコテクトAC中塗 セラテクトU中塗 レタン中塗E セラテクトFマイルド上塗 セラテクトF上塗 カンペフロンHD上塗 シリコテクトAC上塗 セラテクトUマイルド上塗 セラテクトU上塗 レタン6000 アレスアクアグロス アスカⅡ カンペGP アレスエコクリーングロス EPシーラー白 EPシーラー透明 エコデラシーラー クロステックスシーラー エコデラックスⅡ クリーンテックス コスモクリーンⅢ クロステックス100 アクアグロスZ アレスエコクリーンマット ビニデラックスシャープ ビニデラックス300 ビニデラックス555 WDパテ カラーパテ仕上用白 カンペホリゾントパテ仕上用 カンペホリゾントパテ粗地用 WDパテ(耐水形) アレスセラマイルド アレスセラマイルド5F アレスセラマイルドグロス アレスセラマイルドエコ ラスゴンセーフティ(F4) 超速乾ラスゴンセーフティ JIS~関西ペイント商品対照表(2) JIS廃止規格・暫定継続規格(予定) 仕上塗材 JIS A該当製品一覧表(JIS表示品) JIS A6021:2000 名 称 建築用塗膜防水材 種 別 外壁用アクリルゴム系 外装薄塗材E 防水形外装薄塗材E 可とう形改修塗材E 2010.7現在 製 品 名 リベルマイスター 21 アレスゴムウォール(ローラー用) <下塗材> EPシーラー白 <主材> アレスリシン <下塗材> アレスゴムタイルシーラー エコカチオンシーラー マルチタイルコンクリートプライマー EPO <主材> シリコンテックス シリコンテックスデコ アレスアクアビルド <主材> アレスホルダー GⅡ アレスホルダー GⅡデコ アレスホルダー Z <上塗材> アレスアクアグロス コスモレタン アレスアクアレタン コスモシリコン アレスアクアシリコンACⅡ <主材> アレス弾性ホルダー防水形 <上塗材> アレス水性弾性アクリル アレス水性弾性ウレタン アレス水性弾性シリコン アレスアクアセラシリコン A6909:2003 建築用仕上塗材 防水形複層塗材E <下塗材> アレスゴムタイルシーラー エコカチオンシーラー マルチタイルコンクリートプライマー EPO <主材> アレス弾性ホルダー防水形 アレスゴムタイルニューラフ 透湿ファンデラフ <上塗材> アレス水性弾性アクリル アレス水性弾性ウレタン アレス水性弾性シリコン アレスアクアセラシリコン 複層塗材E <下塗材> VPシーラー白 エコカチオンシーラー マルチタイルコンクリートプライマー EPO <主材> アレスタイルラフ <上塗材> コスモアクリル コスモレタン コスモシリコン アレスセラアクリル 複層塗材RE 複層塗材RS A6916:2000 建築用下地調整塗材 <下塗材> VPシーラー白 エコカチオンシーラー マルチタイルコンクリートプライマー EPO <主材> マルチタイルラフRE <上塗材> コスモアクリル コスモレタン コスモシリコン アレスアクアシリコンACⅡ <下塗材> マルチタイルラフRSシーラー <主材> マルチタイルラフRS <上塗材> マルチタイル上塗PU 下地調整塗材C-1 アレスカチオンフィラー 下地調整塗材E アレスエアレスフィラー -24- 塗料 JIS廃止及び廃止予定規格 JISNo. * K 5431 K 5511 JIS名称 セラックニス類 油性調合ペイント * K 5538 ラッカー系シンナー * K 5554 フェノール樹脂系雲母状酸化鉄塗料 * K 5555 エポキシ樹脂系雲母状酸化鉄塗料 K 5562 フタル酸樹脂ワニス * K 5581 塩化ビニル樹脂ワニス * K 5583 塩化ビニル樹脂プライマー K 5591 油性下地塗料 * K 5622 鉛丹さび止めペイント * K 5624 塩基性クロム酸鉛さび止めペイント * K 5627 ジンククロメートさび止めペイント * K 5628 鉛丹ジンククロメートさび止めペイント * K 5639 塩化ゴム系塗料 * K 5641 カシュー樹脂塗料 * K 5646 カシュー樹脂下地塗料 * K 5653 アクリル樹脂ワニス * K 5654 アクリル樹脂エナメル * K 5664 タールエポキシ樹脂塗料・1種 K 5667 多彩模様塗料・2種 * K 5673 安全色採用蛍光塗料 *印:平成22年7月現在で廃止済みJIS規格 塗料 JIS暫定継続規格 JISNo. JIS名称 K 5531 ニトロセルロースラッカー K 5533 ラッカー系シーラー K 5535 ラッカー系下地塗料 K 5582 塩化ビニル樹脂エナメル K 5623 亜酸化鉛さび止めペイント K 5625 シアナミド鉛さび止めペイント K 5629 鉛酸カルシウムさび止めペイント K 5668 合成樹脂エマルション模様塗料塗り *暫定的に規格を継続するが、JlSの見直し(5年ごと)時期に製品動向を調査し、廃止・継続あるいは問題点を解決した規格 への修正などが行なわれる。 -25- 防火材料認定商品一覧表 証明書発行団体 認定番号 品 目 名 通達番号 NM-8585 塗料塗装/不燃材料 国住指第2100号 QM-9816 塗料塗装/準不燃材料 国住指第2101号 RM-9364 塗料塗装/難燃材料 国住指第2102号 ・社団法人 日本塗料工業会 (2010.7現在) 合成樹脂調合ペイント アクリル樹脂系非水分散形塗料 アレスアクアグロスZ アレスエコクリーン3F アレスエコクリーン5F アレスエコクリーンマット アレスシルバーセミグロス アレスシルバーマット アレス水性ネクスト3F アレス水性ネクスト5F エコデラックスⅡ クリーンテックス クロステックス100 コスモクリーンⅢ ビニデラックス300 ビニデラックス555 ビニデラックスシャープ アレス水性ワイドグリップ SDホルスブライト SDホルス1000 SDホルス艶消 SDホルスリッチ アイアントップⅡ スーパーホルス パワーホルス(F4) 1種 エコホルス(F4)Ⅱ アレスセラマイルド アレスセラマイルドエコ アレスセラマイルドグロス アクリル樹脂エナメル APエナメル 上からは不燃材料、準不燃材料、難燃材料に区分され は防火材料ではありません。これが準不燃材である石 ています。また基材(下地材)との組み合わせによっ こうボードに塗装された場合に準不燃材と同等の防火 て防火性能が決定される『防火材料認定』の材料も防 材料として扱われるわけです。ただし、その組成や施 火材料として扱われます。 工方法などについて、定められた条件を守らなければ 2. 防火認定材料とは、工事の現場で薄く塗って仕上 なりません。 げる化粧用の材料で、塗り付ける相手の材料(基材) 現在、防火認定材料として認められている材料に の防火性能を低下させることがないものを言います。 は、塗料、ロックウール、窯業形サイディングなどが 例えば、準不燃材料である石こうボードの壁に、防 あります。 火認定である塗料を塗って仕上げた場合には、その両 建築基準法 法および政令(目 次) 水性ゾラコートⅡ つや有合成樹脂エマルションペイント 品 目 名 通達番号 NM-8572 有機質砂壁状塗料塗り/不燃材料 国住指第1936号 QM-9812 有機質砂壁状塗料塗り/準不燃材料 国住指第1941号 RM-9361 有機質砂壁状塗料塗り/難燃材料 国住指第1946号 建築基準法 第2条 第9号 建築基準法 施行令 第108号2 建築基準法 施行令第1条第5号 証明書発行団体 ・特定非営利活動法人 湿式仕上技術センター アレスマスチックA 難燃材料 認定番号 準不燃材料 旧認定番号:基材同等第0001号(品目名:塗料) アレスリシン<骨材入り> 漆喰塗料アレスシックイ たがって、例えば「ビニデラックス300」そのもの 不燃材料 アレスネクストⅡ3F アレスネクストⅡ5F フタリット1 諸令規にしたがって定められた建築材料で、防火性能 多彩模様塗料 アレスアクアグロス アレスアクアレタン アレスエコクリーングロス アレスシルバーグロス カンペGP アレス水性ナノトップU アレスアクアグロス3F アレスアクアグロス5F コスモアクリル フタル酸樹脂エナメル 者を含めた全体が準不燃材料として認められます。し 区分 合成樹脂エマルションペイント 1. 防火材料とは、建築基準法及びそれに関連する 建築基準法 施行令第1条第6号 材 料 機能及びその技術的基準 国土交通大臣指定材料 国土交通大臣認定材料 第108条の2 法第2条第9号の政 令で定める性能及びその技術的基準 は、建築材料に、通常の火災による火 熱が加えられた場合に、加熱開始後 20分間次の各号(建築物の外部の仕 上げに用いるものにあっては、第1号 及び第2号)に掲げる要件を満たして いるもので、国土交通大臣が定めたも の又は国土交通大臣の認定を受けたも のをいう。 1.燃焼しないものであること。 2.防火上有害な変形、溶融、き裂そ の他の損傷を生じないものである こと。 3.避難上有害な煙又はガスを発生し ないものであること。 (平成12年告示第1400号) コンクリート、モルタル、 レ ン ガ、 瓦、 陶 磁 器 質 タ イル、スレート、繊維強化 セメント板、鉄鋼、アルミ ニウム、ガラス、モルタル、 石、しっくい、ロックウー ル、グラスウール板、せっ こボード板*など 塗料,仕上塗材、壁紙、グ ラスウール保温板、塩ビ鋼 板、塗装ステンレス鋼板、 せっこうプラスター塗ラス ボード、仕上げ用せっこう プラスター塗ラスボード、 スラグせっこう板、軽量セ メントモルタルなど 建築材料のうち、通常の火災による 火熱が加えられた場合に、加熱開始 後10分間第108条の2各号(建築物 の外部の仕上げに用いるものにあって は、第1号及び第2号)に掲げる要件 を満たしているものとして、国土交通 大臣が定めたもの又は国土交通大臣の 認定を受けたものをいう。 (平成12年告示第1401号) 不燃材料 せっこうボード*、 木毛セメント板*、 硬質木片セメント板*、 木片セメント板*、 パルプセメント板* 塗料,仕上塗材、壁紙、 塩ビ鋼板、 せっこうボード、 木毛セメント板、 パルプセメント板、 金属サイディングなど 建築材料のうち、通常の火災による火 (平成12年告示第1402号) 塗料,仕上塗材、壁紙、 熱が加えられた場合に、加熱開始後5 準不燃材料 塩ビ鋼板、 分間第108条の2各号(建築物の外 難燃合板*、 難燃処理合板など 部の仕上げに用いるものにあっては、 せっこうボード*、 第1号及び第2号)に掲げる要件を満 たしているものとして、国土交通大臣 難燃繊維板、 が定めたもの又は国土交通大臣の認定 難燃プラスチック板、 を受けたものをいう。 *:板厚などが定められている。 旧認定番号:基材同等第0004号 通達番号 NM-8573 複合型化粧用仕上材塗り/不燃材料 国住指第1937号 QM-9813 複合型化粧用仕上材塗り/準不燃材料 国住指第1942号 RM-9362 複合型化粧用仕上材塗り/難燃材料 国住指第1947号 証明書発行団体 ・特定非営利活動法人 湿式仕上技術センター アレスマスチックCE 旧認定番号:基材同等第0005号 -26- -27- 性能評価の依頼 性能評価書の発行 指定性能評価機関 品 目 名 ○国土交通大臣認定手続の流れ 申請者 認定番号 ○試験方法および判定基準 項目 要求性能 総発熱量(mJ/m2) 総発熱量が8(mJ/m2)を越えない 200kw/m2を超える時間 200kw/m2を超える発熱速度が10秒を 超えて継続しない 防火上有害な変形・溶解・ 試験体表面に達する亀裂、貫通孔などを き裂を生じないこと 生じない 発熱試験装置 試験方法は、規定されていないため性能 評価機関で独自の方法(国土交通大臣か :コーンカロリメーター らの許可が必要)で行うことができる。 現在、最も多く使用されている試験方法 は、コーンカロリーメーターである。 試験 性能評価 認定の申請 認定書の発行 国土交通大臣 建築用仕上塗材の分類一覧表 JIS A 6909(2003)建築用仕上塗材〈仕上塗材の種類及び呼び名〉 種 薄付け仕上塗材 (1) 厚付け仕上塗材 (2) 軽量骨材仕上塗材 複層仕上塗材(3) 類 呼 び 名 外装けい酸質系薄付け仕上塗材 可とう形外装けい酸質系薄付け仕上塗材 外装薄塗材Si 可とう形外装薄塗材Si 外装合成樹脂エマルション系薄付け仕上塗材 外装薄塗材E JIS A 6916(2006)建築用下地調整塗材〈種類及び呼び名〉 参 考 主たる仕上の形状 砂壁状 ゆず肌状 通称(例) シリカリシン 砂壁状 樹脂リシン、アクリルリシン、 陶石リシン 又は主材だけ 砂壁状、ゆず肌状 弾性リシン ③3㎜程度以下 ゆず肌状、さざ波状、 ①用途 ②層構成 ③塗り厚 ①主として外装用 ②下塗材+主材 可とう形外装合成樹脂エマルション系薄付け仕上塗材 可とう形外装薄塗材E 防水形外装合成樹脂エマルション系薄付け仕上塗材 防水形外装薄塗材E 外装合成樹脂溶液系薄付け仕上塗材 内装セメント系薄付け仕上塗材 外装薄塗材S 内装薄塗材C 内装消石灰・ドロマイトプラスター系薄付け仕上塗材 内装薄塗材L 内装けい酸質系薄付け仕上塗材 内装薄塗材Si 内装合成樹脂エマルション系薄付け仕上塗材 内装薄塗材E 内装水溶性樹脂系薄付け仕上塗材(1) 外装セメント系厚付け仕上塗材 外装けい酸質系厚付け仕上塗材 内装薄塗材W 外装厚塗材C 外装厚塗材Si 外装合成樹脂エマルション系厚付け仕上塗材 外装厚塗材E 内装セメント系厚付け仕上塗材 内装消石灰・ドロマイトプラスター系厚付け仕上塗材 内装厚塗材C 内装厚塗材L 内装せっこう系厚付け仕上塗材 内装厚塗材G 内装けい酸質系厚付け仕上塗材 内装厚塗材Si 内装合成樹脂エマルション系厚付け仕上塗材 内装厚塗材E 吹付用軽量骨材仕上塗材 吹付用軽量塗材 こて塗用軽量骨材仕上塗材 こて塗用軽量塗材 ポリマーセメント系複層仕上塗材 複層塗材CE セメント系吹付タイル 可とう形ポリマーセメント系複層仕上塗材 可とう形複層塗材CE セメント系吹付タイル(可とう 形、微弾性、柔軟形) 防水形ポリマーセメント系複層仕上塗材(4) けい酸質系複層仕上塗材 合成樹脂エマルション系複層仕上塗材 防水形合成樹脂エマルション系複層仕上塗材(4) 反応硬化形合成樹脂エマルション系複層仕上塗材 防水形複層塗材CE 複層塗材Si 複層塗材E 防水形複層塗材E 複層塗材RE 凹凸状 砂壁状 砂壁状 ①内装用 ②下塗材+主材 又は主材だけ ③3㎜程度以下 ①外装用 ②下塗材+主材 ③4~10㎜程度 ①内装用 ②下塗材+主材 又は主材だけ ③4~10㎜程度 シリカリシン 砂壁状、ゆず肌状、さ ざ波状 じゅらく ①主として天井用 ②下塗材+主材 ③3~5㎜程度 ①内装及び外装用 ②下塗材+主材+上塗材 ③3~5㎜程度 繊維壁、京壁、じゅらく セメントスタッコ シリカスタッコ 樹脂スタッコ、アクリルスタッ コ セメントスタッコ けい藻土塗材 スタッコ状 掻き落とし状 平たん状 セメント系下地調整塗材(1) 溶液リシン セメントリシン 砂壁状、ゆず肌状 スタッコ状 類 単層弾性 平たん状、ゆず肌状、 けい藻土塗材 さざ波状 京壁状、繊維壁状 種 けい藻土塗材 シリカスタッコ 呼び名 可とう形改修用仕上 可とう形反応硬化形合成樹脂エマルション系改修用仕上 塗材(3) 塗材 可とう形ポリマーセメント系改修用仕上塗材 複層塗材RS 防水形複層塗材RS 可とう形改修塗材E 可とう形改修塗材RE 可とう形改修塗材CE 下地調整塗材C-2 1~3 程度 コンクリート 下地調整塗材E 0.5~1 程度 ALCパネル コンクリート 1種 下地調整塗材CM-1 3~10 程度 ALCパネル コンクリート 内装薄塗材E 外装薄塗材E 複層塗材E 塗料 こて塗り 吹付け 2種 下地調整塗材CM-2 3~10 程度 コンクリート 全ての仕上塗材 こて塗り 吹付け 合成樹脂エマルション系下地調整塗材(2) セメント系下地調整厚塗材(1) 注(1)結合材としてセメント、およびセメント混和用ポリマーディスパージョンまたは再乳化形粉末樹脂を混合したもの。 (2)結合材として合成樹脂エマルションを使用したもの。 パーライト吹付、ひる石吹付 シリカタイル アクリルタイル 弾性タイル(複層弾性) 水系エポキシタイル 凹凸状 ゆず肌状 平たん状 注(1)内装水溶性樹脂系薄付け仕上塗材には、耐湿性、酸アルカリ性、かび抵抗性の特性を付加したものがある。 (2)内装薄付け仕上塗材及び内装厚付け仕上塗材で吸放湿性の特性を付加したものについては、調湿形と表記する。 (3)複層仕上塗材及び可とう形改修用仕上塗材で、耐候性を区分する場合は、耐候形1種、耐候形2種、耐候形3種とする。 (4)防水形複層塗料で耐疲労性の特性を付加したものについては、耐疲労形と表示する。 備考1.セメント系とは、結合材としてセメントまはたこれにセメント混和用ポリマーディスパージョンを混合した仕上塗材をいう。 2.けい酸質系とは、結合材としてけい酸質結合材またはこれに合成樹脂エマルションを混合した仕上塗材をいう。 3.合成樹脂エマルション系とは、結合材として合成樹脂エマルションを使用した仕上塗材をいう。 4.合成樹脂溶液系とは、結合材として合成樹脂の溶液を使用した仕上塗材をいう。 5.水溶性樹脂系とは、結合材として水溶性樹脂またはこれに合成樹脂エマルションを混合した仕上塗材をいう。 6.ポリマーセメント系とは、結合材としてセメント系およびこれにセメント混和用ポリマーディスパージョンまたは再乳化形粉末樹脂を混合した仕上塗材をいう。 7.反応硬化形合成樹脂エマルション系とは、結合材としてエポキシ系などの使用時に反応硬化させる合成樹脂エマルションを使用した仕上塗材をいう。 8.内装消石灰・ドロマイトプラスター系とは、結合材として消石灰及び又はドロマイトプラスター又はこれにポリマーディスパージョン又は再乳化形粉末樹脂を混合した仕上塗材をい う。 9.せっこう系とは、結合材としてせっこうを使用した仕上塗材をいう。 -28- 吹付け こて塗り はけ塗り 2種 エポキシタイル ①外装用 ②主材+上塗材 ③0.5~1㎜程度 内装薄塗材E 外装薄塗材E 複層塗材E 塗料 全ての仕上塗材 塗料 内装薄塗材E 外装薄塗材E 複層塗材E 塗料 施工方法 下地調整塗材C-1 防水形反応硬化形合成樹脂エマルション系複層仕上塗材(4) 防水形複層塗材RE 合成樹脂溶液系複層仕上塗材 防水形合成樹脂溶液系複層仕上塗材(4) 可とう形合成樹脂エマルション系改修用仕上塗材 ALCパネル コンクリート 主な適用仕上材 1種 平たん状 ゆず肌状 月面状 平たん状 主な適用下地 考 0.5~1 程度 樹脂スタッコ、アクリルスタッ コ 砂壁状 参 膜厚 (㎜) -29- こて塗り 吹付け ローラー塗り 下地処理工事の要領例 下地処理 塗装仕様種別の略号一覧表 < 笠木の取り付け > 日本 建築学会 JASS-18 日本 建築家 協会 国土 交通省 郵政 事業庁 文部 科学省 UR都市機 構:旧都市基 盤整備公団 日本 工業規格 JIS K オイルステイン塗り オイルステインワニス塗り スパーワニス塗り クリヤーラッカー塗り ラッカーエナメル塗り フタル酸樹脂ワニス塗り フタル酸樹脂エナメル塗り OS - OC LC LE FC FE - - - - - - FE OS - - CL - - FE OS - - CL - - - OS - OU CL - - FE O.S O.S.V - C.L - - - 合成樹脂調合ペイント塗り SOP SOP SOP SOP SOP S.O.P - - - 5531 5531 - 5572 5516 1・2種 1-UC UC UC - UC U.C - 塗装種別 適用 1液形油変性ウレタン樹脂 ワニス塗り 2液形油変性ウレタン樹脂 ワニス塗り アクリル樹脂ワニス塗り アクリル樹脂エナメル塗り 塩化ビニル樹脂エナメル塗り 2液形ポリウレタンエナメル塗り 弱溶剤2液形ポリウレタンエナメ ル塗り アクリルシリコン樹脂ワニス塗り アクリルシリコン樹脂 エナメル塗り 常温乾燥形ふっ素樹脂ワニス塗り 常温乾燥形ふっ素樹脂 エナメル塗り 耐候性塗料塗り アクリル樹脂系非水分散形 塗料塗り 合成樹脂エマルションペイント塗り つや有合成樹脂 エマルションペイント塗り ポリウレタン エマルションペイント塗り 合成樹脂エマルション 模様塗料塗り 多彩模様塗料塗り 2液形エポキシ樹脂エナメル塗り 2液形厚膜エポキシ樹脂 エナメル塗り 2液形タールエポキシ樹脂 エナメル塗り アルミニウムペイント塗り 2-UC UC UC - UC U.C - AC AE VE AC AE VE - - - - AE VE - AE - - - - 2-UE 2-UE - 2-UE 2-UE - - - 5582 5658 5659 LS2-UE - - - - - - 2-ASC - - - - - - 2-ASE 2-ASE - - 2-ASE - 5658 5659 2-FUC 2-FUC * - - - - - 2-FUE 2-FUE - 2-FUE 2-FUE - 5658 5659 - - DP - - - (注) (5658) 5659 NADE NAD NAD - - - 5670 EP AEP EP EP EP E.P-Ⅰ EP EP - EP EP E.P-Ⅱ 5663 1種 5663 2種 EP-G EP-G EP-G EP-G EP-G G.P 5660 UEP - - - - - - EP-T - EP-T - EP-T - 5668 EP-M 2-XE EP-M 2-XE - - EP-M - EP-M - - - - - - 2T-XE - - - - - 2T-XE TExP - - - - - AIP alp - ALP - - 5492 抗菌性塗料塗り - - - - ABP - - 木材保護塗料塗り WP - WP - - - - ステイン塗り ST - - - - - - 2液形ポリウレタン 2-ULC - - - - - - クリヤーラッカー塗り 注) ● 塗料種別名称:JASS18の名称に準じている。 ● 2−FUC *:打ち放しコンクリート仕上げ(濡れ肌防止)のみである。 ● 国土交通省の耐候性塗料塗り(DP)のコンクリート面及び押出成形セメント板面については旧来のJIS及びJASSが適用されており ますので御注意下さい。 (JIS K 5658建築用フッ素樹脂塗料、JASS 18 M−404アクリルシリコン樹脂塗料、JIS K 5656建築用ポリウレタン樹脂塗料) -30- 並木部分は雨水が溜まりやすく、塗膜 が剥離しやすいので、並木を金属で覆 うのが最も望ましい。端末の納まりは シーリング処理を行なう。 金属並木 シーリング材 笠 木 塗膜 <Uカット処理> 防水層 屋上 樹脂入りモルタル バックアップ材 <エポキシ樹脂注入> クラック サンダーがけ シーリング材 ク ラ ッ ク に 沿 っ て U カ ッ ト し、 コーキング材を充填してから樹脂 入りモルタルで埋め、硬化後サン ダーで平坦にする。 <窓廻り処理> 金づちなどで表面をたたき、異音 のある場合はドリルで孔をあけ、 エポキシ樹脂を注入する。 サッシュ シーリング材 打ち直し 塗装のはがれ <劣化塗膜の処理> 風化 チョーキング 汚れ スクレーバー ワイヤブラシ サンダー 高圧水洗 庇 鉄筋 <金属の露出> エ ポ キ シ 系 さ び止めを塗装後樹脂モルタルで補修する。 -31- 塗料・仕上塗材および塗膜に起る欠陥の原因とその対策 2)下地の状態により発生する欠陥と対策 塗膜欠陥 エフロレッセンス、ひび 割れ、はがれ り、更に気象や周囲の環境の影響を受けることから、材料・塗装・塗膜の欠陥に起因するクレームが多く発生する。 ればならない。また、発生した欠陥に対しては、なるべく早い段階でその防止策を行なうことが肝心である。現実 設 陥の発生は、極力避けねばならず、材料の品質、貯蔵保管、塗装設計、塗装工程の管理に細心の注意が払われなけ 新 塗膜の欠陥は、建物の価値観を低減することになり、金銭的に大きい損失を招く恐れがある。したがって、塗膜欠 に発生しやすい欠陥についての原因および対策について、発生する欠陥を材料、下地、塗装作業中、塗装作業後、 経時後の5項目に分けて表に示した。 1)材料に発生する欠陥と対策 欠陥内容 原 対 ①高温での貯蔵(直射日光下での貯蔵)。 ②長期間保管。 ③開放容器による保存。 ④異種塗料の混合、異種溶剤の使用。 ⑤反応硬化形塗料での可使時間超過。 策 ①40℃以上の貯蔵および直射日光下での貯蔵を避け る。 ②使用期限内の材料を使用する。 ③密閉した容器で保存する。 ④材料メーカーの仕様を守る。 ⑤可使時間以内に使用する。 ①塗材の分散・混合不足。 ②長期間保管。 ③うすめ液(溶剤又は水)による過希釈。 ①使用の際、底部まで十分に撹拌する。 ②使用期限内の材料を使用する。 ③溶剤又は水を多量に加えない。 り ①長期間保管。 ②開放容器による保存。 ③直射日光下で貯蔵(高粘度タイプの塗材)。 ①40℃以上の貯蔵は避け、使用期限内の材料を使用 する。 ②開缶後は、密閉した容器で保存する。 ③直射日光下での貯蔵を避ける。 だ ま・ 固 ま り ①高顔料濃度の塗材における顔料および骨材 の分離・沈降。 ②皮ばりの塗材中への沈降。 ①顔料の沈降(上記参照)。 ②皮ばり(上記参照)。 凍 結 (水系材料) ①水系仕上塗材の0℃以下での長期貯蔵。 ①凍結する雰囲気で保管しない。 腐 敗 (水系材料) ①開放容器による保存。 ②腐敗した水での希釈。 ③長期貯蔵品の使用。 ①開缶後は密閉した容器で保存する。 ②汲み置き(雑菌入り)した水で希釈しない。 ③長期の貯蔵は避け、在庫管理に注意する。 色 の 分 離 ①使用顔料の分散状態の差。 ②希釈した上塗材の保管。 ①使用の際、十分に撹拌する。 ②同上。 色 ①製造ロット間の色の差。 ②高温貯蔵等による変質。 ①塗装面、目地、塗継ぎ箇所などで区分けし使用す る。著しく異なる場合はメーカーに返品する。 ②保管に注意する。 顔 料 の 沈 降 皮 ば 違 い -32- 策 防水処理および補修を行い、仕上塗材の仕上げに支障がないよう に下地調整する。 不陸・目違い 仕上塗材の種類、厚さ、仕上りの程度などにより許容できる範囲 に処理する。 はじき、はがれ、ふくれ、 不純物の付着 ちぢみ 下地は清浄な面とする(塵埃、油脂、さび及びモルタル、コンク リートのこぼれなどの付着などを除去する)。 ひび割れ、はがれ 十分な付着性が得られる下地にする。 下地の強度 ふくれ、はがれ、色むら、 下地の乾燥 変色、変質、乾燥不良、 (水分・pH) エフロレッセンス 仕上塗材の種類に応じ、適用できる条件(適性水分、アルカリ度) に管理する。 コンクリート⇒表面含水率;8%以下 pH;10以下 ふくれ、はがれ、さび汁 取り付け金物の防錆 木ねじ、くぎ類はさび止め塗料などで防錆処理を行う。 つやの不良、色むら、ガ ン肌、ピンホール、ドラ イアウト 下地の吸込み 下地調整塗材及び下塗材などで吸込みを押さえる。 エフロレッセンス、ひび 割れ、はがれ 割れ・破損・浮き 防水処理及び補修を行い、仕上塗材の仕上げに支障がないように 下地調整を行う。 補修箇所 パターンむら 仕上塗材の種類、厚さ、仕上がりの程度などにより、許容できる 範囲に処理する。 はじき、はがれ、ふくれ、 不純物の付着 ちぢみ 下地は清浄な面とする(塵埃、油脂、さびの付着などを除去す る)。 ひび割れ、はがれ、リフ ティング 既存塗膜の付着強度 十分な付着性を得るために、既存塗膜の種類及び付着状態に応じ た仕様を選定する。 ふくれ、はがれ、変色、 変質、発泡、乾燥不良 下地の乾燥(水分) 仕上塗材の種類に応じた下地調整を行う。 ⇒表面含水率:8%以下 ふくれ、はがれ、さび汁 取り付け金物の防錆 木ねじ、くぎ類はさび止め塗料などで防錆処理を行う。 つやの不良、色むら、ガ ン肌、ピンホール、ドラ イアウト 下地の吸込み 下塗材および下地調整塗材などで吸込みを抑える。 パターンむら (吹きむら) 塗替・改修 粘 度 変 化 因 対 割れ、破損、浮き パターンむら (吹きむら) 建築塗装では、被塗物および塗料と仕上塗材(以下:材料という)の種類が多種多様で、複雑な工程の仕様もあ 原因(下地の状態) -33- 3)塗装作業中に発生する欠陥と対策 欠陥内容 原 因 対 策 ①塗料の流動性不足。 ②塗付が不均一。 ③乾燥が速い場合。 ①希釈を適切にする。 ②十分均一になるように塗り広げる。 ③乾燥に応じた希釈で施工する。 流 れ( だ れ ) ①過度な厚塗り。 ②過希釈。 ③下地に全く吸込みがない場合。 ④水系塗材の高湿条件下での塗装。 ①厚塗りしない。 ②希釈を適切にする。 ③希釈を控え、はけの運行回数を多くする。 ④水系塗材の場合、湿度85%以上での塗装を避ける。 しわ ①油性塗料の過度な厚塗り。 ②乾燥時の急激な昇温 ③下塗の乾燥が不十分な上に上塗の塗装。 ①厚塗を避ける。(ボルトの頭、アングルの隅等で塗 料がたまるのを防ぐ) ②急激な乾燥促進を行なわない。 ③下塗の乾燥を十分行なってから上塗りする。 はじき ①下地に水又は油の付着。 ②スプレーエア中の水又は油の混入。 ③はけに油又は水の付着。 ④下塗りが平滑で硬い場合(喰いつきがな い)。 ①十分な下地調整を行なう。 ②エアーストレナーの交換又は取り付けを行なう。 ③はけを洗浄する。 ④サンディングを行なう又は塗料を変える。 ガンはだ ①塗材の粘度が高い、うすめ液の蒸発が速い、 あるいは湿度が高く風が強い、下塗材の吸 ①流動性がなくなる条件を避ける。 込みが著しく、粘性を失う場合。 ②吹付け圧を適正圧に調整する。 ②吹付け圧が低い場合。 糸ひき ①吹 付 け 塗 装 時、 溶 剤 の 蒸 発 が 速 い 場 合。 ①蒸発の遅い溶剤を用い、低圧で口径の大きいガンで (スプレーガン口において溶剤が蒸発し、 吹付けする。 塗材が糸状になる) は け 目 白化 ・ブラッシング ・かぶり ①湿度が高い時、塗膜からの急激な溶剤の蒸 発。(塗膜が冷えて水蒸気が凝縮し、白化 現象を起す) ②高揮発性溶剤を多量に含む速乾形上塗材の 塗装。 ①湿度が高いときの塗装は避ける。 ②低揮発性溶剤(リターダー)を用いる。 ピンホール ①下地に存在する気泡孔(穴)。 ①十分な下地調整を行なう。 あわ(発泡) *ローラー塗装 ①複層仕上塗材の高粘度での塗装。 ②溶剤形上塗材の乾燥が速い場合。 ③複層仕上塗材など上塗材のローラー運行回 数が多い場合 ①塗材の粘度を適正にする。 ②適切な溶剤形上塗材用溶剤を使用する。 ③ローラー運行回数を必要以上に多くしない。 あわ(発泡) *スプレー塗装 ①下地の細かい凹凸。 ②高粘度での吹付け。 ③高温時又は塗装直後の高温化。 ①十分な下地調整を行なう。 ②上塗材の粘度を適正にする。 ③適切な溶剤形上塗材用うすめ液を使用する。 セメント系塗材 のドライアウト ①下地の著しい吸込み。 ②夏期の直射日光下、強風下、冬期の異常低 湿度下での塗装。 ③塗材の混合不足。 シーラー処理し、下地の吸い込みを止める。下地に散 水する。 ②乾燥が著しく速い条件下での施工は控える。 ③混合時に塗材を水と十分なじませる。 -34- 色むら ①下地の養生不足および吸込みむら。 ②塗材の撹拌不足。 ③塗材ロット間の色の差。 ④複層仕上塗材などの溶剤形上塗材のうすめ 液が不適当。 ①下地を十分養生させる。下地の吸込みが均一になる ようシーラー又は下塗材の所定量を均一に塗る。 ②塗装時に十分撹拌する。 ③見切り*でロットを変更する。 ④溶剤形上塗材のうすめ液は所定品を使用し、所定の 希釈を行なう。 リフティング ち ぢ み ①既存塗膜が溶剤系1液形塗料の上に溶剤系 2液形反応硬化形塗料の2回重ね塗り。 ②下塗層の耐溶剤不足による密着不足。 ③可とう形改修塗材の薄塗りに、溶剤形2液 形反応硬化形塗料の2回重ね塗り。 ①適切な上塗材を用いる。 ②上塗材を弱溶剤系や水系への変更を協議する。 ③可とう形改修塗材を厚塗りし、溶剤の浸透を防止す る。適切な上塗材を用いる。 4)塗装作業後に発生する欠陥と対策 欠陥内容 原 因 対 策 にじみ ・ブリード ①下地に水系塗材を塗装(水可溶分のにじ み)。 ②異色の仕上塗材の塗装。 ③塗装間隔が不十分。 ④上塗材の溶剤溶解力が大きい場合。 ①溶剤系のシーラー等適切な下塗りを用いる。 ②にじみ易い色どうしの重ね塗りは避ける。 ③適切な塗装間隔を取る。 ④上塗材(又はうすめ液)を変更する。 色分かれ ①混合不十分。 ②うすめ液による過希釈。 ③顔料粒子の分散性が異なる2色の混合。 ①十分に混合する。 ②ダレを生じると色別れが生じるので注意する。 ③はけ目が多いと色別れが目立ちやすいので注意す る。 つやの不良 ①下地の著しい吸込み。 ②下塗材等の面の粗さ。 ③うすめ液が不適当で過希釈。 ④薄塗りの場合。 ⑤白化の発生。 ①下塗材で吸込みを止める。 ②上塗材を重ね塗りする。 ③適切なうすめ液を使用する。 ④適度の厚さに塗るか重ね塗りする。 ⑤「白化」の項参照。 つやむら ①下地の吸込みむら。 ②塗膜厚さの不均一等。 ③塗り回数不足。 ①下地の吸込みが均一になるようシーラー又は下塗材 の所定量を均一に塗る。 ②所定量を均一に塗る。 ③所定の塗り回数をまもる。 透け ・透けむら ①薄塗材や上塗材の塗付量不足。 ②著しい膜厚の不均一。 ①所定の塗り回数で所定量を均一に塗る。 ②同上。 メタリックむら ①蒸発速度の速い溶剤など不適当なうすめ液 の使用。 ②塗膜厚さの不均一。 ③適正吹付け圧とその維持が不完全。 ④ローラー塗装。 ①所定のうすめ液を使用する。 ②所定の塗回数で所定量を均一に塗装する。 ③コンプレッサーの空気圧、空気量およびガン機の調 整を行い、同じ条件で塗装する。 ④吹付けにより塗装する。 -35- 色むら ①下地を十分養生させる。また、下地の吸込みが均一 ①下地の養生不足および吸込みむら。 になるようシーラー又は下塗材の所定量を均一に塗 ②上塗材の品質(分散不良など)。 る。 ③複層塗材などの溶剤形上塗材のうすめ液が ②上塗材を取り替える。 ③溶剤形上塗材のうすめ液は所定品を使用し、所定の 不適当。 ④複層塗材などの上塗材のタレ部、はけ部、 希釈を行なう。 ④複層仕上塗材などの上塗材は、むら切りにより均一 ローラー耳部などにおける膜厚不均一。 に塗る。 乾燥不良 ①低温多湿条件(水系塗材)。 ②通風が悪く、溶剤の蒸発が遅い場合。 ③下地に水や油の付着。 ①極端な低温時および高湿度時の塗装は避ける。 ②通風、換気をよくする。 ③清浄な下地に調整する。 反応硬化形材料の 硬化不良 ①基材と硬化剤の混合ミス。 ②冬期における著しい低気温。 ③夏季形材料の冬期における施工。 ①硬化剤混合比の厳守と十分な混合。 ②著しい低気温下での施工は避けるか、採暖処置をと る。 ③夏季形、冬季形のある場合は使い分けをする。 足場むら ①足場の裏、影部などの施工のしにくい箇所 における吹き継ぎ又は塗り継ぎ部のむら又 は模様むら。 ①吹付けは、吹付け角度・距離を一定に保つように し、均一に塗り付ける。 パターン違い ①薄塗材の骨材の大きさ、量の間違い。 ②施工道具の間違い(金ごてと木ごて、ガン 口径の違いなど)。 ③塗付量、希釈のばらつき。 ①仕様に基づいて、事前に試し塗りし、仕上りを確認 する。 ②同上。 ③同上。 白華 ①塗膜表面へのアルカリ分の溶出。(セメン ト系材料が十分に硬化乾燥する前に降雨に 当たったり、結露環境になったりした場合 に塗膜表面に炭酸カルシウムが生成する) ①低温・高湿時には施工を行なわない。 白化 (耐水白化) ①乾燥初期の結露又は降雨。 ②水洗に洗浄剤を使用した場合の水洗不足。 ①降雨・結露・降雪が予想される場合は施工を中止す る。 ②水洗により洗浄剤を洗い流す。 あわ(発泡) ①下地に存在する気泡孔(穴)。 ②高粘度での吹付け塗装。 ③急激な気温上昇(炎天下)による浸透した 溶剤の蒸発。 ④下地の含有水分。 ①十分な下地調整をおこなう。 ②塗材の粘度を適正にする。 ③適切な溶剤形上塗材用うすめ液を使用する。 ④下地の乾燥を十分に行なう。 発泡(ふくれ) ①下地の巣穴からのエアーの押し出し。(断 熱性下地に多い) ②こて塗り仕上げの場合の押さえ(刷り込 み)不足。 ①ポリマーセメント系下地調整材により巣穴をうめ る。 ②こて塗りの場合、パターン付け前に良くしごく。 ひび割れ ・造膜不良 ・低温割れ ①寒冷期における最低造膜温度以下での施 工。 ②冬期の低温と風。 ①5℃以下の塗装は避ける。 ②採暖や養生シートなど行い施工する。 乾燥ひび割れ ①過度な厚付け。 ②冬期の低温と風。 ③過希釈。 ④高湿度条件(水系塗材)。 ①一度に厚く付けない。 ②塗装可能な状態まで施工しない。 ③適正希釈率を守る。 ④通風。換気をよくする。 -36- 5)経時で発生する欠陥と対策 欠陥内容 原 因 対 策 剥離・はがれ ・チッピング ・フレーキング ・スケーリング ・ピーリング ①下地の養生不足(表面含水率、pH)。 ②既存の塗膜が十分に密着していない上に塗 装。 ③白亜化の上に塗装。 ④被塗面の調整が不備で、油や汚れの付着。 ⑤下塗材/主材、主材/上塗材の不適合(層 間付着性)。 ①表面含水率;8%以下、pH;10以下まで養生期 間を設ける。 ②既存塗膜のはがれやすいものを剥離してから塗装 する。 ③白亜化層を除去して施工する。 ④十分な下地調整を行なう。 ⑤適切な塗装仕様で行なう。 変色および退色 ①下地の養生不足(水分、pH)。 ②塗材に耐薬品性の劣る樹脂や顔料の使用。 ③硫化水素等による黒変。 ④薄め色、淡彩色(淡彩色は変退色が目立 つ)。 ①下地の養生を十分に行なう。 ②使用塗材、塗装仕様の選択に配慮する。 ③用途に応じた適性に優れた塗材を選択する。 ④耐久性の良い塗材を選択する。 白亜化 ・チョーキング ①粉化(熱、紫外線、風雨等で塗膜が劣化 し、塗膜表面から粉化する)。 ②顔料/樹脂の組成比の影響。 ①耐白亜化性の良い塗材を選択する。 ②同上。 熱ふくれ ・蜂の巣状ふくれ ①蓄熱性の高い素材に、防水形複層仕上塗材 の上塗材が熱可塑性でかつ濃彩色で塗装。 ②既存の塗膜が熱可塑性で、厚膜および劣化 が著しい場合に、①項の上塗材を塗装。 ①建物の構造、材質および空調に配慮し、素地調整、 前処理を十分行い、塗色は濃彩を避ける。 ②下塗材に2液エポキシ系シーラーを使用し、上塗 材は2液ウレタン上塗材を使用するなど塗装仕様 の選択に配慮する。 浮き ふくれ ①塗膜の付着力低下。 ②塗膜裏面への漏水など、水・水分の影響 ①使用塗材、塗装仕様の選択に配慮する。 ②漏水対策、下地調整を十分に行なう ひび割れ ・チェッキング ・クラッキング ①凍結、融解、乾湿繰返しなど過酷な環境条 件。 ②下地の割れ、振動などの外的要因。 ③主材と上塗材の伸び挙動のバランス。 ①塗材、塗装仕様の選択に配慮する。 ②防水形仕上塗材のように伸長性に優れた塗材で施 工する。 ③塗材、塗装仕様の選択に配慮する。 汚れ ①シーリング材又は可塑剤を含む塗膜で被覆 された鋼板等からのブリード。 ②模様、仕上塗材の種類。 ③建物の構造(雨筋汚れ)。 ①可塑剤がブリードするシリコーン系シーリング材 などの上には塗装しない。ノンブリードタイプの シーリング材を使用する、又はバリアプライマー を使用する。 ②汚れにくい模様、塗材の選択に配慮する。 ③②項の選択および建物の構造を変更する。 (水切りの設置など) カビ・藻 ①使用環境条件(高湿度、温度など)。 ②仕上塗材の組成面の影響。 ①環境条件に注意(湿度条件の緩和など) ②防カビ剤、防藻剤入りの塗材、塗装仕様の選択に 配慮する。 -37- JIS Z 9101:2005(ISO 3864−1:2002)安全色及び安全標識 産業環境及び案内用安全標識のデザイン通則から抜粋 JIS Z 9103:2005安全色の一般事項から抜粋 適用範囲 この規格は、人への危害及び財物への損害を与える事故 防止・防火、健康上有害な情報並びに緊急避難を目的とし て、産業環境及び案内用に使用する安全標識の安全識別色 赤 (安全色) 意味 防火 禁止 停止 標識を含んでいる規格を開発する場合に適用する基本原則 黄赤 (安全色) びに安全性に関する疑問がもち出されるかもしれない場合 のすべての領域に適用可能である。ただし、鉄道、道路、 黄 (安全色) 警告 備えた特別の属性をもつ色。 安全状態 b)対比色 図記号、文字、地色などに用いて、安全色を 引き立たせる効果をもつ無彩色。 c)安 全標識(safety sign) 安全色と幾何学的形状を 組み合わせた基本形によって、一般的な安全のメッ セージを伝え、図記号を加えることによって、特定の 安全のメッセージを伝える標識。 d)安 全マーキング(safety marking) 安全標識、保 安警標などとは別に、安全のメッセージを伝える必要 高電圧危険、爆発物注意などの警告標識、火 2.5Y 8/14 薬及び発破、感電注意などの警告標識、配管 系識別の警告表示 危険位置を表示する安全マーキング、火薬 類、劇薬類、容器のマーキング クレーン、構内車両のバンパ、低いはり、衝 突のおそれがある柱、床上の突出物、床面の 端、ピットの縁、ホッパの周囲及び階段の踏 面の縁、吊り足場、電線の防護具 踏切注意柵、踏切遮断機、踏切警報機 駅舎、改札口、ホームなどの出口表示 明示 緑 (安全色) 進行 青 (安全色) 指示 誘導 安全旗及び安全指導標識 10G 4/10 労働衛生旗及び衛生指導標識 保護具箱(ケース)、担架、救急箱、救護室 の位置及び方向を示す標識並びに警標 非常口の位置及び方向を示す標識、広域避難 場所標識、鉱山の回避所、坑口、特免区域の 位置及び方向を示す警標 安全状態を表示する安全マーキング 進行信号旗 保護めがね着用、修理中などを示す指示標識 2.5RB 3.5/10 指示を表示する安全マーキング 駐車場の位置及び方向を示す透過色光による 誘導標識 赤紫 (安全色) 放射能 放射能標識、放射能警標、 放射能に関係するマーキング 2.5RP 4/12 白 (対比色) 通路 通路の区画線及び方向線並びに誘導標識 安全の標識、警標などの地色、図記号 安全マーキング N9.5 安全標識、警標の図記号、警告標識、警告警 標の帯状三角形 補助標識の文字、境界線 安全マーキング N1 黒 (対比色) のある対象物又は位置を明確にするために安全色及び 対比色を使用するマーキング。 安全色及び安全標識の目的 安全色及び安全標識の目的は、人への危害及び財物への 損害を与える事故・災害を防止し、安全と健康に影響する ISO: RC(造): 亜鉛めっき: 一般材料の基準色 スイッチボックス内蓋、機械の安全カバーの 2.5YR 6/14 内面 明示 救命いかだ、救命具、救命ブイ、水路標識、 (航海・航空の保安施設) 船舶けい(繋)留ブイ、飛行場救急車、燃料 車 は適さない。 定義 使用箇所及び使用例 防火標識、防火警標、配管系識別の消火表示 7.5R 4/1.5 防火設備の位置を示す安全マーキング 消火器、消火栓、消火バケツ、火災報知器の 塗色 禁止標識、禁止警標 立入禁止のバリケード 禁止信号旗(海水浴場、スケート場) 緊急停止ボタン、停止信号旗 危険 河川、海事、航空交通などの管制のために使用する信号に a)安 全色(safety colour) 安全を図るための意味を あ 安全色及び対比色の意味及び使用例(JIS Z 9103) 色の区分 並びにデザイン原則について規定する。この規格は、安全 を定めている。この規格は、産業環境及びすべての場所並 建築塗装に関する用語集 アクリルリシン: アクリルローラーリシン: 上げ裏: 朝顔: 足場: 足場板: 組立足場: ゴンドラ足場: 丸太足場: 吊り足場: 移動足場: 片足場: 脚立足場: 鋼製単管足場: 抱き足場: 棚足場: 本足場: アスファルト: アスファルト防水: アスベスト: アタッチメント: 雨仕舞: 雨樋: 雨漏り: 洗い出し: アルカリ骨材反応: 幾何学的形状、安全色及び対比色の一般的な意味(JIS Z 9101) 幾何学的形状 対象及び状況に注意を急速に引き付けて、特定のメッセー ジについての迅速な理解をさせるものとする。安全標識 意味 安全色 対比色 図記号の色 禁止 赤 白 黒 禁煙、立入禁止、 飲料不適 指示 青 白 白 保護具着用、保護 めがね着用、電源 プラグをコンセン トから抜け 警告 黄 黒 黒 高温注意、酸危険、 高電圧危険 円及び斜線 は、安全と健康とに関係のある指示のためにだけ使用す る。 円 正三角形 正方形 正方形 -38- 安全状態 緑 白 白 救護室、非常口、 避難場所 防火 赤 白 白 火災警報器、消防 器具、消火器 長方形 長方形 使用例 アルキッド樹脂: アルミ笠木: アルミニウムペイント: アルマイト: アンカー: アンカーボルト: 国際標準化機構のこと、近年、国際整合化が進む中で、国際規格が適用される。 ⇒構造の項参照 鉄面を亜鉛で被覆し、電気的な防食を行なう方法。素材浸漬・溶射・電気めっきの 方法がある。 JIS A 6909。 合成樹脂エマルションペイントに骨材を配合したもの。 内外壁に吹付塗装する。 リシン面の塗替に使用するローラー塗装用塗料。 建物を見上げたときに見える裏の部分のこと。庇の上げ裏など。 足場を架設したときの出入り口などに安全確保のために設ける落下物よけの棚状の もの。 各種施工の作業用の一次的な架設物。 足場に用いる板材。 予め一定の形の物を使用時に組立て使用する足場。 作業用のカゴをワイヤーロープで懸垂したもの。 加工しない材木を組合わせて架設される足場。 本体から懸垂して架設される足場、橋梁の塗替などに使用される。 移動できる足場(ローリングタワー)。 片側のみの簡単な足場。 部分的な工事に用いる。 パイプで組み立てた足場。 簡単な足場。 天井を塗装するときの足場(天井の下に水平に設置する)。 枠組みのある足場。 石油の蒸留残渣として得られる黒色有機物。 アスファルトを含浸した不織布を用いた防水方法。 石綿(硅酸マグネシウムが主成分)。 付属物のこと(付着強度、素地強度測定時の測定用器具)。 建物で雨水の浸入を防止し、雨水を始末すること。 屋根の雨水を流す樋(→竪樋)。 雨水が建物に浸入すること。 コンクリート等の表面を硬化前に水で洗い骨材を出す工法。 セメントのアルカリ成分により骨材が浸される反応。反応生成物の体積膨張により クラックが発生する。 グリセリンと無水フタル酸の縮合により得られる樹脂。 アルミ製の笠木(笠木部分の水の浸入を防ぐための覆い)。 アルミ粉を合成樹脂に配合し、金属光沢を与えるシルバーペイント。 アルミの防食方法(酸性液中で通電し表面に酸化アルミを作る)。 碇(いかり)のこと(コンクリートに鋼材を埋込み引き抜けないようにする)。 ⇒アンカーの項参照 い 石綿: 犬走り: 入り隈: 色ムラ: 隠蔽力: ⇒アスベストの項参照 塀の外側の溝との間の平らな部分、またはこのような塀の下の部分。 凹んだ隅。→出隅。 塗料を塗装したとき、その表面に色のことなる部分ができる現象。 塗料を塗装したとき、素地の色が見えなくさせる性能。→かぶり。 -39- う ウエザオメーター: 浮き(色うき): 打ち継ぎ: 打ち継ぎ目地: 打ち放しコンクリート: ウレタン樹脂塗料: ウールローラー: か 促進耐候性試験機のこと。 色ムラの1種-表面が斑紋状になる。 コンクリートを一度に打たずに時間をおいて打つこと。および、その継ぎ目。 打ち継ぎ部では付着性が悪く、後日クラックが発生するため予めこの部分をコーキ ング材で目地処理しクラックを防ぐ。 コンクリートの仕上り肌を活かし、仕上げを行わない工法。 イソシアネートとポリオール(アルコール)との2液反応硬化形塗料。耐候性・耐 水性に優れる。 羊毛をロール状に加工した塗装器具。 え ALC: エキスパンションジョイント: エコマーク: エッチングプライマー: FRP: エフロレッセンス(エフロ): S造: SRC造: エポキシ樹脂塗料: エマルション: エマルション樹脂塗料: NAD: MSDS: 塩化ゴム系塗料: 塩化ビニル樹脂塗料: 押さえ金具: 押さえモルタル: 屋外階段: 汚染: 踊り場: 額縁: 攪拌機: 笠木: 可使時間: セメント・硅砂・石灰・アルミから製造される、発泡軽量コンクリート。軽量で断 熱・遮音効果にすぐれる。 伸縮目地のこと。構造・基礎の異なる建物をつなぐ部分をつなぐ部分。 環境への負荷が少なく、環境保全に役立つ商品であることを示すマークの一種。 塗料中の燐酸と素材との反応により燐酸化合物を形成させ付着性を向上させる一次 プライマー。 ガラス繊維強化プラスチックス。 セメント系素材から流出したアルカリ成分が空気中の炭酸ガスと反応して、水に不 溶な白色物となったもの。 ⇒構造の項参照 ⇒構造の項参照 エポキシ樹脂とアミン類の2液反応形塗料。耐水性・耐薬品性に優れる。 液体を他の液体中に分散したもの。 顔料をエマルション樹脂中に分散した塗料。艶あり・艶消・内部用・外部用など各 種の塗料がある。 非水分散形溶剤塗料のこと。 化学物質安全性データシートのこと。化学物等の危険有害性の理解を深め、取扱い 者の労働安全災害防止に資することを目的に製造業者はMSDSを交付することに なっている。 塩化ゴムを基体樹脂とした塗料。耐水性・耐塩水性・耐薬品性に優れる。 塩化ビニル樹脂を基体樹脂とした塗料。耐水性・耐薬品性に優れる。 お 黄変: 大庇: 大平板: 押さえ工法: 開口部: 外構: 開放廊下: 界面破断: 塗膜が黄色に変色すること。 建物の庇(雨避け用の片流れの小屋根)で最上部の大きな部分。 スレートの平らで、原寸のもの。 屋上防水で、アスファルト防水の上に歩行用を目的に、モルタルをある厚さに塗り 重ねる工法。 防水用のシートなどの端末を止める金具。 ⇒押さえ工法の項参照 避難用に建物の外部に設置した階段。 表面の汚れ=外壁では、かび・こけ・塵埃などが原因物質。 階段の途中に設けられた休み場。 -40- 瑕疵: 架設足場: 架設工事: 片廊下: 架台: 可撓性: 矩計図: かび止め塗料: 壁式構造: 被り厚さ(鉄筋の): ガラリ: 仮囲い: 皮スキ: ガン: 顔料: 環境ホルモン: 換気・採光・出入り用に設けられた窓。出入り口・換気口など。 建物の外周部=外構工事。 外部に面した壁、窓が無い廊下。 多層を重ねたものの強度試験を行なった場合、それらの強度の最も弱い界面で剥離 すること。→擬集破壊。 壁面を塗装する場合、周囲を先行塗りし、中央部を塗装するが、この時周囲と中央 部の色が異なり額縁状に見えることがある。 =額縁が出ている。 塗料を攪拌する時に使用する機器。→電動・エアー駆動がある。 壁などの上部に雨水の浸入を防ぐ目的や飾りのために設けるもの。 通常は防水モルタル。望ましくはアルミ笠木を用いる。 多液混合タイプの塗料では反応により、塗料の状態が変化するが、支障なく使用で きる時間の最長。気温によって異なるので注意する。 傷・欠点の意味=瑕疵補修。 工事用の一次的な通路・作業場・機材置場など。 仮囲い・仮事務所・足場などの工事のための一次的工事。 片側のみに居室を設け、片側は廊下になっている構造。集合住宅の建築様式。 設備を支える構造物=高架水槽架台。 外力によってたわむ性質。 梁と柱を示した図面。 かびの発生を防止する塗料(防かび剤を添加したもの)。 ⇒構造の項参照 鉄筋コンクリートのコンクリート表面から鉄筋の表面までのコンクリート厚さ(か ぶり)。通常20~40㎜である。 羽板(よろい板)を付けた部分。屋上の空気抜き、よろい戸など。 工事の敷地の周辺に盗難・危険防止・安全のために設ける囲い。 ケレン用手工具。 吹き付け用塗装器具=リシンガン、タイルガン。 樹脂と混合し、着色・防錆・増量の効果を示す固体、粉末。=無機顔料・有機顔料・ 体質顔料。 正式名称は、外因性内分泌かく乱化学物質。人為的な原因で環境中に排出され、人 体内に入るホルモンの働きをかく乱して、がんや生殖機能障害をもたらす。 き 希釈剤: 基礎: 凝集破断: 切り妻屋根: シンナーおよび上水(塗料を薄め、塗装しやすくするために用いる)。 上部構造物の荷重を地盤に伝える部分=独立基礎、複合基礎、布基礎、べた基礎 外力によって塗膜が層内から破壊すること。 最も単純な形式の屋根。 く 躯体: クラック: クラックスケール: グラインダー: クリヤーラッカー: グレーチング: 建物の構造を構成する基本的なもの。 ひび割れ。=構造クラック、ヘアークラック クラックの幅を測定する物差し。 研磨砥石を電動で回転させる形の研磨用工具。 硝化綿を用いた透明塗料(主に木部用)。 2重床などに用いる格子状の部材。 -41- 小庇: コンクリート: け 欠損: 蹴込み: 軽量骨材: 軽量コンクリート: 化粧目地: 欠落: 結露: ケラバ: ケレン: ゲル: 建築基準法: コンクリート、モルタルなどが何らかの原因で欠けている状態。 階段の奥の垂直の部分。 コンクリートの軽量化、リシンの作業性向上に用いられる軽石等の骨材。 高層建築物などの高層部に用いるコンクリート。軽量骨材を用いたり、発泡させた 物。 ○ 目地部の外観を良くするために目地部を丁寧に充填すること。 ○ 通常はクラックなどの部分に目地を設ける(誘発目地)が、デザイン状の観点か ら、クラックが発生しない部分にも設ける目地。 欠損。 空気中の水分が表面に凝結付着して露を結ぶこと。 切り妻屋根の破風に沿う端。 鉄のさびや旧塗膜を除去すること。 ○ 固形状のコロイドの総称-寒天などの固まったもの。 ○ 塗料が固まって使用できなくなること。 安全等の目的で建築物の最低基準を定めた法律。 こ コアー(コアー抜き): コーキング: 高圧水洗: 硬化剤: 硬化促進剤: 構造: RC造: SRC造: PC造: S造: 柔構造: 壁式構造: ラーメン構造: 木口: 高架水槽: 合成樹脂エマルション: 合成樹脂調合ペイント: 構造クラック: 光明丹: 固形分: 腰壁: 骨材: こてむら: 小梁: 雨避け用の片流れの小屋根で最上階以外の部分。 セメント・砂利・砂からなる建築土木用の主な構造材。 さ 砕石: 彩度: 酢酸ビニル樹脂塗料: 左官: 左官刷毛: ささら桁: さび: さび止め: サンダー: サンドペーパー: 石を砕いた粗骨材。 色の鮮やかさ。 水性と溶剤形があるが、水性形が一般的。内壁の艶消タイプのエマルション塗料が 多い。 水で練った材料を壁・天井にこて塗りする作業。 左官工事に用いる腰の硬い刷毛。 階段の段板を支える横面の板。 金属の酸化物。 さび止め塗料。 金剛砂を紙・布に接着させたサンドペーパーを取付け電動工具で回転させ、研磨・ ケレンを行なう工具。 金剛砂を紙・布に接着させた研磨用具。 し コンクリート、地盤等の状態を調査する目的で採取する円柱の試料。あるいはその 方法。 ⇒シーリングの項参照 水に圧力(4.9~19.6MPa 50~200㎏f/㎠)をかけ、近距離から壁面に吹き付 け、表面を清掃ケレンする方法。超高圧水洗もある(147MPa 1500㎏f/㎠)。 主材との反応により、硬化し初期の性能を与えるもの。 主材と硬化剤の反応を早くするもの。 鉄筋コンクリート造のこと。 鉄骨鉄筋コンクリート造のこと。 工場でコンクリートのパネルを作成し、現地で鉄骨に取付ける建物の構造。 鉄骨造のこと。 応力を受けたときに変形の起きやすい構造。 壁の組合わせによる建物の構造。 剛接合の構造。 木材の木目に直角な切断面。 集合住宅で各戸に給水するため建物の上部に一時的に貯水するための水槽(FRP 製・ステンレス製・銅製など)。 酢酸ビニル・アクリルなどのモノマーを、水中で乳化重合させたもの。 主に建築用水性塗料に用いられる。 鉄部・木部用のフタル酸アルキド樹脂を基本樹脂とした塗料。 建物の構造上の問題に起因する躯体のひび割れ。一般に大きい。 鉛丹-オレンジ色の顔料、あるいはそれを用いた塗料。 塗膜が乾燥して後に残る成分。 内壁で腰から下の壁の部分。 砂・砂利・砕石などの総称-塗料では比較的大きな粒子の顔料。 コテ塗りした時のコテの跡がムラに見える状態。 大梁によって支えられる梁。 -42- 磁器タイル: シート防水: シーリング: シーラー: 色彩計画: 色相: JASS仕様: JIS: 紫外線: 指触乾燥: 下地処理: 下地調整材: 湿度: シックハウス症候群: 弱溶剤形塗料: ジャンカ: 主剤: 受水槽: シュミットハンマー: 竣工図: 充填: 仕様書: 常温硬化: 除錆: 収縮: 収縮クラック: 触診: シリカ系塗材: シリコン樹脂: 伸縮目地: 外装用のタイル。 塩ビなどのシートを貼付けて行なう防水。 物のすきまを埋めること。 素地の吸い込みを止める下塗り。 室内や環境との調和をとるために塗装の色を検討すること。 色合い。 日本建築学会の定める基本仕様。 日本工業規格の略。 太陽光線の内、波長が短くエネルギーの強い光。 指で軽く触っても塗料が付いてこない状態。 素地の補修などの塗装できるようにする作業。 素地の凹凸などを調整する塗材。 空気に含まれる水分の度合い。=相対湿度、絶対湿度。 建材に含まれるホルムアルデヒドなどの化学物質が屋内空気を汚染することによっ て、居住者に生じる健康被害の総称。 ミネラルスピリット等を使用した塗料。 豆板。コンクリートが部分的に充填されていない穴、欠陥。 ベース。2液形塗料で基本となるもの。 集合住宅で、公共水道からの水を初めに受ける水槽。 ハンマーをコンクリートに打ち付けたときの反発で粗密の程度を測定する機器。 施工過程での変更などを最終的に修正した設計図。 すきまに物を詰めること。 工事の内容で図面に記すことが困難な部分を示した文書。 常温で反応硬化すること。→焼付け塗装。 さび落とし。 縮まろうとすること、性質。 物体の収縮に伴い発生する割れ。 塗膜を触って官能評価すること。→チョーキングなど。 結合材として硅酸質樹脂と合成樹脂を用いた水性塗料。 有機珪素化合物で耐熱性・耐薬品性・耐候性・撥水性・可橈性が良い。 ⇒エキスパンションジョイントの項参照 -43- シングル: 浸透性撥水性: ジントギ(人研ぎ): シンナー: 原紙にアスファルトを含浸させ表面に着色砂を付着した屋根材、張り重ねて使用す る材料、その方法。 素地に含浸して、撥水性を付与する塗料。 セメントに大理石などを混ぜて施工した後、砥石で表面を研ぎ出す方法(人造研ぎ 出し仕上げ)。 ⇒希釈剤の項参照 す スクレーパー: 透け: スタッコ: ステンレス: 砂付きルーフィング: スパン: スペーサー: スラブ: ⇒皮スキの項参照 塗装した時、下地を完全に覆い隠せず透けてみえること。→かぶり。 ⇒JIS A 6916に規定される厚塗塗料。元々は漆喰の装飾仕上げ。 鉄のニッケル・クロムなどの合金。さびが出にくい。 原紙にアスファルトを含浸させ表面に着色砂を付着した屋根材。 建築物や橋の支点(柱)間の距離。 コンクリートの形枠工事で、厚さを一定に保つ器具。 鉄筋コンクリート床。 せ 脆弱部: 赤外線カメラ: 責任施工: 石膏: 石膏ボード: セットバック: ゼネコン: セメント: セメント系フィラー: セメントノロ: セルフレベリング: 層間剥離: 相溶性: 促進剤: 素地の劣化による強度が低下した部分。 素地の温度差を捕らえ、モルタルの浮き・漏水・クラックを調査するために用いら れる。 施工会社の下請けでなく、自社の責任で行なう工事。 硫酸カルシウム。無水物に水を加えて硬化させる。 石膏を厚紙でサンドイッチした内壁材。 上層階が後に下がった形の建物、構造。 総合工事業者のこと。 本来は水で練ると固まる無機の粉末のこと。通常はポルトランドセメントのことを 指す。 セメントと骨材を主成分とする粉末に合成樹脂エマルションを混合して、素地の調 整に用いる材料。 セメントを水で溶いたもの。強度は弱い。 床面に用いる塗材の自ら平滑になるような性質。 塗料を塗り重ねた時、その塗膜の間で剥離すること。 樹脂または塗料が、お互いに溶け合う性質。 ある反応を早くするための添加剤。 た ターペン: タールエポキシ: 退色: 耐用年数: ダイキャスト: タイル: ダクト: 抱き: 打診: 竪樋: タック: ミネラルスピリット。 エポキシ樹脂にタールを配合した塗料。防錆力・耐油性に優れ、安価。 光などで顔料が劣化し、色が薄くなること。 塗膜の性能が持続する期間。 鋳物のこと。 壁や床に張る仕上げ材。=磁器タイルetc.。 送風管、排風管のこと。 窓や出入り口などの開口部の縦の側面。 物を叩き、その時の音などで判断すること。 雨樋。→立て樋。 粘着性。 -44- タッパ(立端): 脱気工法: 建具: だめ: タレ: 段差修正: 弾性塗材: 断熱材: 高さのこと。 防水工事で、素地の中の水蒸気がふくれなどの悪影響を及ぼすので、それを外部に 出すことができる工法。 ドアー・戸・障子・サッシ等の開口部に設置されるもの。 部分的に残った仕事。補修塗りなど。 塗装した塗料が部分的に流れること。 素地の段差を平滑にすること。新設時には、モルタル、塗替時には、ポリマーセメ ント系調整材や塗装される厚塗りの主材で行なわれることが多い。 塗膜に伸張性により、素地にクラックが発生しても、塗膜には割れはでない。 屋根、壁に断熱を目的に使用されるもの。発泡スチロールやガラス繊維が多く用い られる。 ち チェッカープレート: 散り(ちり): 中性化: チョーキング: 丁番: 滑り止めの付いた鉄板。 本来は、柱と壁のすきまのこと。転じて、壁の隅部のこと。 コンクリートが空気中の炭酸ガスにより、アルカリ性を失っていくこと。 白亜化-塗膜の表面が日光・水などの影響を受け、樹脂が劣化して粉状になること。 蝶番=ちょうつがいのこと。 つ 追加工事: 妻壁: 艶引け: 初期の工事範囲とは別に発注される工事。 建物の側面のこと。 光沢のある塗料が光沢の無い状態になること(ブラッシング、使用シンナーの誤 り、異種塗料の混入などが原因)。 て TVOC: テストハンマー: 出隅: 鉄筋コンクリート: 鉄筋露出: デッキプレート: 鉄骨鉄筋コンクリート: テラゾー: 天端(てんば): 電食: 複数の揮発性有機化合物(VOC)の混合物レベル。 外壁等の欠陥を検査するためのハンマー。 2つの面が作る角(入り隅)。 コンクリートの圧縮強さに鉄筋の引っ張り強さを組み合わせたもの。 コンクリートが中性化すると鉄筋の防食効果が無くなり鉄筋が発錆し、その膨張に よりコンクリートが欠落し鉄筋が露出する。 床に用いる鋼板。 鉄筋コンクリートに鉄骨を併用した高層住宅用工法。 人造石(白色セメントに大理石などの砕石を混合して仕上げ、研磨仕上げしたも の)。 上端の面。 異種の金属の接触や、地中の金属が迷走電流などにより腐食すること。 と 凍害: 透湿性: 塔屋: 研ぎだし: トタンペイント: 特記仕様書: コンクリートや塗料が乾燥過程で低温になり、正常に硬化しないこと。 建物の壁面に含まれる水分が外気の低温にさらされ、凍結し壁が破壊されること。 塗膜が湿度を透過する性質。 屋上にでた小屋(高架水槽やエレベーター機械室などがある)。 石材や人造石を平滑に研磨すること。 トタン(亜鉛めっき)用の塗料。付着性に要注意。 一般仕様によらず特定の仕様について示した文書。 -45- トップコート: 凸部押さえ: 塗付量: とまり: 塗膜防水: 上塗り、最終工程に用いる塗料。 吹付した凸部を押さえ少し平滑にすること。→ヘッドカット。 塗装に必要な塗料の面積当たりの量(理論的塗付量、目欠を含む標準塗付量がある ので注意)。 ⇒隠蔽力の項参照 塗料による防水工法。→シート防水、アスファルト防水。 な 難燃材料: 建築基準法に定める建築用の部材で初期火災で著しく燃えず、有害ガスを発生せ ず、大量の煙を発生しない材料(難燃合板・石膏ボード・ビニル壁装材など)。 透明の塗料のこと。 ね ネタ: 根太: 塗料のこと。 床板を受ける横木。 屋根の先端。 斜面の傾斜度合い(土木用語)。 セメントペーストのこと。 大型工事の建築現場。 一定の塗料で塗れる面積が広いこと。 滑り止め。 は バインダー: 白亜化: 白色セメント: 剥離剤: 刷毛塗り: 刷毛目: 柱: 剥離: 爆裂: パターン: 破断箇所: 斫り(はつり): 白華: 白化: 撥水性: バックアップ材: 発泡: パテ: 歪: 引っ張り試験: ひび割れ: ビニールクロス: 非歩行用防水: 表面含水率: 表面水分計: 拾いパテ: ピン: ピンニング: ピンホール: PRTR法: の 軒: のり: のろ: 野帳場(のちょうば): のびが良い: ノンスリップ: ⇒タレの項参照 建物の壁の下端、床と接する部分の横木のこと。 建物の屋上の欄干状の壁。 (壁の)ふくれること。あるいはふくれた部分。 柱と柱の間の横になっている部分、部材。 建物からはみだした露台。 ひ に ニス: 鼻たれ: 巾木: パラペット: はらみ: 梁: バルコニー: 中塗。 ⇒チョーキングの項参照 酸化鉄を少なくした白いセメント。 ⇒リムーバーの項参照 刷毛で塗ること。 刷毛の跡が凸凹の線状に残ること。 屋根・梁・床を支える垂直な部分。 はがれ。 ⇒鉄筋の露出の項参照 模様。 引っ張り試験で剥離した部分。 コンクリートを鑿(のみ)などで壊すこと。 ⇒エフロの項参照 ⇒ブラッシングの項参照 表面に水をはじく性質を与える塗料(シリコン系の塗料など) コーキング材を充填するとき、目地底にコーキング材が付着しないように事前に詰 めるスポンジ状のもの。 泡がでること。 顔料を多く配合し、素地の凹部に充填する塗料。 -46- 応力により変形すること。 素地の強度や塗膜の付着強度を測定する方法。 ⇒クラックの項参照 塩化ビニル樹脂製の壁装材。 ⇒露出防水の項参照 コンクリートの含水率のこと。 含水率の測定機器。=ケット式の物が一般的。 部分的にパテ処理を行なうこと。 1回塗りのこと。 モルタルの浮きの部分に、穴を開けてステンレス性のピンを入れ、エポキシ樹脂で 固め、浮き部分が剥離しないようにする補修工法。 塗膜に開いた小さな穴。 特定化学物質管理促進法(特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善 の促進に関する法律)。企業が環境中に排出する環境ホルモンなど約350種類の指 定化学物質の量や移動を集計し、行政が管理していくしくみ。 ふ VOC: 風化: フェノールフタレイン: 吹付タイル: ふくれ: 節止め: 不同沈下: 不燃材料: 踏み面: プライマー: プラスターボード: ブラッシング: ブリード: ブリスター: フレキシブルボード: プレキャストコンクリート: フローリング: 不陸: 常温で揮発しやすい有機化合物のこと。 塗膜が劣化すること。=かなり著しい状態。 コンクリートの中性化を判定するための試薬。アルカリで赤く変色する。 JIS A 6909に規定される吹付材料の俗称。 水などにより塗膜がふくらむこと。 木材の節部のやに止めを行なうこと。 建物の基礎の沈下が各位値で異なること。 建築基準法に定める建築用の部材で通常の火災では燃えず、煙を発生しない材(コ ンクリート・スレート・鉄など)。 階段の歩く面。 下塗りの意味。 石膏ボード。 塗面に水蒸気が付着して艶がなくなること(白化)。 にじみのこと。 ふくれのこと。 スレートのこと。 PC(工場で製作された鉄筋コンクリート)。 合板の床材。 素地が平坦でないこと。 -47- へ ヘアークラック: pH(ペーハー): pHコンパレーター: 隔て板: ヘッドカット: 別途工事: へら: ベランダ: 変色: 変性シリコン: 変退色: ベンチレーション: ペントハウス: 細かいクラック。 酸性/アルカリ性を示す尺度(7が中性、大きいとアルカリ性)。 コンクリートのアルカリ度を測定するもの。 集合住宅のバルコニーで各戸の間を仕切る板。 ⇒凸部押さえの項参照 本工事とは別に発注される工事。 パテなどの塗装に用いる薄い道具。木べら・金べらがある。 広い縁側状の場所。 色が変わること。 ポリエステル系樹脂にシリコン系反応基を付加させたもの。 建築では主にコーキング材に使用される。 塗膜の色が薄くなったり、変わったりすること。 換気のこと。 ⇒塔屋の項参照 ほ 防火塗料: 防水: 防水モルタル: 膨潤: 防錆塗料: 飽和湿度: ボーリング: ポットライフ: ポリマーセメント: ホルムアルデヒド: 建物の内部の木材が初期火災で燃えないようにする塗料。 建物に水が侵入しないようにすること。 庇・屋上・床などの面にモルタルにエマルションを混合して施工する防水材。 物が、水・溶剤・薬品などに浸され、ふくれること。 さび止め塗料。 ある温度の空気に最大含まれる水分量。 調査用に円筒状の試料を採取すること。 ⇒使用時限の項参照 ⇒セメントフィラーの項参照 刺激臭のある揮発性の高い有機化合物。合板、壁紙の接着剤から多く発生し、シッ クハウス症候群の原因の一つといわれている。 ま 間仕切壁: マスキングテープ: マスチック塗材: まだら: 窓台: 豆板: 磨耗: 磨耗試験: マンサード: マンセル記号: 室内の部屋の仕切壁で、耐力構造壁でないもの。 色の塗り分けに使用する粘着力の弱いテープ。 住宅都市整備公団の指定材料。なだらかな凹凸状のパターン。 色浮きによる色ムラの状態。 窓の下枠。 ⇒ジャンカの項参照 塗膜の擦り減り。 塗膜の擦り減りの程度を評価する方法。 寄せ棟で屋根の勾配が2段になっているもの。 色を表す記号。色相-明度/彩度で表す。 み 見えがかり: 見えがくれ: 見切り: 水洗い: 水きり: 見える部分。→見えがくれ。 物に隠れて見えない部分。 塗り分け線のこと。 ⇒高圧水洗の項参照 庇などの下面に水が伝わって流れないように設けられた小溝。 -48- 水勾配: 見付け: ミネラルスピリット: 雨水などが建物に浸入しない様に外側に向かって付けた勾配。 庇等の正面の垂直な部分。 原油を蒸留して得られる脂肪族炭化水素系の混合溶剤で、合成樹脂調合ペイント、 弱溶剤形塗料の溶剤として用いられる。 め 明度: 目地: 目違い: 目止め: メタリック仕上げ: 面格子: 面台: 色の明るさ。 れんが・石等の組積工事の接合部のこと。 本来は木材の接合方法。建築の俗語=段差があること。 木材の塗装で導管を埋めて平滑な素地をつくること。 金属粉入りの塗料で塗膜に金属の感じを与えるもの。 裏を板張りした格子戸。窓の外の格子部分。 窓などの下の水勾配のある部分。 も 目視: もどり: モルタル塗り: 目で見て判断すること。色・艶・パターンなど。 塗膜が乾燥後べたつくこと。 コンクリート打放し面の精度を上げるために、セメント/砂の混合物をコテで塗り 付けること。 や 焼付け塗装: やけ: やせ: 役物: 170~300℃の温度に加熱して硬化させる塗装方法。 ⇒黄変の項参照 塗膜が乾燥に従い肉持ちを失ってくること。 建築材料で普通成型材でない変形品のこと。 ゆ 有機顔料: 有機溶剤: 油性コーキング: ゆず肌: 有機化合物で独特の発色を示し、水に溶けないもの。 ⇒溶剤の項参照 顔料と油類を混ぜたコーキング材。経時で固くなり性能は良くなく、現在はあまり 使用されていない。 ○ 塗膜欠陥=高粘度の塗料を吹付したときや乾燥の早いシンナーを用いて塗装した ときにできる塗膜表面の柚子の皮の表面のような状態。 ○ 外装の仕上げ=なだらかな凹凸状の模様。 よ 溶剤: 養生: 養生期間: 寄せ棟: 樹脂を溶解し、塗料などの使用しやすい状態にするもの。 全体の工事が終了するまで、完工部分を保護すること。 養生が終了するまでの時間。 方形屋根で四方に勾配を持つもの。 ら ライニング: ライフサイクルコスト: 厚く覆うこと。特に耐薬品性が求められるときなどに、ゴム・ポリエステル・エポ キシ樹脂などで表面を覆い使用する。 耐用期間全体のメンテナンス費用までを含めた総費用。 -49- ラス: ラッカー: ラック: ラテックス: 戸建住宅などの外壁にモルタル仕上げする時の下地に張る金網。 硝化綿を用いた塗料。広義には溶剤蒸発形塗料。 セラックニスのこと。 合成樹脂のエマルションのこと。 り リノリウム: リフティング: リムーバー: 本来は油に顔料を混ぜて固めた床材。現在ではほとんど塩ビ製。 塗膜を塗り重ねた時、シワや亀裂が生じること。 剥離剤(塩化メチレン等の溶剤にパラフィンを加えたもの)塗膜を膨潤させて除去 する。 る ルーフドレン: 屋根の水が集まり雨樋に入るところの金具。鋳鉄が多い。 れ レイタンス: コンクリート硬化時に表面に生じる泥状のもの。硬化しないので強度が弱く、付着 性に問題が生じるので、塗装時には十分除去すること。 ろ 漏水: ローラー: 露筋: 陸屋根: 露出防水: 水漏れ。 ⇒ウールローラの項参照 ⇒鉄筋の露出の項参照 勾配の無い平坦な屋根。 アスファルト防水で押さえ、モルタルを施さないもの。非歩行用。 -50- 関西ペイントおよびグループ各社は、 「環境を豊かにし、 資源を保護する」 という塗料本来の使命を自覚し、 地球環境の保全と安全・健康に努め、 社会の信頼に応えていきます。 全5工場 ご用命は ISO14001認証取得 環境改善活動を強力に推進していきます。 ※製品改良のため仕様は予告なしに変更することもございますのでご諒承ください。 平成22年9月改訂 この冊子は再生紙を使用しております。 (10年09月25刷 PPO) カタログ No.210
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