ご使用の前に,この 「取扱説明書」 をよくお読みください。 屋外用 地上デジタル監視装置 取扱説明書 UHF STATUS MONITORS フル監視方式 監視装置のご使用の前に,NTTドコモの「mopera U®」 また は 「ビジネスmopera®アクセスプレミアム (FOMA®タイプ) 」 の契約が必要です。 ● SNMPによる監視・制御をする場合,NTTドコモの 「ビジ ネスmopera®アクセスプレミアム(FOMA®タイプ) 」と NTTの専用回線(お客様のネットワーク網とNTTドコモの FOMA®網の接続回線) の契約が必要です。 ● RADIUSサーバーには対応していません。 ● パケット通信料は,お客様のご負担となりますのでご了承 ください。 ● TW2NA TW2NT (AC100V方式) (AC20∼30VまたはAC40∼60V方式) 簡易監視方式 TW3NA TW3NT 光入力用 (AC100V方式) 地上ディジタル放送用極微小電力システムに使 用する,光入力用RF送信機です。 (AC20∼30VまたはAC40∼60V方式) FOMAユビキタスモジュール ® 内蔵 生産の覇者 MASter of PROduction 地上デジタル放送用極微小電力局 (ギャップフィラー システム) などに使用する,監視装置です。 ● 本製品には,電気通信事業法第56条第2項の規定に基づく端末機 器の設計について認定を受けた以下の設備が組込まれております。 機器名称:FOMA UM02-F,認証番号:A07-0546001 ● 本製品には,特定無線設備の技術基準適合証明などに関する規則 第2条第1項11号の3に規定される以下の設備が組込まれております。 機器名称:FOMA UM02-F,工事設計認証番号:001XYAA1429 SNMP対応 TW2NA (TW2NA, TW2NT) SNMP : Simple Network Management Protocol 高度なシステムに対応する性能と機能 携帯電話で監視可能 (特許出願中) SNMPによる監視・制御機能 (TW2NA, TW2NT) NTTドコモ製FOMAユビキタスモジュール ® を内蔵して いますから,携帯電話などでメールによる遠隔監視が可能 です。 (NTTドコモ以外の携帯電話でもメールを受信できます) SNMPに対応していますから,ネットワーク(無線パケット 通信網)経由で機器の監視・制御や異常発生時の自動通報 (SNMP TRAP)が可能です。 メール通知機能 (特許出願中) 幅広い電源電圧に対応 監視装置にメールアドレスを登録して,監視する機器の状態を メールで携帯電話やパソコンにお知らせする機能を搭載して いますから,監視センターを構築する必要がありません。 TW2NAとTW3NAはAC100V,TW2NTとTW3NTはAC20∼ 30VまたはAC40∼60Vで作動しますから,どの電源方式 にも対応できます。 レベル・MER表示機能 (TW2NA, TW2NT) 地上デジタル放送信号のレベルとMERをチャンネルごと に測定できますから,信号品質の劣化を監視できます。 設置する前に ● 付属のCD-ROMに収録されている 「mopera ● mopera U® 初期設定マニュアル」でmopera U® の設定を行なってください。 U® の設定後,付属のCD-ROMに収録されている「設定マニュアル」で監視装置の設定を行なってください mopera U®, ビジネスmopera®, mopera®アクセス, FOMA®, FOMAユビキタスモジュール®は,株式会社NTTドコモの登録商標です。 1 各部の名称と機能 ご注意 TW2NA 監視スイッチは軽く操作してください。力を入れすぎると, こわれることがあります。 内部前面 RS-232C端子 監視表示部 ( (D-sub9ピンコネクター) TW3NA, TW3NT にはありません。 ) ● ● 監視装置の設定や保守・ 点検のとき,RS-232C ストレートケーブルで パソコンに接続します。 監視する機器の受信 チャンネル,送信出力 レベル,MERを表示 します。 p.7「監視表示部の操作 方法」をご覧ください。 アース端子(避雷用) p.4「取付方法」をご覧 ください。 リセットボタン FOMAカード端子 ● テストメール送信ボタン ● ● ボタンを押すと,監視状 態のテストメールを携帯 電話などに送信します。 p.7「メール通知機能につ いて」をご覧ください。 ● 監視スイッチ ● ● 監視作動をON/OFFします。 出荷時は「OFF」になっています。 監視情報をパケット通 信するためのFOMA カードを取付けます。 p.6「FOMAカードの 取付け・取外し」をご 覧ください。 底面 監視表示灯 ● 信号品質表示灯 監視スイッチを「ON」 にしたとき, 監視している機器の状態を表示 し ます。 (TW3NA, TW3NTにはありません) ● 表示灯 機器の状態 緑 正常 点灯 異常 赤 監視スイッチが「OFF」のとき, 「緑」に点滅します。 監視スイッチを「ON」にしたとき, 監視している機器から入力される RF信号の状態を表示します。 表示灯 RF信号の状態 正常 緑 点灯 異常 赤 ● ● 監視スイッチが「OFF」のとき,「緑」 に点滅します。 監視端子B(監視4) (フォトカプラー) (FT型コネクター) 電源表示灯 監視端子Bは,無電圧 出力の機器にのみ対応 しています。 ● 市販の監視端子付き無 停電電源供給器などを 使用する場合,市販の 変換アダプターと75Ω ケーブルで接続します。 ● 対応する市販の無停電 電源供給器については, お近くの当社支店・営 業所まで,お問合わせ ください。 ● 監視端子A(監視1∼3) (フォトカプラー) (10極コネクター) 付属の10極監視ケーブル で,監視する機器の監視 端子と接続します。 ● 締付トルク 1N・m(11kgf・cm) ご注意 監視端子Aと付属の 10極監視ケーブルは, 向きをよく確認して 接続してください。 AC入力端子 TW2NAとTW3NAは ACコードレセプタクル, TW2NTとTW3NTは FT型コネクターになり ます。 2 通信表示灯 RF入力端子 (N型コネクター) (TW3NA,TW3NTにはありません) 50Ωケーブルで,監視する 機器のRF信号を出力する端 子と接続します。 ● 締付トルク 1N・m(11kgf・cm) アンテナ端子 (SMA型コネクター) 市販のパケット通信用 アンテナ(NTTドコモ製 FOMAアダプタ用アン テナ)からのケーブルを 接続します。 ● 締付トルク 0.8N・m(8.2kgf・cm) 監視装置の通信状態を表示します。 監視スイッチ 表示灯 ON OFF パケット 点灯 通信して 電波状態の いるとき。 良いとき。 緑 電波状態の 点滅 悪いとき。 ※ 赤 点灯 パケット通信圏外のとき。 ※電波状態が悪くなるほど,早く点滅 します。 フタ DC電源出力端子 電源ユニット ご注意 地上デジタル監視装置 TW2NA,TW3NAと TW2NT,TW3NTで 使 用する電 源 ユニット が 異 なります 。 必 ず 専 用 の 電 源 ユニットを 使 用してください 。 正しく使用しないと 故障の原因となります。 TW2NA,TW3NA用 電源ユニット UT-PSUA TW2NT,TW3NT用 電源ユニット UT-PSUT AC入力端子 TW2NA, TW3NAはAC100V, TW2NT, TW3NTはAC20∼30V またはAC40∼60V入力になります。 接続するアンテナについてのご注意 アンテナ端子には,市販のパケット通信用アンテナ(NTTドコモ製FOMAアダプタ用アンテナまたは サガ電子工業製IMT-2000ルーフトップアンテナRTA827-5-SMAP)を,必ず接続してください。 他のアンテナを使用すると,電波法に違反することがあります。 フタ固定ボルトの締付け フタを閉めるときは,フタ固定ボルト (4本) を10mmのトルクレンチを使用して,指定のトルクで 締付けます。 フタ ご注意 フタはすき間やズレがないように正しく 合わせてください。 すき間 側面 ズレ フタ フタ固定ボルト(4本) ● 締付トルク 6N・m (62kgf・cm) コネクターの防水処理 (アンテナ端子・RF入力端子・監視端子A・監視端子B・AC入力端子) ケーブルを接続した後,コネクターの防水処理をしてください。 1防水テープの巻付け 市販の防水テープを,接続ケーブルのコネクターの端から,コネクターの根元まで,全体 に巻付けます。 1防水テープ (市販品) コネクターの ● 防水テープは,軽く引っ張りながら (テープの幅が1∼2mm狭くなる程度の張力で) 巻いてください。 根元まで巻く ● テープ幅の1/2くらい重なるように巻付けてください。 ● 巻き終わりの部分は,テープが戻って,はがれることを防ぐために引っ張らずに巻い てください。 ● 巻き終わった後,指で押さえて,密着させてください。 2ビニルテープの巻付け 巻付けた防水テープの上に,市販のビニルテープを,接続ケーブルのコネクターの端から, コネクターの根元まで,全体に巻付けます。 ●ビニルテープは,強く引っ張りながらしっかりと巻付けてください。 1防水 テープ 2ビニルテープ (市販品) 2ビニル テープ ● ビニルテープは,コネクターの根元まで巻いた後,さらにケーブルのコネクターの上ま で戻るように巻いてください。 ● 巻き終わりの部分は,テープが戻って,はがれることを防ぐために引っ張らずに巻い てください。 RF入力端子の例 ● 巻き終わった後,指で押さえて,密着させてください。 3 取付方法 マストへの取付け ① 付属のマスト取付金具を,引っ掛けピン取付孔の向きを確かめてマストに取付けます。 ② 監視装置をマスト取付金具に取付けます。 監視装置の仮固定 監視装置背面にある引っ掛けピン(2か所) をマスト取付金具の引っ掛けピン取付孔 (2か所)に挿入して,仮固定します。 マスト径が60.5mmを超えるときは 自在バンド取付孔に,市販の自在バンド (幅25∼60mm) を通して,マストに取付 けられます。 (マスト当て板は使用しません) 引っ掛けピン マスト取付金具 (2か所) マスト固定ボルト M10×70mm (2本) (付属品) ●締付トルク 25N・m (256kgf・cm) 監視装置(背面) 引っ掛けピン取付孔 (2か所) マスト取付金具 (付属品) 自在バンド 取付孔 (2か所) M10用スプリング ワッシャー (2個) (付属品) M10用 平ワッシャー (2個) (付属品) マスト (別売) 適合マスト径 40∼60.5mm 監視装置 マスト当て板 (付属品) 監視装置固定ボルト M8×16mm (4本) (付属品) ●締付トルク 18N・m アース端子(避雷用) (184kgf・cm) ●締付トルク 18N・m (184kgf・cm) 市販のφ1.6mmのIV線を 接続して,確実にアース してください。 壁面への取付け ① 付属のマスト取付金具を,別売の壁面取付金具 UTMK2に取付けます。 ② 壁面取付金具を壁面に取付けます。 ③ 監視装置をマスト取付金具に取付けます。 壁面取付金具固定ボルト M10×20mm (2本) (別売) ●締付トルク 25N・m (256kgf・cm) 壁面取付金具 UTMK2 (別売) ●外観寸法 400 (H) ×294(W) ×20(D)mm 監視装置 注意 マスト取付金具 (付属品) 4 市販の呼び径9.5mmの木ネジ (4本) またはM10のボルト (4本) で 強度の充分確保できる壁面に 取付けてください。 接続方法 監視装置に接続できる当社製品は下表のとおりです。 (2009年5月現在) 接続できる当社製品 ※ 地上デジタル 監視装置 地上デジタル送信機 地上デジタルヘッドアンプ TW2NA ――――― UTOP10A,UTOP10T,UTOP50A,UTOP50T, TW2NT UTRF10A,UTRF10T TW3NA □HAOTL6,□HAOTL6W1,□HAOTL6W2 □UTHRF10,□UTHRF10W1,□UTHRF10W2 TW3NT □HARF35,□HARF35W1,□HARF35W2 ※□は,プロセサーユニット数。 地上デジタル監視装置TW2NA,TW2NTの場合 (フル監視) 地上デジタル送信機 UTOP10A,UTOP10T,UTOP50A,UTOP50T,UTRF10A,UTRF10Tとの接続 ① 監視装置のRF入力端子と,送信機の出力測定端子を,50Ωケーブルで接続します。 ② 監視装置の監視端子Aと,送信機の監視端子を,付属の10極監視ケーブルで接続します。 ③ 監視装置の監視端子Bと,市販の監視端子付き無停電電源供給器などの監視端子を,市販の変換アダプターと 75Ωケーブル で接続します。 送信機(UTOP10Aの例) 監視装置 RF入力端子 監視端子 監視端子A 出力測定端子 監視端子B 50Ωケーブル 市販の監視端子付き無停電電源供給器へ 10極監視ケーブル(付属品) 地上デジタル送信機□UTHRF10,□UTHRF10W1,□UTHRF10W2との接続 ① 監視装置のRF入力端子と,送信機のレベル監視端子を,50Ωケーブルで接続します。 ② 監視装置の監視端子Aと,送信機の監視端子を,付属の10極監視ケーブルで接続します。 ③ 監視装置の監視端子Bと,市販の監視端子付き無停電電源供給器などの監視端子を,市販の変換アダプターと 75Ωケーブル で接続します 送信機 ご注意 監視装置 監視装置のRF入力 端子は,市販のN型 ダミー抵抗器で終端 してください。 RF入力端子 監視端子A レベル監視端子 監視端子B 監視端子 市販の監視端子付き無停電電源供給器へ 10極監視ケーブル(付属品) 50Ωケーブル 地上デジタル監視装置 TW3NA,TW3NTの場合 (簡易監視) 地上デジタル送信機 UTOP10A,UTOP10T,UTOP50A,UTOP50T,UTRF10A,UTRF10T,□UTHRF10,□UTHRF10W1,□UTHRF10W2との接続 ① 監視装置の監視端子Aと,送信機の監視端子を,付属の10極監視ケーブルで接続します。 ② 監視装置の監視端子Bと,市販の監視端子付き無停電電源供給器などの監視端子を,市販の変換アダプターと 75Ωケーブル で接続します。 送信機(UTOP10Aの例) 監視装置 監視端子A 監視端子B 監視端子 市販の監視端子付き無停電電源供給器へ 10極監視ケーブル(付属品) 地上デジタルヘッドアンプ □HAOTL6,□HAOTL6W1,□HAOTL6W2,□HARF35,□HARF35W1,□HARF35W2との接続 ① 監視装置の監視端子Aと,ヘッドアンプの監視端子を,付属の10極監視ケーブルで接続します。 ② 監視装置の監視端子Bと,市販の監視端子付き無停電電源供給器などの監視端子を,市販の変換アダプターと 75Ωケーブル で接続します。 ヘッドアンプ 監視装置 監視端子A 監視端子 10極監視ケーブル(付属品) 監視端子B 市販の監視端子付き無停電電源供給器へ 5 ご注意 FOMAカードの取付け・取外し FOMAカードの取付け・取外しをすると きは,必ず監視装置の電源を切ってから 行なってください。故障の原因となります。 取付け ① FOMAカード端子の開閉レバーを 押して,カバーを起こします。 開閉レバー ② FOMAカードの切欠きを左にして, FOMAカード端子のカバーの溝に 沿って挿入します。 挿入 押す ③ カバーを倒して,開閉レバーに 「カチッ」とロックするまで押し ます。 開閉レバー FOMAカード 切欠き 起こす カバー カバー 倒す FOM カバーの溝 FOM Aカー ド Aカー ド FOM Aカー ド FOMAカード端子 取外し カバーを起こして,FOMAカードを,ゆっくりと引抜きます。 テストメールの送信 監視装置を設置して,監視スイッチを「ON」にする前に テストメールを送信して通信できるか確認できます。 ① 監視スイッチが「OFF」になっていることを確認します。 ② 監視表示灯が「緑」に点滅していることを確認します。 ③ テストメール送信ボタンを押して,テストメールを送信 します。 ご注意 ● AC電源を入れてから,監視表示灯が 「緑」 に点滅するまで,約1分かかります。 ● 送信したテストメールを受信するまで, 数分かかることがあります。 監視表示灯 監視スイッチ テストメール 送信ボタン 監視装置(内部前面) 監視装置(底面) 監視の開始 ① 監視スイッチを「ON」にしてください。 ② 監視表示灯が「緑」に点灯していることを確認して ください。 6 ご注意 監視スイッチを「ON」にしてから,監視 表示灯が「緑」に点灯するまで,約1分か かります。 監視表示部の操作方法 (TW2NA, TW2NT) ① チャンネル切換ボタンでチャンネルを切換えます。 ② レ ベ ル 表 示 確 認 灯 ま た は M E R 表 示 確 認 灯 が 点 灯 す る ま で, 表示切換ボタンを数回押します。 ③ 7セグメントLEDに,監視する機器の送信出力レベルまたはMER の値が表示されます。 7セグメントLED チャンネル表示確認灯 レベル表示確認灯 MER表示確認灯 ご注意 信号レベルとMERの値はおよその 目安です。 ● MERの表示の上限は27dBです。 27dBを超えても表示は「27.0dB」 となります。 ● 監視装置や監視する機器に異常が ある場合,7セグメントLEDに エラーコードが表示されます。 p.9「エラーコード一覧」をご覧く ださい。 ● 監視しないチャンネルは,7セグメント LEDが下図のように点灯します。 ● ( ) 表示切換ボタン チャンネル 切換ボタン 監視しない例(ch.13の場合) 信号レベルを表示している例 メール通知機能について メール通知機能は,監視装置が,監視する機器の異常を検知すると,携帯電話などにメールで通知 する機能です。(通知するメールアドレスは,最大10件登録できます) ● 通知方法は,定期通知と異常通知があります。 ● メール通知機能の設定については,付属のCD-ROMに収録されている 「設定マニュアル」をご覧ください。 監視インターフェイスについて ● ● 監視装置の監視端子Aのピン番号の仕様は下図および下表のようになっています。 監視端子は,日本航空電子工業製丸型コネクターJB1CB10SL1-Rを使用しています。 4 5 8 3 2 1 6 9 7 ピン番号 名称 機能 1 監視1 2 監視2 3 4 監視3 - 監視する機器の監視 地上デジタル監視装置 TW2NA,TW2NT,TW3NA,TW3NTで使用可能 5 監視リターン 6 制御1 7 制御リターン 制御1のリターン 8 シリアルTxD RS-232Cの信号線 9 シリアルRxD (地上デジタル監視装置TW2NA,TW2NTで使用可能) 10 シリアルGND RS-232CのGND 10 監視装置の監視端子Aのピン配列 ( ) 使用しません。 監視1∼3共通のリターン 監視する機器の制御 (地上デジタル監視装置TW2NA,TW2NTで使用可能) 7 SNMPによる監視・制御について (TW2NA, TW2NT) ● 地上デジタル監視装置TW2NA,TW2NTは,SNMPによる監視・制御に対応していますから,FOMA網を 利用したネットワーク経由で,地上デジタル送信機 UTOP10A,UTOP10T,UTOP50A,UTOP50T, UTRF10A,UTRF10T,UTHRF10,UTHRF10W1,UTHRF10W2の監視や制御をすることができます。 ● SNMPによる監視では,必要なときに送信機の作動状態を監視したり,送信機に異常が発生したときに 監視装置から異常通知(SNMP TRAP)を送信させたりできます。 ● SNMPによる制御では,地上デジタル送信機の送信出力をON/OFFできます。 SNMPによる監視をするには 市販のSNMPマネージャーをパソコンにインストールしてネットワークを構築します。 (MIB定義ファイルは,付属のCD-ROMに収録されています) ● NTTのINS64などの専用回線を利用して,お客様のネットワーク網とNTTドコモのFOMA網を接続します。 (別途契約が必要です) ● SNMPの設定方法は,付属のCD-ROMに収録されている「設定マニュアル」を ご覧ください。 使用例 受信アンテナ (UHF) 送信アンテナ (UHF) 受信アンテナと送信アンテナは, 電波が干渉しにくい場所に設置 してください。 地上デジタル放送受信用 UHFアンテナ UHFプリアンプ UPA35 AC30V 地上デジタル チューナー 地上デジタル ヘッドアンプ 9HAOTL6 光カプラー ATT 光ケーブル 光アッテネーター AC60V 送信アンテナ 送信アンテナ 地上デジタル監視装置 携帯電話 基地局へ AC60V テレビ UTOP10T AC60V 地上デジタル監視装置 TW3NT 地上デジタル 送信機 TW2NT 携帯電話 基地局へ AC60V PS 監視端子付き無停電電源供給器 (市販品) PS 監視端子付き無停電電源供給器 (市販品) 8 電源ユニットの交換 ご注意 電源ユニットは,必ず電源を切ってから交換してください。電源を入れた状態で交換すると, 故障の原因となることがあります。 ● 固定ビスは,指定のトルクで締付けてください。ビスがゆるむと,正常に作動しないことが あります。 ● 取外し DC電源出力端子 AC入力端子 ① DC電源出力端子とAC入力端子から電源コネクター を取外します。 ② 固定ビス A ∼ D をゆるめ,電源ユニットを取外し ます。 D A C B 取付け ① 電源ユニットを取付けます。 ② 固定ビス A ∼ D を指定のトルクで締付けます。 ● 締付トルク 0.6N・m(6.2kgf・cm) ③ DC電源出力端子とAC入力端子に電源コネクター を接続します。 電源ユニット 正しく使用していただくために 監視できないときは,次のチェックをしてください。 ● 電源が供給されていますか。 ● ● ● 電源表示灯のチェック コネクターとケーブルのチェック ケーブルは正しく接続されていますか。 監視ケーブルのチェック 50Ωケーブルのチェック ● 75Ωケーブルのチェック ● アンテナからのケーブルのチェック ● ● ● 監視表示灯と信号品質表示灯は「緑」に点灯していますか。 ● ● 監視スイッチのチェック エラーコード一覧(TW2NA, TW2NT) エラーコード E10∼E16 エラー内容 処置 FLASH ROM異常 E20 EEPROM異常 E30 レベル・MER測定回路部異常 E40 FOMA通信異常 E50 シリアル監視異常 E51∼E54 ※ 2値監視異常 監視装置の故障です。 お近くの当社支店・営業所まで,お問合わせください。 監視する機器のシリアル信号で異常を感知しています。 監視する機器を確認してください。 監視する機器の2値監視で異常を感知しています。 監視する機器を確認してください。 E55 レベル・MER監視異常 監視する機器のレベル・MERが設定値から外れています。 監視する機器を確認してください。 E60 FOMAダイヤルアップ異常 接続先の設定を確認してください。 E70 時刻合わせ異常 NTPサーバーの設定を確認してください。 E80 メール送信異常 メールの設定を確認してください。 ※監視端子A(監視1∼3) と監視端子B(監視4)に対応しています。 9 Specifications 規格表 規格 項目 Items TW2NA,TW2NT TW3NA,TW3NT 通信方式 FOMAパケッ ト通信 Type of Communications 通信プロトコル PPP(TCP/IP,UDP/IP) Communications Protocol メール送信プロトコル SMTP(Simple Mail Transfer Protocol) 時刻取得プロトコル NTP(Network Time Protocol) Mail Transfer Protocol Network Time Protocol 監視・制御プロトコル SNMP(Simple Network Management Protocol) Network Management Protocol 電話番号格納方式 Type of Telephone Number Storage FOMAカード 電話番号設定 Telephone Number Setting シリアル通信 TxD/RxD Serial Communications 受信チャンネル 地上デジタル放送UHFch.13∼62のうち,最大9チャンネル 測定レベル範囲 -43∼-8dBm/ch. レベル測定確度 ±3dB以内 Reception Channels Measurable Level Range Level Measurement Precision MER表示範囲 0.0∼27.0dB Modulation Error Ratio Indication Range 測定値表示方法 7セグメントLED表示 Measured Value Indication Method 入力レベルオフセッ ト機能 搭載(オフセッ ト値の初期設定が必要) Input Level Offset Function 監視端子A 10極コネクター Monitoring Port A 監視端子B FT型コネクター Monitoring Port B アンテナ端子 SMA型コネクター (50Ω) Antenna Port RF入力端子 N型コネクター (50Ω) RF Input Port 電源:電源状態表示 監視:監視端子からの情報表示 状態表示 Status Indication 通信:パケッ ト通信モジュール状態表示 遠隔監視入力 2値制御(無電圧接点出力)最大1項目 Remote Control Output Interface 耐雷性 ±25kV(1.2/50μs) のサージ電圧に耐えること (RF入力端子,監視端子B) Surge Protection Voltage 使用温度範囲 Temperature Range 生 産 の 覇 者 2値監視[フォ トカプラー (DC5V,12mA) ] Remote Monitoring Input Interface 遠隔制御出力 ※ 電源 Power Requirments -20∼+40℃ AC100V 50・60Hz(TW2NA,TW3NA) AC20∼30VまたはAC40∼60V 50・60Hz(TW2NT,TW3NT) 消費電力 約8Wまたは約22VA(TW2NA) ,約11VA(TW2NT) 約7Wまたは約16VA(TW3NA) ,約 8VA(TW3NT) 外観寸法 194(H) ×310(W) ×151(D)mm Power Consumption Dimensions 質量(重量) MASter of PROduction 信号:RF信号の状態表示(TW2NA,TW2NTのみ) 約3.6kg(取付金具含まず) Weight ※ 0℃以下の場合,地上デジタル監視装置TW2NA,TW2NTの レベル測定確度とMERに誤差が出ることがあります。 マスプロの規格表に絶対うそはありません。保証します。 付属品 マスト取付金具 ……………………………… 1個 10極監視ケーブル(約2m)…………………… 1本 マスト当て板 ………………………………… 1個 ACケーブル(約3m) (TW2NA,TW3NA) …… 1本 マスト固定ボルトM10×70mm ………… 2本 CD-ROM ………………………………………… 1枚 監視装置固定ボルトM8×16mm ………… 4本 監視装置設定ツール,mopera U® 初期設定マニュアル, 監視装置設定マニュアル,MIB定義ファイルを収録 ) 2K56-161 M10用スプリングワッシャー …………… 2個 ( M10用平ワッシャー………………………… 2個 製品向上のため 仕様・外観は変更することがあります。 本社 〒470-0194(本社専用番号)愛知県日進市浅田町上納80 技術相談 TEL名古屋(052)805-3366 受付時間 9∼12時,13∼17時 (土・日・祝日,当社休業日を除く) インターネットホームページ www.maspro.co.jp 技術相談以外は,お近くの支店・営業所にお問合わせください。 10 九州沖縄(シ) (092)551-1711 (092)551-1711 福 岡(支) 沖 縄 (098)854-2768 鹿児島 (099)812-1200 宮 崎 (0985)25-3877 熊 本 (096)381-7626 長 崎 (095)864-6001 北九州 (093)941-4026 (06)6632-1144 近 畿(シ) (06)6635-2222 大 阪(支) 姫 路 (079)234-6669 神 戸 (078)231-6111 京 都 (075)646-3800 中国四国(シ) (082)230-2359 (082)230-2351 広 島(支) 下 関 (083)255-1130 松 江 (0852)21-5341 東海北陸(シ) (052)802-2233 (052)802-2233 名古屋(支) 津 (059)234-0261 岐 阜 (058)275-0805 豊 橋 (0532)33-1500 静 岡 (054)283-2220 松 本 (0263)57-4625 福 井 (0776)23-8153 金 沢 (076)249-5301 (03)3499-5632 関 東(シ) (03)3499-5631 関 東(工) (03)3409-5505 東 京(支) 新 潟 (025)287-3155 横 浜 (045)784-1422 八王子 (042)637-1699 千 葉 (043)232-5335 さいたま (048)663-8000 前 橋 (027)263-3767 水 戸 (029)248-3870 宇都宮 (028)636-1210 東北北海道(シ) (022)786-5064 (022)786-5060 仙 台(支) 郡 山 (024)952-0095 盛 岡 (019)641-1500 秋 田 (018)862-7523 青 森 (017)742-4227 札 幌 (011)782-0711 釧 路 (0154)23-8466 旭 川 (0166)25-3111 (シ):システム営業グループ (工):工事グループ MAY, 2009 B・95-5161-2C 支店・営業所 岡 山 (086)252-5800 松 山 (089)973-5656 高 知 (088)882-0991 高 松 (087)865-3666
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