岡山学院大学

平 成 23 年 度 授 業 計 画
―食物栄養学科―
岡山学院大学
は じ め に
シラバスは学生の皆さんに対して、各授業科目の担当教員がその科目の教育目標、授業内容のアウトラ
インなどの情報を明記したものです。よく読んで、各授業の進行状況の把握、予習や自分の学習成果を測
るなど、有効に活用して下さい。
◆ 履修にあたって
必 修 科 目
各学科の教育目標を達成する為に必ず履修しなければなりません。1科目でも不認定に
なると卒業できませんので、授業の教育目標と学生の学習成果・教育方法・学習評価
の方法をよく読んで、授業のアウトラインをつかんで履修して下さい。
選択必修科目
一定の授業科目群のなかから自分で履修する授業科目を選択することができますが、そ
の授業科目群に定められた必修単位数は必ず修得しなければなりません。
選 択 科 目
自分の目的にあわせて選択履修することができます。授業の内容をみて興味のある授業
科目や、自分の希望する職業また取得したい資格に必要な知識、技術と照らし合わせ
ながら選択して下さい。
本 書 の 見 方
カリキュラム表及び担当教員掲載頁一覧
注注 1) 学部共通基礎教養科目
科目群
授業科目
必修
選択
注 2)
注 3)
計
担当教員名
職名
掲載頁
注 4)
注 5)
注 4)
備考
注1) 学部共通基礎教養科目は全学科共通です。具体的に自分の所属学科・学年でどの授業科目がいつ
開講されているかは「学生便覧」4.授業科目時間配当表を参照して下さい。
注2) 単位数が記載される科目は必修科目です。1単位でも落とすと卒業できません。又、2 つ以上の
授業科目にわたって単位数が記載されている場合は、選択必修科目でその科目群(区分)の選択
科目のなかから、定められた必修単位数を修得しなければなりません。
注3) 注 2)に単位数の記載がない授業科目で、ここに単位数が記載されている科目は選択科目です。
各資格取得に必要な科目もありますので、詳しくは「学生便覧」を参照して下さい。
注4) 各授業科目の担当教員とその授業科目のシラバス掲載頁を明記しています。一つの授業科目を複
数の教員が担当している場合もありますので、必ず時間割で自分のクラスの担当教員名を確認し
て下さい。
注 5) 非常勤の先生は職名の後に(兼)と記載してあります。
カリキュラム表及び担当教員掲載頁一覧(1)
学部共通基礎教養科目
科目群
授 業 科 目
必修 選択
計
担当教員
職 名
掲載頁
人間と倫理
2
2
尾崎 聡
教 授
Ⅰ‐ 1
人間の発達
2
2
竹中一平
講 師(兼)
Ⅰ‐ 4
日本国憲法
2
2
近 勝彦
教 授(兼)
Ⅰ‐ 7
人
地球環境問題
2
2
池ノ内昌弘
教 授
Ⅰ‐10
間
生涯学習概論
2
2
福野裕美
助 教
Ⅰ‐13
基
正しい日本語
2
2
浦上博文
教 授(兼)
Ⅰ‐16
礎
近代日本文学
2
2
浦上博文
教 授(兼)
Ⅰ‐19
科
基礎数学Ⅰ
2
2
池ノ内昌弘
教 授
Ⅰ‐22
目
基礎数学Ⅱ
2
2
池ノ内昌弘
教 授
Ⅰ‐25
群
基礎物理学
2
2
宇都宮 晃
教 授(兼)
Ⅰ‐28
基礎化学
2
2
宮崎正博
教 授
Ⅰ‐31
基礎生物学
2
2
岩月宏彦
教 授
Ⅰ‐34
24
24
情報リテラシーⅠ
2
2
正司和彦
教 授
Ⅰ‐37
情報リテラシーⅡ
2
2
正司和彦
教 授
Ⅰ‐40
教養演習Ⅰ
1
1
岩月宏彦
教 授
Ⅰ‐43
教養演習Ⅱ
1
1
岩月宏彦
教 授
Ⅰ‐46
英語Ⅰ
2
2
濱田佐保子
教 授
Ⅰ‐49
人
英語Ⅱ
2
2
濱田佐保子
教 授
Ⅰ‐52
間
中国語Ⅰ
2
2
劉
迎
講 師(兼)
Ⅰ‐55
生
中国語Ⅱ
2
2
劉
迎
講 師(兼)
Ⅰ‐58
活
フランス語Ⅰ
2
2
中島和美
講 師(兼)
Ⅰ‐61
科
フランス語Ⅱ
2
2
中島和美
講 師(兼)
Ⅰ‐64
目
体育理論
1
1
藤井真理
准教授(兼)
Ⅰ‐67
群
体育実技
1
1
藤井真理
准教授(兼)
Ⅰ‐69
キャリアガイダンス
2
2
原田俊孝
助 教(兼)
Ⅰ‐72
社会との接続
2
2
竹内 博
教 授
Ⅰ‐75
クラブ活動の活性化
2
2
全教員
生活経済学
2
2
張 秉煥
准教授
Ⅰ‐78
28
28
少子高齢化と諸問題
2
2
坂元 晶
講 師(兼)
Ⅰ‐80
児童福祉概論
2
2
山本婦佐江
講 師(兼)
Ⅰ‐83
2
2
岡田菜穂子
講 師(兼)
Ⅰ‐86
2
2
岡田菜穂子
講 師(兼)
Ⅰ‐89
社会心理学
2
2
竹中一平
講 師(兼)
Ⅰ‐92
臨床心理学
2
2
井頭久子
准教授(兼)
Ⅰ‐95
12
12
小
計
8
8
小
人
間
福
祉
科
目
群
8
計
ボランティア理論
ボランティア活動
小
計
8
6
6
備 考
未掲載
合
計
22
64
64
カリキュラム表及び担当教員掲載頁一覧(2)
食物栄養学科専門科目
区分
授業科目
選択
計
職 名
掲載頁
インターネットと法
2
2
近 勝彦
教 授(兼)
Ⅱ - 1
生活IT活性論
2
2
張 秉煥
准教授
Ⅱ - 4
現代生活経営
2
2
張 秉煥
准教授
Ⅱ - 6
2
2
尾崎 聡
教 授
Ⅱ - 8
食文化論
2
2
次田隆志
教 授
Ⅱ - 12
フードコーディネート
2
2
松下 至
准教授
Ⅱ - 14
食料経済
2
2
松下 至
准教授
Ⅱ - 16
6
14
14
必
修
選
択
計
2
2
2
2
生活史
現代生活基礎科目
小計
栄養士法
管理栄養士
指定教育分野
講義
又は
演習
必修
単位
実験
又は
実習
必修
単位
授業科目
必修
6
公衆衛生学Ⅰ
公衆衛生学Ⅱ
社会・環境と健康
公衆衛生学Ⅲ
6
専
門
基
礎
分
野
14
食べ物と健康
8
職 名
掲載頁
片山靖夫
講 師(兼)
Ⅱ - 18
2
保田立二
教 授(兼)
Ⅱ - 21
2
片山靖夫
講 師(兼)
Ⅱ - 24
2
2
保田立二
教 授(兼)
Ⅱ - 27
社会福祉概論
2
2
赤木正典
教 授(兼)
Ⅱ - 30
小計
6
6
10
解剖生理学Ⅰ
2
2
岩月宏彦
教 授
Ⅱ - 33
解剖生理学Ⅱ
2
2
熊谷智代
教 授
Ⅱ - 36
1
1
山里晃弘
教 授
Ⅱ - 39
解剖生理学実験Ⅱ
1
1
山里晃弘
教 授
Ⅱ - 41
運動生理学
2
2
岩月宏彦
教 授
Ⅱ - 43
生化学Ⅰ
2
2
宮崎正博
教 授
Ⅱ - 46
2
2
宮崎正博
教 授
Ⅱ - 49
1
1
宮崎正博
教 授
Ⅱ - 52
生化学Ⅱ
10
担当教員
健康管理論
解剖生理学実験Ⅰ
人体の構造と機能
疾病の成り立ち
2
担当教員
7
3
生化学実験
病理学
2
2
熊谷智代
教 授
Ⅱ - 55
微生物学
2
2
友近健一
教 授
Ⅱ - 58
小計
14
13
17
食品学総論Ⅰ
2
2
次田隆志
教 授
Ⅱ - 61
食品学総論Ⅱ
2
2
次田隆志
教 授
Ⅱ - 63
食品学総論実験
1
1
次田隆志
教 授
Ⅱ - 65
食品学各論
2
2
津村哲司
准教授(兼)
Ⅱ - 67
1
1
津村哲司
准教授(兼)
Ⅱ - 69
食品学各論実験Ⅱ
1
1
津村哲司
准教授(兼)
Ⅱ - 71
食品加工学Ⅰ
2
2
松下 至
准教授
Ⅱ - 73
食品加工学Ⅱ
2
2
津村哲司
准教授(兼)
Ⅱ - 76
食品加工学実習
1
1
松下 至
准教授
Ⅱ - 78
食品学各論実験Ⅰ
3
備考
備考
専
門
基
礎
分
野
食品品質管理論
2
2
泉本勝利
教 授(兼)
Ⅱ - 81
食品分析学
2
2
松下 至
准教授
Ⅱ - 83
調理学Ⅰ
2
2
三宅由紀子
講 師
Ⅱ - 86
調理学Ⅱ
2
2
三宅・次田・
友近
1
1
竹之谷陽子
講 師(兼)
Ⅱ - 91
調理学実習Ⅱ
1
1
竹之谷陽子
講 師(兼)
Ⅱ - 94
調理学実習Ⅲ
1
1
小野明子
講 師(兼)
Ⅱ - 97
食品衛生学Ⅰ
2
2
友近健一
教 授
Ⅱ- 100
2
2
友近健一
教 授
Ⅱ- 103
1
1
友近健一
教 授
Ⅱ- 106
30
30
基礎栄養学
2
2
竹原良記
教 授
Ⅱ- 109
基礎栄養学実験
1
1
竹原良記
教 授
Ⅱ- 112
2
2
山里晃弘
教 授
Ⅱ- 115
応用栄養学
2
2
竹原良記
教 授
Ⅱ- 118
栄養アセスメント
2
2
友近健一
教 授
Ⅱ- 121
応用栄養学実習
1
1
竹原良記
教 授
Ⅱ- 124
10
10
栄養教育論Ⅰ
2
2
藤澤克彦
助 教
Ⅱ- 128
栄養教育論Ⅱ
2
2
藤澤克彦
助 教
Ⅱ- 131
2
2
藤澤克彦
助 教
Ⅱ- 134
栄養教育論実習Ⅰ
1
1
藤澤克彦
助 教
Ⅱ- 137
栄養教育論実習Ⅱ
1
1
藤澤克彦
助 教
Ⅱ- 140
8
8
臨床栄養学Ⅰ
2
2
保田立二
教 授(兼)
Ⅱ- 143
臨床栄養学Ⅱ
2
2
岡本喜久子
准教授
Ⅱ- 146
臨床栄養学Ⅲ
2
2
岡本喜久子
准教授
Ⅱ- 149
1
1
岡本喜久子
准教授
Ⅱ- 152
2
2
岡本喜久子
准教授
Ⅱ- 155
公衆栄養学Ⅰ
2
2
高橋裕司
助 教
Ⅱ- 158
公衆栄養学Ⅱ
2
2
高橋裕司
助 教
Ⅱ- 161
公衆栄養学実習
1
1
高橋裕司
助 教
Ⅱ- 164
14
14
給食経営管理論Ⅰ
2
2
妹尾良子
講 師
Ⅱ- 167
給食経営管理論Ⅱ
2
2
妹尾良子
講 師
Ⅱ- 170
給食経営管理実習Ⅰ
1
1
妹尾良子
講 師
Ⅱ- 173
1
1
妹尾良子
講 師
Ⅱ- 176
総合演習
2
2
食物栄養学
科全教員
給食経営管理実習
事前事後
1
1
妹尾良子
9
9
調理学実習Ⅰ
食べ物と健康
食品衛生学Ⅱ
3
2
食品衛生学実験
小計
基礎栄養学
2
運動栄養学
応用栄養学
6
小計
栄養教育論
栄養教育管理
6
8
専
門
分
野
臨床栄養学
8
小計
臨床栄養学実習
臨床栄養学演習
公衆栄養学
4
小計
給食経営管理論
4
給食経営管理実習Ⅱ
総合演習
2
小計
8
6
6
6
6
10
10
6
6
Ⅱ - 89
Ⅱ- 179
講 師
Ⅱ- 182
給食経営管理臨地
実習Ⅰ
1
1
妹尾良子
講 師
Ⅱ- 185
給食経営管理臨地
実習Ⅱ
1
1
妹尾良子
講 師
Ⅱ- 187
分
公衆栄養臨地実習
1
1
高橋裕司
助 教
Ⅱ- 189
野
臨床栄養臨地実習
2
2
岡本喜久子
准教授
Ⅱ- 191
5
5
卒業研究Ⅰ
2
2
卒業研究Ⅱ
2
2
専
門
臨地実習
4
小計
単位数
60
22
自由科目
栄養に係る教育に関する科目
小計
0
4
4
合計
62
113
121
学校栄養指導論Ⅰ
2
2
三宅由紀子
講
師
Ⅱ- 194
学校栄養指導論Ⅱ
2
2
三宅由紀子
講
師
Ⅱ- 197
4
4
教師論
2
2
福野裕美
助 教
Ⅱ- 200
教育原理
2
2
福野裕美
助 教
Ⅱ- 203
教育心理学
2
2
竹中一平
講
Ⅱ- 206
教育制度論
1
1
福野裕美
助 教
Ⅱ- 209
教育課程論
1
1
福野裕美
助 教
Ⅱ- 211
道徳教育の研究
2
2
尾崎
教
授
Ⅱ- 213
特別活動
1
1
楠本恭之
准教授(兼)
Ⅱ- 218
1
1
正司和彦
教
授
Ⅱ- 220
1
1
正司和彦
教
授
Ⅱ- 223
生徒指導論
2
2
浦上博文
教
授(兼)
Ⅱ- 226
教育相談
2
2
竹中一平
講
師(兼)
Ⅱ- 229
事前・事後指導
1
1
三宅由紀子
講
師
Ⅱ- 232
栄養教育実習
1
1
三宅由紀子
講
師
Ⅱ- 235
教職実践演習
2
2
尾崎、三宅、
福野
21
21
小計
栄
養
教
諭
に
関
す
る
科
目
0
教職に関する科目
0
教育の方法及び技
術(A)
教育の方法及び技
術(B)
小計
0
聡
師(兼)
Ⅱ- 237
注1)表中の選択は、選択必修である。
注2)栄養士免許の取得及び管理栄養士国家試験の受験資格を得るためには、表中の栄養士法管理栄養士指定教育分野の専門基礎
分野及び専門分野のそれぞれの区分に記載する講義又は演習必修単位及び実験又は実習必修単位の単位数を充足するよう授業
科目の単位を修得すると共に、表中の必修及び選択必修の単位を含めて学則に規定する卒業に要する単位を修得しなければなら
ない。
カリキュラム表及び担当教員掲載頁一覧(3)
図書館司書資格に係る専門教育科目
授業科目
甲群
乙群
必修
選択
計
担当教員
職名
掲載頁
備考
生涯学習概論
1
1
福野裕美
助
教
Ⅲ -
1
図書館概論
2
2
石田常亜
講
師(兼)
Ⅲ -
3
図書館経営論
1
1
石田常亜
講
師(兼)
Ⅲ -
6
図書館サービス論
2
2
石田常亜
講
師(兼)
Ⅲ -
8
情報サービス概説
2
2
石田常亜
講
師(兼)
Ⅲ - 11
レッファレンスサービス演習
1
1
石田常亜
講
師(兼)
Ⅲ - 14
情報検索演習
1
1
正司和彦
教
授
Ⅲ - 17
図書館資料論
2
2
石田常亜
講
師(兼)
Ⅲ - 20
専門資料論
1
1
石田常亜
講
師(兼)
Ⅲ - 23
資料組織概説
2
2
石田常亜
講
師(兼)
Ⅲ - 25
資料組織演習
2
2
石田常亜
講
師(兼)
Ⅲ - 28
児童サービス論
1
1
浦上とし子
講
師(兼)
Ⅲ - 33
図書及び図書館史
1
1
石田常亜
講
師(兼)
Ⅲ - 35
コミュニケーション論
1
1
尾崎
教
授
Ⅲ - 37
20
20
掲載頁
合計
聡
カリキュラム表及び担当教員掲載頁一覧(4)
社会教育主事に関する専門教育科目
授
業
科
目
必修
選択
計
担当教員
職名
生涯学習概論
生涯学習概論
4
4
福野裕美
助
教
Ⅳ - 1
社会教育計画
社会教育計画
4
4
福野裕美
助
教
Ⅳ - 7
2
正司和彦
教
授
Ⅳ - 13
2
竹中一平
講
師(兼)
Ⅳ - 16
2
2
池ノ内昌弘
教
授
Ⅳ - 19
2
2
尾崎
聡
教
授
Ⅳ - 22
社会教育演習、社
会教 育実 習又 は
社会教育演習(情報検索演
習)
社会 教育 課題 研
4
究の うち 一以 上
社会教育演習(教育相談演
の科目
習)
社会 教育 特講 Ⅰ
地球環境問題
(現 代社 会と 社
青少年問題と社会教育
会教育)
ライフステージと生活課題
2
2
尾崎
聡
教
授
Ⅳ - 25
社会 教育 特講 Ⅱ
社会教育行政
2
2
福野裕美
助
教
Ⅳ - 28
(社会教育活
図書館概論
2
2
石田常亜
講
師(兼)
Ⅳ - 30
2
2
岡田菜穂子
講
師(兼)
Ⅳ - 33
2
竹内
博
教
授
Ⅳ - 36
2
赤木正典
教
授(兼)
Ⅳ - 39
2
竹中一平
講
師(兼)
Ⅳ - 42
2
竹中一平
講
師(兼)
Ⅳ - 45
2
2
動・事業・施設) ボランティア理論
社会 教育 特講 Ⅲ
(そ の他 必要 な
科目)
社会との接続
社会福祉概論
教育心理学
8
社会心理学
合計
24
12
32
備考
平
科目名
人間と倫理
成
23
年
度
授業回数
15
教
育
単位数
計
2
画
担当教員
尾崎聡
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
学
生
学
習
成
果
【教育目標】
大学生としての初歩的な教養形成、すなわち世の中で生じている様々な事柄について、人間・社
会・歴史・文化・文明などの視点から根源的に思索できるようになることを目指す。まず身近な素材
によって倫理的な世界に関心を持つことからはじめる。次に人間存在や規範、共同体や歴史という
視点を使って倫理学的思索の入口に立つことを試みる。
【学生の学習成果】
世の中で生じている様々な事柄について、高等教育を受けた者にふさわしく、人間存在や歴史性、
共同体や規範といった深みのある視点から見たり、問うたり、述べたりすることが出来るようになる。
(汎用的学習成果「態度・信念・意見」に相当)
授
業
進
教
方
育
方
予
習
法
復
習
(講義)
担当教員が準備し、進行させていく講義であるが、受講生の専門領域を配慮して序盤は「生
命倫理」、中盤は「精神世界と倫理」、終盤は「コミュニケーションと倫理」をキーワードに授業
のラインナップを構成し、題材を準備する。授業中は対話も取り入れて受講生の頭脳を活性
化させながら進めていく。また毎回、積極的に画像・図像、映像を使って立体的に理解を補っ
ていく。
1 回の授業に対して簡単な予習・復習が義務付けられる。その内容については毎回の授業で
ポイントを示す
特にテキストは指定しないが、毎回参考資料をプリントで配布する。
学
習
評
価
方
法
注
意
事
項
【達成基準】
① 身近な素材に倫理的な世界を見出せるようになっていること
② 世の中で生じている様々な事柄について人間存在や規範、共同体や歴史性といった根本的な
立場から思索できるようになっていること
以上を試験における論述で証明すること。論述は以下の観点から採点する
1.倫理学性(すなわち思考の規範性、思考の内面性、深さ)
題材の選び方・題材の切り口(秀逸・良し・普通・やや不満・不満)。
記述内容(秀逸・良し・普通・やや不満・不満)。
2.哲学度(すなわち思考の自由さ、思考の立体性、広さと高さ)
題材の選び方、題材の切り口(秀逸・良し・普通・やや不満・不満)
記述内容(秀逸・良し・普通・やや不満・不満)。
【評価方法】
筆記試験:簡単な用語や事例の説明および 1,000 字の論述を課する(90%)
中間提出物:試験前に受講者各自の倫理および倫理学への興味関心・理解の発達度を確認する
(10%)
欠席回数 (‐2)点
参考図書は各回ごとに指示する
Ⅰ - 1
授
1
回
2
回
3
回
4
回
5
回
6
回
7
回
8
回
業
回
数
別
教
育
内
容
■ガイダンス:教育目標、教育方法、単位認定、半期の講義計画について予告し、受講者と合意す
る。
■講義内容:倫理および倫理学について。現代倫理について。
■参考映像:M・シェリー原作、F・コッポラ監督、1994、映画『フランケンシュタイン』(人間の野望、未
知への挑戦、永遠の生命を求める人、生命より永遠の名声を求める人など様々な人間像に注目)
シリーズ生命倫理 アプローチ編
■講義内容:19 世紀ヨーロッパ諸科学と生命倫理 (特定の科学が躍進する時、倫理論争が起き
る)
■参考映像:M・シェリー原作、F・コッポラ監督、1994、映画『フランケンシュタイン』(19 世紀のドイツ
の大学において展開される生命倫理論争に注目)
■予習と復習:フランケンシュタインの他にも人造人間の話でどのようなものがあるか、調べてみよう
シリーズ生命倫理 アプローチ編
■講義内容:人間存在の意味、ヨーロッパの人間観・日本の人間観と生命倫理(神と人と動物の違
い、聖書における神と人と動物)
■参考映像:M・シェリー原作、F・コッポラ監督、1994、映画『フランケンシュタイン』(人造人間創造
のおぞましい場面に注目)
■予習と復習:授業で習った以外にも世界各地には様々な人間の起源に関する考えがある。調べ
てみよう
シリーズ生命倫理 応用編
■講義内容:科学技術文明の発達とそれへの警告(人造人間伝説 ホムンクルスとゴーレム )
■参考文献:ゲーテ『ファウスト』、マイリンク『ゴーレム』
■参考映像:宮崎駿、1984、映画『風の谷のナウシカ』(異様なキャラクター 巨神兵 は地球の文明
を滅ぼした最終兵器、生命工学の粋を結集したバイオ・ソルジャーで、ホムンクルスからインスパイ
アーしたものであることに注目)
■予習と復習:カレル・チャペックの『ロボタ』はロボットの起源話である。調べてみよう
シリーズ生命倫理 応用編
■講義内容:過ちやすき存在である人間の罪と贖(あがない)
■参考映像:庵野秀明プロデュース、TV・映画・漫画『エヴァンゲリオン』(ストーリーの構成要素は
神と人間を媒介する使徒=エンジェル、人類最初の女性=エヴァに由来する人造人間エヴァンゲ
リオン、最初の人=アダムに由来する磔刑された肉塊など、クローン人間のヒロイン、精子バンクか
らの人工授精児など、聖書、偽典、オカルト、ユング心理学から生命科学まで、教養の集大成であ
ることに注目)
■予習と復習:エヴァンゲリオンの他にも、人造人間に関してアニメーションなどサブカルチャーで
どのようなものがあるか、調べてみよう
シリーズ生命倫理 思索編
■講義内容: 文明史の中で揺れ動く生と死の定義(生命哲学、死生学、安楽死・尊厳死と延命、
脳死と心臓死、法律的死と医学的死、QOL など)
■参考映像:ドキュメンタリー『和田移植』(渡辺淳一が語る、日本最初の心臓移植、提供者は脳死
体だったのか?生体だったのか?)
■予習と復習:脳死体の定義、安楽死と尊厳死の違いについて調べてみよう
シリーズ生命倫理 思索編
■講義内容: 文明史の中で揺れ動く生と死の定義(生命哲学、死生学、安楽死・尊厳死と延命、
脳死と心臓死、法律的死と医学的死、QOL など)
■参考映像: NHK スペシャル・エッセイドラマ『家族』(大原健士郎原作)
■予習と復習:インフォームドコンセントや告知の問題について調べてみよう
シリーズ生命倫理 思索編
■講義内容: 文明史の中で揺れ動く生と死の定義(生命哲学、死生学、安楽死・尊厳死と延命、
脳死と心臓死、法律的死と医学的死、QOL など)
■参考映像: NHK スペシャル・エッセイドラマ『家族』(大原健士郎原作)
■予習と復習:ホスピスについて調べてみよう
Ⅰ - 2
9
回
10
回
11
回
12
回
13
回
14
回
15
回
シリーズ 精神世界と倫理 入門編
■講義内容:世紀末ヨーロッパにおける人間の発見(無意識の発見=人間観のコペルニクス的転
換)
■参考映像:ニコラス・メイヤー原作、ハーバート・ロス監督、映画『シャーロックホームズの素敵な挑
戦』(ワトソンは神経衰弱に陥ったホームズを救うため、はるばるウィーンのフロイトのもとに連行す
る。無意識やマザーコンプレックスの発見者フロイトは学会から孤立し、ユダヤ人ゆえキリスト教社会
から迫害を受けていたが、信念をもって力強く生きていた)
■予習と復習:フロイト以外にも授業などでどのような心理学者を習っただろうか。また彼らはどのよ
うな人間観を示してくれただろうか、調べてみよう
シリーズ 精神世界と倫理 入門編
■講義内容:精神分析が変えた現代的人間観(夢の不思議、催眠術、心身論、心因性という生き
方)
■参考映像:ニコラス・メイヤー原作、ハーバート・ロス監督、映画『シャーロックホームズの素敵な挑
戦』(ホームズはコカイン中毒に陥ってしまい、悪夢、幻覚、幻聴に悩んでいた。自らもコカイン中毒
の体験者であり、友人をコカイン中毒で失ったフロイトはホームズを軟禁、催眠術などを駆使し、命
がけの治療を試みる)
■予習と復習:この時代は麻薬の研究をしながら、自らもそれに手を出す研究者が非常に多かっ
た。倫理に関する意識が異なったのだろうか、考えてみよう
シリーズ 精神世界と倫理 キャリア編(職業と学問 社会と人生)
■
講義内容:職業倫理(若きフロイトの職業選択、勉学、修行)
参考映像:ジェラール・キコアーヌ監督、アンソニー・パーキンス主演『ジキルとハイド』(ジキル博士
はコカインの安全性を確かめず、鎮痛から潜在意識の覚醒まで万能の秘薬として期待する)
■予習と復習:この時代は麻薬の潜在可能性に魅惑されてしまう研究者が非常に多かった。研究
の倫理に関する意識が異なったのだろうか、考えてみよう
シリーズ 精神世界と倫理 発展編
■講義内容:深層心理の発見と探訪(ユングによる集合的無意識の発見。集合的無意識=単なる
個人を超越して太古・未来・宇宙につながり、仲間と共有することによって増幅される無意識。交霊
術から伝承遊び かごめかごめ まで。)
■参考映像:つのだじろう 漫画・アニメ『うしろの百太郎 こっくりさん編』(こっくりさんは西洋の交霊
術が幕末から明治初に輸入されたもので、深層心理の不思議にアプローチするのに都合の良い題
材である。狐狗狸とも言い、憑依現象とも関係する)
■予習と復習:集合的無意識に関する事例はサブカルチャーの世界に数多く発見できる。調べて
みよう
シリーズ コミュニケーションと倫理 入門編
■講義内容:「愛」の種類(エロス・アガペー・フィリア)と作用(働き)
■参考映像:海外ドラマ『ヤング・インディー・ジョーンズ ‐ウィーン編‐』(19 世紀ウィーンを舞台
に特殊メイクを施したフロイト、ユング、アードラーが動いてしゃべる。愛についてフロイトは性欲、ユ
ングは神秘、アードラーは人間の成長という視点からそれぞれ自説を展開することに注目)
■予習と復習: 深層心理の巨人はフロイトだけではない。ユングとアードラーという人物についても
調べてみよう
シリーズ コミュニケーションと倫理 入門編
■講義内容:「愛」の種類(エロス・アガペー・フィリア)と作用(働き)
■参考映像:日本テレビ 知ってるつもり『マザー・テレサ』
■
予習と復習:アガペーを象徴する人物としてマザー・テレサがいる、調べてみよう
シリーズ コミュニケーションと倫理 発展編
■講義内容:複雑多様な「愛」の種類(サディズム フェティシズム(物) ネクロフィリア(死) ペド
フィリア(幼・弱・小)、これらは異常心理として扱われることが多いが、本来は全ての人間に日常的
感性あるいは芸術的感性として存在し、学問的に理解可能なものという認識が必要である)
■参考映像:グリム童話『青ひげ』、(主人公はマザーコンプレックス、ペドフィリア、ネクロフィリア、
ヘマトフィリア(嗜血) であったことに注目)
■予習と復習:青ひげ以外にも深層心理学的な童話でどのようなものがあるだろうか、調べてみよう
Ⅰ - 3
平
科目名
人間の発達
成
23
年
度
授業回数
教
15
育
単位数
計
2
画
担当教員
竹中 一平
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): [email protected], OH:土曜 2,3 限
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教育目標:
人は生涯にわたって発達し学習する。この講義では、自分自身のこれからの発達を積極
的に考えることを目標とし、特に青年期以降の発達について学習する。
学生の学習成果:
・ 人間の発達について基礎的知識を身につけ、自身の今後の成長に活かすことができる
・ 汎用的学習成果として、特に人間関係における問題解決力・他者理解力を身につける
とともに、社会人としての責任を果たす上での使命感や倫理観を身につける
授
業
の
進
め
方
教
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
(講義・演習・実験・実習・実技)
・ 主として講義形式によって行うが、受講者の理解を促進し、学習成果を確認す
るために、講義中に小テストを課す
・ やむを得ない理由で小テストを受けられなかった者を対象に、必要に応じて授
業時間外に取り組むレポートを課す
・ 予習:本講義では予習は課さない
・ 復習:毎授業後に、当該授業の内容に関する復習を求める
 小テストでは、授業における「重要な部分」を出題する。どの内容が重要
であったかを毎授業後に確認し、その内容について理解しておくことを求
める。
また、授業内容を自分自身に当てはめたり現実の場面に当てはめたりして
考えることを求める。したがって、授業内容を理解していない場合には回
答することが困難であることが予想される。十分に復習を行うこと。
・ 資料を配布し、市販のテキストは使用しない
以下の 3 つの学習成果について、その獲得度合を量的に評価する。その際、授業回数を
勘案し、およそ①50%、②30%、③20%の比重をかける。
① 人間の発達について基礎的知識を身につけ、自身の今後の成長に活かすことができる
② 汎用的学習成果として、特に人間関係における問題解決力・他者理解力を身につける
③ 社会人としての責任を果たす上での使命感や倫理観を身につける
なお、評価の実施は、①について主に定期試験および講義中の小テストによって行い、
②については講義中の小レポートによって行う。また、受講態度に問題があったものは、
社会人としての使命感や倫理観が十分ではないとして、③の比重から適宜減点する。
参考図書等
・ 藤村邦博・大久保純一郎・箱井英寿(編著)
しく生き、老いるために 北大路書房
Ⅰ - 4
2000
青年期以降の発達心理学―自分ら
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
【オリエンテーション】
 講義の目標・進め方・成績評価の方法に関する説明
 本講義で修得してほしい事柄に関する説明
 発達心理学の目的
復習事項:講義内容で理解不十分な箇所・不明な箇所をまとめてくる
2
回
【生涯発達を考える①】
成長するとはどういうことか?―人間の発達を考える
 発達とは何か?
 ヒトとしての学び、人になるための学び
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
3
回
【生涯発達を考える②】
頭が良いとはどういうことか?―知的能力の生涯発達(1)
 知能とは何か?
 知能を測る試み
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
4
回
【生涯発達を考える③】
頭が良いとはどういうことか?―知的能力の生涯発達(2)
 知能の発達と変化
 いろいろな種類の知能
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
5
回
【生涯発達を考える④】
人を助ける心の発達―援助行動の発達(1)
 援助行動とは何か?
 援助行動に関する DVD 視聴
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
6
回
【生涯発達を考える⑤】
人を助ける心の発達―援助行動の発達(2)
 援助行動の発達
 なぜ人は援助行動を行うのか?
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
【第 1 回小テスト】
 第 2 回∼第 6 回までの内容について小テストを実施する
7
回
8
回
【青年期の発達①】
青年期の発達と心の問題(1)
 青年期の特徴と発達課題
 青年期の心の問題
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
【青年期の発達②】
青年期の発達と心の問題(2)
 正常と異常の境界
 対人関係の問題
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
Ⅰ - 5
9
回
【青年期の発達③】
青年期の対人関係(1)
 青年期の対人関係の特徴
 友人関係と家族関係
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
10
回
【青年期の発達④】
青年期の対人関係(2)
 恋愛関係の進展と恋愛行動の進展
 恋愛関係の崩壊過程
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
【第 2 回小テスト】
 第 7 回∼第 10 回までの内容について小テストを実施する
11
回
【成人期の発達①】
成人期の発達とライフサイクル
 職業人としての成人期
 仕事と家庭の両立
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
12
回
【成人期の発達②】
成人期のストレスマネジメント(1)
 ストレスとは何か?
 成人期のメンタルヘルス
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
13
回
【成人期の発達③】
成人期のストレスマネジメント(2)
 ストレスにどう対処するか?
 適切なストレス
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
14
回
【老年期の発達】
高齢者の生活と健康
 高齢者のライフイベント
 高齢者の時間的展望
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
【第 3 回小テスト】
 第 11 回∼第 14 回までの 4 回分の内容について小テストを実施する
15
回
【まとめ】
これまでの講義内容を振り返り、不足のある部分について補足するとともに、発達心理学
の理論や概念と、日常生活での行動との関係についてまとめる。
Ⅰ - 6
平
科目名
質問受付:
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
成
日本国憲法
23
年
度
授業回数
教
15
育
単位数
計
2
画
担当教員
近
勝彦
e-mail: [email protected]
教育目標:憲法は、国法の最高法規である。いわば、すべての法律の根本である。この観
念は、近代市民革命の頃から現れたことからしても、国民の基本的な人権を擁護し、国家
(当時は国王)の統治権力に制限を課すものである。この見方は、日本国憲法の構成にも
みてとれる。すなわち、きわめて大きく内容を分けると、国民の基本的人権の保障と国家
機関の設置と活動について書かれているのである。そこでまずは、憲法の基本的意義と内
容を理解する必要があろう。
学生の学習成果:栄養士は、日本国民の健康で安全な食生活の維持や公衆衛生にかかわっ
ている。その活動には、様々な法律が関わっている。そこで、まずは基礎的な法知識や考
え方を学ぶことが必要であろう。そのうえで、将来における個別法法規の理解やそれにも
とづく業務における法律解釈がおこなえる基礎力の獲得を成果と考える。
授
業
の
進
め
方
(講義・演習・実験・実習・実技)
日本国憲法の基本的な考え方や内容を知る必要がある。そのためには、憲法の
主要な条文をやはり読む必要があろう。しかし、法学部の学生ではないので、
精密な条文の解釈というよりは、現代に起きている社会問題の解決のためにど
う憲法が機能しているのかを考えるかという視点で講義を進める。そこで、最
低限度の条文の解釈を試みた後に、主要な憲法事件(判例)を取り上げて、じ
っくりと講義していくことにする。
また、公務員試験や民間会社の社会科学系の一般知識試験としてもよく出題さ
れるので、全部の内容を網羅するように授業を進めたい。
予
習
・
復
習
毎回講義した条文を筆記するとともに、予習としては、次回の判例を読んでく
る。
テ
キ
ス
ト
『CD‐ROMで学ぶ現代日本の憲法』
(元山
育
方
法
学
習
評
価
の
方
法
健編、法律文化社)
憲法の基本的な理解の習得を目指す。さらには、主要な条文を暗記することも必要である。
なお、講義の期間中に、憲法全文を読んでみたい(上記テキストの中にも出ている)。な
お、評価方法としては、期末試験(80%)、レポート(20%)。
注
意
事
項
Ⅰ - 7
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
オリエンテーション:憲法を学ぶ意義と基本的な考え方
2
回
・講義内容:憲法の歴史と各国の憲法の歴史を学ぶ
人権獲得の歴史
・予習内容:次回の箇所を読んでおく
・復習事項および課題:「日本国憲法はいかなる淵源をもっているか」
3
回
・講義内容:人権とは
人権の主体
・予習内容:次回の箇所を読む
・復習事項および課題:「マクリーン事件」
4
回
・講義内容:法の下の平等について
実質的平等とは
・予習内容:次回の箇所を読む
・復習事項および課題:「尊属殺重刑違憲判決」
5
回
・講義内容:思想・良心の自由について
精神的自由
・予習内容:次回の箇所を読む
・復習事項および課題:「三菱樹脂事件」
6
回
・講義内容:宗教の自由について
宗教活動
・予習内容:次回の箇所を読む
・復習事項および課題:「政教分離の意義と課題」
7
回
・講義内容:表現の自由について
権利の侵害と自由
・予習内容:時間の箇所を読む
・復習事項および課題:「名誉毀損と表現の自由」
8
回
・講義内容:知る権利
優越的地位
・予習内容:次回の箇所を読む
・復習事項および課題:「報道の自由とその制限」
Ⅰ - 8
授
業
回
数
別
教
育
9
回
・講義内容:経済的自由について
二重の基準論
・予習内容:次回の箇所を読む
・復習事項および課題:「所得格差と公平性」
10
回
・講義内容:平和憲法について
国家の安全と憲法
・予習内容:次回の箇所を読む
・復習事項および課題:「平和をいかにして実現するか」
11
回
・講義内容:国会について
国権の最高機関性と権能
・予習内容:次回の箇所を読む
・復習事項および課題:「法律を作る過程」
12
回
・講義内容:裁判所ついて
違憲立法審査権
・予習内容:次回の箇所を読む
・復習事項および課題:「訴訟とそのプロセス」
13
回
・講義内容:内閣について
・予習内容:次回の箇所を読む
・復習事項および課題:「内閣制度と大統領制」
14
回
・講義内容:地方自治体について
・予習内容:次回の箇所を読む
・復習事項および課題:「自治体の意義と道州制」
15
回
講義内容:憲法改正と制定権について
・予習内容:次回の箇所を読む
・復習事項および課題:「自治体の意義と道州制」
Ⅰ - 9
内
容
平
科目名
地球環境問題
成
23
年
度
授業回数
15
教
育
単位数
計
2
画
担当教員
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):[email protected]、
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
池ノ内 昌弘
水曜日以外の午後
D204
教育目標:
21世紀に生きる私達人類に共通する課題として「地球環境問題」を取り上げ、自己の地
球市民としての見識を高揚することを目的とする。環境問題を世界の人々、その活動に目を
向け考えると共に、身近なところで環境を考え行動していき、地球にやさしい暮らし、社会
活動を行う力を育成する。
学生の学習成果:
環境問題を概念的に捉える能力、解決策を企画・提案する力、環境保全に向けた行動力、
環境に配慮した社会活動態様を身に付ける。
(講義・演習・実験・実習・実技)
教
授
業
の
進
め
方
環境問題の概論の講義より環境問題の本質の理解を図る。各論について講義と受講
者との対話により理解を深めるとともに、学習成果をまとめ、グループ発表・ディス
カッションを併せ行う。受講生はグループを構成し、テーマを選び、その内容につい
て資料収集・分析する。グループ内でディスカッションしてレポートにまとめ、発表
する。担当教員が講評を行い、各テーマのポイント、補足事項を講義して理解を深め
る。また、ビデオ等視聴覚による理解、簡易な実験等体験学習も適宜入れる。
予
習
・
復
習
各回において、次回授業のテーマに関する資料収集及びテーマの本質を分析、検討し
た結果をまとめ予習しておく。授業後、講義やグループ発表の内容についてのグルー
プディスカッション、問題点の復習をする。各グループは、与えられたテーマについ
て事前調査、分析、まとめを発表の時期に合わせて進める。
テ
キ
ス
ト
稲生 勝、岩佐 茂、大日方聡夫、吉埜和雄:2009、第 2 版『環境リテラシー』、リベ
ルタ出版
及び、プリント
育
方
法
学
習
評
到達基準
1.環境問題の本質を理解する
2.地球環境問題,地域環境問題の現象・原因・対策を理解する
3.環境問題に対処する自らの行動を示す
価
の
方
法
注
意
事
項
評価方法
環境問題についての認識度・思考過程を主として評価対象とする。
期末試験(70%)
、レポート(資料収集・分析)
(10%)
,発表・討論等アクティビティ(20%)
を評価して、総合得点が 60 点以上とする。欠席 2 回目から1回につき2点減点する。
自然への関心、大切にする心を持って授業に臨むことを期待する。
学習のポイントは、環境問題の本質を見失わないこと。
Ⅰ - 10
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
【オリエンテーション】本科目の教育目標についてシラバスを中心に説明し、全授業回数の
授業内容・授業の進め方を明らかにする。地球環境問題、身近な環境問題を概説し、学習の
方向付けを行う。
2
回
テーマ:生物がつくり変えた地球環境
「物質循環・エネルギーと環境」
「自然史の壮大な循環ドラマ」
「循環を機軸とする社会」を
考える。
3
回
テーマ:地球規模の環境破壊(1)
「地球温暖化はすでに始まっている」について学ぶとともにディスカッションする。
4
回
テーマ:地球規模の環境破壊(2)
「地球の大気とオゾン層の破壊」
「危機に瀕する「水惑星」」について学びディスカッション
する。
5
回
テーマ:地球規模の環境破壊(3)
「木を枯らし、土を壊す酸性雨」
「「母なる海」の汚染」
「森林の価値と破壊」
「生物の多様性
とその危機」について学びディスカッションする。
6
回
テーマ:地球規模の環境破壊(4)
「豊かな大地の形成と砂漠化」「戦争は最大の環境破壊」について学びディスカッションす
る。
7
回
テーマ:地球の環境破壊としての公害(1)
「高度経済成長がもたらした公害」
「工場とクルマが起こした大気汚染」
「土と水を汚染する
ハイテク」について学びディスカッションする。
8
回
テーマ:地球の環境破壊としての公害(2)
「種の存続を脅かす環境ホルモン」
「食の安全と環境」について学びディスカッションする。
9
回
テーマ:地球の環境破壊としての公害(3)
「失われる日本の自然環境」
「安らぎを奪う騒音公害」について学びディスカッションする。
Ⅰ - 11
10
回
11
回
テーマ:経済活動のなかの環境問題(1)
「工業化がもたらした深刻な環境破壊」
「大規模開発による生態系の破壊」
「エネルギーと環
境問題」について学びディスカッションする。
テーマ:経済活動のなかの環境問題(2)
「環境問題としての廃棄物」について学びディスカッションする。併せて、簡易な体験学習
を行う。
12
回
テーマ:経済活動のなかの環境問題(3)
「持続可能な社会の実現に向けて」について学びディスカッションする。併せて、ビデオ鑑
賞による学習を行う。
13
回
テーマ:環境保全に向けて(1)
「市場経済と環境問題」
「国連の取り組み」
「日本の環境政策のあゆみと現状」について学び
ディスカッションする。
14
回
テーマ:環境保全に向けて(2)
「環境先進国の取り組み」
「国際的なルールづくり」「環境権思想から環境法体系へ」「環境
保全を支える環境意識」について学びディスカッションする。
15
回
グループ発表
グループで調査・分析・ディスカッションしてきたことをまとめて発表し、全員で議論して、
環境問題解決に向けた意識・行動の共有を確認する。
Ⅰ - 12
平
科目名
成
生涯学習概論
23
年
度
授業回数
15
教
単位数
育
計
2
画
担当教員
福野
裕美
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
育
方
教育目標:
本講義では、生涯学習に関する以下の項目について基本的知識を修得し、生涯学習社会を
実現するための理論的・実践的諸課題について考える。
・生涯学習の理念と歴史
・生涯学習社会における発達課題
・生涯学習社会における様々な学習機会・施設の意義と役割
・わが国における生涯学習の現状と課題
学生の学習成果:
専門的学習成果としては、上記の基礎的知識を修得する。汎用的学習成果としては、専門
的知識を用いて論理的に思考する力、自分の考えを適切な表現で的確に伝えると同時に他者
の考えを理解するコミュニケーション能力、一社会人として教育や地域づくりについて真摯
に考える態度・姿勢を涵養する。
(講義・演習・実験・実習・実技)
授
業 1. 講義、個人発表、および質疑応答を授業の主要な構成要素とする。
の
進 2. 各受講生(個人ないしグループ)が担当する箇所を決め、当該箇所について、受講
生が作成したレジュメをもとに発表を行う。
め
方 3. 発表をもとに、質疑応答を行う。また、以上の内容を補う講義をする。
予
習
・
復
習
1 回の授業に対して予習・復習が義務付けられる。その内容については、毎回の授業で
示す。
テ
キ
ス
ト
関口礼子・小池源吾他著『新しい時代の生涯学習(第 2 版)』有斐閣アルマ、2009 年。
法
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
達成基準:以下の6つの項目について、おおよそ同等の比重をかけて評価する。
①生涯学習の概念について理解する。
②わが国における生涯学習政策および法令について理解する。
③生涯学習社会における発達課題について理解する。
④地域に根ざした生涯学習施設や学校開放の在り方について考える。
⑤生涯学習の現状と課題を認識し、自らの考えを論理的に展開することができる。
⑥教科書の担当箇所について、ポイントを的確にとらえたレジュメを作成し発表することが
できる。
学習評価は、試験(60%)
、レジュメ作成・発表(20%)
、小テスト・課題(20%)で行う。
課題は授業中に提示する。なお、遅刻 2 回につき欠席 1 回とみなし、欠席 1 回につき減点 1
とする。
参考図書等
授業中に適宜紹介する。
Ⅰ - 13
授
1
回
業
回
数
別
教
育
内
容
オリエンテーション
授業概要と評価方法、本講義のルールを説明する。
2
回
生涯学習とは何か、今なぜ生涯学習がクローズアップされるのか
・生涯学習の定着過程
・学習とは何か、教育とは何か
復習:1-16 頁
3
回
発達段階に応じた学習
ハヴィガーストやエリクソンらの発達課題論・発達段階論をもとに、人生の発達段階に応
じた学習について考える。
復習:17-32 頁
4
回
就職すると人はどのような学習をするのか(1)
・ 生涯にわたる職業的発達
・ 職業指導と生き方援助
復習:33∼46 頁 予習:46∼54 頁
5
回
就職すると人はどのような学習をするのか(2)
・ 企業の中での学び
・ 働くことと学ぶこと
復習:46∼54 頁 予習 75∼84 頁
6
回
地域社会からみた生涯学習(1)
・ 生涯学習を考える視点
・ 地域社会における生涯学習活動
復習:75∼84 頁 予習:85∼98 頁
7
回
地域社会からみた生涯学習(2)
・ 成人期の発達特性と自己主導的学習
・ 生涯学習の支援
復習:85∼98 頁 予習:99∼116 頁
8
回
「もの」からの学習∼博物館∼
・博物館の種類と実態
・博物館の現代的使命
・博物館と地域社会
・博物館と生涯学習
復習:99∼116 頁 予習:117∼142 頁
9
回
教育によらない強力な学習
・ 宗教と生活
・ 宗教を構成するもの
・ 強烈な学習作用を引き起こす宗教
・ 日本人の宗教意識
復習:117∼142 頁 予習:143∼170 頁
Ⅰ - 14
10
回
女性の生涯の変化は男性にどのような学習を求めるか
・ 女性の人権の確立
・ 女性のライフサイクルの変化と生涯学習
・ 男女平等教育の中の女性と男性
・ 男女共同参画社会づくりに向けて
復習:143∼170 頁 予習:171∼186 頁
11
回
人口の高齢化は学習をどう変えるか
・ 人口の高齢化をめぐる問題
・ 高齢者とエイジングをみる視点
・ 高齢者の学習のとらえ方
・ 高齢者の学習支援の特徴
復習:171∼186 頁 予習:203∼218 頁
12
回
グローバル化は学習をどう変えるか
・ グローバル化の諸側面
・ グローバル化と教育制度
・ グローバル化時代の学習課題
復習:203∼218 頁 予習:219∼234 頁
13
回
学校・大学の開放と生涯学習
・ 学校の開放‐学社連携から学社融合へ‐
・ 大学の開放
・ わが国の大学開放
復習:219∼234 頁 予習:235∼250 頁
14
回
生涯学習の方法
・ 生涯学習の方法の重要性
・ アンドラゴジーとペダゴジー
・ 参加型学習とワークショップについて
復習:235∼250 頁 予習:配布資料
15
回
試験対策:これまでの学習内容の総復習
Ⅰ - 15
平
科目名
成
23
正しい日本語
年
度
教
授業回数
15
単位数
質問受付:授業終了後 B 棟404
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
育
2
計
画
担当教員
浦上
博文
e-mail:[email protected]
教育目標:
本授業は、受講生が社会生活を送る上で身に付けておくべき文章表現に関する基本的な知
識と技能を修得させることを目指し、具体的には次の3点を目標とする。
①文章表現の基礎知識を理解する。
②描写の文章・説明の文章・論説の文章について表現の特色を理解し、それぞれの文章を作
る力を身に付ける。
③漢字力を向上させる。
学生の学習成果:
教育目標に掲げる3点に関する知識・技能を修得する。また、汎用的学習成果として、態
度(社会人としてのマナー・学習態度など)を涵養する。
授
業
の
進
め
方
(講義・演習・実験・実習・実技)
目標①:テキスト(第一回∼第六回)に即した講義を主とする。
目標②:テキスト(第九回∼第十四回)に即した演習を主とする。描写の文章・説明
の文章・論説の文章について、
「文章表現の特色を明らかにする→文章を選ぶ
→文章を作る」という順序で行う。
目標③:授業はじめに漢字の学習(漢検レベルに挑戦!シリーズ)を行う。
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
・毎授業回前に、「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。
・毎授業回後に復習を求める。
(提出課題)
長田久男:2004,『日本語表現の演習』,博文堂
成
績
評
価
の
方
法
以下の4点についてその獲得度合を量的に評価する。
①文章表現の基礎知識(テキスト第一回∼第六回)について、特徴的なことがらを理解して
いるか。(期末試験、55 点)
②授業において扱った漢字を修得しているか。
(小テスト、10 点)
②描写の文章・説明の文章・論説の文章について表現の特色を理解しているか。(課題、③
と合わせて 20 点)
③描写の文章・説明の文章・論説の文章を自力で選び、作ることができたか。(課題、②と
合わせて 20 点)
④授業内容について予習・復習を行っているか。(所見、15 点)
なお、受講態度及び課題提出期限厳守についての評価は全授業を通して行う。担当教員の
指導に従わず改善されない場合、評価点より減ずる(1件1点)
。
注
意
事
項
・参考図書等
長田久男:1995,『国語文章論』,和泉書院
長田久男:1997,『日本語構文論』,岐阜タイプ
浦上博文:2002,『文章を作る過程の指導』,溪水社
・選んだ文章・作った文章・所見の提出を忘れないように注意していただきたい。
Ⅰ - 16
授
1
回
業
回
数
別
教
育
内
容
オリエンテーション
〇 漢字の学習「漢検レベルに挑戦!シリーズ(1)」
復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入する。
2
回
〇 漢字の学習「漢検レベルに挑戦!シリーズ(2)」
「現代日本語の文字表記」
〇 文章は文字で表記する。大きな特色である。現代日本語の文字表記の基本。それを明ら
かにする。
予習:テキストの該当箇所を通読する。復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入する。
3
回
〇 漢字の学習「漢検レベルに挑戦!シリーズ(3)」
「句点による文の認定」
〇 私たちは、どのような表現を「文」として認定しているのか。句点(。)に着目した文
の認定。文末に着目した文の類別。そのことを確かめる。
予習:テキストの該当箇所を通読する。復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入する。
4
回
〇 漢字の学習「漢検レベルに挑戦!シリーズ(4)」
「述定文のなかま―六種の文の表現―」
〇 述定文のなかまには、六種の文(記述文・評価文・断定文・推定文・推量文・決意文)
がある。それを明らかにする。
予習:テキストの該当箇所を通読する。復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入する。
5
回
〇 漢字の学習「漢検レベルに挑戦!シリーズ(5)」
「問題提起文のなかま―五種の文の表現―」(その1)
〇 問題提起文には、五種の文(解答内蔵の文・反転主張の文・説明期待の文・判定期待の
文・選択期待の文)がある。それを明らかにする。
予習:テキストの該当箇所を通読する。復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入する。
6
回
〇 漢字の学習「漢検レベルに挑戦!シリーズ(6)」
「問題提起文のなかま―五種の文の表現―」(その2)
〇 問題提起文には、五種の文(解答内蔵の文・反転主張の文・説明期待の文・判定期待の
文・選択期待の文)がある。それを明らかにする。
予習:テキストの該当箇所を通読する。復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入する。
7
回
〇 漢字の学習「漢検レベルに挑戦!シリーズ(7)」
「係助詞『は』の働き」
〇 「文による表現」において、係助詞「は」は、他の助詞類と違った特別な力を持ってい
る。その働きを明らかにする。
予習:テキストの該当箇所を通読する。復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入する。
8
回
9
回
〇 漢字の学習「漢検レベルに挑戦!シリーズ(8)」
「自問自答の文表現」
(その1)
〇 係助詞「は」の働きによって認めた「自問自答文」の構造と働き。それを明らかにする。
予習:テキストの該当箇所を通読する。復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入する。
〇 漢字の学習「漢検レベルに挑戦!シリーズ(9)」
「自問自答の文表現」
(その2)
〇 係助詞「は」の働きによって認めた「自問自答文」の構造と働き。それを明らかにする。
予習:テキストの該当箇所を通読する。復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入する。
Ⅰ - 17
10
回
11
回
12
回
13
回
14
回
15
回
〇 漢字の学習「漢検レベルに挑戦!シリーズ(10)」
「描写の文章の特色」
〇 描写の文章の特色を明らかにする。
「描写の文章を選ぶ」
〇 自力で描写の文章を選ぶ。
予習:テキストの該当箇所及び配付資料を通読する。復習:授業内容を振り返り「所見」用
紙に記入する。
〇 漢字の学習「漢検レベルに挑戦!シリーズ(11)」
「描写の文章を作る」
〇 自力で描写の文章を作ることを試みる。
予習:テキストの該当箇所及び配付資料を通読する。復習:授業内容を振り返り「所見」用
紙に記入する。
〇 漢字の学習「漢検レベルに挑戦!シリーズ(12)」
「説明の文章の特色」
〇 説明の文章の特色を明らかにする。
「説明の文章を選ぶ」
〇 自力で説明の文章を選ぶ。
予習:テキストの該当箇所及び配付資料を通読する。復習:授業内容を振り返り「所見」用
紙に記入する。
〇 漢字の学習「漢検レベルに挑戦!シリーズ(13)」
「説明の文章を作る」
〇 自力で説明の文章を作ることを試みる。
予習:テキストの該当箇所及び配付資料を通読する。復習:授業内容を振り返り「所見」用
紙に記入する。
〇 漢字の学習「漢検レベルに挑戦!シリーズ(14)」
「論説の文章の特色」
〇 論説の文章の特色を明らかにする。
「論説の文章を選ぶ」
〇 自力で論説の文章を選ぶ。
予習:テキストの該当箇所及び配付資料を通読する。復習:授業内容を振り返り「所見」用
紙に記入する。
「論説の文章を作る」
〇 自力で論説の文章を作ることを試みる。
○単位認定試験について
予習:テキストの該当箇所及び配付資料を通読する。復習:授業内容を振り返り「所見」用
紙に記入する。
Ⅰ - 18
平
科目名
成
近代日本文学
23
年
授業回数
度
15
教
育
単位数
質問受付:授業終了後 B 棟404
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
法
授
業
の
進
め
方
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
成
績
評
価
の
方
法
注
意
事
項
2
画
担当教員
浦上
博文
e-mail:[email protected]
教育目標:ここに言う「近代」とは、明治元年から昭和 20 年までである。この時期は、
日本のいわゆる「近代化」が急速に推し進められてゆく過程である。その中には、成功と
同時に多くのひずみや矛盾があるが、この「近代」に連続して私たちの時代「現代」があ
るのである。したがって、
「現代」に生き「現代」を知ろうとする私たちは、必然的に「近
代」を学ばなければならない。その有効な材料のひとつが「近代日本文学」である。本授
業は、社会生活を送る上で身に付けておくべき近代日本文学に関する基本的な知識を修得
させることを目指し、具体的には次の2点を目標とする。
①近代日本文学がどのように変遷してきたかを、時代思潮と関連させて理解する。
②近代日本文学(小説)を代表する五人の作家(森鷗外・夏目漱石・志賀直哉・芥川龍之
介・太宰治)について、それぞれの「人」と「作品」を理解する。
学生の学習成果:教育目標に掲げる①及び②の基本的知識を修得する。また、汎用的学習
成果として、態度(社会人としてのマナー・学習態度など)を涵養する。
育
方
計
(講義・演習・実験・実習・実技)
①近代日本文学史を概説する。
(テキスト使用、レジュメ配付)
②五人の作家について、それぞれ「人」と「作品」について概説する。
(レジュメ配
付、ビデオ使用)
③それぞれの作家について一つ以上の作品をプリントにして配付する。その作品を
受講生が通読する。
④授業後に、受講生が各作品について「感想の文章」を作成し提出する。
(第6回の
授業で、「感想の文章」の作成について指導する。)
・毎授業回前に、「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。
・毎授業回後に復習を求める。
(提出課題)
犬養廉ほか:2002,『詳解日本文学史』
,桐原書店
以下の4点についてその獲得度合を量的に評価する。
①近代日本文学の変遷について、特徴的なことを理解しているか。(期末試験、50 点)
②五人の作家の「人」と「作品」について、特徴的なことを理解しているか。
(期末試験、
10 点)
③感想の文章を作成することによって、作品の読みを深めまとめることができたか。(課
題の感想文、25 点)
④授業内容について予習・復習を行っているか。(所見、15 点)
なお、受講態度及び課題提出期限厳守についての評価は全授業を通して行う。担当教員
の指導に従わず改善されない場合、評価点より減ずる(1件1点)。
参考図書等
・感想の文章・所見の提出を忘れないように注意していただきたい。
Ⅰ - 19
授
業
回
数
別
教
育
内
容
オリエンテーション
復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入する。
1
回
2
回
3
回
4
回
5
回
6
回
7
回
8
回
近代日本文学史概説(1)
①幕末から明治へ
移行期の文学(明治 10 年代まで)
②近代文学の出発
近代化への懐疑(明治 20 年代)
③近代文学の混迷
近代化と社会(日清∼日露)
④近代文学の成立
自然主義文学(明治文学の成熟)
予習:テキストの該当箇所を通読する。復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入する。
近代日本文学史概説(2)
①近代文学の成立
漱石と鷗外(明治から大正へ Ⅰ)
②近代文学の成立
耽美派の文学(明治から大正へ Ⅱ)
③近代文学の展開
白樺派の文学(大正期の文学 Ⅰ)
④近代文学の展開
新思潮(大正期の文学 Ⅱ)
予習:テキストの該当箇所を通読する。復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入する。
近代日本文学史概説(3)
①大衆文学の動向(大正期の文学 Ⅲ)
②近代文学の転換
プロレタリア文学(大正から昭和へ Ⅰ)
③近代文学の転換
新感覚派(大正から昭和へ Ⅱ)
④近代文学の転換
芸術派(昭和初年代)
⑤近代文学の谷間(昭和 10 年代)
予習:テキストの該当箇所を通読する。復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入する。
森鷗外、人と作品―多彩な活動で文壇を指導・近代的知性の輝き―(1)
①森鷗外についてまとめたビデオの視聴。
②森鷗外の作品「寒山拾得」(プリント)配付、通読。
(作品は変更する場合がある。)
予習:テキストの該当箇所を通読する。復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入する。
森鷗外、人と作品―多彩な活動で文壇を指導・近代的知性の輝き―(2)
①森鷗外の人と作品、および「寒山拾得」についての解説。
②「感想の文章」作成の指導
③感想の文章の作成。
予習:前時の配付資料を読み返す。復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入する。
夏目漱石、人と作品―近代文学を確立した明治の文豪―(1)
①夏目漱石についてまとめたビデオの視聴。
②夏目漱石の作品「文鳥」(プリント)配付。通読。(作品は変更する場合がある。
)
予習:テキストの該当箇所を通読する。復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入する。
夏目漱石、人と作品―近代文学を確立した明治の文豪―(2)
①夏目漱石の人と作品、および「文鳥」についての解説。
②感想の文章の作成。
予習:前時の配付資料を読み返す。復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入する。
Ⅰ - 20
9
回
10
回
11
回
志賀直哉、人と作品―白樺派の中心・強烈な自我と主観から調和的世界へ―(1)
①志賀直哉についてまとめたビデオの視聴。
②志賀直哉の作品「網走まで」
(プリント)配付、通読。(作品は変更する場合がある。)
予習:テキストの該当箇所を通読する。復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入する。
志賀直哉、人と作品―白樺派の中心・強烈な自我と主観から調和的世界へ―(2)
①志賀直哉の人と作品、および「網走まで」についての解説。
②感想の文章の作成。
予習:前時の配付資料を読み返す。復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入する。
芥川龍之介、人と作品―知的な構成で醜悪な人生と芸術至上主義を描く―(1)
①芥川龍之介についてまとめたビデオの視聴。
②芥川龍之介の作品「舞踏会」
(プリント)配付、通読。(作品は変更する場合がある。)
予習:テキストの該当箇所を通読する。復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入する。
12
回
芥川龍之介、人と作品―知的な構成で醜悪な人生と芸術至上主義を描く―(2)
①芥川龍之介の人と作品、および「舞踏会」についての解説。
②感想の文章の作成。
予習:前時の配付資料を読み返す。復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入する。
13
回
太宰治、人と作品―矛盾に満ちた破滅的人生・自虐的な反俗の文学―(1)
①太宰治についてまとめたビデオの視聴。
②太宰治の作品「富嶽百景」(プリント)配付、通読。
(作品は変更する場合がある。)
予習:テキストの該当箇所を通読する。復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入する。
14
回
太宰治、人と作品―矛盾に満ちた破滅的人生・自虐的な反俗の文学―(2)
①太宰治の人と作品、および「富嶽百景」についての解説。
②感想の文章の作成。
予習:前時の配付資料を読み返す。復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入する。
15
回
①全授業のまとめ(五人の作家と作品について印象的な点を文章にまとめる。)
②期末試験について
予習:第1∼14 回の配付資料を読み返す。
復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入する。
Ⅰ - 21
平
科目名
基礎数学Ⅰ
成
23
年
度
授業回数
15
教
育
単位数
計
2
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):[email protected]
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
画
担当教員
池ノ内 昌弘
水曜日以外の午後
D204
教育目標:
大学での様々な授業科目の学習において、数学的な論理的思考力や計算能力は欠くことが
できない。大学生として必要最低限の数学の知識と応用能力の習得を目標とする。
学生の学習成果:
職業生活や社会生活でも必要な技能として数量的スキルや論理的思考力、問題解決力を修
得する。
授
業
の
進
め
方
(講義・演習・実験・実習・実技)
基礎数学Ⅰでは、多項式の四則演算、方程式、複素数の性質、複素数の四則演算、三
角関数、指数関数、及び対数関数について講義と演習を行う。
例題を用いながら講述し、概念の理解を促す。演習形式を多用し、自力で問題を解
く訓練を行う。小テストを多数実施し、理解を確実なものにさせる。問題には適宜、
SPI テスト(非言語能力)に準じるものも入れる。
育
方
法
学
習
予
習
・
復
習
各回の授業では予習復習が必要です。基本的には授業のテキストやプリント、ノート
の見直しや整理と、次回テキストの学習です。毎回の授業でその内容のポイントを示
す。
テ
キ
ス
ト
特に指定せず、適宜プリントを用いる
到達基準
数と式の計算、初等関数に関する基本的な計算ができる
評
価
の
方
評価方法
期末試験 70点、小テスト 20点、発表・討論 10点、合計60点以上を評価する。欠
席2回目から1回につき2点減点する。
法
注
意
事
項
参考書: 飯島 徹穂、岩本 悌治、佐々木 隆幸: 2004、『Ability 大学生の数学リテラ
シー』、共立出版
定期試験では授業での演習問題に類似する問題を出題するので、日々の勉強を心がけること
Ⅰ - 22
授
業
回
数
別
教
育
内
1
回
オリエンテーション
・授業の進め方
・到達基準と評価方法について
2
回
講義内容:
・数と式の計算
数の分類、四則計算、累乗、べき乗
予習事項: テキストを予習 復習事項および課題:講義内容を復習
3
回
講義内容:
・数と式の計算
分数計算の規則
予習事項: テキストを予習 復習事項および課題:講義内容を復習
4
回
講義内容:
・数と式の計算
式の展開、因数分解
予習事項: テキストを予習 復習事項および課題:講義内容を復習
5
回
講義内容:
・数と式の計算
平方根、虚数、複素数
予習事項: テキストを予習 復習事項および課題:講義内容を復習
6
回
講義内容:
・方程式
連立一次方程式
予習事項: テキストを予習 復習事項および課題:講義内容を復習
7
回
講義内容:
・方程式
n次方程式
予習事項: テキストを予習
復習事項および課題:講義内容を復習
8
回
講義内容:
・関数
関数とは
予習事項: テキストを予習
復習事項および課題:講義内容を復習
Ⅰ - 23
容
9
回
講義内容:
・三角関数
予習事項: テキストを予習
復習事項および課題:講義内容を復習
10
回
講義内容:
・三角関数
予習事項: テキストを予習
復習事項および課題:講義内容を復習
11
回
講義内容:
・指数関数
指数と指数法則
予習事項: テキストを予習 復習事項および課題:講義内容を復習
12
回
講義内容:
・指数関数
指数と指数法則
予習事項: テキストを予習 復習事項および課題:講義内容を復習
13
回
講義内容:
・対数関数
対数と対数法則
予習事項: テキストを予習 復習事項および課題:講義内容を復習
14
回
講義内容:
・対数関数
対数と対数法則
予習事項: テキストを予習 復習事項および課題:講義内容を復習
15
回
講義内容:全範囲の復習。ノートとテキストを復習する。演習問題で間違ったところを再確
認する。
Ⅰ - 24
平
科目名
基礎数学Ⅱ
成
23
年
度
授業回数
15
教
育
単位数
計
2
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):[email protected]
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
法
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
担当教員
池ノ内 昌弘
水曜日以外の午後
D204
教育目標:
大学の専門科目においては観察、実験、調査その他のいろいろな方法によって得られたデ
ータを整理し、分析する能力が要求される。このため本講座では確率論、統計論について推
定、検定、正規母集団に関する推測、分散分析など、実際に役立つ基礎数学力を身につける。
学生の学習成果:
職業生活や社会生活でも必要な技能として数量的スキルや論理的思考力、問題解決力を修
得する。
授
業
の
進
め
方
育
方
画
(講義・演習・実験・実習・実技)
テキストに沿って講述し、講座の進捗状況の把握を促す。演習形式を多用し、論理的
に思考し、自力で問題を解く訓練を行う。小テストを多数実施し、理解を確実なもの
にさせる。問題には適宜、SPIテスト(非言語能力)に準じるものも入れる。
予
習
・
復
習
各回の授業では予習復習が必要です。基本的には授業のテキストやプリント、ノート
の見直しや整理と、次回テキストの学習です。毎回の授業でその内容のポイントを示
す。
テ
キ
ス
ト
山崎圭次朗 他:1998,『確率・統計入門 順列・組合せから推測まで』実教出版
及びプリント
到達基準
微積分の概念、順列、組合せ、確率、確率変数、確率分布、検定と推定について理解してい
る
評価方法
期末試験 70点、小テスト 20点、発表・討論 10点、合計60点以上を評価する。欠
席2回目から1回につき2点減点する。
定期試験では授業での演習問題に類似する問題を出題するので、日々の勉強を心がけること
Ⅰ - 25
授
業
回
数
別
教
育
内
1
回
オリエンテーション
・ 授業の進め方
・ 到達基準、評価方法について
2
回
講義内容:
・関数の極限
予習事項: テキストを予習
復習事項および課題:講義内容を復習
3
回
講義内容:
・微分
微分の概念
予習事項: テキストを予習
復習事項および課題:講義内容を復習
4
回
講義内容:
・積分
積分の概念
予習事項: テキストを予習
復習事項および課題:講義内容を復習
5
回
講義内容:
・積分
定積分、不定積分
予習事項: テキストを予習 復習事項および課題:講義内容を復習
6
回
講義内容:
・順列、組合せ
場の数
予習事項: テキストを予習
7
回
講義内容:
・順列、組合せ
いろいろな順列
予習事項: テキストを予習 復習事項および課題:講義内容を復習
8
回
講義内容:
・順列、組合せ
組合せ
予習事項: テキストを予習
復習事項および課題:講義内容を復習
復習事項および課題:講義内容を復習
Ⅰ - 26
容
9
回
講義内容:
・確率
事象、集合
予習事項: テキストを予習
復習事項および課題:講義内容を復習
10
回
講義内容:
・確率
確率の計算
予習事項: テキストを予習
復習事項および課題:講義内容を復習
11
回
講義内容:
・確率分布
資料の整理、観察
予習事項: テキストを予習 復習事項および課題:講義内容を復習
12
回
講義内容:
・確率分布
標準偏差、度数分布
予習事項: テキストを予習 復習事項および課題:講義内容を復習
13
回
講義内容:
・確率分布
確率変数
予習事項: テキストを予習
14
回
講義内容:
・検定と推定
統計的な推測
予習事項: テキストを予習 復習事項および課題:講義内容を復習
15
回
講義内容:
講義内容の全範囲について総合的に見直す。演習問題で間違ったところを再確認するととも
に、ノートやテキストを整理し直す。
復習事項および課題:講義内容を復習
Ⅰ - 27
平
科目名
基礎物理学
成
2
3
年
度
授業回数
15
教
単位数
育
計
2
画
担当教員
宇都宮
晃
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):[email protected]
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
教育目標:今日の社会は、ハイテクノロジ‐に支えられており、テレビ、新聞やインタ‐ネ
ットで IT、宇宙開発、青色発光ダイオ‐ドに代表される光エレクトロニクス、超伝導といっ
た内容は毎日のように目にする。日常生活において、我々はこれらの問題に関わりなしでは
生活できない社会となっている。これらのハイテクノロジ‐の基礎となる物理学の基本的な
概念や法則を理解し、創造的科学的思考力を身につけることを目標とする。
学生の学習成果:物理学は、人間の自然な思考論理に基づいたものである。複雑な自然の各
種現象も、少数の基本法則に基づいて起こっているものである。具体的にどのような身近な
現象として観察できるか、また種々の分野でどのように役立っているかについて考え、説明
できる論理的思考能力を養う。
(講義・演習・実験・実習・実技)
講義は基本的にはテキストに沿って進めるが、それぞれのテ‐マについて理解を深め
るために、我々が日常経験したり、耳にする具体例や、最新のトピックスなども取り
授 入れ、プリントや演示実験を用いながら説明する場合もある。また、演習やレポ‐ト
業 により、講義した内容の確認や各テ‐マについてのまとめを行う場合もある。
の
進
め
方
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
各回の講義内容については、前もってテキストを読むことにより、何を勉強するのか
を把握しておくことが必要である。また、疑問点などがあれば、講義前にまとめてお
くと質問し易い。復習としては、演習やレポ‐トにより講義内容の確認ができる。
浦尾亮一:2002,「物理学入門」, 裳華房
達成基準としては、論理の糸を縦横に張り巡らしながら、こつこつと知的構造物を構築する
作業を身につけるため、物理学の基本的な事項とそれらを用いた論理的思考法を習得するこ
とをめざす。
成績評価は、定期試験(80%)と課題レポ‐ト(20%)で行います。
参考図書等
藤城敏幸:2005,「生活の中の物理」,東京教学社
米満澄,広瀬立成:「図説物理学」,丸善
Ⅰ - 28
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
オリエンテ‐ション
2
回
物理学の歴史について解説する。
3
回
いろいろな運動((直線運動、単振動)
力と加速度
4
回
万有引力(ケプラ‐の法則、万有引力、地球と太陽の質量)
5
回
運動量とエネルギ‐(仕事、運動エネルギ‐、力学的エネルギ‐の保存)
6
回
波動(横波と縦波、回折、ドップラ‐効果)
7
回
熱と仕事(内部エネルギ‐、熱機関の効率、エントロピ‐)
8
回
演習問題により講義内容の復習をする。
9
回
静電気(ク‐ロンの法則、電界と電位、導体、誘電体)
Ⅰ - 29
10
回
電流(金属内の電流、起電力)
磁界(磁石、電流と磁界、磁界が電流に及ぼす力)
11
回
変化する電界と磁界(電磁誘導、交流、交流回路のコイルとコンデンサ‐)
12
回
光の反射・屈折・分散(光の反射と屈折、光の分散、スペクトル)
光の波動性(干渉、回折,偏光)
13
回
光の速度(真空中の光速度、物質中の光速度)
相対論(時間と空間の相対性、速度の合成)
14
回
電子とイオン(電気素量、真空放電、陽極線と同位元素、荷電粒子の加速装置)
エネルギ‐量子(光電効果、X線)
15
回
演習問題により講義内容の復習をする。
Ⅰ - 30
平
科目名
基礎化学
成
23
年
度
授業回数
15
教
育
単位数
計
2
画
担当教員
宮崎正博
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):随時、C 棟 101 研究室で受け付ける
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
育
方
法
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
教育目標:
人間生活学部食物栄養学科では、高度な専門知識や技能を修得した栄養のスペシャリス
ト、つまり管理栄養士を育成することを目標とする。化学は栄養学などこの分野の基礎であ
り、管理栄養士の育成に不可欠である。したがって、本講は化学の基礎力を涵養することを
目的とする。
学生の学習成果:
専門的学習成果として、物質の基本概念(元素と原子、分子、イオンの構造、原子量、分
子量、モル)、化学結合と分子、化学反応(質量保存の法則、酸と塩基、酸化と還元、溶液
の濃度)、有機化合物(身近な有機化合物、飽和・不飽和炭化水素の構造、異性体、代表的
な官能基)などを理解し、「管理栄養士が果たすべき多様な専門領域に関する基本となる能
力」を獲得する。
汎用的学習成果として、
「職業生活や社会生活でも必要な数量的スキル、情報リテラシー」
を獲得する。
授
業
の
進
め
方
( 講義・演習・実験・実習・実技 )
・授業は、テキスト、プリントなどを利用して進める。
・授業中に小テストを行い、理解度を確かめる。不十分なところは、重点的に補充し
て理解を高める。
予
習
・
復
習
・毎授業前に、「授業回数別教育内容」に記載された予習を求める。
・毎授業後に、復習を求める。
・授業の始めに、上に記載したように小テストを行い、効果的な予習復習を行ってい
るかどうかを確かめる。問題がある場合は、学習の仕方を指導する。
テ
キ
ス
ト
食を中心とした化学 第 3 版
北原重登、塚本貞次、野中靖臣、水崎幸一 著
東京教学社
定価 2000 円(税別) 2010 年
以下に示す学習成果について、その獲得度合を量的に評価する。
①物質の基本概念を理解する。
②化学結合と分子を理解する。
③化学反応を理解する。
④有機化合物を理解する。
学習評価は、定期試験および小テストの結果を総合して行う。評価の割合は、定期試験 80
点、小テスト 20 点とする。なお、受講態度の評価として欠席は1回につき8点の減点を行
う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点とする。
15 回授業の 2/3 以上の出席により定期試験の受験資格が得られる。遅刻や欠席がないように
受講すること。
Ⅰ - 31
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
物質の成り立ち
講義内容:元素と原子、原子の構造、原子の電子配置、周期表
予習事項:テキスト第 1 章 (pp.1-9)
2
回
物質の成り立ち
講義内容:原子の安定化と化学結合(原子の電子配置と安定化、イオンとイオン結合、分子
と共有結合)
、身近な無機・有機化合物、分子の極性と水素結合
予習事項:テキスト第 1 章 (pp.10-18)
3
回
物質の変化
講義内容:化学変化と化学反応式、化学量(原子量、分子量、式量)、物質量(モル)
予習事項:テキスト第 2 章 (pp.19-24)
4
回
物質の変化
講義内容:中和反応、酸化還元反応
予習事項:テキスト第 2 章 (pp.25-29)
5
回
物質の変化
講義内容:発熱反応と吸熱反応、反応速度
予習事項:テキスト第 2 章 (pp.30-36)
6
回
物質の変化
講義内容:可逆反応と化学平衡
予習事項:テキスト第 2 章 (pp.37-43)
7
回
物質の状態と性質
講義内容:物質の三態(気体、液体、個体)とエネルギー変化
予習事項:テキスト第 3 章 (pp.45-54)
8
回
物質の状態と性質
講義内容:溶質と溶媒、溶解度、溶液の濃度、浸透圧、沸点、凝固点、電解質と非
電解質
予習事項:テキスト第 3 章 (pp.55-66)
9
回
物質の状態と性質
講義内容:酸と塩基、コロイド溶液
予習事項:テキスト第 3 章 (pp.67-85)
Ⅰ - 32
10
回
身近な有機化合物
講義内容:都市ガスとプロパンガス、炭化水素
予習事項:テキスト第 4 章 (pp.87-103)
11
回
身近な有機化合物
講義内容:酒(アルコールの仲間)、果実の酸味(有機酸の仲間)、果実の香り(エステルの
仲間)、悪臭と腐敗(アミンの仲間)
予習事項:テキスト第 4 章 (pp.104-118)
12
回
身近な有機化合物
講義内容:異性体(構造異性体と立体異性体)
予習事項:テキスト第 4 章 (pp.119-127)
13
回
食品に見る生体物質
講義内容:米飯(糖質)、天ぷら(脂質)
予習事項:テキスト第 5 章 (pp.129-140)
14
回
食品に見る生体物質
講義内容:焼き魚(タンパク質とアミノ酸)、酵素の分類、酵素反応
予習事項:テキスト第 5 章 (pp.141-149)
15
回
食品に見る生体物質
講義内容:旨味成分と核酸、ビタミン、ミネラル
予習事項:テキスト第 5 章 (pp.150-159)
Ⅰ - 33
平
科目名
成
基礎生物学
23
年
度
教
授業回数
15
単位数
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
育
2
計
画
担当教員
岩月宏彦
在室時はいつでも対応
教育目標:
最初にヒトの体の構成単位である細胞の構造と機能を理解する。それを基礎にして,いく
つかの生命現象を学ぶことにより,生命現象を学ぶ楽しさを知り,医学生物学的な考え方
を習得する。
学生の学習成果:
管理栄養士となるために必要な教科を学ぶ上で基本となる細胞の構造と機能を理解した
上で,それらを模式図で示しながら説明できる。いくつかの代表的な生命現象を例にとり,
機能発現のために,様々な細胞・組織・器官が連携をとって働いていることが理解できる。
(講義・演習・実験・実習・実技)
授
業
の
進
め
方
教
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
勉学の基本はノート作りである。最初にノートの作り方を指導した後,講義はテキス
トとパワーポイントを併用して進める。高等学校で生物を履修していない学生にも十
分理解できるように,パワーポイントではアニメーションと動画を多用し,複雑な生
命現象の理解を助ける。時々,講義中に描画タイムを設け,様々な生命現象を簡単な
模式図に直して描く練習をする。毎回,講義の最後には 3 分間テストを行う。それを
自己採点し,その日の講義がどの程度理解できたかを自分で診断する。
予習:シラバスに従って,テキストの講義範囲を読んでおくことが望ましい。
講義中:自らの手を動かし,ノートを作成するのが受講の基本である。
講義中に分からないことがあったら,いつでも手を挙げて気軽に質問する事。
決して分からない箇所を残しておかない事!
復習:3 分間テストが 60 点以下の時は,その日の講義が理解できていないことを自覚
し,質問をしたり,教科書を読み直したりして,ノートを完全にしておく。
○有田和恵
○田沼久美子
編(2007)「超入門
解剖生理学」照林社、2,800 円+税
他監修(2007)「しくみと病気が分かるからだの事典」成美堂出版,
1,600 円+税
この 2 冊は今後,解剖生理学Ⅰと解剖生理学Ⅱでもテキストとして使用する。
試験期間中に期末試験を行う(100 点)
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
参考図書:
○坂井建雄,岡田隆夫 監訳(2005)
「ヒューマンバイオロジー」医学書院
(わかりやすい画像が多数あり,理解する上に役立つ。図書館に準備する。
)
項
Ⅰ - 34
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
オリエンテーション
細胞分化と細胞の多様性
ヒトの体は多種類の細胞で構成され,それにより生命活動を維持している。多種類の
細胞の存在理由を理解するとともに,生命活動を維持する分子・細胞・組織・器官・
器官系のアウトラインを知る。
2
回
細胞膜
細胞は細胞膜により外界から情報を得たり,他の細胞に情報を与えたり,外界との物
質のやりとりを行う。この機能を担う細胞膜を構成している脂質・タンパク質と糖の
構造と機能を理解する。
3
回
細胞骨格
細胞の移動,細胞内の輸送,細胞の形態維持と形態変化等を担う細胞骨格とそのモー
タータンパク質の構造と機能を理解する。
4
回
細胞小器官
細胞は一つの社会を形成する。細胞内で様々な働きをしている細胞小器官の構造と機
能を理解する。更に,各細胞小器官が分業して,細胞固有の機能を果たしていること
を知る。
5
回
核と遺伝子
生命を親から子へと受けつぐためには,遺伝情報の保存と伝達が重要である。これを
担う核と遺伝子の構造と機能を理解し,細胞質内でのタンパク質合成のメカニズムを
知る。
6
回
細胞周期と細胞分裂
細胞の一生(細胞分裂で生じた娘細胞が再び母細胞となって細胞分裂を行い,新しい
娘細胞を作るまでの過程)を理解し,併せて,成人の体内の至る所に幹細胞が存在す
ることを知る。
7
回
4種類の組織
上皮組織,結合組織,筋組織と神経組織を構成する細胞と細胞間物質の構造と機能を
理解し,これら 4 種類の組織が連合して様々な器官が形成されていることを知る。
8
回
消化と吸収
消化器系を例にとり,一つの器官系を構成する多数の器官がそれぞれ独自の働きをし
て,器官系の共通の目的のために働いていることを知る。あわせて,消化器系の各器
官の機能を理解する。
9
回
血液と循環
血液を構成する各成分(血球,血小板と血漿)の機能を理解する。更に,それらを循環
する循環器系の各器官の役割を理解する。
Ⅰ - 35
10
回
リンパ系と免疫
免疫を担当するリンパ球の機能を理解し,リンパ節を例に,免疫反応を理解する。
11
回
神経と刺激の伝達
ニューロン(神経細胞)の構造と機能,膜電位の発生のメカニズムと興奮の伝導を理
解し,ニューロンの信号は0か1であることを知る。併せてシナプスの構造と機能を
理解する。
12
回
筋収縮
骨格筋の微細構造を知り,筋収縮のメカニズムを理解する。
13
回
内分泌系
ホルモンとその標的細胞の関連を知る。次いで,膵臓と肝臓の連係プレーを例にとり,
血中の糖濃度の制御のメカニズムを理解する。
14
回
減数分裂と精子形成
有性生殖には減数分裂が不可欠であることを理解する。次いで,精子形成を通して減
数分裂の過程を理解し,併せて,細胞は目的に応じて形を大きく変化させることを知
る。
15
回
女性生殖器と妊娠
女性生殖器を例にとり,ホルモンによる下垂体‐卵巣‐子宮の連係プレーを理解する。
更に,受精,妊娠や月経の過程を理解し,避妊方法を知る。
Ⅰ - 36
平
科目名
成
情報リテラシーⅠ
23
年
授業回数
度
15
教
単位数
育
2
計
画
担当教員
正司
和彦
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):e-mail:[email protected]
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
育
方
教育目標
情報化の社会に相応しい栄養の専門家を育成するために、以下の技能を中心とした情報リ
テラシーの定着を図る。
・文書処理ソフト Word による文書作成や、表計算ソフト Excel によるデータの処理・グ
ラフ表現ができる技能
・メーラーとブラウザを操作してインターネットを利用する技能
学生の学習成果
教育目標に掲げた技能を獲得するとともに、これら技能を活用するために必要なコンピュ
ータ・ネットワークの仕組み、ディジタル技術、情報社会の特徴、情報モラルに関する知識
を理解して情報活用の基本を獲得する。また、社会生活や職業生活において必要となる自己
管理力・倫理観を獲得する。
(講義、演習、実験、実技)
授
業 ・授業では講義とパソコン操作による演習を行う。
の ・講義では、情報活用に関する知識についてプレゼンテーション資料を基に進める。
進
め ・パソコン操作では、テキストの例題や問題から課題を出す。
方 ・随時ミニテスト等によって予習・復習の確認を行う。
予
習
・
復
習
法
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
・毎授業回前に「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。
・毎授業回に講義内容のまとめや、テキストの見直しと課題関連練習問題等を課して
復習を求める。
テキスト:「30 時間でマスターWord & Excel 2007」、実教出版
(「情報リテラシーⅡ」でもテキストとして利用する)
以下の項目についてその獲得度合いを評価する。
1.情報処理の仕組みやディジタル技術の基礎を理解している。
2.情報社会の特徴、情報モラルについて理解している。
3.インターネットの仕組みを理解し、電子メールの送受信と情報検索ができる。
4.Word の機能を理解して、基本的な文章作成、書式設定、図表の挿入ができる。
5.Excel の機能を理解して、基本的なデータの集計、関数利用、グラフ作成ができる。
理解度については 5 項目に同程度の比重をかける。パソコン操作能力については提出課題
の数と内容を勘案して評価する。
評価の実施は、理解についての学期末定期試験と予習・復習の実施度とパソコン操作能力
についての課題提出結果とを60:20:20の割合で評価点を出す。自己管理力・倫理観
については受講態度に問題がある旨の注意1回につき2点を,また欠席は1回につき2点を
評価点から減ずる。
注
意
事
項
Ⅰ - 37
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
オリエンテーション
・教育目標・授業内容の説明
・学習成果、学習評価方法の説明
操作:Windows の基本操作(起動・終了、キーボード・マウスの操作)
文字入力、タッチタイピング
復習:授業概要を理解する。タッチタイピングの練習
2
回
講義: コンピュータの基礎
操作: Word 基礎(文書入力)
Word の起動と終了、文節変換、文字訂正・削除、記号入力、数式入力、手書き入力
予習:コンピュータの仕組みを調べる。テキストp.50∼61に目を通す。
復習:講義内容の要点整理と理解。テキストの例題・練習問題を復習する。タッチタイピング
の練習
3
回
講義:ネットワークシステム、インターネットの仕組み、電子メールの送受信の仕組み
操作:電子メールの送受信、添付ファイル
予習:ネットワークシステムについて調べる。
復習:講義内容の要点整理と理解。プリント資料の見直し。タッチタイピングの練習
4
回
講義:WWW の仕組みと情報検索・閲覧
操作:Web の閲覧と情報の検索
予習:WWWの利用について調べる。テキストp.34∼39に目を通す。
復習:講義内容の要点整理と理解。テキスト、プリント資料の見直し。タッチタイピングの練
習。
5
回
講義:情報のディジタル化と処理
操作:Word 基礎(文書作成)
ページ設定、文の入力・複写・削除・移動 、文書の保存と読み込み
印刷プレビューと印刷
予習:アナログとディジタルについて調べる。テキストp.62∼78に目を通す。
復習:講義内容の要点整理と理解。テキストの例題・練習問題を復習する。
6
回
講義:情報社会とコンピュータ
操作:文書編集(右揃え、中央揃え、箇条書き、書式設定、均等割り付け)、表の作成・編集
予習:情報社会の特徴について調べる。テキストp.86∼99に目を通す。
復習:講義内容の要点整理と理解。テキストの例題・練習問題を復習する。
7
回
講義:情報化と働き方の変化
操作:図の挿入
図の作成、クリップアート・ワードアートの活用
予習:情報社会における働き方の多様性について調べる。テキストp.100∼115に目を通す。
復習:講義内容の要点整理と理解。テキストの例題・練習問題を復習する。
8
回
講義: 情報社会の問題点
操作: 文書作成のミニテスト
予習: 情報社会の問題点について調べる。これまでの文書作成に関する操作の熟達
復習:講義内容の要点整理と理解。ミニテストの課題が完全にできるようにする。
Ⅰ - 38
授
9
回
10
回
11
回
12
回
業
回
数
別
教
育
内
容
講義:表計算ソフトの基礎
操作:Excel 基礎(データ入力と計算)
Excel の起動と終了、データ入力、ワークシートの編集、セルと番地、式、セル参照
予習:テキストp.116∼129に目を通す。
復習:講義内容の要点整理と理解。テキストの見直し、テキストの例題・練習問題を復習する。
講義:セルの参照、関数の基礎
操作:合計・平均の計算
算術演算子と関数の利用、セルの複写、ワークシートの書式設定
予習:テキストp.130∼139に目を通す。
復習:講義内容の要点整理と理解。テキストの例題・練習問題を復習する。
講義:データのグラフ化、グラフの用途
操作:グラフの作成
グラフのレイアウトとスタイル、グラフの種類、データ系列
グラフの設定(タイトル、軸ラベル、目盛り、凡例、データラベル)
予習:テキストp.140∼148に目を通す。
復習:講義内容の要点整理と理解。テキストの例題・練習問題を復習する。
講義:情報モラルとネチケット
操作:関数の利用
最大値MAX、最小値MIN 、数値の個数COUNT、順位づけRANK、四捨五入ROUND
予習:インターネット上ののルールとマナーについて調べる。テキストp.164∼170に目を通す。
復習:講義内容の要点整理と理解。テキストの例題・練習問題を復習する。
13
回
講義:論理と IF 関数
操作:IF 関数、比較演算子、AND 関数、OR 関数
予習:テキストp.171∼174に目を通す。
復習:講義内容の要点整理と理解。テキストの例題・練習問題を復習する。
14
回
講義:コンピュータを安全に使用するために
操作:Excel によるデータ集計に関するミニテスト
予習:コンピュータウィルスについて調べる。これまでのデータ集計に関する操作の熟達
復習:講義内容の要点整理と理解。ミニテストの課題が完全にできるようにする。
15
回
講義:知的財産の保護、個人情報の保護
全講義内容のまとめ
操作:Word と Excel の連携
予習:知的財産について調べる。これまでの講義資料に目を通し整理する。
復習:全講義内容の復讐
Ⅰ - 39
平
科目名
成
情報リテラシーⅡ
23
年
度
教
15
単位数
授業回数
育
計
2
画
担当教員
正司 和彦
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):e-mail:[email protected]
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教育目標
情報化の社会に相応しい栄養の専門家を育成するために、以下の技能を中心とした情報リ
テラシーの定着を図る。
・文書処理ソフト Word、表計算ソフト Excel を用いた実用的な文書作成やデータ分析・
表現ができる応用的技能
・プレゼンテーションソフトを用いた表現とプレゼンテーション資料作成技能
学生の学習成果
教育目標に掲げた技能を獲得するとともに、情報システムや情報セキュリティ対策に関す
る知識を理解して、社会や企業活動において情報活用による問題解決や自己表現ができる力
を獲得する。また、社会人として責任を果たすための自己管理力・倫理観を獲得する。
(講義、演習、実験、実技)
教
授
業
の
進
め
方
育
方
法
・講義は、情報活用や情報処理の知識について講義資料とプレゼンテーション資料を
基に進める。
・パソコン操作では、テキストや配付資料の中から課題を出して印刷や電子メールの
添付ファイルによる提出を求める。
・ミニテスト等で予習・復習の確認を行う。
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
・授業では講義とパソコン操作による演習を行う
・毎授業回前に「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。
・毎授業回に講義内容のまとめや、テキストの見直しや課題関連練習問題等を課して
復習を求める。
「30 時間でマスターWord & Excel 2007」、実教出版
前期「情報リテラシーⅠ」のテキスト
以下の項目についてその獲得具合を評価する。
1.Word の応用機能を理解し、ビジネス文書やお知らせ文書など実用文書の作成ができる。
2.Excel の関数機能を理解し、データの処理や分析およびグラフ表示ができる。
3.プレゼンテーションの基本を理解し、PowerPoint を使って効果的なスライドが作成で
きる。
4.情報セキュリティとその対策について理解している。
理解度については4項目に同程度の比重をかける。パソコン操作能力については提出課題
の数と内容を勘案して評価する。
評価の実施は、理解についての学期末定期試験と予習・復習の実施度とパソコン操作能力
についての課題提出結果とを60:20:20の割合で評価点を出す。自己管理力・倫理観
については受講態度に問題がある旨の注意1回につき2点を,また欠席は1回につき2点を
評価点から減ずる。
注
意
事
項
Ⅰ - 40
授
1
回
2
回
業
回
数
別
教
育
内
容
オリエンテーション
・授業概要の説明
・学習成果とその評価について
操作:Word の書式設定、拡張書式設定に関する課題
予習:前期「情報リテラシーⅠ」で学んだ Word の文書作成機能
復習:課題が完全にできるようにする。
講義:文章の構成と表の種類
操作:ドロップキャップ、箇条書き、段組、見やすい表の作成に関する課題
予習:テキスト p.98∼104 の操作ができるようにしておく。
復習:講義内容の要点整理と理解。課題が完全にできるようにする。
3
回
講義:考えを図解する(概念図、構成図、組織図、地図、流れ図など)
操作:図形描画ツールやテキストボックスの活用による組織図と地図作成の課題
予習:考えを表す図にどんなものがあるか調べる。
復習:講義内容の要点整理と理解。課題が完全にできるようにする。
4
回
講義:定型文書の基礎
操作:ビジネス文書作成の課題
予習:ビジネス文書の形式について調べる
復習:講義内容の要点整理と理解。課題が完全にできるようにする。
文書作成に関するミニテスト
5
回
6
回
予習:これまでの文書作成に関する操作の熟達
復習:ミニテストの課題が完全にできるようにする。
講義:表計算ソフトの機能
操作:Excelによるデータ集計と表とグラフのWord文書への貼り付けに関する課題。
予習:前期「情報リテラシーⅠ」で学んだExcelの機能(関数、グラフ作成など)が使える
ようにしておく。
復習:課題が完全にできるようにする。
講義:複合グラフ
7
回
8
回
操作:グラフの種類の変更、データ系列の書式設定、軸ラベルの設定、凡例の位置変更
データラベルの設定、複合グラフ作成の課題
予習:テキスト p.149∼153 に目を通す。
復習:課題が完全にできるようにする。
講義:条件による判定
操作:IF 関数、AND 関数、OR 関数、IF のネスト、COUNTIF 関数、SUMIF 関数に関す
る課題
予習:テキスト p.171∼178 に目を通す。IF 関数、AND 関数、OR 関数を使えるようにし
ておく
復習:講義内容の要点整理と理解。課題が完全にできるようにする。
Ⅰ - 41
授
9
回
業
回
数
別
教
育
内
容
講義:表の検索
操作:列の検索(VLOOKUP関数)に関する課題
予習:テキスト p.179∼182 に目を通す。
復習:講義内容の整理と理解。課題が完全にできるようにする。
関数の活用に関するミニテスト
10
回
11
回
予習:これまで学習した関数が使えるようにしておく。
復習:ミニテストの課題が完全にできるようにする。
講義:情報セキュリティ、コンピュータウィルスとその対策
操作:データベース機能(並び替えとフィルタ、条件付き書式、テーブル)に関する課題
予習:コンピュータウィルスの感染経路を調べる。テキスト p.183∼195 に目を通す。
復習:講義内容の要点整理と理解。課題が完全にできるようにする。
講義:Excelによるデータ分析の方法
12
回
Excel操作に関する総合的なミニテスト
予習:これまで学習した Excel 操作の熟達
復習:ミニテストの課題が完全にできるようにする。
13
回
14
回
15
回
講義:プレゼンテーション資料の構成について
操作:スライドの作成課題
PowerPointの起動と終了、スライドの作成、スライドの追加
アニメーション
予習:プレゼンテーションを行う情報機器について調べる。
復習:講義内容の要点整理と理解。課題が完全にできるようにする。
操作:効果的な表現によるプレゼンテーション資料の作成課題
図・表・グラフの挿入
予習:効果的なプレゼンテーションの方法について調べる。
復習:課題が完全にできるようにする。
講義:不正アクセスとその対策、スパイウェアとその対策
全講義内容について要点をまとめる。
予習:不正アクセスによってどのような被害が生じるかを調べる。
これまでの講義資料に目を通し整理する。
復習:全講義内容の復習
Ⅰ - 42
平
科目名
成
教養演習Ⅰ
23
年
度
教
授業回数
15
単位数
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
育
2
計
画
担当教員
岩月宏彦
在室時はいつでも対応
教育目標:
本授業は、大学での知的生活や様々な授業で要求される、基礎的な学習方法について学ぶ。
大学での学習には法令上でも予習と復習が義務付けられており、勉学への取り組み方が高校
生活とは明確に異なっている。そこで本授業では大学独自の方針に基づく教育(教育三綱領
に基づく教育)を推進する上で必要となる知識・技術の習得を目指す。
学生の学習成果:
管理栄養士となるために必要な教科を学習する上で必要となる学習技術(受講、情報収集、
説明、報告、発表など)の修得ができる。
(講義・演習・実験・実習・実技)
授
業
の
進
め
方
最初は、授業の受け方、教科書の利用法、ノートの取り方、質問の仕方など学習
の基本となる技術と予習・復習の重要性を説明し、その後情報収集法、知識の整理法、
レポートなどの書類をまとめる手法について理解する。
教
予習:前回の講義で指示された学習を行う。
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
復習: 講義で理解したことを実際に試みてみることが重要である。
テキストは使用しない。適宜プリントを配布する。
学習成果は、小テスト、提出物、期末試験を総合して評価する。評価の詳細については授業
の中において詳しく説明する。最終的には物事を論理的に説明できるように努力する力を育
成する。授業受講態度は、減点法により成績判定に加える。授業態度については授業の最初
に説明する。欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出ある場合には4点
の減点とする。
参考図書:
注
意
事
項
Ⅰ - 43
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
この授業の意義
教育三綱領の説明
シラバスの利用法(学習計画の把握)、教員との接し方(オフィスアワー、目安箱)
2
回
授業の受け方、教科書の利用法、ノートの取り方、質問の仕方
(予習、復習の重要性)
Ⅰ
3
回
授業の受け方、教科書の利用法、ノートの取り方、質問の仕方
(ノートの取り方と利用法)
Ⅱ
4
回
授業の受け方、教科書の利用法、ノートの取り方、質問の仕方
(質問の重要性とマナー)
Ⅲ
5
回
インターネット、図書館などからの情報収集法
(情報検索の意義)
Ⅰ
6
回
インターネット、図書館などからの情報収集法
(情報検索技術)
Ⅱ
7
回
インターネット、図書館などからの情報収集法
(図書館利用法)
Ⅲ
8
回
知識情報の質と収集法(実技演習)
Ⅰ
9
回
知識情報の質と収集法(実技演習)
Ⅱ
10
回
レポートの書き方演習(実習
テーマ 1
11
回
レポートの書き方演習(実習
12
回
レポートの書き方演習(実習
Ⅰ)
Ⅰ)
Ⅱ)
テーマ 1 の検討修正
実験・実習のレポート
Ⅰ - 44
13
回
レポートの書き方演習(実習
Ⅱ)
実験・実習のレポートの検討修正
14
回
レポートの書き方演習(実習
Ⅲ)
学外の人に対する報告
15
回
まとめ
Ⅰ - 45
平
科目名
成
教養演習Ⅱ
23
年
度
教
授業回数
15
単位数
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
育
2
計
画
担当教員
岩月宏彦
在室時はいつでも対応
教育目標:
この授業では、大学における知的生活で必要となる技術(文章表現、レポート作成技術、
知的疑問の解消法など)についての高度の演習を展開する。具体的には、レポート技術の向
上、発表の仕方、チームワークによる課題処理などを実践的に学習する。
学生の学習成果:
論理的な思考の根拠となる情報やその処理法などの技術を獲得することを目的としてい
るが、共同作業や発表技術などの習得も可能となる。
授
業
の
進
め
方
(講義・演習・実験・実習・実技)
レポートなどの作成段階での思考手順などの明確な理解を目指すので、テーマ理解
力の向上や発表能力の向上手順を説明していくとともに実習も加える。また、発表能
力を高めるための技術の習得手順などについても順次指導を行っていく。
教
予習:前回の講義で指示された学習を行う。
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
復習: 講義で理解したことを実際に試みてみることが重要である。
テキストは使用しない。適宜プリントを配布する。
学習成果は、小テスト、提出物、期末試験を総合して評価する。評価の詳細については授業
の中において詳しく説明する。授業受講態度は、減点法により成績判定に加える。授業態度
については授業の最初に説明する。欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届
け出ある場合には4点の減点とする。
参考図書:
注
意
事
項
Ⅰ - 46
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
イントロダクション
シラバスの説明
2
回
レポートや発表時における論理の組み立て方、帰納法と演繹法
(収集した情報をどのように整理するのか。
)
3
回
レポートや発表時における論理の組み立て方、帰納法と演繹法 Ⅱ
(どのような手順で報告要旨を整えるのか。ドラフトの書き方。)
4
回
レポートや発表時における論理の組み立て方、帰納法と演繹法
(より良いレポートへの PDCA)
5
回
情報収集とレ―ポート作成(演習 Ⅰ)
(作成されたレポートの検討法 1)
6
回
情報収集とレ―ポート作成(演習 Ⅱ)
(作成されたレポートの検討法 2)
7
回
情報収集とレ―ポート作成(演習 Ⅲ)
(作成されたレポートの検討法 3)
8
回
媒体を用いた発表形式の検討 Ⅰ
(媒体の種類とその利点と欠点)
9
回
媒体を用いた発表形式の検討
(媒体の利用技術)
Ⅱ
10
回
媒体を用いた発表形式の検討
(より良い発表媒体)
Ⅲ
11
回
プレゼンテーション技術の向上
(発表形式と発表対象者)
12
回
プレゼンテーション技術の向上 Ⅱ
(発表の場における役割分担)
Ⅰ
Ⅰ - 47
Ⅰ
Ⅲ
13
回
プレゼンテーション技術の向上
(発表内容の評価)
14
回
プレゼンテーション技術の向上
(より良い発表への PDCA)
15
回
まとめ
Ⅲ
Ⅰ - 48
平
科目名
英語I
成
23
年
度
授業回数
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
育
教
15
育
単位数
計
2
研究室: M509,
画
担当教員
濵田 佐保子
e-mail: [email protected]
教育目標:英語を実用的に運用する際に最低限必要な英文法を基礎から学ぶ。特に英文の基
本構造の理解に重点を置き、英文を正しく解釈、構築できるようになるのが目標である。
また、学生同士のコミュニケーション活動を通して、コミュニケーション能力を養うこと
を目指す。さらに、食物栄養関連の英語にも親しむ。
学生の学習成果:基本的な英文法が身につき、中程度の難易度の英文の基本構造が正しく理
解でき、簡単な英文を作ることができる。また、ペアワークやグループワークを通じて、
適切な自己表現を行い、円滑なコミュニケーションを通して問題を解決し、課題をこなす
ことができる。
(講義・演習・実験・実習・実技)
・トピックについて導入を行う。
・音声を聞いて、あらすじを把握する。
授 ・発音、イントネーション、強弱、リズムに留意しながら、読む練習をする。
業 ・和訳を発表してもらう。
の ・構文・文法と共に、和訳について解説する。
進
め ・語彙、内容理解、文法についての練習問題を行う。
方 ・語彙の復習を行う。
・トピックに関連した題材についてのコミュニケーション活動を行う。
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
毎回の授業に対して、予習・復習が義務付けられる。
英語学習では、予習として自ら和訳を試み、練習問題を解いてみることが力となり、
復習として反復練習が欠かせない。
・ Robert Hickling、市川泰弘:2011, Reading Sense, 金星堂
・ プリント教材
成
績
評
価
の
方
法
・中間テスト:45 点(100 点満点 0.45)
・定期テスト:45 点(100 点満点 0.45)
・その他:10 点(予習、授業での取り組みなど)
・欠席は 1 回につき 1 点、遅刻は 1 回につき 0.5 点減点
・忘れ物は、1 回につき 0.5 点減点
注
意
事
項
・理解できない文法項目については、各自持っている文法書で学習すること。
・辞書を活用する習慣を身につけること。
Ⅰ - 49
授
1
回
業
回
数
別
教
育
内
容
オリエンテーション
・授業の目標、進め方、単位認定方法
・英語の学習方法
Lesson 1
2
回
Getting into Hot Water
Be 動詞(現在形)
予習:辞書を使用してわからない単語を調べ、本文を和訳する。どの部分が理解できないか
を明らかにしておく。練習問題を解いておく。
復習:和訳、練習問題において間違えた部分を中心に復習する。語彙を暗記する。
Lesson 2
3
回
Tips for University Students
命令文
予習:辞書を使用してわからない単語を調べ、本文を和訳する。どの部分が理解できないか
を明らかにしておく。練習問題を解いておく。
復習:和訳、練習問題において間違えた部分を中心に復習する。語彙を暗記する。
Lesson 3
4
回
What Happens to Our Trash?
一般動詞(現在形)
予習:辞書を使用してわからない単語を調べ、本文を和訳する。どの部分が理解できないか
を明らかにしておく。練習問題を解いておく。
復習:和訳、練習問題において間違えた部分を中心に復習する。語彙を暗記する。
Lesson 4
5
回
To Your Health
現在進行形
予習:辞書を使用してわからない単語を調べ、本文を和訳する。どの部分が理解できないか
を明らかにしておく。練習問題を解いておく。
復習:和訳、練習問題において間違えた部分を中心に復習する。語彙を暗記する。
Lesson 5
6
回
Hello Cutie
過去形
復習:和訳、練習問題において間違えた部分を中心に復習する。語彙を暗記する。
7
回
8
回
語彙の復習
復習:和訳、練習問題において間違えた部分を中心に復習する。語彙を暗記する。
中間試験
・範囲:第 7 回目までに学習したこと(プリント、Reading for Meaning の和訳も出題)
・学習のポイント:間違えた問題を重点的に復習する。語彙を強化する
予習:辞書を使用してわからない単語を調べ、本文を和訳する。どの部分が理解できないか
を明らかにしておく。練習問題を解いておく。
Ⅰ - 50
Lesson 6
9
回
Thank You John and Christopher
現在進行形
予習:辞書を使用してわからない単語を調べ、本文を和訳する。どの部分が理解できないか
を明らかにしておく。練習問題を解いておく。
復習:和訳、練習問題において間違えた部分を中心に復習する。語彙を暗記する
Lesson 7
10
回
Street Fashion & Fast Fashion
現在完了
予習:辞書を使用してわからない単語を調べ、本文を和訳する。どの部分が理解できないか
を明らかにしておく。練習問題を解いておく。
復習:和訳、練習問題において間違えた部分を中心に復習する。語彙を暗記する。
Lesson 8
11
回
It s in the Bag
受動態
予習:辞書を使用してわからない単語を調べ、本文を和訳する。どの部分が理解できないか
を明らかにしておく。練習問題を解いておく。
復習:和訳、練習問題において間違えた部分を中心に復習する。語彙を暗記する。
Lesson 9
12
回
Cars of the future
will / be going to
予習:辞書を使用してわからない単語を調べ、本文を和訳する。どの部分が理解できないか
を明らかにしておく。練習問題を解いておく。
復習:和訳、練習問題において間違えた部分を中心に復習する。語彙を暗記する。
Lesson 10
13
回
The Tsukiji Fish Market
助動詞
予習:辞書を使用してわからない単語を調べ、本文を和訳する。どの部分が理解できないか
を明らかにしておく。練習問題を解いておく。
復習:和訳、練習問題において間違えた部分を中心に復習する。語彙を暗記する。
Lesson 11
14
回
A Nice Hotel or an Ice Hotel?
Wh-疑問文
復習:和訳、練習問題において間違えた部分を中心に復習する。語彙を暗記する。
15
回
語彙の復習
復習:定期試験に備えて、間違えた個所、語彙の強化を中心に十分に学習する。
定期試験の範囲は第 9 回目から第 14 回目までに学習したこと(プリント、Reading for
Meaning の和訳も出題)
Ⅰ - 51
平
科目名
英語Ⅱ
成
23
年
度
授業回数
15
教
育
単位数
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 研究室: M509,
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
育
計
2
画
担当教員
濵田 佐保子
e-mail: [email protected]
教育目標:英語を実用的に運用する際に最低限必要な英文法を基礎から学ぶ。特に英文の基
本構造の理解に重点を置き、英文を正しく解釈、構築できるようになるのが目標である。
また、学生同士のコミュニケーション活動を通して、コミュニケーション能力を養うこと
を目指す。さらに、食物栄養関連の英語にも親しむ。
学生の学習成果:基本的な英文法が身につき、中程度の難易度の英文の基本構造が正しく理
解でき、簡単な英文を作ることができる。また、ペアワークやグループワークを通じて、
適切な自己表現を行い、円滑なコミュニケーションを通して問題を解決し、課題をこなす
ことができる。
講義・演習・実験・実習・実技)
・トピックについて導入を行う。
・音声を聞いて、あらすじを把握する。
授 ・発音、イントネーション、強弱、リズムに留意しながら、読む練習をする。
業 ・和訳を発表してもらう。
の ・構文・文法と共に、和訳について解説する。
進
め ・語彙、内容理解、文法についての練習問題を行う。
方 ・語彙の復習を行う。
・トピックに関連した題材についてのコミュニケーション活動を行う。
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
毎回の授業に対して、予習・復習が義務付けられる。
英語学習では、予習として自ら和訳を試み、練習問題を解いてみることが力となり、
復習として反復練習が欠かせない。
・ Robert Hickling、市川泰弘:2011, Reading Sense, 金星堂
・ プリント教材
成
績
評
価
の
方
法
・中間テスト:45 点(100 点満点 0.45)
・定期テスト:45 点(100 点満点 0.45)
・その他:10 点(予習、授業での取り組みなど)
・欠席は 1 回につき 1 点、遅刻は 1 回につき 0.5 点減点
・忘れ物は、1 回につき 0.5 点減点
注
意
事
項
・理解できない文法項目については、各自持っている文法書で学習すること。
・辞書を活用する習慣を身につけること。
Ⅰ - 52
授
1
回
業
回
数
別
教
育
内
容
オリエンテーション
・授業の目標、進め方、単位認定方法
・英語の学習方法
Lesson 12
2
回
Who Needs Real Money?
可算名詞 / 不可算名詞
予習:辞書を使用してわからない単語を調べ、本文を和訳する。どの部分が理解できないか
を明らかにしておく。練習問題を解いておく。
復習:和訳、練習問題において間違えた部分を中心に復習する。語彙を暗記する。
Lesson 13
3
回
Smart Houses
代名詞
予習:辞書を使用してわからない単語を調べ、本文を和訳する。どの部分が理解できないか
を明らかにしておく。練習問題を解いておく。
復習:和訳、練習問題において間違えた部分を中心に復習する。語彙を暗記する。
Lesson 14
4
回
For the Love of Sports
形容詞
予習:辞書を使用してわからない単語を調べ、本文を和訳する。どの部分が理解できないか
を明らかにしておく。練習問題を解いておく。
復習:和訳、練習問題において間違えた部分を中心に復習する。語彙を暗記する。
Lesson 15
5
回
Amusement Parks
形容詞の比較級 / 最上級
予習:辞書を使用してわからない単語を調べ、本文を和訳する。どの部分が理解できないか
を明らかにしておく。練習問題を解いておく。
復習:和訳、練習問題において間違えた部分を中心に復習する。語彙を暗記する。
Lesson 16
6
回
It s All About Location
場所や移動を表す前置詞
復習:和訳、練習問題において間違えた部分を中心に復習する。語彙を暗記する。
7
回
8
回
語彙の復習
復習:和訳、練習問題において間違えた部分を中心に復習する。語彙を暗記する。
中間試験
範囲:第 7 回目までに学習したこと(プリント、Reading for Meaning の和訳も出題)
学習のポイント:間違えた問題を重点的に復習する。語彙を強化する。
予習:辞書を使用してわからない単語を調べ、本文を和訳する。どの部分が理解できないか
を明らかにしておく。練習問題を解いておく。
Ⅰ - 53
Lesson 17
9
回
Barack Obama
時を表す前置詞
予習:辞書を使用してわからない単語を調べ、本文を和訳する。どの部分が理解できないか
を明らかにしておく。練習問題を解いておく。
復習:和訳、練習問題において間違えた部分を中心に復習する。語彙を暗記する。
Lesson 18
10
回
Motivation
副詞
予習:辞書を使用してわからない単語を調べ、本文を和訳する。どの部分が理解できないか
を明らかにしておく。練習問題を解いておく。
復習:和訳、練習問題において間違えた部分を中心に復習する。語彙を暗記する。
Lesson 19
11
回
Pets
不定詞 / 動名詞
予習:辞書を使用してわからない単語を調べ、本文を和訳する。どの部分が理解できないか
を明らかにしておく。練習問題を解いておく。
復習:和訳、練習問題において間違えた部分を中心に復習する。語彙を暗記する。
Lesson 20
12
回
Teleworking
接続詞(連接詞)
予習:辞書を使用してわからない単語を調べ、本文を和訳する。どの部分が理解できないか
を明らかにしておく。練習問題を解いておく。
復習:和訳、練習問題において間違えた部分を中心に復習する。語彙を暗記する。
Lesson 21
13
回
Our Precious Earth
従位接続詞
予習:辞書を使用してわからない単語を調べ、本文を和訳する。どの部分が理解できないか
を明らかにしておく。練習問題を解いておく。
復習:和訳、練習問題において間違えた部分を中心に復習する。語彙を暗記する。
Lesson 22
14
回
Marriage
関係詞
復習:和訳、練習問題において間違えた部分を中心に復習する。語彙を暗記する。
15
回
語彙の復習
復習:定期試験に備えて、間違えた個所、語彙の強化を中心に十分に学習する。
定期試験の範囲は第 9 回目から第 14 回目までに学習したこと(プリント、Reading for
Meaning の和訳も出題)
Ⅰ - 54
平
科目名
中国語Ⅰ
成
23
年
度
授業回数
15
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
教
育
単位数
計
2
画
担当教員
劉
迎
[email protected]
教育目標:
○中国語や中国文化の知識を備え、国際社会で活躍できる人間性豊かな人材の育成。
学生の学習成果:
○発音・文法などといった中国語の基本を習得するとともに、中国の文化や生活習慣、思考
様式への理解を深めることによって、コミュニケーション能力の初歩的育成を目指し、中国
語での簡単な会話や文章が理解できる。
授
業
の
進
め
方
(講義・演習・実験・実習・実技)
○中国語の発音を集中的にひと通り学ぶ。
○基本的文法を簡潔に説明し、完全にマスターする。
○豊富な練習問題を通して、表現力を身につける。
○「聞く」「話す」訓練を重点的に行い、コミュニケーション能力をアップする。
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
○『論語』学而篇に「學びて時に之を習う、亦説(よろこ)ばしからずや」とあるよ
うに、毎回必ず予習・復習をしっかりこなすようにすることと、何事にも反復して学
習することが重要だ。
○テキスト『1冊めの中国語
社、2008年版)
会話クラス』
(劉頴・喜多山幸子・松田かの子著、白水
達成基準:
○発音や基本文法を習得する。
○簡単な会話ができる。
評価方法:
○成績については、期末試験100%。
○なお、欠席すると1回4点を減点する。
参考図書等
○『坪田譲治童話』【中国語版】(劉迎訳、中国陝西師範大学出版社、2003年版)
Ⅰ - 55
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
○中国語にかかわる歴史的・文化的背景を概説した上で、中国語と日本語との違いについて
説明する。
○中国語発音の基本(ピンイン・音節・簡体字など)
○発音‐母音①(単母音)
2
回
○発音‐声調(四声・軽声)
母音②(重母音)・子音①
発音練習
3
回
○発音‐子音②
母音③(鼻母音)、声調の変化
発音練習
4
回
○発音‐「儿 」化音、発音のまとめ
発音練習
○知って便利な呼び方
5
回
○知って便利なことば
○中国語文法の基本(語彙・語順など)
文の構成および表現
6
回
○第1課 楊麗 さんで すか
人称代名詞、動詞「是 」
副詞「不 」、助詞「吗 」
7
回
○本文、トレーニング 1、リスリング 1
○第2課 荷物 は多い ですか
指示代名詞①
8
回
○形容詞述語文
疑問詞「怎 么 样 」、助詞「的 」
本文、トレーニング2、リスリング2
9
回
○第3課 明日 はどこ へ行き ますか
指示代名詞②、時を表すことば①
動詞述語文
Ⅰ - 56
10
回
○省略疑問文「呢 」
本文、トレーニング3、リスリング3
○第4課 ケー キを食 べたい ですか
願望助動詞「想 」
11
回
○選択疑問文「还 是 」、副詞「也 」
動詞の重ね型、助詞「吧 」
本文、トレーニング4、リスリング4
12
回
○第5課 これ はいく らです か
数詞、量詞、反復疑問文、人民元の数え方
本文、トレーニング5、リスリング5
13
回
○第6課 電子 辞書を 持って います か
動詞「有 」・「在 」
、前置詞「离 」
方位詞
14
回
○本文、トレーニング6、リスリング6
○第7課 京劇 のチケ ットを 買いま した
連動文、「什 么 」+名詞、完了の「了」
15
回
○疑問詞「怎 么 」、時を表すことば②
本文、トレーニング7、リスリング7
○文法のまとめ
Ⅰ - 57
平
科目名
中国語Ⅱ
成
23
年
度
授業回数
15
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
教
育
単位数
計
2
画
担当教員
劉
迎
[email protected]
教育目標:
○中国語や中国文化の知識を備え、国際社会で活躍できる人間性豊かな人材の育成。
学生の学習成果:
○前期で習得した発音・文法など基本知識をもとに、中国語のやや高度的な表現や読解力が
身につき、さらなるコミュニケーション能力のレベルアップが図れるようになる。
授
業
の
進
め
方
(講義・演習・実験・実習・実技)
○前期で学習した内容を繰り返し復習しながら、新しいものを少しずつ学んでいく。
○基本的なことに対応できるように、実用的な表現を極力取り入れる。
○「読む」ことと「書く」ことの実践的な技能の訓練に力を注ぐ。
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
成
績
評
価
の
方
法
注
意
事
項
○『論語』学而篇に「學びて時に之を習う、亦説(よろこ)ばしからずや」とあるよ
うに、毎回必ず予習・復習をしっかりこなすようにすることと、何事にも反復して学
習することが重要だ。
○テキスト『1冊めの中国語
社、2008年版)
会話クラス』
(劉頴・喜多山幸子・松田かの子著、白水
達成基準:
○中国語でのコミュニケーションの能力を身につける。
○さまざまな中国語の基本文を理解する。
評価方法:
○成績については、期末試験100%。
○なお、欠席すると 1 回4点を減点する。
参考図書等
○『坪田譲治童話』【中国語版】(劉迎訳、中国陝西師範大学出版社、2003年版)
Ⅰ - 58
授
業
回
数
別
教
1
回
○第8課 ファ ースト フード 店があ ります か
変化を表わす「了 」、動詞「有 」(存在)
前置詞「在 」
2
回
○本文、トレーニング8、リスニング8
○第9課 中国 の歌が 歌えま すか
助動詞「可 以 」「会」
3
回
○助動詞「能 」
、動詞「喜 欢 」
前置詞「给 」
本文、トレーニング9、リスニング9
4
回
○第10課 長城に 行った ことが ありま すか
時刻の言い方、経験を表わす「过 」
5
回
○動作の回数を表わす言い方
方向補語
本文、トレーニング10
6
回
○リスニング10
○第11課 お腹を こわし ました
主述語文、副詞「有 点 儿 」
7
回
○「是 ∼ 的 」、比較の表現
本文、トレーニング11
リスニング11
8
回
○第12課 どのく らいの 時間が かかり ますか
結果補語
起点/終点を表わす「从 ∼ 到 」
9
回
○2つの目的語を持つ動詞
時間の長さの言い方
本文、トレーニング12
Ⅰ - 59
育
内
容
10
回
○リスニング12
○第13課 トイレ が故障 しまし た
「是 」の省略、疑問詞「几 」「多 少 」
11
回
○使役動詞「让 」「叫 」
番号の言い方、曜日の言い方
本文
12
回
○トレーニング13、リスニング13
○第14課 中国語 が上手 ですね
様態補語
13
回
○動作の進行を表わす言い方
本文、トレーニング14
リスニング14
14
回
○第15課 いよい よ帰国 です
「就 要 ∼ 了 」、主述構造の目的語
名詞を修飾する語
15
回
○前置詞「为 」
本文、トレーニング15、リスニング15
○文法のまとめ
Ⅰ - 60
平
科目名
フランス語 Ⅰ
成
23
年
度
授業回数
15
教
単位数
育
計
2
画
担当教員
中島
和美
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
教育目標:
初歩的なフランス語の発音や文法を学びながら、平易な日常会話の練習を通して、フラン
ス語コミュニケーションスキルを身につける。さらに、フランスやフランス語圏の文化に関
する基本的な知識を身につけることで、多文化・異文化に対する理解を深める。
学生の学習成果:
フランス語の ABC(アー・ベー・セー)、挨拶の Bonjour(ボンジュール)からはじめて、
最終的には簡単なフランス語を使って、自己紹介ができるようにする。
(講義・演習・実験・実習・実技)
毎回、前回の復習したうえで、2~3 回で一つ課を終えるペースで授業を進めていく。
とりわけ初学者には難しいとされるフランス語の読みや発音の習得のために、口頭練
授 習を取り入れて何度も反復練習することで、無理なくフランス語のリズムやイントネ
業
の ーションに慣れていく。また、シャンソンや視聴覚教材を通じて、フランス語やフラ
進 ンス人の習慣、フランス文化などを随時紹介していく予定である。
め
方
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
成
績
評
価
の
方
法
注
意
事
項
各課の基本例文に必要とされる文法の仕組みをきちんと理解し、フランス語の文の
発音・意味の理解ができるように、予習・復習しておくこと。
『 トライ!フランス語 』( F comme français ) , 駿河台出版社 , 定価 1890 円
平常点(授業にたいする取り組み)20 点 , 提出物と小テスト 30 点 , 定期試験 50 点を総
合的に計算して、60 点以上で単位を認定する。
参考図書等
『プチロワイヤル仏和辞典』(旺文社), 『クラウン仏和辞典』(三省堂), 『ジュネス仏和
辞典』(大修館), 『プログレッシブ仏和辞典』
(小学館), 『ル・ディコ現代フランス語辞
典』
(白水社)など、授業中に指示する。
Ⅰ - 61
授
業
回
数
別
1
回
・オリエンテーション
・授業方針の説明
・フランス語・フランス文化に慣れ親しむ(1)
2
回
・フランス語・フランス文化に慣れ親しむ(2)
3
回
・アルファベ
・フランス語の発音とつづり字の読み方(1)
4
回
・フランス語の発音とつづり字の読み方(2)
・Leçon 0 : 挨拶しましょう
・数字 1~10
5
回
・Leçon 1 : テオとユリが自己紹介します(1)
・主語の代名詞、動詞 être の現在形、
6
回
・Leçon 1 : テオとユリが自己紹介します(1)
・国籍を表す語
7
回
・Leçon 2 : テオとユリが自己紹介します(2)
・職業を表す語
・第一群規則動詞(-er 動詞)の現在形
8
回
・Leçon 2 : テオとユリが自己紹介します(2)
・疑問文の 3 つの作り方
9
回
・Leçon 3 : テオとユリが自己紹介します(2)
・職業を表す語
・第一群規則動詞(-er 動詞)の現在形
Ⅰ - 62
教
育
内
容
10
回
・Leçon 3 : ユリがテオの店を訪れます(1)
・名詞の性/数
・冠詞
11
回
・フランス文化:フランスのカフェについて
12
回
・Leçon 4 : 兄弟・姉妹について話しています(1)
・動詞 avoir の現在形
・否定文
13
回
・Leçon 4 : 兄弟・姉妹について話しています(2)
・数字 11~30
・年齢
14
回
15
回
・フランス文化:フランス人の生活観について
・前期のまとめ:フランス語で自己紹介をしましょう
Ⅰ - 63
平
科目名
フランス語 Ⅱ
成
23
年
度
授業回数
15
教
単位数
育
計
2
画
担当教員
中島
和美
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
教育目標:
前期に引き続き、初歩的なフランス語の発音や文法を学びながら、平易な日常会話の練習
を通して、フランス語コミュニケーションスキルを身につける。さらに、フランスやフラン
ス語圏の文化に関する基本的な知識を身につけることで、多文化・異文化に対する理解を深
める。
学生の学習成果:
前期に習得した自己紹介表現をもとに、自分の家族やフランスの有名人などについてもフ
ランス語で描写できるようにする。また、日常生活で用いられる動詞を中心に、自分の行動
を簡単なフランス語で説明できるようにする。
(講義・演習・実験・実習・実技)
前期と同様、2~3 回で一つの課を終えるペースですすめていく。後期はとりわけ、自
分で日常会話のフランス語を読んだり発音したりできるようにするとともに、シャン
授 ソンやゲームを取り入れて、学んだ表現をすぐに使えるように口頭練習や反復練習を
業 していく。また、日仏文化の比較という観点から、フランスの食習慣やフランス世界
の
進 遺産なども紹介していく予定である。
め
方
育
方
法
成
績
評
価
の
方
法
注
意
事
項
予
習
・
復
習
各課の基本例文の意味と文法の仕組みをきちんと理解し、フランス語の文を発音で
きるように、準備しておくこと。
テ
キ
ス
ト
『 トライ!フランス語 』( F comme français ) , 駿河台出版社, 定価 1890 円
平常点(授業にたいする取り組み)20 点 , 提出物と小テスト 30 点 , 定期試験 50 点 を総
合的に計算して、60 点以上で単位を認定する。
参考図書等
『プチロワイヤル仏和辞典』(旺文社), 『クラウン仏和辞典』(三省堂), 『ジュネス仏和
辞典』(大修館), 『プログレッシブ仏和辞典』
(小学館), 『ル・ディコ現代フランス語辞
典』
(白水社)など、授業中に指示する。
Ⅰ - 64
授
業
回
数
別
教
1
回
・前期の復習
・フランス語の発音と綴り字の読み方の復習
2
回
・Leçon 5 : テオとユリの妹についてたずねます(1)
・所有形容詞
3
回
・Leçon 5 : テオとユリの妹についてたずねます(2)
・形容詞の性と数
・形容詞の位置
4
回
・Leçon 6 : テオはユリを食事に誘います(1)
・指示形容詞
5
回
・Leçon 6 : テオはユリを食事に誘います(2)
・動詞 aller の現在形
・前置詞と定冠詞の縮約
6
回
・フランス文化:フランスのレストラン
7
回
・Leçon 7 : 二人が週末の予定を話します(1)
・疑問代名詞 que
8
回
・Leçon 7 : 二人が週末の予定を話します(2)
・近接未来
9
回
・Leçon 8: モン=サン=ミッシェルを訪れます
・命令文/部分冠詞
Ⅰ - 65
育
内
容
10
回
・フランス文化:パリ近郊のみどころとフランスの世界遺産
11
回
・Leçon 9: モン=サン=ミッシェルで満ち潮を待ちます(1)
・疑問形容詞 quel
12
回
・Leçon 9: モン=サン=ミッシェルで満ち潮を待ちます(2)
・非人称構文
13
回
・Leçon 10: テオがユリを両親に紹介します(1)
・補語人称代名詞
14
回
・Leçon 10: テオがユリを両親に紹介します(2)
・数字 40~100
・後期のまとめ:フランス語で自分が将来したいことを語りましょう
15
回
Ⅰ - 66
平
科目名
成
体育理論
質問受付の方法:B棟 306 室
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
23
年
授業回数
度
8
教
育
単位数
土曜日 10 時 00 分∼11 時 30 分
計
1
画
担当教員
藤井
真理
e-mail:[email protected]
教育目標:
1.科学的な運動処方及び現代社会における健康を取り巻く諸問題に対する理解
2.健康分野に関する有効なアプローチ及び日常生活の留意点に対する理解
3.体力の保持・増進及び生涯体育の必要性に対する理解
学生の学習成果:
・専門的学習成果として、上記3項目の教育目標を達成する。
・汎用的学習成果として、積極的に体力の保持・増進を図ることの必要性に対する「価値・
意見」を形成し、社会人として必要な自己管理能力を身につける。
授
業
の
進
め
方
(講義・演習・実験・実習・実技)
上述の教育目標及び学習成果を達成するために、シラバスに示すテーマ以外にも、
健康を脅かす喫緊の課題が有れば、その内容を盛り込んで講義を展開する。
また、講義内容にかかわらず、以下の項目を重視して授業を進める。
1.日常で起こる様々な出来事に対して関心を持ち、自らの問題として捉える。
2.講義の最後に、テーマに対するコメントを提出させ、内容を講義に反映させ
る。
3.問答式授業を採用し、積極的な発表や質疑応答等を通して授業を活性化する。
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
予習:毎時間、次回講義における主要な内容について予習を課す。
復習:毎時間、講義内容における重要な項目について復習を課す。
1.テキストは使用せず、講義内容に即したプリントを使用して講義を進める。
2.補助教材として、VTRやDVD等を必要に応じて使用する。
下記3点の学習成果について、「1」は「筆記試験(60 点/1回実施)」、「2」は「課題
(28 点/7回提出(各4点)」
、
「3」は「レポート(12 点/1回提出)
」によって評価する。
欠席は1回につき「5点」、遅刻は1回につき「3点」を減ずる。また、受講中の私語等の
問題行動については、複数回の注意の後も改善が無い場合、各授業における当該事態1回に
つき「5点」を減ずる。
1.科学的な運動処方及び現代社会における健康を取り巻く諸問題に対する理解
2.健康分野に関する有効なアプローチ及び日常生活の留意点に対する理解
3.体力の保持・増進及び生涯体育の必要性に対する理解
参考図書等
・緒方正名編『健康科学概論』朝倉書店、1992 年。
・田口貞善・山地啓司編『運動・健康とからだの秘密』近代科学者、1998 年。
Ⅰ - 67
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
■オリエンテーション
1)教育目標と学生の学習成果について
2)授業方法について
3)学習評価の方法について
■予習:運動の種類と具体的運動種目
2
回
■運動の生理
1)筋収縮の様式と運動 〇等尺性筋収縮と等張力性筋収縮
2)運動と酸素摂取 〇有酸素運動と無酸素運動(酸素摂取量と酸素負債量)
■予習:「あがり」によって引き起こされる心身の変化
復習:有酸素運動の効用と運動実践
3
回
■運動の心理
1)タイミングの心理 〇タイミング事態とタイミング行動の特質
2)あがりとその対策 〇生理的メカニズム 〇自律訓練法 〇α波運動のプログラム
■予習:ストレスによって引き起こされる病気の種類
復習:「あがり」のメカニズムと対策の実際
4
回
■ストレス
1)ストレス発生のメカニズム 〇ストレッサー 〇生理的変化
2)ストレス病 〇成人のストレス病 〇乳幼児のストレス病
■予習:「AIDS」罹患者の年齢分布と増加率
復習:「ストレス」のメカニズムと回避・解消法の実際
5
回
■後天性免疫不全症候群(AIDS)
1)AIDS発症のメカニズム
2)感染ルートの把握 ○主な経路 ○感染防止策
■予習:「妊娠・出産」における母親の心理的変化
復習:AIDS発症のメカニズムと社会的課題
6
回
■妊娠・出産(VTR視聴/驚異の小宇宙(1)人体∼生命の誕生∼)
1)女子の生殖器と性機能 〇卵管と卵巣周期 〇受精と着床 ○堕胎
2)産前産後の経過 〇心身の変化 〇子育てと周囲のサポート ○生命の尊厳
■予習:「薬物(ドラッグ)」の危険性
復習:「妊娠・出産」に臨む心構えと「生命の尊厳」に対する理解
7
回
■薬物・飲酒
1)薬物(ドラッグ)とは ○依存性薬物の種類 ○薬物依存症
2)アルコール依存症とは ○脳とアルコールのメカニズム アルコール依存症対策
■予習:「脳梗塞」の原因
復習:「薬物依存」・「アルコール依存」の危険性
8
回
■脳の再生と発達(VTR視聴/秘められた復元力∼発達と再生∼)
1)日常生活と脳の関係 〇脳血管損傷による病気
2)早期発見・早期治療 〇治療の実際 ○介護の現実
■復習:日常生活における留意事項(生活習慣病等との連関事項)
総まとめ これまでの講義内容に関する総合的復習(板書・配布プリント・VTR)
Ⅰ - 68
平
科目名
成
体育実技
質問受付の方法:B棟 306 室
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
授
業
の
進
め
方
方
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
度
授業回数
教
15
育
単位数
土曜日 10 時 00 分∼11 時 30 分
計
1
画
担当教員
藤井
真理
e-mail:[email protected]
教育目標:
1.積極的に体力の保持・増進を図る態度を身につける。
2.現代社会に対応した豊かな体育的教養を獲得する。
3.生涯体育の必要性と現代的課題を理解する。
学生の学習成果:
・専門的学習成果として、上記3項目の教育目標を達成する。
・汎用的学習成果として、積極的に体力の保持・増進を図る「態度・信念」を形成すると
共に、他者との多様な活動を通して豊かな「人間関係力」を獲得する。
育
法
23
(講義・演習・実験・実習・実技)
上述の教育目標を達成するために、「硬式テニス・ソフトバレーボール・バスケッ
トボール・バドミントン・卓球・バレーボール」を具体的教材として取り上げる。
種目にかかわらず、下記項目の涵養を図って授業を進める。
1.対戦の機会を数多く設けることにより、コミュニケーション能力を養う。
2.グループ活動を通して、リーダーシップ・フォローアップシップを養う。
3.諸ルール遵守に対する理解を深め、安全にスポーツを実施する態度を養う。
4.用具管理を徹底し、物の大切さを理解した上で日常生活に生かす能力を養う。
5.楽しさの体得を左右する鍵として、基礎的スキルの習得を怠らない態度を養う。
予習:ルールの理解に加え、基礎体力の増強を図ることを課す。
復習:各種目におけるフィードバック項目のチェックを行なう。
テキストは使用せず、実技種目に即したプリントを使用して、ルールの理解及びスキ
ルレベル向上のための教材とする。
下記3点の学習成果について、
「1」は「実技試験 60 点/3回実施・各 20 点」、
「2」は
「課題 20 点/2回提出・各 10 点」、「3」は「レポート 20 点/2回提出・各 10 点」によ
って評価する。欠席は1回につき「5点」
、遅刻は1回につき「3点」を減ずる。また、汎
用的学習成果に対する点検として、受講中の私語や非協力的態度等の問題行動について、
複数回の注意の後も改善がみられない場合、各授業における当該事態1回につき「5点」
を減ずる。
1.積極的に体力の保持・増進を図る態度を身につける。
2.現代社会に対応した豊かな体育的教養を獲得する。
3.生涯体育の必要性と現代的課題を理解する。
参考図書
・荒木タミ子編著『Health Life & Sport』不昧堂出版、1995 年。
Ⅰ - 69
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
オリエンテーション
・授業の内容,進め方
・単位認定方法について
2
回
1.硬式テニス その1
・ルールの説明と基本ストローク(フォアハンド,バックハンド)
・ゲーム(シングルス)
3
回
2.硬式テニス その2
・ボレーの練習(ストローク・アンド・ボレー,ボレー・アンド・ボレー)
・サーブの練習(アンダーサーブ,オーバーサーブ) ・ゲーム(シングルス)
4
回
3.硬式テニス その3
・フォーメーション(ダブルス)
・ゲーム(ダブルス)
5
回
4.バドミントン その1
・ルールの説明 ・オーバーヘッドストローク,アンダーヘッドストローク
・基本的なフライトの練習(クリア,ドロップ,ロブ,ヘアピン,ドライブ,プッシュ)
・半面コートゲーム
6
回
5.バドミントン その2
・ダブルスのフォーメーション(サイドバイサイド,トップアンドバック),作戦説明
・ゲーム(ダブルス)
7
回
6.バレーボール その1
・ルールの説明
・オーバーハンドパス,アンダーヘッドパス
・サービス(アンダーハンド,フローター,オーバーハンド)
8
回
7.バレーボール その2
・三段攻撃(パス,トス,スパイク)の練習
・ゲーム
9
回
8.バスケットボール その1
・ルールの説明
・基本動作(パス,シュート,ドリブル)の練習
・ゲーム
Ⅰ - 70
・レシーブ
・ゲーム
10
回
9.バスケットボール その2
・基本動作の練習
・基本動作を複合したプレーの練習(パスからシュート,またはドリブルからシュートの練
習)
・ゲーム
11
回
10.卓球 その1
・ルールの説明と基本ストローク(フォアハンド,バックハンド)の説明
・ラリーゲーム
・ダブルスゲーム
12
回
11.卓球 その2
・基本的なショットの説明と練習
・シングルス及びダブルスゲームの進行及びルールの把握
13
回
12.ソフトバレーボール その1
・ルールの説明
・オーバーハンドパス,アンダーヘッドパス
・サービス(アンダーハンド,フローター,オーバーハンド)
14
回
13.ソフトバレーボール その2
・攻撃(パス,トス,スパイク)の練習
・ゲーム
15
回
14.選択種目
これまで学習した種目の中から1種目選択し,ゲームをおこなう.
Ⅰ - 71
・レシーブ
・ゲーム
平
科目名
成
キャリアガイダンス
23
年
度
授業回数
質問受付の方法(e-mail、オフィスアワー等)
:
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
育
方
法
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
15
育
単位数
計
2
画
担当教員
[email protected]
原田
俊孝
OH:土曜 2、3 限
教育目標:若年者の失業やフリーター化など様々な厳しい環境の中に置かれている現代社会
では、必要に応じてキャリア設計を行うことが強く求められている。
本講義ではキャリアデザインの基本理解、人生設計、自己理解などキャリア設計に必要不可
欠な知識・技能を身につける。
学生の学習成果:
・ 専門的学習成果:多様化された問題に対する発見する能力と解決する能力を身につける
ために、方法論の一つであるシステム論的アプローチに則って分析・考察する力を身に
つける。
・ 汎用的学習成果:キャリアデザインする為に必要要素となる社会人基礎力を身につける。
授
業
の
進
め
方
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
教
(講義・演習・実験・実習・実技)
 演習はグループワーク中心である。
 演習では課題提出することによって講義終了とする。

予習・復習事項:「授業回数別教育内容」に記された復習を求める
資料配布
2つの学習成果について、その獲得度合を量的に評価する。その際、授業回数等を勘案し、
およそ①60%、②40%の比重をかける。
④ 社会人基礎力(「前に踏み出す力」、
「考え抜く力」、
「チームで働く力」の 3 つの能力)に
関する基礎を理解する。
⑤ 課題、発表点
評価の実施:①は原則グループワークを行う。授業に関する評価は全て①の中で評価を行
う。評価は個人おける評価とグループにおける評価で評価する。②は提出した課題と発表で
授業理解度の評価を行う。なお、受講態度に問題があったものは、今後社会人になる者とし
ての使命感や倫理観が十分ではないとして評価から減点する。具体的には、欠席 1 回につき
4 点、遅刻 1 回につき 2 点を個人における評価から減点する。受講態度に関する注意は初回
減点はなしで、2 回目は 3 点、3 回目は 4 点と減点率を上げ、グループにおける評価から減
点する。
参考図書
天笠美知夫・崔冬梅「経営システム的考え方」創成社
飯田 良治・民秋言「課題研究・ゼミナールの手引き」萌文書林
大宮 登「キャリアデザイン講座」日経 BP ソフトブレス
Ⅰ - 72
授
1
回
2
回
3
回
業
回
数
別
教
育
内
容
【オリエンテーション 】キャリアとは?
・講義の目標・進め方・成績評価の方法に関する説明
・本講義で修得してほしい事柄に関する説明
【演習】自己紹介表に記入する。
・自己紹介は社会において最低限のビジネスマナーである。配布物に記入することで、自己
紹介の重要性を理解する。
予習事項: なぜ 岡山学院大学に入学したのかを整理する。
復習事項:オリエンテーションの内容を理解する。
【講義】岡山学院大学の目的。
・自己と岡山学院大学の関連性を明確化するために、岡山学院大学の目的を説明する。
【演習】岡山学院大学を知ろう。
・岡山学院大学ってどのような大学?
予習事項:高校時代のキャリアの中で力を入れてきたことは何かを整理する。
復習事項:岡山学院大学の目的と構成要素を理解する。
【講義】キャリアデザインのためのシステム認識プロセス
・自己と岡山学院大学の関連性を明確化するために、モノの認識するための手法である シ
ステム認識プロセス に則って自己分析する。
【演習】岡山学院大学でどのような ヒト になりたいですか?
・ なりたい と したい の違いはなに?
予習事項:岡山学院大学で1番 したい コトは何かを整理する。
復習事項: システム認識プロセス を理解する。
4
回
【講義】キャリアデザインのためのシステム・アナリシス(1)
・自己分析するにあたり、演繹法的思考過程であるシステム・アナリシスをする。
【演習】自分史を作成しよう。
・自分の特性・信条・適性・職業観を整理しよう。
予習事項:今までを振り返り、 失敗したコト を 3 つ挙げてくる。
復習事項:配布した資料を理解する。
5
回
【講義】キャリアデザインのためのシステム・アナリシス(2)
・自己分析するにあたり、演繹法思考過程であるシステム・アナリシスをする。
【演習】自己分析シートを作成しよう。
・自分の強みと弱みを整理しよう。
予習事項:自己 PR について整理する。
復習事項:第 4 回の講義内容と第 5 回の講義内容の関連性を見つける。
6
回
【講義】キャリアデザインのためのシステム・シンセシス
・自己分析するにあたり、帰納法的思考過程であるシステム・シンセシスをする。
【演習】自己 PR として文章にまとめてみよう
・作成した文章が自分を表現できているか客観的に評価しよう。
予習事項:岡山学院大学に欲しいモノ・コトを3つ挙げ、具体的に述べる。
復習事項:自己分析したモノが正しく表記されているのかを読み返す。
7
回
【講義】岡山学院大学に欲しいモノ・コトを企画しよう(1)
・企画書を作成するために、企画の目的と意義などを整理する。
【演習】企画書を作成しよう。
・企画の目的などを整理する。
予習事項:5W1H法について整理する。
復習事項:企画について口頭で説明できるようにする。
Ⅰ - 73
授
8
回
9
回
10
回
11
回
12
回
13
回
14
回
15
回
業
回
数
別
教
育
内
容
【講義】岡山学院大学に欲しいモノ・コトを企画しよう(2)
・企画書を作成するために、企画の目的と意義などを整理する。
【演習】企画書を作成しよう。
・企画の目的などを整理する。
予習事項:5W1H法について整理する。
復習事項:企画について口頭で説明できるようにする。
【講義】岡山学院大学に欲しいモノ・コトを企画しよう(3)
・企画書を作成するために、企画の目的と意義などを整理する。
【演習】企画書を作成しよう。
・企画の目的などを整理する。
予習事項:5W1H法について整理する。
復習事項:企画について口頭で説明できるようにする。
【講義】企画についてプレゼン発表(1)
・プレゼンのルールに則り、発表・質疑応答をする。
予習事項:とくになし
復習事項:各グループの発表や質疑応答に関してグループごとに考察する。
【講義】企画についてプレゼン発表(2)
・プレゼンのルールに則り、発表・質疑応答をする。
予習事項:とくになし
復習事項:各グループの発表や質疑応答に関してグループごとに考察する。
【講義】企画についてプレゼン発表(3)
・プレゼンのルールに則り、発表・質疑応答をする。
予習事項:とくになし
復習事項:各グループの発表や質疑応答に関してグループごとに考察する。
【講義】キャリアデザインに向けて(1)
・これからのキャリアデザインの方向性をつかむために取り上げる。
【演習】PDCA サイクルを作成しよう(1)
・PDCA サイクルを作成することにより、方向性を明確にする。
予習事項:次章のテキストに目を通す
復習事項:1 週間を PDCA サイクルに則ってキャリア設計し、実行する。
【講義】キャリアデザインに向けて(2)
・これからのキャリアデザインの方向性をつかむために取り上げる。
【演習】PDCA サイクルを作成しよう(2)
・1 週間分の PDCA サイクルを他己評価することにより、これからのキャリアデザインに活
かす。
予習事項:次章のテキストに目を通す
復習事項:キャリアの方向性をつかむ。
【講義】キャリアデザインに向けて(2)
【演習】振り返りシート
・講義の振り返りと全体の振り返り
復習事項:これまでの講義内容を復習する。
Ⅰ - 74
平
科目名
成
社会との接続
23
年
度
授業回数
15
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
教
単位数
育
計
2
画
担当教員
竹内
博
e-mail:[email protected]
教育目標:
大学で習得した学習成果を認識し、卒業後のキャリアで自信をもって能力発揮ができ
る道筋を学び、社会や職場のニーズとのミスマッチ避けるべき経済活動の基盤とも言
える企業活動を理解し、社会的使命感と職業意識を養うことを目的とする。
学生の学習成果:
実業社会における職務遂行基礎能力として求められている対人コミュニケーション、
課題発見と実行力、計画化(立案と管理、評価)等総合的人間力育成を目的として
いる。
授
業
の
進
め
方
(講義・演習・実験・実習・実技)
1.授業は講義と演習を交互に行い、各テーマの予習、考察、討論、リポート
作成、及び発表に重点を置く。
2.本講座の核となるのは開講される3年次の夏期休暇中に実施されるインター
ンシップ(企業研修)である。本研修により大学(教育)
、企業(ビジネス)、
地域社会間の相互関係、企業組織と人事管理の基礎を実践的に学び、学習
と就職の目的意識を養う。
予
習
・
復
習
1.予習として毎回、課題として提示されるテーマについて事前に研究し、授業
に出席すること。
2.復習として講義テーマについて課題を発見し、研究した成果をリポートにま
とめること。
育
方
法
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
1.毎回、講義テーマを解説し、授業プログラムを教示した講義資料を配布。
2.市場占有率(2009年版日本経済新聞社発行)。
1.企業と社会の関係を理解し、企業や社会に貢献出来る人材も理解と自己目的意識
習得。
2.企業研究を通して事業経営の組織、人事管理の基礎的理解。
3.インターンシップによる企業人、社会人としての目的意識、自覚習得。
【評価方法】
1.インターシップ(職場実習)(60%)
2.課題に対するレポートと討論(10%)
3.期末試験(30%)
・ 学習目標の達成と学習成果には毎回講義における予習、復習は欠かせない。
・ 毎回の授業テーマ、課題については前の週に事前ガイダンスを行う。
Ⅰ - 75
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
オリエンテーション: 社会との接続 ‐大学、社会、企業間インターフェイス
・自己紹介:目標と進路、目標達成の為の選択
・クラス討論:日本の現状と将来、社会人としての社会貢献、進路の選択
・社会人としての役割:企業の事業活動と社会的貢献
2
回
テーマ: 企業(会社)と社会 企業活動と求められる人材―事業と組織(ヒト、モノ、カネと
情報)、人事と経営管理、生産と販売、営業とマーケティング、事業開発と研究開発
課題(予習・復習)
:挑戦したい仕事、職種と企業―会社と事業活動、業種と組織の調査と情報
収集
3
回
課題発表と討論:各自調査した結果の発表とクラス討論
留意すべきポイント:事業目的遂行の為の組織、また事業経営・組織の社会的貢献の実態と課
題発見
4
回
テーマ:業種別企業組織の実態と在り方、業種別社会的貢献の実態と課題
リポート提出:自分の目標選択と従事したい職業の社会的貢献について
5
回
テーマ:企業のグローバリゼーション(國際化)―組織と人材
・日本のグローバル企業の実態
・グローバル企業への道とその要件―製品、規制など、そして求められる人材
・グローバルビレッジ(地球村)での國際企業の役割
・國際競争下での国際的共存共栄―合弁と人材交流
課題:グループ別による業種別國際企業活動の調査―組織、商品、人材、知識、技能
6
回
課題発表と討論:グループによる調査結果発表とクラス討議
留意すべきポイント:組織の実態、求められる人材、知識、技能、企業の國際的役割
リポート提出:グループ別発表と討論のまとめと感想
7
回
テーマ:企業活動の活性化への道―勇気ある挑戦と事例研究
・事業開発、商品開発、マーケンティング
・ベンチャー-企業
・Incubator vs. Entrepreneur
・リスク マネイジメント
8
回
テーマ:前回7回の続いて、起業の現状と社会的役割の考察と事例研究の発表
課題:グループ別による起業家(Entrepreneur)への挑戦―創造と勇気
・商品の発掘と選択(社会ニーズ調査と Feasibility Study など)
・マーケンティング
・Partnership
・事業計画など
9
回
テーマ:起業へのアプローチー起業と大衆ニーズ、起業手法(米国の実例から学ぶ)
課題中間発表:調査段階での問題討議
10
回
課題発表と討論:8回目のテーマについてのグループ別発表とクラス討議
リポート提出:グループ別発表のリポートと感想
11
回
テーマ:ビジネスモデルとマナー:
・新しいビジネスービジネスモデル
・次世代のビジネス
・社会的意義と経済的貢献と課題(法的整備)
Ⅰ - 76
授
12
回
13
回
14
回
業
回
数
別
教
育
内
容
テーマ:Internship(職場実習研修)
・目的と課題意識
・教育的、社会的な位置付けと効果
・本学の Internship program
テーマ:Internship program(事前学習と事後学習)
・視点―商品・サービスのユーザー(消費者)からプロデューサー(生産者)の立場
・ビジネスマナーと motivation
・会議議事進行―Discussion, presentation, negotiation,文書、総務、経理、事務管理
・事後報告業務ガイダンス―業務日誌、実習報告書など
テーマ: 社会との接続 総括―目的意識、職業と人生、社会的貢献と責
総括討論:各自社会人、職業人としての Commitment の発表と抱負
Internship への期待と挑戦
本講座の総括としてグループ討論とリポート作成
テーマ:
1.本講座から何を学び、何を発見したか
2.各学科における履修科目から学べ、習得したことー知識、技能等の review
3.インターンシップに何を学び、何を期待するか(将来のキャリアー設計)
4.各人の目指す業界・業種の企業研究リポート提出
15
回
Ⅰ - 77
平
科目名
生活経済学
成 23 年
度
授業回数
教
15
育
単位数
計
2
画
担当教員
張 秉煥
質問の受付:M棟 611 号研究室
教
育
目
標
学
生
学
習
成
果
教育目標:日常生活で目にするさまざまな価格に関する経済学的思考を修得し、生活への応
用可能性を探ることに重点をおく。具体的には消費者、企業、個別製品の市場といった経済
主体の経済活動に焦点をあてながら、現実経済問題への応用、理論の制約などに関する知識
を学ぶ。
学生の学習成果:将来専門職業人として社会生活を営むために必要とする社会経済現象を理
解することができる。たとえば、豊作貧乏現象の背景要因、価格規制の効果、価格差別、国
民所得と経済成長、そしてインフレと失業などを理解することで、将来社会生活への応用に
資する教養を磨く。
授
業
進
方
(講義)
1.レジュメ(講義録の要約)を中心に行なう。
2.予備テスト(30 分間)を2回実施する。
教
育
予
習
方
復
習
単なる暗記ではなく、毎回の授業内容やポイントを総合的に捉え、全体像を理解する
方法で修学することを勧奨する。
法
特に指定しない。
レジュメは本学ファイルサーバーより自主的に入手すること。
学
習
評
価
上記の「教育目標」および「学習成果」と照らし合わせて、筆記試験(予備テスト 2 回 30 点および定
期期末試験 50 点)および課題や授業への没入などによる相互学習(20 点)によって評価・判定す
る。筆記試験においては、各問題に関する理解水準に着目し、答案全体を総合的に評価する。
なお、課題や予備テストの答案と期末試験答案との整合性(記述問題における類似答案は不
正行為に見なされることもある)をも勘案する。
方
法
注
意
事
項
参考図書:
マンキュー:2006、『マンキュー入門経済学』、東洋経済新報社。
レヴィット:2006、『ヤバい経済学』、東洋経済新報社。
Ⅰ - 78
授
業
回
数
別
教
育
内
1
回
オリエンテーション:講座の概要、授業の方法および単位認定の基準等々
2
回
経済学の十大原理(1):経済主体の意思決定、価格メカニズム
3
回
経済学の十大原理(2):国民所得、失業、インフレ
4
回
需要と供給
5
回
市場と価格
6
回
価格変化への需要反応と企業の価格戦略
7
回
政府による市場介入
8
回
市場の失敗と制度設計
9
回
付加価値と豊かさ
10
回
経済成長と新興国市場
11
回
財政問題と金融政策
12
回
景気循環
13
回
インフレと失業
14
回
世界経済と日本経済の概説(1):今年の景気予測と社会生活
15
回
世界経済と日本経済の概説(2):日本経済と労働市場
Ⅰ - 79
容
平
科目名
少子高齢化と諸問題
質問受付の方法
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
成
23
年
度
授業回数
15
教
単位数
育
計
2
画
担当教員
坂元
晶
e-mail:[email protected]
教育目標: 自律した信念のある社会人として必要な、現代社会に関する知識を習得する。
学生の学習成果: 現代社会において、社会的・文化的性別である「ジェンダー」が、個人
の生き方や社会構造に与えている影響について理解し、社会人として自らの生き方を考える
ことができるようになる。
(講義・演習・実験・実習・実技)
教
授
業
の
進
め
方
1.口頭による講義形式を基本とし、適宜プリント資料を配布して、受講生の理解を
図ります。
2.下に挙げた以外にも、授業の進度に応じて参考文献を紹介します。
また、必要に応じて新聞・雑誌等の記事を使用します。
3.授業の節目には、簡単な課題を提出してもらい、単位認定の参考とします。
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
成
績
評
価
の
方
法
注
意
事
項
1 回の授業に対して予習・復習が義務付けられます。その内容については、毎回の授業
でポイントを示します。
また、授業では時事的な問題を取り上げることが多いので、普段から新聞やTV等の
ニュースに触れておくこと。
テキストは指定しませんが、プリント資料を配布します。
「ジェンダー」が個人の生き方や社会のありかた、そして少子高齢化にどのような影響を与
えているかについて一定の理解に達し、どれだけ自身にかかわる問題として考えることがで
きているかについて評価します。
期末試験 90 点、提出課題 10 点、総合得点 60 点以上を合格とする。
ただし、欠席は1回につき5点、遅刻は 1 回につき 2 点の減点とする。
参考図書等
1.目黒依子編:『ジェンダーの社会学』、放送大学教材、1994 年
2.江原由美子・山田昌弘:『ジェンダーの社会学 入門』、岩波書店、2008 年
3.岡村清子・亀田温子編:『入門 職業とジェンダー』、日本評論社、1998 年
4.小倉千加子:『結婚の条件』、朝日新聞社、2003 年
授業の進度に応じて、さらに参考文献を紹介します。
Ⅰ - 80
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
【オリエンテーション】
2
回
【「少子高齢化」―何が問題か?】
少子高齢化とは何か
少子高齢化のデメリット
少子高齢化のメリット?
少子化の原因とされているもの
「少子化対策」の問題点と「ジェンダー」
3
回
【「ジェンダー」とは?】
「ジェンダー」という切り口
「ジェンダー」に基づく性別役割分業
ゆらぐ「性差」
「性別役割分業」の弊害
4
回
【ジェンダーの「社会化」① 教育】
「性別社会化」と「ジェンダー」
「性別社会化」の場としての「家庭」と「学校」
「他者との関係」によって獲得する「ジェンダー」
進路選択への影響
5
回
【ジェンダーの「社会化」② マスメディア】
マスメディアと「メディア・リテラシー」
マスメディアによる「性別社会化」
「情報」によって獲得する「ジェンダー」
6
・
7
回
【「少子化」の背景―ライフスタイルの変化―① 就業】
「ジェンダー」に規定されて男女で異なる職業への関り方
その結果として職業活動から得られる報酬の男女差
就業・非就業:「M字型就業パターン」
「高原型就業パターン」「L字型就業パターン」
非正規雇用の増加とその問題点
就業分野の差異
なぜ「女性向き」職業は賃金が低いのか?
8
・
9
回
【「少子化」の背景―ライフスタイルの変化―② 結婚】
「晩婚化」と「少子化」
結婚の意識―「理想的な相手」がみつかるまで結婚しなくてかまわない?
結婚と階層―日本の結婚の特徴「階層内結婚」
異性に感じる「魅力」と「ジェンダー」との関係
ライフスタイルの変化と「新しい」性別役割分業
結婚生活の 4 つのコース
結婚の条件―「3高」から「3C」へ
Ⅰ - 81
10
回
【「少子化」の背景―ライフスタイルの変化―③ 育児休業と保育】
不況や雇用の非正規化→「共働き」で家計収入を補う必要性の増加
→「育児」は誰が行うのか?
「育児休業制度」―「制度」利用者の偏り
保育制度の問題点―待機児童、無認可保育など
これからの課題―男性も女性も「生きやすい」社会へ
11
回
【高齢期の問題① 高齢期に起こる問題とその男女差】
高齢期に直面する問題の男女差とその要因 ―高齢期の3つの問題
寿命の差異と家族の状況 ―配偶者との死別、子供との関係
性別役割分業と高齢期 ―経済的問題、家事と介護の問題
豊かな老後のために
12
回
【高齢期の問題② 介護と福祉活動の担い手】
「少子高齢化」→少ない現役世代の半分の女性だけで増加する高齢者をケアできるか?
日本の福祉活動
日本の福祉活動における性別役割分業の概況
介護(ケア)行動の「性的」性格―なぜ女性によるケアが好まれるのか?
これからに向けて―介護を男女が平等に担うために
13
・
14
回
【高齢期の問題③ 年金】
年金制度が崩壊する?―「世代間扶養」と少子高齢化
年金の種類と給付水準
空洞化する国民年金
年金を受け取る―「無年金障害者問題」と「学生納付特例制度」
年金制度の改革案とその問題点
15
回
【「ジェンダー」に起因する暴力】
セクシュアル・ハラスメント、ストーカー、DV(ドメスティック・バイオレンス)など
「言葉の力」―自分が助けを求めるため、そして人を助けるために
暴力はなぜ問題なのか?―「権力」の力関係によって引き起こされる一方的な暴力
「DV」「デート DV」―既婚者だけでなく、若い恋人たちも DV に苦しんでいる
DVで受ける暴力の種類―身体的暴力だけが暴力ではない
被害者が暴力関係にとどまる理由
DVを受けたときにとるべき行動
Ⅰ - 82
平
科目名
児童福祉概論
成
23
年
度
授業回数
教
育
15 単位数
計
2
画
担当教員
山本婦佐江
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
教育目標:
少子高齢化社会の今日、21 世紀を担う子ども達の健全育成を図る為に、子ども家庭福祉の
基本理念三原則(尊厳性、無差別平等、自己実現)を踏まえ、積極的福祉としてのウェル
ビーイングの実現を目指すことを目標とする。
学生の学習成果:
社会人、又は専門職として、児童の健全育成の為に、現場で児童の食育推進に努めると共
に職業に対する意欲、知識価値を認識する。
授
業
の
進
め
方
(講義・演習・実験・実習・実技)
基本的にはテキストを中心に進めていくが、学習の便宜を図るため適宜参考資料を配
布し、最新情報を紹介する。また、必要に応じ、視聴覚教材を用いて一層の内容理解
を深める。
1.子ども家庭福祉にかかわる現状、背景、及び問題の要因や課題について講ずる。
2.節目々に小テストを行ない、レポート等の提出により、講義内容についての受講生
の見解を問う。
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
1.上記内容により、必要に応じて課題を投げかけ、感想や意見等を予習、復習として
求める。
2.所定の様式により提出させチェックする。
岸井勇雄・無藤隆・柴崎正行監修:2009,『子ども家庭福祉の新展開』,同文書院
1.講義内容の全体的な理解度を図る。
期末テストの成績80%(試験への持込みはすべて不可。)
2.随時レポート提出、又は小テストの成績20%(提出期限厳守)
レポートの内容が不適切で未熟な場合減点とする。
3.積極的な授業への参加。真摯な授業参加を重視する。
授業始めの挨拶励行、私語をしない。
成績評価は、これらの総合判断による。
参考図書等
山縣文治編:2002, 『よくわかる子ども家庭福祉』ミネルヴァ書房
Ⅰ - 83
授
業
回
数
別
1
回
本講義の目的と進め方について
<子ども家庭福祉の意義とその歴史的発展>
1.子ども家庭福祉の基本理念
2
回
2.子ども家庭福祉の概念
3.児童福祉の歴史的展開と今日の状況
4.子ども家庭福祉における課題
3
回
<子ども家庭福祉制度とその運用>
1.子ども家庭福祉に関する法律
2.子ども家庭福祉制度の体系
4
回
3.子ども家庭福祉の財政
4.子ども家庭福祉の計画と進展
5
回
<子ども家庭福祉の現状、課題と展望(1)>
1.子ども家庭福祉の現状と課題
2.健全育成
3.母子保健
6
回
4.保育
5.子育て支援サービス
6.子どもの育ち・子育てへの経済的支援
7
回
<子ども家庭福祉の現状、課題と展望(2)>
1.子どもの最善の利益の保障
2.社会的養護サービス
8
回
3.虐待予防と虐待への対応
4.障害とハンディキャップ
9
回
5.非行・情緒障害
6.ひとり親家庭
Ⅰ - 84
教
育
内
容
10
回
<子ども家庭福祉の専門職と関係機関>
1.子ども家庭福祉機関・児童福祉施設の専門職とその養成
2.関係機関とその連携
11
回
<子ども家庭福祉援助活動>
12
回
2.(a)児童福祉施設入所児童とその保護者に対する援助活動
2.(b)その他の児童福祉施設
13
回
3.地域における子どもの育ち・子育てへの援助活動
4.援助者の資質養成と危機防止
14
回
<子ども家庭福祉の新展開>
1.戦後体制の行き詰まりと新たな施策の展開
2.次世代育成支援施策の登場
3.保育制度改革の動向
15
回
1.子ども家庭福祉における援助活動
4.これからの子ども家庭福祉の方向性
5.新たな子ども家庭福祉の再構築に向けて
まとめ―これからの子ども家庭福祉の座標軸
Ⅰ - 85
平
科目名
成
ボランティア理論
23
年
度
授業回数
15
教
単位数
育
計
2
画
担当教員
岡田 菜穂子
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):メールにて受付([email protected])
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教育目標:
ボランティア活動に関わる際に必要となる理論を身につけることを目標とする。
実際に展開されるボランティア活動の事例について議論することにより、現代社会が抱え
る課題と、その解決に向けてのボランティアの在り方を探る。
学生の学習成果:
① ボランティア活動の意義と問題点を理解できる。
② テーマにそった、議論ができる。
(講義・演習・実験・実習・実技)
教
授
業
の
進
め
方
授業は、ボランティア活動の事例の分析とディスカッションにより進める。
授業では、
「助ける‐助けられる を考える」
「施しとボランティア」
「開発援助とボ
ランティア」
「ボランティア・コーディネート」のテーマを設定し、それぞれのテーマ
ごとに具体的なボランティア活動についての議論や発表を行う。
毎回授業の終わりに、小レポートを作成する。
受講生には発表を課す場合がある。
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
成
績
評
価
の
方
法
授業に関連するボランティア活動について、調べ、まとめること。
予習・復習の詳細については、授業で指示する。
指定なし
① 小レポートの内容(30%)
②
期末試験の成績(70%)
以上2点から評価する。
参考文献は、授業のなかで随時紹介する。
注
意
事
項
Ⅰ - 86
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
【イントロダクション】
授業の目的と、授業の流れについて説明する。
ボランティアについてのイメージについて議論し、ボランティアについて考える導入とす
る。
2
回
【ボランティアとは】
ボランティアに関する基本的な概念を整理し、日本におけるボランティアの歴史について
概観する。
3
回
【ボランティアの有効性】
なぜボランティアなのか、社会におけるボランティアの必要性と有効性について考える。
4
回
【ボランティアの課題】
ボランティアは有効であるとされる一方、その問題点が指摘される。
ボランティアの課題と可能性について概観し、議論する。
5
回
【「助ける・助けられる」を考える①】
実際のボランティア活動の例を紹介し、助ける・助けられる関係からボランティアの有効
性と課題について具体的に考える。
6
回
【「助ける・助けられる」を考える②】
障害者支援・障害学生支援等の事例から、助ける・助けられる関係の在り方について議論
する。
7
回
【「助ける・助けられる」を考える③】
障害者支援・障害学生支援等の事例から、助ける・助けられる関係の在り方について議論
する。
8
回
【施しとボランティア①】
施しとボランティアについて、「発展途上国」と呼ばれる国への援助の背景にある文化的
価値観についての議論から考える。
9
回
【施しとボランティア②】
施しとボランティアについて、「発展途上国」と呼ばれる国への援助の背景にある、文化
的価値観についての議論から考える。
Ⅰ - 87
10
回
【開発援助とボランティア①】
国際協力や開発援助など、国際的なボランティア活動の例を紹介し、その成果と課題につ
いて議論する。
11
回
【開発援助とボランティア②】
国際協力や開発援助など、国際的なボランティア活動の例を紹介し、その成果と課題につ
いて議論する。
12
回
【ボランティア・コーディネート①】
ボランティア活動の計画から実施までをコーディネートするシミュレーション演習を行
う。
13
回
【ボランティア・コーディネート②】
ボランティア活動の計画から実施までをコーディネートするシミュレーション演習を行
う。
14
回
【総括ディスカッション①】
様々なボランティア活動の特徴と課題を理解した上で、ボランティアが社会に果たす役割
について改めて検討する。
15
回
【総括ディスカッション②】
様々なボランティア活動の特徴と課題を理解した上で、ボランティアが社会に果たす役割
について改めて検討する。
Ⅰ - 88
平
科目名
成
ボランティア活動
23
年
度
授業回数
15
教
単位数
育
計
2
画
担当教員
岡田 菜穂子
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):メールにて受付([email protected])
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教育目標:
ボランティア活動を、現代社会のニーズや文化的・社会的背景から理解することを目指す。
ボランティア活動を身近なテーマとしてとらえ、より良い社会づくりのためのボランティ
ア活動の可能性を検討する。
学生の学習成果:
① ボランティアの基本的概念について概説できる。
②
個々のボランティア活動の事例の特徴と、その文化的・社会的背景について考える
ことができる。
(講義・演習・実験・実習・実技)
教
授
業
の
進
め
方
育
講義形式で授業を進める。
ボランティアの基本的な概念を抑えた上で、実際に展開されているボランティア活
動を紹介し、それぞれの活動の成果と課題について議論する。ボランティア活動の具
体例については、大きく3つのテーマ「ボランティア観の多様性」、「ボランティア活
動の理想と現実」、「ボランティア活動の可能性」に分けて紹介する。
講義にはパワーポイントを使用し、適宜プリントを配布する。
毎回授業の終わりに、小レポートを作成する。
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
授業に関連するボランティア活動について、調べ、まとめる事が望ましい。
予習・復習の詳細については、授業で指示する。
指定なし
学
習
評
価
の
方
法
①小レポートの内容(30%)
②期末試験の成績(70%)
以上2点から評価する。
注
意
事
項
参考文献は、授業のなかで随時紹介する。
Ⅰ - 89
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
【イントロダクション】
授業の目的と展開について。
ボランティアに対して思い描くイメージについて議論し、ボランティアとは何かを考える
導入とする。
2
回
【ボランティアとは】
ボランティアについての概念を整理し、ボランティアのイメージとのギャップについて考
える。
ボランティアを行う単位として、NGO、NPO について概観する。
3
回
【様々なボランティア活動】
多岐に渡るボランティア活動の例を紹介し、ボランティア活動が関わる分野を概観する。
4
回
【日本におけるボランティアの歴史】
ボランティアの概念の成り立ちと、日本におけるボランティアの歴史を概観する。
5
回
【ボランティアに潜む力関係】
ボランティアする側とされる側の関係を、力関係という側面からとらえ、その課題につい
て議論する。
6
回
【ボランティア観の多様性①】
文化的背景によるボランティア観の多様性について考える。
アメリカと日本の高齢者施設におけるボランティアの事例から、高齢者施設の在り方の共
通点と相違点をまとめる。
7
回
【ボランティア観の多様性②】
自立と介護をキーワードに、アメリカ人高齢者をめぐるボランティアの意味について考え
る。
8
回
【ボランティア観の多様性③】
日本における高齢者をめぐるボランティアの例を挙げ、第 7 回で講義したアメリカ人高齢
者をめぐるボランティアと比較し、それぞれの特徴についてまとめる。
9
回
【ボランティア活動の理想と現実①】
発展途上国とされるバングラデシュでは、多くの開発援助活動が展開されている。
バングラデシュの NGO の歴史と社会的役割について概観する。
Ⅰ - 90
10
回
【ボランティア活動の理想と現実②】
バングラデシュにおける NGO の活動の例を取り上げ、
活動の成果と課題について考える。
11
回
【ボランティア活動の理想と現実③】
スリランカにおける開発計画の例を挙げ、その影響について議論する。
12
回
【ボランティア活動の可能性①】
身近なボランティア活動の例として、日本の大学におけるボランティア活動を取り上げ
る。特に、障害学生の修学支援について注目し、ボランティアの有効性を探る。
13
回
【ボランティア活動の可能性②】
ユニバーサルデザインをキーワードに、社会環境を整えるソフト面としてのボランティア
の可能性を探る。
14
回
【ボランティア活動の可能性③】
社会起業家の活動を紹介し、ボランティア活動の在り方の見直しと、社会起業家的ボラン
ティア活動の可能性を考える。
15
回
【まとめ】
今期の授業全般を振り返り、議論のポイントを復習する。
Ⅰ - 91
平
科目名
社会心理学
成
23
年
度
授業回数
15
教
育
単位数
計
2
画
担当教員
竹中 一平
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): [email protected], OH:土曜 2,3 限
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教育目標:
人は「社会的動物」と呼ばれるように、さまざまな関係性の中で生きる存在である。この
講義では、人と社会との関わりという点から人の社会的行動について解説する。
学生の学習成果:
・ 人の社会的行動について基礎的知識を身につけ、自身の今後の生活における様々な場面
で活かすことができる
・ 汎用的学習成果として、特に人間関係における問題解決力・他者理解力を身につけると
ともに、社会人としての責任を果たす上での使命感や倫理観を身につける
(講義・演習・実験・実習・実技)
授 ・ 主として講義形式によって行うが、受講者の理解を促進し、学習成果を確認するた
業
めに、講義中に小テストを課す
の
進 ・ やむを得ない理由で小テストを受けられなかった者を対象に、必要に応じて授業時
間外に取り組むレポートを課す
め
方
教
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
・ 予習:毎授業前に、「授業回数別教育内容」に記された予習を求める
・ 復習:毎授業後に、当該授業の内容に関する復習を求める
 小テストでは、授業における「重要な部分」を出題する。どの内容が重要で
あったかを毎授業後に確認し、その内容について理解しておくことを求める。
また、授業内容を自分自身に当てはめたり現実の場面に当てはめたりして考
えることを求める。したがって、授業内容を理解していない場合には回答す
ることが困難であることが予想される。十分に復習を行うこと。
・ 資料を配布し、市販のテキストは使用しない
以下の 3 つの学習成果について、その獲得度合を量的に評価する。その際、授業回数を勘
案し、およそ①50%、②30%、③20%の比重をかける。
⑥ 人の社会的行動について基礎的知識を身につけ、自身の今後の生活における様々な場面
で活かすことができる
⑦ 汎用的学習成果として、特に人間関係における問題解決力・他者理解力を身につける
⑧ 社会人としての責任を果たす上での使命感や倫理観を身につける
なお、評価の実施は、①②について主に定期試験および講義中の小テストによって行う。
また、受講態度に問題があったものは、社会人としての使命感や倫理観が十分ではないと
して、③の比重から適宜減点する。
参考図書等
・ 池上知子・遠藤由美 1998 グラフィック社会心理学 サイエンス社
・ 堀洋道・山本眞理子・吉田富二雄 1997 新編社会心理学 福村出版
Ⅰ - 92
授
1
回
2
回
3
回
4
回
5
回
6
回
7
回
業
回
数
別
教
育
内
容
【オリエンテーション】
 講義の目標・進め方・成績評価の方法に関する説明
 本講義で修得してほしい事柄に関する説明
 社会心理学の目的
復習事項:講義内容で理解不十分な箇所・不明な箇所をまとめてくる
【個人内過程の社会心理学①】
なぜ?どうして?の心理(1)―原因帰属
 原因帰属の理論
 原因帰属と動機づけ
予習事項:「遅刻をしたときの言い訳」を 3 種類考えてくる
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
【個人内過程の社会心理学②】
なぜ?どうして?の心理(2)―帰属のバイアス・認知のバイアス
 原因帰属のゆがみ
 なぜ占いは当たる気がするのか
予習事項:占いは当たると思うかどうか、自分の意見を考えておく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
【個人内過程の社会心理学③】
他者の意見を変えるのは難しい(1)―態度変容
 態度とは何か?
 態度変容の理論
予習事項:「喫煙者にタバコの害を説明し、禁煙してもらう方法」を考えておく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
【個人内過程の社会心理学④】
他者の意見を変えるのは難しい(2)―説得
 説得的コミュニケーションとは何か?
 説得に関わる様々な要因
予習事項:
「『新開発!何でも落ちる洗濯洗剤メガクリーン』を訪問販売して、買ってもら
うための商品説明の方法」を考えておく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
【第 1 回小テスト】
 第 2 回∼第 5 回までの 4 回分の内容について小テストを実施する
【対人行動の社会心理学①】
人とコミュニケーションする(1)―自己表出
 自分をさらけ出す
 自分を演出する
予習事項:自分は人に相談する方かされる方か、これまでの経験を振り返っておく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
【対人行動の社会心理学②】
人とコミュニケーションする(2)―非言語コミュニケーション
 関係の進展とコミュニケーション
 代表的な非言語コミュニケーション
予習事項:ジェスチャーを使うと、「何」が相手に伝わるのかを考えておく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
Ⅰ - 93
8
回
9
回
10
回
11
回
12
回
13
回
14
回
15
回
【対人行動の社会心理学③】
友達付き合いの社会心理学―友人関係
 友情とは何か?
 対人関係の親密化過程
予習事項:自分自身のこれまでの友人関係を振り返り、どんな特徴があるか考えておく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
【対人行動の社会心理学④】
人に魅力を感じる心理―対人魅力
 対人魅力とは何か?
 対人魅力に関わる要因
予習事項:恋愛相手は外見で選ぶか性格で選ぶか、それはなぜかを考えておく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
【第 2 回小テスト】
 第 6 回∼第 9 回までの 4 回分の内容について小テストを実施する
【集団行動の社会心理学①】
他人がいることで変化する行動(1)―集団の影響過程
 規範と同調
 権威への服従
予習事項:「みんながやっているので流されてやってしまった経験」を思い出しておく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
【集団行動の社会心理学②】
他人がいることで変化する行動(2)―集団と個人の関係
 社会的抑制と社会的促進
 集団の中での課題遂行
予習事項:「グループで作業をするときに、自分だけ手を抜いてしまったり、手を抜く人
をみて嫌な気分になったりした経験」を思い出しておく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
【集団行動の社会心理学③】
みんなで何かを決めるとき―集団意思決定
 リスクと集団成極化
 リーダーシップ
予習事項:リーダーとして人を引っ張っていくときに必要な要素は何かを考えておく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
【集団行動の社会心理学④】
うわさ話の心理学―流言
 集合行動と流言
 流言伝達の規定因
予習事項:最近聞いた「うわさ話」を思い出しておく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
【第 3 回小テスト】
 第 10 回∼第 13 回までの 4 回分の内容について小テストを実施する
【情報社会とニセ科学】
無邪気が差別につながる血液型性格判断
【まとめ】
これまでの講義内容を振り返り、不足のある部分について補足するとともに、社会心理学
の理論や概念と、日常生活での行動との関係についてまとめる。
Ⅰ - 94
平
科目名
臨床心理学
成
23
年
度
授業回数
15
教
育
単位数
計
2
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):[email protected]
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
法
授
業
の
進
め
方
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
成
績
評
価
の
方
法
注
意
事
項
担当教員
井頭
久子
OH:土曜日2限目
教育目標:
現代社会は、さまざまな問題を抱えている。精神病や不安障害などの心理的問題だけでな
く発達への問題は社会全体の重要なテーマとなっている。この講義では、心の悩みや問題を
解決する方法、それらの解決方法について学ぶことを目的とする。
学生の学習成果:
専門的学習成果
職業生活や社会生活でも必要なチームワーク、コミュニケ―ション能力として自己表現
力、論理的思考力、問題解決力、他者理解力を獲得する。
汎用的学習成果
社会人としての責任を果たすために必要な倫理観、自己管理力を獲得する。
育
方
画
(講義・演習・実験・実習・実技)
・臨床心理学で必要な知識の習得は、講義形式で行う。内容によっては、演習を取り
入れる。
・実践的な対応技能の習得は、ロールプレーやグループワーク等の演習形式で行う。
・必要に応じて心理テストの実施や小レポートを書かせ、臨床心理学に関する習熟度
を高める。
・毎授業回前に、「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。
・毎授業回後に復習を求める。その際、提出課題とする場合がある。
下山晴彦編:2003,「よくわかる臨床心理学」
ミネルヴァ書房
以下の5点についてその獲得度合を量的に評価する。その際、授業回数などを勘案し「①:
②:③:④:⑤」=1:2:1:1:1の比重をかける。
①乳幼児・児童期・思春期・成人期以降の心の問題について理解する。
②心理アセスメントについて理解する。
③心理的問題に関するアプローチについて理解する。
④事例に応じた対応について理解する。
⑤青年期における心理的課題について理解する。
なお、評価の実施は、授業で行う課題(レポート、小テスト 30%)及び学期末に行う定期試
験(70%)の結果を総合して行う。倫理観・自己管理力については、受講態度に問題がある旨
の注意1回につき2点を、また欠席1回につき2点・遅刻3回につき2点を評価点から減点
する。
参考図書等
山口 創:「よくわかる臨床心理学 わたし―あなた―人間理解」 川島書店
上里 一郎:「これから始める臨床心理学」昭和堂
Ⅰ - 95
授
業
回
数
別
教
育
内
1
回
「オリエンテーション」
1.本講義の目的と進め方
2.臨床心理学とは
2
回
「臨床心理学の周辺の理論」
1. 性格
2. 性格の類型論と特性論
(予習事項)心の発達について調べる。
(復習事項)性格の構造について理解する。
3
回
3.心の発達
(予習事項)乳幼児・児童期・思春期の問題について調べる。
(復習事項)心に発達について理解する。
4
回
「心の問題」
1.乳幼児期・児童期・思春期の問題
2.成人期以降の問題―神経症レベルの問題
(予習事項)成人期以降の心の問題についても調べる。
(復習事項)神経症について理解する。
5
回
3.成人期以降の問題―精神病レベルの問題
4.成人期以降の問題―社会的行動の問題
(予習事項)心身症について調べる。
(復習事項)精神病、人格障害などについて理解する。
6
回
5.心身症
(予習事項)心理検査について調べる。
(復習事項)心身症について理解する。
7
回
「心理アセスメント」
1.心理検査法(質問紙法、投影法、作業検査法、知能検査法)
(予習事項)心理検査法以外のアセスメントについて調べる。
(復習事項)心理検査法について理解する。
8
回
2.心理検査法以外のアセスメント
(予習事項)子どものアセスメントについて調べる。
(復習事項)心理検査法以外のアセスメントについて理解する。
Ⅰ - 96
容
9
回
10
回
11
回
12
回
13
回
14
回
15
回
「子どもの心理アセスメント」
1.方法に基づく分類
2.内容に基づく分類
(予習事項)心理療法について調べる。
(復習事項)子どものアセスメントについて理解する。
「心理的問題に対するアプローチ」
1.心理的療法の分類
2.心理的問題に対するアプローチ(精神分析療法、クライエント中心療法、行動療法、動
作法)
(予習事項)心理療法について調べる。
(復習事項)心理療法について理解する。
3.心理的問題に対するアプローチ(遊戯療法、交流分析、家族療法、認知療法)
(予習事項)心理療法におけるカウンセラーとクライアントの関係について調べる。
(復習事項)心理療法について理解する。
「心理療法におけるカウンセラーとクライエント」
1.心理療法の効果
2.カウンセラーとクライエント
(予習事項)事例の対処方法を考える。
(復習事項)心理療法の効果について理解する。
「事例に応じた対応を検討する。」
(予習事項)事例の対応方法を考える。
(復習事項)事例の対応方法を理解する。
「青年期における心理的問題」
1.青年期という発達段階
2.青年期の発達課題
(予習事項)試験対策をする。
(復習事項)事例の対応方法を理解する。
「青年期における摂食障害について」
1.グループワークを行う。
本講義の総復習をする。
Ⅰ - 97
平
科目名
成
インターネットと法
23
年
授業回数
度
教
15
単位数
教
計
2
画
担当教員
近
勝彦
e-mail:[email protected]
質問受付:
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
育
教育目標:21世紀初頭の情報化の中心は、インターネット関連であるといっても過言で
はない。そのインターネットによって、我々は情報を入手し発信し、きわめて多くの利便性
を得てきた半面、これまでの国家制度、社会制度、社会秩序、文化等に大きな変容が迫られ
ている。ここでは、インターネットの法的課題を考察することを通じて、現代社会の諸問題
を考察してみる。とくに、個人の視点にたって、自らが様々なインターネットからの被害に
巻き込まれないように、知識的実践的な護身力をつけよう。
学生の学習成果:個人がインターネットを通じて取引する EC や自身が情報を発信するこ
とも増えていくことが予想されるので、法的なトラブルに巻き込まれない知識やリテラシー
を身につける。さらには、1 年前期の講義であるので、法の構造や法律の解釈の仕方の基本
を身につけることを目指す。
授
業
の
進
め
方
(講義・演習・実験・実習・実技)
まず、現在起きている様々なインターネットと法との接点をpptやHPおよび教
科書を使用して多角的に議論する。そのあとに、自らが考え、判断する力を養成する
ためには、応用的な事例を提示するので、みんなで討論をしてみたい。そのうえで、
担当の課題を決めて、学生が発表する。
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
予習としては、テキストを読んでくる。復習としては、課題を考えて、発表しても
らう。
近勝彦・福田秀俊編著:2009、『経験の社会経済』、晃洋書房
急速に進む IT 社会の中で、基礎的な法・社会現象の構造と問題点を理解し、それへの適切
な対応が取れるような理解力を身につける。期末試験(70%)、レポート(30%)とする。
注
意
事
項
Ⅱ - 1
授
1
回
業
回
数
別
教
育
第一回目は、本講義のオリエンテーションをおこなう。
内容:なぜインターネットと法を考えるのか
検討課題:法の考え方と社会発展の調和
2
回
タイトル:インターネットの基本的特徴と情報社会の進展
内容:なぜ新しい現代的課題が出現したか
インターネットの普及状況
情報社会の特徴とインターネットの特徴
検討内容:「インターネットの負の側面を考える」
3
回
タイトル:経済活動とインターネット
内容:企業活動の情報化
我々はいかに情報を入手し、いかに発信するか
経営と情報はいかに結びついているのか
検討内容:「新しい経営手法としての情報経営とは」
4
回
タイトル:電子商取引と法 1-拡大する EC とその問題点
内容:企業間取引とその課題
企業対個人間取引
個人間取引
検討内容:「EC は商慣習や法律をいかに変えるか」
5
回
タイトル:電子商取引と法 2-ネット詐欺
内容:横行する詐欺の類型
ネット詐欺からどう守るか
検討内容:「インターネットを使った取引はいかに危険か」
6
回
7
回
タイトル:電子商取引と法 3-違法な財物の取引
内容:海外からの薬物取引に関する課題
偽ブランドの取引をどう防ぐか
検討内容:「なぜ偽ブランドを買ってはいけないか」
タイトル:経験経済と情報化1‐経験と学習
内容:経験経済とは
なぜ経験か
情報化は経験を高めるか
検討内容:「経験の価値を理解する」
8
回
タイトル:経験経済と情報化2‐情報経験
内容:情報化による経験の事例研究
4つのE
検討内容:「Education Entertainment Esthetic Escape」
9
回
タイトル:インターネットと個人犯罪 1-プライバシーの侵害
内容:様々な個人のプライバシーが侵害されている実態
裁判事例をみる
検討内容:「どう侵害から自らを守るか」
10
回
タイトル:インターネットと個人犯罪 2-脅迫
内容:様々な脅迫の実態
とくに弱者が狙われる実態とその対策
検討内容:「とくに出会い系サイトを巡って」
Ⅱ - 2
内
容
授
11
回
12
回
業
回
数
別
教
育
内
タイトル:インターネットと社会問題 1-迷惑メール
内容:メールの便利さと問題点
迷惑メールにいかに対処するか
検討内容:「スパムメールは法によって制限できるか」
」タイトル:インターネットと社会問題 2-ウイルス
内容:ウイルスの実態とそれをどう防ぐか
検討内容:「ウイルスの危険性と対策」
13
回
タイトル:インターネットと社会問題1-デジタルデバイドの再考
内容:情報弱者とは
情報格差と高齢社会
検討内容:「高齢者のICT化の現状と課題法」
14
回
タイトル:インターネットと社会問題2-DRM にいて
内容:インターネット上の情報をどのように保護するか
デジタル社会とその発展のために
検討内容:「世界遺産と地域における ICT 利用」
15
回
タイトル:インターネットと電子政府 ‐行政情報システム
内容:インターネットをつかった行政情報システムを考える
電子政府とその発展課題
検討内容:その内容と効果の分析
Ⅱ - 3
容
平
科目名
生活IT活性論
成 23 年
度
授業回数
教
15
育
単位数
計
2
画
担当教員
張 秉煥
質問の受付:M棟 611 号研究室
教
育
目
標
学
生
学
習
成
果
教育目標:インターネットの普及や情報技術の拡散がもたらす社会経済的インプリケーションに関す
る理解を深める(技術と社会経済との関係、情報技術による熟練の解体現象)。電子商取引のような
サイバー空間における新たな経済活動を分析する力をつける(様々なビジネスモデル、ネットワー
ク外部性、ロックイン効果等)。
学生の学習成果:将来管理栄養士など専門職業人として社会生活を営むために必要とする情
報技術と社会生活との関係について理解することができる。たとえば、栄養指導関連の多様
なソフトウェアやインターネット情報源が自分の将来キャリアにどのような影響を及ぼす
かについて俯瞰的に捉えるようになる。
授
業
進
(講義)
1.レジュメ(講義録の要約)を中心に行なう。
2.予備テスト(30 分間)を2回実施する。
方
教
育
予
習
方
復
習
単なる暗記ではなく、毎回の授業内容やポイントを総合的に捉え、全体像を理解する
方法で修学することを勧奨する。
法
特に指定しない。
レジュメは本学ファイルサーバーより自主的に入手すること。
学
習
評
価
方
法
上記の「教育目標」および「学習成果」と照らし合わせて、筆記試験(予備テスト 2 回 30 点および定
期期末試験 50 点)および課題や授業への没入などによる相互学習(20 点)によって評価・判定す
る。筆記試験においては、各問題に関する理解水準に着目し、答案全体を総合的に評価する。
なお、課題や予備テストの答案と期末試験答案との整合性(記述問題における類似答案は不
正行為に見なされることもある)をも勘案する。
参考図書:
注
意
事
項
熊坂侑三訳(F. Gerard .Adams): 2005、『E ビジネスの経済学』、日本評論社。
高橋則明訳(Chris Anderson): 2009、『フリー』、NHK 出版。
小川克彦: 2006、『デジタルな生活』、NTT 出版。
Ⅱ - 4
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
オリエンテーション:講座の概要、授業の方法および単位認定の基準等々
2
回
インターネットサービス市場(ネットワークセキュリティを含む)
3
回
デジタル機器市場(日本製品の国際競争力を含む)
4
回
情報技術の普及・拡散およびイノベーションのジレンマ
5
回
テレコム市場の進化(1):構造的変化
6
回
テレコム市場の進化(2):ユニバーサルサービスおよび検索サービス
7
回
電子商取引:類型と特徴、事例分析
8
回
データベースマーケティング:デジタル化と顧客情報
9
回
デジタル社会におけるフリービジネス(1):基本モデルと事例
10
回
デジタル社会におけるフリービジネス(2):社会の変容とビジネスイノベーション
11
回
デジタル社会におけるフリービジネス(3):ペニーギャップ(行動経済学の実験)
12
回
デジタル社会におけるフリービジネス(4):未来の価格で売る
13
回
デジタル社会におけるフリービジネス(5):非収益化と最大化戦略
14
回
デジタル社会と我々の生活(1):熟練の解体、就業機会の二極化
15
回
デジタル社会と我々の生活(2):両面市場、ネットワーク外部性とロックイン効果
Ⅱ - 5
平
科目名
成
現代生活経営
23
年
度
授業回数
15
教
育
単位数
計
2
画
担当教員
張 秉煥
質問の受付:M棟 611 号研究室
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教育目標:ビジネス戦略の背後にはかならず論理がある。このような論理を経済やマネジメ
ントの視点から学習する。ビジネスの世界でみられる出来事を直感的に見るだけでなく、ロ
ジックを駆使して考える道具や理論、そして現実の事例を中心に学ぶ。
学生の学習成果:将来管理栄養士など専門職業人として社会生活を営むために必要とするビ
ジネス戦略や多様な経済的インセンティブの構造に関する理解を深めることができる。
(講義)
授
業
の
進
め
方
1.レジュメ(講義録の要約)を中心に行なう。
2.予備テスト(30 分間)を2回実施する。
教
育
方
予
習
・
復
習
単なる暗記ではなく、毎回の授業内容やポイントを総合的に捉え、全体像を理解する
方法で修学することを勧奨する。
テ
キ
ス
ト
特に指定しない。
レジュメは本学ファイルサーバーより自主的に入手すること。
法
学
習
評
価
の
上記の「教育目標」および「学習成果」と照らし合わせて、筆記試験(予備テスト 2 回 30 点および定
期期末試験 50 点)および課題や授業への没入などによる相互学習(20 点)によって評価・判定す
る。筆記試験においては、各問題に関する理解水準に着目し、答案全体を総合的に評価する。
なお、課題や予備テストの答案と期末試験答案との整合性(記述問題における類似答案は不
正行為に見なされることもある)をも勘案する。
方
法
注
意
事
項
参考図書:
依田高田他:2009、『行動健康経済学』
、日本評論社。
伊藤元重:2004、『ビジネスエコノミクス』、日本経済新聞社。
上路・梶川:2004、『食品産業の産業組織論的研究』、農林統計協会。
Ⅱ - 6
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
オリエンテーション:講座の概要、授業の方法および単位認定の基準等々
2
回
デジタル空間におけるフリービジネス:基本モデル
3
回
デジタル空間におけるフリービジネス:事例分析
4
回
価格とビジネス:巧妙な価格戦略の裏を探る
5
回
価格差別化と顧客差別化:理論と事例
6
回
情報の非対称性とモラルハザード:理論と事例
7
回
情報の非対称性と逆選択:理論と事例
8
回
ゲーム理論と戦略的思考:理論と事例
9
回
競争戦略:競争要因、先発者優位と後発者利益、参入障壁(LCCの事例)
10
回
食品製造業:市場構造(フードマーケティングや食糧経済時事などを含む)
11
回
食品製造業:事例分析(情報の非対称性とフードファディズムなどを含む)
12
回
健康医療ビジネス:経済学的思考
13
回
健康医療ビジネス:事例分析
14
回
グローバル化と社会の変容:フラットかスティッキーか
15
回
グローバル化と社会の変容:労働環境と就業機会(世代間格差および若年失業など)
Ⅱ - 7
平
科目名
生活史
成
23
年
度
授業回数
15
教
育
単位数
計
2
画
担当教員
尾崎聡
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):[email protected]
教
育
目
標
学
生
学
習
成
果
【教育目標】
衣食住など日常生活の様々な局面を哲学、文化人類学、民俗学、考古学など人文諸科学の多様
な観点からアプローチし、生活世界を立体的に俯瞰する。その結果、受講者各自が衣食住、特に
食に関する哲学・歴史・文化的な見方に開眼していくことを目指す。
【学生の学習成果】
衣食住など生活世界について哲学・歴史・文化的な見方が出来るようになると新たな世界が開ける
ということに気付き、特に食に関しても哲学、文化人類学、民俗学、考古学など人文諸科学から幅
広く柔軟にアプローチできるようになる(汎用的学習成果「知識・理解」
授
業
進
教
育
方
(講義)
担当教員が準備し、進行させていく講義であるが、受講生の専門領域を配慮して「食」をキー
ワードに毎回の授業の題材を準備し、対話によって受講生の頭脳を活性化させながら進めて
いく。また毎回、積極的に画像・図像、映像を使って立体的に理解を補っていく。
方
予
習
1 回の授業に対して予習・復習が義務付けられる。その内容については毎回の授業でポイン
トを示す
復
習
法
特にテキストは指定しないが、毎回参考資料をプリントで配布する。
学
習
評
価
方
法
注
意
事
項
【達成基準】
衣食住など生活世界について哲学・歴史・文化的な見方が出来るようになると新たな世界が開ける
ということに気付き、特に食に関しても哲学、文化人類学、民俗学、考古学など人文諸科学から幅
広く柔軟にアプローチできるようになったことを、試験における論述で証明すること。歴史的世界―
日常生活―自己を結びつける適切な題材を自らの力で選び、テーマ設定できるようになっているこ
と。論述は以下の観点から採点する
1.歴史性(相対性)、すなわち人間の時間的営みという観点から論述されているか
題材の選び方・題材の切り口(秀逸・良し・普通・やや不満・不満)。
記述内容(秀逸・良し・普通・やや不満・不満)。
2.社会・文化性(客観性)、すなわち社会や文化的な関心のもとに論述されているか
題材の選び方、題材の切り口(秀逸・良し・普通・やや不満・不満)
記述内容(秀逸・良し・普通・やや不満・不満)。
【評価方法】
筆記試験。1,200 字の論述を課する(90%)
中間提出物。試験前に受講者各自の生活史への興味関心の発達度を確認する(10%)
欠席回数 (‐2)点
参考図書は各回ごと指示する
Ⅱ - 8
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
■ガイダンス:教育目標、教育方法、成績評価、半期の講義計画について予告し、受講者と合意
する。
■学問における物の見方(歴史学・民俗学・文化人類学における食の見方):柳田國男の『食物と
心臓』を参照し、餅や団子やおにぎりの形状の意味について考えてみる。
■参考映像:『志呂神社の秋祭り』 お供えの餅の形は男女の形および大判・小判・丁銀である。な
ぜか?
■予習・復習事項
あなたの地元の年祝い・結婚式・節句・お祭りの料理、春夏秋冬の日常食、葬の料理を見直してみ
よう
2
回
■講義内容:シリーズ「環境と生活史と食文化」① 日本文化の基層「照葉樹林」
■参考映像:映画『もののけ姫』(シシ神の森=照葉樹の原生林)
映画『もののけ姫』は、その背景画の村落景観、樹木の一本一本まで、「照葉樹林文化論」「ブナ・
ナラ樹林文化論」をもとに考証して綿密に描かれており、これらの取っ付きにくいテーマにアプロー
チする際の良い題材となる。
■予習・復習事項:樹林文化は食材にも反映している。西南日本の照葉樹林の獣肉食として猪と
鹿、樹林の恵みとしてはドングリ類があげられる。樹林の渓流魚としてはサケ・マスの陸封魚である
ヤマメ・イワナがあげられる。図鑑で調べてみよう。
3回
■講義内容:シリーズ「環境と生活史と食文化」② 日本文化の基層「ブナ・ナラ樹林」
■参考映像:世界遺産『白神山地』
■予習・復習事項:樹林文化は食材にも反映している。北東日本のブナ・ナラ樹林の獣肉食として
熊とニホンカモシカがあげられる。樹林の恵みとしてはブナの実、トチの実などがあげられる。また
サケ・マスの大量溯上があげられる。図鑑で調べてみよう。
4
回
■講義内容:シリーズ「環境と生活史と食文化」③ 稲作以前の話 雑穀栽培の文化
稲作以前の文化的名残として全国各地に残る雑穀にまつわる儀礼習俗がある
■参考文献:坪井洋文『稲を選んだ日本人』未来社
■参考映像:ドキュメンタリー『九州山地椎葉村の焼畑の四季』
■予習・復習事項:一口に五穀といっても北東日本と西南日本でも少し異なるようである。雑穀に
はどのようなものがあるだろう。また現在ではどのように栽培・生産されているのだろうか。これを機
会に調べてみよう
5回
■講義内容:シリーズ「環境と生活史と食文化」④ 稲作以前の話 根菜農耕文化
稲作以前の文化的名残としてお月見や正月に団子や餅ではなくサトイモを供える芋名月と芋正月
の習俗、河原や野原におけるレジャーとして各地に残る芋煮会などは大変重要な習俗である
■参考文献:坪井洋文『稲を選んだ日本人』未来社
■参考映像:『ダッシュ村の芋名月』
■予習・復習事項:皆さんの家ではお月見をするだろうか、皆さんの友人は様々な地域の出身であ
るが、沖縄中北部では今でもイモを供える、愛媛や山形では芋煮会が盛んである。調べてみよう
Ⅱ - 9
6
回
■講義内容:シリーズ「環境と生活史と食文化」⑤ 環境保護と里山の発見(ナショナル・トラスト、企
業の里山保存運動 燃料革命と台所の変貌)
■参考映像:アニメ『となりのトトロ』宮崎駿
制作後 20 年を経ても映画『となりのトトロ』は子供達に大人気のアニメーションであるが、この舞台
は昭和三十年代の東京近郊の農村と言われ、トトロは鎮守の杜(照葉樹林の残欠)のクスノキの精
に他ならない。我々は近年まで「山」というものを「里山」と「原生林」に分けて考えることすらしなか
ったが、『となりのトトロ』は、この昨今話題になることの多い「里山」、「人間と自然が調和した小宇
宙」にアプローチする際の良い題材となる。
■予習・復習事項:岡山学院大学が立地する有城の丘の斜面にはすばらしい樹林が残されてい
る。北斜面は雑木林、西斜面は松林、南斜面は竹林、東斜面は園芸種の林が特徴的である。見直
してみよう。
7回
■講義内容:シリーズ「民具学」器について①(焼物と木地物)
■参考映像:NHK 大河『武蔵』 武蔵は木曽山中で木地屋の夫婦に出会い、ロクロで原木から木
椀を削りだす体験をする。食器が瀬戸物化する以前、お椀はどうやってつくっていたのか、非常に
珍しく貴重な映像。
■実物を見る:木地椀の断面とプラスチック椀を比較する、土器・陶器・磁器を比較する
■予習・復習事項:実習で使う器、家にある器をよく観察してみよう
8回
■講義内容:シリーズ「民具学」器について② 魯山人(書・画と器と料理の達人)の料理芸術論
■参考映像:知ってるつもり『北大路魯山人』
■参考文献:平野雅明『魯山人味道』『魯山人陶説』中公文庫
■実物を見る:100 円ショップでも販売している織部 風 、黄瀬戸 風 、有田 風 の雑器に注目
■予習・復習事項:グルメブームの火付け役となった漫画・アニメ・ドラマ『美味しんぼ』の海原雄山
のモデルは北大路魯山人である。もう一度見直してみよう。
9回
■講義内容:シリーズ「民具学」刀子から包丁へ(調理専用刃物の起源・歴史と展開)
■参考映像:『白神を行く』(マタギの刃物を打つ野鍛冶)、NHK大河『武蔵』(武蔵の宿敵宍戸梅
軒は鍬・鎌を打つ野鍛冶)、新日本紀行『刃物の町 濃州 関』
■実物を見る:和包丁と洋包丁の違い、両刃包丁と片刃包丁の違い、古式刃物などを見る
■予習・復習事項:実習で使う包丁、家にある包丁をよく観察してみよう
10
回
■講義内容:シリーズ 「生活文化研究の諸方法」 生活資料の宝庫「考古学」
考古学は物的証拠を次々と発見、我々に提示してくれることによって人間生活の歴史の解明に最
も貢献している問のひとつである。
■参考映像:NHK『日本人はるかなる旅』(縄文式土器の発明:調理の革命:煮る、炊く)
■予習・復習事項:昔の人が四季それぞれどのようなものを食べていたのか考えることを「食性復
元」と言うが更に詳しく調べてみよう。
11
回
■講義内容: シリーズ「生活文化研究の諸方法」 生活資料の宝庫「考古学」②
考古学は古代の食材に関しても注目すべき実態を明らかにしている。例えば獣肉、魚肉のような動
物性蛋白以外にも植物性タンパク源として「ドングリ」が注目されること、歯槽膿漏の痕跡があるイノ
シシ様の獣骨からブタへの改良の努力を推測する「弥生ブタ」論争などである。
■参考映像:NHK『日本人はるかなる旅』クリの花粉の化石と=クリ林を作る、三内丸山遺跡(人口
500 人)
■予習・復習事項:栗はもちろん栃や胡桃は現代においてもある程度馴染んだナッツ類の食習俗
であるが、ドングリを食する習俗も忘れてはならない。日本各地に残るので調べてみよう。
Ⅱ - 10
12
回
13
回
■講義内容:「住まい・建築の生活史」
町、農村、漁村、山村の家などそれぞれの環境、生業に適した日本的民家の住み方を概観する。
■参考文献:今和次郎『民家論』
■参考映像:ドキュメンタリー『白川郷の合掌造、結により大屋根を葺く』、NHK大河ドラマ『利家と
まつ』※注目点 地侍の館=荒子城の庫裏、浪人時代=掘建て小屋の囲炉裏、城下の役宅=土
間の竈、上がり框の大囲炉裏、奥の間の囲炉裏
■予習・復習事項:古建築における炊爨施設には日本文化の系譜を反映しているものがある。部
屋における囲炉裏と土間における竈、上から吊るす自在鉤と下から支える五徳など複数の注目
すべき要素がある。それぞれどのような特質があるのか考察してみよう。
■講義内容:シリーズ「岡山学」(岡山と食)①
日本の中の中国地方、中国地方の中の岡山について知る。食材としては、海の食材「日本海もの」
と「瀬戸内もの」、その他に「北海もの」「三陸もの」「常陸・房総もの」「江戸前もの」「伊豆七島もの」
「黒潮もの」「以西もの」について知る。
■参考映像:鉄腕ダッシュ『岡山のサワラ、四ツ手網漁』
■参考文献:成瀬宇平『食材図典』小学館
■予習・復習事項: 魚の産地と消費地の組合せには様々なバリエーションがある。気をつけて調
べてみよう。
14
回
■講義内容:シリーズ「岡山学」(岡山と食)②
中国 12 カ国の中の備前・備中・美作、中国 5 県の中の岡山について知る。食材としては「中国山地
もの」「吉備高原もの」「岡山平野もの」「瀬戸内もの」について知ろう。
■参考映像:『吉備津神社 春の七十五膳行事』この行事は備中各地から納められた食材を使う。
中には吉備ダンゴの起源もある。
■参考文献:鶴藤鹿忠、今田節子、太郎良裕子『聞き書 岡山の食事』農山漁村文化研究会
■予習・復習事項:岡山県地図を見て吉備高原、南部平野、瀬戸内沿岸および島嶼部を確認しよ
う。
15
回
■講義内容:シリーズ「岡山学」(岡山と食)③
岡山の四季の食材と調理法について知ろう。
■参考文献:土井勝・正木信昭『岡山の旬のおかず』岡山県立農業試験場・水産試験場・山陽放
送
■参考映像:土井勝 NHK 総合テレビ「きょうの料理」『旬の素材を使ったチラシ寿司』
■復習事項および課題: 同じ料理でも季節によって食材の構成要素が変わってくる。調べてみよ
う。
Ⅱ - 11
平
科目名
食文化論
成
23
年
度
授業回数
15
教
単位数
育
計
2
画
担当教員
次田隆志
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):授業終了後の休み時間に、教室にて質問受付
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
教育目標:
人における健康の維持増進、疾病の予防をはかるために、高度な専門知識・技能に基づいて、
食生活の改善や栄養指導に携わることのできる管理栄養士育成を最終の教育目標とする。
一方、文化の形成は食にあるといわれており、食文化は人の生活形態にも大きな影響を及ぼし
ている。食文化論では、食べ物のおいしさとは何か、食生活の変遷、食物消費行動の変化、食
生活を供給する諸産業、食品の表示など、食文化に関わるさまざまな知識について学習するこ
とにより、食の専門家として、より良き指導者となることを目標とする。
学生の学習成果:
食文化に関するさまざまな知識を習得し、フードスペシャリストの資格を取得することが
できる。
授
業
の
進
め
方
(講義・演習・実験・実習・実技)
教科書に基づいて、講義形式で授業を進める。必要に応じて、補助教材としての資料
を配付する。
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
予習については、講義の最後に次回の講義範囲を学生に周知するので、教科書の対応
箇所を前もって読んでおき、講義に臨むようにすること。
復習については、その日の講義の中で重要であると説明したキーワードについて、再
度、教科書などで確認すること。
日本フードスペシャリスト協会編、三訂フードスペシャリスト論(建帛社)
定期試験を 100 点満点で評価し、その得点から欠席1回につき8点減点して学習成果を評価
する。ただし、欠席の届け出がある場合には、欠席1回につき4点の減点とする。
インターネット等を活用して、食文化に関わる最新の情報を積極的に得ること。
注
意
事
項
Ⅱ - 12
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
授業の進め方と食文化論の概要説明
2
回
食べ物のおいしさとは何か(その1)
おいしさと五感、生理学からみたおいしさ、心理学からみたおいしさ
3
回
食べ物のおいしさとは何か(その2)
食欲と嗜好性、おいしさと健康、おいしさと文化
4
回
人類の進化と食物
原始人の食生活、農耕文化の誕生
5
回
食習慣
三大食法、宗教と食物禁忌、食べ合わせ、
6
回
食生活の変遷(その1)
日本における食文化の変遷(古代から明治時代まで)
7
回
食生活の変遷(その2)
日本における食文化の変遷(第二次世界大戦後から現在まで)
8
回
食物消費行動の変化と特徴(その1)
食料消費のパターンの変化、消費の形態変化、献立・食味構成の選好度の変化
9
回
食物消費行動の変化と特徴(その2)
食卓・食べ方・文化の変化、フードロスと食料自給率
10
回
食生活の三つのパターン
内食・外食・中食の分類
11
回
食生活を供給する諸産業(その1)
内食産業
12
回
食生活を供給する諸産業(その2)
外食産業
13
回
食生活を供給する諸産業(その3)
中食産業
14
回
食品の表示(その1)
食品の表示に関わる法律、JAS 法による食品の表示
15
回
食品の表示(その2)
食品衛生法・健康増進法による食品の表示、保健機能食品
Ⅱ - 13
平
科目名
成
フードコーディネート
23
年
度
授業回数
15
教
単位数
育
計
2
画
担当教員
松下
至
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):授業終了後と昼の時間、教室にて質問受付
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
教育目標:
人における健康の維持増進、疾病の予防をはかるために、高度な専門知識・技能に基づいて、
食生活の改善や栄養指導に携わることのできる管理栄養士育成を最終の教育目標とする。
一方、現在の高度情報化社会においては、食のコーディネートを総合的に行い、消費者の食教
育のサービスを行う専門家としてのフードスペシャリストが期待されている。フードコーディ
ネートでは、食と感性、メニュープラニング、テーブルウエアの知識と演出法、食事作法の比
較文化、サービスマナー、トータルプラニング、食情報など、フードコーディネートに関わる
さまざまな知識について学習することにより、食の専門家として、より良き指導者となること
を目標とする。
学生の学習成果:
フードコーディネートに関するさまざまな知識を習得し、フードスペシャリストの資格を取
得することができる。
授
業
の
進
め
方
(講義・演習・実験・実習・実技)
教科書に基づいて、講義形式で授業を進める。必要に応じて、補助教材としての資料
を配付する。
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
予習については、講義の最後に次回の講義範囲を学生に周知するので、教科書の対応
箇所を前もって読んでおき、講義に望むようにすること。
復習については、その日の講義の中で重要であると説明したキーワードについて、再
度、教科書などで確認すること。
日本フードスペシャリスト協会編、新版フードコーディネート論(建帛社)
定期試験を 100 点満点で評価し、その得点から、社会人として必要な倫理観、自己管理力を
有しているかどうかを評価するという観点から、欠席1回につき8点減点して学習成果を評
価する。ただし、欠席の届け出がある場合には、欠席1回につき4点の減点とする。
インターネット等を活用して、フードコーディネートに関わる最新の情報を積極的に得るこ
と。
Ⅱ - 14
授
業
回
数
別
教
育
内
1
回
授業の進め方とフードコーディネートの概要説明
2
回
食と感性
食と感覚、食の科学性と芸術性、食の創造と演出
3
回
メニュープラニング(その1)
メニュープラニングの理念
4
回
メニュープラニング(その2)
様式別のメニュー
5
回
メニュープラニング(その3)
折衷様式のメニュー
6
回
テーブルウエアの知識と演出法(その1)
日本の食器・グラス類
7
回
テーブルウエアの知識と演出法(その2)
外国の食器・グラス類
8
回
テーブルウエアの知識と演出法(その3)
食卓の小物、テーブルリネン類
9
回
テーブルウエアの知識と演出法(その4)
テーブルセッティング
10
回
食事作法の比較文化(その1)
食事作法の概念、日本の食事作法
11
回
食事作法の比較文化(その2)
中国・ヨーロッパ・現代の食事作法
12
回
食生活を供給する諸産業(その2)
日本の食事作法のビデオ鑑賞
13
回
サービスマナー
サービス精神、システムサービス、エチケット
14
回
トータルプラン
フードマネジメント、食卓と食空間、食の企画・構成・演出
15
回
食情報
環境問題、食に関わる話題
Ⅱ - 15
容
平
科目名
食料経済
成
23
年
度
授業回数
15
教
単位数
育
計
2
画
担当教員
松下
至
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):授業終了後と昼の時間に、教室にて質問受付
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
教育目標:
人における健康の維持増進、疾病の予防をはかるために、高度な専門知識・技能に基づいて、
食生活の改善や栄養指導に携わることのできる管理栄養士育成を最終の教育目標とする。
一方、人間生活にとって必須である食料の生産・流通・消費の仕組みについての知識を習得す
ることは、食に関わる者にとって極めて重要である。食料経済では、食生活と食品消費の変化、
フードマーケティングと食品流通、食品市場と食品流通、食品消費の課題など、食の生産・流
通・消費に関わるさまざまな知識について学習することにより、食の専門家として、より良き
指導者となることを目標とする。
学生の学習成果:
食料経済に関するさまざまな知識を習得し、フードスペシャリストの資格を取得すること
ができる。
授
業
の
進
め
方
(講義・演習・実験・実習・実技)
教科書に基づいて、講義形式で授業を進める。必要に応じて、補助教材としての資料
を配付する。
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
予習については、講義の最後に次回の講義範囲を学生に周知するので、教科書の対応
箇所を前もって読んでおき、講義に望むようにすること。
復習については、その日の講義の中で重要であると説明したキーワードについて、再
度、教科書などで確認すること。
日本フードスペシャリスト協会編、新版食品の消費と流通(建帛社)
日本フードスペシャリスト協会編、新版食品の官能評価・鑑別演習第3版(建帛社)
定期試験を 100 点満点で評価し、その得点から、社会人として必要な倫理観、自己管理力を
有しているかどうかを評価するという観点から、欠席1回につき8点減点して学習成果を評
価する。ただし、欠席の届け出がある場合には、欠席1回につき4点の減点とする。
インターネット等を活用して、食品流通に関わる最新の情報を積極的に得ること。
Ⅱ - 16
授
業
回
数
別
教
育
内
1
回
授業の進め方と食文化論の概要説明
2
回
食生活の変化(その1)
食生活形態の変化、食の外部化とそれをもたらした要因
3
回
食生活の変化(その2)
食品消費の変化、栄養素摂取量の変化
4
回
フードマーケティングと食品流通(その1)
食生活の多様化とその要因
5
回
フードマーケティングと食品流通(その2)
フードビジネスとフードマーケティング
6
回
フードマーケティングと食品流通(その3)
小売流通と卸売流通、生鮮食料品の卸売流通
7
回
フードマーケティングと食品流通(その4)
加工食品と食品問屋、食料品の小売流通
8
回
食品市場と食品流通(その1)
内食と食品小売業、スーパーマーケットの流通・販売システム
9
回
食品市場と食品流通(その2)
スーパーマーケットの現状
10
回
食品市場と食品流通(その3)
外食と外食産業、チェーンレストランの仕入れ・販売システム
11
回
食品市場と食品流通(その4)
チェーンレストランの現状
12
回
食品市場と食品流通(その5)
中食と中食産業、コンビニエンスストアの流通・販売システム
13
回
食品市場と食品流通(その6)
コンビニエンスストアの現状
14
回
食品消費の課題(その1)
食品消費と環境問題、グリーンマーケティング
15
回
食品消費の課題(その2)
食品消費と安全性、食品の安全確保と行政
Ⅱ - 17
容
平
科目名
公衆衛生学Ⅰ
成
23
年
度
授業回数
15
教
育
単位数
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):非常勤講師室
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
計
2
画
担当教員
授業のある曜日
片山靖夫
(9∼12:30)
教育目標:公衆衛生の意義、歴史、人口動向と人口問題について学習後、
「保健統計」と呼
ばれる公衆衛生上の情報処理について学ぶ。
つぎに、様々な疾病の要因について環境の面から解明する方法である「疫学」の概念と研
究方法について学ぶ。最後に、社会背景の変化や科学の進歩に伴って変化した健康問題に
対処する公衆衛生行政や公衆衛生活動の在り方、進め方について学習する。
学生の学習成果:公衆衛生についての情報の収集力を身につけ、疫学調査や統計資料を理解
する。国、地域における公衆衛生活動を理解し、健康教育や社会福祉活動の実践力が身に
つく。
(【講義】・演習・実験・実習・実技)
テキストを中心に重要な事柄については、特に黒板に板書しながら解説することによ
り授業を進める。また、理解を深めるために資料などのプリントを作成し配布する。
教
授
業
の
進
め
方
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
復習:授業後には内容を確認し、重要と思われる事項を整理しておくこと。
予習:次回の授業のテキスト範囲に目を通しておくこと。
田中平三
他編・(2010)・「社会・環境と健康」
(健康・栄養科学シリーズ)・南江堂
公衆衛生の成立とその目的および種々の用語の意味を理解していること。疫学に関する基
礎的知識及び疫学調査の方法を習得していること。公衆衛生に関わる問題への対処の仕方を
習得していること。
上記の基準を満たしているか否かを、復習の状況(2割)及び試験(8割)で総合的に評
価する。
欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点と
する。
参考図書等
管理栄養士国家試験教科研究会編(2010)社会・環境と健康
Ⅱ - 18
第一出版
授
1
回
2
回
3
回
4
回
業
回
数
別
教
育
内
容
オリエンテイション
健康の科学としての公衆衛生の成立と目標について解説する。
健康の定義と目的
健康と病気との関係
公衆衛生の定義
公衆衛生と予防医学
歴史からみた公衆衛生活動を紹介する。
アルマ・アタ宣言(プライマリーヘルスケア)
オタワ憲章(ヘルスプロモーション)
公衆衛生活動の歩み
保健統計の意義と概要について解説する。
人口静態統計(国勢調査、人口ピラミッド、人口に関する保健指標)
人口動態統計(出生率、再生産率、死亡率、PMI)
5
回
保健統計の用語について説明する
死亡率の推移と死因
生命表(平均寿命、平均余命、健康寿命)
傷病統計(患者調査、国民生活基礎調査)
その他の保健統計(国民健康・栄養調査、食料需給表)
6
回
疫学の理念とその意義について解説する。
疫学の定義
疫学の対象と領域
疫学的因果関係
疾病頻度、暴露効果の測定指標
7
回
疫学調査の方法について解説する。
観察研究
記述疫学
分析疫学
横断研究
8
回
疫学調査の方法について解説する。
縦断研究(コホート研究、症例対照研究)
介入研究
無作為比較対象試験(RCT)
9
回
疫学調査の方法について解説する。
バイアスと交絡
スクリーニング
定義、有効性・精度
Ⅱ - 19
10
回
疫学研究の問題点について解説する。
根拠に基づいた健康対策(EBM、メタアナリシス)
安全性の確保
疫学研究と倫理
11
回
衛生法規について解説する。
医事法規(医療法など)
保健法規(地域保健法など)
12
回
国際保健とそのあり方について解説する。
国際保健とは何か
国際保健に関わる国際機関(WHO、UNICEF、FAO)
国際協力
13
回
社会保障の概念と社会保障制度の体系について解説する。
社会保障
公的扶助
社会福祉事業
公衆衛生及び医療
14
回
医療制度について解説する。
医療施設、医療従事者、医療費
社会福祉・介護について解説する。
制度の仕組みとサービス
15
回
公衆衛生Ⅰで学習した内容について総括する。
Ⅱ - 20
平
科目名
成
公衆衛生学Ⅱ
23
年
度
教
授業回数
15
単位数
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
育
2
計
画
担当教員
保田
立二
在室時はいつでも対応
教育目標:公衆衛生活動における根源的な保健対策に関する基礎知識の習得を目指す。特に
本科目では、母子の健康増進に関わる母子保健、生活習慣病など各種疾患に対する施策、児
童・生徒・学生の育成に関わる学校保健、労働環境のうち社会的側面から見た労働衛生対策
等についての理解を図る。また、生活維持の行政的本幹を担っている医療保険制度・介護保
険制度についても、理解を深める。
学生の学習成果:本科目の修得により、公衆衛生分野における種々の課題・問題点を、栄養
学の知識と関連付け、体系的に理解する事ができる。
授
業
の
進
め
方
(講義・演習・実験・実習・実技)
授業はテキストを中心に進めるが、重要事項に関しては板書により理解力を深める。
講義は、用語の理解とその応用を目指すもので、資料検索能力の向上なども目的とし
ている。
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
予習:テキストよく読んで難解な言葉を抽出しておく事。
復習:講義に出てきた用語の理解に努める。用語は、今後の学習でも度々出現するの
でできるだけ整理した状態で理解し、混乱が起こらないように注意する。
田中平三 他編(2010)
「社会・環境と健康
南江堂、3,200 円+税
改訂第3版」
(健康・栄養科学シリーズ)、
学習評価は、小テスト及び必要用語の理解度に本試験の成績を加味して評価する。今後の
授業でも必要となるので、必要用語の理解度は重要な評価ポイントとなる。
欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点と
する。また、私語など授業の妨害行為についても減点を科す場合がある。
国民衛生の動向
厚生統計協会
事
項
Ⅱ - 21
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
授業の進め方についてシラバスを用いた説明
生活習慣病の現状と対策(1)
健康に関わる公衆衛生学の役割
(健康と疾病の予防について説明できる。)
2
回
生活習慣病の現状と対策(2)
食生活・食環境、身体活動・運動、喫煙・飲酒行動
(食生活と疾病の係わりが説明できる。)
3
回
生活習慣病の現状と対策(3)
睡眠・休養、ストレス、歯科保健、疾病に影響する行動特性、健康21
(健康行政とその背景について理解できる。
)
4
回
主要疾患の現状と対策(1)
生活習慣病の概念、悪性新生物
(生活習慣病の概念と疾病の現状と動向が説明できる。)
5
回
主要疾患の現状と対策(2)
循環器疾患、代謝疾患
(循環器疾患、代謝疾患に関する疫学と予防対策について説明できる。
)
6
回
主要疾患の現状と対策(3)
骨・関節疾患、その他の疾患
(骨粗鬆症などの疾患についての疫学と予防対策について説明できる。
)
7
回
主要疾患の現状と対策(4)
感染症法、新興感染症と再興感染症、新しい感染症
(感染症の疫学と傾向について説明ができる。)
8
回
主要疾患の現状と対策(5)
難病の定義、現状と対策
(難病の疫学と予防対策について説明できる。)
9
回
主要疾患の現状と対策(6)
精神疾患、自殺
(精神状態に変化をきたす社会環境因子について説明できる。)
Ⅱ - 22
10
回
母子保健
母子保健の目的、母子保健の現状と対策、健やか親子 21
(母子の健康の現状と対策について説明できる。)
11
回
学校保健
学校保健の目的と制度、現状と対策
(児童・生徒の健康の現状と問題について説明できる。
)
12
回
医療・福祉制度、地域保険
医療制度の現状と対策、社会保障制度、地域保健組織
(国民の健康づくり対策について理解して説明できる。
)
13
回
高齢者保健
高齢者の健康の現状と対策、介護保険制度
(高齢者の健康の現状と対策について説明ができる。)
14
回
産業保健
産業保健の制度、労働安全衛生対策
(労働者の健康の現状と問題ついて説明できる。)
15
回
まとめと補足説明
Ⅱ - 23
平
科目名
公衆衛生学Ⅲ
成
23
年
度
授業回数
15
教
育
単位数
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):非常勤講師室
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
計
2
画
担当教員
授業のある曜日
片山靖夫
9∼12:30
教育目標:産業構造の変化に伴ってもたらされた労働環境の多様化により生ずる種々の健康
被害を紹介しながら、労働者の健康の保持増進を目的にした産業保健について学ぶ。 次
に、大気の役割、水の重要性、廃棄物処理の問題など人と環境との相互関係について環境
保健で学ぶ。 40 数億年の歳月をかけて地球上に創造されてきた生態系の仕組みが、種々
の産業活動や人間の生活よって、どのように破壊されてきているかを環境保全で学ぶ。
学生の学習成果:産業保健について理解することにより、職場での労働安全・衛生、健康に
対応する能力を身につけれるようになる。環境汚染や廃棄物の問題をはじめとする環境問
題について知識を得ることにより、社会的責任を持つことができるようになる。
(【講義】・演習・実験・実習・実技)
テキストを中心に重要な事柄については、特に黒板に板書しながら解説することによ
り授業を進める。また、理解を深めるために資料などのプリントを作成し配布する。
教
授
業
の
進
め
方
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
復習:授業後に内容を確認し、重要事項は整理しておくこと。
予習:次回のテキストの範囲に目を通しておくこと。
田中平三
他編・(2009)・「社会・環境と健康」
(健康・栄養科学シリーズ)・南江堂
私たちを取り巻く地球上の環境について理解していること。種々の廃棄物と環境汚染の因
果関係を理解していること。労働環境や環境汚染による健康障害について理解しているこ
と。
上記の基準を満たしているか否かを、復習状況(2割)及び試験(8割)により総合的に
評価する。
欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点と
する。
参考図書等
管理栄養士国家試験教科研究会編(2009)社会・環境と健康 第一出版
伊達ちぐさ・松村康弘編著(2009)公衆衛生学(管理栄養士講座)建帛社
Ⅱ - 24
授
1
回
業
回
数
オリエンテイション
2
回
産業保健の概要について講義する。
産業保健の目的と制度
労働衛生の3管理
3
回
職業と健康障害について講義する。
化学的要因による健康被害
金属、有機溶剤
4
回
5
回
別
粉じん、ガス、農薬
物理的要因による健康障害
電離放射線、非電離放射線
騒音、温度、振動、気圧
労働負担による健康障害
疲労、VDT作業
6
回
環境と健康
環境保健の意義について講義する。
生態系の中の人間
環境保全(環境基本法)
環境アセスメント
7
回
環境汚染について解説する。
大気汚染
汚染原因物質、環境基準
水質汚濁
環境基準、汚染指標
8
回
土壌汚染
ダイオキシン類による汚染
公害について解説する
意義と歴史
イタイイタイ病、水俣病
石綿による健康被害
Ⅱ - 25
教
育
内
容
9
回
地球環境問題と環境保全の動きについて解説する。
地球温暖化
酸性雨
オゾン層の破壊
海洋汚染
10
回
環境衛生について解説する。
気候、季節
空気、圧力
温熱、低温
高所環境、無重力環境
11
回
12
回
上下水道について講義する。
飲用水の水質
浄水法(沈殿、ろ過、消毒)
水道水質基準
下水道と浄化槽
下水処理方法、水質基準
住居衛生について講義する。
住まいと健康
室内空気汚染
ビル管理法
シックハウス症候
衣服の衛生
13
回
廃棄物処理の問題について解説する。
一般廃棄物、産業廃棄物、感染性廃棄物
感覚公害(騒音、振動、悪臭)
14
回
放射線汚染放射線について解説する。
非電離放射線
電離放射線と放射線障害。
そ族、衛生害虫について解説する。
ネズミ、衛生害虫
15
回
公衆衛生学Ⅲで学習した内容について総括する。
Ⅱ - 26
平
科目名
成
健康管理論
23
年
度
教
授業回数
15
単位数
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
育
2
計
画
担当教員
保田
立二
在室時はいつでも対応
教育目標:栄養学関連授業で学んだ栄養素の人体内での吸収と働きや、解剖・生理学及び生
化学の基礎知識に基づいて、疾病時における人体の変化を理解してそれぞれの症状又は原因
に対応した治療と食事療法の考え方を総論的に学ぶ。
学生の学習成果:本科目においては、管理栄養士業務において必要となる疾患や病態に関連
した食事療法の総合的理解を図る。
授
業
の
進
め
方
(講義・演習・実験・実習・実技)
授業はテキストを中心に進めるが、理解力を確かめる小テストや医学用語の理解力
を高めるレポートなどを科す予定である。講義終了時においては各疾患に対する栄養
的アプローチの原理が理解できている事を学習成果として授業は進められる。
育
方
法
学
習
評
価
の
方
法
予
習
・
復
習
予習:テキストの講義範囲に目を通しておく。
復習:講義に出てきた用語の理解に努める。用語は、今後の学習でも度々出現するの
でできるだけ整理した状態で理解し、混乱が起こらないように注意する。
テ
キ
ス
ト
朝山正巳 他著(2009)「イラスト健康管理概論」東京教学社
科書は大幅な改訂がない限り公衆衛生学Ⅲでも使用します。)
2,000 円+税(この教
学習評価は、小テスト及び必要用語の理解度に本試験の成績を加味して評価する。今後の
授業でも必要となるので、必要用語の理解度は重要な評価ポイントとなる。
欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点と
する。また、私語など授業の妨害行為についても減点を科す場合がある。
注
意
事
項
Ⅱ - 27
授
1
回
業
回
数
別
教
育
内
容
授業の進め方についてシラバスを用いた説明
健康の概念
健康の定義、健康に及ぼす要因
(健康の定義について説明できる。)
2
回
健康の指標
包括的健康指標、特殊健康指標、罹患率、有病率、受診率、国際的疾病障害死因統計分類
(主な保健統計指標について説明できる。)
3
回
疾病の予防
一次予防、二次予防、三次予防、感染症予防
(一次予防、二次予防、三次予防、感染症予防の違いについて説明できる。)
4
回
生命と寿命
死因、平均寿命、健康寿命、主な死因順位
(人口動態統計などで使用される用語及び疫学と予防対策について説明できる。)
5
回
傷病の現状
国民生活基礎調査、患者調査、健康水準の国際比較
(傷病統計による主要疾病の現状と動向が説明できる。
)
6
回
健康づくり施策(1)
健康増進の考え方、健康増進の 3 要素、健康づくりの課題
(国民の健康づくり、医療費の現状について説明できる。)
7
回
健康づくり施策(2)
健康づくり行政、健康づくり事業、その他の事業
(健康増進施策について説明できる。)
8
回
健康づくり施策(3)
健康日本 21、健康づくりの課題(喫煙、飲酒など)
(健康づくり施策について説明できる。
)
9
回
健康づくりの実態
運動、栄養、休養
(食生活指針などの背景を理解して説明できる。)
Ⅱ - 28
10
回
健康管理の方法
健康管理の目的、集団検診、特定健診、健康教育
(特定健診・特定保険指導制度などの目的、内容について説明できる。)
11
回
職域の健康管理
保健所、市町村保健センター、地方衛生研究所、健康管理行政
(現在の健康管理行政と現状について説明できる。)
12
回
学校における健康管理
保健管理、保健教育(保健学習、保健指導)
、食育
(学校保健対策について説明できる。)
13
回
職場における健康管理
健康管理の現状・実際、産業保健組織
(産業保健対策について説明ができる。
)
14
回
職業病と作業関連疾患
有害環境と健康障害、労働法規
(職場における健康障害について説明できる。
)
15
回
まとめと補足説明
Ⅱ - 29
平
科目名
社会福祉概論
成
23
年
度
授業回数
15
教
育
単位数
計
2
画
担当教員
赤木正典
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
教育目標:管理栄養士として必要な社会福祉の知識をトータルに修得する。
1、現代社会における社会福祉の意義と役割を学ぶ。
2、社会福祉8法の理念と福祉サービスについて学ぶ。
3、社会福祉の制度、機関、福祉従事者の専門性について学ぶ。
4、社会福祉援助技術についても若干学ぶ。
学生の学習成果:
1.社会福祉を理解し、児童、障害者、高齢者、母子家庭など社会的弱者に対する理解力を
獲得する。
2.社会福祉を理解することで、保健・医療・福祉の連携、関連サービスを理解する。
(講義・演習・実験・実習・実技)
法律、制度、政策、思想などが主要な内容となるので、できるだけ具体例とか、日常
の中でどのような形でその制度が利用され、役立っているのか分かりやすく説明する。
授 また新聞、テレビ等の社会福祉の報道番組、記事を紹介し、福祉を身近なものとして
業 感じ関心を持つようにしてもらう。
の
学生の理解度と関心を常に見ながら講義する。
進
め
方
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
1.次回授業するところを3頁位は、読書してくるように指示する。
2.2回に1回位、講義したところから課題を出してみる。
野口勝巳・赤木正典著:2008「社会福祉論」建帛社
出席状況(20%)とレポート(20%)それに定期試験の結果(60%)でトータルに成績評
価をする。学習のポイント 法律、制度、思想等が多いので馴染みにくいと思う。授業中に
大事なところは指摘しているし、テストの前に出題傾向について話す。
欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点とす
る。
参考図書等
厚生統計協会:2010「国民の福祉の動向」厚生統計協会
山縣文治著:2010「社会福祉用語辞典」ミネルヴァ書房
Ⅱ - 30
授
1
回
業
回
数
別
教
1.現代と社会福祉
(1)21 世紀の福祉の目標
(2)21 世紀の福祉の課題
・現代社会と貧困
・ノーマライゼーション
育
内
容
・福祉の国際協力
2
回
2.社会福祉の基礎理解
(1)社会福祉の概念:憲法 25 条について、広義の社会福祉と狭義の社会福祉
(2)社会福祉の精神と機能:生存権の保障、人間愛について
3
回
(3)社会福祉の主体、対象、方法
(4)社会福祉の歴史
・日本における歴史
・欧米における歴史
4
回
3.社会福祉の法律と制度
(1)社会福祉の法制:社会福祉の法の歴史的背景と法の意義について
(2)社会福祉の機関:国の行政機関、地方公共団体の行政機関
5
回
(3)社会福祉の財政
国や地方公共団体が直接行うか、民間に委託して行う社会福祉事業が拡大し、その費用
の大部分が公費で賄われている。
(4)共同募金、社会福祉法人
6
回
4.社会福祉に携る人々
(1)社会福祉機関従事者
(2)社会福祉従事者の専門性とは
(3)ボランテイアについて
7
回
5.高齢者福祉
(1)高齢者の生活保障:経済・医療・福祉サービス・就労・レク等々の保障は
(2)高齢化社会と老人福祉:人口高齢化と高齢社会・介護問題の現状と課題
8
回
(3)老人福祉サービスの歴史と現状
・ 老人福祉の基本理念
・ 福祉サービスの概念
9
回
6.障害者福祉
(1)障害者と障害者問題
(2)身体障害者のための福祉対策
在宅福祉対策と施設福祉対策の特徴について
Ⅱ - 31
10
回
7.知的障害者福祉:知的障害者とは、知的障害者の現状、障害者のための福祉対策
8.精神障害者福祉:精神障害者とは、精神障害者の現状と福祉対策
11
回
9.児童福祉
(1)児童福祉の理念、現代の社会と児童問題
(2)児童福祉の行政機関と児童福祉施設
(3)児童福祉の課題
12
回
10.母子福祉・女性福祉
(1)母子保健と社会福祉
(2)母子および寡婦世帯と社会福祉
(3)保護を要する女性の福祉
13
回
11.公的扶助(貧困対策)
(1)狭義の公的扶助
(2)生活保護の内容と現状
14
回
(3)実施機関と生活保護基準
(4)障害者の自立援助の一つの方法
(5)親族扶養優先に伴う問題
(6)公的扶助の今後の役割と課題
15
回
単位認定試験:認定試験を実施する。
・範囲 14 回学習した中から、テスト問題を出題する。
Ⅱ - 32
平
科目名
成
解剖生理学Ⅰ
23
年
度
教
授業回数
15
単位数
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
育
2
計
画
担当教員
岩月宏彦
在室時はいつでも対応
教育目標:
健康維持のための栄養指導を行うには,ヒトの体の仕組みをしっかりと理解する必要があ
る。解剖生理学はこの目的のために,正常なヒトの構造と機能を理解し,今までは当然と
思っていた様々な生命現象を医学・生物学的に説明できるようになる事を目的とする。本
科目はその前半部を担当する。
学生の学習成果:
解剖生理学という教科は決して難しい教科ではなく,人体を かたち と 働き という
二つの面から眺めるという楽しい学問であることを知り,様々な生命現象が模式図を用い
ながら説明できる能力を習得する。
(講義・演習・実験・実習・実技)
授
業
の
進
め
方
講義はテキストとパワーポイントを併用して進める。パワーポイントではアニメーシ
ョンと動画を多用し,複雑な生命現象の理解を助ける。時々,講義中に描画タイムを
設け,様々な生命現象を簡単な模式図に直して描く練習をする。これにより,様々な
生命現象の理解を深める。毎回,講義の最後には 3 分間テストを行う。それを自己採
点し,その日の講義がどの程度理解できたかを自分で診断する。
予
習
・
復
習
予習:シラバスに従って,テキストの講義範囲を読んでおくことが望ましい。
講義中:自らの手を動かし,ノートを作成するのが受講の基本である。
講義中に分からないことがあったら,いつでも手を挙げて気軽に質問する事。
決して分からない箇所を残しておかない事!
復習:3 分間テストが 60 点以下の時は,その日の講義が理解できていないことを自覚
し,質問をしたり,教科書を読み直したりして,ノートを完全にしておく。
教
育
方
法
有田和恵
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
田沼久美子
編(2007)
「超入門
解剖生理学」照林社、2,800 円+税
他監修(2007)
「しくみと病気が分かるからだの事典」成美堂出版,
1,600 円+税
基礎生物学で使用した上記 2 冊のテキストを本科目でも使用する。
試験期間中に期末試験を行う(100 点)。欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席
の届け出がある場合には4点の減点とする。
参考図書:
坂井建雄,岡田隆夫 監訳(2005)
「ヒューマンバイオロジー」医学書院
(わかりやすい画像が多数あり,理解する上に役立つ。図書館に準備する。)
Ⅱ - 33
授
業
回
数
別
教
育
内
1
回
細胞と組織-1
上皮組織と結合組織を構成する細胞と細胞間質の構造と機能
2
回
細胞と組織-2
軟骨・骨と筋組織を構成する細胞と細胞間質の構造と機能
3
回
循環器系-1
心臓の構造と機能
4
回
循環器系-2
血管とリンパ管の構造と機能,および組織液の働き
5
回
免疫系
リンパ節,脾臓と胸腺の構造と機能
6
回
消化器系-1
咀嚼,嚥下と食道の構造と機能
7
回
消化器系-2
胃と腸の構造と機能
8
回
消化器系-3
肝臓と胆嚢の構造と機能
9
回
消化器系-4
膵臓の構造と機能,および血糖値の維持のメカニズム
Ⅱ - 34
容
10
回
呼吸器系-1
気道の構造と機能,および嗅覚と発声
11
回
呼吸器系-2
呼気と吸気の仕組み,および肺でのガス交換
12
回
泌尿器系-1
泌尿器系の器官の構造と機能
13
回
泌尿器系-2
尿の生成
14
回
泌尿器系-3
体液のバランス
15
回
皮膚
皮膚の構造,および体温調節と皮膚感覚
Ⅱ - 35
平
科目名
解剖生理学Ⅱ
成
23
年
度
授業回数
教
15
育
単位数
計
2
画
担当教員
熊谷
智代
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):[email protected] (随時)
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教育目標:
人体とそれを構成する各器官,組織の基本構造,正常構造および機能,主な疾患の概要を理
解し,臨床栄養学を学ぶ基礎を養うことを目標とする。
特に人体の肉眼的レベルから顕微鏡的レベルまでの構造の理解に重点をおく。
学生の学習成果:
管理栄養士に必要とされる人体の構造,機能,主な疾患の概要を理解する。
理解した内容を簡潔に説明する能力を養う。
健康・医療分野への興味関心を深める。
(講義・演習・実験・実習・実技)
教
授
業
の
進
め
方
プリントなどを利用して講義を進める。複雑な人体の構造,機能を理解しやすくする
ために,イラストなどを活用し,楽しみながら学べるよう配慮する。
新聞等の健康,医療に関する記事を提示,解説し,健康・医療への興味関心を深める
よう配慮する。
授業中の疑問点は授業中に解決するために積極的に質問を行うように求め,質疑応答
の時間を十分にとる。
必要に応じて重要項目に関連する小テストを実施する。
育
方
法
予
習
・
復
習
予習:教科書を読み予習しておくことが望ましい。
復習:講義プリント,教科書を熟読し,重要項目を完全に理解するよう努力すること。
課題:必要に応じてレポート提出を求める。
田沼久美子他
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
有田和恵
監修(2007)からだのしくみと病気がわかる からだの事典
成美堂出版 定価 1,680 円
編(2007)
超入門 解剖生理学 照林社 定価 2,940 円
(後期病理学テキストとしても使用予定)
小テスト,レポート,期末試験で,人体の構造と機能,主な疾患概要の理解度を判定する。
授業中に行う小テストおよびレポート(20%の評価),期末試験(80%の評価)で判定する。
授業受講態度および欠席は、減点法により成績判定に加える。
授業態度については授業の最初に説明する。
欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点とす
る。
注
意
事
項
Ⅱ - 36
授
1
回
2
回
業
回
数
別
オリエンテーション
人体の構成:各部の名称,器官系,組織,細胞
3
回
消化器系①:消化管の名称,構造,機能,
4
回
消化器系②:口腔,歯,胃,小腸,大腸
5
回
消化器系③:肝臓,胆嚢,膵臓
6
回
代謝・内分泌系①:膵臓(糖尿病)
7
回
代謝・内分泌系②:下垂体,甲状腺,副腎など
8
回
消化器系・代謝・内分泌系:
9
回
腎尿路系①:腎臓
まとめと補足
Ⅱ - 37
教
育
内
容
10
回
腎尿路系②:尿管,膀胱,尿道
11
回
呼吸器系:肺の機能とガス交換
12
回
循環器系:心臓,脈管
造血リンパ系:血液の成分,リンパ節
13
回
腎尿路系・呼吸器系・循環器系・血液リンパ系:まとめと補足
14
回
婦人科系:子宮,卵巣
泌尿器系:前立腺,精巣
神経系:中枢神経・末梢神経
15
回
講義内容のまとめと復習
重要項目の確認
Ⅱ - 38
平
科目名
成
解剖生理学実験Ⅰ
質問受付の方法:C 棟 102 研究室
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
23
年
度
授業回数
教
15
育
単位数
計
1
画
担当教員
山
里
晃
弘
特別に時間と曜日は指定しない. e-mail: [email protected]
教育目標:
基礎生物学と解剖生理学で習う生理学の内容を、実験を通してより深く理解をさせ、生体
内の各器官の解剖学的知識と生理学的知識を結びつかせ総合的に身体機能を考える能力と
各班内での協力の大切さを養う。
学生の学習成果:
身体機能のより深い理解と観察力を養う。また班で実験を行うために相互の助け合いがい
かに大切であるのかを身につける。
授
業
の
進
め
方
(講義・演習・実験・実習・実技)
1.実験講義で実験の目的と内容の説明を行い実験の内容十分に理解をさせる。実験
がスムースに進行するように、プリントを用いて計測器、記録器の使用方法の説
明を行う。
2.実験の結果と講義内容が一致をするのを追認させる。
3.実験の結果をレポートにまとめさせ提出させる。
4.講義と実験結果との関連設問により理解の程度を確認する。
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
実験を開始する前に実験内容のプリントについて予習がしてあるかを確認する.
実験講義の内容を再度確認させる。
レポートの考察を書かせる事によって実験内容の復習をさせる。
N ブックス実験シリーズ解剖生理学実験(建帛社)、プリント
実験毎に個人レポートを提出させ、その実験と講義内容が一致し、理解が出来ているかどう
かを確認する。また不明な点あるいは行った実験との内容が参考書等にはどのように記述さ
れているのか調べあるのかどうかについても採点の対照とする。
提出された実験毎のレポートに対し、実験講義あるいは解剖生理学で学習した内容・設問
に全て答えてあれば実験点として学生に 75 点(出席;15 点、レポート点;60 点)を与え、
調べた内容により加点(25 点まで)あるいは不備のある場合は減点(15 点まで)を行い、
最低 60 点から最高 100 点までとする。総合的な学習成果は実験点6種目の平均点で評価す
る。欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点
とする。
参考図書等;実験の前にはプリント・解剖生理学実験をよく良く読んできておくこと.
実験のレポートは期限内に必ず提出しなければならない、指定した期限に遅れた場合は減
点の対象とする場合がある。
実験を欠席した場合は空き時間を利用して必ず欠席をした日の実験を行い、レポートを提
出しなければならない。
Ⅱ - 39
授
1
回
2
回
3
回
4
回
5
回
6
回
7
回
業
回
数
別
教
育
内
容
実験講義:実験機具とレポートについて
実験についての心構え、また実験器具の取扱と実験方法のプリントの熟読の必要性につ
いての説明を行う。実験結果の整理の仕方およびレポートの書き方についての講義を行う。
実験講義:人の血圧測定
1.血圧の発生機序(最高血圧および最低血圧)および調節機構
2.血圧の測定部位、血圧計の使用方法,家庭用血圧計の意義
実験講義:体温測定と分布
体温の発生機序、体温の分布の違い、測定方法、記録の取り方を教える。また体温調節
機構についても教え、実習内容を十分に理解させる。
実験講義:マウスの解剖
マウスの解剖を行うに際して、取扱上の注意および解剖の手順、各器官の所在部位、
その形態について説明を行う。
実験講義:皮膚感覚
皮膚における感覚(痛、触、圧点)の分別方法および皮膚の部位における分布の違
いと感覚神経の働き,感覚の中枢の所在部位とその記録方法を教える。
実験講義:摘出小腸の運動と神経支配
小腸の運動の特性とその運動の神経性調節機構と小腸の運動の記録方法を説明する。ま
た摘出小腸の運動は壁内神経系によって調節されていることを理解させる。
実
験:人の血圧測定
2人一組にしね安静座位で相互に血圧を測定させる。運動後と深呼吸後の血圧を測定
し、前者と比較、考察させる。血圧の測定位置が何故上腕であるのかについて考えさせる。
実
8
回
9
回
10
回
11
回
12
回
験:人の体温測定
口腔内、腋窩、膝窩、肘窩、手指先、足指先温の測定を行わせ、何故このように体温の
分布に違いが起こるのかを考えさせ、レポートを提出させる。
実
験:マウスの解剖
マウスの解剖を行わせる。各器官の特徴および所在部位の確認を人体との比較において
観察の後、スケッチ、説明を書かせ、レポートを提出させる。
実
験:皮膚感覚
身体各部位の単位面積当たりの触、痛、圧点の分布の割合、二点弁別,感覚の違いなど
の結果をレポートで報告させると供に感覚について考察をさせる。
実
験:摘出小腸の運動と神経支配
摘出小腸の運動を観察させる。小腸の運動がどのような神経物質によって調節されてい
るのかを生体内に存在する物質を実際に投与して、その運動の変化を観察させ,その結果に
ついてレポートを提出させる。
実験講義: 心電図の記録
心臓の収縮に伴う電気現象が全身におよび,記録されるそれぞれの波形が心臓のどの部
位が収縮した時に発生するのか,心臓の機能について説明をする.
13
回
実
験:心電図の記録
心電図の記録と記録した心電図の計測および分析
14
回
実
験:心電図の記録
心電図の計測と分析およびレポートの作成.
15
回
レポートの返却を行い、実験の内容とその結果について解説を行い,各自のレポートの点
検を行わせる。
Ⅱ - 40
平
科目名
解剖生理学実験Ⅱ
質問受付:C 棟 102 研究室
教
育
目
標
教
成
23
年
度
授業回数
15
教
単位数
特別,曜日時間は指定しない.
育
計
1
画
担当教員
山
里
晃
弘
e-mail:[email protected]
教育目標:
解剖生理学で習う生理学の内容と各組織の正常と病態(機能異常)との違いを、組織を観
察することにより,生体内の各器官の生理学的知識と解剖学的知識を結びつかせ総合的に身
体機能を考える能力養う.またグループでの実験は班内でのコミュニケーションと協力の大
切さを養う.
学生の学習成果:
身体を構成している諸器官の機能のより深い理解と観察力が身についていること.また班
で実験を行うために相互の助け合いがいかに大切であるのかを身につける.また実験で得た
知識が質問を受けたときに説明が出来ること.
授
業
の
進
め
方
(講義・演習・実験・実習・実技)
1.実験講義で観察する組織の内容を説明し,組織の内容十分に理解をさせる.
実験がスムースに進行するように、プリントを用いて計測器、記録器の使用方法
の説明を行う.
2.実験の結果と講義内容が一致をするのを追認させる.
3.実験の結果をレポートにまとめさせ提出させる.
4.講義と実験結果との関連設問により理解の程度を確認する.
5.組織観察のレポートは授業時間内に提出させる.
育
方
法
テ
キ
ス
ト
参
考
図
書
単
位
認
定
注
意
事
項
到
達
基
準
認
定
方
法
授業でのプリント,
日本生理学会 編・新生理学実習書,2001 年,南江堂; 岡田泰伸 編集・生理学展望,
2002 年,丸善; 青峰正裕・藤田 守 編著 Nブックス実験シリーズ解剖生理学実験,
2009 年,建帛社.
各器官の組織像が判別できること.
安静時エネルギー代謝の測定ができる。データの処理ができる.
1.実験結果のレポート(A4 サイズ)を提出していること.
2.実験中の態度・レポートを評価し,総合点が合格水準(60 点)以上であること.
欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減
点とする。
組織についての説明,実験関連以外の私語はしないこと.再三の注意を行っても止めない場
合は 2 点の減点を行う.
Ⅱ - 41
授
1
回
2
回
3
回
4
回
5
回
6
回
7
回
8
回
9
回
10
回
業
•オリエンテーション
組織観察の説明
回
数
別
教
正常組織観察1
細胞,上皮,唾液腺組織の観察
正常組織観察2
脂肪,骨,血液,筋,神経組織の観察
正常組織観察3
心筋線維,脈管,造血組織の観察
正常組織観察3
胃,回腸,虫垂組織の観察
病理組織の観察1
肝臓,胆嚢,膵臓,呼吸器系組織の観察
病理組織の観察2
腎臓,尿管,生殖器,内分泌器官の組織の観察
病理組織の観察3
動脈硬化,心筋梗塞,動脈瘤,肺塞栓症
安静時代謝量、呼吸商の測定の説明
1.マスクとフィルターの清掃と消毒
2.安静時代謝量、呼吸商の求め方について説明
安静時代謝量、呼吸商の測定
1.マスクとフィルターの清掃と消毒
2.安静時代謝量、呼吸商の実験結果結果の図表化
死腔量の測定の説明
1.Bohr の式による安静時、死腔換気量の算出
2.ダグラスバッグによる呼気量測定
12
回
死腔量の測定
1.Bohr の式による安静時、死腔換気量の算出
2.炭酸ガス換気式
13
回
PROP テイスター(味覚)
1.試薬の秤量及び試料の調整
2.visual analog scale による判定
15
回
内
容
データの処理及びレポートの記載方法について
11
回
14
回
育
病理組織観察4
消化器系癌・その他
病理組織観察5
肝臓・炎症性腸疾患
Ⅱ - 42
平
科目名
成
運動生理学
23
年
度
教
授業回数
15
単位数
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
育
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
2
計
画
担当教員
岩月宏彦
在室時はいつでも対応
教育目標:
この科目では生理学を基本に,身体運動に関連する「からだのしくみ」を学ぶ。この目的
のため,最初は運動に関与する細胞・組織レベルの知識習得から始め,次いで,運動と身
体諸器官の関連について学習し,ヒトの機能に及ぼす運動の影響へと知識を深める。
学生の学習成果:
現在は食糧事情は好転したが,身体活動量が減少したため,生活習慣病が増加している。
このため管理栄養士にとっては食事や栄養に関する知識の他に,運動についての正しい知
識と理解が求められている。これらを本科目で学び,健康づくりの指導が出来る基礎知識
を身につける。
(講義・演習・実験・実習・実技)
授
業
の
進
め
方
方
育
講義はテキストとパワーポイントを併用して進める。基礎生物学と解剖生理学で学ん
だ知識と生物・医学的な考え方を基に,運動による身体諸機能の生理反応を理解でき
るようにする。講義中に時々設けられる描画タイムでは,運動に関与する組織や器官
とその働きを簡単な模式図で描くことにより,理解を更に深める。毎回,講義の最後
には 3 分間テストを行う。それを自己採点し,その日の講義がどの程度理解できたか
を自分で診断する。
予習:シラバスに従って,テキストの講義範囲を読んでおくことが望ましい。
講義中:自らの手を動かし,ノートを作成するのが受講の基本である。
講義中に分からないことがあったら,いつでも手を挙げて気軽に質問する事。
決して分からない箇所を残しておかない事!
復習:3 分間テストが 60 点以下の時は,その日の講義が理解できていないことを自覚
し,質問をしたり,教科書を読み直したりして,ノートを完全にしておく。
岸恭一,上田伸男 編(2009)
「栄養科学シリーズ NEXT 運動生理学」講談社サイエ
ンティフィク、2,400 円+税
試験期間中に期末試験を行う(100 点)。欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席
の届け出がある場合には4点の減点とする。
参考図書:
○有田和恵 編(2007)「超入門 解剖生理学」照林社
(基礎生物学や解剖生理学で使用したテキスト)
○坂井建雄,岡田隆夫 監訳(2005)
「ヒューマンバイオロジー」医学書院
(わかりやすい画像が多数あり,理解する上に役立つ。図書館に準備する。)
Ⅱ - 43
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
オリエンテーション
細胞膜の構造と機能
運動生理学を学ぶ上で重要な細胞膜の構造と機能を復習する。
2
回
細胞骨格とモータータンパク質
運動の基本となる細胞骨格とモータータンパク質の関係を理解する。
3
回
ミトコンドリアと ATP
全ての細胞のエネルギー源となる ATP の産生のメカニズムを理解し,そのために酸素
と栄養素の摂取が必要であることを知る。
4
回
膜電位
神経や筋肉の興奮をもたらす膜電位の形成メカニズムを理解し,膜電位の形成に Na
イオンと K イオンが深く関与することを知る。
5
回
神経の興奮伝達
骨格筋の収縮を調節するニューロン(神経細胞)の構造と機能,及びシナプスでの興
奮伝達のメカニズムを理解する。
6
回
骨格筋の構造と機能
運動を担う骨格筋の微細構造と機能を理解し,遅筋と速筋の構造と機能の違いを知る。
7
回
骨格筋の収縮
運動神経の興奮により,骨格筋が収縮するメカニズムを理解する。それを基本とし
て,実際の運動で行われている強縮のメカニズムを理解する。
8
回
骨の構造と機能
骨発生を学ぶことにより,複雑な骨の構造を理解する。更に,骨形成と骨吸収に甲状
腺と上皮小体(副甲状腺)のホルモンが深く関与することを知る。
9
回
循環器系とホメオスタシス
循環器系の概略と組織液の存在を復習し,ホメオスタシスの維持機構と,運動時での循
環器系の応答を理解する。
Ⅱ - 44
10
回
むくみと運動
リンパ系とむくみの関係を知り,運動によりむくみを解消するメカニズムを理解する。
11
回
呼吸運動と肺活量
呼吸運動の基本的なメカニズムを理解し,運動と呼吸の深い関連を知る。
12
回
消化器系による栄養素の代謝
糖,脂質とタンパク質の三大栄養素の消化器系における吸収メカニズムと,その代謝
を担う肝臓の機能を理解する。
13
回
運動と栄養
消化器系で吸収した三大栄養素の各々が運動にどのように関連しているかを理解す
る。
14
回
運動と体温
皮膚の構造と機能を復習し,運動時の体温調節のメカニズムを理解する。
15
回
運動と疲労
筋疲労の要因を理解し,疲労回復の様々な方法を知る。
Ⅱ - 45
平
科目名
生化学Ⅰ
成
23
年
度
授業回数
15
教
育
単位数
計
2
画
担当教員
宮崎正博
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):随時、C 棟 101 研究室で受け付ける
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
育
方
法
教育目標:
人間生活学部食物栄養学科では、高度な専門知識や技能を修得した栄養のスペシャリス
ト、つまり管理栄養士を育成することを目標とする。生化学は生命現象を化学的に明らかに
する学問であり、栄養学と表裏一体となって発展してきた。従って、管理栄養士を育成する
ために、生化学教育は不可欠である。本講は、栄養素の代謝とそのはたらきの入門編として、
各種栄養素の構造とその性質について基礎的な知識を涵養することを目的とする。
学生の学習成果:
専門的学習成果として、代謝の場である細胞の構造と機能、また栄養素として重要なアミ
ノ酸・タンパク質、糖質、脂質、ビタミン、無機質の構造と機能、さらに核酸の構造と機能
について理解し、「管理栄養士が果たすべき多様な専門領域に関する基本となる能力」、「管
理栄養士に必要とされる知識、技能、態度及び考え方の総合的能力」を獲得する。
汎用的学習成果として、「栄養学分野の基本的な知識を体系的に理解するとともに、その
知識体系の意味と自己の存在を現代の諸問題と関連づけて理解する能力」を獲得する。
授
業
の
進
め
方
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
( 講義・演習・実験・実習・実技 )
・授業は、テキスト、プリントなどを利用して進める。
・授業中に小テストを行い、理解度を確かめる。不十分なところは、重点的に補充し
て理解を高める。
・毎授業前に、「授業回数別教育内容」に記載された予習を求める。
・毎授業後に、復習を求める。
・授業の始めに、上に記載したように小テストを行い、効果的な予習復習を行ってい
るかどうかを確かめる。問題がある場合は、学習の仕方を指導する。
人体の構造と機能Ⅱ.生化学(近藤和雄、脊山洋右、藤原葉子、森田 寛編集)
東京化学同人 2400 円(税別)2008 年
以下に示す学習成果について、その獲得度合を量的に評価する。
①細胞の構造と機能を理解する。
②アミノ酸・タンパク質、酵素、糖質、脂質、ビタミン、無機質の構造と機能を理解する。
③核酸(DNA と RNA)の構造と機能を理解する。
学習評価は、定期試験および小テストの結果を総合して行う。評価の割合は、定期試験 80
点、小テスト 20 点で、合計 60 点を基準とする。なお、受講態度の評価として欠席は1回に
つき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点とする。
15 回授業の 2/3 以上の出席により定期試験の受験資格が得られる。遅刻や欠席がないように
受講すること。
Ⅱ - 46
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
人体の構成
講義内容:(a)細胞、組織、器官;(b)細胞膜、細胞小器官
予習事項:テキスト第 2 章 (pp.6-12)、第 8 章 (pp.76-82)
2
回
人体の構成
講義内容:(c)細胞の増殖・分化;(d)成体成分とその分析
予習事項:テキスト第 2 章 (pp.6-12)、第 8 章 (pp.76-82)
3
回
アミノ酸・タンパク質の構造・機能
講義内容:(a)アミノ酸;(b)アミノ酸配列と高次構造
予習事項:テキスト第 4 章 (pp.19-24)、第 5 章 (pp.35-42)
4
回
アミノ酸・タンパク質の構造・機能
講義内容:(c)ペプチド;(d)タンパク質
予習事項:テキスト第 4 章 (pp.24-28)、第 5 章 (pp.29-42)
5
回
酵素
講義内容:(a)一般的性質;(b)特異的作用
予習事項:テキスト第 6 章 (pp.43-47)
6
回
酵素
講義内容:(c)活性の調節;(d)補酵素
予習事項:テキスト第 6 章 (pp.43-47)、テキスト第 12 章 (pp.116-120)
7
回
糖質の構造・機能
講義内容:(a)単糖類;(b)二糖類
予習事項:テキスト第 7 章 (pp.48-54)
8
回
糖質の構造・機能
講義内容:(c)多糖類;(d)複合糖質
予習事項:テキスト第 7 章 (pp.55-66)
9
回
脂質の構造・機能
講義内容:(a)分類;(b)トリグリセリド(トリアシルグリセロール)、脂肪酸
予習事項:テキスト第 8 章 (pp.67-72)
Ⅱ - 47
10
回
脂質の構造・機能
講義内容:(c)コレステロール;(d)リン脂質
予習事項:テキスト第 8 章 (pp.72-76)
11
回
ビタミンの構造・機能
講義内容:(a)水溶性ビタミン;(b)脂溶性ビタミン
予習事項:テキスト第 10 章 (pp.88-101)
12
回
無機質のはたらき
講義内容:カルシウム、マグネシウム、鉄、銅、亜鉛、セレン、ナトリウム、カリウム
予習事項:テキスト第 11 章 (pp.102-112)
13
回
核酸の構造・機能
講義内容:(a)DNA
予習事項:テキスト第 9 章 (pp.83-87)、第 21 章(pp.197-202)
14
回
核酸の構造・機能
講義内容:(b)RNA
予習事項:テキスト第 9 章 (pp.83-87)
15
回
核酸の構造・機能
講義内容:(c)遺伝子、ゲノム
予習事項:テキスト第 9 章 (pp.83-87)
Ⅱ - 48
平
科目名
生化学Ⅱ
成
23
年
度
授業回数
教
15
育
単位数
計
2
画
担当教員
宮崎正博
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):随時、C 棟 101 研究室で受け付ける
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
育
方
法
教育目標:
人間生活学部食物栄養学科では、高度な専門知識や技能を修得した栄養のスペシャリス
ト、つまり管理栄養士を育成することを目標とする。生化学は生命現象を化学的に明らかに
する学問であり、栄養学と表裏一体となって発展してきた。従って、管理栄養士を育成する
ために、生化学教育は不可欠である。本講は、生化学Ⅰで学習した各種栄養素についてその
代謝とはたらき、また、遺伝子の発現と調節について分子レベルの知識を涵養することを目
的とする。
学生の学習成果:
専門的学習成果として、生体のエネルギー源と代謝、三大栄養素[糖質、脂質、アミノ酸・
タンパク質]の代謝、核酸の代謝、遺伝子の発現とその調節、ホメオスタシスとその調節機
構を理解し、「管理栄養士が果たすべき多様な専門領域に関する基本となる能力」、「管理栄
養士に必要とされる知識、技能、態度及び考え方の総合的能力」を獲得する。
汎用的学習成果として、
「栄養学分野の基本的な知識を体系的に理解するとともに、その
知識体系の意味と自己の存在を現代の諸問題と関連づけて理解する能力」を獲得する。
授
業
の
進
め
方
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
(講義・演習・実験・実習・実技)
・授業は、テキスト、プリントなどを利用して進める。
・授業中に小テストを行い、理解度を確かめる。不十分なところは、重点的に補充し
て理解を高める。
・毎授業前に、「授業回数別教育内容」に記載された予習を求める。
・毎授業後に、復習を求める。
・授業の始めに、上に記載したように小テストを行い、効果的な予習復習を行ってい
るかどうかを確かめる。問題がある場合は、学習の仕方を指導する。
人体の構造と機能Ⅱ.生化学(近藤和雄、脊山洋右、藤原葉子、森田 寛編集)
東京化学同人 2400 円(税別)2008 年
以下に示す学習成果について、その獲得度合を量的に評価する。
①生体エネルギーと代謝を理解する。
②三大栄養素[糖質、脂質、アミノ酸・タンパク質]の代謝を理解する。
③核酸の構造と機能、遺伝子発現とその調節を理解する。
④ホメオスタシスとその調節機構を理解する。
学習評価は、定期試験および小テストの結果を総合して行う。評価の割合は、定期試験 80
点、小テスト 20 点で、合計 60 点を基準とする。なお、受講態度の評価として欠席は1回に
つき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点とする。
15 回授業の 2/3 以上の出席により定期試験の受験資格が得られる。遅刻や欠席がないよう
に受講すること。
Ⅱ - 49
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
生体エネルギーと代謝
講義内容:生体エネルギー源と代謝(異化、同化、ATP の役割・リン酸化・脱リン酸化)、
生体酸化(酸化、還元、酵素の役割、活性酸素、フリーラジカル、抗酸化)
予習事項:テキスト第 13 章 (pp.122-125)、第 16 章 (pp.153-154)
2
回
生体エネルギーと代謝
講義内容:酸化的リン酸化(呼吸鎖、ATP 合成酵素と脱共役タンパク質)
予習事項:テキスト第 13 章 (pp.122-125)、第 16 章 (pp.150-153)
3
回
糖質の代謝
講義内容:解糖、クエン酸回路
予習事項:テキスト第 14 章 (pp.126-130)、第 16 章 (pp.144-153)
4
回
糖質の代謝
講義内容:ペントースリン酸回路、グリコーゲンの合成・分解
予習事項:テキスト第 14 章 (pp.133-135)、第 15 章 (pp.139-143)
5
回
糖質の代謝
講義内容:糖新生、血統の調節
予習事項:テキスト第 14 章 (pp.131-133)
脂質の代謝
講義内容:トリグリセリド(トリアシルグリセロール)・脂肪酸の生合成、トリグ
6
回
リセリド・脂肪酸の分解
予習事項:テキスト第 8 章 (pp.68-72)、第 17 章 (pp.157-162、164-165)
7
回
脂質の代謝
講義内容:不飽和脂肪酸の代謝、エイコサノイドの代謝
予習事項:テキスト第 8 章 (pp.70-71)、第 17 章 (pp.158-159、162-164)
8
回
脂質の代謝
講義内容:ケトン体の代謝、コレステロールの代謝、脂質の輸送とリポタンパク質
予習事項:テキスト第 8 章 (pp.71-72)、第 17 章 (pp.155-156、159-160、165-167)
Ⅱ - 50
9
回
アミノ酸・タンパク質の代謝
講義内容:可欠(非必須)アミノ酸の生合成、アミノ基転移反応
予習事項:テキスト第 18 章 (pp.170-171)
10
回
アミノ酸・タンパク質の代謝
講義内容:タンパク質・アミノ酸の異化、尿素回路
予習事項:テキスト第 4 章 (pp.19-21)、第 18 章 (pp.170-174)
11
回
アミノ酸・タンパク質の代謝
講義内容:特殊生成物(ポルフィリン、クレアチニン、生理活性アミン、一酸化窒素)、生
理活性ペプチド
予習事項:テキスト第 4 章 (pp.24-28)、第 18 章 (pp.172-176)
12
回
アミノ酸・タンパク質の代謝
講義内容:タンパク質の合成・分解
予習事項:テキスト第 18 章 (pp.168-170)
13
回
核酸の構造と機能
講義内容:プリン・ピリミジンの代謝
予習事項:テキスト第 19 章 (pp.177-181)
14
回
遺伝子発現とその調節
講義内容:転写、翻訳、翻訳後修飾、遺伝子操作・解析
予習事項:テキスト第 22 章 (pp.203-205)、第 23 章 (pp.206-209)、第 25 章 (pp.214-223)
15
回
ホメオスタシスとその調節機構
講義内容:情報伝達の機構(受容体による情報伝達、細胞内シグナル伝達)
予習事項:テキスト第 8 章 (pp.79-80)、第 24 章 (pp.210-213)
Ⅱ - 51
平
科目名
成
生化学実験
23
年
度
授業回数
教
15
育
単位数
計
1
画
担当教員
宮崎正博
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):随時、C 棟 101 研究室で受け付ける
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
育
方
法
教育目標:
人間生活学部食物栄養学科では、高度な専門知識や技能を修得した栄養のスペシャリス
ト、つまり管理栄養士を育成することを目標とする。栄養学の基礎を成す生化学は、栄養指
導に携わるスペシャリストであり、またチーム医療の一員として期待される管理栄養士の育
成に不可欠である。この授業は生化学の講義を通して得た知識を実験で確かめ、より強固な
ものとし、本授業が終了した時点で簡単な定量実験を自分で行うことができ、また生化学検
査結果などを判断できる能力を涵養することを目標とする。
学生の学習成果:
専門的学習効果として、生体材料や食品中のタンパク質、糖質、核酸、ビタミンなどを定
量し、それらをまとめて論理的なレポート(目的、方法、結果、考察、結論を記載したもの)
を作成するなど「管理栄養士が果たすべき多様な専門領域に関する基本となる能力」、
「管理
栄養士に必要とされる知識、技能、態度及び考え方の総合的能力」を獲得する。
汎用的学習効果として、
「栄養学分野の基本的な知識を体系的に理解するとともに、その
知識体系の意味と自己の存在を現代の諸問題と関連づけて理解する能力」
、
「チームワーク」、
「コミュニケーション能力」、
「論理的思考力」、
「問題解決力」、
「社会人としての責任を果た
すために必要な倫理観、自己管理能力」を獲得する。
(講義・演習・実験・実習・実技)
授 ・毎回、実験前に、プリントを配布して実験の進め方と注意点について討論する。
業
の ・少人数のグループに別れて実験を行う。
進 ・各グループの全員が正確に実験操作できるように指導する。
め ・各実験終了後1週間以内に、目的、方法、結果、考察、結論を記載したレポートを
方
各人がそれぞれ作成して提出する。
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
生化学実験(田代
操編著)化学同人
2000 円(税別)2008 年
学
習
評
価
の
方
法
学習評価は、レポート、理解度テスト、実験態度により総合的に行う。評価の割合は、レポ
ート 60 点、理解度テスト 10 点、実験態度 30 点とし、合計 60 点を基準とする。なお、欠
席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点とする。
注
意
事
項
生化学の生きた知識を獲得するために、実験を体験することは極めて重要である。したがっ
て、授業は休まず、15 回すべてに出席し、積極的に実験に取り組むことを勧める。
Ⅱ - 52
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
水素イオン濃度と pH
1) 強酸(塩酸)、強塩基(水酸化ナトリウム)の水溶液の作成
2) pH メーターの調整(二点補正)
3) 強酸、強塩基水溶液の pH の計算と測定およびその比較
について学習する。
2
回
水素イオン濃度と pH
1) リン酸緩衝液の作成
2) 酸あるいは塩基滴下によるリン酸緩衝液の pH の変化の測定
3) 緩衝液のはたらき
について学習する。
3
回
容量分析
1) シュウ酸標準液および水酸化ナトリウム水溶液の作成
2) 水酸化ナトリウム水溶液の濃度標定
3) 中和滴定による食酢中の酢酸のモル濃度の測定および重量%濃度の計算
について学習する。
4
回
摂食および絶食ラットの血糖値の測定とその比較
1) 銅試薬およびネルソン試薬の作成
2) 分光光度計の調整と最大吸収波長の測定
について学習する。
5
回
摂食および絶食ラットの血糖値の測定とその比較
1) 摂食ラットおよび 18 時間絶食ラットの血清の前処理
2) ソモギー・ネルソン法によるブドウ糖検量線の作成と血清試料中のブドウ糖濃度の測定
について学習する。
6
回
Lowry 法による食品タンパク質の定量
1) Lowry 法の試薬の作成
2) リン酸緩衝生理食塩水(PBS)の作成
3) タンパク質標準液の作成
について学習する。
7
回
Lowry 法による食品タンパク質の定量
1) 測定試料(卵白、ゼラチン、豆乳、牛乳、脱脂粉乳)の作成
2) 検量線の作成および食品タンパク質の定量
について学習する。
8
回
ゲルろ過クロマトグラフィー
1) Sephadex G-25 ゲルカラムの作成
2) 試薬(牛アルブミン溶液、食用色素溶液など)の作成
について学習する。
9
回
ゲルろ過クロマトグラフィー
1) ゲルろ過クロマトグラフィーによるアルブミンと食用色素の分離
2) Lowry 法による分離・回収タンパク質の定量と回収率の計算
3) 分離・回収した食用色素の吸光度測定
について学習する。
Ⅱ - 53
10
回
肝臓グリコーゲンの分離・抽出と定量
1) 分離・抽出試薬(5%、10%トリクロロ酢酸水溶液、95%エタノール)の作成
2) 摂食ラットおよび 18 時間絶食したラットの肝臓のグリコーゲンの分離・抽出
について学習する。
11
回
肝臓グリコーゲンの分離・抽出と定量
1) 比色定量試薬(5%フェノール溶液、グリコーゲン標準液)の作成
2) グリコーゲンの検量線の作成と、摂食ラットおよび絶食ラットの肝臓グリコーゲンの比
色定量と比較
について学習する。
12
回
核酸の分離・抽出と定量
1) 核酸の分離・抽出用の試薬の作成
2) ラット肝臓組織の核酸(DNA および RNA)の分離・抽出
について学習する。
13
回
核酸の分離・抽出と定量
1) DNA および RNA 定量用の試薬の作成
2) ジフェニルアミン法による DNA 比色定量およびオルシノール法による RNA 比色定量
について学習する。
14
回
食品中のビタミン C(アスコルビン酸)の定量
1) アスコルビン酸の比色定量用試薬の作成
2) 測定試料(レモン、みかん、リンゴ汁など)の作成
3) アスコルビン酸の検量線の作成と、試料中のアスコルビン酸量の比色定量
について学習する。
15
回
まとめと理解度テスト
Ⅱ - 54
平
科目名
成
病理学
23
年
度
授業回数
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
15
育
単位数
計
2
画
担当教員
熊谷智代
[email protected](随時)
教育目標:
傷病者に対する栄養指導や健康の保持増進のための栄養指導を行う上で基礎となる疾患の
原因,病態,診断,治療についての知識を習得することを目標とする。
管理栄養士として重要な課題となる生活習慣病,消化器,代謝,腎疾患などの病態の理解に
重点をおく。
学生の学習成果:
疾患の原因,病態,診断,治療を理解し,医療チーム・Nutritional support team(NST)の
一員として役割を果たすための基礎となる力を養う。
(講義・演習・実験・実習・実技)
教
授
業
の
進
め
方
教科書やイラストなどを入れたプリントなどを活用し,さまざまな病気を栄養指導・
予防の観点から十分に理解できるよう講義を進める。
新聞等の健康・医療に関する記事を提示,解説し,健康・医療への興味関心を深める
よう配慮する。
授業中の疑問点は授業中に解決するために積極的に質問を行うように求め,質疑応答
の時間を十分にとる。
必要に応じて重要項目に関連する小テストを実施する。
予
習
・
復
習
予習:教科書を読み予習しておくことが望ましい。
復習:講義プリント,教科書を熟読し,重要項目を完全に理解するよう努力すること。
課題:必要に応じてレポート提出を求める。
育
方
法
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
山元寅男
有田和恵
編(2010)
編(2007)
Nブックス 臨床医学入門 健帛社 定価 2,520 円
超入門
解剖生理学
照林社 定価 2,940 円
(解剖生理学Ⅰ・Ⅱの教科書として購入済)
小テスト,レポート,期末試験で,主な疾患の原因,病態,治療の理解度を判定する。
小テストおよびレポート(20%の評価)
,期末試験(80%の評価)で判定する。
授業受講態度および欠席は,減点法により成績判定に加える。
授業態度については授業の最初に説明する。
欠席届けが提出された場合は考慮する。
注
意
事
項
Ⅱ - 55
授
業
回
数
別
教
1
回
オリエンテーション
疾患の診断・治療の概要①(診察・主な症候など)
2
回
疾患の診断・治療の概要②(臨床検査など)
3
回
疾病による細胞,組織の変化①
4
回
疾患による細胞,組織の変化②
腫瘍について
5
回
腎・尿路系疾患(腎炎・慢性腎臓病・透析療法)
6
回
1∼5 回のまとめと補足
7
回
栄養と代謝①(糖尿病)
8
回
栄養と代謝②(脂質代謝異常・肥満など)
9
回
栄養と代謝③(栄養障害)
血液疾患(貧血,葉酸欠乏,VB12 欠乏など)
筋骨格系疾患(くる病・骨粗鬆症など)
Ⅱ - 56
育
内
容
10
回
栄養と代謝
11
回
消化器系疾患(胃十二指腸潰瘍・慢性炎症性腸疾患など)
12
回
消化器系疾患(肝・胆嚢・膵臓疾患)
13
回
内分泌系疾患
免疫系疾患(膠原病,アレルギー疾患)
14
回
循環器疾患(高血圧症・動脈硬化・狭心症・心筋梗塞など)
呼吸器疾患(慢性閉塞性肺疾患・肺炎・気管支ぜんそく・結核など)
15
回
講義内容の復習・まとめ
重要項目の確認
まとめと補足
Ⅱ - 57
平
科目名
成
微生物学
23
年
度
教
授業回数
15
単位数
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
育
2
計
画
担当教員
友近健一
在室時はいつでも対応
教育目標:微生物の形態と分類及びこれら微生物の増殖条件を理解させ、ヒトに病原性を有
する微生物の食品等における増殖制御法を理解させる。感染症の成立には免疫機能の強弱が
重要に関わってくる。そこで、生活習慣病者や易感染性宿主における免疫機能の低下と感染
の関係が十分理解できることを目指す。
学生の学習成果:感染症の原因となる病原体を理解し、感染症の成り立ちを理解する。また、
感染防御に関与する免疫系の理解と免疫系に関する疾患を理解する。
授
業
の
進
め
方
(講義・演習・実験・実習・実技)
授業は、テキスト、プリント、スライド等を利用して進める。基本的には指定した
テキストを使用して進行する。必要に応じてプリントやスライドを使用する。各セク
ションの終わりに小テストを実施する。
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
予習:予習については、各授業の終わりに紹介する。特に、次回講義に関係する部分
の教科書を読んでおく事。
復習:復習については指定した用語について整理をしておく事。
林 英生、松井
み)
徳光
編(2010)「N ブックス
新版微生物学」
建帛社
定価 2730 円 (税込
成績は定期試験、授業中に数回行う小テスト、授業態度から総合的に評価する。欠席は1
回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点とする。また、
私語など授業の妨害行為についても減点を科す場合がある。
参考図書は新書程度の本を授業内容に合わせて紹介する。
注
意
事
項
Ⅱ - 58
授
業
回
数
別
教
育
内
1
回
授業の進め方についてシラバスを用いた説明
微生物学の歴史と生物界における微生物の位置づけ
(ヒトと微生物のかかわりについて理解する。)
2
回
微生物の分類と各微生物の形態的特徴
(微生物の形態及び増殖様式を理解する。)
3
回
細菌のエネルギー代謝・エネルギー利用系、発酵微生物
(細菌の生化学とその特徴を理解する。
)
4
回
細菌・ウイルスの増殖機構、食品における微生物検査
(微生物の増殖とその検査法について理解する。)
5
回
消毒と滅菌の原理
(消毒と滅菌を理解し、微生物の増殖制御法を理解する。)
6
回
分子生物学の基礎、遺伝子の発現・制御機構
(遺伝子の発現・制御機構を理解する。
)
7
回
ヒト感染症の種類(1)
感染成立機構(感染と発症)、① 原因病原体と疾病
(感染症の成り立ちを理解する。)
8
回
ヒト感染症の種類(2)
② 原因病原体と疾病、腸管感染症及び下痢症
(感染症と病原体の関係を理解する。)
9
回
細菌の産生する病原因子(外毒素と内毒素)
(細菌感染症の発症メカニズムを理解する。)
Ⅱ - 59
容
10
回
免疫学(1)
自己と非自己の認識、① 細胞性免疫と体液性免疫
(免疫の基本原理を理解する。
)
11
回
免疫学(2)
② 細胞性免疫と体液性免疫、感染免疫学
(感染防御における免疫の関わりを理解する。
)
12
回
免疫学(3)
アレルギーの分類と発症機構、免疫と疾患、
(アレルギー及びアレルギー疾患などを理解する。)
13
回
免疫学(4)
食品とアレルギー、常在細菌叢と健康、免疫学のまとめ
(食物アレルギー及び免疫と微生物の関わりを理解する。)
14
回
ヒトに役立つ微生物
発酵食品、環境微生物
(ヒトに役立つ微生物とその役割を理解する。
)
15
回
講義のまとめ
Ⅱ - 60
平
科目名
食品学総論Ⅰ
成
23
年
度
授業回数
15
教
単位数
育
計
2
画
担当教員
次田隆志
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):授業終了後の休み時間に、教室にて質問受付
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
教育目標:
人における健康の維持増進、疾病の予防をはかるために、高度な専門知識・技能に基づい
て、食生活の改善や栄養指導に携わることのできる管理栄養士育成を最終の教育目標とす
る。食品学総論Ⅰにおいては、食品の分類、食品中の主要な栄養成分の化学構造と機能・特
性について学習することにより、管理栄養士に必要とされる基本的知識を習得することを目
標とする。
学生の学習成果:
食品成分の化学と機能を理解し、食品に関する正しい知識を習得するとともに、健康に対
する働きについて理解できる。
授
業
の
進
め
方
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
(講義・演習・実験・実習・実技)
2冊の教科書を適宜使用しながら、講義形式で授業を進める。
予習については、講義の最後に次回の講義範囲を学生に周知するので、教科書の対応
箇所を前もって読んでおき、講義に臨むようにすること。
復習については、その日の講義の中で重要であると説明したキーワードについて、再
度、教科書などで確認すること。
種村安子ら、イラスト食品学総論(第3版)、東京教学社
北原重登ら、食を中心とした化学(第3版)、東京教学社
定期試験を 100 点満点で評価し、その得点から欠席1回につき8点減点して学習成果を評価
する。ただし、欠席の届け出がある場合には、欠席1回につき4点の減点とする。
インターネット等を活用して、各種食品に含まれる栄養成分とその性質について、積極的に
最新の情報を得ること。
Ⅱ - 61
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
授業の進め方と食品学総論Ⅰの概要説明
2
回
食品成分とその働き
3
回
水分
4
回
炭水化物(その1)
炭水化物の分類と構造
5
回
炭水化物(その2)
単糖類の種類・構造と特性について
6
回
炭水化物(その3)
誘導糖と少糖類の種類・構造と特性について
7
回
炭水化物(その4)
多糖類の種類・構造と特性について
8
回
脂質(その1)
脂質の分類と構造
9
回
脂質(その2)
脂肪酸の種類と構造について
10
回
脂質(その3)
単純脂質の種類・構造と特性について
11
回
脂質(その4)
複合脂質、その他の脂質の種類・構造と特性について
12
回
たんぱく質(その1)
たんぱく質の分類と構造
13
回
たんぱく質(その2)
アミノ酸の種類と構造について
14
回
たんぱく質(その3)
単純たんぱく質の種類と特性について
15
回
たんぱく質(その4)
複合たんぱく質、誘導たんぱく質の種類と特性について
水の化学と機能性について
Ⅱ - 62
平
科目名
食品学総論Ⅱ
成
23
年
度
授業回数
15
教
単位数
育
計
2
画
担当教員
次田隆志
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):授業終了後の休み時間に、教室にて質問受付
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
教育目標:
人における健康の維持増進、疾病の予防をはかるために、高度な専門知識・技能に基づいて、
食生活の改善や栄養指導に携わることのできる管理栄養士育成を最終の教育目標とする。食
品学総論Ⅱにおいては、食品学総論Ⅰで学んだ食品の栄養成分に関する基礎的知識に基づ
き、食品の貯蔵・調理・加工に伴う食品成分の化学的・物理的変化、食品中の嗜好成分、食
品の機能性成分、食品の物性について学習することにより、管理栄養士に必要とされる基本
的知識を習得することを目標とする。
学生の学習成果:
食品成分の化学と機能を理解し、食品に関する正しい知識を習得するとともに、健康に対す
る働きについて理解できる。
授
業
の
進
め
方
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
(講義・演習・実験・実習・実技)
教科書に基づいて、講義形式で授業を進める。
予習については、講義の最後に次回の講義範囲を学生に周知するので、教科書の対応
箇所を前もって読んでおき、講義に臨むようにすること。
復習については、その日の講義の中で重要であると説明したキーワードについて、再
度、教科書などで確認すること。
種村安子ら、イラスト食品学総論(第3版)、東京教学社
定期試験を 100 点満点で評価し、その得点から、欠席1回につき8点減点して学習成果を評
価する。ただし、欠席の届け出がある場合には、欠席1回につき4点の減点とする。
インターネット等を活用して、食品の種類、食品成分の性質や機能などについて、積極的に
最新の情報を得ること。
Ⅱ - 63
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
授業の進め方と食品学総論Ⅱの概要説明
2
回
食品成分の特性と変化(その1)
炭水化物の特性
3
回
食品成分の特性と変化(その2)
炭水化物の変化
4
回
食品成分の特性と変化(その3)
脂質の特性
5
回
食品成分の特性と変化(その4)
脂質の変化
6
回
食品成分の特性と変化(その5)
たんぱく質の特性
7
回
食品成分の特性と変化(その6)
たんぱく質の変化
8
回
食品成分の特性と変化(その7)
アミノカルボニル反応
9
回
嗜好成分(その1)
食品の植物性色素成分
10
回
嗜好成分(その2)
食品の動物性色素成分と酵素的褐変反応、非酵素的褐変反応
11
回
嗜好成分(その2)
食品の香気成分
12
回
嗜好成分(その3)
食品の呈味成分
13
回
食品の機能性成分
14
回
食品の物性(その1)
食品コロイドと乳化
15
回
食品の物性(その2)
食品のレオロジーとテクスチャー
食品成分の生態調節機能
Ⅱ - 64
平
科目名
食品学総論実験
成
23
年
度
授業回数
15
教
単位数
育
計
1
画
担当教員
次田隆志
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):授業終了後の休み時間に、教室にて質問受付
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
教育目標:
人における健康の維持増進、疾病の予防をはかるために、高度な専門知識・技能に基づいて、
食生活の改善や栄養指導に携わることのできる管理栄養士育成を最終の教育目標とする。食
品学総論実験においては、化学実験に関する基礎的知識や基本操作を習得するとともに、食
品学総論Ⅰで学んだ食品に関する基礎的知識に基づき、食品に含まれる各種成分に関する実
験を行うことにより、管理栄養士に必要とされる基本的知識を習得することを目標とする。
学生の学習成果:
各種食品に関する実験技術を習得するともに、食品に含まれる各種成分とその変化につい
て、実験を通じて理解することができる。
授
業
の
進
め
方
(講義・演習・実験・実習・実技)
まとまった実験の前に、実験の原理、方法、まとめ方などを記載したプリントを配布
し、全体的な実験講義を行う。さらに、各回の実験の前には、その回の実験の進め方
と注意点について説明の後、3∼4人程度のグループに別れて実験し、データを記録
させる。この際、実験に用いる試薬等は、とくに危険なものを除き原則として学生自
身に調製させ、また実験装置についても、できるだけ学生に準備させる。まとまった
2∼3回の実験の終了後、各実験の方法、結果、考察等を記載したレポートを各人に
まとめさせ、ほぼ2週間後を締め切りとして提出させる。
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
予習については、実験で使用する食品の種類や成分について、食品学総論のテキスト
や食品成分表で調べておくこと。
復習については、参考書やインターネットで詳細な情報を収集し、レポートに反映さ
せること。
毎回、実験の目的、方法などを記載したプリントを配布する。
実験内容についてのレポートの内容を評価し、以下の基準で採点する。
A:90点、B:80点、C:70点、D:60点 ただし、提出期限を過ぎたレポートについては減点の対
象とする。
試験は実施せず、何回か提出されたレポートの平均点(90点満点)を算出し、これに平常点(10
点満点)を加算し、さらに欠席1回につき8点減点して学習成果を評価する。ただし、欠席
の届け出がある場合には4点の減点とする。
実験は危険を伴うものであり、常に集中して事故を起こさないように注意すること。
Ⅱ - 65
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
食品学総論実験の概要説明
実験における注意事項、器具の名称、実験中のメモの取り方とレポートの書き方など
2
回
実験に必要な基礎知識(その1)
試薬の名称と分類、無機・有機化合物の命名法
3
回
実験に必要な基礎知識(その2)
有機化合物の構造式と命名法
4
回
実験に必要な基礎知識(その3)
単位、百分率濃度
5
回
実験に必要な基礎技術(その4)
モル濃度
6
回
実験に必要な基礎技術(その1)
メスシリンダーとホールピペットの使用方法と器具の洗浄方法
7
回
実験に必要な基礎技術(その2)
電子天秤の使用法と5%食塩水の調製
8
回
実験に必要な基礎技術(その3)
モル濃度の計算
9
回
実験に必要な基礎技術(その4)
フィルアップによる 0.5 モル食塩水の調製と電子天秤による密度測定
10
回
中和滴定実験(その1)
酸・塩基と中和滴定の原理、レポートの書き方
11
回
中和滴定実験(その2)
中和滴定実験の実験講義
12
回
中和滴定実験(その3)
0.1Nシュウ酸溶液の調製と力価測定、0.1N水酸化ナトリウム水溶液の調製と力価測定
13
回
中和滴定実験(その4)
食酢中の酢酸の定量実験
14
回
各種でんぷんの分離と顕鏡実験(その1)
顕微鏡の使い方
15
回
各種でんぷんの分離と顕鏡実験(その2)
各種でんぷんの分離と顕微鏡観察
Ⅱ - 66
平
科目名
食品学各論
成
23
年
度
授業回数
15
教
育
単位数
計
2
画
担当教員
津村哲司
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):授業終了後の休み時間に、教室にて質問受付
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
教育目標:
人における健康の維持増進、疾病の予防をはかるために、高度な専門知識・技能に基づ
いて、食生活の改善や栄養指導に携わることのできる管理栄養士育成を最終の教育目標と
する。食品学各論においては、食品をその材料起源に基づいて分類し、それぞれの食品に
ついて、分類・種類、栄養成分の各面から解説することによって、食品に関する体系的知
識を習得することにより、管理栄養士に必要とされる基本的知識を習得することを目標と
する。
学生の学習成果:
食品および加工食品の成分を理解することはもちろんのこと、本学習が栄養指導の現場
で有効活用出来るように食品と五大栄養素を結びつけて理解することができる。
常に情報収集を心がけ、マスコミ等で話題になっている食品については本講義で学習した
知識を基に的確に解説できる能力を身につける。
授
業
の
進
め
方
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
(講義・演習・実験・実習・実技)
日常利用している植物性食品(米、小麦、豆類、イモ類、野菜・果実)および動
物性食品(食肉及びその加工品、魚介類及びその加工品、牛乳及び乳製品、鶏卵及
びその加工品)および調味料に関する最新情報を盛り込んで系統的に講義する。
毎講義の最後に前回の講義内容から 10 分程度の小テストを行い、理解度をチェッ
クする。
さらに、8 回目の講義の最後に到達度判定試験を行い、それまでの学生の理解度
をチェックする。
予習については講義の最後に次回の講義範囲を学生に周知するので、その中でキー
ワードをマークして講義に望むようにすること。また、そのキーワードについて参
考書等で調べておくこと。
復習については、学生自ら小テストの仮想問題を作成し、回答しておくこと。
高野克己 編、食べものと健康Ⅱ 新訂 食品学各論(樹村房)
定期試験の得点(80 点満点)+小テストの得点(20 点満点)の合計点を算出し、これか
ら、社会人として必要な倫理観、自己管理力を有しているかどうかを評価するという観点
から、欠席1回につき8点の減点を行い、学習成果を評価する。ただし、欠席届がある場
合は4点の減点とする。
また、携帯電話など講義の妨げとなる行為と判断した場合、最大5点の減点を行う。
注
意
事
項
Ⅱ - 67
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
授業の進め方と食品学各論の概要説明
2
回
米:
3
回
小麦:小麦粉の種類、小麦の栄養成分について
小麦粉に含まれるたんぱく質の種類と利用分野について理解すること
4
回
イモ類:イモ類の種類、栄養成分について
イモ類に含まれる成分と加工品としてのでんぷんについて理解すること
5
回
豆類:豆類の種類、豆類の栄養成分について
大豆に含まれるたんぱく質の性質と加工品について理解すること
6
回
野菜類(その1):野菜類の分類、野菜類の栄養成分について
野菜に含まれる成分と加工品について理解すること
7
回
野菜類(その2):野菜類の分類、野菜類の栄養成分について
野菜に含まれる成分と加工品について理解すること
8
回
果実類(その1):果実類の栄養成分について
果実類に含まれる成分と加工品について理解すること
9
回
果実類(その2):果実類の栄養成分について
果実類に含まれる成分と加工品について理解すること
到達度判定試験
10
回
魚介類:魚介類の栄養成分について
魚介類の種類とそれらに含まれる栄養成分の有効性について理解すること
11
回
食肉(その1):食肉の分類について
食肉の種類と生産・加工・流通に伴う、形状変化について理解する
こと
12
回
食肉(その2):食肉の栄養成分と加工・貯蔵について
食肉の熟成に伴う成分変化について理解すること
13
回
鶏卵:鶏卵の生産・栄養成分について
鶏卵中の成分の性質とその性質を利用した加工品について理解すること
14
回
15
回
米の種類、米の栄養成分について
米に含まれるでんぷんの種類と性質について理解すること
牛乳及び乳製品:牛乳の生産・栄養成分とについて
牛乳及び乳製品の分類と、牛乳中のたんぱく質の性質について理解す
ること
調味料:調味料の分類と栄養成分について
調味料の種類とそれらの利用例について理解すること
Ⅱ - 68
平
科目名
成
食品学各論実験Ⅰ
23
年
度
授業回数
15
教
単位数
育
計
1
画
担当教員
津村哲司
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):授業終了後の休み時間に、教室にて質問受付
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
教育目標:
人における健康の維持増進、疾病の予防をはかるために、高度な専門知識・技能に基づい
て、食生活の改善や栄養指導に携わることのできる管理栄養士育成を最終の教育目標とす
る。食品学各論実験Ⅰにおいては、食品学総論Ⅰ、食品加工学Ⅰ、食品学各論、食品学総論
実験等で学んだ基礎的知識と技術に基づき、食品中に含まれる糖質、脂質、たんぱく質、色
素、呈味成分、香気成分の定量・分離や食品の官能検査に関する実験を行うことにより、管
理栄養士に必要とされる基本的知識を習得することを目標とする。
学生の学習成果:
各種食品に関する実験技術を習得するともに、管理栄養士が常に留意しておかなければな
らない点として、食品に含まれる各種成分と加工・調理による成分変化が疾病に及ぼす影響
について、実験を通じて理解することができる。
授
業
の
進
め
方
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
(講義・演習・実験・実習・実技)
糖質、脂質、たんぱく質、色・味・香りなど、まとまった実験の前に、実験の原理、
方法、まとめ方などを記載したプリントを配布し、全体的な実験講義を行う。さらに、
各回の実験の前には、その回の実験の進め方と注意点について説明の後、3∼4人程
度のグループに別れて実験し、データを記録させる。この際、実験に用いる試薬等は、
とくに危険なものを除き原則として学生自身に調製させ、また実験装置についても、
できるだけ学生に準備させる。まとまった2∼3回の実験の終了後、各実験の方法、
結果、考察等を記載したレポートを各人にまとめさせ、ほぼ1週間後を締め切りとし
て提出させる。
予習については、実験で使用する食品の種類や成分を食品学各論のテキストや食品成
分表で調べておくこと。
復習については、参考書やインターネットで詳細な情報を収集し、レポートに反映さ
せること。
毎回、実験の目的、方法などを記載したプリントを配布する。
実験内容についてのレポートの内容を評価し、以下の基準で採点する。
A:90点、B:80点、C:70点、D:60点 ただし、提出期限を過ぎたレポートについては減点の対
象とする。
試験は実施せず、何回か提出されたレポートの点数の平均値(90点満点)を算出し、これに平
常点(10点満点)を加算して学習成果を評価する。
社会人として必要な倫理観、自己管理力を有しているかどうかを評価するという観点から、
欠席1回につき8点の減点とする。ただし、欠席届がある場合は4点の減点とする。また、
携帯電話等実験を妨げる行為と判断した場合、最大5点の減点を行う。
実験は危険を伴うものであり、常に集中して事故を起こさないように注意すること。
Ⅱ - 69
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
授業の進め方と食品学各論実験Ⅰの概要説明
2
回
食品の味と官能検査に関する実験(その1)味覚修飾植物を用いた甘味消失実験と甘味誘導
実験
3
回
食品の味と官能検査に関する実験(その2) 食品の味と官能検査に関する実験講義
食品中に含まれる呈味成分の種類・性質と、官能検査の原理について理解すること
4
回
食品の味と官能検査に関する実験(その3)極限法を用いた糖質、有機酸の閾値測定
5
回
糖質に関する実験(その1) 糖質に関する実験講義
糖質の種類と性質について理解すること
6
回
糖質に関する実験(その2) 試薬調製と力価測定
清涼飲料中の還元糖の定量実験に関わる試薬の調製法と、滴定法について理解すること
7
回
糖質に関する実験(その3) 清涼飲料中の還元糖の定量実験
清涼飲料水に含まれる還元糖の定量法を修得し、その性質について理解すること
8
回
脂質に関する実験(その1) 脂質に関する実験講義
脂質の種類と性質について理解すること
9
回
脂質に関する実験(その2) 新鮮な油と古い油の酸価測定実験
油の劣化に伴う酸価の変化について理解すること
10
回
たんぱく質に関する実験(その1) たんぱく質に関する実験講義と試薬調製
たんぱく質の種類と性質について理解すること
11
回
たんぱく質に関する実験(その2) 小麦粉中のたんぱく質の分離(前半)
小麦粉に含まれるたんぱく質の違いと性質について理解すること
12
回
たんぱく質に関する実験(その3) 小麦粉中のたんぱく質の分離(後半)と定性
小麦粉に含まれるたんぱく質の定性法について理解すること
13
回
食品の色と香りに関する実験(その1) 食品の色と香りに関する実験講義と試薬調製
食品中に含まれる色素と香気成分の種類・性質と食品成分の反応によって生成する色素と
香気成分について理解すること
14
回
15
回
食品の色と香りに関する実験(その2)
植物性色素を抽出し、酸とアルカリによる色の変化を理解する。また、糖とアミノ酸の反応
による加熱香気の性質について理解すること
まとめ
Ⅱ - 70
平
科目名
成
食品学各論実験Ⅱ
23
年
度
授業回数
15
教
単位数
育
計
1
画
担当教員
津村哲司
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):授業終了後の休み時間に、教室にて質問受付
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
教育目標:
人における健康の維持増進、疾病の予防をはかるために、高度な専門知識・技能に基づい
て、食生活の改善や栄養指導に携わることのできる管理栄養士育成を最終の教育目標とす
る。食品学各論実験Ⅱにおいては、食品学総論ⅠおよびⅡ、食品学各論、食品学総論実験、
食品学各論実験Ⅰで学んだ知識と技術に基づき、植物性食品、動物性食品、油脂食品、調味
料等の特性を理解し、これら食品類に含まれる各種成分の加工・貯蔵・調理に伴う成分変化
および各種食品の物性に関する実験を行うことにより、管理栄養士に必要とされる基本的知
識を習得することを目標とする。
学生の学習成果:
各種食品に関する実験技術を習得するともに、管理栄養士が常に留意しておかなければな
らない点として、食品に含まれる各種成分と加工・調理による成分変化が疾病に及ぼす影響
について、実験を通じて理解することができる。
授
業
の
進
め
方
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
(講義・演習・実験・実習・実技)
各種食品に関するまとまった実験の前に、実験の原理、方法、まとめ方などを記載
したプリントを配布し、全体的な実験講義を行う。さらに、各回の実験の前には、そ
の回の実験の進め方と注意点について説明の後、3∼4人程度のグループに別れて実
験し、データを記録させる。この際、実験に用いる試薬等は、とくに危険なものを除
き原則として学生自身に調製させ、また実験装置についても、できるだけ学生に準備
させる。 まとまった2∼3回の実験の終了後、各実験の方法、結果、考察等を記載し
たレポートを各人にまとめさせ、ほぼ1週間後を締め切りとして提出させる。
予習については、実験で使用する食品の種類や成分を食品学各論のテキストや食品
成分表で調べておくこと。
復習については、参考書やインターネットで詳細な情報を収集し、レポートに反映
させること。
毎回、実験の目的、方法などを記載したプリントを配布する。
実験内容についてのレポートの内容を評価し、以下の基準で採点する。
A:90点、B:80点、C:70点、D:60点ただし、提出期限を過ぎたレポートについては減点の対象
とする。
試験は実施せず、何回か提出されたレポートの点数の平均値(90点満点)を算出し、これに平
常点(10点満点)を加算して成績を評価する。
社会人として必要な倫理観、自己管理力を有しているかどうかを評価するという観点から、
欠席1回につき8点の減点とする。ただし、欠席届がある場合は4点の減点とする。また、
携帯電話等実験を妨げる行為と判断した場合、最大5点の減点を行う。
実験は危険を伴うものであり、常に集中して事故を起こさないように注意すること。
Ⅱ - 71
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
授業の進め方と食品学各論実験Ⅱの概要説明
植物性食品に関する実験(その1)でんぷんに関する実験講義
2
回
植物性食品に関する実験(その2)主なでんぷんの糊化温度の測定
でんぷんの種類による糊化温度の違いを確認すること
3
回
植物性食品に関する実験(その3) 新米・古米と、うるち米・もち米の鑑別試験
新米・古米の鑑別試験と、うるち米・もち米の鑑別試験の原理を理解すること
4
回
動物性食品に関する実験(その1) 動物性食品のたんぱく質に関する実験講義と試薬調製
動物性食品中のたんぱく質の種類と性質について理解すること
5
回
動物性食品に関する実験(その2) 牛乳中のたんぱく質分離と熱凝固実験
牛乳中のたんぱく質の性質と分離法について理解すること
6
回
動物性食品に関する実験(その3) 動物性食品の色に関する実験講義と試薬調製
動物性食品中の色素の種類と性質について理解すること
7
回
動物性食品に関する実験(その4) 亜硝酸塩添加による肉色素の安定化試験
亜硝酸塩添加による肉色素の変化について理解すること
8
回
油脂食品に関する実験(その1) 油脂食品に関する実験講義と試薬調製
乳化の原理と性質について理解すること
9
回
油脂食品に関する実験(その2) 色素法による乳化の型の判定試験 とラムゼン現象
種々の食品における乳化の型の違いとラムゼン現象について理解すること
10
回
調味料に関する実験(その1)各種食品の呈味成分に関する実験講義と試薬調製
調味料・嗜好食品に含まれる呈味成分の性質について理解すること
11
回
調味料に関する実験(その2) つゆ・スープに含まれる塩分の測定と官能評価
調味料に含まれる塩分と官能評価の方法について理解すること
12
回
調味料に関する実験(その3) 味覚の相互作用
MSGとIMPの味の相乗効果について理解すること
13
回
食品の物性に関する実験(その1) 食品の物性に関する実験講義と試料の調整
各種食品に特徴的な物性と原理について理解すると共に、実験に供する試料を調整する。
14
回
食品の物性に関する実験(その2) レオメーターによるうどんの物性測定試験
レオメーターを用いた、食品の物性測定法を理解すること
15
回
まとめ
Ⅱ - 72
平
科目名
質問受付:A307 研究室
教
育
目
標
と
学
生
の
教
育
成
果
教
育
単
23
食品加工学Ⅰ
火
木
12:00
年
度
授業回数
∼ 13:00
教
15
育
計
単位数
画
2
担当教員
松下
至
e-mail:[email protected]
教育目標:食品加工学は人々の健全な心身を宿すために必要な食物の加工法を習得する学問であ
る。天然の食物をより有効に活用して、健全な人間の食料源とする加工技法は現代社会において
大切である。この主旨を理解させてゆくと共に具体的な技術についても学習させる。
学生の学習成果:1)人々の健全な心身を宿すために必要な食物の加工法を習得するために食品加
工学が意義あることが理解出来る共に種々の食品加工技術による作用で食品成分の変化について
の知識を習得出来る。
2) 管理栄養士の専門領域と管理栄養士に必要とされる知識、技能、態度、及び考え方を身につけ
させる事。
授
業
の
進
め
方
方
法
成
(講義・演習・実験・実技)
上述の教育目標達成のために、具体的な教育方法として、教員の一方的な講義だけではな
く、デイスカッションを折り込んで、理解中心の授業を展開する。授業の内容について簡
単な要旨を事前に学生に配布して、授業内容を学生が前もって把握できるようにする。授
業内容をよく理解しているかどうかを把握するために、理解力小テストを章末ごとに実施
し、管理栄養士の専門領域と管理栄養士に必要とされる。知識、技能、考え方を身につけ
させる。授業の進行に応じて必要に応じてプリント資料を配布し、食品加工技術と関連す
る諸制度について最新情報を盛り込んで系統的に講義する。
上述の教育方法で活き活きした授業を展開する。
習 予
習
・
復
必ず各授業の予習復習は行う事(項目については毎授業に指摘する)
テ ス
キ
ト
食品加工学
達
成
基
準
森孝夫
化学同人
(1) 食品加工学の知識については、市販されている主な加工食品の製法、保存法、劣
化要因、規格と表示を十分理解していることに併せて各食品の栄養的価値も理解
していること
(2)食品加工技術については、主な加工食品の品質判定技術、保管方法の技術、包装技
術を理解していること。
位
認
定
注
意
事
項
評
価
方
法
食品加工学の知識、技術の理解度を確認し評価して食品加工学2単位を認定する。評価点
=(最終試験の得点) 0.8 + (理解力テスト) 0.2
評価基準、本学学則に従い次の通りとする。
優
― 80 点以上 良
― 60 点以上 80 点未満
可
― 60 点以上
不可 ― 60 点未満
欠席1回につき8点の減点とする。ただし、欠席届がある場合は4点の減点とする。
教科書の予習と復習は必ず実施してゆくこと。
(復習は授業の当日が効果的)
Ⅱ - 73
授
1回
業
回
数
授業の進め方と食品加工学の概要説明
食品加工の現状と目的
別
教
育
内
容
(オリエンテーション)
3回
食生活と食品加工学;目的と食品劣化の要因(予習、食品貯蔵法を調べる。復習、食品貯
蔵と食品劣化の関係を調べる)
水、温度、pH、光、酸素などの要因と食品貯蔵
農産食品の加工(1)
種々の食品貯蔵法
穀類と豆類:その種類と食品加工技術(特徴を理解してゆくこと)
4回
農産食品の加工(2)
野菜類、イモ類:その種類と食品加工技術(特徴を理解してゆくこと)
2回
5回
6回
農産食品の加工(3)
果実類とキノコ類:その種類と食品加工技術(特徴を理解してゆくこと)
理解力小テスト、実施
水産食品の加工(1)
水産冷凍食品の加工:その種類と食品加工技術(特徴を理解してゆくこと)
7回
水産食品の加工(2)
水産乾燥食品と乾燥品の加工:その種類と食品加工技術(製造の理解もする事)
8回
水産食品の加工(3)
水産練燥品、缶詰の加工:その種類と食品加工技術(製造の理解もする事)
9回
水産食品の加工(4)
;ビデオ学習
その他の水産加工品:その種類と食品加工技術(塩蔵品、調味エキス、海藻類)
食用油脂(1)
10 回 植物油脂 動物油脂の種類と製造法、劣化の判定法
授業後、理解力テスト
11 回
食用油脂(2)
加工油脂の種類と製造法、保存方法、劣化の判定法
予習 (種類を調べる 復習、加工の特長をまとめる)
Ⅱ - 74
調味食品(1)
調味食品の種類と製造法、保存方法、劣化の判定法と呈味成分の理解
12 回
復習、調味加工の特徴をまとめる
調味食品(2)
ビデオ学習
甘味料の種類と製造法、保存方法、官能試験について
13 回
調味食品(3)
14 回
A、エキスの種類と製造法、保存方法、B、香辛料の種類、製法
・
15 回 インスタント食品:コピー食品とその表示法
Ⅱ - 75
平
科目名
食品加工学Ⅱ
成
23
年
度
授業回数
15
教
単位数
育
計
2
画
担当教員
津村哲司
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):授業終了後の休み時間に、教室にて質問受付
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
教育目標:
元来、食品加工学は採取・収穫した食品を美味しく、安全に保存する方法を習得する学問
である。食品加工学Ⅰ・食品学各論で学んだことを発展させ、より幅広い知識、技術を習得
してゆく。特に、加工中、貯蔵中の成分変化について理解する。また、保健機能食品につい
ても機能表示と科学的根拠について理解する。
学生の学習成果:
各食品の加工法による食品の安全性、保存性について、栄養学的な観点からの種々の食品
加工技術による作用での食品成分の変化に関して学習させる事により1)食品添加物の知識、
健康性と法令の知識が身につく。2)新規の食品加工技術の概要を理解させると共に食品の
機能についても習得出来る。3)食品の生産、加工、流通における栄養成分、栄養価の変化が
習得出来る。このような食品加工学の知識の習得により、職場で活躍できる管理栄養士育成
に貢献する。
授
業
の
進
め
方
(講義・演習・実験・実習・実技)
日常利用している植物性食品(米、小麦、豆類、イモ類、野菜・果実)の加工食品
および動物性食品(食肉、魚介類、牛乳、鶏卵)の加工食品について加工中、貯蔵中
の成分変化について系統的に講義する。また、いわゆる健康食品に関する最新情報を
盛り込んで講義する。
毎講義の最後に前回の講義内容から 10 分程度の小テストを行い、理解度をチェック
する。
さらに、8 回目の講義で到達度判定試験を行い、それまでの学生の理解度をチェック
する。
予
習
・
復
習
予習については講義の最後に次回の講義範囲を学生に周知するので、その中でキーワ
ードをマークして講義に望むようにすること。また、そのキーワードについて参考書
等で調べておくこと。
復習については、学生自ら小テストの仮想問題を作成し、回答しておくこと。
育
方
法
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
高野克己 編、食べものと健康Ⅱ 新訂 食品学各論(樹村房)
定期試験の得点(80 点満点)+小テストの得点(20 点満点)の合計点を算出し、これから、
社会人として必要な倫理観、自己管理力を有しているかどうかを評価するという観点から、
欠席1回につき8点の減点を行い、学習成果を評価する。ただし、欠席届がある場合は4点
の減点とする。
また、携帯電話など講義の妨げとなる行為と判断した場合、最大5点の減点を行う。
注
意
事
項
Ⅱ - 76
授
1
回
業
回
数
別
教
育
内
容
授業の進め方と食品加工学Ⅱの概要説明
2
回
米
:米の種類、米の栄養成分と加工・貯蔵について
米に含まれるでんぷんの性質と加工中の成分変化について理解すること
3
回
小
4
回
イモ類:イモ類の種類、栄養成分と加工について
イモ類に含まれる成分と加工品としてのでんぷんについて理解すること
5
回
豆
6
回
野菜類:野菜類の栄養成分と加工について
野菜に含まれる成分と加工・貯蔵中の成分変化について理解すること
7
回
果実類:果実類の栄養成分と加工について
果実類に含まれる成分と加工・貯蔵中の成分変化について理解すること
8
回
9
回
麦:小麦粉の種類、小麦の栄養成分と加工・貯蔵について
小麦粉に含まれるたんぱく質の性質と加工中の成分変化について理解すること
類:豆類の種類、栄養成分と加工について
大豆に含まれるたんぱく質の性質と豆腐について理解すること
到達度判定試験
魚介類:魚介類の栄養成分と加工について
魚介類の加工食品について加工・貯蔵中の成分変化を理解すること
食
肉:食肉の栄養成分と加工・貯蔵について
食肉の生産・加工・流通に伴う、形状変化について理解し、さらに食肉の熟成に伴
う成分変化について理解すること
11
回
鶏
卵:鶏卵の生産・栄養成分と加工について
鶏卵中の成分の性質とその性質を利用した加工品について理解すること
12
回
牛乳及び乳製品:乳製品の栄養成分と加工について
乳製品の分類と、牛乳中のたんぱく質の性質について理解すること
10
回
13
回
解すること
14
回
15
回
冷凍食品:冷凍食品の製造方法と加工・貯蔵中の成分変化について
冷凍食品の定義と加工・貯蔵中の細胞レベルの形状変化・成分変化について理解
すること
食品添加物:食品添加物の分類と機能・安全性について
加工食品には欠かせない食品添加物について、その添加意図と使用基準など安
全性について理解する
保健機能食品:特定保健用食品などの定義と安全性について
食品の機能表示と科学的根拠を正しく理解すること
Ⅱ - 77
平
科目名
成
食品加工学実習
23年
度
教
授業回数
15
単位数
育
計
1
質 問 受 付 の 方 法 ( e-mail, オ フ ィ ス ア ワ ー 等 ): A 棟 307 火
e-mail:[email protected]
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
授
業
の
進
め
方
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
習
評
価
12:00
至
∼ 13:00
(講義・演習・実験・実習・実技)
各回とも加工の原理、実習の方法などを記載したプリントを配布し、まず、それぞれ
の食品の加工に関わる食品成分と加工原理について講義を行い、ついで実習の進め方
について説明した後、実習に移る。実習は1班5∼6人程度のグループで行う。実習
後には、出来あがったものを他の班と比較しながら試食し、結果を評価する。レポー
トは試作中の創意工夫と試食の結果を総合して考察を仕上げるように指導する。実習
の終了後、各実習の方法、結果、考察等を記載したレポートを各人にまとめさせ、ほ
ぼ2週間後を締め切りとして提出させる。提出させたレポートについては大切なとこ
ろにコメントを入れて返還しフィールドバックをして能力を高める。
毎回の授業の際に来週の講義の予習箇所を明示する。
復習に関してはレポートでまとめ整理し仕上げる。
自作プリントを使用
食品加工学の技術の理解度をレポートにより確認し評価すると共に、試作の実作業状態も評
価し食品加工学実習1単位を認定する。
実習技術及び態度の評価 30%、レポートの評価 70% とする。
尚、減点の対象は次の通りである
欠席 3 点、遅刻2点、レポートの遅れ2点
の
方
法
注
意
事
項
木
松下
学生の学習成果:加工食品の加工原理と加工法を学び、管理栄養士の専門領域と管理栄養士
に必要とされる知識、技能、態度、及びコミニュケーション力を身につけ事が出来る
方
学
担当教員
教育目標:食品加工学Ⅰ及びⅡで学んだ基礎的知識に基づき、現在一般に流通している各種
加工食品を自分たちの手で加工食品を製作する。学生自らの感覚で考察してゆき、創意工夫
する能力を身につける。授業後、検討会を行いレポート仕上げの能力も高める。
育
法
画
参考図書等
森孝夫 食品加工学
化学同人
Ⅱ - 78
授
1
回
2
回
業
回
数
別
教
育
内
容
オリエンテーション
授業の進め方と食品加工学の概要説明
食品加工の現状と目的とその取り扱いについてのガイダンス
予習復習の仕方について説明する。
食品貯蔵の目的と食品劣化の要因
水、温度、pH、光、酸素などの要因と食品貯蔵、種々の食品貯蔵法
・予習事項 食品劣化の要因
・復習事項および課題 種々の食品貯蔵法の特質
3
回
小麦粉加工品(中華麺の試作)
予習 小麦粉の製法
復習と課題 中華麺の色調変化
4
回
小麦粉加工品(パンの試作)
予習 小麦粉の品質
復習と課題 小麦粉の品質の変化測定
5
回
果実加工品(リンゴジャムの試作)
予習 ジャムの試作方法
復習と課題 ジャムの品質の変化測定
6
回
野菜加工品(トマトケチャップの試作)
予習 トマトケチャップの試作方法
復習と課題 トマトケチャップの試作上の品質の変化
7
回
卵加工品(マヨネーズの試作)
予習 マヨネーズの試作方法
復習と課題 マヨネーズの試作上の品質の変化
8
回
乳加工品(ヨーグルトの試作)
予習 ヨーグルトの試作方法
復習と課題 ヨーグルトの試作上の品質の変化
Ⅱ - 79
スライド利用
9
回
水産加工品(カマボコの試作)
予習 カマボコの試作方法
復習と課題 カマボコの試作上の品質の変化
10
回
畜肉加工品(ハムの試作)
予習
ハムの試作方法
復習と課題 ハムの試作上の品質の変化
11
回
食物から天然色素を抽出し、クロマト分画器で分離、濃縮後、スプレードライによってエキ
スを粉末化する。
12
回
スプレードライによってエキスを粉末化したものを活用して
加工食品を試作する。
(インスタントコーヒー、粉末ジュース、粉末スープ等)
13
回
官能検査―加工食品の味に関する官能検査方法の学習と取得
予習
官能検査方法
復習と課題 官能検査方法の種類とその特徴
14
回
上述の加工試作品より学んだものから複合品の試作
(フルーツショートケーキ、ミックスゼリー)
予習
複合品の品名とその試作の方法
復習と課題 複合品の官能検査とその特徴
15
回
ビデオ利用
14 回の学生のレポートを基にして、デイスカッションを実施。
課題; 食品加工品を試作する上での、良き準備と自らの創意工夫に関して
Ⅱ - 80
平
科目名
食品品質管理論
成
2
3
年
授業回数
度
15
教
単位数
育
計
2
画
担当教員
泉 本 勝 利
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):Web レポートおよび講義時間後
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教育目標:食品である生鮮食材あるいは加工食品の品質は様々な条件下で時間の経過ととも
に変化する。このような食品の変化をいかなる方法で阻止あるいは遅延させるのか、その品
質管理方法について学習する.また,変化を利用した食品について、貯蔵や熟成に適切な管
理方法を理解する.
学生の学習成果:この教科では食品についての化学的・物理的変化を客観的に定量化する方
法と応用、品質の官能検査と統計処理ならびにコンピュータ利用による品質管理の手法など
について,実際に活用できるような成果が期待される.また、食品の安全性、衛生管理の重
要性を認識し、殺菌法の種類と実際的方法について考えることができる。
(講義・演習・実験・実習・実技)
教
授
業
の
進
め
方
育
食品品質管理に関する知識とその方法の実際、食品の化学的・物理的変化を客観的に
定量化する方法と応用、品質の官能検査と統計処理ならびにコンピュータ利用による品
質管理の手法、食品の安全性について講義する。これらの内容は知識の教えることに偏
重しないように心がけ、受講生の生活から類推できることを体系化して、個々人が品質
管理の重要性とこれを具体的に実施するための基本的な考え方を把握できるように授
業を進める。
受講生の理解の程度を知るため、また講義に能動的に参加することを期待して、受
講生に質問し、口頭あるいは板書によって回答を求めることも行う。
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
いつでもどこでも,また止む無く休んだ時でも予習復習ができるように,インターネ
ットを活用した Web レポートを記載するようにする.また, Web レポートでは前回の
解答も掲載し,学習到達度を自己検証できるようにする.
テキストや図表などのプリントを配布する。また、パソコンを利用したスライドやム
ービーのプレゼンテーションを行う。
試験を100点満点とする。
学
習
評
価
の
方
法
欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点と
する。
参考図書等:伊藤敞敏(他)編・動物資源利用学・文永堂出版
注
意
事
項
Ⅱ - 81
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
・オリエンテーション
授業の進め方と食品品質管理論の概要説明、食品品質管理の意味と目的
2
回
・講義内容 食品とは、食品の選択性、 食品品質の評価と管理
・予習事項 食品品質管理の意義
・復習事項および課題 食品、品質の評価
3
回
・講義内容 食品の品質と感性
・予習事項 食品品質の評価と管理の違い
・復習事項および課題 食品の選択性、栄養成分
4
回
5
回
6
回
7
回
8
回
9
回
10
回
11
回
・講義内容 食品の化学的変化と品質管理
・予習事項 食品の流通
・復習事項および課題 食品の化学的変化
・講義内容 食品の物理的変化と品質管理
・予習事項 食品の劣化
・復習事項および課題 食品の物理的変化、水分活性
・講義内容 品質管理における統計処理
・予習事項 標準偏差
・復習事項および課題 統計表と統計検定
・講義内容 統計処理の実際
・予習事項 統計表と統計検定
・復習事項および課題 官能検査の検定法
・講義内容 食品加工の意義と品質
・予習事項 食品加工のプロセス
・復習事項および課題 HACCP
・講義内容 食品の安全性,BSE
・予習事項 HACCP
・復習事項および課題 官能検査の限界、添加物、病原性微生物
・講義内容 食品の官能検査とセンサー
・予習事項 感覚とセンサー
・復習事項および課題 官能検査
・講義内容 科学的品質管理
・予習事項 カラーテレビと色調の数値化
・復習事項および課題 品質の数値化
12
回
・講義内容 コンピュータ処理による品質管理
・予習事項 コンピュータソフトウェア
・復習事項および課題 データ処理
13
回
・講義内容 品質管理の自動化1
・予習事項 機器測定法
・復習事項および課題 品質管理の自動化の例
14
回
15
回
・講義内容 品質管理の自動化2
・予習事項 機器測定法
・復習事項および課題 品質管理の自動化の例
・ 各論項目の相互関係:食品品質と五感の関係、品質の評価と管理の相違、機器測定
による品質管理、水分活性、食品の化学的変化と物理的変化、食品の劣化抑制のた
めの生物的、化学的、物理的方法、科学的品質管理の実際
・ まとめ
Ⅱ - 82
平
科目名
食品分析学
成
23
年
授業回数
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
度
教
15
単位数
育
計
2
A307 研究室
画
担当教員
火水
松下
至
12:00∼13:00
e-mail:[email protected]
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教育目標:流通されている食品は栽培方法や加工方法により、栄養素の含有量に変化が起こ
る。食品利用に際して、このような食品中の栄養素量の変化を知った上で、食品成分表に掲
載されている栄養成分の数値を理解する必要がある。五訂食品成分表に掲載されている各種
の栄養成分の分析法をについて講義し理解力を向上させる。
学習成果:基礎知識と実験手法に基いた食品の分析法を理解する事が出来る。そして、食品
の栄養価、食品の嗜好性の評価に役立つ分析値を得る方法を習得出来る。分析値より、食品
の持つ様々な情報を正しく理解出来るようになる。このような食品分析学の知識の習得によ
り、職場で活躍できる管理栄養士育成に貢献する。
(講義・演習・実験・実習・実技)
教
育
方
法
上述の教育目標達成のために、具体的な教育方法として、次の事を実施してゆく。教員
の一方的な講義だけではなく、ミニデイスカッションを折り込んで、理解中心の授業を
授 展開する。授業の内容について簡単な要旨を事前に学生に配布して、授業内容を学生が
業 前もって把握できるようにする。
の
1)授業内容をよく理解しているかどうかを把握するために理解力テストを章末ごと
学生の学習成果:
進
め
に実施する。
方
2)授業の進行に応じて必要なプリント資料を配布し、食品分析技術と関連する諸制度
について最新情報も盛り込んで系統的に講義する。
3)毎年進歩している分析技術(酵素法やクロマト技法等)や話題食品の有効成分に
ついても、授業の中に取り入れ解説して、学生に興味をもたせて行く。
毎回の授業の際に来週の講義の予習箇所を明示する。
予
習
復習に関しては毎回大切な箇所を指摘し必ず来週の講義前日までに勉学することを指
・
復
示する
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
基礎食品分析法
前田安彦
アイケイコーポレーション
食品分析学の知識、技術の理解度を確認し評価して食品分析学2単位とする。
評価点=(最終試験の得点) 0.8 + (理解力テスト) 0.2
尚、減点の対象は次の通りである
レポートの遅れ2点、欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場
合には4点の減点とする。
参考図書等
原色食品加工図鑑:健パク社
授業の予習、復習は必ず行うこと。
Ⅱ - 83
授
1
回
2
回
3
回
業
回
数
別
授業の進め方と食品分析学の概要説明
食品分析の目的、知識と方法
教
育
内
(オリエンテーション)
食品分析の基礎
1.化学的基本量と濃度
2.容量分析と重量分析
教科書の予習をしてくること。
食品分析の基礎
1.分光光度計による分析
2.測定値の取り扱い
次回の予習をしてくること。
復習事項 分光光度計による分析の測定値の取り扱い
4
回
試料の調整と採取法
1、食品の一般分析について
2、水分 タンパク質 脂質 食物繊維
教科書の予習をしてくること。
復習事項
食品の一般分析
5
回
無機質の分析
1、試料の分解法
2、カルシューム、リン、鉄、ナトリウム、カリユム
教科書の予習をしてくること。
復習、課題事項
原子吸光分析
6
回
ビタミンの分析
1.水溶性ビタミンの分析
(ビタミンC,B,及びナイアシン)
教科書の予習をしてくること。
復習、課題事項
液体クロマトグラフィーのカラムについて調べる。
7
回
8
回
容
糖質
灰分
ビタミンの分析
1.脂溶性ビタミンの分析
(ビタミンA,D,及びE)
教科書の予習をしてくること。
復習、課題事項
高速液体クロマトグラフィーの検出器について調べる。
アミノ酸、タンパク質の分析
理解力のためのミニテスト実施
1、アミノ酸、タンパク質の定性法
2、アミノ酸、タンパク質の定量法
教科書の予習をしてくること。
復習、課題事項
定量法について調べる。
Ⅱ - 84
9
回
10
回
脂質の分析
1、脂質の定性法
2、脂質の定量法
復習、課題事項
反応と定量法について調べる。
脂質の分析
1、脂肪酸組成の分布
2、トリグリセリド組成の分布
教科書の予習
復習、課題事項
ガスクロマトグラフ法について調べる。
11
回
炭水化物の分析
1、炭水化物の分布
2、炭水化物の定量
教科書の予習
復習、課題事項
発色法について調べる。
12
回
機器分析
1、クロマトグラフ法
2、機器分析による定量
3.各種成分の微量定量法
教科書の予習
復習、課題事項
食品の種類により公定分析法がある。
食品の物性分析
1、食品のテスクチュアーの概念を理解
2.食品のテスクチュアーの測定法
教科書の予習
復習、課題事項
食品の種類によりテスクチュアーも変化する。
13
回
14
回
15
回
食品の官能検査
1、食品の官能検査を理解
2.食品の官能検査の測定法(解析法も含む)
・ 教科書の予習
復習、課題事項
食品の官能検査の測定法の種類を調べる
14 回のまとめと定期試験の進め方と試験準備(計算機、定規等)内容について説明する。
Ⅱ - 85
平
科目名
成
23
調理学1
年
度
授業回数
15
教
単位数
育
計
2
画
担当教員
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):A 107 ,[email protected]
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
三宅由紀子
月・火曜日の午後
教育目標: 調理技術の習得には,従来多くの経験と熟練を必要としたが,これらのことを
科学的に分析し,食品に適する取り扱い方や,調味の仕方,配合の良い食品の取り合わせ
などを理論に基づいて調理の要点を会得すれば,より能率的に的確に調理技術を習得し,
応用,並びに創作能力を伸ばすことができる。 そこで,食品の調理性について他学問分
野との密接な関連の上にたって,調理を科学的にその要点を把握して調理技術を習得し易
く,将来の食生活の変化に対応できるようにする。
学生の学習成果: 調理学の基礎基本的な知識を会得し、そして習得した知識を段階的に自
己でまとめる能力を培い、自己管理能力を育成する。そして、管理栄養士が果たすべき多
様な専門領域に関する基本となる能力を養う。また、管理栄養士に必要とされる知識、技
能、態度及び考え方の総合的能力を養うと同時に、新たな課題を検索しつつその課題に向
けて解決する能力を身に付け自己決定を図る。
授
業
の
進
め
方
育
(講義・演習・実験・実習・実技)
調理の基礎基本を常に念頭に置き、調理実習との関連性を踏まえ、詳細にポイント
を獲得しながら進めていく。
○調理学は,調理に関する事柄を科学的に究明し,体系づけ,調理技術や食生活の実践
に役立つ理論を講義する。
○調理の意義,目的,調理法について,各種調理を解説する。科学的理論を応用した調
理法の認識と更に創造性をも養成する。
○実際の現象など折り込みながら明解に解析し各食品の調理の特性について講義す
る。
方
予習:学習する内容について前もって調理実習と関連づけながら学習しておく。
予
習
復習:復習:学習した内容の中で重要な語句・説明・現象を再度復習し、調理学実習との関
・
法 復 連性を確認し管理栄養士に必要な知識を身につける。
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
木戸詔子・池田ひろ
編
新食品・栄養科学シリーズ「調理学」2006 年
化学同人
・
・
・
学習態度
受講時間の充足
ペーパーテストによる基準得点の取得
小テスト3回(各10点満点)十 定期試験(70点満点)調理学の講義と実習との関
連性が深いことから,出席状況や授業態度を重要視する
・ 減点の対象
欠席は1回につき8点の減点を行う。
但し、欠席の届出がある場合には4点の減点とする。
参考図書等
渕上倫子 編 テキスト食物と栄養化学シリーズ「調理学」2006年
山崎清子(他)編「調理と理論」 2003.7 同文書院
Ⅱ - 86
輯倉書店
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
調理学の基本的理解およびオリエンテーション
講義内容および授業の進め方(簡単な実験と授業内容)について解説
予習復習の説明
2
回
予習:調理を行うためには、基本的なことはどんなことがあるか調べる。
復習:非加熱調理操作について学習したことを復習する。
非加熱調理操作
① 計量・計測
④ 切断・成形
⑦ 圧搾・濾過
② 洗浄
⑤ 磨砕・粉砕
⑧ 冷却・冷凍・解凍
③ 浸漬
⑥ 混合・撹拌
3
回
予習:加熱操作を行うためには、どんなエネルギーが必要なのか調べる。
復習:鍋の材質と特徴について確認する。
エネルギー源と調理器具と加熱機器
4
回
予習:どんな調理器具があるか調べる。
復習:加熱調理操作と調理器具について復習する。
加熱調理操作
① 湿式加熱
② 乾式加熱
③ 誘電誘導加熱
5
回
予習:おいしさについて教科書を読む。
復習:おいしさについて学習したことを復習する。
食物の嗜好性(おいしさ)とその評価 Ⅰ
・ 「おいしさ」に関する要因
・ 味と調味料・ においと香辛料・香草・薬味
6
回
予習:前回のおいしさについてその他何があるか調べる。
復習:おいしさの複雑な工程について復習する。
食物の嗜好性(おいしさ)とその評価 Ⅱ
・ テクスチヤーとレオロジー
・ おいしさの評価
7
回
予習:調理操作について教科書を読む。
復習:各調味料の特性について復習する。
調理操作
調味操作・・・各調味料の性質とその利用方法
うま味のとり方と抽出成分
8
回
予習:米と小麦粉の種類と製品について調べる。
復習:米・小麦粉・雑穀の調理性について復習する。
米の調理性(米の種類と構造,成分・炊飯の原理)
小麦の調理性(小麦粉の構造,種類と小麦粉生地,小麦粉生地の膨化調理,小麦粉の調理性)
9
回
予習:いもの種類について
復習:いも類,・豆類・種実の調理性について復習する。
いも類の種類,芋の調理性
豆類の吸水と調理性,種実類の種類と調理性
Ⅱ - 87
10
回
予習:野菜、果物の種類について調べる。
復習:野菜,果物の調理性を復習する。
・ 野菜の調理操作による色・香り・味の変化ビタミン,無機質との調理性
・ 野菜の調理(生食調理と加熱調理の種類)
・ 果物類の種類(色,味,香り,テクスチャー)
・ 果物の調理性と調理例(生食,ジャム・マーマレード)
きのこの調理性と海藻の調理性
11
回
予習:献立作成とは何かを予習する。
復習:献立作成を必ず復習する。
献立作成Ⅰ
・ 食品構成の作成
・ 日本人の食事摂取規準の活用方法
・ ライフステージに適した食事
・ 食生活指針と食事バランスガイド
12
回
予習:献立作成とは何かを予習する。
復習:献立作成を必ず復習する。
献立作成Ⅱ
・ 献立作成条件と規準
・ 献立作成の方法
・ 供食,食卓構成,食事環境について
13
回
予習:献立作成をもう一度見直す。
復習:食事計画論 (食事設計の基本知識)を復習する。
献立作成Ⅲ
・ 食事の意義と役割
・ 日本食品標準成分表の理解と活用(成分表の使用方法と計算方法)
・ 収載成分
・ 廃棄率および可食部
14
回
15
回
予習:食肉・魚肉について教科書を読んでくる。
復習:食肉・魚肉の調理性について復習する。
・ 食肉の種類,成分,熟成と軟化,加熱による変化
・ 食肉の種類別の調理性(牛肉,豚肉,鶏肉)
・ 魚介類の種類と特徴(旬,出回り期)
・ 魚肉の成分の特性(タンパク質,脂質)
・ 魚の調理性(下処理,生食,加熱調理)
予習:卵と牛乳について教科書を読んでくる。
復習:卵の調理性と牛乳の調理性について復習する。
・ 卵の構造と成分
・ 卵の鮮度(品質の変化,品質判定法)
・ 鶏卵の調理性(希釈性,付着性,粘着性,起泡性,熱凝固性,乳化性)
乳類の調理
・ 牛乳の調理性(加熱による皮膜形成,褐変,酸による凝固)
Ⅱ - 88
平
科目名
成
調理学Ⅱ
23
年
度
授業回数
15
教
単位数
育
計
2
担当教員
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):A107,[email protected]
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
法
三宅・次田・友近
月・火曜日の午後
教育目標:
人における健康の維持増進、疾病の予防をはかるために、高度な専門知識・技能に基づい
て、食生活の改善や栄養指導に携わることのできる管理栄養士育成を最終の教育目標とす
る。調理学Ⅱにおいては、調理を行うことによる食品の栄養成分や物性の変化、大量調理の
現場で取り入れられつつある新調理システムと調理器具、さらに、調理の現場で求められる
衛生管理などを学ぶことにより、健康あるいは疾病時における食生活の質を高め、食生活を
より豊かにする調理のあり方を習得することを目標とする。
学生の学習成果:
調理に伴う食品成分の変化、新調理システムの原理・特徴、調理現場での衛生管理技術・
手法などを理解し、給食経営関連の実習などの場において、十分知識を発揮できることを学
習の成果とする。
授
業
の
進
め
方
育
方
画
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
(講義・演習・実験・実習・実技)
授業は、主として教科書を教材として講義形式で行うが、必要に応じて、プリント
などを配布し、調理に関わる最新の情報を教授する。
予習:講義の最後に次回の講義範囲を学生に周知し、教科書の対応箇所を前もって読
み、講義に臨ませる。
復習:その日の講義の中で重要であると説明したキーワードについて、再度、教科書
などで確認させる。
木戸詔子・池田ひろ編
新食品・栄養科学シリーズ「調理学」第 2 版
化学同人(2010 年)
学
習
評
価
の
方
法
定期試験を 100 点満点で評価し、その得点から欠席1回につき8点減点して学習成果を評価
する。ただし、欠席の届け出がある場合には、欠席1回につき4点の減点とする。
注
意
事
項
インターネット等を活用して、調理に関わる最新の情報を積極的に得ること。
Ⅱ - 89
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
オリエンテーション
調理学Ⅱの解説
2
回
加熱調理操作と調理器具
・エネルギー源と調理器具
・加熱操作の分類と伝道方法
・温熱加熱と乾式加熱と誘電誘導加熱
・新調理システム
3
回
植物性食品の調理特性
・米、小麦、雑穀、イモ、豆、種実、野菜、果物等の成分と調理特性
4
回
動物性食品の調理特性
・食肉、魚介類、卵、牛乳、乳製品の成分と調理特性
5
回
調理に伴う炭水化物の変化
6
回
調理に伴うタンパク質の変化
7
回
調理に伴う脂質の変化
8
回
調理に伴う無機質、ビタミンの変化
9
回
食品のおいしさとは
10
回
食品の色素成分と調理に伴う変化
11
回
食品の香気成分と調理に伴う変化
12
回
食品の呈味成分と調理に伴う変化
13
回
食品のテクスチャーとは
14
回
食品の調理に伴うテクスチャーの変化
15
回
調理における衛生管理
Ⅱ - 90
平
科目名
調理学実習Ⅰ
成
23
年
度
授業回数
15
教
育
単位数
計
1
画
担当教員
竹ノ谷陽子
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):[email protected]
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
育
方
教育目標: 調理学実習は、調理学で学んだ理論を実技指導の中に取り入れ、食品に係わる
操作点を理解した後、その知識を基に食品を衛生的・栄養的・嗜好的に献立調理へと発展
させ、その技術を習得することを目的とする。そのためには、調理操作による食品素材の
栄養、特性と物性の変化について理解し、調理器具の使い方、調理法、献立の立て方、多
様化した食品素材の選択と組み合わせ方に配慮し、安全性と嗜好性を満足させる調理方法
を探求する。また、おいしい料理を作るには、各食品の調理性の理解と調理操作が必要で
あるので、基本的な手法を中心に実験形式で科学的、理論的な調理技術を修得する調理学
実習を計画する。調理学実習Iでは基礎技術の習得に重点をおく。
学生の学習成果:
・調理の基本(包丁の使い方・だしの取り方・炊飯の仕方・計量等)を習得し、管理栄養
士に必要とされる調理技術の向上をはかる。
・毎回の調理過程を一人で担当することで調理学理論を取り入れた調理方法を習得する。
・献立作成の手順を理解し班で協力して課題に沿った献立を作成できる。
授
業
の
進
め
方
予
習
・
復
習
(講義・演習・実験・実習・実技)
○科学的、理論的な裏付けによる調理実習に加えて、実験形式による実習を行う。
○自主的な学習の場を設定し、質問や研究討議の活性化を図り、積極的な実習になる
ようにする。
○実習後、自己評価を行い、献立の組み合わせの応用ができるようにする。
必要に応じて授業内で行う。
法
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
山崎清子 (他)編「調理と理論」2003.7 同文書院
木戸詔子(他)編「調理学」2006.3(株)化学同人
・実習内容の確認テスト(小テスト) 60%
・実習中の学習態度・調理技術 20%
・研究献立の作成・レポートの提出(1回) 20%
・レポートの提出の遅れで3点減点
・欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点と
する。
参考図書等
金谷昭子「調理科学実験・実習」 2001.10 医歯薬出版
遠藤仁子 (他) 編「わかりやすい調理」2002.9 みらい
三輪里子 (他) 編「あすへの調理」2003.3 アイ・ケイコーポレーション
Ⅱ - 91
授
1
回
2
回
3
回
4
回
5
回
6
回
7
回
8
回
業
回
数
別
教
育
内
容
調理学実習の基本的理解およびオリエンテーション
実習内容および授業の進め方・成績評価
調理学実習の服装、手洗い、衛生面についてと準備物、実習ノートのまとめ方
調理実習室の説明
調理の基本①
調味料・食品の体積と重量、計量器の正しい扱い方、包丁の持ち方、野菜の切り方
調理の基本② 野菜の切り方
*調理技術テスト‥・野菜の切り方
調理の基本③ 調味操作(だしのとり方と種類)、潮汁:汁の塩分量、貝のうま味
炊飯の仕方(米の重量と水加減)
*調理技術テスト・・・野菜の切り方
[献立名]
えんどう飯
若たけ汁
和え物(ほうれん草とキヤベツのごま和え)
*調理技術テスト・・・だしのとり方
:味付けご飯の水加減と塩分
:かつおだしのとり方と塩分・筍のゆで方
:ゆでる操作、調味料の割合
[献立名]
パン
コーンクリームスープ
:小麦粉と油脂と加熱(加熱による、粘着性を利用したルー
の作り方、小麦粉と油脂の効用)
粉ふきいも
:粉ふきいもの品種による違い、塩分量を検証
フルーツゼリー
:ゼラチンの扱い方
*調理技術テスト・・・野菜の切り方
[献立名]
麦ご飯
五目豆の煮物
:炊飯と水加減
:豆を水に浸漬して吸水、膨潤の仕方の違いと煮る時の調理条
件・煮物の塩分量・野菜の切り方
だし巻き卵
:卵の鮮度、だし汁の割合、塩・砂糖の量
*調理技術テスト・・・じゃがいもの皮むき
[献立名]
ご飯
切り干し大根のはりはり漬け
牛乳かん
:炊飯と水加減
:乾物の戻し方
:調理による牛乳の変化、固まった寒天とシロップの比重
の差、寒天の使い方
*調理技術テスト・・・野菜の切り方
Ⅱ - 92
9
回
10
回
11
回
[献立名]
ご飯
:炊飯と水加減
あじのムニエル
:魚の三枚おろし、油の調理
せんキャベツ
:基本調理技術の習得
スナックエンドウのソテー
:原材料に対する油、食塩の量
*調理技術テスト・・・野菜の切り方
[献立名]
ホテルパン
豚肉のソテー
:加熱速度と凝固状態、肉の軟化
みそスープ
:牛乳の調理、塩分の測定
グリーンサラダ
:ドレッシング:油脂の乳化
*調理技術テスト・・・だしの取り方
献立作成
・ 献立作成の条件と食事の持つ役割
・ 献立作成の演習(主食、主菜、副菜の組み合わせ方の習得)
・ 研究献立作成(課題テーマ別に作成、実習準備)
*調理技術テスト・・・だし巻き卵
12
回
献立作成
・ 献立作成の条件と食事の持つ役割
・ 献立作成の演習(主食、玉菜、副菜の組み合わせ方の習得)
・ 研究献立作成(課題テーマ別に作成、実習準備)
13
回
献立作成
・ 献立作成の演習(主食、玉菜、副菜の組み合わせ方の習得)
・ 献立作成の条件と食事の持つ役割
・ 研究献立作成(課題テーマ別に作成、実習準備)
*調理小テスト・・・2回∼13回の授業内容
14
回
15
回
[献立名]
ご飯
てんぷらの盛り合わせ
沢煮椀
:炊飯と水加減
:油と水の加熱、衣の役割、油脂の種類と乳化
:汁の塩分量
研究献立の調理実習
* 実習のねらい
調理学で得た知識を基に、班ごとに研究献立の意図を明確にした献立を作成し、協力
して調理実習を行うことができる。また、調理学実習のまとめを実施する
Ⅱ - 93
平
科目名
調理学実習Ⅱ
成
23
年
度
授業回数
15
教
単位数
育
計
1
画
担当教員
竹ノ谷陽子
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):[email protected]
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
育
方
教育目標: 調理学実習Ⅱは、調理学実習Iや調理学で学習した知識を基にさらに、食品を
衛生的・栄養的・嗜好的に献立調理へと発展させ、その技術を習得することを目的とする。
調理は食品の調理性、食物の嗜好性、調理操作、献立作成、また、食品材料の多様化、
新しく開発される各種の食品や環境問題にも配慮し、常に知識と共に適切な調理方法が必
要となってくる。実習では調理技術の更なる習得を中心に置きながら、伝統的な食文化や
国際社会における食生活のあり方、食を取り巻く環境問題について考えながら調理学実習
を計画する。
特に調理学実習Ⅱでは、調理学実習Iで個人が未習得の事項を習得できるようにする。
学生の学習成果:
・調理学実習Iで習得した調理技術を実習に生かし、管理栄養士に必要とされる難易度の
高い調理技術を習得する。
・献立条件(栄養価・食品構成等)を満たした献立を、与えられた課題(日本料理・西洋
料理)にそって作成することができる。
・研究献立の実習に当たって、食品購入計画・調理作業計画・実習後レポート・金銭出納
帳等の作成を通し管理栄養士に求められる食の総合的能力を養う。
授
業
の
進
め
方
予
習
・
復
習
(講義・演習・実験・実習・実技)
・日本科理、西洋料理、中国料理の日常食に加えて、行事食の調理技術を習得する。
・献立作成、食文化等についての研究を挿入し、自主的な実習に取り組めるようにす
る。
・自己の食生活と関連づけて、実習に取り組めるようにする。
必要に応じて授業内で行う。
法
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
山崎清子(他)編「調理と理論」2003.7 同文言院
木戸詔子(他)編「調理学」20016.3(株)化学同人
・実習内容の確認テスト(小テスト) 50%
・レポートの提出の厳守(3回)
15%
・実習中の学習態度・調理技術
20%
・研究献立の作成(3回)
15%
・レポートの提出の遅れで3点減点
・欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点と
する。
参考図書等
松元文子(他)・2003 ・ 操作別調理学実習・同文書院
下村道子、中里トシ子(他)
・2003 ・ 図解による基礎調理・同文書院
遠藤仁子(他)編「わかりやすい調理」2002.9 みらい
Ⅱ - 94
授
1
回
2
回
3
回
4
回
5
回
業
回
数
育
内
容
<献立名>
・鶏肉の部位別料理、ささ身の下処理方法と焼き方
チキンピカタピラフ添え
・牛乳の成分と料理への利用
ブラマンジエのオレンジソースかけ ・でんぷんの糊化と加熱温度(コーンスターチ)
<献立名>
強飯
菊花豆腐のすまし汁
わかめときゆうりの酢の物
・もち米の蒸し方、振り水の必要性
・豆腐を菊花型にする切り方
・合わせ酢の調味料の比率、きゅうりの色の変化と塩
との関係
研究献立作成(魚を使った日本料理)
・調理学で得た知識を基に、各自が研究献立の意図を明確にした献立を作成
研究献立の実習
(魚を使った日本料理)
・魚の特徴と栄養、魚の取り扱い方。
・臭み消しの方法
・環境問題を考え調理操作が的確に実施できる。
<献立名>
ご飯 焼き餃子
白菜のスープ
7
回
<献立名>
山路飯
ねぎとあさりの辛子酢味噌和え
すまし汁
9
回
教
オリエンテーション
・後期の調理学実習Ⅱについての説明
・その他(日本、西洋、郷土料理・伝統食の献立作成説明)
6
回
8
回
別
・中国料理の点心について
・白菜の切り方
・五目飯で秋の材料を使用する
・伝統的な目本料理
研究献立作成(鶏肉を使った西洋料理)
・調理学で得た知識を基に、各自が研究献立の意図を明確にした献立を作成
研究献立の実習
(鶏肉を使った西洋料理)
・鶏肉の部位による調理方法。
・環境問題を考え調理操作が的確に実施できる。
Ⅱ - 95
10
回
11
回
12
回
13
回
研究献立作成
(正月料理)
<献立名>クリスマス行事食
・クラレットパンチ
・クリスマスケーキ
・我が家の正月料理の見直し
・郷土食の見直し
・クラレットパンチの作り方
・デコレーションの仕方
<献立名>クリスマス行事食
・フランスパン
・ローストチキン
・クリスマス料理としてのテーブルセッティングの仕方
・サラダ
・ローストチキンの下処理方法、焼き方及び飾り方
・オニオンスープ
研究献立の実習
(正月料理)
・我が家の正月料理の見直し
・祝いの膳の意味と整え方、正月の準備の仕方と行事食
・郷土食の見直し
14
回
<献立名>
菜飯
・菜飯に用いる葉菜類とその処理
椀盛
・椀盛に用いる食材
味噌汁(ジュンサイ、三つ菜、庄内麩) ・ジュンサイの用い方 ・赤味噌について
15
回
<献立名>
・焼きビーフン
・薄くず汁(四鮮羹)
・ビーフンの取り扱い方。
・汁の塩分量、でんぷんの効用、四鮮のいわれ
Ⅱ - 96
平
科目名
調理学実習Ⅲ
成
23
年
度
授業回数
15
教
育
単位数
計
1
画
担当教員
小野
明子
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): eiyou @fkmc.or.jp
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教育目標:調理操作による食品素材の栄養特性と物性の変化について理解し、調理器具の使
い方、調理法、献立の立て方、多様化した食品素材の選択と組み合わせ方に配慮し、安全
性と嗜好性を満足させる調理方法を探求する。また、安全で美味しい料理を作るためには、
各食品の調理性を理解した調理操作が必要である為、手法を中心にした調理技術を習得し、
適切な日常食(生活習慣病の予防や治療、疾病の改善を行う必要があり、これらの病態別
の献立作成や調理のポイントを理解し、食生活の重要性を理解させる)
、伝承料理、客膳料
理の調整に対応できるようにする。
学生の学習成果:管理栄養士に必要とされる知識、技能、態度及び考え方の総合力を養う。
(講義・演習・実験・実習・実技)
教
授
業
の
進
め
方
1.基本的食品や新しく開発された食品材料の調理法を習得させ、各自献立作成が出
来るようにする。
2.日常における疾病の予防、回復のために役立つ調理法を修得し、生活習慣病の予
防食や疾病の治療食に対応できるようにする。
3.行事食を取り込み、日本の食習慣も実習に加える。
4.実習はグループ制で行い、研究討議もグループ毎で取り組む。
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
献立作成にともなう栄養計算等
調理技術の向上
・「臨床栄養学 食事療法の実習」本田桂子編
・プリント
第7版
医歯薬出版
日常食、生活習慣病の予防、疾病毎にそれぞれの献立・調理のポイントが理解できているこ
と。
学習評価は、実習の技術(50 点)、実習のレポート(30 点)、実習の態度(20 点)とする。
欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点とす
る。
参考図書等
注
意
事
項
Ⅱ - 97
授
業
回
数
別
教
育
内
容
オリエンテーション
1
回
・ 食塩濃度の違いを体感
2
回
流動食
・ 種類と適応
・ 調理法と摂取時の工夫
・ 濃厚流動食の試飲と固形化
半消化態流動食の試飲
3
回
乳・幼児疾患の栄養補給
・ 人工栄養:育児用調整粉乳、フォローアップミルクの調乳
・ 離乳期の栄養:離乳の開始→離乳の進行→離乳の完了
・ 離乳食の調理と形態の変化の比較
ベビーフードの試食
4
回
5
回
軟菜食
・ 五分粥食と全粥食の調理と食形態の比較
嚥下障害の介護食とケア
・ ソフト食の調理と工夫
・ 造粘剤の特性と活用
・ 自助具を使用して食事介助の実践
6
回
常食(和食)
・・・①
・対象者:40 歳 女性 身体活動レベルⅡ
・1日エネルギー2000kcal の献立を2日分作成(各自)
基準:たんぱく質エネルギー比 20%未満、脂肪エネルギー比 20 以上 25 未満
炭水化物エネルギー比 50 以上 70 未満
7
回
常食(和食)
・・・②
・対象者:40 歳 女性 身体活動レベルⅡ
・1日エネルギー2000kcal の献立を2日分作成(各自)
・材料の発注表作成(グループ)
8
回
常食(和食)
・・・③
・1日エネルギー2000kcal の実施・評価
9
回
エネルギーコントロール食・・・①
・ 糖尿病食:1食当たりエネルギー550kcal∼600kcal、食塩 3g の献立作成(各自)
・ 材料の発注表作成(グループ)
Ⅱ - 98
10
回
蛋白質コントロール・減塩食
・ 慢性腎不全食の調理と工夫
・ 減塩調味料の活用
・ カリウム・リン制限の調理の工夫
・ 治療用特殊食品の種類と適応と試食
11
回
エネルギーコントロール食・・・②
・ 糖尿病食:1食当たりエネルギー550kcal∼600kcal の実施・評価
*治療用特殊食品の低甘味料の活用
12
回
小児食物アレルギー食
・ 代替食品の種類と適応
米・小麦アレルギーの主食とおやつの対応と調理
13
回
在宅高齢者の宅配弁当・・・①
・ 1食 500kcal の弁当の献立作成
・ メッセージカードの作成
・ レシピーの作成
14
回
在宅高齢者の宅配弁当・・・②
・ 1食 500kcal の弁当の献立作成
・ メッセージカードの作成
・レシピーの作成
15
回
在宅高齢者の宅配弁当・・・③
・ 1食 500kcal の弁当の調理をし、弁当容器に盛り付ける
・ 写真に撮ってレシピーに貼る
Ⅱ - 99
平
科目名
成
食品衛生学Ⅰ
23
年
度
教
授業回数
15
単位数
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
育
計
2
画
担当教員
友近健一
在室時はいつでも対応
教育目標:人が健康に生きる上で食生活の占める割合は非常に大きい。また、近年は 食の
安全 に関する問題も多く、その問題の種類も多岐にわたるようになっている。本講義では
健全な食生活を維持するのに重要な食品衛生関連法規の理解と多様な食品安全対策の立
案・実施に必要な基礎的事項の理解を深める。
学生の学習成果:学習の成果としては給食施設や食品企業などにおける衛生管理を実効ある
ものとして行える知識を蓄えていることを最大の達成目標としているので、食品衛生関係用
語が理解でき、給食経営学関連の実習などで十分知識を発揮できる事を学習の成果とする。
授
業
の
進
め
方
(講義・演習・実験・実習・実技)
授業は教科書およびプリントを教材として行うが、時には新聞などの報道記事を中
心とした授業も行う。授業中の疑問点は授業中に解決するように質問は積極的に行う
ように求める。予習としては食の安全に係わる報道記事などに注意を払うと共に教科
書の音読を進める。毎回の講義の最初に当日講義する約 5 語の重要用語を示すので、
復習では少なくともこれらの用語の完全理解を求める。
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
予習:予習については、各授業の終わりに紹介する。特に、次回講義に関係する部分
の教科書を読んでおく事。
復習:復習については指定した用語について整理をしておく事。
小塚
諭編(2009)
「イラスト
食品の安全性」
東京教学社
定価
2,300 円(税別)
学
習
評
価
の
方
法
学習成果の判定は、授業の中で定期的に行うアチーブメント形式の小テストの成績で 60%
を、本試験成績で 40%を評価して行う。日々の学習への取組を高く評価するので良く予習・
復習を行うことが重要である。授業受講態度は、減点法により成績判定に加える。授業態度
については授業の最初に説明する。欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届
け出ある場合には4点の減点とする。
注
意
参考図書は新書程度の本を授業内容に合わせて紹介する。
事
項
Ⅱ - 100
授
1
回
業
回
数
別
教
育
授業の進め方についてシラバスを用いた説明
食品衛生学Ⅰの授業で取り上げる項目についての全体的解説
2
回
食品衛生学の定義と食品安全基本法及び食品衛生法
関連法令
(食品衛生行政を理解する。)
3
回
食品の変質原因、食品の変質防止法、食品への異物混入
(食品の性質と食品汚染の実態を理解する。)
4
回
食品と微生物
発酵と腐敗
(食品中の微生物の役割について理解する。)
5
回
内
食中毒の定義と分類
(食中毒を起こす要因についての理解を深める。)
6
回
微生物による食中毒(1)
微生物の分類、細菌性食中毒の特徴
(食中毒がもたらす健康被害を理解する。)
7
回
微生物による食中毒(2)
細菌性食中毒の分類、細菌性食中毒の原因細菌
(細菌性食中毒を理解する。)
8
回
微生物による食中毒(3)
細菌の増殖条件と食中毒、食品における細菌増殖防止法
(食品中での細菌の増殖を理解する。)
9
回
微生物による食中毒(4)
ウイルスによる食中毒、プリオン病
(細菌以外の食中毒要因を理解する。)
Ⅱ - 101
容
10
回
微生物以外による食中毒
自然毒中毒、真菌毒中毒、合成化学物質中毒
(微生物以外の食中毒原因物質を理解する。)
11
回
食品添加物とは
食品添加物の使用基準
(食品添加物の使用について理解を深める。)
12
回
食品添加物の種類と使用目的
(食品添加物の使用について理解を深める。)
13
回
食品に混入する汚染物質(1)
重金属、難分解性化学物質
(汚染物質の種類と性質を理解する。)
14
回
食品に混入する汚染物質(2)
農薬など
(汚染物質の種類と性質を理解する。)
15
回
講義のまとめ
Ⅱ - 102
平
科目名
成
食品衛生学Ⅱ
23
年
度
教
授業回数
15
単位数
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
育
2
計
画
担当教員
友近健一
在室時はいつでも対応
教育目標:現代の食生活における食品の安全性や健全性を確保するために必要な知識の理解
力や説明能力を高めることを目指す。特に、食品や食器・包装中に存在する物質による発癌
のプロモーションや、食品等に混入の危険性が高い物質の種類とその作用に理解を深める。
将来起こりうる食糧危機に関連してわが国における食料自給率の現状と食品の有効利用や
輸入食品にも関連する遺伝子組み換え食品や放射線照射食品等についての解説を加え、食品
安全性の正しい理解と食品の有効利用に関連した知識の蓄積を求める。
学生の学習成果:学習の成果としては給食施設や食品企業などにおける衛生管理を実効ある
ものとして行える知識を蓄えていることを最大の達成目標としている。
(講義・演習・実験・実習・実技)
基本的には指定したテキストを使用して進行する。必要に応じてプリントやスライ
ドも使用する。
授
授業中用語の理解力を向上させる目的でアチーブメント形式の小テストを実施す
業
の る。
進
め
方
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
予習:予習については、各授業の終わりに紹介する。特に、次回講義に関係する部分
の教科書を読んでおく事。
復習:復習については指定した用語について整理をしておく事。
法令の改正など大幅な改正がない限り食品衛生学Ⅰで使用した教科書を使用する。
成績は定期試験、授業中に行うアチーブメント試験、授業態度から総合的に評価する。特
に、成績評価に当たってはアチーブメント試験結果を重視するので予習・復習ではこのテス
トで良好な成績(最終的に 80%以上)が取れるように準備する事。
欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点と
する。また、私語など授業の妨害行為についても減点を科す場合がある。
参考図書は新書程度の本を授業内容に合わせて紹介する。
注
意
事
項
Ⅱ - 103
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
授業の進め方についてシラバスを用いた説明
食品の安全性とは
(食品安全関連行政について理解する。)
2
回
食品成分と生体
異物代謝機構
(食品と生体の関わりを理解する。)
3
回
食品汚染と健康障害(1)
汚染食品、食品汚染の原因による分類、① 微生物による汚染(食中毒と腐敗)
(微生物による食品汚染の実態を理解する。)
4
回
食品汚染と健康障害(2)
② 微生物による汚染(食中毒と腐敗)、異物混入
(食品中の危害要因について理解する。
)
5
回
食品汚染と健康障害(3)
劣化食品及び食品添加物による健康障害、食品汚染による健康障害発症機構
(食品汚染がもたらす健康被害を理解する。)
6
回
食品等に含まれる長期的健康障害物質
変異原物質、内分泌かく乱物質
(食品汚染がもたらす健康被害を理解する。)
7
回
食品の変質と有害物質(1)
食品の変質、食品中の酵素、微生物による変質
(食品の変質機構を理解する。
)
8
回
食品の変質と有害物(2)
活性酸素による酸化と食品の加工、調理により生成する有害物質
(食品の変質機構を理解する。
)
9
回
食品・容器・包装中に存在する危険物質
HACCP による食品の衛生管理
(食品の衛生管理手法を理解する。)
Ⅱ - 104
10
回
食品添加物の安全性試験
分析法、検量線と回収率、1日摂取許容量
(食品添加物の必要性とその意味を理解する。
)
11
回
食品の有効利用と健康
食糧自給率、遺伝子組み換え食品、放射線照射食品
(食糧政策について理解を深める。)
12
回
健康の維持に貢献する食品等
健康機能性食品、補助栄養剤、健康増進法と食品衛生法
(健康を標榜する食品の法令上の区分などを理解する。
)
13
回
食品と薬品の相互作用(1)
薬理作用と食品
(食品と薬物との関わりを理解する。)
14
回
食品と薬品の相互作用(2)
相互作用による薬効の変化
(食品と薬物との関わりを理解する。)
15
回
講義のまとめ
Ⅱ - 105
平
科目名
成
食品衛生学実験
23
年
度
教
授業回数
15
単位数
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
育
育
1
計
画
担当教員
友近健一
在室時はいつでも対応
教育目標:食品の衛生管理に関係した検査の基礎手技を習得し、食事・栄養指導時における
説明能力を高める。このため衛生試験法に基づく微生物の単離・同定、各種食品添加物の検
出、水質検査、PCR 法による遺伝子組み換え食品などの検査結果の取りまとめや検査結果に
関する考察能力を高める。また、HACCP システムに関するシミュレーション実習を行い、HACCP
システムを実施する上での理解力の向上を目指す。
学生の学習成果:食の安全に関わる基本操作、及び関連知識を理解し、給食施設や食品企業
などの現場での衛生管理に応用できる技能を習得している事を学習の成果とする。
授
業
の
進
め
方
(講義・演習・実験・実習・実技)
授業は主として、プリントを用いて説明を行うが、詳細な事項や実験原理等につい
ては教科書を使用する。実験においては、授業参加者全員が必ず実験操作を行うよう
に実験項目を組み立てているので、全員が主体的に実験に参加することを求めている。
さらに、実習では病原細菌を取り扱うので実験中の取組には細心の注意を払って行う
こと。
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
予習・復習:必要な場合には授業の中において指示をする。
後藤
政幸
編(2009)「N ブックス
実験シリーズ
食品衛生学実験」
建帛社
定価 1995 円
成績は、数回の実験をまとめて 3 回のレポートとして提出させ、1 回当りのレポートを 30%
の成績とし、これに 15 回の実験中において実施する小テストや最終テストの制せ関を加味
して評価する。授業受講態度は、減点法により成績判定に加える。授業態度については授業
の最初に説明する。欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出ある場合に
は4点の減点とする。
参考図書や新聞記事などについては授業の進行に合わせて紹介する。
事
項
Ⅱ - 106
授
1
回
業
回
数
別
教
育
内
容
授業の進め方についてシラバスを用いた説明
1)実験を安全に行うための注意事項の説明
2)実験レポートの取りまとめ方の説明
2
回
細菌学実験(1)基本操作
培地の調製、検体の採取法、平板培地での培養、①
(微生物取り扱いの基本技術を理解する。)
3
回
細菌学実験(2)細菌の観察
② グラム染色、マイクロピペット使用法の習得と容量検定、生菌数測定の準備
(実験器具の取扱い法と数値の取り扱いを理解する。)
4
回
細菌学実験(3)細菌の培養
細菌増殖曲線の作成
(細菌の増殖速度と菌の特徴について理解する。)
5
回
細菌学実験(4)食品からの細菌の分離
選択培地の原理と調製法、食品材料からの細菌の分離
(食材中における微生物の特徴を理解する。)
6
回
食品添加物検査、亜硝酸塩の検出と定量
(添加物について理解する。)
7
回
細菌学実験(5)鼻腔及び皮膚の細菌検査
(人体と微生物の関わりを理解する。)
8
回
細菌学実験(6)手指の微生物検査と消毒法
グローブ法による手指の細菌数測定と消毒法の検討
(人体と微生物の関わりと消毒法の問題点を理解する。
)
9
回
PCR 法の理解(1)DNA 抽出
(核酸取扱い技術を理解する。
)
Ⅱ - 107
グラム染色
10
回
PCR 法の理解(2)PCR と DNA の電気泳動
給食現場の衛生管理(環境微生物)
(環境微生物の検査法を理解する。)
11
回
HACCP システムに関するシミュレーション実習(1)
HACCP とは、基本計画書の作成
(HACCP について理解を深める。)
12
回
HACCP システムに関するシミュレーション実習(2)
危害分析と動線
(現場における衛生管理を理解する。)
13
回
HACCP システムに関するシミュレーション実習(3)
リイテール HACCP の理解
(衛生管理の基本原理を理解する。)
14
回
食品衛生分野における数値の取り扱い
マスターテーブル法、標準偏差
(食品衛生分野における数値の取扱いを理解する。)
15
回
実験全体の取りまとめと総合テスト
Ⅱ - 108
平
科目名
基礎栄養学
成
23
年
度
授業回数
15
教
育
単位数
計
2
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):A棟405研究室
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
画
担当教員
竹原良記
この授業の後と昼の休み時間
教育目標: あなたたちが管理栄養士として活動(栄養評価や食事指導)するためには、正
しい栄養学を身につけることが大切です。この授業では栄養の知識を体系的に理解し、身
の回りに栄養に関連した問題があることに気付いてもらうことが目標です。
学生の学習成果: 専門的学習成果として管理栄養士とし必要な栄養の基本(栄養と栄養素、
エネルギーの考え方、食べ物の消化・吸収、体内での栄養素の変化と役割および栄養と遺
伝の関係など)を概説でき、また汎用的学習成果として、栄養に関連した諸問題(生活習
慣病や食の安全など)が現代人に身近なものであることが理解できるようになり、社会人
としての責任を果たすために必要な倫理観、および自己管理力を獲得する。
(講義・演習・実験・実習・実技)
テキストのタイトルに沿って、<テーマ>を中心にいくつかキーワードを選んで説
明します。次ページの教育内容にはテーマ項目の一部しか掲載していませんが、他の
授 項目を説明しないという意味ではありません。また、テキストの図や表は重要なので
業
の よく理解するようにしてください。テキストの記述はあなたの理解を助けるでしょう。
進
あなたの理解を深めるために、講義内容を概略したハンドアウトを毎回配布し、合
め
方 わせて説明して行きます。授業中には、いつでも質問を受け付けます。
毎回の授業の最後には次回の授業範囲を知らせます。
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
忙しいでしょうが、ホームワークはタイミングも重要です。
「復習事項」
:授業のあった日に演習問題に取り組み、解答できるようになって下さい。
「予習事項」
:授業の前日に授業範囲のテキストを読んでください。
「ネオエスカベーシック 基礎栄養学」2010年、江指隆年ら編、同文書院
本書は初学者が栄養学の概略を学ぶのに適しています。ぜひとも、書かれている内
容をすべて読んで理解し、身につけて欲しいと思います。
栄養学の基本的な知識が体系的に理解できているかを期末の定期試験の成績により、専門
的学習成果として評価します(90%)。
授業への積極的な参加(遅刻しない、挨拶する、私語・居眠りしない、話をよく聞く、質
問に答える、練習問題に対応するなど)を汎用的学習成果として評価します(10%)。
上記2つの評価を合わせて総合評価とします。また、授業履修を登録したら責任を持って
出席してもらうため、欠席は1回につき8点の減点を行います。ただし、欠席の1週間以内
に届出がある場合には4点の減点とします。
学習する上で参考となる図書等:
「栄養と健康」2004年、日本フードスペシャリスト協会編、建帛社。
「図解入門 よくわかる栄養学の基本としくみ」 2009年、秀和システム。
「あたらしい栄養学」2010年、吉田企世子ら、高橋書店。など
その他に新聞や雑誌に掲載されるさまざまな栄養関連記事を読んでおくことを勧めます。
Ⅱ - 109
授
1
回
業
回
数
別
教
育
内
容
・オリエンテーション
講義方法、復習法、予習法、教科書、参考書、定期試験について説明します。
1章 栄養の概念1
<栄養学とは>、<何を食べればよいか>、について説明します。
(ハンバーガーで役立つ栄養学)
1章
2
回
栄養の概念2
<どれだけ食べればよいか>、<栄養と健康>について説明します。
(ハンバーガーで役立つ栄養学)
予習:摂食の調節と感覚器官についてさぐる。
3
回
2章
摂食行動
<空腹感と食欲>、<摂食の調節>について説明します。
演習問題
予習:摂食直後のからだでの出来事をさぐる。
4
回
3章 消化と吸収と栄養素の体内動態
<消化管と消化液>、<食物の消化>、<消化管ホルモン>について説明します。
予習:栄養素別の消化・吸収についてさぐる。
5
回
3章 消化と吸収と栄養素の体内動態(つづき)
<栄養素の吸収および体内動態><短鎖脂肪酸と難消化性多糖類>について説明します。
演習問題
予習:糖質の種類をさぐる。
6
回
4章 糖質の栄養
<糖質の体内代謝>、<血糖値とその調節>について説明します。
演習問題
予習:脂質の種類をさぐる。
7
回
5章 脂質の栄養1
<脂質とは><脂質の体内動態>、<脂質の臓器間輸送>について説明します。
予習:必須脂肪酸についてさぐる。
8
回
5章 脂質の栄養2
<コレステロール代謝><摂取する脂質の量と質の評価><ほかの栄養素との関係>に
ついて説明します。
演習問題
Ⅱ - 110
9
回
予習:アミノ酸についてさぐる。
6章 たんぱく質の栄養1
<たんぱく質とは><たんぱく質の体内代謝>、<アミノ酸の臓器間輸送>について説明
します。
10
回
予習:必須アミノ酸についてさぐる。
6章 たんぱく質の栄養2
<たんぱく質の栄養価>、<ほかの栄養素との関係>について説明します。
演習問題
栄養代謝(栄養素のまとめ)
<三大栄養素は体内で多様に変化する(脳、肝臓、小腸、腎臓、筋肉、脂肪組織)
>について説明します。
11
回
予習:ビタミンの欠乏症と過剰症について知る。
7章 ビタミンの栄養
<ビタミンの構造と機能>、<ビタミンの栄養学的機能>について説明します。
演習問題
予習:無機質の欠乏症と過剰症について知る。
12
回
8章 無機質の栄養
<無機質の分類>、<鉄代謝と栄養><骨と栄養>について説明します。
演習問題
予習:水分の体内分布について調べる。
13
回
9章
水・電解質の栄養
<水分出納><電解質の代謝>について説明します。
演習問題
予習:
14
回
15
回
10章 エネルギー代謝
<エネルギー代謝の概念>、<エネルギー消費量>、<エネルギー代謝の測定法>につい
て説明します。
演習問題
予習:遺伝子発現の仕組みについて調べる。
11章 分子栄養学
<遺伝子形質と栄養素の相互作用>、<遺伝子変異と栄養素・非栄養素成分>について説
明します。
演習問題
定期試験についての学習ポイントを説明します。
Ⅱ - 111
平
科目名
成
基礎栄養学実験
2
3
年
授業回数
度
15
教
単位数
育
1
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):A棟405研究室
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
計
画
担当教員
竹原良記
この授業の後と昼の休み時間
教育目標:
基礎栄養学において栄養に関して学んだことを基に、本実験を通して栄養の知識を深め、
論理的な考え方およびその記述能力を習得すること、また基本的な実験手技およびデー
ターの処理技術を習得することを目標とする。
学生の学習成果:
管理栄養士に必要とされる知識(栄養素の性質、消化、代謝に対する理解)が深まり、
栄養のテーマに対して論理的に考え、それを記述する能力があがる。また基本的な実験
手技およびデーター処理ができる。加えてグループワークによりコミュニケション能力
が養われる。
(講義・演習・実験・実習・実技)
教
授
業
の
進
め
方
育
実験は少人数のグループに分けてローテーションまたは分担して行う。実験前に
グループ内で実験内容を確認し合い、実験は間違わずに慎重に行なうこと。実験結
果をノートや携帯写真などの証拠に残すこと。
実験テーマ毎に実験レポートを、各々個人で完成させて指定日に提出してもらう。
提出されたレポートは評価後に後日返却する。
方
法
毎回、授業の終了前に、次回の実験の目的、アウトラインを説明し、実験のフロ
ーチャートを示す。不定期的に、ノートの検閲を行う。授業当日は、その日の実験
項目についての手技の説明をして作業確認を行った後、実験を行う。
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
予習:実験の流れを確認してから授業に臨むこと。
指定しない
学
習
評
価
の
方
法
実験レポートが所定の書式により書かれ、かつ専門的な知識および記述能力がついてい
るかについては、レポートごとに評価(5段階)する。レポート提出期限に遅れると1段
階評価を落とす。
実験態度(挨拶する、私語・居眠りしない、言葉使い、よく聞く、積極性、責任感)お
よび技術が適切かどうかは、毎回の授業ごとに評価(各3段階)する。欠席するとその回
の授業の評価はない。
成績は、レポートの評価(70%)と授業中の評価(30%)を合計して、その得点率で総
合評価をする。
欠席するとグループに迷惑をかけることがある。欠席は1回につき8点の減点を行う。
ただし、1週間以内に欠席の届出がある場合には4点の減点とする。
注
意
事
項
参考図書等:基礎栄養学実験(建帛社)
実験室内では白衣で動きやすい靴を着用すること。
実験には準備が必要なので、予め欠席することが分かっている場合には、事前に知らせ
ること。
Ⅱ - 112
授
1
回
2
回
業
回
数
別
教
育
内
容
I. オリエン テーシ ョン
レポートなど一般的な注意事項について説明する。
実験に必要な、基礎的な数字の取り扱い方の説明をする。
次回実験の目的、実験内容の概略について説明する。
Ⅱ.基礎実験
実験器具・機器の安全な取り扱いに慣れる。
pH と緩衝作用
次回実験の目的、実験内容の概略について説明する。
3
回
Ⅱ. 基礎実験( 続き)
試薬調製、リン酸緩衝液
I V. 栄養代 謝実験
動物実験の説明
基礎実験のまとめのレポート作り。
次回からの糖質実験の目的、実験内容の概略について説明する。
レポート提出(基礎実験)
4
回
III. 栄 養素の 定性実 験
糖質の性質
糖質のいろいろな定性実験を通して糖質の性質を理解する。
糖質の実験手順の説明(ベネディクト反応、セリワノフ反応)
5
回
糖質の性質(続き)
前回に引き続き糖質および食物繊維についての定性実験を行う。
(ヨウ素デンプン反応、糖の加水分解反応)
6
回
糖質の性質(続き)
唾液によるでんぷん消化に及ぼす温度の影響
糖質の実験のまとめのレポート作り。
次回からの脂質実験の目的、実験内容の概略について説明する。
レポート提出(糖質の性質の実験)
7
回
脂質の性質
脂質実験手順の説明
脂質のいろいろな定性実験を通して脂質の性質を理解する。
(溶解度、乳化試験、リーベルマン・ブルハルト反応)
8
回
脂質の性質(続き)
リパーゼによる脂肪の消化実験を行う。消化物は次回の実験に使う。
Ⅱ - 113
9
回
脂質の性質(続き)
前回行った脂肪の消化物を薄層クロマトグラフィーにより分析する。
脂質の実験のまとめのレポート作り。
次回からのたんぱく質実験の目的、実験内容の概略について説明する。
レポート提出(脂質の性質の実験)
10
回
11
回
12
回
たんぱく質の性質
たんぱく質のいろいろな定性実験を通してたんぱく質の性質を理解する。
たんぱく質の呈色反応(ニンヒドリン反応、キサントプロテイン反応、ホプキンス・コーレ
反応)、等電点沈殿
たんぱく質の性質(続き)
(たんぱく質の反応:酸凝固、沈殿反応)
ペプシンによるタンパク質消化に及ぼす pH の影響
たんぱく質の性質(続き)
ペプシンによるタンパク質消化に及ぼす pH の影響
たんぱく質の実験のまとめのレポート作り。
次回のビタミン・ミネラル実験の目的、実験内容の概略について説明する。
レポート提出(たんぱく質の性質の実験)
13
回
ビタミン・ミネラルの性質
ビタミン・ミネラルのいろいろな定性実験を通してそれらの性質を理解する。
(ビタミンB1、B2、Aの検出)(Ca、P、K、S の検出)
ビタミン・ミネラルの実験のまとめのレポート作り。
次回の栄養代謝実験の目的、実験内容の概略について説明する。
レポート提出(ビタミン・ミネラルの性質の実験)
14
回
I V. 栄養代 謝実験
実験動物の栄養状態の把握
食後の血糖および血清脂質濃度変化に対する食物繊維摂取の影響
栄養代謝実験のまとめのレポート作りおよび提出
15
回
実験の後始末、整理
総まとめ
Ⅱ - 114
平
科目名
成
運動栄養学
質問受付の方法:C 棟 102 研究室
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
23
年
度
授業回数
教
15
育
単位数
時間は特に定めない
計
2
画
担当教員
山
里
晃
弘
e-mail: [email protected]
教育目標:
運動・トレーニングに伴う栄養所要量およびエネルギー代謝、運動と栄養素の関係および栄養
補給との関係の基礎的知識。運動選手とのコミュニケーションおよび栄養管理について学習。身
体組成と食事の関連性および健康維持を目標とする集団に対する運動の重要性が理解できるこ
とを目標とする。
学習成果:
運動・トレーニングを行っている人の身体的状況判断、状況判断に対応できる思考力および判
断に基づいた考えを伝えるコミュニケーション能力が身についていること。
授
業
の
進
め
方
(講義・演習・実験・実習・実技)
教科書(「運動生理・栄養学」建帛社)に沿って講義形式で授業を行う.重要項目は
理解を助けるために重点的にプリントあるいは板書を行い,説明をする.
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
次の授業内容のプリントを配布し,概説を行い、予習をさせる。
授業の始めに前回の授業内容の重要な点をまとめた復習内容について点検を行う。
高松薫、山田哲夫編集・N ブックス運動生理・栄養学,建帛社
運動と栄養とのかの概念,運動不足による生理機能低下が如何に健康に影響を与えるか,運
成
績
評
価
の
方
法
動による身体の生理機能の向上について理解が出来ていることを単位の認定基準とする。運動
の意義について理解をしている事を前提とし,期末における試験の点数が 100 点満点中 60 点
以上であること.
欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点と
する。
受講中の態度(授業を聴かないなどの態度)も評価の対象とする。再三の注意しても止めな
い場合は 2 点の減点を行う。
Fred Brouns・
(1997)
・スポーツ栄養の科学的基礎・(樋口満監訳)・杏林書院
注
意
事
項
小林修平(1995)スポーツ指導者のためのスポーツ栄養学,南江堂
授業中の私語は固く禁じる(退室を命じることもある).
Ⅱ - 115
授
1
回
2
回
業
回
数
別
教
育
内
容
オリエンテーション
授業の進め方、予習および復習の必要性について説明する。
運動・トレーニングにおける栄養学とは何なのか、大まかに全体像を把握する。
予習のためのプリント配布
復習内容の確認
トレーニングの基本的な考え方
トレーニングの定義・原則および手順について学習する.
3
回
予習のためのプリント配布
復習内容の確認
トレーニングの実際
トレーニングの目標、運動の作り方(筋力運動、パワー運動、エアロビック運動、計画の立
て方、体力水準、効果の評価の仕方等)について学習する。
4
回
予習のためのプリント配布
復習内容の確認
食生活の基本的な考え方
公衆栄養学の範囲ではあるが「食生活と健康日本 21」、
「食生活指針」、「食事バランスガイド」
「食事摂取基準」について簡潔に再度復習する。
予習のためのプリント配布
5
回
6
回
復習内容の確認
食生活の基本的な考え方
健康増進・競技力向上のための食生活について学習する。
予習のためのプリント配布
復習内容の確認
成長期のトレーニング
健常者:成長期(幼児期、学童期、思春期)の身体的特性について学習する。
予習のためのプリント配布
7
回
復習内容の確認
成長期のトレーニング
健常者:幼児期、学童期、思春期の身体的特性と体力に合わせたトレーニングの方法につい
て学習する。
予習のためのプリント配布
8
回
復習内容の確認
成長期の食生活
幼児期、学童期、思春期の身体的特性と運動に必要なエネルギー摂取とその方法について学
習する。
予習のためのプリント配布
9
回
復習内容の確認
成人期の機能的特性
身体的、精神的、社会的特性とトレーニングについて学習する。
トレーニングの方法(筋力、エアロビック、ストレッチ、コーディネイション運動)につい
て学習する
予習のためのプリント配布
Ⅱ - 116
10
回
復習内容の確認
成人期の機能的特性
成人の食生活(特徴、問題点、留意事項)について学習する。
予習のためのプリント配布
11
回
復習内容の確認
高齢期の機能的特性
高齢期の身体的、精神的、社会的特性について学習する。
予習のためのプリント配布
12
回
13
回
14
回
15
回
復習内容の確認
高齢期の機能的特性
高齢期のトレーニング・運動の行い方(筋力、エアロビック、ストレッチ等)について学習
する。
高齢期の食生活(特徴、問題点、留意事項)について学習する。
予習のためのプリント配布
復習内容の確認
競技者の機能的特性
トレーニングの種類(トレーニングの種類による違い)とその効力(トレーニングで得た能力
のフィールドへのフィードバック)について学習する。
予習のためのプリント配布
復習内容の確認
競技者の機能的特性
トレーニング期、試合期における食事内容、食事の摂取タイミング
予習のためのプリント配布
復習内容の確認
有疾患者への運動・食事療法
(高血圧症、糖尿病、虚血性心疾患に対する食事および運動療法について学習する。
Ⅱ - 117
平
科目名
応用栄養学
成
23
年
度
授業回数
15
教
育
単位数
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):A棟 405 研究室
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
計
2
画
担当教員
竹原良記
この授業の後と昼の休み時間
教育目標:
応用栄養学では、
「基礎栄養学」で学んだ知識・理解をもとに、ライフステージ別および運
動・特殊環境(ストレス、低温高温・低圧高圧環境など)の各種の環境別の栄養特性から
栄養ケアの知識を身につけること、および食事摂取基準指標算定の基礎理論を理解し、栄
養評価や栄養教育に活用できることを教育目標とする。
学生の学習成果:
ライフステージおよび各種環境下における栄養特性や栄養ケアのあり方について整理し
て説明し、様々な条件下での栄養指導や献立作成に活用することができる。食事摂取基準
の指標算定の基礎理論を概説できる。また汎用的学習成果として、社会人としての責任を果
たすために必要な倫理観、および自己管理力を獲得する。
(講義・演習・実験・実習・実技)
教
授
業
の
進
め
方
1.授業中はテキストの各章毎に要点をまとめたハンドアウトを配布して、重要な箇
所および理解しにくい箇所を拾いだして説明する。時には補足事項をハンドアウ
トに合わせて掲載し、説明を加えて授業内容を整理しやすくする。
2.ライフステージ別および環境別の重要な問題点(項目)を把握しやすくするため
に、授業終了後に、授業内容についての簡単な練習問題を与える。
3.質問は常時受け付ける。
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
【予習】授業までにテキストを読んで、1回分(1章分)の大筋を把握しておく。
【復習】授業のあった日にハンドアウトとテキストで内容の確認をする。授業終了後
に練習問題を出すので、次の授業開始までに答えを返すことが望まれる。
「ネオエスカ
応用栄養学」、江指隆年・中嶋洋子編著、同文書院
栄養分野の基本的な知識を体系的に理解でき、ライフステージ別および各種環境別の栄養
特性と栄養ケアについて理解できているか、食事摂取基準指標算定の考え方が理解できてい
るかについて、練習問題および期末試験で評価する。
評価法は授業への積極的な参加(挨拶する、私語・居眠りしない、言葉使いに注意する、
話をよく聞く、質問に答える、練習問題に対応する、これらの状況で評価)に 10%、期末試
験の結果に 90%の重みを付けて100点満点とする。欠席は1回につき8点の減点を行う。
ただし、1週間以内に欠席の届出がある場合には4点の減点とする。
参考図書:「日本人の食事摂取基準
2010年度」第一出版
Ⅱ - 118
授
1
回
業
回
数
別
教
育
内
容
オリエン テーシ ョン
授業の進め方、予習・復習の重要性および単位認定方法について説明する。
第1章 栄養マ ネージ メント
栄養アセスメントとは
第2章 成長・ 発達・ 加齢
加齢と食生活、生活リズムと食生活について概説する。
栄養アセスメントについての確認問題
2
回
第3章 妊娠期 の栄養 ①
妊娠期の生理的特徴、栄養アセスメントと疾患、食事摂取基準について
妊娠期の栄養についての確認問題
3
回
第3章 妊娠期 の栄養 ②
つわり、悪阻の栄養管理、妊娠に伴う肥満の防止、妊娠貧血・妊娠高血圧症候群・妊娠糖
尿病の栄養ケアのあり方について
妊娠期の栄養についての確認問題
4
回
第4章 授乳期 の栄養
授乳期の生理的特徴、栄養アセスメントと栄養ケアについて
授乳期の栄養についての確認問題
5
回
第5章 新生児 ・乳児 の栄養 ①
新生児期・乳児期の特徴、乳児期の食事摂取基準について
乳児期の栄養についての確認問題
6
回
第5章 新生児 ・乳児 の栄養 ②
新生児期・乳児期栄養の諸問題(母乳栄養と人工栄養、未熟児の栄養、離乳期の栄養)
離乳期の栄養についての確認問題
7
回
第6章 幼児期 の栄養
幼児期の身体的特徴と栄養上注意すべき点、食事摂取基準、間食、食生活上の問題、幼児期
の栄養障害、幼児期における給食ついて
幼児期の栄養についての確認問題
8
回
第7章 学童期 の栄養
学童期の発育、学童期の食事摂取基準、学校給食、学童期の栄養障害について
学童期の栄養についての確認問題
Ⅱ - 119
9
回
第8章 思春期 の栄養
思春期の成長と発育、思春期栄養の特徴、栄養異常と関連疾患、思春期の食事摂取基準につい
て
思春期の栄養についての確認問題
10
回
第9章 成人期 の栄養
生活習慣病・成人期の食生活、食事摂取基準について
第10章 閉経 期(更 年期) の栄養
更年期の身体の変化、実年期・高齢期の疾患予防について
成人期・閉経期の栄養についての確認問題
11
回
第11章 高齢 期の栄 養
生体の加齢変化、食生活の特徴と栄養管理、高齢期の疾患予防、食事摂取基準について
高齢期の栄養についての確認問題
12
回
第12章 運動 ・スポ ーツと 栄養
運動とエネルギー代謝、健康増進と運動、スポーツと体力、トレーニングと栄養補給につい
て
運動栄養についての確認問題
13
回
第13章 特殊 環境と 栄養①
ストレスと栄養、生活リズムと栄養について
ストレスと栄養についての確認問題
14
回
第13章 特殊 環境と 栄養②
低温・高温環境と栄養、低圧・高圧環境と栄養、無重力と栄養について
特殊環境と栄養についての確認問題
15
回
第14章 食事 摂取基 準
食事摂取基準の指標数値の意味、基本的な活用法について、練習問題を行なう。
定期試験の内容について、学習のポイントを説明する。
Ⅱ - 120
平
科目名
成
栄養アセスメント
23
年
度
教
授業回数
15
単位数
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
育
2
計
画
担当教員
友近健一
在室時はいつでも対応
教育目標:栄養評価の手段として用いられる身体計測法、生化学検査法及び臨床検査法等の
理論と方法を理解する。また、これらの成績に基づいた個々人に適した栄養療法を行うため
の理論と方法についての知識を習得する。
学生の学習成果:本科目においては栄養状態を把握するための知識を体系的に修得できると
ともに、この領域での技能、考え方等の総合的能力を培うことを学習成果とする。そのため
には各種検査法などの必要性とその結果としての栄養管理計画の作成に必要な情報を収集
や栄養療法の適切性をモニターできる知識の蓄積が図れる。また、コミュニケーション力な
どを含めた汎用的学習成果の向上が図れる。
授
業
の
進
め
方
(講義・演習・実験・実習・実技)
授業はテキストを中心に進めるが、1 年生にとっては難解な部分もあり、人体や栄養
についての基礎知識の蓄積と人体状況の把握法を講義の主体としている。少し高度な
教科書を使用するので、分かりやすい講義に心がけるが、他領域と密接にかかわる授
業である事を十分理解してもらう。
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
予習:前回の授業において予習内容については指示を与えるが、それ以外にもテキス
トの講義範囲によく目を通しておく事。
復習:1 年生にとっては難解な専門用語が多いので、講義で出てきた用語を十分理解し
て行く事。難解な用語については授業間に積極的に質問するなどして解決を図る
こと。
足立 香代子著(2010)
「実践栄養管理パーフェクトマスター」学研メディカル秀潤社、
3,800 円+税(4 年生までの専門科目でも使用)
学習成果の度合いは、専門的知識に関しては講義中に行う小テスト及び本試験における用
語理解度をチェックして行う。最終的には学習した用語の 70%の理解を評価基準としてい
る。最低これぐらいの理解度があれば他の授業への取り組みも容易になると考える。
汎用的学習成果に関しては共同作業で行う授業項目への取り組みや、情報収集努力など以
外にも、欠席状況や受講状況なども考慮して判定する。欠席は 8 点の減点(欠席届の提出で
4 点減点)、受講態度については授業の中で説明する。
注
意
事
項
Ⅱ - 121
授
1
回
業
回
数
別
教
育
内
容
授業の進め方についての説明とシラバス解説
栄養アセスメントとは?
(達成目標:どのような内容を含む言葉かを理解し、説明できる。)
2
回
栄養アセスメントの概要(1)
栄養アセスメントの意義、方法、主観的包括的評価
(栄養マネジメントの意義およびそのプロセスについて概説できる。)
3
回
栄養アセスメントの概要(2)
栄養アセスメントの意義、方法、客観的包括的評価
(栄養マネジメントの意義およびそのプロセスについて概説できる。)
4
回
栄養アセスメント(主観的評価データーの収集)
SGA6 項目の理解
5
回
6
回
7
回
8
回
栄養アセスメント(客観的評価データーの収集)(1)
① 身体計測
身体計測項目、身体計測データの評価
達成目標①対象者の身体状況や目的に応じて身体計測法が選択・適用できる。
栄養アセスメント(客観的評価データーの収集)(2)
② 食事調査
食事調査の意義、食事調査法の種類
(食事調査の意義、各種食事調査の種類、方法、特徴(長所、短所、妥当性、精度等)
について説明できる。目的や対象に応じた食事調査法が選択・適用できる。
栄養アセスメント(客観的評価データーの収集)(3)
③ 臨床診査(1)
自他各症状、主訴、現症、現病歴、既往歴
(病歴情報(主訴、現病歴、既往歴、家族歴、社会歴)の意義について概説できる。
全身状態(体重、血圧、脈拍、呼吸、体温等)の測定の意義を概説できる。)
栄養アセスメント(客観的評価データーの収集)(4)
③ 臨床診査(2)
基準値・基準範囲、血液学的検査
(一般臨床検査の種類と意義について概説できる。また、血液学検査の種類、基準値、判
定などについて説明できる。)
Ⅱ - 122
9
回
10
回
11
回
栄養アセスメント(客観的評価データーの収集)(5)
③ 臨床診査(3)
蛋白質検査、糖質検査、脂質検査、ミネラル・電解質検査、腎機能検査
(蛋白質、脂質、糖質検査の種類、基準値、判定などについて説明できる。ミネラル・電
解質検査の種類、基準値、判定などについて説明できる。腎機能検査の種類、基準値、判
定などについて説明できる。)
栄養アセスメント(客観的評価データーの収集)(6)
③ 臨床検査(4)
肝・胆道系機能検査、膵機能検査、心臓関連検査
(肝・胆道系機能検査、膵機能検査、心臓系機能検査の種類、基準値、判定などについて
説明できる。
)
栄養アセスメント(客観的評価データーの収集)(7)
③ 臨床検査(5)
尿検査、便検査、生理機能検査、嚥下機能検査、その他の検査
(尿検査、便検査の種類、判定などについて説明できる。生理機能検査の種類、特徴、判
定などについて説明できる。
栄養アセスメントに基づく栄養管理(1)
12
回
栄養必要量(1)
栄養必要量算定の基礎、総エネルギー必要量、基礎代謝量の推定
達成目標①臨床における摂取栄養量の評価方法を説明できる。
②客観的な栄養アセスメント指標に及ぼす栄養素摂取量、代謝異常、疾病状況に
ついて概説できる。
栄養アセスメントに基づく栄養管理(1)
13
回
14
回
15
回
栄養必要量(2)
蛋白質必要量の算定、窒素平衡、脂質必要量の算定、炭水化物必要量の算定
達成目標①血清タンパク質・血清脂質などの血液検査値により体タンパク質や体脂肪の栄
養状態を評価できる。
②尿中排泄窒素成分から体タンパク質の栄養状態を評価できる。
栄養必要量(3)
ビタミン必要量の算定、ビタミンの過不足、ミネラル必要量の算定、ミネラルの過不足
及び水分摂取量の評価、脱水症・水分過剰症
(血液検査値からビタミンやミネラルの栄養状態を評価できる。血液検査値から水分出納
の状況を把握できる。
)
講義のまとめ
Ⅱ - 123
平
科目名
応用栄養学実習
成
23
年
度
教
授業回数
15
単位数
育
1
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):A棟405研究室
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
計
画
担当教員
竹原良記
この授業の後と昼の休み時間
教育目標: 管理栄養士として栄養管理ができるようになるために、栄養状態判定の指標(身
体計測、生化学検査、食事摂取量調査など)を調査し、それらを分析して評価する技術が
必要である。そのためこの実習では、①計測値や検査値の意味を理解し、初歩的な統計処
理技術を習得すること、 ②ライフステージ毎の栄養ケアが計画できること、③対象者と
対面で食事調査をして分析し、食事摂取基準に即した評価が出来ることを目標とする。こ
れにより管理栄養士に必要な知識、技能、態度および考え方の総合的能力が養われる。
学生の学習成果: 専門的成果として、検体検査値(尿検査値)の解釈ができる。食事を聞
き出して栄養評価ができる。汎用的成果として、初歩的な統計数値処理ができる。社会人
としての責任を果たすために必要な倫理観、自己管理力を獲得する。
(講義・演習・実験・実習・実技)
教
授
業
の
進
め
方
育
毎授業の最初に簡単に実習内容を説明する。次の段階で、実習のテーマに沿ってデ
ーター収集・処理・レポート作成を行い、レポートを提出して授業を終了する。
データー集計・処理はパソコンの表集計ソフト「Excel」、および栄養ソフト「栄養
君」を用いて行う。
所定の様式を予めファイルまたは印刷物で示すので、授業時にこれらに記入してレ
ポートとして提出すること。レポートを指定授業回までに提出することは重要である。
点検したレポートは後日に返却する。必要に応じてレポートの再提出を求めることが
ある。
方
法
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
予
習
・
復
習
本実習では提出物が多い。レポートの様式は予め講義録に示すので、締め切り直前に
慌てるよりは、自習でできる部分があれば、授業開始前に予め様式に書き込んでおく
と授業中の作業がはかどる。
テ
キ
ス
ト
「応用栄養学
栄養マネジメント演習・実習」竹中優・土江節子
編、医歯薬出版
専門的成果として、①栄養状態を示す数値の意味を理解し、栄養状態を判定できる、②ラ
イフステージやさまざまな環境の栄養管理の方法が理解できる について、レポートの内容
より評価する(60%)。
汎用的成果として、①パソコンを使った簡単な計算技術や統計処理技術を習得している、
②態度(挨拶、言葉使い、積極性など)について評価する(40%)。なお、欠席は1回につき
8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点とする。
参考図書等:
「日本人の食事摂取基準」第一出版;
「簡単!食品カロリー早わかり BOOK」吉
田美香著 主婦の友社;
「マンガでわかるナースの統計学」オーム社;
「エクセル栄養君」吉
村幸男著 建帛社;食品成分表
この授業受講の準備として上記のような簡単な統計学の入門書を読んでおくことを進め
る。またエクセルの操作に熟知していると作業がはやい。授業には、積極的に参加する姿勢
が重要である。
Ⅱ - 124
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
・授業の進め方の説明
栄養アセ スメン ト(身 体計測 1)
目的:栄養アセスメントの方法論について理解し、統計的解析手法を学ぶ。
身体計測データーを測定する。
(身長、上腕両翼長、体重)
スクリーニング:MUST ( Malnutrition Universal Screening )を行なう。
収集したデーターの統計処理方法について学ぶ。
(母集団と標本集団、ヒストグラム、平均値、標準偏差、正規分布、変動係数、z - ス
コア、95%信頼区間)
復習:エクセルで基本統計を計算する。
2
回
栄養アセ スメン ト(身 体計測 2)
身体計測データーを測定して評価が出来る。
(上腕三頭筋皮下脂肪厚、肩甲骨下部皮下脂肪厚、上腕周囲長、腹部脂肪厚、骨密度)
前回に続き、収集したデーターの集計、統計処理方法について学ぶ。
(誤差とバイアス、帰無仮説、有意水準、t-検定)
復習:エクセルの関数を使って t-検定の計算をする。
3
回
栄養アセ スメン ト(身 体計測 3)
前回に続き、データーの集計、統計処理手法について学ぶ。
(分割表、χ2 独立性の検定、相関)
1
3回のまとめ、レポート提出①
復習:エクセルの関数を使ってχ2 検定の計算をする。
4
回
栄養アセ スメン ト(生 化学検 査1)
目的:生化学的検査値(24時間尿結果)および食事調査から、栄養関連指標を計算して検
査値の意味を理解し、食事調査結果と合わせて栄養状態を評価する。
生化学検査の標準値の意味について学ぶ。
生化学検査例を評価できる。
尿検査(24 時間採尿方法および随時尿検査)の説明、畜尿ボトルの作成
【ホームワーク】
:3日分の自己食事調査と生活活動調査、および最終日に 24 時間尿の採
尿を行なう。採尿後、一括し て 24 時間尿検査を検査センターに外注。
復習:検査値の意味について理解する。
5
回
栄養アセ スメン ト(生 化学検 査2)
随時尿検査:授業開始時に自分の随時尿検査を行ない、評価する。
(尿糖、尿タンパク質その他)
ホーム ワーク で行な った自 分の 自己食事記録調査と生活活動調査を集計する。
(栄養分析、身体活動レベルの算定)
【ホームワーク予備日】
: 前回の尿提出が出来なかった者は、24 時間尿の採尿を行なう。
採尿後、一 括して 24 時間尿検査を検査センターに外注。
復習:随時尿検査の結果を解釈する。短時間に栄養分析が出来る。
Ⅱ - 125
6
回
7
回
栄養アセ スメン ト(生 化学検 査3)
外注か ら戻っ てきた 検査結 果をも とに自 分の 24 時間尿について評価をする。
随時尿検査予備日
前回に引き続き栄養分析、身体活動レベルの算定を行なう。
復習:身体活動レベルの計算方法を理解する。24 時間尿の解釈についてまとめる。
栄養アセ スメン ト(生 化学検 査4)
生化学的検査値、食事調査結果と合わせて栄養状態を評価する。
(身体活動レベル、窒素出納、クレアチニン身長係数、ミネラルバランスなど)
4
7回のまとめ、レポート提出②
復習:栄養状態を判断するのに必要な検査項目についてまとめる。
8
回
大学生の 食事マ ネジメ ント1 (24 時間思 い出 し法によ る食事 調査)
目的:大学生の栄養の特性を考えて栄養ケアのあり方を考える。
テキスト第1章および第8章を参考に大学生の栄養の特性を考えて栄養ケアのあり方を
考える。
一般的な成人の1日の献立を基にその栄養分析をして評価する。
食事調査法の24時間思い出し法について理解する。
9
回
予習:前日に1日分の食事を携帯カメラで保存する。
大学生の 食事マ ネジメ ント2 (24 時間思 い出 し法によ る食事 調査)
クラスメートに対して、24 時間思い出し法により食事調査を行う。
復習:食調査結果をまとめておく。
10
回
大学生の 食事マ ネジメ ント3 (24 時間思 い出 し法によ る食事 調査)
24 時間思い出し法による食事調査結果から栄養計算を行い、栄養状態を評価する。
復習:食調査結果をまとめておく。
11
回
大学生の 食事マ ネジメ ント4
前回に行なった栄養状態評価から改善献立を作成する。
8
12
回
11回のまとめ、レポート提出③
高齢期の 食事マ ネジメ ント1
目的:高齢者の栄養の特性を考えて栄養ケアのあり方を考える。
身近な高齢者をイメージして、テキスト第9章を参考に高齢者の栄養の特性を考えて栄養
ケアのあり方を考える。
食事調 査
【冬休み中ホームワーク】身近な高齢者に対して、24 時間思い出し法により食事調査を
行う。
復習:高齢者の栄養ケアのあり方を理解する。
Ⅱ - 126
13
回
高齢期の 食事マ ネジメ ント2
ホームワークまとめ
冬休み中ホームワークの食事調査結果から栄養計算を行って栄養状態を評価する。(レ
ポート様式7、8、9、12左)
12
14
回
15
回
13回のまとめ、レポート提出④
母性の食 事マネ ジメン ト1
目的:妊娠期の栄養の特性を考えて栄養ケアのあり方を考える。
テキスト第2章を参考に妊娠期の栄養の特性を考えて栄養ケアのあり方を考える
復習:妊婦の栄養ケアのあり方を理解する。
母性の食 事マネ ジメン ト2
一般的な成人の1日の献立を基にその栄養分析をして評価する。(レポート様式7、8、
9)
14
15回のまとめ、レポート提出⑤
Ⅱ - 127
平
科目名
成
栄養教育論Ⅰ
23
年
度
教
授業回数
15
単位数
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
育
2
計
画
担当教員
藤澤克彦
在室時はいつでも対応
教育目標:健康・栄養状態,食行動,食環境等に関する情報の収集・分析,それらを総合的
に評価・判定する能力を養う。また,対象に応じた栄養教育プログラムの作成・実施・評価
を総合的にマネジメントできるよう健康や生活の質(QOL)の向上につながる主体的な実践
力形式の支援に必要な健康・栄養教育の理論と方法を修得する。
学生の学習成果:学習の成果としては,対象者の問題点を把握し,対象者の QOL 向上につな
がる適確な栄養教育プログラムの作成・実施・評価を行えることを最大の達成目標としてお
り,そのために本授業では特に健康・栄養教育の理論と方法を理解し,その知識を健康・栄
養教育の際に発揮できることとする。
授
業
の
進
め
方
(講義・演習・実験・実習・実技)
授業は,主に教科書および配布資料を教材として,適宜こちらから問いかけを行い
ながら要点の解説を中心に進める。授業中に疑問点があれば,積極的に質問を行うよ
うに求める。定期的に学習内容に関する小テストを実施する。
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
予習:教科書の次回の授業内容に関する部分に一通り目を通し,疑問点をまとめてお
くこと。
復習:毎回の授業中に示す重要用語をノートにまとめ,理解すること。
管理栄養士講座 栄養教育論Ⅰ-栄養教育の概念と方法中村丁次・外山健二 編著,建帛社 (2006)
定価 2520 円
学習成果の判定は,授業の中で定期的に行う小テストで 40%を,本試験で 60%を評価して
行う。授業内に適宜行う問いかけへの回答内容に対して加点および減点は行わない。受講態
度は,減点法により成績判定に加える。受講態度の詳細に関しては授業の最初に説明する。
欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし,欠席の届け出がある場合には4点の減点とす
る。
参考図書等
参考図書は新書程度の本を授業内容に合わせて紹介する。
事
項
Ⅱ - 128
授
業
回
数
1
回
オリエンテーション
栄養教育の概念(1)
栄養教育の定義,目的,目標
2
回
栄養教育の概念(2)
栄養教育の歴史,対象,場
栄養教育と関係法規
3
回
栄養教育マネジメント
栄養教育のマネジメントサイクル
4
回
栄養教育のためのアセスメント
5
回
栄養教育の計画
栄養教育目標の設定
カリキュラムの立案
6
回
栄養教育の方法(1)
7
回
栄養教育の方法(2)
8
回
食行動変容に関する理論と技法(1)
9
回
食行動変容に関する理論と技法(2)
別
Ⅱ - 129
教
育
内
容
10
回
食行動変容に関する理論と技法(3)
11
回
食行動変容に関する理論と技法(4)
12
回
カウンセリングの理論と技法(1)
13
回
カウンセリングの理論と技法(2)
14
回
栄養教育の実施
プレゼンテーション技術
コミュニケーション技術
15
回
栄養教育の評価
Ⅱ - 130
平
科目名
成
栄養教育論Ⅱ
23
年
度
教
授業回数
15
単位数
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
育
2
計
画
担当教員
藤澤克彦
在室時はいつでも対応
教育目標:ライフステージ,ライフスタイル,健康状態別の特性を理解することで,栄養教
育論Ⅰおよび栄養教育論実習Ⅰで修得した理論と方法を用いて対象者の特性に応じた適切
な健康・栄養教育を行える能力を養う。食環境についても理解し,多面的な食の考え方を修
得する。
学生の学習成果:学習の成果としては,対象者の問題点を把握し,対象者の QOL 向上につな
がる適切な栄養教育プログラムの作成・実施・評価を行えることを最大の達成目標としてお
り,そのために本授業では特に対象者の特性並びに食環境の重要性を理解し,その知識を健
康・栄養教育の際に発揮できることとする。
授
業
の
進
め
方
(講義・演習・実験・実習・実技)
授業は,主に教科書および配布資料を教材として,適宜こちらから問いかけを行い
ながら要点の解説を中心に進める。授業中に疑問点があれば,積極的に質問を行うよ
うに求める。定期的に学習内容に関する小テストを実施する。
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
予習:教科書の次回の授業内容に関する部分に一通り目を通し,疑問点をまとめてお
くこと。
復習:毎回の授業中に示す重要用語をノートにまとめ,理解すること。
管理栄養士講座 栄養教育論Ⅱ-ライフステージ別・疾病別栄養教育中村丁次・外山健二 編著,建帛社 (2009)
定価 2835 円
学習成果の判定は,授業の中で定期的に行う小テストで 40%を,本試験で 60%を評価して
行う。授業内に適宜行う問いかけへの回答内容に対して加点および減点は行わない。受講態
度は,減点法により成績判定に加える。受講態度の詳細に関しては授業の最初に説明する。
欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし,欠席の届け出がある場合には4点の減点とす
る。
参考図書等
参考図書は新書程度の本を授業内容に合わせて紹介する。
事
項
Ⅱ - 131
授
業
回
数
別
1
回
オリエンテーション
対象特性別栄養教育の概要
2
回
ライフステージ・ライフスタイル別栄養教育
妊娠・授乳期の栄養教育
3
回
ライフステージ・ライフスタイル別栄養教育
乳児期の栄養教育
4
回
ライフステージ・ライフスタイル別栄養教育
幼児期の栄養教育
5
回
ライフステージ・ライフスタイル別栄養教育
学童期の栄養教育
6
回
ライフステージ・ライフスタイル別栄養教育
学校教育,学校給食と栄養教育
7
回
ライフステージ・ライフスタイル別栄養教育
思春期の栄養教育
8
回
ライフステージ・ライフスタイル別栄養教育
成人期の栄養教育(1)
9
回
ライフステージ・ライフスタイル別栄養教育
成人期の栄養教育(2)
Ⅱ - 132
教
育
内
容
10
回
ライフステージ・ライフスタイル別栄養教育
高齢期の栄養教育
11
回
身体・健康状態別の栄養教育
障害児・障害者の栄養教育
12
回
身体・健康状態別の栄養教育
患者の栄養教育
13
回
食環境づくりと栄養教育(1)
14
回
食環境づくりと栄養教育(2)
15
回
栄養教育の国際的動向
Ⅱ - 133
平
科目名
成
栄養教育管理
23
年
度
教
授業回数
15
単位数
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
育
2
計
画
担当教員
藤澤克彦
在室時はいつでも対応
教育目標:栄養教育論および栄養教育論実習で修得した健康・栄養教育に関する理論と方法,
行動科学やカウンセリングの理論と技術等を活用して,適正な栄養教育を行う能力を養う。
すなわち,健康・栄養状態,食行動,食環境等に関する情報を収集・分析して,それらを総
合的に評価・判定する能力および対象に応じた栄養教育プログラムの作成,実施・評価を総
合的にマネジメントする能力を養うことを目標とする。
学生の学習成果:学習の成果としては,対象者の問題点を把握し,対象者の QOL 向上につな
がる適確な栄養教育プログラムの作成・実施・評価を行えることを最大の達成目標としてお
り,そのために本授業では様々な事例を用いて栄養マネジメントを行うことで,修得してき
た知識を実践で発揮する力をつけ,健康・栄養教育の際に発揮できることとする。
(講義・演習・実験・実習・実技)
授業は,主に教科書および配布資料を教材として,適宜こちらから質問を行いなが
ら要点の解説を中心に進める。授業中に疑問点があれば,積極的に質問を行うように
授 求める。定期的に学習内容に関する小テストを実施する。
業
の
進
め
方
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
予習:教科書の次回の授業内容に関する部分に一通り目を通し,疑問点をまとめてお
くこと。
復習:毎回の授業中に示す重要用語をノートにまとめ,理解すること。
管理栄養士講座 栄養教育論Ⅱ-ライフステージ別・疾病別栄養教育中村丁次・外山健二 編著,建帛社 (2009)
定価 2835 円
学習成果の判定は,授業の中で定期的に行う小テストで 40%を,本試験で 60%を評価して
行う。授業内に適宜行う質問への回答内容に対して加点および減点は行わない。受講態度は,
減点法により成績判定に加える。受講態度の詳細に関しては授業の最初に説明する。欠席は
1回につき8点の減点を行う。ただし,欠席の届け出がある場合には4点の減点とする。
参考図書等
参考図書は新書程度の本を授業内容に合わせて紹介する。
事
項
Ⅱ - 134
授
業
回
数
別
教
育
内
1
回
オリエンテーション
栄養教育管理の概念
2
回
栄養教育マネジメントサイクル
3
回
事例を用いた栄養教育の実践
医療機関における個人栄養教育(1)
4
回
事例を用いた栄養教育の実践
医療機関における個人栄養教育(2)
5
回
事例を用いた栄養教育の実践
医療機関における個人栄養教育(3)
6
回
事例を用いた栄養教育の実践
保健センターにおける栄養教育(1)
7
回
事例を用いた栄養教育の実践
保健センターにおける栄養教育(2)
8
回
事例を用いた栄養教育の実践
施設(社会福祉,児童福祉,障害者)における栄養教育(1)
9
回
事例を用いた栄養教育の実践
施設(社会福祉,児童福祉,障害者)における栄養教育(2)
Ⅱ - 135
容
10
回
事例を用いた栄養教育の実践
学校における食育の推進
11
回
事例を用いた栄養教育の実践
在宅栄養指導
12
回
事例を用いた栄養教育の実践
事業場(職場)における労働者の健康づくり
13
回
事例を用いた栄養教育の実践
事業場(職場)における栄養教育
14
回
事例を用いた栄養教育の実践
開業栄養士による栄養教育
15
回
事例を用いた栄養教育の実践
スポーツ分野における栄養教育
Ⅱ - 136
平
科目名
成
栄養教育論実習Ⅰ
23
年
度
教
授業回数
15
単位数
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
育
1
計
画
担当教員
藤澤克彦
在室時はいつでも対応
教育目標:個人の健康・栄養状態,食行動,食環境等に関する情報の収集・分析,それらを
総合的に評価・判定する能力を養う。対象に応じた栄養教育プログラムの作成・実施・評価
を総合的にマネジメントできる技術を修得し,食行動変容のための行動科学を踏まえた栄養
カウンセリング技術,コミュニケーション能力およびプレゼンテーション能力を体得する。
学生の学習成果:学習の成果としては,対象者の問題点を把握し,対象者の QOL 向上につな
がる適確な栄養教育プログラムの作成・実施・評価を行えることを最大の達成目標としてお
り,そのために本実習では特に栄養教育論Ⅰで修得した理論・技術を踏まえたカウンセリン
グ技術,コミュニケーション能力およびプレゼンテーション能力を体得して,それらを個人
に対する健康・栄養教育の際に発揮できることとする。
(講義・演習・実験・実習・実技)
授業は実習形式で行い,主に配布資料および教科書を用いて進める。実習を数回ご
とにセクション分けし,各セクションの初めにそのセクションで行う内容の説明を行
授 い,各人あるいはグループでの作業に移る。途中説明が必要なときは,その都度説明
業
の を入れる。各セクションの終わりには個人あるいはグループで発表を行う。実習レポ
進 ートに関しては実習中に指示する。
め
方
育
必要な場合には実習の中において指示する。
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
栄養科学シリーズ NEXT 栄養教育論実習
片井加奈子・川上貴代・久保田恵 編者,講談社 (2010)
定価 2730 円
成績の判定は,試験は実施せず,発表の評価点並びに実習レポートの評価点を主として,
そこに実習態度による加点および減点を加味して行う。実習態度に関しては実習の最初に説
明する。欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし,欠席の届け出がある場合には4点の
減点とする。
参考図書等
参考図書は新書程度の本を授業内容に合わせて紹介する。
事
項
Ⅱ - 137
授
業
回
数
別
教
育
1
回
オリエンテーション
自己紹介の実施
2
回
アセスメントのための情報収集の実施(1)
情報収集の実践
栄養面,生活面
3
回
アセスメントのための情報収集の実施(2)
情報収集の実践
栄養面,生活面
4
回
栄養教育アセスメントの実施(1)
収集した情報のコンピューターへの入力・集計・解析
栄養教育に必要な統計学
問題点の抽出
5
回
栄養教育アセスメントの実施(2)
収集した情報のコンピューターへの入力・集計・解析
栄養教育に必要な統計学
問題点の抽出
6
回
栄養教育アセスメントの実施(3)
収集した情報のコンピューターへの入力・集計・解析
栄養教育に必要な統計学
問題点の抽出
7
回
栄養教育計画の立案(1)
栄養教育目標の設定
カリキュラムの立案
8
回
栄養教育計画の立案(2)
栄養教育目標の設定
カリキュラムの立案
9
回
栄養教育の実施(1)
介入項目の決定・実施
評価方法の決定
Ⅱ - 138
内
容
10
回
栄養教育の評価(1)
栄養教育の実施(2)
新たな介入項目の決定・実施
評価方法の決定
11
回
栄養教育の評価(2)
新たな介入項目の決定
評価方法の決定
12
回
個人に対する栄養教育の実施(1)
アセスメント,計画,実施,評価
13
回
個人に対する栄養教育の実施(2)
アセスメント,計画,実施,評価
14
回
個人に対する栄養教育の実施(3)
アセスメント,計画,実施,評価
15
回
個人に対する栄養教育の実施(4)
アセスメント,計画,実施,評価
まとめ
Ⅱ - 139
平
科目名
成
栄養教育論実習Ⅱ
23
年
度
教
授業回数
15
単位数
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
育
1
計
画
担当教員
藤澤克彦
在室時はいつでも対応
教育目標:集団の健康・栄養状態,食行動,食環境等に関する情報の収集・分析,それらを
総合的に評価・判定する能力を養う。対象に応じた栄養教育プログラムの作成・実施・評価
を総合的にマネジメントできる技術を修得し,食行動変容のための行動科学を踏まえた栄養
カウンセリング技術,コミュニケーション能力およびプレゼンテーション能力を体得する。
学生の学習成果:学習の成果としては,対象集団の問題点を把握し,対象集団の QOL 向上に
つながる適確な栄養教育プログラムの作成・実施・評価を行えることを最大の達成目標とし
ており,そのために本実習では特に栄養教育論Ⅰ・Ⅱおよび栄養教育論実習Ⅰで修得した理
論・技術を踏まえたカウンセリング技術,コミュニケーション能力およびプレゼンテーショ
ン能力を体得して,それらを集団に対する健康・栄養教育の際に発揮できることとする。
(講義・演習・実験・実習・実技)
授業は実習形式で行い,主に配布資料および教科書を用いて進める。実習を数回ご
とにセクション分けし,各セクションの初めにそのセクションで行う内容の説明を行
授 い,各人あるいはグループでの作業に移る。途中説明が必要なときは,その都度説明
業
の を入れる。各セクションの終わりには個人あるいはグループで発表を行う。実習レポ
進 ートに関しては実習中に指示する。
め
方
育
必要な場合には実習の中において指示する。
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
栄養教育論演習・実習 ライフステージから臨床まで
下田妙子 編著,化学同人 (2009)
定価 2415 円
成績の判定は,試験は実施せず,発表の評価点並びに実習レポートの評価点を主として,
そこに実習態度による加点および減点を加味して行う。実習態度に関しては実習の最初に説
明する。欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし,欠席の届け出がある場合には4点の
減点とする。
参考図書等
参考図書は新書程度の本を授業内容に合わせて紹介する。
事
項
Ⅱ - 140
授
業
回
数
別
教
育
1
回
オリエンテーション
集団栄養教育について
集団の教育形態の実践(1)
2
回
集団の教育形態の実践(2)
3
回
対象特性別集団栄養教育計画の実施
対象:ライフステージの異なる健常者(1)
アセスメント,栄養ケアプラン・カリキュラムの作成
栄養教育媒体の作成
4
回
対象特性別集団栄養教育計画の実施
対象:ライフステージの異なる健常者(2)
アセスメント,栄養ケアプラン・カリキュラムの作成
栄養教育媒体の作成
5
回
対象特性別集団栄養教育計画の実施
対象:ライフステージの異なる健常者(3)
アセスメント,栄養ケアプラン・カリキュラムの作成
栄養教育媒体の作成
6
回
対象特性別集団栄養教育計画の実施
対象:ライフステージの異なる健常者(4)
アセスメント,栄養ケアプラン・カリキュラムの作成
栄養教育媒体の作成
7
回
対象特性別集団栄養教育計画の実施
対象:ライフステージの異なる健常者(5)
アセスメント,栄養ケアプラン・カリキュラムの作成
栄養教育媒体の作成
8
回
対象特性別集団栄養教育計画の実施
対象:ライフステージの異なる健常者(6)
アセスメント,栄養ケアプラン・カリキュラムの作成
栄養教育媒体の作成
9
回
対象特性別集団栄養教育計画の実施
対象:ライフステージの異なる健常者(7)
栄養教育の実施・評価
Ⅱ - 141
内
容
10
回
対象特性別集団栄養教育計画の実施
対象:身体・健康状態の異なる対象者(1)
アセスメント,栄養ケアプラン・カリキュラムの作成
栄養教育媒体の作成
11
回
対象特性別集団栄養教育計画の実施
対象:身体・健康状態の異なる対象者(2)
アセスメント,栄養ケアプラン・カリキュラムの作成
栄養教育媒体の作成
12
回
対象特性別集団栄養教育計画の実施
対象:身体・健康状態の異なる対象者(3)
アセスメント,栄養ケアプラン・カリキュラムの作成
栄養教育媒体の作成
13
回
対象特性別集団栄養教育計画の実施
対象:身体・健康状態の異なる対象者(4)
アセスメント,栄養ケアプラン・カリキュラムの作成
栄養教育媒体の作成
14
回
対象特性別集団栄養教育計画の実施
対象:身体・健康状態の異なる対象者(5)
栄養教育の実施・評価
15
回
まとめ
Ⅱ - 142
平
科目名
成
臨床栄養学Ⅰ
23
年
度
教
授業回数
15
単位数
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
育
2
計
画
担当教員
保田
立二
在室時はいつでも対応
教育目標:栄養学関連授業で学んだ栄養素の人体内での吸収と働きや、解剖・生理学及び生
化学の基礎知識に基づいて、疾病時における人体の変化を理解してそれぞれの症状又は原因
に対応した治療と食事療法の考え方を総論的に学ぶ。
学生の学習成果:本科目においては、管理栄養士業務において必要となる疾患や病態に関連
した食事療法の総合的理解を図る。
授
業
の
進
め
方
(講義・演習・実験・実習・実技)
授業はテキストを中心に進めるが、理解力を確かめる小テストや医学用語の理解力
を高めるレポートなどを科す予定である。講義終了時においては各疾患に対する栄養
的アプローチの原理が理解できている事を学習成果として授業は進められる。
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
予習:テキストの講義範囲に目を通しておく。
復習:講義に出てきた用語の理解に努める。用語は、今後の学習でも度々出現するの
でできるだけ整理した状態で理解し、混乱が起こらないように注意する。
佐藤和人、本間健、小松龍史 編(2009)
「臨床栄養学 第 5 版」医歯薬出版株式会社、
3,500 円+税(この教科書は大幅な改訂がない限り臨床栄養学Ⅱ、臨床栄養学Ⅲでも使
用します。)
学習評価は、小テスト及び必要用語の理解度に本試験の成績を加味して評価する。今後の
授業でも必要となるので、必要用語の理解度は重要な評価ポイントとなる。
欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点と
する。また、私語など授業の妨害行為についても減点を科す場合がある。
注
意
事
項
Ⅱ - 143
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
授業の進め方についてシラバスを用いた説明
2
回
消化管疾患の病態生理
(胃・腸における疾患を理解する。)
3
回
消化管疾患の栄養食事療法
(胃・腸における疾患のおさらいと栄養食事療法を理解する。)
4
回
肝臓・胆嚢・すい臓疾患の病態生理
(肝臓・胆嚢・すい臓における疾患を理解する。)
5
回
肝臓・胆嚢・すい臓疾患の栄養食事療法
(肝臓・胆嚢・すい臓における疾患のおさらいと栄養食事療法を理解する。)
6
回
内分泌・代謝疾患の病態生理
(内分泌・代謝疾患を理解する。)
7
回
内分泌・代謝疾患の栄養食事療法
(内分泌・代謝疾患のおさらいと栄養食事療法を理解する。)
8
回
循環器・血液疾患の病態生理
(循環器・血液疾患を理解する。)
9
回
循環器・血液疾患の栄養食事療法
(循環器・血液疾患のおさらいと栄養食事療法を理解する。)
Ⅱ - 144
10
回
腎臓疾患の病態生理
(腎臓疾患を理解する。)
11
回
腎臓疾患の栄養食事療法
(腎臓疾患のおさらいと栄養食事療法を理解する。)
12
回
感染症・免疫・アレルギーの病態生理
(感染症・免疫・アレルギー疾患を理解する。
)
13
回
感染症・免疫・アレルギーの栄養食事療法
(感染症・免疫・アレルギー疾患のおさらいと栄養食事療法を理解する。
)
14
回
小児の病態生理
(小児疾患を理解する。)
15
回
小児の栄養食事療法
(小児疾患のおさらいと栄養食事療法を理解する。)
Ⅱ - 145
平
科目名
臨床栄養学Ⅱ
成
23
年
度
授業回数
教
15
育
単位数
計
2
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):A 棟206研究室
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
画
担当教員
曜日
時
岡本喜久子
分∼
時
分
<教育目標>
臨床栄養学Ⅱは、臨床栄養学Ⅰで学んだ基礎知識に加えて、それぞれの症状または原因に対
応した治療と食事療法の考え方をより専門的に追究する。内容は、代謝異常症、栄養の摂取
に関する病気、内分泌疾患、消化器・循環器疾患、腎臓・血液疾患、免疫・神経系疾患、感
染症などの食事療法を学ぶ。
<学生の学習成果>
疾患別の栄養ケア・マネジメント即ち栄養アセスメント、栄養管理計画、栄養補給法、栄養
指導・教育、評価に必要とされる知識、技能をより一層総合的に獲得していること。
さらにチーム医療の一員としての心構えができていること。
(講義・演習・実験・実習・実技)
授
業
の
進
め
方
育
1.各種の疾患の栄養ケア・マネジメントの実践に必要な内容①∼⑤についての理解
を深める。
①スクリーニング・アセスメント
②栄養管理計画
③栄養補給(栄養基準量、食品構成、食事形態) ④栄養指導・教育
⑤評価
2.毎回講義後に練習問題をして理解度をみる。
3.また、理解度は、講義の 7 回終了後に回数別教育内容のアンケ‐トを実施し、そ
の結果を8回以降の講義に反映させ、14回終了後に再度アンケートで確認する。
そして15回に不十分な内容について講義する。
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
予習:テキストで次回の授業内容をみておくこと。
復習:授業毎に重要事項を再度テキストやプリントで理解を深めること。さらに出さ
れた課題に取り組むこと。
佐藤和人編著
2009 年 11 月 1 日発行
エッセンシャル「臨床栄養学
第5版」医歯薬出版
各種疾患の栄養ケア・マネジメント即ち栄養アセスメント、栄養管理計画、栄養補給法、栄
養指導・教育、評価の一連の流れに沿って実践できる知識、技能をより一層総合的に理解で
きていること。
成績は、定期試験 100 点法により評価する。
欠席すると学習内容の習得に欠除が発生するため汎用的学習成果がないとみなし、欠席は1回
につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出ある場合には4点の減点とする。また授業
の妨げとなる行為をした場合には4点の減点とする。
参考図書等
下田妙子編著
中村丁次編著
2006 年 3 月 10 日発行「臨床栄養学 栄養管理とアセスメント編」化学同人
2007 年 3 月 25 日発行 「栄養食事療法必携 第3版」 医歯薬出版
Ⅱ - 146
授
1
回
2
回
3
回
4
回
5
回
6
回
7
回
8
回
業
回
数
別
教
育
内
容
・臨床栄養学Ⅱの授業内容について概説し、授業計画を説明
・栄養ケア・マネジメントの定義と構造
医療保険制度
診療報酬:入院時食事療養制度・特別食加算・栄養食事指導料・在宅患者訪問栄養食事
指導料・栄養管理実施加算・栄養サポートチーム加算
介護保険制度
介護保険制度における栄養ケア・マネジメントの基本概念
経口栄養補給
①栄養補給法の分類
②特別治療食・特別加算食
③栄養成分別の特別治療食
④検査食
栄養評価指標
①臨床診査
②身体計測・身体構成成分の指標
③血液検査の栄養状態の評価指標
栄養必要量の算出方法
①エネルギーの求め方:ハリス‐ベネディクトによる計算式(BEE)、REE
②蛋白質の求め方:非たんぱくカロリー対窒素比(NPC/N比)
③脂質
④ビタミン
⑤無機質
栄養素のアセスメント
①エネルギー不足のアセスメント
②たんぱく質不足と過剰のアセスメント
栄養素のアセスメント
①ナトリウム、カリウムの不足及び過剰のアセスメント
②水分不足と過剰のアセスメント
Ⅱ - 147
9
回
糖尿病の栄養ケア・マネジメント
・糖尿病の病態
・糖尿病の診断・治療(食事療法、運動療法、薬物療法)
10
回
糖尿病の栄養ケア・マネジメント
・栄養アセスメント
・栄養基準、GI値、カーボカウント法
・栄養食事指導
11
回
脂質異常症の栄養ケア・マネジメント
・脂質異常症の病態
・栄養基準:第1段階と第2段階
・栄養食事指導
12
回
胆石症・胆嚢炎の栄養ケア・マネジメント
・ 胆石症・胆嚢炎の病態
・ 栄養基準
・ 栄養食事指導
13
回
経腸栄養補給
・ 経腸栄養法の目的・適応
・ 経皮内視鏡的胃瘻増設術(PEG)
・ 経腸栄養剤の種類と特徴
14
回
経静脈栄養補給
・ 経静脈栄養法の目的・適応
・ 末梢静脈栄養法と中心静脈栄養法の違い
・ 経静脈栄養法の合併症(リフィーディング症候群)
・バクテリアルトランスロケ‐ショ
ン
15
回
質問と全体のまとめ
授業アンケート
Ⅱ - 148
平
科目名
成
臨床栄養学Ⅲ
23
年
度
授業回数
教
15
単位数
育
計
2
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):A 棟206研究室
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
法
授
業
の
進
め
方
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
担当教員
曜日
時
岡本喜久子
分∼
時
分
<教育目標>栄養の評価・判定、栄養補給、栄養教育、食べ物と薬剤の相互作用、および医
療・介護制度やチーム医療における管理栄養士の役割について理解する。さらに、ライフス
テージ別、疾患別および様々な身体状況や栄養状態に応じた栄養管理の方法についても学
ぶ。
<学生の学習成果>上記教育目標を修得し、栄養アセスメントに基づいた栄養ケアプランの
作成、実施、評価に関する総合的なマネジメント能力を獲得していること。これにより栄養
管理に関わる基礎知識、管理栄養士として必要とされる技能、態度および考え方の総合的能
力、さらにチーム医療の一員としての円滑なコミュニケーション能力を付けていること。
育
方
画
(講義・演習・実験・実習・実技)
1.各疾患の症例に基づいて栄養アセスメント・栄養管理計画・栄養教育の立案がで
きる知識や技能の理解を深める。
2.栄養管理計画の内容が解説できるようにする。
3.毎回講義後に練習問題をして理解度をみる。
4.また理解度は、講義の 7 回終了後に回数別教育内容のアンケ‐トを実施し、その
結果を8回以降の講義に反映させ、14回終了後に再度アンケートで確認する。
そして15回に不十分な内容について講義する。
予習:テキストで次回の授業内容をみておくこと。
復習:授業毎に重要事項を再度テキストやプリントで理解を深めること。さらに出さ
れた課題に取り組むこと。
佐藤和人編著
2009 年 11 月 1 日発行
エッセンシャル「臨床栄養学
第5版」医歯薬出版
各種疾患の栄養ケア・マネジメント即ち栄養アセスメント、栄養管理計画、栄養補給法、栄
養指導・教育、評価の一連の流れに沿って実践できる知識、技能をより一層総合的に理解で
きていること。さらにチーム医療の一員としての円滑なコミュニケーション能力が付いてい
ること。
成績は、定期試験 100 点法により評価する。
欠席すると学習内容の習得に欠除が発生するため汎用的学習成果がないとみなし、欠席は1回
につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出ある場合には4点の減点とする。また授業
の妨げとなる行為をした場合には4点の減点とする。
参考図書等
下田妙子編著
中村丁次編著
2006 年 3 月 10 日発行「臨床栄養学 栄養管理とアセスメント編」化学同人
2007 年 3 月 25 日発行 「栄養食事療法必携 第3版」 医歯薬出版
項
Ⅱ - 149
授
1
回
2
回
3
回
4
回
5
回
6
回
7
回
8
回
業
回
数
別
教
育
内
容
・臨床栄養学Ⅲの授業内容について概説し、授業計画を説明
・臨床栄養学の概念を確認
栄養スクリーニング、栄養アセスメント、栄養ケアプラン(栄養管理計画)
、栄養教育、
モニタリング、POS、SOAP、クリニカルパス、クリティカルケア、インフォーム
ドコンセント、ノーマリゼーション、NST、診療ガイドライン、保険診療報酬
肥満症の栄養ケア・マネジメント
・肥満症治療ガイドライン
・症例に基づいて栄養アセスメント、栄養ケアプラン(栄養管理計画)
・栄養教育の立案、
評価ができる。
予習:肥満の原因・病態
復習:肥満症と関係のある検査値と食事療法(栄養基準)を理解する。
脂質異常症の栄養ケア・マネジメント
・動脈硬化性疾患予防ガイドライン及び診断基準
・症例に基づいて栄養アセスメント、栄養ケアプラン(栄養管理計画)
・栄養教育の立案、
評価ができる。
予習:脂質異常症の原因・病態
復習:脂質異常症と関係のある検査値と食事療法(栄養基準)を理解する。
クローン病と潰瘍性大腸炎の栄養ケア・マネジメント
症例に基づいて栄養アセスメント、栄養ケアプラン(栄養管理計画)
・栄養教育の立案、
評価ができる。
予習:クローン病と潰瘍性大腸炎の原因・病態
復習:食事療法・成分栄養を理解する。
過敏腸管症候群と便秘の栄養ケア・マネジメント
・下痢の病態と食事療法
・便秘の病態と食事療法
肝硬変非代償期の栄養ケア・マネジメント
・症例に基づいて栄養アセスメント、栄養ケアプラン(栄養管理計画)
・栄養教育の立案、
評価ができる。
予習:肝硬変・肝性脳症の原因・病態、
復習:肝硬変と関係のある検査値と食事療法(フィッシャー比・栄養基準)を理解する。
脂肪肝の栄養ケア・マネジメント
・過栄養に伴う脂肪肝、アルコール性脂肪肝、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)
・症例(NASH)に基づいて栄養アセスメント、栄養ケアプラン(栄養管理計画)・栄
養教育の立案、評価ができる。
予習:脂肪肝の原因・病態、
復習:脂肪肝と関係のある検査値と食事療法を理解する。
胆嚢炎・膵炎の栄養ケア・マネジメント
・症例に基づいて栄養アセスメント、栄養ケアプラン(栄養管理計画)
・栄養教育の立案、
評価ができる。
・急性膵炎と慢性膵炎の食事療法の違いが分かること。
予習:胆嚢炎・膵炎(急性・慢性)の原因・病態、
復習:膵炎と関係のある検査値と食事療法を理解する。
Ⅱ - 150
9
回
10
回
11
回
12
回
13
回
14
回
15
回
高血圧の栄養ケア・マネジメント
・高血圧の生活習慣の修正項目(高血圧治療ガイドライン)
・ 非薬物療法と薬物療法
妊娠高血圧症候群の栄養ケア・マネジメント
虚血性心疾患の栄養ケア・マネジメント
・症例に基づいて栄養アセスメント、栄養ケアプラン(栄養管理計画)
・栄養教育の立案、
評価ができる。
・狭心症と心筋梗塞の病態の違いが分かる。
予習:動脈硬化の原因・病態、
復習:食事療法を理解する。
慢性腎臓病(CKD)の栄養ケア・マネジメント
・ 慢性腎臓病に対する食事療法基準 2007
・ 症例に基づいて栄養アセスメント、栄養ケアプラン(栄養管理計画)・栄養教育の立
案、評価ができる。
・24 時間蓄尿からたんぱく質・食塩摂取量を求めることができる。
・BUN/クレアチニン比、NPC/N比が理解できる。
透析の栄養ケア・マネジメント
・ 慢性腎臓病に対する食事療法基準 2007
・ 症例に基づいて栄養アセスメント、栄養ケアプラン(栄養管理計画)・栄養教育の立
案、評価ができる。
・血液透析と持続携帯式腹膜透析(CAPD)の食事療法の違いが分かる。
術前・術後の栄養ケア・マネジメント
・症例(胃全摘術)に基づいて栄養アセスメント、栄養ケアプラン(栄養管理計画)・栄
養教育の立案、評価ができる。
・予後栄養指数(PNI)、ダンピング症候群が理解できる。
予習:胃の働き
復習:食事療法を理解する。
血液疾患における栄養ケア・マネジメント
・鉄欠乏性貧血、巨赤芽球性貧血
・薬と食事の関係
予習:貧血の分類・原因・検査項目
復習:貧血の分類別の治療を理解する。
癌の栄養ケア・マネジメント
・食欲不振の場合の栄養管理
乳幼児・小児の栄養ケア・マネジメント
・栄養失調症、消化不良症、周期性嘔吐症、食物アレルギー、小児肥満、1型糖尿病、
腎臓病(急性糸球体腎炎・ネフローゼ症候群)
・上記疾患の病態および食事療法
予習:乳幼児・小児の特異性
復習:病態および食事療法を理解する。
妊娠糖尿病の栄養ケア・マネジメント
質問と全体のまとめ
授業アンケート
Ⅱ - 151
平
科目名
成
臨床栄養学実習
23
年
度
授業回数
15
教
育
単位数
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等)
:A 棟206研究室
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
法
授
業
の
進
め
方
注
意
事
担当教員
曜日
時
岡本 喜久子
分∼
時
分
( 講義 ・演習 ・実験 ・実習 ・実技)
1.身体計測・体脂肪測定・食事摂取調査は、実際病院で行っている場面を撮影したCD
を見てその後実習で実践し、栄養状態の評価・判定の技術を高める。身体計測は「ダ
イナボット栄養アセスメントキット」を活用して評価する。
2.各種の疾患の症例を基に、栄養状態の評価・判定の仕方およびパソコンを使っての食
事計画(エクセル栄養君)の立て方について、実習を通して技術を高める。
3.ベッドサイドでの栄養指導の技術や技法についてもグループ実習を通して技術を高め
る。
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
1
画
<教育目標>
傷病者の病態や栄養状態の特徴に基づいて適切な栄養管理を行うために、栄養ケアプランの
作成・実施・評価に関する総合的なマネジメントの考え方を理解し、具体的な症例を基に、
身体計測・生化学検査・臨床診査・食事摂取調査から栄養状態の評価判定を行い、栄養補給・
栄養教育・食品と医薬品の相互作用について学ぶ。特に身体計測による評価・判定方法やベ
ッドサイドでの栄養指導技術を学ぶ。また、医療・介護制度やチーム医療の重要性を理解し、
他の職種や患者とのコミュニケーションを円滑に進める方法も学ぶ。更に、ライフステージ
別、疾患別に身体状況や栄養状態に応じた具体的な栄養管理方法も学ぶ。
<学生の学習成果>
・医療・福祉の実践の場で総合的なマネジメントを行うのに必要な技術を獲得していること。
・チーム医療の中で他職種や患者とのコミュニケーション能力や態度が獲得できているこ
と。
育
方
計
・日本糖尿病学会編
・下田妙子編著
2008 年 4 月 26 日発行「糖尿病食事療法のための食品交換表」文光堂
2006 年 3 月 10 日発行「臨床栄養学
栄養管理とアセスメント編」化学同人
・医科学出版社「ダイナボット栄養アセスメントキット」
・身体計測の実測や食事摂取調査ができ栄養評価ができること。
・栄養アセスメントが実践できること。
・治療食の食事計画の作成ができること。
・ベッドサイドでの栄養指導技術が獲得できていること。
・コミュニケーション能力や態度が獲得できていること。
・成績評価は、100 点法により実習の技術(50 点)、実習のレポート(50 点)とし、60 点
以上を合格とする。
・グループ実習や計測の実施を欠席することは汎用的学習成果がないとみなすため、欠席は
1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出ある場合には4点の減点とする。ま
た授業の妨げとなる行為をした場合には4点の減点とする。
参考図書等
・日本糖尿病学会編 1998 年 5 月 15 日発行 「糖尿病性腎症の食品交換表」文光堂
・足立香代子著 2000 年 8 月 1 日発行 「検査値に基づいた栄養指導・チーム医療」
項
Ⅱ - 152
授
1
回
業
回
数
別
教
育
内
容
・臨床栄養学実習について概説し、授業計画を説明
・病院の管理栄養士の役割と業務内容についてOHPで説明
2
回
身体計測の意義と身体計測・体脂肪測定の実習
・病院で行っているアセスメントの実践をCDで見る
・立位の場合:<身長・体重・腹囲・上腕三頭筋(皮下脂肪厚)
・上腕周囲・下腿周囲・体脂
肪・握力>
・横臥の場合:身長・上腕三頭筋(皮下脂肪厚)
・上腕周囲・膝高計
3
回
身体計測の意義と身体計測・体脂肪測定の実習
・立位の場合:<身長・体重・腹囲・上腕三頭筋(皮下脂肪厚)
・上腕周囲・下腿周囲・体脂
肪・握力>
・横臥の場合:身長・上腕三頭筋(皮下脂肪厚)
・上腕周囲・膝高計
・身体計測値からみた栄養状態の評価法
・膝高から身長・体重を求める方法
4
回
・食事摂取調査は、食物摂取頻度調査法を用いて3日間食事摂取量を記録する
・調査結果から栄養バランス(PFC)を評価・判定
糖尿病食品交換表の活用
5
回
6
回
7
回
8
回
・一般食の食事摂取基準量の作成(食品構成を活用)
食事計画の作成の実習(パソコンで作成)
・症例:一般食の3日間の献立①
1日当たりエネルギー1,800∼2,000kcal、たんぱく質 70g、脂質 45g、炭水化物 280g
食塩 9g 以下
食事計画の作成の実習(パソコンで作成)
・症例:一般食の3日間の献立②
1日当たりエネルギー1,800∼2,000kcal、たんぱく質 70g、脂質 45g、炭水化物 280g
食塩 9g 以下
食事計画の作成の実習(パソコンで作成)
・症例:一般食の3日間の献立③
1日当たりエネルギー1,800∼2,000kcal、たんぱく質 70g、脂質 45g、炭水化物 280g
食塩 9g 以下
・課題:一般食の3日間の献立表と 1 日分を試作し評価する。さらに写真を添付して提出す
る。
Ⅱ - 153
9
回
食事計画の作成の実習
・糖尿病の食品交換表の活用方法
・治療用特殊食品(低エネルギー食品)の利用方法
・グリセミック・インデックス(GI)値の低い食品の活用方法
10
回
食事計画の作成の実習・・・一般食から糖尿食へ展開(単位で作成)
・症例:糖尿病食
1日当たりエネルギー1,600kcal、たんぱく質 65g、食塩 7g 以下
11
回
スクリーニング・・・ベッドサイドでの主観的包括的評価(SGA)の問診の実践
(患者役、管理栄養士役、見学者に分かれて実践する)白衣持参
食物摂取頻度調査の実践テスト→1人7分間
12
回
食事計画の作成の実習・・・一般食から慢性膵炎食へ展開(パソコンで作成)
症例:慢性膵炎食
1日当たりエネルギー1,600kcal たんぱく質 55g 脂質 30g
食物摂取頻度調査の実践テスト→1人7分間
13
回
14
回
白衣持参
白衣持参
食事計画の作成の実習・・・一般食から慢性膵炎食へ展開(パソコンで作成)
症例:慢性膵炎食
1日当たりエネルギー1,600kcal たんぱく質 55g 脂質 30g
低栄養の評価判定および食事計画の作成の実習
症例:嚥下障害
○ベッドサイドにおける食事介助の仕方
体位・・・イ 座位
ロ セミファーラ位(15∼30 度挙げた状態)
食事・・・プリン、ゼリー状の水
器具・・・小スプン
身体計測(上腕三頭筋皮下脂肪厚・上腕周囲)の実践と評価(上腕三頭筋皮下脂肪厚・上腕周
囲・上腕筋面積)のテスト
身体計測(上腕三頭筋皮下脂肪厚・上腕周囲)の実践と評価(上腕三頭筋皮下脂肪厚・上腕周
囲・上腕筋面積)のテスト
15
回
レポートのまとめ
授業アンケート
Ⅱ - 154
平
科目名
臨床栄養学演習
成
23
年
度
授業回数
15
教
育
単位数
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等)
:A 棟206研究室
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
授
業
の
進
め
方
方
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
2
画
担当教員
曜日
時
岡本 喜久子
分∼
時
分
<教育目標>
傷病者の病態や栄養状態の特徴に基づいて適切な栄養管理を行うために、栄養状態の評価判
定・栄養ケア計画の作成・栄養補給法の選択・栄養指導等が実際の場面で展開できる技術を
学ぶ。更に指導カリキュラム(回数・スタッフ・場所・教材など)を作成して指導教材の作
成を行うとともに、スタッフの役割分担による指導の演習や評価を行う。特に、身体計測・
臨床データによる評価・判定方法やベッドサイドでの栄養指導などについても演習を通して
学ぶ。更にライフステージ別、疾患別に身体状況や栄養状態に応じた具体的な栄養管理方法
も演習で学ぶ。
<学生の学習成果>
管理栄養士として必要な総合的能力を基に、疾患別に栄養管理計画書を作成し、それに基づ
いてカウンセリングを取り入れた栄養指導ができていること。
ができること。
( 講義 ・演習 ・実験 ・実習 ・実技)
育
法
計
1. 各種疾患の症例に基づく栄養ケア・マネジメントについて演習をする。
(個人指導と
集団指導)
①栄養スクリーニング・アセスメントの実践
②栄養管理計画の作成
③栄養補給法の選択
④栄養指導カリキュラムおよび栄養指導教材の作成
⑤栄養指導・教育の実施
⑥栄養指導の評価
2.SOAP による栄養ケア記録作成を演習する。
・栄養指導は、事前にしっかり練習しておくこと。
・献立作成や栄養指導媒体の作成が時間内にできない場合は、課題として取り組むこ
と。
中尾俊之他編 2008 年 9 月 10 日 「腎臓病食品交換表」医歯薬出版
佐藤和人編著 2009 年 11 月 1 日発行 エッセンシャル「臨床栄養学 第5版」医歯薬出版
・栄養状態の評価・判定が実際場面で展開できる技術を獲得していること。
・患者に適した栄養管理計画書の作成ができる技術を獲得していること。
・栄養指導・教育が実際の場面でできるコミュニケーション能力、態度を獲得していること。
・成績評価は、100 点法により演習の技術(50 点)、演習のレポート(50 点)とし、60 点
以上を合格とする。
・グループ演習の実施を欠席することは汎用的学習成果がないとみなすため、欠席は1回に
つき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出ある場合には4点の減点とする。また授業
の妨げとなる行為をした場合には4点の減点とする。
参考図書等
中村丁次著
2007 年 4 月 19 日
「栄養指導マニュアル
Ⅱ - 155
改訂 2 版」
日本医療企画
授
1
回
2
回
業
回
数
別
教
育
内
容
臨床栄養学演習について概説し、授業計画を説明
栄養ケア・マネジメントの実践の書式を説明
栄養ケア・マネジメントの実践
症例1:糖尿病・・・栄養スクリーニング書とアセスメント書の実践
3
回
栄養ケア・マネジメントの実践
症例1:糖尿病・・・栄養管理計画書の作成および討議
作成に当たっては、食後血糖抑制(例GI値)の食事などを組み入れ
る。
4
回
栄養ケア・マネジメントの実践
症例1:糖尿病・・・栄養指導案の作成および討議
5
回
6
回
栄養ケア・マネジメントの実践
症例1:糖尿病・・・栄養指導の教材作成(A4の用紙1枚)、フードモデルの活用方法
栄養ケア・マネジメントの実践
症例1:糖尿病・・・カウンセリングを取り入れた栄養指導の練習
7
回
栄養ケア・マネジメントの実践
A:個人指導・・・症例患者を対象に入院から退院へ向けての栄養指導をロールプレイング
で行う。
役割分担:患者役、管理栄養士役、観察者
栄養指導の実技テスト:持ち時間7分。
B:糖尿病食品交換表に基づいた献立作成
8
回
栄養ケア・マネジメントの実践
A:糖尿病・・・症例患者を対象に入院から退院へ向けての栄養指導をロールプレイング
で行う。
役割分担:患者役、管理栄養士役、観察者
栄養指導の実技テスト:持ち時間7分。
B:糖尿病食品交換表に基づいた献立作成
Ⅱ - 156
9
回
栄養ケア・マネジメントの実践
症例2:慢性腎不全・・・栄養スクリーニング書とアセスメント書の実践
栄養管理計画書の作成および討議
10
回
栄養ケア・マネジメントの実践
症例2:慢性腎不全・・・栄養指導案の作成
腎臓病食品交換表の活用の仕方および献立作成
11
回
栄養ケア・マネジメントの実践
症例2:慢性腎不全・・・栄養指導の教材作成、フードモデルの活用
(1グループ3人、模造紙は1人 1/2 枚)
12
回
栄養ケア・マネジメントの実践
症例2:慢性腎不全・・・栄養指導の練習(1グループ3人)
13
回
栄養ケア・マネジメントの実践
集団指導(腎不全教室):栄養指導の実技テスト。持ち時間は1グループ 15 分間
質疑・応答
14
回
栄養ケア・マネジメントの実践
集団指導(腎不全教室):栄養指導の実技テスト。持ち時間は1グループ 15 分間
質疑・応答
15
回
問題志向型システム(POS)の活用
・SOAPの記入方法
・症例1の糖尿病と症例2の慢性腎不全の栄養指導記録の作成
Ⅱ - 157
平
科目名
公衆栄養学Ⅰ
成
23
年
度
授業回数
15
教
育
単位数
計
2
画
担当教員
高橋
裕司
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
教育目標:
地域や職域等における保健、医療、福祉、介護システムの栄養関連サービスに関す
るプログラムの作成、実施、評価を総合的に実行できる能力を有する人材の育成を
最終目的とする。
学生の学習成果:
わが国及び諸外国における健康、栄養、生活等の変遷と現状に対応した取り扱いや、
地域・組織における健康づくりにおける食生活指針等を作成能力を養う。
授
業
の
進
め
方
(講義・演習・実験・実習・実技)
授業は教科書およびプリントを教材として行うが、時には新聞などの報道記事を中
心とした授業も行う。授業中の疑問点は授業中に解決するように質問は積極的に行
うように求める。講義の理解度を試すため適宜小テストを実施する。
育
方
法
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
予
習
・
復
習
予習としては食生活に係わる報道記事などに注意を払うと共に教科書の音読をすす
める。毎回の講義の毎回の講義で重要用語を指示するので、復習では少なくともこ
れらの用語の完全理解を求める。
テ
キ
ス
ト
ウエルネス 公衆栄養学 第8版
定価 2,800 円+税 2010
沖増
哲
他編
医歯薬出版株式会社
成績の判定は定期試験成績(60%)及び授業中に数回行う小テスト成績(40%)により評
価する。授業内容の理解度をはかるため、定期試験以外に小テストを実施する。授業受講
態度は、減点法により成績判定に加える。授業態度については授業の最初に説明する。につ
き8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点とする。
参考図書等
参考図書は新書程度の本を授業内容に合わせて紹介する。
Ⅱ - 158
授
業
回
数
別
教
1
回
オリエンテーション
授業の進め方、評価の方法について
2
回
公衆栄養の概念と公衆栄養活動の意義
3
回
公衆活動の沿革と栄養問題
4
回
公衆栄養の現状と問題点
国民健康・栄養調査
5
回
公衆栄養の現状と問題点 2
食生活の現状と課題
6
回
公衆栄養の現状と問題点 3
食環境の現状と課題
7
回
公衆栄養の活動指針 1
「日本人の食事摂取基準 2010 年版」
の概念
8
回
公衆栄養の活動指針 2
「日本人の食事摂取基準 2010 年版」
の各論 1
9
回
公衆栄養の活動指針 3
「日本人の食事摂取基準 2010 年版」
の各論 2
1
Ⅱ - 159
育
内
容
10
回
公衆栄養の活動指針 4
「日本人の食事摂取基準 2010 年版」
11
回
公衆栄養の活動指針 5
「健康作りのための食生活指針」
12
回
公衆栄養の活動指針 6
「健康作りのための食生活指針、食事バランスガイド」
13
回
公衆栄養の活動指針 7
「健康作りのための運動指針」
14
回
公衆栄養の活動指針 8
「健康作りのための休養・睡眠指針」
15
回
諸外国の栄養行政
の活用
Ⅱ - 160
平
科目名
成
23
年
度
授業回数
公衆栄養学Ⅱ
教
15
単位数
育
計
2
画
担当教員
高橋
裕司
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
教育目標:
地域や職域等における保健、医療、福祉、介護システムの栄養関連サービースに関するプログラ
ムの作成、実施、評価を総合的に実行できる能力を有する人材の育成を最終目的とする。
学生の学習成果:
地域や職域等における保険、医療、福祉、介護システムの栄養関連サービースに関するプログラ
ムの作成、実施、評価を総合的に実行できる能力の獲得が学習の成果である。
授
業
の
進
め
方
(講義・演習・実験・実習・実技)
授業は、教科書、プリント、スライド等を利用して進める。基本的には指定したテキスト
を使用して進行する。必要に応じてプリントやスライドを使用する。理解度をチェックす
るための小テストも実施する。
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
予習としては食生活に係わる報道記事などに注意を払うと共に教科書の音読をすすめる。
毎回の講義の毎回の講義で重要用語を指示するので、復習では少なくともこれらの用語の
完全理解を求める。
ウエルネス
定価
公衆栄養学
2,800 円+税
第8版
沖増
哲
他編
医歯薬出版株式会社
2010(法令改正がない場合には公衆栄養学Ⅰと同じ教科書を使用)
成績の判定は定期試験成績(60%)及び授業中に数回行う小テスト成績(40%)により評価する。
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
授業受講態度は、減点法により成績判定に加える。授業態度については授業の最初に説明する。
欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点とする。
参考図書等
参考図書は新書程度の本を授業内容に合わせて紹介する。
Ⅱ - 161
授
業
回
数
別
教
1
回
オリエンテーション
授業の概要と評価法について
栄養行政組織とその役割
2
回
栄養関連法規
「栄養士法」
3
回
栄養関連法規
「地域保健法」
4
回
「わが国の健康づくり政策」
5
回
「健康日本21」の基本理念と概要
6
回
「健康日本21」と地方計画の策定
7
回
公衆栄養プログラムの実例1
「母子保健対策」
8
回
公衆栄養プログラムの実例2
「成人・老人保健対策」
9
回
公衆栄養プログラムの実例3
「特別健診制度」
育
内
容
「健康増進法」
「母子保健法」
「老人保健法」
Ⅱ - 162
「食育基本法」
10
回
公衆栄養プログラムの実例4
11
回
PDCA システムに基づいた公衆栄養の進め方1
12
回
PDCA システムに基づいた公衆栄養の進め方 2
13
回
PDCA システムに基づいた公衆栄養の進め方 3
14
回
栄養疫学の実際
15
回
世界の健康・栄養問題の現状と施策
「給食施設指導、食環境づくり」
Ⅱ - 163
平
科目名
公衆栄養学実習
成
23
年
度
授業回数
15
教
単位数
育
計
1
画
担当教員
高橋
裕司
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
教育目標:
地域の一般住民に対する様々な栄養教育の場を想定して、栄養調査による食生活の実態把握
や栄養教育の企画および教育方法等についての模擬実習を行う。
学生の学習成果:
教育の達成により保健・医療・福祉・介護システム等の栄養関連サービスに関するプログラ
ムの作成・実施・評価などの実践力を有する事が出来る。
授
業
の
進
め
方
(講義・演習・実験・実習・実技)
公衆栄養プログラムの模擬実習として、クラスなどの食事調査、食生活状況調査、身
体状況調査を行う。
育
方
法
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
予
習
・
復
習
発表内容の整理や媒体の作成などを積極的に行うこと。
テ
キ
ス
ト
上田信夫編「公衆栄養学実習」
、化学同人
成績の判定は、試験は実施せず、数回提出されたレポートで評価点と授業態度を減点法で評
価した成績を加味して行う。
欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点とす
る。
参考図書等
参考図書は新書程度の本を授業内容に合わせて紹介する。
Ⅱ - 164
授
業
回
数
1
回
オリエンテーション
実習の概要について。
2
回
公衆栄養活動の実践基礎技術
1
3
回
公衆栄養活動の実践基礎技術
2
4
回
公衆栄養活動の実践 1
栄養状態の判定と評価
①
5
回
公衆栄養活動の実践 2
栄養状態の判定と評価
②
6
回
公衆栄養活動の実践 3
栄養状態の判定と評価
③
7
回
公衆栄養活動の実践 4
集団の問題点調査とデータ解析
8
回
公衆栄養活動の実践 5
集団の問題点調査とデータ解析
9
回
公衆栄養活動の実践 6
地域集団の調査と問題点の把握
別
Ⅱ - 165
教
育
内
容
10
回
公衆栄養活動の実践 7
栄養教育の目標設定と計画書の作成
11
回
公衆栄養活動の実践 8
栄養教育の目標設定と計画書の作成 ②
12
回
公衆栄養活動の実践 9
模擬教育の計画書と媒体作成
①
13
回
公衆栄養活動の実践 10
模擬教育の計画書と媒体作成
②
14
回
公衆栄養活動の実践 11
模擬教育の計画書と媒体作成
③
15
回
公衆栄養活動の実践 12
模擬教育体験・反省会、今後の公衆栄養活動について
①
Ⅱ - 166
平
科目名
成
23
給食経営管理論Ⅰ
年
度
授業回数
教
15
育
単位数
計
2
画
担当教員
妹尾
良子
質問受付の方法:C 棟 201 研究室で授業以外の時間で対応
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教育目標:給食経営管理Ⅰでは、学校・病院・福祉施設などの特定給食施設における、利用
者の身体状況や栄養状態、その他の利用目的にあわせた給食サービスの方法について「栄
養・食事管理」と「経営管理」を中心に学習し、給食経営管理業務の遂行に不可欠な基礎知
識を修得する。また、各項目の目的や意義を理解する。
学生の学習成果:給食経営管理業務の基本となる能力を獲得する。特定給食施設での栄養・
給食関連サービスのマネジメントを行うことができる基本的な能力を獲得する。さらに学習
した知識を現代の諸問題と関連づけて理解する能力を獲得する。管理栄養士として求められ
る数量的スキルを獲得する。
(講義・演習・実験・実習・実技)
教
授
業
の
進
め
方
テキストの内容を中心に、講義形式で行う。
小テストを行い、基礎知識の復習と定着を図る。
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
成
績
評
価
の
方
法
注
意
事
項
毎回の授業に対しては予習、復習を必要とする。
新実践
給食経営管理論
藤原
政嘉他
(株)未来
小テスト 14回(14 点:各 1 点満点)
定期試験(86 点)
加点合計 100 点
欠席 1 回につき 8 点減点、届け出があった場合は 1 回につき 4 点減点
参考図書等
西川貴子、深津智恵美ら
Plan-Do-See にそった給食運営・給食管理実習のてびき(2005)
Ⅱ - 167
授
1
回
2
回
3
回
4
回
5
回
6
回
7
回
8
回
9
回
10
回
11
回
業
回
数
別
オリエンテーション
給食の概念(小テストによる復習)
1)給食の概要
2)給食システム
3)給食を提供する施設と関連法規
給食の経営管理の内容予告
給食の経営管理(小テストによる復習)
1)栄養食事管理の概要
2)経営管理の概要
3)マーケティング
組織・人事管理の内容予告
組織・人事管理(小テストによる復習)
1)給食の組織と関連分野との連絡
2)人事管理と労務管理
栄養・食事管理①の内容予告
栄養・食事管理①(小テストによる復習)
1)栄養アセスメント
2)栄養・食事計画
栄養・食事管理②の内容予告
栄養・食事管理②(小テストによる復習)
3)献立計画
4)栄養・食事計画の評価、改善
組織・人事管理の内容予告
品質管理(小テストによる復習)
1)品質管理
2)品質保証と標準化
原価管理の内容予告
原価管理、(小テストによる復習)
1)給食の原価
2)給食の原価管理
食材管理の内容予告
食材管理(小テストによる復習)
1)食材の購入
2)食材の発注
3)食材の保管管理
生産管理①の内容予告
生産管理①(小テストによる復習)
1)生産計画
2)大量調理の方法と技術
3)大量調理の調理特性
生産管理②の内容予告
生産管理②(小テストによる復習)
4)施設・設備能力と生産性
5)廃棄物処理
6)配膳システム
衛生管理の内容予告
衛生管理(小テストによる復習)
1)食の安全性
2)HACCP
Ⅱ - 168
教
育
内
容
3)衛生・安全管理
品質管理の内容予告
12
回
13
回
14
回
15
回
施設・設備管理(小テストによる復習)
1)施設・設備の基準と関係法規
2)食事環境の設計と設備
事故・災害時対策の内容予告
事故・災害時対策
1)事故対策
2)災害対策
給食の事務、労務管理
事務
1)情報事務管理(小テストによる復習)
労務
1)給食従事者の雇用形態
2)給食従事者の教育・訓練
3)給食従事者の業績と評価
まとめ
Ⅱ - 169
平
科目名
給食経営管理論Ⅱ
成
23
年
度
授業回数
教
15
育
単位数
計
2
画
担当教員
妹尾
良子
質問受付の方法:C 棟 201 研究室で授業以外の時間で対応
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
教育目標:的確な給食経営管理業務を行うには、基礎知識にもとづいた応用力が求められる。
給食経営管理論Ⅱでは、給食経営管理論Ⅰで習得した基礎知識を基に、給食運営や関連の資
源(食品流通や食品開発の状況、給食に関わる組織や経費など)の総合的な判断力、栄養面、
安全面、経済面全般のマネジメント能力を養う。
学生の学習成果:給食経営管理業務の総合的能力を養う。特定給食施設での栄養・給食関連
サービスのマネジメントを行うために現代の諸問題と関連づけて理解できる実践的な総合
能力を養う。マネジメントに必要な数量的スキル、情報リテラシーを獲得する。
授
業
の
進
め
方
(講義・演習・実験・実習・実技)
テキストの内容を中心に、講義形式で行う。
給食経営管理業務に必要な技能や応用力、判断力を身に付けるため、講義と演習を組
み合わせて行う。
小テスト、レポート作成を行い、基礎知識の復習と定着を図る。
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
成
績
評
価
の
方
法
注
意
事
項
毎回の授業に対しては予習、復習を必要とする。
新実践 給食経営管理論
藤原 政嘉他
(株)未来
Plan-Do-See にそった 給食運営・経営管理実習のてびき 西川貴子、深津智恵美ら
医歯薬出版株式会社
小テスト 7 点(7 点:1 点/回)
レポート 8 点(8 点:1 点/回)
定期試験(85 点)
加点合計 100 点
欠席 1 回につき 8 点減点、届け出があった場合は 1 回につき 4 点減点
参考図書等
給食施設のための献立作成マニュアル
赤羽正之、飯樋洋二ら・医歯薬出版株式会社
Ⅱ - 170
授
1
回
2
回
3
回
4
回
5
回
6
回
7
回
8
回
9
回
10
回
業
回
数
別
教
育
内
オリエンテーション
健康増進法における特定給食施設の役割(小テストによる復習)
1)特定給食施設の基準
2)管理栄養士・栄養士の配置
学校給食の給食について予習のポイント
学校給食の給食(小テストによる復習)
1)学校給食の意義と概要
2)給食の実施形態
3)食事内容、食に関する指導
病院給食予習のポイント
病院給食(小テストによる復習)
1)病院給食の概要
2)入院時食事療養制度
3)栄養管理と栄養法
4)食事基準
高齢者・介護福祉施設の給食予習のポイント
高齢者・介護福祉施設の給食(小テストによる復習)
1)高齢者・介護福祉施設
2)介護保険制度
3)高齢者の栄養管理
福祉施設給食の予習のポイント
福祉施設の給食(小テストによる復習)
1)障害者福祉施設
2)栄養管理体制加算
福祉施設の給食、事業所の予習のポイント
福祉施設の給食、事業所の給食(小テストによる復習)
1)児童福祉施設
2)事業所、自衛隊
給食における栄養管理の実際①の予習のポイント
給食における栄養管理の実際①(レポートによる復習)
1)栄養・食事計画
2)給与目標量の算出
3)食品群別加重平均成分表の算出
給食における栄養管理の実際②の内容について予告
給食における栄養管理の実際②(レポートによる復習)
4)食品構成表作成
5)栄養比率の算出
給食における栄養管理の実際③の内容について予告
給食における栄養管理の実際③(レポートによる復習)
6)献立作成の留意点
7)栄養教育教材としての給食の役割
8)個別対応の方法
給食における栄養管理の実際④の内容について予告
給食における栄養管理の実際④(レポートによる復習)
9)食品流通 食材の購入方法
10) 在庫管理と発注
給食の品質管理の実際の内容について予告
Ⅱ - 171
容
11
回
12
回
13
回
14
回
15
回
給食の品質管理の実際(レポートによる復習)
1)栄養・食事管理と総合品質
2)栄養出納表の算出
3)品質改善とPDCAサイクル
給食の生産管理の実際の内容について予告
原価管理の実際(レポートによる復習)
1)原価計算
2)ABC 分析
会計・原価管理の実際の内容について予告
原価管理の実際(レポートによる復習)
1)給食における収入と原価・売上
2)損益分岐点作成
衛生管理の実際(小テストによる復習)
1)大量調理マニュアル
2)衛生管理の実際の流れ
会計・原価管理の実際の内容について予告
給食の生産管理の実際(レポートによる復習)
1)生産ラインと作業動線
2)施設・設備のレイアウト
3)新調理システム
4)労働生産性
5)作業工程の分析、工程表の作成
衛生管理の実際の内容について予告
Ⅱ - 172
平
科目名
成
給食経営管理実習Ⅰ
23
年
度
授業回数
教
15
育
単位数
計
1
画
担当教員
妹尾
良子
質問受付の方法:C 棟 201 研究室で授業以外の時間で対応
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
育
教育目標:給食経営管理論で学んだ理論が実際の現場で生かせるよう、大量調理施設の機器
を使用し、調理方法や衛生管理の技術を体験する。また、対象者に合わせた食事計画や献立、
作業計画を作成し、実際に食材を発注して調理・試食を行う。限られた予算内で対象者の目
的にあったおいしくて安全な食事が提供できたか、作業の時間配分や衛生面で問題なかった
かなど、業務全体のマネージメントの評価を行う。実習を通じて、栄養士と調理従事者の業
務内容と役割を理解し、両者の連携の重要性を認識する。疑問や問題点を見つける目とその
改善策を考える力を身につける。
給食は栄養教育の教材であることも認識する。
学生の学習成果:衛生管理の方法を理解する。大量調理技術の習得。給食業務のマネジメン
トの流れを習得する。給食経営管理業務で必要な応用力、リーダーシップ、コミュニケーシ
ョン能力、自己管理力を身につける。給食業務に必要な数量的スキル、情報リテラシーを獲
得する。
(講義・演習・実験・実習・実技)
授 大量調理や衛生管理技術の実習は7グループ(管理栄養士役、下処理役、調理師役、
業 調理パート役、盛り付けパート役、洗浄パート役・衛生係)分けて7回ローテーショ
の ンを行い、すべての作業が体験できるようにし、体験を通して大量調理器具使用方法
進
め や管理方法を学ぶ。
方 給食経営管理の基本である、計画・実施・評価の流れを管理帳票を作成しながら実際
に体験するとともに、学生自身が問題意識をもって実習に取り組めるよう課題・目標
学生の学習成果:
を設定する。
方
法
予
習
・
復
習
毎回の授業に対しては予習、復習を必要とする。
テ 西川貴子、深津智恵美ら Plan-Do-See にそった 給食運営・経営管理実習のてびき 第
ト キ 4 版・医歯薬出版株式会社
ス
成
績
評
価
の
方
法
注
意
事
項
衛生管理の評価(15 点)(衛生的な服装・検便・手洗い)
課題レポート(35 点)
(献立、指導案、PC 帳票、大量調理、発注書、給食日誌、実習評価)
実習内容(50 点) 調理技術面 20 点
リーダーシップ 30点
(リーダーシップ、コミュニケーション能力、チームワーク)
加点合計 100 点
実習体験が重要なため欠席1回 8点減点、届け出があった場合は 4 点減点
遅刻1回 4点減点とする
実習ファイル未提出 10 点減点とする。期限より遅れた場合は 5 点減点とする。
参考図書等
赤羽正之、飯樋洋二ら・(2007)・給食施設のための献立作成マニュアル 第 7 版・
Ⅱ - 173
授
業
回
数
別
1
回
オリエンテーション
実習のグループ編成、実習テーマを決定
栄養・食事計画
2
回
給食施設見学
献立作成(献立表の提出)
給食時の指導案作成(指導案提出)
3
回
PC での献立、発注業務(PC 帳票の提出)
4
回
衛生管理
衛生帳票の記入方法
手洗いチェック(3 段階で評価)
5
回
6
回
7
回
8
回
教
育
内
容
大量調理について
器具の使用方法、下処理方法、調理方法、盛り付け方法について(確認テスト)
実習打合せ
献立、調理、作業工程表説明(次回実習のため復習を必ず行う)
予備実習(管理栄養士役は給食日誌作成)
・ グループに分かれて、以下の実習をローテーションで行う。
(管理栄養士役、下処理役、調理師役、調理パート役、盛り付けパート役、
洗浄パート役・衛生係)
・ グループ献立の試作、媒体作成
・ グループ実習の作業工程作成、献立の再検討など
課題献立①:真空調理の実習(管理栄養士役は給食日誌提出)
・ グループに分かれて、以下の実習 2 回をローテーションで行う。
(管理栄養士役、下処理役、調理師役、調理パート役、盛り付けパート役、
洗浄パート役・衛生係)
・ グループ献立の試作、媒体作成
・ グループ実習の作業工程作成、献立の再検討など
9
回
10
回
・課題献立②:真空調理の実習(管理栄養士役は給食日誌提出)
・ グループに分かれて、以下の実習を 2 回ローテーションで行う。
(管理栄養士役、下処理役、調理師役、調理パート役、盛り付けパート役、洗
浄パート役・衛生係)
・ グループ献立の試作、媒体作成
・ グループ実習の作業工程作成、献立の再検討など
(課題実習終了後大量調理、真空調理のレポート提出)
11
回
Ⅱ - 174
12
回
グループ実習準備
・ 作業工程表、作業動線、調理指示書作成
・ 食材発注、発注書の作成(発注書提出)
・ 給食時指導の媒体作成
・ 作業計画のプレゼンテーション
・ 作業グループでの打合せ
13
回
グループ A 班献立の実習「学校給食」(管理栄養士役は給食日誌提出)
・ グループに分かれて、以下の実習を 2 回ローテーションで行う。
(管理栄養士役、下処理役、調理師役、調理パート役、盛り付けパート役、
洗浄パート役・衛生係)
14
回
・
グループ B 班献立の実習「学校給食」(管理栄養士役は給食日誌提出)
・ グループに分かれて、以下の実習を 2 回ローテーションで行う。
(管理栄養士役、下処理役、調理師役、調理パート役、盛り付けパート役、
洗浄パート役・衛生係)
15
回
・
学校給食実習の評価、反省会(実習評価表提出)
・ 学校給食の給食時の指導を行う。
・ 給食の原価計算
・ 学校給食実習についてグループでまとめる
・ 学校給食実習の評価、反省点についてプレゼンテーション。
Ⅱ - 175
平
科目名
成
給食経営管理実習Ⅱ
23
年
度
授業回数
教
15
育
単位数
計
1
画
担当教員
妹尾
良子
質問受付の方法:C 棟 201 研究室で授業以外の時間で対応
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
教育目標:給食経営管理実習Ⅱでは、病院、福祉施設、事業所などでの給食業務を想定して
栄養・食事管理およびマーケティングの視点に立った経営管理を実習する。
給食施設の種類によるニーズや提供方法の違いを理解し実践することで、業務全体のマネー
ジメント能力を養い、応用力や判断力を習得する。
学生の学習成果:新調理技術の習得。個別対応を含む大量調理技術の習得。病院、福祉施設、
事業所のマネジメント能力を養う。給食経営管理におけるマーケティングの基本を理解す
る。給食経営管理業務で必要な応用力、リーダーシップ、コミュニケーション能力、自己管
理力を身につける。給食業務に必要な数量的スキル、情報リテラシーを獲得する。
(講義・演習・実験・実習・実技)
給食経営管理業務で必要なコミュニケーション能力を身につける。
「日本人の食事摂取基準 2010 年版」を基に給与目標量の計画を立てる。
授 新調理技術を学び各施設での活用を考える
業 病院、福祉施設、事業所での給食業務を体験し、各施設の違いや特色を理解する。実
の 習での体験と理論を結びつけるようにする。
進
給食の媒体を作成し給食時の栄養教育の方法を学ぶ
め
方
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
成
績
評
価
の
方
法
注
意
事
項
毎回の授業に対しては予習、復習を必要とする。
西川貴子、深津智恵美ら・
(2005)
・Plan-Do-See にそった 給食運営・経営管理実習の
てびき 第 4 版・医歯薬出版株式会社
衛生管理の評価(10 点)(衛生的な服装・検便)
課題レポート(40 点)
(献立、作業工程表、病院給食、高齢者福祉施設、事業所、給食日誌、
ヘルシー弁当宣伝媒体、実習評価)
実習内容(50 点) 調理技術面 20 点
リーダーシップ 30点
(リーダーシップ、コミュニケーション能力、チームワーク)
加点合計 100 点
実習体験が重要なため欠席1回につき8点減点、届け出を出した場合は 4 点減点。遅刻・早
退1回につき4点減点とする。
実習ファイル未提出 10 点減点とする。期限より遅れた場合は 5 点減点とする。
参考図書等
赤羽正之、飯樋洋二ら・
(2007)
・給食施設のための献立作成マニュアル 第 7 版・医歯薬出
版株式会社
Ⅱ - 176
授
1
回
2
回
3
回
4
回
5
回
6
回
7
回
8
回
業
回
数
別
教
育
内
容
オリエンテーション
グループ実習(病院、福祉施設、事業所)の栄養・食事計画実習テーマの決定
各施設における栄養・食事計画の作成
グループ実習の献立作成、課題実習の説明、打ち合わせ(グループ実習献立表提出)
課題(摂食嚥下困難食)実習(管理栄養士役は給食日誌提出)
・ グループに分かれて、以下の実習 3 回をローテーションで行う。
(管理栄養士役、下処理役、調理師役、調理パート役、盛り付けパート役、
洗浄パート役・衛生係)
・ グループ献立の試作、媒体作成
・ グループ実習の作業工程作成、献立の再検討など
課題(摂食嚥下困難食)実習(管理栄養士役は給食日誌提出)
・ グループに分かれて、以下の実習 3 回をローテーションで行う。
(管理栄養士役、下処理役、調理師役、調理パート役、盛り付けパート役、
洗浄パート役・衛生係)
・ グループ献立の試作、媒体作成
・ グループ実習の作業工程作成、献立の再検討など
課題(摂食嚥下困難食)実習(管理栄養士役は給食日誌提出)
(摂食嚥下困難食レポート提出)
・ グループに分かれて、以下の実習3回をローテーションで行う。
(管理栄養士役、下処理役、調理師役、調理パート役、盛り付けパート役、
洗浄パート役・衛生係)
・ グループ献立の試作、媒体作成
・ グループ実習の作業工程作成、献立の再検討など
グループ献立の作業計画(グループ献立の作業工程表各人提出)
グループ実習の献立決定、作業工程、媒体作成、発注
グループ実習の作業分担、打ち合わせ
ヘルシー弁当のテーマ決定、マーケティングリサーチ、献立作成
① 病院給食実習(治療食・食事形態)(病院給食レポート提出)
(管理栄養士役は給食日誌提出)
・ グループに分かれて、以下の実習 3 回をローテーションで行う。
(管理栄養士役、下処理役、調理師役、調理パート役、盛り付けパート役、
洗浄パート役・衛生係)
・ グループ献立の試作、媒体作成
・ グループ実習の作業工程作成、献立の再検討など
Ⅱ - 177
9
回
10
回
11
回
12
回
13
回
14
回
15
回
② 高齢者福祉施設給食実習(高齢者福祉施設給食レポート提出)
(管理栄養士役は給食日誌提出)
・ グループに分かれて、以下の実習 3 回をローテーションで行う。
(管理栄養士役、下処理役、調理師役、調理パート役、盛り付けパート役、
洗浄パート役・衛生係)
・ グループ献立の試作、媒体作成
・ グループ実習の作業工程作成、献立の再検討など
③ 事業所給食(学生食堂)実習(事業所給食レポート提出)
(管理栄養士役は給食日誌提出)
・ グループに分かれて、以下の実習 3 回をローテーションで行う。
(管理栄養士役、下処理役、調理師役、調理パート役、盛り付けパート役、
洗浄パート役・衛生係)
・ グループ献立の試作、媒体作成
・ グループ実習の作業工程作成、献立の再検討など
グループ実習のまとめ・ヘルシー弁当選考会準備
ヘルシー弁当選考会
(各グループ 20 分ずつプレゼン⇒弁当決定)、材料発注
ヘルシー弁当の実習準備・打ち合わせ(宣伝媒体提出)
弁当の販売促進用媒体を作成する。
実習の準備と打ち合わせを行う。
ヘルシー弁当実習(管理栄養士役は給食日誌提出)
・ グループに分かれて、以下の実習をローテーションで行う。
(管理栄養士役、下処理役、調理師役、調理パート役、盛り付けパート役、
洗浄パート役・衛生係)
実習の評価、反省会(実習評価表提出)
・ へルシー弁当のまとめ
・ グループ献立実習についてグループでまとめる
・ 実習の評価、反省点についてプレゼンテーション。
実習室の清掃
Ⅱ - 178
平
科目名
総合演習
成
23
年
授業回数
度
15
教
育
単位数
2
計
画
担当教員 食物栄養学科全教員
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):各担当教員研究室にて行なうこと
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
教育目標:
基礎栄養学、応用栄養学、栄養教育論、臨床栄養学、公衆栄養学、給食経営管理論の専
門科目の知識及び技術を修得した後に、これらの専門分野の知識及び技術を統合して、管
理栄養士業務である栄養評価や管理が適正に行える総合的な能力を養うために、専門分野
を横断した演習を行なう。
学生の学習成果:
専門的な学習成果としては、病院や高齢者福祉施設、および特定健診・栄養教室、食育
における管理栄養士の果たす役割が理解できる。
汎用的な学習成果としては、教員とのコミュニケーションをとおして、卒業後社会人とし
て求められるコミュニケーション能力、態度(心構え)や職業に対する知識、理解、価値、
意見を獲得する。
授
業
の
進
め
方
(講義・演習・実験・実習・実技)
教育内容の「管理栄養士が果たす役割」の「Ⅰ」および「Ⅱ」において、学生は
それぞれ関連教員による説明および実演内容を理解した後、グループに分かれて実
演体験する。同じく「Ⅲ」においては、学生は関連教員による説明および実演を学
習する。その後に関連教員も加わってグループ毎に、それらのテーマに関しての検
討と討論を行い、管理栄養士業務についての知識や興味を深めて行く。
また、学生の理解度のチェックのためにアンケートやレポート提出を課すること
がある。
育
方
法
成
績
評
価
の
方
法
注
意
事
項
予
習
・
復
習
授業で行なった内容については必ず復習を行なうことが次の授業につながる。
テ
キ
ス
ト
現在までに学習した専門基礎分野および専門分野のテキストと参考書のすべて
上記の学習成果が達成できているかについて、関わった教員がそれぞれ総合的に判断して
100点満点で採点し、平均して総合評価とする。
また欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の
減点とする。
参考図書等
グループワークを円滑に進行するために、出席は重要である。
Ⅱ - 179
授
業
回
数
別
1
回
授業の進め方についてシラバスを用いた説明
2
回
栄養教育の役割と効果」
(なぜ管理栄養士が必要であるのか。)
教
育
内
容
3
回
管理栄養士が果たす役割 Ⅰ
(栄養管理1 病院などにおける管理栄養士の役割、NST と病院給食)
解説
4
回
管理栄養士が果たす役割 Ⅰ
(栄養管理2 病院などにおける管理栄養士の役割、NST と病院給食)
教員による実演
5
回
管理栄養士が果たす役割 Ⅰ
(栄養管理3 病院などにおける管理栄養士の役割、NST と病院給食)
学生による実演(グループ別)
6
回
管理栄養士が果たす役割 Ⅰ
(栄養管理4 病院などにおける管理栄養士の役割、NST と病院給食)
学生による実演(グループ別)
7
回
管理栄養士が果たす役割 Ⅱ
(栄養管理1 高齢者福祉施設などにおける管理栄養士の役割、給食と栄養管理)
解説
8
回
管理栄養士が果たす役割 Ⅱ
(栄養管理2 高齢者福祉施設などにおける管理栄養士の役割、給食と栄養管理)
教員による実演
9
回
管理栄養士が果たす役割 Ⅱ
(栄養管理3 高齢者福祉施設などにおける管理栄養士の役割、給食と栄養管理)
学生による実演(グループ別)
10
回
管理栄養士が果たす役割 Ⅱ
(栄養管理4 高齢者福祉施設などにおける管理栄養士の役割、給食と栄養管理)
学生による実演(グループ別)
Ⅱ - 180
11
回
管理栄養士が果たす役割 Ⅲ
(栄養管理1 特定健診・栄養教室、食育における管理栄養士の役割)
解説
12
回
管理栄養士が果たす役割 Ⅲ
(栄養管理2 特定健診・栄養教室、食育における管理栄養士の役割)
業務内容の説明
13
回
管理栄養士が果たす役割 Ⅲ
(栄養管理3 特定健診・栄養教室、食育における管理栄養士の役割)
それぞれの現場における具体例(教員による実演)
14
回
15
回
演習のまとめ Ⅰ
(各業務における必要な学習成果についての検討)
演習のまとめ Ⅱ
(今後獲得していかなければならない学習成果についての検討)
Ⅱ - 181
平
科目名
成
23
給食経営管理実習事前事後
年
度
授業回数
教
15
育
単位数
計
1
画
担当教員
妹尾
良子
質問受付の方法:C 棟 201 研究室で授業以外の時間で対応
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
教育目標:臨地実習(臨床栄養・公衆栄養・給食栄養管理Ⅰ・Ⅱ)の準備段階として、実
践活動の場での「課題発見や問題解決」に必要な専門知識と技術の習得を行うとともに、
実習を円滑に進めるための基本マナーを指導する。
実習後は、各臨地実習で学んだ管理栄養士の実践業務を再復習し、「専門的知識と技術」
を統合させ、マネージメント能力の高い管理栄養士の育成を目指す。
学生の学習成果:各臨地実習の実践業務での課題を見つけ、課題研究を行い結果をまとめ
ることができる。また結果を発表することができる。社会人としての自己管理能力を身に
つけ実習に臨むことができる。実習に必要な知識をまとめ、数量的スキルを身につけ積極
的な態度で実習に臨むことができる。
授
業
の
進
め
方
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
成
績
評
価
の
方
法
注
意
事
項
(講義・演習・実験・実習・実技)
・ 事前指導では、臨地実習に関わる知識の復習と実践現場を想定した技術の演習
を中心に行う。
・ 社会人,医療人としての資質、感性を身につける
・ 事後指導では、臨地実習で取り組んだ課題や習得した知識・技術をまとめ、実
践業務の気づきや問題点、反省点などをプレゼンテーションする。
・ 管理栄養士として今後期待される点や取り組んでいかなければならない課題
を明らかにし、管理栄養士の資質向上へ向けた指導を行う。
毎回の授業に対しては予習、復習を必要とする。
松崎政三ら編著
臨地実習マニュアル[給食経営管理・給食の運営]
建帛社(2007)
給食経営管理実習事前事後評価
事前の課題研究内容(10 点)
事前の課題研究、準備事項の取り組み姿勢 (30 点)
実習事項確認テスト(20 点)
事後の課題研究のまとめ(10 点)事後の課題発表能力(30 点)
加点合計 100 点
さらに臨地実習の参加に関しては事前の準備、事後のまとめが重要であるため欠席する
と 1 回につき 10 点減点、遅刻は1回につき 5 点減点とする。
参考図書等
Ⅱ - 182
授
1
回
2
回
3
回
事
前
教
育
二
年
後
期
4
回
5
回
6
回
業
回
数
別
教
育
オリエンテーション
臨地実習の目的と意義
実習先施設について
学校、高齢者福祉施設、保健所、病院実習の概要説明
個人調査
臨地実習施設の実習内容とスケジュール
・ 実習に必要な知識と技術
・ 実習中の服装、持参品、費用について
実習中のマナー
実習に必要な実践的な知識と技術
・ 栄養管理、給食管理、衛生管理について
臨地実習での研究課題設定
給食管理の実際
・ 大量調理の知識と技術
学校おける管理栄養士の業務と課題
福祉施設における管理栄養士の業務
コミュニケーション力をつける
・ レポート作成
・ 指導案作成
・ 研究課題をまとめる
7
回
事
前
教
育
三
年
前
期
8
回
9
回
10
回
内
実習施設の説明、実習の心得
・ 課題の作成
実習施設とのコミュニケーション
・ 電話の対応、挨拶などのマナー
・ 打ち合わせ準備、レポートなど説明文書について
大量調理の知識と技術
・ 栄養管理の実際
・ 大量調理マニュアル
・ 衛生について
・ 帳票類について
Ⅱ - 183
容
11
回
12
回
13
回
事
後
教
育
三
年
前
期
14
回
15
回
実習記録の書き方
高齢者福祉施設の実際
・介護保健について
・食事介護技術を学ぶ
実習中のマナー、注意事項、最終確認事項
課題研究のまとめ方
お礼状の書き方
臨地実習のまとめ
臨地実習報告会の準備
臨地実習報告会の準備
臨地実習報告会
・ 施設別に実習の反省感想を発表する
・ 施設別の実習課題への取り組みの報告と討論
<インターンシップ>
希望学生に対して、実習施設別事後研修の施設選定、研修内容などの助言を行う。
Ⅱ - 184
平
科目名
成
給食経営管理臨地実習Ⅰ
23
年
度
授業回数
教
育
1 週間
計
単位数
画
1
担当教員
妹尾
良子
質問受付の方法:C 棟 201 研究室で授業以外の時間で対応
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教育目標:給食経営管理臨地実習Ⅰは、給食の運営を含む実習内容とし、学校給食施設又
は高齢者福祉施設で行う。
各施設における給食の役割を理解し、年齢に応じた栄養・食事計画や献立作成、調理・盛
り付けなど給食業務全般を実際に体験する。
また、学校では児童・生徒に対する適切な栄養教育を行うための知識と技術を習得する。
高齢者福祉施設では、高齢者の咀嚼・嚥下能力に合わせた食事や栄養管理に必要な知識と
技術を習得する。
学生の学習成果:各施設における給食業務の内容を理解し、職務の遂行技術を習得する。
給食の目的・役割を理解し実践的な能力を身につける。社会人としての責任を果たすため
に必要な倫理観、自己管理能力を獲得する。管理栄養士として必要な数量的スキル、情報
リテラシーを獲得する。施設でのコミュニケーション、チームワーク能力を身につける
(講義・演習・実験・実習・実技)
学校給食施設または高齢者福祉施設において 3 年次前期に 1 週間の臨地実習を行う。
研究課題を決め実習の目標とする。
実習内容は、指導担当管理栄養士と協議する。
教
授
業
の
進
学生の学習成果:
め
方
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
成
績
評
価
の
方
法
注
意
事
項
臨地実習に対しては予習、復習を必要とする。
松崎政三ら編著
実習先の評価(50 点)
課題研究(30 点)
実習ノート(20 点)
臨地実習マニュアル[給食経営管理・給食の運営]
建帛社(2007)
加点合計 100 点
社会人としての倫理観、自己管理能力の評価をおこなう。
欠席した場合1回につき 10 点減点、遅刻・早退した場合 1 回につき 5 点減点とする
参考図書等
Ⅱ - 185
授
業
回
数
別
教
実
習
前
実習先事前訪問
・ オリエンテーション
・ 研究課題の設定・指導
1
日
目
管理者・関係者への挨拶
施設の概要と特徴説明
給食業務の概要説明
食教育の概要又は高齢者の食事形態の概要について
2
日
目
給食管理システムについて
給食実施計画とその実際
実習の研究課題
3
日
目
給食管理・運営の実際
・大量調理作業分析
・衛生管理の実際
・食育活動の実際・高齢者の食事の実際
4
日
目
5
日
目
6
日
目
給食管理・運営の実際
・栄養士業務の分析
・食育活動の実際・高齢者の食事の実際
研究課題の整理・実習施設での反省会
大学での実習補講
・各施設の実習項目の確認
・課題レポート作成
・実習グループでのまとめと反省点
Ⅱ - 186
育
内
容
平
科目名
成
23
給食経営管理臨地実習Ⅱ
年
度
授業回数
教
育
1 週間
計
単位数
画
1
担当教員 妹尾
良子
質問受付の方法:C 棟 201 研究室で授業以外の時間で対応
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
教育目標:高齢者福祉施設での実習では、対象者のアセスメントに基づいた的確な食事提
供や給食運営方法、経営管理全般の業務を身に付け、実践現場で速やかな状況判断や業務
全般のマネージメント能力を向上させる。また、給食に携わるスタッフとの連携方法や入
所者への対応など、マニュアルでは理解しにくい、ソフト面の技術を学ぶ。
栄養ケア・マネジメントの知識と技術を習得する。
学生の学習成果:福祉・介護システムの中で栄養・給食関連サービスのマネジメントを行
うことができる実践的な能力を獲得する。栄養ケア・マネジメントの知識と技術を習得す
る。入所者、他職種との連携に必要なコミュニケーション能力を学ぶ。マネジメントに必
要な数量的スキル、情報リテラシーを獲得する。
授
業
の
進
め
方
(講義・演習・実験・実習・実技)
高齢者福祉施設で、3 年次前期に 1 週間の実習を行う。
研究課題を決め実習の目標とする。
実習内容は、指導担当管理栄養士と協議する。
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
成
績
評
価
の
方
法
注
意
事
項
臨地実習に対しては予習、復習を必要とする。
松崎政三ら編著
実習先の評価(50 点)
課題研究(30 点)
実習ノート(20 点)
臨地実習マニュアル[給食経営管理・給食の運営]
建帛社(2007)
加点合計 100 点
社会人としての倫理観、自己管理能力の評価をおこなう。
欠席した場合1回につき 10 点減点、遅刻・早退した場合 1 回につき 5 点減点とする
参考図書等
実習中の衛生管理、接遇マナーに気をつけること。
臨地実習先の担当管理栄養士の指示に従い、積極的に実習に取り組むこと。
Ⅱ - 187
授
実
習
前
業
回
数
別
教
実習先事前訪問
オリエンテーション
研究課題の設定・事前指導
1
日
目
実習オリエンテーション
施設職員への挨拶
施設の概要説明・見学
栄養部門業務の概要説明
2
日
目
経営管理システムの分析
入所者の食事管理・入所者とのコミュニケーション
研究課題活動①
3
日
目
衛生管理の実際、衛生教育
栄養ケア・マネジメントの実際
研究課題活動②
4
日
目
高齢者福祉施設調理作業の実際
栄養ケア・マネジメントの実際
研究課題活動③
5
日
目
研究課題の整理・実習施設での反省会
6
日
目
大学での実習補講
高齢者福祉施設での給食経営管理項目の確認
実習報告会の打ち合わせ
課題レポートについて
Ⅱ - 188
育
内
容
平
科目名
成
公衆栄養臨地実習
23
年
度
授業回数
7
教
単位数
育
計
1
画
担当教員
高橋
裕司
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
教育目標:
保健所および市町村保健センター等の果たす役割や業務を理解し、地域での公衆栄養
活動を体験することによって、地域等における栄養関連サービスに関する実践力を身
に付ける。
学生の学習成果:
学内で習得した攻守栄養活動の知識・技術を実践の場に適用し、理論と実践を結びつ
けて理解することが出来るようになる。また、保健所および市町村等の役割や業務を
理解できるようになる。
(講義・演習・実験・実習・実技)
岡山県内の保健所または市町村保健センターなどにおいて 1 週間の臨地実習を体験
する。実習終了後は、課題発見・解決に向けたレポートを各自実習施設に提出する。
学内においては、全員で反省会を開催し、他の実習施設での実習参加者の報告も踏
授
業
まえ各自レポートを提出する。
の
進
め
方
育
方
法
学
習
評
価
の
方
法
予
習
・
復
習
媒体の作成などを積極的に行うこと。
テ
キ
ス
ト
岡山県保健福祉部健康対策課監修 実習テキスト
岡山学院大学「管理栄養士のための臨地実習ノート」
成績の評価は、実習施設からの評価点(50%)
、研究課題(30%)
、実習ノートの評価(2
0%)を加味して行う。
参考図書等
注
意
事
項
Ⅱ - 189
授
業
回
数
別
教
育
学
内
オリエンテーション
実習にあたっての事前説明
第
1
日
目
保健所の概要と業務について(講義)
第
2
日
目
地域保健係の業務について(講義)
栄養改善業務について(講義)
第
3
日
目
各施設における年次計画に基づいた実習計画の作成と実施
第
4
日
目
各施設における年次計画に基づいた実習計画の作成と実施
第
5
日
目
各施設における年次計画に基づいた実習計画の作成と実施
第
6
日
目
学内での臨地実習報告会
Ⅱ - 190
内
容
平
科目名
臨床栄養臨地実習
成
23
年
度
授業回数
15
教
育
単位数
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等)
:A 棟206研究室
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
計
2
画
担当教員
曜日
時
岡本 喜久子
分∼
時
分
<教育目標>
臨床栄養学および臨床栄養学実習を履修した後、病院の現場において個々の疾病を持った患
者に対して栄養評価・判定に基づく適切なマネジメントを行うにために必要な専門的知識
および技術を学ぶ。また、チーム医療を理解するために現場の医療関係者との合同カンフ
ァレンスに参加してその重要性を認識する。
<学生の学習成果>
・実践の場で総合的なマネジメントができる知識及び技術が実践できていること。
・チーム医療の場で社会人としての態度が取れていること。
・課題発見とその解決ができる能力が見えること。
授
業
の
進
め
方
育
( 講義 ・演習 ・実験 ・実習 ・実技)
1.病院実習を 3 年生後期に 2 週間行う。
2.実習施設の担当管理栄養士と実習内容を確認する。
3.事前事後の準備会に出席し、実習の準備を整える。
4.栄養ケア・マネジメント実践の補習を受け、知識や技術を再確認する。
5.後期オリエンテーション時のテストで知識を再確認する。
6.研究課題の設定をする。
7.研究課題をまとめ、報告会にパワーポイントで発表する。
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
専門基礎科目、専門科目をしっかり復習する。
本学作成の「臨床栄養学臨地実習ノート」
寺本房子編著 2006 年 8 月 31 日「臨地実習マニユアル‐臨床栄養学‐」建帛社
1.臨床栄養臨地実習の目的が理解でき、意欲的に取り組んでいること。
2.栄養ケア・マネジメントが理解でき専門的知識および技術が実践できていること。
3.チーム医療における管理栄養士の役割が実践できていること。
4.課題発見とその解決ができる能力が見えること。
5.栄養ケア・マネジメント実践の補習と事前事後の準備会に出席していること。
学習評価は、100 点法により実習先評価(50 点)、実習ノート(10 点)、研究課題レポート
(20 点)
、研究課題の発表(20 点)として評価する。5の項目は欠席すると減点対象になる。
参考図書等
注
意
事
項
Ⅱ - 191
授
1
回
業
回
数
別
教
育
内
容
事前実習(学内)
・オリエンテーション・・・先輩による体験談
・実習概要・実習目標・注意事項など
・研究課題について
臨地実習
1日目(月)・・・実習内容は、病院側の実習計画によって行う
3
回
臨地実習
2日目(火)・・・実習内容は、病院側の実習計画によって行う
4
回
臨地実習
3日目(水)・・・実習内容は、病院側の実習計画によって行う
5
回
臨地実習
4日目(木)・・・実習内容は、病院側の実習計画によって行う
6
回
臨地実習
5日目(金)・・・実習内容は、病院側の実習計画によって行う
2
回
7
回
臨地実習 6日目(土)・・・全員登校
・実習ノートの確認
・ 研究課題の進捗状況の報告および質疑応答
・ 一週間の反省を病院別に纏め発表する
8
回
臨地実習
7日目(月)・・・実習内容は、病院側の実習計画によって行う
9
回
臨地実習
8日目(火)・・・実習内容は、病院側の実習計画によって行う
Ⅱ - 192
10
回
臨地実習
9日目(水)・・・実習内容は、病院側の実習計画によって行う
11
回
臨地実習
10日目(木)・・・実習内容は、病院側の実習計画によって行う
12
回
臨地実習
11日目(金)・・・実習内容は、病院側の実習計画によって行う
13
回
事後実習(学内) 12日目(土)・・・全員登校
・ 実習ノート及び研究課題の纏め
・ 礼状の書き方
14
回
事後実習(学内)
・臨床栄養臨地実習の報告会準備
15
回
事後実習(学内)
・研究課題の発表会
Ⅱ - 193
平
科目名
成
学校栄養指導論I
23
年
度
授業回数
15
教
育
単位数
計
2
画
担当教員
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):A 107, [email protected]
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
育
方
法
三宅由紀子
月・火曜日の午後
教育目標: 最近では食の問題点として食育という概念ができている。この事は食生活がい
かに大切で人間を人間として成長させるうえで大切であるかを示している。また、子ども
の食に関する教育の現状についても社会的な問題になっている。学校教育の場に於いて児
童生徒に如何に食教育を進めていくかが重要であるかと考える。そこで、食文化を通して、
人間形成の上で食文化の大切さを教え、今の社会の現状と問題点を考えさせ食教育のあり
方と課題を考えさせる。また、管理栄養士として学んだことを如何にして学校教育の現場
に生かすことができるのか、栄養教諭としての使命と自覚、職務内容についての理解を深め
るようにする。また、学校教育の現場での食が与える学習への影響がいかに重要であるの
か、食品の安全性がいかに健康に与える影響が大きいかを考えさせる。
学生の学習成果: 学校栄養教諭としての基礎基本的な知識はもとより、食に関する指導の
考え方を身に付け、教諭としての資質を練磨する。
また、学校における管理栄養士が果たすべき多様な専門領域に関する能力を培い、技能・
態度及び考え方の総合的能力を身に付ける。学校栄養教諭として必要なチームワーク、リー
ダーシップ、コミュニケーション能力として倫理的思考力、問題解決力を培う。
授
業
の
進
め
方
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
(講義・演習・実験・実習・実技)
学校栄養教諭が食に関する指導をおこない、学校給食管理についても指導的な立場
であることの理解を踏まえながら、学校栄養教諭制度が係わっている制度・法律等を
分かり易く説明して授業を進めていく。
パワーポイントやプリントで資料提供をして具体的な実例を示し理解を図る。
予習:使用する教科書に目を通しておく。また、栄養教諭と係わりのある法律を調べ
る。食に関する指導をおこなうために、児童生徒の現状把握を予習する。
復習:学習した事項を必ず解読する。また食文化がいかに社会の発達に影響をあたえ
ているかが理解し、学習した事項をまとめより深く学校栄養教諭について理解する。
三訂 栄養教諭論 金田 雅代 編
健帛社
文部科学省・食に関する指導の手引 第一次改定版
栄養教諭のための学校栄養教育論 笠原 賀子 編
(東山書房)
医師薬出版株式会社
学
習
評
価
の
方
法
基本的な栄養教諭の役割が理解できていることが基準となる。学習態度及び受講時間の充
足も大切であるが、授業内容についての理解度を判定するために試験を行い、その理解度を
判定する。また、食に関する全体計画のレポートを提出させ、理解度を推し量り、それらの
総合として評価する。
・レポートの提出 20%
・ ペーパーテストによる基準得点の取得 80%
・ 減点の対象
授業中の態度(1回注意を受けたら‐5点)とする。
注
意
事
項
参考図書等
学校栄養教育概論 上田伸男 編 化学同人
独立行政法人教育研修センター・平成21年度食に関する指導の充実のための指導者の養成
を目的とした研修 資料・(2009)独立行政法人 教育研修センター
Ⅱ - 194
授
1
回
2
回
業
回
数
別
教
育
栄養教諭の制度とその役割(1)
・ 栄養教諭制度の係る答申と法で定めるところの栄養教諭とは
・ 栄養教諭の職務内容
・ 栄養教諭の免許制度
栄養教諭の制度とその役割(2)
・ 栄養教諭の職務内容とその役割及び求められる資質とは
・ 学校給食管理について
・ 食に関する指導について
4
回
学校給食の意義と役割
・ 学校給食の歴史
・ 学校給食の組織と栄養教諭の位置づけ
・ 学校給食法
・ 学校給食の教育的な意義と役割
6
回
7
回
8
回
容
オリエンテーシ一ョン
栄養教諭の児童・生徒に対する栄養指導の在り方と基本的な概念の説明
栄養教諭の職務内容・指名・役割について説明
3
回
5
回
内
学校教育と食に関する法律
・ 食育基本法
・ 健康推進計画
・ 学校教育法
・ 学校教育法
・ その他
食に関する歴史と文化 (1)
・ 古代から中世の食文化の変遷
・ 近代における食文化の変遷
・ 諸外国からの農産物の流入の影響
・ 世界の食文化と日本の食文化の比較
・ 歴史的地理的な背景と文化的背景の影響
食文化の変遷と学校教育
・ 日本人の食生活と学校給食
・ 地場産物の活用と郷土食
食文化とその歴史
・ 現代の食文化
近代から現代における食品の種類の変遷と食内容の変遷
・ 現代の食生活における学校給食の役割
・ 学校給食の歴史的変遷とその役割及び目的の変遷
Ⅱ - 195
9
回
学校給食における食に関する指導の現状と課題(1)
○子どもの食に関する実態
・ 朝食欠食とその要因
・ 肥満児傾向児の増加とやせの増加
・ 児童生徒のおかれている食環境の現状の把握
・ 家庭における食事のあり方の変化
10
回
学校給食における食に関する指導の現状と課題
・ 子どもの発達と食生活
・ 食習慣と心の健康
・ 現在の児童生徒の健康状態
11
回
学校における食に関する指導の現状と課題 (3)
・ 食物と食物アレルギーとの関連
食物アレルギーに対する指導と持たない児童生徒の配慮の在り方に関する指導
・ アレルギー児童生徒と調理の実態(校医、主治医、保護者どの連携)
食物の種類の実態調査と調理過程の実態の理解
12
回
食に関する全体計画について
・ 食に関する指導と関わりあう教科・その他の教科
・ 食に関する指導と全体の構想図
13
回
食に関する指導の展開
・カリキュラムと指導計画
・ 年間指導計画
・ 学習計画と評価
14
回
個別栄養相談指導
・個別栄養相談指導の意義と特徴
・個別栄養相談指導の方法
・カウンセリング応用とその技法
15
回
個別栄養相談指導
・ロールプレイによる個別栄養相談指導
Ⅱ - 196
(2)
平
科目名
成
学校栄養指導論Ⅱ
23
年
度
授業回数
15
教
育
単位数
計
2
画
担当教員
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):A107, okundo@mx6,kct.ne.jp
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
育
方
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
注
意
事
項
月・火曜日の午後
教育目標: 学校栄養指導諭Iの講義内容を受け、この教科では学校での給食の在り方、ま
た家庭での食事のあり方について学習を行う。また学校現場における栄養教諭の指導の在
り方と実際に行う指導においてどのような問題点が生じるのかを理解させ、その問題点に
ついてどのような解決策があるのかを各教科及び特別活動、道徳、総合的な学習、給食時
間の指導など学習指導要領を基に指導案を作成する。
次に教材研究に取り組み、指導資料の媒体作成などをし、実際に食教育の模擬授業を学
習することによって理解させる。
学生の学習成果: 講義・指導案作成理論を通じて、学校栄養教諭として身に付けたい資質・
能力をより深く極める。そのために、模擬授業のポイントをつかみ、実際に授業を実施し、
食に関する指導の実践し今後の教育実習に備える。
また、学校における管理栄養士が果たすべき多様な専門領域に関する能力を培い、技能・
態度及び考え方の総合的能力を身に付ける。そして学校栄養教諭として児童生徒への栄養
指導(食に関する指導)を行う能力を獲得する。また、学校栄養教諭として必要なチーム
ワーク、リーダーシップ、コミュニケーション能力として倫理的思考力、問題解決力を培
う。
(講義・演習・実験・実習・実技)
授
業 栄養教諭の現状のテキストを基に講義をする。
の 学習指導要領を基に指導案を作成したり、教材づくり等を理解しやすくするためにパ
進 ワーポインドやプリントで具体的な説明行う。
め 指導案や教材研究をした上で、模擬授業を個人で実施し成果を批評し合い意欲を高め
方
る。
法
学
習
評
価
の
方
法
三宅由紀子
予習:児童生徒への指導の中心である学習指導要領を読んで細かく理解する。
復習:栄養教諭がおこなう食に関する指導の指導案を考え、媒体・細案・板書計画ま
で予習する。また、模擬授業のための授業研究をする。
三訂 栄養教諭諭 金田 雅代 編
健帛社
文部科学省・食に関する指導の手引 第一次改定版 (東山書房)
栄養教諭のための学校栄養教育論 笠原 賀子 編
医師薬出版株式会社
小学校学習指導要領解説 総則編・家庭編・特別活動編
中学校学習指導要領解説 技術・家庭編
学校栄養教諭としての授業の基礎・基本がどのくらい身に付けられたかを、指導案作成に
よって評価する。又その指導案による細案・板書・媒体の作成と媒体の使用の方法について
評価をおこない、ペーパーテストによる評価をおこなう。
・ 模擬授業実践・・・・20 %
・ ペーパーテスト・・・80 %
・ 減点の対象:遅刻(1回:‐5点)・授業中の態度(1回注意:‐5点)とする。
参考図書等
学校栄養教育概論 上田伸男 編 化学同人
栄養教諭養成における実習の手引き 田中 信 監修・著者
独立行政法人 教育研修センター・平成21年度食に関する指導の充実のための指導者の養
成を目的とした研修資料・(2009)独立行政法人教育研修センター
Ⅱ - 197
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
オリエンテーション
栄養教諭の使命と役割及び授業方針と講義内容についての説明
2
回
給食時間における食に関する指導
・ 給食時間の特質
給食献立を生かす指導の計画への参画
校内放送、給食委員会活動を通して献立または食品中の栄養の役割について説明を行う。
給食時間における栄養教諭の活動内容
・ 地場産物を生かした献立作成から食に関する指導
どの材料が地場産物であり、その産物の現状を説明する。
3
回
食に関する指導の展開
教科に於ける食に関する指導①
・ 家庭科教育の基本的な概念
家庭科教育と栄養教育との関連性、特に栄養教育について。
4
回
食に関する指導の展開
教科における食に関する指導②
保健体育科・道徳、特別活動における食に関する指導
・ 保健体育
健康的な生活習慣の形成及び生活習慣の予防
・ 道徳
食に関する感謝の気持ちや食べ物を大切にする心、郷土、文化や伝統を大切にする心の育成
・ 特別活動(児童・生徒会、委員会活動、クラブ活動、学年・クラス単位における活動)
特別活動の在り方、活動内容
5
回
食に関する指導の展開
教科に於ける食に関する指導③
生活科・総合的な学習の時間における食に関する指導
自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、よりよく問題を解決する資質や
能力の育成などのねらいを基にした実践活動について
個別栄養相談指導
肥満・やせ・アレルギー・生活習慣病の予防と食品や料理の選択や食べ方などの児童生徒
への個別栄養相談指導の効果的な方法について
6
回
家庭・地域と連携した食に関する指導
・ 学校と家庭、地域との在り方
給食便りの発行、試食会、親子料理教室、招待給食の企画立案運営など給食に関しての
地域住民、保護者との連携について
・ 地産地消
校区内で出来る特産物を学校給食に取り入れ食べることから、作られた方達の思いや特
産物から改めて身近な校区内の地域を見直すようにする。
7
回
実践演習①(食に関する指導の指導案作り)
・ 指導案とは何か、また指導案の有用性について
・ 給食時間に於ける指導案の作成
短時間における食教育の有用性及び方法
Ⅱ - 198
8
回
実践演習②(食に関する指導の指導案作り)
・ 各教科との関連した指導案の作成
学習指導要領を基にした指導案の作成について
9
回
実践演習③(食に関する指導の指導案作り)
各教科との関連した指導案の作成
教材の利用方法、栄養指導のための資料の作成方法についての検討と説明
10
回
実践演習④(食に関する指導の指導案作り)
個人あるいは 2 3 人のグループで学年に合わせた指導案の検討及び作成を行わせる。
11
回
実践演習⑤(学生が作成した指導案の発表、相互評価)
学生が作成した指導案の発表、学年によって理解しやすいのか、指導案に問題点が無いの
か相互に問題点を指摘し、より良い指導案の作成を行わせる。
12
回
実践演習⑥(学生が作成した指導案の発表、相互評価)
11 回と同様に学生が作成した指導案の発表、学年によって理解しやすいのか、指導案に
問題点が無いのか相互に問題点を指摘し、より良い指導案の作成を行わせる。
13
回
14
回
実践演習⑦(模擬授業)
11 回、12 回で作成した指導案に沿って模擬授業を行い、授業のやり方、説明の方法につ
いて検討を行う。
実践演習⑧(模擬授業)
13 回に続いて、11 回、12 回で作成した指導案に鉛って模擬授業を行い、授業のやり方や
説明の方法について検討を行う。
説
15
回
実践演習⑤(模擬授業)
14 回に続いて、11 回、12 回で作成した指導案に沿って模擬授業を行い、授業のやり方、
説明の方法について検討を行う。
○5分間模擬授業演習
Ⅱ - 199
平
科目名
教師論
成
23
年
度
授業回数
15
教
育
単位数
計
2
画
担当教員
福野
裕美
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
〔e-mail〕
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
教育目標:教職を志望する受講生を対象に、以下の事柄に関する基礎的知識の定着を図ると
ともに、教職に就くことの意味を考え、教職に対する使命感を高めることを目標とする。
・教師の仕事の意義と内容
・教師の地位や身分
・組織の一員としての教師の役割
・教師の力量発達
・近年の教育改革
学生の学習成果:専門的学習成果としては、上記の基礎的知識を修得する。汎用的学習成果
としては、①論理的思考力、②コミュニケーション能力、③教師としてふさわしい倫理観、
自己管理力を身につける。
(講義・演習・実験・実習・実技)
授
業
の
進
め
方
育
方
法
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
1. 講義、個人発表、および質疑応答を授業の主要な構成要素とする。
2. 各受講生(個人ないしグループ)が担当する箇所を決め、当該箇所について、受講
生が作成したレジュメをもとに発表を行う。レジュメは早期に作成し、発表までに
一度は担当教員のチェックを受けること。
3.発表をもとに、質疑応答を行う。また、以上の内容を補う講義をする。
予
習
・
復
習
1 回の授業に対して予習・復習が義務付けられる。その内容については、毎回の授業で
示す。
テ
キ
ス
ト
秋田喜代美、佐藤学編著『新しい時代の教職入門』有斐閣アルマ、2006 年。
達成基準:下記の学習成果について、同等の比重をかけて評価する。
①教職の意義や職務内容など、教職に関する基礎的知識を修得する。
②教員の身分や役割、研修などに関する法令や制度の概要を理解する。
③教師の力量形成の現状と課題について理解する。
③教科書の担当箇所について、ポイントを的確にとらえたレジュメを作成、発表する。
④教職をめぐる課題を認識したうえで、これまでの自身の経験を踏まえて、自分なりの考え
を論理的に展開する。
学習評価は、最終試験(60%)
、レジュメ発表(20%)
、課題(20%)によって評価する。
課題は授業中に提示する。なお、遅刻 2 回につき欠席 1 回とみなし、欠席 1 回につき減点 1
とする。
参考図書等
曽余田浩史・岡東壽隆編著『新ティーチング・プロフェッション』明治出版、2006 年。
浅田匡・生田孝至・藤岡完治編著『成長する教師―教師学への誘い』金子書房、1998 年。
大村はま・苅谷剛彦・苅谷夏子『教えることの復権』ちくま書房、2003 年。
それ以外の図書については、授業中に随時紹介する。
Ⅱ - 200
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
オリエンテーション
本講義の概要、評価方法、ルールの説明
【予習】教科書 1∼18 頁
2
回
教師の日常世界へ
教師の仕事がどのような活動や要素から成り立ち、どのように組織されているのか、教職
の特徴を考える。
【復習】教科書 1∼18 頁 【予習】教科書 19∼44 頁
3
回
授業をつくる
授業のデザインという仕事を支える教師の知識やどのようなもので、それを教師はどのよ
うに身につけていくのかを考える。
【復習】教科書 19∼44 頁 【予習】教科書 45∼65 頁
4
回
授業から学ぶ
教師が授業を通して何を捉え、どのように意味づけながら、日々の教育実践を創造してい
くのかに着目しながら、「学び手」としての教師について考える、
【復習】教科書 45∼65 頁 【予習】教科書 67∼79 頁
5
回
カリキュラムをデザインする
カリキュラムについての考え方を押さえた上で、教師がカリキュラムをデザインする家庭
について検討する。
【復習】教科書 67∼79 頁 【予習】教科書 81∼102 頁
6
・
7
回
子どもを育む(1)(2)
教師の仕事は教科指導のみならず、生徒指導や教育相談、進路指導など多岐にわたる。子
どもを育むという観点から、教師としてどのように子どもの心に寄り添えばいいのかについ
て考える。二週目は、前回のテーマに引き続き、教師がカウンセラー役を兼ねることの難し
さ、教師とカウンセラーの違いについて考える。
【復習】教科書 81∼102 頁 【予習】教科書 103∼128 頁
8
・
9
回
生涯を教師として生きる(1)
(2)
教師は授業や専門科目の研究、子ども達との出会い、同僚や先輩教師、保護者等との交流
等を通して、危機を乗り越えながら成長していく。教職生活におけるターニング・ポイント
に注目しながら、教職人生の行路をたどり、教師として生き、成長することについて考える。
【復習】教科書 103∼128 頁【予習】教科書 129∼148 頁
Ⅱ - 201
10
・
11
回
同僚とともに学校を創る(1)
(2)
教師は一人で仕事をしているのではなく、同僚らと仕事を分担したり学びあったりしてい
る。組織の中で働き学ぶ教師について、また教員間の関係や雰囲気がどのように創り出され
ていくのかについて考える。
【復習】教科書 129∼148 頁 【予習】教科書 149∼172 頁
12
回
教職の専門性
専門職とは何か、教職の専門性とはどのような内実を備えているのか、専門性を獲得する
ためにはどのような教育が必要かといったトピックについて、国際的な認識やわが国の捉え
方を参照しながら考える。
【復習】教科書 149∼172 頁 【予習】教科書 173∼194 頁
13
回
時代の中の教師
それぞれの時代の教科書に描かれた教師、生徒関係に注目しながら、過去そして現在の教
師がどのような時代性を背負って生きてきた(いる)のかを考える。
【復習】教科書 173∼194 頁 【予習】教科書 195∼220 頁
14
回
教師の仕事とジェンダー
教師の仕事における女性進出の歴史を追いながら、ジェンダーの観点から学校の構造、教
師の仕事を理解する。
【復習】教科書 195∼220 頁 【予習】教科書 221∼236 頁
15
回
教育改革と教師の未来
試験対策:これまでの授業内容の総復習
【復習】教科書 221∼236 頁
Ⅱ - 202
平
科目名
成
教育原理
23
年
度
授業回数
15
教
育
単位数
計
2
画
担当教員
福野裕美
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教育目標:
教育とは、学習とは、一体どのような営みなのか。本講義では、教育学の主要なトピック
を取り上げ、歴史的検討、国際比較などを交えながら、
「教育」という営みの本質、近代学
校教育の意義について基本的な知見を学ぶ。また、今日の教育的課題と今後の展望について
多角的に考察する中で、教育に対する自分自身の向き合い方を自覚し、吟味・再構築してい
く。
学生の学習成果:
専門的学習成果として、下記の事柄について基礎的知識を修得する。
1.教育の目的、目標、 2. 教育の思想と歴史、 3. 教育の内容、方法、評価
4.教育の現状と課題
汎用的学習成果として、コミュニケーション能力、情報編集・発信の能力、論理的思考力
を育成する。
(講義・演習・実験・実習・実技)
教
授
業
の
進
め
方
育
方
法
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
・主として講義形式とする。受講生の興味関心に応じて、グループ・ディスカッショ
ン等の活動を行うこともある。
・感想用紙を記入してもらい、学生からの質問や感想などを把握し、次回の授業の初
めに補足説明を加える。
・学生の理解を促すために、授業中に小テストや課題を課すことがある。
予
習
・
復
習
1 回の授業に対して復習を求める。その内容については、毎回の授業で示す。
(小レポートとする場合もある。)
テ
キ
ス
ト
青木久子他『教育学への視座』萌文書林、2005 年。
学習成果:以下の項目について、同等の比重をかけて評価する。
・教育の目的、目標について理解する。
・教育の主要な思想、歴史について理解する。
・今日の教育の現状と課題を認識し、他者の多様な考えを踏まえた上で、自分なりの意見を
持つことができる。
・自分の意見を正しい日本語で論理的に表現することができる。
学習評価は、試験(50%)
、レポート(50%)によって評価する。レポート課題は授業中に提
示する。なお、遅刻 2 回につき欠席 1 回とみなし、欠席は 1 回につき減点 1 とする。
参考図書等:
授業時に適宜紹介する。
Ⅱ - 203
授
1
回
2
・
3
回
業
回
数
別
教
オリエンテーション
・本講義のルール、評価方法
・
「教育」を学ぶということ
教育の諸相①∼「教育」という物語(1)(2)∼
【復習】教科書 17-38 頁
4
回
教育の諸相②∼「発達」という神話∼
【復習】教科書 55-72 頁
5
回
教育の諸相③∼「学校」という空間∼
【復習】教科書 39-54 頁
6
回
「教育」の再考①∼「教育の対象」としての子ども∼
【復習】教科書 73-84 頁
7
回
「教育」の再考②∼子どもの問題と学校教育∼
【復習】教科書 85-100 頁
8
回
「教育」の再考③∼学びを支える教育実践∼
【復習】教科書 101-118 頁
9
・
10
回
育
「教育」の再考④∼教育の担い手としての教師(1)(2)∼
【復習】教科書 119-132 頁
11
回
「教育」の再考⑤∼家庭の教育力、社会の教育力∼
【復習】教科書 133-144 頁
12
回
「教育」の可能性①∼社会の変化と教育課題(1)∼
【復習】教科書 147-152 頁
Ⅱ - 204
内
容
13
回
「教育」の可能性②∼社会の変化と教育課題(2)∼
【復習】教科書 158-162 頁
14
回
「教育」の可能性③∼諸外国の教育∼
15
回
「教育」の可能性④∼教育再生の視点を求めて:多様な教育改革∼
試験対策:全教育内容の復習
Ⅱ - 205
平
科目名
成
教育心理学(教職)
23
年
度
授業回数
15
教
育
単位数
計
2
画
担当教員
竹中
一平
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): [email protected], OH:随時
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
教育目標:
教育心理学は、教職を目指すうえで必須の講義である。担当教科を指導するだけでなく、
生徒の精神的な発達や人間としての成長を育み、促すことも教師の重要な役割となる。こ
の講義では、日々の教育活動の基礎となる心理学的知識を身につけることを目的とする。
学生の学習成果:
・日々の教育活動の基礎となる心理学的知識を身につける
・心理学的な観点から、生徒児童の行動を理解することができる
・教育活動において、正しく教育評価を行うことができる
・教師としての使命感や倫理観を身につける
(講義・演習・実験・実習・実技)
 主として講義形式で行うが、受講者の理解を促進するため、定期的に学習内容
に関する小テストを課す
授
 必要に応じて、授業時間外に取り組むレポートを課す
業
の
進
め
方
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項


毎授業回前に、「授業回数別教育内容」に記された予習を求める
毎授業回後に復習を求める。その際、提出課題を課す場合がある

鎌原雅彦・竹綱誠一郎
2005
やさしい教育心理学[改訂版]
有斐閣
以下の 3 つの学習成果について、その獲得度合を量的に評価する。その際、授業回数等
を勘案し、およそ①50%、②25%、③15%、④10%の比重をかける。
① 日々の教育活動の基礎となる心理学的知識を身につける
② 心理学的な観点から、生徒児童の行動を理解することができる
③ 教育活動において、正しく教育評価を行うことができる
④ 教師としての使命感や倫理観を身につける
評価の実施は、①∼③について小テスト及び定期試験の得点を総合して行う。また、受
講態度に問題があったものは、教師としての使命感や倫理観が十分ではないとして、④か
ら適宜減ずる。
参考図書等:
 中澤潤(編)
2008
よくわかる教育心理学
Ⅱ - 206
ミネルヴァ書房
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
【オリエンテーション】
 講義の目標・進め方・成績評価の方法に関する説明
 本講義で修得してほしい事柄に関する説明
 教育心理学の目的
復習事項:講義内容で理解不十分な箇所・不明な箇所をまとめてくる
2
回
【効果的な授業を行うための基礎知識】
① 記憶の仕組み(1)―記憶とは何か?
予習事項: 教科書 P.1∼8 をよく読んでおく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
3
回
② 記憶の仕組み(2)―思い出すことと忘れないこと
予習事項:教科書 P.9∼19 をよく読んでおく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
4
回
③ 学ぶことと考えること―思考の仕組み
予習事項:教科書 P.21∼43 をよく読んでおく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
5
回
④ ほめることの大切さ(1)―古典的条件づけによる学習
予習事項:教科書 P.45∼52 をよく読んでおく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
6
回
⑤ ほめることの大切さ(2)―道具的条件づけによる学習
予習事項:教科書 P.52∼73 をよく読んでおく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
7
回
⑥ 「やる気」を考える(1)―動機づけと欲求不満
予習事項:教科書 P.93∼99 をよく読んでおく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
8
回
⑦ 「やる気」を考える(2)―学習性無力感
予習事項:教科書 P.76∼93 をよく読んでおく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
9
回
【生徒への理解を深める】
① 人間の発達を考える(1)―発達とは何か?
予習事項:教科書 P.174∼189 をよく読んでおく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
Ⅱ - 207
10
回
② 人間の発達を考える(2)―学習の臨界期と敏感期
予習事項:教科書 P.190∼195 をよく読んでおく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
11
回
③ 知的発達のメカニズム―知能とその発達
予習事項:教科書 P.198∼219 をよく読んでおく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
12
回
④ 人格発達の基礎―人格の発達段階
予習事項:教科書 P.222∼244 をよく読んでおく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
13
回
【生徒を正しく理解するために】
① 学級という社会―学級集団からの生徒の理解
予習事項:教科書 P.102∼127 をよく読んでおく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
14
回
② 教育成果の評価―児童・生徒を評価する
予習事項:教科書 P.148∼172 をよく読んでおく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
15
回
【教師のバーンアウトを防ぐために】
・ストレスとストレスマネジメント
予習事項:なし
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
Ⅱ - 208
平
科目名
教育制度論
成
23
年
度
授業回数
8
教
単位数
育
計
1
画
担当教員
福野
裕美
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
教育目標:
学校現場で行われる 1 つ 1 つの行為は、社会的な制度の枠内で運営されている。本講義で
は、教育制度への全般的な理解を深め、教職におけるリーガルマインドを身につける。さらに
教育界における今日的課題に対する認識を新たにし、多角的な視座を身につける。
学生の学習成果:
専門的学習成果としては、学校教育制度、教育行財政度、学校経営・学校評価等に関わる
基礎的知識を習得する。汎用的学習成果としては、それらの知識を用いて論理的に思考する
力、自らの考えを適切な表現で的確に伝えると同時に他者の考えを理解するコミュニケーシ
ョン能力を身につける。
(講義・演習・実験・実習・実技)
授
業
の
進
め
方
・主として講義形式を採用する。
・授業中に小テストを行うことで、基礎的知識の習得を確認する。
・授業後に感想用紙に記入してもらい、双方向的な授業を展開する。
・感想用紙の質問内容及び回答を次回の講義の始めに補足説明し、授業理解の一助として
活用する。
予
習
・
復
習
1 回の授業に対して予習・復習が義務付けられる。その内容については、毎回の授業で
示す。
テ
キ
ス
ト
河野和清編著『現代教育の制度と行政』福村出版、2008 年。
育
方
法
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
達成基準:下記の項目について、同等の比重をかけて評価する。
・学校教育制度、教育行財政度、学校経営・学校評価等に関わる諸概念を理解している。
・学校教育制度、教育行財政度、学校経営・学校評価等に関わる法規について理解している。
・わが国の教育制度改革の動向や課題を認識し、自分なりの考えを論理的に展開することがで
きる。
学習評価は、最終試験(70%)
、課題・小テスト(30%)によって評価する。なお、遅刻 2 回に
つき欠席 1 回とみなし、欠席 1 回につき減点 1 とする。
参考図書等
教育制度研究会編『要説 教育制度[新訂第二版]』学術図書出版社、2007 年。
菱村幸彦著『やさしい教育法規の読み方』教育開発研究所、2008 年。
ほか、随時紹介する。
Ⅱ - 209
授
業
回
数
別
教
育
1
回
オリエンテーション
・本講義の概要、評価方法の説明
2
回
現代の公教育制度(第 2 章)
【復習】教科書 23-36 頁
3
回
教育法規の理論と体系(第 3 章)
【復習】教科書 37-50 頁
4
回
国および地方公共団体の教育行政組織と機能(第 4 章)
【復習】教科書 51-65 頁
5
回
学校経営と学校評価(第 5 章)
【復習】教科書 66-79 頁
6
回
教職員の職務・服務と教員評価(第 7 章)
【復習】教科書 94-111 頁
7
回
現代の教育行政改革の動向と課題(1)
(第 14 章)
【復習】教科書 204-216 頁
8
回
現代の教育行政改革の動向と課題(2)
試験対策
【復習】教科書 204-216 頁
Ⅱ - 210
内
容
平
科目名
教育課程論
成
23
年
度
授業回数
8
教
単位数
育
計
1
画
担当教員
福野
裕美
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教育目標:学校における授業やその他の諸活動は、すべて計画的に組織されている。子ども
をどのような人間に育てようとするのかによって、教育内容や方法、評価の仕方は大きく
異なる。本講義では、教育課程について、以下の点に関する基礎的知識の定着を図ること
を目標とする。
・教育課程の意義
・教育課程行政
・学習指導要領の変遷
・教育課程編成の原理と方法
・教育課程の経営と評価
学生の学習成果:
専門的学習成果として、教育課程に関する上記の基礎的知識を習得する。汎用的学習成果
として、論理的思考力、コミュニケーション能力、栄養学分野の専門的知識を現代の子ども
の教育的課題に照らして意味づける力を身につける。
(講義・演習・実験・実習・実技)
教
授
業
の
進
め
方
育
方
法
予
習
・
復
習
・講義形式で進める。受講生の興味関心に応じて、グループ・ディスカッション等の活動
を行う場合もある。
・講義中に小テストを課し、受講者の理解の促進を図る。
・授業後に感想用紙に記入してもらい、双方向的な授業を展開する。
1 回の授業に対して予習・復習が義務付けられる。その内容については、毎回の授業で
示す。
テ 田中耕治・水原克俊・三石初雄・西岡加名恵著『新しい時代の教育課程
トキ
ス アルマ、2009 年。
成
績
評
価
の
方
法
注
意
事
項
改訂版』有斐閣
達成基準:以下の項目について、同等の比重をかけて評価する。
・初等中等諸学校における教育課程の意義を理解する。
・わが国の学習指導要領の変遷を理解する。
・教育課程の思想と構造について理解する。
・教育課程編成の基本原理について理解する。
・教育課程評価の考え方について理解する。
・教育課程編成に関わる改革動向を踏まえ、自己の意見を論理的に展開することができる。
学習評価は、最終試験(70%)
、小テスト・課題(30%)によって行う。なお、遅刻 2 回につき
欠席 1 回とみなし、欠席 1 回につき減点 1 とする。
参考図書等
・小学校学習指導要領、中学校学習指導要領(H20 年版)、高等学校学習指導要領(H21 年版)
・柴田義松編『教育課程論』学文社、2001 年。
ほか、随時紹介する。
Ⅱ - 211
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
・オリエンテーション:本講義の概要、評価方法の説明
・教育課程とは何か
2
・
3
回
わが国における教育課程の歩み(1)(2)
わが国の教育課程は、どのような人づくりをめざして編制されてきたのか。S22 年から H20
年までの学習指導要領の改訂を追いながら、その編成原理を考える。
【復習】教科書 17-106 頁 【予習】教科書 141-168 頁
4
回
教育課程の思想と構造
子ども達の成長と発達に必要な文化とは何か、それはどのように組織されるべきなのか。
こうした教育課程の思想と構造について考える。
【復習】教科書 141-168 頁 【予習】教科書 169-198 頁
5
回
教育課程編成の基本原理
教育課程編成の構成要件、教育課程編成論の歴史、教育課程編成の基本原則について学ぶ。
【復習】教科書 169-198 頁 【予習】教科書 199-226 頁
6
回
教育課程の評価
教育課程評価とは何かを理解し、多様な視点から学力評価、評価の方法について考える。
【復習】教科書 199-226 頁 【予習】教科書 253-284 頁
7
回
今日的課題への挑戦
現代の子ども達が直面する課題に対して、教育課程はどのように応えたらいいのか。理論
と具体的実践から考える。
【復習】教科書 253-284 頁
8
回
試験対策
Ⅱ - 212
平
科目名
道徳教育の研究
成
23
年
度
授業回数
教
15
育
単位数
計
2
画
担当教員
尾崎 聡
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):[email protected]
教
育
目
標
学
生
学
習
成
果
【教育目標】
本講義は教師に必須の要件である「『学習指導要領』 道徳 の内容を理解する」ことを目標とする。
具体的には
①『要領』に掲げられている道徳的諸価値が単なる題目でなく、私たちの身近な日常生活および人
生、例えば政治、宗教、歴史、文化、民族、国家、地域共同体、家族の問題と深く関係していること
を学ぶ。
②教師として各教科、クラス など様々な場面において道徳教育に携わることになる受講者各自が
「教師は道徳的諸価値を単に題目として知っているだけでは不十分であり、実際の社会や実人生と
関連づけて自分の仕事や人生に生かそうとする態度、意欲的に研究し、深く理解しようとする態度、
すなわち実践が大切である」ということに開眼していくことを目指す。
③受講生の専門領域を配慮して、「食」をキーワードに毎回の授業の題材を準備する。特に道徳教
育として「食育」を行う際の指導案を作成する訓練を行いながら道徳教育に関する理解を深める。
【学習成果】
教師として各教科、クラス など様々な場面において道徳教育に携わる際に以下のことが必要であ
ると理解する。また実践しようという意欲が生まれる。
①それまでの「道徳は 外から強制されるもの 」という浅い理解が、「道徳は 自己の内面性と対決さ
せるべきもの 自由意志として実践すべきもの 、その結果 責任を負うべきもの 」であったと深い
理解にかわること。
②道徳的諸価値を実際の社会や実人生と関連づけて自分の仕事や人生に生かそうとする態度。
意欲的に研究し、深く理解しようとする態度。すなわち実践。
授
業
進
教
育
方
(講義)
担当教員が準備し、進行させていく講義であるが、受講生の専門領域を配慮して、「食」キー
ワードに毎回の授業の題材を準備し、対話によって受講生の頭脳を活性化させながら進めて
いく。また毎回、積極的に画像・図像、映像を使って立体的に的に理解を補っていく。
方
予
習
1 回の授業に対して予習・復習が義務付けられる。その内容については毎回の授業でポイン
トを示す
復
習
法
特にテキストは指定しないが、毎回参考資料をプリントで配布する。
Ⅱ - 213
学
習
評
価
方
法
注
意
事
項
【達成基準】
① 「道徳は 外から強制されるもの 」という表面的な理解が、「道徳は 自己の内面性と対決させる
べきもの 自由意志として実践すべきもの 、その結果 責任を負うべきもの 」であったと深い理
解にかわっていること。
② 普段の学習で出会う人文・社会・自然分野の万事に関して人間学的に幅広く柔軟にアプロー
チできるようになっていること。
以上を試験における論述で証明すること。論述は以下の観点から採点する
1.道徳性(内面性)と社会性(客観性)、すなわち選ばれた題材が自己の内面と照らし合わせて考
察され、かつ社会的な関心のもとに題材が選ばれ、考察されているか
題材の選び方・題材の切り口(秀逸・良し・普通・やや不満・不満)。
記述内容(秀逸・良し・普通・やや不満・不満)。
2.哲学性(普遍性)と個性(主体性)、すなわち選ばれた題材が偏見にとらわれず、ユニバーサル
な視点から考察され、かつ自分の存在や生き方と関連付けて題材が選ばれ、考察されているか
題材の選び方、題材の切り口(秀逸・良し・普通・やや不満・不満)
記述内容(秀逸・良し・普通・やや不満・不満)。
【評価方法】
筆記試験:簡単な用語や事例の説明および 1,000 字の論述を課する(90%)
中間提出物:試験前に受講者各自の道徳教育への興味関心・理解の発達度を確認する(10%)
欠席回数 (‐2)点
参考図書は各回ごと指示する
授
業
回
数
別
教
育
内
容
「ガイダンス」
教育目標、教育方法、単位認定、半期の講義計画について予告し、受講者と合意する。
1
回
「学校教育と道徳①」
■講義内容
1.「学習指導要領 道徳」の趣旨と内容を確認する
2.「道徳の時間」の性格について、現時点では教科ではないことを確認する
3.「道徳の時間」の教科化の動きについて知っておく
■予習・復習事項 最近の食育場面でよく扱われる道徳的教育要素に 郷土愛 と 地産地消 があ
る。 地産地消 はそれぞれ ご当地もの があり、教材にしやすい。受講生各自の ご当地もの をひと
つでも挙げられるか。
■参考映像 民放チャレンジ番組 『ダッシュ村』「片上湾のサワラ」 岡山の鰆、県の魚と言っても過言
ではない鰆(小学校社会科副読本より)。岡山県は全国の鰆(サワラ)消費量の 3 分の1を占め、刺身、
サゴシの塩焼き(サゴシ=サワラに成長する前の大きさ 給食弁当の定番)、粕漬け、酢漬け(祭り寿
司)、炒り焼き、サワラの づけ茶漬け などあらゆる場面に登場する。教材になりうるか、検討する。
Ⅱ - 214
2
回
「学校教育と道徳②」 <道徳とは何か>
■講義内容 道徳とは一体何だろうか?法とは、倫理とは、宗教とはどう違うのだろうか?また学校に
おける道徳教育とはどのようなものだろうか?道徳は法とは異なり個人の自由意志によって営まれる側
面が強い。従って人生、生き方と切り離しては考えられないものである。
■予習・復習事項 「感謝の心」食育場面で期待する道徳的教育要素に 感謝の心 の問題がある。感
謝 といっても感謝の対象は具体的に何々だろうか。じっくり考えてみよう。
■参考映像 NHK ふるさとの伝承「岡山県上齋原の正月」 年神様を迎えて心静かに過ごす正月の
話、年の暮れになぜ大掃除をするのか、元旦の朝はなぜ厳粛に迎えるのか、餅はなぜ丸いか、あるい
は楕円か。正月に若水を汲んで炊いたご飯を食べること。感謝の対象は生産者、流通者、調理者、自
然以外にも超自然=神様=ご先祖様のことがあった。恵みをもたらすのは年の暮れから正月にかけて
来訪する年の神様=ご先祖様
3
回
「学校教育と道徳③」 <道徳教育の歴史①>
■講義内容 戦後日本の道徳教育は戦前の教育への反省に基づいて再出発した。戦前および終戦
直後の道徳教育は一体どのようなものだったのだろうか?例えば戦前道徳教育の装置は教育勅語と
修身である
■予習・復習事項 戦前・戦後の食に対する価値観の変化や食事作法の変化も重要な道徳教育の場
面である
■参考映像 戦前・戦後日本人の生き方、戦前・戦後の社会道徳と食 民放番組『波乱万丈伝』 おい
しゅうございます の岸朝子の栄養士・料理研究家人生
4
回
「学校教育と道徳④」 <道徳教育の歴史②>
■講義内容 例えば小・中学校では現在、週1単位時間の「道徳の時間」が設置されているが、これと
て戦後すぐに再開されたものではない。「各教科の中で教えればよい」「いや道徳教育の時間を特設
すべきだ」といった長い議論の末に設置されるに至ったものである。もちろん給食も道徳教育の重要場
面である
■予習・復習事項 戦後給食の歴史を例に「好き嫌いをなくす」「感謝の気持ちをもつ」などの道徳目と
関連させて企画してみよう
■参考映像 給食の歴史と時代的変化 スタジオジブリ制作 高畑勲監督・脚本『おもひでぽろぽろ』
5
回
「社会生活と道徳・倫理③」生命倫理とは(いのちの哲学、死生学、デスエデュケーション )
■講義内容 一口に生命倫理といっても医療技術論や法的議論のような限られた専門家のみが深く
立ち入れるものから、安楽死、尊厳死、人工授精のように一般市民が参加できるものまで、実に幅広
い。
■予習・復習事項 今やあらゆる分野で必須科目となっているデスエデュケーションとは 死の準備教
育 のことであるが、実は初期の道徳教育や食育に密接に関係している。すなわち人間は他の生き物
から命をもらわなければ生きてゆけないという宿命にあるが、このことがデスエデュケーションの根本で
ある。調べてみよう
■参考映像 ドキュメンタリー「東北のクマ撃ちマタギ」「四国の老イノシシ猟師」「京都岩倉の若きエコロ
ジスト猟師」デスエデュケーションの東洋的展開が 殺生 という問題である。殺生を宿命とする職業は
実に多い。
Ⅱ - 215
6
回
「社会生活と道徳・倫理④」 <環境倫理>
■講義内容 環境倫理も急速に市民生活に入り込んできた問題である。今から 20 年ほどまえにも「リサ
イクル」「エコロジー」 を強烈に訴える思想はあった。しかし当時は明らかに少数派、一部の特殊な
人々の思想と見なされていた。しかし今日では環境倫理は市民道徳の重要な構成要素である。
■参考映像 アニメ『となりのトトロ』宮崎駿
舞台は昭和三十年代の東京近郊の農村と言われ、燃料革命(薪・炭から石油・ガス・電気へ)の頃の
我々の生活、特に台所事情がよくわかる。
7
回
文化・文明と道徳・倫理①」 <性差、ジェンダーと道徳・倫理>
■講義内容 男は外で仕事、女は内で家事。女性は皆、料理・裁縫・片付け・育児が好きで得意などと
考えがちではないだろうか?また逆に男性は皆、力仕事、日曜大工、ケンカが好きで得意などと考え
がちではないだろうか?世界各地の諸民族の男女役割の例を見れば、これらが極めて限定された時
空間でのみ適用される人間観であることがわかる。
■参考映像 宮尾登美子原作『蔵』食と道徳 女性差別 酒蔵の女人禁制(酒蔵の中に女が入っては
ならない、入ったら腐造になる)について
8
回
「文化・文明と道徳・倫理③」 <人種と民族、文化と文明について>
■講義内容 文明的な生活をしないことは可哀想なのだろうか? 文明を持たない民族は野蛮で非人
間的な人たちなのだろうか? などについて考える。
■予習・復習事項 食の民族学 非文明圏の人々は必要以上の収穫を望まない。文明人が機械を持
ち込んだために乱獲が起きた歴史もあった。近年ではクジラやクロマグロのような問題もある。調べてみ
よう
■参考映像 映画『ダンス・ウィズ・ウルブズ』「バッファロー狩り」
9
回
道徳教育の計画 「全体計画」
■講義内容 現在の道徳教育の計画は学校全体レベルのものからクラスレベルのものまで何段階にも
わたって緻密に構成されている。「道徳の時間」の月別主題配列表を見ると資料とテーマがきわめて体
系的に並べられている。例えば年中行事は一年を通じて計画的に配置されており、そのたびに我々に
色々なことを考えさせてくれ、道徳教育の良い題材となる。
■予習・復習事項 なぜ「お月見」をするのか、またお供えは団子なのか芋なのか。
■参考映像:民放チャレンジ番組 『ダッシュ村』「里山の収穫祭 お月見」
「道徳教育の計画 指導案①」
■講義内容 道徳教育の計画の最小単位は「道徳の時間」1単位時間ごとの指導案である。この指導
案に地域、学校、クラスにおける道徳教育の実態が集約される。
■予習・復習事項 最近の児童は生活経験に乏しいといわれ、例えば毎日の食卓に乗る料
10
回
理の食材がいつ、どのようなところでつくられているか知る機会が少ない。また児童だけでな
く教師や保護者など大人も同様に、生活経験の乏しい世代であり、児童と一緒に考えたり、
調べたり、発見したりして感動を共有することが大事である。教師・保護者と児童は一緒に成
長するものである。何か良い題材はないだろうか、考えてみよう
■参考映像 土井勝 NHK 総合テレビ「きょうの料理」『旬の素材を使ったチラシ寿司』 ちらしずしの一
種である 岡山の祭ずし には自然豊かな岡山各地を代表する数々の食材が乗せられており、岡山の
風土と特産物について知るための非常によい材料である。
Ⅱ - 216
11
回
「道徳教育の計画 指導案②」
■講義内容 学習指導案を作るための教材研究 1 題材名と題材設定の理由
■予習・復習事項 祭りずしには江戸時代の倹約令「一汁一菜」の裏をかいてつくったものと
いう伝承があるが、調べてみると各地の郷土料理には同じような伝承を持つものが実に多
い。調べてみよう
12
回
■参考映像 ぜいたく禁止令の伝承を持つ神辺の郷土食「うずめ」(他に広島駅の もぐり寿司 、松江
「道徳教育の計画 指導案③」
駅の大和しじみの もぐり寿し がある)
■講義内容 学習指導案を作るための教材研究 2 題材の評価基準を考える
■予習・復習事項 現在では県内どこの店でも 祭のずし として ちらしずし を売っているが、果たし
て「祭のすし」は ちらしずし だけなのだろうか?岡山県内でも時代や地域によって、他にも色々な「祭
のずし」があったのではなかろうか?おじいさんやおばあさんの家で別のタイプのすしをたべたことがな
いだろうか。調べてみよう
■参考映像 NHKふるさと発見「鯖街道 鯖ずし」
13
回
「道徳教育の計画 指導案④」
■講義内容 学習指導案を作るための教材研究 3 目標設定と授業の準備
■予習・復習事項 今日の寿司は食物史的には 早ずし と呼ばれるものである。早ずしは前回学習し
た なれずし と異なり、酢を使うなど乳酸発酵を伴わないで完成する。つまり、その場で酢で飯に味付
けをする。他方、なれずし(発酵寿司)は保存食として考え出され、時間をかけて発酵させるのである。
早ずしとなれずしの中間形態に、押し寿司がある。つまり、熱く炊いた米を使って魚を漬け込み、重い
錘を載せて発酵を早める技術が考案され、短いときは一夜漬でも食されるようになった。今日、私たち
が食している寿司の原型である。代表的なものがあるはず。調べてみよう
■参考映像 ドキュメンタリー「金沢の押しずし」→春・秋の祭り、香川の押し抜き→田植え前(春祭りは
田植え前豊作への祈り、秋祭りは収穫への感謝)
14
回
「道徳教育の計画 指導案⑤」
■講義内容 学習指導案を作るための教材研究 4 学習の展開(導入、展開、整理)
■予習・復習事項 皆さんが食育の中で扱う行事食の本当の背景(特に心や魂を大事にする話)
を知りましょう。年中行事・人生儀礼に言う 感謝の気持ち とは現世だけでなく、過去・来世の問題であ
ります。お盆や春秋の彼岸だけでなく、年末・年始も先祖祭りに関係しています。調べてみよう
■参考映像 NHK ドキュメンタリー『ふるさとの伝承 トカラ列島・口之島』(南の島の正月の話、先祖が
年に2度帰って来る島(盆と正月)の話』盆と正月に先祖の霊が帰ってくる(トカラ列島)。
「道徳教育の計画 指導案⑤」
■講義内容 学習指導案を作るための教材研究 5 行事食
■予習・復習事項 花見は桜の下で大人がお酒を飲んでご馳走を食べて大騒ぎするのが本
15
回
当の意味だろうか?花見は本来、花神=万物を実らせる精気=農耕神への感謝の祭りであ
る。そこに家族団欒、仲間との団欒、花見弁当、野外弁当は有意義なものとなる。調べてみ
よう
■参考映像 NHK大河ドラマ『利家とまつ』 秀吉が晩年催した醍醐の花見はあらゆる階級、階層が
楽しんだ大規模な花見であり、今日の花見イメージの原型である。お花見弁当は茶道の茶懐石の影
響もあり、旅箪笥(茶道具)なども利休が秀吉の小田原攻めに同行したときに工夫して作ったものとい
われています。
Ⅱ - 217
平
科目名
特別活動
成
23
年
度
教
授業回数
15
単位数
育
1
計
画
担当教員
楠本
恭之
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):[email protected]、OH:土曜日2限目
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
育
方
法
学
習
評
教育目標:
本科目は、栄養教諭免許状取得のための「教育課程に関する科目」の一つであり、特別活動
の原理や内容について講義する。受講者には、将来教育に携わる者として基礎的かつ実践に有
用な知識を身につけさせることを主要な目的とし、以下の目標を掲げる。
1 学校教育における学習指導要領の意義を正しく理解し、特別活動の位置づけを知る。
2 特別活動の歴史的変遷を知り、その原理を正しく理解する。
3 特別活動における各活動の内容と指導のあり方について理解する。
4 現代の学校における諸課題について、特別活動と関連させながら自らの考えを深める。
学生の学習成果:
教育目標に掲げる4項目を修得することが学習成果となる。
また、汎用的学習成果として真剣に学習する態度や信念を涵養する。
授
業
の
進
め
方
(講義・演習・実験・実習・実技)
・主として講義形式による。
・受講者の理解を促進させるため、授業時間外に取り組むレポートを課す。
予
習
・
復
習
・毎授業回前に、「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。
・毎授業回後に復習を求める。その際、レポートとする場合がある。
テ
キ
ス
ト
・文部科学省編『小学校学習指導要領解説
特別活動編』東洋館出版社、2009 年。
以下の4つの学習成果についてその獲得度合を量的に評価する。
①学校教育における学習指導要領の意義を正しく理解し、特別活動の位置づけを知る。
②特別活動の歴史的変遷を知り、その原理を正しく理解する。
③特別活動における各活動の内容と指導のあり方について理解する。
価
の
方
法
注
意
事
項
④現代の学校における諸課題について、特別活動と関連させながら自らの考えを深める。
学習評価は、小テスト、レポート及び学期末に行う試験により実施する。受講態度に問題が
ある者は、将来教育者となるための態度や信念の涵養が十分でないとして、ケースに応じて
減点する。
参考図書等:
・社会福祉法人恩賜財団母子愛育会日本子ども家庭総合研究所編『日本子ども資料年鑑 2011』
KTC中央出版、2011 年。
注意事項:
本科目は、15単位時間の講義科目であるので、本学の規定により 7.5 回の授業回数が求め
られる。よって、全8回で授業を実施する。学則により3分の2以上の出席が求められるの
で、3回の欠席で受験資格を失うことになる。
Ⅱ - 218
授
1
回
業
回
数
別
教
育
内
容
<オリエンテーション>
・授業の進め方
・スケジュール
・学習評価の方法
<学校教育における学習指導要領>
・講義内容 学習指導要領の位置づけ
2
回
<現代社会のなかの子ども>
・講義内容 統計資料にみる現代の子どもの特質
・復習事項 レポート作成
3
回
<特別活動の意義>①
・講義内容 学習指導要領における特別活動の概要、特別活動の歴史(戦前)
・予習事項 小学校学習指導要領特別活動第6章の通読
・復習事項 授業内容の確認
4
回
<特別活動の意義>②
・講義内容 特別活動の歴史(戦後)、特別活動の現代的意義
・復習事項 レポートの作成
5
回
<学級・ホームルーム活動>
・講義内容 学級・ホームルール活動の目標と内容
・復習事項 レポートの作成
6
回
<児童・生徒会活動>
・講義内容 児童・生徒会活動の目標と内容
・復習事項 レポート作成<学校行事>①
・講義内容 学校行事の目標と内容
・復習事項 授業内容の確認
7
回
<学校行事>
・講義内容 学校行事の目標と内容
・復習事項 レポートの作成
8
回
<クラブ活動>
・講義内容 クラブ活動の目標と内容
<まとめ>
・講義内容 特別活動の原理の確認
Ⅱ - 219
平
科目名
成
23
年
教育の方法及び技術(A) 授業回数
度
15
質問受付の方法(e-mail、オフィスアワー等)
:
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
育
方
法
教
単位数
育
1
計
画
担当教員
正司
和彦
e-mail:[email protected]
教育目標
実践的指導力のある教育者を育成するために、以下に示す知識と技術の形成を図る。
・教育方法の基礎としての教授・学習理論
・学習指導についての方法と技術
学生の学習成果
教育目標に掲げた教育の方法に関する知識と技術を獲得し学習指導の実践力を身につけ
る。また、社会人・職業人として必要となる自己管理力・倫理観を獲得する。
授
業
の
進
め
方
予
習
・
復
習
(講義、演習、実験、実技)
・授業では講義と演習を行う
・講義は、
「授業回数別教育内容」に記された内容についてプレゼンテーション資料を
もとに行う。
・演習では、学習指導に関する課題に取り組む。
・毎授業回前に「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。
・毎授業回に講義内容や演習の見直しやまとめの復習を求める
各回の授業で予習・復習の実施度を確認する。
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
以下の項目についてその獲得度合いを評価する。
1.教育の方法と技術の基礎理論を理解している。
2.学習指導についての方法を理解している。
3.授業設計や学習指導案の作成などに関する技術を習得している。
4.学習指導に関する課題に意欲的に取り組み、グループワークにおいて自己の役割を果
たすことができる。
1 と 2 の理解度については同程度の比重を、3と4の演習課題についても同程度の比重をか
ける。
評価の実施は、理解についての学期末定期試験と予習・復習の実施度と演習課題とを4:
1:5の割合で評価点を出す。自己管理力・倫理観については受講態度に問題がある旨の注
意1回につき2点を、また欠席は1回につき2点を評価点から減ずる。
参考図書等:
佐藤学「教育方法学」岩波書店
Ⅱ - 220
授
1
回
業
回
数
別
教
育
内
容
オリエンテーション
・授業概要の説明
・学習成果、学習評価方法の説明
教育の方法と技術の意義、教育の方法の領域、習得すべき技術
復習:講義内容の要点整理と理解。
教育の方法と技術の基礎理論
教授・学習とは、
2
回
3
回
予習:学校教育で受けた授業で印象に残った内容とその特徴を説明する。
復習:講義内容の要点整理と理解。
教育の方法と技術の基礎理論
教育方法学のあゆみ
予習:学習形態にどんなものがあるか調べる。
復習:講義内容の要点整理と理解。
教育の方法と技術の基礎理論
問題解決学習と系統学習
4
回
予習:教師主導の授業と学習者中心の授業の長所・短所を調べる
復習:講義内容の要点整理と理解。
学習の原理
行動主義と学習のパラダイム転換
5
回
予習:学習理論にどのようなものがあるか調べる。
復習:講義内容の要点整理と理解。
学習の原理
構成主義の学習論
6
回
予習:「わかる」ための学習指導について考える
復習:講義内容の要点整理と理解。
学習指導の方法
学習指導とは、学習指導要領とは
7
回
8
回
予習:自分の小・中・高校時代の学習指導要領について調べる
復習:講義内容の要点整理と理解。
学習指導の方法
学習指導計画
予習:学習指導要領と学習指導案との関係を調べる
復習:講義内容の要点整理と理解。
Ⅱ - 221
授
業
回
数
別
教
育
内
容
単元計画作成の技術
9
回
教材研究、学習形態、学習集団、学習過程
予習:単元計画の事例を調べる
復習:講義内容の要点整理と理解
学習指導案作成の技術
学習指導案の種類と書式、学習指導案の作成手順
10
回
予習:学習指導案の事例を調べる
復習:講義内容の要点整理と理解
演習(グループワーク1):学習指導案の作成1
グループごとに単元を決め単元全体像を把握、本時に関わる教材研究
11
回
予習:学習指導案作成のための教科と単元を検討する
復習:単元の内容と教材を整理する
演習(グループワーク2):学習指導案の作成2
本時の授業構想と学習指導案の立案
12
回
予習:本時に関わる教材や資料を準備する
復習:学習指導案の内容を検討する。
演習(グループワーク3):学習指導案の作成3
13
回
学習指導案の作成
予習:学習指導案作成のための資料を準備する
復習:作成している学習指導案の問題点を洗い出す
演習(グループワーク4):学習指導案の作成4
学習指導案の完成,プレゼンテーションの準備
14
回
15
回
予習:グループの学習指導案の問題点を洗い出し整理する
復習:報告書の内容を整理する。グループワークを振り返り自己の役割を確認する。
演習(グループワーク5):プレゼンテーション
グループで学習指導案を発表する。他グループの発表を評価し報告書を提出する。
教育の方法と技術の課題
予習:発表の準備をする。プレゼンの評価項目を把握しておく。
これまでの講義資料を整理し目を通す。
復習:15 回の講義内容の復讐。
Ⅱ - 222
平
科目名
成
23
年
教育の方法及び技術(B) 授業回数
度
15
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等)
:
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
法
1
計
画
担当教員
正司
和彦
e-mail:[email protected]
学生の学習成果
教育目標に掲げた内容を獲得するとともに、教材作成等の演習を通して問題解決の基礎力
と自らを振り返り改善していく方法を獲得する。また、教育者として必要な自己管理力・倫
理観を身につける。
授
業
の
進
め
方
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
単位数
育
教育目標
実践的指導力のある教育者を育成するために、以下に示す知識と技術の形成を図る。
・教育メディアの活用についての方法と技術
・情報機器を活用して教育を改善する方法と技術
・パソコンで教材を作成し学習指導に活用する方法と技術
育
方
教
(講義、演習、実験、実技)
・授業では講義とパソコンによる教材作成演習等を行う
・講義では、
「授業回数別教育内容」に記された内容についてプレゼンテーション資料
をもとに行う。
・演習では教材作成の課題等に取り組む。
・毎授業回前に「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。
・毎授業回に講義内容のまとめや、テキストの見直しや練習問題等を課して復習を求
める。
各回の授業で予習・復習の実施度を確認する。
田中規久雄「教職基礎・情報機器の操作」コロナ社
以下の項目についてその獲得度合いを評価する。
1.教育メディアを選択し活用する方法を理解している
2.情報機器活用による教育改善の方法を理解している。
3.Word 、Excel 、PowerPoint を活用して学習指導の教材作成、学校運営の書類作成、
教育情報のデータ管理ができる。
4.情報機器を活用して教材を作成することができ、学習指導に活用することができる。
評価については、上記1∼2の理解に関する学期末定期試験の結果と予習・復習の実施度
と上記3∼4に関する演習結果とを4:1:5の比率で評価点を出す。自己管理力・倫理観
については、受講態度に問題がある旨の注意1回につき2点を、また欠席は1回につき2点
を評価点から減ずる。
注
意
事
項
Ⅱ - 223
授
1
回
業
回
数
別
教
育
内
容
オリエンテーション
・授業概要の説明
・学習成果、学習評価方法の説明
情報通信技術と教育
復習:教育メディアの現在の動向についてまとめる。
教育メディアの活用
教育メディアとは、教育メディアの機能、教室における情報機器活用
2
回
3
回
予習:教育機器のどのようなものがあるか調べる
復習:講義内容の要点整理と理解。
学習環境としての教育メディア
授業と情報機器、インターネットを利用した学習、情報機器による教材作成
予習:電子教科書の利点と課題を考える
復習:講義内容の要点整理と理解
マルチメディア・インターネットを活用した授業実践事例
4
回
予習:情報機器を活用した授業実践を調べる
復習:情報機器を活用した授業の特徴をまとめる
学力評価
学力評価の変遷、学力評価の新しい考え方
5
回
予習:評価規準と評価基準について調べる
復習:学習観の変化と学力評価の関係をまとめる
学力評価の方法
学力評価の分類、筆記による評価、パフォーマンスにもとづく評価
6
回
7
回
予習:ルーブリックについて調べる
復習:客観テストとパフォーマンスにもとづく評価の長所と短所をまとめる
ポートフォリオ評価
ポートフォリオとは、ポートフォリオ評価法の理念、ポートフォリオの活用法
予習:ポートフォリオについて調べる
復習:ポートフォリオ評価の特徴をまとめる
教育情報とデータ管理
表計算ソフトの活用演習:個人成績表の作成
8
回
予習:成績処理のためのパソコン操作ができるようにしておく
復習:成績処理のためのパソコン操作が完全にできるようにする
Ⅱ - 224
授
業
回
数
別
教
育
内
容
演習:パワーポイントによる教材の作成
9
回
予習:教材作成のためのパソコン操作ができるようにしておく
復習:教材作成のためのパソコン操作が完全にできるようにする
授業用教材の作成演習1:授業を構想しその展開に基づく学習指導案を作成する。
10
回
予習:授業を構想し教材作成のための分析をする。学習指導案作成の準備をする
復習:学習指導案を見直し改善する。
授業用教材の作成演習2:
11
回
予習:教材分析に基づいて教材の素材を検討する
復習:教材作成のための資料や素材を収集する
授業用教材の作成演習3:
12
回
収集した資料・素材を元に教材を作成する
予習:資料や素材を整理する
復習:資料をもとに教材作成を進める
授業用教材の作成演習4:
13
回
学習指導案に沿った教材の作成を計画する
教材を完成させる
予習:本時で教材作成が完了するように問題点を整理する
復習:教材を見直し修正する
学力評価問題の作成演習:本時の内容に関する学力評価問題を作成する
14
回
15
回
予習:本時の内容に即した学力評価問題作成のための準備をする
復習:学力評価問題を見直し修正する
学習指導案と自作教材および学力評価問題を発表する
自作教材の特徴と改善点などを報告書にまとめ振り返りシートを作成する
これまでの講義内容のまとめ
予習:発表の準備をする。評価の要点を把握しておく
復習:発表に対する評価や他者の発表を参考に自己を振り返り自己評価をする
15 回の講義内容の復讐
Ⅱ - 225
平
科目名
成
生徒指導論
23
年
度
教
授業回数
15
単位数
質問受付:授業終了後 B 棟404
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
育
2
計
画
担当教員
浦上
博文
e-mail:[email protected]
教育目標:栄養教諭の中心的業務は、学校における食に関する指導と学校給食の管理を一体
的に担うことであるが、教員の一員として「生徒指導」にも携わらなければならない。本授
業は、
「生徒指導の理論的・実践的問題」に関する基礎的な知識と考え方を身に付けることを
目指すものであり、具体的には、以下の点を教育目標とする。
①生徒指導の意義と課題について理解する。
②生徒指導と教育課程との関連について理解する。
③生徒指導の組織と計画について理解する。
④児童・生徒理解について理解する。
⑤生徒指導の方法(集団指導・個別指導)について理解する。
⑥問題行動の理解と指導について理解する。
⑦現代日本の教育(生徒指導)の課題について理解する。
学生の学習成果:教育目標に掲げる7点に関する知識と考え方を修得する。また、汎用的学
習成果として、態度(社会人としてのマナー・学習態度など)を涵養する。
(講義・演習・実験・実習・実技)
教
授
業
の
進
め
方
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
成
績
評
価
の
方
法
注
意
事
項
・第2回の授業は、担当教員が講義する。
・第3回∼第 14 回の授業(第5・9・14 回は除く)は、次のように行う。
①各受講生(グループ)が担当する章を決め、その章について、各受講生が作成し
たレジュメをもとに発表を行う。(第2回の講義資料を参考にして作成する。)
②発表をもとに、質疑応答を行う。
③以上の内容を補う講義する。
④まとめの質疑応答を行う。
・第5・9・14 回は、ビデオを視聴し、その内容についてディスカッションを行う。
・毎授業回前に、「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。
・毎授業回後に復習を求める(提出課題)。
江川玟成:2000,『生徒指導の理論と方法
改訂版』,学芸図書
①各自が担当した章に関する内容を適切に理解し発表できたか。
(25 点)
②「生徒指導の意義と課題」「生徒指導と教育課程との関連」「生徒指導の組織と計画」「児
童・生徒理解」「生徒指導の方法(集団指導・個別指導)」「問題行動の理解と指導」につ
いて理解しているか。
(期末試験、50 点)
③現代日本の教育(生徒指導)の課題について理解しているか。
(期末試験、10 点)
④授業内容について予習・復習を行っているか。(個人レポート、15 点)
なお、受講態度及び課題提出期限厳守についての評価は全授業を通して行う。担当教員の
指導に従わず改善されない場合、評価点より減ずる(1件1点)
。
参考図書等
Ⅱ - 226
授
1
回
業
回
数
別
教
育
内
容
○オリエンテーション
○各受講生が担当する章を決定する。
復習:授業内容を振り返り「個人レポート」用紙に記入する。
2
回
○テキストの下記内容を理解する。
Ⅰ章 生徒指導の意義と課題
1.生徒指導の概念と目的 2.生徒指導の領域・内容
3.生徒指導の今日的課題
予習:テキストの該当箇所を通読する。
復習:授業内容を振り返り「個人レポート」用紙に記入する。
3
回
○テキストの下記内容を理解する。
Ⅱ章 生徒指導と教育課程との関連
1.生徒指導と教科との関連
2.生徒指導と道徳との関連
との関連
予習:テキストの該当箇所を通読する。
復習:授業内容を振り返り「個人レポート」用紙に記入する。
4
回
○テキストの下記内容を理解する。
Ⅲ章 生徒指導の組織と計画
1.生徒指導の組織体制
2.生徒指導における外部機関の活用
予習:テキストの該当箇所を通読する。
復習:授業内容を振り返り「個人レポート」用紙に記入する。
5
回
3.生徒指導と特別活動
○ビデオ「増加する非行とその変質」を視聴し、現代日本の教育(生徒指導)の課題を考察
する。(その1)
予習:配付資料を通読する。
復習:授業内容を振り返り「個人レポート」用紙に記入する。
6
回
○テキストの下記内容を理解する。
Ⅳ章 児童・生徒理解
1.児童・生徒理解の意味と機能
2.児童・生徒理解の領域・内容
理解のための資料収集の方法
予習:テキストの該当箇所を通読する。
復習:授業内容を振り返り「個人レポート」用紙に記入する。
7
回
○テキストの下記内容を理解する。
Ⅴ章 生徒指導の方法──集団指導(その1)
1.集団指導の意味と意義
2.集団指導の形態
予習:テキストの該当箇所を通読する。
復習:授業内容を振り返り「個人レポート」用紙に記入する。
8
回
○テキストの下記内容を理解する。
Ⅴ章 生徒指導の方法──集団指導(その2)
3.集団活動の指導
4.集団の評価と集団指導の観点
予習:テキストの該当箇所を通読する。
復習:授業内容を振り返り「個人レポート」用紙に記入する。
Ⅱ - 227
3.児童・生徒
9
回
10
回
11
回
12
回
13
回
14
回
15
回
○ビデオ「病んでいく学校」を視聴し、現代日本の教育(生徒指導)の課題を考察する。
(そ
の2)
予習:配付資料を通読する。
復習:授業内容を振り返り「個人レポート」用紙に記入する。
○テキストの下記内容を理解する。
Ⅵ章 生徒指導の方法──個別指導(その1)
1.教育相談の意義と目的
2.教育相談の理論
予習:テキストの該当箇所を通読する。
復習:授業内容を振り返り「個人レポート」用紙に記入する。
○テキストの下記内容を理解する。
Ⅵ章 生徒指導の方法・個別指導(その2)
3.相談担当者の基本的態度
4.教育相談のすすめ方
6.家庭・関係諸機関との連携
予習:テキストの該当箇所を通読する。
復習:授業内容を振り返り「個人レポート」用紙に記入する。
○テキストの下記内容を理解する。
Ⅶ章 問題行動の理解と指導(その1)
1.問題行動の種類
2.問題行動の原因
予習:テキストの該当箇所を通読する。
復習:授業内容を振り返り「個人レポート」用紙に記入する。
5.学校教育相談の限界
○テキストの下記内容を理解する。
Ⅶ章 問題行動の理解と指導(その2)
3.問題行動の早期発見
4.問題行動の処遇
予習:テキストの該当箇所を通読する。
復習:授業内容を振り返り「個人レポート」用紙に記入する。
○ビデオ「学級崩壊」を視聴し、現代日本の教育(生徒指導)の課題を考察する。
(その3)
予習:配付資料を通読する。
復習:授業内容を振り返り「個人レポート」用紙に記入する。
○本授業のまとめ(ディスカッション)
○期末試験について
予習:テキスト及び配付資料を読み返し、第2∼14 回の授業内容を振り返る。
復習:授業内容を振り返り「個人レポート」用紙に記入する。
Ⅱ - 228
平
科目名
教育相談(教職)
成
23
年
度
授業回数
教
15
育
単位数
計
2
画
担当教員
竹中 一平
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): [email protected], OH:土曜 2,3 限
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
教育目標:
学校生活の中で、児童や生徒を対象として教師が行うカウンセリング的な態度を基礎とし
た教育活動について学ぶことを目標とする。
学生の学習成果:
・学校教育における教育相談の位置づけと意義が分かる
・児童生徒相互の好ましい人間関係を育てる予防的心理教育の方法を身につける
・児童生徒の問題行動をどのようにアセスメントするか分かる
・教育相談を行う教師としての使命感や倫理観を身につける
(講義・演習・実験・実習・実技)
 主として講義形式で行うが、受講者の理解を促進するため、定期的に学習内容に
関する小テストを課す
授
 必要に応じて、授業時間外に取り組むレポートを課す
業
の
進
め
方
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項


毎授業回前に予習を求める。予習内容は、授業時に指示する
毎授業回後に復習を求める。その際、提出課題を課す場合がある
 復習では、講義内容を見直し不明な箇所をまとめて質問出来るようにしてお
く
・ 資料を配布する
以下の 3 つの学習成果について、その獲得度合を量的に評価する。その際、授業回数を勘
案し、およそ①30%、②40%、③20%、④10%の比重をかける。
① 学校教育における教育相談の位置づけと意義を理解する
② 児童生徒相互の好ましい人間関係を育てる予防的心理教育の方法を身につける
③ 児童生徒の問題行動をどのようにアセスメントするか分かる
④ 教育相談を行う教師としての使命感や倫理観を身につける
評価の実施は、①∼③について授業で行う課題及び定期試験の内容を総合して行う。
受講態度に問題があったものは、教師としての使命感や倫理観が十分ではないとして、④
から適宜減ずる。
参考図書等
・ 一丸藤太郎・菅野信夫 (2002). 学校教育相談 ミネルヴァ書房
・ 角田豊(編著)・片山紀子・内田利広(著) (2009). 生徒指導と教育相談
Ⅱ - 229
創元社
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
【オリエンテーション】
 講義の目標・進め方・成績評価の方法に関する説明
 本講義で修得してほしい事柄に関する説明
 教育相談の目的
復習事項:講義内容で理解不十分な箇所・不明な箇所をまとめてくる
2
回
学校教育の教育課程における「生徒指導」と「教育相談」の位置づけ
・教育相談と生徒指導
・教育相談とカウンセリング
・教育相談の実際
3
回
カウンセリングとカウンセリングの基本的態度(1)
・ロジャーズ理論の特徴
・クライアントの条件・カウンセラーの条件
・ラポールの形成
4
回
カウンセリングとカウンセリングの基本的態度(2)
・カウンセリングの過程
・カウンセリングの技法
5
回
カウンセリングの理論(1)―行動療法
・行動理論
・行動療法とは何か
・古典的条件づけと行動変容
6
回
カウンセリングの理論(2)―行動療法と認知療法
・オペラント条件づけと行動変容
・認知療法と認知行動療法
7
回
カウンセリングの理論(3)―交流分析
・交流分析とは何か
・交流分析と自我状態
8
回
カウンセリングの理論(4)―交流分析と家族療法
・エゴグラム
・家族関係の問題
9
回
不登校の現状と理解(1)
・不登校の現状
・不登校の種類
Ⅱ - 230
10
回
不登校の現状と理解(2)
・不登校の一般的経過
・不登校とその他の問題行動
11
回
不登校の現状と理解(3)
・不登校の要因と心理メカニズム
・不登校児童生徒への支援
12
回
教育相談の方法
・教育相談は何をするのか
・相談室の運営と他機関との連携
13
回
支援を必要とする不適応児の理解
・注意欠陥多動性障害(ADHD)
・学習障害(LD)
・広汎性発達障害(PDD)
14
回
学校教育相談の問題と課題(1)
・学校の荒れの現状
・ゼロ・トレランス方式による生徒指導
15
回
学校教育相談の問題と課題(2)
・具体的な事例への対応
Ⅱ - 231
平
科目名
成
事前・事後指導
23
年
度
授業回数
15
教
育
単位数
計
1
画
担当教員
三宅由紀子
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):A107, [email protected] 月・火曜日の午後
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
育
方
法
教育目標:栄養教諭教育実習を実りあるものにするため、以下のことを行う。
・教育実習小学校の選定手続き
・教育実習に必要とされる基礎的知識やマナーの習得
・教育実習前後の諸手続き
・教育実習後の反省会の準備
学生の学習成果:
栄養教諭教育実習がより効果的に行うために、さまざまな作法・子どもに指導するための
指導法等を身に付ける。そして教諭としての質の向上を図る。また、社会人としての責任を
果たすために必要な倫理観、自己管理能力を高める。
また学校における管理栄養士が果たすべき多様な専門領域に関する能力を培い、技能・
態度及び考え方の総合的能力を身に付ける。そして学校栄養教諭として児童生徒への栄養
指導(食に関する指導)を行い指導能力を獲得する。また学校栄養教諭として必要なチー
ムワーク、リーダーシップ、コミュニケーション能力として倫理的思考力、問題解決力を
培う。
(講義・演習・実験・実習・実技)
1講義形式によるもの
授
①教育実習に必要とされる基礎的知識とマナー
業
②『教育実習日誌』記入上の諸注意
の
③教育実習中の心得
進
め 2学生の作業にかかるもの
方
①教育実習の小学校の選定
②教育実習事前レポートの作成
③教育実習後の反省会の準備
予 実習のために研究授業の指導案・細案・媒体・板書計画を作成する。
復 習
実習の準備等
習
・
ス テ 関係プリント配付
トキ
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
・教育実習に関する基礎的知識とマナーを身につける。
・教育実習先の小学校、中学校での自らの課題解決に意欲的に取り組む。
・実習先で児童生徒に指導が出来る知識や技術を習得する。
・
『教育実習日誌』やレポートを書くことができる。
事前課題の準備や課題提出、授業態度、出席状況を総合的に考慮する。
栄養教育実習日誌と研究授業・・・・40%
研究レポート・・・40%
出席態度・・・・・10%
出席日数・・・・・10%
・ 遅刻、授業中の態度について減点の対象とする。
・ 1回遅刻すると‐5点で、授業中の態度を注意されたら1回‐5点とする。
本科目は栄養教諭の教育実習にむけての事前指導をその中心的内容とし、3年次後期から
4年次前期において履修するものとする。遅刻をしないこと。
参考図書○栄養教諭を目指す 栄養教育実習ノート 笠原賀子他著 医師薬出版株式会社
Ⅱ - 232
授
事
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
<3 年次後期・オリエンテーション>
・ 授業の進め方
・ スケジュール
・ 単位認定方法
2
回
学校栄養教諭の活動状況と今後の役割
3
回
教育実習の心得
・ 実習中のマナーや実習に必要な知識など
4
回
教育実習での研究課題設定
5
回
教育実習中の健康管理
・ 健康管理の意義と方法
・ 健康診断について
6
回
教育実習の学校の説明
・ 教育実習先の決定
・ 実習内容の説明
・ 実習に必要な知識と技術
・ 実習中の服装など
7
回
教育実習事前準備
小学校、中学校に於いての栄養教諭の業務と課題
・ 教育実習中の研究課題の準備など
○栄養教諭の行う食に関する指導(模擬授業)と公務員試験対策方法について補習)
8
回
教育実習事前準備
小学校・中学校に於いての栄養教諭の業務と課題
・ 教育実習中の研究課題の準備など
前
指
導
三
年
生
後
期
事
前
指
導
四
年
前
期
Ⅱ - 233
事
前
指
9
回
教育実習事前準備
小学校・中学校に於いての栄養教諭の業務と課題
・ 教育実習中の研究課題の準備など
10
回
教育実習事前準備
小学校・中学校に於いての栄養教諭の業務と課題
・ 教育実習中の研究課題の準備など
11
回
教育実習先ごとの研究課題について
小学校の状況
12
回
教育実習記録・レポートの書き方
その他注意事項
13
回
教育実習発表会の準備
・ 教育実習の反省および教育実習発表会の準備
・ 研究テーマの推考
14
回
教育実習発表会
・ 小中学校施設ごとに実習の反省と研究授業について発表する。
・ 巡回指導教員の感想
・ 教育実習のまとめ
15
回
社会に求められる管理栄養士・栄養士とは
・ 就職活動と心構えについて
・ 栄養教諭一級免許申請手続について
導
四
年
前
期
事
後
指
導
四
年
生
前
期
事
後
指
導
四
年
生
後
期
インターンシップ
公務員試験準備について希望学生に対して指導助言を行う。
Ⅱ - 234
平
科目名
成
学校栄養教育実習
23
年
度
授業回数
教
1週間
育
単位数
計
1
画
担当教員
三宅
由紀子
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
教育目標: 学校栄養指導論Ⅰ、Ⅱを履修した後、実際の現場において教育実習を行う。
学校での児童生徒との対応の仕方・教科やその他の教科での食に関する指導の方法を学
び、また実際に教材としての研究授業および特別活動としての学級活動に位置付けられて
いる給食時間での食に関する指導をすることによって教諭としての質を高めることを目
的とする。また、社会人としての責任を果たすために必要な倫理観や自己管理能力を養う。
学生の学習成果: 児童生徒が健全な食生活を実践して健康で豊かな人間性を育んでいけ
るよう栄養や食事のとり方について正しい知識に基づいて自ら判断し、児童生徒の思考・
判断を模索し、児童の食に関する自己管理能力を育成することが出来る。教育活動全体を
通じて総合的に食に関する指導に取り組むことが出来る。
また、学校における管理栄養士が果たすべき多様な専門領域に関する能力を培い、技
能・態度及び考え方の総合的能力を身に付ける。そして学校栄養教諭として児童生徒へ
の栄養指導(食に関する指導)を行い指導能力を獲得する。また、学校栄養教諭として
必要なチームワーク、リーダーシップ、コミュニケーション能力として倫理的思考力、
問題解決力を培う。
授
業
の
進
め
方
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
①
②
③
(講義・演習・実験・実習・実技)
1 出身義務教育小学校で、4年次前期に5日間(月曜日∼金曜日)の実習を行う。
2 事前の準備会(補習)に出席し、実習の準備をする。
3 実習施設の担当者・学校栄養教諭等と実習内容の確認をする。
4 研究課題を決定し、実習の目的とする。
5 教育実習後は、実習したことをまとめ、発表会で報告する。
教育実習に際しては、毎日準備を必要とする。
事前指導用プリント
指導内容に添ったプリントを作成
教育実習の目的が理解でき意欲的に取り組んでいること。
学習指導案が理解でき、指導案が書け、実際に授業が出来ること。
研究課題をもって臨むことができること。
教育実習先の評価・・・50点
研究課題・・・・・・・30点
実習ノート・・・・・・20点
これらの合計で評価する。なお、①∼③の項目が欠けるときは減点の対象とする。
参考図書等
栄養教諭を目指す
栄養教育実習ノート
笠原賀子
Ⅱ - 235
他著
医師薬出版株式会社
授
業
回
数
別
教
育
内
教
育
実
習
前
教育実習事前訪問
オリエンテーション
研究課題の設定
事前指導
1
日
目
教育実習オリエンテーション
教育施設学校教職員への挨拶・紹介
教育実習内容・教育実習目標・諸注意等
研究課題について
研究授業について
2
日
目
教育内容は出身義務教育小学校の教育実習計画によって行う。
3
日
目
教育内容は出身義務教育小学校の教育実習計画によって行う。
4
日
目
教育内容は出身義務教育小学校の教育実習計画によって行う。
5
日
目
教育内容は出身義務教育小学校の教育実習計画によって行う。
Ⅱ - 236
容
平
科目名
成
教職実践演習
23
年
度
授業回数
15
教
単位数
育
計
2
画
担当教員
尾崎聡
三宅由紀子
福野裕美
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):授業のオリエンテーション時に説明
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
育
方
教育目標:
これまでの授業や実習等を通じた学びを振り返り、「栄養教諭」になるうえで自身の課題
を自覚し、不足している知識・技能を補い定着を図ることによって、教職生活を円滑にスタ
ートできる力を身につけることを目標とする。
教員として求められる 4 つの事項、①使命感や責任感、教育的愛情等に関する事項、②社
会性や対人関係能力に関する事項、③幼児児童生徒理解や学級経営等に関する事項、④教科
等の指導力に関する事項をテーマとする。
学生の学習成果:
専門的学習成果として、上記の 4 つの事項について知識や能力を修得し、教職に就く意識
を高める。汎用的学習成果としては、課題発見力、チームワーク力、教師としてふさわしい
言動や礼儀作法を身につける。
授
業
の
進
め
方
(講義・演習・実験・実習・実技)
・教職に関する科目、栄養に係る教育に関する科目担当者が連携し、オムニバス形式
で進める。
・教員として求められる 4 つの事項について、講義やグループ討議・模擬実践・事例
研究などを組み合わせて総合的に学ぶ。また、小学校教諭経験者及び栄養教諭によ
る講演・ディスカッションを実施する。
予
習
・
復
習
1 回の授業に対して予習・復習が義務付けられる。その内容については、毎回の授業で
課題を示す。
テ
キ
ス
ト
定めない。
法
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
学習成果:
①教育者としての使命感や責任感を持ち、常に子どもから学び、共に成長しようとする姿勢
を身につけている。
②他の教職員や保護者、地域との関係を構築するための社会性や対人関係力を身につけてい
る。
③児童生徒理解の姿勢を持ち、学級経営の力量の基礎を修得している。
④食に関する指導力の基礎を有し、板書や話し方、表情など、授業を行う上での基礎的な表
現力を身につけている。
学習評価は、レポート(20%)、模擬授業(40%)、討議記録(グループ討議・ロールプ
レイ)(40%)により実施する。遅刻や無断欠席、あるいは受講態度に問題があった者は、
場合に応じて減点 5 とする。
参考図書等
適宜、授業内容に合わせて紹介・配布する。
Ⅱ - 237
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
<オリエンテーション>
授業の進め方、学習評価方法の説明
2
回
講義・グループ討論「栄養教諭の役割・職務内容および児童生徒に対する責任等について」
(学習成果①)
【課題】討議記録の作成
3
回
グループ討議「社会性、組織の一員としての自覚、保護者・地域関係者との人間関係の構築
について」(学習成果②)
【課題】討議記録の作成
4
回
小学校教諭経験者講演・グループ討議「児童生徒理解と学級経営について」(学習成果③)
【課題】講演レポート作成
5
回
グループ討議「他の教科・道徳など教員間の協力について」(学習成果②・③)
【課題】討議記録の作成
6
回
事例発表・グループ討議「栄養教育実習で学んだ学校給食管理の事例・比較検討」(学習成
果①)
【課題】討議記録の作成
7
回
栄養教諭講演・グループ討議「児童生徒の栄養に関する諸問題及び食に関する指導につい
て」(学習成果③・④)
【課題】講演レポート作成
8
回
ロールプレイング・グループ討議「食物アレルギーなど特別な配慮を必要とする児童生徒へ
の指導・家庭との連携・保護者面談について」(学習成果②・③)
【課題】討議記録の作成
Ⅱ - 238
9
回
グループ討議「学級活動・学級経営と食に関する学校行事について」(学習成果③)
【課題】討議記録の作成
10
回
模擬授業(指導)「給食の時間における食に関する指導」(学習成果④)
【課題】小レポート作成
11
回
グループ討議「模擬授業(指導)の検証」(学習成果④)
【課題】討議記録の作成
12
回
事例研究「学校給食の教材活用の事例研究」(学習成果④)
【課題】指導案の作成
13
回
グループ討議「食に関する指導・児童生徒の栄養指導及び管理」(学習成果④)
【課題】討議記録の作成
14
回
発表・グループ討議「栄養教諭としての自己課題・食を通して児童生徒の心身の発達・成長を
支援する栄養教諭となるために」(学習成果①・②・③)
【課題】討議記録の作成
15
回
まとめ「栄養教諭としての資質・能力の確認」
【課題】発表資料の作成
Ⅱ - 239
平
科目名
成
生涯学習概論(司書)
23
年
度
授業回数
8
教
単位数
育
計
1
画
担当教員
福野
裕美
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教育目標:
生涯学習は、学校教育や社会教育における学習を含めた大きな広がりを持つ概念である。
本講義では、生涯学習に関する以下の項目について基本的な知識を身につける。
・生涯学習の理念と歴史
・わが国における生涯学習の現状と課題
・生涯学習社会における発達課題
・生涯学習社会における様々な学習施設・機会の意義と役割
学生の学習成果:
専門的学習成果としては、上記の基礎的知識を修得する。汎用的学習成果としては、①コ
ミュニケーション能力、②社会教育に携わることを志す者として自ら主体的に学ぶ姿勢や態
度を涵養する。
(講義・演習・実験・実習・実技)
教
授
業
の
進
め
方
・主として講義形式で行うが、受講生の興味関心に応じて、グループディスカッショ
ンなどの活動を行うこともある。
・受講者の理解を促進させるため、小テスト、課題を課す。
予
習
・
復
習
毎授業ごとに復習を求める。その場合、レポートとする場合がある。
テ
キ
ス
ト
特に定めない
育
方
法
成
績
評
価
の
方
法
注
意
事
項
達成基準:以下の 5 つの項目について、同等の比重をかけて評価する。
①生涯学習の概念について理解する。
②生涯学習政策の歴史について理解する。
③わが国の生涯学習の現状や課題を認識する。
④生涯学習の観点から、図書館を始めとする生涯学習施設や学校開放の在り方について考え
る。
⑤他者の異なる視点からの意見も考慮した上で、自分の意見を表明することができる。
学習評価は、試験(60%)、小テスト・課題(40%)によって行う。課題は授業中に提示
する。なお、遅刻 2 回につき欠席 1 回とみなし、欠席 1 回につき減点 1 とする。また、授業態
度に問題があった者も場合に応じて減点の対象とする。
参考図書等
授業中に適宜紹介する。
Ⅲ - 1
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
オリエンテーション
授業概要と評価方法、本講義のルールの説明
生涯学習とは何か
2
回
生涯学習とは何か、今なぜ生涯学習がクローズアップされるのか
生涯学習が提唱され、定着する過程を押さえ、生涯学習の基本的な考え方を理解する。
【復習】配布プリント
3
回
4
回
社会変化と生涯学習
高度情報化、少子高齢化、国際化、男女共同参画など、様々に特徴づけられる今日の社会
において生涯学習がどのような意味を持つのかを考える。
【復習】配布プリント
生涯学習と社会教育の歴史
わが国の生涯学習に関する政策や議論を、各種答申の内容を押さえながら理解する。
5
回
生涯学習を支える学習機会∼図書館∼
生涯学習という観点から、今後求められる図書館の役割や意義について考える。
【復習】配布プリント
6
回
生涯学習と学校教育
生涯学習の考え方は、学校の伝統的な観点、役割の転換を要請する。生涯学習の考え方に
基づいた学校(初等・中等学校)の在り方や役割について考える。
7
回
生涯学習の方法・形態
学校教育を離れた成人をも含んだ生涯学習の方法にはどのような特徴があるのか。ペダゴ
ジーとアンドラゴジーの対比に注目しながら考える。また、参加型学習についても学ぶ。
【復習】配布プリント
8
回
試験対策
Ⅲ - 2
平
科目名
図書館概論
成
23
年
度
授業回数
15
教
育
単位数
計
2
画
担当教員
石 田 常 亜
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):M棟408(420―2666)
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教育目標:
図書館の機能や、社会における意義や役割について理解を図り、図書館の歴史と現状、館種
別図書館と利用者ニーズ、図書館職員の役割と資格、類縁機関との関係、今後の課題と展望
等の基本を解説する。
学生の学習成果:
よく利用している近くの公共図書館、本学あるいは他の大学図書館の見学や、利用を体験し
ながら、図書館についての理解を深める。
(講義・演習・実験・実習・実技)
テキスト及び適宜作成したプリント、資料により進める。
教
授
業
の
進
め
方
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
授業の冒頭、前回の講義内容を復唱しながら、新しい講義へと進む。
塩見
昇「図書館概論」(新訂版)日本図書館協会
全講義終了後、単位認定のための筆記試験を実施する。
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
参考図書等
日本図書館協会図書館政策特別委員会「公共図書館の任務と目標
本図書館協会
Ⅲ - 3
解説」
(改訂版増補)日
授
業
回
数
別
教
育
1
回
・「図書館学の科目」に関する、各科目授業の進め方について
・図書館法の概要、法的基盤について
2
回
・館種別図書館の現状と動向について
3
回
・図書館の基本要素と機能
(1)図書館資料、予算
4
回
・図書館の基本要素と機能
(2)図書館職員 (3)図書館施設
5
回
・図書館の歴史:日本、外国
6
回
・図書館に関する諸基準:日本、外国
7
回
・図書館の理念
(1)図書館の自由に関する宣言
8
回
・図書館の理念
(2)図書館長の倫理綱領
9
回
・公共図書館の成立と展開
・公立(共)図書館の任務と目標
Ⅲ - 4
内
容
10
回
・地域の中の公共図書館、文庫活動
11
回
・類縁図書館とのネットワーク
(1)学校図書館
12
回
・類縁図書館とのネットワーク
(2)大学図書館 (3)専門図書館
13
回
・国立国会図書館との連携
14
回
・図書館職員の役割、資格
15
回
・図書館の今後の課題、電子図書館
(4)その他
Ⅲ - 5
平
科目名
図書館経営論
成
23
年
度
授業回数
8
教
育
単位数
計
1
画
担当教員
石 田 常 亜
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):M棟408(420―2666)
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教育目標:
図書館に関する法律、関連する領域の法律、図書館政策について解説するとともに、図書館
経営の考え方、職員や施設等の経営資源、サービス計画、予算の確保、調査と評価、管理形
態について解説する。
学生の学習成果:
よく利用している近くの公共図書館、本学あるいは他の大学図書館の見学や利用を体験しな
がら、その図書館の経営分析を行ってみて、図書館についての理解を深める。
(講義・演習・実験・実習・実技)
テキスト、及び適宜作成したプリント、資料により進める。
教
授
業
の
進
め
方
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
授業の冒頭、前回の講義内容を復唱しながら、新しい講義へ進む。
日本図書館協会図書館政策特別委員会「公共図書館の任務と目標
日本図書館協会
解説」
(改訂版増補)
全講義終了後、単位認定のための筆記試験を実施する。
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
参考図書等
日本図書館協会町村図書館活動推進委員会「図書館による町村ルネッサンス
1」日本図書館協会
Ⅲ - 6
Lプラン2
授
業
回
数
別
教
育
1
回
・図書館法(逐条解説)
2
回
・館種別図書館に関する法令概説
・図書館法以外の図書館関連施設法令
3
回
・市町村図書館の経営の現状と課題
4
回
・都道府県立図書館経営の現状と課題
5
回
・学校図書館、専門図書館、その他の図書館の現状と課題
6
回
・図書館の三(四)大要素のあり方
7
回
・図書館のサービス計画、評価
8
回
・図書館の管理運営形態、委託問題、ボランティア等
Ⅲ - 7
内
容
平
科目名
成
図書館サービス論
23
年
度
授業回数
15
教
育
単位数
計
2
画
担当教員
石 田 常 亜
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):M棟408(420―2666)
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教育目標:
図書館サービスの考え方と構造の理解を図り、資料提供、情報提供、連携・協力、課題解決
支援、障害者、高齢者、多文化サービス等の各種サービス、著作権、接遇、コミュニケーシ
ョン等の基本を解説する。
学生の学習成果:
よく利用している近くの公共図書館、本学あるいは他の大学図書館における図書館サービス
の現状を分析し、理解を深める。
(講義・演習・実験・実習・実技)
テキストおよび適宜作成したプリント、資料により進める。
教
授
業
の
進
め
方
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
授業の冒頭、前回の講義内容を復唱しながら、新しい講義へと進む。
小田光宏「図書館サービス論」日本図書館協会
全講義終了後、単位認定のための筆記試験を実施する。
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
参考図書等
日本図書館協会「図書館ハンドブック」
(第6版)日本図書館協会
Ⅲ - 8
授
業
回
数
別
1
回
・図書館サービスの考え方と構造
2
回
・図書館サービスの種類
3
回
・来館者への回覧サービスの基本
4
回
・閲覧サービスのための利用空間の整備
5
回
・資料提供サービスの展開
6
回
・情報提供サービスの展開
7
回
・館外貸し出しサービスの基本
8
回
・図書館間利用サービスの展開
9
回
・利用相談、レファレンスサービスの基本
・外部資源の利用
Ⅲ - 9
教
育
内
容
10
回
・利用者個人情報の対応
11
回
・利用者対応サービスの様態
(1)児童サービス (2)ヤングアダルトサービス
12
回
・利用者対応サービスの様態
(4)障害者サービス (5)多文化サービス
13
回
・図書館を取り巻く多様な文化サービス
14
回
・複写サービスにおける著作権の遵守
15
回
・図書館サービスの中での危機管理対策
Ⅲ - 10
(3)高齢者サービス
(6)その他
平
科目名
成
情報サービス概説
23
年
度
授業回数
15
教
単位数
育
計
2
画
担当教員
石 田 常 亜
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):M棟408(420―2666)
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教育目標:
図書館における情報サービスの意義を明らかにし、レファレンス・サービス、情報検索サー
ビス等のサービス方法、参考図書、データベース等の情報源、図書館利用教育、発信型情報
サービス等の新しいサービスについて解説する。
学生の学習成果:
よく利用している近くの公共図書館、本学あるいは他の大学図書館における情報サービスの
実態、現状を分析し、情報サービスのおり方について理解を深める。
(講義・演習・実験・実習・実技)
テキスト及び適宜作成したプリント、資料により進める。
教
授
業
の
進
め
方
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
授業の冒頭、前回の講義内容を復唱しながら、新しい講義へと進む。
小田光宏「情報サービス概説」日本図書館協会
全講義終了後、単位認定のための筆記試験を実施する
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
参考図書等
日本図書館協会「図書館ハンドブック」
(第6版)日本図書館協会
Ⅲ - 11
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
・情報化社会における情報サービスの現状
2
回
・図書館における情報サービスの意義と種類
3
回
・レファレンス・サービスの種類
(1)一次的サービス
4
回
・レファレンス・サービスの種類
(2)二次的サービス
5
回
・レファレンス・サービスのサービス体制:レファレンサー、インタビュー
6
回
・レファレンス・サービスツールの整備:印刷メディア、電子メディア
7
回
・各種情報源の特質と利用法
(1)印刷メディア(a)
8
回
・各種情報源の特質と利用法
(2)印刷メディア(b)
9
回
・各種情報源の特質と利用法
(3)電子メディア
Ⅲ - 12
10
回
・事実検索の情報源
11
回
・文献検索の情報源
12
回
・情報源の構築、組織化
(1)既刊出版物
13
回
・情報源の構築、組織化
(2)自館製情報源
14
回
・インターネット上の情報源の利用
15
回
・情報リテラシー
・情報倫理(ネチケット)
Ⅲ - 13
平
科目名
成
23
レフアレンスサービス演習
年
度
授業回数
教
15
育
単位数
計
1
画
担当教員
石 田 常 亜
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):M棟408(420―2666)
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教育目標:
情報サービスの設計から評価に至る各種の業務、レファレンス・ツールの評価、利用者の
質問に対するレファアレンス・サービスと情報検索サービス、積極的な発信型情報サービ
スの演習を通して、実践的は能力の把握の仕方について解説する。
学生の学習成果:
よく利用している近くの公共図書館、本学あるいは他の大学図書館で実施されている情報
サービスの実態を分析し、サービスのあり方について理解を深める。
(講義・演習・実験・実習・実技)
テキスト及び適宜作成したプリント、資料を利用、本学図書館を演習の場として進
める。
教
授
業
の
進
め
方
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
授業の冒頭、前回の講義内容を復唱しながら、新しい講義へと進む。
大串夏身「レファレンス・サービス演習」日本図書館協会
全講義終了後、学生の学習成果を評価するための筆記試験を実施する。
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
参考図書等
小田光宏「情報サービス概説」日本図書館協会
Ⅲ - 14
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
・前期授業「情報サービス概説」の演習編であることの説明、及び演習の内容を解説
2
回
・映像により、公共図書館でのレフアレンス・サービスの現場の認識・理解(1)
3
回
・映像により、公共図書館でのレファレンス・サービスの現場の認識・理解(2)
4
回
・レファレンス・ツールの種類と評価のポイント(1)
5
回
・レファレンス・ツールの種類と評価のポイント(2)
6
回
・本学図書館を使って、教員があらかじめ準備した本学所蔵の図書リストに基いた、レフア
レンス・ツールの評価演習(1)
7
回
・本学図書館を使って、教員があらかじめ準備した本学所蔵の図書リストに基いた、レフア
レンス・ツールの評価演習(2)
8
回
.前2回図書館で各自が行ったレファレンス・ツール評価結果の講評及びポイントを説明し、
評価方法について再認識させる。
9
回
・レフアレンス質問相談者の属性に合わせた、レフアレンス・インタビューの方法や進め方
を解説
Ⅲ - 15
10
回
・本学図書館を使って、教員があらかじめ準備したレファレンス質問の事例集に基いて、学
生がその回答作りを行う演習(1)
11
回
・本学図書館を使って、教員があらかじめ準備したレファレンス質問の事例集に基いて、学
生がその回答作りを行う演習(2)
12
回
・前2回図書館で行った、レファレンス質問に対する回答作りの講評及びポイントを解説し、
レファレンス回答のあり方を認識させる
13
回
・図書館自館製のインフオーメーション・ファイルの編成、組織化について
14
回
・学生各自に任意の課題を設定させて、それに関する二次資料目録の作成方法を説明
期限までにリストの提出を要請
15
回
・レファレンス・ワークで使用する各種文献情報の利用提供上、著作権遵守上注意すべきポ
イント、問題点を解説
Ⅲ - 16
平
科目名
成
情報検索演習
23
年
度
教
授業回数
15
単位数
質問受付の方法(e-mail、オフィスアワー等)
:
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
法
1
画
担当教員
正司
和彦
e-mail:[email protected]
学生の学習成果
教育目標に掲げた情報検索に関する知識および技術を獲得する。また、社会人・職業人
として必要となる自己管理力・倫理観を獲得する。
授
業
の
進
め
方
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
計
教育目標
図書館司書として必要な情報検索能力を育成するために、以下の知識と技術の形成を図
る。
1 図書館員に必要な情報検索に関する基礎理論と検索方法
2 ネットワーク上の様々な情報の中から適切な方法で情報を検索できる技術
3 さまざまなデータベースにアクセスし検索する技術
育
方
育
(講義、演習、実験、実技)
・情報検索における基礎知識の習得を目的に、テキストに沿って講義する
・オンライン、オフラインによる検索の演習を行う。
・演習では適宜課題を出し、検索能力の定着を図る。
・毎授業回前に「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。
・毎授業回に講義内容や演習の見直しやまとめの復習を求める
授業で予習・復習の実施度を確認する。
原田智子
他
『三訂
情報検索演習』
、樹村房
以下の項目についてその獲得度合いを評価する。
1 情報検索における基礎理論と検索の手順を理解している。
2 検索対象の特徴および検索システムについて理解している。
3 Web と Web ページ・サイトから必要な情報を検索することができる。
4 さまざまな情報源から適切な方法で情報検索できる。
上記 1 と 2 の理解度については同程度の比重をかける。
評価の実施は、上記1∼4の内容に関する学期末定期試験の結果と予習・復習の実施度
と上記1∼4についての演習課題の結果とを4:1:5の割合で評価点を出す。自己管理
力・倫理観については受講態度に問題がある旨の注意1回につき2点を、また欠席は1回
につき2点を評価点から減ずる。
注
意
事
項
Ⅲ - 17
授
1
回
業
回
数
別
教
育
内
容
オリエンテーション
・授業概要の説明
・学習成果、学習評価方法の説明
情報社会の進展と情報検索
復習:講義内容の要点整理と理解。
情報検索とは
2
回
予習:情報を検索する方法について調べる。
復習:テキストを見直して講義内容の要点を理解する。
情報検索の流れ
3
回
予習:テキストに目を通して,論理演算の概念(論理積,論理和,論理差)を理解しておく。
復習:テキストを見直して講義内容の要点を理解する。
演習:情報検索手順に関する課題
4
回
予習:テキストに目を通す。検索式を理解しておく。
復習:課題関連練習問題で復習し、検索式について理解を深める.
検索システムの仕組み
5
回
予習:テキストに目を通す。Webの仕組みと検索エンジンについて調べる。
復習:テキストを見直して講義内容の要点を理解する。
演習:検索エンジンの利用
6
回
予習:テキストに目を通す
復習:テキストを見直して講義内容の要点を理解する。課題関連練習問題で復習する。
演習:Web情報源の検索、リンク集の作り方
7
回
予習:テキストに目を通す
復習:テキストを見直して講義内容の要点を理解する。課題関連練習問題で復習する。
図書情報の探し方
8
回
予習:国立国会図書館について調べる。
復習:テキストを見直して講義内容の要点を理解する。課題関連練習問題で復習する。
Ⅲ - 18
授
業
回
数
別
教
育
内
容
演習:図書情報の検索
9
回
予習:国立情報学研究所、日本書籍総目録について調べる。
復習:課題関連練習問題で復習する。
雑誌記事情報の探し方
10
回
予習:国立国会図書館雑誌記事索引の利用方法を調べる
復習:テキストを見直して講義内容の要点を理解する。課題関連練習問題で復習する。
演習:雑誌記事情報の検索
11
回
予習:BIBLISについて調べる
復習:課題関連練習問題で復習する。
新聞記事情報の探し方
(検索課題)
12
回
予習:テキストに目を通す
復習:テキストを見直して講義内容の要点を理解する。課題関連練習問題で復習する。
辞書・辞典類での情報検索,人物・企業情報の検索
(検索課題)
13
回
予習:Webで辞書・百科事典を利用する方法について調べる。
復習:テキストを見直して講義内容の要点を理解する。課題関連練習問題で復習する。
法律・統計・情報の探し方
(検索課題)
14
回
予習:法律・統計・情報について調べる。
復習:テキストを見直して講義内容の要点を理解する。課題関連練習問題で復習する。
これまでの授業内容のまとめ
15
回
予習:テキストに目を通しこれまでの授業内容を整理する。
復習:15 回の授業内容の復讐
Ⅲ - 19
平
科目名
図書館資料論
成
23
年
度
授業回数
15
教
育
単位数
計
2
画
担当教員
石 田 常 亜
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):M棟408(420―2666)
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教育目標:
印刷資料、非印刷資料、電子資料とネットワーク情報資源からなる、各種図書館情報資源に
ついて、類型と特質、歴史、生産、流通、選択、収集、保存、その他図書館業務に必要な情
報資源に関する知識等の基本を解説する。
学生の学習成果:
よく利用している近くの公共図書館、本学あるいは他の大学図書館における図書館資料を分
析し、その図書館の資料構成の理解を深める。
(講義・演習・実験・実習・実技)
テキスト及び適宜作成したプリント、資料により進める。
教
授
業
の
進
め
方
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
授業の冒頭、前回の講義内容を復唱しながら、新しい講義へ進む。
馬場俊明「図書館資料論」日本図書館協会
全講義終了後、単位認定のための筆記試験を実施する。
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
参考図書等
日本図書館協会「図書館ハンドブック」
(第6版)日本図書館協会
Ⅲ - 20
授
業
回
数
別
教
1
回
・図書館資料の意義:印刷メディア、電子メディア
2
回
・図書館資料と知的自由
3
回
・図書館資料の類型
(1)印刷資料
4
回
・図書館資料の類型
(2)非印刷資料、電子資料
5
回
・資料特論
(1)灰色文献、政府刊行物、地域資料
6
回
・資料特論
(2)児童資料、障害者、高齢者資料、多文化資料
7
回
・出版物流通システム
8
回
・図書館資料の選択
9
回
・図書館資料の購入、収集
Ⅲ - 21
育
内
容
10
回
・図書館資料の受け入れ
11
回
・図書館資料の組織化、装備
12
回
・図書館資料の排架構成
13
回
・蔵書管理、蔵書評価、除籍、廃棄
14
回
・図書館資料の修理、保存
15
回
・図書館書庫管理
Ⅲ - 22
平
科目名
専門資料論
成
23
年
度
授業回数
8
教
育
単位数
計
1
画
担当教員
石 田 常 亜
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):M棟408(420―2666)
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教育目標:
人文科学、社会科学、自然科学・技術の各学問分野知識の構造と、関連文献資料との関係、
特性についての理解を図るため、代表的な資料群を例示しながら解説する。
学生の学習成果:
よく利用している近くの公共図書館、本学あるいは他の大学図書館、専門図書館の現状を分
析し、専門図書、図書館のあり方の理解を深める。
(講義・演習・実験・実習・実技)
テキスト及び適宜作成したプリント、資料により進める。
教
授
業
の
進
め
方
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
授業の冒頭、前回の講義内容について復唱しながら、新しい講義へ進む。
三浦逸雄・野末俊比古「専門資料論」日本図書館協会
全講義終了後、単位認定のための筆記試験を実施する。
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
参考図書等
馬場俊明「図書館資料論」日本図書館協会
日本図書館協会「図書館ハンドブック」
(第6版)日本図書館協会
Ⅲ - 23
授
業
回
数
別
教
1
回
・専門資料の定義:発生源、構造、流通、種類
2
回
・人文科学分野の情報、資料の特性
(1)印刷メディア
3
回
・人文科学分野の情報、資料の特性
(2)電子メディア
4
回
・社会科学分野の情報、資料の特性
(1)印刷メディア
5
回
・社会科学分野の情報、資料の特性
(2)電子メディア
6
回
・自然科学・技術分野の情報、資料の特性
(1)印刷メディア
7
回
・自然科学・技術分野の情報、資料の特性
(2)特許資料、電子ジャーナル
8
回
・法令・判例情報、統計情報、医学情報、その他
Ⅲ - 24
育
内
容
平
科目名
資料組織概説
成
23
年
度
授業回数
15
教
育
単位数
計
2
画
担当教員
石 田 常 亜
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):M棟408(420―2666)
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教育目標:
印刷資料、非印刷資料、電子資料とネットワーク情報資源からなる図書館情報資源の組織化
の理論と技術について、書誌コントロール、書誌記述法、主題分析、メタデータ、書誌デー
タの活用方法等を解説する。
学生の学習成果:
よく利用している近くの公共図書館、本学あるいは他の大学図書館における資料組織の現状
を分析し、組織化の理解を深める。
(講義・演習・実験・実習・実技)
テキスト及び、適宜作成したプリント、資料により進める。
教
授
業
の
進
め
方
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
授業の冒頭、前回の講義内容を復唱しながら、新しい講義へと進む。
柴田正美「資料組織概説」日本図書館協会
全講義終了後、単位認定のための筆記試験を実施する。
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
参考図書等
日本図書館協会「日本十進分類法」(新訂9版)日本図書館協会
日本図書館協会「日本目録規則 1987年版改訂3版」日本図書館協会
Ⅲ - 25
授
業
回
数
1
回
・資料組織の意義と理論
2
回
・書誌コントロールのお定義、標準化
3
回
・書誌情報の作成、流通、分類の歴史
4
回
・コンピュータによる目録作成
5
回
・記述目録法の基礎
6
回
・目録記述の単位、順序
7
回
・目録記述作成の実際
(1)基本型
8
回
・目録記述作成の実際
(2)タイトル、著者、版表示
9
回
・目録記述作成の実際
(3)出版、形態、シリーズ
別
Ⅲ - 26
教
育
内
容
10
回
・目録記述作成の実際
(4)注記、レコード、標目
11
回
・目録記述作成の実際
(5)主題分類、件名
12
回
・主題分析と分類法
(1)書架分類、書誌分類
13
回
・主題分析と分類法
(2)日本十進分類法(a)
14
回
・主題分析と分類法
(3)日本十進分類法(b)
15
回
・図書記号法、コンピュータ目録作成(OPAC)
Ⅲ - 27
平
科目名
資料組織演習
成
23
年
度
授業回数
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
30
教
育
単位数
計
2
画
担当教員
M棟408(420―2666)
教育目標:
多様な情報資源に関する書誌データの作成、主題分析、分類作業、統制語彙の適用、メタデ
ータの作成等の演習を通して、情報資源組織業務について、実践的な能力を養成する。
学生の学習成果:
よく利用している近くの公共図書館、本学あるいは他の大学図書館における資料組織化の現
状を分析し、その理解を深める。
(講義・演習・実験・実習・実技)
教
授
業
の
進
め
方
テキスト及び、適宜作成したプリント、資料により進める。
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
授業の冒頭、前回の講義内容を復唱しながら、新しい講義へと進む。
古田憲一「資料組織演習」日本図書館協会
全講義終了後、単位認定のための筆記試験を実施する。
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
石 田 常 亜
参考図書等
日本図書館協会「日本十進分類法」(新訂9版)日本図書館協会
日本図書館協会「日本目録規則 1987年版改訂3版」日本図書館協会
Ⅲ - 28
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
・資料組織演習の概要
・書誌ユーティリティーの解説
2
回
・単行資料の記述
(1)目録記述に関する総則
3
回
・単行資料の記述
(2)各言語事項の記述
(a)タイトルと責任表示、判、資料の特性、出版・頒布等
4
回
・単行資料の記述
(2)各言語事項の記述
(b)形態、シリーズ、注記、標準番号
5
回
・各種資料の記述
録音資料、映像資料、地図資料、マイクロ資料、電子資料、その他の資料
6
回
・継続資料の記述・標目および排列
(1)記述通則
(2)各書誌事項の記述 (a)タイトルと責任表示
7
回
・継続資料の記述
(2)各書誌事項の記述
(b)出版、頒布等、形態、所蔵事項
8
回
・各種資料の記述
集合レベル、単行レベル、構成レベルの記録
9
回
・目標及び配列
(1)目標総則及びタイトル標目、著者標目
・目録法解説
Ⅲ - 29
・OPAC利用の解説
10
回
・目標及び配列
(2)件名標目、分類標目
11
回
・目標及び配列
(3)典拠ファイル、排列
12
回
・各資料記述の例題問題
(1)テキスト中より約30例
13
回
・各資料記述の例題問題
(1)テキスト中より約30例
14
回
・主題の分析
主題分析とその表示方法
15
回
・件名標目表による件名作業
(1)件名標目表の概略、階層構造の詳細、その必要性、利用法
16
回
・件名標目表による件名作業
(2)細目の使い方、件名規程
17
回
・件名標目表による件名作業
(3)件名作業の演習
18
回
・NⅮC「日本十進分類法」による分類作業
(1)NⅮC(日本十進分類法)の構成
(a)主表、補助表、相関索引の使い方
Ⅲ - 30
19
回
・NⅮC「日本十進分類法」による分類作業
(1)NⅮC(日本十進分類法)の構成
(b)形式区分、地理区分、海洋区分
20
回
・NⅮC「日本十進分類法」による分類作業
(1)NⅮC(日本十進分類法)の構成
(c)言語区分、言語共通区分、文学共通区分
21
回
・分類記号付与の実際 分類規程
(1)分類記号の付与
分類規程(a)
22
回
・分類記号付与の実際 分類規程
(1)分類記号の付与
分類規程(b)、分類規程(c)
23
回
・分類記号付与の実際 分類別
(1)人文科学 (a)歴史、伝記、地理
24
回
・分類記号付与の実際 分類別
(1)人文科学 (b)哲学、宗教、芸術
25
回
・分類記号付与の実際 分類別
(1)人文科学 (c)言語、文学
26
回
・分類記号付与の実際 分類別
(2)社会科学 (a)政治、法律、経済
27
回
・分類記号付与の実際 分類別
(2)社会科学 (a)政治、法律、経済
(3)自然科学 (a)技術
Ⅲ - 31
28
回
・分類記号付与の実際 分類別
(3)自然科学 (b)産業、(4)総記
29
回
・分類記号付与の実際
(5)総合演習問題
分類別
(a)
30
回
・分類記号付与の実際 分類別
(5)総合演習問題 (b)
、図書記号、別置記号の付与
・コンピュータ目録 目録作成、オリジナル目録作成
Ⅲ - 32
平
科目名
成
児童サービス論
質問受付の方法:
23
年
度
授業回数
教
8
携帯電話 080-6236-8366
育
単位数
計
1
画
担当教員
浦上とし子
e-mail:[email protected]
教育目標:
乳・幼児期から少年期にかけて、限りない可能性に向かって心身ともにたくましく成長してい
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
く時期に、論理的思考に支えられた豊かな人間性を養うため図書館の児童サービスが果たす役割
はきわめて大きく、図書館の三つの重点目標の一つに上げられている。
この児童サービスについて、広い視野に立った意義・目的を踏まえながら、実践力につながる
具体的な内容に関わる次の4点を主な目標とする。
① 児童の発達段階とそれぞれの段階に応じた絵本・お話が果たす役割について理解する。
② 選書のための基礎知識と、優れた絵本・児童文学を知る。
③ 児童と本を結ぶサービスの実際を体験を通して理解する。
④ 読み聞かせの基本技能を修得する。
学生の学習成果:
専門的学習成果として、教育目標に掲げる4点に関する知識・技能を修得する。
汎用的学習成果として、より知識を広げていこうという意識を涵養する
教
育
方
法
授
業
の
進
め
方
予
習
・
復
習
(講義・演習・実験・実習・実技)
・ 第1∼6回は、講義を中心にして進めるが、単元ごとに、実演等により具体的・実践
的な理解を促す時間を設ける。
・ 第7回では、読み聞かせの実習を行う。
・ 授業前に、「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。
・ 授業後に、「授業回数別教育内容」に記された復習を求める。
ス テ ・ 堀川照代編著/JLA 図書館情報学テキストシリーズ 11『児童サービス論
トキ
日本図書館協会、1998年
新訂版』
以下の4点の学習成果について、その獲得度合いを量的に評価し、おおよその配点を「①:②:
学
習
評
価
③:④:⑤=10:40:20:20:10」とする。
①
児童サ‐ビスの概要・意義目的を理解している。
(→試験)
②
児童の発達段階と、それぞれの段階に応じた絵本・お話が果たす役割について理解して
いる。(→試験)
③
基本的な選書の基準を理解している。(→試験)
方
④
児童と本を結ぶ様々な方法について理解している。(→試験)
法
⑤
自分で本を選び練習をして、読み聞かせができる。
の
評価は、試験・実習・課題の結果を総合して実施する。
なお、課題は授業毎に提出させ未提出の場合は10点減点する(欠席も同様)。
参考図書等
注
意
事
項
・ 佐々木宏子著「絵本と想像性」高文堂出版
1989
・ 佐々木宏子著「絵本は赤ちゃんから」新曜社
・ 松居直著「わたしの絵本論」国土社
2006
1981
・ 岡本夏木「子どもとことば」岩波新書
1982
・ 脇明子「読む力は生きる力」岩波書店
2005
・ 日本子どもの本研究会編「子どもの発達と読書の楽しさ」国土社
Ⅲ - 33
1986
授

1
回
2
回

読み聞かせの実演

児童資料の類型

発達段階に合わせた児童サ‐ビス1‐1
・

乳児期の子どものための読み聞かせ実演
・
乳児期の子どものための児童資料
容
発達段階に合わせた児童サ‐ビス2‐1
幼児期の子どものへの働きかけと環境整備
発達段階に合わせた児童サ‐ビス2‐2
・
幼児期の子どものための読み聞かせ実演
・
幼児期の子どものための児童資料
発達段階に合わせた児童サ‐ビス3‐1
小学校低・中・高学年の子どもへの働きかけと環境整備
発達段階に合わせた児童サ‐ビス3‐2
・
小学校低・中・高学年の子どものための読み聞かせとブックトーク
・
小学校中・高学年の子どものための児童資料
発達段階に合わせた児童サ‐ビス4
・
Y.A(中高生)への働きかけと環境整備
・
Y.A(中高生)のための児童資料

発達段階に合わせた児童サ‐ビスのまとめ

児童サービスの方法・技術1
・
おはなしの会のもち方
・
紙芝居の演じ方

児童サービスの方法・技術2

・ その他
読み聞かせ実習1
・ 絵本探し

読み聞かせ実習 2
・
・
8
回
内
乳児期の子どもへの働きかけと環境整備
・
・

育
発達段階に合わせた児童サ‐ビス1‐2
・

教
講義内容の説明・評定の仕方
児童サービスの歴史
5
回
7
回
別
児童サービスの意義・目的

6
回
数


4
回
回


3
回
業
読み聞かせの練習
読み聞かせの実施

ストーリーテリングの実際

総括
Ⅲ - 34
平
科目名
成
図書及び図書館史
23
年
度
授業回数
8
教
育
単位数
計
1
画
担当教員
石 田 常 亜
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):M棟408(420―2666)
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教育目標:
情報の発生、文字の歴史、図書の形態、写本、印刷、普及、流通、電子出版等の歴史的展開、
併せて印刷メディアの保存、蓄積場所としての図書館の発生、展開、今後について解説する。
学生の学習成果:
文化の伝承機関である図書館、及び各種の類縁機関としての文書館、博物館等を見学、研修
しながらその収蔵物、歴史についての理解を深めさせる。
(講義・演習・実験・実習・実技)
テキスト及び適宜作成したプリント、資料により進める。
教
授
業
の
進
め
方
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
授業の冒頭、前回の講義内容を復唱しながら、新しい講義へと進む。
小黒浩司「図書及び図書館史」日本図書館協会
全講義終了後、単位認定のための筆記試験を実施する。
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
参考図書等
日本図書館協会「図書館ハンドブック」
(第6版)日本図書館協会
藤野幸雄「世界の図書館百科」日外アソシエーツ
Ⅲ - 35
授
業
回
数
別
教
育
内
1
回
・古代の文字、記録類、文庫の歴史
2
回
・中世の記録物、図書館の歴史
3
回
・近世の印刷術、図書館の歴史
4
回
・近代の図書館の歴史
5
回
・外国の図書館の歴史:ヨーロッパ、アメリカ、中国、韓国等
6
回
・日本の古代、中世の古記録、図書館の歴史
7
回
・日本の近世、近代図書館の歴史、国立国会図書館の歴史
8
回
・今後の図書、図書館、電子図書館
Ⅲ - 36
容
平
科目名
成
23
年
コミュニケーション論(司書)
度
教
授業回数
育
8
計
単位数
画
1
担当教員
尾崎聡
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
学
生
学
習
成
果
【教育目標】
この授業は司書科目であるので図書館など生涯学習の場に注目したコミュニケーション論とする。
すなわち公共サービスにおける一般市民・老若男女への接遇場面を想定して、社会常識・礼儀や
幅広い教養を念頭におきつつ、コミュニケーション行為について幅広く学ぶことを目標とする。
【学生の学習成果】
専門的学習成果:生涯学習にたずさわる者として、公共サービス場面で生じる一般市民・老若男女
への接遇においては社会常識・礼儀や幅広い教養が重要であるということが理解できている
汎用的学習成果:社会人、職業人として生きていくうえでの「信念・意見・価値観・態度)
授
業
教
育
進
方
(講義・演習・実験・実習・実技)
担当教員が準備し、進行させていく講義であるが、図書館司書資格に特化された受講者な
ので古典的な博物学のようなものから現代的な情報学のようなものにいたるまで幅広い教養
形成も要求される。人文∼社会∼自然諸科学まで多様なメディアを教材にしながらコミュニケ
ーション論の諸概念を明らかにしていく。
方 復 予 1 回の授業に対して予習・復習が義務付けられる。その内容については毎回の授業でポイン
習 習 トを示す
法
特にテキストは指定しないが、毎回参考資料をプリントで配布する。
学
習
評
価
方
法
注
意
事
項
【達成基準】
① 生涯学習における公共サービス場面では一般市民・老若男女への接遇が日常的に生じるの
で、社会常識・礼儀や幅広い教養が重要であるということが理解できている。
② 生涯学習の場におけるコミュニケーション能力の基盤を形成するには、人間性尊重の態度に加
えて、学びの世界全般に対する真摯で幅広い関心、自己研鑽へのたゆまぬ努力と意欲が重要
であるということが理解できている。
以上を試験における解答、論述で証明すること。論述は以下の観点から採点する
1.生涯学習性(すなわち学習と教育の視点、主体性と社会性)
題材の選び方・題材の切り口(秀逸・良し・普通・やや不満・不満)。
記述内容(秀逸・良し・普通・やや不満・不満)。
2.人間学性(すなわち自己理解と他者理解の視点、自己の形成と客観世界の形成)
題材の選び方、題材の切り口(秀逸・良し・普通・やや不満・不満)
記述内容(秀逸・良し・普通・やや不満・不満)。
【評価方法】
筆記試験(用語や概念を説明する問題、人文∼社会∼自然諸科学にわたる幅広い世界あるいは
多様なメディアへの関心を披露してもらう 1,000 字程度の論述問題を含む)。配点 90%
提出物(試験前に受講者各自のコミュニケーション論(司書)への興味関心の発達度を確認する)。
配点 10%
欠席回数 (‐4)点
参考図書は各回ごとに指示する
Ⅲ - 37
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
■ガイダンス
■授業テーマ 社会教育施設とコミュニケーション
■授業内容 様々な利用者と要求される様々な接遇マナー、パブリックな空間としての図書館、要
求される市民応対
【参考資料・映像】『耳をすませば』(ある図書館マンの生活、主人公の父は図書館マン月島靖也、
飲食スペースなど都会の図書館の風景、、手書きカードからコンピュータ登録管理の時代へ、)
2
回
■授業テーマ 現代の図書館(コンピュータ革命・インターネット革命以後の図書館)とコミュニケー
ション
■授業内容 様々な図書館、現代図書館が扱う情報・メディア、電子メディアは本当には半永久的
に保存され、汎用なのか
【参考映像】爆問学問『国立国会図書館』
3
回
■コンピュータ革命以後の図書館・博物館コミュニケーション論
■授業テーマ 利用者からの検索依頼と対応
■授業内容 膨大な資料をデータベース化せよ(コンピュータは計算機か、検索機か)。
【参考文献】梅棹忠夫『博物館と情報』(中公新書)、『知的生産の技術』(岩波新書
【参考映像】『明智少年の事件簿(金田一少年の事件簿より)』1980 年代、またパソコンが一家に 1
台、一人 1 台ではなかった頃、学校備品の Mac はあこがれの的であった。Mac を軽々と使いこな
し、プログラムも書換える 天才 明智少年に注目(今では天才でも何でもないこと、情報の技術と成
果享受は民主化されていった)。
4
回
■授業テーマ コンピュータ革命・インターネット革命以後の職務環境とコミュニケーション論(現代
の特徴は、王侯貴族・特権階級だけでなく庶民までが最高レベルの技術と知識を享受できることで
ある。)
■授業内容 ビジネス用OS、コンピューターソフト誕生の物語
【参考文献】『電子立国 日本の自叙伝』『新・電子立国』(NHK 出版)
【参考映像】授業中の居眠りによってパソコン用表計算ソフトを夢想した男、ブルックリン
5
回
■授業テーマ シリーズ「名著・名作でみるコミュニケーション論」①
■授業内容 コミュニケーションの重要な単位 家族 の絆 家族の民族性とメディア
【参考映像】『ある愛の詩』(イギリス系アメリカ人の青年と、イタリア系アメリカ人の女性の恋愛物語
だが、両者の社会・経済的地位、宗教、家族愛のあり方の違いに注目) 監督アーサー・ヒラー:
1970,映画『ある愛の詩』,アメリカ,CIC 配給、ライアン・オニール Ryan O'Neal アリ・マッグロー
Ali MacGraw
【参考文献】越智道雄:1998、『ワスプ(WASP)』,中公新書
6
回
■授業テーマ シリーズ「名著・名作でみるコミュニケーション論」②
■授業内容 コミュニケーションの重要な単位 家族 の歴史 戦後日本の家族とメディア
【参考文献・映像】TVドラマ『ありがとう』『肝っ玉かあさん』 『時間ですよ』『寺内貫太郎一家』
『北の国から』(高度成長∼昭和元禄∼昭和の終焉∼平成 とホームドラマは常に世相を反映し、
時代ごとの家族を描いている)。
Ⅲ - 38
7
回
■授業テーマ シリーズ「名著・名作でみるコミュニケーション論」③
■授業内容 メディアで見る異文化コミュニケーション
フロンティアの異文化にあこがれた 19 世紀のアメリカ軍人 ジョン・ダンバー中尉の物語
【参考映像】監督ケヴィン・コスナー Kevin Costner:1990,映画『ダンス・ウィズ・ウルブズ』,アメリ
カ,ケヴィン・コスナー Kevin Costner,東宝配給。「フロンティアを見てみたい。消えてしまわないう
ちに 」。まだフロンティアがロッキー山脈の手前にあった頃、『ダンス・ウィズ・ウルブズ』の主人公
ジョン・ダンバー中尉は最前線の砦行きを志願した。当時としては風変わりな人物かもしれないが、
現代における異文化理解を先取りした人間である。
8
回
■授業テーマ シリーズ「名著・名作でみるコミュニケーション論」④
■授業内容 メディアで見る異文化コミュニケーション
フロンティアの異文化にあこがれた 19 世紀のアメリカ軍人 ジョン・ダンバー中尉の物語
【参考映像】監督ケヴィン・コスナー Kevin Costner:1990,映画『ダンス・ウィズ・ウルブズ』,アメリ
カ,ケヴィン・コスナー Kevin Costner,東宝配給
フロンティアに赴任した彼は荒々しい人、調和的な人、知的な人、未来を見ぬく人など様々なパー
ソナリティーのネイティブアメリカンと出会った。そして第一印象が悪かった男と逆に親友になって
いく。この映画の企画者でもあるケヴィン・コスナーは僅かであるがネイティブの血を引いている。彼
はそのことに誇りを感じるようになり、やがて公表した。
Ⅲ - 39
平
科目名
成
生涯学習概論 1st
(社会教育主事)
23
年
度
授業回数
15
教
単位数
育
計
2
画
担当教員
福野
裕美
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教育目標:
本講義では、生涯学習に関する以下の項目について基本的な知識の定着を図る。
・生涯学習の概念
・生涯学習社会における教育改革の歴史
・生涯学習社会における発達課題
・生涯学習を支える様々な学習機会の意義・役割
学生の学習成果:専門的学習成果としては、上記の基礎的知識を修得する。汎用的学習成果
としては、①コミュニケーション能力、②社会教育に携わることを志す者として、また一社
会人として教育や地域づくりについて真摯に考える姿勢・態度を身につける。
(講義・演習・実験・実習・実技)
教
授
業
の
進
め
方
・主として講義形式で行う。受講生の興味関心に応じて、グループディスカッション
等の活動を行うこともある。
・受講者の理解を促進させるため、講義中に小テストを課す。
育
方
法
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
予
習
・
復
習
1 回の授業に対して予習・復習が義務付けられる。その内容については、毎回の授業で
ポイントを示す。
テ
キ
ス
ト
佐々木正治編著『生涯学習社会の構築』福村出版、2007 年。
必要に応じてプリントを配布する。
達成基準:以下の学習成果について、同等の比重をかけて評価する。
・生涯学習の概念について理解する。
・生涯学習に関連する学問領域の諸理論について基礎的知識を修得する。
・生涯学習政策の歴史について理解する。
・地域に開かれた学校開放の在り方について考察する。
・わが国の生涯学習の現状や課題を認識したうえで、自分の意見を表明することができる。
学習評価は、試験(70%)、小テスト(20%)、課題(10%)で行う。課題は授業中に提示
する。なお、遅刻 2 回につき欠席 1 回とみなし、欠席 1 回につき減点 1 とする。
参考図書等
関口礼子・小池源吾他著『新しい時代の生涯学習』有斐閣アルマ、2002 年。
そのほか、授業中に適宜紹介する。
Ⅳ - 1
授
1
回
業
回
数
別
教
育
内
容
オリエンテーション
授業概要と評価方法、本講義のルールを説明する。
2
・
3
回
生涯学習とは何か、今なぜ生涯学習がクローズアップされるのか
生涯学習が提唱され、定着する過程を押さえ、生涯学習の基本的な考え方を理解する。
学習と教育の違いを理解し、生涯学習、生涯教育、社会教育の概念を整理する。
【復習】配布プリント及び参考図書 1-16 頁
4
回
社会変化と生涯学習
高度情報化、少子高齢化、国際化、男女共同参画など、様々に特徴づけられる今日の社会
において生涯学習がどのような意味を持つのかを考える。
【復習】配布プリント及び教科書 13-25 頁
5
回
発達段階に応じた学習
ハヴィガーストやエリクソンらの発達課題論・発達段階論をもとに、人生の発達段階に応
じた学習について考える。
【復習】参考図書 17-32 頁
6
・
7
回
生涯学習社会の理念と構想
生涯学習体系の目指す「学習社会」について、理論的な流れを踏まえて理解する。また、
生涯学習社会の基盤づくりとしてどのような取組みがなされてきたかを理解する。
【復習】教科書 26-39 頁
8
回
生涯学習と社会教育の歴史(1)
明治における社会教育の創始期から戦後初期の展開期までの歴史を理解する。
【復習】配布プリント
9
・
10
回
生涯学習と社会教育の歴史(2)
国際社会において生涯教育が提唱されて以降、今日に至るまでのわが国の生涯学習に関す
る議論を、各種答申の内容を押さえながら理解する。
【復習】配布プリント
Ⅳ - 2
11
回
12
回
生涯学習での学習課題
社会教育という枠を超えた幅広い観点から、成人の生活全般から考えられる学習課題につ
いて整理する。
【復習】配布プリント
生涯学習の機会
生涯学習を支える様々な学習機会を取り上げ、其々が果たす役割や意義について学ぶ。
【復習】教科書 109-120 頁
13
回
生涯学習と学校教育(1)
生涯学習の考え方は、学校の伝統的な観点、役割の転換を要請する。そこで、生涯学習の
考え方に基づいた学校(初等・中等学校)の在り方や役割について考える。
【復習】配布プリント
14
回
生涯学習と学校教育(2)
前回のテーマに続き、大学の場合を取り上げ、欧米とわが国の大学開放の歴史、現状、課
題について考える。
【復習】参考図書 219-234 頁
15
回
試験対策
これまでの学習内容の総復習
Ⅳ - 3
平
科目名
成
生涯学習概論 2nd
(社会教育主事)
23
年
度
授業回数
15
教
単位数
育
計
2
画
担当教員
福野
裕美
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教育目標:生涯学習について、以下の諸点に関する基礎的知識の定着を図る。
1.人間の発達とその諸課題
2.家庭・学校・地域社会における教育・学習活動
3.各発達段階における内的・外的な発達資産
4.発達資産の獲得、創造、共有、蓄積の意義
学生の学習成果:専門的学習成果として、上記の項目に関する基礎的知識や考え方を修得す
る。汎用的学習成果として、①専門的知識を使用して論理的に思考する力、②自分の考えを
適切な表現で的確に伝えると同時に他者の考えを理解するコミュニケーション能力、③社会
教育に携わることを志す者として、また一社会人として教育や地域づくりについて真摯に考
える姿勢・態度、を涵養する。
(講義・演習・実験・実習・実技)
教
授
業
の
進
め
方
1. 講義、個人発表、および質疑応答を授業の主要な構成要素とする。
2. 各受講生(個人ないしグループ)が担当する箇所を決め、当該箇所について、受講
生が作成したレジュメをもとに発表を行う。レジュメは早期に作成し、発表までに
一度は担当教員のチェックを受けること。
3.発表をもとに、質疑応答を行う。また、以上の内容を補う講義をする。
育
方
法
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
予
習
・
復
習
1 回の授業に対して予習・復習が義務付けられる。その内容については、毎回の授業で
示す。
テ
キ
ス
ト
立田慶裕・岩槻知也編著『家庭・学校・社会で育む発達資産』北大路書房、2007 年。
以下の 5 つの学習成果について、おおよそ同等の比重をかけて評価する。
①生涯学習の観点から、人間の発達とその諸課題について理解する。
②生涯学習の観点から、家庭・学校・地域社会における教育・学習活動について理解する。
③生涯学習の観点から、各発達段階における内的・外的な発達資産を理解する。
④生涯学習の観点から、発達資産の獲得、創造、共有、蓄積の意義について考える。
⑤教科書の担当箇所について、ポイントを的確にとらえたレジュメを作成・発表できる。
学習評価は、学期末試験(60%)、レジュメ発表(20%)、小テスト(20%)により行う。
なお、遅刻 2 回につき欠席 1 回とみなし、欠席 1 回につき減点 1 とする。
参考図書等
授業中に適宜紹介する。
Ⅳ - 4
授
業
回
数
別
教
1
回
・オリエンテーション:授業概要と評価方法を説明
・前期「生涯学習概論 1st」の復習
2
回
生涯学習と発達資産(1)
・生涯学習の理念と発達資産の視点
【復習】1∼7 頁 【予習】7∼15 頁
3
回
生涯学習と発達資産(2)
・ 発達資産の諸相
・ 発達資産論の意義
【復習】7∼15 頁 【予習】16∼26 頁
4
回
幼児期の内的な発達資産を育む
・ 幼児期の発達課題と内的資産
・ 変容する社会状況と親の子育て観
・ 変わる基本的価値観
【復習】16∼26 頁 【予習】27∼41 頁
5
回
幼児のための外的な発達資産と地域づくり
・ 幼児期の体験と環境
・ 幼児期における外的発達資産
・ 外的資産としての地域づくり
【復習】27∼41 頁 【予習】42∼54 頁
6
回
児童期の内的資産と学習課題
・ 児童期の発達課題
・ 現代日本における子どもの状況と学習課題
・ 児童期の発達を促進する内的資産
【復習】42∼54 頁 【予習】55∼67 頁
7
回
児童のための外的な発達資産と地域づくり
・ 児童期の発達のための資産
・ 現代社会の子どもたち
・ 発達を阻害する課題と克服のための資産
【復習】55∼67 頁 【予習】68∼79 頁
8
回
青年期の内的な発達資産と学習課題
・ 青年期の発達課題
・ 青年期の内的な発達資産
・ ニート、ひきこもり問題と発達資産
【復習】68∼79 頁 【予習】80∼93 頁
Ⅳ - 5
育
内
容
9
回
青年の社会参加と外的な発達資産
・ 青年の社会的自立のために
・ 青年の現状
・ 青年の課題
【復習】80∼93 頁 【予習】94∼107 頁
10
回
就職と生涯学習
自らの学習によって職業を選択し、人生を選択していくことについて考える。また学校に
おける職業指導や就職後の企業内教育について、その意義と課題を考える。
【復習】配布プリント
11
回
成人期の内的な発達資産と学習課題
・ 成人期を取り巻く新たな状況
・ 成人期の学習課題と内的な発達資産
・ 成人期の発達資産を高める視点
【復習】94∼107 頁 【予習】108∼121 頁
12
回
成人の社会参加と外的な発達資産
・ 成人期の多様性
・ 成人期の課題
・ 成人期の外的発達資産
【復習】108∼121 頁 【予習】122∼134 頁
13
回
高齢期の内的な発達資産
・ 高齢社会と発達資産
・ 高齢期の学習の現状と課題
・ 高齢期の内的資産とその学習課題
・ 高齢期の学習効果向上のための工夫
【復習】122∼134 頁 【予習】135∼147 頁
14
回
高齢期の社会参加と外的な発達資産
・ 高齢者の社会参加
・ 福祉行政系列の社会参加の場
・ 教育行政系列の社会参加の場
・ 民間などにおける社会参加の場
【復習】135∼147 頁 【予習】148∼164 頁
15
回
学習のための資産形成に向けて
・ 資源と資本と資産
・ 共に生きることを学ぶ過程
・ 資産の蓄積と共有化を図る
・ 発達資産の課題と活用
【復習】148∼164 頁
Ⅳ - 6
平
科目名
成
社会教育計画 1st
(社会教育主事)
23
年
度
授業回数
15
教
単位数
育
計
2
画
担当教員
福野
裕美
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教育目標:
「生涯学習社会」において、住民の主体的学習を保障・支援するためにどのような社会教
育計画が求められているのか。本講義では、政策レベルから個別の学習プログラムに及ぶ社
会教育計画の理論と実践について、以下のような基礎的知識の定着を図る。
・生涯学習推進施策の意義と体系
・多様な学習者の特性、学習支援者の役割
・学習情報の提供、学習相談の意義
・生涯学習の観点からのまちづくり
学生の学習成果:
専門的学習成果としては、社会教育計画に関する上記の基礎的知識を理解・修得する。汎
用的学習成果としては、論理的思考力、他者理解力を身につける。
(講義・演習・実験・実習・実技)
教
授
業
の
進
め
方
・主として講義形式によって行う。受講生の興味関心に応じてグループディスカッショ
ン等の活動を行うこともある。
・受講者の理解を促進するために、講義中に小テストを課す。
・授業時間外に取り組むレポート課題を課す。
育
方
法
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
予
習
・
復
習
1 回の授業に対して予習・復習が義務付けられる。その内容については、毎回の授業で
示す。
テ
キ
ス
ト
佐々木正治編著『生涯学習社会の構築』福村出版、2007 年。
達成基準:以下の学習成果について、おおよそ同等の比重をかけて評価する。
①生涯学習推進施策の意義と体系について基礎的知識を修得する。
②様々な学習者の特性、学習支援者の役割を理解する。
③学習情報の提供、学習相談の意義を理解し、現状と課題を認識する。
④生涯学習の観点からのまちづくりの現状と課題を認識する。
学習評価は、最終試験(60%)、小テスト(20%)、課題(20%)によって評価する。課題
は授業中に提示する。なお、遅刻 2 回につき欠席 1 回とみなし、欠席 1 回につき減点 1 とする。
参考図書等
関口礼子・小池源吾他著『新しい時代の生涯学習』有斐閣アルマ、2002 年。
そのほか、授業中に適宜紹介する。
Ⅳ - 7
授
業
回
数
別
1
回
オリエンテーション
・講義概要と評価方法の説明
2
回
生涯学習推進計画と社会教育計画とのかかわり
【復習】配布プリント
3
回
教
育
内
容
生涯学習推進計画の企画・立案の概要
【復習】配布プリント
4
回
生涯学習推進の組織、推進体制
【復習】配布プリント
5
回
生涯学習と学習者(1)
ノールズのアンドラゴジー論を中心に、成人学習者の特性および課題について考える。
【復習】教科書 83-89 頁
6
回
生涯学習と学習者(2)
学習者の中でも特に生涯学習の完成期にあたる高齢者の特性および課題について考える。
【復習】教科書 90-94 頁
7
回
生涯学習と支援者・指導者(1)
生涯学習における支援者・指導者の位置づけや、学習活動の進展に応じた役割について考
える。
【復習】教科書 95-102 頁
8
回
9
回
生涯学習と支援者・指導者(2)
支援者・指導者の類型と養成・研修について学ぶ。
【復習】教科書 102-108 頁
生涯学習と指導者・支援者(3)
社会教育主事に何が期待されているのか。高度化する社会教育主事養成について学ぶ。
【復習】配布プリント
Ⅳ - 8
10
回
生涯学習情報の提供と学習相談(1)
学習情報とは何か、学習情報提供の動向について学ぶ。
【復習】教科書 162-170 頁
11
回
生涯学習情報の提供と学習相談(2)
情報社会における学習情報の内容や方法について学び、学習情報提供と学習相談の課題を
考える。
【復習】教科書 170-176 頁
12
回
生涯学習のまちづくり施策の展開(1)
生涯学習のまちづくりの展開について、1 週目は各種答申をもとに行政施策の歴史と概要
を学ぶ。二週目は具体事例に基づき、地域レベルでのまちづくりの現状と課題を考える。
【復習】教科書 57-63 頁、配布プリント
13
回
生涯学習のまちづくり施策の展開(2)
生涯学習のまちづくりの展開について、具体事例に基づき、地域レベルでのまちづくりの
現状と課題を考える。
【復習】教科書 63-69 頁、配布プリント
14
回
生涯学習成果の評価と認証
【復習】教科書 177-191 頁
15
回
試験対策:これまでの授業内容の総復習
Ⅳ - 9
平
科目名
成
社会教育計画 2nd
(社会教育主事)
23
年
度
授業回数
15
教
単位数
育
計
2
画
担当教員
福野
裕美
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教育目標:
前期「社会教育計画」で学んだ基礎的知識をもとに、より具体的な学習プログラムを企画
立案・運営するための実践的な力量を育成する。
学生の学習成果:
専門的学習成果としては、学習プログラムの企画・立案、実施の具体的手法を修得する。
汎用的学習成果としては、①コミュニケーション能力、②他者の主体的学習を支援する社会
教育関係者としてふさわしい態度や自己管理力を身につける。
(講義・演習・実験・実習・実技)
教
授
業
の
進
め
方
・講義と参加型学習を組み合わせながら行う。
・授業中に課題を出し、授業時間を複数回使って取組む。
育
方
法
成
績
評
価
の
方
法
注
意
事
項
予
習
・
復
習
・1 回の授業に対して予習・復習が必要である。その内容は毎回の授業で示す。
・課題遂行のため、授業時間外に各自で調べ物をし、作業を進めることを求める。
テ
キ
ス
ト
廣瀬隆人他『生涯学習支援のための参加型学習のすすめ方∼「参加」から「参画」へ
∼』ぎょうせい、2000 年。
達成基準:下記の項目について、同等の比重をかけて評価する。
・社会教育調査に関する基礎的知識を修得する。
・学習プログラムの企画立案・運営・評価に関する基本的知識を修得する。
・アンケートを作成することができる。
・学習プログラムを作成することができる。
・参加型学習の意義について理解し、いくつかの手法を実践することができる。
学習評価は、期末試験(50%)
、課題(50%)によって行う。なお、受講者の興味関心に応じ
て、課題の内容は変更される場合がある。
遅刻 2 回につき欠席 1 回とみなし、欠席は 1 回につき減点 1 とする。
正当な理由なく提出物が遅れた場合についても減点 1 とする。
参考図書等
授業中に適宜紹介する。
Ⅳ - 10
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
・オリエンテーション:講義概要と評価方法の説明
・前期「社会教育計画」の復習
2
回
社会教育調査(1)∼社会教育調査とは何か、調査方法の概要∼
【復習】配布プリント
【課題】インターネット等を利用して、アンケートの具体例を収集する。
3
5
回
社会教育調査(2)(3)(4)∼アンケート作成∼
【復習】配布プリント
【課題】授業中の指摘を踏まえてアンケートを修正する。
6
回
学習プログラムの「企画・立案」力
【復習】教科書 14-19 頁
7
回
学習プログラムの「デザイン」力(1)
【復習】教科書 20-25 頁
8
回
学習プログラムの「デザイン」力(2)
【復習】教科書 26-43 頁
9
回
参加型学習のすすめ方
【復習】教科書 46-63 頁
10
回
参加型学習アクティビティの展開(1)∼ディベート、KJ 法、ブレーンストーミング等∼
【復習】教科書 64-71 頁
11
回
参加型学習アクティビティの展開(2)∼ラベルトーキング、ロールプレイ、フィールドワ
ーク、シミュレーション、アイスブレイク等∼
【復習】教科書 72-91 頁
Ⅳ - 11
12
回
学習プログラムの作成(1)∼学習プログラムの企画・立案の視点・手順の概要∼
【予習】県や市、公民館等の広報紙やインターネットを用いて、どのような学習プログラム
が実施されているかを調べる。
【課題】・各自が関心のある学習プログラムを作成する。
・自治体の生涯学習推進計画や社会教育計画、各種データを収集する。
13
回
学習プログラムの作成(2)
【課題】授業中の指摘を踏まえて、学習プログラムを修正する。
14
回
学習プログラムの作成(3)∼学習プログラムの発表・質疑応答∼
【復習】配布プリント
15
回
・生涯学習社会実現にむけた社会教育計画、魅力的な学習プログラムとは
・試験対策
Ⅳ - 12
平
科目名
成
23
社会教育演習(情報検
索演習)
年
授業回数
度
15
質問受付の方法(e-mail、オフィスアワー等)
:
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
育
方
法
単位数
育
2
計
画
担当教員
正司
和彦
e-mail:[email protected]
教育目標
社会教育を行うのに必要なコンピュータとインターネットを利用した情報検索能力の獲
得を目的として、以下に示す内容の形成を行う。
1 コンピュータとインターネットおよび情報検索システムに関する知識
2 情報源と情報流通に関する知識
3 情報検索手順に関する知識と技術
4 検索対象にアクセスし検索する技術
学生の学習成果
教育目標に掲げた情報検索に関する知識および技術を獲得する。また、社会人・職業人と
して必要となる自己管理力・倫理観を獲得する。
授
業
の
進
め
方
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
教
(講義、演習、実験、実技)
・情報検索における基礎知識の習得を目的に、テキストに沿って講義する
・演習では、適宜課題を出し、検索能力の定着を図る。
・毎授業回前に「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。
・毎授業回に講義内容や演習の見直しやまとめの復習を求める
緑川信之
編著『新訂情報検索演習』、東京書籍
以下の項目についてその獲得度合いを評価する。
1 コンピュータ、インターネットおよび情報検索システムの仕組みについて理解してい
る。
2 検索対象の特性と内容について理解している。
3 検索手順に従って効率の良い検索が実行できる。
4 図書や雑誌記事から必要な情報を検索できる。
評価の実施は、上記1∼4の理解についての学期末定期試験の結果と予習・復習の実施度
と上記1∼4の演習課題の結果とを4:1:5の割合で評価点を出す。自己管理力・倫理観
については受講態度に問題がある旨の注意1回につき2点を、また欠席は1回につき2点を
評価点から減ずる。
注
意
事
項
Ⅳ - 13
授
1
回
業
回
数
別
教
オリエンテーション
・授業概要の説明
・学習成果、学習評価方法の説明
情報社会と情報検索
復習:授業内容を振り返る。
情報検索の概要
2
回
予習:テキストを通読する。
復習:テキストを見直して講義内容の要点を理解する。
演習:テキスト第 1 章の演習問題
3
回
予習:テキストを通読する。
復習:テキストを見直して講義内容の要点を理解する。
図書の検索
4
回
予習:テキストを通読する。
復習:テキストを見直して講義内容の要点を理解する。
演習:テキスト第2章の演習問題
5
回
予習:テキストを通読する。
復習:テキストを見直して講義内容の要点を理解する。
雑誌論文の検索
6
回
予習:テキストを通読する。
復習:テキストを見直して講義内容の要点を理解する。
演習:テキスト第3章の演習問題
7
回
予習:テキストを通読する。
復習:テキストを見直して講義内容の要点を理解する。
サーチエンジン
8
回
予習:テキストを通読する。
復習:テキストを見直して講義内容の要点を理解する。
Ⅳ - 14
育
内
容
授
業
回
数
別
教
育
演習:テキスト第4章の演習問題
9
回
予習:テキストを通読する。
復習:テキストを見直して講義内容の要点を理解する。
情報検索の実際
10
回
予習:テキストを通読する。
復習:テキストを見直して講義内容の要点を理解する。
演習:テキスト第5章の演習問題
11
回
予習:テキストを通読する。
復習:テキストを見直して講義内容の要点を理解する。
シソーラスの利用
12
回
予習:テキストを通読する。
復習:テキストを見直して講義内容の要点を理解する。
検索システムの仕組み
13
回
予習:テキストを通読する。
復習:テキストを見直して講義内容の要点を理解する。
機器構成と利用法
14
回
予習:テキストを通読する。
復習:テキストを見直して講義内容の要点を理解する。
これまでの授業の振り返りとまとめ
15
回
予習:テキストに目を通しこれまでの授業内容を整理する。
復習:これまでの授業内容のまとめ
Ⅳ - 15
内
容
平
科目名
成
社会教育演習
(教育相談演習)
23
年
度
授業回数
教
15
育
単位数
計
2
画
担当教員
竹中 一平
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): [email protected], OH:土曜 2,3 限
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
教育目標:
学校教育における実効ある教育相談の進め方について、実務的な演習を行いながら学ぶこ
とを目標とする。
学生の学習成果:
・学校教育における教育相談の位置づけと意義が分かる
・児童生徒相互の好ましい人間関係を育てる予防的心理教育の方法を身につける
・児童生徒の問題行動をどのようにアセスメントするか分かる
・教育相談を行う教師としての使命感や倫理観を身につける
(講義・演習・実験・実習・実技)
 主として演習形式で授業を進める。
 具体的には、模擬面接やディスカッション、レポートの執筆などを通して、学校
授
教育において、現実に教育相談を進められるようになるために、問題解決型の学
業
習を進める。
の
進
 課題と演習が多いため、積極的な受講姿勢が求められる。
め
方
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項



予習:各回のテーマで教育相談の模擬演習を行うため、十分に心構えをして参加
すること
復習:15 回の授業終了後に、全体をまとめたレポートを提出するため、各回の学
習内容を踏まえて徐々にレポートを作成しておくこと
資料を配布する
以下の 4 つの学習成果について、その獲得度合を量的に評価する。その際、授業回数を勘
案し、およそ①30%、②40%、③20%、④10%の比重をかける。
① 学校教育における教育相談の位置づけと意義を理解する
② 児童生徒相互の好ましい人間関係を育てる予防的心理教育の方法を身につける
③ 児童生徒の問題行動をどのようにアセスメントするか分かる
④ 教育相談を行う教師としての使命感や倫理観を身につける
なお、評価の実施は、授業で行う課題及び最終レポートの内容を総合して行う。
受講態度に問題があったものは、教師としての使命感や倫理観が十分ではないとして、④
の比重から適宜減点する。
参考図書等
・一丸藤太郎・菅野信夫
(2002).
学校教育相談
ミネルヴァ書房
その他
・教育相談の講義を受講していることを履修の条件とする
Ⅳ - 16
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
【オリエンテーション】
 講義の目標・進め方・成績評価の方法に関する説明
 本講義で修得してほしい事柄に関する説明
 教育相談の目的
復習事項:講義内容で理解不十分な箇所・不明な箇所をまとめてくる
2
回
【学校教育の教育課程における「生徒指導」と「教育相談」の位置づけ】
・生徒指導場面と教育相談場面の違いについて、模擬面接を実施し理解する
予習事項:人前でしゃべるための心構えをしておく
復習事項:生徒指導と教育相談の違いに注目し、本日の内容についてレポートを作成する
3
回
【人間関係を育てるソーシャルスキルトレーニング】
・ソーシャルスキルトレーニング(SST)を実施する
予習事項:人前でしゃべるための心構えをしておく
復習事項:SST の一連の流れと効果についてまとめたレポートを作成する
4
回
【ストレスマネジメント教育】
・自律訓練法の実習を行う
予習事項:自分自身のストレスマネジメントについてまとめておく
復習事項:児童生徒へのストレス教育を踏まえ、本日の内容についてレポートを作成する
5
回
【児童生徒の理解を深めるには(実態把握のアセスメント)】
・児童生徒の実態把握のためのインテイク面接について、模擬面接を行う
予習事項:人前でしゃべるための心構えをしておく
復習事項:カウンセリングの一連の流れについてまとめたレポートを作成する
6
回
【「不登校」と「ひきこもり」の理解と対応】
・行動療法と系統的脱感作法について実習を行う
予習事項:第 5 回に配布した資料を使いリラクセーション技法の練習をしておく
復習事項:行動療法を用いた不登校への対処についてレポートを作成する
7
回
【「いじめ」の理解と対応】
・いじめに対する介入について、いくつかの場面を設定した実習を行う
予習事項:第 6 回に配布した資料を読みいじめの場面について自分の考えをまとめておく
復習事項:教育相談の観点からのいじめに対する対処についてレポートを作成する
8
回
【学校教育の実際と教育相談1】
・学校教育の事例についてディスカッションを行う
予習事項:第 7 回に配布した資料を読み自分の考えを発表できるようにまとめておく
復習事項:本日の内容についてレポートを作成する
9
回
【学校教育の実際と教育相談 2】
・学校教育の事例についてディスカッションを行う
予習事項:第 8 回に配布した資料を読み自分の考えを発表できるようにまとめておく
復習事項:本日の内容についてレポートを作成する
Ⅳ - 17
10
回
【学校教育の実際と教育相談 3】
・学校教育の事例についてディスカッションを行う
予習事項:第 8 回に配布した資料を読み自分の考えを発表できるようにまとめておく
復習事項:本日の内容についてレポートを作成する
11
回
【教育相談の組織運営と年間計画】
・教育相談の年間計画について、実際に計画を考えながら学ぶ
予習事項:年間の教育相談業務にどのようなものがあるか調べておく
復習事項:授業において作成した年間計画を清書し仕上げる
12
回
【発達障害(LD,AD/HD,高機能自閉症等) の理解】
・発達障害に関する DVD を視聴する
予習事項:LD、AD/HD、自閉症の 3 種類の発達障害について概要を調べておく
復習事項:視聴した DVD の内容についてまとめたレポートを作成する
13
回
【特別支援教育における「個別の指導計画」の作成】
・特別支援教育に関する指導計画の立案を行う
予習事項:第 12 回の授業を参考にし、3 種類の発達障害のうち 1 つに絞って
指導計画を考えておく
復習事項:授業において作成した指導計画を清書し仕上げる
14
回
【保護者との相談の進め方(家庭訪問のポイント)】
・家庭訪問における保護者との相談について模擬面接を行う
予習事項:自分自身の親に対して、教師による家庭訪問の様子尋ねておく
復習事項:本日の内容についてレポートを作成する
【まとめと討論】
・教育相談の意義についてディスカッションを行う
15
回
Ⅳ - 18
平
科目名
地球環境問題
成
23
年
度
授業回数
15
教
育
単位数
計
2
画
担当教員
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):[email protected]、
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
池ノ内 昌弘
水曜日以外の午後
D204
教育目標:
21世紀に生きる私達人類に共通する課題として「地球環境問題」を取り上げ、自己の地
球市民としての見識を高揚することを目的とする。環境問題を世界の人々、その活動に目を
向け考えると共に、身近なところで環境を考え行動していき、地球にやさしい暮らし、社会
活動を行う力を育成する。
学生の学習成果:
環境問題を概念的に捉える能力、解決策を企画・提案する力、環境保全に向けた行動力、
環境に配慮した社会活動態様を身に付ける。
(講義・演習・実験・実習・実技)
教
授
業
の
進
め
方
環境問題の概論の講義より環境問題の本質の理解を図る。各論について講義と受講
者との対話により理解を深めるとともに、学習成果をまとめ、グループ発表・ディス
カッションを併せ行う。受講生はグループを構成し、テーマを選び、その内容につい
て資料収集・分析する。グループ内でディスカッションしてレポートにまとめ、発表
する。担当教員が講評を行い、各テーマのポイント、補足事項を講義して理解を深め
る。また、ビデオ等視聴覚による理解、簡易な実験等体験学習も適宜入れる。
予
習
・
復
習
各回において、次回授業のテーマに関する資料収集及びテーマの本質を分析、検討し
た結果をまとめ予習しておく。授業後、講義やグループ発表の内容についてのグルー
プディスカッション、問題点の復習をする。各グループは、与えられたテーマについ
て事前調査、分析、まとめを発表の時期に合わせて進める。
テ
キ
ス
ト
稲生 勝、岩佐 茂、大日方聡夫、吉埜和雄:2009、第 2 版『環境リテラシー』、リベ
ルタ出版
及び、プリント
育
方
法
学
習
評
到達基準
1.環境問題の本質を理解する
2.地球環境問題,地域環境問題の現象・原因・対策を理解する
3.環境問題に対処する自らの行動を示す
価
の
方
法
注
意
事
項
評価方法
環境問題についての認識度・思考過程を主として評価対象とする。
期末試験(70%)
、レポート(資料収集・分析)
(10%)
,発表・討論等アクティビティ(20%)
を評価して、総合得点が 60 点以上とする。欠席 2 回目から1回につき2点減点する。
自然への関心、大切にする心を持って授業に臨むことを期待する。
学習のポイントは、環境問題の本質を見失わないこと。
Ⅳ - 19
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
【オリエンテーション】本科目の教育目標についてシラバスを中心に説明し、全授業回数の
授業内容・授業の進め方を明らかにする。地球環境問題、身近な環境問題を概説し、学習の
方向付けを行う。
2
回
テーマ:生物がつくり変えた地球環境
「物質循環・エネルギーと環境」
「自然史の壮大な循環ドラマ」
「循環を機軸とする社会」を
考える。
3
回
テーマ:地球規模の環境破壊(1)
「地球温暖化はすでに始まっている」について学ぶとともにディスカッションする。
4
回
テーマ:地球規模の環境破壊(2)
「地球の大気とオゾン層の破壊」
「危機に瀕する「水惑星」」について学びディスカッション
する。
5
回
テーマ:地球規模の環境破壊(3)
「木を枯らし、土を壊す酸性雨」
「「母なる海」の汚染」
「森林の価値と破壊」
「生物の多様性
とその危機」について学びディスカッションする。
6
回
テーマ:地球規模の環境破壊(4)
「豊かな大地の形成と砂漠化」「戦争は最大の環境破壊」について学びディスカッションす
る。
7
回
テーマ:地球の環境破壊としての公害(1)
「高度経済成長がもたらした公害」
「工場とクルマが起こした大気汚染」
「土と水を汚染する
ハイテク」について学びディスカッションする。
8
回
テーマ:地球の環境破壊としての公害(2)
「種の存続を脅かす環境ホルモン」
「食の安全と環境」について学びディスカッションする。
9
回
テーマ:地球の環境破壊としての公害(3)
「失われる日本の自然環境」
「安らぎを奪う騒音公害」について学びディスカッションする。
Ⅳ - 20
10
回
11
回
テーマ:経済活動のなかの環境問題(1)
「工業化がもたらした深刻な環境破壊」
「大規模開発による生態系の破壊」
「エネルギーと環
境問題」について学びディスカッションする。
テーマ:経済活動のなかの環境問題(2)
「環境問題としての廃棄物」について学びディスカッションする。併せて、簡易な体験学習
を行う。
12
回
テーマ:経済活動のなかの環境問題(3)
「持続可能な社会の実現に向けて」について学びディスカッションする。併せて、ビデオ鑑
賞による学習を行う。
13
回
テーマ:環境保全に向けて(1)
「市場経済と環境問題」
「国連の取り組み」
「日本の環境政策のあゆみと現状」について学び
ディスカッションする。
14
回
テーマ:環境保全に向けて(2)
「環境先進国の取り組み」
「国際的なルールづくり」「環境権思想から環境法体系へ」「環境
保全を支える環境意識」について学びディスカッションする。
15
回
グループ発表
グループで調査・分析・ディスカッションしてきたことをまとめて発表し、全員で議論して、
環境問題解決に向けた意識・行動の共有を確認する。
Ⅳ - 21
平
科目名
成
23
青少年と社会教育
年
授業回数
度
15
教
育
単位数
計
2
画
担当教員
尾崎聡
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):[email protected]
【教育目標】
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
育
方
ライフステージにおける青少年期、社会教育における青少年育成問題について知ることを目標と
する
【学生の学習成果】
①専門的学習成果:社会教育にたずさわる者としての青少年問題にする基本的な「知識・理解」
が身につく
②汎用的学習成果:社会人として生きていくうえでの「価値観・意見・信念・態度」が身につく
授
業
の
進
め
方
(講義)
担当教員が準備し、進行させていく講義であるが、社会教育主事任用資格取得に特化され
た受講者なので対話によって各自の頭脳を活性化させながら進めていく。また毎回、積極
的に画像・図像、映像を使って立体的に理解を補っていく。
予
習
・
復
習
1 回の授業に対して予習・復習が義務付けられる。その内容については毎回の授業でポイン
テ
キ
ス
ト
特にテキストは指定しないが、毎回参考資料をプリントで配布する。
トを示す
法
学
習
評
価
の
方
法
【達成基準】
① 青少年問題について概観できるようになっていること
② 青少年というステージに関して、社会教育的な観点から、適切な題材を自らの力で選び、テ
ーマ設定できるようになっていること
以上を試験における論述で証明すること。論述は以下の観点から採点する
1.社会科学性(すなわち思考の客観性、社会的な関心性)
題材の選び方・題材の切り口(秀逸・良し・普通・やや不満・不満)
。
記述内容(秀逸・良し・普通・やや不満・不満)
。
2.人間学性(思考の個性、主体性、内面性)
題材の選び方、題材の切り口(秀逸・良し・普通・やや不満・不満)
記述内容(秀逸・良し・普通・やや不満・不満)
。
【評価方法】
筆記試験。1,000 字の論述を課する(90%)
提出物:試験前に受講者各自の「青少年問題」(10%)
欠席回数
注
意
事
項
(‐2)点
参考図書は各回ごとに指示する
Ⅳ - 22
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
【ガイダンス】教育目標、教育方法、単位認定、半期の講義計画について予告する。
2
回
【授業内容】社会教育とは
近年は生涯学習概念が世の中を席巻し社会教育の影がすっかり薄くなった。生涯学習と社会教
育の関係について考える。
3
回
【授業内容】青少年というライフステージ
青少年とは何歳から何歳までのことであろうか。またどのようなことを学習するステージであ
ろうか。
4
回
【授業内容】青少年の学び
学習とはやらされるのでなく自ら学ぶことである。学習によって得られる喜びや充実感が私た
ちの生活を豊かにする。今後は児童生徒を対象とした生涯学習・社会教育への意識啓発が必要
である。
5
回
【授業内容】青少年とスポーツ
スポーツには私たちの心や生活を豊かにする様々な力が秘められている。その取り組み方も選
手としてプレーする、ファンやサポーターとして観戦する、自分の健康増進のために楽しむな
ど様々なスタイルがある。
6
回
【授業内容】青少年と文化芸術
文化芸術は私たちに感動や精神的な安らぎをもたらすとともに、生活に潤いを与えてくれる。
人間は少年期に文化芸術に出会いやがて家庭で、指導者として、あるいは職業として人間関係
が希薄化している現代において文化芸術の役割はますます重要になっている。
7
回
【青少年への学習支援】
青少年期は自立のための準備期間であるが、社会的自立のための力は学校の勉強だけでは身に
つけることはできない。職場体験など幅広い体験活動が必要である。
8
回
【青少年と公民館】
一般に公民館は講座を行ったり、会議室を貸したりする施設と思われているが、地域の特性や
課題をとらえ、ネットワークづくりをする拠点としての役割も期待されている。
Ⅳ - 23
9
回
【授業内容】青少年と図書館
図書館は社会教育施設である。図書館の仕事は単なる資料の貸し出し業務にとどまらない。
「こ
ういうことが知りたいのだが」といった質問に答えるレファレンス業務や子どもへの読み聞か
せなどの啓発活動もある。
10
回
【青少年と地域活動】
平成 10 年に特定非営利活動促進法が施行されてから特定非営利活動法人いわゆるNPO法人
が注目を集めている。こうしたNPOやボランティア団体などが安定した活動を行うためには
活動環境を整備することが必要である。
11
回
【青少年と人権教育】
めまぐるしく変化する社会環境は新たな人権問題を次々に派生させている。研修や講演会とい
った様々な機会を利用し、人権について学習することは自分自身の行き方を見直し、考えるき
っかけを与えてくれる。
12
回
【青少年と環境教育】エコカー減税、エコポイントなど環境課題に対応した取り組みが国をあ
げて行われている。環境課題への認識は充実してきたが、環境保全活動に積極的に取り組む人
は多くない。
13
回
【青少年と郷土教育】
自分の住む地域を暮らしやすいものにするために地域を良くする様々な活動が求められている
が、活動を活発にするにはまず地域への愛着がなければならない。そのためには郷土について
知り、研究することが必要である。
14
回
【青少年と学校教育】
文部科学省が推進する学校支援事業は地域が学校教育を支援していくことを目的としている。
これは学校を支援する大人たちの知識と経験を生かしていく試みである。
15
回
【青少年と家庭教育】
家庭教育は親などの保護者がその家庭において子どもに対して行う教育のことで人格を育てる
基礎となり、すべての教育の出発点である。しかしはじめから家庭教育力を備えた親はいない。
親も子どもの発達に応じて学習し「親育ち」していく必要がある。
Ⅳ - 24
平
科目名
成
23
ライフステージと生活課題
年
度
授業回数
教
15
育
単位数
計
2
画
担当教員
尾崎聡
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):[email protected]
教
育
目
標
学
生
学
習
成
果
【教育目標】この授業は「現代人が ライフステージ すなわち人生の各段階で、 生活課題 すなわ
ちどのような発達的危機に直面するか。そしてそれらを乗り越えていくなかでどのような徳を獲得し、
人間的に成熟していくのか」ということについて基本的知識を社会教育という文脈において身に付
けることを目標とする
【学生の学習成果】(専門的学習成果:社会教育にたずさわる者としてのライフサイクル学・ライフヒス
トリー学に関する基本的な「知識・理解」、汎用的学習成果:社会人として生きていくうえでの「信念・
意見・価値観・態度」)
現代人における人生の諸段階、各段階において直面する発達的危機、危機を乗り越えたときに獲
得される徳、人間的成熟について概観できるようになっている
授
業
教
進
(講義)
担当教員が準備し、進行させていく講義であるが、社会教育主事任用資格取得に特化され
た受講者なので対話によって各自の頭脳を活性化させながら進めていく。また毎回、積極的
に画像・図像、映像を使って立体的に理解を補っていく。
方
育
方
予
習
法
復
習
1 回の授業に対して予習・復習が義務付けられる。その内容については毎回の授業でポイン
トを示す
特にテキストは指定しないが、毎回参考資料をプリントで配布する。
学
習
評
価
方
法
注
意
事
項
【達成基準】
① 現代人における人生の諸段階、各段階において直面する発達的危機、危機を乗り越えたとき
に獲得される徳、人間的成熟について概観できるようになっていること
② 人間の一生に関して、ライフサイクル学あるいはライフヒストリー学的な観点から、適切な題材を
自らの力で選び、テーマ設定できるようになっていること
以上を試験における論述で証明すること。論述は以下の観点から採点する
1.社会科学性(すなわち思考の客観性、社会的な関心性)
題材の選び方・題材の切り口(秀逸・良し・普通・やや不満・不満)。
記述内容(秀逸・良し・普通・やや不満・不満)。
2.人間学性(思考の個性、主体性、内面性)
題材の選び方、題材の切り口(秀逸・良し・普通・やや不満・不満)
記述内容(秀逸・良し・普通・やや不満・不満)。
【評価方法】
筆記試験。1,000 字の論述を課する(90%)
提出物:試験前に受講者各自の「人生の諸段階、発達的危機、徳の獲得、人間的成熟」への興味
関心の発達度を確認する(10%)
欠席回数 (‐2)点
参考図書は各回ごとに指示する
Ⅳ - 25
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
【ガイダンス】教育目標、教育方法、単位認定、半期の講義計画について予告する。なお幼児教育
学科は最初の社会教育関係の授業なので社会教育の世界(社会教育施設、社会教育主事な
ど)を具体例をあげて紹介する。
【導入】「ライフサイクル」「ライフステージ」とは
【参考映像】NHK大河『花神』(吉田松陰は人間の一生を四季に例えた)
2
回
【ライフサイクル、ライフステージとは】人間の一生をライフサイクル、ライフステージという視点から見
ることの意味、思想性、そして可能性を探る。又、それらとは異なる視点「ライフヒストリー」につい
ても考える。
【参考文献】『論語』孔子、『お気に召すまま』シェークスピア
【参考映像】「人間 50 年 」(信長がお気に入りであった 敦盛 を見る。演ずるは『徳川の女』では加
藤剛、『利家とまつ』では反町隆史など)
3
回
【現代人トピックス(未婚率と青年期延長)】青年後期は大人としての実力が厳しく試される時期であ
る。それだけに挫折感、絶望感は深刻である。また人生のパートナーと出会い、子供を生し、家
族を形成する人も多い。青年期の発達課題にはどんなものがあるのか。そして課題達成によって
どんな「徳」が獲得されるのかを確認する。
【参考映像】フジテレビドラマ『やまとなでしこ』(「女性の最高値(さいたかね)は 27 歳」なのか?)
4
回
【現代人トピックス(未婚率と青年期延長)②】
【参考映像】NHKドラマ『トップセールス』(男は大晦日まで、女はクリスマスケーキまで
時代)
5
回
【青年前期の発達課題(モラトリアム、青年期と不適応、スチューデントアパシー)】青年前期は学
業、恋愛、仕事探し、経済的自立 などの悩みに直面し、やがて青年後期のステージへと移行す
る。
【参考映像】驚きももの木 20 世紀『もうひとりのかぐや姫』(1970 年代の日本人の青春)
6
回
【タナトロジー(死について考える学問)】かつては医療や福祉の現場で「死」を論ずるなど きちがい
沙汰 であった。しかし現在では医療や福祉に従事するものの必須科目になっている。
【参考文献・参考映像】大原健士郎『おれたちは家族だ』(精神科医で終末期医療の専門家である
大原氏は自らの妻を癌で失うことになり、その終末期医療のことで、同じく医師である息子と激し
く対立する)
7
回
【老年期の発達課題】かつては老後の人生は短かかった。しかし現代人の老後は気が遠くなるほど
長い。老年期の発達課題にはどんなものがあるのだろうかのか。
【参考映像】NHK朝の連続TV小説『ちゅらさん』青年期に看護の道を選び、結婚・退職・育児の道
を歩んでいた主人公は訪問看護師として復職する
8
回
【ライフヒストリー】人間の一生はライフサイクルという観点からのみでは決して解明されない。人生の
一回性に注目したライフヒストリーという観点について考える。
【参考文献】宮本常一『忘れられた日本人』岩波文庫、『自分史の作り方』猪狩章、情報センター
【参考映像】江川が廃墟となった故郷、天竜川沿いの鉱山町を訪ねる(静岡県佐久間の少年時代‐
栃木県小山にて高校生怪物投手‐東京六大学‐江川事件 )
Ⅳ - 26
といわれた
9
回
【家族史(家族のライフサイクル)】「ライフサイクル」は個人にのみ適用されるものではない。「家族」
「一族」といった人間集団を例にとり、その盛衰、興亡の歴史を考える。
【参考文献】『ブッデンブローク家の人々』T.マン
【参考映像】小説・テレビドラマ『大草原の小さな家』
10
回
【家族史(家族のライフサイクル)②】
【参考文献】『ブッデンブローク家の人々』T.マン
【参考映像】大草原の小さな家の実話『ローラとローズの物語』
11
回
【女性のライフサイクル】人間の一生の流れは性別によっても大きく異なる。「性役割」をキーワード
に、女性特有のライフサイクルの存在について考える。
【参考文献】『ジェンダーの社会学』江原由美子、せりか書房
【参考映像】NHK ドラマ「蔵」宮尾登美子原作
12
回
【アイデンティティーの確立と人生】人間の一生は「自分とは何か」「自分らしく生きるとは」などを問い
続ける過程である。あらゆる人間科学の基礎概念である「アイデンティティー」をキーワードに人
間の一生を概観する。
【参考文献】『アイデンティティーの心理学』鑪幹八郎、講談社現代新書
【参考映像】テレビドラマ『北の国から』
13
回
【思春期の発達課題】思春期の発達課題にはどんなものがあるのか。そして課題達成によってどん
な徳が獲得されるのかを確認する。「思春期における性の意識と行動」思春期というライフステー
ジは近代になって認識されるようになった。「身体的性成熟」と「精神的性成熟」をキーワードに近
代人の人生の難関である思春期を考える。自分の少年時代の人間形成を美しく描写し、広く国
民にしたしまれている井上 靖作品をとりあげる。
【参考文献・参考映像】『あすなろ物語』井上靖『しろばんば』『夏草冬涛』井上靖
14
回
【東洋のライフサイクル(孔子・論語のライフサイクル)】
【参考文献・参考映像】NHK『坂の上の雲』
15
回
【民俗学と現代科学とライフサイクル】:出産、育児、子供組、若者組、成年式、結婚式、隠居、病
気、葬式、墓制などの通過儀礼、行事には日本人の心意の根底にかかわるきわめて重要な課題
がある。偶然にも近年の人間観では母親のお腹の中にいる胎児の頃から人生が始まっていると
考える。その胎児期から乳幼児・児童期まで、きわめて簡単にではあるが、子ども時代の発達課
題にはどんなものがあるのか。そして課題達成によってどんな「徳」が獲得されるのかを確認す
る。
【参考文献】『日本人の一生』牧田茂、講談社学術文庫『厄年の科学』金子仁、光文社
【参考映像】『千と千尋の神隠し』
Ⅳ - 27
平
科目名
成
社会教育行政
23
年
度
授業回数
15
教
単位数
育
計
2
画
担当教員
福野裕美
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教育目標:
社会教育行政の理論的・実践的な諸問題を取り上げながら、以下のような基礎的知識の定
着を図る。
・社会教育行政の意義や役割、組織形態
・社会教育に関する法令
・社会教育施設および社会教育職員の役割
・生涯学習政策と公共性の問題
学生の学習成果:
専門的学習成果として、教育目標に掲げる項目の基礎的知識を修得する。汎用的学習成果
として、基礎的知識を用いて論理的に思考する力、自分の考えを適切な表現で的確に伝える
と同時に他者の考えを理解するコミュニケーション能力を育成する。
(講義・演習・実験・実習・実技)
教
授
業
の
進
め
方
1.授業は講義形式を主体として行う。
2.定期的に小テストや課題を課し、受講生の理解を深める。
育
方
法
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
予
習
・
復
習
1 回の授業に対して予習・復習が義務付けられる。その内容については、毎回の授業で
示す。
テ
キ
ス
ト
佐藤晴雄著『生涯学習概論』学陽書房、2007 年。
達成基準:下記の学習成果について、「①:②:③:④:⑤=1:1:2:1:1」の比重
をかけて評価する。
①社会教育行政の意義や役割を理解する。
②国や地方公共団体の社会教育行政組織の体制を理解する。
③地域に根ざした生涯学習施設のあり方および職員の役割について考える。
④生涯学習政策と公共性の問題について認識する。
⑤法令や統計など事実に基づく思考の基礎を形成する。
学習評価は、試験(60%)、小テスト(20%)、課題(20%)によって行う。なお、遅刻 2
回につき欠席 1 回とみなし、欠席は 1 回につき減点 1 とする。
参考図書等
授業中に適宜紹介する。
Ⅳ - 28
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
オリエンテーション
本講義のルールと評価方法
2
回
社会教育行政の役割と組織
【復習】教科書 127-132 頁
3
回
行政が展開する生涯学習振興策
【復習】配布プリント
4
回
国の社会教育行政組織と所掌事務
【復習】教科書 133-139 頁、配布プリント
5
回
地方公共団体の社会教育行政組織と所掌事務
【復習】教科書 133-139 頁、142-151 頁、配布プリント
6
回
社会教育財政の意義、社会教育費
【復習】配布プリント
7
回
生涯学習と社会教育職員
【復習】教科書 153-167 頁
8
回
生涯学習と社会教育施設①∼公民館∼
【復習】169-174 頁、配布プリント
9
回
生涯学習と社会教育施設②∼博物館∼
【復習】教科書 177-180 頁、配布プリント
10
・
11
回
生涯学習と社会教育施設③∼図書館∼
【復習】教科書 175-177 頁、配布プリント
【課題】ビデオ教材を視聴し、小レポートにまとめる。
12
回
生涯学習と社会教育施設④∼その他、青少年教育施設、女性教育(女性関連)施設など∼
【復習】教科書 180-187 頁、配布プリント
13
回
NPO が拓く学びのネットワーク(1)
【復習】配布プリント
14
回
NPO が拓く学びのネットワーク(2)
【復習】配布プリント
15
回
試験対策
これまでの学習内容の総復習
Ⅳ - 29
平
科目名
図書館概論
成
23
年
度
授業回数
15
教
育
単位数
計
2
画
担当教員
石 田 常 亜
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):M棟408(420―2666)
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教育目標:
図書館の機能や、社会における意義や役割について理解を図り、図書館の歴史と現状、館種
別図書館と利用者ニーズ、図書館職員の役割と資格、類縁機関との関係、今後の課題と展望
等の基本を解説する。
学生の学習成果:
よく利用している近くの公共図書館、本学あるいは他の大学図書館の見学や、利用を体験し
ながら、図書館についての理解を深める。
(講義・演習・実験・実習・実技)
テキスト及び適宜作成したプリント、資料により進める。
教
授
業
の
進
め
方
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
授業の冒頭、前回の講義内容を復唱しながら、新しい講義へと進む。
塩見
昇「図書館概論」(新訂版)日本図書館協会
全講義終了後、単位認定のための筆記試験を実施する。
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
参考図書等
日本図書館協会図書館政策特別委員会「公共図書館の任務と目標
本図書館協会
Ⅳ - 30
解説」
(改訂版増補)日
授
業
回
数
別
教
育
1
回
・「図書館学の科目」に関する、各科目授業の進め方について
・図書館法の概要、法的基盤について
2
回
・館種別図書館の現状と動向について
3
回
・図書館の基本要素と機能
(1)図書館資料、予算
4
回
・図書館の基本要素と機能
(2)図書館職員 (3)図書館施設
5
回
・図書館の歴史:日本、外国
6
回
・図書館に関する諸基準:日本、外国
7
回
・図書館の理念
(1)図書館の自由に関する宣言
8
回
・図書館の理念
(2)図書館長の倫理綱領
9
回
・公共図書館の成立と展開
・公立(共)図書館の任務と目標
Ⅳ - 31
内
容
10
回
・地域の中の公共図書館、文庫活動
11
回
・類縁図書館とのネットワーク
(1)学校図書館
12
回
・類縁図書館とのネットワーク
(2)大学図書館 (3)専門図書館
13
回
・国立国会図書館との連携
14
回
・図書館職員の役割、資格
15
回
・図書館の今後の課題、電子図書館
(4)その他
Ⅳ - 32
平
科目名
成
ボランティア理論
23
年
度
授業回数
15
教
単位数
育
計
2
画
担当教員
岡田 菜穂子
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):メールにて受付([email protected])
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教育目標:
ボランティア活動に関わる際に必要となる理論を身につけることを目標とする。
実際に展開されるボランティア活動の事例について議論することにより、現代社会が抱え
る課題と、その解決に向けてのボランティアの在り方を探る。
学生の学習成果:
① ボランティア活動の意義と問題点を理解できる。
② テーマにそった、議論ができる。
(講義・演習・実験・実習・実技)
教
授
業
の
進
め
方
育
授業は、ボランティア活動の事例の分析とディスカッションにより進める。
授業では、
「助ける‐助けられる を考える」
「施しとボランティア」
「開発援助とボ
ランティア」
「ボランティア・コーディネート」のテーマを設定し、それぞれのテーマ
ごとに具体的なボランティア活動についての議論や発表を行う。
毎回授業の終わりに、小レポートを作成する。
受講生には発表を課す場合がある。
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
成
績
評
価
の
方
法
授業に関連するボランティア活動について、調べ、まとめること。
予習・復習の詳細については、授業で指示する。
指定なし
① 小レポートの内容(30%)
②
期末試験の成績(70%)
以上2点から評価する。
参考文献は、授業のなかで随時紹介する。
注
意
事
項
Ⅳ - 33
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
【イントロダクション】
授業の目的と、授業の流れについて説明する。
ボランティアについてのイメージについて議論し、ボランティアについて考える導入とす
る。
2
回
【ボランティアとは】
ボランティアに関する基本的な概念を整理し、日本におけるボランティアの歴史について
概観する。
3
回
【ボランティアの有効性】
なぜボランティアなのか、社会におけるボランティアの必要性と有効性について考える。
4
回
【ボランティアの課題】
ボランティアは有効であるとされる一方、その問題点が指摘される。
ボランティアの課題と可能性について概観し、議論する。
5
回
【「助ける・助けられる」を考える①】
実際のボランティア活動の例を紹介し、助ける・助けられる関係からボランティアの有効
性と課題について具体的に考える。
6
回
【「助ける・助けられる」を考える②】
障害者支援・障害学生支援等の事例から、助ける・助けられる関係の在り方について議論
する。
7
回
【「助ける・助けられる」を考える③】
障害者支援・障害学生支援等の事例から、助ける・助けられる関係の在り方について議論
する。
8
回
【施しとボランティア①】
施しとボランティアについて、「発展途上国」と呼ばれる国への援助の背景にある文化的
価値観についての議論から考える。
Ⅳ - 34
9
回
【施しとボランティア②】
施しとボランティアについて、「発展途上国」と呼ばれる国への援助の背景にある、文化
的価値観についての議論から考える。
10
回
【開発援助とボランティア①】
国際協力や開発援助など、国際的なボランティア活動の例を紹介し、その成果と課題につ
いて議論する。
11
回
【開発援助とボランティア②】
国際協力や開発援助など、国際的なボランティア活動の例を紹介し、その成果と課題につ
いて議論する。
12
回
【ボランティア・コーディネート①】
ボランティア活動の計画から実施までをコーディネートするシミュレーション演習を行
う。
13
回
【ボランティア・コーディネート②】
ボランティア活動の計画から実施までをコーディネートするシミュレーション演習を行
う。
14
回
【総括ディスカッション①】
様々なボランティア活動の特徴と課題を理解した上で、ボランティアが社会に果たす役割
について改めて検討する。
15
回
【総括ディスカッション②】
様々なボランティア活動の特徴と課題を理解した上で、ボランティアが社会に果たす役割
について改めて検討する。
Ⅳ - 35
平
科目名
成
社会との接続
23
年
度
授業回数
15
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
教
単位数
育
計
2
画
担当教員
竹内
博
e-mail:[email protected]
教育目標:
大学で習得した学習成果を認識し、卒業後のキャリアで自信をもって能力発揮ができ
る道筋を学び、社会や職場のニーズとのミスマッチ避けるべき経済活動の基盤とも言
える企業活動を理解し、社会的使命感と職業意識を養うことを目的とする。
学生の学習成果:
実業社会における職務遂行基礎能力として求められている対人コミュニケーション、
課題発見と実行力、計画化(立案と管理、評価)等総合的人間力育成を目的として
いる。
授
業
の
進
め
方
(講義・演習・実験・実習・実技)
1.授業は講義と演習を交互に行い、各テーマの予習、考察、討論、リポート
作成、及び発表に重点を置く。
2.本講座の核となるのは開講される3年次の夏期休暇中に実施されるインター
ンシップ(企業研修)である。本研修により大学(教育)
、企業(ビジネス)、
地域社会間の相互関係、企業組織と人事管理の基礎を実践的に学び、学習
と就職の目的意識を養う。
予
習
・
復
習
1.予習として毎回、課題として提示されるテーマについて事前に研究し、授業
に出席すること。
2.復習として講義テーマについて課題を発見し、研究した成果をリポートにま
とめること。
育
方
法
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
1.毎回、講義テーマを解説し、授業プログラムを教示した講義資料を配布。
2.市場占有率(2009年版日本経済新聞社発行)。
1.企業と社会の関係を理解し、企業や社会に貢献出来る人材も理解と自己目的意識
習得。
2.企業研究を通して事業経営の組織、人事管理の基礎的理解。
3.インターンシップによる企業人、社会人としての目的意識、自覚習得。
【評価方法】
1.インターシップ(職場実習)(60%)
2.課題に対するレポートと討論(10%)
3.期末試験(30%)
・ 学習目標の達成と学習成果には毎回講義における予習、復習は欠かせない。
・ 毎回の授業テーマ、課題については前の週に事前ガイダンスを行う。
Ⅳ - 36
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
オリエンテーション: 社会との接続 ‐大学、社会、企業間インターフェイス
・自己紹介:目標と進路、目標達成の為の選択
・クラス討論:日本の現状と将来、社会人としての社会貢献、進路の選択
・社会人としての役割:企業の事業活動と社会的貢献
2
回
テーマ: 企業(会社)と社会 企業活動と求められる人材―事業と組織(ヒト、モノ、カネと
情報)、人事と経営管理、生産と販売、営業とマーケティング、事業開発と研究開発
課題(予習・復習)
:挑戦したい仕事、職種と企業―会社と事業活動、業種と組織の調査と情報
収集
3
回
課題発表と討論:各自調査した結果の発表とクラス討論
留意すべきポイント:事業目的遂行の為の組織、また事業経営・組織の社会的貢献の実態と課
題発見
4
回
テーマ:業種別企業組織の実態と在り方、業種別社会的貢献の実態と課題
リポート提出:自分の目標選択と従事したい職業の社会的貢献について
5
回
テーマ:企業のグローバリゼーション(國際化)―組織と人材
・日本のグローバル企業の実態
・グローバル企業への道とその要件―製品、規制など、そして求められる人材
・グローバルビレッジ(地球村)での國際企業の役割
・國際競争下での国際的共存共栄―合弁と人材交流
課題:グループ別による業種別國際企業活動の調査―組織、商品、人材、知識、技能
6
回
課題発表と討論:グループによる調査結果発表とクラス討議
留意すべきポイント:組織の実態、求められる人材、知識、技能、企業の國際的役割
リポート提出:グループ別発表と討論のまとめと感想
7
回
テーマ:企業活動の活性化への道―勇気ある挑戦と事例研究
・事業開発、商品開発、マーケンティング
・ベンチャー-企業
・Incubator vs. Entrepreneur
・リスク マネイジメント
8
回
テーマ:前回7回の続いて、起業の現状と社会的役割の考察と事例研究の発表
課題:グループ別による起業家(Entrepreneur)への挑戦―創造と勇気
・商品の発掘と選択(社会ニーズ調査と Feasibility Study など)
・マーケンティング
・Partnership
・事業計画など
9
回
テーマ:起業へのアプローチー起業と大衆ニーズ、起業手法(米国の実例から学ぶ)
課題中間発表:調査段階での問題討議
10
回
課題発表と討論:8回目のテーマについてのグループ別発表とクラス討議
リポート提出:グループ別発表のリポートと感想
11
回
テーマ:ビジネスモデルとマナー:
・新しいビジネスービジネスモデル
・次世代のビジネス
・社会的意義と経済的貢献と課題(法的整備)
Ⅳ - 37
授
12
回
13
回
14
回
業
回
数
別
教
育
内
容
テーマ:Internship(職場実習研修)
・目的と課題意識
・教育的、社会的な位置付けと効果
・本学の Internship program
テーマ:Internship program(事前学習と事後学習)
・視点―商品・サービスのユーザー(消費者)からプロデューサー(生産者)の立場
・ビジネスマナーと motivation
・会議議事進行―Discussion, presentation, negotiation,文書、総務、経理、事務管理
・事後報告業務ガイダンス―業務日誌、実習報告書など
テーマ: 社会との接続 総括―目的意識、職業と人生、社会的貢献と責
総括討論:各自社会人、職業人としての Commitment の発表と抱負
Internship への期待と挑戦
本講座の総括としてグループ討論とリポート作成
テーマ:
1.本講座から何を学び、何を発見したか
2.各学科における履修科目から学べ、習得したことー知識、技能等の review
3.インターンシップに何を学び、何を期待するか(将来のキャリアー設計)
4.各人の目指す業界・業種の企業研究リポート提出
15
回
Ⅳ - 38
平
科目名
社会福祉概論
成
23
年
度
授業回数
15
教
育
単位数
計
2
画
担当教員
赤木正典
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
教育目標:管理栄養士として必要な社会福祉の知識をトータルに修得する。
1、現代社会における社会福祉の意義と役割を学ぶ。
2、社会福祉8法の理念と福祉サービスについて学ぶ。
3、社会福祉の制度、機関、福祉従事者の専門性について学ぶ。
4、社会福祉援助技術についても若干学ぶ。
学生の学習成果:
1.社会福祉を理解し、児童、障害者、高齢者、母子家庭など社会的弱者に対する理解力を
獲得する。
2.社会福祉を理解することで、保健・医療・福祉の連携、関連サービスを理解する。
(講義・演習・実験・実習・実技)
法律、制度、政策、思想などが主要な内容となるので、できるだけ具体例とか、日常
の中でどのような形でその制度が利用され、役立っているのか分かりやすく説明する。
授 また新聞、テレビ等の社会福祉の報道番組、記事を紹介し、福祉を身近なものとして
業 感じ関心を持つようにしてもらう。
の
学生の理解度と関心を常に見ながら講義する。
進
め
方
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
1.次回授業するところを3頁位は、読書してくるように指示する。
2.2回に1回位、講義したところから課題を出してみる。
野口勝巳・赤木正典著:2008「社会福祉論」建帛社
出席状況(20%)とレポート(20%)それに定期試験の結果(60%)でトータルに成績評
価をする。学習のポイント 法律、制度、思想等が多いので馴染みにくいと思う。授業中に
大事なところは指摘しているし、テストの前に出題傾向について話す。
欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点とす
る。
参考図書等
厚生統計協会:2010「国民の福祉の動向」厚生統計協会
山縣文治著:2010「社会福祉用語辞典」ミネルヴァ書房
Ⅳ - 39
授
1
回
業
回
数
別
教
1.現代と社会福祉
(1)21 世紀の福祉の目標
(2)21 世紀の福祉の課題
・現代社会と貧困
・ノーマライゼーション
育
内
容
・福祉の国際協力
2
回
2.社会福祉の基礎理解
(1)社会福祉の概念:憲法 25 条について、広義の社会福祉と狭義の社会福祉
(2)社会福祉の精神と機能:生存権の保障、人間愛について
3
回
(3)社会福祉の主体、対象、方法
(4)社会福祉の歴史
・日本における歴史
・欧米における歴史
4
回
3.社会福祉の法律と制度
(1)社会福祉の法制:社会福祉の法の歴史的背景と法の意義について
(2)社会福祉の機関:国の行政機関、地方公共団体の行政機関
5
回
(3)社会福祉の財政
国や地方公共団体が直接行うか、民間に委託して行う社会福祉事業が拡大し、その費用
の大部分が公費で賄われている。
(4)共同募金、社会福祉法人
6
回
4.社会福祉に携る人々
(1)社会福祉機関従事者
(2)社会福祉従事者の専門性とは
(3)ボランテイアについて
7
回
5.高齢者福祉
(1)高齢者の生活保障:経済・医療・福祉サービス・就労・レク等々の保障は
(2)高齢化社会と老人福祉:人口高齢化と高齢社会・介護問題の現状と課題
8
回
(3)老人福祉サービスの歴史と現状
・ 老人福祉の基本理念
・ 福祉サービスの概念
9
回
6.障害者福祉
(1)障害者と障害者問題
(2)身体障害者のための福祉対策
在宅福祉対策と施設福祉対策の特徴について
Ⅳ - 40
10
回
7.知的障害者福祉:知的障害者とは、知的障害者の現状、障害者のための福祉対策
8.精神障害者福祉:精神障害者とは、精神障害者の現状と福祉対策
11
回
9.児童福祉
(1)児童福祉の理念、現代の社会と児童問題
(2)児童福祉の行政機関と児童福祉施設
(3)児童福祉の課題
12
回
10.母子福祉・女性福祉
(1)母子保健と社会福祉
(2)母子および寡婦世帯と社会福祉
(3)保護を要する女性の福祉
13
回
11.公的扶助(貧困対策)
(1)狭義の公的扶助
(2)生活保護の内容と現状
14
回
(3)実施機関と生活保護基準
(4)障害者の自立援助の一つの方法
(5)親族扶養優先に伴う問題
(6)公的扶助の今後の役割と課題
15
回
単位認定試験:認定試験を実施する。
・範囲 14 回学習した中から、テスト問題を出題する。
Ⅳ - 41
平
科目名
成
教育心理学(教職)
23
年
度
授業回数
15
教
単位数
育
計
2
画
担当教員
竹中
一平
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): [email protected], OH:随時
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教
教育目標:
教育心理学は、教職を目指すうえで必須の講義である。担当教科を指導するだけでなく、
生徒の精神的な発達や人間としての成長を育み、促すことも教師の重要な役割となる。この
講義では、日々の教育活動の基礎となる心理学的知識を身につけることを目的とする。
学生の学習成果:
・日々の教育活動の基礎となる心理学的知識を身につける
・心理学的な観点から、生徒児童の行動を理解することができる
・教育活動において、正しく教育評価を行うことができる
・教師としての使命感や倫理観を身につける
(講義・演習・実験・実習・実技)
 主として講義形式で行うが、受講者の理解を促進するため、定期的に学習内容に
関する小テストを課す
授
 必要に応じて、授業時間外に取り組むレポートを課す
業
の
進
め
方
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項


毎授業回前に、「授業回数別教育内容」に記された予習を求める
毎授業回後に復習を求める。その際、提出課題を課す場合がある

鎌原雅彦・竹綱誠一郎
2005
やさしい教育心理学[改訂版]
有斐閣
以下の 3 つの学習成果について、その獲得度合を量的に評価する。その際、授業回数等を
勘案し、およそ①50%、②25%、③15%、④10%の比重をかける。
① 日々の教育活動の基礎となる心理学的知識を身につける
② 心理学的な観点から、生徒児童の行動を理解することができる
③ 教育活動において、正しく教育評価を行うことができる
④ 教師としての使命感や倫理観を身につける
評価の実施は、①∼③について小テスト及び定期試験の得点を総合して行う。また、受講
態度に問題があったものは、教師としての使命感や倫理観が十分ではないとして、④から適
宜減ずる。
参考図書等:
 中澤潤(編)
2008
よくわかる教育心理学
Ⅳ - 42
ミネルヴァ書房
授
業
回
数
別
教
育
内
容
1
回
【オリエンテーション】
 講義の目標・進め方・成績評価の方法に関する説明
 本講義で修得してほしい事柄に関する説明
 教育心理学の目的
復習事項:講義内容で理解不十分な箇所・不明な箇所をまとめてくる
2
回
【効果的な授業を行うための基礎知識】
① 記憶の仕組み(1)―記憶とは何か?
予習事項: 教科書 P.1∼8 をよく読んでおく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
3
回
② 記憶の仕組み(2)―思い出すことと忘れないこと
予習事項:教科書 P.9∼19 をよく読んでおく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
4
回
③ 学ぶことと考えること―思考の仕組み
予習事項:教科書 P.21∼43 をよく読んでおく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
5
回
④ ほめることの大切さ(1)―古典的条件づけによる学習
予習事項:教科書 P.45∼52 をよく読んでおく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
6
回
⑤ ほめることの大切さ(2)―道具的条件づけによる学習
予習事項:教科書 P.52∼73 をよく読んでおく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
7
回
⑥ 「やる気」を考える(1)―動機づけと欲求不満
予習事項:教科書 P.93∼99 をよく読んでおく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
8
回
⑦ 「やる気」を考える(2)―学習性無力感
予習事項:教科書 P.76∼93 をよく読んでおく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
9
回
【生徒への理解を深める】
① 人間の発達を考える(1)―発達とは何か?
予習事項:教科書 P.174∼189 をよく読んでおく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
Ⅳ - 43
10
回
② 人間の発達を考える(2)―学習の臨界期と敏感期
予習事項:教科書 P.190∼195 をよく読んでおく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
11
回
③ 知的発達のメカニズム―知能とその発達
予習事項:教科書 P.198∼219 をよく読んでおく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
12
回
④ 人格発達の基礎―人格の発達段階
予習事項:教科書 P.222∼244 をよく読んでおく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
13
回
【生徒を正しく理解するために】
① 学級という社会―学級集団からの生徒の理解
予習事項:教科書 P.102∼127 をよく読んでおく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
14
回
② 教育成果の評価―児童・生徒を評価する
予習事項:教科書 P.148∼172 をよく読んでおく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
15
回
【教師のバーンアウトを防ぐために】
・ストレスとストレスマネジメント
予習事項:なし
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
Ⅳ - 44
平
科目名
社会心理学
成
23
年
度
授業回数
15
教
育
単位数
計
2
画
担当教員
竹中 一平
質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): [email protected], OH:土曜 2,3 限
教
育
目
標
と
学
生
の
学
習
成
果
教育目標:
人は「社会的動物」と呼ばれるように、さまざまな関係性の中で生きる存在である。この
講義では、人と社会との関わりという点から人の社会的行動について解説する。
学生の学習成果:
・ 人の社会的行動について基礎的知識を身につけ、自身の今後の生活における様々な場面
で活かすことができる
・ 汎用的学習成果として、特に人間関係における問題解決力・他者理解力を身につけると
ともに、社会人としての責任を果たす上での使命感や倫理観を身につける
(講義・演習・実験・実習・実技)
授 ・ 主として講義形式によって行うが、受講者の理解を促進し、学習成果を確認するた
業
めに、講義中に小テストを課す
の
・
やむを得ない理由で小テストを受けられなかった者を対象に、必要に応じて授業時
進
間外に取り組むレポートを課す
め
方
教
育
方
法
予
習
・
復
習
テ
キ
ス
ト
学
習
評
価
の
方
法
注
意
事
項
・ 予習:毎授業前に、「授業回数別教育内容」に記された予習を求める
・ 復習:毎授業後に、当該授業の内容に関する復習を求める
 小テストでは、授業における「重要な部分」を出題する。どの内容が重要で
あったかを毎授業後に確認し、その内容について理解しておくことを求める。
また、授業内容を自分自身に当てはめたり現実の場面に当てはめたりして考
えることを求める。したがって、授業内容を理解していない場合には回答す
ることが困難であることが予想される。十分に復習を行うこと。
・ 資料を配布し、市販のテキストは使用しない
以下の 3 つの学習成果について、その獲得度合を量的に評価する。その際、授業回数を勘
案し、およそ①50%、②30%、③20%の比重をかける。
⑤ 人の社会的行動について基礎的知識を身につけ、自身の今後の生活における様々な場面
で活かすことができる
⑥ 汎用的学習成果として、特に人間関係における問題解決力・他者理解力を身につける
⑦ 社会人としての責任を果たす上での使命感や倫理観を身につける
なお、評価の実施は、①②について主に定期試験および講義中の小テストによって行う。
また、受講態度に問題があったものは、社会人としての使命感や倫理観が十分ではないと
して、③の比重から適宜減点する。
参考図書等
・ 池上知子・遠藤由美 1998 グラフィック社会心理学 サイエンス社
・ 堀洋道・山本眞理子・吉田富二雄 1997 新編社会心理学 福村出版
Ⅳ - 45
授
1
回
2
回
3
回
4
回
5
回
6
回
7
回
業
回
数
別
教
育
内
容
【オリエンテーション】
 講義の目標・進め方・成績評価の方法に関する説明
 本講義で修得してほしい事柄に関する説明
 社会心理学の目的
復習事項:講義内容で理解不十分な箇所・不明な箇所をまとめてくる
【個人内過程の社会心理学①】
なぜ?どうして?の心理(1)―原因帰属
 原因帰属の理論
 原因帰属と動機づけ
予習事項:「遅刻をしたときの言い訳」を 3 種類考えてくる
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
【個人内過程の社会心理学②】
なぜ?どうして?の心理(2)―帰属のバイアス・認知のバイアス
 原因帰属のゆがみ
 なぜ占いは当たる気がするのか
予習事項:占いは当たると思うかどうか、自分の意見を考えておく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
【個人内過程の社会心理学③】
他者の意見を変えるのは難しい(1)―態度変容
 態度とは何か?
 態度変容の理論
予習事項:「喫煙者にタバコの害を説明し、禁煙してもらう方法」を考えておく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
【個人内過程の社会心理学④】
他者の意見を変えるのは難しい(2)―説得
 説得的コミュニケーションとは何か?
 説得に関わる様々な要因
予習事項:
「『新開発!何でも落ちる洗濯洗剤メガクリーン』を訪問販売して、買ってもら
うための商品説明の方法」を考えておく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
【第 1 回小テスト】
 第 2 回∼第 5 回までの 4 回分の内容について小テストを実施する
【対人行動の社会心理学①】
人とコミュニケーションする(1)―自己表出
 自分をさらけ出す
 自分を演出する
予習事項:自分は人に相談する方かされる方か、これまでの経験を振り返っておく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
【対人行動の社会心理学②】
人とコミュニケーションする(2)―非言語コミュニケーション
 関係の進展とコミュニケーション
 代表的な非言語コミュニケーション
予習事項:ジェスチャーを使うと、「何」が相手に伝わるのかを考えておく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
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【対人行動の社会心理学③】
友達付き合いの社会心理学―友人関係
 友情とは何か?
 対人関係の親密化過程
予習事項:自分自身のこれまでの友人関係を振り返り、どんな特徴があるか考えておく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
【対人行動の社会心理学④】
人に魅力を感じる心理―対人魅力
 対人魅力とは何か?
 対人魅力に関わる要因
予習事項:恋愛相手は外見で選ぶか性格で選ぶか、それはなぜかを考えておく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
【第 2 回小テスト】
 第 6 回∼第 9 回までの 4 回分の内容について小テストを実施する
【集団行動の社会心理学①】
他人がいることで変化する行動(1)―集団の影響過程
 規範と同調
 権威への服従
予習事項:「みんながやっているので流されてやってしまった経験」を思い出しておく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
【集団行動の社会心理学②】
他人がいることで変化する行動(2)―集団と個人の関係
 社会的抑制と社会的促進
 集団の中での課題遂行
予習事項:「グループで作業をするときに、自分だけ手を抜いてしまったり、手を抜く人
をみて嫌な気分になったりした経験」を思い出しておく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
【集団行動の社会心理学③】
みんなで何かを決めるとき―集団意思決定
 リスクと集団成極化
 リーダーシップ
予習事項:リーダーとして人を引っ張っていくときに必要な要素は何かを考えておく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
【集団行動の社会心理学④】
うわさ話の心理学―流言
 集合行動と流言
 流言伝達の規定因
予習事項:最近聞いた「うわさ話」を思い出しておく
復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく
【第 3 回小テスト】
 第 10 回∼第 13 回までの 4 回分の内容について小テストを実施する
【情報社会とニセ科学】
無邪気が差別につながる血液型性格判断
【まとめ】
これまでの講義内容を振り返り、不足のある部分について補足するとともに、社会心理学
の理論や概念と、日常生活での行動との関係についてまとめる。
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