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平成21年(2009年)1月6日
発行:りぷりんとネットワーク事務局
第3号
明けましておめでとう
ございます
“りぷりんと”のエリアをつなぐ・・・
目次
りぷりインフォ(おしらせ)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1面
寄稿:植田たい子(りぷりんと・中央区講師)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2面
お薦め絵本 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2面
りぷりんと・長浜・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3面
りぷりんと・中央区・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3面
りぷりんと・かわさき・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4面
りぷりんと・すぎなみ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4面
りぷりインフォ(おしらせ)
* りぷりんとネットワーク理事会・研修委員会が12月26日、東京都老人総合研
究所にて行われました。規約の成立と正副代表の選出をもって、りぷりんと Ex・
すぎなみが、
「りぷりんと・すぎなみ」として正式にりぷりんとネットワークの
仲間入りをしました!
* りぷりんと・かわさきの「シニア読み聞かせボランティア養成講座」が終了しま
した。7名の方が参加され、全員が修了予定です!
* りぷりんと・かわさきが、
「多摩区健康いきがいフェスティバル2008」の期
間中、11月20日(木)に読み聞かせの実演を行いました!
* りぷりんと・中央区による「シニアが応援!親子で楽しむおはなし会」が11月
17日、アートはるみギャラリーにて行われました!
1
寄稿
読み聞かせが繋ぐ新たな活動―中央区の場合
りぷりんと・中央区
インストラクター:植田たい子
東京都老人総合研究所のモデル研究事業(2004-2006)から「りぷりんと」の読み聞
かせ活動が自主化してまもなく3年目が巡り来る。それぞれの地域でさまざまな形で活動の
輪が拡がっているように中央区でも学校や幼稚園の教育の場や公の施設との連携だけでな
く、読み聞かせを主体にした自主活動が軌道に乗り始めている。
例を挙げると、りぷりんと・中央区の平成 20 年度事業「シニアが応援!親子で楽しむお
はなし会」がそれである。前身は元会員である櫻井氏が提案され、平成16 年度から年一回、
区と協力して開催してきた幼児とその母親たち向けの「アートはるみ親子で楽しむおはなし
会」
(月島地区)に遡る。特長は子どもへのおはなし会だけでなく母親(父親)向けの読書
案内を意識してきたこと。バギーで訪れる親子に、親たちの育児への思いが重なり、我々シ
ニアが出来ることは何かと問われている気がしての取組みであった。内容の大筋は幸いなこ
とに 20 年度へとバトンタッチされている。
区・社会教育事業から中央区地域家庭教育推進協議会主催と変わり、さらに平成 20 年度
はりぷりんと・中央区主催となって年 2 回開催するまでになった。先行した月島地域のほ
か、急激な人口増地帯となっている日本橋地域も新たな拠点として位置付けられたが、地域
における世代間交流の場として定着させるには継続と会員相互の力が鍵となる。学校や幼稚
園などの読み聞かせとは違う空間のなか、自分たちの責任で計画を練り、受付、出演、チラ
シ作りなどの役割分担を進め、実施し、総括するという一連の流れが、責任感を高めており、
活動する面白さを体験してきたことは今後に活かされていくに違いない。喧々囂々と言い合
い、腹のそこでは「何よ!」と反発しつつもそれを受け止め、押し返す。そして弾ける笑い
がとてもいい。これって継続の力よね。
この事業を通じて親子が気軽に参加できる場、シニアとの交流が更に深まる場になるよう
願っている。
「キング牧師の力づよいことば-マーティン・ル
ーサーキングの生涯」
作:ドリーン・ラパポート(訳:もりうちすみこ)
絵:ブライアン・コリアー
出版社:国土社
出版年月:2002.11
対象年齢:小学校高学年、中学生
あらすじ:アメリカ南部に生まれたマーテインは、
町中にある「白人専用」の標識に深く傷つく。
「あな
たはいい子よ。だれにもまけないくらい」という母
や牧師である父の言葉に影響されながら成長してい
った。ガンジーの非暴力の思想に学び、
「私には夢が
ある」と公民権運動の先頭に立ったキング牧師の一
生を力強く描いた伝記絵本。
(6 年・4 年の 4 クラス。
驚くほどしっかり聞いている)
2
「そばがらじさまとまめじさま」
作:小林輝子(再話)
絵:赤羽末吉
出版社:福音館書店
出版年月:2008.10.15
対象年齢:幼児、小学校低・高学年
あらすじ:そばがらじさまに川に捨てられた白
い犬がまめじさまに助けられ大きく、大きく、
大きくなった。狩に行けば犬はひょいと走って
カモシカを捕まえてくる。毎日しし汁のご馳走
に、羨んだそばがらじさまが無理やり犬を借り
にやってきて…。犬の不思議な力と対照的な二
人の爺を描いた昔話。「花咲き爺」
「桃太郎」み
たいという四年生の弾んだ声が響く。
りぷりんと・長浜トピックス
活動の紹介と私の喜び(上草野小グループ 伊達富美代)
3期生の私と 4 期生の 2 名で、全校生徒 88 名の小規模校の、無垢で純粋な子ども達と月 2 回
の幸せな朝の時間をすごしています。きらきら輝く低学年の瞳のまぶしさ、いもとようこさん
の絵本に、女の子からの「かわいい!」
「かわいい!」の連発。ちょっと照れたような高学年の
まなざしは、読み始めからすぅっと物語の中へ入ってくれます。とても協力的でうれしいです。
また、月 1 回、七尾小グループの方と 5 人で交替して、老人福祉施設のデイサービスの先輩
方の前でも絵本や紙芝居をする機会を与えてもらっています。こちらは、小学生と違い、目や
耳の不自由な方もおられて、ピンマイクをつけても、
「聞こえん。
」
、
「見えん。
」と言われる時が
あります。裏返すと、
「聞きたい」
、
「見たい」という思いがあるだけに、辛く感じる時もありま
すが、それでも喜んでもらっています。
去る 11 月 27 日には、忘年会を兼ねた「ジーバーぽこぽこ」の交流会を行いました。68 名中
64 名の参加者で、グループごとに出し物をしました。群読あり、手作りの大型紙芝居あり、頭
の体操・ストレッチ体操あり、手話による歌ありの各グループの趣向を凝らした発表に引き込
まれ、感心しました。楽しみながら勉強をさせていただき、とても感動的な 1 日でした。
仕事と家事に追われていた頃よりあこがれていた小学校での読み聞かせを、今、自分がして
いることが夢のようであり、図書館での絵本との出会いのうれしさ、子ども達や仲間の皆さん
に背中を押してもらって、今後とも精進を続けていきたいと思っております。
りぷりんと・中央区
「シニアが応援!親子で楽しむおはなし会」で
マジックを披露する宮尾由紀子さん
りぷりんと・長浜 上草野小グループ
明石正子さん
りぷりんと・中央区トピックス
イベント・定例会「良い加減」なところで今年もお開きです(会長:山田源次)
11 月 17 日(月)月島社会教育会館晴海分館で「シニアが応援!親子で楽しむおはなし会」が
盛況裡に終了しました。
「エプロンおはなし」
「マジック」
「パネルシアター」などが好評でした
が、小学生の動員を課題に残し、助成を受けた「子どもゆめ基金」への活動報告書、21 年度の
プレゼン提出とひと段落しているところです。
12 月 16 日(火)には今年最後の定例会が開かれ、大場宏美研究生の「読み聞かせ時のちょっ
と気になる子」の対応など学びました。引き続き特別講演「まんじゅうこわい」
「分かりやすい
話し方Ⅱ」と題して金原亭馬吉(金原亭馬生のお弟子さん)師匠の高座で定例会が終了しまし
た。曰く、暗記の方法は、自分で書き写し、声を出して覚えましょう。お話のときの目線は、
直接相手の目を見ない方がよい(馬生師匠は目と目の間を見る)
。大きな声を出すのは当然だが、
最後尾の方に届けるという話し方がよい。うまく話すというよりは、「気」を入れる、「気」を
こめて伝えるのが良い。最後に「いい加減」の大切さで高座を閉めていただきました。4 期生候
補、社会福祉協議会、講師、都老研、会員総計 45 名の定例会でした。
3
りぷりんと・かわさきトピックス
小澤俊夫先生の講演「昔ばなしと現代社会」を聞いて(会計:岩下豊美)
昔ばなしを子供達に読むという事がなぜ必要か?それは子供の心の成長.自立に欠かせない
要素を含んでいるからであり、特に物語の中の3という数字は大事である。ホップ.ステップ.
ジャンプ.又は第1.第2.第 3 反抗期.これが大人に成長していくうえにおいて一番大事な
ものである。昔ばなしの中には残酷な事もでてくる。それは必死で頑張りなさい、ここを乗り
越えなければ次に進めませんよというメッセージ。最近の子供達はこの段階を踏まずに大人に
なっているのではないでしょうか?先生は現代の方が残酷であると言われた。私もそう思いま
す。テレビ、漫画、ゲーム、人間ではなく物として扱かっているのではないかと錯覚する場面
も多々あります。又、子供の成長というのは一直線ではない、戻っては確かめ、戻っては確か
め、そして安心して前進してゆくという言葉がありました。子供達の行動を見ているとなるほ
どと頷けます。先生の講演を聞くのは 2 回目ですが、昔ばなしを今迄この様な観点で捉えた事
がありませんでした。本当に私にとっては目からうろこ、ユーモアを交えたあっという間の
2 時間弱でした。
小澤俊夫先生の講演に参加する
りぷりんと・かわさきの皆さん
外部の勉強会に出席する
りぷりんと Ex・杉並の皆さん
りぷりんと・すぎなみトピックス
正式な設立総会を開催
-規約成立と代表・副代表の選出-(塚田勝俊)
平成 20 年 12 月 20 日。杉並区で活動する「りぷりんと」グループは、会則や役員を確定し、
正式な任意団体となるための設立総会を開催しました。出席者は 21 名、委任状提出者は 11 名。
計 32 名で、メンバーの 3 分の2を超える出席が得られました。会則は「りぷりんと研修委員会」
の指導のもとに、東京都老人総合研究所社会参加とヘルスプロモーション研究チーム及び特定
非営利活動法人シニア総合研究協会、杉並区等および他地区の「りぷりんと」との「ネットワ
ークと連携」を明記しています。また、
「会員はりぷりんとネットワーク研修委員会の定める研
修を修了することを必要条件」といたしました。なお、代表には森洋子さん、副代表には沼田
仁子さん、南秀郎さんが選出されました。今は各地区の仲間と同様、研修、研修の連続でパワ
ーアップの真最中です。平成20年10月~12月は第二期生のためのフォローアップ講座、
平成21年1月~月は第三期生のためのフォローアップ講座が行われ、さらに毎月の例会で
1・2期生合同の勉強会が続きます。12月のネットワーク会議には新しい顔ぶれが揃います。
先輩の皆さま、よろしくご指導をお願いいたします。(写真は代表に選出された森洋子さん)
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