翻訳プレスリリース DKSH グループ 上半期売上高、初の 50 億スイスフラン突破 • • • • • • 売上高は 2.3%増の 51 億スイスフラン DKSH のマーケットシェアがさらに拡大 営業利益(EBIT)は、ヘルスケア事業部門における単発的契約調整の影響を受けて 1 億 3570 万スイス フラン。調整分を除くと、営業利益(EBIT)は昨年の水準を上回る 産業分野の開発・発展にともなう需要増により、生産資材事業部門の利益性が大幅に向上 ラグジュリー&ライフサイクルビジネスへの取組みの効果が出始める プラス傾向の維持:DKSH の売上高および利益は通年でも増加すると予測 グループ全体の主な決算指標 (単位:百万スイスフラン) 恒常為替レート(CER)ベース¹ 2016 上半期 売上高 営業利益(EBIT) 税引き後利益 フリーキャッシュフロー 従業員数 スイスフランベース ∆ in % 2016 年上半期 スイスフランベース ∆ in % 2015 年上半期 5,157.3 3.8 5,084.1 2.3 4,968.9 137.6 (1.4) 135.7 (2.7) 139.5 94.0 – (11.2) – 91.7 (13.4) 105.9 42.0 (51.4) 86.5 – – 29,010 4.2 27,840 ¹ 恒常為替レート(CER):2016 年の数値を 2015 年の為替レートで計算 7 月 13 日チューリッヒ(スイス) - アジアを中心にマーケットエクスパンションサービスを提供する DKSH グル ープ(SIX: DKSH、以下 DKSH)は、初の上半期売上高 50 億スイスフラン超えを達成しました。消費財事業が 厳しい市況であるにも関わらず、近年達成してきた売上高成長を続けています。特にベトナム、ミャンマー、ラ オス、カンボジアといった新興市場で大きな成長を生み出すことができました。また、タイの政治的混乱や、香 港市場の継続的低迷による落ち込みに歯止めがかかり、改善の兆候が見受けられるようになりました。 さらに DKSH は、民間投資および消費財事業に携わる顧客のビジネスを大きく拡大することに成功し、生産資 材事業部門とテクノロジー事業部門は堅調な売上高を記録しました。ラグジュリー&ライフスタイルビジネスの 再構築策により更なる市場縮小にもかかわらず、この部門でも成果を出すことが出来ました。DKSH は特に有 望な市場を含むいくつかの重要市場でシェア拡大を達成しました。 DKSH グループ社長兼 CEO ヨルグ・ヴォレは次のように述べています。「主要市場の厳しい状況を鑑みると、 上半期、DKSH の事業が非常に好調であったことは明白です。当社が直接管轄している事業では、目標に向 けてさらに前進していきます。初期段階で、アジア地域における購買力上昇を戦略的機会と捉え、活用すること が出来ました。今日、DKSH はアジアで急成長中の自動車、食品加工産業において、高機能な生産資材の主 要サプライヤーかつソリューション・プロバイダーとして選ばれています。引き続きアジアにおける購買力上昇を 見込み、利益を享受できると考えています。いくつかの分野での落ち込みからも回復を遂げ、ラグジュリー&ラ イフスタイルビジネスは先般からの徹底的な改革が功を奏しています。数々の困難はありますが、DKSH は堅 調に事業展開しています。」 DKSH グループ 上半期のグループ全体の売上高は 2.3%増の 51 億スイスフランでした。有機的成長は 3.5%で、0.3%は M&A 活動によるものです。為替レートの変動を加味すると 1.5%マイナスになります。利益率が低かったタイとマレー シアの消費財事業部門における顧客契約を 2 件終了したことで、売上高が 6.7%増加しました。これは DKSH のアジアのマーケットシェア拡大につながっています。 Page 1 EBIT(利息・税引前利益)は 1 億 3570 万スイスフランで、税引き後利益は 9,170 万スイスフランで、共に 2015 年上半期と比べて減少しています。ヘルスケア事業部門での単発的契約調整を除くと、昨年と比べて EBIT が 顕著に高くなっています。上半期の税引き後利益に関しては、決算日の外国為替レートの変動の影響でマイナ スに作用しています。フリーキャッシュフローは 4,200 万スイスフランでした。 消費財事業部門 消費財事業部門では利益率が回復しました。売上高は 10.1%減(CER では 7.5%減)の 18 億スイスフランでし た。ポートフォリオ最適化の一環として、DKSH はタイとマレーシアの顧客 2 社との契約を終了しました。タイで は政治的混乱の影響から消費財需要が低迷している一方、マレーシアでは回復が見られます。香港でも政情 不安の影響で需要減退と観光客減少に見舞われ、大幅に消費が低迷しています。 このような市場の低迷にも関わらず、EBIT は 5.8%増(CER では 10.3%増)の 4,540 万スイスフランとなりまし た。2015 年末に行った FMCG(一般消費財)とサプライチェーンマネジメントをつなぐ効果的な取り組みによっ て、利益率が上がりました。 ラグジュリー製品の市場環境は 2016 年上半期さらに悪化しています。2015 年に開始した再構築を引き続き継 続したことで、昨年と比べて良い結果を出すことに成功しました。 消費財事業部門の主な決算指標 (単位:百万スイスフラン) 恒常為替レートベース 2016 上半期 売上高 営業利益(EBIT) 1,862.2 47.3 スイスフランベース ∆ in % 2016 上半期 (7.5) 10.3 1,810.4 45.4 スイスフランベース ∆ in % 2015 上半期 (10.1) 5.8 2,013.9 42.9 ヘルスケア事業部門 ヘルスケア事業部門は売上高 10.6%増(CER では 10.6%増)の 27 億スイスフランとなり、アジア市場で最高の 売上高を記録しました。 EBIT は単発的契約調整の影響で 14.7%減(CER では 11.9%減)の 7,080 万スイスフランとなりました。今日の 見通しでは、本部門は 2016 年下半期飛躍的に成長する見込みです。 ヘルスケア事業部門の主な決算指標 (単位:百万スイスフラン) 恒常為替レートベース 営業利益(EBIT) ∆ in % 2016 上半期 スイスフランベース ∆ in % 2015 上半期 2,703.5 12.2 2,665.4 10.6 2,408.9 73.1 (11.9) 70.8 (14.7) 83.0 2016 上半期 売上高 スイスフランベース 生産資材事業部門 生産資材事業部門は非常に好調な結果を出しており、売上高は 2 億 3,420 万スイスフランで、2015 年上半期 の水準を 12.3%上回っています(CER 恒常為替レートベースでは 8.6%)。地元産業の発展と拡大を支える特 殊原料に対する需要の高まりが大きな要因です。 EBIT は 54.0%増(CER では 45.6%増)の 3,850 万スイスフランで、全地域的に好調でしたが、特に主要市場 である日本の安定した成長によります。 Page 2 生産資材事業部門の主な決算指標 (単位:百万スイスフラン) 恒常為替レートベース 2016 上半期 売上高 営業利益(EBIT) 419.7 36.4 スイスフランベース ∆ in % 2016 上半期 8.6 45.6 434.2 38.5 スイスフランベース ∆ in % 2015 上半期 12.3 54.0 386.6 25.0 テクノロジー事業部門 テクノロジー事業部門の売上高は 9.3%増(CER では 8.0%)1 億 7,460 万スイスフランでした。特に日本と中国 で設備投資と分析機器の需要が、記録的に高まっています。 EBIT は非常に好調だった 2015 年上半期と比べて減少し、450 万スイスフランでした。2016 年後期の製品受 注残によると利益率の高い製品の納品が多いことから、良い結果が見込まれています。 テクノロジー事業部門の主な決算指標 (単位:百万スイスフラン) 恒常為替レートベース 2016 上半期 売上高 営業利益(EBIT) スイスフランベース ∆ in % 2016 上半期 スイスフランベース ∆ in % 2015 上半期 172.4 8.0 174.6 9.3 159.7 4.2 (62.5) 4.5 (59.8) 11.2 見通し 今日の見通しによると、売上高と利益率は 2016 年以降も続くものと予想されます。 DKSH グループについて DKSH は、アジアを中心としたマーケットエクスパンションサービスの大手プロバイダーです。この「マーケットエ クスパンションサービス」によって、DKSH は顧客企業やブランドの新市場あるいは既存市場におけるビジネス 拡大を支援します。 2012 年3 月にスイス証券取引所に上場したDKSH グループは、チューリッヒに本社を置くグローバル企業で す。世界36 か国に770 のビジネス拠点を有し、そのうち740 拠点をアジアで展開しています。2 万8,300 人の 専門知識を備えた社員を擁しており、2015 年のグループ年間売上高は101 億スイスフランを達成しました。 DKSH グループは、消費財事業部門、ヘルスケア事業部門、生産資材事業部門、テクノロジー事業部門の4 部門を展開しています。調達、マーケティング、販売、流通、アフターサービスを組み合わせた包括的パッケー ジサービスを提供します。ビジネスパートナーの皆様には専門知識のほか、比類なき規模と深さを誇る幅広い ネットワークを活かした現地の流通サービスを提供します。 DKSH は2015 年に150 周年を迎えました。 DKSH はスイス・チューリッヒに本社を置いていますが、アジア・ 太平洋の各国に深く根付いています。これは長年にわたって同地域でビジネスを行い、地元と共に発展した歴 史に支えられています。 本件に関するお問合せ: DKSH ジャパン株式会社 コーポレート・コミュニケーション 今井里子 〒108-8360 東京都港区三田3-4-19 Phone 03-5730-7342 Fax 03-5730-7333 www.dksh.jp Page 3
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