仕様書 - ミドリ安全電気計測事業部ホームページ

納 入 仕 様 書
非接地用低圧回路活線絶縁監視装置
基本ユニット
(HIGR-300A)
2016年01月12日
ミドリ安全株式会社
N09003-8
目
項
目
次
ページ
1.概要 .................................................................. 1
2.品名・型式 ............................................................ 1
3.仕様 .................................................................. 1
3-1
基本ユニット
[HIGR-300A] ........................................ 1
3-1-1
一般仕様 ..................................................... 1
3-1-2
計測部仕様 ................................................... 1
3-1-3
付属機能仕様 ................................................. 2
3-1-4
重畳電圧発生部仕様 ........................................... 6
3-1-5
表示部仕様 ................................................... 6
3-2
構成品別一般仕様 ................................................ 6
3-3
検出用 CT
3-4
計測ユニット増設用ケース [HIGR-∑1A,2A,5A](オプション品) ....... 8
3-5
ブランクユニット[HIGR-X](オプション品) ........................ 8
3-6
RS-485
3-7
ZTH-40 専用計測ユニット[HIGR-301/10](オプション品) ........... 8
[ZT-40C](オプション品) .............................. 8
2 線-4 線変換アダプタ[TRJ-485/2-4](オプション品) ...... 8
4.各部の名称及び機能 .................................................... 9
5.基本ユニット
[HIGR-300A]構成品 ...................................... 10
6.付属品 ............................................................... 10
6-1
基本ユニット[HIGR-300A]付属品 ................................... 10
6-2
各構成品付属品 .................................................. 10
7.オプション品 ......................................................... 11
8.ご注意 ............................................................... 11
・基本ユニット[HIGR-300A]外観図 ............................... (M304171N1)
・ベースユニット[HIGRA-300]外観図 ............................. (M303721N1)
・計測ユニット[HIGR-301]外観図 ................................ (M303706N1)
・ベースユニットケース[HIGR-∑BA]外観図 ....................... (M304171N1)
※基本ユニット[HIGR-300A]外観図共通
・重畳トランスユニット[HIGR-TRSU2]外観図 ...................... (M304824N0)
・外置きコンデンサ[460V 品]外観図 ........................... (M304772N0)
・外置きコンデンサ[210V 品]外観図 ........................... (M304774N0)
・重畳トランスコンデンサ一体型[210V 品]外観図 ............... (M304800N0)
1.概要
本装置は、変圧器の非接地系低圧電路と対地間に接続された高インピーダンストランスで商用周波
数と異なる低周波信号を印加し、低圧電路の絶縁を監視する装置です。
測定したデータは現在値として表示され、管理値以上となった場合に警報を発します。
本装置は、ベースユニット/計測ユニット/ベースユニットケース/重畳トランスユニット/
外 置 き コ ン デ ン サ よ り 構 成 さ れ て い ま す 。 ( 5 . 基本ユニット [HIGR-300A]構成品 参照 )
又、計測ユニットを増設することで、測定部を増やすことが出来ます。
オプション品の RS-485 2 線-4 線変換アダプタを接続することで、絶縁監視システムのセンターPC 画面で
電路の状態を知ることが出来ます。
2.品名・型式
品名
型式
:非接地用低圧回路活線絶縁監視装置
:HIGR-300A
3.仕様
3-1 基本ユニット [HIGR-300A]
3-1-1 一般仕様
(1)電源
:AC100V±15%、50/60Hz
(2)消費電力
:30VA 以下
(3)設置環境
:屋内仕様
(4)使用環境
:-10℃~+60℃、85%RH 以下(結露無きこと)
(5)絶縁抵抗
:10MΩ以上(電源端子一括と本体ケース間、DC500V メガー)
(6)絶縁耐圧
:AC2000V、1 分間(電源端子一括と本体ケース間)
(LG-FG 間のショートバーを外して実施)
(7)雷インパルス試験 :B-402 で規定する雷サージ許容試験に適合。
(8)外形寸法
:310mm(W)× 230mm(H)× 189.2mm(D)
(突起部含まず)
(重 畳 ト ラ ン ス ユ ニ ッ ト 、 外 置 き コ ン デ ン サ 含 ま ず )
(9)質量
:11.3kg 以下 (重 畳 ト ラ ン ス ユ ニ ッ ト 、 外 置 き コ ン デ ン サ 含 ま ず )
3-1-2 計測部仕様 (計測ユニット [HIGR-301])
※HIGR-301/10 をご使用の場合は、[HIGR-301]を[HIGR-301/10]と置き換えてお読み下さい。
(1)基準電圧検出範囲 :1.0Hz/0.35Vrms 以上 (重畳トランス出力電圧:約 1Vrms)
(2)測定回路数
:1 回路
(3)測定項目
:Igr、Igc、Ig
(4)対地電圧設定値
:61V、105V、121V、210V、242V、254V、266V、420V、440V、460V
(5)測定範囲及び分解能・・・ZCT 貫通方向は、重畳トランスユニット[OR]側を K 面に貫通。
条件:監視電路の総合インピーダンスは、約 900Ω(1Hz 計算)以上ないと重畳電圧が低下する為、
計測出来ません。
対地静電容量 50μF 以下。
測定項目
対地電圧設定
測定範囲
LCD 表示
分解能
Igr
Ig
61V
0~61.0mA
0.0~61.0
0.1mA
105V~460V
0~99.9mA
0.0~99.9
0.1mA
Igc
61V~460V
0~50.0μF
0.0~50.0
0.1μF
※対地静電容量 50.1μF 以上では、Igr/Igc/Ig 計測を行いません。
但し、Ig 計測は基準電圧入力が 0.35Vrms より小さい場合も有効。
- 1 -
(6)測定精度
条件:対地静電容量 50μF 以下
測定項目
測定範囲
測定精度
Igr
0~99.9mA
±10%±2mA
Ig
0~99.9mA
±25%±4mA (50mA に対して)
Igc
0~50.0μF
±10%±2μF
(7)警報設定値
(8)警報動作
:無効、30mA、40mA、50mA、60mA、70mA (警報判定種別:Igr)
※対地電圧の設定を 61V にした場合、計測範囲は 61mA までとなります。警報
設定として 70mA を選択した場合は警報が発報されません。
:発報状態にて、警報信号を出力し警報ランプが点灯。
発報条件・・・測定値が警報設定値以上となり、警報動作時限を経過した時。
復帰条件・・・測定値が警報設定値の 85%以下となり、警報動作時限を経過
した時。(警報動作時限以内の再発は連続扱い)
:90 秒±10 秒
:±10%
(9)警報動作時限
(10)警報精度
(11)異常検出
異常の種類と内容
種類
内容
基準電圧異常
計測ユニット [HIGR-301]に重畳電圧が入力されていない時。
テスト異常
計測テスト結果が異常の時。
EEPROM 異常
計測ユニット [HIGR-301]の EEPROM 不具合時。
通信異常
計測ユニット[HIGR-301] ~ ベースユニット[HIGRA-300]間の通信不能。
Igc 過大
Igc 計測値が測定範囲以上になった時。
地絡
基準電圧異常 + Ig 過大 (Ig 値が 100mA 以上の時)
(12)異常検出時の動作:異常信号を出力し異常ランプが点灯。(測定は行いません。)
発報条件・・・異常を検出した時。
復帰条件・・・1)異常が解除された時(自己復帰)
(テスト結果異常の自己復帰は再度テストを実施し、正常判定
の時)
2)テスト結果異常は、ベースユニット[HIGRA-300]の操作でも復
帰可能。
3-1-3 付属機能仕様
(1)計測テスト機能 :測定電路に装置内の模擬抵抗を接続し、これによる Igr 変動分を
検出し、テスト判定を行います。(図.模擬抵抗接続図 参照)
又、テスト実施時に警報、異常信号出力の無電圧接点信号を出力させることが
出来ます。(表示部での設定により、各計測ユニット毎の設定が可能)
R
テスト RY
T
S
L
ZCT
K
1T
テスト抵抗端子
COM
重畳トランス
外置きコンデンサ
図.模擬抵抗接続図
- 2 -
装置内部
模擬抵抗
a)模擬抵抗定数
:10kΩ
b)判定基準
:検出 Igr 変化分が
対地電圧 [V]
10% ±2mA 以内。
10k [Ω]
テスト判定不能
(電路のインピーダンス変動が大きい場合にはテスト判定が出来ない
ことや、異常判定になる可能性があります。)
c)計測テスト種類
①電源投入時のテスト・・・(表示部設定により復電テストの ON/OFF を切替)
○復電テスト :本装置電源投入時にテストを開始します。
・開始:本装置電源投入時にテスト開始。
・解除:テスト SW を押す。又は、リモートテスト信号を入力。
(通常測定を開始します。途中経過のテスト結果は破棄されます。)
・終了:テスト結果を 5 秒間出力した後、自動終了。
(通常測定を開始、又は異常動作を行います。)
※計測ユニット[HIGR-301]が増設されている場合は、基本ユニット
[HIGR-300A]の電源投入を全ユニットの最後に行って下さい。
(基本ユニット[HIGR-300A]電源投入時に“復電テスト”が開始されます。)
②通常測定時のテスト・・・(表示部設定により オートテストの ON/OFF を切替)
○オートテスト:設定された月/日/時刻にテストを開始します。(1 日 1 回 可能)
・開始:設定時刻にてテスト開始。
・解除:テスト SW を押す。又は、リモートテスト信号を入力。
(通常測定を開始します。途中経過のテスト結果は破棄されます。)
・終了:テスト結果を 5 秒間出力した後、自動終了。
(通常測定を開始、又は異常動作を行います。)
○マニュアルテスト:テスト SW、又はリモートテスト信号にてテストを開始します。
・開始:テスト SW を押す。
(この後のリモートテスト信号入力は、次回通常測定まで無効。)
又は、リモートテスト信号を入力。
(この後のテスト SW 操作は、次回通常測定まで無効。)
・解除:テスト SW によるテスト開始の場合
テスト SW を再度押す。
リモートテスト信号によるテスト開始の場合
リモートテスト信号を再入力。
(通常測定を開始します。途中経過のテスト結果は破棄されます。)
・終了:テスト結果を 5 秒間出力した後、自動終了。
(通常測定を開始、又は異常動作を行います。)
注意-テスト SW、リモートテスト信号は、“1 秒”以上入力して下さい。
- 3 -
d)テスト結果出力
・表示
:テスト結果を各表示器に以下の内容で表示します。
表示器
正常表示
ベースユニット[HIGRA-300] LCD
計測ユニット[HIGR-301] 7 セグメント LED
異常表示
不能表示
OK
NG
- O -
- E -
・テスト結果信号:テスト結果の信号を出力します。
(マニュアルテストの結果出力のみ、表示部設定にて出力論理の設定可能。)
※ 図.テストタイムチャート 参照
e)テストリトライ機能: テスト結果が設定回数連続で異常になった場合のみ、異常判定します。
・対象テスト種類 [ 復電テスト、オートテスト ]
・設定回数 [ 1~9 ]
通常測定
電源未投入 又は 通常測定
テストモード
又は 異常動作
テスト SW・リモートテスト信号にて
テスト解除
電源投入で
復電テスト
オートテスト
テスト結果
テスト開始
出力後、終了
設定時刻で
テスト結果
テスト開始
出力後、終了
テスト開始
テスト解除
テスト結果
1 秒以上入力
出力後、終了
マニュアルテスト
・テスト SW
・リモートテスト信号
テスト結果出力
テスト中
5秒
異常:接点 ON
テスト結果信号出力
接点 OFF
(マニュアルテストの
正常:接点 OFF
結果出力のみ、論理
異常:接点 ON
OFF
or
マニュアルテストのみ 正常:接点 OFF
ON
反転の出力可能。
:設定にて)
テスト終了(通常測定)
テスト中
5秒
(テスト解除時のテスト結果信号出力)
※テスト判定正常・・・テスト結果信号出力“正常”を 5 秒出力した後、通常測定を行います。
テスト判定異常・・・テスト結果信号出力“異常”を 5 秒出力した後、異常動作を行います。
テスト判定不能・・・テスト結果信号出力“異常”を 5 秒出力した後、通常測定を行います。
再度計測テストを行って下さい。
図.テストタイムチャート
- 4 -
(2)外部接点入出力構成
a)リモートテスト信号入力
:フォトカプラ入力
(リモートテスト端子-COM を短絡)
+5V
リモートテスト端子
COM
b)テスト結果信号出力 :無電圧接点出力 [ 定格
c)警報信号出力
:無電圧接点出力 [ 定格
d)異常信号出力
:無電圧接点出力 [ 定格
AC125V 1A (抵抗負荷にて) / 1a]
AC125V 1A (抵抗負荷にて) / 1a]
AC125V 1A (抵抗負荷にて) / 1a]
(3)ライフ信号出力 ・・・本装置が動作状態時、ON/OFF の切替信号を連続出力します。装置故障状態
では ON 又は OFF が固定出力されます。
a)装置故障状態 :装置故障により正常動作を行えない状態を指します。
1) ベースユニット[HIGRA-300]の CPU 不動状態のとき。
2) ベースユニット[HIGRA-300] ~ 計測ユニット[HIGR-301]間の通信が
行えなくなった状態。
3) ベースユニット[HIGRA-300]から重畳電圧が出力されない状態。
4) ベースユニット[HIGRA-300]の EEPROM 不具合状態。
b)出力信号
:1 秒周期/デューティ比 50%
c)出力構成
:オープンコレクタ出力 [ 定格
動作状態
DC30V 20mA(抵抗負荷にて)]
装置異常状態
1 秒間/D50%
ライフ信号出力
ON
ライフ信号
ON or OFF
COM
OFF
(4)記録計出力
a)出力形態
:直流電流出力
4~20mA (Igr 測定値に対応)
b)出力特性
:
c)出力精度
:出力計算値に対して ±10%
d)負担抵抗
:250Ω以下
20-4
[mA] + 4 [mA]
 測定値 100
= 出力計算値
(5)通信仕様
・RS-485(1) :増設された「計測ユニット:HIGR-301」と通信を行います。「HIGR-301」を
最大 20 台まで増設可能。 基本ユニット:HIGR-300A の「HIGR-301」と
合わせ、合計 21 の測定が可能。
アドレス設定:設定 SW にて行う。[A01~A21](設定値:7 セグメント LED 表示)
・RS-485(2) :オプション品の RS-485 2 線-4 線変換アダプタを接続し絶縁監視システムとの
通信が可能。(終端抵抗切替スイッチ ON:抵抗 ON、 OFF:抵抗 OFF)
- 5 -
3-1-4 重畳電圧発生部仕様
(1)重畳方式
:重畳トランス方式
(2)重畳周波数
:1.0±0.1Hz
(3)重畳電圧
:1.0Vrms±15%(絶縁抵抗 50kΩ、対地静電容量 0μF 時)
(4)出力回路数
:1 回路
3-1-5 表示部仕様
(1)総合表示部
:液晶表示器(LCD)・バックライト有り [16 文字 4 段、数字/英字/カナ]
表示内容・・・測定値/各種設定項目/テスト結果/警報/異常
(2)測定値表示部
:7 セグメント LED [ 3 桁 ]
表示内容・・・測定値、アドレス
(3)重畳電圧出力ランプ
:重畳電圧出力中に点灯。[緑色 LED 表示]
(4)警報ランプ
:警報発報時に点灯。(各ユニット毎に 状態保持/自己復帰 を切替)
[赤色 LED 表示]
a)状態保持・・・ベースユニット [HIGRA-300]の操作で消灯。
b)自己復帰・・・警報動作が復帰条件を満たした時消灯。
(5)異常ランプ
:異常時に点灯。(異常動作に追従)
[赤色 LED 表示]
(6)重畳電圧検出ランプ
:重畳電圧を検出すると点灯し、Igr/Igc の測定が可能。 [緑色 LED 表示]
3-2 構成品別一般仕様
共通仕様
(1)電源
:AC100V±15%、50/60Hz (重畳トランスユニット、外置きコンデンサ除く)
(2)設置環境
:屋内仕様
(3)使用環境
:-10℃~+60℃、85%RH 以下(結露無きこと)
(4)絶縁抵抗
:10MΩ以上(電源端子一括と本体ケース間、DC500V メガー)
(重畳トランスユニット、外置きコンデンサ除く)
(5)絶縁耐圧
:AC2000V、1 分間(電源端子一括と本体ケース間)
(重畳トランスユニット、外置きコンデンサ除く)
(LG-FG 間のショートバーを外した状態で実施)
(6)雷インパルス試験
:B-402 で規定する雷サージ許容試験に適合。
ベースユニット [HIGRA-300]
(1)消費電力
:17VA 以下
(2)外形寸法
:199mm(W)× 201mm(H)× 147.5mm(D)
(3)質量
:4.5kg 以下
(突起部含まず)
計測ユニット [HIGR-301]
(1)消費電力
:12VA 以下
(2)外形寸法
:64mm(W)× 201mm(H)× 147.5mm(D)
(3)質量
:1.2kg 以下
- 6 -
(突起部含まず)
ベースユニットケース [HIGR-∑BA]
(1)消費電力
:1VA 以下
(2)外形寸法
:310mm(W)× 230mm(H)× 189.2mm(D)
(3)質量
:5.6kg 以下
(4)ユニット収納数
:ベースユニット:1 台
(突起部含まず)
計測ユニット:1 台
重畳トランスユニット [HIGR-TRSU2] (電源 AC100V 不要)
[1] 本体
(1)インピーダンス(OR-E 間):10kΩ 以上/50、60Hz
(OR-E 間 AC100V 印加時 流入電流 10mA 以下)
(2)絶縁抵抗
:10MΩ以上(重畳電圧出力端子とケース間、DC500V メガー)
(3)絶縁耐圧
:AC2000V、1 分間(重畳電圧出力端子とケース間)
(4)外形寸法
:200mm(W)×162mm(H)×173mm(D)(突起部含まず)
(5)質量
:13kg 以下
(6)その他
:以下の外置きコンデンサより 1 つを選定し使用(発注)する。
[2] 外置きコンデンサ
[RG11C157UBDAUA:460V 品] (電源 AC100V 不要)
(1)定格電圧
:1111Vp (460VDC に 460VAC が重畳)
(2)静電容量
:150μF
(3)絶縁抵抗
:3000MΩ以上(N ターミナルと C ターミナル間)
500ΩF 以上 (N ターミナルとアース端子間)
(4)絶縁耐圧
:DC1670V、1 分間(N ターミナルと C ターミナル間)
AC2600V、1 分間(N ターミナルとアース端子間)
(5)外形寸法
:280mm(W)×340mm(H)×90mm(D)
(6)質量
:9.0kg
(7)その他
:放電用抵抗 1MΩ
[RG51B157UAVAUA:210V 品] (電源 AC100V 不要)
(1)定格電圧
:507Vp (210VDC に 210VAC が重畳)
(2)静電容量
:150μF
(3)絶縁抵抗
:3000MΩ以上(N ターミナルと C ターミナル間)
500ΩF 以上 (N ターミナルとアース端子間)
(4)絶縁耐圧
:DC770V、1 分間(N ターミナルと C ターミナル間)
AC2600V、1 分間(N ターミナルとアース端子間)
(5)外形寸法
:165mm(W)×215mm(H)×70mm(D)
(6)質量
:2.3kg
(7)その他
:放電用抵抗 1MΩ
※外置きコンデンサの選定と発注について
・お使いの設備の対地電圧以上の定格電圧である外置きコンデンサを選定し、ご使用(注文)下さい。
・上記以外のコンデンサをご希望の場合は、別途販売担当者までご相談下さい。
- 7 -
3-3 検出用 CT [ZT-40C(φ40)](オプション品)
(1)CT 比
:2000 対 1
(2)定格 1 次電流
:200A
3-4 計測ユニット増設用ケース [HIGR-Σ1A,2A,5A]
(オプション品)
増設する為の計測ユニットの収納を行い、このケースの背面端子より、検出用 CT、
重畳電圧検出、各ユニットへの配線等を行います。
・ 計測ユニット収納数
:HIGR-Σ1A・・・・・1 個
HIGR-Σ2A・・・・・2 個
HIGR-Σ5A・・・・・5 個
3-5 ブランクユニット[HIGR-X](オプション品)
各ケースの計測ユニットを収納しない未使用 CH に、ブランクユニットを収納します。
3-6 RS-485 2 線-4 線変換アダプタ[TRJ-485/2-4](オプション品)
絶縁監視システムと接続する際に使用します。
(1)電源電圧
:AC100V±10%、50/60Hz
(2)消費電力
:5VA 以下
(3)絶縁抵抗
:DC500V メガーにて 10MΩ以上(電源一括とシャーシ間)
(4)絶縁耐圧
:AC1500V、1 分間(電源一括とシャーシ間)
(5)外形寸法
:165mm(W)×160mm(H)×60mm(D) (突起部含まず)
(6)質量
:約 850g
(7)その他
:RS-485 2-4 線変換アダプタ 1 台につき、HIGR-300A が 5 台まで接続可能
です。
3-7 ZTH-40 専用計測ユニット[HIGR-301/10](オプション品)
検出用 CT[ZTH-40]を使用する場合の計測ユニットです。
計測部仕様、一般仕様は計測ユニット[HIGR-301]と同等です。
HIGR-301/10 をご使用の場合は、本文中の[HIGR-301]を[HIGR-301/10]と置き換えてお読み下さい。
※ZTH-40 は既設品のみの対応となります。オプション品として ZTH-40 は取扱っておりません。
注意-安全の為、電路と重畳トランスユニット間には必ず保守用のブレーカーを入れて下さい。
絶縁耐圧試験を行う時は、LG-FG 間に接続されているショートバーを必ず外して下さい。
絶縁耐圧試験が終了したら、元の状態に戻して下さい。
危険-電路の絶縁抵抗試験、絶縁耐圧試験を行う時は、安全の為、保守用のブレーカーを切り、
外置きコンデンサの N 端子と接地間を切離してから実施して下さい。
- 8 -
4.各部の名称及び機能(蓋取り付けなし)
No.
ベースユニット
①
重畳電圧出力用ヒューズ
本器重畳信号出力保護用ヒューズです。(125V 1.5A φ6.4×30)
②
電源用ヒューズ
本器電源入力保護用ヒューズです。(125V 2.0A φ5.2×20)
③
電源スイッチ
電源の入/切スイッチです。
④
設定スイッチ
リセット、各種設定、確認を行います。
⑤
液晶表示器(LCD)
測定値/項目/テスト結果/警報/異常を表示します。
⑥
重畳電圧出力ランプ
重畳電圧信号出力中に点灯します。(LED 表示)
⑦
表示ランプ
警報、異常、重畳電圧検出を表示します。(LED 表示)
⑧
7セグメント LED
計測値、アドレスを表示します。
⑨
設定スイッチ
アドレス設定に使用します。
⑩
測定モード ロータリースイッチ
測定項目を選択します。
⑪
警報設定 ロータリースイッチ
警報設定値を選択します。
⑫
対地電圧 ロータリースイッチ
対地電圧を設定します。
⑬
RS-485 終端抵抗切替スイッチ
RS-485 終端抵抗の入/切スイッチです。
⑭
端子台
計測テスト配線、重畳電圧入力用の端子です。
⑮
端子台
ZCT 接続、記録計出力、警報/異常出力用の端子です。
⑯
端子台
⑰
端子台
RS-485 通信用の端子です。
⑱
端子台
AC100V 入出力用の端子です。
⑲
総合電源ヒューズ
計測ユニット
ユニット
名称
説明
ベースユニットケース
リモートテスト入力、テスト結果出力、ライフ信号出力、
重畳電圧信号出力用の端子です。
本器電源入力と増設用 AC100V 電源の保護用ヒューズです。
(125V 5.0A φ5.2×20)
- 9 -
重畳トランスユニット
3
1
2
ユニット
No.
①
重畳トランス
ユニット
名称
電路保護用
ヒューズ
説明
電路を保護する為のヒューズです。
②
端子台
重畳電圧入力/出力、電路接続用の端子です。
③
化粧ビス
外置きコンデンサを固定する為のビスです。(210V 品のみ対応)
5.基本ユニット[HIGR-300A]構成品
名
称
型 式 ・ 仕 様
数量
ベースユニット
HIGRA-300
1
計測ユニット
HIGR-301
1
ベースユニットケース
HIGR-ΣBA
1
重畳トランスユニット
HIGR-TRSU2 (外置きコンデンサ含む)
1
6.付属品
6-1 基本ユニット[HIGR-300A]付属品
名
称
取扱説明書
型 式 ・ 仕 様
数量
-
1
6-2 各構成品付属品
構成品
名
称
型 式 ・ 仕 様
数量
重畳出力ヒューズ
1.5A φ6.4×30
1
電源ヒューズ
2.0A φ5.2×20
2
ビス
M3×8
2
計測ユニット:HIGR-301
ビス
M3×8
1
ベースユニットケース:HIGR-ΣBA
電源ヒューズ
5.0A φ5.2×20
2
重畳トランスユニット:HIGR-TRSU2
ヒューズ
3.0A
1
ベースユニット:HIGRA-300
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7.オプション品
名
称
型 式 ・ 仕 様
検出用 CT
ZT-40C (φ40)
計測ユニット
HIGR-301
ZTH-40 専用計測ユニット
HIGR-301/10 (検出用 CT として ZTH-40 を使用する時)
計測ユニット増設用ケース
HIGR-Σ□A(計測ユニットの数量より選定下さい。)
ブランクユニット
HIGR-X
RS-485 2 線-4 線変換アダプタ
TRJ-485/2-4
(検出用 CT として ZT-40C を使用する時)
8.ご注意
(1)弊社は本製品を安全に使っていただく為、品質・信頼性の向上に努めておりますが、ご使用状態によって
は、故障が発生したり誤動作する可能性があります。故障や誤動作により人命を脅かしたり、人体に危害
を及ぼす恐れのある可能性のある設備、社会的損害を及ぼす設備などの特殊用途にご使用の場合は、事前
に販売担当者までご連絡下さい。
(2)本製品は民生用部品を使用しております。その為、設計寿命は 8 年(年間平均周囲温度 45℃)です。また、
検出用 CT の設計寿命は 16 年(年間平均周囲温度 45℃)です。設計寿命が近づきましたら、オーバーホール、
新品交換等の対応が必要になります。
(設計寿命は計算値であり、保証値ではありません)
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