ライフ・セービング・ルール

昭和シェル石油株式会社
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ライフ・セービング・ルール導入について
ライフ・セービング・ルールとは:
シェルグループで2000年~2008年の9年間に発生した、業務上人身災害に
おける主原因の12項目をルール化して、従業員や関連会社の方々を事故や
災害等から守るために2009年から適用されているものです。
目 的:安全(Safety)に関するグループ目標である「休業災害(LTI)ゼロ」の達成
期 日:2013年1月より
対 象: 昭和シェル石油
: 全部門、全事業所とその協力会社
ソーラーフロンティア : 全部門、全事業所とその協力会社
関係会社等
: 関係会社とその協力会社
昭和シェル石油株式会社
ライフ・セービング・ルール要約
#1
作業許可・・・必要な場合、適切な作業許可証を取得して作業する
#2
ガス検知・・・必要な場合にはガス検知を実施する
#3
危険物の隔離と保護具の使用・・・作業開始前には危険物の隔離を確認する。また、規定の保護具を使用する
#4
入槽許可・・・閉空間に入る前には入槽許可を得る
#5
安全装置解除時の許可・・・安全上の重要な装置、機器、システムを無効にしたり、或いは停止する前には許可を得る
#6
高所作業・・・高所作業の時、墜落しないように保護具をつける
#7
吊荷下立入禁止・・・吊り下げられた荷物の下は歩かない
#8
指定場所以外禁煙・・・指定場所以外でタバコを吸わない
#9
アルコール・薬物禁止・・・仕事中、運転中はアルコールを飲まない 不法薬物(違法・非合法)は摂取しない
#10 運転中の携帯電話禁止と法定速度遵守・・・運転中は携帯電話を使用しない、また速度を超過しない
#11 シートベルト着用・・・シートベルトを着用する
#12 運行管理計画の遵守・・・規定された運行管理計画に従う
昭和シェル石油株式会社
ルール #1
作業許可
必要な場合、適切な作業許可証を取得して作業する
作業許可証には安全を維持するためにすべきことを明記する。
あなたがすべきことは 、
 作業許可証を理解して従う。
 作業許可証が有効であること(期限切れでない)を確認する。
 作業の監督者、或いは責任者と共に作業を開始するために安全である事を確認する。
あなたが作業の監督者、或いは責任者である場合、あなたがすべきことは、







作業許可証がこの作業に必要かどうか確認する。
作業場が作業開始前に点検されていることを確認する。
作業許可証がどのように安全を維持するか説明する。
作業許可証が正しい手続きで許可されたものか確認する。
作業を開始するために安全であることを確認する。
作業内容に追加や変更があった場合、新たな作業許可証を取得 する。
作業が完了されていることを確認する。
昭和シェル石油株式会社
ルール #2
ガス検知
必要な場合にはガス検知を実施する
爆発を防止するため、或いはあなたが安全に呼吸が出来るよう、ガス検知を実施
する。
あなたがすべきことは、
 作業の監督者、或いは責任者と共に、ガス検知が実施されているか確認する。
 作業の監督者、或いは責任者と共に、 作業を開始する為に安全であることを確認する。
 ガス臭い時は作業を中止する。
あなたがガス検査を行う場合、あなたがすべきことは、
 作業許可証が必要となる検査かどうか、また、どのような頻度で行うか理解する。
 検査は認証された機器を使用する。
あなたが作業の監督者、或いは責任者である場合、あなたがすべきことは、
 ガス検知が作業許可証に従い行われていることを確認する。
 必要あれば、更なるガス検知を要求する。
 作業を開始するために安全であることを確認する。
昭和シェル石油株式会社
ルール #3
危険物の隔離と保護具の使用
作業開始前には危険物の隔離を確認する。また、規定の保護
具を使用する
危険物、例えば、電気、圧力、毒性物質、毒ガス、化学品、高温流体、放射線等を隔
離し安全を確保する。
作業許可証等により規定した保護具、例えば、自給式呼吸器、絶縁用保護具、電気
閃光アーク保護具、耐化学品作業服を使用する。
あなたがすべきことは、
 危険から身を守る隔離方法を理解する。
 作業の監督者、或いは責任者と共に、 危険物が隔離されていることを確認する。
 作業の監督者、或いは責任者と共に、作業を開始するために安全であることを確認する。
あなたが作業の監督者、或いは責任者である場合、あなたがすべきことは、
 危険物が隔離されていることを確認する。
例えば、仕切板挿入、閉止スイッチ、施錠等
 残圧等の蓄積されたエネルギー、或いは他の危険が残っていないことを確認する。
 作業を開始するために安全であることを確認する。
昭和シェル石油株式会社
ルール #4
入槽許可
閉空間に入る前には入槽許可を得る
閉空間(槽、タンク、配管等)では可燃性ガスや毒ガスを含む場合、酸欠の恐れもあ
る。また、あなた自身の転落や落下物の危険もある事から入槽許可によって安全を
確保する。
あなたがすべきことは、
 作業の監督者、或いは責任者と共に、 作業を開始するために安全であることを確認する。
 監視人と共に、入槽可能であることを確認する。
 作業許可証の要求事項に従う。
あなたが監視人である場合、あなたがすべきことは、
 閉空間の入槽許可及び管理を行う。
 閉空間にいる人との連絡手段を確保する。
あなたが作業の監督者、或いは責任者である場合、あなたがすべきことは、
 作業許可証の要求事項が実施されているか確認する。
 人が閉空間にいる時、常に資格ある監視人がいることを確認する。
 作業許可に従いガス検知が行われていることを確認する。
昭和シェル石油株式会社
 作業を開始するために安全であることを確認する。
ルール #5
安全装置解除時の許可
安全上の重要な装置、機器、システムを無効にしたり、或いは
停止する前には許可を得る
安全上の重要な装置、機器、システムは安全確保の為に正しく作動しなければなら
ない 。例えば、緊急停止システム、アラーム、火災及びガス警報システム、絶縁装
置、安全弁、レベルコントロール、誤操作防止の施錠、「作業中」の札掛け、クレー
ン・コンピューター制御、車載のモニタリング・システム等が含まれる。
あなたがすべきことは、
 監督者、或いは責任者から安全上の重要な装置、機器、システムを無効にしたり、
停止するような場合には監督者や責任者に相談して事前に許可を 得る。
あなたが作業の監督者、或いは責任者である場合、あなたがすべきことは、
 あなたの作業場における、安全上の重要な装置、機器、システムを特定する。
 許可が正しいレベルで出されているか確認する。
昭和シェル石油株式会社
ルール #6
高所作業
高所作業の時、墜落しないように保護具をつける
墜落防止の環境が整っていない危険のある場所で高所作業を行う場合、安全確保の
ために墜落防止の保護具を使用する。 墜落防止の環境というのは、承認された作業
床(足場)、手すり付きの階段、昇降機等が含まれる。
あなたがすべきことは、
 高所作業を開始する前には、作業許可で指定された墜落防止の保護具を使用している
か確認する。
 使用する保護具がどのようなものであるか、また、その使い方を理解する。
 保護具は定期的に点検し、また、使用前にもチェックする。
あなたが作業の監督者、或いは責任者である場合、あなたがすべきことは、
 高所での作業を開始するために安全であることを確認する。
昭和シェル石油株式会社
ルール #7
吊荷下立入禁止
吊り下げられた荷物の下は歩かない
吊り下げられた荷物の下での作業や通行は、荷物があなたの上に落下する危険
がある。
吊り下げられた荷物:地面の上部に一時的に吊り下げられた物体、また掛けられた物体です。
あなたがすべきことは、
 吊り下げられた荷物の下はもちろんクレーン作業範囲内の立入禁止区域には立ち
入らない。
 指揮者、合図者或いは運転者の指示に従う。
あなたが監督者、或いは責任者である場合、あなたがすべきことは、
 クレーン作業範囲内には立入禁止の措置(ロープや標識)を行う。
 安全通路を確保し吊り下げられた荷物の下は絶対に通行させない。
昭和シェル石油株式会社
ルール #8
指定場所以外禁煙
指定場所以外でタバコを吸わない
喫煙、マッチ或いはライターの使用は、引火物を発火させる可能性がある。
指定する喫煙場所は、火災及び爆発の原因となるようなことがないように安全を維
持する。
あなたがすべきことは、
 指定された喫煙場所がどこであるか理解する。
 あなたが指定場所以外で誰か喫煙している人を見つけたら、注意し止めさせる。
あなたが監督者、或いは責任者である場合、あなたがすべきことは、
 喫煙の指定場所を周知する。
 指定された喫煙場所がはっきり解るような表示を確実に行う。
昭和シェル石油株式会社
ルール #9
アルコール・薬物禁止
仕事中、運転中はアルコールを飲まない。不法薬物(違法・非
合法)は摂取しない。
仕事中、運転中のアルコールや不法薬物(違法・非合法)、或いは合法薬物の乱
用はあなたの仕事を安全に行う能力を失う事になる。
あなたがすべきことは、
 あなたのパーフォーマンスに影響があるかも知れない薬物を服用している場合、
監督者或いは責任者に常に報告する。
※業務(運転)に支障をきたす薬を服用している場合は上司に報告する
 疑問がある場合には監督者、責任者、或いは医師に確認する。
 不法な薬物の使用、保持、売買、或いは広めるような事はしない。
 あなたが仕事中、運転中の飲酒や薬物の乱用を発見した場合、注意し止めさせる。
あなたが監督者、或いは責任者である場合、あなたがすべきことは、
 作業するのに適する(健康)と思われる人にだけ仕事を行わせる。
昭和シェル石油株式会社
ルール #10
運転中の携帯電話禁止と法定速度遵守
運転中は携帯電話を使用しない、また速度を超過しない
運転中のスピード違反や携帯電話の使用は、あなたの車のコントロールを失う危険が
ある。
あなたが運転者である場合、運転中にあなたがすべきことは、
 携帯電話は運転中は使用しない。
※ 昭和シェル石油社員およびソーラーフロンティア社員はハンズフリーも禁止です。
その他、関係会社もハンズフリー禁止が望ましいが所属する会社の指示に従って下さい。
 運転速度は道路交通法、或いは運行管理規定に従い、且つ、制限速度以下であっても
状況に応じて更に速度を下げて運転する。
あなたが同乗者(乗客)である場合、あなたがすべきことは、
 運転者が運転中に携帯電話を使用する場合、注意し止めさせる。
 運転者が制限スピードを超過して運転している場合、注意し止めさせる。
昭和シェル石油株式会社
ルール #11
シートベルト着用
シートベルトを着用する
シートベルトは運転中の事故における怪我からあなたを守り、また安全を維持する
ものである。
あなた (運転手及び同乗者)がすべきことは、
 常に3点式シートベルトを使用する。
例外として2点式シートベルトしか使用できない車両は 2点式シートベルトを使用
する。また、シートベルトが使用できない車両(公共交機関等)に乗車する場合は除く
 あなたのシートベルトが適正に作動することを確認する。
 シートベルトは走行中に外さない。
 運転を開始する前に車の中では全ての人が適正にシートベルトを着用していること
をチェックする。
 あなたの同伴者が適正にシートベルトを着用していない時は、注意し着用させる。
昭和シェル石油株式会社
ルール #12
運行管理計画の遵守
規定された運行管理計画に従う
運行管理計画は、安全に運行また到着するために必要なあなたのための計画である。
あなたが運転者である場合、あなたがすべきことは、
 監督者、或いは責任者と運行管理計画について出発前に確認する。
 出発前に運行管理計画を理解する。
 運行管理計画で指定した任務、運転及び休息時間に従う。
 運行管理計画で指定したルートに従う。
 変更が発生した場合、監督者あるいは責任者に報告する。
あなたが監督者、或いは責任者である場合、日常的にあなたがすべきことは、
 運行管理計画が立てられ、また、計画通りであったことをチェックする。
 運転者が運行管理計画を理解し、それに従っていることをチェックする。
昭和シェル石油株式会社