血液オプション検査 検査項目の解説 種別 検査項目 異常を指摘されたら 高い場合 異常値の場合、疑われる病気や状態 ! 専門医療機関で診断を受けてください。 CEA 腫 瘍 マ ー カ ー 内科・消化器科 呼吸器科・婦人科 超音波、CT、MRI などの画像検査 シフラ 呼吸器科 CA19−9 内科・消化器科 SCC 内科・消化器科 呼吸器科・婦人科 エラスターゼ 1 消化器内科 PSA 泌尿器科 CA125 婦人科・消化器科 抗p53抗体 種別 検査項目 内科・消化器科 婦人科・外科等 超音波、CT、MRI などの画像検査 異常を指摘されたら 腫瘍マーカーが陽性であれば、がんの有無を確かめるために、精しい検査が必要になります。 がんの可能性はありますが、必ずがんがあるとは限りませんし、がんがあっても陽性にならないこともあります。 また、がん以外の良性疾患でも陽性となることがあります。 ※ 抗p53抗体のように、前がん状態(がんになる前の段階) から陽性を示すものもあります。 現在問題がなくても、今 のご自身の値から上昇傾向にないかどうか経過を見ることが早期発見につながります。 ※ CA125は、生理中・妊娠中は高値に、閉経後・卵巣摘除後は低値になる傾向があります。 食道がん SCC 乳がん CA125 CEA 肺がん シフラ SCC CA125 CEA 胃がん CEA 膵がん CA125 CA19-9 エラスターゼ1 CEA 肝細胞がん PIVKA-Ⅱ AFP 胆のう・胆管がん CA19−9 子宮頸がん SCC 大腸がん CEA 前立腺がん PSA 卵巣がん CA125 高い場合 低い場合 ペプシノゲンⅠやⅡ、 Ⅰ/Ⅱを組み合わせて判定: 萎縮性胃炎、消化性潰瘍、胃がんなど ペプシノゲン 胃 部 ヘリコバクター ピロリ抗体I gG 胃がんリスク 検診(ABC検診) 消化器科 胃がん、慢性胃炎、十二指腸潰瘍、胃潰瘍 胃内視鏡検査 ペプシノゲンとヘリコバクターピロリ抗体検査の結果 から、右図のように分類します。胃がんリスクはB<C<D 群の順に高リスクとなります。リスクに応じて内視鏡 検査や胃部X線検査が必要です。 ネコ、 イヌ、 マウス、 ( ラット、モルモット) ハウスダスト、 ヤケヒョウヒダニ ヤ ダ 症状により、 呼吸器科 耳鼻咽喉科 抗体価 ( ) 風疹、麻疹、 おたふく、水痘 (−) (+) アレルギー疾患の原因となることもあります。「掃除を まめに」 「 高性能フィルター付きの空気清浄機や掃除機 を使う」 で接触回避を。 アレルギー疾患、 特に花粉症の原因となることもあります。 「外出時はマスク、眼鏡を装着」 「 帰宅時は、服を払い、 うがい、洗顔」 「洗濯物は外に干さない」で接触回避を。 スギ、 カモガヤ、 ヒノキ 感 染 症 ペプシノゲン ヘリコバクターピロリ抗体 (−) (+) A群 B群 D群 C群 アレルギー疾患の原因となることもあります。主に動物 の毛などが原因。「ペットは週に1回は洗ってあげる」 「掃除をまめに」 「 高性能フィルター付きの空気清浄機や 掃除機を使う」 で接触回避を。 動物上皮 ア レ ル ギ ー ABC分類 予防接種は、 お住まいの地域の 予防接種をしましょう。 ご自身と共に、大切な家族への感染や職場での流行を 防ぎましょう。 医院、診療所、病院 でご相談ください。 (甲状腺刺激 TSH ホルモン) (遊離トリヨード FT3 甲 状 腺 機 能 甲状腺や脳下垂体などの疾患が疑われます。 サイロニン) FT4(遊離サイロ キシン) マイクロゾーム テスト サイロイド テスト 内分泌代謝内科 耳鼻咽喉科 免疫系の甲状腺疾患 (バセドウ病、甲状腺機能低下症) などが疑われます。 BP−PAF206(1) 種別 検査項目 異常を指摘されたら 高い場合 低い場合 異常値の場合、疑われる病気や状態 ! 専門医療機関で診断を受けてください。 赤血球数 造 血 機 能 な ど 多血症など 貧血 血小板数 出血、骨髄性慢性疾患 血小板凝集、慢性肝炎、肝硬変、血小板減少性紫斑病 白血球数 ストレス、喫煙、妊娠、細菌感染、炎症、白血病など ウイルス感染、造血能低下、脾機能亢進など 血色素量 Ht 内科・血液内科 GOT (AST) GOT>GPT:急性肝炎初期、アルコール性肝障害、肝硬変、肝がん、心筋疾患・筋疾患、溶血など G P T( ALT ) GPT>GOT:急性肝炎、慢性肝炎、過栄養性脂肪肝など γ-GTP (γ-GT) 肝 機 能 ALP アルコール性肝障害、慢性肝炎、脂肪肝など 内科・消化器科 脂肪肝、骨疾患、甲状腺機能亢進症、胆汁うっ滞、 胆管炎、妊娠など アルブミン 腎 機 能 低栄養、炎症、肝硬変、ネフローゼ症候群など 総蛋白 脱水、膠原病、慢性感染症など ネフローゼ症候群、栄養不良、吸収不全症候群、肝硬変など A/G比 免疫低下状態など 低栄養、炎症、肝硬変、ネフローゼ症候群、肝炎、 慢性感染、膠原病など 尿素窒素 脱水症、高タンパク食、けが、脱水症、痛風、尿毒症、 腎障害など 低タンパク食、妊娠、肝硬変、多尿など 肉食後、脱水症、心不全、腎障害など。 筋肉量減少 (筋疾患や低栄養) 、肝障害、妊娠など 肥満、飲酒、高プリン体食(動物の内臓、魚の干物など)、 腎障害など 低尿酸血症 糖尿病、内分泌疾患など 糖尿病治療薬、アルコール多飲、胃切除後症候群、 内分泌疾患など 糖尿病など 肝硬変、貧血など 肥満、糖尿病 (インスリンが出すぎるタイプ) 、肝疾患、 末端肥大症、インスリン産生腫瘍など 糖尿病(インスリンが出ないタイプ)、下垂体機能低下、 副腎機能低下、低血糖など 内科・腎臓内科 クレアチニン eGFR 痛 風 尿酸 内科 血糖 糖 代 謝 HbA1c インスリン 内科・糖尿病内科 内分泌代謝内科 HOMA−R 膵 機 能 脂 質 機 能 亜鉛欠乏など アミラーゼ ご自身のインスリンの効き具合を推測します。 消化器科 膵疾患、唾液腺疾患、腎不全など 膵や唾液腺の摘出や機能低下 LDL−ch 脂質異常症、糖尿病、甲状腺機能低下症、 閉塞性黄疸、ネフローゼ症候群など 低栄養、肝疾患、甲状腺機能亢進症など HDL ‐ch 長期多量飲酒など 肥満、運動不足、喫煙、糖尿病、 家族性脂質異常症など 中性脂肪 高カロリー食、肥満、糖質過剰摂取、糖尿病、 アルコール多飲、脂肪肝、家族性脂質異常症など 低栄養、甲状腺機能亢進症、家族性脂質異常症など 高感度CRP 内科 内分泌代謝内科 動脈硬化や狭心症など アポA-1 高HDL血症 アポB LDL-chの変動を示しています。その他、ネフローゼなど アポE 中性脂肪の変動を示しています。 その他、ネフローゼ、原発性胆汁性肝硬変、糖尿病、 閉塞性黄疸等の胆汁うっ滞など HDL-chの変動を示しています。 その他、動脈硬化症、糖尿病、慢性腎不全、肝疾患など 種別 検査項目 異常を指摘されたら 高い場合 低い場合 異常値の場合、疑われる病気や状態 ! 専門医療機関で診断を受けてください。 腫 瘍 マ ー カ ー P IVKA−Ⅱ 消化器科 肝細胞がんなど (その他、良性疾患) AFP 消化器科 肝細胞がん、慢性肝疾患など (その他、良性疾患) PSA−ACT PSA フリー/ トータル比 泌尿器科 前立腺がん、前立腺肥大など 前立腺がんなど MCV、MCH、 MCHC 貧血のタイプを判断する参考となります。 Fe 造 血 機 能 な ど 鉄欠乏性貧血など 総鉄結合能 フェリチン 内科・血液内科 白血球百分率 鉄欠乏性貧血など 慢性炎症やがんなど 慢性炎症やがんなど 鉄欠乏性貧血など ● 好中球(桿状核球・分葉核球) : ストレス、炎症、感染症、血液疾患など ● リンパ球:ウイルス感染症、血液疾患など ● 単球:結核などの感染や血液疾患など ● 好酸球:アレルギーなど 亜鉛 脂肪肝、糖尿病、ネフローゼ症候群、 甲状腺機能亢進症など ChE 内科・消化器科 ヒアルロン酸 慢性肝炎、リウマチ性関節炎など HBs抗原 痛 風 %尿酸 クリアランス比 内科 高尿酸の場合、尿酸産生過剰型というタイプに分類 されます。 心 臓 NT- ProBNP 循環器科 心不全など (高値では、心臓病の他、心臓疾患が原因の 脳卒中リスクも上がると予測されます。) 消化器科 5-AG 糖 1, 代 謝 尿中微量アルブミン 内科・糖尿病内科 内分泌代謝内科 膵 機 能 消化器科 リパーゼ リ ウ RAテスト マ チ 関 CRP定量 連 内科・リウマチ科 整形外科 B型肝炎 C型肝炎 腎障害、糖尿病性腎症など 膵疾患、膵がん(初期)など 細菌感染症、膠原病・血管炎、悪性腫瘍、 脳・心筋疾患など 男性ホルモンの他、免疫やストレスに対する抵抗性など様々な働きがあります。 通常、加齢により低下。 副腎疾患のこともあります。 婦人科受診をおすすめします。生理周期、基礎体温などが参考になることがあります。 FSH 骨 代 謝 TRACP−5b 繊維性骨炎、閉経後骨粗鬆症、甲状腺機能亢進症、 副甲状腺機能亢進症、がんの骨転移など ⅠCTP 内科 内分泌代謝内科 膵疾患、肝疾患など 関節リウマチなどの免疫疾患、慢性肝炎など 内分泌代謝内科 婦人科 BAP 高尿酸の場合、尿酸排泄低下型というタイプに分類 されます。 糖尿病など DHEAs ホ ル モ E2 ン 低栄養、肝疾患など 肝腫瘍、慢性肝疾患など 肝 炎 ウ イ ル ス HCVRNA ● リンパ球:悪性リンパ腫など 亜鉛欠乏など (コリンエステラーゼ) 肝 機 LAP 能 ● 好中球(桿状核球・分葉核球) : 肝・脾疾患、薬剤、内分泌疾患、血液疾患、 感染症など 腎性骨異栄養症(無形成骨症)など 骨粗鬆症など がんの骨転移、 がんに伴う高カルシウム血症、骨ページェット病、 慢性腎不全による副甲状腺機能亢進症など BP−PAF205(2)
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