岩手県八幡平市の「松川小水力発電所」竣工について

2016 年 4 月 28 日
株式会社洸陽電機
岩手県八幡平市の「松川小水力発電所」竣工について
~当社初、地域貢献型の水力発電事業がスタート~
株式会社洸陽電機(本社:兵庫県神戸市東灘区、代表取締役社長:乾正博、以下当社) は、4 月 27 日に当社
初の水力発電所となる「松川小水力発電所」で竣工式を執り行いました。
後藤川幹線水路に建設した小水力発電設備
神事の様子
竣工式には八幡平市長の田村正彦氏、松川土地改良区理事長の遠藤實光氏、当社会長の山本吉大ならび
に協力会社関係者、約 30 名が出席しました。
神事に続き行われた通電式では、八幡平市長が発電所の運転ボタンを押すと入口弁が開き、水が流れ出すと
水車発電機が回転し、発電が開始されました。
当発電所は、後藤川幹線水路の落差工に株式会社北陸精機製の小水力発電設備「パワーアルキメデス」を設
置し、農業用水を利用して出力 37kW の発電を行います。年間発電量は約 30 万 kWh(一般家庭約 92 世帯分の
年間電力消費量に相当※1)となる見込みで、発電した電力は固定価格買取制度により全量を売電します。平成
27 年 10 月 29 日より建設を開始し、このたび運転開始の運びとなりました。
本事業は、当社が発電事業者として、松川土地改良区が管理する土地改良施設(後藤川幹線水路)の農業用
水を利用して従属発電を行うものです。民間事業者が土地改良施設において単独で発電事業を行うのは、東北
圏内では初の事例となります※2。
当社では、多様な国産の再生可能エネルギーを組み合わせて提供することで、社会に貢献することを目標に、
電源開発を進めています。本事業では調査・建設・維持管理において地元と密着した事業体制を構築することを
目指してまいりました。この松川小水力発電所は、今後 20 年以上にわたって発電いたします。本事業を、洸陽電
機が推進する「地域貢献型水力開発」のモデル事業とし、今後、より地域の方々と連携した水力開発を目指して
まいります。
※.1 当社調べ
※.2 世帯当り 3,254.4kWh/年で算出
出典:電気事業連合会『原子力・エネルギー図面集 2015』
松川小水力発電所の概要
(1)発
電
所
名
(2)設
置
場
所
(3)事
業
者
(4)小 水 力 発 電 シ ス テ ム
(5)使
用
水
量
(6)有
効
落
差
(7)発
電
出
力
(8)年 間 発 電 量
(9)本 格 運 転 開 始 日
松川小水力発電所
岩手県八幡平市 後藤川幹線水路
株式会社洸陽電機
株式会社北陸精機製「パワーアルキメデス(高落差圧力管タイプ)」
最大 0.91 ㎥/s(通年)
6.7m
最大 37kW
30 万 kWh(見込み)
2016 年4月 27 日
【本件に関するお問い合せ】
株式会社洸陽電機 総合企画部(広報担当 青井・堅田) TEL:078-851-8819(代)