ダウンロード pdf - 日本シーカ株式会社

Construction
Sealing Materials for Construction
日本シーカの建築用シーリング材
Sealing Materials
f o r C o n s t r u c t i o n
C
O
N
T
E
N
T
S
シーリング材の分類
1
施工実績
3
製品仕様 2成分形シーリング材
7
製品仕様 1成分形シーリング材
9
性状・性能 2成分形シーリング材
11
性状・性能 1成分形シーリング材
13
適材適所表
15
適用プライマー
17
プライマー
19
仕上塗材・打継ぎ
21
目地設計
22
施工手順
26
施工管理
27
積算資料・副資材
28
シーリング材の性能
29
被着体の組合せとシーリング材の種類
30
取扱い上の注意事項
30
シリコーン系
シーリング材の分類
ポリイソブチレン系
変成シリコーン系
2成分形
混合反応硬化
ポリサルファイド系
アクリルウレタン系
ポリウレタン系
シリコーン系
シーリング材
変成シリコーン系
湿気硬化
ポリサルファイド系
ポリウレタン系
酸素硬化
変成ポリサルファイド系
1成分形
エマルジョンタイプ
アクリル系
溶剤タイプ
ブチルゴム系
乾燥硬化
シリコーン系マスチック
非硬化
油性コーキング材
ISO9000:ISO14001認証取得:平塚・小野・新南陽
日本工業規格表示認定書
1 2
施工実績
東京都/THE TOKYO TOWERS[PUNB]
施工実績
栃木県/宇都宮市役所[MS]
北海道/明治乳業十勝工場[MS]
東京都/日暮里舎人線[MS]
栃木県/アルス幼稚園[MS,PUNB]
宮崎県/白洲ヘルス飲料株式会社えびの工場[MS,M1]
3 4
施工実績
金沢21世紀美術館[PS,PUNB]
施工実績
北國新聞社[MS,PS]
パラダイス[MS,PUNB]
福井赤十字病院[MS,PS,PUNB]
イオンモールりんくう泉南 [MS,PUNB]
5 6
製品仕様 2成分形シーリング材
製品仕様
2成分形
シーリング材
製品仕様
変成シリコーン系
(MS-2)
窯業系サイディング目地用
低汚染タイプ
Sikaflex -EX SD-2C
ベルエース® MSNB
4Lセット×2 /箱
※カラーペースト別梱包
グレー他
F-25LM-9030(MS-2)
6 ヵ月
4Lセット×2 /箱
※カラーペースト別梱包
サイディングトナー約600色
F-12.5E-8020(MS-2)
6 ヵ月
4Lセット×2 /箱
※カラーペースト別梱包
グレー他
F-25LM-9030(MS-2)
6 ヵ月
4Lセット×2 /箱
※カラーペースト別梱包
グレー他
F-25LM-8020(PS-2)
6 ヵ月
ホワイト
F-25LM-8020(PU-2)
6 ヵ月
4Lセット×2 /箱
※カラーペースト別梱包
グレー他
F-25LM-9030(UA-2)
6 ヵ月
JSIA-020005
F☆☆☆☆
JSIA-020043
F☆☆☆☆
JSIA-020050
F☆☆☆☆
JSIA-020007
F☆☆☆☆
JSIA-020013
F☆☆☆☆
JSIA-020029
F☆☆☆☆
●練混ぜ時には直射日光下での作
業は避け、日蔭で作業を行ってく
ださい。
●プライマーの塗布ムラがあると十分
な接着が確保できません。プライ
マー処理を十分に行ってください。
●薄層未硬化現象(薄く塗布した箇
所が硬化しない)
を生じる恐れがあ
るため、施工時にはマスキングテー
プを目地縁一杯に貼ってください。
●練混ぜ時の気泡捲き込みに注意
し、シーリング材充填時には目地
底まで十分に充填してください。
(クレーター現象に注意)
●大理石、ガラス留つけを用途とし
ません。
●シーリング材表面に油性やフタル
酸の酸化重合形塗料を塗布すると
乾燥しません。
●シーリング材表面に仕上げ材・塗
料を施す場合は、汚染する可能性
がありますので事前に確認してくだ
さい。
●窯業系サイディングボード専用です。
●練混ぜ時には直射日光下での作
業は避け、日蔭で作業を行ってく
ださい。
●プライマーの塗布ムラがあると十分
な接着が確保できません。プライ
マー処理を十分に行ってください。
●薄層未硬化現象(薄く塗布した箇
所が硬化しない)
を生じる恐れがあ
るため、施工時にはマスキ
施工時にはマスキングテー
ングテー
プを目地縁一杯に貼ってください。
●練混ぜ時の気泡捲き込みに注意
し、シーリング材充填時には目地
底まで十分に充填してください。
(クレーター現象に注意)
●大理石、ガラス留つけを用途とし
ません。
●シーリング材表面に油性やフタル
酸の酸化重合形塗料を塗布する
と乾燥しません。
●シーリング材表面に仕上げ材・塗
料を施す場合は、汚染する可能性
がありますので事前に確認してくだ
さい。
●練混ぜ時には直射日光下での作
業は避け、日蔭で作業を行ってく
ださい。
●プライマーの塗布ムラがあると十分
な接着が確保できません。プライ
マー処理を十分に行ってください。
●薄層未硬化現象(薄く塗布した箇
所が硬化しない)
を生じる恐れがあ
るため、施工時にはマスキングテー
プを目地縁一杯に貼ってください。
●練混ぜ時の気泡捲き込みに注意
し、シーリング材充填時には目地
底まで十分に充填してください。
(クレーター現象に注意)
●大理石、ガラス留つけを用途とし
ません。
●シーリング材表面に油性やフタル
酸の酸化重合形塗料を塗布する
と乾燥しません。
●シーリング材表面に仕上げ材・塗料
を施す場合は、事前に確認してく
ださい。
●プライマー依存性が大きいのでプ
ライマー塗布を十分に行ってくださ
い。専用プライマーを必ずご使用く
ださい。
●混合比を厳守し、開缶(特に基剤)をし
たら全量使い切ってください。基剤と硬
化剤を十分に混合しないと硬化不良を
生じます。
●練混ぜ時には直射日光下での作業は避
け、
日蔭で作業を行ってください。
● 練混ぜ時の気泡捲き込みに注 意し、
シーリング材充填時には目地底まで十
分に充填してください。
(クレーター現象
に注意)
●施工時の温度、湿度が高い場合や下地
に水分を含んでいると発泡する可能性
があります。
●シリコーンシーリング材の近くで同時に
施工すると硬化しないことがあります。
●室内または屋外の日陰に施工した場合、
シーリング材に若干タックが残ることが
あります。
●シーリング材表面に油性やフタル酸の
酸化重合形塗料を塗布すると乾燥しま
せん。
●硫黄系ガスにより、表面が褐色に変色
することがあります。
●シーリング材表面に仕上げ材、塗料を施
す場合は、汚染する可能性がありますの
で事前に確認してください。
種類
製品名
荷姿
色調 (標準色)
JIS A 5758クラス
有効期間
ホルムアルデヒド
汚染対策のための
自主管理規定
留意事項
Sikaflex -MS-2C
®
(シーカフレックス)
®
(シーカフレックス)
ポリサルファイド系
(PS-2)
Sikaflex®-PS-2C
(シーカフレックス)
ポリウレタン系
(PU-2)
低汚染タイプ
Sikaflex®-PUNB-2C
(シーカフレックス)
6Lセット×2 /箱
●混合比を厳守し、開缶(特に基剤)をし
たら全量使い切ってください。基剤と硬
化剤を十分に混合しないと硬化不良を
生じます。
●練混ぜ時には直射日光下での作業は避
け、日蔭で作業を行ってください。
●施工時の温度、湿度が高い場合や下地
に水分を含んでいると発泡する可能性
があります。
●シリコーンシーリング材の近くで同時に
施工すると硬化しないことがあります。
●硫黄系ガスにより、表面が褐色に変色
することがあります。
●硬化後表面にタックが残ります。
●シーリング材表面に油性やフタル酸の
酸化重合形塗料を塗布すると乾燥しま
せん。
●露出目地での使用には適しません。
アクリルウレタン系
(UA-2)
低汚染タイプ
ベルエース® AU7
●混合比を厳守し、開缶(特に基剤)をし
たら全量使い切ってください。基剤と硬
化剤を十分に混合しないと硬化不良を
生じます。
●硫黄系ガスにより、表面が褐色に変色
することがあります。
●シーリング材表面に油性やフタル酸の
酸化重合形塗料を塗布すると乾燥しま
せん。
●プライマー依存性が大きいのでプライ
マー塗布を十分に行ってください。専用
プライマーを必ずご使用ください。
●シリコーンシーリング材の近くで同時に
施工すると硬化しないことがあります。
●シーリング材表面に仕上げ材・塗料を施す
場合は、事前に確認してください。
7 8
製品仕様 1成分形シーリング材
製品仕様
1成分形
シーリング材
製品仕様
種類
製品名
シリコーン系(SR-1)
変成シリコーン系
(MS-1)
オキシムタイプ
低モジュラスタイプ
窯業系
サイディング目地用
Sikasil®-SI
Sikaflex®-M1
Sikaflex®-SD-1C
(シーカシル)
330mlカートリッジ
10本×2箱
(バンド掛け)
荷姿
(シーカフレックス)
(シーカフレックス)
有効期間
ホルムアルデヒド
汚染対策のための
自主管理規定
12 ヵ月
JSIA-020002※
JSIA-020042
F☆☆☆☆
一般タイプ
速乾、中モジュラスタイプ
Sikaflex®-U1NB+
Sikaflex®-15LM
Sikaflex®-11FC
(シーカフレックス)
(シーカフレックス)
(シーカフレックス)
Sikaflex®-
(シーカフレックス)
PRO2UV土木
溶剤タイプ
SikaLastomer®-RB
(シーカラストマー)
320mlカートリッジ
10本×2箱(バンド掛け)
320mlカートリッジ
×25本/箱
320mlカートリッジ
×20本/箱
サイディング用各色
グレー、ホワイト、アイボリー、
ベージュ、アンバー、ブロンズ、
ブラック他 計12色
ホワイト、ライトグレー、
グレー、アイボリー
スタンダードグレー、
ホワイト、アイボリー、
ダークアンバー、ブラック
グレー
ライトグレー
グレー
─
─
F-12.5E-8020相当
─
─
F-20LM-9030相当
─
6 ヵ月
6 ヵ月
6 ヵ月
12 ヵ月
9 ヵ月
6 ヵ月
12 ヵ月
JSIA-020008
F☆☆☆☆
JSIA-020009
F☆☆☆☆
JSIA-020010
F☆☆☆☆
─
9 ヵ月
JSIA-020003
F☆☆☆☆
デュアリボン® MS
ノンブリードタイプ
320mlカートリッジ
10本×2箱(バンド掛け)
※カラーペースト
添加タイプ
ホワイト※、ライトグレー※、
ホワイト、ライトグレー、グレー、
ソフトグレー、グレー、ブラック、
ダークグレー、ブラック、
色調
ダークブラウン、ダークアイボリー※、 ダークブラウン、アイボリー、
アルミ、クリヤー
アンバー、ブロンズ、ステンカラー
G-20LM-9030G(SR-1)
F-20LM-8020(MS-1)
JIS A 5758クラス
G-30SLM-9030G(SR-1)
中モジュラスタイプ
ブチルゴム系(BU-1)
高耐候性
中モジュラスタイプ
320mlカートリッジ
×20本/箱
400mlソーセージ
×20本/箱
12Lペール缶
4L×2/箱
320mlカートリッジ
10本×2箱(バンド掛け)
ポリウレタン系(PU-1)
JSIA-020051
F☆☆☆☆
JSIA-005605
F☆☆☆☆
JSIA-020024
F☆☆☆☆
320mlカートリッジ
×20本/箱
※防カビタイプ
1成分形弾性下地処理材、他 製品仕様
種類
製品名
特長
荷姿
色調
タックフリー
(23℃)
外観
有効期間
ホルムアルデヒド
汚染対策のための
自主管理規定
ポリウレタン系
変成シリコーン系
Sikaflex®-11FC-Quick
Sikaflex®-M1H
(シーカフレックス)
ウレタン塗膜防水材下地処理用
速乾タイプ
320mlカートリッジ
10本×2箱
(バンド掛け)
グレー
35分
ペースト状
6 ヵ月
JSIA-020046
F☆☆☆☆
(シーカフレックス)
高モジュラス速乾タイプ
320mlカートリッジ
×20本箱
グレー
40分
ペースト状
9 ヵ月
─
9 10
性状・性能 2成分形シーリング材
性状・性能
2成分形
シーリング材
種類
変成シリコーン系
Sikaflex -EX SD-2C
ポリサルファイド系
ポリウレタン系
アクリルウレタン系
Sikaflex®-PUNB-2C
ベルエース® AU7
®
Sikaflex®-MS-2C
製品名
(シーカフレックス)
JIS A 5758クラス、耐久性区分
主成分
外観 基剤/硬化剤/カラーペースト
(別梱包)
混合比(重量比)
5℃
50℃
5℃
50℃
縦
スランプ(mm)
横
弾性復元性(%)
JIS A 5758に 引張特性・引張応力
基づく性能 (N/mm2)
定伸長下での接着性
23℃
−20℃
23℃
−20℃
圧縮加熱・引張冷却後の接着性
水浸せき後の定伸長下での接着性
体積損失(%)
密度(g/ml)
5℃
押出し性(秒)
23℃
F-25LM-9030
(MS-2)
(基剤)
変成シリコーンポリマー
(硬化剤)錫化合物
ペースト状/ペースト状/ペースト状
基剤:硬化剤:着色剤=100:10:4.9
0
0
0
0
93
0.2【M100】
0.3【M100】
異常なし
異常なし
異常なし
異常なし
1.1
1.12
3
2
23℃
2
4
4
(シーカフレックス)
窯業系サイディング目地専用
F-12.5E-8020
(MS-2)
(基剤)
変成シリコーンポリマー
(硬化剤)錫化合物
ペースト状/ペースト状/ペースト状
基剤:硬化剤:着色剤=100:10:5.1
0
0
0
0
43
異常なし
異常なし
異常なし
異常なし
0.4
1.12
2
2
5℃
35℃
5℃
23℃
35℃
温度
6
3
冬タイプ
可使時間(時間)
3
春秋タイプ
JIS A 1439に
2
2
夏タイプ
基づく性能
24
24
タックフリー(23℃・時間・春秋用)
引張応力・伸び 50%引張応力 最大引張応力 破断時の伸び 50%引張応力 最大引張応力 破断時の伸び
(N/mm2) (N/mm2)
(%)
(N/mm2) (N/mm2)
(%)
条件
引張接着性
0.15
0.49
760
0.18
0.40
560
23℃
養生後
JIS A 5758
0.21
0.65
620
0.23
0.49
400
加熱後 23℃
0.14
0.53
890
0.20
0.34
460
水浸漬後 23℃
ベルエース® MSNB
Sikaflex®-PS-2C
(シーカフレックス)
(シーカフレックス)
F-25LM-9030
F-25LM-9030
F-25LM-8020
F-25LM-8020
(MS-2)
(UA-2)
(PS-2)
(PU-2)
(基剤)
変成シリコーンポリマー (基剤)
(基剤)
ウレタンポリマー
ポリサルファイドポリマー (基剤)
ウレタンプレポリマー
(硬化剤)錫化合物
(硬化剤)
イソシアネートプレポリマー(硬化剤)ポリエーテルポリオール (硬化剤)アクリルポリオール
液状/ペースト状/ペースト状
液状/ペースト状/ペースト状
ペースト状/液状/ペースト状
液状/ペースト状
基剤:硬化剤:着色剤=100:300:16.5
基剤:硬化剤:着色剤=100:10:4.9 基剤:硬化剤:着色剤=100:17:3.8
基剤:硬化剤=1:5
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
95
94
93
90
0.2【M100】
0.2【M100】
0.1【M100】
0.2【M100】
0.3【M100】
0.3【M100】
0.3【M100】
0.2【M100】
異常なし
異常なし
異常なし
異常なし
異常なし
異常なし
異常なし
異常なし
異常なし
異常なし
異常なし
異常なし
異常なし
異常なし
異常なし
異常なし
4.5
3.8
1.1
6.3
1.10
1.20
1.50
1.30
5
5
3
5
─
─
2
2
5℃
23℃
35℃
5℃
23℃
35℃
5℃
23℃
35℃
23℃
35℃
3
1.5
4
3
3
1.5
1.5
3
3
3
3
5
2
4
3
5
2
5
2
12
24
7
24
50%引張応力 最大引張応力 破断時の伸び 50%引張応力 最大引張応力 破断時の伸び 50%引張応力 最大引張応力 破断時の伸び 50%引張応力 最大引張応力 破断時の伸び
(N/mm2)(N/mm2) (%) (N/mm2)(N/mm2) (%) (N/mm2)(N/mm2) (%) (N/mm2)(N/mm2) (%)
0.16
0.49
790
0.17
0.48
647
0.14
0.47
531
0.12
0.68
860
0.21
0.59
660
0.17
0.48
581
0.05
0.34
576
0.09
0.46
860
0.14
0.49
868
0.16
0.44
694
0.11
0.42
517
0.10
0.57
890
5℃
3
※試験結果の数値は標準値を示しています。
11 12
性状・性能 1成分形シーリング材
種類
シリコーン系
オキシムタイプ
製品名
SikaSil®-SI
(シーカシル)
JIS A 5758クラス
主成分
外観
縦
スランプ
横
5℃
50℃
5℃
50℃
弾性復元性
引張特性・引張応力 23℃
JIS A 5758に(N/mm2)
−20℃
基づく性能 定伸長下での
23℃
接着性
−20℃
圧縮加熱・引張冷却後の接着性
拡大・縮小繰返し後の接着性
人工光暴露後の接着性
水浸せき後の定伸長下での接着性
体積損失(%)
密度(g/ml)
5℃
23℃
タックフリー(23℃)
JIS A 1439に
引張応力・伸び
基づく性能
条件
引張
23℃
養生後
接着性
23℃
加熱後
水浸漬後 23℃
押出し性(秒)
G-20LM-9030G
(SR-1)
G-30SLM-9030G
(SR-1)
オルガノポリシロキサン
ペースト状
0
0
0
0
89
0.3【M 60】
0.3【M 60】
異常なし
異常なし
異常なし
─
異常なし
異常なし
4
1.04
4
3
6分
50%
破断時
最大
引張応力 引張応力
の伸び
2
2
(N/mm ) (N/mm ) (%)
0.28
0.45
160
0.26
0.44
190
0.28
0.50
200
主な用途
ガラス用
性状・性能
1成分形
シーリング材
変成シリコーン系
Sikaflex®-M1
(シーカフレックス)
F-20LM-8020(MS-1)
変成シリコーンポリマー
ペースト状
0
0
0
0
63
0.2【M 60】
0.2【M 60】
異常なし
異常なし
異常なし
─
─
異常なし
4
1.44
5
3
1.5時間
50%
破断時
最大
引張応力 引張応力
の伸び
2
2
(N/mm ) (N/mm ) (%)
0.13
0.82
550
0.15
1.05
530
0.10
0.44
800
汎用
ポリウレタン系
Sikaflex®-SD-1C
デュアリボン® MS
─
―
(シーカフレックス)
変成シリコーンポリマー
ペースト状
0
0
0
0
50
─
─
異常なし
異常なし
異常なし
─
─
異常なし
3以下
1.35
─
─
24時間以内
50%
破断時
最大
引張応力 引張応力
の伸び
2
2
(N/mm ) (N/mm ) (%)
0.13
0.42
450
0.13
0.40
420
0.15
0.45
500
窯業系サイディング用
Sikaflex®-U1NB+
(シーカフレックス)
F-12.5E-8020相当
Sikaflex®-15LM
(シーカフレックス)
─
Sikaflex®-11FC
(シーカフレックス)
─
Sikaflex®-
(シーカフレックス)
PRO2UV土木
F-20LM-9030相当
ウレタンプレポリマー
ウレタンプレポリマー
ウレタンプレポリマー
ウレタンプレポリマー
ペースト状
ペースト状
ペースト状
ペースト状
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
94
61
89
─
0.3
【M 60】
─
0.3【M 60】
─
0.4【M 60】
─
0.4【M 60】
─
0.6【M 60】
異常なし
異常なし
異常なし
─
異常なし
異常なし
異常なし
異常なし
─
異常なし
異常なし
異常なし
異常なし
─
異常なし
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
異常なし
異常なし
─
─
異常なし
8
16
7
10
2.6
1.21
1.45
1.27
1.24
1.51
3
─
4
7
─
2
2
2
2
2.2
5時間
1時間
2.5時間
60分
30分
50%
50%
50%
50%
50%
破断時
破断時
破断時
破断時
破断時
最大
最大
最大
最大
最大
引張応力 引張応力 の伸び 引張応力 引張応力 の伸び 引張応力 引張応力 の伸び 引張応力 引張応力 の伸び 引張応力 引張応力 の伸び
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
(N/mm ) (N/mm ) (%) (N/mm ) (N/mm ) (%) (N/mm ) (N/mm ) (%) (N/mm ) (N/mm ) (%) (N/mm ) (N/mm ) (%)
0.58
0.98
201
0.30
0.73
573
0.29
0.56
760
0.40
0.80
310
0.21
0.97
826
0.54
1.12
207
0.28
0.55
425
0.25
0.43
695
0.59
0.99
211
0.37
1.18
821
0.36
0.69
371
0.16
0.69
824
0.28
0.52
771
0.44
0.65
284
0.24
0.88
824
変成シリコーンポリマー
ペースト状
0
0
0
0
83
0.5【M 60】
汎用
被塗装用
低汚染タイプ
屋根材用
コンクリート2次製品用
シート端末処理用
ボックスカルバート目地用
ボックスカルバート目地用
用水路目地用
土木目地用
※試験結果の数値は標準値を示しています。
13 14
適材適所表
適材適所表
(構法・部位・構成材とシーリング材の適切な組み合せ)
シリコーン系
目地区分
構法・部位・構成材
SI
ガラス回り目地
ガラス・マリオン方式
方立無目ジョイント
ガラス回り目地
カーテン 金属パネル方式
パネル間目地
ウォール
石打込みPCa
PCaパネル間目地
PCaパネル方式 タイル打込みPCa 窓枠回り目地
吹付塗装PCa
ガラス回り目地
ALCパネル間目地 塗装あり※1
ALCパネル
(スライド、ロッキング、カバープレート構法) 窓枠回り目地
塗装なし
塗装アルミニウムパネル(強制乾燥・焼付塗装) パネル間目地
パネル間目地・窓枠回り目地
各種 塗装鋼板、ほうろう鋼板パネル
パネル間目地
外装
塗装あり※1
ワーキング
GRC、押出成形セメント版
窓枠回り目地
パネル
塗装なし
ジョイント
パネル間目地
塗装あり※1
窯業系サイディング
窓枠回り目地
塗装なし
パネル間目地
金属製断熱サンドイッチパネル
ガラス回り目地
ガラス回り
水切・皿板目地
金属製
建具回り
建具間目地
建具
シーリング材受け
工場シール
笠木間目地
金属製笠木
笠木間目地
笠木 石材笠置
笠木間目地
PCa笠置
RC壁
構造スリット
RC壁、壁式PCa
コンク 石張り
(湿式)
リート (石打込みPCa、石目地を含む)
ノン
壁
タイル張り
ワーキング
(タイル打込みPCaを含む)
ジョイント
外装 ALCパネル
パネル (挿入筋、ボルト止め構法)
内装
変成シリコーン系
1成分形
構造スリットの目地
窓枠回り目地
塗装あり※1
塗装あり※1
塗装なし
塗装あり※1
塗装なし
水回り
ポリサルファイド系
1成分形
MS-2C
MSNB
M1
○
○
○
○
○
○
△
△
○
○
○
△
○
○
○
○
○
○
○
△※2
△※2
○
○
○
○
○
○
○
△
○
△
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
△
○
△
○
△
○
○
○
△
○
○
○
○
○
△
△
△
△
△
DUR.MS
2成分形
1成分形
2成分形
EX SD-2C
SD-1C
PS-2C
ポリウレタン系
2成分形
1成分形
PUNB-2C
U1NB+
○
○
△
△
△
○
△
○
△
○
△
○
アクリルウレタン系
2成分形
AU7
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
△
○
△
○
塗装なし
打継ぎ目地・ひび割れ 塗装あり※1
誘発目地 窓枠回り目地 塗装なし
石目地
窓枠回り目地
タイル目地
タイル下躯体目地
窓枠回り目地
ALCパネル間目地
2成分形
△
△
○
○
△
○
△
△
○
△
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
△
△
△
○
○
○
○
△
○
○
△
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○:推奨シーリング材
△:適用に際して事前検討が必要です。
※1 塗装性については事前確認が必要です。
※2 プライマーはAQ-1を使用。
(要 バフ掛け)
※ AU7はベルエースAU7です。※ MSNBはベルエースMSNBです。※ DUR.MSはデュアリボンMSです。
15 16
適用プライマー
適用プライマー
プライマー表
ここで表示した組合せは、被着体とシーリング材とプライマーの接着性を示すものであり、シーリング材の材質選定の目安ではありません。
シーリング材の種類
製品名
被着体
アルミニウム板素地
SUS304
素地
銅
鉄板
アルマイト処理 アルミ板
カラーアルミ
処理
亜鉛メッキ鋼板
ガルバニウム鋼板
カラー鋼板
被膜
塩ビ鋼板
熱 アクリル系
硬 アクリルクリアー
金属
化
型 フッ素樹脂系
常 アクリル系
温 ウレタン系
反
応 フッ素樹脂系
塗装 型
タールエポキシ系
アクリル系
常
温 ウレタン系
乾 塩化ビニル系
燥
型 塩化ゴム系
ジンクリッチペイント
金属製断熱サンドイッチパネル
モルタル板
コンクリート・
スレート
セメント製品
ALC 板
ガラス
ガラス・石材・
御影石
タイル
タイル
硬質塩ビ板
塩ビサッシ
軟質塩ビシート
FRP
その他
木材
窯業系サイディング
油性コーキング打ち替え
2 成分形
変成シリコーン系
MS-2C
EX SD-2C
65, 41N
41N
80, 41N
80, 41N
41N
80, 41N
41N
80, 41N
41N
80, 41N
41N
80, 41N
41N
80, 41N
41N
80*
41N*
80*, 41N*
41N*
*
*
80 , 41N
41N*
41N
80, 41N
80, 41N
80, 41N
41N
80, 41N
80
80
80, 41N
AQ-1
80, 41N
41N
41N
41N
80, 41N
80, 41N
41N
80, 41N
65(*2)
65(*2)
80, 41N
80, 41N
80, 41N
41N
80, 41N
41N
41N
EP300(*1)
-
MSNB
80, 41N
80, 41N
80, 41N
80, 41N
80, 41N
80
80, 41N
80, 41N
80, 41N
80, 41N
80, 41N
80, 41N
80, 41N
80, 41N
80, 41N
80, 41N
80, 41N
80, 41N
80, 41N
80, 41N
80, 41N
80, 41N
80, 41N
80, 41N
80, 41N
41N
-
ポリサルファイド系 ポリウレタン系 シリコーン系 変成シリコーン系
SI
PS-2C
PUNB-2C
M1
AQ-1
41N, 65
80, 41N, M
80, 65
AQ-1
80, 41N
80, 41N, M
80, 65
AQ-1
80, 41N
80, 41N, M
80, 65
AQ-1
41N
80, 41N, M
80, 41N
AQ-1
80, 41N
80, 41N, M
80,(41N*3)
AQ-1
80, 41N
80, 41N, M
80,(41N*3)
AQ-1
80, 41N
80, 41N, M
80,(41N*3)
AQ-1
80, 41N
80, 41N, M
80,(41N*3)
80, 41N
80, 41N, M
80,(41N*3)
AQ-1*
80*, 41N*
*
*
80,(41N*3)
80 , 41N
AQ-1*
80,(41N*3)
80*, 41N*
80,(41N*3)
AQ-1
80, 41N
80,(41N*3)
AQ-1
80, 41N
80,(41N*3)
80, 41N
AQ-1
80
41N
AQ-1
80, 41N
80,(41N*3)
80, 41N
80,(41N*3)
80, 41N
80,(41N*3)
80, 41N
80,(41N*3)
80, 41N, M
80, 41N
80, 41N
80, 41N, M
80, 41N
80,(41N*3)
41N
80
80,(41N*3)
AQ-1
41N
80, 41N
80,(41N*3)
80, 41N
80, 41N
80,(41N*3)
─
65(*2)
80, 41N
80, 41N
80
80, 41N, M
80, 41N
80,(41N*3)
80, 41N, M
80, 41N
80,(41N*3)
65
EP300(*1) EP300(*1)
-
1成分形
変成シリコーン系
DUR.MS
SD-1C
○
90
○
90
90
○
90
○
90
○
90
90
90
90
○
○
80
80
80
80
80, 41N
90
80, 41N
90
41N
90
80, 41N
○
90
○
90
90
90
○
90
80, 41N
90
90
-
U1NB+
65, 41N
65, 41N
80, 41N
41N, 65
41N, 65
65
65
65, 41N
41N
41N
65
65
80, 41N
41N
41N, 65
-
ポリウレタン系
15LM
11FC
80
80
80, 41N
80
80
80
80, 41N
80
80
80, 41N
80, 41N
80
80
80
80, 41N
80
65
80
80, 41N
80
80, 41N
80
80, 41N
80
80
80
80, 41N
80, 41N
-
2 成分形
アクリルウレタン系
PRO2UV土木
AU7
80, 41N
80
41N
80, 41N
80, 41N
41N
80, 41N
41N
80, 41N
41N
41N
41N
80, 41N
41N
80, 41N
80, 41N
80, 41N
80, 41N
80, 41N
80, 41N
80, 41N
80, 41N
80, 41N
80, 41N
41N, 65A
80, 41N
80, 215
41N
41N
80, 41N
80, 41N
41N
80, 41N
215
80, 41N
41N, 215
80, 41N
-
備考
長期使用時に不具合が生じる可能性あり
バフ掛けで被着面の研磨が有効
現物で事前確認が必要
事前確認が必要 *印 バフ掛けが必要
旭硝子「ルミロン」ベースのフッ素塗料 事前確認が必要
成分の移行による接着不良の懸念がある
事前確認が必要
プライマーの2 度塗りが必要
バフ掛けが必要
プライマーの2 度塗りが必要
プライマーの2 度塗りが必要
現物で事前確認が必要 上水の配管に使用不可
現物で事前確認が必要
現物で事前確認が必要
現物で事前確認が必要
プライマーの2 度塗りが必要
使用前に目的に適合するか事前に接着性確認試験を必ず行ってください。上記以外の材質及び不明な点は弊社へお問合せください。
1.
(*1)
:バリアプライマーの EP300が硬化後に 41Nもしくは 80を塗布。EP300 のはみ出し部の黄変に注意。
2.
(*2)
:弊社へお問い合せください。
3.
(41N*3)
:ノンワーキングジョイントのみ適用
※ AU7はベルエースAU7です。※ MSNBはベルエースMSNBです。※ DUR.MSはデュアリボンMSです。
17 18
プライマー
製品名
タイプ
外観
主成分
主溶剤
5℃
23℃
35℃
塗布後有効時間(時間)
開封後使用時間
有効期間
荷姿
ホルムアルデヒド汚染対策
のための自主管理規定
乾燥時間(分)
備考
製品名
タイプ
使用対象
外観
主溶剤
乾燥時間 23℃(分)
保存期間
荷姿
ホルムアルデヒド汚染対策
のための自主管理規定
プライマー
Primer-41N
Primer-80
(プライマー)
(プライマー)
1成分形
無色透明
ウレタン系
酢酸エチル、
メチルエチルケトン、酢酸n-ブチル
60以上
30以上
30以上
8以内
当日内
6 ヵ月
500g缶×(10/箱)
JSIA-020016
F☆☆☆☆
1成分形
淡黄色透明
ウレタン系
酢酸エチル、
酢酸n-ブチル、メチルエチルケトン
60以上
30以上
15以上
8以内
当日内
6 ヵ月
500ml缶×(10/箱)
JSIA-020026
F☆☆☆☆
無黄変タイプ
難黄変タイプ
Primer-AQ-1
(プライマー)
1成分形
ガラス、ホーロー、タイル、磁器、金属
淡黄色透明
ノルマルヘキサン、イソプロパノール
30以上
6カ月
250g缶
JSIA-010008
F☆☆☆☆
Primer-90
Sika ®Primer-215
Sika ®Primer-65
Sika ®Primer-65A
Mプライマー
EverBond-EP-300
1成分形
無色透明
ウレタン系
1成分形
淡黄色透明
ウレタン系
1成分形
無色透明
ウレタン系
酢酸エチル
キシレン、トルエン
60以上
30以上
30以上
8以内
当日内
12 ヵ月
500ml缶×(10/箱)
JSIA-020052
F☆☆☆☆
─
30以上
8以内
当日内
12 ヵ月
250ml缶
JSIA-020019
F☆☆☆☆
─
60以上
─
8以内
当日内
6 ヵ月
500ml缶
JSIA-020020
F☆☆☆☆
1成分形
淡黄色透明
ウレタン系
酢酸エチル、
酢酸n-ブチル、トルエン
60以上
30以上
30以上
8以内
当日内
6 ヵ月
500ml缶×(4/箱)
JSIA-020032
F☆☆☆☆
2成分形
淡褐色
エポキシ系
酢酸エチル、酢酸n-ブチル
無黄変タイプ
Sikaflex®-SD-1C専用
黄変タイプ
無黄変タイプ
1成分形
無色透明
ウレタン系
キシレン、アセトン、
トルエン
─
60以上
─
8以内
当日内
6 ヵ月
1L缶
JSIA-020047
F☆☆☆☆
無黄変タイプ
モルタル下地
Sikaflex®-PRO2UV土木専用
湿潤面対応
(プライマー)
カートリッジガン チルトンガン
●特長
・ 高粘度タイプもスムーズに押し出せます。
・ ハンドル部が360°回転するため操作が簡単です。
・ 握りやすいので疲れずに作業できるバランスの良い
ガンです。
・ 大型残圧抜きレバーが付いています。
・ 320ml/330mlカートリッジ用
(シーカプライマー)
(シーカプライマー)
(シーカプライマー)
黄変タイプ
(エバーボンド)
─
─
1日以上
─
─
1ヵ月
12ヵ月
3kgセット(×4/箱)
JAIA-005490(M), 005491(W)
F☆☆☆☆
油性打替用バリアプライマー
主剤:硬化剤=2:1
ソーセージタイプ
環境に負荷の少ないパッケージ
シーカは「EHS」
(Environment, Health, Safety=環境、健康、安全)をスローガンとするエコロジー思想を経営の柱に掲げ、
生態系に優しい製品づくりに全力で取り組んでいます。
●品質安定 包装の技術革新で品質安定
●廃材の減少 ゴミを最小限に抑制
●作業性良好 専用ガンで作業性向上
●後始末も簡単です
製品名
Sikaflex -PRO 2UV土木
®
カートリッジガン スプリングガン
●特長
・ 高粘度タイプもスムーズに押し出せます。
・ 疲れ知らずのバランスの良いガンです。
・ 320mlカートリッジ用
主成分
荷姿
ポリウレタン系
400mlソーセージ×20本
ソーセージガン HS-400, HS-600
●特長
・ 厳寒地においても押し出しがスムーズなハンドガンで、
作業効率が向上します。
・ ソーセージ用、カートリッジ用に切替え可能な多機能タイプです。
・ ハンドルが360°回転する構造により操作が容易です。
・ 小型軽量でありながら、タフで丈夫なガンです。
●部位名称
・ HS-400 400mlソーセージ用
・ HS-600 600mlソーセージ用
19 20
仕上塗材/打継ぎ
目地設計
仕上塗材との付着性と汚染性
1. 目地設計の流れ
下表は一応の目安であり、仕上塗材の成分、メーカーによりバラツキが生じることがあるので必要に応じてご確認下さい。
仕上塗材
シーリング材
合成樹脂エマルジョン
砂壁状仕上塗材
合成樹脂エマルジョン
複層仕上塗材(E)
反応硬化型合成樹脂エマルジョン
複層仕上塗材(RE)
合成樹脂エマルジョン
厚付け仕上塗材(スタッコ)
単層弾性仕上塗材
アクリルウレタン系
変成シリコーン系
変成シリコーン系
ポリサルファイド系
付着性
汚染性
付着性
汚染性
付着性
汚染性
付着性
汚染性
付着性
汚染性
○
△
○
○
○
△
○
○
○
○
○
△
○
○
○
△
○
○
○
○
○
△
○
○
○
△
○
○
○
○
○
△
○
○
○
△
○
○
○
○
○
△
○
○
○
△
○
○
○
○
(低汚染タイプ)
ポリウレタン系
(低汚染タイプ)
(低汚染タイプ)
複層弾性仕上塗材
○
△
○
○
○
△
○
○
○
○
水性塗料
○
△
○
○
○
△
○
○
○
○
溶剤系塗料
△
△
○
○
○
△
○
○
○
○
油性塗料
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
・ 付着性 シーリング材への仕上塗材の付着の程度
○:良好 △:可 ×:不可
・ 汚染性 シーリング材の上に施工された仕上塗材の軟化、変色等の汚れの程度
○:ほとんど汚染しない △:若干するが実用上問題ない ×:汚染する
・ 汚染性の向上には、汚染防止プライマーを塗布することをお奨めいたします。
ワーキング
ジョイント
ム
ー
ブ
メ
ン
ト
の
種
類
ス
タ
ー
ト
2成分形
1成分形
MS-2C
PS-2C PUNB-2C MSNB ※
SI
M1
U1NB+
AU7 ※
DUR.MS
先打ち
(MS-2) (PS-2) (PU-2) (MS-2) (UA-2) (SR-1) (MS-1) (PU-1) (MS-1)
MS-2C (MS-2)
△
△
△
○※
○※
△
△
△
○
PS-2C (PS-2)
○
○
○
○※
○
○
○
○
○
2成分形 PUNB-2C(PU-2)
○
○
○
○※
○※
○
○
○
○
MSNB※(MS-2)
△
△
△
○※
○※
△
△
△
○
AU7 ※ (UA-2)
○
○
○
○※
○
○
○
○
○
SI
(SR-1)
×
×
×
○
×
×
×
×
×
M1
(MS-1)
○
○※
×
○※
○
○
○
×
○
1成分形
U1NB+ (PU-1)
○※
○※
○
○
○※
○
○
○
○※
※
DUR.MS(MS-1)
△
△
△
○
○
△
△
△
○
ム
ー
ブ
メ
ン
ト
︵
ΔL
︶
の
算
定
目地幅
(W)
の決定
W≧ΔL/ε×100+IWel
ΔL:ムーブメント
ε:シーリング材の設計
伸縮率・せん断変形率
IWel:目地幅の施工誤差
ノンワーキング
ジョイント
目
地
幅
許
容
範
囲
確
認
目
地
幅
︵
W
︶
の
決
定
目
地
深
さ
︵
D
︶
の
設
定
目
地
深
さ
許
容
範
囲
の
確
認
目
地
深
さ
︵
D
︶
の
決
定
目
地
幅
許
容
範
囲
確
認
目
地
幅
︵
W
︶
の
決
定
目
地
深
さ
︵
D
︶
の
設
定
目
地
深
さ
許
容
範
囲
の
確
認
目
地
深
さ
︵
D
︶
の
決
定
目
地
形
状
・
寸
法
の
決
定
2. 目地の種類
目地はムーブメントの大きさによって2つに大別される。目地に発生するムーブメントの主な種類として次の4種類がある。
目地区分
ムーブメントの種類
主な目地の種類
・ 金属カーテンウォール各種目地
接着方法
備考
・ 外装パネル目地
シーリング材の打継ぎ(新築工事の場合)
温度変化による
後打ち
部材の熱伸縮
・塗装鋼板目地
・ホーロー鋼板目地
・ 金属製建具目地
・サッシ間目地
・水切・皿板目地
ワーキング
ジョイント
・ PCaカーテンウォール各種目地
・PCaパネル間目地
地震による層間変位
2面接着
金属カーテンウォールなどの
ムーブメントが比較的大きい目地
3面接着
ムーブメントが小さいか
または、ほとんどムーブメントが
生じない目地
・ ALCスライド構法ユニット間目地
・ PCa笠木目地
・ GRC・セメント押出成型板目地
風による部材のたわみ
部材の含有水分の
変化による変形
※ AU7はベルエースAU7です。※ MSNBはベルエースMSNBです。※ DUR.MSはデュアリボンMSです。
[打継ぎ順位]
○ :打継ぎ可能
※
○ :打継ぎ可能 但し打継ぎ面を養生して新しい面に打継ぐことが必要
△ :事前検討
× :打継ぎ不可
仕上塗材
打継ぎ
目地設計
目地設計とは、目地の形状・寸法を決定することである。
・ ガラスまわり目地
・ セメント系ボード類目地
・窯業系サイディング目地
・スレート・ケイカル板目地
・ コンクリート壁各種目地
・RC造のサッシまわり目地
ノンワーキング
ジョイント
・湿式石張り、タイル張り目地
・RC造の打継ぎ目地
・RC造の亀裂誘発
(収縮)
目地
・ PCa壁式構造の目地
・ PCa板の打込みサッシまわり目地
21 22
目地設計
目地設計
3. 目地寸法の設計
(1)目地の動きの算定
(2)目地幅の選定
温度ムーブメント(ΔL1)
α :部材の線膨張係数(/℃)
…………
(表1)
L :部材の設計長さ(mm)
ΔT:部材の年間実効温度差(℃)
……(表2)
Kt :温度ムーブメントの低減率 ………(表3)
ΔL1=α・LΔT(1−Kt)…………(式1)
(表1)部材の線膨張係数
(α)
(×10 -6/℃)
形状
形材
パネル
種類
アルミニウム
アルミニウム板
アルミニウム鋳物
金属
ステンレススチール
鋼
23
23
23
17
10
10
7
9
パネル
種類
アルミニウム
アルミニウム板
アルミニウム鋳物
金属
ステンレススチール
鋼
コンクリート
ALC
ガラス
形状
形材
パネル
(表3)温度ムーブメントの低減率(Kt)
形状
形材
外壁
笠木
0.2
0.3
0.2
0.3
0.3
0.1
0.1
0
0.1
0.1
0.1
0.1
0.1
0.1
−
−
構成部材
種類
表面の色調※2
明色
アルミニウム
暗色
明色
アルミニウム板
暗色
明色
アルミニウム鋳物
暗色
金属
明色
ステンレススチール
暗色
明色
鋼
暗色
明色
コンクリート
暗色
明色
ALC
暗色
−
一般
ガラス
※1
−
特殊
We:目地幅寸法の許容差(mm)
…………………………………
(表5)
外壁
笠木
55
70
55
70
50
65
55
70
55
70
35
40
40
45
45
55
65
80
65
80
55
70
65
80
65
80
40
45
−
−
−
−
※1 熱線吸収・熱線反射などの熱吸収の大きい板ガラス
※2 明色:金属素地光沢を有するもの及び明度が比較的白色に近いもの
暗色:明度が比較的黒色に近いもの
層間変位ムーブメント
(ΔL 2)
(ΔL 3)
ΔL2=h・R・
(1−Kr)
(ロッキング方式)
(1−Kr)……(式3)
ΔL3=a・R・
……
(式2)
(スライド方式)
hp/Wp
スライド方式
0.1
ロッキング方式
0.1
0.2
0.3
ε :シーリング材の設計伸縮率・設計せん断変形率(%)……(表6)
(表5)目地幅寸法の許容差(We)
の標準値(mm)
項目
金属製
カーテンウォール
目地幅の許容差(mm)
±3
アルミニウム
プレキャスト
合金鋳物製
コンクリート
カーテンウォール カーテンウォール
±5
±5
(表6)シーリング材の設計伸縮率
(ε1)及び設計せん断ずれ率(ε2)%の目安
耐久性区分
シーリング材の種類
伸縮
M1
20
15
10
10
10
10
20
せん断
M2
30
30
20
15
20
20
30
9030
9030G
8020
8020
8020
8020
9030
2成分形変成シリコーン系
1成分形シリコーン系
2成分形ポリサルファイド系
1成分形変成シリコーン系
2成分形ポリウレタン系
1成分形ポリウレタン系
2成分形アクリルウレタン系
備考
M1は温度によるムーブメントを考慮する場合
M2は風、地震、振動を考慮する場合
M1
30
30
20
15
20
20
30
M2
60
60
40
30
40
40
60
該当商品
Sikaflex®-MS-2C
Sikasil®-SI
Sikaflex®-PS-2C
Sikaflex®-M1
Sikaflex®-PUNB-2C
Sikaflex®-U1NB+
ベルエース®AU7
(3)設計目地幅の許容範囲の標準値
h :パネル高さ(mm)
a :パネル幅(mm)
R :層間変形角(rad)
Kr:層間変位ムーブメントの低減率…(表4)
(表7)
シーリング材の種類
項目
目地幅の許容範囲
(表4)
層間変位ムーブメントの低減率(Kr)
2以上
2未満・0.5以上
0.5未満
ΔL×100
…………
(式4)
W≧ +IWel
ε
(表2)部材の年間実効温度差(ΔT)
(℃)
線膨張係数
コンクリート
ALC
ガラス
目地幅(W)
最大値
最小値
シリコーン系
(SR)
40(25)
10(5)
変成シリコーン系
(MS)
40
10
ポリサルファイド系
(PS)
40
10
ポリウレタン系
(PU)
40
10
アクリルウレタン系
(UA)
40
10
( )内の数値はグレイジングの場合の寸法を示す。
(注)PCaカーテンウォールの場合
hp:パネルの高さ
Wp:パネルの幅
23 24
目地設計
施工手順
目地設計
施工手順
(4)目地充てん深さの設定
1. 事前検討
目地充てん深さ(D)
と目地(W)の関係は、図の範囲に収まるように設定します。
30
2. 施工準備
30
25
目
地 20
深
15
さ
︵
D 10
︶
mm
5
目
地
深
さ
︵
D
︶
mm
0
0
10
20
30
40
目地幅(W)mm 一般の場合
25
4. 下地の清掃、乾燥
15
10
5. バックアップ材またはボンドブレーカーの装てん
5
0
50
3. 施工前検査
20
0
10
20
30
40
目地幅(W)
mm ガラスまわり目地の場合
50
(2成分形の場合)
6. マスキングテープ貼り
8. 基剤と硬化剤(着色剤)の混合
7. プライマー塗布
9. シーリングガンへの充てん
ワーキングジョイントの目地深さ(D)の許容範囲
目地深さ(D)の寸法の取り方
被着面
W
シーリング材
11. ヘラ仕上げ
被着面
バックアップ材
バックアップ材の断面が四角形
仕上面が平面の場合
10. シーリング材の充てん
D
シーリング材
D
シーリング材
W
D
W
被着面
バックアップ材
バックアップ材の断面が円形
仕上面が平面の場合
12. マスキングテープ除去
バックアップ材の断面が円形
仕上面が凹面の場合
13. 目地周辺の清掃
14. シーリング材の養生
(5)
目地充てん深さの許容範囲の標準
15. 総合検査
(表8)
2成分形
1成分形
シーリング材の
種類 変成シリコーン系 ポリサルファイド系 ポリウレタン系 アクリルウレタン系 シリコーン系 変成シリコーン系 ポリウレタン系
(MS)
(PS)
(PU)
(UA)
(MS)
(PU)
(SR)
項目
30
30
20
20
20
15
20
目地充てん深さ 最大値
10
10
10
10
10
10
10(5)
最小値
の許容範囲
2成分形シーリング材専用カラーペースト(トナー)
( )内の数値はグレイジングの場合の寸法を示す。
製品名
(6)目地計算例
対応製品
顔料入目
荷姿
●設定条件:
アルミカーテンウォール部材長さ3600mm、暗色
(アンバー)
使用シーリング材・2成分形変成シリコーン系 耐久性9030
ムーブメントの低減率Kt=0.2とすれば
-6
L=3600mm ΔT=70℃
α=23×10(/℃)
Kt=0.2 We=+3mm ε1=20%(MS-2-9030)
したがって
ΔL1=23×10-6×3600×70×(1−0.2)=4.63
4.63×100
W≧ +3=26.15≒27mm
20
目地幅(W)
:27mm
●設定条件:
PCaパネル スライド方式
PCaカーテンウォール部材長さ3800mm、幅2000mm
設計層間変位角 R=1/300
使用シーリング材・2成分形ポリサルファイド系 耐久性8020
層間変位ムーブメントの低減率Kr=0.1とすれば
R=1/300 h=3800mm Kr=0.1
We=+5mm ε2=40%
(PS-2-8020)
したがって
ΔL2=3800×1/300×
(1−0.1)=11.4mm
11.4×100
W≧ +5=33.5mm
40
シーリング材用カラーペースト
共用トナー
MS-2C, PS-2C, MSNB, AU7
190gパック
10パック/箱
シーリング材用カラーペースト
サイディング共用トナー
EX SD-2C、SD-1C用
200gパック
10パック/箱
2成分形シーリング材専用反応調整剤
Sikaflex®-MS-2C、EX SD-2C共用
製品名
硬化促進剤
使用方法
内容量
使用量
Sikaflex®-PS-2C専用
硬化遅延剤
硬化促進剤
硬化遅延剤
基剤、硬化剤の練混ぜ時に混合
25ml
50ml
25ml
Sikaflex®-PUNB-2C専用
硬化促進剤
硬化遅延剤
25ml
25ml
25ml
1セットに対し1個
※各調整剤は専用のものをお使い下さい。
2成分形シーリング材の使用温度範囲と可使時間(シーカフレックス)
目地幅(W)
:34mm
季節タイプ
ケース上部
封印テープ色
気温
冬タイプ
春秋タイプ
夏タイプ
青
緑
赤
可使時間(時間)
標準出荷時期目安
5℃
10℃
23℃
30℃
35℃
※地域、その年の気候に
よって異なります
3∼6
2∼4
3∼5
1.5 ∼ 3
3∼5
4∼6
3∼5
2∼4
11 ∼ 2月頃
3 ∼ 4月、9 ∼ 10月頃
5 ∼ 8月頃
1∼3
25 26
施工管理
積算資料
施工管理
積算資料
副資材
シーリング施工手順に準拠して、次に示す管理項目を考慮して下さい。
1. 事前検討
・ 目地の収まり検討
(形状、寸法、2次排水処理)を十分行って下さい。
・ 施工条件
(施工の難易、天候など)を検討して下さい。
・ 接着性の阻害因子を洗い出し、十分検討して下さい。
2. 施工準備
・ 必要に応じて簡易接着試験にて各被着体に適切なシーリング材、プライマーの選定を行って下さい。
・ 各目地にあったバックアップ材、ボンドブレーカーを選定して下さい。
・ 被着体を侵さない清掃溶剤、マスキングテープを選定して下さい。
・ 施工要領書を作成して下さい。
3. 施工前検査
・ 施工箇所、目地形状、寸法や段差の確認を十分行って下さい。
・ 塗装、コンクリート、モルタルなど、被着面に十分養生期間がとられているかを確認して下さい。
・ コンクリート、
コンクリート、ALC、Pca板などに、豆板、欠損、ひび割れがある場合は、適切な補修を行って下さい。
4. 下地の清掃、乾燥
・ 油分、汚れ、切り粉、保護フィルムの粘着性などによる接着不良を防ぐため、必ず溶剤、ハケにて清掃して下さい。
・ 被着面が十分乾燥しているか、マスキングテープの付着度合いなどで確認して下さい。
5. バックアップ材またはボンドブレーカーの装てん
・ 目地深さが指定寸法になるように装てんして下さい。
・ バックアップ材の装てん時にねじれ・傷などが生じないように注意して下さい。
・ 目地深さに余裕がなく、シール厚みが確保できない場合は、ボンドブレーカーを貼って三面接着を防止して下さい。
6. マスキングテープ貼り
・ 被着面の目地縁一杯に合わせて、また被着面に食い込まないようにご注意下さい。
・ マスキングテープは、プライマーの溶剤で接着に悪影響を及ぼさないものをお使い下さい。
7. プライマー塗布
・ ハケなどで塗りむらのないように均一に塗布して下さい。
・ 吸込みの大きい被着体の場合は2度塗りをして下さい。
・ プライマー塗布後は所定のオープンタイムをとり、シーリング材を充てんして下さい。
®
Sikaflex(シーカフレックス)
1L当たりの概算施工メーター数
目地幅(mm)
充填深さ(mm)
6
8
10
6
8
10
12
15
20
25
23.1
17.4
13.0
13.9
10.4
8.3
15
6.9
5.6
4.6
18
20
4.6
3.9
3.1
4.2
3.5
2.8
25
2.8
2.2
1.7
30
40
1.8
1.4
1.1
1.0
0.8
ロス率20%を含んだメーター数
(条件によって異なることがあります)
®
Sikaflex(シーカフレックス)
カートリッジ1本(320ml)当たりの概算施工メーター数
目地幅(mm)
充填深さ(mm)
6
8
10
6
8
10
12
15
20
25
7.3
5.6
4.2
4.4
3.3
2.6
15
2.3
1.8
1.4
18
20
1.5
1.2
1.0
1.3
1.1
0.9
Sika®Primer(シーカプライマー)1缶(500g)当たりの概算施工メーター数
目地幅(mm)
充填深さ(mm)
非孔質面/多孔質面
6
8
10
12
15
20
25
6
291
8
10
15
非孔質面/多孔質面
非孔質面/多孔質面
非孔質面/多孔質面
非孔質面/多孔質面
0.9
0.7
0.5
30
40
0.6
0.4
0.3
0.3
0.2
ロス率20%を含んだメーター数
(条件によって異なることがあります)
18
291
291
218 / 109 218 / 109 218 / 109
175 / 87 175 / 87 175 / 87 175 / 87
145 / 72 145 / 72
116 / 58
25
20
175 / 87
145 / 72
116 / 58
非孔質面/多孔質面
25
30
145 / 72
116 / 58
87 /43
非孔質面/多孔質面
116 / 58
87 /43
70 / 35
40
87 /43
70 / 35
ロス率30%を含んだメーター数
(条件によって異なることがあります)
8. 基剤と硬化剤の混合
(2成分形の場合)
・ ドラム回転形撹拌機(山型パドル)を用いて15分混合して下さい。
・ 混合中は、缶壁、缶底、羽部分の混ざりにくいところをヘラでかき落として、網目模様がなくなるようにして下さい。
・ 気泡をまきこまないようにご注意下さい。
副資材 (バックアップ材およびボンドブレーカー)
9. シーリングガンへの充てん
・ 可使時間以内に、気泡が入らないように注意してシーリングガンに充てんして下さい。
10. シーリング材の充てん
・ 目地幅にあったノズルを選定し、被着面に十分な圧力が掛かり、
かつ、目地底まで充てんできるようにノズルの角度と充てん速度を考慮して下さい。
・ 目地の交差部から充てんを開始し、打止めは交差部を避けて下さい。
11. ヘラ仕上げ
・ シーリング材は充てん後は速やかにヘラ仕上げを行って下さい。
・ ヘラ押さえは十分に行い平滑に仕上げて下さい。
12. マスキングテープ除去
・ マスキングテープの接着剤が被着体に移行することがありますので、へら仕上げ後速やかに除去して下さい。
13. 目地周辺の清掃
バックアップ材
材質
使用部位
コンクリート目地
丸形および中空丸形:目地幅より20∼30%大きいもの
角形:
目地幅より1∼2mm小さいもの
ポリエチレン
発泡体
金属取合い目地
ガラスまわり目地
形状
クロロブレンゴム
EPTゴム
角形・丸形:
高密度タイプ使用
ボンドブレーカー
シーリング材の種類
シリコーン系
・ 目地周辺に付着したシーリング材は、速やかに除去して下さい。
変成シリコーン系
14. シーリング材の養生
ポリサルファイド系
・ 硬化する前に人為的に美観を損なう恐れのある箇所(出入口、床目地など)は、係員に申し出て合板などで養生することを求めて下さい。
ポリウレタン系
15. 総合検査
アクリルウレタン系
適応シーリング材
EX SD-2C/MS-2C/SI/M1/MSNB
ボンドブレーカー
備考
ポリエチレン
(塗布)テープ
目地幅より
PS-2C/PUNB-2C/U1NB+/AU7
シリコーン塗布テープ
1∼2mm小さいもの使用のこと
ポリエチレン(塗布)テープ
・ 指触、目視にて被着面の接着状態などを確認して下さい。
27 28
シーリング材の性能
被着体の組合せとシーリング材の種類
JIS A 5758:2010(建築用シーリング材)規格より抜粋
クラス
25
10
12.5
7.5
30S
タイプF
クラス25LM
クラス25
クラス25LM
クラス25HM
クラス25HM
クラス20
クラス20LM
クラス20
クラス20LM
クラス20HM
クラス20HM
(1)
クラス30S
クラス30SLM
クラス12.5
クラス12.5E
クラス12.5P
クラス30SHM
注(1)
Sはせん断を示す。
クラス7.5
クラス7.5P
シーリング材の性能(タイプG)
25HM
25LM
注(2)目地幅に対するせん断変形率を示す。
一定伸び時の引張り応力よる区分
低モジュラス:記号LM
高モジュラス:記号HM
20HM
0.4以下
0.6以下
30SHM
6.3
60【M 60】
0.4超え※
0.4以下
0.6超え※
0.6以下
0.4超え※
0.6超え※
25HM
20LM
6.5
6.6
6.8
6.9
6.11
6.12
引張応力
引張
23℃
(N/mm2)
特性
−20℃
破壊時の伸び(%)
20HM
12.5E
12.5P
7.5P
3以下
3以下
縦
横
応力測定時の伸び率(%)
6.4
※このクラスの場合は、23℃または-20℃のいづれかの数値を満足すればよい。
25LM
弾性復元性(%)
試験方法
JIS A 1439箇条
6.2
クラス
試験項目
60以上
60【M 60】
0.4以下 0.4超え※
0.6以下 0.6超え※
試験方法
JIS A 1439箇条
6.2
40以上
70以上
100【M100】
0.4以下 0.4超え※
0.6以下 0.6超え※
40未満
─
40未満
6.3
6.4
─
100以上
25以上
─
─
破壊してはならない
─
─
破壊してはならない
破壊してはならない
─
破壊してはならない
─
定伸長下での接着性
圧縮加熱・引張冷却後の接着性
拡大・縮小繰返し後の接着性
水浸せき後の定伸長下での接着性
水浸せき後の接着性 破壊時の伸び率(%)
体積損失
(%)
耐久性
10以下
明確な異常があってはならない
100以上
25以下
25以上
6.5
6.6
6.8
6.9
6.10
6.11
6.12
※このクラスの場合は、23℃または-20℃のいづれかの数値を満足すればよい。
耐久性区分
圧縮加熱温度
(℃)
変化率(%)
30SLM
破壊してはならない
破壊してはならない
破壊してはならない
破壊してはならない
10以下
明確な異常があってはならない
シーリング材の性能
(タイプF)
試験条件
弾性復元性による区分
弾性:記号E
塑性:記号P
3以下
3以下
60以上
100【M100】
0.4超え※
0.4以下
0.6超え※
0.6以下
耐久性による区分
10030 9030
100
90
±30
金属
金属
8020
7020
7010 9030G(3) 注(3)タイプGに分類される1成分形シリコーン系
シーリング材に適用する。
70
80
90(4)
注(4)せん断加熱温度を示す。
±20
±10
30(5) 注(5)せん断変形率を示す。
方立目地
上記以外の目地
コンクリート
ガラス
石、タイル
ALC
サブクラス
20LM
縦
横
弾性復元性(%)
応力測定時の伸び率(%)
引張 引張応力
23℃
2
特性(N/mm )
−20℃
定伸長下での接着性
圧縮加熱・引張冷却後の接着性
人工光暴露後の接着性
水浸せき後の定伸長下での接着性
体積損失
(%)
耐久性
スランプ(mm)
試験における目地幅の拡大・縮小率
±25
±20
±12.5
±7.5
両方向30(2)
クラス
試験項目
スランプ(mm)
取扱い上の注意事項
シーリング材のクラス
シーリング材
クラス25
被着体の組合せと
シーリング材の種類
「国土交通大臣官房官庁営繕部監修 公共建築工事標準仕様書」平成25年版より抜粋
シーリング材の種類
タイプG
シーリング材の性能
仕上げなし
仕上げあり(注)3
押出成形セメント板
(注6)
ポリ塩化ビニル樹脂形材(樹脂製建具)
コンクリート
ポリ塩化ビニル
ガラス
樹脂形材
石、タイル
(注5)
(樹脂製建具)
仕上げなし
ALC
仕上げあり(注)2
押出成形セメント板
ガラス
ガラス
外壁乾式工法の目地
石
石
上記以外の目地
プレキャストコンクリート
打継ぎ目地
仕上げなし
ひび割れ誘発目地
仕上げあり(注)2
石、タイル
コンクリート
仕上げなし
ALC
仕上げあり(注)2
仕上げなし
押出成形セメント板
仕上げあり(注)2
仕上げなし
ALC
ALC
仕上げあり(注)2
仕上げなし
押出成形セメント板
押出成形セメント板
仕上げあり(注)2
浴室・浴槽
水回り
キッチン・キャビネット回り
洗面・化粧台回り
タイル
タイル
アルミニウム製建具等の工場シール(注)4
(注)1. シーリング材の種類は、JIS A 5758
(建築用シーリング材)による。
2.「仕上げあり」とは、シーリング材表面に仕上塗材、塗装等を行う場合を示す。
3. 防かびタイプの1成分形シリコーン系とする。
記号
SR-2
シーリング材の種類(注)1
主成分による区分
シリコーン系
MS-2
変成シリコーン系
SR-1
MS-2
MS-2
PU-2
MS-2
シリコーン系
変成シリコーン系
変成シリコーン系
ポリウレタン系
変成シリコーン系
MS-2
変成シリコーン系
SR-1
MS-2
MS-2
PU-2
MS-2
SR-1
MS-2
PS-2
MS-2
PS-2
PU-2
PS-2
MS-2
PU-2
MS-2
PU-2
MS-2
PU-2
MS-2
PU-2
シリコーン系
変成シリコーン系
変成シリコーン系
ポリウレタン系
変成シリコーン系
シリコーン系
変成シリコーン系
ポリサルファイド系
変成シリコーン系
ポリサルファイド系
ポリウレタン系
ポリサルファイド系
変成シリコーン系
ポリウレタン系
変成シリコーン系
ポリウレタン系
変成シリコーン系
ポリウレタン系
変成シリコーン系
ポリウレタン系
SR-1
シリコーン系(注)3
PS-2
ポリサルファイド系
4. 現場施工のシーリング材と打継ぎが発生する場合の工場シーリング材を示す。
5. ポリ塩化ビニル樹脂形材は、JIS A 5558(無可塑ポリ塩化ビニル製建具用形材)を示す。
取扱い上の注意事項
3.保管場所について
1.取扱い作業について
(1)子供の手に触れないよう保管して下さい。
(1)容器から出し入れする時は、こぼれないようにして下さい。
(2)取扱い中は、保護手袋・前掛けを着用し、作業の状況に応じ、保護メガネ・保護マスク (2)直射日光を避け、湿気の少ない冷暗所(25℃以下)で保管して下さい。
(3)プライマーは危険物第4類に該当しますので、火気厳禁の冷暗所に
等を着用して下さい。
保管して下さい。
(3)取扱い中は、換気を充分に行って下さい。
(4)直接皮膚に触れないようにし、また、眼に入らないようにして下さい。
(5)蒸気を吸い込まないで下さい。
※ご使用・応急措置・保管・異常時(火災・漏出)
・廃棄等の場合は、技術資
(6)
飲み込まないで下さい。
料・製品安全データシート(MSDS)に従って確実に方法で措置して下さい。
(7)
火気のあるところでは絶対に使用しないで下さい。
不明な点は、カタログ記載の弊社の各営業所まで問い合わせて下さい。
(8)
硬化するまで触れないで養生して下さい。
(9)取扱い後は、手洗いおよびうがいを充分に行って下さい。
シーカ製品の適用および使用に関する情報および勧告は、当社の最新の知
(10)
施工用具は、使用後直ちに清掃、洗浄し、調整しておいて下さい。
識および経験に従っているものであり、通常の条件下で適切に保管、処理お
(11)廃棄処理は、産業廃棄物処理業者に委託して下さい。
よび適用されることを前提としております。実際には材料、接着面および現
場の条件がそれぞれ異なるため、ここに記載されている情報、書面での勧告、
2.応急処置について
(1)
皮膚に付いた場合は、すぐに付着物をウエス等で拭き取り、せっけんや流水で充分に洗っ その他アドバイスは、商品性や特定目的への適合性について保証するもので
て下さい。また、かゆみや炎症が発症した場合は、速やかに医師の診断を受けて下さい。 はなく、また、法的関係から生ずる責任をもたらすものではありません。第三
者の権利は尊重されなければなりません。すべての注文は、当社の最新の販
(2)眼に入った場合は、清浄な水で洗浄し、直ちに眼科医の診断を受けて下さい。
売・納品条件に従って受注されます。ユーザーは常に使用する製品のプロダ
(3)蒸気を吸って気分が悪くなった場合は、直ちに新鮮な空気の場所に移動して下さい。
クト・データ・シートの最新版に留意して下さい。プロダクト・データ・シート
また、頭痛等の異常がある場合は、速やかに医師の診断を受けて下さい。
(4)飲み込んだ場合は、多量の水または牛乳を飲ませて吐き出させ、直ちに医師の診断を の最新版は、ご請求いただければ当社が提供いたします。
受けて下さい。
29 30
化成品建設資材本部
〒108-6110 東京都港区港南2-15-2 品川インターシティB棟10F
TEL 03-6433-2313 FAX 03-6433-2102
大阪営業所
〒564-0052 大阪府吹田市広芝町10-28 オーク江坂ビル9F
TEL 06-6389-1400 FAX 06-6389-1420
http://www.sika-japan.co.jp/
JPB41011/2014-03-10/3000
日本シーカ株式会社