参考資料Ⅰ - 福井県 安全環境部 原子力安全対策課

参考資料Ⅰ
-111-
県内合計
高浜4号機
高浜3号機
高浜2号機
高浜1号機
大飯4号機
大飯3号機
大飯2号機
大飯1号機
美浜3号機
美浜2号機
美浜1号機
敦賀2号機
敦賀1号機
発電所名
項 目
発電電力量(億kWh)
時間稼働率(%)
設備利用率(%)
発電電力量(億kWh)
時間稼働率(%)
設備利用率(%)
発電電力量(億kWh)
時間稼働率(%)
設備利用率(%)
発電電力量(億kWh)
時間稼働率(%)
設備利用率(%)
発電電力量(億kWh)
時間稼働率(%)
設備利用率(%)
発電電力量(億kWh)
時間稼働率(%)
設備利用率(%)
発電電力量(億kWh)
時間稼働率(%)
設備利用率(%)
発電電力量(億kWh)
時間稼働率(%)
設備利用率(%)
発電電力量(億kWh)
時間稼働率(%)
設備利用率(%)
発電電力量(億kWh)
時間稼働率(%)
設備利用率(%)
発電電力量(億kWh)
時間稼働率(%)
設備利用率(%)
発電電力量(億kWh)
時間稼働率(%)
設備利用率(%)
発電電力量(億kWh)
時間稼働率(%)
設備利用率(%)
発電電力量(億kWh)
時間稼働率(%)
設備利用率(%)
5月
1.208
45.7%
45.5%
0.000
0.0%
0.0%
0.000
0.0%
0.0%
0.000
0.0%
0.0%
6.447
100.0%
104.9%
8.830
100.0%
101.0%
8.965
100.0%
102.6%
0.000
0.0%
0.0%
8.944
100.0%
101.9%
0.000
0.0%
0.0%
0.000
0.0%
0.0%
0.000
0.0%
0.0%
6.716
100.0%
103.8%
41.113
42.0%
49.0%
6月
2.489
98.8%
96.9%
0.000
0.0%
0.0%
0.450
23.8%
18.4%
0.000
0.0%
0.0%
6.214
100.0%
104.5%
0.922
11.4%
10.9%
8.661
100.0%
102.4%
0.000
0.0%
0.0%
8.657
100.0%
101.9%
0.000
0.0%
0.0%
4.403
74.0%
74.0%
0.000
0.0%
0.0%
6.490
100.0%
103.6%
38.290
46.8%
47.1%
7月
1.342
52.3%
50.5%
0.000
0.0%
0.0%
2.550
100.0%
100.8%
0.035
3.9%
0.9%
6.347
100.0%
103.3%
0.000
0.0%
0.0%
8.878
100.0%
101.6%
0.000
0.0%
0.0%
8.917
100.0%
101.6%
4.152
69.0%
67.6%
6.406
100.0%
104.2%
0.000
0.0%
0.0%
6.661
100.0%
102.9%
45.292
55.8%
53.9%
8月
2.597
100.0%
97.8%
6.287
77.4%
72.9%
2.517
100.0%
99.5%
3.554
100.0%
95.5%
6.292
100.0%
102.4%
7.723
92.1%
88.3%
8.806
100.0%
100.7%
0.000
0.0%
0.0%
8.856
100.0%
100.9%
6.318
100.0%
102.8%
6.355
100.0%
103.4%
5.735
91.4%
88.6%
4.763
72.3%
73.6%
69.808
87.2%
83.1%
9月
10月 11月 12月 21年1月
1.896
2.565
0.461
0.000
0.000
100.0% 100.0%
20.0%
0.0%
0.0%
73.8%
96.6%
17.9%
0.0%
0.0%
4.456
0.000
0.000
0.000
0.000
52.8%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
53.4%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
2.455
2.567
2.256
2.600
2.611
100.0% 100.0%
92.7% 100.0% 100.0%
100.3% 101.5%
92.2% 102.8% 103.2%
3.573
3.740
3.441
3.789
3.791
100.0% 100.0%
96.8% 100.0% 100.0%
99.3% 100.6%
95.6% 101.9% 101.9%
0.056
0.000
3.350
6.420
6.434
1.5%
0.0%
60.8% 100.0% 100.0%
1.0%
0.0%
56.3% 104.5% 104.7%
8.442
8.763
8.500
8.795
8.798
100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%
99.8% 100.3% 100.5% 100.6% 100.6%
8.573
8.921
8.665
8.990
8.991
100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%
101.3% 102.1% 102.4% 102.8% 102.9%
0.000
0.000
6.354
8.881
8.883
0.0%
0.0%
77.6% 100.0% 100.0%
0.0%
0.0%
74.8% 101.2% 101.2%
2.519
0.000
0.000
6.671
8.929
29.9%
0.0%
0.0%
78.4% 100.0%
29.6%
0.0%
0.0%
76.0% 101.7%
6.164
6.413
6.228
6.446
6.448
100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%
103.7% 104.4% 104.7% 104.9% 104.9%
6.200
6.455
6.261
6.469
6.468
100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%
104.3% 105.0% 105.3% 105.3% 105.3%
6.468
6.709
6.504
6.711
6.715
100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%
103.3% 103.7% 103.8% 103.7% 103.7%
0.000
0.000
0.000
0.987
6.420
0.0%
0.0%
0.0%
23.5% 100.0%
0.0%
0.0%
0.0%
15.3%
99.2%
50.807 46.136 52.025 66.763 74.492
68.0%
61.5%
65.2%
77.1%
84.6%
62.5%
55.0%
64.0%
79.5%
88.7%
※発電電力量は切り捨て、時間稼働率・設備利用率は四捨五入
20年4月
2.577
100.0%
100.3%
0.000
0.0%
0.0%
0.000
0.0%
0.0%
0.000
0.0%
0.0%
6.247
100.0%
105.0%
8.549
100.0%
101.1%
8.686
100.0%
102.7%
0.000
0.0%
0.0%
8.655
100.0%
101.9%
0.000
0.0%
0.0%
0.000
0.0%
0.0%
0.000
0.0%
0.0%
6.497
100.0%
103.7%
41.213
46.2%
50.7%
1.安全協定の運用状況
(1)県内原子力発電所の稼働状況(平成20年度)
2月
0.000
0.0%
0.0%
3.700
50.0%
47.5%
2.361
100.0%
103.3%
3.423
100.0%
101.9%
5.812
100.0%
104.7%
7.941
100.0%
100.6%
1.521
19.3%
19.3%
8.021
100.0%
101.2%
8.064
100.0%
101.7%
5.818
100.0%
104.8%
5.060
87.2%
91.2%
6.091
100.0%
104.2%
6.036
100.0%
103.3%
63.853
81.3%
84.2%
3月 20年度合計
累計
0.000
15.138
816.457
0.0%
51.5%
69.5%
0.0%
48.4%
66.9%
8.955
23.399 1,742.911
100.0%
23.2%
77.8%
103.8%
23.0%
77.5%
2.611
22.983
596.914
100.0%
76.4%
54.6%
103.3%
77.2%
52.2%
3.787
29.136
987.108
100.0%
66.6%
62.9%
101.8%
66.5%
61.4%
6.439
60.062 1,641.179
100.0%
80.2%
71.0%
104.8%
83.0%
70.1%
8.796
86.064 2,068.669
100.0%
83.6%
67.9%
100.6%
83.6%
66.9%
0.000
89.663 2,198.851
0.0%
85.3%
73.5%
0.0%
87.1%
72.8%
8.880
41.021 1,456.744
100.0%
39.5%
81.5%
101.2%
39.7%
81.5%
8.930
79.145 1,428.918
100.0%
75.7%
85.2%
101.7%
76.6%
85.5%
6.445
54.436 1,717.862
100.0%
72.4%
69.7%
104.9%
75.2%
69.0%
0.000
54.080 1,650.286
0.0%
71.7%
69.2%
0.0%
74.7%
68.3%
6.745
51.681 1,530.384
100.0%
65.8%
82.6%
104.2%
67.8%
82.9%
6.691
51.266 1,531.284
100.0%
66.2%
84.1%
103.4%
67.3%
84.3%
68.284
658.081 19,367.573
76.9%
66.0%
71.1%
81.3%
66.6%
72.5%
(2) 事前了解
(安全協定第3条 事前了解事項)
発電所
大
高
飯
浜
内
容
変
更
理
由
洗たく排水処理設備の 1・2号機共用の洗たく
変更計画
[1~4号機] 排水処理設備の逆浸透膜
装置を膜分離活性汚泥処
理装置に取替え、設備の
信頼性向上を図る。また、
3・4号機共用の洗たく
排水処理設備として、膜
分離活性汚泥処理装置を
新たに設置し、発電所外
へ放出される放射性物質
の更なる低減を図る。
ほう酸回収系統の改造 ほう酸回収装置1基を増
計画[1・2号共用] 設、ほう酸補助タンク1
基を設置し、ほう酸回収
系の信頼性、運用性の向
上を図るとともに運転員
の負担軽減を図る。
低圧/高圧タービン
海外で発生した低圧ター
取替計画
ビン円板での応力腐食割
[3・4号機]
れ事象を踏まえ、予防保
全対策として、全一体型
ロータ構造の採用等によ
り信頼性の向上を図った
最新型に取替える。また、
信頼性向上の観点から高
圧タービンも併せて取り
替える。
高燃焼度燃料(55,000
使用済燃料の発生量を低
MWd/t)の使用計画
減するため、ウラン濃縮
[1・2号機]
度を高め、高燃焼度化し
た燃料(集合体最高燃焼
度 55,000MWd/t)を1・
2号機の取替燃料として
使用する。
洗浄排水処理装置の
1・2号機共用ならびに
取替計画
[1~4号機] 3・4号機共用の洗浄排
水処理装置を逆浸透膜装
置から膜分離活性汚泥処
理装置に取替え、設備の
信頼性向上および廃棄物
発生量低減を図る。
-112-
事前了解願
設 置 許 可
事前了解日
提 出 日
申 請 関 係
H18.11.29
H19. 6.14(申請) H20. 6.24
H19. 2.23 H20. 2.12
(変更)
(一部補正)
5.30(許可)
H19. 2.23
H19. 6.14(申請) H20. 6.24
H20. 2.12
(一部補正)
5.30(許可)
H20.10. 9
H20.10. 9
H21. 2.19
(工事計画届出)
H20. 7.10
H20. 8.12(申請)
H20. 7.10
H20. 8.12(申請)
発電所
内
容
高 浜
使用済燃料輸送容器保
管建屋の対象物として
ウラン・プルトニウム
混合酸化物新燃料輸送
容器を追加する計画
[1~4号機共用]
高速増殖原型炉
もんじゅ
初装荷燃料の変更計画
変
更
理
事前了解願
設 置 許 可
事前了解日
提 出 日
申 請 関 係
今後、ウラン・プルトニウ H20. 7.10 H20. 8.12(申請)
ム混合酸化物新燃料の受
け入れにあたり、より安
全かつ円滑に受入作業を
行うため、必要に応じ、
一時的に使用済燃料輸送
容器保管建屋にウラン・
プルトニウム混合酸化物
新燃料を装てんした輸送
容器を保管する。また、
ウラン・プルトニウム混
合酸化物新燃料を取り出
した後の輸送容器につい
て、必要に応じ、一時的
に同建屋に保管する。
原子炉に装荷中の燃料
H18. 7.26 H18.10.13(申請) H20. 4.26
は、燃料中に含まれる核
H19. 5.25
分裂性プルトニウムの一
(一部補正)
部が自然崩壊により減少
H20. 2.19(許可)
し、炉心の反応度が低下
しているため、性能試験
を行うために、保管して
いる取替燃料等を初装荷
燃料として使用する。
-113-
由
(3) 輸送関連連絡
(安全協定第5条 事前連絡事項)
① 新燃料輸送
平成20年度の新燃料輸送は、輸送回数24回、総体数466体であった。
平成20年度新燃料輸送実績
発
電 所
名
敦賀発電所2号機
もんじゅ
美浜発電所1号機
美浜発電所3号機
大飯発電所1号機
大飯発電所2号機
大飯発電所3号機
高浜発電所1号機
高浜発電所2号機
高浜発電所3号機
※
輸送年月日 輸 送
輸送
輸送物
(到 着 日) 体 数
方法
H20. 9. 9
24
A型
陸上
H20. 9.17
20
A型
陸上
H20. 9.24
20
A型
陸上
H20. 5.16
18
BU型 陸上
H20. 7.18
14
BU型 陸上
H20.12.16
6
BU型 陸上
※
H21. 3.11
16
A型
陸上
H21. 3.18
8※
A型
陸上
H20. 4.15
16
A型
陸上
H21. 3.13
16
A型
陸上
H21. 3.18
20
A型
陸上
H20.10. 1
16
A型
陸上
H20.12.12
28
A型
陸上
H20. 9.10
28
A型
陸上
H20.10. 7
24
A型
陸上
H21. 3.17
36
A型
陸上
H21. 3.25
16
A型
陸上
H20. 9. 2
20
A型
陸上
H20.12. 2
12
A型
陸上
H20.12. 5
16
A型
陸上
H20. 8.22
16
A型
陸上
H20. 8.27
16
A型
陸上
H20.10.29
20
A型
陸上
H21. 3. 3
40
A型
陸上
合 計
466
輸送
備
考
元
B
A
内12体がガドリニア入燃料
B
内16体がガドリニア入燃料
C
混合酸化物燃料
C
混合酸化物燃料
C
混合酸化物燃料
A
A
内6体がガドリニア入燃料
B
B
A
全てガドリニア入燃料
B
A
全てガドリニア入燃料
A
全てガドリニア入燃料
B
B
内20体がガドリニア入燃料
A
A
全てガドリニア入燃料
B
B
内8体がガドリニア入燃料
A
A
内8体がガドリニア入燃料
D
全てガドリニア入燃料
A
内12体がガドリニア入燃料
補助建屋クレーン定期修繕工事などとの輻輳を回避するため、平成21年度に輸送を計画していたものを
前倒しして実施した。
輸送元 A:三菱原子燃料㈱(茨城県那珂郡東海村)、B:原子燃料工業㈱(大阪府泉南郡熊取町)
C:独立行政法人日本原子力研究開発機構東海研究開発センター
D:アレバNP社(米国)
美浜発電所3号機および大飯発電所の新燃料はすべて高燃焼度燃料(燃焼度 55,000 MWd/t)で、
その他の発電所の新燃料は燃焼度 48,000 MWd/tである。
-114-
② 使用済燃料輸送
平成20年度の使用済燃料輸送は、輸送回数10回、総体数396体で、全て再処理用として輸送
された。
平成20年度使用済燃料輸送実績
発
電 所
名
敦賀発電所1号機
美浜発電所1号機
美浜発電所3号機
大飯発電所1号機
大飯発電所2号機
大飯発電所4号機
高浜発電所2号機
高浜発電所3号機
搬出先
輸送年月日*
(搬 出 日)
H20.09.20
H21. 3. 9
H21. 3. 9
H20. 4. 8
H20.10. 6
H20. 4. 8
H20.10. 6
H21. 3. 5
H20.10. 4
H21. 3. 4
輸送
体数
128
30
28
8
31
20
25
28
42
56
輸送物
BM型
BM型
BM型
BM型
BM型
BM型
BM型
BM型
BM型
BM型
輸送
方法
陸上海上
陸上海上
陸上海上
陸上海上
陸上海上
陸上海上
陸上海上
陸上海上
陸上海上
陸上海上
搬出
先
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
輸送
目的
再処理
再処理
再処理
再処理
再処理
再処理
再処理
再処理
再処理
再処理
備
考
二酸化ウラン燃料集合体
二酸化ウラン燃料集合体
二酸化ウラン燃料集合体
二酸化ウラン燃料集合体
二酸化ウラン燃料集合体
二酸化ウラン燃料集合体
二酸化ウラン燃料集合体
二酸化ウラン燃料集合体
二酸化ウラン燃料集合体
二酸化ウラン燃料集合体
A:日本原燃㈱ 六ヶ所再処理工場(青森県上北郡六ヶ所村)
* 輸送年月日(搬出日)とは、輸送船出港日をいう
③ 低レベル放射性固体廃棄物の搬出
平成20年度は、敦賀発電所、美浜発電所、高浜発電所から、低レベル放射性廃棄物の充填固
化体ドラム缶2,400本および均質固化体ドラム缶544本が、日本原燃㈱低レベル放射性廃棄物埋
設センターへ搬出された。
平成20年度低レベル放射性固体廃棄物搬出実績
発電所名
輸送年月日* 輸
(搬 出 日)
本
送
数
輸送物
輸送
方法
搬出先
備
考
敦賀発電所
H20.10.25
384
IP-2型
陸上海上
A
均質固化体
384本
美浜発電所
H20.10.11
1360
IP-2型
陸上海上
A
均質固化体
充填固化体
160本
1200本
高浜発電所
H20.11. 4
1200
IP-2型
陸上海上
A
充填固化体
1200本
搬出先
A:日本原燃㈱六ヶ所低レベル放射性廃棄物埋設センター
* 輸送年月日(搬出日)とは、船積終了日をいう
-115-
④放射性物質輸送連絡
発電所名
敦賀発電所
発送日
到着日
発送元
輸送内容
輸送物
輸送目的
敦賀2号機で使用した原子炉容器
出入口管台ウォータージェットピーニ
ング装置を泊発電所2号機で使用す
るため
H20.6.24
H20.6.27 敦賀発電所
九州電力㈱
玄海発電所
原子炉容器出入口管
台ウォータージェット
ピーニング装置
L型
H20.6.30
H20.7.3 敦賀発電所
九州電力㈱
玄海発電所
原子炉容器超音波探
傷検査装置
L型
H20.7.4
H20.7.7 敦賀発電所
九州電力㈱
玄海発電所
加圧器管台取替工事
機材
L型
H20.8.4
H20.8.5 敦賀発電所
四国電力㈱
伊方発電所
除染装置・機械加工装
置および遮蔽装置
L型
H20.8.18
H20.8.18 敦賀発電所
大飯発電所
超音波ショットピーニン
グ装置
L型
粉末試料(2g×11本)
ニュークリア・ (内訳)一次冷却材:3
デベロップメン 本 燃料取替用水タン
ク水:3本 ほう酸タンク
ト㈱
水:5本
L型
敦賀発電所
L型
H20.11.18
H20.11.19 敦賀発電所
H21.1.29
H21.1.30 成田空港
H20.6.10
H20.6.10
H20.8.20
H20.8.20 美浜発電所
H20.10.28
H20.10.29 美浜発電所
三菱電機㈱
通信機製作所
美浜発電所
大飯発電所
輸送先
三菱電機㈱
通信機製作所
美浜発電所
大飯発電所
H21.3.18
H20.4.24
H20.4.24 大飯発電所
H20.5.28
H20.5.29 大飯発電所
H20.6.17
H20.6.17
H20.8.18
H20.8.18 敦賀発電所
H20.9.11
H20.9.12
ニュークリア・デ
大飯発電所
ベロップメント㈱
H20.9.28
H20.9.28
原子燃料工業㈱
大飯発電所
熊取事業所
H20.11.14
H20.11.14 大飯発電所
H20.12.17
H20.12.18 大飯発電所
H21.1.28
H21.1.29 大飯発電所
H21.3.11
H21.3.11 大飯発電所
可動小型中性子束検
出器
蒸気発生器出入口管
台超音波ショットピーニ
ング装置
ニュークリア・
冷却材他系統のボロ
デベロップメン
ン精製試料
ト㈱
可動小型中性子束検
美浜発電所
出器
H21.3.18
三菱電機㈱
通信機製作所
起動領域計装検出器
高浜発電所
蒸気発生器細管検査
装置
ニュークリア・
デベロップメン 濃縮廃液試料
ト㈱
可動小型中性子束検
大飯発電所
出器
蒸気発生器出入口管
大飯発電所 台超音波ショットピーニ
ング装置
L型
敦賀2号機で使用した原子炉容器
超音波探傷検査装置を泊発電所1
号機で使用するため
敦賀2号機に保管中の加圧器管台
取替工事機材を泊発電所1号機で
使用するため
敦賀2号機の蒸気発生器入口管台
修繕工事で使用した除染装置・機械
加工装置および遮蔽装置を伊方3号
機で使用するため。
敦賀発電所に保管中の超音波
ショットピーニング装置を大飯4号機
で使用するため
敦賀2号機の一次冷却材系統水に
含まれるほう素同位体(B10)濃度
を把握するため、一次冷却材などの
試料を輸送する
敦賀1号機32回定期検査において
密閉構造内に微量の濃縮ウランを
含有する起動領域計装用検出器を
交換するため
美浜1~3号機の原子炉内中性子
束の測定に使用するため
L型
大飯4号機において、蒸気発生器出
入口管台の点検を実施するため
L型
ボロン精製試料中の10B存在比を
測定するため。
L型
美浜1号機の原子炉内中性子束の
測定に使用するため
L型
L型
L型
高浜1号機において、蒸気発生器細
管検査工事で使用するため
発電所内で発生した濃縮廃液中の
Cl-36測定および測定手法の評価を
行うため
大飯3,4号機の原子炉内中性子束
の測定に使用するため
L型
大飯4号機の蒸気発生器出入口管
台の修繕工事で使用するため
燃料棒検査装置
L型
大飯4号機の1次冷却材中の放射能
濃度上昇に伴う燃料調査のため
燃料検査装置
L型
大飯4号機の1次冷却材中の放射能
濃度上昇に伴う燃料調査のため
原子燃料工業
燃料検査装置
㈱熊取事業所
L型
ニュークリア・
デベロップメン 燃料棒検査装置
ト㈱
ニュークリア・
デベロップメン ほう酸水精製試料
ト㈱
高浜発電所
原子炉容器管台補修
装置
-116-
L型
L型
L型
大飯4号機の1次冷却材中の放射能
濃度上昇に伴う漏えい燃料の調査
を終了したため検査装置を輸送
大飯4号機の1次冷却材中の放射能
濃度上昇に伴う漏えい燃料の調査
を終了したため検査装置を輸送
発電所系統内ほう酸水中のB-10同
位体比を測定するため
高浜2号機の定期検査において実
施される原子炉容器管台検査に伴
い、補修が必要となった場合に備え
るため
発電所名
高浜発電所
発送日
到着日
H20.4.21
H20.4.21 高浜発電所
H20.5.20
H20.5.21 高浜発電所
H20.6.2
H20.6.3 高浜発電所
H20.6.3
H20.6.3
三菱電機㈱
通信機製作所
輸送先
美浜発電所
輸送内容
輸送物
輸送目的
蒸気発生器出入口管
台超音波ショットピーニ
ング装置
L型
美浜2号機において、蒸気発生器出
入口管台の点検を実施するため
ニュークリア・
蒸気発生器主冷却材
デベロップメン
管台サンプル
ト㈱
蒸気発生器主冷却材
九州電力㈱
管台サンプル採取装
玄海発電所
置
可動小型中性子束検
高浜発電所
出器
ニュークリア・
デベロップメン 燃料棒検査装置
ト㈱
可動小型中性子束検
高浜発電所
出器
L型
L型
L型
H20.6.26 高浜発電所
H20.6.27
H20.6.27
H20.7.17
H20.7.17 高浜発電所
大飯発電所
蒸気発生器細管検査
装置(ECT装置)
L型
大飯4号機において、蒸気発生器細
管検査工事で使用するため
H20.8.25
H20.8.25 高浜発電所
美浜発電所
炉内計装用シンブル
チューブ切断装置
L型
美浜3号機の炉内計装用シンブル
チューブの取替えに使用するため
高浜発電所
ブラスト除染装置
L型
高浜4号機において、蒸気発生器入
口管台修繕工事で使用するため
L型
ボロン精製試料中の10B存在比を
測定するため。
L型
川内2号機における、蒸気発生器入
口管台修繕工事で使用するため
H20.9.5
三菱電機㈱
通信機製作所
北海道電力㈱
泊発電所
H20.10.23
H20.10.24 高浜発電所
H20.12.15
H20.12.17 高浜発電所
H20.12.22
H20.12.24 高浜発電所
三菱電機㈱
通信機製作所
ニュークリア・
冷却材他系統のボロ
デベロップメン
ン精製試料
ト㈱
九州電力㈱
ブラスト除染装置
玄海発電所
L型
採取した高浜3号機の蒸気発生器
入口管台サンプルを分析・調査する
ため
玄海3号機蒸気発生器入口管台の
分析・調査のためのサンプル採取の
ため
高浜1,2号機の原子炉内中性子束
の測定に使用するため
高浜1号機の漏えいした燃料集合
体に対するUT調査およびファイバス
コープ観察が終了したため
高浜4号機の原子炉内中性子束の
測定に使用するため
H20.6.25
H20.9.2
L型
九州電力㈱
玄海発電所
開先加工装置および
内面溝加工装置
L型
川内2号機における、蒸気発生器入
口管台修繕工事で使用するため
高浜発電所
可動小型中性子束検
出器
L型
高浜3号機の原子炉内中性子束の
測定に使用するため
H21.3.10
H21.3.10
H21.3.26
H21.3.26 高浜発電所
大飯発電所
蒸気発生器細管検査
装置(ECT装置)
L型
H20.5.30
H20.5.31 もんじゅ
日本アイソ
トープ協会
Cs-137線源
A型
Cs-137線源
A型
高速増殖
原型炉
もんじゅ
H20.6.4
原子炉廃止
措置研究開
発センター
(ふげん)
発送元
H20.6.5
日本アイソトープ
もんじゅ
協会
H20.9.10
H20.9.11 ふげん
㈱化研
放射性試料(炭素鋼
材、ステンレス鋼、コン
クリート)
H20.9.24
H20.9.26 ふげん
東京港
重水
H20.9.30 ふげん
ニュークリア・
デベロップメン
ト㈱および日 放射性試料(炭素鋼、
本原子力研究 ステンレス鋼)
開発機構原子
力科学研究所
H21.1.7
H21.1.8 ふげん
H21.3.15
H21.3.16 東京港
H20.9.29
L型
IP-3型
大飯1号機において、蒸気発生器細
管検査工事で使用するため
もんじゅにおいて放射線計測器類の
校正に用いているCs-137線源の更
新を行うため、旧Cs-137線源の引
渡し
もんじゅにおいて放射線計測器類の
校正に用いているCs-137線源の更
新を行うため、新Cs-137線源の納
入
文部科学省の委託事業である「試験
研究炉等廃止措置安全性実証等
(研究開発段階炉の調査)」に係るプ
ラント調査に資するため
重水をオンタリオ・パワー・ジェネ
レーション社で再利用するため
L型
ふげんにおける解体物のクリアラン
ス検認評価手法確立に資するため
日本原子力研
究開発機構原 放射性試料(ステンレ
子力科学研究 ス鋼、炭素鋼等)
所
L型
ふげん内にて、廃止措置基準化調
査のうち解体作業時の環境影響評
価用データ採取試験において採取し
た試料について、放射能量や組成
分析・評価を行うため
IP-3型輸送容器(空)
および保護容器
L型
平成21年度以降の重水輸送に利用
するため
ふげん
-117-
-118-
10月
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
11月
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
12月
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
21年
1月
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
2月
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
(単位:ベクレル)
平成
放出管理
3月
20年度
目標値
ND
ND
7.4E+10
ND
ND
2.8E+08
ND
ND
ND
ND
ND
ND
5.5E+09
ND
ND
1.1E+11
ND
ND
ND
ND
ND
ND
1.4E+11
ND
ND
ND
ND
ND
ND
1.4E+11
ND
ND
ND
ND
ND:検出限界未満
(単位:ベクレル)
20年
21年
平成
放出管理
発電所名
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月 11月 12月
1月
2月
3月
20年度
基準値
敦賀発電所
1・2号
1.1E+12 2.2E+11 1.6E+11 2.2E+11 2.4E+11 1.4E+11 1.1E+11 4.8E+10 1.7E+11 6.6E+10 5.8E+10 2.4E+12 4.9E+12 7.7E+13
原子炉廃止措置
原子炉施設
8.1E+10 7.5E+10 1.5E+11 2.4E+11 3.5E+11 2.5E+11 3.5E+11 1.2E+11 1.1E+11 2.8E+10 1.7E+11 6.7E+11 2.6E+12 8.5E+12
研究開発センター
重水精製建屋 1.9E+09 5.6E+08 1.1E+09 1.4E+10 2.4E+10 2.8E+10 2.1E+10 5.0E+09 4.9E+09 8.8E+08 8.9E+09 4.2E+09 1.1E+11 1.3E+12
(ふげん)
計
8.3E+10 7.5E+10 1.5E+11 2.5E+11 3.8E+11 2.8E+11 3.7E+11 1.3E+11 1.2E+11 2.9E+10 1.8E+11 6.8E+11 2.7E+12
高速増殖原型炉もんじゅ
ND
ND
1.4E+08 3.0E+07 3.7E+07
ND
ND
ND
ND
ND
ND
2.6E+06 2.1E+08 9.2E+12
1・2号
4.8E+11 1.3E+12 2.5E+11 5.2E+12 2.8E+12 1.4E+11 2.0E+11 7.9E+10 2.2E+07 4.5E+11 1.1E+13
美浜発電所
3号※
7.9E+11 1.2E+12 5.9E+11 1.2E+11 2.1E+12
2.9E+07 5.2E+11 4.9E+11 1.2E+11 7.3E+11 3.2E+11 6.9E+12 1.2E+14
計
7.9E+11 1.2E+12 1.1E+12 1.4E+12 2.4E+12 5.2E+12 2.8E+12 6.6E+11 6.9E+11 2.0E+11 7.3E+11 7.6E+11 1.8E+13
1・2号
5.6E+12 3.1E+12 2.1E+12 3.7E+12 3.7E+12 4.9E+12 5.2E+12 1.2E+12 3.1E+12 1.2E+12 5.0E+12 3.8E+12 4.3E+13
大飯発電所
3・4号
1.3E+12 9.6E+11 1.4E+12 3.8E+12 1.2E+13 3.7E+12 3.7E+12 1.1E+12 3.5E+12 5.7E+06 3.2E+07 3.1E+07 3.1E+13 2.9E+14
計
6.9E+12 4.1E+12 3.6E+12 7.6E+12 1.5E+13 8.6E+12 8.9E+12 2.3E+12 6.6E+12 1.2E+12 5.0E+12 3.8E+12 7.4E+13
1・2号
3.2E+11 3.2E+11 2.8E+12 3.5E+11 9.6E+11 2.0E+07 8.8E+11 3.0E+11 4.0E+11 1.0E+12 3.1E+12 9.9E+11 1.1E+13
高浜発電所
3・4号
4.1E+12 1.6E+12 5.0E+12 3.1E+12 3.2E+12 2.0E+12 1.6E+12 6.4E+11 2.5E+12 5.4E+11 8.5E+11 3.4E+12 2.9E+13 2.2E+14
計
4.4E+12 2.0E+12 7.7E+12 3.5E+12 4.1E+12 2.0E+12 2.5E+12 9.4E+11 2.9E+12 1.6E+12 3.9E+12 4.4E+12 4.0E+13
注)有効数字2桁で処理しているため、合計はあわないことがある。
ND:検出限界未満
原子炉廃止措置研究開発センター(ふげん)は、平成20年2月12日に保安規定を改訂し、原子炉施設の放出管理目標値を 1.1E+13 から 8.5E+12 に変更した。
※1 1,2号機循環水ポンプ停止のため、連絡配管により3号放水口へ放出(H20.3.24~H20.6.10)
b.液体廃棄物(トリチウム)放出実績
発電所名
20年
4月
5月
6月
7月
8月
9月
敦賀発電所
1・2号
ND
ND
ND
ND
ND
ND
原子炉廃止措置
原子炉施設
ND
ND
ND
ND
ND
ND
研究開発センター
重水精製建屋
ND
ND
ND
ND
ND
ND
(ふげん)
計
ND
ND
ND
ND
ND
ND
高速増殖原型炉もんじゅ
ND
ND
ND
ND
ND
ND
1・2号※
ND
ND
ND
ND
美浜発電所
3号
ND
ND
ND
ND
ND
計
ND
ND
ND
ND
ND
ND
1・2号
ND
ND
ND
ND
ND
ND
大飯発電所
3・4号
ND
ND
ND
ND
ND
ND
計
ND
ND
ND
ND
ND
ND
1・2号
ND
ND
ND
ND
ND
ND
高浜発電所
3・4号
ND
ND
ND
ND
ND
ND
計
ND
ND
ND
ND
ND
ND
※1 1,2号機循環水ポンプ停止のため、連絡配管により3号放水口へ放出(H20.3.24~H20.6.10)
(4)放射性廃棄物の放出・保管状況連絡
①発電所別放出・保管状況
a.液体廃棄物(トリチウムを除く)放出実績
-119-
20年
発電所名
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1号
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
敦賀発電所
2号
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
計
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
原子炉廃止措置研究開発センター(ふげん)
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
高速増殖原型炉もんじゅ
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
1号
2.1E+08
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
2号
ND
ND
ND
2.1E+06
ND
ND
ND
ND
ND
美浜発電所
3号
1.1E+08 1.2E+08 5.9E+07
ND
2.7E+08 8.5E+08 2.8E+08 2.4E+08 3.7E+08
固体廃棄物処理建屋
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
計
3.2E+08 1.2E+08 5.9E+07 2.1E+06 2.7E+08 8.5E+08 2.8E+08 2.4E+08 3.7E+08
1号
ND
ND
ND
ND
2.5E+08
ND
ND
ND
ND
2号
ND
ND
3.2E+07
ND
3.6E+07
ND
ND
ND
ND
3号
ND
ND
ND
ND
ND
3.7E+09 3.2E+08
ND
ND
大飯発電所
4号
ND
ND
ND
ND
ND
1.2E+10 1.9E+09
ND
ND
固体廃棄物処理建屋
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
廃棄物処理建屋
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
計
ND
ND
3.2E+07
ND
2.8E+08 1.6E+10 2.2E+09
ND
ND
1号
7.8E+10 7.3E+10 1.8E+11 7.3E+10 7.5E+08 1.9E+10 1.1E+11 1.1E+11 8.5E+10
2号
ND
ND
1.4E+08 1.4E+09 6.2E+08 6.9E+07 4.3E+07 7.1E+07 2.3E+08
3号
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
高浜発電所
4号
ND
ND
ND
ND
4.6E+08
ND
ND
ND
ND
廃棄物処理建屋
ND
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ND
ND
ND
ND
ND
廃樹脂処理建屋
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
計
7.8E+10 7.3E+10 1.8E+11 7.4E+10 1.8E+09 1.9E+10 1.1E+11 1.1E+11 8.5E+10
注;高浜発電所の廃樹脂処理建屋は、平成12年3月より、排気筒ガスモニタの本格運用を開始した。
美浜発電所の固体廃棄物処理建屋については、平成12年5月から運用開始した第2固体廃棄物処理建屋を含む。
有効数字2桁で処理しているため、合計はあわないことがある。
(※) 原子炉廃止措置研究開発センター(ふげん)は、運転終了によって希ガスの放出がないため、放出管理目標値を設けていない。
c.気体廃棄物(希ガス)放出実績
21年
1月
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
4.3E+10
1.5E+07
ND
ND
ND
ND
4.3E+10
2月
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
9.0E+07
ND
9.0E+07
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
7.6E+10
6.7E+08
8.4E+08
ND
ND
ND
7.8E+10
平成
放出管理
3月
20年度
目標値
ND
ND
1.7E+15
ND
ND
ND
ND
ND
ND
(※)
ND
ND
8.2E+13
ND
2.1E+08
ND
2.1E+06
1.4E+08 2.5E+09 2.1E+15
ND
ND
1.4E+08 2.8E+09
4.7E+08 7.2E+08
ND
6.8E+07
ND
4.0E+09
ND
1.4E+10 3.9E+15
ND
ND
ND
4.7E+08 1.9E+10
7.7E+10 9.2E+11
ND
3.2E+09
ND
8.4E+08
ND
4.6E+08 3.3E+15
ND
ND
ND
ND
7.7E+10 9.3E+11
ND:検出限界未満
(単位:ベクレル)
-120-
(単位:ベクレル)
発電所名
20年
21年
平成
放出管理
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
20年度
目標値
1号
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
2号
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
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ND
敦賀発電所
3.8E+10
廃棄物焼却炉
ND
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雑固体処理建屋
ND
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計
ND
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原子炉廃止措置
原子炉施設
ND
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ND
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ND
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(※)
研究開発センター
廃棄物処理建屋
ND
ND
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ND
ND
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ND
(ふげん)
計
ND
ND
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ND
ND
高速増殖原型炉もんじゅ
ND
ND
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ND
ND
ND
ND
1.5E+08
1号
1.2E+05
ND
ND
ND
ND
ND
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ND
ND
ND
ND
ND
1.2E+05
2号
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
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ND
ND
7.3E+10
美浜発電所
3号
ND
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ND
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ND
ND
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ND
ND
ND
ND
ND
廃棄物処理建屋
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
計
1.2E+05
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
1.2E+05
1号
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
2号
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
3号
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
4号
ND
ND
ND
ND
ND
ND
1.7E+06
ND
ND
ND
ND
ND
1.7E+06
大飯発電所
1.0E+11
固体廃棄物処理建屋
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
廃棄物処理建屋
ND
ND
ND
ND
ND
ND
1.6E+04
ND
ND
ND
ND
1.6E+04
保修点検建屋
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
計
ND
ND
ND
ND
ND
ND
1.7E+06
ND
ND
ND
ND
ND
1.7E+06
1号
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
2号
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
3号
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
6.2E+10
高浜発電所
4号
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
廃棄物処理建屋
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
廃樹脂処理建屋
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
計
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
注;高浜発電所の廃樹脂処理建屋は、平成12年3月より、排気筒ガスモニタの本格運用を開始した。
ND:検出限界未満
美浜発電所の固体廃棄物処理建屋については、平成12年5月から運用開始した第2固体廃棄物処理建屋を含む。また、H20年10月保安規定改正により放出管理目標値を7.4E+10→7.3E+10
に変更した。有効数字2桁で処理しているため、合計はあわないことがある。 (※) 原子炉廃止措置研究開発センター(ふげん)は、運転終了によってヨウ素131の放出がないため、放出管理目標値を設けていない。
d.気体廃棄物(ヨウ素131)放出実績
-121-
1号
2号
3号
廃棄物処理建屋
計
1号
2号
3号
4号
固体廃棄物処理建屋
廃棄物処理建屋
保修点検建屋
計
1号
2号
3号
4号
廃棄物処理建屋
廃樹脂処理建屋
計
1号
2号
廃棄物焼却炉
雑固体処理建屋
計
原子炉施設
廃棄物処理建屋
計
5月
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
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6月
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
7月
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
8月
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
9月
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
に変更した。有効数字2桁で処理しているため、合計はあわないことがある。 美浜発電所の廃棄物処理建屋については、平成12年5月から運用開始した第2固体廃棄物処理建屋を含む。
注;高浜発電所の廃樹脂処理建屋は、平成12年3月より、排気ガスモニタの本格運用を開始した。
高浜発電所
大飯発電所
美浜発電所
原子炉廃止措置
研究開発センター
(ふげん)
高速増殖原型炉もんじゅ
敦賀発電所
発電所名
20年
4月
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
e.気体廃棄物(ヨウ素133)放出実績
10月
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
11月
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
12月
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
21年
1月
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND:検出限界未満
2月
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
(単位:ベクレル)
平成
3月
20年度
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
-122-
1号
2号
廃棄物処理建屋
雑固体処理建屋
計
原子炉施設
廃棄物処理建屋
重水精製施設
計
排気筒
その他
計
1号
2号
3号
廃棄物処理建屋
計
1号
2号
3号
4号
固体廃棄物処理建屋
廃棄物処理建屋
計
1号
2号
3号
4号
廃棄物処理建屋
廃樹脂処理建屋
計
20年
4月
4.9E+09
3.5E+11
ND
ND
3.6E+11
1.9E+10
2.3E+07
1.2E+09
2.0E+10
5.1E+08
ND
5.1E+08
8.2E+11
1.3E+11
1.0E+11
4.2E+09
1.1E+12
1.1E+11
5.5E+09
2.1E+11
6.7E+10
2.1E+09
3.8E+09
3.9E+11
3.1E+11
2.2E+11
1.4E+11
7.0E+10
1.1E+09
4.4E+08
7.5E+11
5月
6.4E+09
4.0E+11
5.8E+08
ND
4.0E+11
3.5E+10
1.2E+08
1.1E+09
3.6E+10
7.1E+06
ND
7.1E+06
6.0E+11
1.9E+11
1.3E+11
3.7E+09
9.2E+11
1.7E+11
5.1E+09
2.2E+11
9.1E+10
2.6E+09
2.7E+09
4.9E+11
4.5E+11
3.0E+11
1.8E+11
9.2E+10
1.5E+10
4.6E+08
1.0E+12
6月
6.4E+09
4.0E+11
5.4E+08
ND
4.1E+11
3.9E+10
1.5E+07
8.5E+08
4.0E+10
8.3E+08
ND
8.3E+08
1.8E+11
2.4E+11
1.5E+11
6.2E+09
5.7E+11
1.0E+12
2.1E+10
2.3E+11
1.2E+11
2.1E+09
1.9E+09
1.4E+12
4.5E+11
3.1E+11
1.8E+11
1.1E+11
1.4E+09
5.1E+08
1.1E+12
7月
7.1E+09
2.9E+11
2.9E+08
ND
3.0E+11
3.3E+10
ND
1.3E+09
3.6E+10
1.2E+07
ND
1.2E+07
1.9E+11
3.8E+11
1.5E+11
1.5E+10
7.3E+11
1.1E+12
8.9E+09
2.1E+11
1.5E+11
2.0E+09
1.7E+09
1.5E+12
3.3E+11
2.6E+11
1.6E+11
1.4E+11
1.3E+09
7.5E+08
8.9E+11
8月
6.9E+09
3.7E+11
ND
3.7E+11
4.5E+10
ND
1.6E+09
4.7E+10
ND
ND
ND
1.8E+11
4.1E+11
2.4E+11
1.0E+10
8.3E+11
6.4E+11
1.4E+10
3.1E+11
2.0E+11
2.3E+09
4.5E+08
1.2E+12
4.6E+11
2.9E+11
1.9E+11
2.7E+11
3.9E+09
6.0E+08
1.2E+12
9月
6.6E+09
2.7E+11
ND
2.8E+11
2.8E+10
ND
1.2E+09
2.9E+10
ND
7.1E+06
7.1E+06
1.6E+11
3.1E+11
8.0E+11
6.0E+09
1.3E+12
5.0E+11
2.6E+10
2.7E+11
2.1E+11
2.5E+09
8.2E+08
9.9E+11
3.5E+11
3.2E+11
1.8E+11
5.2E+11
1.2E+11
5.0E+08
1.5E+12
10月
6.7E+09
2.3E+11
ND
2.3E+11
7.8E+10
ND
1.1E+09
8.1E+10
ND
2.0E+02
2.0E+02
2.1E+11
3.1E+11
5.2E+11
5.1E+09
1.0E+12
4.4E+11
1.5E+10
2.0E+11
4.7E+11
2.4E+09
5.5E+08
1.1E+12
3.1E+11
2.8E+11
1.8E+11
3.8E+11
1.4E+11
2.1E+09
1.3E+12
11月
1.4E+10
1.5E+11
4.5E+08
ND
1.6E+11
8.2E+09
4.0E+07
8.6E+08
9.1E+09
ND
ND
ND
2.3E+11
2.6E+11
2.0E+11
8.5E+09
7.0E+11
3.6E+11
8.6E+09
1.4E+11
3.4E+11
2.5E+09
1.5E+09
8.5E+11
2.6E+11
2.5E+11
1.6E+11
3.7E+11
2.7E+10
3.0E+09
1.1E+12
12月
1.4E+10
1.0E+11
3.0E+08
ND
1.2E+11
5.5E+09
4.8E+07
7.3E+08
6.1E+09
2.5E+08
ND
2.5E+08
2.2E+11
2.1E+11
2.2E+11
8.5E+09
6.5E+11
2.7E+11
#REF!
1.0E+11
2.0E+11
9.0E+09
1.6E+09
6.0E+11
1.7E+11
1.7E+11
1.2E+11
2.0E+11
1.8E+10
3.2E+09
6.7E+11
21年
1月
1.2E+10
7.7E+10
3.1E+06
ND
8.9E+10
3.7E+09
ND
5.6E+08
4.1E+09
1.2E+07
ND
1.2E+07
1.3E+11
1.5E+11
1.5E+11
9.9E+09
4.4E+11
2.1E+11
6.7E+09
8.2E+10
1.6E+11
4.6E+08
1.6E+09
4.6E+11
1.3E+11
1.3E+11
8.3E+10
1.1E+11
1.6E+09
3.3E+09
4.6E+11
有効数字2桁で処理しているため、合計はあわないことがある。
原子炉廃止措置研究開発センター(ふげん)は、平成20年2月12日に保安規定を改訂し、放出管理目標値を 1.8E+13 から 1.4E+13 に変更した。
美浜発電所の廃棄物処理建屋については、平成12年5月から運用開始した第2固体廃棄物処理建屋を含む。
注;高浜発電所の廃樹脂処理建屋は、平成12年3月より、排気ガスモニタの本格運用を開始した。
高浜発電所
大飯発電所
美浜発電所
高速増殖原型炉もんじゅ
原子炉廃止措置
研究開発センター
(ふげん)
敦賀発電所
発電所名
f.気体廃棄物(トリチウム)放出実績
2月
6.2E+09
5.7E+10
8.5E+06
ND
6.3E+10
8.0E+09
ND
7.5E+08
8.6E+09
3.7E+08
ND
3.7E+08
1.3E+11
8.7E+10
1.0E+11
1.0E+10
3.3E+11
4.3E+11
3.2E+11
6.1E+10
1.1E+11
8.6E+08
1.1E+07
9.1E+11
1.2E+11
1.4E+11
5.6E+10
9.4E+10
1.6E+09
4.0E+09
4.2E+11
9.4E+10
9.0E+12
6.0E+12
7.7E+11
2.1E+12
2.2E+12
3.0E+10
1.7E+10
1.1E+13
3.5E+12
3.3E+12
1.7E+12
2.5E+12
3.4E+11
2.4E+10
1.1E+13
ND:検出限界未満
6.7E+09
4.1E+11
7.7E+11
3.4E+11
6.2E+10
1.2E+11
1.6E+09
1.3E+12
1.4E+11
5.9E+11
4.6E+10
1.1E+11
1.3E+10
5.1E+09
9.0E+11
-
-
(単位:ベクレル)
平成
放出管理
3月
20年度
基準値
5.5E+09 9.7E+10
6.7E+10 2.8E+12
-
3.9E+08 2.6E+09
ND
ND
7.3E+10 2.9E+12
1.2E+10 3.1E+11
ND
2.5E+08
1.4E+13
9.5E+08 1.2E+10
1.3E+10 3.3E+11
1.9E+08 2.2E+09
-
ND
7.1E+06
1.9E+08 2.2E+09
1.5E+11 3.2E+12
1.7E+11 2.8E+12
-
8.8E+10 2.8E+12
-123-
1号
2号
3号
廃棄物処理建屋
計
1号
2号
3号
4号
固体廃棄物処理建屋
廃棄物処理建屋
保修点検建屋
計
1号
2号
3号
4号
廃棄物処理建屋
廃樹脂処理建屋
計
1号
2号
廃棄物焼却炉
雑固体処理建屋
計
原子炉施設
廃棄物処理建屋
重水精製施設
計
20年
4月
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
5月
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
6月
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
7月
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
8月
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
9月
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
10月
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
11月
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
原子炉廃止措置研究開発センター(ふげん)は、平成20年2月12日に保安規定を改訂し、新たに放出管理目標値を設定した。
有効数字2桁で処理しているため、合計はあわないことがある。
美浜発電所の廃棄物処理建屋については、平成12年5月から運用開始した第2固体廃棄物処理建屋を含む。
注;高浜発電所の廃樹脂処理建屋は、平成12年3月より、排気ガスモニタの本格運用を開始した。
高浜発電所
大飯発電所
美浜発電所
高速増殖原型炉もんじゅ
原子炉廃止措置
研究開発センター
(ふげん)
敦賀発電所
発電所名
g.気体廃棄物(全粒子状物質)放出実績
12月
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
21年
1月
3.5E+04
ND
ND
ND
3.5E+04
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
2月
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
3.5E+04
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND:検出限界未満
3月
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
ND
-
-
-
-
-
6.0E+09
(単位:ベクレル)
平成
放出管理
20年度
目標値
3.5E+04
ND
-
ND
②使用済燃料貯蔵状況
平成21年3月31日現在
発電所名・号機
炉心装荷
使用済燃料
使用済燃料
燃料体数
貯蔵容量
貯蔵体数*1
(体数)
(体数)
敦賀1号機
308
1,217
392
敦賀2号機
193
1,734
1,078
美浜1号機
121
288
56
美浜2号機
121
555
美浜3号機
大飯1・2号機
157
1,118
193
2,129*5
1,162
大飯4号機
193
2,129
*5
1,244
高浜1号機
157
424
高浜2号機
157
424
高浜4号機
ふげん
157
157
―
県内合計
2号機ピットは一部1号機と共用化
3号機ピットは、1・2号機と共用化*2
358
704
高浜3号機
考
341
*3
193×2炉心
大飯3号機
備
381
184
3・4号機ピットは、1・2号機と共用化*4
3・4号機ピットは、1~4号機で共用化*6
112
1,769
*7
905
1,769
*7
1,242
730
466
14,990
7,921
<備考>
*1:使用済燃料貯蔵体数は、再処理用と再利用用とを含めた体数。
ただし、定期検査で取り出し中の燃料体数は除く。
*2:美浜1、2号機の燃料については、3号機のプールを使用して貯蔵可能。
*3:美浜3号機は、使用済燃料貯蔵設備増強工事を実施し、貯蔵容量が424体から1,118体となった。
*4:大飯1・2号機の燃料については、3号機と4号機のプールを使用して貯蔵可能。
*5:大飯3号機と4号機は、使用済燃料貯蔵設備増強工事を実施し、貯蔵容量がそれぞれ974体から2,129体
となった。
*6:高浜1、2号機の燃料については、3号機と4号機のプールを使用して貯蔵可能。(3、4号機間でも
融通が可能)
*7:高浜3号機と4号機は、使用済燃料貯蔵設備増強工事を実施し、貯蔵容量がそれぞれ1,188本から1,769本
となった。
-124-
③線量の評価
各発電所について、放射性気体廃棄物および液体廃棄物の放出量をもとに、『発電用軽水炉型原子
炉施設周辺の線量目標値に対する評価指針』に示された評価方法により、各評価地点における線量の
計算結果を以下に示す。
各発電所における一般公衆の実効線量の評価
a.放射性気体廃棄物による実効線量
敦 賀
発電所
美 浜
発電所
大 飯
発電所
高 浜
発電所
原型炉
もんじゅ
ふげん
<1
<1
<1
<1
<1
<1
排気筒からの方位
南
北北西
東南東
南南東
東南東
北西
排気筒からの距離
(× 10 - 1 k m )
5.5
7.5
5.3
8.3
6.9
4.9
<1
<1
<1
<1
<1
<1
南南東
北北西
南南東
南南東
東南東
南東
9.4
7.5
7.6
8.3
6.9
11.85
<1
<1
<1
<1
<1
<1
敦 賀
発電所
美 浜
発電所
大 飯
発電所
高 浜
発電所
原型炉
もんじゅ
ふげん
<1
<1
<1
<1
<1
<1
周辺監視区域外における
最大線量
(μ Sv/年 )
放射性希ガス
に
よ
る
実 効 線 量
線量目標値評価地点
における最大線量
(μ Sv/年 )
排気筒からの方位
排気筒からの距離
(× 10 - 1 k m )
放射性ヨウ素
に
よ
る
実 効 線 量
線量目標値評価地点
おける最大線量
(μ Sv/年 )
b.放射性液体廃棄物による実効線量
放射性液体廃棄物による実効線量当量
(μ Sv/年 )
この計算結果では、すべての評価地点における線量が1マイクロシーベルト/年以下であることが
確認された。
また、福井県環境放射能測定技術会議による原子力発電所周辺環境の放射能(線)調査の結果、発
電所周辺での線量評価では公衆の実効線量限度許容被ばく線量1ミリシーベルト/年をはるかに下回
っており、線量目標値50マイクロシーベルト/年と比較しても十分低いことが確認されている。
-125-
福 井 県 環 境 放 射 能 測 定 技 術 会 議 平 成 20年 度 年 報 か ら の 抜 粋
検出値の実効線量換算値
外
部
被
ば
く
内 部 被 ば く の 預 託 実 効 線 量 *2
(ミリシーベルト/年 )
放出量から
計算によっ
て 求 め た
外部被ばく
(ミリシーベルト/年 )
積算線量
(TLD)に
よる調査
結 果 *1
放射線監視
テレメータシステム
による推定
線量
-
-
-
-
大飯発電所
-
-
高浜発電所
-
-
も ん じ ゅ
-
-
-
-
敦賀発電所
ふ
げ
ん
美浜発電所
参考
核実験影響
0.001以 下
/
呼 吸 *3
0.001
以下
飲料水
葉菜
海産物
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
*3
0.001 以下
*4
0.001 以下
*4
0.001 以下
(注)-は検出限界値未満。/は調査対象外であることを示す。
* 1 : T L D に よ る 検 出 限 界 は 、 ほ ぼ 0.05ミリシーベルト/ 年 。
* 2 : 1 年 間 の 摂 取 に 基 づ く 、 摂 取 後 50年 間 に わ た っ て 個 人 が 受 け る 積 算 の 線 量 。
計算の基礎として指標植物(ヨモギ)および指標海産生物(ホンダワラ等)を含む。
*3:各発電所近傍で観測した大気中水分等のトリチウムによるもの。
* 4 : 核 実 験 影 響 の セ シ ウ ム -137、 ス ト ロ ン チ ウ ム -90、 プ ル ト ニ ウ ム に よ る も の 。
-126-
-127-
社 員
請負等
計
社 員
請負等
計
社 員
請負等
計
社 員
請負等
計
4月
~
6月
7月
~
9月
10月
~
12月
1月
~
3月
5mSv 5-10 10-15 15-20
以下 mSv
mSv
mSv
357
0
0
0
1,575
77
19
0
1,932
77
19
0
376
0
0
0
1,465
0
0
0
1,841
0
0
0
361
0
0
0
2,165
28
5
0
2,526
28
5
0
363
0
0
0
2,509
74
25
0
2,872
74
25
0
5mSv 5-10 10-15 15-20
以下 mSv
mSv
mSv
社 員
439
0
0
0
請負等 3,713
192
50
20
計
4,152
192
50
20
区分
平成20年度
区分
期間
a.敦賀発電所
四半期実績
①発電所別被ばく管理状況
(5) 放射線作業従事者の被ばく状況連絡
線 量 分 布 (人)
総線量
20-25 25-30 30-35 35-40 40-45 45-50 50mSv 合計
(人・Sv)
mSv
mSv
mSv
mSv
mSv
mSv を超える
0
0
0
0
0
0
0
439 0.13
0
0
0
0
0
0
0 3,975 4.72
0
0
0
0
0
0
0 4,414 4.85
線 量 分 布 (人)
総線量
20-25 25-30 30-35 35-40 40-45 45-50 50mSv 合計
(人・Sv)
mSv
mSv
mSv
mSv
mSv
mSv を超える
0
0
0
0
0
0
0
357 0.04
0
0
0
0
0
0
0 1,671 1.43
0
0
0
0
0
0
0 2,028 1.47
0
0
0
0
0
0
0
376 0.03
0
0
0
0
0
0
0 1,465 0.17
0
0
0
0
0
0
0 1,841 0.20
0
0
0
0
0
0
0
361 0.03
0
0
0
0
0
0
0 2,198 1.23
0
0
0
0
0
0
0 2,559 1.26
0
0
0
0
0
0
0
363 0.03
0
0
0
0
0
0
0 2,608 1.89
0
0
0
0
0
0
0 2,971 1.92
平 均
線 量
(mSv)
0.3
1.2
1.1
平 均
線 量
(mSv)
0.1
0.9
0.7
0.1
0.1
0.1
0.1
0.6
0.5
0.1
0.7
0.6
最 高
線 量
(mSv)
2.79
17.49
17.49
最 高
線 量
(mSv)
1.53
14.17
14.17
0.71
2.46
2.46
1.06
13.18
13.18
1.43
14.72
14.72
-128-
社 員
請負等
計
社 員
請負等
計
社 員
請負等
計
社 員
請負等
計
4月
~
6月
7月
~
9月
10月
~
12月
1月
~
3月
5mSv 5-10 10-15 15-20
以下 mSv
mSv
mSv
374
0
0
0
1,761
71
5
0
2,135
71
5
0
373
0
0
0
1,763
0
0
0
2,136
0
0
0
379
0
0
0
1,669
2
0
0
2,048
2
0
0
332
0
0
0
1,107
0
0
0
1,439
0
0
0
5mSv 5-10 10-15 15-20
以下 mSv
mSv
mSv
社 員
446
0
0
0
請負等 2,659
134
26
2
計
3,105
134
26
2
区分
平成20年度
区分
期間
b.美浜発電所
四半期実績
線 量 分 布 (人)
総線量
20-25 25-30 30-35 35-40 40-45 45-50 50mSv 合計
(人・Sv)
mSv
mSv
mSv
mSv
mSv
mSv を超える
0
0
0
0
0
0
0
446 0.08
0
0
0
0
0
0
0 2,821 2.93
0
0
0
0
0
0
0 3,267 3.01
線 量 分 布 (人)
総線量
20-25 25-30 30-35 35-40 40-45 45-50 50mSv 合計
(人・Sv)
mSv
mSv
mSv
mSv
mSv
mSv を超える
0
0
0
0
0
0
0
374 0.04
0
0
0
0
0
0
0 1,837 1.58
0
0
0
0
0
0
0 2,211 1.62
0
0
0
0
0
0
0
373 0.02
0
0
0
0
0
0
0 1,763 0.71
0
0
0
0
0
0
0 2,136 0.73
0
0
0
0
0
0
0
379 0.02
0
0
0
0
0
0
0 1,671 0.58
0
0
0
0
0
0
0 2,050 0.60
0
0
0
0
0
0
0
332 0.00
0
0
0
0
0
0
0 1,107 0.06
0
0
0
0
0
0
0 1,439 0.06
平 均
線 量
(mSv)
0.2
1.0
0.9
平 均
線 量
(mSv)
0.1
0.9
0.7
0.1
0.4
0.3
0.1
0.3
0.3
0.0
0.1
0.0
最 高
線 量
(mSv)
3.8
17.9
17.9
最 高
線 量
(mSv)
3.4
13.6
13.6
1.1
5.0
5.0
1.0
6.3
6.3
1.1
1.7
1.7
-129-
社 員
請負等
計
社 員
請負等
計
社 員
請負等
計
社 員
請負等
計
4月
~
6月
7月
~
9月
10月
~
12月
1月
~
3月
5mSv 5-10 10-15 15-20
以下 mSv
mSv
mSv
417
0
0
0
1,934
98
4
1
2,351
98
4
1
422
0
0
0
2,262
19
2
0
2,684
19
2
0
399
0
0
0
2,123
39
0
0
2,522
39
0
0
406
0
0
0
2,514
170
12
0
2,920
170
12
0
5mSv 5-10 10-15 15-20
以下 mSv
mSv
mSv
社 員
486
6
1
0
請負等 3,421
440
132
47
計
3,907
446
133
47
区分
平成20年度
区分
期間
c.大飯発電所
四半期実績
線 量 分 布 (人)
総線量
20-25 25-30 30-35 35-40 40-45 45-50 50mSv 合計
(人・Sv)
mSv
mSv
mSv
mSv
mSv
mSv を超える
0
0
0
0
0
0
0
493 0.35
0
0
0
0
0
0
0 4,040 8.65
0
0
0
0
0
0
0 4,533 9.00
線 量 分 布 (人)
総線量
20-25 25-30 30-35 35-40 40-45 45-50 50mSv 合計
(人・Sv)
mSv
mSv
mSv
mSv
mSv
mSv を超える
0
0
0
0
0
0
0
417 0.10
0
0
0
0
0
0
0 2,037 2.34
0
0
0
0
0
0
0 2,454 2.44
0
0
0
0
0
0
0
422 0.09
0
0
0
0
0
0
0 2,283 1.43
0
0
0
0
0
0
0 2,705 1.52
0
0
0
0
0
0
0
399 0.06
0
0
0
0
0
0
0 2,162 1.58
0
0
0
0
0
0
0 2,561 1.64
0
0
0
0
0
0
0
406 0.09
0
0
0
0
0
0
0 2,696 3.30
0
0
0
0
0
0
0 3,102 3.40
平 均
線 量
(mSv)
0.7
2.1
2.0
平 均
線 量
(mSv)
0.2
1.2
1.0
0.2
0.6
0.6
0.2
0.7
0.6
0.2
1.2
1.1
最 高
線 量
(mSv)
10.5
19.3
19.3
最 高
線 量
(mSv)
3.8
16.7
16.7
2.5
12.4
12.4
2.9
7.4
7.4
3.0
13.9
13.9
-130-
社 員
請負等
計
社 員
請負等
計
社 員
請負等
計
社 員
請負等
計
4月
~
6月
7月
~
9月
10月
~
12月
1月
~
3月
5mSv 5-10 10-15 15-20
以下 mSv
mSv
mSv
399
0
0
0
2,405
163
48
2
2,804
163
48
2
421
0
0
0
2,136
67
10
1
2,557
67
10
1
393
0
0
0
2,125
87
9
0
2,518
87
9
0
418
0
0
0
2,162
68
3
0
2,580
68
3
0
5mSv 5-10 10-15 15-20
以下 mSv
mSv
mSv
社 員
523
2
0
0
請負等 3,666
338
138
90
計
4,189
340
138
90
区分
平成20年度
区分
期間
d.高浜発電所
四半期実績
線 量 分 布 (人)
総線量
20-25 25-30 30-35 35-40 40-45 45-50 50mSv 合計
(人・Sv)
mSv
mSv
mSv
mSv
mSv
mSv を超える
0
0
0
0
0
0
0
525 0.14
0
0
0
0
0
0
0 4,232 8.55
0
0
0
0
0
0
0 4,757 8.69
線 量 分 布 (人)
総線量
20-25 25-30 30-35 35-40 40-45 45-50 50mSv 合計
(人・Sv)
mSv
mSv
mSv
mSv
mSv
mSv を超える
0
0
0
0
0
0
0
399 0.05
0
0
0
0
0
0
0 2,618 3.21
0
0
0
0
0
0
0 3,017 3.26
0
0
0
0
0
0
0
421 0.03
0
0
0
0
0
0
0 2,214 1.78
0
0
0
0
0
0
0 2,635 1.81
0
0
0
0
0
0
0
393 0.03
0
0
0
0
0
0
0 2,221 1.99
0
0
0
0
0
0
0 2,614 2.02
0
0
0
0
0
0
0
418 0.02
0
0
0
0
0
0
0 2,233 1.57
0
0
0
0
0
0
0 2,651 1.59
平 均
線 量
(mSv)
0.3
2.0
1.8
平 均
線 量
(mSv)
0.1
1.2
1.1
0.1
0.8
0.7
0.1
0.9
0.8
0.0
0.7
0.6
最 高
線 量
(mSv)
7.9
19.5
19.5
最 高
線 量
(mSv)
4.8
16.2
16.2
1.6
15.3
15.3
1.6
12.6
12.6
0.8
11.7
11.7
-131-
社 員
請負等
計
社 員
請負等
計
社 員
請負等
計
社 員
請負等
計
4月
~
6月
7月
~
9月
10月
~
12月
1月
~
3月
5mSv 5-10 10-15 15-20
以下 mSv
mSv
mSv
258
0
0
0
549
0
0
0
807
0
0
0
271
0
0
0
577
0
0
0
848
0
0
0
268
0
0
0
602
0
0
0
870
0
0
0
283
0
0
0
696
0
0
0
979
0
0
0
5mSv 5-10 10-15 15-20
以下 mSv
mSv
mSv
社 員
314
0
0
0
請負等 1,022
0
0
0
計
1,336
0
0
0
区分
平成20年度
区分
期間
e.高速増殖原型炉もんじゅ
四半期実績
線 量 分 布 (人)
総線量
20-25 25-30 30-35 35-40 40-45 45-50 50mSv 合計
(人・Sv)
mSv
mSv
mSv
mSv
mSv
mSv を超える
0
0
0
0
0
0
0
314 0.00
0
0
0
0
0
0
0 1,022 0.00
0
0
0
0
0
0
0 1,336 0.00
線 量 分 布 (人)
総線量
20-25 25-30 30-35 35-40 40-45 45-50 50mSv 合計
(人・Sv)
mSv
mSv
mSv
mSv
mSv
mSv を超える
0
0
0
0
0
0
0
258 0.00
0
0
0
0
0
0
0
549 0.00
0
0
0
0
0
0
0
807 0.00
0
0
0
0
0
0
0
271 0.00
0
0
0
0
0
0
0
577 0.00
0
0
0
0
0
0
0
848 0.00
0
0
0
0
0
0
0
268 0.00
0
0
0
0
0
0
0
602 0.00
0
0
0
0
0
0
0
870 0.00
0
0
0
0
0
0
0
283 0.00
0
0
0
0
0
0
0
696 0.00
0
0
0
0
0
0
0
979 0.00
平 均
線 量
(mSv)
0.0
0.0
0.0
平 均
線 量
(mSv)
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
最 高
線 量
(mSv)
0.0
0.0
0.0
最 高
線 量
(mSv)
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
-132-
社 員
請負等
計
社 員
請負等
計
社 員
請負等
計
社 員
請負等
計
4月
~
6月
7月
~
9月
10月
~
12月
1月
~
3月
5mSv 5-10 10-15 15-20
以下 mSv
mSv
mSv
88
0
0
0
277
0
0
0
365
0
0
0
88
0
0
0
253
3
0
0
341
3
0
0
87
0
0
0
312
8
2
0
399
8
2
0
99
0
0
0
435
2
0
0
534
2
0
0
社 員
請負等
計
区分
5mSv 5-10 10-15 15-20
以下 mSv
mSv
mSv
101
2
0
0
577
14
6
2
678
16
6
2
平成20年度
区分
期間
線 量 分 布 (人)
総線量
20-25 25-30 30-35 35-40 40-45 45-50 50mSv 合計
(人・Sv)
mSv
mSv
mSv
mSv
mSv
mSv を超える
0
0
0
0
0
0
0
103 0.04
0
0
0
0
0
0
0
599 0.39
0
0
0
0
0
0
0
702 0.43
線 量 分 布 (人)
総線量
20-25 25-30 30-35 35-40 40-45 45-50 50mSv 合計
(人・Sv)
mSv
mSv
mSv
mSv
mSv
mSv を超える
0
0
0
0
0
0
0
88 0.00
0
0
0
0
0
0
0
277 0.06
0
0
0
0
0
0
0
365 0.06
0
0
0
0
0
0
0
88 0.01
0
0
0
0
0
0
0
256 0.07
0
0
0
0
0
0
0
344 0.08
0
0
0
0
0
0
0
87 0.01
0
0
0
0
0
0
0
322 0.15
0
0
0
0
0
0
0
409 0.16
0
0
0
0
0
0
0
99 0.01
0
0
0
0
0
0
0
437 0.12
0
0
0
0
0
0
0
536 0.13
f.原子力廃止措置研究開発センター(ふげん)
四半期実績
平 均
線 量
(mSv)
0.4
0.7
0.6
平 均
線 量
(mSv)
0.1
0.2
0.2
0.1
0.3
0.2
0.1
0.5
0.4
0.1
0.3
0.2
最 高
線 量
(mSv)
7.7
15.7
15.7
最 高
線 量
(mSv)
1.8
4.2
4.2
3.3
7.9
7.9
2.1
11.5
11.5
1.4
7.3
7.3
-133-
社 員
請負等
計
社 員
請負等
計
社 員
請負等
計
社 員
請負等
計
4月
~
6月
7月
~
9月
10月
~
12月
1月
~
3月
5mSv
以下
1,893
8,501
10,394
1,951
8,456
10,407
1,887
8,996
10,883
1,901
9,423
11,324
社 員
請負等
計
区分
5mSv
以下
2,309
15,058
17,367
平成20年度
区分
期間
g.県内全発電所
四半期実績
5-10
mSv
10
1,118
1,128
0
409
409
0
89
89
0
164
164
0
314
314
5-10
mSv
1
352
353
10-15
mSv
0
76
76
0
12
12
0
16
16
0
40
40
10-15
mSv
0
3
3
0
1
1
0
0
0
0
0
0
0
161
161
15-20
mSv
15-20
mSv
線 量 分 布 (人)
20-25
25-30
30-35
mSv
mSv
mSv
0
0
0
0
0
0
0
0
0
線 量 分 布 (人)
20-25
25-30
30-35
mSv
mSv
mSv
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
35-40
mSv
35-40
mSv
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
40-45
mSv
40-45
mSv
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
45-50
mSv
45-50
mSv
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
を超える
50mSv
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
を超える
50mSv
2,320
16,689
19,009
合計
1,893
8,989
10,882
1,951
8,558
10,509
1,887
9,176
11,063
1,901
9,777
11,678
合計
-134-
99.5%
<5mSv
5-10mSv
10-15mSv
15-20mSv
20-25mSv
25mSv<
計
区分
社 員
請負等
(人)
(%)
(人)
(%)
<5mSv
2,309
99.5
15,058
90.2
17,367
1.0%
90.2%
請負等
2.1%
線 量 分 布
5-10mSv 10-15mSv 15-20mSv 20-25mSv 25mSv<
10
1
0
0
0
0.4
0.0
0.0
0.0
0.0
1,118
352
161
0
0
6.7
2.1
1.0
0.0
0.0
1,128
353
161
0
0
6.7%
平成20年度 県内全発電所の線量区分別従事者数割合
県内全発電所 線量区分別従事者数の割合
社員
0.4%
② 線量区分別作業員数の割合
合計
2,320
100.0
16,689
100.0
19,009
<5mSv
5-10mSv
10-15mSv
15-20mSv
20-25mSv
25mSv<
③1日1.0ミリシーベルト以上の被ばくを伴った作業
敦賀発電所
号
機
作業・件数等
2号機 蒸気発生器冷却材管台修繕 [H20.5]
2号機 蒸気発生器ショットピーニング [H20.5]
最高線量
ミリシーベルト
32
1.92
13
1.47
延人数
美浜発電所
号
機
1号機
2号機
2号機
3号機
3号機
作業・件数等
主冷却材ポンプ分解点検工事 他3件 [H20.4]
A-蒸気発生器管台修繕工事 [H20.5]
A-蒸気発生器管台修繕工事 [H20.6]
1次系機器供用期間中検査 [H20.9]
1次冷却材ポンプ分解点検工事 [H20.10]
延人数
42
14
22
1
2
最高線量
ミリシーベルト
2.13
2.01
1.79
1.10
1.19
大飯発電所
号
機
1号機
1号機
2号機
2号機
3号機
4号機
4号機
作業・件数等
原子炉冷却系統設備小口径配管他取替工事 他2件 [H20.6]
原子炉冷却系統設備小口径配管他取替工事 [H20.7]
原子炉冷却系統設備小口径配管他取替工事 他2件[H21.2]
クラス1機器供用期間中検査[H21.3]
1次系強加工曲げ配管取替工事 [H20.4]
600系ニッケル基合金管台予防保全対策工事 他3件 [H20.10]
主冷却材ポンプ分解点検工事[H20.12]
延人数
13
2
4
1
13
72
1
最高線量
ミリシーベルト
1.61
1.64
1.30
1.10
1.77
2.16
1.18
高浜発電所
号
機
作業・件数等
2号機
2号機
3号機
3号機
4号機
600系ニッケル基合金管台予防保全対策工事 [H21.3]
蒸気発生器入口管台修繕工事 他1件 [H20.5]
蒸気発生器入口管台修繕工事 他1件 [H20.4]
蒸気発生器入口管台修繕工事 [H20.6]
蒸気発生器水室隔離工事 [H20.8]
蒸気発生器1次冷却材入口管台点検に伴う配管エルボ部取替工事
4号機
他1件 [H20.9]
4
22
64
15
9
最高線量
ミリシーベルト
1.57
2.31
2.07
1.61
2.13
41
2.28
延人数
4号機
蒸気発生器1次冷却材入口管台点検に伴う配管エルボ部取替工事
[H20.10]
7
1.65
4号機
蒸気発生器1次冷却材入口管台点検に伴う配管エルボ部取替工事
他1件 [H20.11]
45
2.93
-135-
(6) 原子炉設置変更許可連絡
敦賀発電所
申 請 日
工 期
補正申請日
変 更 内 容
変 更 理 由 ・ 補 正 理 由
開 始
許 可 日
完 了
H16. 3.30 ①3,4号炉の増設
・3号および4号原子炉増設のため
営業運転開始※1
申
請 ・電気出力153.8万kWの改良型加圧水型軽
3号機:H26.3
水炉を2基増設する。
4号機:H27.3
※1:本件については、現在、国が安全審査中であるが、敦賀発電所周辺の活断層に係る追加調査や、新耐震指針対
応のため、建設工程を変更しており、営業運転開始は、3号機:平成28年3月、4号機:平成29年3月の予定。
美浜発電所
申 請 日
補正申請日
変 更 内 容
許 可 日
H20. 8.12 ①蓄電池負荷の変更
申
請 ・3号機の非常用電源設備のうち蓄電池の
負荷を変更する。
H21. 3.19 ①既申請書の記載の適正化
一部補正 ・記載の適正化 等
H21. 8.13
許
可
変 更 理
由 ・ 補
正 理
由
・将来的な負荷増加に対する供給余裕拡大の観
点から、現在、非常用電源設備の蓄電池に接
続されている常用系負荷の一部を、新たに設
置する常用系蓄電池からの給電に変更する。
工 期
開 始
完 了
H24.8
~H26.3
・記載の適正化。
大飯発電所
申 請 日
補正申請日
変 更 内 容
変 更 理 由 ・ 補 正 理 由
許 可 日
H19. 6.14 ①洗たく排水処理設備の変更
・設備の信頼性を向上させるため。
・1,2号機共用の洗たく排水処理設備の ・発電所外に放出される放射性物質の更なる低
逆浸透膜装置を膜分離活性汚泥処理装置
減を図るため。
に取り替える。
・3,4号機共用の洗たく排水処理設備と
して、膜分離活性汚泥処理装置を新たに
設置する。
工 期
開 始
完 了
①
1,2号機:
H21.8
~H22.5
3,4号機:
H20.9
~H21.6
②ほう酸回収系統の改造
・ほう酸回収系の信頼性、運用性の向上を図る
・1,2号機共用のほう酸回収装置1基を増
ため。
設、ほう酸補助タンク1基を設置する。 ・運転員の負担低減を図るため。
H20. 2.12 ①既申請書の記載の適正化
一部補正 ・記載の適正化 等
・記載の適正化。
H20. 5.30
許
可
H20. 8.12 ①蓄電池負荷の変更
・将来的な負荷増加に対する供給余裕拡大の観
申
請 ・1号機および2号機の非常用電源設備の
点から、現在、非常用電源設備の蓄電池に接
うち蓄電池の負荷を変更する。
続されている常用系負荷の一部を、新たに設
置する常用系蓄電池からの給電に変更する。
H21. 3.19 ①既申請書の記載の適正化
一部補正 ・記載の適正化 等
・記載の適正化。
H21. 8.13
許
可
②
装置増設
H21.1
~H22.3
タンク設置
H21.2
~H22.2
1号機:
H22.9
~H22.12
2号機:
H23.4
~H23.7
-136-
高浜発電所
申 請 日
補正申請日
変 更 内 容
変 更 理 由 ・ 補 正 理 由
許 可 日
H20. 8.12 ①高燃焼度燃料の使用
・炉心で長期間燃料させることができる高燃焼
申
請 ・1号機および2号機において、取替燃料
度燃料を使用することにより、使用済燃料の
として現在使用している燃料(48,000MWd
発生量を低減する。
/t;ステップ1燃料)より燃料集合体最
高燃焼度制限を55,000MWd/tに引き上げ
た高燃焼度燃料(ステップ2燃料)を使用
する。
・これに伴い、3号機の原子炉補助建屋内
の核燃料物質取扱設備の一部および使用
済燃料貯蔵設備(1~4号機共用)ならび
に4号機の原子炉補助建屋内の核燃料物
質取扱設備の一部および使用済燃料貯蔵
設備(1~4号機共用)の対象とする使用
済燃料として、1号機および2号機のス
テップ2燃料を追加する。
②洗浄排水処理装置の取替え
・信頼性向上および2次廃棄物発生量低減の観
・1,2号機共用ならびに3,4号機共用
点から処理方式を変更する。
の洗浄排水処理装置(逆浸透膜方式)の
取替えに伴い、処理方式を膜分離活性汚
泥処理に変更する。
・3,4号機共用の装置については、処理
容量を約1m3/hから約2m3/hに変更する。
工 期
開 始
完 了
①
1号機:
第28回
定検以降
2号機:
第27回
定検以降
②
1,2号機
H23.3
~H23.10
3,4号機
H24.4
~H24.11
③使用済燃料輸送容器保管建屋の一時保管対象物の追加
・3号機および4号機使用済燃料貯蔵設備周辺
・1~4号機共用の使用済燃料輸送容器保
エリアにおけるウラン・プルトニウム混合酸化物
管建屋の一時保管対象物として、ウラン
新燃料の受け入れにあたり、他作業との輻輳
・プルトニウム混合酸化物新燃料を装て
回避による作業安全性向上および円滑化の観
んあるいは取り出した後のウラン・プル
点から、ウラン・プルトニウム混合酸化物新燃料
トニウム混合酸化物新燃料輸送容器を一
輸送容器を一時保管対象物として追加する。
時保管対象物として追加する。
④蓄電池負荷の変更
・1号機および2号機の非常用電源設備の
うち蓄電池の負荷を変更する。
・将来的な負荷増加に対する供給余裕拡大の観
点から、現在、非常用電源設備の蓄電池に接
続されている常用系負荷の一部を、新たに設
置する常用系蓄電池からの給電に変更する。
注)工期の開始および完了の年月は、原子炉設置変更許可の申請または許可時の予定を記載している。
-137-
④
1号機:
H22.12
~H23.2
2号機:
H22.7
~H22.9
(7) 敷地利用計画(変更)連絡
a.敦賀発電所
号機
設置・施設
敦賀発電所ポリ塩化
ビフェニル含有絶縁
油保管庫
運用開始
H20. 6.27
設置場所
発電所構内
施設・設備内容
ポリ塩化ビフェニル含有
絶縁油保管庫
設 置 理 由
敦賀発電所内に保管中のポリ塩化ビ
フェニル廃棄物の適正な処理の推進
に関する特別措置法に基づき、現
在、発電所構内に保管しているポリ
塩化ビフェニル含有絶縁油及び、今
後定期検査等により発生するポリ塩
化ビフェニル絶縁油を保管するため
の保管庫を設置する。
2
敦賀発電所2号機大
型プランクトン(ト
ガリサルパ)流入抑
制装置
H21. 3.31
発電所構内
取水ポンプ
移送ポンプ
網かご
収納庫
トガリサルパの大量発生に伴う循環
水系機器故障防止のため、敦賀発電
所2号機取水口部及び循環水除塵装
置部に大型プランクトン(トガリサ
ルパ)流入抑制装置を設置する。
b.美浜発電所
号機
1,2
設置・施設
美浜発電所1,2号
機 硫鉄注入装置
運用開始
H21. 2.27
設置場所
発電所構内
施設・設備内容
硫酸第一鉄貯留タンク
注入ポンプ
設 置 理 由
復水器細管漏えい防止対策として、
貝付着抑制に効果が認められている
液体硫酸第一鉄を復水器連続除貝装
置入口に注入する装置を設置する。
3
美浜発電所3号機
機器ハッチフェンス
移設
H20.10.31
発電所構内
フェンス(金網)
格納容器の機器ハッチ外側の線量等
量率は、原子炉運転中に高くなるた
め、機器ハッチフェンス(金網)を設
置し、管理区域に設定して立入制限
をしているが、放射線測定方法の運
用変更に伴い、フェンスの外側が管
理区域設定基準を超えるおそれがあ
ることから、フェンスを移設し放射
線管理の厳正化を図る。
美浜発電所系統保護
装置用建屋
H21. 3.31
発電所構内
系統保護装置用建屋
系統保護装置(系統安定化システ
ム、送電線保護リレー等)の更新に
あたり、既設装置を設置しているリ
レー室が狭く、新旧保護装置の取替
作業が困難であることから、構内に
新たに建屋を設置する。
運用開始
H20. 9.30
設置場所
発電所構内
施設・設備内容
油保管倉庫
設 置 理 由
大飯発電所構内における火災リスク
低減対策の一環として油保管倉庫を
設置し、管理区域内に保管している
油類を保管・管理する。
c.大飯発電所
号機
設置・施設
大飯発電所油保管倉
庫
-138-
d.高浜発電所
号機
1
設置・施設
高浜発電所1号機昇
圧変圧器および変圧
器予備器保管施設
運用開始
H20. 9.25
設置場所
発電所構内
施設・設備内容
昇圧変圧器予備器
予備変圧器ブッシング
変圧器予備器防油堤
保護柵
消火器収納箱
e.高速増殖原型炉もんじゅ
な し
f.原子炉廃止措置研究開発センター(ふげん)
な し
-139-
設 置 理 由
高浜1号機第25回定期検査で取り替
える昇圧変圧器を予備器として保有
し、同型変圧器(高浜1,2号機)
事故時の早期復旧用として活用する
ため、構内の変圧器予備器保管施設
を増設する。
(8) 基 本 規 定 制 定 ( 変 更 ) 連 絡
発電所名
認 可 日
改正期日
敦 賀 発 電 所
H20. 8.22
H20. 8.22
・初期消火体制についての記載を追加
H20.12.12
H20.12.12
・検査制度の改正に伴う省令改正を受けた変更
H21. 3.26
H21. 3.27
・2号機の原子炉格納容器の漏えい率試験規程の
改正
・管理区域見直しに伴う変更
H20. 5. 7
H20. 5. 7
・管理区域見直しに伴う変更
H20. 6.18
H20. 6.18
・社内体制の変更に伴う変更
H20. 8.22
H20. 8.22
・初期消火体制についての記載を追加
H20.10. 7
H20.10. 7
・ 3 号 機 に 高 燃 焼 度 (55,000MWd/t)燃 料 導 入 に 伴
う変更
・記載の適正化
H20.12.12
H20.12.12
・検査制度の改正に伴う省令改正を受けた変更
H21. 3.25
H21. 3.25
・1号機の原子炉格納容器の漏えい率試験規程の
改正
H20. 6.18
H20. 6.18
・社内体制の変更に伴う変更
H20. 8.22
H20. 8.22
・初期消火体制についての記載を追加
H20.10. 7
H20.10. 7
・記載の適正化
H20.12.12
H20.12.12
・検査制度の改正に伴う省令改正を受けた変更
H21. 3.25
H21. 3.25
・1号機の原子炉格納容器の漏えい率試験規程の
改正
H20. 6.18
H20. 6.18
・社内体制の変更に伴う変更
H20. 8.22
H20. 8.22
・初期消火体制についての記載を追加
美 浜 発 電 所
大 飯 発 電 所
高 浜 発 電 所
高速増殖原型炉
もんじゅ
原子炉廃止措置
研 究 開 発
セ ン タ ー
( ふ げ ん )
変
更
理
由
H20.10. 7
H20.10. 7
・記載の適正化
H20.12.12
H20.12.12
・検査制度の改正に伴う省令改正を受けた変更
H21. 3.25
H21. 3.25
・1号機の原子炉格納容器の漏えい率試験規程の
改正
H20. 6. 6
H20. 6. 7
・プラント確認試験を実施するための変更
・品質保証体制の見直しに伴う管理責任者の変更
H20. 8.22
H20. 8.25
・初期消火体制についての記載を追加
H20.10. 1
H20.10. 1
・技術的総括調整機能並びに品質保証及び危機管
理機能の強化を図るための体制の変更
H20.12.12
H21. 1. 1
・検査制度の改正に伴う省令改正を受けた変更
H21. 2.26
H21. 2.27
・組織体制の見直しに伴う変更
H21. 1.16
H21. 1.16
・原子炉施設を活用した廃止措置及び高経年化に
係る調査・研究を行うための組織の変更
・使用済燃料の貯蔵管理に係る業務の一元化によ
る変更
・「原子力施設における「放射性廃棄物でない廃
棄物」の取扱いについて(指示)」の反映によ
る変更
・記載の適正化
-140-
(9) 異常発生・終結連絡(安全協定第7条)
①平成20年度安全協定に基づく異常事象
平成20年度に異常事象として報告された件数は21件(法律対象7件)で、前年度より8
件減少した。いずれの事象においても、周辺環境への放射能の影響はなかった。
異常事象として、発電所の運転に影響を与えたものが5件あり、その内訳は、原子炉自
動停止が1件、原子炉手動停止が3件、出力抑制が1件であった。また、運転に影響がな
かったものとしては、定期検査中の故障等が5件、工学的安全施設の待機除外が3件、燃
料集合体の漏えいが1件、労働災害が4件あった。
発電所の運転に影響を与えた異常事象のうち、原子炉自動停止の1件は、送電系統への
落雷による美浜発電所1,2号機の自動停止であった。原子炉手動停止の3件は、原子炉
再循環ポンプメカニカルシールの機能低下(敦賀1号・2件 )
、高圧タービン車室からの
蒸気漏れ(敦賀2号機)で、出力抑制の1件は、原子炉給水ポンプの点検(敦賀1号)で
あった。
発電所別の異常事象件数では、敦賀1号機が6件と最も多かった。
-141-
平成20年度安全協定に基づく異常事象報告一覧
件
番
1
発電所名
2
敦賀1号機
3
敦賀1号機
4
大飯3号機
5
敦賀1号機
6
美浜2号機
7
敦賀2号機
8
大飯1号機
9
大飯4号機
10
敦賀1号機
11
大飯3,4号機
12
もんじゅ
13
敦賀2号機
14
高浜4号機
15
高浜4号機
16
美浜発電所
17
美浜1号機
18
敦賀1号機
19
大飯3号機
20
敦賀1号機
21
大飯2号機
もんじゅ
発 生 日
終 結 日
H20. 4. 1
H21. 3.24
H20. 4.17
H20. 5. 2
H20. 5.14
H20. 6. 1
H20. 5.26
H20.12. 4
H20. 7.15
H20. 7.31
H20. 7.21
H20. 7.25
H20. 7.23
H20. 8. 1
H20. 7.27
H20. 8. 4
H20. 8.19
H20.10.12
H20. 9. 4
H20. 9.19
H20. 9. 8
H20. 9.12
H20. 9. 9
H21. 5.27
H20. 9.16
H21. 3.13
H20. 9.22
H20.12.24
H20.10. 3
H20.12.24
H20.11.20
H20.11.23
H20.12. 3
H20.12. 6
H20.12.11
H21. 5.21
H21. 1. 5
H21. 1.13
H21. 2.27
H21. 3. 4
H21. 3.12
H21. 3.19
事象発生時
運転状況
建 設 中
事
象
概
要
落雷影響の波及に伴う瞬時電圧低下による2
次主循環ポンプポニーモータの停止
運 転 中 可燃性ガス濃度制御系の流量調
整弁動作不良に伴う待機除外
運 転 中 原子炉再循環ポンプメカニカルシール
の機能低下に伴う原子炉手動停止
定期検査中 原子炉容器出口管台溶接部での
傷
運 転 中 原子炉再循環ポンプメカニカルシール
の機能低下に伴う原子炉手動停止
定期検査中 A-余熱除去ポンプ軸封部の不
調に伴う運転上の制限の逸脱
定期検査中 タービン動補助給水ポンプ起動
入口弁の動作不良
定期検査中 管理区域内での作業員の体調不
良
運 転 中 1次冷却材中の放射能濃度の上
昇(燃料集合体の漏えい)
運 転 中 原子炉給水ポンプの点検に伴う
出力降下
3号機:定期検査中 海水淡水化装置建屋での作業中
4号機:運 転 中 の負傷
建 設 中 屋外排気ダクトの腐食孔の確認
影響等
-
-
手動停止
-
手動停止
-
-
-
-
出力抑制
-
-
定期検査中
(調整運転中)
定期検査中
高圧タービン車室からの蒸気漏
れに伴う原子炉手動停止
蒸気発生器伝熱管の損傷
手動停止
定期検査中
蒸気発生器入口管台溶接部での
傷
送電系統への落雷による1,2号機の
自動停止と3号機の系統単独運転
タービン動補助給水ポンプの運
転上の制限の逸脱
中央制御室換気空調系外気取り
入れダクトの腐食
原子炉熱出力の運転上の制限の
逸脱
タービン建屋での協力会社作業
員の負傷
取水路壁面の防汚塗装工事にお
ける協力会社作業員の負傷
-
1,2号機:運転中
3号機:調整運転中
運 転 中
定期検査中
運
転
中
定期検査中
定期検査中
-142-
-
1,2号機:自動停止
3号機:出力抑制
-
-
-
-
-
国への報告区分
評価尺度
-
-
-
-
-
-
法律
0-
-
-
-
法律
0-
-
-
-
-
-
-
-
法律
1
法律
対象外
法律
0法律
0-
-
-
-
法律
0-
-
-
-
-
-
発電所別発生状況
年月
発電所名
平成20年
平成21年
4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3
敦賀1号機 ②
③
敦賀2号機
⑤
⑩
⑦
⑬
⑱
⑳
6
2
ふ げ ん
0
もんじゅ ①
⑫
2
美浜1号機
美浜2号機
⑥
美浜3号機
大飯1号機
⑯ ⑰
2
⑯
1
⑯
0
⑧
1
大飯2号機
大飯3号機
大飯4号機
平成20年度
発電所別
合計件数
21
○
④
⑪
⑲
⑨ ⑪
1
3
1
高浜1号機
0
高浜2号機
0
高浜3号機
0
高浜4号機
月
別
合計件数
⑭
⑮
2 2 0 4 1 5 1 1 2 1 1 1
2
21
注1;異常事象発生日を基準とし、○内の数字は次ページ以降の異常事象件番を示す。
注2;⑪は大飯発電所3,4号機共用設備において発生した事象であるが、大飯発電所
3号機の事象としてカウントする。
注3;⑯は美浜発電所において発生した事象であるが、美浜発電所1号機の事象として
カウントする。
注4; は労働災害を表す。
-143-
件番
1
発電所名
高速増殖原型炉もんじゅ
発生事象名
落雷影響の波及に伴う瞬時電圧低下による2次主循環ポンプポニーモータの停止
発生年月日
平成20年4月1日
終結年月日
平成21年3月24日
発生時プラント状況
建設中
系統設備名
2次主冷却系
国への報告区分
尺度区分
-
基準1
基準2
基準3
評価レベル
-
-
-
-
事象概要
もんじゅは停止中であり、外部の送電線(敦賀1号線)から所内電源を受電していたが、
4月1日13時41分頃、滋賀県内にある送電線(湖東線1,2号線)への落雷の影響により、
もんじゅの所内電源が瞬時電圧低下し、運転中の2次主循環ポンプポニーモータ※1Aおよ
びB号機が停止した。その後、13時52分にA号機、13時55分にB号機を手動で起動した。
事象発生時、もんじゅは原子炉低温停止状態で、保安規定では、原子炉の除熱機器を持
つ系統設備が1系統以上動作可能であること※2が求められており、原子炉の冷却のために
起動していたA号機が停止した約10分間については、運転上の制限を逸脱していた。
また、工学的安全施設であるアニュラス循環ファンが自動起動したが、点検のため原子
炉格納容器を開放しており、影響はなかった。
なお、本事象における環境への影響はない。
※1
原子炉で発生した熱を1次主冷却系から受け取り蒸気発生器等に伝達する2次主冷却系の冷却材(ナトリウム)を循
環させるポンプのモータのうち、原子炉停止時など低温の状態の場合に用いる小型モータ。
※2 原子炉の除熱機器を持つ系統設備としては、主冷却系3ループ(A,B,C)とメンテナンス冷却系の4つの系統が
あり、事象発生時、Aループのみで原子炉冷却を行っていた。
原因
当該ポニーモータの電気回路には、瞬時の停電や電圧低下(以下、瞬停)から復帰後、
ポニーモータが再起動するよう自動再起動リレーが使用されている。電気回路の各リレー
の動作時間等を確認したところ、当該リレーは、瞬停復帰後に接点が「入」となるが、約
0.13秒以内に送風機の起動信号が入力されない場合、接点が「切」となることが判明し
た。また、潤滑油の冷却用送風機の起動信号が発信するまでに約 0.2 秒かかることが確
認された。
これらのことから、瞬停復帰後、一定時間以内に送風機の起動信号が当該リレーに入力
されなかったため、接点が「切」となり、ポニーモータが停止したものと推定された。
対策
ポニーモータ3台について、瞬停復帰後は、送風機の起動信号にかかわらず再起動する
よう電気回路を変更し、瞬停を模擬した試験を実施し、ポニーモータの再起動信号が発信
されることを確認した。
また、自動再起動リレーを使用している他の機器33台について、電気回路図でリレーの
動作時間を評価し、再起動することを確認した。
今後、自動再起動リレーを使用する場合には、瞬停から復帰後のリレーの動作時間を評
価して回路設計を行うこととする。
-144-
件番
2
発電所名
敦賀発電所1号機
発生事象名
可燃性ガス濃度制御系の流量調整弁動作不良に伴う待機除外
発生年月日
平成20年4月17日
終結年月日
平成20年5月2日 (待機状態に復帰)
発生時プラント状況
定格熱出力一定運転中
系統設備名
可燃性ガス濃度制御系
国への報告区分
尺度区分
-
基準1
基準2
基準3
評価レベル
-
-
-
-
事象概要
定格熱出力一定運転中の4月17日13時58分、2系列ある可燃性ガス濃度制御系※1の定期
試験(1回/月)のため、A系の流量調整弁の操作スイッチを自動位置(弁は全開位置)か
ら閉位置にしたところ、弁駆動用モータのトルクスイッチが作動し、弁は中間開度で停止
した。その後、弁操作スイッチを自動位置に戻したところ、当該弁は全開位置に戻ったた
め、再度、全閉操作を試みたが、再び中間開度で停止した。
このため、同日14時20分、可燃性ガス濃度制御系のA系は動作不能で、保安規定に定め
る運転上の制限※2を満足していないと判断し、待機除外とした。また、保安規定に基づ
き、B系の動作試験等を行い、正常に動作することを確認した。
なお、この事象による周辺環境への放射能の影響はない。
※1
一時冷却材喪失事故が発生した際、原子炉格納容器内に放出された蒸気(ガス)に含まれる水素(可燃性)を除去す
るための設備で、A系とB系の2系列を備えている。
※2 保安規定では、運転中は2系列が動作可能(待機状態)であることが要求されている。1系列が動作不能(待機状態
から除外)となった場合に、他の1系列が動作可能であることを速やかに確認したうえで、30日以内に正常な状態へ
復旧することが求められている。
原因
当該弁を点検した結果、弁棒ネジ部でグリス(潤滑剤)が十分塗布されていない箇所が
認められたことから、弁動作時に弁棒とナットのネジ部で潤滑不良により弁駆動用モータ
に高い駆動トルクが発生し、弁が中間開度で停止したと推定された。
当該弁では、過去にも動作不良が発生していたことから、毎月の弁動作試験前にネジ部
へのグリス注入を行っていたが、弁の位置によりネジ部に十分に注入されていなかったも
のと推定された。また、同型のB系の弁では同様の事例が発生していないことから、A系
の弁固有の問題と推定された。
対策
当該弁について新しいグリスを注入し、弁の動作およびA系の健全性試験を行い、問題
のないことを確認して、5月2日17時41分、運転上の制限内に復帰した。
今後、弁動作試験前に行うネジ部へのグリス注入は、弁棒の位置を中間開度で実施し、
ネジ部から外へ新しいグリスが押し出されることを確認する。当該弁については、第32回
定期検査時に新品(国産の弁)に取り替えた。
-145-
件番
3
発電所名
敦賀発電所1号機
発生事象名
原子炉再循環ポンプメカニカルシールの機能低下に伴う原子炉手動停止
発生年月日
平成20年5月14日
終結年月日
平成20年6月1日(発電を再開)
発生時プラント状況
定格熱出力一定運転中
系統設備名
再循環設備
国への報告区分
尺度区分
-
基準1
基準2
基準3
評価レベル
-
-
-
-
事象概要
定格熱出力一定運転中の平成20年5月14日、3台(A,B,C)ある原子炉再循環ポン
プのうち、C号機の軸封部(メカニカルシール)※で機能低下が認められること、および
A号機の軸封部でも若干の機能低下が認められることから、今後の運転に万全を期すた
め、計画的に原子炉を停止し、当該軸封部を取替えることとし、5月15日0時から出力降
下を開始、同日4時に発電を停止、9時に原子炉を手動停止した。
なお、この事象による環境への放射能の影響はない。
※ 回転するポンプの主軸に沿って、原子炉冷却水がモータ側に漏れ出ないよう、専用のシール水を高圧で軸封部に注入
し、ポンプ軸につながる回転リングと固定リング(ケーシング側)との間での摺動部(水の潤滑膜を形成している)で
漏れを抑制する構造となっており、第1段シール部と第2段シール部を有する。
原因
C号機軸封部の固定リングを点検した結果、回転リングとのシール面に傷が2箇所確認
された。これらの傷は、固定リングシール面の外周に設けられているU溝部を起点として
内側に伸びており、1箇所は内周側まで達していた。また、当該軸封部は、定期検査毎に
新品に取り替えていること、軸封部に注入する高圧シール水はフィルタを用いて異物除去
に努めていることから、異物が持ち込まれてシール部に傷が発生する可能性は低いと推定
された。このことから、シール水を系統内に押し込んでいる隙間(ポンプ軸と軸封部下端
部の隙間)がポンプ運転中の軸の微小なふれ回りにより変動し、原子炉冷却材中に含まれ
る微細な異物(クラッド)が軸封部側に流れ込み、シール部を僅かに傷つけ、シール機能
が低下したものと推定された。
また、A号機の軸封部については、通常の分解点検で認められる擦れ跡は観察された
が、明確な傷は認められなかった。
対策
原子炉再循環ポンプC号機およびA号機の軸封部について新品に取り替えた。
また、原子炉再循環ポンプの試運転を実施して正常に機能していることを確認した後、
5月31日1時に原子炉を起動、6月1日9時に発電を再開して、6月2日10時に定格熱出
力一定運転に復帰した。
-146-
件番
4
発電所名
大飯発電所3号機
発生事象名
原子炉容器出口管台溶接部での傷の確認
発生年月日
平成20年5月26日
終結年月日
平成20年12月4日(総合負荷性能検査に合格した日)
建設時の工事計画認可申請書に記載の板厚を
下回ることが判明した日
発生時プラント状況 第13回定期検査中
系統設備名
原子炉本体
国への報告区分
法律
尺度区分(暫定)
基準1
基準2
基準3
評価レベル
-
-
0-
0-
事象概要
定期検査において、国内外で発生した600系ニッケル基合金溶接部での応力腐食割れ事
象を踏まえ、原子炉容器の1次冷却材出入口管台の溶接部(計8箇所)内面に対し、予防
保全工事を実施する計画としていた。この工事に先立ち、溶接部内面の渦流探傷試験を実
施したところ、Aループ出口管台溶接部で有意な信号指示が1箇所で認められ、水中カメ
ラによる目視点検で長さ約3mmの傷が認められた。
目視点検で認められた傷を超音波探傷試験した結果、深さを特定できなかった。傷を除
去して深さを特定するため、工事計画認可申請書の記載板厚70mm(深さ 約4.6mm)まで削
ったが、傷が残存しており、建設当初の技術基準を満足していないと判断した。
当該部を板厚70mmを超えて切削するため、幅約110mmの範囲だけ全周にわたり板厚を64
mmとした形状でも技術基準を満足することを確認した後、円弧状に深さ約10.5mmm(当該
部板厚:64.1mm)まで削り、目視点検で約5.5mmの傷が確認された。このため、幅約110
mm、周方向約130mmの部分のみ板厚を53mm、それ以外は当初板厚(70mm)とした形状でも技
術基準を満足することを確認した後、円弧状に深さ約20.3mm(当該部板厚:約54.3mm)ま
で削った結果、目視点検および渦流探傷試験で傷が認められなくなった。その後、さらに
約0.7mm切削(合計切削深さ:約21.0mm)し、目視点検および渦流探傷試験で傷がないこ
とを確認した。以上の結果、傷のあった部分の板厚は約53.6mmとなった。
原因
溶接部表面に引張り残留応力が発生する機械加工跡が認められたこと、傷が600系ニッ
ケル基合金溶接部の結晶境界に沿って進展していること、傷の様相として応力腐食割れの
特徴である「折れ曲がり」や「枝分かれ」が確認されていることなどから、当該部で応力
腐食割れが発生・進展したものと推定された。
対策
研削部を含めた管台溶接部内表面に対して、応力腐食割れの予防保全対策として応力改
善工事(ウォータージェットピーニング)を施工した。
その後の第14回定期検査において、当該切削部を含めた溶接部全周の接液部分につい
て、耐食性に優れた690系ニッケル基合金による肉盛溶接を実施する。
-147-
件番
5
発電所名
敦賀発電所1号機
発生事象名
原子炉再循環ポンプメカニカルシールの機能低下に伴う原子炉手動停止
発生年月日
平成20年7月15日
終結年月日
平成20年7月31日
発生時プラント状況
定格熱出力一定運転中
系統設備名
再循環設備
国への報告区分
尺度区分
-
基準1
基準2
基準3
評価レベル
-
-
-
-
事象概要
定格熱出力一定運転中の平成20年5月15日、3台(A,B,C)ある原子炉再循環ポン
プのうち、C号機の軸封部(メカニカルシール)の機能低下が認められたことから、5月
15日に、原子炉を停止し軸封部の取替えを行い、6月1日から発電再開し、2日10時より
定格熱出力一定運転中であったが、6月21日頃より、当該軸封部のシールリークの流量が
増減を繰り返しながら徐々に上昇し、7月13日にこの上昇傾向が顕著になったため、7月
15日、今後の運転に万全を期すため、計画的に原子炉を停止することとした。
7月16日10時から出力降下を開始し、14時に発電停止、19時に原子炉を手動停止し、当
該軸封部の点検・取替えを行うこととした。
なお、この事象による環境への放射能の影響はない。
原因
軸封部を点検した結果、第2段シール部の固定リングシール面に、外周に設けられてい
るU溝部を基点とした内側に伸びる傷が2箇所確認され、1箇所は内側まで達していた。
このことから、5月の当該軸封部取替え後の運転期間において、ポンプ軸と軸封部下端
部の隙間がポンプ運転中の軸の微小な振れ回りにより変動し、原子炉冷却材中に含まれる
微細な異物が軸封部側に流れ込み、第2段シール部のU溝部を傷つけ、シール機能が低下
したものと推定された。
また、シールリーク流量が増減を繰り返した原因は、シールリーク流量計の板状接点ス
イッチの接触抵抗が大きかったことによるものと判明した。
対策
原子炉再循環ポンプC号機の軸封部について、第1段および第2段のメカニカルシール
部とシールリーク流量計の板状接点スイッチを新品に取り替え、A号機およびB号機の流
量計については、点検を行い異常のないことを確認した。
原子炉再循環ポンプの試運転を実施して正常に機能していることを確認した後、7月29
日23時に原子炉を起動、7月31日9時に発電を再開して、8月1日10時に定格熱出力一定
運転に復帰した。
-148-
件番
6
発電所名
美浜発電所2号機
発生事象名
A-余熱除去ポンプ軸封部の不調に伴う運転上の制限の逸脱
発生年月日
平成20年7月21日
終結年月日
平成20年7月25日
発生時プラント状況 第24回定期検査中
系統設備名
国への報告区分
尺度区分
余熱除去設備
-
基準1
基準2
基準3
評価レベル
-
-
-
-
事象概要
原子炉起動準備のため、1次系昇温中の7月21日11時29分、A-余熱除去ポンプ室のサ
ンプ(水溜め)水位の上昇を示す警報が発信した。直ちに現場を確認したところ、停止中
のA-余熱除去ポンプ軸封部(メカニカルシール)から配管を介してサンプに回収されて
いる軸封水の量が、運転時の管理基準値を超えて漏れ出ていることが確認された※1。この
ことから、A―余熱除去ポンプは運転可能な状態になく、保安規定に定める運転上の制限
※2
を逸脱していると12時5分に判断し、直ちに残りのB-余熱除去ポンプの起動試験を行
い健全性を確認するとともに、1次系の降温操作を開始した。その後、15時18分に1次系
温度が177度未満になったことを受け、15時25分に保安規定で定める運転上の制限を満足
した状態に復帰したと判断した。また、当該ポンプを点検するため、前後弁を閉止して隔
離した。
※1
※2
管理基準値は1ℓ/時以下であり、今回の漏えいは、約43ℓ/時であった。
保安規定で、1次系温度が177度以上の場合には余熱除去ポンプ2台が、177度未満の場合には余熱除
去ポンプ1台が運転可能状態にあることが要求されている。
原因
当該ポンプの軸封部は、軸に固定されている回転リングに対し、固定リングをその背面
からベローズで押さえつけることでシールする構造となっている。分解点検の結果、回転
リングと接触している固定リング表面の摩耗量が円周上で均一ではなく、また、ベローズ
で押されている固定リング背面の一部で、水平面が確保されていない部分があり、この部
分で表面側の摩耗量が小さく、かつ漏えい跡も認められた。
これらのことから、回転リングに対して固定リングの押しつける力が全周にわたって均
一でなかったことで、ポンプ運転時において固定リング表面の摩耗量に差が生じる状態と
なり、ポンプ停止後の温度変化等の影響で、押しつけ力の弱いところで漏えいに至ったも
のと推定された。
対策
対策として、ベローズの押しつけ力が均一になるよう、固定リング背面の水平面が全周
にわたって確保されていることを確認した新しい軸封部に取り替えた。今後は、回転・固
定リングタイプの軸封部を取り替える際には、固定リング背面が全周にわたって水平であ
ることを確認する。
-149-
件番
7
発電所名
敦賀発電所2号機
発生事象名
タービン動補助給水ポンプ起動入口弁の動作不良
発生年月日
平成20年7月23日(電動機の取替決定)
終結年月日
平成20年8月1日(取替後の動作確認完了)
発生時プラント状況 第16回定期検査中
系統設備名
補助給水系統
国への報告区分
法律
尺度区分(暫定)
基準1
基準2
基準3
評価レベル
-
-
0-
0-
事象概要
原子炉起動準備中の平成20年7月21日19時12分に、タービン動補助給水ポンプの試運転
のため、タービン動補助給水ポンプ起動用の蒸気入口弁(電動)AおよびBを「閉」から「開」
にしたところ、「タービン動補助給水ポンプ直流電動弁過負荷」警報が発報した。
現場を確認したところ、入口弁Bは全開であったが、入口弁Aは弁開度が約6%で停止
し、当該蒸気入口弁の駆動用電源盤内の過負荷継電器の一部に焦げ跡が認められた。ま
た、入口弁Aの弁開閉用の電動機に電源を供給している整流子摺動部に溶けて変形した跡
が認められた。
当該弁の弁本体や弁駆動機構部を点検した結果、異常は認められなかった。また、当該
弁の電動機を分解点検したところ、電磁ブレーキ※のブレーキ板に貼り付けられていた摩
擦板が脱落しており、ブレーキ板と制動板との間で挟み込まれる位置にあった。
なお、本事象による周辺環境への放射能の影響はない。
※当該弁は高速で弁を開動作する機能が求められており、弁が全開となった時点で電動機の電源が切れ、
同時に電動機を停止させる電磁ブレーキが作動する仕組みとなっている。
原因
当該弁の電動機は運転開始以降使用しており、この使用に伴って摩擦板を止めている接
着能力が低下してブレーキ板から脱落し、当該弁が約6%開動作した時点で、脱落した摩
擦板がブレーキ板と制動板との隙間に挟まり強く制動させたことから、電動機が拘束さ
れ、弁の動作不良に至ったものと推測された。
また、電動機の拘束によって、電動機に大きな電流が流れ、過負荷継電器が動作し警報
を発報するとともに、整流子摺動部が熱により変形し、その後も大きな電流が流れたた
め、過負荷継電器の一部が溶断したものと推定された。
対策
当該弁の電動機および過負荷継電器等を新品に取り替えるとともに、類似弁の電動機
3台の電磁ブレーキを新品に取り替えた。また、4定期検査に1回の頻度で電磁ブレーキ
の健全性を確認するとともに、12定期検査に1回の頻度で、電磁ブレーキを交換する。
なお、追加調査で摩擦板が脱落した原因は、接着剤が空気中の湿気により劣化したため
と推定されたことから、次回の第17回定期検査で脱落防止のため、摩擦板をリベット止め
した電磁ブレーキに取り替える。
-150-
件番
8
発電所名
大飯発電所1号機
発生事象名
管理区域内での作業員の体調不良
発生年月日
平成20年7月27日(異常事象に該当すると判断した日)
終結年月日
平成20年8月4日
発生時プラント状況 第22回定期検査中
系統設備名
-
国への報告区分
-
尺度区分
基準1
基準2
基準3
評価レベル
-
-
-
-
事象概要
第22回定期検査中の7月23日、管理区域内の1,2号機使用済燃料ピットエリアにて、
燃料外観検査用水中カメラの調整用架台等の引上げ助勢作業を行っていた作業員が、作業
終了後、給水所にて休憩していたところ、気分が悪くなった。
管理区域退出後、当該作業員は、産業医による診察および点滴治療を受け、町内の病院
へ搬送された。
診断の結果、熱中症の疑いがあり、経過観察のため入院し、26日に症状改善が認められ
たことから退院したが、通院加療が必要であり、8月1日の再診察まで、就労を禁ずると
の診断であったため、4日以上の休業となった。
原因
当時、作業員は、汚染や被ばく防止のためタイベック、半面マスク、ゴム手袋を着用し
て作業を行っており、また、現場の温度は32℃と比較的高く、中腰姿勢での作業を行っ
ていたことから、発汗が多かったものと考えられる。
そのため、十分な水分補給を行っていたものの、発汗量に見合う塩分補給が十分にでき
ていなかったことから、肉体労働に従事していたことも相俟って、熱中症になったと推定
された。
対策
当該の作業エリアにて同様な作業環境下で作業をする場合は、作業実施前に必ず水分お
よび塩分の補給を作業員全員に取らせるとともに、作業環境に合わせた暑さ対策を実施で
きるように、クールベストの充実を行った。
また、熱中症予防対策として、こまめな水分補給と塩分補給をとることの重要性につい
て、全協力会社に周知し、作業員が塩分補給を実施しやすくするため、コールドロッカー
(非管理区域)に塩分補給剤の設置を行った。
-151-
件番
9
発電所名
大飯発電所4号機
発生事象名
1次冷却材中の放射能濃度の上昇(燃料集合体の漏えい)
発生年月日
平成20年8月19日
終結年月日
平成20年10月12日
発生時プラント状況
定格熱出力一定運転中
系統設備名
原子炉本体
国への報告区分
尺度区分
-
基準1
基準2
基準3
評価レベル
-
-
-
-
事象概要
定格熱出力一定運転中の8月19日、定例(3回/週)の1次冷却材中のヨウ素-131濃度
測定において、ヨウ素-131濃度の上昇が認められたことから、燃料集合体に漏えい※1が発
生した疑いがあると判断した。測定されたヨウ素-131濃度は、保安規定に定められた運転
上の制限値(40,000Bq/cm3)に比べ十分低く、発電所の運転および環境安全上の問題は無
いと判断されることから、1次冷却材中の放射能濃度測定頻度を上げて監視を強化し、運
転を継続していたが、放射性廃棄物の放出抑制の観点から、第12回定期検査開始時期を2
日前倒しし、9月9日から開始した。
定期検査において、燃料集合体全数(193体)について、漏えい燃料集合体を特定する
ためシッピング検査※2を実施した結果、燃料集合体1体※3で漏えいが確認された。当該燃
料集合体について水中カメラによる外観目視検査を実施したところ、燃料集合体外観には
異常は認められなかった。
また、漏えい燃料棒を特定するため超音波による調査※4を実施した結果、漏えい燃料棒
1本が確認された。当該燃料棒についてファイバースコープを用いて詳細に外観目視点検
を実施したところ、燃料棒表面に傷等の異常は認められなかった。
※1
※2
※3
※4
燃料ペレットを収納している燃料被覆管から漏えいがあると、燃料被覆管内のヨウ素が1次冷却材中
に放出される。このため、1次冷却材中のヨウ素濃度の変化から、漏えいの有無を判断している
漏えい燃料集合体から漏れ出てくる核分裂生成物(キセノン133)を検出し、バックグラウンドと比較
することによって、漏えい燃料集合体を特定する検査
最高燃焼度は55,000MWd/tで、取出し時の燃焼度は37,562 MWd/t(2サイクル使用)
漏えいが発生した燃料棒内部には水が浸入しているため、超音波が燃料棒内を伝播する際の減衰を検
出することで、燃料棒内部の水の有無を判断し、漏えい燃料棒を特定する
原因
燃料集合体の漏えいは、燃料棒に偶発的に発生した微小孔(ピンホール)によるものと推
定された。
対策
当該燃料集合体は、今後、使用しない。また、知見拡充のため、当該燃料集合体を使用
済燃料ピットで冷却および放射能を低減させた後、試験研究施設へ搬出し、詳細な調査を
実施する予定である。
-152-
件番
10
発電所名
敦賀発電所1号機
発生事象名
原子炉給水ポンプの点検による出力降下
発生年月日
平成20年9月4日(発電機の出力降下を決定した日)
終結年月日
平成20年9月19日(定格熱出力一定運転に復帰した日)
発生時プラント状況
定格熱出力一定運転中
系統設備名
原子炉給水系統
国への報告区分
尺度区分
-
基準1
基準2
基準3
評価レベル
-
-
-
-
事象概要
定格熱出力一定運転中の平成20年8月中旬頃より、3台(A,B,C)ある原子炉給水
ポンプの内、A号機の軸封部(メカニカルシール)を流れ回収されるシール水の量が、通
常値を上回り、増加傾向が続いたため、当該ポンプを停止し軸封部の点検を行うことと
し、9月4日13時31分待機状態にあったC号機を起動した後、14時7分にA号機を停止し
た。この切替操作に伴う現場点検で、起動したC号機の補助油ポンプの軸封部(メカニカ
ルシール)から潤滑油の漏えいが確認されたため、C号機を停止して当該油ポンプの点検
・修理を行うこととし、同日18時より出力降下を開始して、19時45分に発電機出力を約42
%とした。
原因
原子炉給水ポンプC号機の補助油ポンプについては、前回定期検査で当該補助油ポンプ
の点検後に油を注入したが、その際にメカニカルシール室内の空気が抜けきれず室内に滞
留した可能性があった。その後、ポンプの運転継続に伴い、滞留した空気がメカニカルシ
ールの回転リングと固定リングの摺動面に入り込み、潤滑不良をおこし磨耗が進展した。
ポンプ運転時は回転リングが主軸とともに回転しているため固定リングとの接触が保持さ
れていたが、ポンプ停止により回転リングと固定リングとの接触面にはずかなズレが生
じ、潤滑油漏れに至ったものと推定された。
また、原子炉給水ポンプA号機については、メカニカルシール部に注入している水(シ
ール水)に含まれる小さな鉄さびが接触面に入り込んで面あれが発生、磨耗が進展したこ
とにより、接触面の密封性が低下して、漏えいが発生したものと推定された。
対策
当該補助油ポンプについては、メカニカルシール室内の空気を確実に取り除くため、メ
カニカルシール室上部に空気抜き用の穴を設け、メカニカルシールを新品に取り替えた。
また、次回定期検査で、補助油ポンプ全3台について、メカニカルシール室の空気抜き構
造を持った新品のポンプに取り替える。
原子炉給水ポンプA号機については、メカニカルシール部を新品に取り替えた。
-153-
件番
11
発電所名
大飯発電所3,4号機
発生事象名
海水淡水化装置建屋での作業中の負傷
発生年月日
平成20年9月8日
終結年月日
平成20年9月12日(対策実施完了日)
発生時プラント状況
3号機:第13回定期検査中、4号機:定格熱出力一定運転中
系統設備名
-
国への報告区分
-
尺度区分
基準1
基準2
基準3
評価レベル
-
-
-
-
事象概要
9月8日9時45分頃、3,4号機共用の海水淡水化装置建屋(非管理区域)にて、滅菌
タンクの薬品溶解作業に従事していた作業員が、滅菌タンクに薬品を投入し、滅菌タンク
の横に設置している水位計を確認するため、空の薬品ポリタンク(10リットル容器)を右手
に、作業手順書を左手に持ちながら踏み台を降りていたところ、足元を滑らせて転倒し、
床面に左肘を打ちつけた。
外傷は見られなかったものの、左肘に痛みがあったため、病院へ搬送して診察を受けた
結果、左肘負傷により、9月中の就労はできず、3ヶ月間の加療を要する見込みと診断さ
れた。
原因
踏み台のステップ幅が狭かったことに加え、降りる際に、右手に持っていたポリタンク
により足元が見えにくい状態であったため、足を滑らせ転倒したものと推定された。
対策
踏み台のステップ幅を広げた。なお、この対策が完了するまでの間は、当該踏み台にビ
ニールテープを貼り注意喚起を行った。
また、本事象に関してワンポイントアドバイスを作成し、慣れた作業にも危険要因が潜
んでいることや階段等昇降時の足元の確実な確認を行うことを社員および協力会社に周知
徹底した。
今後は危険予知活動の活性化を継続して危険因子への感受性を高めていく。
-154-
件番
12
発電所名
高速増殖原型炉もんじゅ
発生事象名
屋外排気ダクトの腐食孔の確認
発生年月日
平成20年9月9日
終結年月日
平成21年5月27日(補修工事が完了した日)
発生時プラント状況
建設中
系統設備名
排気設備
国への報告区分
法律
尺度区分(暫定)
基準1
基準2
基準3
評価レベル
-
-
0-
0-
事象概要
平成20年8月18日から原子炉補助建物屋上にあるアニュラス屋外排気ダクト※1につい
て、外面腐食補修のため、鋼板塗装などの作業を行っていたところ、9日15時30分頃、当
該ダクト側面に腐食孔(横約2cm、縦約1cm)が発見された。このため、応急処置として
アルミ材の補修テープにより腐食孔を塞ぎ、排気漏れを止めた。
ダクト腐食孔などを切り出したサンプル※2(約18cm×約30cm)について調査したとこ
ろ、外面から減肉しており、減肉部の表面に塩素および酸化物が認められた。
また、他の部分の腐食状況を確認するため、排気ダクトの内外面の外観確認および肉厚
測定を実施したところ、外面では、雨水が溜まりやすい箇所や支持架構および補強材の取
付部では腐食、減肉が確認され、内面については、錆の発生はなく健全な状態であった。
本事象による周辺環境への放射能の影響はない。
※1 管理区域内の排気を排気筒に導くためのダクト
※2 切り出し箇所は、当て板を冷間溶着材で固定し、塞ぐ処置を実施
原因
ダクトは、海に面した屋外に設置されているため、外面は塩害腐食の影響を受けやすい環
境であったことに加え、腐食孔が認められた箇所については、構造上雨水が停滞しやす
く、また、腐食孔部が日陰にあったため、長時間湿潤雰囲気であったことにより、腐食が
進行したものと推定された。
対策
短期的な対策として、調査のため切り出した箇所については、排気ダクトの内面から鋼
板をすみ肉溶接で固定し、外面については、コーキング材で浸水防止を図った。
また、減肉が確認された箇所については、腐食が進行して貫通しないよう内面から鋼板
をすみ肉溶接で固定し、支持架構の取付部などの排気ダクトとのすき間については、FR
P材などで腐食防止を図った。
恒久的な対策として、40%出力プラント確認試験の開始前までに安全上重要な設備に該
当する部分の屋外排気ダクトの取替を実施する。なお、恒久的な対策が取られるまでは、
代表的な箇所を選定し、継続的な肉厚測定を実施する。
-155-
件番
13
発電所名
敦賀発電所2号機
発生事象名
高圧タービン車室からの蒸気漏れに伴う原子炉手動停止
発生年月日
平成20年9月16日(原子炉手動停止をした日)
終結年月日
平成21年3月13日(総合負荷性能検査が終了した日)
発生時プラント状況
第16回定期検査中(調整運転中)
系統設備名
蒸気タービン設備
国への報告区分
法律
尺度区分(暫定)
基準1
基準2
基準3
評価レベル
-
-
-
対象外
事象概要
第16回定期検査中で調整運転中の9月16日、月1回のタービン弁の定期試験後、現場を
確認したところ、高圧タービンの主蒸気入口管付け根部付近の保温材から、わずかな蒸気
漏れが確認され、当該箇所の点検を行うため、同日23時39分に原子炉を手動停止した。
高圧タービン上部車室を点検したところ、静翼が回転するのを防ぐためタービン車室に
設置されているピン(回り止めピン)のうち、発電機側のピン1本のスミ肉溶接部で貫通
傷が確認され、下部車室においても、回り止めピン2本のスミ肉溶接部で傷が確認され
た。今定期検査で高圧タービンは新しく取り替えていることから、他の溶接部位について
点検した結果、上部車室の空気抜き穴の閉止栓1本のスミ肉溶接部で傷が確認された。
傷が確認された溶接部を採取し、試験研究機関で詳細調査したところ、割れは溶接部底
部から外表面に向かって貫通し、破面には低温割れに認められる筋状模様(擬へき開破面)
やブロック状模様(粒界破面)が確認された。また、調査のため採取した上部車室(制御装
置側)ピンでも、溶接部外表面に傷は認められていないが、底部から上部へ向かう割れが
認められ、割れの様相には同様な特徴が認められた。なお、硬さ測定をした結果、溶接部
は母材部に比べ非常に硬い状態であった。
割れの原因を特定するため、溶接作業指示書等を確認し、溶接作業者から聞き取りを行
い再現試験を行った結果、溶接時の熱処理に必要な温度や温度保持時間が確保されていな
いこと、ガスバーナーによる加熱の際に水分が発生し、車室とピンとの間に残存していた
可能性があることなどが確認された。また、再現溶接の試験材を観察したところ、溶接部
の複数箇所で割れが認められた。割れの破面には擬へき開破面や粒界破面が認められ、溶
接部の硬さは硬いままであったことから、低温割れが発生していたと判断された。
原因
溶接時の熱処理が不十分であったことにより発生した低温割れと推定された。
対策
低温割れが確認された箇所および割れは確認されていない同構造の溶接部に対して、ピ
ン等を低温割れの感受性が低い炭素鋼に変更して溶接し復旧した。また、熱処理に必要な
温度に管理されていたことを示す記録の無い溶接部についても溶接をやり直した。
-156-
件番
14
発電所名
高浜発電所4号機
発生事象名
蒸気発生器伝熱管の損傷
発生年月日
平成20年9月22日
終結年月日
平成20年12月24日
発生時プラント状況 第18回定期検査中
系統設備名
1次冷却材循環設備
国への報告区分
法律
尺度区分(暫定)
基準1
基準2
基準3
評価レベル
-
-
0-
0-
事象概要
第18回定期検査中のところ、3台(A,B,C)ある蒸気発生器(SG)の伝熱管全数※に
ついて渦流探傷検査を実施したところ、C―SGの伝熱管1本の高温側管板部において、
有意な欠陥信号が認められた。なお、AおよびB―SGの伝熱管については、有意な欠陥
信号は認められなかった。
当該傷は、ローラ拡管上端付近の伝熱管内面で軸方向に沿った割れをしており、過去の
調査結果より、第11回定期検査から第14回定期検査までに同機で確認された応力腐食割れ
による信号指示と類似していることが確認された。
※既施栓管を除きA-SGで3,247本、B-SGで3,249本、C-SGで3,262本、合計9,758本
原因
蒸気発生器製作時に当該伝熱管を管板部で拡管する際、管内面で引張り残留応力が発生
し、運転時の内圧と相まって、伝熱管内面から応力腐食割れが発生した後、運転によって
応力腐食割れが徐々に進展していき、今定期検査で検出されたものと推定された。
対策
高温側および低温側管板部で閉止栓(機械式栓)を施工し、使用しないこととした。
-157-
件番
15
発電所名
高浜発電所4号機
発生事象名
蒸気発生器入口管台溶接部での傷
発生年月日
平成20年10月3日
終結年月日
平成20年12月24日
発生時プラント状況 第18回定期検査中
系統設備名
1次冷却材循環設備
国への報告区分
法律
尺度区分(暫定)
基準1
基準2
基準3
評価レベル
-
-
0-
0-
事象概要
第18回定期検査中、応力腐食割れ予防保全対策工事を実施するため、工事前に3台ある
蒸気発生器(SG)の1次冷却材入口管台溶接部について渦流探傷試験を実施したところ、
A-SG入口管台の7箇所、B-SG入口管台の8箇所、C-SG入口管台の21箇所で有意
な信号指示が認められた(最大長さ約33mm)。
有意な信号指示が認められた箇所について超音波探傷試験を実施した結果、最大深さが
約16mmの傷と評価された。
カメラによる目視観察を実施したところ、信号指示箇所には軸方向の傷が見られ、応力
腐食割れの特徴である折れ曲がりや枝分かれが認められた。また、内表面には製作時の表
面加工跡と思われる筋状の模様が認められた。
型取り観察でこの筋状の模様を分析した結果、グラインダによる比較的粗い加工跡やそ
の加工跡に直交するようなバフによる研磨跡と細かな研磨加工跡が観察された。
当該SGの製造履歴を調査したところ、工場において溶接が行われており、溶接で生じ
た内面の凸凹を除去するため、グラインダおよびバフによる研磨加工を行っていた。研磨
方法は同部位で同様の応力腐食割れが確認された敦賀2号機と同様であり、敦賀2号機の
原因調査結果から、高浜4号機SG入口管台溶接部においても応力腐食割れが発生する可
能性がある引張り残留応力が発生していたものと推定された。
原因
環境(高温の1次冷却材水質環境)、材料(応力腐食割れの感受性のある600ニッケル基合
金)、応力(研磨加工による引張り残留応力と運転時の内圧)の三因子が重畳し、応力腐食
割れが発生および進展したものと推定された。
対策
傷が認められたA~C-SG入口管台溶接部については、内表面を全周にわたって切削
し、浅い傷を除去した後、深い傷については、部分的にグラインダで切削し除去した。そ
の後、深い傷を除去した部分に600系ニッケル基合金で肉盛溶接を行ったうえで、内表面
全周を耐食性に優れた690系ニッケル基合金で肉盛溶接を行った。
-158-
件番
16
発電所名
美浜発電所1,2,3号機
発生事象名
送電系統への落雷による1,2号機の自動停止と3号機の系統単独運転
発生年月日
平成20年11月20日
終結年月日
平成20年11月23日
発生時プラント状況
1,2号機:定格熱出力一定運転中 3号機:調整運転(定格熱出力一定運転)中
系統設備名
送電系統
国への報告区分
尺度区分
-
基準1
基準2
基準3
評価レベル
-
-
-
-
事象概要
平成20年11月20日4時58分、美浜発電所から嶺南変電所に送電している送電線(敦賀線)
が落雷により送電停止した。
この影響により、定格熱出力一定運転中の美浜発電所1号機および2号機では発電機の
保護リレーが動作し、1,2号機共に4時59分に原子炉自動停止した。
また、定期検査の最終段階として調整運転(定格熱出力一定運転)中の3号機は、4時58
分、電気出力約14%にて系統単独運転※に移行した。
※ 送電系統事故などにより送電できなくなった際、発電機出力を瞬時に低下させ、発電所内で使用している電力と同じ送
電線系統の一部の負荷のみを負担し、原子炉の運転を継続する運転方法で、具体的には、大量の蒸気を復水器に逃すな
どしている。
原因
送電系統において、落雷の影響による地絡事故が発生したためと推定された。
対策
同日4時59分に送電線(敦賀線)が復旧したことから、3号機は5時27分に送電を再開、
5時32分より出力上昇を開始し、20時15分に定格熱出力一定運転に復帰した。
2号機は、設備点検および原子炉起動準備が完了した後、17時55分に原子炉を起動、21
日4時4分に発電を再開し、22日20時10分に定格熱出力一定運転に復帰した。
1号機は、設備点検および原子炉起動準備が完了した後、21日18時に原子炉を起動、22
日9時30分に発電を再開し、23日21時15分に定格熱出力一定運転に復帰した。
-159-
件番
17
発電所名
美浜発電所1号機
発生事象名
タービン動補助給水ポンプの運転上の制限の逸脱
発生年月日
平成20年12月3日(運転上の制限の逸脱を判断した日)
終結年月日
平成20年12月6日(運転上の制限を満足する状態に復帰した日)
発生時プラント状況
運転中
系統設備名
補助給水系統
国への報告区分
-
尺度区分
基準1
基準2
基準3
評価レベル
-
-
-
-
事象概要
運転中の平成20年12月3日、3台ある補助給水ポンプ※1のうち、タービン動補助給水ポ
ンプについて起動試験(1回/月)を行うため、9時16分に同ポンプを起動したところ、
ポンプから送り出される給水の圧力(吐出圧力)が、通常の吐出圧力(約8MPa)より低
いこと(約4MPa)が確認されたため、9時21分にポンプを停止し、試験を中断した。
このため、9時30分に保安規定の運転上の制限※2を満足していないものと判断するとと
もに、保安規定に基づき、10時58分から11時37分にかけて、残り2台のポンプの運転を行
い、問題のないことを確認した。
点検の結果、補助給水ポンプ本体にあるポンプ駆動用蒸気の量を調節するガバナ弁が、
本来全開状態であるところ、中間開度で停止しており、弁軸とそのガイド部の摺動面に異
物を噛み込んだことにより生じたと思われる筋状の擦れ跡が確認された。また、弁軸とガ
イド部の隙間を通ってドレン室に出てくる蒸気をドレン水として排出する配管(ドレン排
出管)が錆および昆虫の死骸で詰まっており、ドレン室内にはたまり水があり、内面全体
が濡れて錆の発生も認められた。
なお、本事象によるプラントおよび環境への影響はない。
※1 補助給水ポンプは、主給水系統事故等、通常の給水系統の機能が失われた場合に、蒸気発生器に給水する。当発電所
には、電動が2台、タービン動が1台ある。
※2 運転中は、電動補助給水ポンプ2台およびタービン動補助給水ポンプ1台が動作可能であることが求められている。
1台が動作不能なときは、残り2台について4時間以内に動作可能であることを確認することが求められている。
原因
ポンプの吐出圧力が低かった原因については、ドレン排出管が錆および昆虫の死骸で詰
まったことによりドレン水の排出不良が起こり、ドレン室内に水がたまった状態となり、
この状態でポンプ起動に伴いガバナ弁の弁軸が動いた際に、ドレン室内の錆が弁軸とガイ
ドの隙間に噛み込み弁軸の動きを阻害し、ガバナ弁が中間開度までしか開かず、ポンプに
十分な駆動用蒸気が供給されなかったためと推定された。
対策
ドレン排出管の清掃とガバナ弁の弁体およびガイド部の手入れを行い、ポンプを復旧し
た。その後、当該ポンプの試運転を行い、健全性を確認した上で、6日5時56分に待機状
態(運転上の制限を満足した状態)に復帰した。
-160-
件番
18
発電所名
敦賀発電所1号機
発生事象名
中央制御室換気空調系外気取り入れダクトの腐食
発生年月日
平成20年12月11日(必要な機能が満足しないと判断した日)
終結年月日
平成21年5月21日(ダクトの取替えが完了した日)
発生時プラント状況
第32回定期検査中
系統設備名
中央制御室換気空調系
国への報告区分
法律
尺度区分(暫定)
基準1
基準2
基準3
評価レベル
-
-
0+
0+
事象概要
第32回定期検査中の、12月11日13時45分頃、中央制御室換気空調系※の送風機試運転時
に換気系室の点検を行っていたところ、当該系統の外気取り入れダクトに腐食孔(2箇
所)があり、当該部からの外気の吸い込みがあることが確認された。
腐食孔が確認された周辺部を点検したところ、新たに5箇所で線状の腐食孔(最大長さ
約13cm)が確認された。
応急処置として、腐食孔の認められた箇所をダクト全周にわたり金属カバーで覆い、外
気が直接送風機に吸い込まれないようにした。
その後、腐食孔の確認されたダクトの詳細な調査を実施するため、当該ダクトを取り外
し、仮設ダクトを設置した。
※ 通常は外気を取り入れて中央制御室の換気を行うが、大気への放射能放出事故の発生時には、事故が収束するまでの
間、運転員が中央制御室にとどまり、各種の監視、操作が行えるよう、外気の取り入れを遮断し、中央制御室の空気を高
性能フィルタを介して内部循環させる系統。
今回の腐食孔は、事故時の外気取り入れの遮断に影響を与える可能性があることから、法令に基づく国への報告事象に
該当する。
原因
取り外したダクト等の詳細調査、設置場所の環境調査、過去からの補修実績や点検等に
ついて調査した結果、当該ダクトの内外を流れる空気の温度差により、ダクト内で結露水
が発生し、ダクト内面の接続部等で腐食が進行し貫通に至ったものと推定された。
対策
外気取り入れ口からのダクトは、全て新しいものに取り替えた。取替にあたっては、結
露水の発生と滞留防止のため、ダクト外側に断熱材を設置するとともに、取り入れ口との
接続部を平坦にするなどの改善を行った。また、今後は3年に1回内面点検を行うことと
し、点検にあたっては、点検時の要領書を新たに作成するとともに巡視点検時のチェック
シートの項目にダクトを明記した。
-161-
件番
19
発電所名
大飯発電所3号機
発生事象名
原子炉熱出力の運転上の制限の逸脱
発生年月日
平成21年1月5日(運転上の制限を逸脱したと判断した日)
終結年月日
平成21年1月13日(対策の実施完了日)
発生時プラント状況
定格熱出力一定運転中
系統設備名
原子炉設備
国への報告区分
-
尺度区分
基準1
基準2
基準3
評価レベル
-
-
-
-
事象概要
定格熱出力一定運転中の平成21年1月5日、1次冷却材の水質等を調整している化学体
積制御系にある冷却材脱塩塔(A,B号機)について、18時4分、使用中のB号機から待
機中のA号機への切り替え操作を行ったところ、18時10分に冷却材平均温度と原子炉熱出
力がわずかに上昇傾向であることを運転員が確認した。
このため、直ちに原子炉の出力を抑制するため、制御棒の挿入操作と1次冷却材系統へ
のホウ素注入を実施した。その結果、原子炉熱出力では、18時40分頃に最大約101%まで
上昇した後、低下傾向となり、18時54分、保安規定に定める運転上の制限値に戻った。
これにより、19時の時点で、18時から19時までの原子炉熱出力1時間平均値が、保安規
定に定める運転上の制限値を約0.3%超えており、19時5分、運転上の制限を満足してい
ないと判断した。なお、20時の時点で、19時から20時での1時間平均値(3,399.6MWt)
は、運転上の制限値以下となったことから、20時5分、運転上の制限を満足した状態に復
帰したと判断した。
原因
今回の原因を調査したところ、脱塩塔切替え前に実施したA号機でのホウ素吸着作業が
不十分であったため、A号機への切替え後、樹脂で1次冷却材中のホウ素が吸着され、
1次冷却材中のホウ素濃度が低下した結果、原子炉出力が上昇したものと推定された。
ホウ素の吸着作業が不十分であった原因は、脱塩塔に通水操作を行う発電室では、抽出
流量をそれまでの運転中の流量(約30m3/h)より低い流量(約17m3/h)にした後に行うことと
したが、ホウ素を吸着させるための通水時間を評価する放射線管理課では、運転中の流量
(約30m3/h)で評価した結果として、「通水時間30分以上」と発電室に依頼していたことか
ら、通水量が約17m3/hの場合に必要な通水時間(約50分)が確保できず、A号機に切替え
後、1次冷却材のホウ素が吸着されたものと判明した。
対策
対策として、脱塩塔切替え操作にあたっては、脱塩塔切替え前に1次冷却材系統と新し
く使用する脱塩塔出口のホウ素濃度が同等であることを確認した上で使用することを運転
操作所則に明記した。また、脱塩塔切替え操作に関する放射線管理課と発電室の意志疎通
を対面連絡により確実に実施することを周知した。
-162-
件番
20
発電所名
敦賀発電所1号機
発生事象名
タービン建屋での協力会社作業員の負傷
発生年月日
平成21年2月27日
終結年月日
平成21年3月4日(対策の周知が完了した日)
発生時プラント状況
第32回定期検査中
系統設備名
-
国への報告区分
-
尺度区分
基準1
基準2
基準3
評価レベル
-
-
-
-
事象概要
第32回定期検査中のところ、2月27日14時15分頃、タービン建屋1階(管理区域)にあ
るタービン補機冷却水ポンプ付近でケーブルトレイの耐震裕度向上工事に従事していた協
力会社作業員が、高さ約2mの仮設足場から仮設はしごを使用して降りる際に、左手薬指
を負傷した。
負傷した作業員は、汚染が無いことを確認し、発電所構内の健康管理室において応急処
置を受けた。その後、病院へ搬送され、診察および治療を受けた結果、約3週間の入院を
要するとの診断を受けた。
原因
当該作業員からの聞き取り調査と現場調査の結果、当該作業員が仮設はしごを降りる際
に、仮設足場と仮設はしごを連結している固定金具※の突起部に左手薬指が引っかかった
状態で、体を下方に移動したため、拘束された左手薬指に体重がかかり、負傷したものと
推定された。
※
足場を組み立てる際にパイプ同士を金物(クランプ)でかみ合わせ、ボルトを締めて接合する金具
対策
現在設置されている仮設足場と仮設はしごを連結している固定金具の突起部の養生を行
った。今後仮設足場に仮設はしごを連結する際には、その固定金具の突起部を養生するこ
ととし、作業前には養生されているかについて必ず点検すること、および仮設はしごの昇
降の際には、固定金具などの突起物に触れないことを社員や協力会社に周知した。また、
これらのことは事業者および各協力会社の規定に明記した。
-163-
件番
21
発電所名
大飯発電所2号機
発生事象名
取水路壁面の防汚塗装工事における協力会社作業員の負傷
発生年月日
平成21年3月12日
終結年月日
平成21年3月19日(対策の周知が完了した日)
発生時プラント状況 第22回定期検査
系統設備名
-
国への報告区分
-
尺度区分
基準1
基準2
基準3
評価レベル
-
-
-
-
事象概要
第22回定期検査中のところ、3月12日9時50分頃、大飯2号機のA循環水ポンプ海水
取水路内において、取水路壁面の防汚塗装工事※のための足場組立て作業に従事していた
協力会社作業員が、高さ約4mの仮設足場(幅約50cm)から落下し、左足首を負傷し
た。
左足首に痛みがあったため病院に搬送し診察を受けた結果、約2ヶ月の休業を要する見
込みと診断された。
※
取水路の壁などに貝が付着することを防止するための塗装
原因
当該作業員からの聞き取り調査等から、当日の足場組立作業では、落下防止用の手すり
を設置した後足場板を設置することとなっていたが、足場部材が全て揃っていなかったた
め、当該作業員の判断で作業手順を変更し、揃っていた部材で足場板を設置した後、落下
防止用の親綱を張ることとした。
当該作業員は、親綱を張る作業時に、安全帯を使用する等の落下防止措置を行わないで
足場上を移動し、別の作業員とすれ違った際に、作業リーダーから声を掛けられ、その声
に気をとられてバランスを崩し、落下したものと推定された。
対策
足場の組立作業においては、必要な部材を揃えた上で、足場板設置前に手すりや親綱を
設置することを、請負工事の注意事項を定めた社内規定に明記した。
このことに加え、高所作業では必ず落下防止措置を行うことや、作業手順を変更する際
には作業リーダーに報告し確認を受けることを徹底するよう周知した。
当該作業を実施した協力会社に対して、足場設置に関する注意事項等の再教育を行っ
た。また、当該協力会社が行う作業に安全技術アドバイザー等が立ち会い指導を行った。
-164-
②保守運営状況(月報)で報告された軽微な事象(平成20年度)
安全協定第7条に基づく異常事象の連絡以外に、軽微な事象についても事業者側から連絡を
受け、安全協定第6条の「保守運営状況」等により毎月報告を受けている。
a.敦賀発電所
発生年月日
区 分
H20. 4. 7 運 転 中
(1号機)
H20. 4. 9
(1号機)
運
転
中
事 象 概 要
固形化供給タンク側面に確認された析出物
定格熱出力一定運転中の4月7日、定期的に放射線量を測定し
ている作業員が、新廃棄物処理建屋1階の固形化供給タンクの側
面2箇所とタンク下部の床面2箇所に白く乾燥した析出物が付着
していることを確認した。
析出物を分析したところ、タンク内の廃液と同じ化学成分であ
った。タンクを点検したところ、タンク上部蓋締付け部のパッキ
ンの一部がはみ出しており、その部分を起点に析出物が付着して
いた。また、タンク内の空気を排出するベント系配管が腐食によ
り詰まっており、オーバーフロー配管もタンク内の廃液の蒸発成
分の析出により詰まっていた。
このことから、タンク内の液位を測定するための計装用空気や
廃液の受入れによるタンク内圧の上昇で、パッキンの締付けが弱
い部分がはみ出し、その部分から廃液の蒸発成分が漏れ出て、析
出したものと推測された。
対策として、オーバーフロー配管を清掃して詰まりを取り除く
とともに、ベント系配管とパッキンを新品に取り替えた。
廃液中和タンク室内で確認された水溜り
定格熱出力一定運転中の4月9日、巡視点検中の作業員が、廃
棄物処理建屋地下1階の廃液中和タンク下部の床面2箇所とタン
ク上部の1箇所に水溜りを確認した。
タンク上部には廃液受入れ配管等が敷設されており、点検で床
ドレンタンクからの移送配管(炭素鋼)のタンク挿入部に腐食に
よる貫通穴が認められた。また、当該タンクは酸性の廃液やアル
カリ性の廃液を受け入れていることから、タンク内の気相部が炭
素鋼の腐食しやすい環境となり、移送配管のタンク挿入部が腐食
・貫通し、漏えいに至ったものと推定された。。
対策として、当該移送配管タンク挿入部を内外面に耐食性加工
を施した新品に取り替えた。
-165-
a.敦賀発電所(つづき)
発生年月日
区 分
H20. 5.17
点検停止中
(1号機)
転
事 象 概 要
原子炉補機冷却系ポンプC分解点検中の異物の発見
原子炉補機冷却系ポンプC号機の軸振動が高いことから、原子
炉再循環ポンプ軸封部の取替えのための原子炉停止中に軸受部を
取り替えた。このとき、ポンプ内で異物が2つ確認された。
これらの異物は、以前に使用されていた逆止弁(第30回定検で
撤去)のリング状ワッシャーの一部の可能性が高いことから、未
回収部分について調査可能な機器等を点検したが、発見されなか
った。このため、未回収部分が機器に与える影響を評価した結果
支障を与える可能性がないことを確認した。
また、系統外からの異物の持ち込みも否定できないことから、
従来から実施している異物混入防止対策の更なる充実を図った。
H20. 5. 12
(2号機)
運
中
使用済燃料移送時の保安規定違反
平成19年から20年に実施した使用済燃料移送作業において、保
安規定で要求されている非常用ディーゼル発電機の健全性確認を
行わず、移送作業が実施されていたことが判明した。
調査の結果、発電所の運転部門が保安規定を誤認しており、非
常用ディーゼル発電機の健全性確認を行わず、移送作業の実施を
許可していた。
対策として、移送作業前にチェックリストを用いて保安規定の
要求事項が遵守されていることを確認するよう、社内規程を改正
した。
H20. 8. 15
(2号機)
定期検査中
タービン動主給水ポンプ用ブースターポンプ入口フランジ部から
の漏えい
調整運転中の8月15日、運転中のA2タービン動主給水ポンプ
用ブースターポンプの入口フランジ部より、わずかな漏えいを確
認したため、当該ポンプを隔離して点検を実施した。
原因は、今定期検査で実施したポンプ入口配管取替工事にあわ
せて当該フランジ部のガスケットを新品に取り替えたが、原子炉
運転に伴う給水温度上昇の熱影響によりガスケットが収縮して面
圧が低下し、漏えいに至ったものと推定された。
対策として、当該ガスケットを新品に取り替え、運転状態で増
し締めを行った。
-166-
a.敦賀発電所(つづき)
発生年月日
区 分
H20. 8.15
定期検査中
(2号機)
H20. 9. 4
(1号機)
運
転
中
H20.10.28
(1号機)
運
転
中
事 象 概 要
A,B電動主給水ポンプ用ミニマムフロー弁の動作不良
A2タービン動主給水ポンプ用ブースターポンプ入口フランジ
部の点検・補修作業を行うため、8月15日にAタービン動主給水
ポンプを停止し、2台(A,B)ある電動主給水ポンプを起動さ
せたところ、A号機のミニマムフロー弁を作動させるための銅製
空気配管が折損して空気圧力が低下し、全開状態となった。また
8月20日には、運転中のB号機のミニマムフロー弁においても同
様の現象が発生した。
折損した配管の破面を観察したところ、疲労割れ模様が観察さ
れたことから、電動主給水ポンプ運転時等に発生する配管からの
微振動が当該空気配管に繰り返し加わったことで、継手内部の配
管支持を支点として折損したものと推定された。
対策として、当該配管を振動の影響を受けないナイロン製のチ
ューブに取り替えた。
原子炉給水ポンプA号機メカニカルシールの取替えについて
運転中の8月中旬から、原子炉給水ポンプA号機のメカニカル
シール部付近から通常値を上回る漏えいが認められたため、監視
強化を行っていたところ、増加傾向が続いたことから、当該ポン
プを停止して点検を行った。
その結果、ポンプ運転中にシール水に含まれる小さな鉄さびが
回転リングと遊動リングの接触面に入り込んだことにより磨耗が
進展し、接触面の密封性が低下して漏えいしたものと推定され
た。
対策として、当該メカニカルシールを新品に取り替えた
燃料貯蔵池冷却系ドレン弁交換作業中の水漏れおよび被水
運転中の10月28日、原子炉建屋において燃料貯蔵池冷却系のド
レン弁の交換作業を行っていた作業員2名が、弁上流側配管の切
断作業を行っていたところ、配管内部に溜まっていた系統水が切
断口より飛散し、ごく僅か被水した。
被水した作業員2名について汚染検査を行ったが、汚染は確認
されなかった。
原因は、作業前に作業担当部署が運転担当部署に申請した安全
上問題ないと判断される場合に限り発行される特別承認につい
て、作業担当部署は、作業終了後の弁開閉操作を行うため申請し
たが、運転担当部署は作業担当部署が当該系統の水抜きを行う申
請と思い込んでおり、特別承認の認識が互いに異なっていたこと
から、当該ラインの水抜きができていない状態で、作業に着手し
たため系統水が飛散し作業員が被水したものと推定された。
対策として、特別承認を申請する際には、目的を明記するこ
と、また、作業前に系統状態や作業計画について、お互いの認識
合わせを行うこととした。
-167-
a.敦賀発電所(つづき)
発生年月日
区 分
H20.11.10 定期検査中
(1号機)
H21. 1.30
(2号機)
定期検査中
事 象 概 要
原子炉圧力容器頭部冷却系ベント配管の変形
定期検査中の11月7日、原子炉格納容器内点検において、原子
炉圧力容器頭部冷却系ベント配管の金属保温材と原子炉格納容器
上蓋内面が干渉していたことから、保温材を取り外し、確認した
ところ、配管に僅かな変形が認められた。
当該配管について、外観目視・浸透探傷試験などを実施し、傷
がないことを確認することとし、耐圧試験にて漏えいのないこと
を確認した。
原因は、当該配管の敷設ルートを決定するために行った現場調
査の際、現場が狭く、また暗所であったこと、水平方向の寸法計
測において水平度の確認を行っていなかったことなどにより、寸
法計測に誤差が生じており、この計測結果を元に当該配管の設計
を行ったために干渉したものと推定された。
対策として、変形のあった配管を新品に取り替えることとし、
その際、配管ルートを既存設備等に干渉しない位置に変更する。
また、寸法計測の際には、レーザー測定器などの適切な機器を使
用する。
サービス建屋換気系排気ダクトの腐食
平成20年12月11日に発生した敦賀発電所1号機での中央制御室
換気空調系外気取り入れダクトの腐食事象を踏まえ、敦賀発電所
2号機の換気ダクトについて点検を行ったところ、平成21年1月
30日にサービス建屋内(管理区域)の空気を原子炉補助建屋から
排出するために設置されている屋外ダクトの一部に腐食孔が確認
された。
対策として、鋼板による当て板を実施した。また、敦賀発電所
2号機の屋外に設置されている他の換気ダクトについて点検を行
い、健全であることを確認した。
-168-
a.敦賀発電所(つづき)
発生年月日
区 分
H21. 3.26 運 転 中
(2号機)
b.美浜発電所
発生年月日
区 分
H20.10.28 運 転 中
(1号機)
事 象 概 要
Aタービン動主給水ポンプ制御系の不具合
運転中の平成21年3月26日10時3分、中央制御室で、「Aター
ビン動主給水ポンプ EHガバナ制御盤入出力注意」警報が発報し
た。
点検の結果、当該ポンプを動かすための駆動用タービンに使用
する蒸気量を調整している弁の開度指令信号が、6時20分頃に通
常値(約43%)から低下(約28%)し、その後も徐々に低下する傾向
が続き、10時3分に弁の開度指令信号と弁の実開度信号(約43%)
との差が20%を超えたため警報が発報したものと判明した。
原因調査のため、当該ポンプを停止し、電動主給水ポンプ(2
台)での給水に切替えた後、制御系の点検を行ったところ、弁の
開度を制御する開度制御カード(2回路)のうち、1つの出力に異
常が認められたことから、この不良により開度指令信号と実開度
信号に差が生じ、警報発報に至ったものと推定された。
対策として、当該制御カードを新品に取替え、健全性を確認し
た後、電動主給水ポンプから当該ポンプへの切替えを行い、3月
31日18時40分に通常状態に復旧した。
事 象 概 要
「水平地震パーシャルトリップ」警報の発信
運転中の10月28日14時9分頃、「水平地震パーシャルトリッ
プ」警報が発信した。警報回路はA,Bの2系統あり、3台設置
されている水平地震計からの信号をA系統およびB系統で監視し
ているが、警報は、水平地震計1台のA系統の信号のみが発信し
ており、当該地震計のB系統および残りの2台の水平地震計は信
号を発信していなかった。
このことから、当該地震計のA系統の回路の不具合と判断し、
点検を行った結果、ケーブルのハンダ付け部分でケーブルの外れ
が確認された。原因は、ハンダ付け部分のハンダ量が少なかった
ことから、ケーブルの接続が不十分であったためと推定された。
対策として、ハンダ付けをやり直し復帰した。
-169-
c.大飯発電所
発生年月日
区 分
H20. 5.11 運 転 中
(4号機)
事 象 概 要
脱気器水位制御弁の自動制御不調による僅かな出力変動
定格熱出力一定運転中の5月11日、発電機出力が約1.5%高め
に瞬時変動した。直ちに関連パラメータ等を確認したところ、発
電機出力の瞬時変動が起きる前に、脱気器水位制御弁の自動制御
信号が変動し、当該制御弁が閉まる方向に動作していた。このた
め、脱気器タンクの水位が変動し、発電機出力が変動したものと
推定された。
当該自動制御系を調査した結果、脱気器タンク水位計の電流信
号を電圧信号に変換する「電流/電圧変換器」の出力信号が変動
していることから、「電流/電圧変換器」の動作不良が原因と推
定された。
対策として、当該変換器を予備品と取り替え、出力信号に異常
がないことを確認した。
H20. 7. 7
(1号機)
定期検査中
2次系配管の減肉
第22回定期検査において、2次系配管の超音波による肉厚測定
を行っていたところ、技術基準で定められた必要最小厚さを下回
る箇所が1箇所確認された。当該箇所は、第3A低圧給水加熱器
空気抜き管の曲がり部であり、肉厚は1.9mmであった(公称厚さ
5.5mm、必要最小厚さ3.0mm)。
当該箇所は、第2低圧給水加熱器につながる配管の曲がり部背
側の液滴が衝突する部分で、断面観察の結果、すり鉢状の減肉形
態が確認されたことから、液滴衝撃エロージョンによる減肉であ
ると推定された。
対策として、当該配管をステンレス鋼に取り替えた。
H20. 7.16
(1号機)
定期検査中
1,2号機キャスクピットへの協力会社作業員の落水
定期検査中の7月16日、キャスクピットの上で、燃料外観検査
装置用のカメラ駆動装置調整用架台の取外し作業を実施していた
作業員が、当該架台とともに落水した。落水した作業員に、外部
被ばく、内部被ばくおよび外傷はなかった。
原因は、当該架台に安全帯を引っ掛けて作業をしていた際、架
台がキャスクピット内に落水し、安全帯に引っ張られて落水した
ものと判明した。また、作業を行う前に実施する危険予知活動が
具体的なものではなく、作業責任者による注意喚起も不十分であ
った。
対策として、架台については容易に落下しない構造にすること
とする。また、作業実施前の作業手順の確認や作業実態に即した
実効的な危険予知活動などを徹底するよう協力会社に周知した。
-170-
c.大飯発電所
発生年月日
区 分
H20. 7.25 運 転 中
(2号機)
H20.11. 3
(2号機)
運
転
中
事 象 概 要
B-非放射性機器冷却水ポンプの運転上の制限逸脱
定格熱出力一定運転中の7月25日、非放射性機器冷却水タンク
の指示計にて水位低下が確認され、現場確認を行ったところ、B
-非放射性機器冷却水ポンプの継ぎ手側メカニカルシールからの
漏えいが確認された。保安規定では、非放射性冷却水系2系統が
動作可能な状態にあることが求められていることから、運転上の
制限を満足していないものと判断した。
原因は、当該ポンプの超硬合金(タングステンカーバイド)製メ
カニカルシールの焼結助剤が系統内の冷却水に添加されているク
ロム酸によって溶出することにより、メカニカルシールからタン
グステンカーバイドの粒子がはがれ、摺動面に傷をつけ、漏えい
に至ったものと推定された。
対策として、メカニカルシールをクロム酸環境下で耐食性があ
るシリコンカーバイド製に取り替えた。
6C高圧給水加熱器リリーフ弁の動作
運転中の11月3日18時40分、タービン建屋1階と2階の火災報
知器が発報した。現場確認の結果、2階にある6C高圧給水加熱
器のリリーフ弁が開動作し、排出管を通って1階のドレンファン
ネル近辺に蒸気が排出されていることが確認された。当該加熱器
を隔離後、当該リリーフ弁を点検したところ、弁体を弁座に押し
つけるバネが折損していることが確認された。
折損原因は、当該リリーフ弁の排気管が入っている受皿に、補
助蒸気連絡管のドレンが常時流入しており、そのドレンによる湿
気が、当該リリーフ弁内に排出管から回り込み、バネが腐食し折
損したものと推定された。
対策として、当該リリーフ弁のバネをステンレス製のバネに取
り替えるとともに、受皿から湿気が出ないように補助蒸気連絡管
の蒸気の排出先を変更した。
-171-
c.大飯発電所 (つづき)
発生年月日
区 分
H20.12. 4 運 転 中
(2号機)
H20.12.12
(3号機)
運
転
中
事 象 概 要
B-ディーゼル発電機盤直流制御電源回路の接地
運転中の12月4日9時39分、2系列(A、B)ある直流電源の
うちB系列の接地を示す警報が発報した。直ちに、当該電源の電
圧が保安規定で定める電圧を満足しており、プラントへの影響は
ないことを確認した。
その後、接地箇所を特定するため、B系列に接続されている各
回路の接地抵抗の測定を実施した結果、B-ディーゼル発電機盤
内の回転計ユニットの接地抵抗が、他の箇所より低いことを確認
した。
このことから、8日14時45分、B-ディーゼル発電機を計画的
に待機除外とした後、当該ユニットを取り外し、ユニット内部の
点検を実施した。
その結果、回転計ユニット内の保護回路の接地抵抗が低く、当
該保護回路が接地箇所であると確認された。
対策として、当該保護回路を新品に取替え、接地警報の復帰を
確認した。なお、復帰後、B-ディーゼル発電機については、起
動試験で健全性を確認した上で、9日14時36分に待機状態とし
た。
余熱除去ポンプ出口流量計の指示値不良
運転中の12月12日13時59分、2台ある余熱除去ポンプのうち、
A号機について起動試験を行い健全性を確認しポンプを停止した
ところ、出口流量計の指示値が振り切れて「原子炉制御計装盤1
次シーケンス盤入出力注意」警報が発信した。警報の詳細を確認
したところ、Aポンプの出口流量計の指示値が振り切れているこ
とが確認されたため、14時15分に保安規定に定める運転上の制限
を満足していないものと判断した。
その後、14時28分に当該流量計の指示値が復帰し、14時45分に
警報は解除された。
点検の結果、計測回路の一過性の故障である可能性が高いと判
断されたことから、対策として、計測回路を新品に取替え、12月
17日15時10分に運転上の制限を満足した状態に復帰した。
-172-
c.大飯発電所(つづき)
発生年月日
区 分
H21. 1.11 運 転 中
(3号機)
H21. 1.26
(1号機)
運
転
中
事 象 概 要
格納容器スプレイ作動パーシャル警報の発信
運転中の1月11日20時14分、「工学的安全施設パーシャル作動」
警報が発信した。直ちに状況を確認したところ、4チャンネルあ
る格納容器圧力異常高格納容器スプレイ作動信号のうち、1チャ
ンネルが動作状態であることが確認された。
格納容器の圧力は正常であり、残りの3チャンネルは正常であ
ることから、当該チャンネルの回路に故障の可能性があると判断
された。
設定値を超える圧力値が入力された場合に当該作動信号を発信
させる警報設定カードを点検したところ、正常な圧力値を入力し
た場合でも当該作動信号を発信していることが判明したことか
ら、当該カードに偶発的な故障が発生し、警報が発信したものと
推定された。
対策として、故障が確認された警報設定カードを予備品に取り
替え、健全性を確認した後、1月12日2時20分に通常状態に復旧
した。
B-余熱除去ポンプ軸シール部の予防保全に伴う待機除外
運転中の平成20年10月14日と11月11日に行われた2台ある余熱
除去ポンプの定期起動試験(1回/月)後に、放射性機器冷却タ
ンクの水位が一時的に低下する事象が確認された。調査の結果、
水位の低下はB号機の定期起動試験後に発生していること、外部
に漏えいがないことから、B号機の軸シール部を冷やす放射性機
器冷却水が、軸シール水側に流入しているものと推定された。
12月および平成21年1月の試験では水位低下はなかったが、念
のため、1月26日から計画的に当該ポンプを待機除外とし、軸シ
ール部の分解点検を実施した。その結果、軸シール冷却部のOリ
ングが接触する面の一部で肌荒れが確認された。このことから、
当該ポンプの運転開始および停止時に放射性機器冷却水と軸シー
ル水の圧力差によって動くOリングが、当該ポンプ停止後に肌荒
れ部を通過する際、シート力が弱くなり、当該冷却水が軸シール
水側に流入したものと推定された。
対策として、Oリングを新品に取り替えるとともに、肌荒れ部
を手入れした。対策後、当該ポンプの試運転を行い、放射性機器
冷却水タンクの水位が低下していないことを確認した上で、1月
31日に待機状態に復帰させた。
その後、第23回定期検査時に当該軸シール冷却部について、O
リングを使用しない構造のものに取り替えた。
-173-
d.高浜発電所
発生年月日
区 分
H20. 7. 3 定期検査中
(3号機)
H20. 8. 4
(1号機)
定期検査中
事 象 概 要
B余熱除去冷却器バイパス流量制御弁グランドリークオフ配管フランジからの漏れ
定期検査中の7月3日、「3号機 補助建屋(1次系)EL4.0
m」の漏えい検知警報が発信し、現場確認を行ったところ、B-
余熱除去冷却器室内において、グランドリークオフ配管フランジ
から僅かな漏えいが確認された。
原因は、高サイクル熱疲労割れに係る対策工事として実施した
余熱除去冷却器バイパスライン合流部の配管ルート変更に伴い、
当該配管についても改造を行っており、フランジ接続の配管を上
下逆に取り付けた箇所があることが判明したため、再取り付けを
行った際、別仕様のパッキンが、芯ズレ状態で取り付けられてい
たためと推定された。
対策として、当該フランジ部のパッキンを正規品に取り替え
た。また、メーカおよび協力会社に対して、正規仕様部材の確実
な使用に関する作業要領、手順の遵守などの周知徹底を行った。
主給水流量検出器の校正誤り
調整運転中の8月4日、総合負荷性能検査の準備として、検査
に使用する計器の校正値の妥当性等を確認していたところ、6台
ある主給水流量検出器のうち、型式が異なる1台について不必要
な補正を行った校正値を用いて校正していることが判明した。
原因は、当該検出器は型式が異なるため校正値の補正が不必要
であるにもかかわらず、型式の確認が不十分であったため、残り
の5台の検出器と同様に補正を行った校正値で校正を行ったもの
と推定された。
対策として、当該検出器を正しい校正値で校正した。
-174-
e.原子炉廃止措置研究開発センター(ふげん)
発生年月日
区 分
事 象 概 要
H20. 4.10 廃止措置中 B非常用ディーゼル発電機潤滑油サンプタンクからの潤滑油漏えい
4月10日、清掃作業員が、原子炉補助建屋地下2階の希ガスホ
ールドアップ装置室の壁面に油のにじみと、床面に油溜りを発見
した。
原因調査のため、当該箇所の上層階に設置されているB非常用
ディーゼル発電機の潤滑油サンプタンク(床面に半埋設)を調べ
たところ、埋設部のタンク側面に腐食による貫通穴が確認された
ことから、タンク内の油が漏れ出し、階下の壁面からにじみ出た
ものと推定された。また、タンク近傍の海水を使用している機器
の海水排出作業時などで流出した海水が、タンク埋設部と床との
隙間の砂に流れ込んだため、タンク側面が腐食したものと推定さ
れた。
対策として、タンク側面の腐食部分を取り替えるとともに、タ
ンクと床との隙間へ海水が流れ込まないように堰を設置した。
H20.11. 6
廃止措置中
補助ボイラー用屋外燃料配管エルボ部の灯油のにじみ
11月6日11時頃、屋外危険物設備の点検を実施していた作業員
が、補助ボイラー用屋外燃料配管エルボ部に灯油のにじみを発見
した。直ちに当該ボイラーを停止し、配管を点検したところ、に
じみが確認された箇所には保温が施されていたものの、保温ケー
スに孔があいていた。そのため、保温内に雨水が浸入する状態で
あった。
原因は、保温ケースの孔から雨水が浸入し、雨水による腐食が
発生し、経年的に進行したものと推定された。
対策として、11月8日、にじみが確認されたエルボ部を含む配
管を切断し、新しいものに取り替えた。
-175-
f.高速増殖原型炉もんじゅ
発生年月日
区 分
事 象 概 要
H20. 7. 4 建 設 中 2次系CループRID警報の発報
7月4日、ガスサンプリング型検出器(RID)用の電源の受
電切替作業に伴い、2次系ナトリウム漏えい検出器32台の内、
1台が発報した。
発報時、当直長は、当該警報は作業の過程で発報する可能性が
あるため、連絡責任者への連絡は不要と判断し、発報した約50分
後に上司へ報告した。その後、関係者内での相談で、外部への報
告が必要であると判断し、発報から約1時間後に外部連絡がなさ
れた。
発報原因は、電源切り替えのため、サンプリングポンプを再起
動した際の圧力変動等による出力電圧の変動によるものであると
判断された。
対策として、一時的な圧力変動によるものであるため、警報が
発報する可能性がある際には、外部への事前連絡を実施すること
とした。
H20. 7. 24
建
設
中
プラント確認試験中における2次主循環ポンプC主モーター停止
1次・2次主冷却系設備インターロック確認試験の準備のた
め、主循環ポンプ6台(1次系、2次系それぞれA,B,C号
機)を起動した状態であったが、7月24日4時19分頃、2次系の
主循環ポンプC号機の回転数が低下し、「2次主循環ポンプC回
転速度低原子炉トリップ」警報が発信し、当該ポンプが停止した
原因は、前日に行った2次系主ポンプトリップ試験時に発信し
た「冷却装置フィルタ差圧大」警報の原因調査をした結果、リレー
の故障であると判明し、これを交換した際に、仕様の異なるコイ
ル抵抗の小さいリレーを誤って取り付けたため、再度「冷却装置
フィルタ差圧大」の警報が発信した際に電源回路に過剰な電流が
流れたことからヒューズが切れたものと判明した。
対策として、仕様を誤ったリレーについては、仕様の合うリレ
ーに交換した。また、不具合の見られた差圧スイッチについて
は、定期的な点検を実施するとともに、新品に交換した。
-176-
f.高速増殖原型炉もんじゅ(つづき)
発生年月日
区 分
事 象 概 要
H20. 9. 6 建 設 中 2次系オーバフロータンクAの接触型ナトリウム漏えい検出器の警報発報について
9月6日22時49分、2次系オーバフロータンクAに3台設置し
てある接触型ナトリウム漏えい検出器(CLD)の1台の作動に
より「A2次主冷却系Na漏えい」警報が発報し、同時刻に自動リ
セットした。
その後、2次系オーバフロータンク室Aに入り、当該CLDの
取付外観を確認し、また、引抜き目視により電極部にナトリウム
の付着物がないことを確認した。
1次主冷却系及び2次主冷却系ポニーモータの運転状態に異常
はなく、プラントは安定状態であった。
H20.11.20 建 設 中 外部電源系統ショックによる2次系ナトリウム漏えい警報の発報
11月20日4時58分、32台中22台の2次ナトリウムガスサンプリ
ング型ナトリウム漏えい検出器(RID)の「ナトリウム漏えい」
警報が発報した。
原因は、同時刻に送電線(敦賀1号,2号線)に落雷があり、
送電が一時停止し、その間、電力を送電できる回線が全て停止し
たため、発電所からの送電が不安定となり、「もんじゅ」内の系統
周波数が60Hzから約64Hzまで上昇した。このことによって、
RIDのサンプリングポンプの流量が上昇し、RIDの指示値が
上昇したためと推定された。
発報後、5時14分までに、22台のRIDの警報をリセットし、
漏えいが無いことを現場確認した。
H21. 1.13 建 設 中 2次系CループのRIDナトリウム漏えい警報の発報
平成21年1月31日14時30分、2次主冷却系Cループの検出器
(RID)が警報を発報した。当該検出器の指示値は、警報設定値
を超えた後、徐々に低下し、14時33分に警報はリセットされた。
現場確認および検出器のフィルター分析を実施したところ、ナ
トリウム漏えいではないことが確認された。
原因は、屋外で実施していた塗装作業により発生した揮発性ガ
ス成分が補助冷却設備外気取り入れ口から建屋内に入り、サンプ
リングポンプにより、RID検出器に吸引され、指示値を上昇さ
せたものと推定された。
対策として、塗装作業の際に、揮発性ガスが補助冷却設備外気
取り入れ口に吸引されるおそれがある場合は、局所排風機などに
より離れた場所へ排気を行うこと、検出器指示値上昇時には塗装
作業を中断し、直ちにナトリウム漏えいの有無の確認を行うこと
とした。
g.自然要因等による出力変動
なし
-177-
③労働災害報告事項(平成20年度)
・労働安全衛生規則第97条第1項に該当する労働災害
発生日時 発電所名 発生場所
事象概要
20. 4. 1 高浜
協力会社
1号機の第25回定期検査
16時40分 発電所
事務所
における一次系補助蒸気安
頃
作業場
全弁排気ライン他修繕工事
に伴い、配管溶接面のバフ
仕上げを実施していたとこ
ろ、作業員の右眼に異物が
刺さり被災した。
20. 7.23
19時10分
頃
大飯
発電所
1、2号機
使用済燃料
ピットエリア
使用済燃料ピットに落下
した燃料外観検査装置の仮
設架台等の引き上げ作業を
実施していた作業員が、作
業終了後、給水所にて休憩
していたところ気分が悪く
なり、病院での診察の結
果、熱中症と診断された。
-178-
原因・対策
(原因)
・溶接面の手入れ終了後に
防塵メガネを外し、目視
にて点検を行っていたと
ころ、若干の手入れが必
要な箇所があったことか
ら、防塵メガネの着用を
忘れたまま、再度手入れ
を実施したためと推定し
た。
(対策)
・簡易な手直しにおける防
保護具の確実な着用につ
いて社員および協力会社
に周知徹底等を実施した
(原因)
・現場の温度が32℃と比較
的高く、また、作業員は
汚染や被ばく防止のため
タイベック、半面マスク
等を着用して作業を行っ
ていたことから、発汗が
多かったものの、発汗量
に見合う塩分補給ができ
ていなかったため発症し
たと推定した。
(対策)
・作業環境に合わせた熱中
症対策としてクールベス
トの充実、作業前および
作業中のこまめな水分補
給や塩分補給の重要性を
全協力会社に周知した。
発生日時
20. 9. 8
9時45分
頃
発電所名
大飯
発電所
発生場所
3,4号機
共用海水
淡水化装置
建屋
事象概要
滅菌タンクに次亜塩素酸
ソーダを投入後、右手に空
のポリ容器、左手に作業手
順書を持って踏み台を降り
ていたところ、足元を滑ら
せバランスを崩して転倒
し、左肘を床面に打ち付け
負傷した。
20.12. 9
大飯
発電所
3号機
タービン建屋
地下循環水
放水管内
循環水放水管内面ライニ
ング修繕工事において、ス
プレーガンの詰まりを取り
除くため、塗料回収缶に塗
料を噴射した際、塗料飛散
防止のためにスプレーガン
先端に添えていた右手(手
袋着用)第4指に高圧の塗
料が当たって負傷した。
当該事象は、第13回定期
検査中の平成20年3月22日
に発生、当初は不休災害で
あったが、その後、症状が
悪化して約4ヶ月に渡り入
院加療を行っていたことが
判明した。
-179-
原因・対策
(原因)
・踏み台を降りる際に十分
な注意を払っておらず、
持っていたポリ容器によ
り足元が見えにくい状態
であり、また、踏み台の
ステップ幅が十分になく
踏み外す可能性がある構
造であったためと推定し
た。
(対策)
・踏み台のステップ幅を拡
張し滑りにくい大きさに
した。
(原因)
・塗料回収缶の口が広く、
スプレーガンの空砲打ち
により塗料回収缶内の塗
料が飛散しないように手
を添える必要があったた
めと推定した。
(対策)
・塗料が飛散しないよう塗
料回収缶の形状を変更し
た。
発生日時
21. 2.17
14時15分
頃
発電所名
敦賀
発電所
発生場所
1号機
タービン建屋
1階タービン
補機冷却水
ポンプ付近
事象概要
ケーブルトレイの耐震裕
度向上工事に従事していた
作業員が、高さ2mの仮設
足場から仮設はしごを使用
して降りる際に、足場とは
しごを連結している固定金
具の突起部に左手薬指の指
輪が引っかかり負傷した。
21. 3.12
9時50分
頃
大飯
発電所
2号機
A循環水ポ
ンプ取水路
足場組み立て作業に従事
していた協力会社作業員
が、高さ4mの仮設足場
(幅50cm)上において、安
全帯を掛けるための親綱を
張る作業を行っていたとこ
ろ、別の作業員とすれ違っ
た際に、作業リーダーから
声をかけられたため、その
声に気をとられ、バランス
を崩して落下し、左足首を
負傷した。
-180-
原因・対策
(原因)
・固定金具に指輪が引っか
かった状態で体を下方に
移動したため、指輪に体
重がかかったためと推定
した。
(対策)
・仮設足場と仮設はしごを
連結している固定金具の
突起部について養生を行
い、作業前に足場作業前
点検表により点検を行う
こととした。
・仮設はしごの昇降の際に
は固定金具などの突起部
に手を触れないよう社員
や協力会社に周知した。
(原因)
・落下防止用の手すりを設
置した後に足場板を設置
する作業手順となってい
たが、足場部材が全て揃
っていなかったため、作
業員の判断で作業手順を
変更し、揃っていた部材
で足場板を設置した。そ
の後、落下防止用の親綱
を張ることとしたため、
落下防止措置を実施せず
に足場上を移動し、別の
作業員とすれ違った際に
落下したものと推定し
た。
(対策)
・足場の組立作業において
は、足場板設置前に手す
り等を設置することを請
負工事の注意事項を定め
た社内規定に明記した。
・労働安全衛生規則第97条第2項に該当する労働災害
発生日時 発電所名
発生場所
事象概要
20. 5.24 敦賀
3,4号機
協力会社作業員が落石防
11時04分 発電所
予定地西側 護ネット設置作業を実施
頃
付替水路
中、班長の作業を手伝うた
上部法面
め移動しようとした際、被
災箇所上部から支柱吊りア
ンカーを打ち込んだ岩塊が
落下してきた。とっさに岩
塊をかわしたものの、バラ
ンスを崩し、ネット内で岩
塊と絡まるように接触し
た。
-181-
原因・対策
(原因)
・アンカーを設置した岩塊
は、露頭状況及びアンカ
ー設置作業の状況から、
アンカーに適した安定し
た岩塊であると判断して
いたが、岩塊は推定して
いたよりも根入れ部分が
小さく、荷重が作用する
と抜けやすい状態になっ
ていた。そのため、支柱
設置後の強風やネット取
付け作業における繰り返
し荷重で周辺地山が緩
み、今回、被災者が移動
し、支柱やネットに体重
をあずけた際に加わった
荷重により落石にいたっ
たと推定した
(対策)
・支柱吊りアンカーの二重
設置等を実施した。
・その他※
発生日時
20. 6.16
23時27分
頃
発電所名
大飯
発電所
発生場所
1号機
タービン建屋
2階面
事象概要
第22回定期検査中におい
て主給水ポンプ入口の主復
水管ヘッダの取替えのた
め、ヘッダに繋がるC-電動
主給水ポンプ入口弁の下流
側配管を切断していたとこ
ろ、切断した当該弁がバラ
ンスを崩して倒れ、弁駆動
部の操作箱部と隣接する配
管との間に作業員の胸部が
挟まれ被災した。
原因・対策
(原因)
・吊荷に対する重心位置を
考慮した玉掛け作業の事
前検討が実施されておら
ず、吊り上げは2点吊り
で問題がないと思い込ん
だ結果、誤った玉掛け作
業が実施され、当該弁が
バランスを崩して倒れ、
被災したものと推定した
(対策)
・大型弁等の玉掛け作業に
おいては、事前に吊荷の
重心位置の確認を実施す
る。また、重心位置の想
定が難しい場合や、重心
位置より高い位置で玉掛
けができないと判断した
場合は、弁本体に必ず転
倒防止や振れ防止措置等
を実施することとした。
※:被災者本人が事業主体であることから、労働安全衛生法 第2条で定める労働者に該当し
ないため、労働安全衛生規則 第97条の死傷病報告対象とならない。
-182-
④保守運営状況(月報)で報告されたその他の報告(平成 20 年度)
保守運営に関わる事項については、安全協定第7条に基づく異常事象の連絡以外にも、安全協
定第6条の「保守運営状況」等に基づき、事業者から報告を受けている。
a.敦賀発電所
内 容
発生日
搬出済の低 H20. 4. 8
レベル放射 (公表日)
性廃棄物の
表面線量当
量率データ
の誤り
社員の個人
所有パソコ
ンからの業
務情報の流
出
H20.11.25
事 象 概 要
敦賀発電所では、平成5年度から平成 17 年度の間に、日本原燃㈱低レ
ベル放射性廃棄物埋設センターに低レベル放射性廃棄物を 6,048 本搬出
したが、このうちの 2,114 本については、搬出する際に日本原子力発電
㈱が測定し、提供したデータの一部(表面線量当量率)に誤りのあるこ
とが確認された。
原因は、廃棄体の表面線量当量率の測定に際し、補正定数を用いた換
算処理を行っているが、その計算プログラムに誤りがあったことから、
表面線量当量率が小さくなっていた。
誤りのあったデータの訂正後の数値は、最大 1.8mSv/h(訂正前 1.7
mSv/h)であり、埋設基準(表面線量当量率 10mSv/h以下)や輸送基準
(表面線量当量率2mSv/h以下)に比べて低く、放射線安全や保安上の問
題となるものではないが、誤りのあったデータの訂正を行うとともに、
廃棄体の表面線量当量率測定の計算プログラムを改修した。
日本原子力発電㈱の業務情報がインターネット上のネットワークに流
出しているとの外部からの通報を受け、事実関係の調査を行った結果、
同社社員の個人所有パソコンから、業務情報を含むデータがネットワー
ク上に流出していたことが判明した。
流出した主な情報は、敦賀発電所の業務関係資料等であり、核物質防
護等に係わる機微情報が含まれていないことを確認した。
その後の詳細調査の結果、当該社員は業務整理の必要性から業務情報
のデータを個人所有パソコンに取り込み、その後、削除したが、自動バ
ックアップソフトによりデータがコピーされた。その後、当該パソコン
内のファイル交換ソフトがウィルスに感染し、コピーされていたデータ
がネットワークに流出したと判明した。また、流出した業務情報は 482
件であり、その後の新たな業務情報の流出は確認されなかった。今回流
出した主な情報は、敦賀発電所雑固体減容処理設備に関する運転記録・
技術資料および敦賀発電所雑固体減容処理設備等の写真であった。
今回の業務情報の流出について全社員に周知し、業務情報流出防止の
再徹底を図るとともに、個人所有パソコン内に業務情報が無いことを再
確認した。
再発防止対策として、全社員に情報セキュリティに係る教育を定期的
に実施するとともに、ソフト・ハードを含めた業務情報の管理体制を強
化した。
-183-
b.ふげん
内 容
床ドレンフ
ィルタ入口
配管下の床
面の水濡れ
発生日
H20. 6. 4
タービン建
屋地下2階
における火
災警報発報
(誤警報)
H20. 9. 1
タービン建
屋オペレー
ティングフ
ロア1階床
面の水濡れ
H20. 9. 3
重水精製装
置建屋
(Ⅱ)№3
コンパート
メントトリ
チウムモニ
タ高高警報
発報
H20. 9.16
事 象 概 要
作業員が管理区域内の原子炉補助建屋廃棄物処理室1階の床ドレ
ンフィルタ入口配管下の床面に約 10cm× 10cmの水濡れを発見した。
水濡れの放射能濃度測定を行った結果、放射能は検出されなかっ
た。水濡れについては、拭き取りを行うとともに、当該配管に残留し
ている水の抜き出しを行った。当該配管は、今後使用する予定がない
ことから、供用している系統との隔離等を行った。
タービン建屋地下2階の湿分分離器付近で火災警報が発報した。当
該現場では、廃止措置作業の一環として、第3,4給水加熱器等の解
体撤去を行っており、現場を確認したところ、配管サポートのガス切
断により熱感知器が動作したことが判明し、誤報であることが判っ
た。
原因は、これまで切断箇所の周囲を防炎シートにて覆い、火花等の
飛散を防止するとともに、付近に設置された火災検知器の誤作動を防
止する措置をとっていたが、配管サポート切断時、火災検知器が切断
箇所の至近距離(約 30cm)に設置されていたことから、天井付近の
隙間から切断時の高温空気が火災報知器に流れ、火災検知器周辺の温
度が上昇したためと考えられた。
今後、切断作業の際には、火災検知器の温度上昇を防止するカバー
を火災検知器本体に取付け、カバー取付け時は、切断作業場所に監視
員を配置して監視強化を行い、切断作業場所近傍に消火器を配備す
る。また、煙感知式の火災検知器についても、煙を遮断するカバー等
を取り付けることとする。
作業員が管理区域内のタービン建屋オペレーティングフロア1階
床面に約5m×5mの範囲の水濡れ(約2㍑)を発見した。水の放射能
濃度測定を行った結果、放射能は検出されなかった。水濡れについて
は、拭き取りを行った。
原因を調査した結果、補助ボイラー煙突のエキスパンション部(熱
膨張を吸収する部品)の溶接部に割れが確認され、この部分から雨水
が床面に漏れたものと推定された。当該部は補修剤にて補修した。
なお、当該部およびその上方に設置されているエキスパンションに
ついては、平成 21 年3月に新しいタイプのものに交換した。
重水精製装置建屋(Ⅱ)コンパートメントトリチウムモニタ№3高
高警報(2.0 × 10-2Bq/cm3)が発報した。指示値は最高 2.47 × 10-2Bq/
cm3 まで上昇したが、その後、徐々に低下し、通常値(3.0 × 10-3Bq/c
m3)に低下した。
当日は、当該場所や重水精製装置建屋内で重水を取扱う作業等は実施
しておらず、周辺モニタである排気筒トリチウムモニタ、エリアモニ
タ、排気ダクトトリチウムモニタを確認したところ、指示値に異常は認
められなかった。また、№3コンパートメント内の空気を水バブラ(水
を満たしたガラス容器)にて採取し、トリチウム濃度測定を実施した結
果、検出限界値(2.76 × 10-3Bq/cm3)以下であり、異常は無かった。
なお、当該モニタについて、外観点検および線源チェックを実施した
が、異常は認められなかった。
このため、当該事象は当該モニタの一過性の不調により発生したもの
と推定された。なお、念のため、当該モニタの出力を連続的に記録し、
異常がないことを確認している。
-184-
b.ふげん(つづき)
内 容
発生日
協力会社作
H20.12.26
業員の体内
取り込み
事 象 概 要
定期点検において、放射性固体廃棄物処理系タンク内面のゴムライニ
ング取替えのため、ゴムライニングの剥離作業を実施していたところ、
当該作業を行った作業員1名が作業終了後の退所時の体内放射能量測定
において、自主管理値(0.2mSv)を超える疑いがあったため、精密に測定
した結果、0.44mSvの内部取り込みがあることが判明した。この値は、健
康に影響を与えるレベルではなく、産業医による診察・面談にてその旨
を伝え、通常どおり退所した。
今回の内部取り込みは、呼吸保護具を脱装時の作業員と助勢員との役
割と手順が明確になっていなかったことおよび訓練が不十分であったこ
とが原因であったことから、対策として呼吸保護具の脱装手順を明記す
るとともに脱装訓練の実施結果を報告するように手順書に規定した。
また、協力会社の自主的な汚染チェックで顔面等に汚染が認められた
場合の処置や作業担当課長へ連絡することを同様に規定し、その内容に
ついて関係者に周知した。
c.大飯発電所
内 容
発生日
事 象 概 要
1号機A-
H20. 8.13
3台あるヒータドレンポンプのうち、A号機の振動が判定基準と比較
ヒータドレ (判断日) して、僅かに高い状況であった。
ンポンプの
振動の大きさは、停止基準には達していなかったが、今後の運転に万
バランシン
全を期すため、8月 21 日~ 22 日に当該ポンプを停止し、バランシング
グ
(振動調整)を行った。
なお、当該ポンプの停止に伴い、発電機出力が僅かに低下した。
-185-
(10) 実証試験実績
なし
-186-
(11)平成20年度記者発表件名簿
件番 発 表 年 月 日 発表時刻 発表方式
発
電
所
名
発
表
題
名
1 平 成 20 年 4 月 7 日 11時00分
記者発表
県内原子力発電所
福井県内の原子力発電所の運転実績等について(平成19年度)
2 平 成 20 年 4 月 15 日 10時00分
資料配付
美浜発電所3号機
美浜発電所3号機の新燃料輸送について
3 平 成 20 年 4 月 17 日 15時00分
記者発表
県内原子力発電所
原子力発電所の運転・建設計画について(平成20年度)
4 平 成 20 年 4 月 17 日 15時00分
5 平 成 20 年 4 月 26 日 11時30分
記者発表
県内原子力発電所
平常時立入調査の計画について(平成20年度)
資料配付
高速増殖原型炉もんじゅ
6 平 成 20 年 5 月 14 日 11時00分
記者発表
敦賀発電所1号機
7 平 成 20 年 5 月 16 日 10時00分
8 平 成 20 年 5 月 16 日 14時00分
資料配付
高速増殖原型炉もんじゅ
高速増殖原型炉もんじゅの初装荷燃料の変更計画に係る事前了解について
敦賀発電所1号機の原子炉手動停止について(原子炉再循環ポンプメカニカル
シールの機能低下)
高速増殖原型炉もんじゅの新燃料輸送について
記者発表
高浜発電所1号機
9 平 成 20 年 5 月 16 日 16時30分
資料配付
高浜3号機、大飯2号機
10 平 成 20 年 5 月 26 日 16時00分
記者発表
大飯発電所3号機
大飯発電所3号機の定期検査状況について(原子炉容器出口管台溶接部での傷)
大飯発電所の原子炉設置変更許可について(ほう素再生系の撤去計画、廃棄物処理設
備の変更計画 および海水淡水化装置の一部撤去計画)
高浜発電所1号機の定期検査状況について(燃料集合体漏えい検査結果)
原子力施設のトラブルに対する国際原子力事象評価尺度(INES)の適用につ
いて(高浜3号機、大飯2号機)
11 平 成 20 年 5 月 30 日 14時00分
資料配付
大飯発電所
12 平 成 20 年 5 月 30 日 15時00分
記者発表
敦賀発電所1号機
13 平 成 20 年 6 月 2 日 11時00分
記者発表
大飯発電所1号機
敦賀発電所1号機の原子炉手動停止について(原子炉再循環ポンプメカニカル
シールの機能低下の原因と対策)
大飯発電所1号機の第22回定期検査開始について
14 平 成 20 年 6 月 5 日 11時00分
15 平 成 20 年 6 月 19 日 11時00分
記者発表
記者発表
高浜発電所2号機
美浜発電所1号機
高浜発電所2号機の原子炉起動と調整運転の開始について(第24回定期検査)
美浜発電所1号機の原子炉起動と調整運転の開始について(第23回定期検査)
16 平 成 20 年 6 月 24 日 11時00分
資料配付
大飯発電所
大飯発電所の洗たく排水処理設備の取替えおよび設置計画、ほう酸回収系統の改造計
画に係る了解について
17 平 成 20 年 7 月 3 日 11時00分
資料配付
高浜発電所2号機
高浜発電所2号機の営業運転再開について(第24回定期検査)
18 平 成 20 年 7 月 7 日 16時00分
記者発表
高浜発電所1号機
高浜発電所1号機の原子炉起動と調整運転の開始について(第25回定期検査)
高浜発電所の高燃焼度燃料(1号および2号機)の使用計画、洗浄排水処理装置(1、2号機共
用ならびに3、4号機共用)の取替計画、使用済燃料輸送容器保管建屋(1~4号機共用)の対
象物としてウラン・プルトニウム混合酸化物新燃料輸送容器を追加する計画に係る事前了解願い
について
19 平 成 20 年 7 月 10 日 14時00分
記者発表
高浜発電所
20 平 成 20 年 7 月 15 日 15時00分
記者発表
敦賀発電所1号機
21 平 成 20 年 7 月 17 日 14時00分
資料配付
22 平 成 20 年 7 月 18 日 9時00分
資料配付
高速増殖原型炉もんじゅ
高速増殖原型炉もんじゅの新燃料輸送について
23 平 成 20 年 7 月 18 日 11時00分
資料配付
美浜発電所1号機
美浜発電所1号機の営業運転再開について(第23回定期検査)
24 平 成 20 年 7 月 23 日 16時00分
記者発表
敦賀発電所2号機
25 平 成 20 年 7 月 25 日 14時00分
記者発表
敦賀発電所1号機
26 平 成 20 年 7 月 25 日 14時00分
記者発表
美浜発電所2号機
美浜発電所2号機の原子炉起動と調整運転の開始について(第24回定期検査)
27 平 成 20 年 7 月 30 日 14時30分
記者発表
大飯発電所1号機
大飯発電所1号機の今後の運転方針について
28 平 成 20 年 7 月 31 日 10時00分
29 平 成 20 年 7 月 31 日 10時00分
記者発表
記者発表
高浜発電所3号機
大飯発電所1号機
30 平 成 20 年 8 月 1 日 14時00分
記者発表
敦賀発電所2号機
31 平 成 20 年 8 月 1 日 14時00分
記者発表
敦賀発電所2号機
高浜発電所3号機の原子炉起動と調整運転の開始について(第18回定期検査)
大飯発電所1号機の原子炉起動と調整運転の開始について(第22回定期検査)
敦賀発電所2号機の定期検査状況について(タービン動補助給水ポンプ起動入口
弁の動作不良の原因と対策)
敦賀発電所2号機の原子炉起動と調整運転の開始について(第16回定期検査)
32 平 成 20 年 8 月 12 日 14時00分
資料配付
高浜発電所
高浜発電所の原子炉設置変更許可申請について(高燃焼度燃料の使用、洗浄排水処理装置の取替
え、使用済燃料輸送容器保管建屋の対象物としてウラン・プルトニウム混合酸化物新燃料輸送容
器を追加する計画)
33 平 成 20 年 8 月 19 日 17時00分
記者発表
大飯発電所4号機
大飯発電所4号機 1次冷却材中の放射能濃度の上昇について
34 平 成 20 年 8 月 20 日 14時00分
資料配付
高速増殖原型炉もんじゅ
高速増殖原型炉もんじゅのプラント確認試験等の工程について(プラント確認試
験の終了時期等の変更)
35 平 成 20 年 8 月 21 日 11時00分
記者発表
高浜発電所4号機
高浜発電所4号機の第18回定期検査開始について
36 平 成 20 年 8 月 22 日 10時00分
資料配付
高浜発電所2号機
高浜発電所2号機の新燃料輸送について
37 平 成 20 年 8 月 22 日 11時00分
資料配付
高浜発電所1号機
高浜発電所1号機の営業運転再開について(第25回定期検査)
38 平 成 20 年 8 月 22 日 11時00分
資料配付
美浜発電所2号機
美浜発電所2号機の営業運転再開について(第24回定期検査)
39 平 成 20 年 8 月 27 日 10時00分
資料配付
高浜発電所2号機
高浜発電所2号機の新燃料輸送について
40 平 成 20 年 8 月 28 日 11時00分
資料配付
高浜発電所3号機
高浜発電所3号機の営業運転再開について(第18回定期検査)
41 平 成 20 年 8 月 28 日 11時00分
資料配付
大飯発電所1号機
大飯発電所1号機の営業運転再開について(第22回定期検査)
42 平 成 20 年 8 月 29 日 14時00分
記者発表
美浜発電所3号機
美浜発電所3号機の第23回定期検査開始について
43 平 成 20 年 9 月 2 日 10時00分
資料配付
高浜発電所1号機
高浜発電所1号機の新燃料輸送について
44 平 成 20 年 9 月 4 日 17時00分
記者発表
敦賀発電所1号機
敦賀発電所1号機の出力降下について(原子炉給水ポンプの点検)
45 平 成 20 年 9 月 9 日 10時00分
資料配付
敦賀発電所2号機
敦賀発電所2号機の新燃料輸送について
46 平 成 20 年 9 月 9 日 15時00分
記者発表
大飯発電所4号機
大飯発電所4号機の第12回定期検査開始について
47 平 成 20 年 9 月 9 日 20時15分
記者発表
高速増殖原型炉もんじゅ
高速増殖原型炉もんじゅ屋外排気ダクトの腐食孔の確認について
48 平 成 20 年 9 月 10 日 10時00分
資料配付
大飯発電所2号機
大飯発電所2号機の新燃料輸送について
49 平 成 20 年 9 月 12 日 16時00分
記者発表
敦賀発電所1号機
50 平 成 20 年 9 月 16 日 14時00分
記者発表
敦賀発電所2号機
51 平 成 20 年 9 月 17 日 10時00分
資料配付
敦賀発電所2号機
敦賀発電所1号機の出力降下について(原子炉給水ポンプの点検結果と対策)
敦賀発電所2号機の調整運転停止について(高圧タービン主蒸気入口配管付け根
部付近の蒸気漏れ)
敦賀発電所2号機の新燃料輸送について
敦賀発電所1号機の原子炉手動停止について(原子炉再循環ポンプメカニカル
シールの機能低下)
第163回福井県原子力環境安全管理協議会の開催について
敦賀発電所2号機の定期検査の状況について(タービン動補助給水ポンプ起動入
口弁の動作不良)
敦賀発電所1号機の原子炉手動停止について(原子炉再循環ポンプメカニカル
シールの機能低下の原因と対策)
-187-
件番 発 表 年 月 日 発表時刻 発表方式
発
電
所
名
発
表
題
名
敦賀発電所2号機の調整運転停止について(高圧タービン主蒸気入口配管付け根
部付近の蒸気漏れの調査状況)
高浜発電所4号機の定期検査状況について(蒸気発生器伝熱管の渦流探傷検査結
果)
敦賀発電所2号機の新燃料輸送について
大飯発電所3号機の定期検査状況について(原子炉容器出口管台溶接部での傷の
原因と対策)
52 平 成 20 年 9 月 19 日 15時00分
記者発表
敦賀発電所2号機
53 平 成 20 年 9 月 22 日 16時00分
記者発表
高浜発電所4号機
54 平 成 20 年 9 月 24 日 10時00分
資料配付
敦賀発電所2号機
55 平 成 20 年 9 月 26 日 11時00分
記者発表
大飯発電所3号機
56 平 成 20 年 9 月 30 日 11時00分
資料配付
原子炉廃止措置研究開発セン
ター
57 平 成 20 年 9 月 30 日 15時00分
記者発表
敦賀発電所2号機
58 平 成 20 年 10 月 1 日 10時00分
資料配付
大飯発電所1号機
59 平 成 20 年 10 月 3 日 14時00分
資料配付
美浜発電所
60 平 成 20 年 10 月 3 日 16時00分
記者発表
高浜発電所4号機
61 平 成 20 年 10 月 3 日 16時00分
記者発表
高浜発電所4号機
62 平 成 20 年 10 月 7 日 10時00分
資料配付
大飯発電所2号機
原子炉廃止措置研究開発センター(ふげん)の第21回定期検査開始について
敦賀発電所2号機高圧タービン車室からの蒸気漏れの調査状況について(外観点
検の状況)
大飯発電所1号機の新燃料輸送について
美浜発電所の低レベル放射性廃棄物の輸送について
高浜発電所4号機の定期検査状況について(蒸気発生器伝熱管の渦流探傷検査結
果に対する原因と対策)
高浜発電所4号機の定期検査状況について(蒸気発生器入口管台溶接部での傷)
大飯発電所2号機の新燃料輸送について
63 平 成 20 年 10 月 9 日 15時00分
記者発表
大飯発電所3,4号機
64 平 成 20 年 10 月 10 日 15時00分
記者発表
高浜発電所4号機
65 平 成 20 年 10 月 22 日 14時00分
資料配付
敦賀発電所
大飯発電所3,4号機の低圧/高圧タービン取替計画に係る事前了解願いについ
て
高浜発電所4号機の定期検査状況について(蒸気発生器入口管台溶接部での傷の
原因と対策)
敦賀発電所の低レベル放射性廃棄物の輸送について
66 平 成 20 年 10 月 23 日 16時00分
記者発表
大飯発電所4号機
大飯発電所4号機の定期検査状況について(燃料集合体漏えい検査結果)
67 平 成 20 年 10 月 29 日 10時00分
資料配付
高浜発電所3号機
高浜発電所3号機の新燃料輸送について
68 平 成 20 年 10 月 31 日 11時00分
記者発表
大飯発電所3号機
大飯発電所3号機の原子炉起動と調整運転の開始について(第13回定期検査)
敦賀発電所2号機高圧タービンからの蒸気漏れの調査状況について(試験研究機
関での調査状況)
69 平 成 20 年 10 月 31 日 11時00分
記者発表
敦賀発電所2号機
70 平 成 20 年 10 月 31 日 14時00分
資料配付
高浜発電所
71 平 成 20 年 10 月 31 日 15時00分
資料配付
72 平 成 20 年 11 月 6 日 11時00分
記者発表
敦賀発電所1号機
敦賀発電所1号機の第32回定期検査開始について
73 平 成 20 年 11 月 7 日 11時00分
74 平 成 20 年 11 月 10 日 15時45分
記者発表
資料配付
美浜発電所3号機
高浜3,4号機
美浜発電所3号機の原子炉起動と調整運転の開始について(第23回定期検査)
高浜3,4号機のMOX燃料調達に係る輸入燃料体検査申請の報告について
75 平 成 20 年 11 月 17 日 14時00分
記者発表
大飯発電所2号機
76 平 成 20 年 11 月 20 日 8時10分
資料配付
美浜発電所1,2,3号機
77 平 成 20 年 11 月 20 日 17時15分
記者発表
美浜発電所1,2,3号機
78 平 成 20 年 12 月 2 日 10時00分
資料配付
高浜発電所1号機
大飯発電所2号機の今後の運転方針について
送電系統事故による美浜発電所1,2号機の原子炉自動停止と3号機の系統単独
運転について
送電系統事故による美浜発電所1,2号機の原子炉自動停止と3号機の系統単独
運転について(1,2号機の原子炉起動)
高浜発電所1号機の新燃料輸送について
79 平 成 20 年 12 月 3 日 16時00分
記者発表
大飯発電所4号機
大飯発電所4号機の原子炉起動と調整運転の開始について(第12回定期検査)
80 平 成 20 年 12 月 4 日 11時00分
資料配付
大飯発電所3号機
大飯発電所3号機の営業運転再開について(第13回定期検査)
81 平 成 20 年 12 月 5 日 10時00分
資料配付
高浜発電所1号機
高浜発電所1号機の新燃料輸送について
82 平 成 20 年 12 月 10 日 11時00分
資料配付
美浜発電所3号機
美浜発電所3号機の営業運転再開について(第23回定期検査)
83 平 成 20 年 12 月 11 日 16時30分
記者発表
敦賀発電所1号機
84 平 成 20 年 12 月 12 日 10時00分
資料配付
大飯発電所1号機
敦賀発電所1号機の定期検査状況について(中央制御室換気空調系外気取り入れ
ダクトの腐食)
大飯発電所1号機の新燃料輸送について
85 平 成 20 年 12 月 16 日 14時00分
資料配付
高速増殖原型炉もんじゅ
高速増殖原型炉もんじゅの新燃料輸送について
86 平 成 20 年 12 月 19 日 14時00分
87 平 成 20 年 12 月 25 日 15時00分
記者発表 高浜発電所4号機
記者発表 敦賀発電所2号機
88 平 成 20 年 12 月 25 日 15時00分
記者発表
敦賀発電所1号機
89 平 成 21 年 1 月 8 日 11時00分
資料配付
大飯発電所4号機
高浜発電所4号機の原子炉起動と調整運転の開始について(第18回定期検査)
敦賀発電所2号機 高圧タービンからの蒸気漏れの原因と対策について
敦賀発電所1号機の定期検査状況について(中央制御室換気空調系外気取り入れ
ダクトの腐食の調査状況)
大飯発電所4号機の営業運転再開について(第12回定期検査)
90 平 成 21 年 1 月 8 日 14時00分
91 平 成 21 年 1 月 9 日 13時00分
資料配付
資料配付
県内原子力発電所
高速増殖原型炉もんじゅ
県内原子力発電所の2008年(平成20年;暦年)稼動実績について
高速増殖原型炉もんじゅ 屋外排気ダクトの腐食孔の原因と対策について
92 平 成 21 年 1 月 16 日 13時00分
資料配付
93 平 成 21 年 1 月 21 日 11時00分
資料配付
94 平 成 21 年 2 月 4 日 11時00分
記者発表
95 平 成 21 年 2 月 5 日 17時00分
高浜発電所の低レベル放射性廃棄物の輸送について
第164回福井県原子力環境安全管理協議会の開催について
第165回福井県原子力環境安全管理協議会の開催について
高浜発電所4号機
高浜発電所4号機の営業運転再開について(第18回定期検査)
大飯発電所2号機
資料配付 2号機、高浜4号機
大飯3号機、もんじゅ、敦賀
大飯発電所2号機の第22回定期検査開始について
原子力施設のトラブルに対する国際原子力事象評価尺度(INES)の適用について
(大飯3号機、もんじゅ、敦賀2号機、高浜4号機)
96 平 成 21 年 2 月 12 日 11時00分
資料配付
敦賀発電所2号機
敦賀発電所2号機の調整運転再開について(高圧タービンからの蒸気漏れ)
97 平 成 21 年 2 月 17 日 11時30分
98 平 成 21 年 2 月 19 日 14時00分
99 平 成 21 年 2 月 23 日 10時00分
資料配付
敦賀発電所1号機
敦賀発電所1号機の高経年化技術評価書について
資料配付
大飯発電所3、4号機
大飯発電所3,4号機の低圧/高圧タービン取替計画に係る了解について
記者発表
高浜発電所2号機
高浜発電所2号機の第25回定期検査開始について
100 平 成 21 年 3 月 3 日 10時00分
資料配付
高浜発電所3号機
高浜発電所3号機の新燃料輸送について
101 平 成 21 年 3 月 11 日 10時00分
資料配付
美浜発電所1号機
美浜発電所1号機の新燃料輸送について
102 平 成 21 年 3 月 13 日 10時00分
資料配付
美浜発電所3号機
美浜発電所3号機の新燃料輸送について
103 平 成 21 年 3 月 13 日 11時00分
資料配付
敦賀発電所2号機
敦賀発電所2号機の営業運転再開について(第16回定期検査)
104 平 成 21 年 3 月 17 日 10時00分
資料配付
大飯発電所3号機
大飯発電所3号機の新燃料輸送について
105 平 成 21 年 3 月 18 日 10時00分
資料配付
美浜発電所1,3号機
美浜発電所1号機および3号機の新燃料輸送について
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件番 発 表 年 月 日 発表時刻 発表方式
発
電
所
名
発
表
題
名
106 平 成 21 年 3 月 19 日 16時00分
資料配付
107 平 成 21 年 3 月 25 日 10時00分
資料配付
108 平 成 21 年 3 月 26 日 15時00分
資料配付 (ふげん)
原子炉廃止措置センター(ふげん)の第21回定期検査の終了について
109 平 成 21 年 3 月 31 日 13時00分
記者発表
敦賀発電所1号機の定期検査状況について(中央制御室換気空調系外気取り入れ
ダクトの腐食の原因と対策)
第166回福井県原子力環境安全管理協議会の開催について
大飯発電所3号機
大飯発電所3号機の新燃料輸送について
原子炉廃止措置センター
敦賀発電所1号機
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