SCS 4.0 初回インストール - 単一の SCS サーバ ー 初回インストール Copyright © 2010 Avaya Inc. 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o 実行中の場合、プライマリ DNS のアドレスは、何ですか? o セカンダリ DNS のアドレスは、何ですか? ネットワークは、DHCP サーバーを実行中ですか? o 実行中の場合、TFTP プロビジョニング向け SCS サーバーの IP ア ドレスで、オプション 66 が設定されていますか? o Nortel Softphone 3456 のプロビジョニングを行う場合は、オプシ ョン 120 も設定できます。 上記の要件情報を収集および保存するために、次の表を使用できます。 パラメータ 値 ルートユーザーパスワード タイムゾーン ホスト名(完全修飾ドメイン名をご用 意ください。例: scshost.domainname.com) SCS IP アドレス(DNS での設定と同 じ) デフォルトゲートウェイ サブネットマスク ネットワークに DNS サーバーがありま はい/いいえ すか? 6NN40010-505 発行 1.3 SCS 4.0 初回インストール ネットワーク DNS は、SRV レコード を利用しますか? はい/いいえ/該当なし (HA 以外の SCS システムを設定する場合は、SRV レコードは必須要件ではありません。しかし、DNS で SRV レコードを利用する場合は、完全修飾ドメイ ン名を使用するか、ドメイン名のみを使用して SIP ドメインを定義するかどうかを決定する場合など、 設定プロセスの後半で行う SIP ドメインの設定方法 に影響します) プライマリ DNS(ユーザーホストの IP アドレス) セカンダリ DNS(ユーザーホストの IP アドレス) ネットワークに DHCP サーバーがあり ますか? はい/いいえ DHCP サーバーで、電話プロビジョニ ング向け SCS IP アドレスで、オプシ ョン 66 および オプション 120 を設定 できますか? はい/いいえ/該当なし この情報は、SCS サーバーを適切に設定するために不可欠ですので、サーバーに 電源を入れて設定を試みる前に、上記パラメータをすべて記入することをお勧め します。 NN40010-505 発行 1.3 SCS 4.0 7 初回インストール フロー図 Avaya.com から SCS ISO イメー ジをダウンロードする ISO イメージを起動可能な DVD/USB に書き込む CD/USB から起動し、設定ファイルを開く 管理者パスワードを設定する LAN 設定の設定を開始する いい え SCS のオンボード DNS を使用する? ネットワーク DNS に適 切な DNS レコードを設定する はい サーバーの場所を設定する いいえ 代替の NTP アド レスを設定する いいえ 初期設定の NTP アドレスで続行する SCS は インターネットの NTP サービスに接続可能か? はい はい 時刻を手動設定する オンボード DHCP サービス を有効/無効にする サーバーのロールを 定義する SIP ドメインを定義する サーバーを再起動する 終了 8NN40010-505 発行 1.3 SCS 4.0 SCS にプライマリお よびセカンダリ DNS アドレスを設定する 初回インストール SCS インストールビルドの作成 SCS サーバーを設定する前に、SCS ソフトウェアをダウンロードおよびインスト ールする必要があります。 次の環境が必要です。 インターネットアクセス 書き込み可能 DVD/USB サムドライブ インフラレコーダーなどの ISO イメージから起動可能な DVD を作成でき る DVD 焼き付けソフトウェア SCS ISO ファイルのダウンロード SCS ソフトウェアは、http://support.avaya.com の Avaya Web サイトから取得で きる ISO ファイルに含まれています。 SCS ソフトウェアをダウンロードすると、 起動可能なディスクを作成できたり、起動可能な USB サムドライブに書き込む DVD 焼き付けパッケージを使用して、ISO ファイルが DVD に焼き付けられます。 DVD への ISO ファイルの焼き付け ISO ファイルを適切な場所にダウンロードしたら、ISO ファイルを DVD に焼き付 ける必要があります。 DVD は、サーバーのフォーマットおよび SCS ソフトウェ アのインストールに使用されます。 したがって、単にファイルを DVD にコピー するだけでは十分ではありません。 ファイルは、DVD に焼き付ける必要がありま す。また、DVD は、インフラレコーダーなどのようなディスク焼き付けアプリケ ーションを使用して起動可能な状態で作成する必要があります。 注: また、SCS インストールファイルを USB ドライブにコピーして、コピーし たファイルから起動することも可能です。 「起動可能な USB イメージの作成」 を参照してください。 SCS ソフトウェアをインストールするには、電源を入れた際に、サーバーが CD ドライブを読み取るように起動設定を指定する必要があります。 この設定をする には、次の手順を実行します。 注: CD ドライブからサーバーが起動するように既に設定されている場合 は、インストール DVD を CD トレイに置き、トレイを閉じてシステムを再 起動して、下記の「LAN 設定 と SIP 設定の指定」のセクションを参照して ください。 1. [電源]ボタンを押して、サーバーの電源を入れます。 2. 青い Dell 画面が表示されたらすぐに、[F2]キーを押して、[システム構 成]メニューを表示します。 3. [下]カーソルキーを使用して、画面左側の[ Boot Sequence ]メニュ ーに移動します。 NN40010-505 発行 1.3 SCS 4.0 9 初回インストール 4. [ Enter ] キ ー を 押 し て 、 ハ イ ラ イ ト さ れ て い る メ ニ ュ ー を [ Boot Sequence ]ペインに移動させます。 5. [上]矢印および[下]矢印を使用して、緑にハイライトされているスト リップがオンボードまたは USB CD-ROM ドライブに配置されるように移 動させます。 6. [U]キーを使用してリストの最上部に移動させます(CD-ROM ドライブ が、既にリストの最上位に表示されている場合は、この手順は必要ありま せん)。 7. [Enter]キーを押します。 8. CD-ROM トレイを開き、SCS インストール DVD を挿入します。 9. トレイを閉じます。 10. [ESC]キーを押して、[システム構成]を終了します。 11. [左]カーソルキーおよび[右]カーソルキーを使用して、[保存/終了] に移動します。 12. [Enter]キーを押します。 サーバーは、DVD によって再起動され、自動的にフォーマットユーティリティを 起動します。 ソフトウェアコミュニケーションシステムの画面が表示されたら、 [Enter]キーを押して、ハードドライブをフォーマットするか、SCS ソフトウェ アをインストールするかを確認します。 10NN40010-505 発行 1.3 SCS 4.0 初回インストール フォーマットとインストールのプロセスは、およそ 10 分かかります。プロセスが 完了すると、CD トレイが開き、システムが再起動して、インストールプロセスを 開始できるログイン画面が表示されます。 サーバーの設定についての説明は、 「LAN 設定 と SIP 設定の指定」を参照してください。 起動可能な USB イメージの作成 起動可能なインストール DVD を作成する代わりに、起動可能な USB イメージを 作成できます。 次の手順で、作成できます。 http://iso2usb.sourceforge.net で取得可能な ISO2USB と呼ばれるアプリケ ーションを使用して「起動可能な」 USB サムドライブに SCS ISO イメー ジを書き込む Dell サーバーの起動シーケンスの順番を変更する 注: USB サムドライブには、1 GB 以上の空き容量が必要です。 起動可能な USB ドライブを作成する: 1. USB サムドライブを差し込みます(ドライブに重要なデータが含まれてい ないことを確認してください)。 NN40010-505 発行 1.3 SCS 4.0 11 初回インストール 2. ISO2USB をダウンロードします。 3. パッケージは、圧縮ファイル形式でダウンロードされます。 コンテンツを 抽出して、iso2usb.exe でダブルクリックし、アプリケーションを起動しま す。 4. [ Diskimage ]ラジオボタンが選択されており、上部のドロップダウン メニューで[ISO]が選択されていることを確認してください。 5. SCS ISO イメージの場所に移動し、選択します。 12NN40010-505 発行 1.3 SCS 4.0 初回インストール 6. ウィンドウ下部の[ドライブ]ドロップダウンメニューから USB ドライブ を選択し、[OK]をクリックします。 NN40010-505 発行 1.3 SCS 4.0 13 初回インストール 7. イメージが USB ドライブに書き込まれます。 8. コピーが完了したら、[終了]ボタンをクリックします。 これで、起動可能な SCS インストールの USB ドライブが作成されました。 次に、 サーバー上の起動シーケンスの順番を変更します。 SCS ソフトウェアをインストールするには、電源を入れると、サーバーが USB ドライブを読み取るように起動設定を指定する必要があります。 この設定をする には、次の手順を実行します。 1. [電源]ボタンを押して、サーバーの電源を入れます。 2. 青い Dell 画面が表示されたらすぐに、[F2]キーを押して、[システム構 成]メニューを表示します。 3. [下]カーソルキーを使用して、画面左側の[ Boot Sequence ]メニュ ーに移動します。 4. [ Enter ] キ ー を 押 し て 、 ハ イ ラ イ ト さ れ て い る メ ニ ュ ー を [ Boot Sequence ]ペインに移動させます。 5. [上]矢印および[下]矢印を使用して、緑にハイライトされているスト リップが USB ドライブに配置されるように移動させます。 6. [U]キーを使用してリストの最上部に移動させます。 14NN40010-505 発行 1.3 SCS 4.0 初回インストール a. 起動オプションとして USB ドライブが「無効」である必要があるサ ーバーがあります。 USB デバイスの横に優先番号がない場合は、 [スペース]バーを押します。 デバイスの横に、「1」と表示され ます。 7. [Enter]キーを押します。 8. USB サムドライブを差し込みます。 9. [ESC]キーを押して、[システム構成]を終了します。 10. [左]カーソルキーおよび[右]カーソルキーを使用して、[保存/終了] に移動します。 11. [Enter]キーを押します。 サーバーは、USB から再起動します。 赤い Avaya 画面が表示されたら、[Enter]キーを押します。 「キックスタート」のエラーが発生しますが、問題ありません。 キーボードの [下]カーソルキーを使用して、[OK]ボタンをハイライトさせて、[Enter] キーを押し、フォーマットユーティリティを起動します。 フォーマットが完了し たら、SCS ソフトウェアは、サーバーのハードドライブにコピーされます。 NN40010-505 発行 1.3 SCS 4.0 15 初回インストール フォーマットとインストールプロセスは、およそ 5 分かかります。プロセスが完 了すると、[ Ensure that the USB drive is removed from the USB port before the reboot begins otherwise the system will reboot from the thumb drive again ]と表 示され、システムが再起動します。 システムが起動し、ログイン画面が表示されます。 LAN 設定 と SIP 設定の指定 注: 設定プロセスを開始する前に、SCS サーバーがホストネットワークと物理的 に接続されているか確認してください。システムの設定をする際に、サーバーが インターネットで NTP サーバーを検索するので、インストール中にネットワーク と接続されている必要があります。 ネットワーク内に NTP サーバーがある場合 は、SCS サーバーが接続されており、このサーバーを「参照」できるかを確認し てください。 初めて電源を入れると、SCS サーバーが起動し、CentOS ログイン画面が表示さ れます。 1. 設定プロセスを開始するには、次のユーザー名やパスワードを入力して、 設定ユーティリティにアクセスします。 ローカルホストログイン: root パスワード: setup 16NN40010-505 発行 1.3 SCS 4.0 初回インストール 設定プロセスの途中でエラーが発生したら、サーバーを再起動して、同じ ユーザー名とパスワードを使用してログインします。 コマンドプロンプト で sipxecs-setup-system と入力し、[Enter]キーを押して、設定ユーティ リティを最初から再ロードします。 注: sipxecs-setup-system を実行しも SCS ドメインは変更できません。 ドメ インを再設定する唯一の方法は、管理 GUI からドメインファシリティにアクセス します。 詳細については、本ガイドの後半に記載している「インストール後にサ ーバードメインを変更」を参照してください。 2. 設定ユーティリティがロードを終了したら、[スタート]ボタンをハイラ イトさせて、[Enter]キーを押します。 NN40010-505 発行 1.3 SCS 4.0 17 初回インストール 3. 管理者パスワードを 2 回入力します。 このパスワードは、エンジニアや管 理者が、Linux オペレーティングシステム(現在使用中)を使用して、ロー カルで SCS サーバーにアクセスできるパスワードです。 次に進む準備が できたら、[OK]ボタンをハイライトさせて、[Enter]キーを押します。 4. 次の LAN 設定を入力します。 a. ホスト名 – DNS レコードで定義した SCS サーバーの完全修飾ドメ イン名(FQDN)です。 18NN40010-505 発行 1.3 SCS 4.0 初回インストール b. IP – SCS と同時に使用するために割り当てられる IP アドレスです。 この IP アドレスも、DNS 設定で定義したアドレスと一致する必要 があります。 c. ネットマスク – ネットワークのサブネットマスクです。 d. ゲートウェイアドレス – インターネットへのアクセスに使用するデ フォルトルータのアドレスです。 上記設定のいずれかの情報が分からない場合は、ネットワーク管理者にお 問い合わせください。 5. インストールウィザードで、ネットワークで DNS の設定をするかどうかが 問われます。 DNS を設定せず、必要なレコードの設定ができない場合は、 SCS が、ネットワークで DNS として機能するように設定できません。 オ ンボード DNS として SCS を有効化するには、[ No xxx.xxx.xxx should be my DNS server ]を選択して、手順 6 に進みます。 注: オンボード DNS サービスは、自動的に必要な A レコードおよび SRV レコ ードをすべて設定します。 つまり、インストールプロセス後半の SIP ドメインを 設定する段階では、完全修飾ドメイン名を定義する必要がありません。 注: 高可用性耐障害サーバーを後で追加すると選択する場合は、DNS サービス は、セカンダリサーバーで複製されます。 注: SCS のオンボード DNS を有効化する場合は、必要に応じて、次の画面で、 アップストリーム DNS サーバーを設定できます。 ネットワークが、IP サービス プロバイダからインターネット DNS または DNS を利用する場合は、次の画面で サーバーアドレスを入力できます。 これは、オプションの設定手順で、必要に応 じて、フィールドを空白のままにすることができます。しかし、SCS は、すべて の DNS クエリを解決できる訳ではないので、これらのアドレス、名前、アドレス 解決プロトコルが、問題の要因になることがあることに注意してください。 NN40010-505 発行 1.3 SCS 4.0 19 初回インストール SCS の DNS を既に設定している場合は、[はい]を選択します。 この場 合、次の画面で、プライマリ DNS サーバーとセカンダリ DNS サーバーの アドレスを設定するように要求されます。ご注意ください。 20NN40010-505 発行 1.3 SCS 4.0 初回インストール 6. 地域や国を選択して、SCS が位置している場所のタイムゾーンを設定しま す。「ヨーロッパ」などの地域を選択した場合は、「ロンドン」など、地 域内のエリアを定義するように指示されます。 7. ここで、システムの時間を設定するために、システムが NTP サーバーを検 索します。 デフォルトでは、SCS は、インターネットベースのタイムサー バーと接続を試みるようにプログラムされています。インターネット接続 は、この設定手順で必要になります。 SCS がいずれのサーバーとも接続で きない場合は、次の設定が要求されます。 1)現在のタイムサーバーを設 定します。この場合、手動で時間を設定する必要があります。手順 7b を参 照してください。2)異なるタイムサーバーのアドレスを設定します。 SCS が適切に NTP データを収集できたら、次のメッセージが表示されま す。 NN40010-505 発行 1.3 SCS 4.0 21 初回インストール このメッセージが表示されたら、[Enter]キーを押して、手順 8 に進みま す。 注: NTP サーバーの検索には、時間がかかることがあります。 何も起きてない ようであっても、このプロセスの間、電源を切ったり SCS の接続を解除しないで ください。 NTP サーバーに関する下記のメッセージが表示されたら、手順 7a に進みます。 22NN40010-505 発行 1.3 SCS 4.0 初回インストール a. NTP サーバーの異なるセットを設定するか、デフォルト設定のまま 使用するか、次の画面で手動で時間を設定するかを選択できます。 1. 新 し い NTP サ ー バ ー を 設 定 す る に は 、 [ Reconfigure servers ]をハイライトさせて、[Enter]キーを押します。 2. 新しい NTP アドレスを入力し、[OK]ボタンをハイライト させて、[Enter]キーを押します。 3. SCS は、定義した NTP サーバーへの接続を試みます。 4. 適切に接続できたら、[Enter]キーを押して、確認画面を 閉じ、手順 8 に進みます。 b. 他の NTP サーバーを設定せずに、時間を手動で設定することも可能 です。ただし、NTP サーバーを使用した設定をお勧めします。 1. [ Continue with these servers ]をハイライトさせて、[ Enter]キーを押します。 2. 時間を設定するには、[左]カーソルキーおよび[右]カー ソルキーを使用して、フィールド間を移動し、[上]カーソ ルキーおよび[下]カーソルキーを使用して、各値を調整し ます。 時間は、24 時間の形式で設定する必要があります。 [OK]ボタンをハイライトさせて、[Enter]キーを押して 先に進みます。 NN40010-505 発行 1.3 SCS 4.0 23 初回インストール 3. 手順 8 に進みます。 8. ネットワークと IP アドレスを連結するデバイスを提供するために、SCS は、DHCP サービスを提供することができます。 DHCP サービスを有効化 するために、[ No – xxx.xxx.xxx should not be my DHCP server ]を選 択します。 注: DHCP サービスが既にネットワークでアクティブな場合は、コンフリクトが 24NN40010-505 発行 1.3 SCS 4.0 初回インストール 発生するので、オンボード DHCP サービスを有効にしないでください。 9. プライマリ SIP サーバーの設定と同様に、このサーバーを定義する設定を 行う必要があります。 先ず、「ファーストサーバー」としてサーバーを定 義します。 [ First Server ]をハイライトさせて、[Enter]キーを押し ます。 10. 次に、SIP ドメインを設定します。 この手順では、ネットワーク設定に関 する知識が不可欠です。 DNS の設定方法を理解している必要があります。 SCS 向けに、DNS A レコード、または A レコードと SRV レコードが設定 されているかどうか、ネットワーク管理者に確認します。 SRV レコードの 有無により、SIP ドメインの構造が決まります。 DNS が単に A レコードを用いて設定されている場合は、SIP ドメインに SCS サーバー名を含む必要があります。 デフォルトのエントリを使用する 場合は、SIP ドメインは、scsdomain.com のようにドメイン名がそのまま 入力されていることが確認できます。 DNS サーバーで SRV レコードが設 定されていない場合は、設定は不完全となります。 したがって、DNS が A レコードのみを使用して設定されている場合は、SCS サーバーのホスト名 およびドメイン名(完全修飾ドメイン名)を入力します。 例: scshost.scsdomain.com。 注:将来、耐障害性を確保するために設定に高可用性(HA)サーバーを追加する 場合は、SRV レコードを使用して DNS サーバーを設定する必要があります。 ま た、HA シナリオでは、SIP トラフィックは、SRV レコードを使用して両方のサ ーバーに対して指示するので、このサーバーのホスト名を使用せずに SIP ドメイ ンを再設定する必要があります。 NN40010-505 発行 1.3 SCS 4.0 25 初回インストール 後で、サーバー設定を変更する場合は、SCS 管理 GUI で[システム]、[ドメイ ン]の順にクリックして、SIP ドメイン名を変更できます。 詳細については、本 ガイドの後半に記載している「インストール後にドメイン名を変更」を参照して ください。 DNS が A レコードと SRV レコードを使用して設定されている場合は、サ ーバー名を含める必要がありません。 したがって、デフォルトエントリ (ウィザードが予め入力している値)をそのまま使用できます。 SRV レコ ードが、SCS に対して、自動的にドメイン内のすべての SIP トラフィック に指示を出すためです。 そこで、SRV レコードに SIP ドメインが含まれ ている場合は、scsdomain.com のようになります。 下記に示す例では、ネットワークで A レコードのみを使用するため、SIP ドメインに SCS サーバー名を含んでいます。 注: SCS のオンボード DNS をアクティブにする場合は、SRV レコードは自動的 に作成されます。したがって、SIP ドメインのエントリは、デフォルトエントリ のままにする必要があります。 続行する準備ができたら、[OK]ボタンをハイライトさせて、[Enter] キーを押します。 注: SCS と同時に使用する Windows DNS の設定方法については、Windows Server 2003 のマニュアルの「DNS と DHCP の設定」に記載されています。 26NN40010-505 発行 1.3 SCS 4.0 初回インストール 11. SCS サーバーの設定が完了しました。 [再起動]ボタンをハイライトさせ て、[Enter]キーを押し、サーバーを再起動します。 サーバーが再起動されたら、連携している Web ブラウザを経由してシステムの管 理が行えるようになります。Web ブラウザで、サーバーのアドレス、ホスト名お よびドメイン名を操作して、リモートのワークステーション/コンピュータから アクセスできます。 詳細な手順については、『SCS 4.0 システムの設定 実践ガイ ド』を参照してください。 NN40010-505 発行 1.3 SCS 4.0 27 初回インストール 28NN40010-505 発行 1.3 SCS 4.0 初回インストール インストール後にサーバードメインを変更 必要に応じて、初回インストール後に、SCS ドメインを変更できます。 ただし、 変更する前に、スムーズな移行を実行するために不可欠な DNS レコードが作成さ れているか確認してください。 DNS レコードが作成されていない場合は、ドメイ ンを変更後、管理 GIU にアクセスする際に重大な問題が発生します。 注:この機能は、十分注意して使用してください。また、経験豊かな SCS 管理者 のみが実行してください。 ドメインを変更する: 1. 管理 GIU にアクセスします。 [システム]メニューを開き、[ドメイン] を選択します。 2. 既存のエントリを消去して新しいドメインを入力します。 ネットワークが 「A レコード」のみを利用し、「SRV レコードと一緒に A レコード」を利 用しない場合は、完全修飾ドメイン名を必ず使用してください。この手順 に関する詳細については、本ガイドの SIP ドメインのセクションを参照し てください。 3. [適用]をクリックします。 NN40010-505 発行 1.3 SCS 4.0 29 初回インストール 4. これで、ドメインが変更されました。 この変更が有効になると、ユーザー の設定を変更内容と一致させるために、すべての電話プロファイルを「再 送」する必要があります。 Avaya ドキュメントのリンク 『SCS 4.0 高可用性 (HA) を伴う SCS サーバーの設定 実践ガイド』 『SCS 4.0 システム設定ガイド』 『SCS 4.0 トラブルシューティング 実践ガイド』 『SCS 4.0 障害回復計画 実践ガイド』 『SCS 4.0 バックアップと復元 実践ガイド』 30NN40010-505 発行 1.3 SCS 4.0
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