クロピドグレル 25㎎ 商品名 会社名 直径 厚さ 重量 (㎜) (㎜) (㎎) 6.8 クロピドグレル錠 「SANIK」 【製造販売元】 サノフィ・ゼンティバ 【発売元】 日医工 6.8 クロピドグレル錠 「TCK」 【製造販売元】 辰巳化学 クロピドグレル錠 「タナベ」 【製造販売元】 田辺三菱製薬 【販売】 田辺製薬販売 クロピドグレル錠 「YD」 【製造販売元】 陽進堂 クロピドグレル錠 「FFP」 【製造販売元】 富士フィルムファーマ クロピドグレル錠 「AA」 クロピドグレル錠 「ZE」 【製造販売】 ニプロ クロピドグレル錠 「モチダ」 【製造販売元】 持田製薬 クロピドグレル錠 「ツルハラ」 【製造販売元】 鶴原製薬 クロピドグレル錠 「DK」 【製造販売元】 大興製薬 クロピドグレル錠 「SN」 【製造販売元】 シオノケミカル クロピドグレル錠 「テバ」 【製造販売元】 テバ製薬 添加物 包装(T) 3.7 ピルセルロース、マクロゴール、トコフェロール、硬化油、ショ糖 PTP:100・140・500・700 約120 脂肪酸エステル、ヒプロメロース、酸化チタン、タルク、ジメチル バラ:500 ピルセルロース、マクロゴール、トコフェロール、硬化油、ショ糖 PTP:100・140・500・700 約120 脂肪酸エステル、ヒプロメロース、酸化チタン、タルク、ジメチル バラ:500 25㎎と同じ PTP:100・140・500・700 バラ:500 ― 8.7 4.9 269 25㎎ と同じ PTP:100・140・500・700 バラ:500 〇AG(オーソライズトジェネリック)製品。 〇錠剤”両面”に「クロピドグレル」「SANIK」「規格」 の印字有り。 〇PTPシート”裏面”に「抗血小板剤」表記有り。 共 同 開 発 の 可 能 性 6.6 112 PTP:100・140 バラ:500 8.7 乳糖水和物、マクロゴール、ヒプロメロース、部分アルファー 化デンプン、硬化油、無水ケイ酸、酸化チタン、タルク、 カルナウバロウ PTP:100・140 バラ:100 8.6 D-マンニトール、バレイショデンプン、低置換度ヒド ロキシプロピルセルロース、カルナウバロウ、ショ糖脂肪 酸エステル、ヒプロメロース、トリアセチン、酸化チタン、タル ク 3.2 6.1 2.9 90 PTP:100・140 バラ:500 8.6 4.5 262 25㎎ と同じ 共 同 開 発 の 可 能 性 6.1 3.7 2.8 120 84 無水乳糖、結晶セルロース、トコフェロール、含水二酸化ケ イ素、クロスポビドン、低置換度ヒドロキシプロピルセル ロース、ヒドロキシプロピルセルロース、硬化油、ショ糖脂肪 酸エステル、ヒプロメロース、軽質無水ケイ酸、酸化チタン、 タルク、カルナウバロウ 116 共 同 開 トコフェロール、無水乳糖、カルメロース、ヒプロメロース、 発 タルク、ショ糖脂肪酸エステル、マクロゴール6000、 の 酸化チタン、カルナウバロウ、その他1成分 可 能 性 3.7 8.1 PTP:100・140 バラ:500 25㎎ と同じ 4.2 220 共 同 開 発 の 可 能 性 ○ PTP:100・140 バラ:500 ○ 〇PTPシート”裏面”に「抗血小板剤」表記有り。 〇錠剤”両面”に「クロピドグレル」「FFP」「規格」 の印字有り。 〇PTPシート”裏面”に「抗血小板剤」表記有り。 PTP:100・140・500・700 バラ:100 〇錠剤”両面”に「クロピドグレル」「AA」「規格」の 印字有り。 〇PTPシート”裏面”に「抗血小板剤」の表記有り。 PTP:100・140・500・700 バラ:500 〇錠剤”両面”に「クロピドグレル」「ZE」「規格」の 印字有り。 PTP:100・140・500・700 バラ:500 PTP:100・140・500・700 バラ:500 〇錠剤”両面”に「クロピドグレル」「ニプロ」「規格」 の印字有り。 〇PTPシート”表面”に「抗血小板剤」表記有り。 PTP:100・140 バラ:200 PTP:100・140・500 バラ:200 〇錠剤”両面”に「クロピドグレル」「識別コード」「規 格」の印字有り。 PTP:100・500 〇特になし。 PTP:100 〇錠剤”片面”に「クロピドグレル」「規格」の印字 有り。 PTP:100 〇錠剤”片面”に「クロピドグレル」「規格」の印字 有り。 PTP:100・140・500 バラ:500 〇錠剤”両面”に「クロピドグレル」「識別コード」「規 格」の印字有り。 〇PTPシート”裏面”に「抗血小板剤」表記有り。 25㎎ と同じ PTP:100・140 バラ:無し PTP:100 8.7 (「FF P」 「AA」 は8.6 表記) 8.1 4.7 4.5 269 247 25㎎ と同じ 共 同 開 発 の 可 能 性 25㎎ と同じ PTP:100 8.7 4.9 262 25㎎ と同じ PTP:100・140・500 バラ:500 とくりん薬局 1 共 同 開 発 の 可 能 性 ― ○ ◎ PTP:100・140・500 〇PTPシート”裏面”に「抗血小板剤」表記有り。 バラ:500 PTP:100・140 バラ:500 270 PTP:100 6.7 220.6 〇錠剤”片面”に「クロピドグレル」「規格」、”片面” に「YD」の印字有り。 〇PTPシート”裏面”に「抗血小板剤」表記有り。 PTP:100・140・500・700 バラ:100 共 同 開 発 の 可 能 性 PTP:100・140・500・700 バラ:500 ― PTP:100・140 バラ:100 4.1 PTP:100・140 バラ:500 (無水)乳糖、マクロゴール(6000)、部分アル ファー化デンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、トコ フェロール、ショ糖脂肪酸エステル、ヒプロメロース、酸 化チタン、タルク、カルナウバロウ 候補 決定 包装(T) 269 ポリシロキサン、二酸化ケイ素、カルナウバロウ 3.3 備考 添加物 4.9 無水乳糖、部分アルファー化デンプン、ヒドロキシプロ 3.7 直径 厚さ 重量 (㎜) (㎜) (㎎) 8.7 ポリシロキサン、二酸化ケイ素、カルナウバロウ 【製造販売元】 あすかActavis製薬 【発売元】 あすか製薬 6.6 【販売】 武田薬品工業 (「ニプ 【発売元】 ロ」「モ 全星薬品 チダ」 【製造販売元】 は6.7 全星薬工業品 表記) クロピドグレル錠 「ニプロ」 添加物 直径 厚さ 重量 (㎜) (㎜) (㎎) 無水乳糖、部分アルファー化デンプン、ヒドロキシプロ 【製造販売】 サノフィ プラビックス錠 50㎎ 75㎎ 包装 (T) 資料作成日:2015.6 資料更新日:2015.6 担当:砂川 智樹 牧野 唯右 クロピドグレル 25㎎ 商品名 会社名 直径 厚さ 重量 (㎜) (㎜) (㎎) 50㎎ 75㎎ 包装 (T) 添加物 直径 厚さ 重量 (㎜) (㎜) (㎎) 添加物 包装(T) 直径 厚さ 重量 (㎜) (㎜) (㎎) 候補 決定 備考 添加物 包装(T) クロピドグレル錠 「アメル」 【製造販売元】 共和薬品工業 PTP:100・140・500 バラ:500 PTP:100・140・500 バラ:500 〇錠剤”両面”に「クロピドグレル」「アメル」「規格」 の印字有り。 〇PTPシート”裏面”に「抗血小板剤」表記有り。 クロピドグレル錠 「科研」 【発売元】 科研製薬 【製造販売元】 ダイト PTP:100・140・500・700 バラ:500 PTP:100・140・500・700 バラ:500 〇錠剤”片面”に「クロピドグレル」「規格」、”片面” に「科研」の印字有り。 クロピドグレル錠 「KO」 【製造販売元】 寿製薬 PTP:100・140・500・700 バラ:500 〇錠剤”片面”に「クロピドグレル」「規格」の印字 有り。 PTP:100・140・500 バラ:500 〇錠剤”片面”に「クロピドグレル」の印字有り。 PTP:100・140・500・700 バラ:500 PTP:100・140・500・700 バラ:500 〇錠剤”片面”に「クロピドグレル」、”片面”に 「KOG」「規格」の印字有り。 〇PTPシート”表面”に「抗血小板剤」表記有り。 〇※1 PTP:100・140・500・700 バラ:500 PTP:100・140・500・700 バラ:500 〇錠剤”片面”に「クロピドグレル」「サンド」「規格」 の印字有り。 セルロース、部分アルファー化デンプン、硬化 PTP:100・140・500・700 230 油、ヒプロメロース、マクロゴール6000、酸化 バラ:500 〇錠剤”両面”に「クロピドグレル」「JG」「規格」の 印字有り。 〇PTPシート”裏面”に「抗血小板剤」表記有り。 クロピドグレル錠 「ファイザー」 クロピドグレル錠 「KOG」 【製造販売元】 マイラン製薬 【販売】 ファイザー 【製造販売元】 興和 【販売元】 興和創薬 クロピドグレル錠 「サンド」 【製造販売】 サンド クロピドグレル錠 「JG」 【製造販売元】 日本ジェネリック クロピドグレル錠 「EE」 【製造販売元】 エルメッド エーザイ 【販売提携】 エーザイ クロピドグレル錠 「KN」 【製造販売元】 小林化工 クロピドグレル錠 「ケミファ」 【販売元】 日本薬品工業 【製造販売元】 日本ケミファ クロピドグレル錠 「三和」 【販売元】 三和化学研究所 【製造販売元】 日本薬品工業 クロピドグレル錠 「日新」 【製造販売元】 日新製薬 クロピドグレル錠 「杏林」 【販売元】 杏林製薬 【製造販売元】 キョウーリンリメディオ クロピドグレル錠 「ニット―」 【製造販売元】 日東メディック 6.7 6.7 6.7 3.7 3.7 3.8 120 無水乳糖、部分アルファー化デンプン、ヒドロキシ プロピルセルロース、マクロゴール(6000)、軽質無 水ケイ酸、d‐α‐トコフェロール、フマル酸ステアリルナトリ ウム、ショ糖脂肪酸エステル、ヒプロメロース、酸化チタ ン、タルク、カルナウバロウ 共 同 開 発 の 可 能 性 120 無水乳糖、部分アルファー化デンプン、ヒドロキシプロ ピルセルロース、マクロゴール6000、軽質無水ケイ酸、dα-トコフェロール、フマル酸ステアリルナトリウム、ショ糖脂肪酸 エステル、ヒプロメロース、酸化チタン、タルク、カルナウバロウ 122 共 同 開 無水乳糖、低置換度ヒドロキシプロピルセルロー 発 ス、硬化油、ヒプロメロース、タルク、酸化チタン、 の カルナウバロウ 可 能 性 PTP:100・140・500・700 バラ:500 4.9 8.7 PTP:100・140 バラ:無し PTP:100・140 バラ:500 (「アメ 269 ル」は 4.8表 記) 無水乳糖、低置換度ヒドロキシプロピル 8.1 4.0 チタン、カルナウバロウ PTP:100・140 バラ:200 8.7 4.9 269 6.6 3.4 120 8.6 6.7 3.4 106 共 同 開 発 の 可 能 性 4.9 269 PTP:100・140・500・700 バラ:500 PTP:100・140・500 バラ:500 無水乳糖、部分アルファー化デンプン、(低置 換度)ヒドロキシプロピルセルロース、ショ糖脂肪酸 エステル、硬化油、ヒプロメロース、マクロゴール (6000)、タルク、酸化チタン、カルナウバロウ 25㎎ と同じ PTP:100・140 バラ:200 PTP:100・140・※500・※700 バラ:※500 共 同 開 無水乳糖、D-マンニトール、(低置換度)ヒドロキ 発 シプロピルセルロース、硬化油、ショ糖脂肪酸エステ の ル、ヒプロメロース、酸化チタン、タルク、カルナウバロウ 可 能 性 25㎎ と同じ 共 同 開 発 の 可 能 性 8.1 3.8 208 乳糖水和物、低置換度ヒドロキ シプロピルセルロース、ヒドロキシプロピ ルセルロース、硬化油、タルク、ショ糖脂 肪酸エステル、ヒプロメロース、酸化チタ ン、カルナウバロウ 4.8 270 PTP:100・140・500 バラ:200 共 同 開 発 の 可 能 性 PTP:100・140・※500・700 バラ:500 25㎎ と同じ PTP:100・140・500 バラ:500 8.7 共 同 開 発 の 可 能 性 25㎎ と同じ PTP:100 とくりん薬局 2 共 同 開 発 の 可 能 性 7.6 PTP:100・140・500 バラ:200 4.1 179 25㎎ と同じ 共 同 開 発 の 可 能 性 PTP:100・140 バラ:200 PTP:100・140 バラ:200 〇錠剤”両面”に「クロピドグレル」「EE」「規格」の 印字有り。 〇PTPシート”表面”に「抗血小板剤」表記有り。 〇錠剤”両面”に「クロピドグレル」「KN」「規格」の 印字有り。 〇PTPシート”裏面”に「抗血小板剤」「飲み始めた 日」表記有り。 〇錠剤”両面”に「クロピドグレル」「ケミファ」「規格」 の印字有り。 〇PTPシート”裏面”に「抗血小板剤」表記有り。 〇子会社である日本薬品工業との併売。※は 日本ケミファのみ販売の包装。 PTP:100・140・500・700 バラ:500 〇錠剤”両面”に「クロピドグレル」「三和」「規格」 の印字有り。 〇PTPシート”裏面”に「抗血小板剤」表記有り。 PTP:100・140・500・700 バラ:500 〇錠剤”両面”に「クロピドグレル」「NS」「規格」の 印字有り。 PTP:100・140・500 バラ:500 〇錠剤”両面”に「クロピドグレル」「杏林」「規格」 の印字有り。 〇PTPシート”裏面”に「抗血小板剤」表記有り。 〇※2 PTP:100 〇錠剤両面に「クロピドグレル」「ニットー」「規格」の 印字有り。 〇PTPシート”表面”に「抗血小板剤」表記有り。 ○ ○ 資料作成日:2015.6 資料更新日:2015.6 担当:砂川 智樹 牧野 唯右 クロピドグレル 25㎎ 商品名 会社名 直径 厚さ 重量 (㎜) (㎜) (㎎) 添加物 50㎎ 75㎎ 包装 (T) 直径 厚さ 重量 (㎜) (㎜) (㎎) 添加物 包装(T) 直径 厚さ 重量 (㎜) (㎜) (㎎) 候補 決定 備考 添加物 包装(T) クロピドグレル錠 「トーワ」 【製造販売元】 東和薬品 5.7 2.8 78 乳糖水和物、ヒドロキシプロピルセルロース、テイチカンドヒ ドロキシプロピルセルロース、硬化油、ヒプロメロース、タルク、 酸化チタン PTP:100・140・500・700 バラ:300 8.2 3.6 196 25㎎ と同じ PTP:100・140・500・700 バラ:300 クロピドグレル錠 「サワイ」 【製造販売元】 沢井製薬 6.7 3.8 120 カルナウバロウ、酸化チタン、ショ糖脂肪酸エステル、ステアリン 酸、タルク、トコフェロール、乳糖、ヒドロキシプロピルセルロー ス、ヒプロメロース、部分アルファー化デンプン、マクロゴール 6000 PTP:100・140・500・700 バラ:100 8.7 4.9 270 25㎎ と同じ PTP:100・140・500・700 バラ:100・500 7.7 4.2 180 25㎎ と同じ PTP:100・140 バラ:100 〇錠剤”両面”に「クロピドグレル」「SW」「規格」の 印字有り。 〇PTPシート”裏面”に「抗血小板剤」表記有り。 ○ ◎ クロピドグレル錠 「明治」 【製造販売元】 高田製薬 【販売元】 Meiji Seika 6.2 2.9 92 無水乳糖、部分アルファー化デンプン、テイチカンドヒド ロキシプロピルセルロース、マクロゴール6000、グリセリン脂肪 酸エステル、トコフェロール、ヒプロメロース、タルク、酸化チタン、カ ルナウバロウ PTP:100・280 バラ:300 8.2 3.8 216 25㎎ と同じ PTP:100・140・500・700 バラ:500 7.2 3.4 146 25㎎ と同じ PTP:100・280 バラ:300 〇錠剤”両面”に「クロピドグレル」「明治」「規格」 の印字有り。 ○ 〇錠剤”両面”に「クロピドグレル」「トーワ」「規格」 の印字有り。 ※1 PTPシート”裏面”に「血管がつまらないようにするお薬です」の表記有り。 ※2 PTPシート”裏面”に「他院・他科を受診する時は本剤を服用していることを必ず医師・歯科医師・薬剤師にお伝えください」の表記有り。 【クロピドグレルジェネリック評価要素】 〇AG(オーソライズドジェネリック)製剤が、『クロピドグレル「SANIK」』として 発売されている。 〇AG製品を除いた製剤に、先発医薬品と同じ添加物のものは無かった。 〇ジェネリック製剤と先発医薬品との適応症に違いがある。 ※AGを除いたジェネリック製剤は、2015.6現在、下記①のみの適応である。 ※AGは2015.6現在、下記①②のみの適応である。 ①虚血性脳血管障害(心原性脳塞栓症を除く)後の再発抑制。 ②経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される下記の虚血性疾患。 ・急性冠症候群(不安定狭心症、非ST上昇心筋梗塞、ST上昇心筋梗塞) ・安定狭心症 ・陳旧性心筋梗塞 ③末梢動脈疾患における血栓・塞栓形成の抑制。 〇2015.6現在、プラビックス使用における適応症の割合は下記の通り。(サノフィー情報) ①虚血性脳血管障害 ・・・約50~60% ②虚血性心疾患 ・・・約30~40% ③末梢動脈疾患 ・・・約10% 〇今後のAG製剤を除いたジェネリック製剤の適応取得予定は下記の通り。 ・虚血性心疾患 ⇒2015.12月には、全メーカー適応追加予定。 ・末梢動脈疾患 ⇒2016.10月には、全メーカー適応追加予定。 【クロピドグレルジェネリック評価内容】 ★結晶多形と特許問題について。 〇クロピドグレルには大きく知られるところで「1型」と「2型」の結晶形がある。 〇先発医薬品であるプラビックスは「2型」を原薬として使用している。 〇先発医薬品メーカーであるサノフィは、「2型」の”結晶特許”を保有しており、 2024年まで有効である。 〇「1型」と「2型」の違いは、溶出性と安定性において変わるとされる。し かしながら、溶解度が高い化合物では結晶系の違いにおいて差はほとんど出 ない。 〇よって、生物学的同等性や安定性試験ももちろんクリアしている事から、結晶 多形による影響は無視できる。 〇次に、サノフィーは『2型の結晶特許』を取得している事から、「2型」を使用し ているAGを除いたジェネリックメーカーについて、法的手段に訴える場合がある。 (よって各ジェネリックメーカーがどちらの結晶形を使用しているのか、公表はしない と思われる。添付文書記載の融点で推測できるものの不明確。) 〇最悪の場合、サノフィーが法的手段に訴えた結果、供給中止になるメーカーが出てく る可能性がある。 〇実は「2型」原薬をサノフィーがジェネリックメーカーに売ることで、法的問題をクリアして いるジェネリックメーカーも数社存在する。 〇以上から、今後サノフィーの方針としてどのような判断・行動をするのかがポイン トであると思われる。 ・結晶特許が切れるまでは、たとえシェアが減ったとしても、「2型」原薬のジェ ネリックメーカーへの販売利益が発生ので良しとするのか。 ・今は数社であるが、「2型」原薬のジェネリックメーカーへの販売を強く推し進める のか。 ・「2型」原薬を購入せず、「2型」原薬使用を察知した場合、当該ジェネリックメー カーを強硬に訴えるのか。 ①50㎎規格をあらたに加えたメーカーを高く評価する。 ⇒「TCK」「タナベ」「EE」「KN」「サワイ」「明治」 ②イベントにより服用を一時中止する可能性のある薬剤であるため、PTPに「抗血 小板剤」等の表記や、錠剤に製剤名が印字されている方が良いと思われる。 ⇒「EE」「KN」「サワイ」 (ここまでの選考で漏れてしまったメーカーではあるが、「KOG」による※1表記や、 「杏林」による※2表記は、評価されるべき工夫である。確かにPTPシートを切った 場合文章がわからなくなるという意見もあるかもしれないが、『何もやらない』より かは格段に良い。) ③更に包装のラインナップから、「サワイ」に決定。 ④しかしながら、プラビックスの現在の適応症の割合において、ジェネリックメー カーが使用できない適応症の割合があまりにも大きい。 (AG:約10%、他ジェネリックメーカー:約40~50%) ⑤以上から、今現在の状況においてはAG製品である「SANIK」を採用とする。 ただし、適応取得に差がなくなった場合、現時点では「サワイ」を勧める事とする。 ※今までのAG製品にも言える事だが、ただ単に先発品と同じ包装や規格で発売 するだけではなく、新たな規格発売やその他工夫をするべきであると強く申し添え る。 2015.6.18 とくりん薬局 3 資料作成日:2015.6 資料更新日:2015.6 担当:砂川 智樹 牧野 唯右
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