エア・ウォーター農園・安曇野菜園向けエネルギーセンター稼働開始について

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2016年5月24日
エア・ウォーター株式会社
(証券コード 4088)
東証一部・札証
エア・ウォーター農園・安曇野菜園向けエネルギーセンター稼働開始について
エア・ウォーター株式会社(以下:エア・ウォーター、代表取締役会長・CEO 豊田昌洋)は、当社の農
業事業を担う農業生産法人 株式会社エア・ウォーター農園の安曇野菜園(以下:安曇野菜園)敷地内に
おいて、野菜栽培用エネルギーの供給を目的に、地域の木質バイオマスを活用するガス化コージェネレー
ション設備を導入したエネルギーセンターの稼働を、本日より開始いたしました。
これにより、安曇野菜園への温水供給を行うことで栽培におけるエネルギーコストの削減を図ってまい
ります。また、来年度より、燃焼過程で副生される二酸化炭素を安曇野菜園内のトマトの光合成のために
利用していく予定です。ガス化後に発生する木炭については、木材チップの乾燥用エネルギーとして利用
するとともに、さらに一部は当社のグループ会社であるエア・ウォーター・エコロッカ株式会社(本社、
工場:長野県長野市)において、リサイクル木材とリサイクルプラスチックの複合材である、環境建材「エ
コロッカ」の製造原料の一部として活用を検討してまいります。
以上のように同センターは、熱、電気、木炭、二酸化炭素など、未利用木材から得た貴重な資源を、余
すことなく活用するとともに、究極の循環を生み出す新しいビジネスモデルをスタートいたします。当社
は同事業を通じて、持続可能な農業事業の推進、森林資源の有効活用を通じた地域振興、さらには地域の
安定した雇用創出に貢献してまいります。
尚、このコージェネで同時に得られる電力は、売電することによりエネルギーセンターの運転費用に充
当することで持続可能とし、さらには松くい虫の被害を受けた長野県内の未利用木材もチップ化し本セン
ターにて活用してまいります。
<エネルギーセンター概要>
(1) 名
称:安曇野バイオマスエネルギーセンター
(2) 建築概要:建築面積 / 2,109 m2 (エネルギー棟、チップ工場棟、管理棟)
(3) 設備概要:
①
エネルギー設備:木質バイオマス・ガス化コージェネレーション設備
および 木質チップ加工設備
②
設 備 能 力:熱出力 / 3,800 kW、発電出力 / 1,900 kW
③
使 用 燃 料:未利用材 2~3 万トン/年(林野庁ガイドラインに基づく由来証明書付)
以上
【本件に関するお問合せ先】
◇ エア・ウォーター株式会社 広報・IR室
〒542-0081 大阪市中央区南船場2丁目12番8号
TEL.06-6252-3966 / FAX.06-6252-3965