はじめに - 立教大学

はじめに
ようこそ、立教大学へ!
立教大学には、池袋、新座の 2 つのキャンパスに加えて、もう 1
つネットのキャンパスとして、
立教バーチャルキャンパス
「Rikkyo
V-Campus」があります。
この「V-Campus 利用ガイドブック 2013」では、バーチャルキャ
ンパスを活用するために必要な知識や準備、基本的な操作につい
てまとめました。インターネットや学内のイントラネット、コン
ピュータ教室などを、安心して、安全に使うために知っておきた
いことをまとめています。日常の利用のヒント集として活用して
ください。
立教大学では、立教学院創立 125 周年記念事業のひとつとして、
1999 年度からインターネット環境を大幅増強し、立教バーチャル
キャンパス(Rikkyo V-Campus)を構築しました。その後も、機
能やサービスを強化し、ますます充実しています。
時代にふさわしい最新の情報環境を提供しています。学習や研
究に、仲間とのコミュニケーションに、情報化時代における新し
い「もうひとつのキャンパス」として、バーチャルキャンパスを
活用してください。
目 次
基本編
第 1 章 V-Campus を知ろう ······································ 1
1-1 V-Campus とは ············································· 2
1-2 V-Campus SPIRIT から始める························· 9
第 2 章 V-Campus ID の使い方 ··································· 11
2-1 V-Campus を利用するための証明、
V-Campus ID とパスワード ············· 12
第 3 章 SPIRIT Gmail の使い方 ··································· 21
3-1
3-2
3-3
3-4
SPIRIT Gmail を使う ··································· 22
メールエイリアスを設定する ························· 30
メール(SPIRIT Gmail)をもっと便利に使う · 34
携帯電話またはスマートフォンで
SPIRIT Gmail を確認する··············· 44
3-5 メーリングリストを使う································ 45
3-6 メーリングリストを作る································ 47
第 4 章 ホームディレクトリの使い方································ 57
4-1
4-2
4-3
4-4
4-5
ホームディレクトリの使い方 ························· 58
学外からホームディレクトリにログインする···· 63
学外の人にファイルを渡す(Web 公開) ········· 65
学外の人からファイルを受け取る(受取フォルダ)····· 68
ホームページの作成 ······································ 72
第 5 章 授業でのコンピュータの使い方 ····························· 93
5-1
5-2
5-3
5-4
5-5
学内のパソコン教室へようこそ ······················ 94
パソコンの基本操作 ···································· 100
授業用フォルダを知っておこう ···················· 105
学生向けノートパソコンの貸し出しについて·· 107
ラーニングスペースを利用する ·····················112
活用編
第 1 章 無線 LAN の使い方 ······································· 1
1-1 学内無線 LAN を利用する ······························· 2
第 2 章 個人用サイトの使い方 ···································· 11
2-1 個人用サイトとは ········································· 12
第 3 章 自宅から V-Campus を使うには ···························· 15
3-1 インターネットと
イントラネットの違いを知る············ 16
3-2 学内イントラネットへアクセスする ················ 18
第 4 章 最新 OS とアプリケーションソフトの使い方 ··················· 27
4-1 教育機関向け総合ライセンス契約とは ············· 28
第 5 章 スマホや携帯電話から使うには ···························· 31
5-1 SPIRIT Mobile を利用する ···························· 32
情報編
第 1 章 インターネットと情報セキュリティを理解する··················· 1
1-1 インターネットの危険性を知る ························ 2
1-2 学内のセキュリティ対策について ····················· 7
第 2 章 情報倫理を守る ········································· 11
2-1 ネットでのルールとマナーについて ················ 12
2-2 電子メールのルールとマナー ························· 16
2-3 メーリングリストやホームページ、
電子掲示板のルールとマナー············ 20
2-4 セクシャル・ハラスメントに留意する ············· 23
2-5 プライバシー、個人情報を守る ······················ 24
2-6 インターネットと著作権について ··················· 27
2-7 立教大学における個人情報の取扱について······· 28
2-8 立教大学情報倫理規程··································· 31
2-9 コンピュータ(インターネット)
利用の際に関わる法律····················· 34
2-10 「立教大学 ソーシャルコンピューティング・
ガイドライン」について·················· 37
2-11 立教大学 ソーシャルコンピューティング・
ガイドライン ································· 39
困ったときには
第 1 章 Q&A ··················································· 1
1-1 V-Campus に関する FAQ(よくある質問集) ···· 2
1-2 デジタル世界の著作権に関する Q&A ·············· 11
資料編
規定 ··························································· 1
立教 V-Campus 利用規約 ········································ 2
基本編
第1章 V-Campus を知ろう
1-1 V-Campus とは
1-2 V-Campus SPIRIT から始める
第2章 V-Campus ID の使い方
2-1 V-Campus を利用するための証明、
V-Campus ID とパスワード
第3章 SPIRIT Gmail の使い方
3-1
3-2
3-3
3-4
SPIRIT Gmail を使う
メールエイリアスを設定する
メール(SPIRIT Gmail)をもっと便利に使う
携帯電話またはスマートフォンで
SPIRIT Gmail を確認する
3-5 メーリングリストを使う
3-6 メーリングリストを作る
第4章 ホームディレクトリの使い方
4-1
4-2
4-3
4-4
4-5
ホームディレクトリの使い方
学外からホームディレクトリにログインする
学外の人にファイルを渡す(Web 公開)
学外の人からファイルを受け取る(受取フォルダ)
ホームページの作成
第5章 授業でのコンピュータの使い方
5-1
5-2
5-3
5-4
5-5
基本編
学内のパソコン教室へようこそ
パソコンの基本操作
授業用フォルダを知っておこう
学生向けノートパソコンの貸し出しについて
ラーニングスペースを利用する
0
基本編
基本編 第 1 章
V-Campus を知ろう
「V-Campus」は、立教大学が学生、教員、職員に向けて提供し
ているインターネット環境の総称です。世界につながっているイ
ンターネットと、学内だけのイントラネットの両方を備えた、も
うひとつのキャンパスとして、安全に安心してインターネットを
利用できます。学習や研究に、コミュニケ-ションに、グループ
ワークに使える、V-Campus について紹介します。
基本編
1
第1章
V-Campus SPIRIT を知ろう
1-1 V-Campus とは
■情報化社会とインターネット
履修届けを出す、休講情報を確認する、友だちとメールをやりとりする、
レポートをまとめてゼミの先生にネットで提出する…。
立教大学の学生は、パソコンやケータイを使ってさまざまな情報にアクセ
スし、それらを活用しています。
現代社会は情報化社会がインターネットによってさらに進展し、人々の生
活スタイルやコミュニケーションの方法を変えています。
立教大学ではこうした社会の変化に対応し、学生生活を充実したものにす
るために、インターネット環境の整備を早くから行ってきました。1999 年 4
月より立教バーチャルキャンパス(Rikkyo Virtual Campus)、略称
V-Campus の運用を開始しています。
毎年、新たな機能を追加し、使いやすさや利便性を高めています。情報を
守り、安心して使うためのセキュリティについても配慮されています。
V-Campus について理解し、より良く利用するために、このガイドブック
が制作されています。
外出先からも
基本編
2
基本編
■インターネットを使いこなすために
世界中に蜘蛛の巣のように張り巡らされた、
ネットワークのネットワーク。
それがインターネットです。
誰かが集中管理しているのではなく、
「自律・分散・協調」の精神でコン
ピュータ同士がつながり、運用されています。誰もがつながり、情報を発信
できるオープンな自由さと同時に、主体的な使い方が求められます。
何ができるのか、何をすると危険なのかを知って使いこなしましょう。
V-Campus においても同様です。
■V-Campus でできること
V-Campus は、
「インターネット」と「イントラネット」の技術を利用し
ている「もうひとつのキャンパス」です。
イントラネットとは、インターネット技術を使った組織内に限定したネッ
トワークのことです。V-Campus では立教大学の学生と教職員だけがアクセ
スできるので、外部に情報が漏れることがなく、安心して、安全にネットワー
クを利用できるのが便利な点です。
また、V-Campus では、インターネットやイントラネットにつながったパ
ソコンから情報を引き出したり、
整理するだけではなく、
情報を発信したり、
1対1、あるいはグループでコミュニケーションするためのさまざまなサー
ビスが用意されています。
学生、教職員ならば、誰もが自由に利用できるようになっています。
V-Campus SPIRIT:https://spirit.rikkyo.ac.jp/
または、次のようにクリックしていきます。
立教大学ホームページ
基本編
在学生の方
Rikkyo V-Campus SPIRIT トップページ
3
第1章
V-Campus SPIRIT を知ろう
●学生生活でメールを活用するなら
メールは連絡手段として、欠かせないコミュニケーションツールです。携
帯メールや、無料で取得できるフリーメールなど、様々なメールサービスが
あります。
SPIRIT Gmail は、学生生活や就職活動にあたってメールを快適に、便利
に、そして安全に利用できるよう配慮されたメールサービスです。
●いつでも、どこからでも情報にアクセス
SPIRIT Gmail はインターネットに接続されたパソコンのある環境であれ
ば、いつでも、どこからでも利用できます。学内のパソコン教室や研究室な
どはもとより、自宅や外出先からもアクセスが可能です。
基本編
4
基本編
■V-Campus の主なサービス
V-Campus には、SPIRIT(スピリット)という名称で展開しているサー
ビスがあります。SPIRIT は、St Paul’s Personalized and Integrated
Resources built on Information Technology の略で、この意義と目標に基づ
き、学生、教員、職員のコミュニケーションをサポートするグループウェア
やメールサービス「SPIRIT Gmail」が提供されています。
また、授業支援システム「Blackboard」や「CHORUS(コーラス)
」
、各
種設定としてユーザ情報の管理やパスワード変更などを行う「アカウント設
定」機能等があります。
その他にも、学内情報の提供を行っています。
*記載されているのは主要サービスであり、全てのサービスではありません。
基本編
5
第1章
V-Campus SPIRIT を知ろう
SPIRIT(スピリット)
・SPIRIT Gmail
V-Campus の Web メールサービスです。立教大学独自のドメイン
「rikkyo.ac.jp」で利用することができます。
Blackboard/CHORUS(コーラス)
時間や場所にとらわれず、教材や授業内容の閲覧や、予習・復習・レポー
トの提出等が行えます。
V-Campus システムメニュー
・メーリングリスト管理・作成
新規メーリングリストの作成、既存メーリングリストの管理が行えま
す。
・V-Campus Web 設定
作成したホームページのアクセス制限や別名設定等を行うことができ
ます。
・アカウント設定
登録されているあなたの情報について、確認・変更できる機能です。
E ラーニング
・サイバーラーニング
講義レジュメを公開しているウェブサイトです。
・Rikkyo English Online (REO)
インターネット上で行える、英語自習システムです。
・ALC NetAcademy
全学共通カリキュラムの R&L を受講している学生を対象とした、英語
学習システムです。
・WebClass
情報倫理、Microsoft Office2010 等といった自習教材を、インターネッ
ト上で学習できます。
基本編
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基本編
情報掲載
V-Campus SPIRIT は大学からのさまざまな連絡や、教職員、学生のた
めの情報共有のツールとして、活用されています。
学生向けメニュー
・休講情報(学内閲覧)
・履修登録・成績参照
・立教大学図書館
・ボランティアセンター
・チャプレンからのことば
・社会情報教育研究センター
・Apple Store Rikkyo(学内閲覧)
・V-Campus について
教職員向けメニュー
・教職員のメールアドレス取得について
・教室・施設・機器・機材の利用について
・会議室予約(学内閲覧)
・授業評価アンケート所見票
・立教学院教職員名簿(学内閲覧)
・立教大学諸規程集(学内閲覧)
・社会情報教育研究センター
・Apple Store Rikkyo(学内閲覧)
基本編
7
第1章
V-Campus SPIRIT を知ろう
■携帯電話やスマートフォンからもさまざまな情報が確認できます
V-Campus では、対象を立教大学の学生と教職員に限定した携帯電話の情
報サービス「立教 Mobile V-Campus」を用意しています。自宅や出先などか
らも、いつでもアクセスすることができます。また、スマートフォン向けア
プリケーション「SPIRIT Mobile」も提供しています。
詳しくは、
「活用編 第 5 章」を参照してください。
■利用資格
立教大学では、教職員と在学生のすべてに V-Campus の利用資格が与えら
れます。
教職員と在学生は、学内のパソコンから快適に電子メールをはじめとする
インターネットとイントラネットの各種サービスを利用できます。学内から
の利用については、費用は一切かかりません。
基本編
8
基本編
1-2 V-Campus SPIRIT から始める
■V-Campus SPIRIT とは
「V-Campus SPIRIT(スピリット)
」とは、学内の情報共有を活発にし、
立教大学の学生、教員、職員のコミュニケーションを支援するためのサービ
スです。ここでは、Web メールなどが利用できる、SPIRIT Gmail を提供し
ています。
2012 年 4 月 1 日から V-Campus の入り口であるポータルサイトの
V-Campus は、SPIRIT へと名称が変わりました。SPIRIT(旧 V-Campus
SPIRIT)は立教大学のインターネット上のキャンパスである V-Campus の
サービスを利用するための入り口(ポータルサイト)になります。
■SPIRIT
「SPIRIT」とは、Microsoft が提供する SharePoint 2010 を利用したグルー
プウェアです。
グループウェアとは情報共有のためのソフトウェアのことで、
小グループから学内全体まで活用することができます。
SPIRIT のトップページは利用する人によって異なります。利用する人に
合わせた、お知らせ、予定表、掲示板等のサービスが提供できるようになり
ます。
その他に、ユーザー自身は個人用サイトが用意され、自身の予定や、ToDo
の管理をしたり、自宅と大学で利用するためのファイルサーバーとして利用
したり、Web サイトやブログを公開したりすることができます。
基本編
9
第1章
V-Campus SPIRIT を知ろう
基本編 第2章
V-Campus ID の使い方
V-Campus を利用できるのは、V-Campus の ID を持った立教大
学の学生と教員、職員だけです。ID とパスワードで、許可され
た人だけがアクセスできるように、セキュリティが保たれていま
す。この章では、V-Campus の ID の仕組みとパスワードについ
て解説します。
基本編
10
基本編
2-1 V-Campus を利用するための証明、
V-Campus ID とパスワード
■ID とパスワードは大切な自己証明
V-Campus を利用するには、ID とパスワードが必要です。学生には、
V-Campus を利用するための V-Campus ID とパスワードが発行されます。
V-Campus ID とパスワードは、V-Campus にアクセスし、各種のサービ
スを利用する際、間違いなくあなたであることを証明する大切なものです。
学生証と同じくらい大切なものですから、以下のポイントを守り、自分でき
ちんと管理し、利用しましょう。
 人に ID を貸さない、借りない
 紛失した時は、メディアセンターで再発行してもらう
■V-Campus ID について
V-Campus ID には、学生番号をそのまま使います。8 桁の数字とアルファ
ベットで構成され、一人にひとつ発行される、固有のものです。
ID の例
00 ab 123x
入学年度
基本編
学部・学科
11
番号
第2章
V-Campus ID の使い方
■V-Campus ID とパスワードの仕組み
V-Campus では、大学のパソコンを利用したり、学外から V-Campus にア
クセスするために、V-Campus ID とパスワードを利用します。また、様々
な個人情報の開示の際に本人の認証のためにも V-Campus ID とパスワード
を使います。
V-Campus ID とパスワードの正しい使い方を理解しておきましょう。
●V-Campus ID とパスワードの発行
V-Campus ID とパスワードは、入学時に学生証と一緒に配布されます。
パスワードについては、以下の場所で学生証を提示して、再発行を受けるこ
ともできます。
池袋キャンパス : 8 号館 4 階 メディアセンター事務室カウンター
新座キャンパス : 8 号館 2 階 メディアセンター事務室カウンター
また、パスワードを忘れた時のために「予備のメールアドレス」
(
「基本編」
P.18 参照)を登録しておくとよいでしょう。
●パスワードの管理は自己責任できちんと
V-Campus ID とパスワードは、プライバシーとセキュリティを守るため
に使うものですから、第三者に悪用されないよう、自分で責任をもって管理
しましょう。パスワードは定期的に変更し、大切に管理してください。
パスワードは、ホームページのアップロードや履修状況確認など自分だけ
の情報(プライバシー)を見る際に利用するもので、携帯電話情報サービス
(Mobile V-Campus)からのアクセスにも利用します。重要なパスワードで
すから、特に扱いに注意してください。このパスワードを第三者に盗用され
ると、電子メールを勝手に読まれたり、ホームページを書き換えられてしま
うこともあります。
基本編
12
基本編
■V-Campus ID で利用できるサービス
V-Campus ID は、授業やゼミのほか、各種の教務関連情報を確認するた
めにも利用します。主に、次のような時に利用します。
・V-Campus
1)SPIRIT
2)SPIRIT Gmail
3)Blackboard/CHORUS
4)アカウント設定
5)Web 設定
6)メーリングリスト設定
7)パソコン教室利用
8)無線 LAN
9)Mobile V-Campus 利用登録
10)SPIRIT Mobile
・英語教材
1)Rikkyo English Online(REO)
2)ALC Netacademy
3)英語ディスカッション
・Eラーニング
1)WebClass
・図書館関連
1)MyLibrary
・教務関連
1)履修登録状況
2)履修登録/成績参照
3)休講情報
・学内イントラネットへのアクセス
・キャリア支援
1)立教時間
基本編
13
第2章
V-Campus ID の使い方
パスワードを盗用されたかどうか確かめる方法
次のような現象がおきていないか確認しましょう。
・読んだ記憶のないメールが読まれている
・設定を変えていないのに、急にログイン、アクセスができなくなった
・ホームページの内容が書き換えられている
このような場合は、パスワードが第三者に盗用されている場合があります。ただちにパ
スワードを変更し、必要に応じてメディアセンターに相談しましょう。
正しいパスワードの付け方
パスワードには、6~16 文字までの英数字と記号を使います。パスワードは自分の情報
に鍵をかける重要なものですから、厳重に管理するのはもちろんのこと、見破られにくい
パスワードを設定するようにしてください。
パスワードのよくない例を挙げておきます。
1)自分の名前をそのまま使う
例
masahiko
×
2)大学名をそのまま使う
例
rikkyo
×
3)指導教授の名前をそのまま使う
例
hidemitsu
×
4)辞書にある語を組み合わせる
例
starmoon
×
1)
、2)
、3)は、パスワード破りを目的とする人(クラッカー)が最初に試してみる
ものです。4)は単語辞書を自動的に組み合わせてパスワードを生成して試す「パスワー
ド破りのソフトウェア」にひっかかります。
自分の身を自分で守るために、パスワードを随時変更することはもちろん、次の条件を
満たすパスワードを設定するようにしてください。
・ 大文字と小文字を適当に混在させること
・ 必ず記号を含めること
・ 人の名前や一般的な英単語を用いないこと(これらと数字の組み合わせも)
・ 英単語 + 数字(1 桁)を使わない
・ 連続した文字(zzzzz)や言葉の逆読み (tarou → uorat)も使わない
自分で何らかのルールやラッキーナンバーを決め、その数字とルールの組み合わせでパ
スワードを変更するのも良い方法です。
基本編
14
基本編
■パスワードを変更する
1.V-Campus ホームページにアクセスし、
[V-Campus ID について]を
クリックしてメニューを開き、
[V-Campus アカウント設定ログイン]
をクリックします。
V-Campus SPIRIT トップページ:https://spirit.rikkyo.ac.jp/
または、次のようにクリックしていきます。
立教大学ホームページ
在学生の方
Rikkyo V-Campus SPIRIT トップページ
SPIRIT Gmail
2.ログイン画面が表示されたら、
[V-Campus ID]と[Password]を入力
して、
[Go]をクリックします。
基本編
15
第2章
V-Campus ID の使い方
3.トップページが表示されます。
4.左メニューの[パスワード変更]をクリックします。
*パスワードの設定には以下の条件があります。
・6 文字以上 (16 文字未満)
・英字及び数字がそれぞれ一文字以上利用されていること
5.新しいパスワードを入力し、
[SAVE]をクリックすると、パスワード変
更は完了です。
基本編
16
基本編
■パスワードを忘れた時のために
1.
[V-Campus アカウント設定]の左メニューから、
[プロファイル編集]
をクリックし、予備のメールアドレスを登録しておきます。
2.パスワードを忘れてしまった場合は、[パスワード再設定]ページを開き、
[V-Campus ID パスワード再設定]ボタンをクリックします。
パスワード再設定:
https://idm.rikkyo.ac.jp/password_remind/application/index.action
または、次のようにクリックしていきます。
立教大学ホームページ
在学生の方
Rikkyo V-Campus SPIRIT トップページ
V-Campus ID について
基本編
17
パスワード再設定
第2章
V-Campus ID の使い方
3.パスワード再申請画面で V-Campus ID を入力し、
[送信]ボタンをクリ
ックします。上記で登録した予備のメールアドレス宛にパスワードの再
発行用 URL が送付されますので、再発行を行ってください。
■パスワードがわからないときは
2004 年度以降入学の学生には、学生証交付時に同時に通知しています。
大学または大学院に 2003 年度以前に入学した学生の場合、SPIRIT につい
ては、これまで電子メールを読み書きする際に利用していたパスワードが利
用できます。パソコン教室のパソコンについては、これまで利用していたパ
スワードが利用できません。
初回利用時のみ池袋メディアセンター
(池袋キャ
ンパス 8 号館 4 階)
、または新座キャンパスメディアセンター(8 号館 2 階)
にて、手続きをしてください。
基本編
18
基本編
■卒業後の V-Campus ID の取り扱い
卒業後の V-Campus ID やメールアドレス及びメーリングリストの取り扱い
は次のとおりです。
・メールアドレスは卒業後も利用できます。
・個人で作成したホームページ、ホームディレクトリ、その他のデータは削
除されます。
・卒業生が管理者になっているメーリングリストを継続利用される場合は、
在学生の方に管理を引き継いでください。
・パソコン教室の利用もできなくなります。
◆ 注意! ◆
大学院へ進学する方は学生番号が変わりますので「卒業」扱いとなります。4 月中に新学生番
号のアドレスへ切り替えてください。
基本編
19
第2章
V-Campus ID の使い方
基本編 第3章
SPIRIT Gmail の使い方
V-Campus の利用者は、メールアドレスも用意されますので、
メールを利用することもできます。SPIRIT Gmail と呼ばれる、
Gmail の仕組みを利用した Web メールです。いつでも、どこか
らでも自分のメールボックスにアクセスし、メールを送受信でき
ます。ここでは SPIRIT Gmail の使い方を説明します。
基本編
20
基本編
3-1 SPIRIT Gmail を使う
■メールアドレスの仕組み
●自分のメールアドレスを確かめる
V-Campus では、V-Campus ID を利用したメールアドレスが、一人ひと
りに用意されています。メールアドレスとは、電子メールの利用者を識別す
るための宛名にあたるものです。
V-Campus では、V-Campus ID にドメイン名を組み合わせた以下のよう
なメールアドレスが配布されます。
メールアドレスの例
[email protected]
電子メールを受信したい時は、自分のメールアドレスを相手に伝えましょ
う。メールアドレスは名前と住所のようなものですから、正確に指定しない
と届きません。
電子メールが送れるようになったら、自分の正確なメールアドレスを確か
めるために、まず自分宛にメールを送ってみましょう。
基本編
21
第3章
SPIRIT Gmail の使い方
■SPIRIT Gmail を使う
「SPIRIT Gmail」は、V-Campus の Web メールサービスです。米グーグ
ル社の製品である「Gmail 」をベースに、立教大学独自のドメイン
「rikkyo.ac.jp」で利用できるようになっています。
メールサーバにメールを残す設定となっているので、どこからアクセスし
ても常に同じメールボックスやアドレス帳の内容を確認できます。メール
サーバの容量はほぼ無制限な上、メールが大量にあっても、古いメールから
探したいメールを簡単に検索することができます。
ブラウザを使って電子メールを送受信できるほか、自分のパソコンのメー
ルソフトで送受信することも可能です。
基本編
22
基本編
■SPIRIT Gmail へのログイン
1.V-Campus ホームページにアクセスし、
Gmail]をクリックします。
[SPIRIT
V-Campus SPIRIT トップページ:https:// pirit.rikkyo.ac.jp/
または、次のようにクリックしていきます。
立教大学ホームページ
在学生の方
Rikkyo V-Campus SPIRIT トップページ
SPIRIT Gmail
2.ログイン画面が表示されたら[V-Campus ID]と[パスワード]を入力
し、
[Sign in]をクリックします。
初回ログイン時の認証画面
初めて SPIRIT Mail を利用する時は、表示されている画像を文字列として入力する認証画面
が出てきます。表示されている文字列を入力し、[同意します。アカウントを作成します。]をク
リックしてください。
基本編
23
第3章
SPIRIT Gmail の使い方
■メールの受信と返信
1.SPIRIT Gmail にログインします。
受信トレイが開いている画面が表示されます。
*送られてきたメールは、既に受信トレイに入っています。
2.読みたいメールをクリックします。
*メールは、左から「送信者」
「タイトル」
「内容の一部」
「送信時刻」の順で表示
されています。どこをクリックしても、メールの本文が表示されます。
3.メールの本文が表示されます。返信するには、
[返信]をクリックします。
基本編
24
基本編
4.本文を入力して、
[送信]をクリックします。
基本編
25
第3章
SPIRIT Gmail の使い方
■メールの新規作成と送信
1.
[メールを作成]をクリックします。
2.
[To]に宛 先 、[件名]にメールのタイトルを入力し、メッセージの内
容を入力して[送信]をクリックします。
*初回ログオン直後は本文入力欄の形式が「リッチテキスト形式」に設定されてい
ます。リッチテキスト形式で作成されたメールを正しく表示されないメールソフ
トもありますので、
「テキスト形式」をクリックして設定を変更してください。
基本編
26
基本編
■送信先の確認
宛先には、
[To]の他に、
[Cc]や[Bcc]と書かれている欄があります。
それぞれの欄の意味について簡単に説明します。
 To
メールの宛先を入力する欄です。
[To]では、複数のメールアドレスを指定することが出来ます。複
数のメールアドレスを指定する場合は、カンマ「,」でメールアドレ
スを区切ります。
 Cc
本来の送付先ではないが、関係者に対して、参考までに情報を通知
したい人のアドレスを入力します。
[To]に指定した人にも、
[Cc]
に誰が入っているか(誰に送信しているか)が分かります。
 Bcc
受信者間でお互いのアドレスと名前がわからないようにする場合に
入力します。
[Cc]
と似ていますが、
[Bcc]
に入力したアドレスは
[To]
や[Cc]に指定した人からは確認できず、誰に送信したのか分かり
ません。
基本編
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第3章
SPIRIT Gmail の使い方
●宛先入力欄を表示する
1.メールの作成画面を表示します。
[Cc]を入力する場合は、
[To]欄の下の[Cc を追加]を選択します。
[Bcc]を入力する場合は[Bcc を追加]を選択します。
Cc を追加する場合
Bcc を追加する場合
2.入力欄が表示されます。
基本編
28
基本編
3-2 メールエイリアスを設定する
■メールエイリアス(別名)とは
V-Campus では、V-Campus ID を利用したメールアカウントが配布され
ますが、00ab123x のような英数字は覚えにくく、間違えやすいので、この
英数字に対してもっとわかりやすい名前をつけることができるようになって
います。この、自分で付けるわかりやすい別名のメールアカウントを「メー
ルエイリアス(alias)
」といいます。
たとえば、
「[email protected]」というメールアカウントに対して、
「[email protected]」というように、
「taro」を V-Campus ID のメールエイ
リアス(別名)として使うことができます。
・初期メールアカウント(V-campus ID を利用)
00ab123x @rikkyo.ac.jp
・メールエイリアス(別名)
taro @rikkyo.ac.jp
1 つのメールアカウントに対してエイリアス(別名)を設定することによ
り、状況や用途に応じてメールアドレスを使い分けることができます。
基本編
29
第3章
SPIRIT Gmail の使い方
■メールエイリアスを追加する
1.V-Campus ホームページにアクセスし、
[V-Campus ID について]を
クリックしてメニューを開き、
[V-Campus アカウント設定ログイン]
をクリックします。
V-Campus アカウント設定:https://idm.rikkyo.ac.jp/webmtn/LoginServlet
または、次のようにクリックしていきます。
立教大学ホームページ
在学生の方
Rikkyo V-Campus SPIRIT トップページ
V-Campus ID について
アカウント設定ログイン
2.ログイン画面が表示されたら、
[V-Campus ID]と[パスワード]を入
力して、
[ログイン]をクリックします
3.メニュー画面で[プロファイル編集]をクリックします。
基本編
30
基本編
4.
[メールエイリアス rikkyo.ac.jp]タブをクリックします。
任意のメールエイリアス(別名)を入力し、その下の[有効]チェック
ボックスにチェックを入れ、
[SAVE]をクリックします。
5.Web ページからメッセージが表示されたら[OK]をクリックします。
基本編
31
第3章
SPIRIT Gmail の使い方
6.エイリアスの登録が完了します。
*既に登録済みのメールエイリアスは追加することができません。
*メールエイリアスの追加は、最大 5 つまで可能です。メールエイリアスには
「a」~「z」
、
「A」~「Z」
、
「0」~「9」
、
「_ 」(アンダースコア)、
「. 」
(ドッ
ト)、
「-」
(ハイフン)のみ使用可能です。また、既に登録済みのメールエイリ
アスは追加することができません。
*一度追加したメールエイリアスの変更・削除はできません。無効化することは可
能ですが、再利用による誤配信対策のため、追加可能なアドレス最大 5 つのうち
1 つを消費します。
基本編
32
基本編
3-3 メール(SPIRIT Gmail)をもっと便利に使
う
■送信者アドレスを変更する
SPIRIT Gmail では、送信者(自分)のメールアドレスを、自分が所有し
ている別のアドレスに変更してメール送信することができます。ここではそ
の設定を説明します。
1.SPIRIT Gmail にログイン後、
[設定]をクリックし、
[メール設定]を
選択します。
2.
[アカウント]タブをクリックし、
[メールアドレスを追加]をクリック
します。
基本編
33
第3章
SPIRIT Gmail の使い方
3.別ウィンドウが開きます。送信元にしたい別のメールアドレスを入力
し、
[次のステップ]をクリックします。
[確認メールの送信]をクリックします。
4.確認画面が表示されたら、
5.確認コードの入力画面が表示されます。何もせずにこのまま待ちます。
基本編
34
基本編
6.数分待ってから、親ウィンドウの[受信トレイ]をクリックして、新着
メールを確認します。
「立教大学からのご確認」というメールが届いたら、クリックして本文
を開きます。
*いつまでたってもメールが来ない場合は、
「別のメールアドレスを追加」画面の
[メールの再送信]をクリックします。
7.本文中のリンクをクリックするか、確認コードを「別のメールアドレス
を追加画面」に入力すると、追加したメールアドレスが送信元アドレス
として登録されます。
基本編
35
第3章
SPIRIT Gmail の使い方
8.確認完了画面が表示されます。
[アカウント]タブを
9.SPIRIT Mail 画面右上の[設定]をクリックし、
選択します。
10.
[デフォルトの返信モードを選択]の[メールを受信したアドレスから
返信する]を選択します。
11.新規メール作成時及びメールの返信時に、追加したメールアドレスも
送信者アドレスとして選択できるようになります。
基本編
36
基本編
■転送設定をする
SPIRIT Gmail では、受信したメールを他のメールアドレスに転送させ
ることができます。
1.SPIRIT Gmail にログイン後、
[設定]をクリックし、
「メール設定」を
選択します。
2.
[メール転送と POP/IMAP 設定]タブをクリックします。
3.
[転送先アドレスを追加]をクリックし、転送先のメールアドレスを入力
して、
[次へ]をクリックします。
基本編
37
第3章
SPIRIT Gmail の使い方
4.
[続行]ボタンをクリックします。
5.
転送先アドレスにメールが届きます。
本文中のリンクをクリックするか、
確認コードを入力すると転送先のアドレスとして登録されます。
6.設定画面の「受信メールを~」のチェックボックスにチェックを入れま
す。
*[立教大学のコピーを受信トレイに保存]は変更せず、そのままにしておきます。
7.
[ 変更を保存 ]ボタンをクリックします。
基本編
38
基本編
■スパムメール隔離ボックスについて
SPIRIT Gmail 宛に送られてくるメールの中には、スパム(迷惑)メールと
して、
「隔離ボックス」と呼ばれる領域に取り除かれるものがあります。
これらについては、送信者及び受信者への通知がありません。そのため、万
が一、スパムではないメールが隔離ボックスに入ってしまった場合、各自で
確認していただくことになります。
「自分宛に送信されたはずのメールが届いていない」
などといった場合には、
この作業をお願いいたします。
なお、スパムメールが隔離ボックスに保存されている期間は、3 ヶ月間です。
3 ヶ月を過ぎますと自動的に削除されますのでご注意ください。
●隔離ボックス操作方法
1.隔離ボックスのページへ移動します。
隔離ボックスログイン画面:
https://wspam.rikkyo.ac.jp:83/login
または、次のようにクリックしていきます。
立教大学ホームページ
在学生の方
Rikkyo V-Campus SPIRIT トップページ
メールについて
迷惑メール隔離ボックスについて
2.ログイン画面が表示されたら、V-Campus ID とパスワードを入力して
ログインします。
3.ログイン後、画面が表示されるまでに少し時間がかかります。ログイン
ボタンを何度も押したりせず、お待ちください。
基本編
39
第3章
SPIRIT Gmail の使い方
4.隔離されたメールが一覧で表示されます。
「クイック検索」や「詳細検
索」で、探しているメールを検索します。
*隔離メールが無い場合は何も表示されません。
5.メールを通常の受信ボックスに移動します。左上のプルダウンメニュー
で「解放」を選択します。
6.該当するメールにチェックを入れて、
「実行」ボタンを押します。
基本編
40
基本編
7.
[選択したメールを隔離から解放しますか]という表示されたら、
[解放]
をクリックします。メールが解放され、受信ボックスに移動します。
■ SPIRIT Gmail 障害時の 緊急用ウ ェ ブ メ ー ル ( Squirrel
Mail)
立教大学では、SPIRIT Gmail に障害等の不具合が生じた場合、緊急用に
利用していただけるウェブメールシステム「Squirrel Mail」をご提供してい
ます。
次の URL から、V-Campus ID とパスワードを使用して、ログインしてく
ださい。
Squirrel Mail(https://wmail.rikkyo.ac.jp/webmail/src/login.php)
*Squirrel Mail で保持されるメールメッセージは、直近 1 ヶ月以内のものとなっ
ています。
基本編
41
第3章
SPIRIT Gmail の使い方
■ヘルプも利用する
画面右上の[ヘルプ]をクリックすると、グーグル社 Gmail の「ヘルプセ
ンター」画面が表示され、詳しい使い方やより便利な活用方法を見ることが
できます。
基本編
42
基本編
3-4 携帯電話またはスマートフォンで
SPIRIT Gmail を確認する
「SPIRIT Gmail」は外出先や電車の中でも、携帯電話やスマートフォン
から普段利用しているメールボックスが確認できます。
■SPIRIT Gmail へのログイン
1.携帯電話またはスマートフォンのインターネットサービスを利用して、
ログイン画面にアクセスします。
SPIRIT Gmail ログイン画面:http://webmail.rikkyo.ac.jp/
または、QR コードに対応した携帯電話で、次の QR コード
を読み取らせてアクセスします。
2.
「ログイン」画面が表示されたら、
[V-Campus ID]と[パスワード]を
入力して、
[ログイン]をクリックします。
*携帯電話から SPIRIT Gmail にログインするのと、パソコンからログインする
のは同じことです。 携帯電話から送信したメールは、パソコンからログインし
た場合も[送信済みメール]に表示され、その逆の場合も同様です。
基本編
43
第3章
SPIRIT Gmail の使い方
3-5 メーリングリストを使う
■メーリングリストとは
「メーリングリスト」とは、電子メールを使ったインターネット活用法の
ひとつで、複数の人に同じメールを配送できる仕組みのことです。
メーリングリストでは、ある特定の宛先にメールを送ると、あらかじめ登
録されている人全員に、そのメールが配送されます。
メーリングリスト宛てに返信すれば、そのメールも登録されている人全員
に送られるので、1対1でやり取りする文通形式の電子メールとは異なり、
複数同士でのメールのやり取りが行えます。これがメーリングリストの最大
の特徴です。
便利であると同時に、複数の人にメッセージが送信されるメーリングリス
トでは、ルールを守る必要があります。
メーリングリストに参加するときは次のことに注意し、管理者になる場合
もメンバーに注意を促すようにしましょう。
基本編
44
基本編
■メーリングリスト利用のマナー
●添付ファイルの利用は控えめに
添付ファイルは、
送付先の受信者が利用できる形式で送る必要があります。
また、添付ファイル付きのメールはサイズが大きくなるので、メールシステ
ムに負荷がかかります。
メーリングリスト宛てに添付ファイル付きのメールを送信するのは必要最
小限にとどめ、大きなファイルを送信するのは控えましょう。
●送信先を必ず確認すること
メーリングリストには多くの方が参加していますので、誤って個人宛に送
るつもりのメールをメーリングリスト宛に送ってしまうと、送った本人が困
るだけでなく、参加者にも迷惑がかかってしまいます。特に、メーリングリ
ストで返信するときは個人に返信するつもりなのに、メーリングリストに送
信してしまうことのないように注意してください。
個人宛に返信するときは、
「転送」で宛先を指定してください。
●タイトル(件名)を必ず付けること
メールを開かなくても投稿内容がわかるように、タイトル(件名)を忘れ
ずに書きましょう。配信されたメールを読むときに、内容がすぐわかるだけ
でなく、過去のメールを検索する際にも役立ちます。
メールを返信する際には、タイトルに「Re:」や「Res」といった文字が追
加されていきます。メーリングリストで返信を重ねていくと、タイトルが長
くなり、読みづらくなることがありますので注意しましょう。
基本編
45
第3章
SPIRIT Gmail の使い方
3-6 メーリングリストを作る
「メーリングリスト設定」機能では、管理者としてメーリングリストを作
成し、参加者の管理をするなどメーリングリストの設定が行えます。
■新しいメーリングリストを作成する
1.新規にメーリングリストを作成するには、次の URL を開きます。
https://idm.rikkyo.ac.jp/idworkflow/servlet
または、次のようにクリックしていきます。
立教大学ホームページ
在学生の方
Rikkyo V-Campus SPIRIT トップページ
メーリングリストについて
メーリングリスト管理・作成
メーリングリストの作成(V-Campus ID Workflow)
2.認証画面が表示されたら、
[V-CampusID]と[Password]を入力して、
[ログイン]をクリックします。
基本編
46
基本編
3.
「申請書作成」をクリックします。
4.テンプレート名[メーリングリスト新規作成申請]をクリックします。
5.メーリングリスト新規申請ページの、"サブタイトル"、"メーリングリス
ト名"、"メーリングリストパスワード"、"メーリングリスト管理者メール
アドレス"の入力を行い、
[申請]をクリックします。
基本編
47
第3章
SPIRIT Gmail の使い方
■メーリングリストを管理する
作成したメーリングリストのメンバー登録や、
削除を行うことができます。
●ログイン
1.
「メーリングリスト設定」画面の[メーリングリスト管理]で、自分の管
理しているメーリングリストの名前(@の前の部分)を入力して、
[該当
する ML のページを開く]をクリックします。
2.
「ログイン」画面が表示されます。
基本編
48
基本編
3.メーリングリスト作成時に設定したパスワードを入力してログインし、
「メーリングリスト管理」画面を表示します。
●メンバーの追加登録をする
1.
[会員管理]をクリックします。
2.
[会員管理]の下の部分に、
[会員リスト]などのメニューが追加表示さ
れます。
[まとめて入会登録]をクリックします。
基本編
49
第3章
SPIRIT Gmail の使い方
3.
「登録」画面が展開されます。
「1 行に 1 アドレスを入力」の下の入力欄
に、追加登録するメンバーのメールアドレスを入力します。
同時に複数のアドレスを登録することが可能です。
4.
「登録」画面下の[変更を送信する]をクリックします。
●メンバーの削除をする
1.
[会員管理]をクリックします。
2.
[会員管理]の下の部分に、
[会員リスト]などのメニューが追加表示され
ます。
[会員リスト]をクリックすると、
「会員リスト」画面が展開されます。
基本編
50
基本編
3.メーリングリストに登録されている、メンバーの一覧が表示されます。
削除するメンバーの[退会]のチェックボックスをクリックしてチェッ
クマークをつけ、
[変更を送信する]をクリックします。
●リスト管理者を変更する
1.次のページで、自分の管理している ML の名前(@の前の部分)を入力
して、
「該当する ML のページを開く」を押します。
基本編
51
第3章
SPIRIT Gmail の使い方
2.ログインし、メーリングリストの管理画面を開きます。
3.リスト管理者のメールアドレスを変更します。
4.画面下の[変更を送信する]ボタンをクリックします。管理者が変更さ
れます。
●メーリングリスト用パスワードを再発行する
メーリングリスト作成で設定したパスワードを、V-Campus アカウント設定
を利用して再発行することができます。
*V-Campus ID に対するパスワードではありません。
1.V-Campus アカウント設定を開きます。
2.
[メーリングリストパスワード再設定]をクリックします。
基本編
52
基本編
3.
メーリングリストパスワード再設定画面が表示されたら、
[Mailing List:]
欄に、作成したメーリングリスト名を入力し、
[送信]をクリックしま
す。
4.
「リスト管理者のメールアドレス」に登録されているアドレス宛にパス
ワード再設定のメールが送信されます。
*メーリングリスト名は、正しく入力してください。
●メーリングリストを更新する
メーリングリストは毎年 7 月まで間に利用継続の更新が必要です。継続更
新時期になると、全てのメーリングリスト管理者宛に更新依頼のメールが送
付されます。継続して利用される場合は、下記手順に沿って設定更新手続き
をします。
*利用継続の設定をされない場合、8 月 1 日にメーリングリストが削除されます。
1.
「更新用 URL」にアクセスします。
https://idm.rikkyo.ac.jp/password_remind/mlflg/index.action
基本編
53
第3章
SPIRIT Gmail の使い方
2.
[mailing List Name]欄にメーリングリスト名を入力し、
[更新]をク
リックします。
3.メーリングリスト利用更新が完了します。
*「更新用 URL」を表示し[更新]をクリックすると、更新状況と更新日時が表
示されます。
基本編
54
基本編
●メーリングリストを削除する
1.メーリングリストの管理画面にログインします
2.
「このメーリングリストを削除する」のリンクをクリックします。
3.リストのパスワードを入力して、
[このリストを削除]をクリックしま
す。
*一度削除したメーリングリストは元に戻せませんので、十分注意してください。
基本編
55
第3章
SPIRIT Gmail の使い方
基本編 第4章
ホームディレクトリの使い方
自分のためのデータの保存場所、それが「ホームディレクトリ」
です。大学のパソコン教室に V-Campus ID でログインすると
ホームディレクトリにアクセスできます。また、学外からもアク
セスできるので、自宅と大学でデータを活用する場所としても利
用できます。この章では、ホームディレクトリの機能と使い方を
説明します。
基本編
56
基本編
4-1 ホームディレクトリの使い方
■ホームディレクトリとは
パソコン教室では、自分専用のネットワークドライブとして、V-Campus
ホームディレクトリが用意されています。
作成したファイルは、この V-Campus ホームディレクトリに保存しておけ
ば、いつでも自分用のデータの保存場所として利用できます。作業用のフォ
ルダとしてお使いください。
また、ホームディレクトリを利用して、学内外の人とフォルダやファイル
の受け渡しをすることができます。
●ホームディレクトリの利用制限
V-Campus ホームディレクトリには、最大 10GB までのデータを保存でき
ます。10GB 以上の容量になると、新たにデータを保存することはできなく
なります。使わないファイルは、CD-R/CD-RW、USB メモリなどにデー
タをコピーしてバックアップした後でファイルを削除し、空き容量を増やし
ましょう。
基本編
57
第4章
ホームディレクトリの使い方
■ホームディレクトリの構成
ホームディレクトリには、以下のフォルダ(ディレクトリ)が用意されて
います。
data フォルダ
ドキュメントやお気に入
りなどのファイル
web フォルダ(ホームページエリア用のフォルダ)
www フォルダ
vcampus フォルダ
インターネットエリア
(学内外公開用)
イントラネットエリア
(学内専用)
■ホームディレクトリのサービス
●「data」領域について
文書ファイルなどを管理する「data」領域は、次のように使います。2012
年 3 月以前のように FTP ソフトを使ったアクセスはできません。
基本編
58
基本編
●「web」領域について
ホームページの html ファイル等をアップロードする「Web」領域へは、FTP
ソフトを使って接続します。
基本編
59
第4章
ホームディレクトリの使い方
■学内パソコン教室からホームディレクトリを利用する
1.デスクトップに表示される[ホームディレクトリ]をダブルクリック
します。
2.
「ホームディレクトリ」フォルダが開き、
「data」フォルダが表示され
ます。
「data」フォルダをクリックして開きます。
*この階層には保存せず、必ず「data」フォルダ以下の階層に保存してください。
3.
「data」フォルダ内に、保存したいファイルやデータを保存します。
ドラッグ&ドロップでホームディクトリ内にファイル移動させます。
基本編
60
基本編
4.フォルダを開くと、ファイルが保存されているのが確認できます。
ホームディレクトリを利用して、学外の人とフォルダやファイルのやりとり
をすることができます。メールで送付するには容量が大きすぎるファイルな
どを共有フォルダに保存して受け渡しすることが可能です。利用方法は以下
を参照してください。
*参照: 「基本編 4-3 学外の人にファイルを渡す(Web 公開)
」
「基本編 4-4 学外の人からファイルを受け取る(受取フォルダ)
」
基本編
61
第4章
ホームディレクトリの使い方
4-2 学外からホームディレクトリにログインする
自宅や研究室の個人 PC など、パソコン教室の PC 以外からもホームディ
レクトリを利用することができます。
■ホームディレクトリにログインする
1.V-Campus ホームディレクトリにアクセスし、
[V-campus ID]と
[password]を入力して[Login]をクリックします。
https://webfolder.rikkyo.ac.jp/proself/login/login.go
または、次のようにクリックしていきます。
立教大学ホームページ
在学生の方
Rikkyo V-Campus SPIRIT トップページ
ホームディレクトリについて
基本編
62
V-Campus ホームディレクトリ
基本編
2.V-Campus ホームディレクトリのトップ画面が表示されます。
*サポート対象ブラウザについては、次の URL を参照してください。
http://www.proself.jp/news/detail/browser.html
■ホームディレクトリをログアウトする
1.左メニュー下部の[ログアウト]をクリックします。
2.ログアウトが完了します。
基本編
63
第4章
ホームディレクトリの使い方
4-3 学外の人にファイルを渡す(Web 公開)
V-Campus ホームディレクトリでは、フォルダやファイルに公開設定を行
うことで、学外の人にファイルを公開することができます。
これを「Web 公開」といいます。
「メールで送るには重い」
、
「複数の人に期
間限定で見てもらいたい」等のファイルをアップロードする際に便利です。
■Web 公開の方法
1.V-Campus ホームディレクトリにアクセスし、
[V-campus ID]と
[password]を入力して[Login]をクリックします。
2.ファイル一覧画面から、公開したいファイルの左側にあるチェックボ
ックスにチェックを入れ、左メニューから「Web 公開」を選択します。
基本編
64
基本編
3.Web 公開画面が表示されます。以下の設定を行います。
公開後に公開用アドレスを
メール送信する
Web 公開後に公開アドレスを相手先にメールで教え
ることができます。
公開用アドレス
表示されているアドレスを、メール等で公開したい相
手に連絡します。
ダウンロード回数
ファイルのダウンロード回数を設定できます。
公開期限
ファイルを公開する期限を設定することができます。
公開パスワード
ホームディレクトリへのアクセス時のパスワードを
設定することができます。
ダウンロードされたらメー
ルで通知
ファイルがダウンロードされたことをメールで通知
することができます。
基本編
65
第4章
ホームディレクトリの使い方
4.
「作成」ボタンをクリックします。
5.4の設定で「公開後に公開用アドレスをメール送信する」を選択した
場合、メール送信画面が表示されます。
公開したい相手のアドレスとメール本文を入力し、
「送信」ボタンを
クリックします。
6.メールを送付した相手には下記のようなメールが送られます
基本編
66
基本編
4-4 学外の人からファイルを受け取る(受取フォルダ)
V-Campus ホームディレクトリでは、フォルダに公開設定を行うことで、
学外の人が作成したファイルを受け取ることができます。
■受取フォルダ作成方法
1.V-Campus ホームディレクトリにアクセスし、V-campus ID とパス
ワードを入力してログインします。
2.
「data」フォルダを開き、任意の名前のフォルダ(ここでは「ゼミ共
有フォルダ」
)を作成します。左メニュー上部の「新規フォルダ作成」
リンクをクリックします。
基本編
67
第4章
ホームディレクトリの使い方
3.新規フォルダ作成画面で、新規に作成するフォルダ名を入力し、
「作
成」ボタンをクリックします。
4.ファイル一覧画面の新規に作成したフォルダの左側にあるチェックボ
ックスにチェックを入れ、左メニュー一覧から「受取フォルダ指定」
リンクをクリックします。
*フォルダを選択しない状態で、
「受取フォルダ指定」リンクをクリックしてもエ
ラーになってしまいます。
基本編
68
基本編
5.アップロード回数を制限したい場合や、ファイルを受け取る期間、ア
ップロードする際のパスワードを設定できます。
受取フォルダ指定後に公開用
アドレスをメール送信する
受取フォルダ指定後に公開用アドレスを相手先
にメールで教えることができます。
公開用アドレス
表示されているアドレスを、メール等で公開し
たい相手に連絡します。
アップロード回数制限
ファイルのアップロード回数制限を設定できま
す。
公開期限
フォルダを公開する期限を設定することができ
ます。
公開パスワード
ホームディレクトリへのアクセス時のパスワー
ドを設定することができます。
アップロードされたらメール
で通知
ファイルがアップロードされたことをメールで
受け取ることができます。
基本編
69
第4章
ホームディレクトリの使い方
6.
「作成」ボタンを押すと受取フォルダが作成されます。 相手先には受
取フォルダの公開アドレスを連絡し、ファイルをアップロードしても
らいます。
7.4の設定時に「受取フォルダ指定後に公開用アドレスをメール送信す
る」にチェックを入れておくと、受取フォルダ指定後にメール送信画
面が表示されます。
8.受取フォルダの必要が無くなった場合には、Web 公開の停止と同様、
ページ上部の「Web 公開一覧」タブをクリックし、一覧画面から任意
ファイルの「公開停止」ボタンをクリックすると、受取フォルダを停
止することができます。
基本編
70
基本編
4-5 ホームページの作成
■ホームページサービスについて
ホームページは、インターネットを使った情報発信の方法です。
V-Campus の利用者であれば、誰でも無料でホームページサービスを利用で
きます。V-Campus では、メールアカウント発行と同時に、個人のホームペー
ジエリアが、Web サーバに用意される仕組みになっています。
学内の人だけに公開するイントラネットエリア、世界中の人に公開するイン
ターネットエリアの両方に、自分のホームページのためのエリアが用意され
ています。
ゼミや研究、学内での交流が目的のホームページは、イントラネットに作っ
ておけば、プライバシーやセキュリティの点でも安心です。
学外との交流や自分の趣味のページなどは、インターネットエリアに公開し
て、友達を広げるといった使いかたもできます。
また、どちらのエリアでも、パスワードを発行した人だけが見られるアクセ
ス権の設定というような細かな設定をすることもできます。
さらに、ホームページ内に掲示板サービスを用意し、コミュニケーションが
できるほか、アクセスカウンタなど用意された各種の CGI を使って、多様な
機能を持つホームページを作ることも可能です。
基本編
71
第4章
ホームディレクトリの使い方
■2 つのホームページエリア
ホームページのエリア名に別名を設定することで、わかりやすい URL にす
るができます。
たとえば、
「hanako」という別名設定をした場合、V-Campus では次の 2 つ
のホームページエリアが用意されます。
イントラネットエリア: http://vcampus.rikkyo.ac.jp/web/hanako/
インターネットエリア: http://www2.rikkyo.ac.jp/web/hanako/
この、それぞれのエリアに対して自作の HTML 文書を登録すれば、ホーム
ページを開設することができます。
基本編
72
基本編
■ホームページ作成と登録の流れ
初めてホームページを作成し、公開する場合は、以下の流れで行います。
(1) V-Campus ID とパスワードを確認する
V-Campus ID は、学生番号です。
(2) Web 設定機能を利用して『別名』を設定する
設定しなくても利用できますが、わかりやすい URL を取得するため
にもあらかじめ設定しておくと良いでしょう。
(3) HTML 文書を作成する
ホームページとして利用する HTML 文書を作成します。
トップページのファイル名は半角英数字で付け、必ず「index.html」
にしてください。
「index.htm」やその他のファイル名で登録すると、
トップページとして認識しません。
(4) ファイルを転送する
FTP ソフトを利用して「web」フォルダへ保存できます。
基本編
73
第4章
ホームディレクトリの使い方
■各種の設定
ホームページを開設したら、
「Web 設定」機能を使って各種の設定を行う
ことができます。たとえば、特定の人だけが見られるように、アクセス制限
を設定したりすることもできます。
■Web 設定へのログイン
1.V-Campus ホームページにアクセスし、
[Web 設定 ログイン]を
クリックします。
V-Campus SPIRIT:https://spirit.rikkyo.ac.jp/
または、次のようにクリックしていきます。
立教大学ホームページ
在学生の方
Rikkyo V-Campus SPIRIT トップページ
V-Campus システムメニュー
V-Campus Web 設定ログイン
2.ログイン画面が表示されたら[V-Campus ID]と[パスワード]を入
力し、
[ログイン]をクリックします。
●アクセス制限を設定する
1.
[Web 設定]へログインします。
2.
「アクセス制限設定」画面が表示されたら、
[編集]をクリックします。
基本編
74
基本編
3.アクセスを許可したい人の V-Campus ID を入力し、
[作成]をクリッ
クします。
基本編
75
第4章
ホームディレクトリの使い方
■HTML 文書とは
HTML は Hyper Text Markup Language を略したもので、タグと呼ばれ
る定義記号を文書中に埋め込んで作るテキスト文書です。見出しや本文等文
書の骨格、強調や色変更といった修飾、そして図や写真、他のページや別の
ホームページなど、他のリソースへのハイパーリンクなどを、タグで定義し
ていきます。
HTML 文書を作るには、タグを埋め込みながら内容を記述します。タグづ
けのルールを理解すれば、
Windows に付属しているメモ帳を使って記述する
ことができます。
Word のようなワープロソフトを使ってページを作成し、HTML 文書への
変換機能を使って、Web ページとして保存することもできます。ホームペー
ジを作るための専門のソフトウェア(ホームページビルダー、FrontPage、
Expression、Dreamweaver など。これらのソフトを「HTML オーサリング
ツール」という)を使って作る方法もあります。
■HTML 文書の作成
V-Campus の利用者は、誰もがホームページを開設することができます。
まずは HTML 文書を作成しましょう。
1.HTML で記述したファイルを作成します。
*トップページのファイルの拡張子は「index.html」でも、
「index.htm」でも、
トップページとして認識されます。
同じフォルダ内に上記 2 つのファイルを同時
に置いた場合、
「index.html」が優先されます。
◆ 注意! ◆
HTML 文書を作成したら、登録する前にブラウザでリンクなどを確認しましょう。ホームページ
に必要な画像ファイルなどは、すべて転送する必要があります。あらかじめ1つのフォルダに
まとめておき、そのフォルダの中身をすべて転送するとよいでしょう。
基本編
76
基本編
■FTP ソフトを利用してインターネットにファイルを転送する
1.
[FFFTP]を起動します。
2.メニューから[オプション]→[環境設定]をクリックします。
3.
[FireWall]タブをクリックし[FireWall のタイプ]のプルダウンメ
ニューから[USER ユーザ名@ホスト名]を選択します。
[FireWall
ホスト]欄に[ftp-proxy.rikkyo.ac.jp]
、
[ポート]欄に[21]を入力
して、
[OK]ボタンをクリックします。
基本編
77
第4章
ホームディレクトリの使い方
設定項目
設定内容
FireWall のタイプ
(プルダウンから選択)
USER ユーザ名@ホスト名
FireWall ホスト
ftp-proxy.rikkyo.ac.jp
ポート
21
4.オプション画面を閉じます。ホスト一覧が表示されたら、
[新規ホス
ト]ボタンをクリックします。
基本編
78
基本編
5.ホストの設定画面の「設定名」欄には任意の名前を入力し、
「ホスト
名」欄には[www2.rikkyo.ac.jp]と入力します。
「ユーザー名」と「パ
スワード」欄には V-CampusID とパスワードを入力します。
設定項目
設定内容
ホストの設定名(T)
任意(好きな名前をつけてください)
ホスト名(アドレス)
www2.rikkyo.ac.jp
ユーザ名
V-Campus ID
パスワード
パスワード
基本編
79
第4章
ホームディレクトリの使い方
6.
[拡張]タブをクリックし、
[Fire Wall を使う]にチェックを入れて
[OK]をクリックします。
*[PASV モードを使う]のチェックを外してください
7.上記で設定したホストに接続します。
基本編
80
基本編
8.ウィンドウの左側が転送元となり、右側が転送先となります。右側の
「public_html」フォルダをダブルクリックして開きます
9.ウィンドウの左側に転送元のフォルダを開いてファイルやフォルダを
選択し、右側の「public_html」フォルダの上にドラッグします。
基本編
81
第4章
ホームディレクトリの使い方
10.アップロードが始まります。すべてのファイルやフォルダが転送さ
れるのを待ちます
11.右側に転送されたファイルが表示されます。これでファイル転送は
完了です。
基本編
82
基本編
■FTP ソフトを利用してイントラネットにファイルを転送する
1.
[FFFTP]を起動します。
2.メニュー[オプション]→[環境設定]を開きます
3.
[FireWall]タブをクリックし、
[FireWall のタイプ]のプルダウンメ
ニューから[USER ユーザ名@ホスト名]を選択します。
[FireWall
ホスト]欄に[ftp-proxy.rikkyo.ac.jp]
、
[ポート]欄に[21]を入力
して、
[OK]ボタンをクリックします。
基本編
83
第4章
ホームディレクトリの使い方
設定項目
設定内容
FireWall のタイプ
(プルダウンから選択)
USER ユーザ名@ホスト名
FireWall ホスト
ftp-proxy.rikkyo.ac.jp
ポート
21
4.オプション画面を閉じます。ホスト一覧が表示されたら、
[新規ホス
ト]ボタンをクリックします。
基本編
84
基本編
5.ホストの設定画面の「設定名」欄には任意の名前を入力し、
「ホスト
名」欄には[vcampus.rikkyo.ac.jp]と入力します。
「ユーザー名」と
「パスワード」欄には V-CampusID とパスワードを入力します。
設定項目
設定内容
ホストの設定名(T)
任意(好きな名前をつけてください)
ホスト名(アドレス)
vcampus.rikkyo.ac.jp
ユーザ名
V-Campus ID
パスワード
パスワード
基本編
85
第4章
ホームディレクトリの使い方
6.
[拡張]タブをクリックし、
[Fire Wall を使う]にチェックを入れて
[OK]をクリックします。
*[PASV モードを使う]のチェックを外してください
7.上記で設定したホストに接続します。
基本編
86
基本編
8.ウィンドウの左側が転送元となり、右側が転送先となります。右側の
「public_html」フォルダをダブルクリックして開きます
9.ウィンドウの左側に転送元のフォルダを開いてファイルやフォルダを
選択し、右側の「public_html」フォルダの上にドラッグします。
基本編
87
第4章
ホームディレクトリの使い方
10.アップロードが始まります。すべてのファイルやフォルダが転送さ
れるのを待ちます
11.右側に転送されたファイルが表示されます。これでファイル転送は
完了です。
基本編
88
基本編
■転送したファイルを確認する
ブラウザを起動して以下の URL にアクセスし、転送したファイルが正しく
表示されるかどうかを確認してみましょう
インターネットエリア
http://www2.rikkyo.ac.jp/web/V-Campus ID/
*別名を設定している場合 V-Campus ID の代わりに、別名をつけたものでもア
クセスできます。
イントラネットエリア
http://vcampus.rikkyo.ac.jp/web/V-Campus ID/
基本編
89
第4章
ホームディレクトリの使い方
■V-Campus で利用できる CGI と作成方法
「CGI」とは、ホームページに表示されるアクセスカウンタや掲示板のよ
うに、ホームページ上で何らかの自動処理を実現するための仕組みをいいま
す。Perl などのプログラミング言語で書かれたプログラムの一種です。
V-Campus でも標準的な CGI プログラムがあらかじめ用意されており、
それらの CGI を利用して自分のホームページに組み込むことができます。
V-Campus で利用できる CGI を作成するには、
「Web 設定」機能での設
定が必要です。
*「Web 設定」へのログイン方法は「基本編 」P.75 を参照してください。
●アクセス制限設定
特定の人にだけ見せたいページがある場合、ID とパスワードを使ったアク
セス制限を設定できます。
●カウンタ CGI 管理
総カウント数、昨日・今日のカウント数を出力する CGI で、カウントアッ
プする際に連続する二重カウントを防止することも可能です。こちらも学内
(イントラネット)および学外(インターネット)のホームページ上に設置
することができます。
●mailto CGI 設定
フォームに入力させたデータをメールで送信するための CGI です。指定し
た HTML のタグを追加することで自身のホームページに組み込みます。
V-Campus(立教ドメイン)以外のメールアドレスには、送信できません。
基本編
90
基本編
WEB 設定・CGI 作成・利用ガイド
CGI の作成方法や利用例、アクセス制限設定については、下記の URL を参照してくだ
さい。
https://spirit.rikkyo.ac.jp/vcampus/ホームページの開設・管理について.aspx
または、次のようにクリックしていきます。
立教大学ホームページ
在学生の方
Rikkyo V-Campus SPIRIT トップページ
パソコン・ネットワーク
ホームページの開設・管理について
基本編
91
第4章
ホームディレクトリの使い方
基本編 第5章
授業でのコンピュータの
使い方
立教大学では、さまざまな授業でコンピュータを利用します。こ
こでは学内のパソコン教室と授業フォルダの使い方について説
明します。
基本編
92
基本編
5-1 学内のパソコン教室へようこそ
■学内のパソコン教室について
立教大学では、情報系や語学の授業に利用する他、多様な授業でパソコン
教室を活用します。授業で使用していない時間は、パソコン教室を自習室と
して開放しているので、パソコンを利用した自習が可能です。
パソコン教室のパソコンを使うには、立教大生であることを証明する
V-Campus ID とパスワードが必要です。パソコンを使う際は、自分の ID と
パスワードを使ってください。
■パソコン教室で行えること
V-Campus へは、パソコン教室など学内のパソコンからアクセスすること
ができます。V-Campus を利用するために、学生全員に V-Campus ID とパ
スワードが発行されています。この V-Campus ID とパスワードを使って、
パソコンおよび、V-Campus のさまざまなサービスを利用しましょう。
パソコン教室では、以下のようなことができます。
・ホームページで情報を収集する
・レポートやプレゼンテーション資料を作成する
・授業支援システムを使って予習・復習・課題を提出する
・自分のホームページを作成する
・ファイルやホームページを印刷する
・作成したデータを保管する
基本編
93
第5章
授業での使い方
■利用案内
 教室
池袋キャンパス
8 号館 3F:8301、8302 教室
8 号館 4F:8402~8404 教室
新座キャンパス
8 号館 2F:N821~N824 教室
8 号館 3F:N831~N836 教室
 開室時間
平日 :9:00-21:00(事務室は 17:00 まで)
土曜日 :9:00-17:00(事務室は 12:30 まで)
*日曜・祝日、その他本学の定めた休日は閉室です。
*長期休暇中など開室時間が上記と異なる場合は、 掲示もしくは教室利用日程表
でお知らせします。
 開室状況(池袋キャンパスのみ)
パソコンや携帯電話からパソコン教室の空席状況を確認することができま
す。
教室利用日程表
http://opsrv.rikkyo.ac.jp/~media/schedule/pc/schedule.php
パソコン教室利用状況(携帯版)
http://www.rikkyo.ne.jp/grp/media/m/
教室利用日程表(携帯版)
http://opsrv.rikkyo.ac.jp/~media7/status/riyou/mobile/schedule.php
基本編
94
基本編
■パソコン教室利用上の注意
 飲食・喫煙禁止
コンピュータは精密機械です。
不意の事故を防止するため飲食は禁止です。
また、立教大学ではパソコン教室だけでなく喫煙所以外は全館禁煙です。
 荷物での座席占有禁止
パソコン教室の座席数は限られています。ログオンしたまま食事などに出
かけてしまいますと、他の利用者が利用できません。友人の分の座席取り
なども禁止しています。
また、荷物で席取りしたまま出かけていると盗難の恐れもあります。ID を
不正に利用される恐れもあります。
やむを得ない理由で短時間席を離れるときは、
コンピュータのロック
(キー
ボードの[Ctrl]キーと[Alt]キーを押したまま[Delete]キーを押し、
[コンピュータのロック]を選択)をするようにして下さい。
 周りの迷惑となる私語、携帯電話などの通話の禁止
パソコン教室は図書館などと同様、自習・学習目的で開放している施設で
す。周りの利用者の迷惑となるような大きな声での私語や携帯電話の通話
は禁止します。
携帯電話は入室時に電源を切るかマナーモードに切り換え、通話は廊下で
するようにしてください。
 他人名義の ID 使用の禁止
V-Campus ID は個人が利用するものとして発行されています。
そのため、
他人の V-Campus ID を使用することや V-Campus ID を誰かに貸したり、
譲渡したりすることを禁止します。
また、親しい知人であってもパスワードを教えてはいけません。
基本編
95
第5章
授業での使い方
 退室時にはログオフを
退室前に必ずログオフするようにして、あなたの ID で他人が不正アクセ
スすることのないように注意してください。
 パソコン教室の忘れ物について
パソコン教室の忘れ物はメディアセンターに届きます。
忘れ物を返却する際には、最初に特徴などを言ってもらい、その特徴に合
致する忘れ物があったときに返却しています。その際、学生証を確認させ
ていただきます。
基本編
96
基本編
■印刷について
パソコン教室のプリンターを利用し、各種データを印刷することができま
す。印刷をするには以下の制限がありますので注意してください。
 年間印刷枚数の上限
白黒 1000 枚、カラー100 枚です。印刷プレビューで枚数を確認し、計画
的に印刷しましょう。
割付機能を使い、4ページを1枚で印刷すると節約できます。
 印刷枚数の制限
1回の印刷指示で印刷できるのは 20 枚です。20 枚以上の印刷をする場合
は、複数回に分けて印刷指示をしてください。
 連続印刷の制限
同一内容の印刷を短時間に連続で行うことはできません。一度に複数部数
の印刷を行うには、印刷実行時に部数を指定するか、1 部のみ印刷してコ
ピー機を利用してください。
 マナー
他人が目にして不快な気持ちになる物の印刷は禁止しています。
基本編
97
第5章
授業での使い方
■パソコンの基礎知識
パソコンを利用する時に、知っておきたい基礎知識をまとめました。
●ハードウェア
パソコン本体やキーボードなど、コンピュータを形作っている装置や機器
をハードウェアといいます。
●ソフトウェア
パソコンを動かす命令の集まりです。ソフトウェアには、基本的なことを
担当する「OS(基本ソフト)
」や、ワープロソフトや表計算ソフトなどの、
目的に合わせて作られた「アプリケーションソフト」があります。
●サーバ
サーバとは、
他のコンピュータに対して、
各種の機能を提供するコンピュー
タやソフトウェアのことを指します。V-Campus には、さまざまな役割をす
るサーバが用意されています。
立教大学では、自分で作成したデータなどを保管するための場所(ホーム
ディレクトリ)
が一人ひとりに用意されます。
このホームディレクトリもサー
バの中にあります。
ホームディレクトリは、情報を保管する自分専用の鍵とロッカーが与えら
れるようなイメージです。読んだメールを保存したり、各種のお知らせや情
報を保管したり、作成したレポートを自分のエリアに保管し、必要に応じて
引き出して利用することができます。
基本編
98
基本編
5-2 パソコンの基本操作
■Windows の場合
パソコン教室では、Windows 7、Windows Vista、Windows XP が使える
ようになっています。授業で指示がある時以外は、使いやすい OS を選んで
利用しましょう。
●起動し、ログインする
1.パソコンの電源ボタンを押します。
2.パソコンが起動し、OS 選択画面が表示されたら、利用したい OS を
選択します。
*「Windows 7」の場合は「1」を、
「Windows Vista」の場合は「3」を、
「Windows
XP」の場合は「4」を入力し、
「enter」キーを押します。
ここでは Windows 7 を選んだ場合の画面で説明をします。
3.画面上に「ログオンするには Ctrl+Alt+Del を押してください」とメ
ッセージが表示されます。
基本編
99
第5章
授業での使い方
4.キーボードの[Ctrl]と[Alt]キーを押したまま、
[Del]キーを押し
ます。
5.
「ログイン」画面が表示されたら[ユーザー名]に V-Campus ID を、
[パスワード]にパスワードを入力し、
[
]をクリックします。
◆ ログインできない時は ◆
ユーザー名やパスワードが間違っている場合は、ログインできません。以下のことを確認して
ください。
・入力ミスがないか。(o と 0、1 と l などよく似た文字に注意!)
・「全角英数」で入力していないか。
・「パスワード」は「*(アスタリスク)」で表示されるため、画面上確認はできませんが、英語の
「大文字」「小文字」を区別します。(「ユーザー名」では区別しません)
気づかないうちに「Caps Lock」がかかっていると、大文字の英語で入力されています。
基本編
100
基本編
●終了(シャットダウン)の方法(Windows 7)
1.画面左下の Windows マークをクリックし、
[シャットダウン]をク
リックします。
2.自動的にシャットダウンします。
Windows XP では、シャットダウン画面が表示されたら、
[実行する操作を選ん
でください]の下が[シャットダウン]になっていることを確認して[OK]を
クリックします。
[シャットダウン]になっていない場合は、右の▼をクリックし、プルダウン
メニューの中から[シャットダウン]を選択します。
基本編
101
第5章
授業での使い方
●デスクトップを見る
パソコンを起動し、ログインする
と、デスクトップ画面が表示されま
す。
データを呼び出したり、保存した
りするためのアイコンが用意されて
います。
ホームディレクトリ
自分のデータを保存しておくための場所です。
授業用(読専)
教員がデータなどを配布するための場所です。学生は書き込みで
きません。
授業用(書込可)
授業で使われ、学生も書き込みができる場所です。教員の指示に
従って利用してください。
授業用(提出)
課題などを提出するための場所です。教員の指示に従って利用し
てください。
コンピュータ(Windows XP では「マイコンピュータ」
)
パソコンに接続した USB メモリなどを選択する時に使います。
*参照: 「基本編 4-1 ホームディレクトリの使い方」
「基本編 5-3 授業用フォルダを知っておこう」
基本編
102
基本編
●ファイルの保存
パソコン教室で使用、作成したファイルをデスクトップ上に置いたままに
しておくと、パソコンをシャットダウンした時に全て消えてしまいます。
ファイルが消えてしまうことのないよう、必ず自分のホームディレクトリ
に保存しましょう。
*パソコン教室では、ファイル作成時の保存先は「マイドキュメント」
(ホーム
ディレクトリの「data」フォルダ)に設定されています。
基本編
103
第5章
授業での使い方
5-3 授業用フォルダを知っておこう
■授業用フォルダの使い方
授業用フォルダは、
パソコン教室での授業中に教員が使用するファイルや、
受講する学生が指示を受けて、授業中に作成したファイルを置くための一時
利用スペースとなっています。
このスペースは、パソコン教室で授業をする教員が全員共有で使用してい
ます。教員の指示に従って、利用しましょう。
*授業支援を目的とするフォルダですので、学生による私的利用は禁止です。
●授業用フォルダの種類
授業用フォルダには読専/書込可/提出の 3 種類があります。これら 3 種
類のフォルダは、以下のように利用権限が異なっています。
授業用(読専)
教員ユーザ:読取り、書込みともに可
学生ユーザ:読取りのみ可
授業用(書込可)
教員ユーザ:読取り、書込みともに可
学生ユーザ:読取り、書込みともに可
授業用(提出)
教員ユーザ:読取り、書込みともに可
学生ユーザ:読取り、書込みともに可
●授業用フォルダの容量制限
容量制限は設けられていません。
●授業用フォルダの利用者
授業用フォルダは、V-Campus ID を持つ人のみがアクセス可能です。た
だし、保存されたファイルやフォルダごとに、授業の受講者のみをアクセス
可能にするなどの制限はかけられていません。
基本編
104
基本編
●学外のパソコンから授業用フォルダの内容更新
学外からも 3 種類の授業用フォルダにアクセスすることが可能です。
*「活用編 3-2 学内イントラネットへアクセスする」を参照してください。
■授業用フォルダの開き方
デスクトップ左下の[授業用(読専)
]
、
[授業用(書込可)
]
、
[授業用(提
出)
]をそれぞれダブルクリックします。
基本編
105
第5章
授業での使い方
5-4 学生向けノートパソコンの貸し出しについて
立教大学では、教育・研究活動を支援するために、ノートパソコン等の貸
し出しを行っています。
ここでは、2011 年 2 月現在の状況が記載されています。今後の利用状況
によっては内容が変更・更新されますので、最新情報は下記の URL を参照
してください。
貸出ノートパソコンについて
https://spirit.rikkyo.ac.jp/vcampus/貸出ノートパソコン(学生向け)について.aspx
または、次のようにクリックしていきます。
立教大学ホームページ
在学生の方
Rikkyo V-Campus SPIRIT トップページ
パソコン・ネットワーク
貸出ノートパソコン(学生向け)について
■貸出対象者
 本学学生
 科目等履修生、研究生、研修生
 セカンドステージ大学受講生
 その他メディアセンター長が適当と認めた者
■貸出機器
 ノートパソコン
 モバイルプリンター
■利用場所
貸出ノートパソコンの利用は、立教大学の池袋キャンパスおよび新座キャ
ンパス内に限ります。
基本編
106
基本編
■貸出用ノートパソコンで利用可能なアプリケーション
貸出用ノートパソコンで利用可能なアプリケーションは、下記の URL を
参照してください。
 池袋貸出パソコン アプリケーション一覧
https://spirit.rikkyo.ac.jp/vcampus/パソコン教室.aspx
または、次のようにクリックしていきます。
立教大学ホームページ
在学生の方
Rikkyo V-Campus SPIRIT トップページ
パソコン・ネットワーク
パソコン教室について
池袋パソコン教室 アプリケーションソフト一覧
 新座貸出パソコン アプリケーション一覧
https://spirit.rikkyo.ac.jp/vcampus/パソコン教室.aspx
または、次のようにクリックしていきます。
立教大学ホームページ
在学生の方
Rikkyo V-Campus SPIRIT トップページ
パソコン・ネットワーク
パソコン教室について
新座パソコン教室 アプリケーションソフト一覧
基本編
107
第5章
授業での使い方
■貸出・返却受付場所
以下の窓口にそれぞれメディアセンター学生アシスタントがおり、ノート
パソコンおよびプリンターの貸出・返却業務を行っています。貸出期間は当
日内です。
メディアセンター
(池袋)
池袋
図書館
新座メディアセンター
窓口開設場所
8 号館 4 階
ロイドホール
(18 号館)2 階
8 号館 2 階
平日
8:45~20:30(貸出は 20:00 まで)
9:00~20:00
(貸出は19:30まで)
土曜日
8:45~16:30(貸出は 16: 00 まで)
9:00~16:00
(貸出は15:30まで)
ノート
パソコン
Win 63 台
Mac 18 台
284 台
30 台
プリンター
7台
3台
10 台
拠点名称
*日曜日、及び祝日は、貸し出しは行いません。
基本編
108
基本編
■貸出手続き
貸し出しを受ける際は学生証を提示してください。
台数に限りがありますので、1 人 1 台までの先着順とし、なくなり次第受
付を締め切ります。
また、貸し出しは、各窓口におけるサービス終了時間の 30 分前までとし
ます。
■利用場所
貸出ノートパソコンの利用は、立教大学の池袋キャンパスおよび新座キャ
ンパス内に限ります。
■貸出状況の確認
池袋キャンパス貸出パソコンの貸出状況が確認できます。
携帯電話から閲覧する場合は Mobile V-Campus からアクセスしてくださ
い。
●PC 貸出状況(池袋キャンパス)
http://opsrv.rikkyo.ac.jp/~media7/lendpc/index.html
または、次のようにクリックしていきます。
立教大学ホームページ
在学生の方
Rikkyo V-Campus SPIRIT トップページ
パソコン・ネットワーク
貸出ノートパソコン(学生向け)について
PC 貸出状況(池袋キャンパス)
●携帯サイト(Mobile V-Campus)
Mobile V-Campus: http://vc.rikkyo.ac.jp/mobile/
または、右の QR コードを利用します。
基本編
109
第5章
授業での使い方
■返却手続き
ノートパソコン本体のほか、すべての付属品が揃っていることをあらかじ
め確認し、貸し出しを受けた窓口に返却してください。
返却手続きは必ず本人が行ってください。その際、本体・付属品の確認の
ために若干時間を要しますので、あらかじめご了承ください。
PC をシャットダウン、または再起動するとデータはすべて消去されます。
必要なデータはハードディスク上に残さず、USB メモリや CD-R など別の
メディアに保存するようにしてください。
■貸し出しにあたっての注意事項
ノートパソコンを持ち運ぶ際には専用のキャリングケースを利用し、付属
品も含めて丁寧に取り扱ってください。
通常の使用により生じたハード・ソフトの不具合や故障についてはメディ
アセンターにて修理しますが、故意に破損または紛失した場合などは弁償し
てもらうことがあります。
返却予定日までに連絡がなく返却がない場合や、取り扱いに問題がある場
合などマナーが著しく欠落している場合は、以後貸し出しを許可しないこと
があります。また、原則として、連絡がなく返却がなかった場合は、向こう
1ヶ月間貸し出しを許可しません。
基本編
110
基本編
5-5 ラーニングスペースを利用する
立教大学には、学生が自由に利用できるパソコンを常設した、ラーニング
スペースがあります。ラーニングスペースのパソコンは、インターネットの
閲覧などの情報収集に利用できます。パソコンを利用するには、立教大生で
あることを証明する V-Campus ID とパスワードが必要です。
■ラーニングスペースの場所
ラーニングスペースは池袋キャンパスに設置されています。
●5 号館 1 階
基本編
111
第5章
授業での使い方
●8 号館 1 階
●8 号館 2 階
基本編
112
基本編
●8 号館 3 階
●8 号館 4 階
基本編
113
第5章
授業での使い方
●8 号館 5 階
●14 号館 1 階
基本編
114
基本編
●ウィリアムズ・ホール 2 階
●マキムホール 中 2 階
*マキムホールの端末は全て英語 OS です。
基本編
115
第5章
授業での使い方
●マキムホール 2 階
●マキムホール 3 階
*掲載されている内容は 2012 年 12 月
現在のものです。
基本編
116
基本編
■ラーニングスペースのパソコンで利用可能なアプリケーション
ラーニングスペースで利用できるアプリケーションについては、下記の
URL を参照してください。
ラーニングスペース
https://spirit.rikkyo.ac.jp/vcampus/ラーニングスペースについて.aspx
または、次のようにクリックしていきます。
立教大学ホームページ
在学生の方
Rikkyo V-Campus SPIRIT トップページ
パソコン・ネットワーク
ラーニングスペースについて
ラーニングスペースアプリケーション一覧
■利用にあたっての注意事項
通常の使用により生じたハードウェア・ソフトウェアの不具合や故障につ
いては、メディアセンターにて修理しますが、故意に破損または紛失した場
合などは弁償してもらうことがあります。
管理サーバの負荷軽減のため、利用後は必ずシャットダウンまたはログオ
フを行ってください。
基本編
117
第5章
授業での使い方
活用編
第1章 無線 LAN の使い方
1-1 学内無線 LAN を利用する
第2章 個人用サイトの使い方
2-1 個人用サイトとは
第3章 自宅から V-Campus を使うには
3-1 インターネットとイントラネットの違いを知る
3-2 学内イントラネットへアクセスする
第4章 最新 OS とアプリケーションソフトの使い方
4-1 教育機関向け総合ライセンス契約とは
第5章 スマホや携帯電話から使うには
5-1 SPIRIT Mobile を利用する
活用編
0
活用編
活用編 第1章
無線 LAN の使い方
立教大学の学生は、ノートパソコンの貸し出しや無線 LAN を利
用して V-Campus にアクセスし、研究や授業に活用できます。ま
た、学内のラーニングスペースでは、インターネットに接続して
いるパソコンを利用することができます。この章では、これらの
利用方法について説明します。
活用編
1
第1章
無線 LAN の使い方
1-1 学内無線 LAN を利用する
立教大学では、2009 年度から、学内無線 LAN が利用できるようになりま
した。V-Campus ID を利用することにより、貸出ノートパソコンはもとよ
り、無線 LAN 機能がついたパソコン等の機器を学内ネットワークやイン
ターネットに接続することができます。
■サービスエリア
無線 LAN サービスエリアは拡大が計画されていますので、最新情報は下
記の URL を参照してください。
https://spirit.rikkyo.ac.jp/vcampus/学内無線 LAN への接続.aspx
または、次のようにクリックしていきます。
立教大学ホームページ
在学生の方
Rikkyo V-Campus SPIRIT トップページ
パソコン・ネットワーク
学内無線 LAN への接続
■必要な機器
IEEE802.11b/11a/11g/11n 方式準拠の無線 LAN 機器を準備してください。
活用編
2
活用編
■設定方法
●Windows 7の場合
1.
[スタートメニュー]→[コントロールパネル]→[ネットワークの
状態とタスクの表示]の順にクリックしてアクセスポイントの接続画
面を表示します。
「ネットワークと共有センター」が表示されたら、
「ネ
ットワークに接続」をクリックします。
2.利用区分に応じてアクセスポイントを選択します。ここでは
[Rikkyo-V-Campus-1x]を選択し、
[接続]をクリックします。
活用編
3
第1章
無線 LAN の使い方
3.
「ネットワークに接続」画面が表示されます。
[別のログオン情報を入
力または選択します]をクリックします。
4.
「Windows セキュリティ」画面が表示されたら、
[V-Campus ID]と
[パスワード]を入力して、
[OK]をクリックします。
活用編
4
活用編
5.
「アクティブなネットワークの表示」に[Rikkyo-V-Campus-1x]が表
示され、学内ネットワークやインターネットを利用できるようになり
ます。
*Windows Vista、Windows XP については、以下の URL を参照してください。
https://spirit.rikkyo.ac.jp/vcampus/学内無線 LAN への接続.aspx
または、次のようにクリックしていきます。
立教大学ホームページ
在学生の方
Rikkyo V-Campus SPIRIT トップページ
パソコン・ネットワーク
活用編
5
学内無線 LAN への接続
第1章
無線 LAN の使い方
●MacOS(OSX)の場合
1.
[システム環境設定]の[ネットワーク]を選択します。
2.左メニューで[AirMac]を選択し、
[AirMac を入にする]をクリッ
クします。
活用編
6
活用編
3.AirMac の状況が「入」に変わります。
4.
[ネットワーク名]の
活用編
をクリックします。
7
第1章
無線 LAN の使い方
5.
「Rikkyo-V-Campus-1x」を選択します。
6.
「ネットワーク“Rikkyo-V-Campus-1x”にはパスワードが必要です。
」
[V-Campus ID]と[パスワード]を入
という画面が表示されたら、
力し、
[OK]をクリックします。
活用編
8
活用編
7.
「証明書を検証」画面が表示されます。
「続ける」をクリックします。
8.ネットワークの「状況」が「認証済み」となり、左側のネットワーク
メニュー「AirMac」が接続状態のアイコンに変わります。
9.設定が終了し、学内ネットワークやインターネットを利用できます。
活用編
9
第1章
無線 LAN の使い方
*その他の接続方法については、以下の URL を参照してください。
https://spirit.rikkyo.ac.jp/vcampus/学内無線 LAN への接続.aspx
または、次のようにクリックしていきます。
立教大学ホームページ
在学生の方
Rikkyo V-Campus SPIRIT トップページ
パソコン・ネットワーク
活用編
10
学内無線 LAN への接続
活用編
活用編 第 2 章
個人用サイトの使い方
V-Campus SPIRIT には、情報を管理、発信、共有できる「個人
用サイト」があります。ここでは個人用サイトでできることと、
個人用サイトへのアクセス方法を説明します。
活用編
11
第1章
無線 LAN の使い方
2-1 個人用サイトとは
V-Campus では、個人用サイトが利用できます。個人用サイトは、情報を
発信したり、自分のデータを友人と共有したりするなど、自分だけのオリジ
ナルのサイトを編集し、活用できる機能です。
■個人用サイトでできること
個人用サイトでは、次のような機能を利用できます。
●ライブラリ
 個人用ドキュメントの利用
 共有ドキュメントの利用
●画像
 共有画像
●ページの編集
 サイトのページの編集
●リンクを電子メールで送信
 リンク情報のメールによる送信
●通知
 個人用通知の管理
●モバイルページの編集
 モバイルページの編集
 個人用モバイルページの編集
●ブログ
 ブログの作成
 ブログ記事の作成、編集
活用編
12
活用編
また、次のような情報ページが用意されています。
 個人用ニュースフィード
 個人用コンテンツ
 個人用プロファイル
■個人用サイトにアクセスする
V-Campus SPIRIT から[個人用サイト]を選択すると、表示することが
できます。
1.V-Campus SPIRIT から[個人用サイト]をクリックします。
2.個人用サイトが表示されます。
活用編
13
第2章
個人サイトの使い方
活用編 第3章
自宅から V-Campus を
使うには
V-Campus は、イントラネットとインターネットの両方の機能を
持ったネットワークです。イントラネットの部分は、インターネ
ット技術を使った立教大学の学内ネットワークのことで、通常は
イントラネットに外部からアクセスすることはできません。この
章では、自宅など学外のパソコンから、V-Campus のイントラネ
ットにアクセスして、各種の情報を引き出す方法を説明していま
す。
活用編
14
活用編
3-1 インターネットとイントラネット の違いを知る
1999 年 4 月、立教大学は当時研究用として整備されていたインターネッ
ト環境を学生が多彩に活用できるよう大幅に増強して「立教バーチャルキャ
ンパス(Rikkyo V-Campus)
」を構築し、運用を開始しました。
V-Campus は大きく分けて、
「V-Campus インターネット」
「V-Campus イ
ントラネット」の 2 つがあります。
「インターネット」は皆さんがご存じの通り、全世界に発信できる情報を
置くことのできる区域です。これに対し、
「イントラネット」は、インターネ
ットの技術を使って、大学内のネットワークを構築したもの、つまり、
「ミニ
チュアインターネット」のようなもので、大学内のみで限定して公開したい
という情報が置かれている区域です。
「休講情報が自宅のパソコンから見られ
ない」というのは、休講情報をはじめとする教務情報が「イントラネット」
に置かれているためです。
活用編
15
第3章
自宅から V-Campus を使うには
今までは、インターネット接続の普及率を考えても大学内のみでの情報閲
覧で、さほどの不自由を感じなかったかも知れません。しかし、この数年の、
光ファイバーや ADSL などのブロードバンド回線の普及により、自宅でのイ
ンターネット接続が当たり前の時代になってきました。これに伴って、大学
の関係者であれば、手軽に自宅の環境からでもイントラネットの情報を共有
したいとの声が高まりました。
そこで設けられたのが、セキュリティを維持しつつ、インターネットとイ
ントラネットを結ぶ「関所」ともいうべき門です。インターネットを経由し
てアクセスする場合は、この関所で「ID」と「パスワード」を聞かれ、答え
られた者のみが中に入ることができるというわけです。
*企業などでは、ファイアーウォールの設定によりアクセスできない場合があります。
イントラネットのアクセスで見られる情報には、以下のようなものがあり
ます(一例です)
。




活用編
学内専用エリアで公開されている Web ページ
サイバーラーニング(学内限定コンテンツ)
休講情報などの「教務情報」
キャリアセンターの就職支援サイト「立教就職ナビ」
16
活用編
3-2 学内イントラネットへアクセスする
学外からイントラネットにアクセスするにはProxy を利用して接続する方
法、VPN を利用して接続する方法の 2 種類があります。どちらも大学キャ
ンパス内の LAN に接続したのと同じ状態にする事が出来ます。用途によっ
て使い分けてください。
Proxy:イントラネット上の WEB 資源にのみ接続できる
VPN:学外のオンラインジャーナルは利用できないが、研究室のサーバな
どには接続できる。
注)Proxy と VPN は同時に使用できます。
活用編
17
第3章
自宅から V-Campus を使うには
■ブラウザの設定をする
ウェブブラウザを利用して、学外から学内イントラネットへアクセスする
には、ブラウザのプロキシの設定が必要です。
●Windows 7 + IE8の場合
1.Internet Explorer を起動します。
2.
[ツール]→[インターネットオプション]をクリックします。
3.
[接続]タブをクリックして、
[LAN の設定]をクリックします。
活用編
18
活用編
4.
[自動構成]の[自動構成スクリプトを使用する]をクリックしてチ
ェックマークを付け、アドレスに[http://proxy1.rikkyo.ac.jp/auto.pac]
と入力します。また、
[プロキシサーバを使用する…]にチェックマー
クが付いている場合ははずします。
チェックする
チェックをはずす
5.
[OK]をクリックして、設定は完了します。
活用編
19
第3章
自宅から V-Campus を使うには
■休講情報を見る
学内イントラネットで公開されている休講情報を開いてみましょう。
1.ブラウザ(IE8)を起動して、休講情報にアクセスします。
休講情報:http://kyomu.ic.rikkyo.ne.jp/ ~ kyuko/
または、次のようにクリックしていきます。
立教大学ホームページ
休講情報(学内者向け)
在学生の方
2.ユーザー名(V-Campus ID)とパスワードを入力して、
[OK]をクリ
ックします。
3.学内イントラネット内の休講情報ページが開きます。
*休講ページが開かないときは、ID やパスワードを確認します。
*ブラウザが Firefox の場合は、下記の URL を参照してください。
http://vc.rikkyo.ac.jp/vcampus/intranet/firefox.html
または、次のようにクリックしていきます。
立教大学ホームページ
在学生の方
Rikkyo V-Campus SPIRIT トップページ
アクセス方法(Windows + Firefox の場合)
学内イントラネットへのアクセス
活用編
パソコン・ネットワーク
20
活用編
●Macintosh + Safari の場合
Macintosh をお使いの方は、バージョンによって設定できる WEB ブラウ
ザが違いますのでご注意ください。
Mac OS X 10.5 Leopard → Firefox、Safari
Mac OS X 10.5 Leopard 以外 → Firefox
1.ブラウザ(Safari)を起動します。
2.画面上部メニューバーの[Safari]から[環境設定]を選択します。
活用編
21
第3章
自宅から V-Campus を使うには
3.
「環境設定」画面で[詳細]タブをクリックし、[設定を変更]ボタンを
クリックます。
4.
「ネットワーク環境」画面が表示されたら、左側のネットワーク一覧
から、使用しているネットワーク環境(
[内蔵 Ethernet]や[AirMac]
など)を選択し、[詳細]ボタンをクリックします。
活用編
22
活用編
5.
[プロキシ]タブをクリックし、プロキシの構成から[PAC ファイル
を使用]を選択したら、[OK]ボタンをクリックます。
6.PAC ファイル URL 欄に[ http://proxy1.rikkyo.ac.jp/auto.pac ]と
入力し、
[OK]ボタンをクリックします。
活用編
23
第3章
自宅から V-Campus を使うには
■休講情報を見る
学内イントラネットで公開されている休講情報を開いてみましょう。
1.ブラウザ(Safari)を起動して、休講情報にアクセスします。
休講情報:http://kyomu.ic.rikkyo.ne.jp/ ~ kyuko/
または、次のようにクリックしていきます。
立教大学ホームページ
在学生の方
休講情報(学内者向け)
2.認証画面が表示されたら、名前(V-Campus ID)とパスワードを入力
して[ログイン]をクリックします。
3.学内イントラネット内の休講情報ページが開きます。
*休講ページが開かないときは、ID やパスワードを確認します。
活用編
24
活用編 第4章
最新 OS とアプリケーション
ソフトの使い方
立教大学では、V-Campus の利用者が最新の OS とアプリケー
ションソフトを利用できるように、日本マイクロソフト社と教育
機関向け総合ライセンス契約を締結しています。ここでは、最新
OS とアプリケーションを使う方法について説明します。
活用編
26
活用編
4-1 教育機関向け総合ライセンス契約とは
■V-Campus ユーザーが利用できる最新 OS とアプリケーション
ソフト
2012 年 3 月、立教大学は日本マイクロソフト社と教育機関向け総合ライ
センス契約(EES : Microsoft Enrollment for Education Solutions)を締結
しました。
このライセンス契約によって、V-Campus ID を持つユーザーはメールア
ドレス等を登録することで、最新の Microsoft Office(Windows 版・Mac 版)
および Windows OS を一人 1 ライセンスに限り、個人が所有するコン
ピュータにダウンロードして利用することができます。
最新の Office、Windows OS が出る度にダウンロードをし、インストール
をして利用することができます。
学生は、
卒業年度末の3月31日までにダウンロードしたOfficeとWindows
OS は、卒業後もそのまま継続して使用することができます。
■ 利用できるソフトウェア
2012 年 10 月 26 日現在、以下のダウンロードを行うことができます。





Windows 8 professional アップグレード版
Windows 7 Ultimete アップグレード版
Windows 7 professional アップグレード版
Office professional plus 2010
Office 2011 for Mac
Windows OS についてはアップグレード版のみの提供となります。OS の
新規インストールはできません。
活用編
27
第4章
最新 OS とアプリケーションソフトの使い方
新規にパソコンを購入する際は、Windows OS がプリインストールされて
いるパソコンを購入してください。
■ ライセンス利用の注意
1. BootCamp を使用した Mac への Windows OS の新規インストールが可
能です。
2. Windows OS の 32bit 版から 64bit 版へのアップグレードはできません
(64bit から 32bit へも同様です)
。変更する場合は、新規インストール
を行う必要があります。
3. ダウンロードされた Office、Windows OS のデータは、イメージ形式で
す。イメージ形式の書き込みに対応したライティングソフトを使い、
DVD を作成してインストールを行います。
4. Web ストアに表示されたライセンスキーは、必ずメモを取りましょう。
ダウンロードから31 日が経過すると、
Web ストア上ではライセンスキー
が確認できなくなります。31 日が過ぎた後に、再度インストールを行う
際には、メモをしておいたライセンスキーが必要になります。
■ ユーザー登録とソフトウェアダウンロード先
以下のサイトでユーザー登録をし、ソフトウェアをダウンロードしてくだ
さい。
●立教学院 Web ストア
http://e5.onthehub.com/WebStore/ProductsByMajorVersionList.aspx?ws=
ecfd2477-5f52-e111-8056-f04da23e67f6&vsro=8
活用編
28
活用編
活用編 第 5 章
スマホや携帯電話から
使うには
立教大学では、さまざまな情報をスマートフォンや携帯電話から
アクセスできるようにしています。ここではモバイル V-Campus
の利用方法について説明します。
活用編
29
第4章
最新 OS とアプリケーションソフトの使い方
5-1 SPIRIT Mobile を利用する
2012 年 4 月からスタートする V-Campus 5th では、従来の携帯版(モバ
イル V-Campus)に加え、スマートフォンへ対応をしました。学生教職員用
アプリ「SPIRIT Mobile」もリリースしています。モバイル SPIRIT を利用
すると教室変更や休講情報が通知されるようになります。
また、スマートフォン向け大学案内アプリ「RIKKYO UNIVERSITY」の
サービスも開始しています。
活用編
30
活用編
■「SPIRIT Mobile」提供サービス
情報提供アプリ「SPIRIT Mobile」では、休講情報や教室変更をスマート
フォンに通知することが可能です。仲間同士や、興味のある人が集まって利
用することができる身近で手軽なコミュニケーションツールとして、今後さ
らにサービスを拡大していく予定です。
「SPIRIT Mobile」提供サービスには、次のものが用意されています。
•休講情報
•教室変更
•コミュニティ
•時間割表
■提供アプリ「SPIRIT Mobile」アクセス方法
次のサイトからダウンロードできます。
https://spirit.rikkyo.ac.jp/spirit_mobile/
活用編
31
第5章
スマホや携帯電話から使うには
■RIKKYO UNIVERSITY の提供機能
ニュース
立教大学サイトから RSS で配信されているニュース情報
イベント
立教大学サイトから RSS で配信されているイベント情報
ビデオ
立教大学に関する動画配信
マップ
キャンパスマップ
Blackboard
Blackboard(※Windows Phone 以外)
バス時刻表
立教大学バス時刻表
インフォメーション
大学からのお知らせ、大学紹介、問合わせ先、アプリケー
ション情報
図書館
図書館 PC サイトの検索
クラブ
各クラブ詳細
ディレクトリ
立教大学研究者情報のサイト検索
パンフレット
大学案内パンフレット等
ソーシャル
立教大学公式の Twitter、Facebook、Youtube
iTunesU
iTunesU
■大学案内アプリ「RIKKYO UNIVERSITY」アクセス方法
次のサイトからダウンロードできます。
https://spirit.rikkyo.ac.jp/spirit_mobile//RIKKYO%20UNIVERSITY.aspx
活用編
32
活用編
■モバイル V-Campus アクセス方法
次の URL にアクセスし
携帯電話 からモバイル V-Campus を利用するには、
てください。
http://m.rikkyo.ac.jp/
携帯サイトについて詳しくは http://vc.rikkyo.ac.jp/mobile/ を参照してくだ
さい。
活用編
33
第5章
スマホや携帯電話から使うには
情報編
第1章 インターネットと情報セキュリティを理解する
1-1 インターネットの危険性を知る
1-2 学内のセキュリティ対策について
第2章 情報倫理を守る
2-1 ネットでのルールとマナーについて
2-2 電子メールのルールとマナー
2-3 メーリングリストやホームページ、
電子掲示板のルールとマナー
2-4 セクシャル・ハラスメントに留意する
2-5 プライバシー、個人情報を守る
2-6 インターネットと著作権について
2-7 立教大学における個人情報の取扱について
2-8 立教大学情報倫理規程
2-9 コンピュータ(インターネット)利用の際に
関わる法律
2-10 「立教大学 ソーシャルコンピューティング・ガイ
ドライン」について
2-11 立教大学 ソーシャルコンピューティング・ガイド
ライン
情報編
0
情報編
情報編 第1章
インターネットと
情報セキュリティを理解する
この章では、V-Campus を利用する上で知っておいて欲しい、セ
キュリティを保つ方法について説明しています。セキュリティに
配慮してネットワークや情報を扱うことは、自分自身の情報やプ
ライバシーを守るだけでなく、知らぬうちに第三者の情報や知的
財産、プライバシーを侵害するといった危険性からも守ります。
日々の V-Campus の利用の際に常に心がけてください。
情報編
1
第1章
インターネットと情報セキュリティを知る
1-1 インターネットの危険性を知る
「セキュリティ」とは安全性の意味で、コンピュータネットワークでは、
システムやネットワークの安全性を保つことを「セキュリティを保つ」とい
います。ID やパスワードによって、許可されたユーザだけが利用できるよう
にしているのも、セキュリティを考慮してのことです。
V-Campus では、学内システムのセキュリティを保つために、イントラネ
ットを構築し、V-Campus ID を持ち、パスワードで許可された人だけがア
クセスできるようにしています。
インターネットは、
誰もが接続することのできるネットワークであるため、
セキュリティ面で不安があると指摘する人もいます。
クラッカー
(コンピュー
タシステムに許可なく不正にアクセスする人のこと。システムやネットワー
クに不具合を起こしたり、データを改変したり、盗み出すといった犯罪を行
うこともあります。コンピュータネットワークに並外れた知識と技術を持つ
ユーザでも、不正行為をしない人のことはハッカーとして区別されます)に
よって、データが狙われることもあるのです。
V-Campus のセキュリティを保つため、個人でも次のような点に留意して
ください。
情報編
2
情報編
■自分の身は自分で守る
パソコン教室などでログオンしたまま席を離れたり、帰ってしまうことが
ないように注意しましょう。自分が使い終わったら、必ずシャットダウンす
るように習慣づけましょう。
また、パスワードの管理もしっかりと行いましょう。随時変更するととも
に、他人から想像されにくいものを設定します。
■データはバックアップを取っておく
自分で作成したデータは、市販品ではまかなえない大切なものです。論文
やレポートなどの重要なデータはホームディレクトリへ保存し、さらに、バ
ックアップ(複製)を CD-R/RW などに保存して、常にデータのコピーを保
存しておくようにしましょう。
情報編
3
第1章
インターネットと情報セキュリティを知る
■ウイルスに気をつける
●ウイルスについて
コンピュータウイルスとは、パソコンに被害をもたらすために悪意をもっ
てつくられたプログラムです。知らず知らずのうちに増殖してパソコン本体
に悪影響を及ぼす、まさに病気のウイルスそっくりの性質を持っています。
ウイルスの感染経路としては、メールに添付されるものや、不正なウェブ
サイトへのアクセスにより自動的に、または利用者の操作により感染するも
のなどがあります。
USB メモリ等のリムーバブルなメディアを介した感染も
大きな経路の一つとなっています。
最新のウイルスは今まで流行したウイルスの機能を取り込み、その攻撃パ
ターンも多様化しています。感染したパソコンだけでなく、メールのアドレ
ス帳等から情報を盗み、ネット経由で他のパソコンまで攻撃する機能をもっ
たウイルスが増えているのです。被害者だったあなたも、一瞬で大勢の人に
対する加害者になってしまう可能性は十分にあるわけです。
ウイルスはあたかも普通のメール・普通の文書であるかのように振る舞い、
使っているあなたにファイルを開かせようとします。そして、一度開くとさ
まざまな悪影響を及ぼし始めるのです。
ポイントは、
「普通のメールや普通の文書を装う」ということです。それは
友達から送られたレポートの原稿かもしれないし、年賀状メールかもしれな
いし、皆さんが参加しているメーリングリストかもしれません。それらのフ
ァイルに埋め込まれてウイルスはやって来ます。
情報編
4
情報編
●対処方法について(ウイルス対策ソフト)
まずは、ウイルス対策ソフトを使うことです。ウイルス対策ソフトを入れ
ていれば常にウイルスを監視し、いざというときに警告を出し、さらにウイ
ルスの棲み付いたファイルを元に戻してくれます。
ただし、気をつける点がひとつだけあります。それは必ず「最新版のウイ
ルスに対応したソフト」を使うことです。ウイルスは毎日新種が生まれてい
ます。ウイルス対策ソフトも毎日最新型が生まれています。ほとんどのウイ
ルス対策ソフトは、1年間は無料で最新型に更新できるサービスを行ってい
ますので、
そうした機能をきちんと利用し、
常に最新の状態で動作させましょ
う(ほとんどは自動更新するように設定されています)
。
また、ほとんどのウイルス対策ソフトはアップデート期限が定められてい
ます。常に最新版で使うためには、1年ごとに追加料金が必要だったり、買
い替えが必要な場合がありますので、よく説明を読んで検討しましょう。
コンビニ版の安価な対策ソフトやパソコンに最初からついてきた対策ソフ
トには、上記の自動アップデート機能がついていないことがあります。説明
書をよく読み、必要であれば別売りの製品を購入する必要があります。
ただ、
「安全のためにお金を払う」ということをためらわれる人が多いこと
も事実です。そういう方は、とりあえず体験版や「オンラインスキャン」を
試してみるのもよいかもしれません。ただし、
「体験版」の中には上記の自動
アップデートが使えないものがありますので気をつけましょう。また、無料
でウイルスの検索を行い、ウイルスが見つかっても「駆除するには製品を購
入してください」という体験版も多いので注意が必要です。一般的な体験版
はフルに機能を使える代わりに日数限定という場合が多いようです。試用期
間が終了して製品が気に入ったら購入するとよいでしょう。
(5000 円から
7000 円の製品が多いようです。
)
また、立教のメールサーバには、ウイルス対策システムが導入されていま
す。完全ではないにしろ、ウイルスメールを受け取る前や、もしくは送った
場合にも、被害を減らすよう対処しています。
情報編
5
第1章
インターネットと情報セキュリティを知る
●日ごろの注意
メールサーバでのウイルス対策システムや、各自のパソコンにウイルス対
策ソフトを入れ、Windows であれば Windows Update の緊急および重要な
更新をすべて適用しておくことで脅威を軽減することができます。しかし、
念には念を入れ、以下の点に気をつけてください。
・添付ファイルのついたメールで、内容が不明な場合は、開かずに削除する
知っている人でも信用できません。本当に添付したいときは前もって断る
ようにしましょう。
・Outlook や Windows メールの「プレビュー機能」は使わない
プレビューするだけで感染するウイルスが爆発的に流行しました。プレ
ビュー機能をオフに設定しておきましょう。
・ウイルス対策ソフトを過信しない
ウイルス対策ソフトは登録されたウイルスのパターンを利用しています。
パターンに登録されていないウイルスが増加する傾向にあるので、ウイル
ス対策ソフトによるウイルス検索の結果を過信してはいけません。
また、ウイルス自身が感染の痕跡を消去したり、ウイルスパターンに登録
されていない新しいウイルスを次々にダウンロードするなどの手口で、ウ
イルス対策ソフトで発見・削除されにくくしています。セキュリティの基
本は感染を防ぐことと心得ましょう。
情報編
6
情報編
1-2 学内のセキュリティ対策について
学内ネットワークについて、メディアセンターでは各種のセキュリティ対
策をとっています。
メールサーバでのウイルス対策
FortiGate、Gmail
学外→学内へのネットワーク攻撃対策
Palo Alto
学内→学外へのネットワーク攻撃対策
FortiGate
大学ネットワーク内の感染防御対策
NVW
その他の学内 PC へウイルス対策ソフト導入
Forefront Endpoint Protection など
上記のように学内では、
各システムでセキュリティ対策をしていますが、
持ち込みのパソコンなどによってウイルス感染が広がる場合もあります。
十分に注意をしてください。
また、メディアセンターからも必要に応じて、セキュリティ関連のメー
ルを配信したり、ホームページでお知らせしたりしています。必ず確認す
るようにしてください。
情報編
7
第1章
インターネットと情報セキュリティを知る
■USB メモリの扱い方に注意しよう
●Windows における自動再生の危険性
Windows の自動再生機能を悪用した不正なソフトウェア(ウイルス)によ
る被害が相次いでいます。
自動再生を有効にしているとコンピュータに USB
メモリ等のリムーバブルメディアを接続するだけでウイルスに感染すること
があります。このようなウイルスはウイルス対策ソフトウェアによる検知が
困難な場合が多く、コンピュータを保護するには自動再生を行わないように
することが有効です。
なお、下記の対応は一定の効果がありますが、自動実行を防ぎきれない場
合があるとの情報が寄せられています。メディアセンターでは、より確実な
対応方法が確認されましたら、この案内を更新する予定です。
●Windows 7 および Windows Vista での自動再生の停止方法
手順 1:コントロールパネルからの設定
以下の手順で自動再生を停止させます。
1.
[コントロールパネル]→[ハードウェアとサウンド]→[CD また
は他のメディアの自動再生]と選択します。
2.
[すべてのメディアとデバイスで自動再生を行う]のチェックを外し、
各項目を「何もしない」に設定します。
手順 2:ローカルポリシによる設定
次にポリシ設定を変更して自動再生を停止させます。
1.
[スタートメニュー]→[すべてのプログラム]→[アクセサリ]→
[ファイル名を指定して実行]を選択し、ポリシエディタを起動しま
す。
情報編
8
情報編
2.
「gpedit.msc」と入力し、
[Enter]キーを押します。
3.
[ローカルコンピュータポリシー]→[コンピュータの構成]→[管
理用テンプレート]→[Windows コンポーネント]→[自動再生の
ポリシー]と選択し、
[有効-すべてのドライブ]に設定して、自動
再生機能をオフにします。
4.
[ローカルコンピュータポリシー]→[コンピュータの構成]→[管
理用テンプレート]→[Windows コンポーネント]→[自動再生の
ポリシー]→[自動実行の既定の動作]→[有効-自動実行コマンド
を実行しない]とし、自動実行の既定の動作を設定します。
5.設定内容を確認し、ポリシエディタを終了します。
■設定変更についての補足
 設定変更を行うには管理権限のあるユーザとしてログオンする必要が
あります。
 設定を反映させるためには Windows に最新の更新プログラムが適用
されていることが必要です。
 システムポリシの設定を確実に反映させるには Windows を再起動す
る必要があります。
 自動再生を停止することで音楽CDを挿入しても自動的に再生されなく
なるなどの影響があります。必要に応じてアプリケーションソフトを手
動で起動するなどしてください。
情報編
9
第1章
インターネットと情報セキュリティを知る
情報編 第2章
情報倫理を守る
情報社会で生きてゆくためには、パソコンやインターネットの操
作方法を知るだけでなく、ネットワーク社会のモラルやマナーに
ついても理解しておくことが重要です。この章では V-Campus
を利用する上での倫理や、立教大学での個人情報の取扱や情報倫
理規程について説明しています。
情報編
10
情報編
2-1 ネットでのルールとマナーについて
キャンパスの快適さは、みんながルールを守ってこそ保たれるものです。
V-Campus も同じこと。それぞれがマナーやエチケットを守ることで、雰囲
気も居心地も良いオンラインのキャンパスとなるのです。
■ネットでのルールとマナーが必要な理由
V-Campus から利用できるインターネットは、世界中とつながるコン
ピュータネットワークです。誰かが利用の規約を決め、集中的に管理してい
るわけではありません。しかし、だからといって秩序がないと理解するのは
間違いです。インターネットは、それぞれがルールを守ることによって、全
体的な秩序が保たれる自主管理の世界になっており、
秩序を乱すと、
インター
ネット上のコミュニティから排除されたり、刑事罰、民事罰を受けたりする
恐れがあります。
インターネットを利用するということは、この秩序に加わることでもある
のです。インターネットは多くの人が利用していますから、一般の社会と同
様に、
他の人のことを考えて、
ルールとマナーを守るよう心がけてください。
■自分の V-Campus ID とパスワードの管理はきちんと
自分の V-Campus ID やパスワードは、自分でしっかり管理しましょう。
ホームディレクトリは自分用の情報ロッカーですから、自分で鍵を管理す
るのは当然です。鍵の管理がきちんとしていなかったら、その中のデータが
見られたり取られたりしても仕方のないことです。
インターネットでは、さまざまな人がいろいろな考えでネットワークを利
用しています。
この点を考慮し、
自分のパソコン環境を自主的に管理しましょ
う。また、ログオフしていないパソコンがあっても、勝手に利用するといっ
た行為はやめましょう。悪気がなくても、プライバシーの侵害につながるば
かりか、刑事事件として罪を問われる場合もあります。
情報編
11
第2章
情報倫理を守る
■ネットの情報、責任の所在について
インターネットは第1章でも述べたように、
「自律・分散・協調」の精神で
発展してきたものです。誰かが集中管理しているものではありません。
V-Campus についても立教大学が運営していますが、ホームページに書かれ
ている情報やメールでやりとりしている内容については、それを発信し、読
む個人が主体性を持って利用することを前提としています。
また、インターネットで発信されている情報は、誰もが自由に発信できる
ため、その真偽は自分自身で判断する必要があります。ネットの情報を活用
する際は、
「自分の目で確かめる」ことが重要です。
公開したホームページの内容および管理上の責任はその作成者が負うこと
になります。ホームページに記載する各情報について、問合せフォームを用
意したり、発信元の連絡先を明記したりするなどして、閲覧者からの問合せ
に対応できるようにしておきましょう。
情報編
12
情報編
■外部リンクに関して
外部の Web サイトにリンクを張る場合は、原則としてリンク先の許可を
得るようしてください。また、リンク先の内容が適切なものかどうか注意し
てください。リンク先のページのリンクポリシーに従うことも大切です。リ
ンク時には適正であっても、時間が経つにつれ内容が変わることもあります
から、
折に触れてリンク先サイトの内容確認を怠らないようにしてください。
■個人情報・知的所有権の保護
ホームページやメーリングリストとなどで情報を発信する際は、そこに個
人情報が書かれていないかに留意しましょう。また、他の人の作品を無断で
転用することは、知的所有権に反します。具体的な注意を以降でも説明して
います。どのような点に注意すべきか理解しておきましょう。
▽プライバシー保護の観点から個人情報の掲載については十分に留意する
必要があります。
(氏名、住所、顔写真など)
▽他人の著作物をホームページ上に掲載、転載する場合は、その作成者な
どの了解を得る必要があります。授業などでの教育的利用であっても、
無断でインターネットに掲載することは、授業での提供範囲を超えた情
報発信となり、著作者の権利を侵すことにつながります。
情報編
13
第2章
情報倫理を守る
■掲示板の管理運営に際して
掲示板に書き込まれる内容について、管理者として適切に対処できるよう
注意してください。
●放置した場合のトラブル
管理せずに放置していて、問題のある書き込み(公序良俗に反する情報、
虚偽の情報、営利を目的とする情報など)がなされ、それによってトラブル
が発生した場合には、書き込んだ人間だけでなく、掲示板管理者も法的な責
任を追及されることがあり得ます。
不特定多数がアクセスできる掲示板では、掲示板荒らしや誹謗中傷などの
不愉快な書き込みがなされる場合があります。こちらについても放置すれば
トラブルのもととなり、法的な責任を追及される場合があります。
■そのほか
立教大学の「ホームページ作成・公開にあたっての注意点」が以下の URL
で参照できます。あわせて確認してください。
https://spirit.rikkyo.ac.jp/vcampus/ホームページ作成・公開にあたっての注意点.aspx
または、次のようにクリックしていきます。
立教大学ホームページ
在学生の方
Rikkyo V-Campus SPIRIT トップページ
パソコン・ネットワーク
ホームページの開設・管理について
ホームページ作成・公開にあたっての注意点
情報編
14
情報編
2-2 電子メールのルールとマナー
電子メールは、
一般の手紙に比べると形式を重んじることは少なく、
「拝啓」
や「草々」といった一定のルールにしたがって書かなければならないという
ようなことはありません。しかし、基本的には個人間でやりとりするパーソ
ナルなコミュニケーションツールであり、文面によっては人間関係を悪くす
ることもあります。相手の顔が見えないからこそ、誤解を受けたり、不快な
印象を与えたりしないような配慮が必要です。
また、入学後は、教授や職員といった目上の人へパソコンから電子メール
を送ることも増えるでしょう。就職活動などでも、初対面の方へ電子メール
を送る必要が出てきます。そのようなときに日常的に友人間で送受信してい
る携帯メールのつもりで送信しては、失礼だと思われてしまうこともありま
す。とても親しい友人でもない限り、電子メールには最低限のマナーが必要
です。次の点に気をつけながら、マナーを守って自分らしさを表現してくだ
さい。
■メールのマナー
●きちんと名乗り、挨拶をする
携帯電話であれば、登録されている場合は名乗らなくても相手の電話に名
前が表示されますが、電子メールでは名前を書かなければ、誰からのメール
かわかりません。メールの最初に名乗り、きちんと挨拶をしましょう。これ
は、電話をかけるときと同じです。
●タイトル(件名や題名)は分かりやすく付ける
内容が分かるようなタイトルを付けましょう。
「連絡」や「こんにちは」と
いった題名では、
中身を読まないと内容が分かりません。
内容を見なくても、
タイトル一覧で中身が分かるようなタイトルをつけると、相手もどのメール
から読むべきかが分かります。
情報編
15
第2章
情報倫理を守る
●内容は簡潔に、読みやすく
ダラダラと長い文章を読まされるのは、誰でもいやなもの。簡潔にまとめ
る工夫をしましょう。重要な事項を最初にまとめる、箇条書きにするといっ
た工夫をすると読みやすくなります。メッセージの引用も最小限にとどめま
しょう。
また、読みやすいように、適度に改行することも必要です。
●読み返してチェックする
本文を書いたら、送信する前に内容を読み返しましょう。誤字、脱字を見
つけることができますし、分かりにくい表現や書き足りない箇所がないかど
うか、逆に重複したり、冗長な表現がないかもチェックできます。
電子メールでは相手の顔が見えないので、ちょっとした表現が誤解を招い
たりすることもあります。とくに、怒っているときなど感情的になりやすい
ので注意が必要です。一呼吸おいて見直してから送信すると良いでしょう。
■気をつけたいこと
●相手が読めない可能性がある文字は使わない
使っているパソコンの機種によっては、
送った文字が表示されなかったり、
おかしな記号に置き換えられてしまったりすることがあります。次の文字は
使わないようにしましょう。
① 半角のカタカナ
半角のカタカナを読めないパソコンもありますし、将来、規格外とな
ることが予定されている(JIS 規格から削除されます)ので、使わな
いようにしましょう。
情報編
全角のカタカナ
カタカナ
○
半角のカタカナ
カタカナ
×
16
情報編
② 丸数字(数字を丸で囲んだ文字)
「1.
」や「(1)」などに置き換えます。
③ ローマ数字
「1、2、3」といった数字や、
「I、II、IV」といった英字の組み合
わせに置き換えます。
④ 罫線
「-(マイナス)
」やハイフンなどを並べて代用します。
⑤ 単位記号
「cm、kg」といったアルファベットの組み合わせに置き換えます。
●ファイルを添付するときは相手のことを考える
ワープロソフトや表計算ソフトで作成したファイルや、画像ファイルを送
信する際は、相手がそのファイルを開けるかどうかを考え、注意して送りま
しょう。相手がそのアプリケーションファイルを持っていない場合は、テキ
ストファイル形式で保存しなおして送付するなどの工夫が必要です。内容を
確認してもらいたいだけなら、html 形式や PDF 形式も使えます。また、サ
イズが大きい場合は、圧縮してから送る方がいいでしょう。
●チェーンメールに参加しない
「このメールを読んだら、○○人に転送してください」といった内容で、
多くの人にメールを撒き散らすものをチェーンメールと呼びます。不幸の手
紙のようなもので、まったく意味はありません。受け取っても他の人に転送
しないようにしましょう。
「みんなに知らせてください」というメールの中には、デマが紛れこんで
いる場合も多々あります。慎重に対処してください。
情報編
17
第2章
情報倫理を守る
●迷惑メール(スパムメール)は無視すること
インターネットを利用していると、意味のない内容やダイレクトメールが
突然、送られてくることがあります(スパムメールといいます)
。これらは世
界のインターネットユーザに対して無差別に送りつけているメールです。自
分の情報がどこかにもれて送信されたわけではありません。
無視しましょう。
情報編
18
情報編
2-3 メーリングリストやホームページ、
電子掲示板のルールとマナー
グループコミュニケーションのツールであるメーリングリストや電子掲示
板は、参加する人のことを考えて行動することが基本です。以下のような点
を考慮して参加しましょう。
■気をつけたいこと
●その場のルールに従う
それぞれの主催者が示しているルールに従って参加しましょう。あるテー
マについてメッセージを交換しているメーリングリストならば、テーマから
はずれた内容を繰り返し送信するのは、ルール違反です。
もし、参加しているグループのルールそのものに賛成できない場合は、自
分の主張を繰り返すのではなく、グループへの参加そのものを避けた方がい
いでしょう。
●それまでのメッセージに目を通す
電子掲示板やニュースグループなどメッセージ蓄積型のシステムでは、自
分が発言する前に、これまでのメッセージに目を通しておきましょう。どの
ような話題が話されたのかがわかりますし、
雰囲気をつかむこともできます。
これまでのメッセージをまったく読まずに、すでに議論された内容を持ち
出すのは良い態度とは言えません。議論を実りあるものにするためにも、過
去のメッセージをざっとでもいいですからチェックし、理解してから参加す
るようにしましょう。
情報編
19
第2章
情報倫理を守る
●自分の発言には責任をもつ
ネットワークのコミュニケーションの特性として、
顔が見えないことから、
相手の反応が分からず、一方的な内容の発言になることがあります。感情的
な発言から、互いの気持ちがこじれて、オンライン上の喧嘩(フレーミング)
となることもあります。
議論は大いに結構ですが、相手の人格を傷つけたり、揚げ足を取ったりす
る発言や、相手を攻撃するようなメッセージの応酬は慎みましょう。あなた
の発言はグループに参加するみんなに読まれます。自分の発言に責任をもち
ましょう。
●仲間うちだけで分かる言葉を使わない
参加するグループのメンバーにもよりますが、参加している人みんなに分
かるような表現を心がけましょう。
ジャーゴン
(仲間うちだけで分かる言葉)
や、一般的でない略語が多いと、後から参加した人は意味が分からず、仲間
に入っていけないと疎外感を感じることにもなります。
閉鎖的にならず、
オー
プンな場にするよう心がけましょう。
●何かを「お返し」する心構えで
多くの場合、インターネットではボランタリーな情報共有が行われていま
す。質問に答えることを業務にしているのではなく、
「互いに知っていること
を教えあう」ことで、共に豊かになろうとする conviviality(共愉)の精神
で運営されているのです。ですから、何かを教えてもらったら、自分が知っ
ている何かを誰かにお返しするという心構えで使うと、すんなりその文化に
なじめます。
お返しするものがなにもないときは、お礼の言葉をお返しすればいいので
す。
「コメントありがとうございました」というちょっとした一言を書く習慣
をつけておきましょう。
情報編
20
情報編
■インターネットへの「悪ふざけ」書き込みに関する注意
近年、飲酒運転やキセル乗車などの違法な行為を自慢するような文章がイ
ンターネット上の掲示板やブログなどに掲載され、
社会問題となっています。
本学においても、
学生がインターネットに書き込んだとされる内容について、
問い合わせを受けるケースが発生しています。
インターネットは公共の場です。閲覧に制限のないブログはもちろんのこ
と、mixi 等の SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)上の日記
についても、不特定多数の人が閲覧できるという意味において、
「公の空間」
なのです。こうした場所での軽率な書き込みは、世間に対して誤解を招くば
かりか、数多くの人を巻き込み、傷つけることにもなりかねません。場合に
よっては、警察の取り調べを受けたり、法的な処分が下されることもありま
す。
インターネットに書き込んだ文章は、たくさんの人が見ているのだという
自覚を持ち、一人ひとりが節度ある行動をとるようにしましょう。
■メーリングリストやホームページ活用のルールとマナー
インターネット上でのホームページ公開は、
「公共の場で情報を発信する」
という社会的な責任を伴います。ホームページの内容が、作成者の意図にな
くても他人に誤解を与えかねない内容や表現については、十分注意してくだ
さい。
立教 V-Campus における学生や教員による一般ホームページの公開は、教
育・研究活動、サークルなどの課外活動の一環を目的としています。以下の
ような内容は掲載しないでください。
・法令および本学の規程に反する情報
・本学の品位を損傷するような表現や内容
・知的財産権を侵害する情報
・個人の権利または利益を侵害する情報
・個人および組織等を誹謗中傷する情報
・公序良俗に反する情報
・虚偽の情報
・営利を目的とする情報
情報編
21
第2章
情報倫理を守る
2-4 セクシャル・ハラスメントに留意する
メールをやりとりしたり、メーリングリストや掲示板などのネットワーク
上のコミュニティに参加したりする際は、相手のことを考えた良識ある行動
をとりましょう。顔が見えない場では、思いもかけず相手を不快にさせてし
まうことがおきやすいものです。
とくに、セクシャル・ハラスメントとなるような行為・言動は、
「悪気がな
かった」では済まされません。
セクシャル・ハラスメントというと、上司と部下のような権力構造のもと
で起きる事例をすぐ想像しますが、それとは別に、公的な場において、性的
な性質をもつ行動・言動で周囲の人間に不快感を与えることもセクシャル・
ハラスメントです。たとえば、猥褻画像をパソコンの壁紙に使うといった行
為がそれにあたります。V-Campus を利用する際は、次のような点に留意し
ましょう。
・性的な噂を流したり、品位に欠ける冗談を言ったりしない
(書かない)
・猥褻画像を人目に触れる形で扱わない
・Web ページの表現は「立教大学生としての品位」を保つように
心がける
情報編
22
情報編
2-5 プライバシー、個人情報を守る
V-Campus のメンバーは、V-Campus だけでなく、世界のインターネット
を自由に利用することができます。インターネットでは、ふつうの生活では
会えないような面白い人や凄い人、そして「変わった人」とも知り合うこと
ができます。
その反面、悪い人、
「変な人」と知り合う可能性も増えます。不用意に個人
的な情報を流した結果、迷惑なダイレクトメールの送付や訪問販売に利用さ
れることをはじめ、ストーカー行為を受けたり、本人を騙ってインターネッ
トの各サイトで嫌がらせ行為が行われてしまうといった被害に遭ったりする
可能性も否定できません。
■見ず知らずの人に個人的なことを伝えない
インターネットの掲示板やメーリングリストで知り合った人とやりとりし
ていると、まるで以前から知っていたかのような親しい気持ちになることが
あります。ただし、相手が自分に伝えている情報が事実かどうかはわかりま
せん。
見ず知らずの相手から、自分の住所や電話番号、誕生日など個人的な情報
を聞かれても、不用意に伝えないように気をつけましょう。
とくに、メーリングリストや電子掲示板など、多くの人が読むグループコ
ミュニケーションでは注意が必要です。
■メールアドレスにはメールエイリアス(別名)を使う
V-Campus では、学生番号が V-Campus ID となっています。学内ではこ
の V-Campus ID を使って、決められた規程にもとづき、さまざまな情報提
供と公開を行っていますが、インターネットで不特定多数の人とやりとりす
る際には、学生番号が相手に伝わらないように注意しましょう。不特定多数
の人が集まる掲示板に学生番号を使って書き込みをするのは危険です。
また、
電子メールを使う前に、メールエイリアス(別名)を設定しておきましょう。
*参照:
「基本編 3-2 メールエイリアスを設定する」
情報編
23
第2章
情報倫理を守る
■人のプライバシーにも考慮する
自分のプライバシーに留意するだけでなく、他の人のプライバシーにも気
を配りましょう。
「○○さんの誕生日は私と同じで…」といった軽い気持ちで
書き込んだメッセージから、パスワードを悪用される恐れもあるのです。自
分以外の人についても、メーリングリストや掲示板などにプライベートな情
報を書き込むことは避けましょう。
とくに、誕生日などはクレジットカードの本人確認などにも用いられる情
報です。他人にはなるべく知られないようにすることも必要です。
また、受信したメールを本人に無断で公開したり、転送によるメールアド
レスなどの横流しをしたりしないよう慎重に取り扱いましょう。
■迷惑メールに気をつける
2004 年以降、迷惑メールの急激な増加傾向がみられ、ニュースでも大きな
問題として取り上げられるようになりました。V-Campus としても迷惑メー
ルを防止するためのシステムを導入していますが、自衛策として普段から
メールアドレスを流出させないように気をつけてください。
送られてきた迷惑メールに対して、
「不要な方はご連絡ください」といった
文言につられて返信してしまうと、
「このメールアドレスは、いつも使ってい
るものです」と、利用中のメールアドレスであることを相手に教えることに
なります。
これらのメールはすぐに削除し、
決して返信しないようにしましょ
う。
また、インターネットの掲示板などに自分のメールアドレスを書き込んで
投稿したり、ネット上の怪しい懸賞やプレゼントに応募するなど、不用意に
メールアドレスを流出させるような行為はしないように注意してください。
情報編
24
情報編
匿名性について
インターネットの電子掲示板などでは、多くの人がニックネームを使って書
き込み、本人が誰かは特定できません。プライバシーを守る意味でも、ニック
ネームを利用したいと考えるからでしょうが、一方で書き込みをした人の立場
がわからず、発言の信頼性については読み手の判断にまかされています。
V-Campus の学内向け掲示板では、コミュニティづくりのためにも、本名で
書き込むことをルールとしています。イントラネットを利用し、V-Campus ID
を持った人だけが参加するようセキュリティが考慮されていますから、安心し
て本名で参加できます。
暗号技術について
インターネットでやりとりされる情報のセキュリティを保つために、現在で
は暗号技術の開発が進んでいます。第三者に分からないように、元の情報をあ
るルールに従って変換するものが暗号技術です。
インターネットでショッピングをする際に、クレジットカード番号や個人情
報をメールで安全に送受信するためなどにすでに実用化されています。イン
ターネットの普及につれ、暗号技術がますます進むことが予想されます。
インターネットの世界では、日々、技術革新が行われています。やみくもに
恐れることなく、新しい技術に関心を持ち、正しい理解をする努力をしましょ
う。
情報編
25
第2章
情報倫理を守る
2-6 インターネットと著作権について
インターネットが
「世界中とつながっているネットワーク」
という性質上、
とりわけ著作権については、知らないうちにトラブルに巻き込まれやすいと
いえます。
著作権を侵害することで、以下のようなペナルティが課される場合があり
ます。
刑事上の責任
最高で 3 年以下の懲役又は 300 万円以下の罰金。
民法上の責任
民法上の「不法行為」として、損害賠償を求められます。
教育上の懲戒
情報倫理規程や学則にもとづいて、処分を下される場合があります。
情報編
26
情報編
2-7 立教大学における個人情報の取扱について
■個人情報に関する基本的な考え方
立教大学では、個人情報保護の重要性を認識し、その適切な管理を行うこ
とが重要な社会的責務であると考えています。個人情報に関する法令を遵守
すると共に、
「立教大学個人情報保護規程」に基づいた、以下のプライバシー
ポリシーに従って個人情報の保護に努めております。
1. 個人情報とは
現在立教大学に在籍している、および過去において在籍した学生、大学院
生、受験生、保証人、教職員等に関する情報であって、個人が識別されるも
のをいいます。
2. 個人情報の収集について
個人情報は適正かつ公正な手段によって収集し、不正な手段によっては情
報を収集しません。また、収集にあたっては、自明の場合を除き、その利用
目的を明らかにします。
3. 個人情報の利用目的
大学における正課・正課外等教育研究活動における必要なサービスを提供
するために利用します。より具体的な利用目的は、情報収集の際に明示しま
す。
4. 情報の利用について
収集した個人情報は、立教大学及び関係機関(学校法人立教学院、大学・
大学院が協定を締結した他大学・大学院等)で利用目的の範囲内で利用しま
す。協定を締結した大学、大学院名については、履修要項等に記載してある
ので、確認してください。
情報編
27
第2章
情報倫理を守る
5. 情報の提供について
(1) 立教大学および関係機関では、以下の場合を除き、情報を外部に提
供することはありません。
① 本学の業務に必要不可欠な場合
② 本人が同意している場合
③ 法令による場合
④ 本人の身体・生命等を保護するため、緊急かつ止むを得ない場合
⑤ 情報の同一性確認を求める公的機関からの依頼がある場合
⑥ 学術研究に利用する場合
⑦ その他別に定める提供基準に合致する場合
(2) 学生(大学院生等を含む)の学修支援、生活支援、就職活動支援等
のために、学生の個人情報(学籍、履修、成績、課外活動、就職活
動、健康等に関する情報)を大学に届け出ている保証人に提供する
場合があります。満年齢が20歳に達した学生で提供を望まない方
は、教務関係窓口(注1)に申し出ることにより、提供を停止する
ことができます。
(3) なお、正課および正課外活動以外の大学生活の利便をはかるために、
株式会社立教企画(注2)に、個人情報(所属、学生氏名・住所、
保証人氏名・住所)を提供することがあります。また、卒業後の本
学に関わる情報提供のために、立教大学校友会に対して、個人情報
(所属、卒業年月、学生氏名)を提供することがあります。
情報提供にあたっては、株式会社立教企画、立教大学校友会に対し、
本学から提供された個人情報を上記の利用目的以外に使用しないこ
と、個人情報の適正管理に万全の措置を採ること等、本学と同等の
個人情報保護対策を講じることを求めています。株式会社立教企画、
立教大学校友会からの上記サービスを希望しない方は、教務関係窓
口(注1)に申し出ることにより、提供を停止することができます。
(注1)教務関係窓口とは以下のとおりです。
教務事務センター、新座キャンパス事務部教務課、独立研究科事務室、
法務研究科事務室
情報編
28
情報編
(注 2)立教企画は学校法人立教学院がキリスト教に基づく教育理念の実行を将
来可能とする安定した経営体制を確立するため、収益事業を行なうこと
を目的として設立しました。主な事業内容は以下のとおりです。
①人材派遣事業(立教大学等への人材派遣等)
②生・損保業務(立教大学学生総合保障制度、立教大学学資負担者総合
保障制度等)
、施設関連業務(教室賃貸管理業務等)
6. 情報の管理方法
立教大学では、個人情報を正確、最新のものにするよう適切な措置を講じ
ています。また、個人情報の漏洩、紛失、誤用、改ざん、不正アクセス等を
防止するための合理的な保護措置をとっています。
業務委託にあたっては、機密保持条項を含む契約を締結し、委託先に対し、
情報に関する厳重管理を求め、目的以外の利用を行わせないようにしていま
す。上記の内容を遵守するために、大学に「個人情報保護統括管理責任者」
および各部署に「個人情報管理責任者」を定めています。
7. 情報の開示・訂正
個人情報の開示は、
「立教大学個人情報保護規程、同施行細則」に基づいて
行われます。個人情報の内容に誤りがあった場合には速やかに訂正いたしま
す。
8. 不服の申し立て
本学の個人情報の取扱いについて不服がある場合は、
「個人情報保護審査会」
に申し立てることができます。個人情報保護審査会への申し立ては大学の主
要窓口で受付いたします。
情報編
29
第2章
情報倫理を守る
2-8 立教大学情報倫理規程
第 1 条(目的)
1.
2.
この規程は、立教大学(以下、
「本学」という)における情報ネットワー
ク・システムの円滑な利用を促進し、本学の教育・研究の充実を図るこ
とを目的として、本学ネットワーク・システム(以下「本学システム」
という)利用における情報倫理の基準を定め、利用者が良識的行動規範
を持って利用できるようにするとともに、基準違反行為に対する措置な
らびに処分およびその適用手続を明らかにすることを目的とする。
この規程にいう「情報倫理」とは、本学システムおよびインターネット
を含む情報ネットワーク・システム利用上の行為基準であって、その遵
守が利用者の健全な社会規範意識によるもの、ならびに、法令または本
学学則によりその遵守が義務づけられているものを意味する。
第 2 条(指針)
1.
本学は、この規程の実施・運用に際して、教育・研究機関としての使命、
目的に沿って、教育・研究の自由を最大限に尊重し、通信の秘密を守り、
個人情報およびプライバシーの権利を保護しなければならない。
第 3 条(適用範囲等)
1.
2.
3.
4.
この規程は、本学の勤務員(非常勤教員、名誉教授、非専任職員等を含
む)および学生・大学院生(科目等履修生、特別外国人学生、研究生等
を含む)を対象者とする。
この規程は、本学システムの利用が本学の敷地内でなされたと否とを問
わず適用される。
学外者(校友を含む)による利用については、この規程の遵守を旨とす
る同意を予め得ておくなど、この規程の実施に遺漏がないようにしなけ
ればならない。
本学システムの運用の全部または一部について、外部の業者を利用し、
あるいは外部の業者に業務依託する場合には、業者と利用者との間の利
用契約約款中にこの規程の趣旨が含まれるようにするものとする。
情報編
30
情報編
第 4 条(利用者の遵守事項)
1.
2.
3.
4.
5.
6.
本学システムの利用者(以下、
「利用者」という)は、本学の建学の精
神にのっとり、品位を保ち、社会の一員としての自覚に基づいて、利用
しなければならない。
利用者は、本学システムの利用行為とそれにより生じた結果に関して全
責任を負わなければならない。
利用者は、本学システム利用上の遵守事項に違反してはならない。
利用者は、一般にネットワーク上で各個人が守るべきであると理解され
ているルールに、違反してはならない。
利用者は、日本国の法律、規則、政令または条例によって規定された義
務、ならびに、この規程の対象者に適用のある契約上の義務(約款によ
る場合を含む)
、および、慣習法上のすべての義務に、違反してはなら
ない。
情報監査委員会は、第3項ないし第5項による遵守事項を利用者に周知
するため、情報倫理規程細則を定めることができる。
第 5 条(違反行為に対する措置および処分)
1.
前条に違反する行為をした者(アカウントを盗まれた者を含む)に対し
てとりうる措置および処分は、以下の通りとする。
(1) 利用資格の取消・停止(1年を超えないものとする)
・変更
(2) 違反行為に使用され、または、違反行為の結果として生じたファイル、
データ、プログラム等の削除またはそれらへのアクセス制限
(3) アカウントの停止・変更
(4) その他の教育的措置
(5) 本学就業規則第27条および第28条に基づく解職・訓戒・譴責・減
俸
(6) 本学学則第56条第3項に基づく退学・停学・訓告
2. 本学システムの管理者は、第4条違反行為に対して本条第1項(1) ない
し(4) 号の措置をとり、違反行為の内容と措置を情報企画委員会に通告
する。
3. 情報企画委員会は、本条第2項による措置を変更・取消・承認する。
情報編
31
第2章
情報倫理を守る
4.
5.
情報企画委員会は、違反行為の内容を調査し、確認するために調査小委
員会を設置することができる。
情報企画委員会は、本条第4項の調査、確認の結果を、可及的すみやか
に総長または学部長もしくは研究科委員長に通告する。
第 6 条(不服の申立て)
1.
2.
3.
第5条第1項(1) ないし(4) 号の措置をとられた者は、措置の日から7
日以内に、本学システムの管理者を経て情報企画委員会に対し、不服申
立てをすることができる。
情報企画委員会は、前項の不服申立てについて審理し、その結果を不服
申立て者に通知する。
不服申立て者は、情報企画委員会による審理結果の通知の日から14日
以内に、更に情報監査委員会に対して、不服申立てをすることができる。
第 7 条(その他)
1.
システム管理者は、この規程の内容を本学システムの利用者に周知徹底
させるよう努めなければならない。
第 8 条(規程の改廃)
1.
この規程の改廃は、部長会の議を経て、総長が行う。
(付則)
この規程は、1999年11月1日から施行する。
情報編
32
情報編
2-9 コンピュータ(インターネット)利用の際に関わる法律
以下の行為は立教大学のコンピュータ利用規約に違反するばかりでなく、カ
ッコ内に挙げた諸法律に反する違法行為です。これらのことに十分注意して
コンピュータの利用を行ってください。
公序良俗に反する行為(刑法、民法)
他人の著作権、商標権等の知的財産権を侵害する行為(著作権法、特許法、
商標法など)
例)新聞の社説の一部を無断でそのまま引用し、それに対して意見を述べ
る。
→ 事実を記載した新聞記事も、実は著作物でないものは「人事消息や
死亡記事」など事実を簡潔に記述した記事に限られます。そのほか
の記事を、出典を明らかにせず使用した場合などは、著作権法違反
を問われる可能性が非常に高いのです。
例)自分で購入した CD を MP3 ファイルに変換し、ホームページ上に
アップロードした。ホームページ上には「このファイルをダウンロー
ド後、48 時間以内に該当の CD を購入して下さい。
」と注意書きを記
した。
→ この種の注意書きを記したとしても、
他人が自由にアクセスできる
サーバ上に、
著作権で保護されるべきものを載せれば全て著作権を
侵すことになります。
情報編
33
第2章
情報倫理を守る
他人に対する迷惑や不利益を与える行為及び、誹謗・中傷など人権を侵害す
る行為(刑法・民法)
例)ホームページ上の掲示板にて、ある野球チームを誹謗する趣旨の掲示
板を開設した。開設者ではない他人が、その掲示板に野球チーム及び
チームの地元住民を中傷する書き込みを行った。
→ たとえ管理人自身の書き込みではなくても、
掲示板の作成意図や管
理の仕方によっては、書き込みをした人間はもちろん、開設者や管
理人も法的に責任を問われる場合があります。
他人の ID・パスワード、住所、電話番号などを無断で他人に提供したり、ホー
ムページで掲示する行為(不正アクセス禁止法、民法)
例)立教大学の友人からパスワードを教えてもらい、外部のホームページ
掲示板にその ID とパスワードの書き込みを無断で行った。
→ 実際に ID・パスワードを無断使用せずとも、それを無断で他人に
伝えるだけで、不正アクセスの幇助となります。
他ネットワークに不正に侵入する行為(不正アクセス禁止法、民法)
ネットワークの運用に支障を及ぼすような行為(刑法、電気通信事業法、民
法)
情報編
34
情報編
知的財産権とは
著作権には写真や音楽のほかに新聞雑誌・書籍の記事や文章の引用なども含
まれ、正当な引用の限界を超えないように注意すべきです。また、商標権など
のほか氏名権・肖像権なども知的財産権をとして保護される場合がありますの
で、ホームページ作成などの際には特に注意するようにしてください。
不正アクセスとは
実際の被害のあるなしに関わらず、他人の ID・パスワードなどを無断で使用
したり、セキュリティ・ホールを攻撃してコンピュータに侵入する行為は不正
行為として禁止・処罰されます。
また、他人の ID・パスワードを無断で他人に提供しても、不正アクセス行為
を助長したとして処罰されます。提供したことによって金銭的な利益を得たか
どうかは関係ありません。
情報編
35
第2章
情報倫理を守る
2-10「立教大学 ソーシャルコンピューティン
グ・ガイドライン」について
Facebook や Twitter など、
ソーシャルコンピューティングは広く社会に浸
透し、多くの高等教育機関の教育現場でも利活用されるようになってきまし
た。
立教大学においても、組織や個人の利用が増えており、こうしたツールを安
全に利用するためのガイドラインを求める声が高まってきています。
このような状況を踏まえ、立教大学では、学生、教職員、全ての関係者が、
オンライン・コミュニケーション・ツールを安全に利用するために、以下の
ガイドラインを提供することにいたしました。
【はじめに】
●イノベーションへの対応
大学は社会に対しイノベーションを提供する役割を担っています。
そのため
には、
多くのイノベーションを知り活用していく姿勢が求められます。
コミュ
ニケーションのあり方に日々変革をもたらしているオンライン・コミュニ
ケーション・ツールについて、私たちは正しく理解し、安全に活用すること
はとても重要です。
●知りましょう
ソーシャルコンピューティングとは、
人間同士のかかわり合いを支援するた
めにコンピュータシステムを用いるという利用形態のことです。具体的には
Facebook、Twitter、mixi、Flickr、YouTube などのように、利用者がコメ
ントやレビューを書いたり、活動の記録を Web 上に残しながら、他の利用
者と共有することで緩やかにつながることのできるサービスを言います。
情報編
36
情報編
●使いましょう
大学の活動にコミュニケーションは欠かせません。
学生同士、
学生と教職員、
個人と組織、組織と組織、大学と社会などなど、様々なコミュニケーション
に、新しいツールは新たな可能性を生み出し続けています。立教大学では、
次の社会へのイノベーションを担う学生の生活環境である大学において、こ
の新しいツールを積極的に安全に上手に使いたいと考えています。
情報編
37
第2章
情報倫理を守る
2-11 立教大学 ソーシャルコンピューティング・
ガイドライン
1.立教大学の一員であることを自覚し、また、社会の一員としての自覚と
責任をもって利用しましょう。
2.自分が発信した内容に責任を持ちましょう。一度ネットワーク上に公開
すると完全には削除できないことを認識し、自分自身のプライバシーの
保護に留意しましょう。
3.立教大学に関連した内容について、個人的見解を発信する際には、本名
を明らかにした上で一人称を使用し、立教大学の見解ではなく自身の見
解であることを明確にしましょう。
4.基本的人権、肖像権、プライバシー権、著作権、商標権などを侵害しな
いように注意しましょう。
5.
閲覧者に敬意を払いましょう。
次のような情報を発信してはいけません。
(1)誹謗中傷する内容
(2)他人のプライバシーに関する内容
(3)公序良俗に反する内容
(4)人種、民族、言語、宗教、身体、病気、性、思想、信条等に関する
差別的な内容
情報編
38
困ったときには
第1章 Q&A
1-1 V-Campus に関する FAQ(よくある質問集)
1-2 デジタル世界の著作権に関する Q&A
困ったときには
0
困ったときには
困ったときには 第 1 章
Q&A
この章では、V-Campus を利用するにあたって、よく寄せられる
質問と、その答えをまとめています。V-Campus についてわから
ないことがあったら、まずこの章を調べてみてください
困ったときには
1
第1章
Q&A
1-1 V-Campus に関する FAQ(よくある質問集)
V-Campus について、
よく質問される内容をまとめました。
V-Campus ホー
ムページにも FAQ を用意し、随時、追加しています。必要に応じて、確認
してください。
各種 FAQ:https://spirit.rikkyo.ac.jp/faq/
または、次のようにクリックしていきます。
立教大学ホームページ
在学生の方
Rikkyo V-Campus SPIRIT トップページ
サイトマップ
各種 FAQ
*サイトマップへのリンクは、Rikkyo V-Campus SPIRIT トップページの下部にあり
ます。
困ったときには
2
困ったときには
V-Campus 全般の質問
Q:立教 V-Campus では、どのようなことができますか? メール
以外にも使えるのですか。
A:V-Campus では、商用のインターネットサービスプロバイダと同様に、電子
メールはもちろん、Web ページの設置サービスなどを利用できます。それに
加え、立教大学生等関係者のみがアクセスできる場所に各種教材や教務上の
情報メニューなどがあります。
Q:V-Campus について知りたいことや、最新の情報はどこを見た
らよいのですか?
A:V-Campus の情報は、下記の V-Campus ホームページで提供されています。
また、使いこなすための各種の関連情報も、適宜提供されるので参考にして
ください。
V-Campus トップページ:http://spirit.rikkyo.ac.jp/
または、次のようにクリックしていきます。
立教大学ホームページ
在学生の方
Rikkyo V-Campus SPIRIT トップページ
困ったときには
3
第1章
Q&A
メールに関する質問
Q:メールにつけられる「メールエイリアス」とは何ですか?
A:
「別名」のことです。立教 V-Campus のメールアドレスの基本は学生番号で
すが、番号をアドレスに使うのは覚えにくいし、間違えやすい。それに非人
間的です。そこで、希望するニックネームをつけて使うサービスを用意しま
した。それが別名設定です。
別名(エイリアス)は希望するものをつけられますが、先着順となるため、
既に登録されている別名は設定できません。
たとえば、
「satoshi」というメールエイリアスを設定した場合は、
[email protected] といったメールアドレスを使えるようになります。こ
の場合、学生番号を使った元のアドレス宛に送信されたメールもきちんと届
きますので心配は無用です。
とくに自分のプライバシーを守るためにも、
メー
ルエイリアスを設定して使うほうが良いでしょう。学生番号をそのまま使う
と、
いろいろな名簿から自宅住所を調査することも不可能ではありませんが、
別名(エイリアス)を設定して使えば、それを避けることができます。
Q:メールを送ろうとしたら、
「受信者が拒否された」というメッセー
ジが表示されました。メールのあて先は間違っていないので
すが。
A:Outlook Express で「エラー番号:0x800CCC79/受信者の 1 人がサーバに
よって拒否された為、メッセージを送信できませんでした」というメッセー
ジが表示された場合、
「POP before SMTP」の制限に引っかかっていると思
われます。
先に「受信」をしてから「送信」を行ってください。送信トレイにメールが
残っている場合は一旦
「下書き」
フォルダに移動させることをお勧めします。
*POP before SMTP :不正メールの送信や中継を防止する手段の 1 つ。メーラー
がメールを送信する際に、必ず POP(Post Office Protocol)による認証を行う。
困ったときには
4
困ったときには
Q:メールに不審な添付ファイルが送られてきました。
A:メール本文に何も記述のないものや、覚えのない添付ファイルは「ウイルス」
の可能性が高いので、開く前に削除をするようにしてください。
Q:受信したメールからアドレス帳に登録したいのですが。
A:送信者のメールアドレスを、メッセージから連絡先リストに追加することが
できます。
連絡先リストに情報を追加する送信者からのメッセージを開きます。 メッ
セージウィンドウ枠の右上で、
[返信]
の横にある下向きの矢印をクリックし、
[この送信者を連絡先に追加]をクリックします。
Q:知らないアドレス([email protected] など)から、違法
コピーソフトの売り込みメールが届きました。立教関係者が送
信したのですか。
A:もちろん違います。メールを送信したのは迷惑メール業者です。メールに記
載された「送信者アドレス」も「宛先アドレス」もダミーであり、実際には
存在しません。
このようなメールが、
複数の立教アドレスに送られているケー
スがあるようですが、データ漏洩しているのではなく、一部の「立教のホー
ムページから拾い上げたアドレス」に送っていると推測されます。ただし、
実際の宛先は bcc に記載されているため、詳しくはわかりません。いずれに
しても、メールは無視して削除してください。
困ったときには
5
第1章
Q&A
Q:Windows Mail や Outlook Express などのメールソフトは
利用可能ですか?
A:可能です。メールソフトを使いたい場合は次のように設定します。
受信メールサーバーの種類
:POP3
受信(POP3)メールサーバー :pop.gmail.com
送信(SMTP)メールサーバー :smtp.gmail.com
サーバーのポート番号(受信(POP3)
)
:995
サーバーのポート番号(送信(SMTP)
)
:465
ユーザー名(アカウント名)
:[email protected]
パスワード:V-Campus パスワード
*「このサーバーはセキュリティで保護された接続(SSL)が必要」と
「サーバーにメッセージのコピーを置く」をクリックして、チェック
マークを付ける。
なお、メールソフトを利用するには、SPIRIT Gmail の設定で「~POP を有
効にする」設定にしておく必要があります。
メールソフトの設定方法については下記の URL も参照してください。
https://spirit.rikkyo.ac.jp/spiritmail/メールソフトを使ってメールを送受信する.aspx
または、次のようにクリックしていきます。
立教大学ホームページ
在学生の方
Rikkyo V-Campus SPIRIT トップページ
メールについて
SPIRIT Gmail マニュアル
メールソフトを使って送受信する
困ったときには
6
困ったときには
Q:普段は Windows Mail や Outlook Express などのメールソ
フトを利用していますが、短期間だけの併用は可能ですか?
A:可能です。SPIRIT Gmail はメールサーバー内のメールに直接アクセスする
ものです。メールを見ているだけであれば、サーバー内のメールはそのまま
になります。その後、Windows Mail や Outlook Express などのメールソフ
トを利用して、サーバー内のメールを取り込むことができます。
困ったときには
7
第1章
Q&A
メーリングリストに関する質問
Q:メーリングリストの利用はできますか? 一人いくつも持つこと
ができるのですか?
A:V-Campus は誰でも自由にいくつでもメーリングリストを開設することが可
能です。対象とする利用者を細かく設定できるので、学内やサークルなどの
クローズなもの、世界中に公開できるものなど自由に作成できます。
Q:メーリングリストに携帯アドレスが登録できません。
A:通常、
「/」
(スラッシュ)は、一般的なメールアドレスには使用されない記号
であるため、V-Campus メーリングリストシステムでも、登録されるアドレ
ス内に「/」があると「invalid character」として、自動的に登録拒否されて
しまいます。
しかし、携帯電話会社によっては「/」をメールアドレスに使用することを許
可しているため、登録できない場合があります。例えば、ソフトバンクのア
ドレス変更が出来ない場合は、立教大学のメールアドレスをメーリングリス
トに登録し、そのアドレスから「/」入りのソフトバンクアドレスへ転送とい
う方法を取るしかありません。
また、以下のような携帯アドレスは、メーリングリストに登録はできてしま
いますが、メーリングリストが正しく配送されない場合がありますので、同
様に立教アドレスから転送をさせるなどの対応をしてください。
問題あるアドレス
x..x@~
x..x..x@~
.xxx@~
xxx.@~
*「.」の連続使用、アドレスの最初や最後(@の直前)に「.」がある
困ったときには
8
困ったときには
Q:携帯アドレス宛にメーリングリストが届かない時があります。
A:携帯電話会社側の「迷惑メール防止ルール」に抵触していると思われます。
ドコモの場合、ドコモ宛のメール送信のうち、宛先不明のアドレス数が、あ
る基準値に該当してしまうと、以後 24 時間以上にわたり、その送信先から
のアクセスは一切拒否する仕組みだそうです。これを回避するには「全ての
メーリングリストの管理者が、宛先不明アドレスがないように日々チェック
する」しかありません。
Q:自分が送ったメーリングリストが受信トレイに表示されません。
A:メーリングリスト宛に自分が送ったメールは、SPIRIT Mail では受信トレイ
に表示されません。もちろん他のメンバーには配信されています。これは立
教のシステム固有の問題ではなく、Gmail 全体の仕様です。
Gmail ヘルプ センター「メーリングリストに投稿したメールが受信トレイ
に表示されません」を参照してください。
困ったときには
9
第1章
Q&A
SPIRIT Mobile に関する質問
Q:スマートフォンにはどうやってインストールすればよいです
か?
A:スマートフォンから以下の URL にアクセスしてください。それぞれの OS
ごとにダウンロード URL が異なりますので、注意してください。
https://spirit.rikkyo.ac.jp/spirit_mobile/
Mobile V-Campus(携帯電話)に関する質問
Q:携帯電話からはどうやってアクセスすればよいですか?
A:携帯電話は、i モード、FOMA、EZweb、Yahoo!ケータイで利用できます。
携帯電話で利用できるサービスは Mobile V-Campus と SPIRIT Mail の 2 種
類です。アクセス先は以下となります。
Mobile V-Campus :http://m.rikkyo.ac.jp/
SPIRIT Mail
:http://webmail.rikkyo.ac.jp/
Mobile V-Campus は一度利用登録をして、
トップページをブックマークに登
録しておくと、次からアクセスする際のログインは必要ありません。
Q:利用停止手続きってどんなときにするのですか?
A:携帯電話を紛失した場合や、携帯電話に残っている情報を消去しないまま他
人に端末を譲ってしまった場合などです。
困ったときには
10
困ったときには
1-2 デジタル世界の著作権に関する Q&A
Q:著作権とは何ですか?
A:文章や写真、音楽、ソフトウェアなどの著作物を作った人の権利を守る、こ
れが「著作権」の基本的な考え方です。これらの著作物を複製、転載、改変
する場合には、著作(権)者の意向を守りましょう。作品をまるごと転載す
るなど、著作権侵害にみえる行為でも、著作者自身の許可があれば、問題は
ありません。
(その場合は、
「著作権者である○×さんの許可を得て転載」と
いう注記をつけるようにしましょう)
。
しかし、著作権者の許可なく、著作物である作品をまるごと転載したり、楽
曲の MP3 ファイルや市販プログラムをサーバー上で公開したりすると、著
作権法違反となり、刑事責任を問われることもあり得ます。他人の著作物を
尊重する姿勢を忘れずに、知らず知らずのうちに著作権をおかすことがない
よう留意しましょう。
Q:自分のホームページでアイドルの写真ファイルを掲載していま
す。同じような内容の個人サイトは他にもたくさんあるので問
題はないと思うのですが。
A:無断で掲載している以上「肖像権の侵害」にあたります。他のサイトも同様
です。
写真集などからスキャンしたものであれば、その著者や出版社の権利も侵害
していることになります。そのほか、有名人だからといって私生活上の事柄
をみだりに公表したり、社会的評価を低下させるような事実をホームページ
で公開したりすると、名誉毀損やプライバシー権の侵害になります。また、
事実の公表でなくても名指しで侮辱した場合には、侮辱罪や損害賠償の問題
となることがあります。ネット掲示板への書き込みにおいても同様の扱いと
なります。
困ったときには
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第1章
Q&A
Q:ある記事が新聞で報道されました。その記事をホームページ
で紹介したいのですが、何か承諾が必要ですか?
A:承諾が必要な場合と必要でない場合とがあります。
事実の伝達に過ぎない雑報及び時事の報道の場合は承諾不要ですが、社説な
ど、記者の思想や感情が加わった記事の場合は著作物となりますので、他人
が著作物を無断で利用することは許されません。
Q:個人で非営利の趣味のホームページを運営しています。非営
利なのですから、
他人の文学作品や写真等を掲載するのに許可
はいらないと思いますが、問題はありますか?
A:その作品に著作権がある限り、その著作者に無断で掲載することは有線送信
権(インターネットは有線送信権に該当します)の侵害となります。
自分ひとりあるいは少数の仲間の間だけで楽しむ限定公開の形ならば良いの
ではないか、という質問が出るかと思いますが、結論はやはり不可です。
理由はいくつかあります。前記の有線送信権の侵害に当たること、私的利用
で許されているのは限定された範囲での「複製」だけであること、ネットで
の掲載は非公開を意図した利用であっても著作権法で許されている私的利用
の範囲を超えることなどです。
授業で作成したホームページ等についても同様です。著作者の許諾無しに作
品の掲載、転載をしてはいけません。
Q:ガイドブックの写真や絵はがき等、誰が写しても同じような街
中の風景写真であれば、勝手にホームページに掲載してよい
ですか。また、単なる青空と雲の写真なら、どうですか。
A:このような写真でも、原則として著作物であり、著作権者に無断で掲載する
ことはできません。一見、何の変哲もないように見えても、何を表現するか
の意思決定のほか、構図、タイミング等も考慮して、作者なりに工夫した結
果を作品に表現しているはずです。これは、単なる青空と雲を写した写真に
ついても同じです。原則として著作物に当たり、著作権の対象として法的保
護が与えられていると考えておくべきです。
困ったときには
12
困ったときには
Q:ホームページのバックで好きなアーティストの音楽を流したい
と思います。正規に購入した CD を利用するつもりですが、著
作権侵害になりますか? 30 秒以内なら良いと聞きましたが、
本当ですか?
A:30 秒以内でも著作権侵害になります。秒数や、正規に購入したか否かは関係
ありません。ホームページに無断公開した時点で違法です。
Q:音楽 CD をコピーすることは違法ですか?
A:基本的には、音楽 CD、ビデオ、テレビ番組などの著作物をコピーすること
は認められています。ただし、自分自身や家族の間だけで利用するといった
「私的使用の範囲内」に限られています。そのため、許可なくコピーしたも
のを友人や知人に貸したり譲渡したり、
ましてや売ることは違法になります。
Q:
「ファイル交換(共有)ソフト」を使用することは、違法ですか?
A:Winny などの「ファイル交換(共有)ソフト」は、このソフトをインストー
ルしている人たちで自動的にネットワークを形成し、お互いに所持している
ファイルのリストを交換(共有)することができるソフトです。
希望するファイルを指定すると、他の人のパソコンから自動的にダウンロー
ドされ、インターネット上の不特定または多数の他のユーザからのリクエス
トがあれば自動的に送信できる状態に設定されます。
交換されるファイルが、自分で作詞/作曲した音楽や自分で作成した文書で
あれば「私的使用」となり問題はありませんが、他人が作成した著作物であ
り、しかも著作者の許諾なしで交換されることによって著作権侵害となる場
合や、著作権を侵害する行為によって作成されたファイルを交換によって入
手する場合には違法と考えられます。
自分が意図しなくても、ソフトをインストールして起動するだけで著作権侵
害行為に加担する恐れがあるため、
「ファイル交換(共有)ソフト」の使用は
自粛しましょう。
困ったときには
13
第1章
Q&A
Q:他人のホームページに、無断でリンクを張ってはいけないの
でしょうか?
A:リンクを張ることは原則的に自由です。
ただ実際問題として、リンクされる側はホームページの製作意図に沿って利
用してもらいたいわけですから、その意図に反する利用をされた場合(例え
ば、純愛を描いたページが猥褻なページにリンクされるような場合)は、ク
レームを付けられる場合があります。したがって他人のホームページにリン
クを張る場合はその開設者から承諾をもらうようにしましょう。
Q:自分のホームページに、本や雑誌の内容を引用しても良いで
すか?
A:著作権法上で規定されている「正当な引用の範囲内」であれば、許可なく引
用することができます。しかし、引用したのがどの部分かはっきりと分かる
ようにカギカッコで括るなどの区別をしたうえで、出典、タイトル、著作権
の所在などを明示しなくてはなりません。
Q:著作権に関する知識を得るには?
A:以下のインターネットのホームページなどで、著作権に関する基礎知識や最
新動向について情報が提供されています。こうした情報を利用して、常に正
しい知識を持つよう心がけましょう。
社団法人著作権情報センター
日本ビジュアル著作権協会
社団法人日本音楽著作権協会
困ったときには
http://www.cric.or.jp/
http://www.jvca.gr.jp/
http://www.jasrac.or.jp/
14
資料編
規定
立教 V-Campus 利用規約
資料編
0
資料編
規定
資料編
1
各種規定
立教 V-Campus 利用規約
2002 年 3 月 1 日制定
第 1 条(目的)
1. この規約は、立教大学が提供するインターネットサービス(以下「立教
V-Campus」という。
)の円滑な運用およびセキュリティ対策のために必要な
事項を定める。
第 2 条(利用の目的)
1. 立教 V-Campus は立教大学及びその関係組織の教育・研究のために利用
することを目的とする。
第 3 条(利用資格)
1. 立教 V-Campus の利用者(以下「利用者」という)は立教大学の在学生、
教職員及び立教大学がその他適当と認めた個人又は大学内の団体に限るもの
とする。
第 4 条(ID 及びパスワード)
1. 利用者は、立教大学が利用者に対し付与する ID 及びパスワードの管理
責任を負うものとする。
2. ID 及びパスワードの使用上の過誤や第三者の使用による損害の責任を
立教大学は負わない。
3. 利用者は、ID 又はパスワードが窃用され又は窃用される可能性があるこ
とが判明した場合には、直ちに立教大学にその旨を連絡するとともに、立教
大学からの指示がある場合にはこれに従うものとする。
資料編
2
資料編
第 5 条(利用の停止)
1. 立教大学は、利用者が以下(1)~(6)のいずれかに該当する場合、もしくは
該当する恐れのある場合、これを調査し、立教 V-Campus の利用資格を停止
することがある。
(1) 違法に、又は明らかに公序良俗に反する態様において立教
V-Campus を利用したとき
(2) 立教 V-Campus を直接又は間接に利用する者の当該利用に対し重
大な支障を与える態様において利用したとき
(3) 第三者によって当該の ID もしくはパスワードが不正利用されてい
るとき
(4) 学部教授会が必要と認めたとき
(5) 部長会が必要と認めたとき
(6) 立教大学情報倫理規程に違反したとき
(7) その他、立教大学メディアセンターが必要と認めたとき
第 6 条(免責)
1. 立教大学は、立教 V-Campus によるサービスの提供の遅延若しくは中断
によって、又は提供された情報に関連して生じた損害に対し、責任を負わな
いものとする。
第 7 条(本規約の変更)
1. 立教大学は、利用者の承諾を得ることなく本規約を変更することがある。
資料編
3
各種規定