TM-m30 Utilityユーザーズマニュアル

Utility
ユーザーズマニュアル
概要
TM-m30 Utilityの特長や動作環境、
インストールおよび
アンインストールについて説明します。
使い方
TM-m30 Utilityの使い方について説明します。
クーポン印刷
クーポン機能の使い方について説明します。
M00093901
Rev.B
ご注意
 本書の内容の一部または全部を無断で転載、複写、複製、改ざんすることは固くお断りします。
 本書の内容については、予告なしに変更することがあります。最新の情報はお問い合わせください。
 本書の内容については、万全を期して作成いたしましたが、万一ご不審な点や誤り、記載もれなど、お気づ
きの点がありましたらご連絡ください。
 運用した結果の影響については、上項に関わらず責任を負いかねますのでご了承ください。
 本製品がお客様により不適切に使用されたり、本書の内容に従わずに取り扱われたり、またはエプソンおよ
びエプソン指定の者以外の第三者により修理・変更されたことなどに起因して生じた損害などにつきまして
は、責任を負いかねますのでご了承ください。
 エプソン純正品およびエプソン品質認定品以外のオプションまたは消耗品を装着してトラブルが発生した
場合には、責任を負いかねますのでご了承ください。
商標について
EPSON、EXCEED YOUR VISION、および ESC/POS はセイコーエプソン株式会社の登録商標です。
Microsoft®、Windows®、Windows Vista®、Windows Server® は米国 Microsoft Corporation の米国
およびその他の国における商標または登録商標です。
Bluetooth® のワードマークおよびロゴは、Bluetooth SIG, Inc. が所有する登録商標であり、セイコーエプ
ソン株式会社はこれらのマークをライセンスに基づいて使用しています。
その他の製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です。
ESC/POS® コマンドシステム
EPSON は、独自の POS プリンターコマンドシステム、ESC/POS により、業界のイニシアチブをとって
きました。
ESC/POS は特許取得済みのものを含む数多くの独自のコマンドを持ち、高い拡張性で多才な POS
システムの構築を実現します。ほとんどの EPSON POS プリンターとディスプレイに互換性を持つほか、こ
の独自の制御システムにはフレキシビリティーもあるため、将来アップグレードが行いやすくなります。その
機能と利便性は世界中で評価されています。
© Seiko Epson Corporation 2015-2016. All rights reserved.
2
安全のために
記号の意味
本書では以下の記号が使われています。それぞれの記号の意味をよく理解してから製品を取り扱ってくださ
い。
ご使用上、必ずお守りいただきたいことを記載しています。この表示を無視して誤った取り扱い
をすると、製品の故障や動作不良の原因になる可能性があります。
注意
補足説明や知っておいていただきたいことを記載しています。
参考
使用制限
本製品を航空機・列車・船舶・自動車などの運行に直接関わる装置・防災防犯装置・各種安全装置など機能・
精度などにおいて高い信頼性・安全性が必要とされる用途に使用される場合は、これらのシステム全体の信頼
性および安全維持のためにフェールセーフ設計や冗長設計の措置を講じるなど、システム全体の安全設計にご
配慮いただいた上で当社製品をご使用いただくようお願いいたします。
本製品は、航空宇宙機器、幹線通信機器、原子力制御機器、医療機器など、きわめて高い信頼性・安全性が必
要とされる用途への使用を意図しておりませんので、これらの用途には本製品の適合性をお客様において十分
ご確認の上、ご判断ください。
本書について
本書の目的
本書は、TM-m30 Utility の使用に必要な情報を提供することを目的としています。
本書の構成
本書は以下のように構成されています。
第1章
概要
第2章
使い方
第3章
クーポン印刷
3
目次
■ 安全のために .............................................3
設定をプリンターに復元する........................... 47
記号の意味............................................................. 3
■ 動作テスト ..............................................48
■ 使用制限 .....................................................3
■ 本書について .............................................3
本書の目的............................................................. 3
本書の構成............................................................. 3
■ 目次.............................................................4
クーポン印刷 ........................... 49
■ 概要..........................................................49
■ 概要.............................................................5
印刷の仕組み...................................................... 49
クーポン印刷の方法 .......................................... 50
オートカット時のロゴ印刷............................... 52
クーポンデータ形式 .......................................... 52
環境 ..................................................................... 53
セットアップ...................................................... 53
■ サポート OS..............................................7
■ クーポンの設定 ......................................54
■ インストール .............................................8
クーポンの登録 .................................................. 55
クーポンの印刷方法の設定............................... 59
クーポン印刷の設定 .......................................... 62
印刷順番の指定 .................................................. 63
印刷頻度の指定 .................................................. 64
概要.............................................. 5
■ アンインストール......................................8
■ OS による違い ..........................................9
■ Coupon Generator でクーポンを登録65
使い方....................................... 11
■ クーポンの印刷 ......................................66
■ TM-m30 Utility の起動.......................11
ポップアップ選択で印刷する場合 ................... 66
印刷結果の確認 .................................................. 68
TM-m30 Utility を起動する........................... 11
通信ポートを追加して TM-m30 Utility を
起動する ............................................................. 13
■ 現在の設定 ..............................................16
■ ロゴの登録 ..............................................18
ロゴの登録.......................................................... 21
■ 電子ジャーナル ......................................25
電子ジャーナルデータの保管場所................... 25
電子ジャーナルの設定 ...................................... 25
電子ジャーナルの確認 ...................................... 26
■ 用紙節約 ..................................................29
■ 自動用紙カット ......................................31
■ 印刷制御 ..................................................33
■ デバイスフォント...................................35
■ ブザー......................................................36
■ カスタマーディスプレイ .......................38
■ インターフェイス...................................40
■ 設定の保存と復元...................................45
プリンターの設定をファイルに保存する ....... 45
4
■ FAQ.........................................................69
■ Acknowledgements..........................71
第1章
概要
概要
本章では、TM-m30 Utility の概要、動作 OS、インストールとアンインストール方法について説明しています。
概要
「TM-m30 Utility」
は、TM-m30 のパラメーターを確認し、設定する、
TM-m30 専用のユーティリティーです。
以下の機能があります。
メニュー
ロゴの登録
機能
1
 ロゴの登録
18 ページ
クーポン *
 クーポンの登録
 クーポン印刷の設定
49 ページ
電子ジャーナル *
 電子ジャーナルの設定
25 ページ
用紙節約
 上下余白の削減
 行間 / 改行の削減率
 バーコード高さの削減率
 バックフィードによるトップマージン量
29 ページ
自動用紙カット
 カバークローズ時に用紙を自動カットする
 用紙カット時にロゴを印刷する
31 ページ
印刷制御
 用紙幅
 印字濃度
 印字速度
 多階調印字濃度
 オフライン中コマンド実行
 インターフェイス起動中のパワー LED 表示
 メモリースイッチ設定
33 ページ
デバイスフォント
 デバイスフォントのコードページ
 国際文字セット
35 ページ
ブザー
 オプションブザー設定
36 ページ
カスタマーディスプレイ
 カスタマーディスプレイ設定
38 ページ
5
メニュー
インターフェイス
機能
 Bluetooth ® 設定
 USB クラス設定
 イーサーネット設定
 複数インターフェイスによる印刷のインターフェイスの選択
40 ページ
設定の保存と復元
 ロゴ登録ファイルとプリンターの設定をファイルに保存する
 保存したファイルから設定をプリンターに復元する
45 ページ
 プリンタードライバーがインストールされていない場合は、利用できません。
( ドライバーの種類とバージョンについては、53 ページ「環境」を参照してください。)
6
第1章
概要
サポート OS
 Windows 10 (32 bit/64 bit)
 Windows 8.1 (32 bit/64 bit)
 Windows 8 (32 bit/64 bit)
 Windows 7 SP1 (32 bit/64 bit)
 Windows Vista SP2 (32 bit/64 bit)
 Windows Server 2012
 Windows Server 2008 R2 SP1
 Windows Server 2008 SP2 (32 bit/64 bit)
 Windows Embedded for Point of Service
1
 Windows Embedded POSReady 2009
7
インストール
TM-m30UtilityXXX.exe を実行してください。
注意
Administrator 権限でインストールしてください。
お客様が画像編集アプリケーションで作成したクーポンを、EPSON Coupon Generator で登録する場合
は、" セットアップタイプ " 画面で、"EPSON Coupon Generator" をチェックして、インストールしてくだ
さい。
Coupon Generator をインストールすると、[ デバイスとプリンター ] に EPSON Coupon Generator
(TM-m30) が追加されます。
8
第1章
概要
アンインストール
以下の手順でアンインストールしてください。
1
2
コンピューターで実行している、他のすべての作業を終了します。
3
" プログラムのアンインストールまたは変更 " 画面が表示されます。[EPSON TM-m30
Utility Ver.x.x] をダブルクリックします。
4
アンインストール確認画面が表示されます。[ はい ] をクリックします。
アンインストールされます。
5
" アンインストール完了 " 画面が表示されます。[ 完了 ] をクリックします。
[ スタート ]-[ コントロールパネル ]-[ プログラムのアンインストール ] を選択します。
10 ページ「OS による違い」を参照してください。
1
9
OS による違い
本書では OS によって記載内容が異なる場合があります。以下を参照してください。
項目
説明
画面の説明
本書では Windows 7 の画面で説明をしています。
他の OS をご使用の場合は、読み換えてお使いください。
TM-m30 Utility の起
動
Windows 10
[ スタート ] - [ すべてのアプリ ] - [EPSON TM-m30] - [EPSON TM-m30 Utility]
Windows 8.1/Windows 8
[ スタート ] - [ すべてのアプリ ] - [TM-m30 Utility]
Windows 7
[ スタート ] - [ すべてのプログラム ] - [EPSON] - [TM-m30 Software] - [TM-m30
Utility]
Windows Vista
[ スタート ] - [ すべてのプログラム ] - [EPSON] - [TM-m30 Software] - [TM-m30
Utility]
アンインストール
Windows 10
[ スタート ] - [ 設定 ] - [ システム ] - [ アプリと機能 ]
Windows 8.1/Windows 8
[ デスクトップ ] - サイドバー [ 設定 ] - [ コントロールパネル ] - [ プログラムのアンイ
ンストール ]
Windows 7
[ スタート ] - [ コントロールパネル ] - [ プログラムのアンインストール ]
Windows Vista
[ スタート ] - [ コントロールパネル ] - [ プログラムのアンインストール ]
10
第2章
使い方
使い方
本章では、TM-m30 Utility の使い方について説明しています。
注意
設定の保存中は、プリンターの電源を切ったり、接続を切断したりしないでください。
TM-m30 Utility の起動
TM-m30 Utility を起動する
以下の手順で、TM-m30 Utility を起動します。
1
[ スタート ] - [ すべてのプログラム ] - [EPSON] - [TM-m30 Software] - [TM-m30
Utility] を選択します。
2
以下の画面が表示されます。TM-m30 Utility を使用したいプリンターを選択し、[OK]
をクリックします。
プリンターが表示されない場合は、[ ポートの追加 ] をクリックします。13 ページ「通信ポートを追加
して TM-m30 Utility を起動する」を参照してください。
参考
 表示する言語を選択したい場合、[ 言語の選択 ] をクリックします。
 ポートを選択し、[ ポートの削除 ] をクリックすると、選択した通信ポートが削除されます。
11
2
3
12
TM-m30 Utility が起動します。" 現在の設定 " 画面に取得した値が表示されます。
USB 接続の場合、接続したプリンターを識別するには、TM-m30 Utility を起動後に テスト印刷 する
か、プリンター側面の シリアル番号 と TM-m30 Utility に表示されたプリンターのシリアル番号を確
認してください。
初めて TM-m30 Utility を実行した時は、プリンターと通信できないと起動しません。
ただし、一度通信を確立した場合は、プリンターがオフラインの場合でも前回のプリンターの設定情報
を元に起動します。
第2章
使い方
通信ポートを追加して TM-m30 Utility を起動する
以下の手順で、通信ポートを追加します。
1
[ スタート ] - [ すべてのプログラム ] - [EPSON] - [TM-m30 Software] - [TM-m30
Utility] を選択します。
2
以下の画面が表示されます。[ ポートの追加 ] をクリックします。
2
3
" ポートの追加 " 画面が表示されます。追加するポートの設定をします。設定後、[OK] を
クリックします。
参考
 ポートが通信できない場合、エラーメッセージが表示されます。その場合、ポートは追加でき
ません。プリンターの接続状態、またはドライバーのポート設定を確認してください。
 [ 通信テスト ] はテスト印刷ではなく、通信結果を画面に表示します。
13
 Bluetooth
項目
説明
ポート
使用するコンピューターの仮想シリアルポートを選択します。
検索
通信可能な仮想シリアルポートを検索します。
ペアリングを実行
EPSON TM Bluetooth ® Connector を起動します。
EPSON TM Bluetooth ® Connector からプリンターのペアリングをしてくだ
さい。
通信テスト
通信テストをします。
 USB
項目
説明
ポート
使用する USB ポートを選択します。
検索
通信可能な USB ポートを検索します。
通信テスト
通信テストをします。
参考
USB 接続の場合、プリンタークラスとベンダークラスのプリンターが混在する環境では、プリ
ンターを追加できないことがあります。この場合は、すでにコンピューターに接続されているプ
リンターの電源を切ってから、本ユーティリティーを起動してください。
 イーサーネット
項目
IP アドレス
使用するプリンターの IP アドレスを入力します。
検索
ネットワーク上にある TM-m30 を検索し、IP アドレスを一覧表示します。
詳細設定
(EpsonNet Config)
EpsonNet Config を起動します。
通信テスト
通信テストをします。
参考
14
説明
EpsonNet Config からプリンターのネットワーク設定を行ってください。
[ 検索 ] をクリックしても、IP アドレスを設定済みの TM-m30 が表示されない場合、TM-m30
の IP アドレスを [IP アドレス ] に直接入力してください。
第2章
4
以下の画面に戻ります。追加したポートを選択し、[OK] をクリックします。
5
TM-m30 Utility が起動します。
使い方
2
15
現在の設定
プリンターから取得した設定値やメンテナンスカウンターの値を表示します。
項目
プリンター情報
現在の設定
説明
プリンター名
プリンター名が表示されます。
搭載フォント
プリンターに搭載されているフォントが表示されます。
シリアル番号
プリンターのシリアル番号が表示されます。
ファームウェアバージョン
プリンターのファームウェアバージョンが表示されます。
ロゴの登録
登録されているロゴの数と、メモリーの使用量および全体量が
表示されます。
クーポン *
クーポンの設定が表示されます。
電子ジャーナル *
電子ジャーナルの設定が表示されます。
用紙節約
用紙節約の設定が表示されます。
自動用紙カット
自動用紙カットの設定が表示されます。
印刷制御
用紙幅、印字濃度、多階調印字濃度、印字速度、オフライン中
コマンド実行、およびインターフェイス起動中のパワー LED
表示の設定が表示されます。
デバイスフォント
デバイスフォントのコードページおよび国際文字セットの設
定が表示されます。
ブザー
ブザーの設定が表示されます。
カスタマーディスプレイ
カスタマーディスプレイの設定が表示されます。
インターフェイス
インターフェイスの情報が表示されます。
メンテナンスカウンター
メンテナンスカウンターが表示されます。
17 ページ「メンテナンスカウンター」を参照してください。
 プリンタードライバーがインストールされていない場合は、表示されません。
16
第2章
使い方
メンテナンスカウンター
メンテナンスカウンターの値の表示と、リセット可能な値をリセットできます。
項目
紙送り量 [km]
オートカッター駆動回数
[回]
2
説明
リセット可能
プリンターの紙送り量を表示します。
[ リセット ] を押すと、値が 0.000 に戻ります。
積算
プリンターの紙送り量 ( 積算値 ) を表示します。
リセット可能
プリンターのオートカッター駆動回数を表示します。
[ リセット ] を押すと、値が 0 に戻ります。
積算
プリンターのオートカッター駆動回数 ( 積算値 ) を表示しま
す。
17
ロゴの登録
プリンターに登録するロゴデータの設定をします。
参考
18
プリンターに登録されているロゴは、以下のことはできません。
 ロゴデータの再編集
 プリンターへの再登録
 ファイル保存
第2章
使い方
[ ロゴの登録 ] には、以下の機能があります。
項目
キーコードリスト
キーコード
説明
プリンターに登録されているロゴと、プリンターに追加するロゴを表示し
ます。
プリンターに登録済みのロゴ :
ロゴデータのキーコードの左側に
が表示されます。
追加するロゴ :
設定するキーコードのみ表示されます。
画像ファイル
プリンターに登録済みのロゴ :
( 登録済 ) が表示されます。
追加するロゴ :
画像ファイル名が表示されます。
サイズ [ バイト ]
プリンターに登録済みのロゴ :
表示されません。
2
追加するロゴ :
画像ファイルのサイズが表示されます。
追加
画像ファイルを追加します。
編集
画像ファイルのハーフトーンや明るさを編集します。
削除
ロゴを削除します。
テスト印刷
選択したロゴを印刷します。
ロゴに [ 倍率 ]、[ 配置 ] を設定すると、設定した結果の大きさと位置で印
刷します。
モード変更
ロゴの登録モードを変更します。[ モード変更 ] をクリックすると、" ロゴ
登録モードの選択 " 画面が表示されます。
開始キーコード指定モード
登録するロゴにキー
コードを自動的に設定
する。
Advanced Printer Driver コン
トロールフォント設定モード
ロゴ管理用の識別コードを指定します。
チェックすると、登録するロゴにキーコードを自動的に設定します。
チェックを外すと、ロゴを追加または編集するときにキーコードを設定し
ます。
Windows プリンタードライバー (Advanced Printer Driver Ver.5) の
場合、キーコードの代わりに、control フォント (h ∼ I) で管理します。
19
項目
キーコードの管理
説明
プリンターに登録済みのキーコードを表示します。
削除
選択したキーコードのロゴを削除します。
すべて削除
プリンターに登録済みのすべてのロゴを削除します。
キーコード取得
プリンターの情報を再び取得します。
プレビュー
プリンターに登録する前の、ロゴのイメージが表示されます。登録済みの
ロゴのイメージは表示されません。
倍率
キーコードリストで選択したロゴの倍率を設定します。設定した結果は、
[ テスト印刷 ] またはプレビューで確認できます。実際に使用する場合に
は、ドライバーや ESC/POS コマンドから倍率を指定してください。
配置
キーコードリストで選択したロゴの印刷位置を設定します。設定した結果
は、[ テスト印刷 ] またはプレビューで確認できます。実際に使用する場
合には、ドライバーや ESC/POS コマンドから配置を指定してください。
ロゴインジケーター
インジケーター:プリンターのロゴ登録可能メモリーサイズ
追加ロゴサイズ:リストに表示されているロゴのサイズ
使用量:登録済みロゴのサイズ
20
ファイルに保存
画像ファイルを、ロゴ登録ファイル (TLG ファイル ) または、ビットマッ
プファイルで保存します。
プリンターに登録
画像データを、プリンターに登録します。
第2章
使い方
ロゴの登録
複数のロゴを登録する場合、まとめて一度にプリンターに登録することをお勧めします。
以下の手順でロゴを登録します。
1
[ 追加 ] をクリックします。
2
2
プリンターに登録する画像ファイルを指定し、[ 開く ] をクリックします。
指定可能なファイルサイズは、幅 2047 x 高 831 ピクセル ( ドット ) 以下の bmp, jpeg, gif, png ファ
イルです。ロゴの幅が用紙幅を超える場合は警告メッセージを表示します。[OK] をクリックし、手順
4 の " ロゴ編集 " 画面で縮小してください。
21
3
" ロゴ編集 " 画面が表示されます。[ モノクロ ] または [ 多階調 ] をクリックし、出力する画像
フォーマットを選択します。
[ モノクロ ] の場合は 2 色に、[ 多階調 ] の場合はグレースケールで 16 色 ( 階調 ) に減色します。
4
画面上部のプレビューを参照して、イメージデータを設定します。設定が終了したら、
[OK] をクリックします。
設定項目は以下のとおりです。
項目
説明
イメージ幅
リサイズ後の画像サイズを設定します。(設定値は mm です。)
サイズ変更
サイズの変更の有 / 無を設定します。
チェックしない場合、画像のサイズで印刷されます。画像が大きい場合、
用紙幅を超える部分は印刷されません。
ハーフトーン
22
ハーフトーンの種類を設定します。手順 3 で [ モノクロ ] を選択した場
合、[ ディザ ]/[ 誤差拡散 ]/[ なし ] から、[ 多階調 ] を選択した場合、[
ディザ ]/[ なし ] から選択します
第2章
項目
5
使い方
説明
明るさ
明るさを設定します。手順 3 で [ モノクロ ] を選択した場合、5 段階か
ら、[ 多階調 ] を選択した場合、15 段階から選択します。
濃度
印刷の濃度を設定します。
ロゴ登録モードが [ 開始キーコード指定モード ] で、[ 登録するロゴにキーコードを自動
的に設定する ] にチェックされていない場合、" キーコードの設定 " 画面が表示されま
す。キーコードを設定し、[OK] をクリックします。
[ 開始キーコード指定モード ] 以外のロゴ登録モードや、[ 登録するロゴにキーコードを自動的に設定す
る ] がチェックされている場合、" キーコードの設定 " 画面は表示されません。
2
6
リストにロゴデータが追加されます。複数のロゴデータを登録する場合、手順 1 ∼ 5 を繰
り返します。
7
プリンターに登録するロゴデータをすべて追加後、画面右のインジケーターでプリン
ターに登録可能なサイズか確認し、[ プリンターに登録 ] をクリックします。
23
8
ロゴデータがプリンターに登録されます。また、ロゴデータはロゴ登録ファイル(TLG
ファイル)にも保存されます。
ロゴ登録ファイルについて
ロゴ登録ファイル (TLG ファイル ) は、ロゴをプリンターに登録したときに、上書き保存されます。このファ
イルには、最後にプリンターに登録したロゴのデータしか保存されません。そのため、複数のロゴデータをロ
ゴ登録ファイルに保存したい場合、すべてのロゴデータを一度でプリンターに登録してください。
すでにプリンターに登録済みのデータを保存するには、以下の手順を実施してください。
1
プリンターに登録済みのロゴをすべて削除します。
2
3
プリンターに登録するロゴデータをすべて用意します。
18 ページ「ロゴの登録」を参照してください。
TM-m30 Utility にすべてのロゴを追加し、プリンターに一度で登録します。
この手順により、すべてのロゴデータを含むロゴ登録ファイル(TLG ファイル)が作成
されます。
21 ページ「ロゴの登録」を参照してください。
24
第2章
使い方
電子ジャーナル
電子ジャーナルとは、印刷したデータをバイナリーファイルでコンピューターに保管する機能です。印刷の都
度、ファイルが生成されます。TM-m30 Utility では、日付を指定して印刷結果を表示できます。
プリンタードライバーがインストールされていない場合は、利用できません。ドライバーの種類とバージョン
については、53 ページ「環境」を参照してください。
電子ジャーナルデータの保管場所
電子ジャーナルデータの保管場所は、以下のとおりです。
項目
フォルダー
ファイル名
説明
C:¥ProgramData¥EPSON¥TMCommandEmulator¥EJ
¥[ 機種名 ]¥[yyyymmdd( 年月日 )]
2
[ ポート名 ] 時分秒ミリ秒 .bin
( 例 : [LPT2]104045847.bin
ポート名は、コンピューターのポートを確認してください。USB のポート名は、
USB のシリアル番号 (USBID) となります。)
参考
電子ジャーナルデータは、コンピューターに蓄積されます。そのため数か月に一度、データを削
除してください。必要に応じてバックアップしてください。
電子ジャーナルの設定
以下の手順で電子ジャーナルを設定します。
1
2
[ 電子ジャーナル ] をクリックします。
[ 電子ジャーナルを有効にする ] にチェックします。
25
電子ジャーナルの確認
以下の手順で電子ジャーナルを確認します。
参考
1
2
[ 電子ジャーナル ] をクリックします。
3
確認したい期間 ( 日付 ) をカレンダーから選択します。
[ 表示 ] をクリックします。
" 電子ジャーナル " 画面が表示されます。
参考
26
[ 電子ジャーナルを有効にする ] にチェックが入っていないと、電子ジャーナルを表示できません。
週単位の表示など、月をまたいで選択する場合、表示枠をドラッグして広げると、2 か月分のカ
レンダーが表示されて選択できるようになります。
第2章
4
使い方
表示したいデータを、リストから選択します。
印字結果が表示されます。
2
電子ジャーナルのメニューバーは、以下の構成になっています。
項目
ファイル
表示
ヘルプ
説明
テキストファイル
に出力
選択した印刷データを、テキストファイルに出力します。
ビットマップファ
イルに出力
選択した印刷データを、ビットマップファイルに出力します。
印刷
選択した印刷データを、プリンターで印刷します。
終了
電子ジャーナルを終了します。
表示を更新
表示を更新します。
Language
言語を切り替えます。
オプション設定
プリンターの設定値を読み込み、画面に表示するイメージを実際に印刷した
イメージに合わせます。
レポート表示
日ごとのレシートの発行枚数、クーポンの発行枚数を集計できます。28 ペー
ジ「レポート表示」を参照してください。
バージョン情報
電子ジャーナルのバージョンを表示します。
( グラフィックで印刷された場合は、テキスト出力されません。)
27
レポート表示
確認したい期間を選択し、[ 表示 ] - [ レポート表示 ] を選択すると、以下の画面が表示されます。
1 日ごとの印刷状況や、クーポン発行状況を知ることができます。
[CSV ファイルに出力 ] をクリックすると、レポートの内容を CSV ファイルで保存することができます。
28
第2章
使い方
用紙節約
注意
ロゴ、クーポン等のイメージ印刷やページモード印刷の場合、用紙節約を設定しても用紙を節約
できないことがあります。印刷方法ごとの節約できない条件は以下のとおりです。
 Advanced Printer Driver Ver.5:
回転印刷、バーコードの回転など。*
 UPOS (OPOS ADK, OPOS ADK for .NET):
ページモード印刷、回転印刷、ビットマップ / バーコード / 文字を横
にならべて印刷するなど。
 ESC/POS コマンド: ロゴやクーポン等のイメージ印刷、ページモード印刷、回転印刷など。
*
プリンタードライバーには、印刷データの上下の余白を用紙節約する機能があります。
詳細はプリンタードライバーのマニュアルを参照してください。
用紙節約の設定をします。
以下の手順で設定します。
1
2
[ 用紙節約 ] をクリックします。
2
画面の右側に表示されるプレビューを参照して、用紙節約の設定をします。
参考
Advanced Printer Driver Ver.5 がグラフィックモードの場合、[ 上余白の削減 ] と [ 下余白の
削減 ] 以外の設定は無効になります。
設定項目は以下のとおりです。
項目
機能
上余白の削減
上余白の削減の有無を選択します。[ 削減する ] にすると、印刷開始か
ら最初の印刷データまでの余白を削減します。
下余白の削減
下余白の削減の有無を選択します。[ 削減する ] にすると、最終印字行
からオートカットまでの余白を削減します。
行間の削減率
印刷行の、紙送りの縮小率を選択します。最小の紙送り量は 2 ドット
です。
改行の削減率
空白行の紙送り量の縮小率を選択します。上余白節約で削除された行
は対象外です。改行のみで紙送りしてマニュアルカットする場合、こ
の設定で紙送り量が少なくなり、最終印刷行がカット位置まで紙送り
されないことがあります。
29
項目
バーコード高さの削減率
機能
バーコードエレメントの高さの縮小率を選択します。バーコードの高
さが 30 ドット以下には縮小しません。
この設定により、バーコードサイズの規格を満たさなくなることがあ
ります。
バックフィードによるトップ
マージン量
注意
参考
3
30
バックフィードによるトップマージンの量を選択します。
初期値は " 無効 (9.5 mm)" で、バックフィードしません。
バックフィードを行う設定にした場合、以下の点に注意してください。
 カットした用紙が残っている状態で次の印字を行った場合、用紙が詰まる可能性があります。
 バックフィード中に用紙をつかむと、次回印刷時に印字乱れが発生します。
バックフィードを行う設定にした場合、印刷速度が低下します。
[ 設定 ] をクリックします。設定がプリンターに反映されます。
第2章
使い方
自動用紙カット
カバーを閉めたときの、オートカットやオートカット時のロゴ印刷の設定をします。
注意
ここでロゴを設定すると、クーポンを印刷する場合にもロゴを印刷します。クーポンにロゴを印
刷しない場合は、クーポン印刷のオートカット時のロゴ印刷を設定します。
52 ページ「オートカット時のロゴ印刷」を参照してください。
以下の手順で設定します。
1
2
[ 自動用紙カット ] をクリックします。
設定する項目を選択します。
2
項目
機能
この機能を使用しない
ここで設定できるオートカットの機能を無効にします。
手順 4 に進んでください。
カバークローズ時に用紙を自動
カットする
カバーを閉めたときに、オートカットします。
手順 4 に進んでください。
用紙カット時にロゴを印刷する
オートカット時にロゴを印刷します。手順 3 に進んでください。
31
3
[ 用紙カット時にロゴを印刷する ] を設定します。
項目
トップロゴ
ボトムロゴ
条件
機能
用紙の最初に印刷するロゴを設定します。
 キーコード :
印刷するロゴのキーコードを選択します。
 配置 :
ロゴの印刷位置を選択します。
用紙の最後に印刷するロゴを設定します。
 キーコード :
印刷するロゴのキーコードを選択します。
 配置 :
ロゴの印刷位置を選択します。
ロゴ印字の動作条件を設定します。
 コマンドによる用紙カット時 :
本項目のチェックは外せません。
 カバークローズ時 :
カバークローズ時にトップロゴ印刷するか設定します。
 電源 ON 時 :
この設定にすると、プリンターの設定を変更するたびに、プリンターがリセット
され、用紙をオートカットしてトップロゴが印刷されます。
上余白の削減
4
32
[ トップロゴ ] の設定で印刷されるロゴの、上余白を節約できます。[ トップロゴ ]
を設定した場合のみ設定可能です。[ トップロゴ ] の途中 ( 上端から 8 mm) に白線
が入る場合があります。そのため、お客様の使用環境で印字結果をご確認の上でお
使いください。
[ 設定 ] をクリックします。設定がプリンターに反映されます。
第2章
使い方
印刷制御
印刷制御の設定をします。
以下の手順で設定します。
1
2
[ 印刷制御 ] をクリックします。
印刷制御の設定をします。
2
項目
機能
用紙幅
プリンターの用紙幅を選択します。
印字濃度
印字濃度を選択します。
印字速度
プリンターの印刷速度を選択します。
多階調印字濃度
多階調印字濃度レベルを選択します。
オフライン中コマンド実行
プリンターがオフライン中にコマンドを実行するかどうかを選択します。
インターフェイス起動中の
パワー LED 表示
複数インターフェイスによる印刷の場合にプリンターがインターフェイ
スの切り替えをしている間、パワー LED を点滅させるかどうかを選択し
ます。
 有効 : 点滅します。
 無効 : 点灯します。
参考
3
プリンタードライバーと設定が重なる場合、以下はプリンタードライバーの設定が優先されます。
 印字濃度
 印字速度
[ メモリースイッチ設定 ] をクリックします。
33
4
" メモリースイッチ設定 " 画面が表示されます。メモリースイッチの設定をします。
設定し終えたら、[ 設定 ] をクリックします。
参考
5
34
MSW 5-5: プリンターが「印字開始時微小送り」に対応している場合に表示されます。
[ 設定 ] をクリックします。設定がプリンターに反映されます。
第2章
使い方
デバイスフォント
デバイスフォントや国際文字セットの設定をします。
参考
 Advanced Printer Driver Ver.5の場合、
[コードページ]と[国際文字セット]の設定は無効で
す。
 OPOS ADK の場合、OPOS 側で設定したコードページが有効になります。
以下の手順で設定します。
1
2
[ デバイスフォント ] をクリックします。
フォントの設定をします。
2
項目
3
機能
コードページ
デバイスフォントのコードページを選択します
国際文字セット
国際文字セットを選択します。
テスト印刷
設定されたデバイスフォントのフォントパターンが印刷されます。
[ 設定 ] をクリックします。設定がプリンターに反映されます。
35
ブザー
オプションブザーの設定をします。
以下の手順で設定します。
1
2
[ ブザー ] をクリックします。
ブザー使用の有無を設定します。
項目
36
説明
無効
ブザーを使用しません。手順 4 へ進んでください。
オプションブザー
オプションブザーを使用します。手順 3 へ進んでください。
第2章
3
使い方
オプションブザーの設定をします。
項目
エラー発生時
2
説明
エラー発生時のブザーの設定をします。
[ 鳴らさない ]/[ 一回 ]/[ 鳴らし続ける ] から選択します。
オートカット駆動時
オートカット駆動時のブザーの設定をします。
[ 鳴らさない ]/[ 一回 ]( パターン A ∼ E) から選択します。
指定パルス (2pin) 発生時
指定パルス発生時のブザーの設定をします。
[ 鳴らさない ]/[ 一回 ]( パターン A ∼ E) から選択します。
指定パルス (5pin) 発生時
指定パルス発生時のブザーの設定をします。
[ 鳴らさない ]/[ 一回 ]( パターン A ∼ E) から選択します。
ブザーテスト
4
ブザーテストをします。
ブザーパターンを指定して、[ 再生 ] をクリックします。
[ 設定 ] をクリックします。設定がプリンターに反映されます。
37
カスタマーディスプレイ
カスタマーディスプレイの設定をします。
参考
カスタマーディスプレイを接続しないと、本ユーティリティーの [ カスタマーディスプレイ ] は設
定できません。
以下の手順で設定します。
1
[ カスタマーディスプレイ ] をクリックします。
参考
38
カスタマーディスプレイを接続しても画面がグレーアウトされている場合は、プリンターの電源
を入れなおしてから、本ユーティリティーを再起動してください。
第2章
2
使い方
カスタマーディスプレイの設定をします。
項目
バックライト OFF 設定
2
説明
バックライト消灯までの時間を指定します。
"0" を指定すると、常時点灯します。
コードページ
カスタマーディスプレイのコードページを選択します。
国際文字セット
カスタマーディスプレイの国際文字セットを選択します。
輝度調整
バックライトの輝度を選択します。
初期値は 100%です。
カーソル表示
3
画面にカーソルを表示するかどうかを選択します。
[ 設定 ] をクリックします。設定がプリンターに反映されます。
39
インターフェイス
プリンターのインターフェイスの設定をします。このユーティリティーでは、コンピューター側のポート設定
はしません。
そのため、プリンターの設定をすると、プリンターと通信できなくなることがあります。
その場合、プリンタードライバーなどコンピューター側の設定をプリンターの設定に合わせてください。
以下の手順で設定します。
1
[ インターフェイス ] をクリックします。プリンターのインターフェイスを自動識別して、
インターフェイスの設定画面が表示されます。
2
通信設定をします。
インターフェイス
Bluetooth
説明
Bluetooth 通信の設定および複数インターフェイスによる印
ページ
41 ページ
刷のインターフェイスの設定を行います。
3
40
USB
USB通信の設定および複数インターフェイスによる印刷のイ
ンターフェイスの設定を行います。
42 ページ
イーサーネット
IP アドレスの設定および複数インターフェイスによる印刷の
インターフェイスの設定を行います。
44 ページ
[ 設定 ] をクリックします。設定がプリンターに反映されます。
第2章
使い方
Bluetooth
Bluetooth 通信を設定します。
2
項目
説明
情報
BD アドレス
本製品の BD アドレスが表示されます。
設定
デバイス名
デバイス名を設定します。[ 編集 ] をクリックすると、編集画面が表示されま
す。初期値は、TM-m30 から取得したデバイス名が表示されます。
パスキー
パスキーを設定します。[ 編集 ] をクリックすると、編集画面が表示されます。
初期値は、TM-m30 から取得したパスキーが表示されます。
セキュリティー
TM-m30 を検索する際のセキュリティーレベルを設定します。
[ 低 ]、[ 中 ]、[ 高 ] から選択できます。
[ 低 ]/[ 中 ] から [ 高 ] に変更したり、[ 高 ] から [ 低 ]/[ 中 ] へ変更したりする
と、ペアリングが解除されて通信できなくなります。OS 側でペアリングをや
り直してください。
iOS デバイスの自動
再接続
プリンターと iOS デバイスの通信が切断された場合に、自動で再接続処理を行
うかどうかを設定します。プリンターを Windows 環境で使用する場合、設定
不要です。
主接続インターフェイスの選択
複数インターフェイスによる印刷をする場合の、主接続のインターフェイスを
選択します。
インターフェイスの切り替え待
ち時間
複数インターフェイスによる印刷の後に、インターフェイスの切り替えが可能
になるまでの時間を設定します。
41
USB
USB 通信を設定します。
項目
情報
設定
- USB クラス設定
説明
USB デバイス
USB デバイスの名前が表示されます。
USB デバイスの
バージョン
USB デバイスのバージョンが表示されます。
USB の ID
USB デバイスの ID が表示されます。
USB の情報
USB デバイスの詳細情報が表示されます。
プリンタークラス
( 初期値 )
プリンターをプリンタークラスに設定します。
ベンダークラスからプリンタークラスに変更すると、新しいキュー
が生成されます。
このキューからは Status API を使用できないため、削除して構い
ません。
ベンダークラス
42
プリンターをベンダークラスに設定します。
主接続インターフェイスの選択
複数インターフェイスによる印刷をする場合の、主接続のインター
フェイスを選択します。
インターフェイスの切り替え待ち時間
複数インターフェイスによる印刷の後に、インターフェイスの切り
替えが可能になるまでの時間を設定します。
第2章
使い方
Status API を使用できるキューの見分け方
キューの [ プリンターのプロパティ ]-[ ポート ] から、" ポート " と " 説明 " を確認してください。
 プリンタークラス
ポート :
USBxxx
説明 :
USB の仮想プリンターポート
 ベンダークラス
ポート :
ESDPRTxxx
説明 :
USB
プリンタークラス
ベンダークラス
2
43
イーサーネット
EpsonNet Config を起動し、プリンターの IP アドレスを変更します。
項目
情報
設定
44
説明
イーサーネット I/F
イーサーネットインターフェイスの種類が表示されます。
MAC アドレス
イーサーネットインターフェイスの MAC アドレスが表示されます。
ハードウェアバージョン
イーサーネットインターフェイスのハードウェアバージョンが表示
されます。
ソフトウェアバージョン
イーサーネットインターフェイスのソフトウェアバージョンが表示
されます。
EpsonNet Config
EpsonNet Config を起動し、イーサーネットの設定をします。
主接続インターフェイスの選択
複数インターフェイスによる印刷をする場合の、主接続のインター
フェイスを選択します。
インターフェイスの切り替え待ち時間
複数インターフェイスによる印刷後に、インターフェイスの切り替
えが可能になるまでの時間を設定します。
第2章
使い方
設定の保存と復元
プリンターに設定されたデータをバックアップしたり、設定をプリンターに復元したりします。
注意
クーポン設定は、保存したり復元したりできません。クーポン設定を他のプリンターにコピーし
たい場合は、70 ページ「クーポン設定を他のコンピューターにコピーしたい」を参照してくだ
さい。
プリンターの設定をファイルに保存する
以下の手順で保存します。
1
2
[ 設定の保存と復元 ] をクリックします。
[ オプション ] の中から、保存するデータをチェックします。
2
項目
説明
ロゴデータの保存
プリンターに登録したロゴデータを保存します。ここでは、プリンター
からデータを取得するのではなく、ロゴ登録ファイル(TLG ファイル)
のデータを保存します。24 ページ「ロゴ登録ファイルについて」を参照
してください。
プリンターの設定値
プリンターの各種設定値を保存します。以下の設定値を保存します。
 フォントの設定(コードページ、国際文字セットの設定)
 印刷制御の設定(印刷速度、濃度など)
 用紙節約の設定
 自動用紙カットの設定
 オプションブザーの設定
45
3
4
[ 保存 ] をクリックします。バックアップの確認メッセージが表示されるので、
[ はい ] をク
リックします。
手順 2 で [ ロゴデータの保存 ] をチェックした場合
手順 4 に進んでください。
手順 2 で [ ロゴデータの保存 ] をチェックしなかった場合
手順 5 に進んでください。
" ロゴファイルの選択 " 画面が表示されます。最後に保存したロゴファイル名が表示されま
す。[OK] をクリックします。
保存するファイルを変更したい場合、[ 参照 ] をクリックします。
5
46
" 名前をつけて保存 " 画面が表示されます。ファイル名とバックアップ先を指定して保存し
ます。
第2章
使い方
設定をプリンターに復元する
以下の手順で復元します。
1
2
[ 設定の保存と復元 ] をクリックします。
[ 参照 ] をクリックし、復元する設定ファイルを指定します。
2
3
[ 復元 ] をクリックします。復元の確認メッセージが表示されるので、
[ はい ] をクリックし
ます。
4
復元が成功した場合、成功メッセージが表示されます。
47
動作テスト
プリンターが正常に動作するか、プリンターとドライバーが正常に通信されているか確認します。
以下の手順で確認します。
1
2
[ 動作テスト ] をクリックします。
動作確認したい項目をクリックします。
動作確認する項目は以下のとおりです。
 印刷テスト
項目
説明
テスト印刷
テスト印刷します。正常に印刷されるか確認します。
ロゴ印刷
プリンターに登録されているすべてのロゴを印刷します。
フォント印刷
プリンターに搭載されているフォントを印刷します。
 ドライバーテスト
項目
説明
テストするドライバーの選択
動作確認するプリンタードライバーを選択します。
テスト印刷
テスト印刷します。正常に印刷されるか確認します。
 デバイステスト
項目
48
説明
通信テスト
コンピューターとプリンターの通信が正常か確認します。
ブザーテスト
プリンターに接続されているブザーを鳴らします。
ドロアーを開く
プリンターに接続されているドロアーを開けます。
カスタマーディスプレイテス
ト
カスタマーディスプレイに確認メッセージを表示します。
第3章
クーポン印刷
クーポン印刷
本章では、クーポン印刷の概要と、使い方を説明しています。
概要
TM-m30 Utility では、クーポン印刷機能を提供しています。お客様の POS アプリケーションを変更しない
でクーポン印刷ができます。TM-m30 Utility でクーポンデータを登録し、印刷の最後にクーポンを印字しま
す。
印刷の仕組み
Windows プリンタードライバーや UPOS ドライバーなどの、プリンタードライバーで印刷するアプリケー
ションの場合、TM-m30 Utility をインストールすると、プリンタードライバーにクーポンモジュールをアド
インします。TM-m30 Utility はクーポンモジュールに、クーポン画像と印刷方法を設定します。クーポンモ
ジュールは、印刷データの後に設定されたクーポンを印刷します。
3
印刷データ
ABCD
アプリケーション
プリンタードライバー
クーポンモジュール
TM-m30 Utility
10%OFF
クーポン設定
10%OFF
49
クーポン印刷の方法
方法
登録順
説明
登録した順番でクーポンを印刷します。
レシート A
クーポン A
ランダム
クーポン B
クーポン B
クーポン C
レシート B
レシート C
クーポン C
クーポン C
レシート D
クーポン A
登録したクーポンを、すべて印刷します。
レシート A
クーポン C
クーポン B
クーポン A
50
レシート C
登録したクーポンを、ランダムに印刷します。
レシート A
全て印刷
レシート B
レシート B
クーポン C
クーポン B
クーポン A
レシート C
クーポン C
クーポン B
クーポン A
第3章
方法
クーポン印刷
説明
キーワード一致
印刷データに、あらかじめクーポン画像と紐付けしたテキストデータが含まれている
と、クーポンを印刷します。印刷データにテキストが含まれていないと検索 / 印刷で
きません。
レシート A
オレンジ
水
お茶
レシート B
レシート C
りんご
バナナ
水
バナナ
お茶
オレンジ
クーポン
お茶
クーポン
お茶
クーポン
キーワード : オレンジ , お茶
ポップアップ選択
レシート印刷時にコンピューターの画面にポップアップウィンドウが開き、オペレー
ターがクーポンを選択します。ポップアップ選択の場合、コンピューターの表示画面
にタッチパネルを用意することをお勧めします。
クーポン A
クーポン B
クーポン C
3
レシート A
Sel ec t
キャンセル
クーポン A
参考
 キ ー ワ ー ド 検 索 は 印 刷 デ ー タ が デ バ イ ス フ ォ ン ト の 場 合 の み 可 能 で す。グ ラ フ ィ ッ ク
(TrueType フォント、画像ファイルなど)は検索できません。
 Advanced Printer Driver Ver.5 でキーワード一致を使用したい場合、
デバイスフォントを指
定してください。また、アプリケーションによっては特殊な文字が含まれたキーワードでは一
致しない場合があります。
51
オートカット時のロゴ印刷
印刷データにクーポン画像をロゴ印刷して、クーポンにはロゴ印刷をしません。
ロゴファイルにキーワードを指定することで以下のように印刷することができます。
レシート A
レシート B
バナナ
水
お茶
りんご
バナナ
水
お茶
クーポン
レシート C
バナナ
オレンジ
オレンジ
クーポン
この例では、LOGO ファイルのキーワードに "BottomLogo" を設定しています。
以下のように設定してください。
1. 自動用紙カットの設定で [ 用紙カット時にロゴを印刷しない ] に設定する。
2. ロゴ用のクーポン画像のキーワードに以下の設定をします。設定方法は、55 ページ「クーポンの登録」
を参照してください。
項目
説明
TopLogo
印刷データの前にロゴを印刷します。
BottomLogo
印刷データの後にロゴを印刷します。
3. クーポンの印刷方法を指定します。
クーポン印刷は、どの方法と組み合わせても設定できます。
参考
キーワードに"TopLogo"を設定した場合、
[用紙節約の設定]の"上余白の削減"は設定できません。
29 ページ「用紙節約」を参照してください。
クーポンデータ形式
 画像ファイル (BMP, JPEG, PNG, GIF)
印刷されるサイズは、高さ 2047 ピクセルまでです。
52
第3章
クーポン印刷
環境
プリンタードライバー
 Advanced Printer Driver Ver.5.00 以降
 OPOS Ver.2.70 R3 以降
 OPOS for .NET Ver.1.12.2 以降
対応アプリケーション
 上記のドライバーで印刷するアプリケーション
インターフェイス
 Bluetooth
 USB
 イーサーネット
3
セットアップ
クーポン機能を使用するには、クーポンに対応したプリンタードライバーおよび TM-m30 Utility が必要で
す。
プリンタードライバーを利用している場合、クーポン機能に対応している最新のドライバーにアップデートし
てください。
詳細は各ドライバーのマニュアル、および本書の 8 ページ「インストール」を参照してください。
53
クーポンの設定
TM-m30 Utility でクーポンデータを登録し、TM-m30 で印刷します。
注意
 あらかじめ、クーポンの画像を準備してください。
 バーコード /2 次元シンボルをクーポンに印字する場合
 バーコード /2 次元シンボル画像は黒色にしてください。
 クーポン画像のサイズを、縮小しなくても良いサイズにしてください。
 バーコード /2 次元シンボルの読み取りテストをしてください。
 クーポンは 100 個まで登録できます。
設定項目は以下のとおりです。
項目
54
説明
このポートを有効にする
チェックされていると、クーポン印刷機能を有効にします。
クーポンの印刷方法
クーポンの印刷方法を設定します。
上へ / 下へ
登録順で印刷するときの順番を指定します。
配置
クーポンの印刷レイアウトを指定します。
+1/-1
印刷頻度を指定します。回数の多いほうが、多く印刷されます。
追加
クーポンデータを追加します。
編集
選択したクーポンデータの、サイズや画質を編集します。
削除
選択したクーポンデータをリストから削除します。
テスト印刷
選択したクーポンを印刷します。
オプション
クーポンの印刷設定をします。
設定
クーポンデータを、クーポンモジュールに登録します。
第3章
クーポン印刷
クーポンの登録
ここでは登録するクーポンデータを設定します。
1
[ 追加 ] をクリックします。
2
" クーポンの追加方法の選択 " 画面が表示されます。クーポンの追加方法を指定し、[OK]
をクリックします。
クーポンの追加には、以下の方法があります。
クーポンの追加方法
ファイルから作成(推奨)
説明
画像ファイルを指定してクーポンデータを作成し、追加します。
手順 3 に進んでください。
登録済みの NV ロゴを指定
プリンターに登録された NV ロゴのキーコードを指定し、追加します。
手順 6 に進んでください。
3
クーポンに登録する画像ファイルを指定します。
参考
 指定可能なファイルサイズは、高さ2047 x 幅576 ピクセル(ドット)以下の bmp, jpeg, gif,
png ファイルです。
 クーポンの幅が用紙幅を超える場合は用紙幅に収まるようにリサイズされます。
55
3
4
"クーポン編集"画面が表示されます。[モノクロ]または[多階調]を選択し、
出力する画像
フォーマットを選択します。
[ モノクロ ] の場合は 2 色に、[ 多階調 ] の場合はグレースケールで 16 色 ( 階調 ) に減色します。
5
画面上部のプレビューを参照して、イメージデータを編集します。編集が終了したら、
[OK] をクリックします。
以下を設定します。
項目
説明
イメージ幅
リサイズ後の画像サイズを設定します。( 設定値は mm です。)
サイズ変更
サイズ変更の有 / 無を設定します。
チェックしない場合、画像のサイズで印刷されます。画像が大きい場合、用紙幅
を超える部分は印刷されません。
56
キーワード
クーポン画像にキーワードを設定します。
[ クーポンの印刷方法 ] を [ キーワード一致 ] にした場合、印刷データに、ここで
設定したキーワードが含まれているときにクーポンを印刷します。
オプション
キーワード一致の条件に、[ 大文字小文字を区別する ]/[ 単語の検索 ] を設定しま
す。検索の詳細は、60 ページ「キーワード一致」を参照してください。
ハーフトーン
ハーフトーンの種類を、[ ディザ ] / [ 誤差拡散 ] /[ なし ] から選択します。
第3章
項目
6
クーポン印刷
説明
明るさ
明るさを設定します。
印字品質を優先する
( バーコード / 二次元
シンボル )
バーコード /2 次元シンボルが含まれるクーポン画像にチェックします。この設
定をしたクーポン画像を印字するときは、印字速度が遅くなります。
" キーコードの選択 " 画面が表示されます。クーポンデータにする NV ロゴを選択し、
[OK]
をクリックします。手順 7 に進みます。
3
以下を設定します。
項目
説明
キーコード
クーポンデータにする NV ロゴのキーコードを選択します。
キーワード
NV ロゴにキーワードを設定します。
[ クーポンの印刷方法 ] を [ キーワード一致 ] にした場合、印刷データの
テキストに、ここで設定したキーワードが含まれていたときにクーポン
を印刷します。
ロゴとして印刷する場合は、以下のキーワードを設定します。
最初に印刷:
TopLogo
最後に印刷:
BottomLogo
この設定をしたデータは、レシートの前か後にロゴが印刷されます。クー
ポンの前後には印刷されません。
オプション
キーワード一致の条件に、[ 大文字小文字を区別する ]/[ 単語の検索 ] を
設定します。
57
7
リストにクーポンデータが追加されます。
リスト左側のチェックを外すと、そのクーポンは印刷されません。登録したクーポンを選択すると、プ
レビューエリアで内容を確認できます。
8 配置で、印刷レイアウトを指定します。
9 複数のクーポンデータを登録する場合、手順 1 ∼ 6 を繰り返します。
10 [ 設定 ] をクリックすると、クーポンがクーポンモジュールに登録されます。
11 登録が完了したら、[OK] をクリックします。
参考
58
TM-m30 Utility でクーポンデータを登録すると、クーポンモジュールが登録したクーポンデー
タをコンピューターに保存します。保存先は以下を参照してください。
 Windows 10/Windows 8.1/Windows 8
C:¥ProgramData¥epson¥TMm30Utl¥
 Windows 7/Windows Vista
C:¥ProgramData¥EPSON¥TMm30Utl¥
第3章
クーポン印刷
クーポンの印刷方法の設定
[ クーポンの印刷方法 ] で、クーポンを印刷する方法を選択します。
クーポンの印刷方法は以下のとおりです。50 ページ「クーポン印刷の方法」を参照してください。
項目
説明
3
登録順
リストの順番にクーポンを印刷します。
ランダム
登録したクーポンを、ランダムに印刷します。
全て印刷
登録したクーポンを、すべて印刷します。
キーワード一致
印刷データに、あらかじめクーポン画像と紐付けしたテキストデータが含まれている
と、クーポンを印刷します。印刷データにテキストが含まれていない場合、検索 / 印刷
できません。
ポップアップ選択
レシート印刷時にコンピューターの画面にポップアップウィンドウが開き、オペレー
ターがクーポンを選択します。
59
キーワード一致
キーワード一致では、クーポンデータごとに印刷するキーワードを設定し、印刷データのテキストにキーワー
ドが含まれると、クーポンを印刷します。オプション設定で、検索条件を設定したり、印刷しないキーワード
を登録したりできます。60 ページ「オプション設定」を参照してください。
印刷しないキーワード
ここで設定したキーワードが印刷データに含まれる場合は、他のクーポンで設定したキーワードが含まれてい
てもクーポンを印刷しません。
[ クーポン ]-[ オプション ] で設定できます。62 ページ「クーポン印刷の設定」を参照してください。
オプション設定
キーワード検索に以下の条件を付加できます。
項目
説明
大文字小文字を区別する
設定したキーワードを大文字 / 小文字を区別して検索します。
アルファベットの場合に有効な設定です。
単語の検索
設定したキーワードを単語で検索します。
キーワードの検索判断方法
以下は、オプション設定の項目をすべて有効にした場合の結果です。
キーワード
りんご
Apple
60
印字データ
検索結果
備考
りんご
○
りんご あめ
○
りんごあめ
×
Apple
○
apple
×
[ 大文字小文字を区別する ] の設定を外した場合、検索されます。
AppleCandy
×
[ 単語の検索 ] の設定を外した場合、検索されます。
appleCandy
×
オプション設定をすべて外した場合、検索されます。
Apple Candy
○
[ 単語の検索 ] の設定を外した場合、検索されます。
第3章
クーポン印刷
設定の応用
100 枚に 1 枚の割合で、
当たりのクーポンを発行
1
2
3
当たりのクーポンと当たりでないクーポンを用意します。
クーポンの印刷方法から [ ランダム ] を選択し、
当たりクーポンの回数を 1 に設定します。
当たりでないクーポンの回数を 99 に設定します。
購入合計金額が $100 から $999 の場合クーポンを発行
1
[ クーポンの印刷方法 ] で [ キーワード一致 ] を選択し、クーポンのキーワードを
"Total_ _$"( アンダーラインはスペース ) に設定します。
2
[ キーワード指定のオプション ] の [ 単語の検索 ] のチェックを外します。
1 行の印字桁数が 15 文字固定の場合
キーワード
印字結果
3
クーポン
61
クーポン印刷の設定
[ オプション ] で、クーポン印刷の設定をします。
設定項目は以下のとおりです。
項目
説明
用紙をカットして印刷する
チェックすると、クーポンを印刷するごとにオートカットします。
キーワードを複数回検出して
も、クーポンを一枚のみ追加
チェックすると、印刷データにクーポンデータに紐付けしたキーワードが複数回
検出されても、該当のクーポンは 1 枚のみ印刷されます。チェックされていない
場合、該当のクーポンを、キーワードの検出回数の枚数印刷します。
この設定は、[ クーポンの印刷方法 ] が " キーワード一致 " の場合のみ有効な設定
です。
レシート A
バナナ
バナナ
バナナ
バナナ
バナナ
クーポン
クーポン
バナナ
クーポン
キーワード : バナナ
62
レシート A
バナナ
バナナ
バナナ
バナナ
クーポン
キーワード : バナナ
第3章
項目
次のキーワードを含む場合
は、クーポンの印字を無効に
する
クーポン印刷
説明
クーポン印刷を無効にするキーワードを設定します。
印刷データのテキストに、この設定で設定したキーワードが含まれていた場合、
キーワードで一致したクーポンがあったとしてもクーポンは印刷されません。
キーワードは 100 個設定できます。
レシート A
レシート A
オレンジ
オレンジ
水
バナナ
お茶
オレンジ
クーポン
キーワード : オレンジ
キーワード : オレンジ
クーポンの印字を無効にする
キーワード : バナナ
キーワード指定のオプション
[ 次のキーワードを含む場合は、クーポンの印字を無効にする ] 設定のキーワー
ド一致の条件に、[ 大文字小文字を区別する ] / [ 単語の検索 ] を設定します。検
索の詳細は、60 ページ「キーワード一致」を参照してください。
印刷順番の指定
[ クーポンの印刷方法 ] が " 登録順 " の場合、リストの番号順に印刷します。
クーポンを選択して、[ 上へ ]/[ 下へ ] をクリックすると、順番を入れ替えることができます。
63
3
印刷頻度の指定
[ クーポンの印刷方法 ] が " 登録順 " または " ランダム " の場合、クーポンを印刷する頻度を指定します。
クーポンを選択して、[+1]/[-1] をクリックすると、回数が増減します。
 [ クーポンの印刷方法 ] が " 登録順 " の場合:
指定された回数、同じクーポンを続けて印刷します。
たとえば No.2 のクーポンの回数が 3 で他のクーポンの回数が 1 の場合、No.1 → No.2 → No.2 → No.2
→ No.3 の順番で印刷します。
 [ クーポンの印刷方法 ] が " ランダム " の場合:
印刷頻度を加味してランダムに印刷します。
たとえば No.2 のクーポンの回数が 3 で他のクーポンの回数が 1 の場合、No.2 は他のクーポンよりも 3
倍多く印刷します。
64
第3章
クーポン印刷
Coupon Generator でクーポンを登録
TM-m30 Utility をインストールすると、Coupon Generator をインストールすることができます。Coupon
Generator を使用すると、画像編集ソフトで作成したクーポンを直接登録できます。
以下の手順で作成します。
1
コンピューターに TM-m30 Utility がインストールされていることを確認します。
2
3
画像編集ソフトを使って、クーポンデータを作成します。
TM-m30 Utility が起動している場合、終了します。
画像編集ソフトからクーポンデータを印刷します。
印刷ダイアログの "EPSON Coupon Generator(TM-m30)" を選択し、[ 印刷 ] をク
リックします。
3
参考
このとき、TM-m30 Utility が起動していないことを確認してください。
4
TM-m30 Utility が起動し、画像編集ソフトで作成したクーポンが表示されます。
[ 設定 ] をクリックし、クーポンをプリンターモジュールに登録します。
5
登録が完了したら、[OK] をクリックします。
65
クーポンの印刷
ポップアップ選択で印刷する場合
[ クーポンの印刷方法 ] を " ポップアップ選択 " に設定した場合、アプリケーションから印刷すると、クーポン
選択画面が表示されます。画面からクーポンを選択すると、データ印刷の最後に、クーポンが印字されます。
クーポンを印刷しない場合は、[ キャンセル ] をクリックします。
オプション画面で [ クーポンが選択されなかったら自動的に画面を閉じる ] をチェックすると、ポップアップ
画面が表示された後、指定した時間が経過すると画面が閉じてデータが印刷がされます。クーポンは印刷され
ません。67 ページ「ポップアップ選択の設定」を参照してください。
参考
66
ポップアップ画面で表示できるクーポン画像は、100 枚までです。
第3章
クーポン印刷
ポップアップ選択の設定
[ クーポンの印刷方法 ] を、" ポップアップ選択 " に設定すると、タスクトレイに「クーポンの選択」のアイコ
ンが追加されます。そのアイコンを右クリックし、[ オプション ] を選択すると " ポップアップ選択 " の設定が
できます。
項目
説明
タイトル文字列
クーポン選択画面のタイトル文字列を指定します。
すべてのクーポン画像を
同じ大きさで表示する
チェックすると、表示されるすべてのクーポンを、同じサイズで表示します。
表示するクーポン画像のサイズ
変更
[-]/[+] で、クーポン選択画面に表示される、クーポン画像の縮尺を指定しま
す。
表示するクーポン画像の列数の
指定
クーポン選択画面に表示される、クーポン画像の列数を指定します。
表示するクーポン画像に枠線を
入れる
チェックを入れると、選択するクーポン画像の淵に枠線が表示されます。
クーポンが選択されなかったら
自動的に画面を閉じる
チェックを入れると、クーポン選択画面でクーポン画像を選択しなかった場
合、自動的にクーポン選択画面が閉じます。
画面を閉じるまでの時間
自動的にクーポン選択画面が閉じるまでの時間 (100 ∼ 30000 ms) を指
定します。[ クーポンが選択されなかったら自動的に画面を閉じる ] が選択さ
れている場合に設定できます。
キャンセルボタンを表示する
チェックを入れると、クーポン選択画面に [ キャンセル ] ボタンが表示され
ます。
バージョン情報
オプションのバージョン情報が表示されます。
67
3
印刷結果の確認
クーポンの印刷結果は、TM-m30 Utility の電子ジャーナルで確認できます。
電子ジャーナルは、[ 電子ジャーナル ]-[ 表示 ] で表示されます。
設定
電子ジャーナルは、以下の設定で有効になります。
[ 電子ジャーナル ]-[ 電子ジャーナルを有効にする ] をチェックします。
68
第3章
クーポン印刷
FAQ
印刷できない
TM-m30 Utility を終了してください。TM-m30 Utility が起動していると印刷できません。
クーポンを印刷できない
以下の設定を確認してください。
 設定したクーポン画像のリスト
チェックされていない場合、チェックしてから再度設定してください。
 [ このポートを有効にする ]
チェックされていない場合、チェックしてから再度設定してください。
設定したキーワードでクーポンが印刷できない
以下の設定を確認してください。
 キーワード設定以外で印刷できるか確認してください。
 キーワードの設定をもう一度確認してください。
 Advanced Printer Driver Ver.5 を使用しているアプリケーションの場合、以下を確認してください。
 フォントをデバイスフォントにして、指定されたサイズに変更します。
 アプリケーションでデバイスフォントを指定できない場合、Advanced Printer Driver Ver.5 の高度な設定
で、フォント置き換えをします。以下の手順で設定します。
1. APD5 Utility の、[ フォントの置き換え ]-[TrueType フォントの置き換え ] を選択します。
2. [ 置き換える TrueType フォント ] に、アプリケーションで使用しているフォントを指定します。
3.[ デバイスフォント ] から、デバイスフォントを指定します。デバイスフォントを選択すると、フォン
トサイズにポイントが指定されます。アプリケーションで印刷するサイズに近いサイズのデバイスフォ
ントを選択してください。
4. 実際に印刷して、キーワード検索できるかどうかを確認してください。アプリケーションで印刷するサ
イズとデバイスフォントのサイズが違うと、印刷できないことがあります。
69
3
クーポン設定を他のコンピューターにコピーしたい
以下の手順で他のコンピューターにコピーしてください。
1
2
クーポン対応ドライバーをインストールして設定します。
3
コピー先のコンピューターに、クーポンデータおよび設定ファイルを保存します。
コピー元のコンピューターのクーポンデータおよび設定ファイルを、コピーします。
クーポンデータおよび設定ファイルの保存先
Windows 10/Windows 8.1/Windows 8
C:¥ProgramData¥epson¥TMm30Utl¥
Windows 7/Windows Vista
C:¥ProgramData¥EPSON¥TMm30Utl¥
コピー元のコンピューターと同じ位置に、クーポンデータおよび設定ファイルを保存してください。
UPOS ドライバーで、クーポン画像をカットしてしまう
お客様のアプリケーションの設定を、以下のようにしてください。
 UPOS ドライバーの用紙カットの方法:
70
エスケープシーケンスの “Feed and Paper cut”
第3章
クーポン印刷
Acknowledgements
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Johnny Lee, Onno van der Linden, Igor Mandrichenko, Steve P. Miller, Sergio Monesi, Keith Owens, George Petrov, Greg
Roelofs, Kai Uwe Rommel, Steve Salisbury, Dave Smith, Steven M. Schweda, Christian Spieler, Cosmin Truta, Antoine
Verheijen, Paul von Behren, Rich Wales, Mike White.
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2.
Redistributions in binary form (compiled executables and libraries) must reproduce the above copyright notice,
definition, disclaimer, and this list of conditions in documentation and/or other materials provided with the
distribution. Additional documentation is not needed for executables where a command line license option provides
these and a note regarding this option is in the executable's startup banner. The sole exception to this condition is
redistribution of a standard UnZipSFX binary (including SFXWiz) as part of a self-extracting archive; that is permitted
without inclusion of this license, as long as the normal SFX banner has not been removed from the binary or disabled.
3.
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interfaces, versions with modified or added functionality, and dynamic, shared, or static library versions not from InfoZIP--must be plainly marked as such and must not be misrepresented as being the original source or, if binaries,
compiled from the original source. Such altered versions also must not be misrepresented as being Info-ZIP releases-including, but not limited to, labeling of the altered versions with the names "Info-ZIP" (or any variation thereof,
including, but not limited to, different capitalizations), "Pocket UnZip," "WiZ" or "MacZip" without the explicit
permission of Info-ZIP. Such altered versions are further prohibited from misrepresentative use of the Zip-Bugs or
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4.
Info-ZIP retains the right to use the names "Info-ZIP," "Zip," "UnZip," "UnZipSFX," "WiZ," "Pocket UnZip," "Pocket Zip," and
"MacZip" for its own source and binary releases.
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