SAS の起動方法

1/9
SAS の起動方法
1.はじめに
当マニュアルは、SAS の起動方法について記述している。起動方法については次の二種類がある。
(1)cygwin を使用する方法(X Window)
(2)TeraTerm を使用する方法(コマンドプロンプト)
なお、入力するコマンドは全て半角とし、大文字と小文字は区別される。
また、〝△〟と表示している部分は、半角スペースを示す。
2.cygwin での起動方法
(1)cygwin の起動
Windows より、cygwin を起動する。
「スタート
スタート」→「すべてのプログラム
すべてのプログラム」→「Cgywin
Cgywin」→「Cgywin
Cgywin Bash Shell」を
スタート
すべてのプログラム
Cgywin
Shell
クリック(図1)すると、Cgywin が起動される。
(図2)
図1
図2
Copyright(c)2007
Copyright(c)2007, NTT DATA CUSTOMER SERVICE CORPORATION , Inc. All rights reserved.
2/9
(2)X Winddow の起動
Cygwin のコマンドプロンプト(下図では〝$〟を指す)に、X Winddow 起動コマンド
を入力すると(図3)
、X Winddow が起動される。
(図4)
コマンド=s
startx
図3
図4
(2)X サーバへの、アクセス許可設定
次のコマンドを投入し、X サーバへのアクセス許可を設定する。(図5)
コマンド=x
xhost△+
図5
Copyright(c)2007
Copyright(c)2007, NTT DATA CUSTOMER SERVICE CORPORATION , Inc. All rights reserved.
3/9
(3)サーバへのログイン
Secure Shell を使用して、サーバへログインする。
※注意:当マニュアルでは、ユーザーID を「username」と表記している。
実際は各々のユーザーID に置き換える。
①ログイン
ⅰ)ssh コマンドでサーバへログインする。
(図6)
コマンド=ssh
ssh△-l△ユーザー名△202.254.8.22
※注意:〝-l〟はハイフン
ハイフンと
ハイフン
と小文字の L
ⅱ)ログイン時に確認メッセージが表示された場合は、「yes」を入力する。
(図7-①)
ⅲ)パスワードを入力する。パスワードは表示されない。
(図7―②)
ⅳ)正常にログインできるとコマンドプロンプト(bash-2.05$)が表示される。(図8)
図6
①
②
図7
Copyright(c)2007
Copyright(c)2007, NTT DATA CUSTOMER SERVICE CORPORATION , Inc. All rights reserved.
4/9
図8
②ディレクトリの移動
SAS が起動できるディレクトリに移動する。
(図9)
コマンド=cd
cd△/usr/local/SAS/SAS_9.1/bin
/usr/local/SAS/SAS_9.1/bin
なお、下記のメッセージが表示された時は入力に誤りがあるので、再度正しいコマンドを入力する。
メッセージ=bash: cd: ディレクトリ名: No such file or directory(図10)
図9
誤り部分
図10
Copyright(c)2007
Copyright(c)2007, NTT DATA CUSTOMER SERVICE CORPORATION , Inc. All rights reserved.
5/9
③環境変数の設定
環境変数を設定する。
Ⅰ)各 PC の IP アドレスを確認する。
(ⅰ)
「スタート」→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「コマンドプロンプト」をクリック
し、次のコマンドを投入する。
(図11-1)
コマンド=ipconfig
ipconfig△/all
図11-1
(ⅱ)「Eathernet adapter ローカルエリア接続」の「IP Address」を控えておく。(図11-2)
( 202.254.xxx.xxx の部分が自 PC の IP アドレス)
図11-2
(ⅲ)確認終了後、「exit」と入力すると、コマンドプロンプトウィンドウが閉じる。(図11-3)
図11-3
Copyright(c)2007
Copyright(c)2007, NTT DATA CUSTOMER SERVICE CORPORATION , Inc. All rights reserved.
6/9
Ⅱ)環境変数の設定コマンドを投入する。
コマンド=DISPLAY=xxx.xxx.xxx.xxx:0.0
DISPLAY=xxx.xxx.xxx.xxx:0.0
(xxx.xxx.xxx.xxx はⅠ)で確認した IP アドレス)(図12-1)
コマンド=export
export△DISPLAY (図12-2)
図12-1
図12-2
Copyright(c)2007
Copyright(c)2007, NTT DATA CUSTOMER SERVICE CORPORATION , Inc. All rights reserved.
7/9
(4)SAS の起動
SAS 起動コマンドを投入する(図13)と SAS が起動される。(図14-1)
SAS が起動されると、チュートリアルを表示するかの確認メッセージが表示されるので
表示する場合は「Start Guide」を、表示しない場合は「Close」をクリックする。
(図14-2)
コマンド=./sas_ja.sjis
./sas_ja.sjis
図13
図14-1
図14-2
Copyright(c)2007
Copyright(c)2007, NTT DATA CUSTOMER SERVICE CORPORATION , Inc. All rights reserved.
8/9
(5)終了
①SAS の終了-1
「SAS:エクスプローラ」ウィンドウから「File」→「Exit...」とクリックする。(図15)
図15
②SAS の終了-2
SAS セション終了の確認ダイアログボックスが表示されるので、「OK」をクリックする。
(図16)
図16
③SAS の終了-3
SAS プロセス終了の確認ダイアログボックスが表示されるので、「Terminate」をクリックすると、
SAS ウィンドウが閉じる(図17)
図17
Copyright(c)2007
Copyright(c)2007, NTT DATA CUSTOMER SERVICE CORPORATION , Inc. All rights reserved.
9/9
④X Window の終了
X Window 画面より、「exit」と入力する。
「logout」と「Connection to 202.254.8.22 closed.」メッセージが表示される。
もう一度「exit」と入力すると、X Window 画面が閉じる。(図18)
図18
⑤cygwin の終了
cygwin 画面より、「exit」と入力すると、cygwin 画面が閉じる。
(図19)
(画面が閉じないときは、
「×」をクリックする。)
図19
Copyright(c)2007
Copyright(c)2007, NTT DATA CUSTOMER SERVICE CORPORATION , Inc. All rights reserved.