SBISL証券担保ローンファンド 年 月第 号 契約締結時交付書面

SBISL証券担保ローンファンド ●年●月第●号
契約締結時交付書面
(本書面は金融商品取引法第37条の4の規定に基づき、交付させていただくものです。)
1. 匿名組合契約の取扱いを行う金融商品取引業者等
商号:SBIソーシャルレンディングサポート株式会社
本店所在地:〒106-6018 東京都港区六本木 1 丁目6番1号
2. 金融商品取引契約の概要
SBIソーシャルレンディングサポート株式会社(以下「弊社」と言います。)は、ホームページ上に
おいて、SBIソーシャルレンディング株式会社(以下「営業者」と言います。)に対して金銭の借り入
れの申し込みを行った者に対して金銭の貸付けを行う貸付事業への出資を行うことで、資産の運
用を行いたいという意向をお持ちの方(以下「投資家」と言います。)を募り、営業者が投資家から
出資を受けた資金を原資として、借入希望者に貸付けを行うという取引を行うに際して、かかる出
資の私募の取扱いをおこないます。上述の取引の具体的な流れは下記の通りとなります。
(1)
お客様は、弊社のホームページから投資家登録の申請を行っていただきます。
(2)
お客様は、弊社が定める本人確認書類及び銀行口座の写しをFAXもしくはEメールにて送
信いただきます。その後、弊社からお客様へ本人確認キーを記載したハガキを簡易書留で
送付いたしますので、受領後、ホームページから本人確認キーをご入力いただく事で、投資
家登録が完了します。
(3)
弊社のホームページ上にて、営業者が行う貸付事業への匿名組合出資の募集を●年●月
●日から●年●月●日まで行います。
(4)
お客様は、ホームページを閲覧し、お客様が希望する条件に合致した貸付事業がある場合
には、希望する貸付事業への出資の申し込みを行います。
(5)
営業者とお客様との間で匿名組合契約を締結します。
(6)
締結された匿名組合契約に従ってお客様は弊社の投資家用口座へ出資金を預託します。
なお、匿名組合契約に定める条件に従って、出資金全額の預託がなされない場合には、匿
名組合契約は当然に終了するものとします。
(7)
弊社がホームページ上で行っている匿名組合出資の募集が終了します。
(8)
営業者は借手の募集を●年●月●日から●年●月●日まで行います。
(9)
借手が営業者に対して、借入申請を行います。
(10) 営業者は借手を審査し、承認後、営業者と借手との間で金銭消費貸借契約書を締結しま
す。
(11) 弊社は営業者が締結した金銭消費貸借契約書に従って、貸付額分を投資家用口座から営
業者の貸金用口座へ送金します。
(12) 営業者は貸付けを実行します。
(13) 営業者の貸付が終了します。
(14) お客様が弊社へ預託した金員に余剰がある場合は、当該余剰金部分に係る本契約を解約
し契約締結前書面を交付したうえで、新たに本契約と同様の匿名組合契約が締結されたも
のとし、当該匿名組合契約への出資金として、弊社の投資家用口座に預託されるものとしま
す。
(15) 営業者は、借手から返済を受けます。なお、営業者は、別紙「貸付要項」記載のとおり、本フ
ァンド(本契約第 3 条(9)号に定める意味を有します。以下、同じとします。)その他の同様の目
的に基づくファンドにおいて、同一の借手に対して複数回の貸付けを実行し、又は、実行す
ることを予定しているところ、借手からの返済金が同一の借手に対する複数の貸付債権の遅
延損害金及び金銭消費貸借契約に関する費用、利息、元本の返済に不足する場合には、
適用法令その他に反しない限度において、以下の順序により、弁済期日の到来した各ファン
ドにおける当該借手に対する個々の債権の金額の割合に応じて、充当するものとします。
①
遅延損害金及び金銭消費貸借契約に関する費用
②
利息
③
元本
(16) 計算期間毎に出資金の返還及び利益の配当がある場合には、営業者の分配用口座へ分配
いたします。
(17) お客様は分配金を出金するか別の匿名組合への出資金として弊社の投資家用口座へ預託
するかを選択できます。
なお、営業者は、別紙「貸付要項」記載の各事項を前提として、以下のとおり借入希望者に対す
る貸付けを行うことになります(別紙「貸付要項」記載の各事項を前提として行われる貸付けの総称
を、以下「SBISL証券担保ローン」といいます。)。
①
営業者が定める基準により借手の審査を行います。
②
営業者が定める内容にて当該金銭消費貸借契約を締結します。
③
出資募集期間内に借手への貸付に必要な資金は、本ファンドに係る匿名組合契約の
締結時期が早い者の出資金から貸付けの実行資金として充てられ、営業者が指定し
た期日に貸付を実行します。
④
審査で承認した借手が存在する場合であっても、営業者は貸付けを実行しないことがあり
ます。
なお、お客様には、本営業(本契約第 3 条(1)号に定める意味を有します。以下、同じとしま
す。)におけるSBISL証券担保ローンについて、以下の各事項を確認のうえ、承諾していただい
ております。
ア 営業者は、SBISL証券担保ローンにおいて、別紙「貸付要項」1 の担保権を取得すること
を条件に、別紙「貸付要項」2 の融資限度額内において、本ファンドその他の同様の目的
に基づくファンドから、同一の借手に対して、複数回の貸付けを実行し、又は、実行するこ
とを予定していること。
イ 営業者は、SBISL証券担保ローンにおいて、別紙「貸付要項」5 の各方法により営業者に
担保として差し入れられた有価証券(以下「担保有価証券」という。)の担保権の実行をす
ることはできるものの、各方法による担保権の実行を義務付けられるものではなく、費用の
多寡及び回収までの期間の長短にかかわらず、法定の手続によることも含めて、SBISL
証券担保ローンの回収方法は、営業者の裁量に委ねられること。
ウ SBISL証券担保ローンにおける借手は、根質権が設定されていることにかかわらず、担
保有価証券を自由に売却することができ、営業者は、この売却がなされ、担保不足(別紙
「貸付要項」4 に定義します。)となった場合などには、売却代金又は株式会社SBI証券
(以下「提携証券会社」といいます。)の預り金からSBISL証券担保ローンの債務の返済を
受けることを予定しているものの、提携証券会社又は借手に倒産事由が発生した場合、借
手の提携証券会社に対する売却代金又は預り金返還請求権に対して差押え、仮差押え
がなされた場合その他の事由が発生した場合には、SBISL証券担保ローンの債務の返
済を受けることができないことがあり得ること。
エ 営業者は、SBISL証券担保ローンにおいて、別紙「貸付要項」6 の期限の利益の喪失事
由を定めるものの、借手の信用力、担保有価証券の評価額その他の事由を総合的に判断
して、その裁量により、SBISL証券担保ローンの返済を猶予することがあること。
3. 金融商品取引契約の成立年月日
●年●月●日
4. 金融商品取引契約に係る手数料等に関する事項
(1) お客様は、弊社に対して申し込んだ出資金額(1万円×申込口数)を弊社の投資家用口座に
預託します。
(2) 営業者は、貸付事業の遂行にあたり、本ファンドの各借手について、以下の各計算式で算
出される額の合計額を管理手数料として各月約定返済日に受領いたします(営業者は、こ
の管理手数料の中から、株式会社SBI証券(以下「提携証券会社」といいます。)に対して、担
保有価証券の管理等に関する委託手数料を支払うことになります。)。
〔遅延損害金が発生しない場合〕
約定利息額のうち実際に借手から返済を受けた利息額×(手数料率 1.5%(うるう年
中の月の場合は 1.49%)÷貸付金利)
〔遅延損害金及び利息が発生する場合〕
約定利息額のうち実際に借手から返済を受けた利息額×(手数料率 1.5%(うるう年
中の月の場合は 1.49%)÷貸付金利)+遅延損害金額のうち実際に借手から受領し
た遅延損害金額×(手数料率 1.5%(うるう年中の月の場合は 1.49%)÷貸付金利)
〔遅延損害金のみが発生する場合〕
遅延損害金額のうち実際に借手から受領した遅延損害金額×(手数料率 1.5%(うる
う年中の月の場合は 1.49%)÷貸付金利)
〔遅延損害金及び利息共に発生しない場合(元金返済のみの和解等)〕
各月約定返済日前日における借手の残高×(手数料率 1.5%(うるう年中の月の場合
は 1.49%))×日数(貸付実行日の翌日又は前回の約定返済日の翌日から当該約定返
済日までの日数)÷365
(3) お客様には、匿名組合へ出資を行う時、匿名組合契約の終了とともに、または匿名組合契約
の継続中に貸付金元本返済にみあう出資金の返還を受ける時、利益の配当を受ける時に
かかる事務等手数料をご負担頂きます。匿名組合へ出資を行う時の手数料の額は、各金融
機関が定める額になります。その他、出資金の返還又は利益の配当を受ける時の事務手数
料の額は、一律420円になります(ただし、当該事務手数料は、営業者の分配用口座にプ
ールされる出資金の返還や利益の配当をお客様の口座に出金する場合等にかかる手数料
で、営業者の別のファンドに投資を行う為に弊社の投資家用口座に送金する場合や、営業
者の分配用口座から出金を行わない場合には手数料はかかりません)。なお、お客様が出
資金の返還及び利益の配当を受ける場合には、その時期は営業者が別途定める時期とし、
返還及び配当に関して利息は付さないものとします。
(4) お客様が取得される匿名組合出資持分に係る事業において、営業者が貸付債権の回収を第
三者に委託する場合の委託手数料、営業を遂行するために必要な業務を委託する場合の
委託手数料、税理士、弁護士又は司法書士等の費用、貸付債権を第三者に譲渡する場合
の譲渡費用、その他営業を遂行するために必要となる費用をご負担いただきます。この手数
料は、契約条件によって定められるため、事前に上限額等を記載することができません。
5. 顧客の氏名
● ●
様
6. 取引の内容
(1) 自己又は委託の別
本匿名組合契約の私募については、SBIソーシ
ャルレンディングサポート株式会社(〒106-6018
東京都港区六本木1丁目6番1号)にその取扱
いを委託して行われました。ただし、本匿名組合
契約は、SBIソーシャルレンディング株式会社
及びお客様の双方で、自己の名及び計算にお
いて締結されるものです。
(2) 売付け等又は買付け等の別
買付け等
(3) 銘柄(取引の対象となる金融商品)
金融商品取引法第2条第2項第5号に規定する
匿名組合契約に基づく権利
(4) 約定数量(匿名組合契約に基づく権利の個数)
1個
(5) 単価
本商品に対する出資額
(6) 取引の種類
第二種金融商品取引業者であるSBIソーシャル
レンディングサポート株式会社が匿名組合契約
に基づく権利の発行者であるSBIソーシャルレ
ンディング株式会社から私募の取扱いの委託を
受けたことに基づく、当該匿名組合契約に基づく
権利の取得勧誘により、貴殿が当該発行者から
当該匿名組合契約に基づく権利を取得する取
引
7. 顧客が金融商品取引業者等に連絡する方法
本商品に関するお問い合わせは、下記までお願い申しあげます。
記
SBIソーシャルレンディングサポート株式会社
連絡先
:電話番号
:03-3568-4890
FAX番号
:03-3586-6310
E-MAIL
:[email protected]
URL
:https://www.sbi-sociallendingsupport.co.jp/
別紙「貸付要項」
本ファンドにおける営業者の貸付けの要項は、以下のとおりとします。
1
担保権
営業者は、借手が営業者に対して現在および将来負担するSBISL証券担保ローンに
かかる一切の債務を共通に担保するものとして、提携証券会社の証券取引口座(振替決済
口座)に現在および将来保有する有価証券(国内の金融商品取引所に上場されている株券
のうち、営業者が適当と認めるもの)について、営業者を権利者とする根質権を設定する。
2
融資限度額(営業者が同一の借手に対して融資を実行することができる限度額)
担保有価証券のうち営業者が適当と認めるものの時価額に 60%(1 銘柄の時価額の割合
が時価額合計の 70%以上を占める場合は 50%)を乗じた金額。ただし、原則として 3,000
万円を上限とし、営業者所定の手続のもと営業者が適当と認めた場合は、営業者が定める
金額を上限とする。
3
元金、利息および遅延損害金等
(1) 元金の返済
借手は、個別貸付契約(SBISL証券担保ローンにおける個別の貸付契約をいう。
以下、同じ。)に基づく融資金元金を、営業者に対して、各個別貸付契約で定める元本
返済期日に一括して支払うものとする。
(2) 繰り上げ返済
借手は、本契約(SBISL証券担保ローンの極度方式基本契約を意味する。以下、
同じ。)の契約期間中、営業者に対して 3 銀行営業日(土曜、日曜、国民の祝日および
法令等により日本において銀行が休業することを認められ、または休業することを義務
づけられている日以外の日を意味する。)前までに通知した場合に限り、融資金元金の
全部または一部を繰り上げ返済することができる。なお、借手が融資金元金の全部を返
済する場合には、当該繰り上げ返済を行う日までに第 6 項に基づいて発生する経過利息
を付して行われるものとし、一部を返済する場合には、返済金は全て元金に充当される
こととし、返済日の翌日以降は残元金に基づく利息が計算されることとする。
(3) 利率、利息計算および利息の返済方法
ア
本融資の利率は、個別貸付契約締結日において営業者が定めるところによるもの
とする。ただし、営業者は、金融情勢の変化その他相当の事由がある場合は、一
般に行われる程度のものに変更できるものとし、変更する場合は、その旨を借手
に通知する。
イ
融資金の利息の計算は、融資の日から返済の日までとし、1年を 365 日(うるう
年の場合は 366 日)とする日割計算によって行う。なお、うるう年の融資金の利
息の計算は、前アで定められた利率を以下の計算式で算出しなおしたうえで計算
する。
うるう年の利率=本融資の利率×365÷366(小数点第 3 位以下切捨て)
ウ
融資金の利息は、前月の1日から末日までの1ヶ月間の利息を計算のうえ、月次
報告書により借手に通知し、毎月 27 日(休日の場合はその翌銀行営業日)にSM
BCファイナンスサービス株式会社との間で締結した口座振替契約において指定
した銀行口座からの自動引落しにて支払う。
(4) 遅延損害金
借手が個別貸付契約に定める元本返済期日において返済が遅延した場合、期限の利益
を喪失した場合その他本契約に基づく債務の返済を遅延した場合は、その支払うべき金
額に対し、それぞれの期限の翌日から完済される日まで年率 14%(年 365 日(うるう
年の場合は年 366 日)の日割計算)の割合で計算した遅延損害金を支払うものとする。
(5) 返済方法
ア
返済は、次の方法による。
① SMBCファイナンスサービス株式会社との間で締結した口座振替契約において
指定した銀行口座からの自動引落しによる方法により返済する方法。
② 営業者の指定する営業者の銀行口座へ振り込む方法。
③ 借手からの申込みを受けて、担保有価証券を売却して当該売却代金(提携証券会
社への手数料等を差し引いた金額をいう。以下、同じ。)を返済に充当(以下「依
頼売却返済」という。)する方法。
④ 担保有価証券の時価額に対する融資残高の割合が 80%(一銘柄の時価額の割合が
時価額合計の 70%以上を占める場合は 70%)以上となった場合に、担保有価証券
を売却して当該売却代金(提携証券会社への手数料等を差し引いた金額をいいま
す。以下、同じ。)を返済に充当(以下「強制売却返済」という。)する方法。
⑤ 借手からの申込みを受けて、営業者が提携証券会社に対して請求することにより、
提携証券会社の預り金(以下単に「預り金」という。)を返済に充当(以下「預り
金返済」という。)する方法。
⑥ (ⅰ)借手が担保有価証券を売却したことにより、担保有価証券の時価額に対する融
資残高の割合が 60%(一銘柄の時価額の割合が時価額合計の 70%以上を占める場
合は 50%)以上となる場合、または、(ⅱ) 担保有価証券の時価額に対する融資残
高の割合が 60%(一銘柄の時価額の割合が時価額合計の 70%以上を占める場合は
50%)以上となっているときに借手が担保有価証券を売却した場合に、当該担保
有価証券の売却代金のうち、返済に充当することで残存する担保有価証券の時価
額に対する融資残高の割合を 60%(一銘柄の時価額の割合が時価額合計の 70%以
上を占める場合は 50%)未満とするために必要な金額として営業者が指定する金
額(以下「担保維持率必要額」という。)を返済に充当(以下「任意売却返済」と
いう。)する方法。
⑦ その他営業者が特に認めた方法。
イ
依頼売却返済は、営業者が、提携証券会社に対し、借手の証券取引口座から担保
有価証券の売却による売却代金のうち営業者が指定する返済必要額に相当する金
銭の引出しを請求し、当該売却にかかる受渡日に当該返済必要額を提携証券会社
から受け取り、本契約に基づく債務の返済に充当することにより行うものとする。
借手は、本契約の締結により、上記の提携証券会社に対する引出請求およびその
受領に関する一切の件を営業者に委任するものとする。
ウ
強制売却返済は、営業者が、借手への事前の通知を行うことなく質権の実行を行
い、提携証券会社に対し、質権の実行による担保有価証券の売却代金のうち営業
者が指定する返済必要額に相当する金銭の引出しを請求し、当該売却にかかる受
渡日に当該返済必要額を提携証券会社から受け取り、本契約に基づく債務の返済
に充当することにより行うものとする。借手は、本契約の締結により、上記の提
携証券会社に対する引出請求およびその受領に関する一切の件を営業者に委任す
るものとする。
エ
預り金返済は、営業者が、提携証券会社に対し、借手の証券取引口座から返済申
込額に相当する金銭の引出しを請求し、当該返済申込額を提携証券会社から受け
取り、本契約に基づく債務の返済に充当する。借手は、本契約の締結により、上
記の提携証券会社に対する引出請求およびその受領に関する一切の件を営業者に
委任するものとする。
オ
任意売却返済は、営業者が、借手への事前の通知を行うことなく、提携証券会社
に対し、借手の証券取引口座から担保有価証券の売却代金のうち営業者が指定す
る担保維持率必要額に相当する金銭の引出しを請求し、当該担保有価証券の売却
に係る受渡日に当該担保維持率必要額を提携証券会社から受け取り、本契約に基
づく債務の返済に充当することにより行うものとする。借手は、本契約の締結に
より、上記の提携証券会社に対する引渡請求およびその受領に関する一切の件を
営業者に委任するものとする。
4
担保不足に対する対応
担保不足(担保有価証券の時価額に対する融資残高の割合が 70%(一銘柄の時価額の
割合が時価額合計の 70%以上を占める場合は 60%)以上となる状態をいう。)となった場
合には、借手は、営業者からの請求により、直ちに営業者が適当と認める担保を追加差入
れまたは融資金の一部を返済しなければならない。
5
担保有価証券の実行方法
SBISL証券担保ローンにかかる債務が履行されない場合、営業者は、担保有価証券
について、法定の手続によるほか、以下の各方法のうち営業者が任意で選択する方法によ
り担保権を実行することができるものとする。
(1) 一般に適当と認められる価格、時期および方法等により任意に処分のうえ、SBI
SL証券担保ローンの返済に充当すること。
(2) 借手に対するSBISL証券担保ローンの全部または一部の返済として担保有価
証券を取得すること。
(3) 担保有価証券の配当または償還金その他担保有価証券に基づく一切の債権を直接
取立て、またはかかる債権に関する支払金を借手に代理して受領すること。
6
期限の利益の喪失事由
借手について次の各号の事由が一つでも生じた場合には、営業者から通知、催告等がな
くても営業者に対する一切の債務について当然に期限の利益を失い、直ちに債務を弁済し
なければならない。
①
債務の返済を1回または一部でも怠ったとき。
②
営業者に対する他の債務の履行を怠ったとき。
③
強制執行・差押・仮差押・仮処分を受けたとき。
④
支払の停止、支払不能若しくは債務超過となったときまたは破産手続開始、民事
再生手続開始、会社更生手続開始若しくは特別清算開始等の申立てがあったとき。
⑤
担保有価証券の時価額に対する融資残高の割合が 80%(一銘柄の時価額の割合が
時価額合計の 70%以上を占める場合は 70%)以上となったとき。
⑥
1ヶ月以上にわたって借手の意思確認が困難な状態になったとき。
⑦
相続の開始があったとき。
⑧
手形交換所の取引停止処分を受けたとき。
⑨
法人の場合で、合併によらず解散したとき。
⑩
所在が不明となったとき。
⑪
申告内容に虚偽の記載がある事が判明したとき。
⑫
信用状態が悪化し営業者が債権保全の為に必要と判断したとき