〈産経新聞社 DEWA 導入事例〉 「実践躬行の体験教育」で 社会に貢献する人材を育てる 明星大学 キャリアセンター長 前原征司氏 ――進化を加速させる明星大学 様々な施策や取り組みに、スピード感 明星大学は、東京都日野市と青梅市の2つ 例えば、「明星大学の良いところ」をグ のキャンパスに8500人の学生が通う私立大 ループワークで話し合って発表したり、身近 学だ。社会に貢献する人材を輩出するため、 な社会人として大学内の各部署で働く大学職 前原氏 大学全体のプロジェクト(**) 教育方針のひとつに、身をもって行うことを 員へインタビューしたり、企業向けの研修で として、次年度に何をやるのか、各学部・学 尊ぶ「実 践 躬 行 」を掲げ、「体験教育」を も使われるテーマを学生向けにアレンジして 科ごとに目標設定を具体的に行っています。 キーワードにした授業や丁寧な就職支援に意 課題に取り組ませます。「自分の意見を言 明星では教員と職員とが同じテーブルにつ 欲的に取り組んでいる。方針が徹底されてい う・表現する」経験を通じて、「人と関わる き、新しいアイデアを出し合うシステムがあ る背景には、同校のスピーディーな意思決定 力」を身につけるのが目的です。授業内容の り、いいアイデアはワンストップで実行が可 と、教職員の高い意識があるようだ。キャリ 構成を組み立てている教員は、企業向けの研 能です。また優れた取り組みを評価する仕組 アセンター長の前原征司さんに話を聞いた。 修の担当経験が豊富なため、実社会で必要な みも整っています。前述の「自立と体験1」 力が身につくように意識して授業を組み立て についても、大学組織全体を巻き込んだから インターンシップへの参加人数が多い ています。 こそ実現したプログラムであると言えます。 ですね。受け入れ企業の確保が大変な この授業では約70あるクラスを、初年次教 じっ せん きゅう こう Q Q がありますね。 今後の抱負を聞かせて下さい。 のでは? 育・キャリア教育を専門とする実務家の教員 前原氏 1学年約2000人に対し、平成25 だけでなく、各学部から約45名の教員を選出 年度は延べ約800名が参加しました。平成26 し、担当していただいてます。教員は体験教 科目でキャリア教育のブラッシュアップを目 年度も、900名以上となることが確実です。 育の手法について事前に入念なトレーニング 指しています。学外に出て行く要素を盛り込 懇意にしている多摩地区の企業のみならず、 を受けます。こうした進め方は、他大学では むなど、新しいグループワークを考えます。 都内全域に受け入れ先を確保してあります。 あまりみられないと思います。 明星の教育方針として「人格接触による手 Q 塩にかける教育」をうたっておりますので、 また、通常受け入れ枠が少ない行政機関に つきましても、例えば多摩地区においては、 本学はほぼ全ての自治体から受け入れ枠をい 前原氏 次年度は、「自立と体験」の Q 今回、3年生を中心にTest DEWAを受 やることは沢山あります。困難にも果敢に挑 験していただきました。 戦できるパワーや、社会の荒波に揉まれても ただいております。これは、開学時から地道 前原氏 3年生の中から、インターンシッ 生き抜くことができる体力と忍耐力を、学生 に関係構築に努め、コミュニケーションを積 プの経験があり、受け入れ先企業や学内での に身につけて欲しいと思います。就職するこ み重ねてきたからであり、本学にとっては貴 評価が高い学生を選抜した上で受験させまし とが決してゴールではありません。企業や社 重な財産ですね。うれしいことに明星の学生 た。学生と社会人とのギャップを知ってもら 会に貢献する人財を1人でも多く育成したい を一度受け入れていただくと、良い評価をい うことが目的です。 ですね。 ただき、翌年以降も継続して受け入れていた 過去に実施したアセスメントテストの場合 だける企業様・団体様が多いようです。 は、社会人が実際に解答した実績・スコアを (*)明星大学HP「体験教育(自立と体験)」 ベースにしていないためか結果が抽象的で Q 入学してすぐに、新入生全員が履修す す。その点、Test DEWAは現役の社会人の る共通授業があるそうですね。 データを踏まえてスコアを出していますの 前原氏 1年次の前期の必修科目、「自立 で、大変に有益です。受験した学生は、「現 と体験1」(*)です。7学部11学科の約 状の実力=社会人とのギャップ」に気付き、 2000名の学生を、1クラス30名の中に混在 目標を明確化することができます。大学に させ、6人程度のグループに分かれて、毎回 とっても、学生の隠れたポテンシャルを見つ 様々な課題に取り組みます。 けるツールとして最適だと思います。 参照 http://www.meisei-u.ac.jp/about/taiken.html (**)MI21プロジェクト(Meisei Innovation for the 21st Century) 明星大学が取り組む自校の ガバナンス改革。学校全体の課題を踏まえて各学 科が戦略目標を定め、達成状況や成功例を共有。 入学志願者数の3倍増達成、並びに収支の改善な ど、経営上の大きな成果を得ると同時に、教職員 のモチベーションが向上して自発的な取り組みが 行われるようになった。 略歴(まえはら・せいじ) DEWA 導入事例 1973年東京都出身。1997年明 就職講座 明星大学様には、就職活動を間近に控えた3年生を対象 にTest DEWAをご利用いただきました。「働く上で必要な 星大学人文学部経済学科卒業 DEWAテスト実施 10/11~12 まえて面談を行ったため、各自の課題と目標設定が明確に なりました。さらに実際の就職活動においても、自己PRや 志望動機を組み立てるための材料となりました。 学の経理課、総務課、人事課を 経て、2013年よりキャリアセ 考え方・行動」は何か、自分に不足しているものは何か、 客観的に把握することが目的です。個人別評価シートを踏 後、母校明星大学に就職。同大 教員による面談 11/8〜9 ンター。2015年、キャリアセン ター長に就任した。就職支援業 務の効率化やレベルアップを図 就職活動本番へ (このインタビューは2014年に行われました) り、より競争力のある組織作り を目指している。
© Copyright 2026 Paperzz