官兵衛どん - 柚の木福祉会

QSK1997 年 9 月 18 日第三種郵便物承認 通巻 4792 号 2013 年 11 月 23 日発行(日刊)
これぞ向こう三軒両隣
軽自動車・原付バイク・屋根付
き三輪バイク・草刈り機
780円
24
日
●
穴子天ぷら、海老具足煮、ぶり照焼、
筑前煮など、たれかけご飯に
どーんと乗せて
官兵衛どん
30
15
めおと弁当
1,600円!
「官兵衛」
「光」セットなら
忘年会のご予約もお忘れめさるな!
お得なコースござりまするぞ!
!
ED
1,200円
染め上げろ
!官兵衛R
!
応援ありがとうございます!
東川地区社会福祉協議会様 プチダンサークラブ様 牛若様 福岡中央ライオンズクラブ様 かすや南ライオンズクラブ様 ひまわりの会様
頂き物   野口様 本田様 岸川様 中村様 宮本様 トヨタカローラ福岡様 食べるボランティアさん
松ヶ丘団地駐車場様 東福岡特別支援学校保護者様 筑豊自動車運転免許試験場様 ジャパンビバレッジホールディング様 エコネット志免様 村下工務店様 賛助会ご加入  フクナガヨシユキ様 ワキヤマカズコ様 今泉陽子様 平野幸一様 福岡銀行宇美支店様 木村タクシー様 旅石郵便局様 明治安田生命様 第一生命様 宮本陽子様 鯨臥恭子様 古賀純一様 合屋弘子様 相部道子様 関戸美重子様 畠中様 日本生命様 志免飲料店組合様 しらしげ歯科様 トンボ様 シーメイト様 緑風園様 宝プロパン様 吉田プロパン様 文巧堂様 鹿毛商店様 藤田商店様 藤商店様 SNC様 福岡銀行宇美支店様 長澤自動車様 正信会水戸病院様 海工房様 宝プロパン様 松永製作所様 九州製鏡様 田富鉦吾二地区様 みつきビル様 第1東福ビル様 まつだ様 たびっとくんツアー様 中山商店様 大吉寿司様
ご芳志   石貫松恵様 ダスキン志免安重奈津代様 志免町社会福祉協議会様 第2東福ビル様 チェリーハイツ様 タウンコート志免様 緑風会水戸病院様 須恵町社会福祉協議会様 古賀特別支援学校様 博多区第11地区民生委員会長日下部様 正信会水戸病院様 スティールTマンション様
ボランティアさん
29
15,406人 と志免南小学校の児童の皆さん
503,975人 のレストランゆずのきのお客様
いただきました
11
19
12
17
11
30
15
14
30
17
20
30
炒飯
娘は20代半ば、柚の木学園を
利用するようになっていた。作
業もせずに自分のしたい放題の
チャーハン
欲望を制限されるストレスは
大きい。それを感じさせないよう
に彼女としっかりかかわった。午
前、作業に取り組めたらコーヒー
券を手渡すことにした。その券を
厨房に持っていくとコーヒーが
飲める。喫茶店のように。ニコニ
コ顔で飲む一杯は至福の味。働か
なければチケットは手に入らな
い。午後にもう一枚。もらえる愉
しみ、自分への褒美として飲む喜
もり
もり
ん
あ~
び。スタートから3年、彼女の中
にコーヒーは対価として飲むもの
と位置付けられてきた。
次のステップへ向かう時が来
た。少しでも食事するとコーヒー
券が手に入るようにした。残念な
がら、チケット交換はそう簡単に
はいかず、一進一退。それでも厨
房に持ってくるチケットは徐々に
増えていった。
とある休日、母は娘
を伴い思い切ってラー
メン店に立ち寄った。炒
飯を注文した。また箸を
つけられない料理を見
つめるだけの時間にな
るかもしれない。
「期待
も絶望もしない。私の
ためのお昼ごはん」母は
自分に言い聞かせた。
ところが、娘はレン
ゲを手に取り、炒飯を
すくい上げ、おもむろ
に口に運んだ。食べている。食べ
ている。食べている。食べ続けて
いる。母の目に映る光景がにじん
だ。ラーメンがしょっぱい。でも
幸せだった。30年封じ込められ
た願いが今、解き放たれた。奇跡
は起きている。
毎年、誕生日には娘のリクエス
トであのラーメン店に行く。あと
2日・・・。
今秋発売
高齢者のために
めおと弁当(小)
11
日々。朝食代わりにお茶を4杯、
登園直後にコーヒー4杯。昼の給
食には見向きもせず立て続けにコ
ーヒー4杯、休憩に水を4杯。家
に帰ると玉子かけごはん。
柚の木プロジェクトが静かにス
タートした。ゴールは“母が封じ
込めてしまった願い”。どれほど
の月日がかかるのか、たどり着け
るのかはわからなかった。
・・・今
は信じてやるだけ。
食欲 の秋
鉛筆削り・レゴブロック・パソコ
ン・プロジェクター・手動式シュ
レッダー
11
12
箸はつけられていない。作って
も作っても、喜んで食べられる
ことはない。母は黙って料理を引
く。食卓で家族が心からの笑顔に
なれることはなかった。たった一
言「おいしい」が聞けたなら。ほ
んの少しでいい、満たされた娘の
顔を見れたなら。
「今日はきっと、
明日はきっと・・・」期待する月日
は20年を越えた。
この味なら食べてくれるかもし
れない、この食感なら、
この香りならば・・・。手
を変え品を変え、ほめ
たりなだめたり。強く迫
ったこともあった。食べ
物を受け付けられない
ことが母にとってどれ
ほどのものか。歳を重ね
るにつれ、“食べない”
行為が母自身への拒絶
にも感じられた。不安・
心配がときに怒りに、
怒りは悲しみに、虚無
へと変わっていく。一方で、娘は
執拗なまでにコーヒーと“玉子か
けごはん”を求めた。
「あの子がしあわせならそれで
いい」母はいつしか“食卓の笑顔”
と“外食”という願いを封じ込め
た。生涯、実現しないと。
パク
パク
5
成人のために
「光」
見てね! 柚の木福祉会ホームページ www.yuzunoki.or.jp レストランゆずのきホームページ www.yuzunoki.or.jp/rest1index.html
読書
の
秋
上記金額を日本赤十
字社福岡支部に届け
させていただきまし
た。本当にありがと
うございました。
こどものために
カラーボックス・ボールプール・
クーゲルバーン
て る
編集 社会福祉法人
柚の木福祉会
楽
行 の秋
5 2 , 0 9 4 円
お譲りください
980円
平成25年11月 №312
〈今月の題字〉
畠中さん
スポ ーツ の秋
東日本大震災被災地へ
の義捐金を、レストランゆ
ずのき・ハートTOハートで
呼びかけしましたところ、
多くの方々からご協力い
ただくことができました。
【合計金額】
44名!
総勢
めおと弁当(大)
柚の木福祉会の広報誌『柚の木だより』
(隔月発行)
いざ出陣 !
感謝!!
「今度は月隈校区運動会にいらっしゃい!」
お会いするたびにつながりが広がります♪
「官兵衛」
うなる。
そのワケは!?
発行:九州障害者定期刊行物協会( 〒812 0
-054 福岡市東区馬出2 2- -)
編集:社会福祉法人 柚
  の木福祉会 印刷:社会福祉法人 福岡コロニー
定価1円(購読料は会費等に含まれる)+ご厚意
無事に半年を迎えることができた“お
りひめ”
。地域の皆さま、関係の皆さま、
心より感謝申し上げます。支えてくださ
った皆さまとおりひめガーデンでバーベ
キューを開催。市会議員、町内役員、地
域の皆さま、特別支援学校の先生方、ご
家族で秋の夜長を楽しみました。
天才軍師 官兵衛もうなる
ご予約・お問い合わせはフリーダイヤル
ケアホーム“おりひめ”感謝の夕べ「記念すべき第1回バーベキュー」
みんなで盛り上げよう、福岡!
※新規のお客様には付録を同封しておりますのでご覧ください。
イ!
ー
パ
ン
カ
笑いと感動のパフォーマンス団
神田紅師匠と紅塾の皆さま
サンキューよ
カ ン パ ー イ!
元気に
50万人めの
お客様には
お食事券
20,000円を
お贈りさせて
いただきました。
嬉♪
やさしさの集い
(シーメイト)に参加します! 応援よろしくお願いします
ボランティア
PRマン★
ートの
熱いハ の皆さま
出演
福岡市人口の1/ 3相当の延べ50万人の皆さまがレストラン
ゆずのきにご来店くださいました。
「いらっしゃいませ!」
「ごち
そうさま」
「ありがとうございます!」
・・・交わされたことばは、
その何倍になることでしょうか・・・。喜びに、胸いっぱいです。
ご来店の皆さまお一人おひとりに心より感謝
申し上げます。笑顔と満足のレストランゆずの
き。今後ともよろしくお願い申し上げます。
ユーサンキュー
宮内衆議院議員とともに
「いらっしゃいませ~」
9月、吉原で何かが始まる!! 志免南小学校吹奏楽部
の華々しい演奏で幕開けしたお祭りは冒頭からサプライ
走ってご登場!
ズ!! 感動の就職門出式で涙し、地域の皆様の和太鼓、
南里町長の激励メッセージ
空手演舞、ダンス、手話。中央ステージではハートを熱く
し、飲食店舗のできたてご馳走に舌鼓。丸山志免町議員
による“東北おうえんプロジェクト”で活気づき、神田紅塾
による講談・パフォーマンスにお腹をかかえて笑いました。
これも地域、関係の皆さま、ボランティアの皆さまのご
協力あればこそです。本当にありがとうございました!
!
S1コンテスト優勝者!
スマイル満点!
フライン
と
見る
)
(注
大抽選会グゲット!!
ます
なり
熱く
で1等獲
得★
とともに
ボランティアさん
片付けも終了し、
50万人達成!
!
営業時間 昼● 時 分~ 時
( オラースダトー 時 分) 夜● 時~ 時 分(土・日・祝 )
日
●第3火曜日( 月 日 ・月 日)*平日夜間は予約営業。大小宴会受付中。
定 休
年末年始 ● 月 日 時 営業終了 新年1月4日 時 分 営業スタート。
皆さま、ありがとうございます!
!
第21回柚の木発ハート TO ハート
3
日
●
QSK1997 年 9 月 18 日第三種郵便物承認 通巻 4792 号 2013 年 11 月 23 日発行(日刊)
0120 9
-39 3
-94
あの日、この日の
風景をお届けします
食べる ボランティアさん
11
志免町文化祭(町民センター)
、 /
Create803で就労学習・訓練を積み、
トライアル雇用に本気で打ち込んでこら
れた堂田さん。採用決定が発表されたハ
ート TO ハート会場はどよめき、歓声と拍
手にあふれました! ステージでは上司
の成清課長様が門出を祝うメッセージ
を、本人が決意を、お母様が感謝を述べ
られました。・・・さて次に続くのは??
「私でしょ!(多数)
」
ありがとうございます!! 食べるボランティアさんに支えられて8周年!
/
柚レター
堂田さん、久留米運送株式会社に正式採用!
ハート TO ハートで
“サプライズ★就職門出式”
プチ
QSK1997 年 9 月 18 日第三種郵便物承認 通巻 4792 号 2013 年 11 月 23 日発行(日刊)
ム
メモリアルアルバ
!
レッツスキャン!
ん
どんど ??
る
食べて
18
加湿器・芝刈り機・囲碁・将棋盤
6
賛助会員を
募集しています
たより発行の資金が不足しています。賛助会加入・広告掲載のご協力
をお願いいたします。大切に『柚の木だより』発行に使わせていただきま
す。ご入金後は、お手数ですがご住所をお知らせください。
[振込先] 柚の木福祉会を応援する会
●郵便振込 17460-61436511
●銀行振込 福岡銀行 月隈支店 普通324104
1
QSK1997 年 9 月 18 日第三種郵便物承認 通巻 4792 号 2013 年 11 月 23 日発行(日刊)
それはボクの敵!
キャベツを食べさせるとき、
大好きなママもボクの敵になる。
食卓には力がある。
作り、食べ、話し、生きていく。
子の成長を喜び
親子の愛情を深め
夫婦の愛を確かめながら
家族の営みを続ける。
それぞれの力が集まるところ
それが食卓。
そこに 我が家の団欒 という
奇跡が生まれる。
どの子にも、たいてい苦手な野
プロンと三角巾をつけたら、はや
菜がある。「にんじんさんがあそ
る気持ちをなんとか抑えながら、
「ピーマ
びにきてくれたよ~ 」
「次はどうするのかな~」
「何分焼
ンくんがたべてって♪」野菜を摂
くのかな~」
「キャベツのせたか
らせたいお母さんたちのあの手こ
な~」、視線は手順書と手元を行
の手のほとんどは、ため息で終わ
ったり来たり。
りを迎える。
いっぱいこぼしたけれど、いっ
PK2は学童期発達支援。放課
ぱい寄り道もしたけれど、自分た
後や学校が休みの日には、PK2
ちの手でピザを完成させた。
への階段を駆け上がるこどもた
「ピザ、できたよ!!」
ちの足音が響く。夏休みの真ん中、 あっつ熱! フーフーしながら、
その日の活動はクッキングだった。 それでも口いっぱい頬張って。
「味
「ピザを作ります。食べたこと
は?」なんて尋ねる間もなくお皿は
はありますか? 好きですか?」支
空っぽ。とびきりの笑顔でお腹を
援員の声に心弾むこどもたち。エ
さすりながら
「ごちそうさま!」
入って
手作りミルフィーユ
ない
あなたもいかが♥
苦手なキャベツを使ったピザ。
ない
食べたくないキャベツが入ったピ
ザ。自分でキャベツを入れたピザ。
それを平らげてしまった自分。
「自分で作ったから食べる!」
どの子の中にもきっとある“食
べたくなる不思議のレシピ”
。お母
入って
ない??
さん、一緒に作ってみませんか?
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ん
あ~
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正信会 水戸病院
理事長 吉松 秀則
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私たちの仕事です
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TEL092-935-0214 FAX092-935-6001
ROミネラルウォーター
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住宅機器、太陽光発電の
ご用命は
す
(サイゼリヤ前)
ほーむCafe イオン大野城店
受付時間 10:00~18:00 (当社休日を除く)
〒816- 0935大野城市錦町4-1-1イオン大野城店1F
お問い合わせ 0120-(36)3704
みなおし
吉田
LPガス・住宅機器販売
福岡県 粕屋郡志 免町王子4丁目6-10
TEL 092-935-8412 FAX 092-935-8427
携 帯 0 9 0 - 7 16 1 - 0 5 9 5
E -mail tabit tokun@ tk z.bbiq.jp
宝プロパンガス株式会社
粕屋郡志免町志免1-16-1
TEL
(代)
092-935-1391
木と心のふれあい
株式
会社
総合建設・設計施工
若杉建設
福岡県糟屋郡須恵町大字植木569-2
TEL(092)935-6668
FAX(092)935-6652
http://e-house.co.jp/wakasugi-jutaku
e-mail [email protected]
玉ねぎ
「うす 。」「 うが い をしま せ ん
がいをしますか?」
「しま
か?」
「しません。
」
「週番ですか?」
「週番です。」
「週番ではないです
ね?」
「ないですね。」
やりとりはこんな具合。質問さ
れたことを質問された言葉で返
す。答えは尋ねられ方によって変
わる。ほんとうの答えか
どうかは定かではない。
それでも返事が返って
くるだけ上出来で、何
も答えないのが常。聞か
れたら答える。受け身の
人生だった。しかし、決
められた作業はできる。
そこで就職に向けての
実習に挑戦した。「大丈
夫?」
「大丈夫。」
糟屋郡初のグループ
ホーム「BFクローバー」
が志免町別府に誕生す
ると同時に、そこの入居者第1号
となった。26歳、生まれて初め
て親元を離れての生活。それまで
はテレビの前に座ればご飯が出て
くる上げ膳据え膳。自ら行動する
ことはなく、掃除・洗濯何もでき
なかった。炊飯器のスイッチひと
つ入れたことがない。「ご飯食べ
る?」
「ご飯食べる。」ここでもコ
ミュニケーション力不足は明らか
だった。
入居4年目、30歳。実習やグル
ープホームで得た経験と地道な努
力の積み重ねの結果、一般企業へ
の就職が決まった。
福岡県糟屋郡宇美町宇美3-1-1
る
つけ
ルを
グ
ゴー
↘
あんたも
試してみんね
箸をくわえて
↙ 食いしばる
冷蔵庫で ↗
よく冷やす
まな板の ↗
両脇にろうそく
はずの母の姿はなかった。窓の外
は闇、空腹も限界に達した9時、
母は帰ってきた。
「ごめんね! 用
事があって。急いで晩ご飯作るか
らね。」息子の顔をゆっ
くり見る間もなく、大
急ぎで食事のしたくに
取りかかる。
そのとき、母は背後に
息子の声を聞いた。
「お母さん、手伝おう
か。」
確かに息子はそう言っ
た。自らのことばで。
息子は職場で話す大
切さを知った。グループ
ホームで料理を作る喜び
を覚えた。多くの人とのかかわり
の中で思いやりを身につけてい
た。何も答えず、人のかげに身を
隠すように生きていた息子の姿は
そこにはなかった。
母の頬に涙が伝った。それは刻
んだ玉ねぎのせいだったのか。
・・・母の背中が震えていた。
平日は職場とグループホーム。
週末だけは帰省して、両親と過ご
した。親がかりの生活をしていた
彼はいつしか一家の稼ぎ手となっ
ていた。
週末、いつものように仕事を終
えて自宅に戻ると出迎えてくれる
号
志免町吉原120-1
0120-35-2634
FAX 935-2707
療
一家団欒がある。
見守る母たちがここにいる。
「お母さん、いただきます。」
よく研いた
↙ 包丁
1
2
4
予告
ダスキン志免
なた
あんたも
食べんね
!
!
お昼が近づくと、母たちは台所
へ集まってくる。「ほかになんか
4 4
4 4 4
手伝うこつはなかね?」
包丁とまな板がリズミカルに音
階を奏でる。食卓を拭き、お膳を
並べる。さあ、炊飯器がグツグツ
と音をたて始めた。ダシの香りが
食欲を誘う。よそうのが待ち遠し
い。お茶も淹れてそっと食卓に置
く。一家の台所を切り盛りし、家
庭の味を積み重ねられてきたかつ
ての母たち。
「ありがとう。」
お母さんの背中 こんなに小さかったっけ・・・
少し時間がかかったけど 手伝いできるようになったよ
お母さん、玉ねぎが目に沁みるね
次
私たちも障がいのある方を
バックアップします
マット・モップ各種 空気清浄機 浄水器
あ
しかし、母たちは年月を経て、
台所に立ちづらくなった。「お母
さんはいいよ」
「危ないから」
・・・
?
ん!
医
あなたのお力で
福祉を盛り上げる
わざ
ゆ う げ
キャベツ
母
たちは、食材を両脇に抱え、
家に帰りつくや否や台所に
立つ。割烹着に身を包むと、もう
次の作業に取りかかっている。仕
事で疲れた体を休ませる間などな
い。よどみなく一連の流れが同時
に行われる。切る、煮る、洗う、
焼く、蒸す、並べる。目、手、足そ
れぞれがまるで頭脳を持っている
ように、あるいは綿密に計算され
た精巧な機械のように、母たちは
動く。台所にいながら、家族それ
ぞれとことばを交わす。居間の様
子を間近で見ているかのごとく。
これは“母”にしかできない業。
母たちは毎日これを続け、家族の
食卓を守り続けてきた。こどもが
遊んでとせがむときも、口をきか
なくなった時期も、こどもが自分
の新しい家族を連れて戻ってくる
ようになったときも。いつでもど
んなときでも、変わらずに。
ゆ う げ
5つの 涙 対策
か!?」お母さんは目を丸くして驚き
をあらわにした。自然とあふれ出す
笑み。わが子がはじめて寝返りを
うった日のように、はじめてつかま
り立ちをしたときのように、若いお
母さんはとびきりの笑顔を見せた。
食はいのち 食は喜び 食は愉しみ
食は愛する者のため・・・
それが母の味
福祉って
提言
QSK1997 年 9 月 18 日第三種郵便物承認 通巻 4792 号 2013 年 11 月 23 日発行(日刊)
いつまでも台所から家族を見てい
たかったのに。家族の夕餉を作り
たかったのに。
母の居場所はなくなった。
年齢とともに体が不自由になっ
たり、病気や事故をきっかけに介
助が必要になったり、昨日のこと
を思い出せなくなった母たちに、
家庭と同じように過ごしていただ
く小規模多機能型居宅介護事業所
“みんなの家ゆず”。体操、活動、
創作、音楽、おしゃべり、入浴、
お茶・・・。一日の流れの中に母に
戻れる時間がある。
夕餉
ャベツ??」
みらい創り
奇跡の食卓
「キ「キャベツ、食べ たんです
E-mail [email protected]
2
QSK1997 年 9 月 18 日第三種郵便物承認 通巻 4792 号 2013 年 11 月 23 日発行(日刊)
2014年度テーマ「福祉のみらい」
特集“こどものみらい話”
柚の木福祉会
十六城主
「新年の志」
3祝
・新成人
いざ、大人時代へ
!
兵衛RED
染め上げろ
!官
柚の木藩祖官兵衛プロジェクト開催中
官兵衛どん・めおと弁当・藩祖官兵衛せんべえ・官兵衛ポロシャツ など
4