§39 電車での携帯電話の使用【Blue】 ■ 文法的解析 【表記のルール】 □ [ 名詞 ],( 形容詞 ), < 副詞 > ,同形の反復部は*, **, ***などで表現する □ 等位接続詞は □ 関係代名詞節の欠けにはφをうつ □ 代名詞の対応関係は# [ ~ ] で示す <In any public space> there will be groups of people( having face-to-face conversations). These conversations are not perceived <as= annoying>. No one is suggesting [that there should be railway carriages ( where people are not allowed to speak to one another.)] allow A to V <Logically>, #the sound energy (created by two people (conversing face-to-face) )should be はずだ twice #that (created by one person conversing with an unheard partner on their mobile phone), 聞こえない yet [the latter] appears [to be more annoying]. 後者 S V C There are a number of possible explanations (for this puzzle). b One is [that [*the content or *the volume of the conversation] tends to be more annoying <in some mobile phone conversations> < because of the way <=that people choose to use their mobile phones>>. *Some people may speak very loudly or *they may have chosen **loud and **intrusive* ringing tones. うっとうしい [Excessive loudness] is a major cause of annoyance <for all sorts of sounds>. #It is possible [that people's perceptions *are colored <by just *one or *two bad experiences of intrusive mobile phone use>, or *reflect media concerns (over new technology.)] c Another possible factor is [the novelty of the mobile phone technology]. 真新しさ People *are used [to others having face-to-face conversations in public spaces ] ~に慣れている to S ’ Ving ~ and *have learned [to ignore them]. §39 電車での携帯電話の使用【Blue】 The mobile phone is relatively *new and <hence> *more noticeable. それゆえ 目立つ <In the United Kingdom>[ almost 70% of households] now own <at least> one mobile phone. <However>, [such widespread usage] is still relatively new. §39 電車での携帯電話の使用【Blue】 ■ 注意事項 ● face-to-face conversations「面と向かってする会話」 ● be perceived as~「~だと受け取られる」 ● railway camiages where people are not allowed to speak to one another 「人々がお互いに話をすることが許されない電車の車両」 be not allowed to do「…することが許されない」。where は関係副詞で,where 以下が carriages を後ろから修 飾している。 ● the sound energy ((created by two people (conversing face-to-face)) 「面と向かって会話をしている二人によって作り出される音のエネルギー」 created は過去分詞で sound を修飾している。また,conversing は現在分詞で,people を修飾している。 ● twice that created by one person = twice as large as the sound energy created by one person 「(携帯電話で会話している)一人によって作り出される音のエネルギーの 2 倍」 直前の should be~は,「~であるべきだ」ではなく,「~のはずだ」。 ● yet the latter appears to be more annoying「しかし,後者の方がより不快であるように思われる」 the latter「後者」はこの場合,声が聞こえない相手と携帯電話で話す人が作り出す,音のエネルギーのこと を指す。yet はここでは副詞の「まだ;まだ…していない」などの意味ではなく,接続詞の「しかし」という 意味。appear to do「…するように思われる」。 ● the way (that people choose to use their mobile phones)「携帯電話を使う際に選ぶ方法」 that は関係代名詞で後ろから way を修飾している。 ● Another possible factor is the novelty of the mobile phone technology. 「もう一つの考えられる要因は,携帯電話技術に対する目新しさである」 第 1 段落の最後にある a number of possible explanations のうちの一つである。 ● are used to others having face-to-face conversations in public spaces 「公共の場で他人が面と向かって会話していることに慣れている」 be used to … ing「…することに慣れている」。get used to ing「…することに慣れる」との違いに注意。others having の箇所は having が動名詞で,others はその意味上の主語。「他人が…すること」という意味になる。 ● The mobile phone is relatively new and hence more noticeable. 「携帯電話は比較的新しく,それゆえにいっそう目立つのである」 なお,hence は「それゆえに」という意味の副詞だが,後続部分の述語動詞(V)が省略されることも多い ので要注意。Ex. She said nothing, hence your anger.(彼女は黙っていた。だから君は怒ったのだろう。) §39 電車での携帯電話の使用【Blue】 ■ 日本語訳 どんな公共の場でも,面と向かって会話をしている人々のグループがあるだろう。こうした会話は,い らいらさせるものとは受け取られない。人々がお互いに話をすることが許されない電車の車両があるべき だとは,誰も言っていない。論理的には,面と向かって会話をしている二人によって作り出される音のエ ネルギーは,声が聞こえない相手と携帯(型の)電話で会話している一人によって作り出されるエネルギ ーの 2 倍になるはずである。しかし後者はより不快であるように思われる。このなぞにはいくつかの説明 が考えられる。 一つは,携帯電話を使う際に選ぶ方法のせいで,携帯電話の会話の内容あるいは音量が,いっそういら いらさせるものになる傾向があるということだ。非常に大声で話す人もいるかもしれないし,あるいはや かましく耳障りな呼出し音を選んでしまうような人もいる。過度の音量は,どんな種類の音であれ,いら だたしさの主原因である。人々の認識は,携帯電話のうっとうしい使われ方をただ 1,2 度体験しただけ で影響を受けるか,あるいは新しい科学技術に関するマスコミの懸念を反映する,ということがあり得る。 もう一つの考えられる要因は,携帯電話技術に対する目新しさである。人々は,公共の場で他人が面と 向かって会話していることに慣れており,その会話の無視の仕方を習得している。携帯電話は比較的新し く,それゆえにいっそう目立つのである。イギリスにおいては,現在ほぼ 70 パーセントの家庭が,少な くとも 1 台の携帯電話を所有している。しかし,そのような広い範囲での使用は,依然として比較的新し いことである。
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