2007 京都画廊連合会ニュース 9月号 No.−389 え ん に ん 慈覚大師円仁とその名宝 と き/8月11日 (土) ∼9月24日 (月) 9:30AM∼5:00PM ところ/滋賀県立近代美術館(祝日以外の月曜と9/18休館) 大津市瀬田南大萱町(JR瀬田よりバス)1077−543−2111 ―仏教美術の名品から― 熾盛光曼茶羅図 輪王寺・栃木県 (展示期間:9/4∼9/26) 慈覚大師円仁(794−864)は、下野国(現・栃木県)に生まれ、 比叡山延暦寺で修学し、後に入唐して帰国後に延暦寺第三世座主と なりました。円仁は、入唐して天台法華学、天台浄土教、そして密 教の最新の成果を請来しますが、思想的な側面はもとよりのこと、 彫像や絵画、図像や仏具など、初期日本天台の造形の基礎を確立し ました。それは、平安時代以降の日本の仏教美術を規定するともい えるほどの影響力と可能性をもたらしたといえるでしょう。本展で は、慈覚大師円仁の実像を探るとともに、特に後世に開花した、天 台宗を中心として造られ伝えられた膨大な仏教美術の名品を網羅し、 延暦寺が建つ仏教美術の王国ともいえる近江国・滋賀県はもとより 「木造聖観音菩薩立像」 重要文化財 のこと、円仁ゆかりの優れた造形文化の具体相を探ります。 (横川中堂本尊像) アヴァンギャルドの全貌 と き/7月13日 (金) ∼10月14日 (日) 9:30AM∼5:00PM ところ/京都府立堂本印象美術館(祝日以外の月曜休館) 京都市北区平野上柳町 1075−463−0007 ―Insho's 60's― 1919年、第1回帝展に初入選して以来、およそ半世紀にわたる画業において様々に表現方法を変貌させた堂本印象。花 鳥画をはじめ、風景画、人物画、仏画など日本の伝統的なモチーフを描くかたわら、1950年代半ばからは、日本画として は斬新な抽象表現による絵画をつぎつぎに発表し世間を驚かせました。本展では、日本画家にして抽象画を描くという独 自の挑戦が最も華やかに展開された1960年代に焦点を当てます。 1960年代、印象は本質的な芸術の創造を目指して斬新なスタイルを築きあげました。それは、主に流動的な線の交錯と 華麗な色彩によって構成された抽象表現で、印象自身によって「新造形」と名 付けられました。このように印象が独自に確立した「新造形」は、それまでの 日本画の概念や形式を断ち切り、非具象という革新的な表現をめざしたという 意味で、アヴァンギャルドと見なすことができるでしょう。当時の画壇に新風 を注ぎ込み、パリやニューヨークなど海外でも注目された印象の先駆的な試み は、今日なお新たな刺激を与えます。今も輝きを放つ、ダイナミックで迫力あ る印象芸術の真髄をお楽しみください。 「風神」1961年 日 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 10 1 曜 土 会 場 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 没後10年 麻田 浩展 京都国立近代美術館 左 京 区 岡 崎 公 園 内 761−4111 京都国立博物館 東山区東大路七条西 541−1151 文 承根+八木 正 1973−83の仕事 京都府 京都文化博物館 中京区高倉通三条上ル 222−0888 4F 5F 近代輸出工芸の華 京七宝 京都府立 文化芸術会館 河原町府立病院前 222−1046 染色水墨・深雪アートフラワー森田教室 月曜休館 文字文化研究所創立20周年 文字文化作品展 世界遺産を訪ねてⅡ大熊峻個展 光風工芸 明日へのかたち展 葵祭写真展 絵更紗美術協会 会員展 きょうと文博 骨董まつり 1F 蒼林社展(水墨画) 光玄展(日本画) 2F 光影展(写真) 日本美術会京滋連絡会展 (洋画) 3F →11/4 世界遺産 ナスカ展 ∼地上絵の創造者たち∼ 6F 別館 コレクション展(4F) 特集陳列「後宇多法皇入山700年記念大覚寺の名宝」 2F 3F 休館 森朋石 書展 京都写真芸術家協会展 遊於会書展 仲々会 絵画教室作品展 −1− モダンアート京都支部展 (洋画・陶芸・染色等) 装研会展 (表装) 万壽会書展 日 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 10 1 曜 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 会 場 フィラデルフィア美術館展 印象派と20世紀の美術 本 館 京都市美術館 咲きそ める時 北欧モダン デザイン&クラフト展 第24回読売書法展関西展 第1回日本南画院選抜秋季展 左京区岡崎公園内 771−4107 第58回京都勤労者 文化祭書道展 第95回日本水彩京都巡回展 及び第6回関西支部合同展 第54回日曜画家展 別 館 京洛画会 純透明水彩画展 第32回日中友好京都きりえ展 企 何必館・京都現代美術館 木彫作品展 龍谷大学美術部 あーちすと会3回生展 企 思 文 閣 美 術 館 裂織展―そのルーツと未来― 左京区田中関田町2−7 751−1777 企 企 画 廊 〈第3回〉madoka展 京のうつろい―酒井英利展(洋画) (日本画・洋画) 襲名十同年記念 加藤 溪山展 下京区河原町四条下ル 第24回 グランド 221−8811 ホール 戸塚刺しゅう展 大 バードカービング (木彫りの鳥) →10/1 & 日本画 KYOTO DOSS展 第5回どしん会 作陶展 古希を迎えたゴーヤンの皮革作品展 岡崎公園みやこめっせ2F 762−2630 亀井好博 q 島 屋 →10/14 何必館コレクション展(村上華岳、山口薫、北大路魯山人)(月曜休館) 東 山 区 祇 園 町 北 側 525−1311 貸 アートグループ101展 アヴァンギャルドの全貌―堂本印象の60年代― 北 区 平 野 上 柳 町 26 463−0007 貸 企 京都市勧業館美術工芸ギャラリー →10/7 平成19年度 京都市幼児・児童・生徒作品展 第65回パンリアル展 市民美術アトリエ洋画展 京都府立堂本印象美術館 →10/21 再興第92回院展 奈良円照寺 山村御流いけばな展 高橋春斎 作陶展 今井政之 喜寿展 →10/14 片岡鶴太郎 展 →10/2 日本の革新 創画会60年展 →10/8 文化勲章受賞 作家生活50周年記念 瀬戸内寂聴展 画 廊 ベルナール・ビュッフェ 版画展 秋の茶道具展 千住 博 版画展 現代洋画の形象展 白水英章 人形展 →10/2 画 廊 藤田匠平展 竹村健 木版画 刻画展 井崎正治 木彫展 大野剛正 アクラス画展 中川周士 木工展 →10/2 丸 中京区四条高倉 211−8111 スクリーンに輝く美の世界 華麗なるハリウッド映画衣裳展 ミュー ジアム 企 中信御池ギャラリー 中 京 区 御 池 寺 町 角 213−0035 第39回中信杯 全京都学童軟式 野球選手権大会 写真展 企 並河靖之七宝記念館 夏期休館 動物のいる風景(月曜休館) 休館中 三 条 通 北 裏 白 川 筋 東 752−3277 企 美術館「えき」KYOTO →10/14 秋季特別展「明治の風雅」 →12/9 開館10周年記念 ピカソ展 ∼子どものような純粋な心で∼ J R 京 都 伊 勢 丹 7 F 352−1111 →10/8 日 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 10 1 曜 土 会 場 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 平尾倫子展 貸ギャラリー受付中 →10/1 貸 アートギャラリー北野 ∼油彩&色えんぴつ画∼ 中京区三条河原町東入 221−5397 企 アートスペース虹 三 条 蹴 上 都 ホ テ ル 隣 761−9238 山田 右子展 貸 企 アートスペース東山 夏期休廊 東山区三条神宮道東入 751−1830 矢津吉隆展 南新也展(立体) 貸しギャラリー ご予約受付中 楽しい彫塑十人展 貸 企 イムラ・アート・ギャラリー 企 石屋町ギャラリー 貸 芸 艸 堂 画 廊 常設展(日本画・洋画) 中京区烏丸通六角下ル 211−1013 堂 画 廊 伊藤若冲 版画の世界 中 京 区 寺 町 二 条 下 ル 231−3613 企 絵 草 子 中 京 区 二 条 寺 町 東 入 211−5552 企 御 池 画 廊 北 区 小 山 初 音 町 55 492−3083 「竹村智之 磁器の器展∼彩のかたち∼」 常設展(水曜休廊) 常 設 展 常 設 展 企 画 廊 お か ざ き 現代工芸作家常設展 企 画 廊 き よ み ず 日 本 画 常 設 展 左京区東大路二条上ル 752−0725 岡 崎 平 安 神 宮 道 761−0027 東 山 区 清 水 五 条 坂 525−2062 廊 後 素 堂 廊 企 画 廊 彩 宇治市折居台1−4−40 た →10/2 洋画 四人展 →10/7 さく展(日本画) 恵納幸司 小島徳朗 與倉玲 中京区新町丸太町下ル 231−0938 企 画 「―灰釉―桃・蜜柑・梅・柿 長谷川美穂」 常設展(水曜休廊) 常設展(10:00AM∼3:00PM 日・祝休廊) 企 カ ギ ム ラ 画 廊 貸 画 →11/30 常 設 東山区新門前通東山西 551−9137 企 貸 延寿堂ギャラリーソフォラ 中井英夫展(月曜休廊) ウィンドー展示 木屋町三条下ル東入ル 222−2171 心 松本尚展(平面) 中山徳幸展 左京区丸太町川端東入 761−7372 企 一 石塚源太展(うるし) 雲 23−1468 づ 東山区神宮道三条西入ル 771−8225 常設展〈土日・祝祭日休廊〉 日 本 画 常 設 展 企 :企画および常設を中心に活動する画廊 :貸画廊 貸 −2− 〔今月の展覧会より〕 と き/9月1日 (土) ∼9月16日 (日) 11:00AM∼6:00PM (最終日5:00PMまで) ところ/山総美術(月曜休廊) 京都市左京区三条神宮道上ル西側 1075−751−6333 織田広喜0号の世界展 赤い帽子・花・パリ風景 本年93歳になられる、織田先生の「赤い帽子」に代表される「少女」・「花」・ 「パリ風景」など、油彩0号(18×14cm)の新作100点を一堂に展覧いたします。 絵画空間の中にある夢の叙情的光景を作り出し、ナイーブな感性、豊かな詩 的想像力、絵に対する限りない情勢が、多くの美術ファンを魅了する、イマジ ネーション豊かな珠玉の作品をご高覧ください。 織田広喜略歴 1914年 福岡県に生まれる。 1946年 第31回二科美術展で二科賞受賞。 1967年 第6回国際形象展で愛知県美術館賞受賞。 1968年 第53回二科展で内閣総理大臣賞受賞。 1971年 第56回二科展で東郷青児賞受賞。 1980年 二科会常務理事となる。 1995年 恩賜賞・第51回芸術院賞受賞。芸術院会員となる。 1998年 赤い帽子・織田広喜ミュージアム開館。 2003年 2003年フランスの芸術文化勲章「シュヴェリエ」受賞。 司 修『道成寺』原画展 「少女」 と き/9月4日 (火) ∼9月16日 (日) 12:00∼7:00PM ところ/ギャラリーヒルゲート 京都市中京区寺町三条上ル 1075−231−3702 (松谷みよ子・文ポプラ社刊) 画家・装幀家・作家……。自由な表現者として知られる司修先生は また、多くの絵本も描いてこられました。その中でも『まちんと』他 の名作を生み出された松谷みよ子先生とのコンビによる絵本『道成寺』 の原画を中心に展示いたします。能や歌舞伎でも知られる「安珍清姫」 の悲しい恋の物語です。当初の予定であった、プロヴァンスの旅によ る水彩画の作品も数点展示いたします。どうぞお楽しみくださいませ。 『道成寺』 〈司 修〉 1936年、前橋生まれ。中学卒業後、独学で絵を描き始める。 自由美術協会会員を経て、'64年、主体美術協会創立に参加。('90年より無所属)'76年、講談社出版文化省(装幀部門)。 '78年、小学館絵画賞。'86年、池田20世紀美術館で〈司修の世界〉展。'89年、「バー蝶旋のホステス笑子の周辺」が芥川 賞候補。'93年、「影について」で川端康成文学賞。日本橋三越他で、朝日新聞社主催「司修挿画展」開催。同年、第36回 「安井賞」審査員。'07年、『ブロンズの地中海』で毎日芸術賞。『戦争と美術』(岩波新書)他の評論、随筆等、著書多数。 と き/9月26日 (水) ∼10月2日 (火) 10:00AM∼8:00PM ところ/q島屋京都店6階美術画廊 ※最終日は午後4時閉場 京都市下京区四条通河原町西側 1075−221−8811 片岡鶴太郎展 1995年の初個展以来、毎年各地で開かれる個展では多彩な創作の 数々が披露され、芸術家としてさらに円熟味を増す片岡鶴太郎。みず みずしい生命力を感じさせる生き物や花々を描き、その人情味あふれ る作風は多くの人の心を引き付け、高い評価を得ています。 今展では大作から小品まで約50展を展観いたします。是非ご高覧い ただきたく、ご案内いたします。 「鯖と栗」 企画:イムラ・アート・ギャラリー 『染付に牡丹』 『松茸に栗』 −3− と き/9月11日 (火) ∼9月16日 (日)11:00AM∼6:00PM ところ/ギャラリーカト(月曜休廊/最終日は5:00PM) 京都市中京区寺町御池下がる西側 1075−231−7813 「自選展」山口了雄 若い時、「絵を描くのならまず裸婦を勉強しなさい。古今東西は一応の画家と 言われる人はまず裸婦を勉強している。裸婦は一番むずかしいが同じ勉強する ならそのむずかしい裸婦を勉強したらより勉強のしがいがある。」と、当時習っ ていた坪井一男先生の言葉である。以来約50年裸婦を中心に勉強してきたが… …。 今年77歳の喜寿を迎えて、又、昨年25回目の個展を終えたので、一区切りと いうことで「自選展」として何点かを並べることにしました。又、日頃思って いること等を一冊の小冊子にまとめて、見に来てくださった方々にお渡し致し ますのでご一読していただきましたら幸いです。 略歴 1930 1953 1980 1990 1991 1993 2006 「風景」 滋賀県高島市永田に生まれる 京都学芸大学美術科卒業 洋画家 坪井一男に師事 現在堯美術 第一回個展 ギャラリー観 安曇川文化芸術会館で自選展 大津「ギャラリー古今」で第一回小品展 大津「ギャラリー古今」で第二回小品展 第25回個展 ギャラリーカト 現在山科に在中 「裸婦」1979年 北川 健次 新作展 と き/9月11日 (火) ∼9月30日 (日)11:00AM∼6:00PM ところ/ギャルリー宮脇(9/18、9/25休廊) 京都市中京区寺町通二条上ル東側 1075−231−2321 内なる形態へのオブセッションを幾何学的図形に投影することによって、イ メージの深層を立ち上がらせようという、実験性にみちた「版画集」のスリリ ングな表現性を追求する北川健次。そのイメージの特異性と銅版画の完璧さは 海外でも注目を集めている。本作では舞踏家をモデルにした実際の写真撮影か ら制作が始まり、これまで培ってきた方法論と対置させ、等価値に取り込んで、 八面体の幻視的装置のような配置を試みている。それは、ミステリアな二次元 のオブジェのようだ。 新作版画集より “回廊にて―Boy with a goose” 新作版画集『Element―回廊を逃れゆくアポロニオスの円』 カラー・フォトグラビュール8点入り36×28.5cm 特製ケース装 日本語版48部(早くも完売)+英語版42部限定 定価26万円→会期中ご予約特価23万円+特典あり 新作版画集より “計測されるA・エリスの肖像” −4− 井上一光、 中国古代文字による現代書芸展 と き/9月13日 (木) ∼18日 (火)AM11:00∼PM6:00 (最終日は、PM5:00まで) ところ/ギャルリー三条柳馬場京都市中京区三条通柳馬場東入ル アサイビル1階(YMCA東隣) 1075−221−1072 中国古代文字である甲骨文・金文は、今の私たちが用いている漢字のルーツです。 こ の 甲 骨 文 ・ 金 文 を 主 な モ チ ー フ と し 、『 書 の 古 典 か ら 、 THE ART OF CREATION』をテーマに、書芸術の可能性を探し求め、現代の生活空間にもマ ッチする作品づくりを目指しております。 古代の人たちの生活を想像しつつ、一つひとつの文字に造形や線の美を付与し、 オリジナルで存在感のある作品が生まれるよう研鑚を続けております。そして作 品のなかに自らの感動を書の世界にも広げ、表現できればと願っております。 ここに世界四大文明シリーズの「エジプト文明心象アルバム」「中国文明心象ア ルバム」より、30点余を発表いたします。作品をご高覧いただき、皆様方の心 にどのような形で受けとめられたか、率直なご感想をお聞かせいただければ幸甚 に存じます。また何かお気づきの点がございましたら、是非ご指導ご教示下さい ますようお願い申し上げます。 中国文明(鬼神) 井上一光 略歴 一墨会 主宰 文字文化研究所 正会員、福岡文化連盟 会員、福岡県書道団体連合会 理事 1994年以降、各地にて個展開催 (福岡市美術館、日本たばこ産業JTアートギャラリー福岡 モナコ・スポーティングディヴェール ニューヨーク・キャストアイアンギャラリー ニューヨーク・テンリカルチュラルインスティチュート 京都・ギャルリー三条柳馬場) さく展 (恵納幸司、小島徳朗、與倉玲3人展) 中国文明(麟鳳亀龍) と き/9月18日 (火) ∼29日 (土)11:00AM∼7:00PM ところ/画廊後素堂(会期中無休) 京都市中京区新町丸太町下ル 1075−231−0938 90年代初めに、京都市立芸術大学日本画に入学し学んだ、恵納幸司、小島徳朗、與倉 玲による3人展の第2回。 展覧会の名称には、 “大地を裂いて芽吹く”、 “咲く”などの意味を込め、同じ音で表す、 まだ見ぬユーラシア深部に伝わる祈りのダンスに思いを馳せる。 1回展に続いて「共有」「絆」を絵画の本質的な部分に託す、という思いをもって望み たい。是非、ご高覧ください。 與倉玲「望楼」エスキース 恵納幸司「痕」F20 小島徳朗(エスキース) −5− 〔今月の展覧会より〕 第5回「風−明日への軌跡」展 ―安東菜々、日下部一司、中路規夫― と き/9月18日 (火) ∼9月30日 (日)12:00∼7:00PM ところ/ギャラリー恵風(月曜休廊) (最終日PM6:00PM) 京都市左京区丸太町東大路東入る南側 1075−771−1011 今年で5回目となる『風∼明日への軌跡』展。 個性的な現代アーティストにスポットを当てた企画で今回は、版画界で活躍中の安東菜々、中路規夫、そして幅広いジ ャンルで創作している日下部一司をご紹介致します。 三者三様、古くから互いの仕事を知り尽くしながらも、どんな空間を展開するのか、楽しみです。 何卒ご高覧賜りますよう、ご案内申し上げます。 中路規夫「Cristal−1466−P」 安東菜々「Work M-14」 1974 1988 1999 2005 1975 京都市立芸術大学美術専攻科修了 版から/版へ・京都市美術館(京 都) 現代版画/21人の方向・国立国際 美術館(大阪) 現代版画の潮流展・町田市立国際 版画美術館(東京)など。 日下部一司「神の国」 1973 2006 個展「日下部一司手持ちの言葉」 1985 [伊丹市立工芸センター・兵庫] Materiale:White Book(ノマル エディション・プロジェクトスペ 1985 ース大阪) 2007 個 展 ( O ギ ャ ラ リ ー e y e s ・ 大 1988 阪)/信濃橋画廊・大阪 皐月の 荘厳(京都芸術センター・京都) 佐々木 和 個展 みつ だ え 密蛇絵 ―精霊達の輝き― 京都市立芸術大学西洋画専攻科 修了 個展 信濃橋画廊 大阪('78、86、 91、01、05) 個展 番町画廊 東京('88、90、 92,96、98、02) 和歌山版画ビエンナーレ('87、89、 91、93) MAXI GRAPHICA('89、90、01、 07) と き/9月22日 (土) ∼9月30日 (日)10:00AM∼6:00PM ところ/ギャラリー鉄斎堂(最終日PM5:00迄) 京都市東山区新門前通東大路西入ル 1075−531−6164 からびん 画学生の頃から三十歳位まで、空壜をよく描いた。 あたかもそれが人間であるかの様に、そこに立っているかの様に、2∼3本が2∼3人 に、沢山が群像であるかの様にその存在を本気で思って描いた。 「一寸の虫にも五分の魂」という言葉がある。母は慈愛の意味で良く使っていた。僕も そんなイメージでその言葉を思っていたが、本当は小さな者にも意地があるという意味ら しい。 人間も路傍の石も大宇宙から見れば大差は無いかもしれない。でもそれぞれ小さな者達 は見れば見る程よく出来ていて、僕等が宇宙旅行に行けたとしても、世界征服出来たとし ても決して作ることは出来な い。僕等より、遥かに自分ら しく、そして輝いて生きてい る様に見えてしまう。 今回展覧会で発表する絵は 装飾性が強いと言われそうで すが、対象を賛美する意味合 いから箔を多用しました。今 回の様な、密陀絵と今迄どお りの作品と当分平行して描い て行こうと思っています。 「三つの蕉」 「新春」 −6− 「夕明り」 日 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 10 1 曜 土 会 場 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 京の 二人展 吉崎寿子 坂田昌子 画 廊 ビ ー ナ ス 貸 京の秋風景(油)[月曜休廊] 夏風景 (押絵・貼絵・書) 三条大橋東一筋目上ル東 771−3104 貸 ぎおんギャラリー八坂 貸 企 ギャラリー青い風 左京区岡崎神宮道東側 752−0182 同志社大学クラマ画会 (代)滝 幸恵 夏期休廊 東 山 区 祇 園 町 南 側 525−1717 青い風展(PART44) 日本画・洋画・版画・染色等 川田珠数 青い風日本画11人展(PART2) 日展・創画会の11名の作家[月曜休廊] 貸 ギャラリーいちかわ 貸画廊予約受付中 下京区河原町松原上ル 351−7267 貸 企 ギ ャ ラ リ ー M 阿波踊り軸装展(松本祐佳) 夏の思い出展(海、山、滝)(松本祐佳) 中 京 区 蛸 薬 師 高 倉 西 221−0979 貸 企 ギ ャ ラ リ ー お い け 常設展 秋の絵画逸品展(月曜休廊) 中京区東洞院御池下ル 221−3601 小嶋高廣陶展(月曜休廊) 貸 企 ギ ャ ラ リ ー 押 小 路 夏期休廊 展(雨森良三・田島篤美・増井秋野里・宮本孝之) Yコレクション展 中京区押小路間之町東入 212−8345 貸 ギャラリー カト 1F 中京区寺町御池下ル 231−7813 2F 山本登久子(洋画) 混合技法 作品展 市川・塚崎 二人展 四季彩会展 くらしの中の手工芸 企 貸 ギャラリーかもがわ サルバドール・ダリ版画展 4人展 アートコア橋本教室展 自選展 山口了雄 TROIS. 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