総務文教委員会報告 書 平成22年11月15日 備前市議会議長 津 島 誠 殿 委員長 守 井 秀 龍 本委員会は、閉会中の継続調査事件を審査した結果、次のとおり議決したので議事録を添え て報告する。 記 案 件 行政管理及び事務管理についての調査研究 財務管理についての調査研究 審査結果 決定理由 少数意見 継続調査 引き続き調査の 必要があると認 めた ― ◎報告事項 ◊ 消防車両の事故について(総務課) ◊ 庁舎耐震診断結果の報告について(財政課) ◊ 国の補正予算について(財政課) ◊ 備前中学校南校舎耐震補強及び改築工事の変更契約について(教育総務課) ◊ 日生東小学校北校舎耐震改築工事の変更契約について(教育総務課) ◊ 学校給食費、修繕費の予算執行について(教育総務課) ◊ 幼稚園での預かり保育の廃止について(学校教育課) ◊ 神根幼稚園の廃園について(学校教育課) ◊ 軽運動室、託児室の使用料設定について(備前市市民センター) 《 委員会記録目次 》 招集日時・出席委員等······································ 1 開会··································································· 2 報告事項···························································· 2 行政管理及び事務管理についての調査研究・ 財務管理についての調査研究···························· 8 閉会··································································· 18 総務文教委員会記録 1 招集日時 平成22年11月15日(月) 午前9時30分 2 開議・閉議 午前9時33分 開会 3 場所・形態 委員会室 A・B 4 出席委員 閉会中の開催 委員長 守 井 秀 龍 副 委員長 鵜 川 晃 匠 委 員 土 器 豊 委 員 森 本 博 子 委 員 田 口 健 作 委 員 清 水 文 雄 委 員 今 脇 一 知 5 欠席・遅参・早退 なし 6 列 席 者 等 なし 7 傍 議員 金本 享 一般 なし 報道 なし 8 聴 者 出席説明員 9 審 査 記 録 ~ 午前11時03分 閉会 総 務 部 長 馬 場 鉄 二 総 務 課 長 森 脇 財 政 課 長 金 光 教 土 山 球 一 教 育 次 長 竹 中 史 朗 次のとおり -1- 亨 育 長 学 校教 育課 長 大 谷 博 正 午前9時33分 開会 ○守井委員長 皆さんおはようございます。 お忙しい中、閉会中の継続調査事件ということでお集まりいただきました。 ただいまの出席は全員であります。定足数に達しておりますので、これより総務文教委員会を 開会いたします。 本日の招集案件は、行財政についての調査研究であります。 本日の進行についてお諮りいたします。 まず、関係各課よりの報告事項をお受けし、その後本日の調査案件について協議したいと思い ます。 それでよろしいでしょうか。 〔「何で入れかえるん。いつもだったら後から報告するのに。」と呼ぶ者あり〕 結局、調査案件自体が午前中で終わりたいと思っております。それで、どのあたりまで進む か、ちょっと微妙な点がありますので、先に報告を受けようと思っております。 〔「はい、わかりました。」と呼ぶ者あり〕 それではそのようにさせていただきます。 ********************************* 報告事項 ********************************* まず関係各課よりの報告事項をお願いいたします。 森脇総務課長。 ○森脇総務課長 総務課から御報告いたします。 平成22年10月2日に発生いたしました吉永での消防車の交通事故について御報告させてい ただきます。 この10月2日発生しました消防車交通事故につきましては、当日23時20分ごろ、備前市 消防団吉永方面隊の団員が、飲酒の後、所属する部の消防車両を運転し、交通事故を起こしてお ります。 当事者は、19時ごろから備前市吉永町の焼き肉店で会社同僚と飲食しまして、同日23時ご ろ飲食を終えております。同僚が備前方面に帰った後、なぜか追いまして、当事者が所属する消 防機庫から可搬積載車を持ち出し運転、県道左側に停車しておりました同僚の車に衝突したもの であります。 乗用車には4人が乗っておりまして、事故当時3人が車外に出ていたため無事でありました が、助手席に残っていた女性がむち打ちの可能性があるため、念のため吉永病院へ搬送されてお ります。 また、当事者は北川病院に救急車で搬送いたしております。 当事者からの聞き取りでは、なぜ消防車両を運転したかわからないとのことであります。 なお、車両は全損状態でありますため、今後損害賠償を求めるとともに、団員の処分について -2- 検討してまいります。 また、消防団全体で、特に消防車両のかぎの適正管理と飲酒運転を絶対しないことを徹底して まいります。 そういったことから、今定例会に補正予算を計上させていただきたいと思っておりますので、 よろしくお願いいたします。 以上です。 ○守井委員長 続きまして、金光財政課長。 ○金光財政課長 財政課より2点報告をさせていただきます。 まず、お手元のほうにお配りをいたしております庁舎の耐震診断結果報告につきまして御報告 させていただきます。お手元に資料をお配りさせていただいとります。 本庁舎旧館、新館、分庁舎並びに片上分庁舎の耐震診断が出ましたので、その結果について御 報告するものであります。 まず、右下の図を見ていただきますと、本庁舎旧館につきましては、建築以来51年が経過い たしております。本庁舎新館につきましては36年、分庁舎につきましては40年、片上分庁舎 につきましては38年という、かなり経過年数がたっております。 その中で、耐震診断を実施したわけでありますが、左上のほうに1番から4番までの結果を書 いております。まず、Is値というもので判断いたしますと、東西方向のIs値、南北方向のI s値ということで、本庁舎旧館におきましては3階、とりわけ大会議室等が屋根しかないという ことから低くなっております。その補強案といたしましては、筋交いの補強あるいは柱を太くす ると。なお、塔屋2階については撤去というような補強案が出ております。 次に、新館部分につきましては、2階部分の南北方向のIs値が低いと、右側の図面で見てい ただきますと本庁舎新館の2階部分でありますが、その部分の壁が少ないということから、壁の 新設――点点点となっております――の部分であります。それと、筋交いの補強と。 それから、分庁舎につきましては、2階の部分が0.25と低くなっております。補強案とい たしましては、壁の新設並びに柱を太くするというもんであります。 それから、片上分庁舎におきましては、執務室が鉄骨、階段棟がコンクリートづくりというこ とで、そのぐあいによりましてはコンクリートづくり側を撤去すると、それで最終的に鉄骨づく りに新設するということになっております。 次に、右側の部分ですが、結論といたしましては、補強工事で対応できますと、ただし一部撤 去がございます。 工事費といたしましては、おおむね5億円。ただし、これには仮設庁舎の建設とか附帯工事等 は含まれてはおりません。したがいまして、幾らということになりますと、5億円以上というこ とになってまいります。 では、今後の市の方向性といたしまして、庁議での決定をさせていただきましたが、新築とい -3- うことも考えられますが、補強工事を優先で検討しようと。それから、学校、保育園などの耐震 化等が現在進められておりますので、それを優先したいと。したがいまして、補強工事の実施時 期につきましては、未定でありますというふうな方向を出しております。 それから続きまして、国の補正予算であります。 現在、国のほうで、12月3日までの会期ということで臨時国会が開催されております。その 中で、補正予算案というものが計上されております。ただ、国会情勢が混沌としておりますの で、今後状況を見守りたいというふうに考えております。 なお、私どもに関係する内容といたしましては、普通交付税、これが再算定が行われます。そ れによる増額というものが考えられます。ただ、これは法律改正を伴うということになっており ます。 それから、新たな交付金、地域活性化の交付金が計上されております。 また、子宮頸がん等のワクチン接種の補助といった予算も計上されております。 今後、12月3日までの会期でありますので、それで可決されれば、関連する補正予算案等を 計上いたしたいと考えておりますが、11月議会の冒頭に間に合うかどうかにつきましては、多 分間に合わないだろうと思いますので、時期につきましては今後ということでお願いをいたした いと考えております。 以上です。 ○守井委員長 ありがとうございました。 引き続き、教育委員会関係よろしくお願いいたしいます。 竹中教育次長。 ○竹中教育次長 現在実施しております備前中学校、それから日生東小学校の耐震化工事におき まして、このたび設計変更を余儀なくするような実態が判明したことによりまして、変更契約を せざるを得ない状況となっております。 現在、内容について精査中であります。11月議会の追加上程をお願いしたいと考えておりま す。 以上でございます。 引き続きまして、学校給食費、修繕費の予算執行についてでございますが、前回予算決算審査 委員会におきまして、委員より予算内流用については当該の委員会に報告すべきという御意見が ございましたので、この際委員会のほうへ報告させていただきます。 備前中の調理場の廃止によりまして不必要となりました牛乳保冷庫を西鶴山共同調理場のほう へ移管しております。このときに生じましたモーターの取りかえ、配線等を前倒しで修繕させて いただきました。 それと同じく、備前中学校より片上小学校調理場へ移転しました食器洗浄機につきましても、 給排水管の取りかえ、それから電源設備の改修を行いました。 -4- それから、伊里共調の適温コンテナを廃止にしまして、新たにコンテナを導入するための給食 配食車の貨内のコンテナどめ等の修繕を前倒しでさせていただきました。 これらの修繕予算につきましては、11月議会に計上させていただきたいと考えております。 以上でございます。 ○守井委員長 竹中次長、基本的には予算は予算決算審査委員会でということになるんですけど も、その事業の執行については当該の委員会ということでの報告だと思っておりますので、よろ しくお願いいたします。 引き続いて、大谷学校教育課長。 ○大谷学校教育課長 幼稚園での預かり保育の廃止について報告をさせていただきます。 現在、備前市立幼稚園児預かり保育条例によりまして、保育料月額3,200円で実施してい る幼稚園は、日生幼稚園、吉永幼稚園、神根幼稚園の3園であります。教育委員会としまして は、平成22年4月から保育園保育料が25%引き下げられたこと、平成22年9月4日付で備 前市次世代育成支援対策会議から幼保一体施設整備中間計画書が出されたことを受けまして、平 成24年度から3園の預かり保育を廃止する方針であります。平成24年度の時期につきまして は、認定こども園の整備いかんによって変更の可能性もあります。 また、幼保一体施設整備中間計画書にも示されているとおり、3年保育の実施、給食の実施に おいても幼保一体化施設整備に伴い、順次実施していく方針でございます。 以上、報告します。 ○守井委員長 竹中教育次長。 ○竹中教育次長 続きまして、神根幼稚園の統廃合について報告いたします。 平成24年4月の吉永認定こども園の開設に向けて、現在詳細設計作業が行われていること は、委員各位におかれましても御存じのこととは思います。この機に合わせまして、小規模化し ている神根幼稚園の統合を検討する時期が来ていると判断いたしまして、長期的な展望に立っ て、神根地区代表者、保護者を中心に率直な意見を交換する機会を設定し、出されました意見、 要望を参考に、教育委員会内において協議しているところでございます。 平成24年3月をもって神根幼稚園を閉園し、吉永認定こども園に統合することにつきまして は、通園手段の確保を条件に保護者には了解をいただき、確約書も交わしております。閉園とな りました場合、吉永認定こども園を卒園した園児の小学校への通学先は吉永小学校または神根小 学校を選択できるという小学校区の弾力化、吉永小学校を選択された児童の通学手段の確保とい う特例的な対応が必要になってくると予想されますが、御理解をお願いしたいと思います。 また、三国地区の幼稚園児は三国幼稚園の廃園に伴い神根幼稚園、吉永幼稚園を選択できると いうことになっております。そして、小学校入学は神根幼稚園卒園児は神根小学校、三国小学校 へ、吉永幼稚園卒園児は吉永小学校、三国小学校を選択できることとなっております。 平成24年4月以降の吉永地域全体の幼稚園の統合によりまして、吉永認定こども園卒園児の -5- 小学校入学は、吉永学区園児は吉永小学校へ、神根学区園児は吉永小学校、神根小学校を選択で き、三国学区園児は吉永小学校、三国小学校を選択できる学区の特異的な対応を保護者に提案し ております。これについては、神根地区には御了解をいただいております。 現在の建物の後利用につきましては、神根地区の要望をもとに備前市と協議していくこととい たしております。 以上でございます。 ○守井委員長 ありがとうございました。 続きまして、備前市民センター。 竹中教育次長。 ○竹中教育次長 備前市民センター軽運動室、託児室の使用料設定についてでございますが、9 月の定例会におきまして、備前市働く婦人の家設置条例が廃止されたことに伴いまして、今まで 無料となっていました市民センターの4階軽運動室、4階託児室の2つの部屋について、基本使 用料、それから1時間当たり冷暖房料を定めるために、備前市市民センター設置条例の一部改正 を11月定例会に提出する予定にいたしておりますので、御報告いたします。 なお、現在の働く婦人の家の認定グループの8団体につきましては、公民館の認定グループと して登録していただき、同様の扱いになる予定でございます。 以上でございます。 ○守井委員長 ありがとうございました。 一応、報告事項なんですが、どうしてもここで聞いておきたいという意見があったら。 田口委員。 ○田口委員 先ほど、竹中次長のほうから神根幼稚園の廃園についてというて報告があったんで すけど、保護者の了解を得られたというのは私も聞いとんですけど、地域はまだまだそうでもな いと、要するに調整ができてないというふうに私は聞いてるんです。 それと、さっきも言うたように、三国の子と神根の子は神根小学校か吉永小学校が選択でき る。当然認定こども園になれば、吉永行ったほうが、どんどんどんどん行けば、要するにもう神 根小学校は存続しなくする目的でそういうふうに私はしてるとしか思えないわけですよ。少なく とも、例えば大人数がいいかということじゃ、私はないと思うんですよ。この間も南小学校で学 習発表会があって、本土から来たおばあちゃんたちが、日生や寒河ではこんなすばらしい教育は できんというて感動して帰られましたけど、なら吉永の子も行きたい子は反対に神根小学校へ通 学させるとか、そういうことも当然考えてあって、もう学区なしにするとかというのを踏まえれ ば、私も納得できるけど、どうも私は釈然としない。経費のための合理化を進めていくための一 手段としか思えないわけですけど、その地域の了解の話から御説明を再度お願いしたいと思いま す。 ○守井委員長 竹中教育次長。 -6- ○竹中教育次長 地域の方にもお話ししておりますが、保護者のほうの要望、意見が強いという ことで、地域の方については賛成と、反対といいますか、そこら辺の調整ができないということ でございまして、保護者の要望を優先させていただいてるといった実態でございます。 それから、三国、神根の件でございますが、やはり教育の質といいますか、効率化といいます か、それもあろうと思いますが、今回につきましてはやはり幼稚園が同じところで生活するの で、友達関係について配慮したほうがいいということで、その友達関係を重視して吉永小学校 へ、それから地元の小学校へということで、やはりもともとの学区制というものがございますの で、今回は吉永認定こども園ができることによっての特例措置ということで、こういう方法を選 ばせていただきました。 ○守井委員長 基本的に報告事項ということなんで。 〔「ええ、わかってますよ。」と田口委員発言する〕 田口委員。 ○田口委員 そりゃ次長、そんなこと言うんだったら、日生町は保育園統合して、じゃあ統合し たんだから、1つの小学校どっち行ってもいいんですよというようなことをしとるかというたら してない。何もせずに丸くおさまってうまくいってるじゃないですか。西小と東小に分かれてる んですよ。島の子も来てよろしいですよと言われたけど、島の子は交通手段、送っていくのが大 変だから行かせてないですけど、今までは。どうもその説明に釈然としないんですよ。それを、 要するに神根の幼稚園を廃園にするためのいろいろな条件をどんどんどんどん出していきょうる だけの話であって、本来じゃあ子供のためにすばらしい教育はどういうふうにしたらできるのか ということから、私は入ってないというふうにしか理解してないんですよ。ここで何かもう聞か れないらしいですから、12月定例で聞きますけど。 ○守井委員長 今報告があった件については、今後の開会中の委員会あるいは本議会での一般質 問なりでやっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 鵜川副委員長。 ○鵜川副委員長 市民センターで、今竹中次長のほうから御説明があった11月に条例提案を出 して使用料の設定というんですけど、託児室やこうは子育て支援においてもう有料にするという こと自体が、ちょっと私自身は疑問点があるんですけど、どうしてもこれ有料にするように設定 をされるというのは、子育て支援の観点からいうてもちょっと考えてほしいなというのが私の意 見です。 それから、これに関連することですけども、ほん最近に備前の市民センターで歌舞曲連盟の発 表会があったんですが、そのときに暖房の使用について、利用者のほうから公民館のほうへ寒い からぜひ入れてほしいというようなことを言われたんじゃけど……。 ○守井委員長 鵜川委員、関連はないようにして、この件だけで。 ○鵜川副委員長 だめですか。わかりました。ほんなら、田口委員と一緒にまた考えます。 -7- ○守井委員長 竹中教育次長。 ○竹中教育次長 託児室の件でございますが、使用料につきましては、認定団体でございました らいただいておりません。ですから、営業の部分で入られる部分、そういうことを想定しており ます。 ○守井委員長 細かい点については、会期中の委員会なり、本会議でお願いいたします。 よろしいですか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 では、報告事項は以上で終わります。 暫時休憩いたします。 午前 9時57分 休憩 午前10時06分 再開 ○守井委員長 それでは、休憩前に引き続きまして委員会を再開いたします。 ******************* 行政管理及び事務管理についての調査研究・財務管理についての調査研究 ******************* ただいまからきょうの本題の調査研究ということでございます。 行政管理及び事務管理についての調査研究並びに財務管理についての調査研究ということでご ざいます。 経過から申し上げましたら、特別委員会をつくってというような話の中でお諮りいたしました ら、当委員会の中で検討していったらいいんじゃないかというような皆さんの御意見がありまし たので、そういう方向で進めるということで。 それでは、まず行政管理あるいは事務管理、財務管理について、今までどういう経過があるか というのをまず報告いただいて、その後どういうテーマについて調査研究を進めていくか、その お話を進めていきたいと思っております。 つきましては、最初に報告なり、今までの取り組んだ過程について説明をいただきたいという ふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 まず最初に事務局から資料の確認をさせます。 事務局。 ○議会事務局 お手元の資料を御確認いただきたいと思います。レジュメの裏に新市における行 財政改革の取り組み状況というのを印刷してございます。それに基づいて、太字になっている備 前市行財政改革大綱から始まりまして、平成22年版更新版の財政運営適正化計画、公債費負担 適正化計画まで、13冊の資料を御用意いたしております。 備前市行政改革大綱、備前市集中改革プラン、備前市定員適正化計画、平成18年9月の財政 健全化計画、平成18年度から平成23年度の公債費負担適正化計画、平成19年9月の財政健 全化計画、平成19年度から平成24年度の公債費負担適正化計画、平成20年9月の財政運営 適正化計画調査表、平成20年度更新版の公債費負担適正化計画、平成21年9月の財政運営適 -8- 正化計画、平成21年度更新版の公債費負担適正化計画、平成22年9月の財政運営適正化計画 と平成22年度更新版の公債費負担適正化計画、以上の13部であります。 ○守井委員長 ありがとうございました。 それでは、経過の報告をよろしくお願いいたします。 森脇総務課長。 ○森脇総務課長 お手元にございます新市における行財政改革の取り組み状況ということで、レ ジュメの裏に印刷してあるそうです。 これについて、新市における行財政改革の取り組み状況、まず総務課所管の部分を年度を追っ て簡単に御説明いたします。 まず、平成17年3月22日合併以降、11月には実施期間を平成17年度から平成21年度 までの5カ年の備前市行政改革大綱を策定いたしました。この大綱の基本方針でありますが、4 項目ありまして、1点目は行政改革の基本姿勢として自助、共助、公助を基本に、協働による小 さな市役所を目指すこととしております。2点目は行政改革の視点を示しまして、3点目は実施 期間及び実施項目、4点目は推進方法を掲げております。 次に、平成18年3月には、先ほどの備前市行政改革大綱を受けまして、備前市集中改革プラ ンが策定されまして、行政改革大綱の11項目から成るそれぞれの現状と課題から改善策が示さ れております。 次に、時期を同じくして、備前市定員適正化計画を策定し、この計画は平成18年度から平成 26年度までの取り組みが述べられております。数値目標といたしまして、今後の退職、新規採 用の状況を勘案いたしまして、合併時の平成17年4月1日の職員数762人を基準といたしま して、9年間で77人、率にして10.1%の職員数の削減を行い、平成26年4月1日におけ る職員数を685人以内とすることとしております。 次に、平成18年4月には機構改革を実施いたしまして、課と係を縮小いたしました。同じく 4月には指定管理者制度を導入いたしまして、議会議決をいただきまして、62施設を指定管理 といたしました。 次に、平成19年、20年及び22年4月には機構改革を実施しております。 また、平成21年4月には指定管理者を更新いたしております。 総務課関係は以上でございます。 ○守井委員長 金光財政課長。 ○金光財政課長 それでは、財政関係について説明をさせていただきます。 財政関係で申し上げますと、お手元に財政健全化計画並びに公債費負担適正化計画、それから 財政健全化計画を改めました財政運営適正化計画なるものをお出しをしているかと思います。 いずれにいたしましても、この計画につきましては毎年決算あるいは歳入状況を見ましてのロ ーリングということでありますので、22年9月バージョンが最新のものになっております。い -9- ずれもホームページ等で公開をしております。 それでは、この両計画について御説明いたします。 まず、平成18年度から地方債の発行に関しまして、許可制から協議制へ移行いたしておりま す。その際、新たに実施する公債費比率という指標が導入されまして、その比率が18%以上に なりますと、従来どおり県の許可が必要ということになっております。当市は、18%を超えて おりますことから、その改善のため、このような計画の策定が必要になってきております。 なお、この計画の内容と実施状況等につきましては、県のヒアリングを受けまして、地方債の 発行が許可されるということになっております。 まず、財政運営適正化計画につきましては、18年、19年度は財政健全化計画と称しており ましたが、今は財政運営適正化計画になっております。これにつきましては、岡山県のほうへ提 出するものであります。 なお、内容につきましては、実質公債費比率が高いというだけではなく、経常収支比率、これ が85%以上、あるいは大規模な事業の実施をしているとか、例えば私どもでは日生架橋の実 施、それとか将来の財政負担が増加する見込みの団体につきましては計画をする必要があるとい うことから、当市においては財政運営適正化計画を策定をいたしております。 それから、次に公債費負担適正化計画がございます。これは、お手元の資料の計画期間、平成 19年度から24年度という計画期間を設けております。これは実質公債費比率、これを中心と したものであり、先ほどの財政運営適正化計画とあわせまして県のヒアリングを受けまして、最 終的には県から国へ提出するというものになっております。したがいまして、計画の内容に若干 違いはありますものの、県のヒアリングを受けて、県が収集するものと、国へ出すものという2 種類に分かれております。 なお、きょう配付しております両計画につきましては、毎年9月に県のヒアリングを受けてお ります。許可になりましたら、ホームページ等への掲載を毎年行っております。 以上が2つの計画のあらましでございますが、指標等の改善策といたしましては、集中改革プ ランとリンクをさせております。 以上でございます。 ○守井委員長 ありがとうございました。 内容についてはそういうことでございますが、ほかに集中改革プランについての説明をお願い できますか。 森脇総務課長。 ○森脇総務課長 それでは、簡単でございますが、備前市集中改革プランの内容について御説明 いたします。このプランにつきましては、21年度で終了しておるわけですが、内容を簡単に御 説明いたします。 これは、行政改革大綱の項目につきまして具体的な取り組みと目標数値を掲げたものでありま -10- して、実施期間は平成17年度から21年度までの5カ年とし、事務事業の見直し、自立した地 方自治体の確立、定員管理、人材育成と確保など、大綱にある11項目から成っておりまして、 その内容につきましては、まず基本姿勢として自助、共助、公助を基本に協働による小さな市役 所を目指すと、地方分権に対応した地方自治体を確立するため、行政改革を実施すると。 次に、行政改革の4つの視点としまして、市民志向、成果、コスト重視、現場主義、協働志向 を掲げております。 次に、実施期間及び推進方法として、平成17年度から平成21年度までの5カ年としており ます。 次に、その要旨といたしまして、目標効果額は総額約20億円、職員の削減数は平成17年4 月1日が762名から平成22年4月1日が733名としております。 次に、財政健全化の推進といたしまして、経常収支比率、これを平成16年の88.9%を平 成21年度では86%とすると。公債費比率につきましては、平成16年の14%を、21年で は13%とすると。市税収納率につきまして、平成21年度現年度で97.5%とするというこ ととしております。 その他といたしまして、協働のまちづくりの推進、これは住民参画推進とか市民が自主的に行 うまちづくりとの連携ということであります。 次に、合併によるサービス格差の解消、次に指定管理者制度の活用、次に民間委託の推進とい うことで掲げております。 次に、施設の統廃合、例えば給食調理場とか、幼保一元化、小・中学校の検討を行っておりま す。 次に、組織機構の見直し、次に組織内分権の推進ということです。 次に、電子自治体の構築ということです。 次に、地方公営企業で3病院の経営健全手法の確立であります。 最後に、取り組み結果といたしまして、さきの議会中に御報告しておりますが、詳細につきま してはお手元の備前市集中改革プランをごらんいただきたいと思います。 以上です。 ○守井委員長 大体の説明はしていただいたんですけれども、ちょっとまだわかりにくい点もあ るんですけど、この集中改革プランのそれぞれの取り組んでる事務事業が今11あるということ なんですが、それの各項目について若干説明願えませんかね。例えば、集中改革プランの1ペー ジの1から11項目あるということで、重立ったところに事務事業の整備、合理化として、例え ばこういうぐあいにあるわけですけれども、かいつまんでの話で1項目めはそういうことですけ れども、今言ったお話の中にも大分含まれてきてるんですけれども。 森脇総務課長。 ○森脇総務課長 御説明でございますが、とりあえず大きな項目が11項目、その細目としまし -11- て全部で31項目ございまして、これを御説明するには状況及び課題、改善策、これ読まざるを 得ないと思っております。 ○守井委員長 かいつまんでだけで結構やと思うんですけどね。 時間かかる。皆さんどうですか。今のお話で何かわかりましたか。わからんですよね。 田口委員。 ○田口委員 そもそもこうやってしてますよという計画、今までにもこれもらってるんですよ。 それじゃあ、最初につくった計画から現在に、実績報告ですよね。例えば、職員はこんだけにな りましたというて、税の見込みはこんだけだったんですと、しかしこんだけしかなかったとか、 そのこういうものを見て話をするより、今までした経過の資料があれば、何も説明要らんわけな んですよ。当然、我々はその時々で否応なしにでも認めとるわけですから、そのプランがええじ ゃ悪いじゃ言うてみてもしょうがないわけなんで。ただ、プランどおりに行っとるか行ってない かというのが、新人の清水さんも鵜川さんもおられるわけですから、計画を立てたけど、この部 分は行っとると、この部分は行ってないという資料を出してもろうて話をしたほうが、私はより 現実的じゃあないかというふうに思うんですけどね。 ○守井委員長 田口委員の意見はそういう考えですが、せっかくの機会ですので、ちょっと委員 の間で協議したいと思います。意見を交換したいと思います。 ほかの方で何か御意見ありましたら。 清水委員。 ○清水委員 今、田口委員がおっしゃるとおりでこれが、私もちょっとわからんですが、17年 から21年度のプランですよね。そうすると、最終的には2009年の段階においてどういう評 価をして、今後どうするかと、そういうところが、もうこれはこれで終わりなんでしょうか。例 えば、22年度からの改革プランというのはまた立てられるのかどうか。 ○守井委員長 今、当初からの行財政について、当委員会に課せられた問題として、この中のい ろんな問題があるかと思いますけれども、どういう問題を取り扱って研究するかというあたりを 絞っていきたいという考えの中で、こういうことをやってきたというのを皆さんに説明していた だいたというふうに思っておるんです。 だから、皆さん方で調査研究する案件を、例えばの話として、定数管理をもっときちっと調査 してみようじゃないかとか、あるいはそのほか2点、3点、そういう問題について調査研究し て、よりいいものにしていったらどうかというあたりの話が見えてくるような形がいいんではな いかというふうに思っておりまして、今おっしゃったようなそれぞれの項目についてすべてそう いういろんな過程があってこういう成果があったという、それぞれいろんな取り組みをやってき とるわけなんで、それぞれに評価がいろいろ分かれてくると思うんですが、行財政についてのこ ういう問題をより調査研究していこうという、この総務文教委員会として意味合いを深めていき たいのはどういう問題かというのを定義できればいいんではないかというふうに、私は思ってお -12- るんですけど。皆さんの意見、今田口委員、それから清水委員のお話もあるんですけど。そうい った意味で総務文教委員会として行財政という項目についての案件を調査すればというふうには 思っておるんですけれども。 そういった観点から、事務事業の見直しの中で、一遍目を通していただいて、こういう中でこ ういう問題を研究していこうというお話があればいいんです。きょうは今までの集中改革プラン を見られたと思うんですけど、そういう観点でない観点からただ見られたこともあるかと思うん ですけれども、全般的にはきょう資料として提出させていただいてますので。 田口委員。 ○田口委員 例えば、ここへ備前市職員数調べというのがあるんですよ。実数だけだったら、た だこれ見たらわかるわけです、どんだけ減っとると。じゃあ実際に、ほかのを見りゃわかるんで すよ。入るお金もちゃんと予測しとるわけですから、実際それが正常に入ったんか、だから実際 じゃあ職員の人件費が、何で職員減すんならというたら、人件費を減すために職員の数を減せえ というて言ようるわけですから、これとセットで、職員の数はこういうふうに減りますよと、人 件費こんだけこういうふうに減りますよと、今まで実際はどうだったんかというのを合わせて、 難しいやつじゃなしに、そういうぱっと見たら一目瞭然わかるようなものに例えばしてもらう。 例えば、先ほど行政改革の具体的方策という大綱の中でもあるわけですよ、公の施設の指定管 理制度を導入。指定管理制度に指定管理しましたというて自慢げに言ようるけど、じゃあ実際に 指定管理して、どんだけの費用が浮いたのかと、費用を浮かすためにしょうるわけで、例えば吉 永のB&Gを指定管理に出しましたというて、職員が2人帰ってきました、実際どうなるんなら と。その減った分を2人で穴埋めしたんじゃというて言われるわけですけど、ようけ戻らんで も、用が足っとったとこへまた2人戻ってくるわけじゃから、実際削減につながってないんじゃ ないかという話もあるわけじゃし。どうも、どんどんどんどん指定管理した割には、あんだけ出 すんだったら、もっと極端にこう減っとってもええんじゃないかというのがあるわけで、実際に 成果も目に見えんと次の話もできんわけじゃ。 ○守井委員長 田口委員、今は、例えばこの総務文教としての財政あるいは行財政についてのよ り深い研究という意味合いの中で、指定管理をやはりいろいろ研究していこうではないかと、そ ういう提案でもいいんではないかと思ってますし、その定員管理について、やはりそういう観点 からより深めていくのがいいんじゃないかと、その問題についてやろうではないかと、そういう 提案でも私はいいんではないかなと今思っておるんです。だから、実際の通常の委員会の中では そこまで、いろんな問題がありますので深くなかなか難しい面があるので、例えば定員管理につ いて、財政との経費がどうなっておるとか、あるいは10年計画、20年計画の中で、あるいは 経常収支比率の問題なんかとも絡んだ問題も出てくるわけなんで、そのあたりも含めて調査研究 をやろうじゃないかと、より効率的、あるいは市民のためになる、あるいは財政的にも効果のあ る方法を研究していこうではないかとか、そういう何を取り組んでいこうかというのを決めてい -13- ただけるのをまずやっていただいて、通常の総務文教委員会の中でも当然やれるわけですけれど も、幾らかの何らかの諸問題について、これをやっていこうという形、ある程度の例えば2点、 3点に絞ってやっていけるような会にしていただければ、意味があるんではないかというふうに は思っておるんですけれども。ほかの皆様方の御意見を。 鵜川副委員長。 ○鵜川副委員長 さっき清水さんの話があって、後はどうなんですか。 ○守井委員長 だから、清水さんの意見は結果がどうだったかというのが欲しいという意味合い の話なんですけど、結果の意味というのは基本的にはここへ成果として、例えば行政評価の中、 あるいはこの成果としてどっかへ。ちょっとその結果について報告できますか。 森脇総務課長。 ○森脇総務課長 先ほど御説明の中で、さきの議会中に取り組み結果として皆様に御報告、御提 示させていただいております。それで、現在今事務局が多分コピーをしに行っておると思うんで すが。 ○守井委員長 森本委員。 ○森本委員 これ集中改革プランってインターネットで見える分をこれを抜粋しとるというこ と。いっぱいこんなん出てくるじゃろ、調べたら、集中改革プランの中で。 ○守井委員長 抜粋じゃなくてそのものだと思います。 〔「そのもの。もっと何かだあっと出てこんかな、こんなもんかな。」と森本委員発言する〕 いや、出てこないと思う。 事務局。 ○議会事務局 きょうお配りしているものは、全部備前市のホームページで22年度の更新版以 外は今のところ閲覧いただけるものです。 集中改革プランの結果についても9月定例会でお配りはしております。 ○守井委員長 森本委員、これに本当は中期財政計画があるんです。その中期財政計画の中で、 何年度に、何年から何年の間にこの事業をやっていこうという仕組みにしてるわけで、きょうち ょっと出てないですけれども、そういうものがあって、それのことを恐らく言われてるんじゃな いかと、その資料は物すごく膨大なものになっています。 森本委員。 ○森本委員 ですので、この委員会で何をしようとしているのか、申しわけないんじゃけど、何 を議論すれば……。 ○守井委員長 一番最初、先ほども申し上げましたけれども、基本的に行財政についての特別委 員会を設けようじゃないかという提案があったということでございます。その提案の中で、それ じゃあ総務文教委員会に所管する行財政についての問題は、総務文教委員会が主体的に行ってお るわけで、皆さん方にその御意見をお聞きしましたら、その問題については総務文教委員会でや -14- っていこうというお話がございましたんで、その経過の中で当委員会で協議しておるというよう なことです。その中でいろんな問題があるわけで、行財政の中についてもやはりどういったやり 方というのもあるんですけれども、やはり何かのテーマを絞ってやらないと、余りにも膨大な事 案がありますので、例えば今田口委員がおっしゃった定員管理の問題について行財政を調査研究 しよう、あるいは指定管理について調査していこうと、そういう形のもので何らかのものを、い わゆる行財政特別委員会に該当するような案件について、総務文教委員会で取り組んでいこうと いうのが趣旨でございます。 だから、前段に構えまして、行財政についてというそのすべてをやるというたら、非常にやは り、全般的に基本的には所管しておりますからやっていかなければいけないんですけれども、そ の中で特に何らかの問題についてやっていこうと、1つでもあるいは2つでも取り組んでいけれ ればいいんじゃないかというのが本意でございます。 森本委員。 ○森本委員 ちょっと教えてほしいんですけれども、この備前市集中改革プランの2ページのと ころの5番目の郵便局等で証明書発行の検討、平成18年度中に検討ということのところで、1 7年検討、18年検討、その後廃止も継続も何もないんですけれども、これはどういうふうに解 釈しとったらよろしいんでしょうか。 ○守井委員長 そのあたりは回答していただきましょうか。 2ページの真ん中あたり、大枠の事務事業の整理、合理化という中の5項目、1の事務事業の 整理、合理化の中の5番目の郵便局等での証明書発行の検討、平成18年度中に検討ということ で、17年度検討になって18年度が矢印になっておるということで、その後どうなってるかと いうことで。 馬場総務部長。 ○馬場総務部長 ここの表示の仕方でございますけれども、原則的には一応検討から入りまし て、試行であったり実施ということになります。それがそのまま続くんであれば継続ということ になって、そのまま右に矢印、矢印というのは同じ状態が続くというふうに御理解いただけたら と思います。検討のままになっているのは、もともとのあれが相手があったりとか、いろいろ難 しい問題については、検討でいい方法、この時点では結果がわかってないんで、検討してこの間 にいい方法を探っていこうというようなものについては、検討、検討、検討が矢印で右のほうに 行っているというようなものが今回書かれているというふうに載っております。ですから、検討 で右矢印、あるいは実施で右に矢印とか継続で矢印になっているのも、いろいろあろうかと思い ます。継続の場合はそのままやっていくと、継続の後にまた検討して次の段階に入るものもござ いましょうけども、必ずしもそのとおりいかないものについては検討、検討というような形にな っているのが、表示させていただいてる部分もあろうかと思います。かなり難しいような分につ いては、そういうような形のが出てくると思います。 -15- ○守井委員長 森本委員。 ○森本委員 ごめんなさい、あら探しをするつもりではないんじゃけど、検討をずっとしていく んじゃったら19年度も20年度も21年度も検討、検討、検討の矢印がついてしかるべきなの に、何もないから検討して後継続するんか検討するんか廃止するんか、19年度以降がわからな いからそれを聞いたんです、この5番については。 ○守井委員長 馬場総務部長。 ○馬場総務部長 この場合は、18年、19年で検討しましょうという計画であろうと思いま す。ただし、その後ここにできるかできないか、相手があることですからよう書いてないという ような状況ではないかと思います。 ○森本委員 わかりました。 ○守井委員長 土器委員、何か御意見ございますでしょうか。 ○土器委員 ありません。 ○守井委員長 今脇委員、何か御意見。 ○今脇委員 意見というよりも、委員長、要はこの1ページに載っとるここの分の効果額があり ますわね。一番高いのは定員管理、3番目ですわな。それと、ある程度大項目があって、相当絞 り込みをせにゃあいけんのかなあ思うて、方向づけとしては、これ全部すりゃあええんじゃけど そういうわけにいかんじゃろうし、ある程度重点的か、2つか3つという形になるかと思うんで すけども、そういう方向でしょ、委員長。 ○守井委員長 そうです。 それじゃあ、せっかくの機会ですので、この集中改革プランの中あるいはその他で何か、皆さ ん方のほうでちょっと聞いておきたいというふうな御意見ございましたら。 田口委員。 ○田口委員 簡単な成果がここへあるわけですけど、先ほど言うた例えば指定管理者制度で、 1,800万円見込んどったけど、1,249万7,000円しかならなんだというふうなのが あるわけですよ。例えば、それだけ取り組む指定管理に出すための事務事業量を計算したら、こ れもうほとんど安くついてないわけですよ、はっきり言うて。人件費にしてちょっとした給料1 人分なんですよ、あれだけのものを指定管理して。だから、目標が甘かった言えば非常に甘いわ けで、まだその下の施設の統廃合2,200万円を見越して、520万円しか成果がなかったと いうようなこともあるわけですし、やはり自分の銭じゃないから、出さにゃああかんからつくり ょうるだけでという、やはり職員の仕事に対する、市民に対する私は熱意の問題だと思う、本当 に。指定管理出しとっても出してのうても、何もようけ変わったもんじゃないがな。例えば、指 定管理に出したから人件費が5,000万円浮いたんじゃとかというふうなことに実際は、5, 000万円は極端にしても、なるはずなんですけど、その辺どうなんですかね、総務部長。 ○守井委員長 馬場総務部長。 -16- ○馬場総務部長 指定管理が導入されたいきさつは皆さんも御承知だと思いますけれども、地方 自治法の改正によりまして、一般的な委託ができなくなった、施設の委託が自治法の改正により ましてできなくなったというとこが一番のところで、指定管理の導入は全国的に進んだ問題でご ざいます。そうして、国のねらいといたしましては、法律を改正することによって指定管理に出 すことによって、全国的に経費を安く上げようというようなねらいがあったんだろうと、その法 律の改正の趣旨にはあったんだろうと思われますけども、それをやらざるを得なくなったという ことで、19年からですか、やることになった。あるいは、多分5年間の猶予期間があって、1 4年の法律改正か何かありまして、5年間の猶予期間があって、5年間たつ間に手を打ちなさい よということで、ぎりぎりのときにうちも指定管理の導入を行ったような記憶がございます。 指定管理の導入、先ほど田口委員言われましたように、一番の大きな理由は経費の節減があろ うかと思います。もう一個の理由としては、民間の力を利用して施設の有効活用をしなさいと。 公務員がやることは、いろんな施設によっては頭かた過ぎといつも言われるんですけど、やわら かな運用ができないんじゃないかというようなところもありまして、そのようなところも利用し なさい。例えば、鹿久居島のまほろばなんかは、ベネフィットホテルですか、グループが指定管 理を受けていただいております。ですから、ホテルグループが運営をしているということで、昨 年の途中からですから、まだ年間を通しての実績としては出てないんでしょうけども、そういっ た分では我々ではできないような柔軟な、そういったサービスなり何なりができていくんじゃな いか、今後期待されるところでございます、そういった部分で。 それから、先ほど話題に出ておりました吉永のB&Gにいたしましても、職員を引き揚げまし た。ただし、新しくやることによってサービスの内容が変わった部分もあろうかと思います。温 水プールなんかでもかなりサービス改善された部分があるやに聞いております。そういった部分 もあって、サービスの改善の部分とそれから経費の節減部分と両方でやっていかなければならな いなと思っております。当然、総務サイドとすれば一番大事なのは経費の節減なんでしょうけ ど、担当者にすればサービス改善されることも非常に大事だなというように理解されてるんじゃ ないかと思います。 以上です。 ○守井委員長 田口委員。 ○田口委員 いや、総務部長ね、先ほどまほろばの話出しましたけど、例えば吉永のレストラン は1,000円にせよ向こうからお金もらってるんですよ。そういう意味から考えたら、あれは 宿泊を伴える施設なんです。400万円も500万円も、反対に言うたら出す必要ないわけで す。あれで商売しょうんじゃから。月に1万円でも借り賃もらわにゃあかん。そういう考えない でしょ。整合性がないじゃないですか。吉永もレストラン、たまたま休んどったからそういうこ とになったんかにしても、まだあなた方は当初18万円じゃ15万円じゃというて家賃を取っ て、借り手を探そうとしとった。向こうは最初から何百万円もつけて、どうですかというて言よ -17- うる。継続しないと、適化法の関係なんかあるから閉められないというのもあるんでしょうけ ど、その辺そういうのを、じゃあ今後どういうふうに考えるんならとかという、その矛盾してる 部分と、やはりどんどんどんどん改めていかないと、私の理屈も通るでしょ。 ○守井委員長 馬場総務部長。 ○馬場総務部長 おっしゃるように、これが今の時点で、特に行政改革の場合は、行革は今やっ てることがすべてじゃなしに、どんどんどんどん今もこれからも改革を続けなければならない問 題だろうと考えております。委員御提言のとおり、我々がやること、先ほども何遍も言ってます ように、公務員というのはある程度固まった型で動いてしまいますので、一生懸命考えるんだけ ど気づかない部分もあろうかと思います。そういった部分、この委員会から御提言いただけれ ば、それはまた一つの成果になるんではないかと思っております。 以上です。 ○守井委員長 暫時休憩いたします。 午前10時46分 休憩 午前11時01分 再開 ○守井委員長 休憩前に引き続きまして再開いたします。 田口委員。 ○田口委員 ここでどうするか、どの項目に絞るかというても、まだまだここでほんならこれだ けにせんかあなというとこまで行かんのんじゃんから、これだけの資料を持って帰って、自分が 一番行財政改革に必要なと思うところを次回の委員会でそれぞれ提案してもらって、じゃあみん なでこれとこれとこれ、3つぐらいに絞ってこれから研究していきましょうというふうに、私は したほうが時間が大変効率的じゃあないんかと思うんですけど、一つの私の意見として。 ○守井委員長 非常にいい意見ではないかと思うんですけど、ほかの方はどうですか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 それでは、そのように進めたいと思いますので、きょうたくさんの資料をいただいておりま す。よく検討していただいて、皆さん方がそれぞれこういう問題をやりたいというところを次回 までに調整していただいて、その話を次回の委員会で出していただいて、それで何点か絞ってこ れをやろうという形で進めたいと思います。 そういう形でよろしいでしょうか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 それじゃあ、きょうの委員会はこれで閉会といたします。皆さん、御苦労さまでした。 資料については、何度もというのは難しいんで、これを整理して必ず持ってきていただくよう に、よろしくお願いいたします。 午前11時03分 閉会 -18-
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