読書のすすめ 大和郡山市教育委員会 読書することは、「考える力」「感じる力」「表す力」等を育てるとともに、豊かな情操を育くんで いく上でもとても大切です。そこで、子どもの時期から「たくさん読む」「よりよく読む」ことを目指 し、子どもが本に接しやすい環境づくりを推進するために「おすすめ図書リスト」を作成しました。 家庭での読書に活用ください。 あくたれラルフ 絵巻えほん新・恐竜たち おしいれのぼうけん *ニコール・ルーベル/絵 ジャック・ガントス/作 いしいももこ/訳 *童話館 出版 ね このラル フはど うしようもない 悪 たれ。そ れでも 飼い主のセイラ は ラルフが 大好き 。ある日、サー カ スを見物 中に綱 渡り芸人を突き 落 とすなど して、 ラルフはサーカ スに置き去りにされる。 *黒川みつひろ/著 *こぐま社 折り たたんだ ページを 広げると、 左から右へ時代が進み 2.8 mの一枚 の絵 に。絵探 しクイズ も加わり、 別冊付録の解説もていねい。 *古田 足日/ 作 田畑精一/絵 *童心 社 さくら保育園には、こわいものが二つ あります。一つは押し入れで、もう一つ は「ねずみばあさん」です。お昼寝の 時間に騒いでしまった「あきら」と「さと し」は、押し入れに入れられてしまいま す。その押し入れから、ハラハラドキド キする冒険が始まります。 アンナの赤いオーバー *ハリエット・シーフェルト/作 松川真弓/訳 *評論社 戦 争が終わ っても 新しいオーバー を 買うこと ができ ません。お母さ ん はアンナ にオー バーを作るため に 知恵をし ぼりま す。ゆっくりと 時 間をかけ て、一 着のオーバーが 作られていきます。 あんな雪こんな氷 *高橋喜平/文・写真 *講談社 マ シュマロ みたい にまんまるな冠 雪 、ヘビの ように くねくねのびた 雪 ひも、木 の幹に 恐竜の背骨?で ぶ っちょや のっぽ のつらら、目玉 み たいな氷 紋など など。不思議で 愉快な雪と氷の世界が美しい。 いっしょにあそばへん? *岡田よしたか/作・絵 *金の星 社 真 夜中の公 園で何 やらにぎやかな 音楽が聞こえてきます。そこには、 カ スタネッ トやト ライアングル、 あ れれ…“ ちくわ ”も。さあ、い ろ いろなお 友達が 集まって楽しい 演奏会のはじまりです。 エルマーのぼうけん *ルース・スタイルス・ガネット/作 わたなべしげお/訳 * 福音館書 店 9歳 の男の子 エルマー ・エレベー ター は、のら 猫から動 物島にとら われ ている竜 の子の話 を聞き、助 けに 行くこと を決意。 リュックに 詰め込んだのは、リボン、輪ゴム、 虫めがね……。初版は 1963 年 。 おおきな木 *シェル・シルヴァスタイン/作 村上春樹/訳 *あすなろ書房 昔、 りんごの 木があっ て、かわい いち びっこと 仲良しで した。ある 日、 大きくな ったぼう やが木のと ころ にやって きます。 木は昔のよ うに 「遊んで おいき」 と言います が、……。 おさる日記 *和田誠/作 村上康成/絵 *偕成 社 船乗りのお父さんがつれて帰ったおさ るの子は、だんだん人間らしくなって、 ぼくの弟みたい。「ぼく」の書く日記形 式で物語は進む。最後に、お父さんと お母さんだけが知る「秘密」にはだれ もが「えー!!」となるはず。 しっぽのはたらき *川田健/作 藪内正幸 /絵 *福音 館書店 しっぽは、動物が生きるための大切な はたらきをしてい ます。くもざる、カン ガルー、いるか、がらがらへび等、 11 種類の動物が出てきます。絵と分かり やすい解説で楽しく教えてくれる絵本 です。 おこだでませんように *くすのきしげのり/作 石井聖岳 /絵 * 小学館 ぼくはい つもおこられる。家でも学校 で も 。 七 夕 の 日 、一 生 け ん め い 考 え て、一番 のお願いをたんざくに書 い た。「おこだでませんように」 -1- くまの子ウーフ *神沢 利子/ 作 井上洋介/絵 *ポプ ラ社 小さなく まの子 ウーフの短いお話 9編。魚 になる には、目をつぶら ず、舌も ひっこ 抜かなければと聞 いてこわ がった り、友達に君はお しっこで できて いると言われて悩 んだり。 子うさぎましろのお話 ドングリ山のやまんばあさん *みよしせきや/絵 ささきたづ/文 *ポプラ 社 子うさぎましろは、サンタクロース の おじいさ んから 真っ先に贈り物 を もらった 。でも 、他にも何かほ し くなり、 体に炭 をぬって別のう さ ぎになり すまし 、タネをもらっ たけれど…。 * 富安陽子 /作 大 島妙子/絵 * 理論社 ドングリ山に住むやまんばあ さん は 296 歳 。山のてっぺんまでたっ た 4 分 30 秒でかけ上り、熊だって やっつける。100 年 ぶりで出かけた 人間の町では歌ったりおどったり。 11ぴきのねこ *馬場のぼる/作 *こぐま 社 11 ぴきのねこたちが、力を合わせ て 数々の事 件を解 決していくお話 で す。シリ ーズ化 されており、か わ いらしい 絵とあ っと驚く結末が 魅 力。子ど もにと ってとても親し みやすい作品です。 よかったねネッドくん はじめてのキャンプ *林明子/作・絵 * 福音館書 店 なほ ちゃんは 、となり のおばさん と近 所の大き な子ども たちとキャ ンプ に行くこ とになっ た。重い荷 物も 、川には まっても 、泣かずに がま ん。暗い 夜、一人 でおしっこ にも 行けた。 がんばる なほちゃん に共感できるだろう。 ハロルドのふしぎなぼうけん 新幹線のたび *コマヤスカン/作・絵 *講談社 春 休み、は るかち ゃんとお父さん は 新幹線に 乗って 鹿児島へ行きま す。 「はやぶさ」 「のぞみ」 「さくら」 を 乗りつい で、美 しい日本列島を 走りぬけてゆきます。 *クロケット・ジョンソン/絵・文 岸田衿子/訳 * 文化出版 局 ハロ ルドが壁 に描く絵 が本物にな り、 絵ととも にハロル ドが冒険す るお 話。本当 にこんな ことができ たら 、いろん なところ に出かけた くな るワクワ クする物 語。壁の落 書きがとてもすてきです。 ずら~りカエルならべてみると *高岡昌江/文 松橋利光/写真 *アリス 館 日本にすむカエルは 43 種。正面向 い てずらり 整列。 前足出してジャ ン ケンポン 。オタ マジャクシも勢 ぞ ろい。観 察メモ 風の解説も楽し い幼年向きの写真図鑑。 時計つくりのジョニー *エドワード・アーディゾーニ/作 あべきみこ/訳 *こぐま 社 と ても器用 な男の 子ジョニーが、 大 時計を作 ろうと 思い立つ。両親 も 学校の先 生や同 級生もばかにす る が、あき らめず 、部品を集めて い く。淡々 とした 文章とペン画と 淡い色調の水彩画。 悲しそう ながま くんに声をかける と「今、 一日の うちでいちばん悲 しいとき …」お 手紙を待つ時間だ と言いま す。こ の「おてがみ」を はじめ、 がまく んとかえるくんの 心温まる お話が 5話収録されてい ます。 ピーターラビットのおはなし *ビアトリクス・ポター/作・絵 いしいももこ/訳 * 福音館書 店 いた ずらウサ ギのピー ターが、お 百姓 のマクレ ガーさん の畑にこっ そり しのびこ み、命か らがら逃げ 出す お話。自 然を愛し た作者が丹 念に 描いたウ サギの挿 絵は、生き 生き として、 今にも動 き出しそう です。 ふたりはともだち *アーノルド・ローベル/作・絵 三木 卓/訳 * 文化出版 局 がま くんは玄 関の前に すわってい ました。かえるくんがやってきて、 -2- *レミー・シャーリップ/作 やぎたよしこ/訳 *偕成 社 遠い田舎 のパー ティーに飛行機で でかけた ネッド くん。でも、たい へん!飛 行機が 爆発。よかった! パラシュートがあって。でも……。 レオはおうさま *マーカス・フィスター/作 那須田淳/訳 *講談 社 ライオンのレオは、おうさまです。 でも、いつもいばってばかりのレオ は他の動 物たち に嫌われてしまい ます。「どうしてだろう。」レオは しょんぼ り…。 そこへ、泣いてい るねずみ が一匹 あらわれました。 ろくべえまってろよ *灰谷健次郎/作 長 新太/絵 *文研 出版 「きょゆーん、わんわん。」ろくべ えが穴に 落ちて いるのを最初に見 つけたの は、え いじ君です。上を 向いて泣 いてい るろくべえが見え ました。1年生のえいじ君たちは、 どうやっ てろく べえを穴から助け 出すのでしょうか? わたしのワンピース *西巻茅子/絵・文 *こぐ ま社 空から降 ってき た一枚の真っ白な 布。ミシンをカタカタ鳴らし、一枚 のワンピ ースが 出来上がる。真っ 白なワン ピース に次々と景色の模 様が着い ていく お話。模様の変化 がとても楽しみ。
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