2009年度「KAZE KSRパーティーレース」レギュレーション

KAZE 名古屋事務局
2009年度「KAZE KSRパーティーレース」レギュレーション
1.参加資格
・KSR110を運転する技能を持っていること。
・本大会の趣旨、競技規約、誓約書の内容を理解し遵守できるKAZE会員および一般の方。
・スプリントレースのSTクラスは、国内競技ライセンス以上の取得者は参加できません。
耐久レースの場合、国際ライセンス取得者はSS、OPENクラスの1チームに1名のみとします。
・17歳以上20歳未満の方は、保護者の誓約書が必要となります。
・16歳未満の方は、保護者の誓約書、ならびに保護者もしくは保護者が委任する方の同伴が必要となります。
2.クラス分け
クラス分け
内
容
STクラス
ストッククラス
ほとんどノーマル状態の車両が参加できるクラスです。
SSクラス
スーパー・ストッククラス
ノーマル排気量ベースで多少の改造ができるクラスです。
OPENクラス
オープンクラス
排気量上限125cc未満で、基本車両規定以外のほとんどの事ができるクラス
です。
※‘08LTDクラスは2008年度をもちまして終了いたしました。
3.賞典
・耐久レース
1台の車両を各クラスで決められた人数のライダーで乗り、規定時間を経過した時点で、周回数の多いチーム
から順位を決定する。なお、同一周回数の場合は、チェッカーを受けた順番により決定する。
・各レース
1~3位入賞者にはトロフィー又は盾を授与。
・万一、ルール違反等があった場合はペナルティとして周回数減算(3周)、または賞典外着となる場合もあります(ライダーズ
ミーティング欠席者も含みます)。
4.競技規則
1)主催者の権限
・天候、その他の理由による競技の中止、延期、再スタートおよび競技内容の変更および競技時間の短縮等の決定はすべ
て主催者に一任される。
・出場車両および選手で、危険を招く恐れがあると主催者が判断した場合は、当該車両および参加者の出場拒否並びに競
技参加中止を決定する権限を持つ。
・主催者が発表する成績に対してのクレームは一切受け付けない。
2)ライダーの遵守事項
・参加者は競技中、競技規則、マナーに従い、また全ての行動について責任を持たなければならない。
・競技参加にあたり関連して起こった傷害、死亡、その他の事故等で受けた損害に対し、主催者および大会役員、会場管理
者に対して非難や責任の追求、または損害賠償の請求はできない。
・大会当日は競技規則および競技管理上のあらゆる規定や、競技役員の指示に従わなければならない。
・心身共に、レース参加に問題無い状態であること。無理な参加はしないこと。
1
・競技走行仕様の車両で一般公道を走行してはならない(ゼッケンNoを付けた車両を含む)。
・パドック内での競技車両移動は原則として押して移動すること。
・ビギナーもしくは技能的に下位者と思われる他の参加者に対しては思いやりを持ち、無理な追い抜きなどを行わず、コー
ナーでは出来る限りアウト側から追い抜きをすること。
・ビギナーは主催者が用意するビギナーであることの表示を装着し、できるだけイン側を走行すること。
3)ライダーの服装と装備
出場するライダーは競技中の安全確保のため、最低限、次のものを着用する。
・ヘルメットは、日本工業規格C種・2種・米国スネル規格以上の検査に合格しているもので、シールド付きのフルフェイス
タイプのもの又はモトクロス競技用(帽体一体型のみとしゴーグルは必ず着用すること)に限る。ジェットヘルメットの使用
は不可とする。
※走行中は必ずシールドを閉めるか、ゴーグルを装着すること。
・ウエアは革製のレーシングツナギ(セパレートタイプは、上下がファスナー等でつながるもの)を着用すること。但し、STクラ
スについてはモトクロス競技用のものでも可とするが、各種プロテクター類(肘・膝・肩・胸・背中が保護できるもの)の安全装
備を必ず着用すること。
・グローブは、皮革製のレーシンググローブ(ショートタイプは不可)。
・ブーツは、皮革製のレーシングブーツ、またはオートバイ競技用ブーツ(モトクロス競技用を含む)に限る。
・ヘルメットリムーバー、脊髄パッド、チェストガードの装着を推奨します。
・「破れ」「痛み」「ほつれ」のあるもの、その他本来の機能を果たせない装具は不可。
服装と装備一覧
STクラス
ヘルメット
SSクラス
シールド付きフルフェイス又は、MX
タイプ(帽体一体型)でゴーグルを着
用すること。
ウエア
革製のレーシングツナギ。(セパレー
革製のレーシングツナギ。
トタイプは上下がファスナー等でつな
がるもの)又は、モトクロス競技用のも
のでも可とするが、各種プロテクター
類(肘・膝・肩・胸・背中を保護できる
もの)の安全装具を必ず着用するこ
と。
グローブ
皮革製のレーシンググローブ(ショー
トタイプは不可)。
ブーツ
皮革製のレーシングブーツ、又はオ
ートバイ競技用ブーツ(モトクロス競
技用を含む)。
2
OPENクラス
4)車両・装備の検査
・本大会に参加する車両・装備は、大会当日に行う検査に合格したものでなければならない。
・主催者は、検査の結果不適当と判断された場合、その箇所についての修正を命ずることができる。また、再検査の結果
不適当と判断された車両および装備での走行は認められない。
・競技中においても当規則に反する事実が判明した場合には、走行の中止を命ずる場合がある。
・車両検査に合格した車両は、主催者が認めた合格ステッカーを指定場所に貼付する。
・出場車両・装備が、競技の安全運営のために不適当と認められた場合、出走の中止を命じることがある。
5)車両規定【各クラス共通事項】
・車両は、カワサキ「KSR110」のみとし、安全運転上、完全に整備されているものでなければならない。
・安全上、ライト、ウインカー、テールライト、リフレクター、スピードメーター等の保安部品はテーピングを施すか、取り外すこと。
また、サイドスタンド、バックミラー、ナンバープレートは取り外すこと。
・ホイールサイズは12インチに限る。
・エンジンストップボタンを装着すること。
・スタータキックペダルを装着すること。
・エンジンスプロケットカバーを装着すること。
・フレーム、クランクケースはノーマルのものを使用すること。
・マフラーに消音器が付いていること。音量規制値は、96dB/A(5,000rpm)以下(施設側の規定により変更になる場
合があり)とする。超える場合は、走行不可とする。
※マフラーを変更する場合は、JMCA94dB対応のマフラー装着が望ましい。
・燃料はレギュラーかハイオクのみとする。
・過給器、インジェクション、外部燃料供給(ニトロなど)、ラム圧は禁止とする。
・ステップにバンクセンサーがついている場合は取り外すこと。
・外観については、KSR110の基本フォルムを崩さないことを推奨する。やむを得ず変更する場合は、他メーカーモデルの
デザインを使用したものおよびイメージさせるものは使用を禁止とする。
※STクラスについては、KSR110のヘッドライトカウル、フューエルタンク、シュラウド、テールカウルは必ず装着し、それ
以外の外装パーツの装着は不可とする。
・レバーの折損・加工、ステップの削れ等、車体に鋭利な部分が無いこと(レバー先端部を加工しているものは不可)。
・エアクリーナーBOXを取り外す場合、オイルキャッチタンク(金属製で250cc以上の物)を必ず装着し、しっかりと固定す
ること。
・燃料キャッチタンクを取り付けること。
・ゼッケンシールは、黒字で1文字の大きさがタテ12cm×ヨコ6.5cm以上のもの。
・ゼッケンプレートは有効な面積のあるものとし、交換可能とする。また、主催者から提示されたゼッケンナンバーを定められ
た位置(フロントフェンダーを除く前側×1箇所、左側×1箇所、右側×1箇所)に貼ること。なお、ゼッケン番号の背景色
は白色に統一する。
・タイヤは、一般に市販されている通常ルートで購入できるものとする。但し、鈴鹿ツインサーキット開催のレースに限りタイ
ヤ指定を行うこととする。(ダンロップ:KR336、ブリヂストン:S01・S02又は速度表示記号“P”以上に対応しているもの
を推奨します)。
※使用するタイヤのグルービング(溝切り・カッティング)等の加工は不可。
・ドレンボルト、オイルフィラーキャップ(ボルト)はワイヤーロックで固定すること。
3
6)車両規定【各クラス別】
・STクラス[ほとんどノーマル状態の車両で参加できるクラス]
【変更・交換・取付が可能な部品】
スパークプラグ・プラグキャップおよびハイテンションコード、前後スプロケット、チェーン、ワイヤー類、
キャブレターインナーパーツ、ブレーキパッド、グリップ、タイヤ、マフラー、手動クラッチ、ブレーキ・クラッチレバー
※上記変更可能な部品以外の全ての変更・交換・取付・加工は禁止とする。
※排気量は111cc以下とする。
・SSクラス[ノーマルベースで多少改造ができるクラス]
【変更・交換・取付・取り外しが可能な部分、部品】STクラスの項目に加えて以下の部品
発電機、バッテリー、オイルクーラー、スロットル、キャブレター本体、エアクリーナーエレメント変更(パワーフィルター可)、
エアクリーナーBOX、マスターシリンダー、ブレーキホース類、キャリパー、ブレーキディスク、
フロントフォークのインナーパーツ、リヤショック、ハンドル、ステップ、カウリング、フェンダー(取り外しは不可)、シュラウド、
シート、シートカウル、スタビライザ、メーター、ガソリンタンク(容量は7.3L以下であること)、ホイール(12インチのみ)、
各部ベアリング、ボルト、ナット、ミッション、クランクケースの加工(切削加工のみ)
※上記変更可能な部品以外の全ての変更・交換・取付・加工は禁止とする。
※排気量は111cc以下とする。
・OPENクラス[車両規定を満たせば、その他ほとんどの改造ができるクラス]
【交換・変更・取付・取外しが可能な部分、部品】STクラス、SSクラスの項目に加えて以下の部品
点火システム(イグナイタ、コイル)、シリンダー(125cc未満)、ピストン、エンジンヘッド、フロントフォーク、スイングアーム、
フレーム(加工のみ)、クランクシャフトの加工
※上記変更可能な部品以外の全ての変更・交換・取付・加工は禁止とする。
※排気量は125cc未満とする。
【変更不可な部分】
特にクランクケースの変更は不可、フレームの変更は不可、125cc以上の排気量ボアアップは不可
【変更・装着が必須の部分】
鈴鹿ツインサーキット開催のレースに限りタイヤの指定を行う(ダンロップ(KR336)、ブリヂストン(S01・S02)、又は、速
度表示記号“P”以上に対応したものに限る(但し、レインタイヤの使用は可))。
容量250cc以上の金属製オイルキャッチタンクの装着
7)走行中の遵守事項
・コースの逆走および悪質なショートカットは失格とする。
・コース役員が信号旗合図を示した場合、各ライダーはただちにそれに従わなければならない。
・コース役員が反則とみなした場合はペナルティー(3周減算)を与える。また悪質な場合は失格とする場合がある。
・ライダー交代は必ずピットエリアで行わなければならない。
・ピットイン時は、他車の走行の妨げとならないよう注意し、ピットエリア内はエンジンを停止すること。
・ピットロードの指定された区間は、エンジンを停止し車両に乗車してはならない。
・ピットアウト時は、ピットロード出口で安全確認を行いコースインし、コースを横切ったり、急な進路変更はしない。
・競技中にやむを得ずコース上で停止する場合、他車の妨げにならない場所へ即座に移動すること。これに伴ない事故
が発生した場合、主催者側は一切の責任は負わない。
・計時チェックラインを間違えた場合、周回はチェックされない。
4
・ゼッケンナンバーを確認できないチームは、周回をチェックされない。
・自動計測器を使用する場合、万一故障・放電等により、計測不可能となった場合でも、主催者は一切の責任を負わな
い。
・自動計測ライン上において、蛇行等の運転により自動計測が計れない場合は、周回にカウントされないこともある。
・エントリーライダー以外の走行は失格とする。またライダーチェンジは必ずすること。
・その他競技コースおよび補足事項については、大会当日のライダーズミーティングで主催者より発表する。
・ライダーズミーティングを欠席したチームは、安全上に問題が出る可能性から失格とする場合がある。
・スタート方法および内容は、会場、参加台数、天候等により異なるため、当日の変更もある。
・各チームのライダー、ピットクルーは全員、参加受理書(レースにおける注意事項)を熟読しておくこと。
・レースの終了は、規定の時間経過後、チェッカーフラッグにより示される。また順位はチェッカーを受けた車両が優先さ
れ、レース時間終了後、指定時間内にゴールできない車両については、最後の周回は成績に加算されない。
・主催者・コース管理者・オフィシャルの指示に従い、レースを楽しくするためにも暴力・暴言などは禁止する。
8)耐久レース
・主催者が指定したゲームのクリアを義務付ける。
・ゲームのため、ピットインのサインが出てから3周以内にピットインしなかった場合はペナルティ(3周減算)とする。
・スタートはルマン式とし、エンジンの始動はキックペダルで行うこととする。
9)マナー・その他
・喫煙は開催会場および主催者の指定する場所でのみ行う。
・ピット内では禁煙とする。
・クラスに関係なく走行に自信の無いライダーおよび初心者は、ビギナーバンド(貸出)を装着すること。また、他のライダー
は前方にこの装備のライダーがいる場合、追い抜きするライダーは配慮を持ってやさしく安全に追い抜きすること(ビギナ
ーの方は基本的にコースイン側を走行すること)。
・オイル・ガソリン・タイヤ等の不法投棄をしない。また、飲食物、その他ゴミ等は各自持ち帰ること。
・「KAZE KSRパーティーレース」はあくまでも参加者全員が楽しむ目的で開催いたしますので、レース会場内外におい
て、他の参加者に不愉快と思われる行動や言動にはご注意ください。
・KAZEイベントの主旨としまして「入賞者には名誉のみ」を考えていますので、主旨をご理解の上ご参加ください。
・コース設備および周辺住民の迷惑になるような行為をされた参加者には、出場を拒否する場合もありますので、マナー
を守り楽しいイベントとなるようご協力をお願いいたします。
5
2009 クラス別車両規定一覧表
分類
点火系
エンジン
項目
STクラス
SSクラス
OPENクラス
プラグ・キャップ・コード
○
○
○
点火システム(イグナイタ変更)
×
×
○
点火システム(コイル関係)
×
×
○
発電機の変更・取り外し
×
○
○
バッテリー取り外し
×
○
○
オイルクーラー取り付け
×
○
○
クランクシャフトの加工
×
×
○
シリンダー・ピストンの加工・変更
×
×
125cc未満
エンジンヘッド周りの加工・変更
×
×
○
クランクケースの加工
×
△(切削加工のみ)
△(切削加工のみ)
○(必須)
○(必須)
○(必須)
オイルキャッチタンクの装着 ※1
×
△(推奨)
○(必須)
ミッション変更
×
○
○
手動クラッチの取り付け
○
○
○
スプロケット変更
○
○
○
チェーン変更
○
○
○
ワイヤー類の変更
○
○
○
スロットルの変更
×
○
○
ドレンボルト・オイルフィラーキャップ(ボルト)のワイ
ヤーロック
駆動系
吸気系
キャブレター本体の加工・変更
×
○
○
キャブレターインナーパーツ変更
○
○
○
エアクリーナー・エレメントの変更
×
○
○
エアクリーナー・BOXの加工取り外し
×
※2 ○
○
クローズドブローバイシステム ※3
○(必須)
△(推奨)
△(推奨)
マフラー交換
○
○
○
ブレーキパッドの変更
○
○
○
ブレーキ マスターシリンダー、ホースの変更
排気系
サス
車体
外装
足周り
その他
×
○
○
キャリパー、ディスクの変更
×
○
○
フロントフォークの変更
×
△(インナーはOK)
○
リヤショックの変更
×
○
○
グリップ変更
○
○
○
ブレーキ・クラッチレバー変更 ※4
○
○
○
ハンドル変更
×
○
○
スタビライザ
×
○
○
ステップ変更
×
○
○
スイングアームの加工・変更
×
×
○
フレームの加工
×
×
△(加工のみ)
カウリング(フル・アッパー等)の取りつけ
×
○
○
フロントフェンダー
×
○(取り外しは不可)
○(取り外しは不可)
シュラウド
×
○
○
シート・シートカウルの加工・変更
×
○
○
ガソリンタンク
×
※5 ○
※5 ○
タイヤの変更
○
○
※6 ○(必須)
ホイールの変更
×
○(12インチに限る)
○(12インチに限る)
各部ベアリング・ボルト・ナットの変更
×
○
○
※1→オイルキャッチタンクは金属製で250cc以上の容量があるもの。(固定がしっかりされていること)
※2→エアクリーナーBOXを取り外した場合は、フィルターを装着すること。
※3→ブローバイガスはエアクリーナーBOXまたはオイルキャッチタンクを経由して吸入経路に戻すこと。
※4→折損・加工したものの使用は不可。(先端部が加工がされていないこと)
※5→タンク容量の変更は7.3L以下であること。
※6→鈴鹿ツインサーキット開催のレースに限り、タイヤの指定を行う。(ダンロップ(KR336)か、ブリヂストン(S01・S02)、又は、速度表示
記号”P”以上に対応しているものに限る。)但し、レインタイヤの使用は可。