1.手動操作の操作項目選択について(Ver1.11)

1.手動操作の操作項目選択について(Ver1.11)
手動操作画面では操作する項目を画面上のタッチスイッチで選択しています。
テンプレート画面では各項目ごとに連続したユニークな番号を割付けて、その番号を W127B にセット
しています。
初期出荷バージョン 1.10 では他の画面に切替えてもこの W127B の値は保持されているため、運用上
危険との判断からクリアする様、御指摘がありました。
ワード SET
W127B にユニークな番号をセット
<対
策>
状態監視機能に以下の設定を追加し、画面切替時に項目選択内容(W127B)をクリアします。
状態監視機能は作画ソフトの共通設定のメニューから選択します。
条件1:GS0.b2※が ON 中
動 作:データ SET W127B に固定値 0 をセット
※画面切替時にシステム上の読出し処理が完了するまで ON する信号で画面切替毎に ON します
2.メモリカードに関する異常について(Ver1.11)
SIP985-WEP では異常履歴データを 10 分(初期設定)毎に付属のメモリカードへ格納しています。
このとき以下の原因によりエラー(メモリカード異常)となります
①履歴データにアクセス中にメモリカードを取り出した
②前回書込み時と異なるメモリカードが装着されていた
③作画ソフトの古いバージョン(GT Designer2 V1.09 以前)で画面データを編集して転送した
このエラーが発生すると履歴データの保存が停止するため速やかに復旧が必要となります。
現状では復旧するためには GOT 特殊レジスタにデータをセットする必要がありますが、操作手順が
多いため現実的には運用が困難な状況です。
<対
策>
エラーをクリアするタッチスイッチをメンテナンス画面に追加します。
GS452 の 0 ビット目を ON することでメモリカード異常がクリアされ履歴データの格納が再開されます。
ビットモーメンタリ
GS452.b0
3.各種異常表示について(Ver1.11)
各画面に共通で表示させるエラーメッセージの内容について改善要望がありましたので下記の
通り変更いたします。
編集データ:ウインドウ画面 100 Top
修正項目 :ランプ表示(ワード)
ステート1: COM.ERR
→
通信異常
ステート2: CARD ERR →
履歴書込異常
ステート3: CARD ERR →
カードアクセス異常(文字サイズは 0.5×1 に縮小)
4.FL-Net の通信状態表示コメントの修正について(Ver1.12)
対象設備 :FL-Net を使用される全ての設備
修正データ:コメントデータ
修正内容 :ネットワークモニタ(FL-Net)の通信状態コメント(No300∼307)を修正します。
<誤>
300
302
303
304
305
306
307
<正>
300
302
303
304
305
306
307
データリンク中
解列中(パラメータ異常検知)
解列中(トークン監視タイムアウト)
解列中(ノード番号多重化検出)
解列中(受信待ち状態)
初期化中
リセット中
データリンク中
解列中(パラメータ異常検知)
解列中(トークン監視タイムアウト)
解列中(ノード番号多重化検出)
解列中(受信待ち状態)
解列中(通信無効検知)
5.NC 診断の表示条件の追加について(Ver1.12)
対象設備 :QD75M を使用している T/M メイン、ガントリー、自動機
修正データ:異常表示(Fault Summary)画面
修正内容 :NC 診断の各表示項目(軸/異常メッセージ/処置内容)に表示条件を追加しました。
各表示設定ウインドウを開き、[表示条件] チェック ボックスをクリックしてから[表示条件]
タブを選び以下の内容を設定します。
トリガ種別:範囲
デバイス:GD1090
範囲:GD1090<=1209
6.異常/警報メッセージのタイムスタンプの削除について(Ver1.12)
対象設備 :自動機、組立(ゾーンコントローラ、オートステーション)
修正データ:W101 Bottom_1(共通表示のウインドウ)
修正内容 :異常/警報メッセージの表示から日時表示を削除しました。
各表示設定ウインドウを開き、[基本] タブの[日時表示]チェック ボックスをクリックし
てチェックを外します。
7.異常表示のモニタデバイス設定の修正について(Ver1.12)
対象設備 :自動機
修正データ:Fault Summary(異常表示)画面
修正内容 :異常メッセージ/処置内容の表示設定を修正しました。
①
②
①表示設定ウインドウを開き、[基本] タブのアラーム点数と先頭コメント No 及び、
[デバイス]タブのアラームデバイスの先頭デバイスを修正します。
アラーム点数:256
デバイス:B1000
先頭コメント No:5000
②表示設定ウインドウを開き、[基本] タブのプレビュー番号及び[データ演算] タブのデータ
演算の加算データを修正します。
プレビュー番号:6001
データ演算:+6000
8.メンテナンス画面の数値表示色の修正について(Ver1.12)
対象設備 :M/C、自動機、組立(ゾーンコントローラ、オートステーション)
修正データ:Maintenance(メンテナンス)画面
修正内容 :月/日の数値表示色を修正しました。
1.表示設定ウインドウを開き、[基本] タブの種類から数値表示をクリックします。
2.[範囲選択] タブを選びステート1の数値色を黒に変更します。
数値色:
9.ガントリー:パスワード指定 No の修正について(Ver1.12A)
対象設備 :ガントリー
修正データ:281 サイクルタイム/290 メンテナンス/291 電力量表示/292 機種名設定/
293 サイクルアクション名称設定/296 QD75 調整/297 パスワード設定1/
298 パスワード設定2/299 POS 修正・原点セット
修正内容 :
①パスワード種別の追加
297 パスワード設定1のパスワード種別に“計画値変更”、
“サイクルタイムアクション名設定”を追加
します。
1
2
3
追加します
4
5
パスワード設定 No(GD10110)
各タッチスイッチでこの No をセットしています
②281 サイクルタイムのパスワード設定 No の修正
“計画値変更”のスイッチ設定を修正します。
ワード SET
GD10110 1
③291 積算電力量のパスワード設定 No の修正
“重み設定”のスイッチ設定を修正します。
ワード SET
GD10110 2
④メンテナンス関連メニューのパスワード設定 No の修正
各画面(290∼299)の“機種名設定”、
“サイクルタイムアクション名設定”のスイッチ設定を修正します。
サイクルタイムアクション名設定
機種名設定
ワード SET
GD10110 3
ワード SET
GD10110 4
10.POS 修正・原点セットスイッチ:パスワード指定 No の修正について(Ver1.13)
対象設備 :T/M メイン、ガントリー、自動機
修正データ:*69 QD75 調整
修正内容 :*69 QD75 調整の“POS 修正・原点セット”スイッチのパスワード設定 No を修正
T/M メイン
自動機
ワード SET
GD10110 7
ガントリー
ワード SET
GD10110 4