諏訪市総合福祉センター管理運営業務 指定管理者仕様書

諏訪市総合福祉センター管理運営業務
指定管理者仕様書
Ⅰ.管理業務全般的事項
Ⅱ.受付予約業務
Ⅲ.設備運転・管理業務
Ⅳ.設備点検・保守業務
Ⅴ.環境衛生管理業務
Ⅵ.清掃管理業務
平成25年8月
諏
訪
市
Ⅰ.諏訪市総合福祉センター管理業務全般的事項
1.趣旨
この仕様書は、諏訪市総合福祉センター条例及び同施行規則に定めるものの外、諏訪
市総合福祉センター(以下「福祉センター」という。)指定管理者が行う業務の詳細につ
いて定める。
2.管理する施設の概要
(1)名称
諏訪市総合福祉センター
(2)位置
諏訪市小和田19番3号
(3)構造規模 鉄筋コンクリート造3階建
(4)建築面積
3,562.76 ㎡
(5)敷地面積
5,670.05 ㎡
(6)施設内容
デイサービスセンター、自立支援センター、児童センター、健康増進施設・
交流ひろば及び会議室
(7)目的
障害者から子ども、お年寄りまで広く多数の市民が集い、交流の場所とし
て、また福祉を支える関係団体・各種ボランティア団体の活動拠点として
利用され、明日の福祉を創造する基幹施設となることを目的とする。
(8)休館日及び利用時間
①休館日
毎月第3月曜日
②利用時間
午前9時から午後9時30分までとする。
ただし、必要があると認めるときは、市長の承認を得て、当該施設の利用時間を及び
休館日を変更することができる。
3.指定期間
平成26年4月1日から平成31年3月31日までとする。
4.管理運営に関する基本事項
(1)福祉センターの特殊性を考慮し、施設利用者及び職員に安全かつ衛生的な快適環境を
提供すると共に建物の保全及び市民サービスに努めるものとする。
(2)管理業務にあたっては、受付予約業務、設備運転・管理業務、設備点検・保守業務、
環境衛生管理業務、清掃管理業務を主たる任務とし労働基準法、労働安全衛生法、労
働者災害補償保険法及びその他関係法令を遵守して、安全の確保、環境衛生の維持及
び建物の保全に努めるものとする。
(3)管理業務の実施にあたっては、月間及び年間の事業計画書を作成してあらかじめ甲の
承認を受けるものとする。
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(4)業務に必要な鍵は慎重に取扱い、保管には十分留意する。
(5)業務の遂行にあたり、水道光熱費の節減に努め効率的な運用を心掛けると共に、環境
に配慮し、省資源、省エネルギーに配意する。
(6)館内の火災防止、盗難防止等に積極的に協力するものとする。
(7)業務の遂行にあたり、指導監督を行う職員等を配置し、業務中における事故及び建物、
器物の損傷の防止に努めると共に、罹病中の者を就業させてはならない。
(8)業務中は一定の服装をし、名札を付けなければならないものとし、服務態度について
は、十分注意する。
(9)業務の遂行にあたり指定管理者は各業務に必要な事項を充分に会得した者を従事さ
せ、業務に支障のないようにしなければならない。
(10)業務日誌を毎日記入する。
5.法令等の遵守
福祉センターの管理運営にあたっては、次の各号に掲げる法令等を遵守しなければな
らない。
(1)地方自治法
(2)諏訪市総合福祉センター条例及び同施行規則
(3)諏訪市公の施設指定管理者の指定手続等に関する条例及び同施行規則
(4)その他管理運営に適用される法令
6.業務内容
(1)施設及び設備の維持管理に関すること
Ⅱ受付予約業務仕様書、Ⅲ設備運転・管理業務仕様書、Ⅳ設備点検・保守業務仕様
書、Ⅴ環境衛生管理業務仕様書、Ⅵ清掃管理業務仕様書に定める。
①施設及び設備並びに備品等が破損・消耗した場合は、修繕・補給等は原則として指
定管理者において負担すること。
②100 万円以上の大規模修繕等のうち、諏訪市が負担することが適当なものは、指定
管理者との協議に基づいて諏訪市が負担する。
③その他特別な事情がある場合においては、諏訪市と指定管理者との間で協議するこ
と。
(2)利用の許可等に関すること
諏訪市総合福祉センター条例第 10 条の利用の許可等にあたり、疑義の生じるものは
直ちに諏訪市と協議すること。
(3)使用料について
指定管理者は、健康増進施設、交流ひろば及び会議室の利用者から徴収した使用料を
諏訪市が指定する口座へ、指示する期間毎に入金すること。なお、月をまたがる場合
は、月締め区分をして入金すること。
(4)施設賠償責任保険及び昇降機賠償責任保険に加入すること。
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保障額は、対人1名につき金1億円以上、対物1事故につき3億円以上とする。
(5)利用者の安全の確保に関すること
利用者の安全対策、監視体制等について、各種マニュアルを作成し職員を指導し、万
一に備えて職員を訓練すること。
また、緊急対策、防犯・防災対策等の安全を確保するための各種マニュアルを作成し、
従業員を指導し、万一に備えて職員を訓練すること。
(6)個人情報保護に関すること
個人情報保護の大切さを職員に周知・徹底し、万一これが漏洩等した場合の対策
を講じること。
(7)業務報告に関すること
①毎月の利用状況を取りまとめ、翌月の10日までに報告すること。
②年度終了後、5月末日までに事業報告書を提出すること。
③その他、諏訪市が必要とする報告書を提出すること。
(8)その他管理運営に関し必要な業務
必要な許認可等の取得、監督官庁への届出業務、情報公開条例に基づく情報公開業
務等管理運営に関し必要な業務を実施すること。
7.管理体制
(1)業務責任者
①業務責任者を選任する。
②業務責任者は各設備の運転、監視及び日常的な点検保守業務について、精通した者
を配置する。
③業務責任者は、甲と常に連絡を取り合い、業務が円滑に遂行できる様、従業員の指
導監督を適切に行う。
(2)時間及び人員
①作業時間は8:00~22:30迄の範囲内とする。
②配置人員は常時2名以上とし、9:00から21:30迄は常に1名以上が受付予
約の対応を行う。
③人員の配置については男女を配置し、男湯、女湯の両方を管理できる体制を整える
こと。
8.検査について
諏訪市は必要に応じ、施設、物品、各種帳簿等並びに管理運営の実地について検査を
行う。指定管理者は、合理的な理由無く、これを拒否できないこととする。
9.備品・消耗品等の所有権
指定管理者に貸付ける備品等については、諏訪市の所有とし、その使用及び保管は十
分注意すること。
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10.緊急時等の対応
本施設は、災害発生時の避難所として使用する際、また、その他特別な事情で優先的
に使用する際には、指定管理者はこれに協力するものとする。
11.協議
この仕様書の定める事項について、疑義を生じた場合の解釈及び業務の履行にあたり
不明な事項については、諏訪市と協議し決定するものとする。なお、細部の作業事項に
ついては諏訪市の指示に従うものとする。
12.業務を実施するにあたっての注意事項
(1)公の施設であることを常に念頭において、公平な運営を行うこととし、特定の団
体等に有利あるいは不利になる運営をしないこと。
(2)開館日に実施できない業務は休館日等で実施する。
(3)指定管理者が施設の管理運営に係る各種規定等を作成する場合は、諏訪市と協議
を行うこと。
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Ⅱ.受付予約業務仕様書
1.概要
受付予約業務は、福祉センターとして大切な業務であり、業務内容を適切に把握、来
館者に応じた親切丁寧な対応を行い、市民サービスに努めなければならない。
2.範囲
健康増進施設、休憩室、交流ひろば及び会議室、他全館を対象とする。
3.業務内容
(1)来館者の受付、案内、説明、電話案内への対応
(2)会議室等の予約及び使用料金取り扱い及び管理
(3)会議室等の鍵の管理
(4)健康増進施設利用者の入浴料金の取り扱い及び管理
(5)入浴室の管理(温度調整、入浴の安全管理)
(6)休憩室の管理
(7)光熱水費の取り扱い管理(各使用者への按分事務)
(8)外構管理(駐車場、除雪、庭木植裁等)
(9)郵便、配達物などの受け取り、連絡引き渡し
(10)忘れ物、落とし物の取扱い及び引き渡し、報告
(11)その他受付、予約、案内に必要な業務
4.勤務内容
(1)勤務日は、月1回の休館日を除く毎日
(2)勤務時間は、9:00から21:30とする。
(3)9:00から21:30は常時1名以上が対応する。
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Ⅲ.設備運転・管理業務仕様書
1.概要
設備運転・管理業務の実施にあたっては、適用法令を遵守し、設備規模に適応した有
資格者を従事させ、常に設備状況を把握し、福祉センター機能が安全かつ正常に作動
するよう努めなければならない。
2.範囲
福祉センター内の各種設備の運転管理及び外構管理
3.業務内容
各設備及びその機器の運転状況を確認し、設備の異常の早期発見に努めると共に、異
常が発見された場合には、直ちに諏訪市に報告し、適切な処置を講じなければならな
い。
(1) 中央監視設備
①各計器の指示確認・記録
②自動記録計の機能確認
③信号灯・表示灯の点灯確認
④警報装置の作動確認
⑤外観点検(汚損、損傷、スイッチ位置等)
(2)空調設備
①吸収式冷温水発生機の運転及び巡視点検
②ファンコイルユニット、エアハンドリングユニットの巡視点検
③送排風機の巡視点検
④自動制御設備の外観点検
(3)電気設備
①受変電設備、配電設備、負荷設備の保安規定に基づく巡視点検
②各種電気工作物の運転、整備
③自家発電設備の外観点検
④照明設備の巡視点検及び不点球の交換
⑤電話、テレビ共聴設備の巡視確認
(4)給排水衛生設備
①受水槽及び給水ポンプの外観点検、運転状況の確認
②温水ボイラー及び給湯、循環ポンプの外観点検、運転状況の確認
③貯湯槽及び昇温循環ポンプの外観点検、運転状況の確認
④電気温水器の外観点検
⑤温水槽(一次、二次)及び源泉ポンプの外観点検、運転状況の確認
⑥密閉式膨張タンクの外観点検
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⑦浴槽温調ユニット及び濾過機の外観点検、運転状況の確認及びヘヤーキャッチの清
掃
⑧衛生器具の軽微修理
(5)消防設備
①自動火災報知設備の受信盤の外観点検、緊急時の処置
②非常放送設備の故障時の緊急処置
③防火戸設備の外観点検
④誘導灯設備の外観点検、不点球の交換
⑤屋内消火栓設備の外観点検
⑥自家発電設備の外観点検
⑦消火器設備の外観点検及び設置場所の確認
⑧避難器具の外観点検
(6)昇降機設備
①エレベーター故障発生時の応急処置
(7)自動ドア設備
①自動ドア故障発生時の応急処置
(8)燃油設備
①地下オイルタンクの外観点検
②オイルサービスタンク及びオイルポンプの外観点検
(9)その他
①建物の営繕、小破損修理(ドア、ブラインド等)
②浴槽水の水質管理(塩素剤の投入及び残留塩素測定を毎日実施)
③外構等の管理(降雪時の除雪含む)
4.勤務内容
(1) 勤務日は、月1回の休館日を除く毎日
(2) 勤務時間は8:30から22:00の範囲内とする。
5.その他
(1)常駐者は危険物乙種第四類の有資格者を従事させ、関係機関に選任届を行う。
(2)業務に必要な資機材は指定管理者の負担とする。
(3)業務に必要な薬剤類等の消耗品は指定管理者の負担とする。
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Ⅳ.設備点検・保守・検査業務仕様書
1.概要
福祉センターの各設備機器を適用法令及び任意による点検・整備・検査行うことによ
り、安全の確保、快適な環境の確保に努めなければならない。
2.範囲
福祉センター内の各種設備機器の点検、保守及び検査
3.業務内容
(1)自家用電気工作物点検業務
(電気事業法第74条第3項、第52条第1項、保安規定第5条第2項)
①回数
月1回実施(なお、絶縁監視装置を設置した場合は隔月実施)
②対象設備
(ア)受変電設備
(イ)幹線動力設備
③作業終了報告書の提出
(2)消防用設備点検業務
(消防法第17条第1項)
①総合点検(機器点検含む)(年1回実施)
②機器点検(年1回実施)
③対象設備
(ア) 自動火災報知設備
受信機P型1級20回線(1台)、差動式スポット型熱感知器(76個)、定温式
スポット型熱感知器(16個)、光電式煙感知器(28個)、発信機(6個)、表
示灯(6個)
、消火栓起動装置、電源、配線(総合点検)
(イ) 非常放送設備
増幅器240W20回線(1台)、自火報設備連動、作動試験(総合点検)、スピ
ーカー(74個)、音量調整装置(36個)、兼用電源、非常電源、配線(総合点
検)
(ウ) 防火戸設備
連動操作盤20回線(1面)、煙感知器(3個)、防火扉(3台)、シャッター(3
台)、音響装置(3個)、配線(総合点検)
(エ) 誘導灯設備
誘導灯信号設備(1基)
、誘導灯(25台)、配線(総合点検)
(オ) 屋内消火栓設備
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加圧送水装置(1台)、操作盤(1個)、消火栓(6個)、呼水装置(1個)、電源
装置、配線(総合点検)
、放水試験(総合点検)
(カ) 自家発電設備
原動機(1台)、交流発電機(1台)
、制御装置、始動装置、燃料・水タンク・配
管、負荷運転(総合点検)、配線(総合点検)
(キ) 消火器設備
※消火薬剤詰替は別途費用
ABC 粉末消火器(26本)
(ク) 避難器具設備
避難滑り台(1基)、救助袋(4台)
(ケ)消防機関へ通報する。自動火災報知設備(1基)
④作業終了後報告書の提出(消防機関への報告書提出含む)
(3)地下タンク気密試験
(消防法第17条第1項)
①回数
年1回実施
②対象設備
(ア) 地下オイルタンク1基(実容積 3,000 ㍑、コロッケ式タンク室型、灯油用)
(イ) オイルサービスタンク2基(100 ㍑)
③作業終了後報告書の提出
(4)エレベーター保守、点検、整備業務
(建築基準法の法定点検年1回含む)
①回数
月1回実施
②対象設備
エレベーター
1台
③作業対象装置
(ア) かご、
運転状態、外部への連絡装置、停電灯装置、内装・照明・ファン、操作盤・表示
ランプ、かごの戸・敷居、戸閉め安全装置
(イ) かご上
かご上環境状況、戸の開閉装置、ガイドシュー・ローラ、給油器(オイラー)か
ご上機器
(ウ) 乗場
戸の開閉状態、乗場の戸・敷居、ドアインターロックスイッチ、乗場ボタン・表
示ランプ
(エ) かご下
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かご下機器、非常止装置
(オ) 昇降路・ピット
環境状況、制御盤、電動機、ブレーキ、頂部プーリ、おもり吊り車主・調速機ロ
ープ、ガイドレール、つり合おもり、リミットスイッチ、移動ケーブル、調速機、
テンションプーリ、緩衝器
④作業終了後報告書の提出
(5)自動ドア保守、点検、整備業務
①回数
年2回実施
②対象設備
自動開閉装置
2台
③点検内容
(ア) 装置の異常有無の点検
(イ) 扉の開閉速度、クッションの調整
(ウ) 各スイッチの感度調整
(エ) 各部のビス、ボルトナット等の締め直し
(オ) 機器各部の清掃・注油
④作業終了後報告書の提出
(6)貯湯槽整備業務
①回数
年1回実施
②対象設備
貯湯槽
2台(給湯用立型、3,000 ㍑、SUS444)
③整備内容
(ア) タンク内点検・整備・清掃
(イ) 付属機器整備
(ウ) 逃し弁分解整備
(エ) 逃し弁吹出しテスト
(オ) マンホールパッキン取り替え
④作業終了後報告書の提出
(7)温泉槽清掃
①回数
年1回実施
②対象設備
(ア) 一次温泉槽1基(1 ㎥)
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(イ) 二次温泉槽1基(22.5 ㎥)
③清掃内容
(ア) 槽内の高圧洗浄機等による洗浄(二次温泉槽のみ熱交換器の洗浄含む)
(イ) 塩素剤による槽内消毒
(ウ) 槽内の損傷、劣化等の状況点検
④作業終了後報告書の提出
(8)雑排水槽清掃、点検
①回数
年1回実施
②対象設備
雑排水槽1基(浴室下
湧水槽(機械室
約 20 ㎥)
ポンプ点検)
③清掃内容
(ア) 槽内の高圧洗浄機等による洗浄(雑排水槽)
(イ) 槽内の損傷、劣化等の状況点検(雑排水槽)
(ウ) 水中ポンプ清掃点検(雑排水槽、湧水槽)
④作業終了後報告書の提出
(9)空調機点検、フィルター清掃
①回数
年2回実施
②対象設備
(ア)ファンコイルユニット(床置埋込型47台、天吊埋込型15台、天井カセッ
ト型16台)
(イ)エアハンドリングユニット(ターミナル型3台、コンパクト型2台)
③点検内容
(ア) ファンベルトの損傷・劣化点検及びグリスアップ(エアハン)
(イ) 異音及び振動の確認
(ウ) フィルターの清掃、点検
(エ) 外観点検
④作業終了後報告書の提出
(10)浴槽水レジオネラ属菌等水質検査
(公衆浴場における衛生等管理要領)
①回数
年2回実施
②対象採水箇所
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浴槽5箇所(一般浴槽2箇所、健康増進浴槽1箇所、ディサービス浴槽2箇所)
③検査項目(5項目)
(ア) レジオネラ属菌
(イ) 濁度
(ウ) 大腸菌群
(エ) 過マンガン酸カリウム消費量
(オ) アンモニア性窒素
④検査終了後報告書の提出
(11)濾過機点検、清掃
①回数
年2回実施
②対象設備
FRP製積層濾過装置1台(歩行浴槽用、処理能力
10.54 ㎥/h)
③点検内容
(ア) 本体内部、ろ材点検(ろ材の入替、補充は別途)
(イ) 循環ポンプ点検、絶縁抵抗電流測定
(ウ) 熱交換器内整備
(エ) ヘアキャッチャー整備
(オ) 各バルブ点検、運転調整
④作業終了後報告書の提出
(12)吸収式冷温水発生機点検
①回数
(ア) 暖冷切替点検調整(年1回実施
冷房切替時)
(イ) 冷暖切替点検調整(年1回実施
暖房切替時)
(ウ) チューブ洗浄
冷房切替時)
(年1回実施
②対象設備
吸収式冷温水発生機2台(冷却塔一体型
③点検内容
(ア) 冷房切替及び暖房切替点検調整
・遠隔監視レポートの説明
・総合外観点検
・電気機器絶縁抵抗測定
・冷房及び暖房切替操作
・燃焼装置作動点検(冷房切替)
・燃焼装置点検調整(暖房切替)
・抽気機能点検(冷房切替)
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80RT)
・抽気電磁弁、スピンドル弁0リング点検、調整(暖房切替)
・気密確認
・運転調整
・保護リレー回路及び温調計の点検、調整
・インヒビタ調整(調整量は分析結果による)(冷房切替)
・冷温水ポンプ、冷却水ポンプ、冷却塔点検
・冷却塔槽内及び槽内ストレーナ清掃
・冷水・冷却水(冷房切替)、温水(暖房切替)のPH測定及び管理方法の説明
・運転記録採取及び運転取扱い説明
(イ)チューブ洗浄
・凝縮器の簡易化学洗浄
・吸収器の簡易化学洗浄
・軟質スケール成分の除去(硬質スケールの除去は別途)
(ウ)消耗部品の交換、補充
・簡易洗浄薬品
・抽気装置部品(電磁弁、逆止弁、アスピレータ)
・燃焼装置部品(ノズルチップ、点火棒、フレームアイ)
・補充冷媒
・サンプリング補充溶液
・インヒビタ
・冷却塔用ファンベルト
・遠隔監視装置バッテリー
④作業終了後報告書の提出
(13)温水ヒーター(ボイラー)点検、整備
①缶体整備(年1回実施)
②バーナー整備(年1回実施)
③温水ヒーター用防食剤投入(年2回実施)
④対象設備
温水ヒーター(ボイラー)2台(無圧開放式
⑤点検内容
(ア) 缶体整備(2缶
出力 300,000kcal/h)
・燃焼室内清掃整備
・煙管内整備
・各機器整備
・循環一次ポンプ点検
・水側点検
・缶水入替
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蓄熱貯湯型)
・防食剤投入
(イ) バーナー整備(2台)
・各機器点検整備
・燃焼調整
・スモーク測定
(ウ) 防食剤投入(2台)
・1台につき3kg投入
・年2回実施(6ヶ月毎)投入
⑥作業終了後報告書の提出
(14)自動制御設備点検、保守
①回数
(ア) 中央管制装置(年2回実施)
(イ) 熱源・ローカル一般機器(年1回実施)
②対象設備
(ア) 中央管制装置(セントラルシステム本体1台、セントラルシステム周辺機器3台)
(イ) 熱源・ローカル一般機器(7セット)
③点検内容(機器及び部品の交換は別途)
(ア) 中央管制装置(セントラルシステム本体)
・メイン・コンソールユニット点検
・システム機能点検
・カード型、ライン増設ユニット点検
・液晶ディスプレー/タッチパネル点検
(イ) 中央管制装置(セントラルシステム周辺機器)
・メインマシンユニット点検(1台)
・無停電電源装置点検(1台)
・プリンター点検(1台)
(ウ) 熱源・ローカル一般機器
・熱源廻り制御点検(1セット)
・浴槽制御点検(1セット)
・空調制御点検(浴室系統3セット)
・空調制御点検(地域交流スペース系統1セット)
・ボイラー廻り制御点検(1セット)
・オイルタンク廻り制御点検(1セット)
・温泉熱利用制御点検(1セット)
・水槽監視制御点検(受水槽1セット、地下ピット2セット)
④作業終了後報告書の提出
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(15)ポンプ類点検
①回数
年1回実施
②対象設備
(ア) 加圧給水ポンプ1台(ステンレス製、末端一定制御)
(イ) 源泉ポンプ3台(渦巻ポンプ、浴槽湯張用1台、浴槽補給用1台、源泉撹拌用1
台)
③点検内容
(ア) 異音及び振動の確認
(イ) メカニカルシール点検(交換は別途)
④作業終了後報告書の提出
(16)送風機点検
①回数
年1回実施
②対象設備
エアハンドリングユニット5台(ターミナル型 3台、コンパクト型2台)
③点検内容
(ア) ベアリング、モーター点検
(イ) グリスアップ
④作業終了後報告書の提出
(17)ヘッダー点検、整備
①回数
年1回実施
②対象設備
(ア) サプライヘッダー1台(架台上型 冷温水用)
(イ) リターンヘッダー1台(架台上型 冷温水用)
③点検内容
(ア) ヘッダー付属機器整備
(イ) 逃がし弁分解整備
(ウ) 逃がし弁吹出しテスト
(エ) マンホールパッキン取り替え
④作業終了後報告書の提出
(18)防火対象物定期点検報告
(消防法)
① 防火対象物点検資格者による消防法令に定められた項目の点検
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② 点検結果を消防機関へ報告する。
(19)男女浴槽濾過循環配管内洗浄作業
(浴槽 6.6 ㎥1槽 、6.4 ㎥1槽)
① 歩行浴場洗浄
② 循環配管内化学洗浄
③ 熱交換器内洗浄作業
④ 洗浄液中和作業
⑤ 水洗い作業
⑥ 浴槽内清掃
⑦ 運転テスト
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Ⅴ.環境衛生管理業務
1.概要
「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」(昭和45年4月14日、法律第2
0号)及び同法律施行規則に定める基準に従い、福祉センターの安全かつ衛生的で快
適な環境の維持を図ることに努める。
2.範囲
福祉センター建物全域を法律に定める基準により行う。
3.業務内容
(1)建築物環境衛生管理技術者の選任
(法律第6条、施行規則第5条)
①保健所への選任届
②特定建築物の届出書の作成及び保健所への提出
③環境衛生管理計画の立案作成
④管理基準に関する測定、検査の評価及び提案
⑤保健所のビル管理に関する調査、立入検査における立会い
(2)空気環境測定
(法律第4条、施行令第2条第1号、施行規則第3条)
①回数
(ア) 2ヶ月以内ごとに1回定期に実施
(イ) 1ポイントに付、1日2回測定
②測定箇所
(ア)1F:
食堂休憩室、デイサービスセンター
(2ポイント)
2F:
社会福祉協議会事務室、廊下
(2ポイント)
3F:
ホール、地域交流スペース
(2ポイント)
外気:
ポーチ
(1ポイント)
計
7ポイント
(イ) 測定位置は居室中央部の床上75㎝以上120㎝以下とする。
③測定項目
(ア) 浮遊粉塵の量(外気は除く)
(イ) 一酸化炭素の含有率(外気は除く)
(ウ) 二酸化炭素の含有率(外気は除く)
(エ) 温度
(オ) 相対湿度
(カ) 気流(外気は除く)
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④測定終了後報告書の提出
(3)ねずみ等防除
(法律第4条、施行令第2条第3号、施行規則第4条の3)
※ねずみ等とはネズミ及びゴキブリ、蚊、ハエ、ダニなど建築物に発生する害虫をい
う。
①回数
(ア) 6ヶ月以内ごとに1回、定期に、統一的に調査を実施(全館)
(イ) 特にねずみ等が発生しやすい箇所は、2ヶ月以内ごとに1回調査を実施(湯沸室、
食堂、ゴミ置場、脱衣室等)
②業務内容
(ア) 建物全体について発生場所、生息場所、侵入経路及び被害状況の調査を行う。
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ヶ月に1回)
(イ) 調査の結果に基づいて、建物全体の発生を防止する措置を講ずる。
(ウ) ねずみ等が発生しやすい箇所について生息状況を調査する。(2ヶ月に1回)
(エ) 調査の結果に基づいて発生を防止する措置を講ずる。
(オ) 生息のある区域へは駆除作業を実施する。
(カ) 発生の恐れのある区域には予防対策を実施する。
(キ) 防除の為、殺そ剤又は殺虫剤を使用する場合は、薬事法による承認を受けた医薬
品又は医薬部外品を用いる。
(ク) 殺そ剤又は殺虫剤を用いる場合は、使用及び管理を適切に行い、福祉センター利
用者及び職員並びに作業者の安全、事故防止に努める。
③調査後に点検調査票を提出、防除作業後に報告書を提出する。
(4)飲料水槽清掃
(法律第4条、施行令第2条第2号、施行規則第4条の1)
①回数
年1回実施
②対象設備
受水槽1基(FRP製サンドイッチパネル組立式、容量 9 ㎥)
③作業内容
(ア) 水槽内の洗浄を行う。
(イ) 水槽内の清掃終了後塩素剤を用いて、2回以上消毒を行う。
(ウ) 消毒終了後、消毒に用いた塩素剤を排除する。
(エ) 水張り終了後5項目の水質検査を行う。
・残留塩素濃度
・色度
・濁度
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・臭気
・味
(オ) ポンプ等付属設備の点検
(カ) 防虫網等、槽内への異物侵入防止の点検・措置
(キ) 水槽外部・周辺の清掃
④作業終了後報告書の提出
(5)飲料水水質検査
(法律第4条、施行令第2条第2号、施行規則第4条の1)
①15項目検査(年1回実施)
(ア) 検査項目
一般細菌、大腸菌群、鉛、硝酸性及び亜硝酸性窒素、亜鉛、鉄、銅、塩素イオン、
蒸発残留物、有機物等、PH値、味、臭気、色度、濁度
②10項目検査(年1回実施、15項目検査6ヶ月後)
(ア) 検査項目
一般細菌、大腸菌群、鉛、硝酸性及び亜硝酸性窒素、塩素イオン、有機物等、P
H値、味、臭気、色度、濁度
③5項目検査(年1回実施、6月から9月の間)
(ア) 検査項目
クロロホルム、ジブロモクロロメタン、ブロモジクロロメタン、プロモホルム、
総トハロメタン
④残留塩素測定(週1回実施)
(ア) 受水槽末端水道口(3F)を採水検査
(イ) 測定はDPD法等とする。
⑤検査結果の報告書を提出する。
(残留塩素測定については都度書類記入し現場保管と
する)
(6)簡易専用水道検査
(水道法第34条の2、第2項、施行規則第24条)
①検査書類の記入(建築物環境衛生管理技術者)
②薬剤師会への提出
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Ⅵ.清掃管理業務仕様書
1.概要
清掃管理業務にあたっては、関係各所の各材質の特性を充分検討、把握のうえ、最適
の資機材を使用し、福祉センターの環境衛生、美観の保持及び建物の保全に努める。
2.範囲
福祉センター全体を日常清掃、定期清掃に区分し、作業内容及び清掃基準表に基づい
て実施する。
3.日常清掃
(1) 時間
8:00~22:30の間で実施
(2) 実施日
月1回の休館日を除く毎日
(3) 作業内容
①風除室、ロビー、職員通用口(磁器タイル床)
(ア)床面は自在箒、真空掃除機等を使用して丁寧に除塵後、清水拭きを行う。
(イ) 金属部分はタオル、ダストクロス等で埃を取る。状況に応じて専用洗剤を用い、
汚れを除去し、洗剤分を十分に拭き取った後、乾いた布で磨く。
(ウ) 扉、ガラスはタオルで水拭き又は乾拭きする。状況に応じて専用洗剤を用い汚
れを除去後乾拭きする。
(エ)玄関ポーチに設置された灰皿の吸殻処理を随時行う。
②廊下、ロビー・食堂・休憩室(カーペット床)
(ア) 床面は真空掃除機等を使用して丁寧に除塵を行い、シミ等の状況によっては専用
洗剤を用いて除去をする。
(イ) 什器備品はタオル、ダストクロス等で埃を取り、状況に応じて専用洗剤を用い汚
れを除去後、乾拭きをする。
③階段(カーペット床)
(ア) 床面は真空掃除機等を使用して丁寧に除塵を行う。シミ等の汚れ状況によっては
専用洗剤を用いて除去をする。
(イ) ノンスリップ、ささら幅木は汚れの状況に応じ専用洗剤を用いて除去をする。
(ウ) 手摺りはタオル、ダストクロス等で埃を取る。
④各階事務室、会議室、相談室、等(カーペット床)
(ア) 床面は真空掃除機等を使用して丁寧に除塵を行う。シミ等の汚れ状況によっては
専用洗剤を用いて除去する。
(イ) 会議室、相談室の什器備品は状況に応じて埃を取る。
⑤休憩室、託児室・乳用児室、図書室(畳床)
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(ア) 床面は真空掃除機等を使用して丁寧に除塵を行う。
⑥遊戯室、集会室、児童クラブ等(フローリング床)
(ア) 床面はフロアダスター等を使用して丁寧に除塵後、清水拭きを行う。
⑦男女トイレ、多目的トイレ、児童トイレ(塩ビシート)
(ア) 床面はフロアダスター等で除塵後、清水拭きを行う。
(イ) 衛生陶器は専用洗剤を使用して洗浄後拭きあげ、金属部分の乾拭きを行う。
(小便器リム部分、トラップ及びトラップ下は特に水垢、尿石が付着するので十
分注意する)
(ウ) 洗面台は専用洗剤を使用して、洗浄後拭きあげ、金属部分の乾拭きを行う。
(エ) 鏡は乾拭きして仕上げる。
(オ) ごみ箱は内容物を収集後、容器を拭きあげる。
(カ) 汚物容器は内容物を処理後、容器を拭きあげる。
(キ) 壁・扉は汚れ状況に応じ、水又は専用洗剤を使用して拭きあげる。(手の届
く範囲とする)
(ク) 衛生消耗品はトイレットペーパー、水石鹸等を補充する。
(ケ) トイレの資機材は他と区別して、専用のものを使用する。
⑧脱衣室(籐マット)
(ア) 床面は真空掃除機等を使用して除塵を行う。
(イ) 棚等の拭きあげ及びゴミ処理
(ウ) 洗面台は専用洗剤を使用して洗浄後拭きあげ、金属部分の乾拭きを行う。
(エ) 鏡は乾拭きして仕上げる。
⑨浴室
(ア) 浴槽及び床面は専用洗剤を使用して、ブラシ等で洗浄する。
(イ) 鏡周り、洗い桶、腰掛けの洗浄、整頓
(ウ) 側溝の洗浄、排水口目皿の清掃
(エ) サウナ室の清掃
⑩エレベーター
(ア) ドアの溝及び床面は必要に応じて除塵を行う。
(イ) ドア、壁面、金属部分、ボタン周りは必要に応じ乾拭きをする。
⑪清掃に必要な資機材は指定管理者の負担とする。
⑫トイレットペーパー、水石鹸及び浴室関係の消耗品は指定管理者の負担とする。
⑬レンタルマット
(ア) 設置場所
・1F正面玄関(2 枚)、1F職員通用口、1F裏側出入り口、2F避難口の計5枚
(イ) サイズ
・120 ㎝×180 ㎝
(ウ) 交換サイクル
・月1回交換
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4.定期清掃
(1)床面洗浄仕上げ
① 回数
年4回実施
② 面積
76.6 ㎡
③ 対象箇所
(ア)硬質床材(磁器タイル、浴室は別途)
(イ)詳細は清掃基準表及び図面参照
④ 作業内容
(ア)床面を除塵後、適正希釈した専用洗剤を均一に塗布し、洗浄用パッド又はブラシ
による機械洗浄を行う。
(イ)洗浄後、汚水をウェットバキューム機又はスクイジーで除去し、モップ等により
2回以上清水拭きを行い、汚水や洗剤分を完全に除去した後、乾燥させ仕上げる。
(2)床面洗浄ワックス仕上げ
① 回数
年4回実施
② 面積
763.8 ㎡
② 対象箇所
(ア)弾性床材(塩ビシート、フローリング)
(イ)詳細は清掃基準表及び図面参照
③ 作業内容
(ア)床面を除塵後、適正に希釈した専用洗剤を均一に塗布し、洗浄用パッドによる機
械洗浄を行い皮膜表面の汚れを除去する。
(イ) 洗浄後、汚水をウェットバキューム機又はスクイジーで除去し、モップ等により
2回以上清水拭きを行い、汚水や洗剤分を完全に除去する。
(ウ)十分乾燥させた後、樹脂ワックスをクロス塗りで均一に塗布し、仕上げる。
(ワックスは2層塗りとする)
(3)カーペットクリーニング
①回数
年1回実施
② 面積
1,915.4 ㎡
③ 対象箇所
(ア)タイルカーペット床
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(イ)詳細は清掃基準表及び図面参照
④ 作業内容
(ア) 汚れの目立つ箇所は事前にシミ抜き作業を行う。
(イ) 床面を除塵後、専用洗剤を用いて、機械洗浄を行う。
(ウ) リンスを行いながら汚水を回収し、十分乾燥させ仕上げる。
(4)ガラスクリーニング
①回数
年2回実施
②面積
520.4 ㎡
③対象箇所
(ア) 建物外周ガラスの内・外面
(イ) 詳細は図面参照
④作業内容
(ア) ガラス面に適正に希釈した専用洗剤を塗布し、汚れを除去後、ガラススクイジー
で汚水を切る。
(イ) ガラス面の隅の汚れをタオル等で拭き取り、ガラス回りのサッシをタオル等で清
拭きする。(サッシの溝やサッシ全体の清拭きは含まない)
(ウ) 足場使用の高所作業箇所もある為、安全確保には十分留意する。
(5)サッシクリーニング
①回数
年1回実施(ガラスクリーニングと同時作業)
②面積
520.4 ㎡(ガラス面積に準ずる)
③対象箇所
(ア) 建物外周ガラス回りのサッシ部分
(イ) 詳細は図面参照
④作業内容
(ア) ガラス回りのサッシ、溝及び風除室ガラス回りのステンレス部分の汚れを専用洗
剤を使用して、タオル等で除去後清拭きする。
(イ)足場使用の高所作業箇所もある為、安全確保には十分留意する。
(6)浴室特別清掃
①回数
月1回実施
②対象箇所
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健康増進浴室(1)(2)(3)、サウナ、デイサービス浴室、脱衣室
③作業内容
(ア) 日常清掃の補助作業として行い、日常手の行き届かない細部を実施する。
(イ) 浴槽内の洗浄
(ウ) 洗い場床面の洗浄及び側溝周りの清掃
(エ) 壁面及びカビ取り清掃
(オ) サウナ室内及び床洗浄
(カ) 脱衣室特別清掃
(キ) 鏡周り、洗い桶、腰掛け等の洗浄
(7)その他
清掃に使用する資機材は指定管理者の負担とする。
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