導入事例 700名超の参加でビジョンを描く 未来型の労働組合 オリエントコーポレーション 労働組合 中央執行委員長 清田 俊郎 様 インタビュービデオ公開中 http://www.Shikaku-Kaigi.jp 「賃上げ闘争」の時代は去った。 職場環境の改善といった共通の目的のために働く人々が自発的に団結して活動する団体を労働 組合と呼びます(「ユニオン」や、略称である 「労組(ろうそ) と呼ばれることもあります」)。高度経済 成長の時代には賃上げ闘争などで日本の経済成長に大きく貢献した労働組合も、社会保障制度が 充実し、企業における人事部門の機能が変化した現在では、社会の中でかつてのような存在意義を 見いだせずにいました。 また、定例会議や大会など開催しても積極的な意見交換ができない状況に なっていました。そんな中、2011年に結成30周年を迎えるオリエントコーポレーション労働組合は、 この節目の年に組合のあるべき姿を再定義するべく、視覚会議®ファシリテーター養成講座の導入を 決定しました。 視覚会議 ®の大きな特徴は「衆知を集めた全員参加 全体スケジュール 型の会議」 が実現できることです。 今回のプロジェクト 8月 7/28 新方針発表 策定 ファシリテーション実施 視覚会議 9月 9/3 行動方針 ビジョン・ バリュー策定 まとめ まず、6月に30名の組合役員にファシリテーター養成 Lプロ ようなスケジュール・体制です。 7/22-23 あるべき姿 した。 この目的を達成すべく立案されたのが、 右の図の 組合員 バリュー、 および第30期活動方針の策定を目的にしま 7月 6/17-18 論点整理 反映して、 2011年以降の組合のミッション・ビジョン・ 6月 スキル研修 ではこの特徴を活かし、 700名を超える組合員の意見を 執行委員 中央委員 Case Study ファシリテーターをハブに広がる 「視覚会議®」 報告書提出 組合のあるべき姿 各支部2回以上 ● ● 研修 実施 多くの組合員の意見を 反映した方針決定 視覚会議ファシリテーターを 20名育成 研修 実施 ファシリテーター派遣 講座を実施します。次に、講座を受講した組合役員 (=ファシリテーター) が各支部に派遣されて各地で2回以上の視覚会議®を実施し、700名超の組合 員から意見を吸い上げます。最後に、各地での視覚会議®を終えた組合役員を再び集め、各支部からの アウトプットに基づいて組合のあるべき姿と解決策立案を実施しました。 裏面へ続く→ 視覚会議 ®とは 視覚会議®とは、参加者全員で自由かつ創造的に、短い時間で高い 実現可能性を持つ解決策を創り上げる 「未来志向」の会議手法である。 < 未来志向で解決策を発見する3つのフェーズ > フェーズⅠ フェーズ Ⅱ フェーズ Ⅲ あるべき姿 合意形成 会議 アイデア・解決策 発見会議 解決策 ブラッシュアップ会議 約50分 約60分 約90分 未来志向で解決策を発見・創造すると、従来のように原因(=過去の姿) を追求して対応策を考えることから脱却し、 の共有を起点に、 あるべき姿(=未来の姿) 実現可能性が高い解決策を創り上げることができる。 運営面での特徴は、 ファシリテーターが参加者全員の発言を見える化し、意見を全体俯瞰しながら、 短時間で発散・収束させる点にある。見える化・全体俯瞰がカギであることが、 という名前の由来となっている。 「視覚会議 ®」 700人の声から見えてきた 「あるべき姿」 Vision プロジェクトの最終アウトプットとして得られたオリエントコーポ ビジョン わたしたちは、常に変革への気持ちを 持ち働く仲間全員が対等な立場でコミュ ニケーションを取り、笑顔でいることを サポートする開かれた労働組合です。 Value バリュー Face to Face のコミュニケーションを 大切にし、より働きやすい職場環境を創造 します。 活動内容の情報開示に努めます。 正々堂々笑顔で活動します。 一部抜粋 レーション労働組合の新しい運動方針が9月上旬に開催された 第30回組合大会で発表されました。 今回のプロジェクトでは、 養成講座から誕生した新たなファシリ テーター24名が、その後の約1ヶ月でのべ700名の組合員の 声を集め、衆知に基づいてあるべき姿と解決方法を立案する ことに成功しました。 オリエントコーポレーション労働組合中央 執行委員長である清田氏によると、養成したファシリテーター には労働組合という枠の中だけではなく、社内における問題 解決のプロとして、北海道から沖縄までの各地で大いに活躍 してもらう予定だそうです。 また、 横の繋がりのある他の労働組合からの興味も強いそうで、 近い将来は さらに、毎年10名ずつ入れ替わる 視覚会議®ファシリテーター派遣といった活動の可能性もあるとか。 組合役員にもファシリテーター講座を実施することが決定しています。 複雑な組織に有効な 「巻き込み力」 Case Study 「まだ導入して日が浅いので、 目に見える成果は理念や活動 方針に伴うものだけですが多くの人を巻き込むことができ、 みんなの意見で合意ができる視覚会議®は、私たちにとって 大きな武器になると感じています。」 という清田氏の言葉に 集約されている通り、 ラーニングプロセスでの研修を終えた 視覚会議®ファシリテーターには他者を巻き込んで合意形成 する能力が付きます。 よって、 規模の大きな組織においても、 全員の衆知を集めた意思決定が可能となります。 また、企業のような絶対的な指揮命令系統が存在しない、労働組合や社会貢献活動団体、あるいは さまざまな背景を持つステークホルダーが参加する街づくりワークショップなどでビジョンやミッション・ 活動方針を策定する際にも視覚会議 ®は有効です。ぜひ、視覚会議 ®ファシリテーター養成講座の 導入をご検討ください。 ※視覚会議®は株式会社ラーニングプロセスの登録商標です。 お問い合わせ 株式会社ラーニングプロセス 〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-21 ちよだプラットフォームスクウェア1137 TEL. 03-5259-8262 FAX. 03-5259-8263 mail : [email protected] http://www.Shikaku-Kaigi.jp
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