女性が輝く“いい会社づくり” 公開意見交換会 開催結果(概要) 女性社員の能力を経営に活かしたいと考えている企業の経営者や社員を対象に、ネッツト ヨタ南国株式会社(高知市)、株式会社ファースト・コラボレーション(高知市)の女性社員によ る「女子力が発揮できる組織づくり」をテーマにした意見交換会を開催。 *日時・場所: 平成26年11月25日(火) 13:00~15:00 ネッツトヨタ南国株式会社 (高知県高知市) *参加者: 57名(女性42名、男性15名/企業等28社) (自社の好きなところ・理想の働き方について) チームワークの良さや自分たちが組織をつくっていける風土がある。また、それを受け入れてくれる先輩、仲間や経 営陣がいる。だからこそ、この会社でいつまでも働き続けたいと思える。 阿吽の呼吸が取れるように、私語もOK。そうしたコミュニケーションが信頼関係や人間関係をつくっている。 家族、子供ができ、ライフスタイルが変わっても、会社から、仲間から必要と思われたい。後輩からは、いつでも頼られ る先輩でいたい。 全社員でお互いにこういう会社にしたい、こういう人間になりたいということが共有できている。 困った時に助けてもらえるように、普段から回りのスタッフへの配慮や感謝の気持ちを持つことが大事。 (これからの課題について) 後輩のために制度は必要と感じているが、制度が権利主張に繋がる懸念はある。制度がなかったからこそ、社員同 士がお互いに考え、支え合う風土ができている。 職場復帰するときに戻る場所があるか不安。中小企業なので、簡単には事業規模や社員数を増やせない。戻るた めのステージや場所を自分たちで今後どうつくっていけるか課題。 女性の声を聞く場所、女性同士の交流の場をどうやってつくっていくか。支え合う風土をいかに継続していくか。 (まとめ) 企業風土として、いかに尊敬し合える人間関係をつくっていけるかが、“いい会社づくり”への一つのポイント。制度が 整っていなくても、女性が働きやすい職場づくりに繫がる。 生産性(効率)とは直接関係のない、私語や飲み会などのコミュニケーションの場づくりとともに、部署や男女関係な く、お互いが感謝し合える関係を普段から積み重ねていくことが大事。 【参加者の声】 参加するまでは、女性が働きやすくなるための制度があればいいと考えていたが、制度がなくても一緒に働く社員 の協力があれば成り立つんだと感じた。家事と育児を両立している方からの意見はすごくリアルで参考になった。 女性が活き活き働ける為には制度の確立以上に一人ひとりを尊重できる風土文化をつくり上げる事が何よりも大 切であることを学ぶことができた。
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