先輩職員からのメッセージ

人事院
National Personnel Authority
一般職
先輩職員からのメッセージ
中立、公正、信頼 人を育てる人事行政
人事院
人事院を志望した理由は何ですか。
国家公務員の採用から退職まで、様々な場面で人に関わること
のできる幅広い業務に興味を持ったからです。そしてその業務が、
国民の生活をより良くしようと働く国家公務員を支えることにな
り、「縁の下の力持ち」としての役割に魅力を感じました。
現在どのような仕事をしていますか。
木村 真衣
(きむら まい)
国家公務員の分限制度を担当しています。免職・降任、
休職といっ
た分限制度の適正な運用のため、各府省の担当者や地方自治体か
らの制度照会への対応のほか、分限制度に係る調査の実施を行っ
ています。制度の取扱いについて照会があった案件については、
回答案を作成し、判断の難しい案件については、過去の照会例を
調べたり、上司に相談したりして、間違いのないように対応して
います。
この他、国際機関派遣制度を担当し、上記と同様に制度照会へ
の対応や調査を行っています。
人材局企画課
平成25年 4月 採用一般職(大卒・行政)
総務課
27年 4月 現職
公務員制度の改革にチャレンジしよう
求められていることを言われる前に気付き、対応できるように
なりたいと思っています。採用当時の上司から、
「アンテナを張っ
て仕事をする」ということを常々教えていただきました。まだ目
の前のことに集中してしまうことが多いので、アンテナをよく張
り巡らせて仕事をし、先回りして仕事ができるようになることが
目標です。
好岡 厚徳
国家公務員制度の目的は、公務が能率的かつ民主的に運営されるため、高い意欲と能力を有する
人材を確保し育成すること、能力と実績に応じて職員を適正に処遇すること、国民全体の奉仕者に
ます。これらは、時代が変わっても変わることはないでしょう。
しかし、社会経済情勢が刻々と変化していく中で、公務員制度も時代の要請に応じたものとなる
1日の仕事の流れ
9:30
10:00
して取り組まなければならない喫緊の課題です。
12:00
13:00
打ち合わせ
人材局の若手職員で採用情報 NAVI 等の検討
を行っており、集まって意見交換をします。
このような改革を、適切に、速やかに実施していくためには、高い志と柔軟な発想を持つ若い皆
さんの力が必要です。私達と共に、公務員制度の改革にチャレンジしようではありませんか。多く
の皆さんに人事院を訪問していただき、私達と志をひとつにして公務員制度の改革に取り組んでい
16:00
集計作業
各府省に依頼していた調査の回答が来たの
で、集計作業を行います。疑問点は担当者
に問い合わせます。
ただけることを願っています。
19:00
人事院志望者へのメッセージをお願いします。
これから長い時間を過ごす職場を決める非常に大切な時だと思
います。自分自身のやりたい事や興味があることについて考え、
自己分析してみてください。そして積極的に説明会に足を運ぶこ
とをお勧めします。パンフレットで見るより、実際に働いている
方の話を聞くことは今後自分がその職場で働くイメージにもつな
がります。是非、人事院にも足を運んでいただき、魅力を感じて
いただければ嬉しいです。
昼食
自席で食べることが多いですが、気分転換
も兼ねて週に1度は外に出るようにしてい
ます。
なノウハウをもとに、公務員制度がよりよいものとなるよう、そして公務員が使命感と誇りを持っ
て元気に勤務できるよう、時代の要請にあわせた公務員制度の改革を行っています。
照会対応
各府省や地方自治体等、様々なところから
照会の電話がきます。回答案を考え、班長
に確認を求めます。
務における高齢期雇用のあり方、能力・実績をより的確に反映した人事管理などが公務員制度に関
人事院は、これまでに蓄積してきた公務員制度に関する高い専門性と人事管理に関して有する様々
出勤
メールをチェックし、本日行うべき業務の
優先順位を確認します。
よう柔軟に変革を続けていくことが求められています。
例えば、女性の更なる活躍、仕事と家庭の両立支援を含めた新しい働き方、少子高齢化時代の公
各府省から制度照会を受ける事が多いので、回答に際しては誤
解が生じないよう丁寧な説明を心がけています。また、国家公務
員の制度は、地方自治体や他の団体からも参考にされており、非
常に影響が大きいことから、正しい知識を身につけ、よく確認し、
誤った回答をしないよう注意しています。
仕事における今後の目標を教えてください。
人事院事務総局人事課能率厚生管理室長
ふさわしい厳格な規律を課す一方で職務の公正性を確保するよう適切な身分保障を行うことにあり
仕事をする上で心がけていることは何ですか。
休日の過ごし方
地方事務局で働く同期が東京に遊
びに来てくれたので、大江戸温泉
でゆっくり疲れを癒やした後、美
味しいご飯を食べました。地方に
いる同期が多く、なかなか全員で
集まることができませんが、活躍
している話を聞くと嬉しくなり、
私も頑張ろうと思えます。
退庁
急ぎの案件がない時は出来るだけ早めに帰
るようにしています。
1
2
人事院の魅力は何ですか。
人事院を志望した理由は何ですか。
2つ紹介します。1つ目は人事院は人事制度を通じて、国家公務
員を支える仕事をしています。一人一人の国家公務員の仕事を後押
しして、公務全体の組織力を高める仕事が魅力です。
2つ目は、人事院はとにかく風通しがよく、問題解決に前向きな
環境が整っていることです。
「問題のない職場は大きな問題を抱え
ている」と、研修講師の方から聞いた一言ですが、どんな職場や仕
事にも大小の問題があります。問題を発見して、改善案を考えて、
上司や周りへの相談を気軽にできる前向きな環境が魅力です。
「人が主役」…数あるパンフレットの中で、ふと、このフレーズ
が目に留まりました。早速、パラパラとめくってみたところ「こ
こだ!」と思いました。当時、私は、「人にフォーカスした仕事」
をテーマに就職活動をしていたからです。それから直ぐに説明会、
そして官庁訪問に向かったことを覚えています。
現在どのような仕事をしていますか。
大平 弘太郎
※右が筆者
(おおひら ひろたろう)
給与局給与第二課
平成23年 4月 採用Ⅱ種(行政)
関東事務局第二課
25年 4月 会計課
27年 2月 育児休業
3月 職務復帰
4月 現職
1日の仕事の流れ
9:30
出勤
席についたら即仕事が始められるように心
がけています。
10:00
担当府省に対するヒアリングの実施①
級別定数の改定に係る担当府省の要求内容
や人事運用の実態を把握するためヒアリン
グを実施します。
12:00
昼休み
愛妻弁当をササッと食べたら日比谷公園に
懸垂を行いにいきます。健康管理は仕事の
基本です。
13:00
改定案の作成
ヒアリングの内容を踏まえて級別定数の改
定案の作成を開始します。
15:00
昇格協議対応
担当府省からの昇格に関する協議が来まし
た。担当府省の人事担当者から協議理由な
どをよく聞き取り、正確かつ迅速な審査が
できるように努めています。
16:00
担当府省に対するヒアリング②
午前中とは別の府省のヒアリングを実施し
ます。担当府省からの熱い想いを冷静に受
け止めます。
17:30
すこし休憩
夜用のお弁当(おにぎり)を食べて体力を
回復させます。
19:15
係長に現状報告
係長に業務の進捗状況を報告します。併せ
て改定案の説明をするアポを取っておきま
す。この日は21時からになりました。
19:30
改定案作成の続き
途中、アドバイスをもらいに他の係の先輩
のところに行きます。班にはそれぞれ別の
府省を担当する係員が4人おり、係員同士
で助け合っています。いつもありがとうご
ざいます。
21:00
係長に改定案の説明
係長から厳しい指摘を受けます。担当府省
職員の勤務条件に係る重要案件ですから、
1回や2回で自分の案が通ることはまずあ
りません。
22:30
上司や先輩の言葉で印象に残っているものは何ですか。
「正しい理解と自由な議論」です。研修で当時の人事課長からい
ただいた言葉です。大好きな言葉なので、いつも手帳の最初のペー
ジに書いています。正確な理解がベースにあってはじめて創造的
に考えることができ、質の高い成果を産み出すことができるとい
う意味だと自分なりに解釈して使っています。
育児と仕事を両立させるための秘訣は何ですか。
イザというときのバックアップ体制を敷いておくことです。子
どもの突発的な出来事(風邪など)で急に休むことになっても仕
事に穴を開けないように、普段から仕事の経緯をきちんと残して
おいたり、周囲との情報共有を密にしておくようにしています。
現在どのような仕事をしていますか。
福井 宏介
(ふくい こうすけ)
北海道事務局総務課研修係長
平成18年 1月 採用Ⅱ種(行政)
北海道事務局総務課
19年 4月 北海道事務局第二課
21年12月 給与局給与第三課
24年 1月 外務省総合外交政策局国連企画調整課
(国際機関人事センター)
26年 4月 総務課秘書
27年 4月 現職
1日の仕事の流れ
8:30
9:00
休日の過ごし方
すっかり子煩悩パパです。世界
で2番目に好きな娘(1番はも
ちろんママ)と過ごす時間は最
高に幸せです。ディズニーラン
ドのガイドブックとバナナが大
好きです。
10:30
12:00
13:00
研修の準備
来週の研修の資料を急ピッチで印刷します。
印刷機の横で、来月実施する研修で私も講
義1コマを担当するので、その流れを考え
ます。
15:00
北海道管内の国家公務員に対して、様々な研修を実施していま
す。その研修の企画から、実施後の結果分析まで行い、来年度の
研修に生かせるように改善をします。
皆さんが国家公務員として働く際には、初めに新採用職員研修
を受けます。そのカリキュラム作成、講師への依頼や事前の説明、
資料の準備、研修当日の運営をしています。カリキュラムによっ
ては講師として講義することもあります。
やりがいを感じるのはどんなときですか。
研修を実施する上で、人事院として実施すべきこと、各省庁に
実施して欲しいこと、研修参加者の要望それぞれの調整を図りな
がら、研修を形作っていくことが大変です。試行錯誤や改善の結果、
研修参加者から、
「大変有意義だった」と言ってもらえたときに大
きなやりがいや達成感を感じます。
仕事を通じて成長したと感じるのはどんなときですか。
仕事がガラリと変わる異動をして、次の職場で頑張って、新し
い視点で仕事のペースを掴めたときに成長したと感じます。幅広
い視野で仕事ができるようになるには、全く違う仕事や、知らな
い環境で働くことが大きな助けになる思います。札幌勤務で、行
政の現場を知っていることと人事院業務の全体に携わったことは、
東京での勤務に大いに役立ちました。
新しい仕事や、新しい環境にワクワクしませんか?
人事院志望者へのメッセージをお願いします。
人事院は、全ての国家公務員が全力で職務に当たれるように、人
事制度で国家公務員全体を支える仕事をしています。人を支えるこ
とにやりがいを感じたい、国の組織力を高めることで社会に貢献し
たいという皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています。
昼休み
同僚と外に食べに行きます。大通公園を抜
けてお店に行くので、気分もリフレッシュ。
のんびりコーヒーを飲んだりして午後に備
えます。
改定案の練り直し
研修企画の決裁
午前中に課長まで相談した内容を踏まえて、
指摘部分を修正、再考部分を加えて、正式
な企画の形に取りまとめて、決裁を受けま
す。電子決裁です。
休日の過ごし方
休日は子供と遊んで
い ま す。走 り 回 る 子
供 を 追 い か け、専 属
カメラマンとして撮
影を続けていますが、
なかなか決定的瞬間
を写すのは難しいも
のです。
退庁
一段落したところで1日の業務内容の記録
し、明日の計画を立ててから退庁します。
タクシー帰りにならないようになるべく終
電までに帰るように心がけています。疲れ
ていてもかわいい娘の寝顔を見れば一瞬で
回復します。本当にかわいいです。
3
研修講師との打合せ
来週の研修実施に向けて、研修講師と最終
の打合せ。レジュメを確認して、講義して
欲しい内容、方向性を伝え、綿密に打合せ
をします。
早速、係長の指摘を踏まえ改定案を練り直
します。時間も遅くなってきましたが、も
う少し頑張ります。
23:45
研修の企画
午前中の方が良いアイディアが出たり、多
くの選択肢が考えられるので、研修の企画
など創造的な仕事をします。企画案を上司
に早めに相談します。
人事院志望者へのメッセージをお願いします。
色々悩んでいると忘れがちですが、
「人事院の仕事」は「人事院」
でしかできないということです。人事院の仕事がしたいと思った
ら、志望動機はそれだけで十分です。一緒に人事行政のプロフェッ
ショナルを目指しましょう!
出勤
通勤中に考えていたことをメモに書き出し
ておきます。それから、メールとスケジュー
ルを確認して、一日の作業の優先順位を決
めて仕事に取り掛かります。
改定案作成の続き
世代間・府省間の均衡の観点に留意しつつ、
担当府省の想いに寄り添った改定案ができ
るように気合いを入れ直し、案の作成を再
開します。
19:00
国家公務員の給与は、仕事の種類(行政職、公安職など)に応
じた俸給表(給料の表)と職務の困難さと責任の度合い(係長、
課長など)に応じた職務の級(グレード)によって決定されてい
ます(例えば、行政職俸給表㈠なら1級∼ 10級まであります。
)。
私の仕事は、担当府省の級別定数(職務の級ごとの人員の枠)の
改定(人員構成等を踏まえて特定の級を増やしたり、減らしたり
する)に係る内閣総理大臣への意見案の作成がメインです。また、
担当府省職員の昇格や初任給決定等に係る協議事項の審査も行っ
ています。加えて、担当府省の職員がどのような仕事をしている
かなどを把握するために、全国の様々な官署の職務調査を実施し
ています。
17:15
退庁
明日できることは、明日にして定時退庁。
仕事とプライベートのバランスをとります。
帰宅後に子供と遊ぶのが楽しみです。(平日
のこの時間は貴重です)
4
現在どのような仕事をしていますか。
人事院の魅力は何ですか。
内閣官房内閣人事局で民間企業の経験等を持つ方を対象とした
中途採用試験(経験者採用試験)に関する業務を主に担当してい
ます。
経験者採用試験は、各府省のニーズを聞き、内閣人事局がどの
ような人材を採用するのかを定め、人事院が試験を実施するため、
各府省や人事院と連絡を取り合って業務を進めています。
まだ知名度が低い試験なので、より多くの方に経験者採用試験
を知ってもらうため、人事院や各府省と協力し、広報活動に力を
入れています。
人事院は、他の府省と異なり小規模な組織のため、人事院全体
の業務や職員と関わることができ、培ってきた知識や経験、人間
関係を生かしやすい環境です。また、少数精鋭部隊として、一人
ひとりの力がより求められていると感じ、やりがいを持って仕事
に取り組めるところが魅力だと思います。
現在どのような仕事をしていますか。
現在の仕事は大きく分けて2つあります。1つは「人事院と国
会との連絡」で、国会議員や秘書、衆・参の事務局などから人事
院に対する照会・依頼等を受ける窓口業務を担っています。もう
1つは「国会に関する情報収集」で、今後の国会の動きなどの人
事院に有益な情報を委員会や各政党の会談等から収集しています。
髙橋 聡
(たかはし あきら)
総務課国会班主査
平成17年 1月 採用Ⅱ種(行政)
関東事務局第二課
20年 4月 会計課
22年 4月 給与局給与第一課
24年 4月 関東事務局第二課
25年10月 関東事務局第二課一般職試験第二係長
26年 4月 現職
仕事をしている中で大変だったことは何ですか。
現在の国会業務でいえば、今までの仕事では扱わなかった国会
特有の用語やこれまでとは異なる仕事の進め方が数多くあり、熟
考よりスピードが求められることから、着任当初は非常に戸惑い
大変苦労しましたが、自分が国会に関する人事院の窓口(=顔)
となるため、相手の要望を瞬時に理解することや必要な情報の取
捨選択といったことを学び、これまで以上に責任感を持って業務
に取り組めるようになりました。
仕事を通じて成長したと感じるのはどんなときですか。
抽象的ですが、過去にした仕事を別の部署から見たとき、その
仕事をしているときには見えなかったものが見えたりします。ま
た、そのとき正しいと思ったことが、後々の経験を踏まえて考え
ると、違った結論に至ることもあります。一つ一つの経験を積む
ことで、多角的な視点から物事を捉えることが少しずつできてい
るのではないかと思います。
1日の仕事の流れ
7:50
出勤
国会の朝は早いです。
8:35
国会内での情報収集
国会で行われている委員会や各政党等の情
報を収集し、今後の国会の動きなどの人事
院に有益な情報をその都度本院へ連絡して
います。
10:00
国会議員・秘書からの問合せ対応
人事院に関する案件から、他府省に関する
案件まで様々な問合せが来るため、相手の
質問の意図を考え、適切に処理できるよう
に対応します。
13:00
昼食
国会の動向等により昼休憩がずれ込むこと
もあります。
15:00
翌日の委員会対応
翌日の委員会に質疑者として立つ国会議員
の質問状況を把握したり、総理・官房長官
に対する問いへの対応を行います。なお、
翌日の委員会で人事院に関する質問が通告
され、直接、議員事務所で質問内容の確認
をする場合は、人事院の関係部局の職員に
同行します。
21:30
翌日の委員会の質疑状況を確認して退庁
本日はこれ以上明日の委員会等への対応は
ないので帰ります。
5
出向してみて気づいた人事院の良さを教えてください。
波戸 幸恵
(はと さちえ)
内閣官房内閣人事局任用第二係長
平成15年 4月 採用Ⅱ種(行政)
総務局人事課
16年 4月 総務課
18年 4月 公務員研修所教務部総務課
20年 4月 給与局給与第一課
22年 4月 給与局給与第二課
23年 4月 給与局給与第二課基準班主査
24年 4月 職員福祉局審査課職員団体班主査
26年 4月 人材局研修調整課研修企画官
26年 5月 現職
人事院が所管する制度などについて照会をすると、どの部署か
らも、照会をした背景にまで配慮したアドバイスを添えて丁寧な
回答があり、頼もしかったです。外から見ることで人事院が他府
省から頼りになる組織なのだと気が付きました。
人事院以外で勤務して人事院に対する見方は変わ
りましたか。
人事院の中で働いているときは意識しませんでしたが、業務が
幅広いので、瞬発力が高い人もこつこつと業務を積み上げる人も
色々な人が活躍できる組織なのだと思うようになりました。
出向先での経験を今後どのように活かしていきた
いですか。
平成26年5月の内閣人事局の新設と同時に出向したので、取り組
む業務のほとんどに前年度の例がないという状態でした。関係各所
に相談をしながら、やるべきことを整理し、スケジュールを組み立
て、効率的な業務の進め方を考えるという経験ができました。
前例はもちろん大事ですが、それにとらわれ過ぎず、
「今」に合
わせたよりよい方法は何かを常に考えていきたいと思います。
人事院志望者へのメッセージをお願いします。
人事院の職場はとても人間関係が良く、また、仕事と家庭生活
の両立が出来るよう支援を行っています。私も、
職場の理解もあり、
国会閉会中は通常よりも早く退庁し、保育園に子どもを迎えに行っ
て、夜は子どものお風呂から食事、寝かしつけなど育児を楽しん
でいます。人事院に採用された際には是非、仕事も家庭生活も両
立させて充実した人生を送りましょう!
人事院志望者へのメッセージをお願いします。
1日の仕事の流れ
9:30
前日に整理しておいた業務予定を確認して、
仕事にとりかかります。
休日の過ごし方
朝から洗濯、掃除等の家事を
しつつ、奥さんと子どもとの
時間もたっぷり取って、仕事
の疲れをリフレッシュしてい
ます。この日は子どもが大好
きな人参シリシリと具沢山味
噌汁などを作りました。何で
も食べてくれるので作り甲斐
があります。
出勤
10:00
人事院にいると各府省の業務を見聞きする機会が多く、国家公
務員は全国のあらゆる分野で活躍しているのだと実感します。そ
のような人達を支えることができる人事院の仕事は、やりがいが
あるものです。
ぜひ人事院へお越しいただき、職員とお話をしてみてください。
一人の経験を聞くだけでも色々な仕事ができることがわかると思
いますし、人事院ではそんなこともできるのかと驚かれると思い
ます。お待ちしております!
人事院との打合せ
今後のスケジュールを共有して、円滑に業
務を進められるように打合せをします。
12:00
昼食
午後の業務を頑張るために、外に出ておい
しいものを食べに行きます。
13:00
照会対応
経験者採用試験の受験を検討している方か
らのお問い合わせに対応。
14:00
資料作成
上司への説明資料、関係府省への依頼資料
など、わかりやすいものを作成するよう心
掛けます。
18:30
退庁
休日の過ごし方
台湾旅行をしたと
き写真です。お茶
屋さんで試飲をさ
せてもらいました。
お 天 気 に 恵 ま れ、
おいしいものをた
くさん食べて最高
の休日でした!
急ぎの案件がなければ、明日やるべき業務
を整理して退庁します。
6
人事院の魅力は何ですか。
短期在外研究員としてどのような勤務をしていますか。
「国家公務員制度」という行政全般に共通するインフラを通じて、
広く国の発展や国民生活の向上に貢献できるところが魅力です。
人事院の業務には、優秀な人材の確保や育成、勤務成績に応じた
処遇の推進、柔軟で働きやすい勤務環境の整備などがあります。
それらの施策を通じて公務能率(国家公務員の業務のパフォーマ
ンス)を向上させ、国に貢献することができます。
「米国における柔軟な勤務時間・勤務形態」をテーマに、国務省
人事局ワークライフ担当部署に週3日間、人事管理庁職員関係局
給与・休暇担当部署に週2日間勤務し、OJT 形式で調査・研究を行っ
ています。国務省は米国の外交政策を担っており、日本の外務省
に当たる政府機関で、人事管理庁は米国連邦政府職員の人事管理
制度全般を所管しており、人事院のカウンターパートに当たる政
府機関です。
現在どのような仕事をしていますか。
大角 豊
(おおすみ ゆたか)
給与局給与第一課労働経済班主査
平成13年 4月 採用Ⅱ種(行政)
人材局企画課
15年 4月 中部事務局第二課
17年 3月 中部事務局第一課
18年 4月 人事課
20年 4月 総務省自治行政局公務員部公務員課
給与能率推進室給与第二係長
22年 4月 総務省自治行政局公務員部公務員課
給与能率推進室給与第一係長
23年 4月 給与局給与第三課手当第三班第一係長
25年 4月 現職
1日の仕事の流れ
9:30
出勤
メールのチェックをした後、優先順位の高
い業務から取りかかります。
10:30
照会対応
地方公共団体から人事院勧告の内容に関す
る電話照会。先方の質問内容をしっかりと
確認しつつ対応します。人事院勧告は国家
公務員の給与のみならず、これを参考とす
る地方公務員、特殊法人等、一部の民間企
業にも影響があるため、多方面から問い合
わせがあります。
12:00
昼食
お弁当を持ってきている時は、昼食後は休
憩に充てます。気分転換に外食に出ること
もあります。
13:30
民間企業の給与調査
人事院勧告の基礎となる民間賃金水準の調
査を行うため、都内の民間企業を訪問。民
間企業の担当者に調査を行う理由や調査方
法について丁寧に説明し、御協力をいただ
きます。
16:00
検討課題の説明
先日、上司から検討するよう指示があった
課題について、資料の準備が整ったため、
説明を行います。上司からの鋭い指摘を受
けて、再度検討することに。
18:00
課題の再検討
上司から指摘された点を思い起こしつつ、
課題を再検討します。このようなやりとり
を通じて、施策がよりブラッシュアップさ
れます。また、個人の経験やスキルの積み
上げにも繋がります。
19:30
退庁
業務に目途が立ち、急ぎの案件がない場合
は、できるだけ残業せずに帰ります。忙し
い時期にはかなり残業することもあります
が、職場全体でメリハリをつける雰囲気が
あります。
7
仕事をしている中でやりがいを感じるのはどんなときですか。
人事院勧告は、多くの関係部局がそれぞれの役割を果たしなが
ら、チームワークを発揮して、毎年短期間で作り上げていきます。
また、その過程では、各府省や職員団体からの要望、地域の有識
者や中小企業経営者等の意見なども聴取し、多くの民間企業の調
査協力も得ています。このように多くの関係者が関与して作り上
げられた勧告が対外的に公表されたときには安堵感とともに大き
な達成感があります。
※右から五人目が筆者
松橋 亜 里
(まつはし あしゅり)
国際課国際専門官
平成10年 4月 採用Ⅱ種(行政)
管理局会計課
11年 4月 管理局総務課
12年 4月 管理局人事課
14年 4月 関東事務局第二課
16年 4月 関東事務局第一課
18年 1月 外務省大臣官房国際社会協力部政策課
(国際機関人事センター)
21年 4月 職員福祉局補償課制度班主査
22年 4月 総務課広報情報室広報専門官
24年 4月 現職
27年 9月 行政官短期在外研究員(米国)
1日の仕事の流れ
8:00
ポストが変わる度に成長を感じています。これまで各ポスト毎
に様々な仕事の山があり、それを越える度に経験や自信、スキル
が蓄積されてきたと思います。ただそれらの仕事の山はその時々
の上司、同僚、部下など沢山の人達に支えられながら越えてきた
ものです。人事院には人を育てる DNA があります。これからもそ
のような人達と一緒に成長を感じて行きたいと思います。
9:00
サイバーセキュリティ強化のため IT 専門職
員の採用・確保について各省人事担当者と
のテレカンファレンス。
11:30
12時から実施される説明会に参加するため
国務省のオフィスへ移動。徒歩15分ほど。
12:00
国務省の旅券発行担当部署ホノルルオフィ
スに勤務する職員に対する育児・介護に関
するサポート制度についてのWebinar(ウェ
ブカンファレンス)へ参加。
人事院志望者へのメッセージをお願いします。
「国家公務員制度」という共通のインフラを通じて、広く国に貢
献できる。チームワークを発揮しながら施策を作り上げ、大きな
やりがいを感じることができる。さらには、上司、同僚、部下な
ど沢山の人達に支えられながら成長することができる。なかなか
魅力的な職場だと思いませんか?皆さんのチャレンジをお待ちし
ています。
13:30
国務省の同僚とカフェでランチ。昼休みの
時間は特に定まっておらず、忙しい時には
各自デスクで15分程度ですませてしまうこ
とも多い。上司はいつもデスクで仕事をし
ながらランチを取っている…。
海外勤務の醍醐味は何ですか。
私の場合、幸運にも二つの政府機関で実際に職員と共に勤務す
る機会を得られ、それぞれの職場における政策決定や制度運用の
現場を見ることができ、毎日様々な発見があります。また、実際
に制度を作っている人事管理庁とその制度を元に省の業務の特色
や職員のニーズに合わせて独自のポリシーと制度を策定し、運用
している国務省という異なる視点から政策・制度をみることがで
きるので興味深いです。そして一番の醍醐味は、上司や同僚との
コミュニケーションを通じて彼らの仕事や人に対する考え方、感
じ方を知ることができることです。まだ2か月弱ほどの勤務経験
ですが、彼らと一緒に仕事をしてみて一番感じるのは、生産性に
対する高い意識と上司・部下にかかわらずお互いを尊重し、コミュ
ニケーションを大切にする姿勢です。米国では個室での勤務が基
本ですが、同じプロジェクトを担当する職員同士や上司・部下間
の報告・連絡が頻繁に行われており、大部屋で仕事をする日本の
職場よりも密に情報共有が行われていると感じることが多々あり
ます。もちろん、職場にもよると思いますが、こうした仕事の仕
方を肌で感じられることはとても貴重な経験です。
短期在外研究員の経験を今後どのように活かして
いきたいですか。
調査・研究の内容を日本における制度設計に反映させていくこ
とはもちろんですが、米国政府機関で実際に勤務することで触れ
ることができた職員の職務に対する考え方(Work Ethicと言うそう
です)や管理職の意識、仕事の進め方などについて、日本と共通
する点もありますが、学ぶべき点も多くあることを実感しており、
より良い勤務環境作りを進める上で、彼らの「働き方」を大いに
参考にできるのではないかと考えています。
人事院志望者へのメッセージをお願いします。
いかに良い人材を採用し、彼らがその能力を最大限に発揮でき
る勤務環境を提供し、長く組織に留めておくか。人事管理庁にお
いても国務省においても人事担当部署の最大の関心事は常にそこ
にあります。
「人は組織の要」とは万国共通なのだなと、米国政府
機関での勤務を経験してあらためて感じます。組織を支える人材
をサポートする制度作り、一緒に取り組んでみませんか。
15:00
人事管理庁へ戻り、テレワークを推進する
他部署の担当職員からのブリーフィング。
テレワーク導入の経緯や各省における運用
状況、今後の課題について話を聞く。
休日の過ごし方
体を動かすことが好きなの
で、よくサッカーやテニス
をしてリフレッシュをして
います。写真は子供がサッ
カークラブに所属している
ため、将来のエースにすべ
くトレーニングをしている
ところ。
人事管理庁に出勤
上司と今日のスケジュールを確認。9時か
らの会議に備えて資料の読み込み。
仕事を通じて成長したと感じるのはどんなときですか。
国会議員からの資料要求への対応
国会議員から人事院勧告に関する資料要求。
上司の指示を踏まえて、議員事務所に提出
する資料を作成します。説明責任を果たす
観点からも、国会対応は重要な業務の一つ
です。
17:00
人事院勧告の全体調整や給与改定の根拠となる官民給与水準の
比較を行う業務です。
国家公務員は全体の奉仕者であることなどから給与決定への直
接の関与が制限されています。また、国家公務員の給与は社会一
般の情勢に適応するように設定されなければなりません。そこで、
人事院が、毎年、労使双方の意見を聴きつつ、春闘後の民間賃金
水準を調査し、国家公務員給与と比較して、その差を埋める改定
を行うよう国会と内閣に勧告しています。この勧告を通じて、日々
仕事に励む国家公務員に適正な給与を確保し、公務能率の向上に
貢献しています。
16:30
今日のミーティングについての内容整理。
制度に関する専門用語や政府機関内でのみ
使われる略語や用語も多いため、聞き取れ
なかったものや疑問点は同僚に確認。皆忙
しい中、いつも丁寧に教えてくれて感謝。
17:00
退庁
上司は朝7:30出勤のためすでに退庁。同
僚たちもほとんど残業せずに退庁する。素
晴らしい…
今日は人事管理庁への出勤日だったが、自
分の調査・研究に関連する会議等があれば、
国務省に移動して参加する。その逆の場合
もある。どちらの職場の上司もいつも柔軟
に私のスケジュールに対応してくれるので
とてもありがたい。
休日の過ごし方
休日は、ナショナル・モールと呼ば
れる、国会議事堂やリンカーン記念
館のあるエリアを散歩したり、スミ
ソニアン博物館・美術館を訪れて芸
術鑑賞しています。写真はオペラハ
ウスやコンサートホールなど7つの
劇場を備えたケネディ・センターで、
年間約2000以上のコンサート等が
行なわれています。毎日18時から無
料のコンサートが実施されているこ
とには驚きました!
8
人事院の魅力は何ですか。
人事院の魅力は何ですか。
ずばり「人」です。
「人事院は”人”が主役です。
」のキャッチフレー
ズのとおり、職員一人ひとりが個性にあふれています。皆、単に
個性的なのではなく、個性を発揮しながらも互いを尊重しつつ協
調して中央官庁の日々多忙な業務を進めています。そんなチーム
ワークの良さも人事院の魅力が作り上げているのだと思います。
「人が働くこと」について考える職場なので、面倒見の良い職員
がたくさんいることが最大の魅力です。各府省の方々もそうした
職員を頼りに相談に来てくれます。他府省に比べて少人数の小さ
な組織ですが、一人ひとりの職員が発するパワーが大きく、全体
としての存在感の大きさにつながっていると思います。
現在どのような仕事をしていますか。
川上 真木子
関東事務局で一般職試験(大卒程度試験)の実施を担当してい
ます。近年、この試験は全国で毎年3万5千人前後の申込者がい
る人事院の行う中でも最大級の試験ですが、その中でも関東甲信
越地域の申込者が全体の1/3を占めます。約1万人が複数の会
場で同じ時刻に同じ試験が受験できるのは、当たり前のようで実
は凄いことなのです。この仕事に就いて改めて気付かされました。
平成9年 4月 採用Ⅱ種(行政)
給与局給与第一課
11年 4月 外務省総合外交政策局国際社会協力部
国連行政課
13年 4月 公平審査局調整課
16年 4月 関東事務局第二課任用係長
19年 4月 総務課総務班主査
5月 育児休業
21年10月 職務復帰
人材局企画課人材確保対策室
人材確保計画官
23年 4月 国際課国際専門官
24年 4月 給与局給与第一課総務班主査
26年 4月 現職
1日の仕事の流れ
8:30
出勤
パソコンを立ち上げてメールをチェック。
今日1日の仕事の段取りをする。
9:00
9:30
業務計画の作成
来年度の試験実施計画について、計画案の
部内説明資料を作成する。
12:00
円滑に試験を実施するためには、試験会場の確保に始まり、試
験問題集等の運搬、当日の会場内での受験者の誘導、試験監督業
務など、それぞれに綿密な実施計画とシミュレーションが必要で、
少しの計画の狂いで大惨事を引き起こす可能性が常につきまとい
ます。そんな緊張感に満ちた中で平常心を保ちつつ業務を進める
のは本当に大変でした。
育児と仕事を両立させるための秘訣は何ですか。
思いつくのは次の3点。
①
「あきらめる」こと。もちろん、両立
をあきらめるのではなく、それぞれに使える時間も労力も限られ
た中で、できないことは中途半端な無理をせず、潔くあきらめる
ということです。
②
「鈍感である」こと。周囲の心ない言動に苛立
ちを覚えることが減ると、育児も仕事も楽しさが増します。
③「職
場以外に味方をたくさん作る」こと。同業の夫、ご近所さん、平
日在宅のママ友、独身の女友達など、感謝しきれません。
人事院志望者へのメッセージをお願いします。
就職先を決めるに当たり、皆さんが譲れない条件は何でしょう
か。やりたい仕事ができるのも大事ですが、職場の雰囲気が自分
に合っていることは意外に重要です。長く働く中で困難に遭うこ
ともあるとは思いますが、それを払拭してくれるような雰囲気の
職場で仕事ができるのはとても幸せなことだと思います。
昼食
同僚と近所のお店にランチに行く。今日は
おいしいイタリアンのマルゲリータ。
13:00
決裁案の確認
部下の書いた決裁案を確認し、文章の修正
と上司への事前説明を指示する。
14:00
他府省職員との打合せ
他府省の協力を得て実施する試験について、
先方の担当者との打合せをする。
15:00
コーヒーブレイク。ミルク多めのコーヒーでちょっとひと息。
15:15
翌日の外出の準備
来年度の試験会場候補先の下見と先方担当
者との打合せに向けて資料を準備する。
17:15
退庁
習い事から帰宅する子供と最寄り駅で待ち
合わせ。途中でスーパーに寄り道。
9
平成7年 4月 採用Ⅱ種(行政)
任用局試験課
8年10月 任用局企画課
9年 4月 給与局給与第二課
12年 4月 管理局会計課
14年 4月 外務省中東アフリカ局アフリカ第一課
16年 4月 給与局給与第一課俸給班主査
18年 4月 四国事務局第一課公平勤務係長
21年 4月 会計課主計班予算係長
24年 4月 給与局給与第二課審査班審査第二係長
25年 4月 給与局給与第二課専門官
27年 4月 現職
1日の仕事の流れ
9:30
10:00
班内で議論
公務員試験の在り方についてブレーンス
トーミング。多くの施策が周囲との議論か
ら生まれます。三人寄れば文殊の知恵。
12:00
昼食
13:30
A省人事課担当者来訪
任用制度の運用について相談が持ち込まれ
ました。今後の制度設計に役立てるため、
背景事情や問題意識を良く聞くように努め
ています。
14:30
他局から情報収集
A省の案件は給与局にも関係したため、給
与第二課とも意思疎通を図ります。
15:30
局内幹部説明
A省の案件を上司に説明。給与局とも調整
済みだったこともあり、無事に局長まで理
解が得られました。
A省に回答して一件落
着。
18:30
仕事をしている中で大変だったことは何ですか。
府省間折衝で自分の立場が弱い時は苦労します。思いどおりに
ならない状況にストレスを感じることは多々ありましたが、振り
返ってみるとそうした時には、上司をはじめとした周囲の温かい
一言に救われて、壁を乗り越えてこられたと感じています。振り
返ると良い思い出になっています。
仕事を通じて成長したと感じるのはどんなときですか。
自分一人で完結する仕事はありません。仕事は、上司、同僚、
部下とスクラム組んでやることになります。時には、利害が対立
する相手だと思っていた他府省の方と協働することもあります。
それは非常に充実感を感じる瞬間で、快感と言ってもいいでしょ
う。良い結果が出たときには見える景色が一段高くなった気がし
ます。
出勤
子供を保育園に送ってから出勤。メールを
チェックして仕事の優先順位を確認します。
休日の過ごし方
とある休日、小
さなコンサート
ホールにて。子
供の音楽教室の
発表会にピアノ
伴奏で出てしま
いました。緊張
しましたが楽し
いものですね。
企画課制度班は、有為な人材を国家公務員として確保するため
の採用試験の在り方や公正で適切な任用制度の企画立案といった
業務に取り組んでいます。任用制度の照会への対応といったルー
ティン業務のほか、制度改正する場合の検討も行います。最近では、
新卒者向けの試験だけではなく、中途採用者を対象とする経験者
採用試験にも力を入れており、その積極的な活用を促すために、
各府省人事担当者と連携する場面も多くあります。
人材局企画課専門官
外部からの電話問合せ対応
受験希望者からの電話を取り、人事院HP
を活用しながら説明する。
10:00
仕事をしている中で大変だったことは何ですか。
係内でのミーティング
現在進めている受験者向けのセミナーの準
備について係内の作業進捗を確認する。
山口 修央
(やまぐち のぶひさ)
(かわかみ まきこ)
関東事務局第二課一般職試験第一係長
現在どのような仕事をしていますか。
人事院志望者へのメッセージをお願いします。
幅広い分野で活躍する国家公務員が安んじて業務に専念できる
ようにするのが人事院の役割です。国家公務員の職種は幅広いこ
とから、皆さんが今考えている以上に色々なことに触れられる職
場だと思います。
「人が働くこと」を仲間と考えるのはとても楽し
いですよ。
休日の過ごし方
オオカミ大好きな娘
と動物園で。娘が2
時間経ってもオオカ
ミの前から離れない
ので、私は少々疲れ
てきました。
退庁
翌日の仕事の流れをチェックして業務終了。
国会開会中でないこともあり、他府省の方
との飲み会に参加。
10
人事院の魅力は何ですか。
現在どのような仕事をしていますか。
外務省大臣官房人事課給与班で勤務しています。給与班は、外
務省員約6千人の初任給決定、各種手当の認定、級別定数の運用、
昇格、昇給、ボーナスなど、人事院が定める給与制度の運用等や
人件費などの業務を所管しています。その中で、私は、級別定数
の改定要求や毎年1月1日に行われる昇給などを主に担当しつつ、
給与制度の運用に誤りがないかチェックしたり、班内、課内の職
員からの給与制度や人事制度についての相談に乗ったりしています。
職員一人ひとりの顔が「見える」という点が一つの魅力ではな
いでしょうか。立場上、他局課に短期間での作業を発注すること
も多いのですが、組織が“いい意味で”コンパクトにまとまって
いるため、大概どこの部署にも、かつての上司や同僚、部下など
が在籍しています。そのため、コミュニケーションが取りやすく、
多少の無理も聴いてもらえます。無理を言い過ぎると、いずれ自
分に還ってきますが(笑)
。
出向してみて気づいた人事院の良さを教えてください。
沼野 導博
※右が筆者
(ぬまの みちひろ)
外務省大臣官房人事課長補佐(給与班)
平成6年 4月 採用Ⅱ種(行政)
給与局給与第一課
8年 4月 給与局給与第二課
10年 4月 近畿事務局第二課
13年 4月 総務局国際課国際専門官
14年 4月 外務省在トロント日本国総領事館副領事
17年 5月 職員福祉局国際課国際専門官
19年 4月 人材局企画課制度班主査
20年 4月 総務課秘書
22年 1月 総務課調整班主査
2月 給与局給与第三課手当第一班第二係長
24年 4月 給与局給与第三課手当第一班第一係長
25年 4月 国際課国際専門官
26年 4月 現職
1日の仕事の流れ(繁忙期のとある一日)
9:15
少し早めに出勤
メールをチェックし、今日の業務の進行を
確認。隣の任用班は既にほぼ全員出勤…早
い。
9:30
1月1日昇給に向けた作業を開始
職員の人事評価結果のチェック・整理。あれ、
これって総務班の仕事なんだけどなあ…。
11:00
機構・定員要求に係る級別定数改定作業
仕事の進め方にも各府省それぞれの文化があります。外務省で
は、個々の職員への業務の割り当てが明確で、各職員が担当業務
について、上司に相談しつつ、自律的に責任を持って遂行してい
く業務スタイルです。他方、人事院では、上司、先輩、同僚などとチー
ムを組んで仕事をする機会が多く、仕事の進め方や困った時の対
処方法など、上司や先輩の姿を見て学ぶことのできる機会が多い
ように思います。
人事院以外で勤務して人事院に対する見方は変わ
りましたか。
人事院の存在や推進している施策に対して様々な賛否の意見が
あること、また、給与制度のユーザー側に立つことによって、制
度官庁とユーザー側の認識の隔たりに気付かされます。特に、人
事院では施策の立案に当たって公正性、公平性等を重視していま
すが、一方で、そのために人事制度があまりにも細かく、難しくなっ
てしまっており、個々の職員だけでなく、人事担当者でさえ十分
に理解して運用するのが困難になってきているようにも感じます。
出向先での経験を今後どのように活かしていきた
いですか。
人事院に戻ったら、一見華やかな外交舞台のウラで、日々黙々
と邦人保護、情報収集、人脈形成、官房業務などに努力している
職員の姿に思いを馳せつつ、運用側の事情にも十分に配慮した、
簡素で職員一人ひとりに理解される人事制度の再構築を目指した
いと思います。
人事院志望者へのメッセージをお願いします。
あなたは仕事をする上で何が一番大事だと思いますか。仕事が
早いこと、仕事ができること…でしょうか。しかし、最も大事な
のは、毎日、職場に来て、
(苦しいことがあっても、振り返ってみ
た時に)一緒に頑張って良かったと思える仲間がいることだと思
います。そんな我々の仲間にあなたもなりませんか。
休日の過ごし方
急遽、年度内に新規機構が立ち上がるとの
話が入る…。えっ、ホンマですか?
昇給の作業を中断して、関係者からの情報
収集開始、他の関係者にフィードバック。
12:30
澤田 雄一
(さわだ ゆういち)
会計課長補佐(主計班)
平成6年 4月 採用Ⅱ種(行政)
公平局調整課
8年 4月 給与局給与第二課
11年 4月 管理局人事課
13年 4月 環境省大臣官房秘書課給与係長
16年 4月 給与局給与第二課審査班審査第四係長
18年 4月 給与局給与第二課審査班審査第五係長
19年 4月 給与局給与第二課制度班制度第一係長
22年 2月 公平審査局調整課制度班法規係長
23年12月 内閣官房東日本大震災復興対策室室員
24年 2月 復興庁統括官付参事官付主査
26年 4月 人材局企画課専門官
27年4月 現職
1日の仕事の流れ
9:20
メールチェック。重要度に応じて案件を作
業フォルダごとに振り分けてから、優先順
位を付けて順次処理します。
10:00
昼休み
12:00
業務再開
13:00
15:00
会計課から新規機構が年度内に立ち上
がった場合の人件費予算積算の指示あり。
17:00
退庁
今日の目標クリア。もう少し進めたいが、疲
れが溜まっているので思い切って退庁!
お疲れ様でした!(家に帰ってからのビール
が楽しみ!)
11
支出負担行為係からの相談
動物好きの小学3年生と1年生の2人の息子と「簀立て」遊び(写真)
をしたり、動物園に行ったり、サッカーをしたり、将棋を指したりして
います。また、妻も平日は(パートで)働いているので、週末はできる
だけ私が朝昼晩のご飯を作るように努めています(繁忙期を除く。)。
決裁
今度は書面による決裁が…。昨年度よりも
印刷部数・経費が増大している資料につい
て、その理由を確認するよう一旦決裁を差
戻し。特段問題のない案件は速やかに承認
し、次の決裁権者に回付します。
お煎餅やチョコをつまみつつ、コーヒーを飲
んで一息…昇給作業再開。
22:00
電子決裁
旅費の支給方法の見直しについて相談があ
り、必要な作業を指示。また、今後の進め
方等について併せて検討。
ようやくメールと電話が落ち着き始める
19:00
仕事をしている中で大変だったことは何ですか。
前々職において復興庁の設立に携わったのですが、ゼロから一
つの組織を創り上げるという作業は想像以上に大変でした。とは
いえ、ここで得た貴重な経験や他府省職員との人脈は、その後の
公務員生活においてかけがえのないものとなっています。
仕事を通じて成長したと感じるのはどんなときですか。
締切までの期間を逆算して作業スケジュールを組んだり、
「本件
は○○課に根回ししておこう。
」
「△△室とも情報共有しておこう。」
といった作業の手順や段取りを、特に意識せずに実行することが
できたときでしょうか。出向時に鍛えられた経験も活きていると
思います。
人事院志望者へのメッセージをお願いします。
採用後、他府省等に出向する機会もあろうかと思いますが、出
向先では、自分がどんなに未熟であれ「人事行政の専門家」
「人事
院の代表」として見られます。皆さんは、採用後に携わってみた
い業務のイメージをそれぞれお持ちかと思いますが、最初から専
門性を求めるのではなく、まずは「人事行政のゼネラリスト」を
目指して、幅広い分野に興味を持つようにすれば活躍の場が広が
るのではないでしょうか。
昼休み
旅費・謝金の支払に係る電子決裁が回付さ
れてきました。本日も結構な件数がありま
すが、それぞれ内容を確認した上で、決裁
完了。
申し訳ないけれど、全く余裕がないので、
お手伝いできず。担当と班長にお任せ…。
19:30
予算係からの説明
昼食後、15 分ほど仮眠して体力を温存。午
後の業務に備えます。
新規機構立ち上げの関係で、関係者間で嵐の
ように電話とメールが飛び交う。
着いていくのに必死だが、時には、人事院で
の経験を元に種々のアドバイスを試みる。
15:00
課内打合せ
毎週月曜日は課長室で課内打合せを行いま
す。各班ごとに現在抱えている業務の進捗
状況等を報告するなどして、課内で情報共
有を図ります。
11:00
会計課主計班に所属しています。当班に課された主な役割は、
採用試験や研修、民間給与実態調査といった人事院の事業を実施
するために必要な経費について、毎年8月末、財務省に対して予
算概算要求を行い、必要な予算額を確保することです。また、国
会の承認を経て予算が成立した後は、これら予算が事業目的に沿っ
て適切に執行されるよう、日々使い途をチェックするなどして、
予算の無駄遣いに目を光らせています。
出勤
部下から財務省へ提出する資料の説明を受
けるとともに、先週発注があった作業の進
捗状況等を確認。当初スケジュールどおり
に作業は進んでいるようで安心。
ちょっと落ち着いたので、寝不足解消のた
めにちょっとお昼寝、その後、昼食。
13:30
現在どのような仕事をしていますか。
退庁
休日の過ごし方
採 用20年 を 記 念
して、同期で箱根
湯本温泉に旅行し
たときの写真で
す。
OBも 含 め 多
くの者が参加して
くれました。家族
には申し訳ないの
ですが、たまには、
こんな休日もいい
ですね。
本日はバレーボール仲間との久し振りの飲
み会。飲み過ぎないよう気をつけなくては。
12
時代の一端を自らの手で担おう!!
公務員生活を振り返って
気が付けば公務員生活三十有余年、ラスト・ステージといった
ところでしょうか。この間、郵政民営化、国立大学法人化等によ
る国家公務員の大幅な減少や公務員制度改革など、公務や人事院
を巡る大きな動きがありましたが、公務員人事管理の中立・公正
や職員の利益保護といった人事院の基本的使命は些かも変わるこ
とはありません。
人事院は、公務員のすべてのライフステージに関わる業務を担っ
ていますが、他のメッセージにもあるように、やはり「人を支える」
という仕事を僅か約630名の職員で行っていることが大きな魅力な
のではないでしょうか。これは、責任ある業務を任されるため一
人ひとりの役割が大きく、また、幅広く業務を経験できるという
ことです。
国家公務員の勤務環境や勤務条件は時代とともに変遷し、現在当
たり前とされていることも、かつてはそうではありませんでした。
例えば、現在、週休二日制は当然と思われている方が多いと思
いますが、土曜日が閉庁となり国家公務員の完全週休二日制が実
施されたのは平成4年で、皆さんが生まれた頃のことです。
また、私には2人の子どもがいますが、1人目を出産したとき、
育児休業の制度はあったものの、まだ行政職員への適用はありま
せんでした。2人目を出産したとき、育児休業は全国家公務員に
拡大されていましたが、取得できる期間は子どもが1歳まででし
た。現在は子どもが3歳まで育児休業が取得できるようになり、
更に、育児のための短時間勤務などの制度も整備されています。
人事院は、例として挙げた週休二日制や育児休業や、給与など
押田 彰子
(おしだ あきこ)
人材局企画課人材確保対策室長
昭和54年4月 採用中級(行政)
管理局人事課
54年4月 管理局管理課
56年4月 管理局職階課
60年4月 給与局給与第三課
63年4月 公平局調整課
63年10月 公平局調整課総務班事案係主任
平成元年10月 公平局調整課審理官
2年 4月 公平局調整課総務班法規係長
5年 4月 管理局研修審議室研修企画官
6年11月 育児休業
7年 9月 職務復帰
管理局研修企画課研修企画官
10年 4月 給与局給与第四課企画班主査
11年 6月 管理局総務課専門官
13年 1月 総務局企画研究官(参事官付)
14年 4月 勤務条件局給与第三課手当制度専門官
17年 4月 人事課長補佐(能率厚生管理室)
20年 4月 人事課長補佐(給与班)
22年 4月 給与局給与第一課長補佐(総括)
24年 4月 事務総局調査職
26年 4月 現職
の国家公務員の勤務条件について、あるべき姿を模索し、世の中
の状況を反映させることを通じて、新たな時代を創る一端を担っ
ているといえるでしょう。
国家公務員の未来を共に創ろう!!
皆さんが国家公務員を目指す理由は何ですか?
「公共のために働きたい」
、
「スケールの大きな仕事がしたい」
、
「専
門知識を活かしたい」など理由は様々だと思いますが、皆さんの国
家公務員になりたい理由を満足させる要素が人事院にはぎゅっと詰
まっています。
人事院は大きな組織ではありませんが、その分、組織を構成する
一人ひとりの職員が尊重され、誰もが意見を言いやすい、意見を活
かしてくれる組織です。また、一人ひとりの職員が行う仕事への期
待度は若い職員であっても非常に高く、責任のある仕事を任せられ
ることが多くあり、国家公務員として働く醍醐味を頻繁に味わうこ
とができる職場だと思います。
国家公務員として未来を生きようとしている皆さんの進取の気
概、柔軟で豊かな発想を人事院で活かし、国家公務員の、そしてこ
の国の未来を共に創ってみませんか?
皆さんと人事院でお会いできることを楽しみにしています。
休日の過ごし方
旅行といっても、普段の休日は、近郊の温泉に出かけて「の∼んびり」
が多いですが、たまに長期の休暇を取って海外の歴史や文化に触れる
ことは感性を刺激してくれます。あこがれの地はまだまだ沢山ありま
す。( ドイツにて)
13
坂本 正人
(さかもと まさと)
中部事務局長
昭和56年 4月 採用中級(行政)
任用局試験課
58年 4月 給与局給与第三課
62年 4月 関東事務局第二課
平成元年 2月 経済企画庁長官官房秘書課給与
班給与第一係長
4年 4月 給与局給与第一課企画班主査
6年 4月 給与局給与第三課手当第三班第二係長
7年 4月 給与局給与第三課手当第三班第一係長
8年 5月 給与局給与第三課地域手当調整官
9年 4月 任用局企画課制度班主査
10年 4月 任用局企画課人事交流企画官
12年 4月 任用局企画課採用指導官
15年 4月 総務局生涯設計課主任生涯設計専門官
16年 4月 総務課長補佐(調整班)
18年 4月 中国事務局総務課長
20年 4月 給与局給与第三課長補佐(手当第三班)
22年 4月 事務総局調整職
24年 4月 職員福祉局上席システム管理専門官
(参事官付)
25年 6月 人事局参事官
25年 6月 給与局給与第三課長
27年 4月 現職
仕事への姿勢
経歴にあるとおり、他省庁や地方勤務を含め、採用、人材育成、
ワーク・ライフ・バランス、高齢期雇用、給与などの業務に携わっ
てきました。そして、多くの国家公務員に関わり、また、各方面
の方々とお会いする機会がありました。
国の官署は離島僻地も含め全国各地に展開し、国民の安全・安心、
国民生活の向上など様々な行政課題に対応するため、多くの職員
が職務に精励しています。私たちは、これらの職員の能率が最大
限発揮できるためにはどうすべきかを考えながら、人事行政の諸
課題に取り組んでいく必要があります。一方、公務員に対する仕
事ぶりや処遇等に対する誤解や批判もあります。公務の実情を丁
寧に説明し、人事院の役割をしっかり発信することも重要なこと
です。このことは中部事務局に赴任してから特に意識しています。
人事院に興味のある皆さんへ
このパンフレットを手にされた皆さんは人事院に興味をお持ち
の方なのでしょう。人事行政は中立・公正といった不変さ故、
「変
えていく」というイメージが少ないかもしれませんが、時代の要
請に応じた働き方や適正な処遇など取り組むべき課題はたくさん
あります。是非、官庁訪問をしていただき、人事院の人と仕事の
魅力を感じとってください。そして、様々な課題に皆さんの力を
思う存分発揮してみませんか。
休日の過ごし方
単身赴任のため、休日はもっぱら掃除、洗濯、買物、料理等に充てて
いますが、周辺の名所旧跡巡りも楽しんでいます。また、月に1回帰
京する際には、馬に乗って心身のリフレッシュを図っています。(写真
は乗馬クラブの競技会での一コマ)
14
新規採用職員からの
メッセージ
林 由依華
小田島 悠一
関東事務局総務課
関東事務局第二課
人事院は色々な面で国家公務員をサポートする業務を
人事院は国家公務員を支えることを業務としており、組
担っており、「人が主役」の職場です。業務内容も多岐にわ
織の規模は小さいながらも大きな役割を担っている機関
たり様々です。皆さんと一緒に働けることを楽しみにし
です。あなたも、「人を支える」ために一緒に働いてみま
ています。
せんか?
山路 美歩
桜井 修平
熊谷 周平
野中 敏文
総務課
会計課
関東事務局第二課
中部事務局総務課
国会で各府省の方々と一緒に仕事をしていると、国家公
人事院では、福利厚生、給与をはじめとする、国家公務
人事院職員として試験業務に携わる中で、受験する側では
就職活動お疲れ様です。情報を集める中で、色々な選択
務員の職務を支えるという人事院の役割を強く実感しま
員をサポートする業務を行っています。「人を支える仕
味わえなかった貴重な経験を多くさせていただきました。
肢が生まれてくると思います。大きな選択をする上で、
す。皆さんも人事院で「人を支える仕事」をしてみませ
事」をしたい方は、是非人事院で一緒に働きましょう!
皆さんと共に楽しく働ける日を心から楽しみにしております。
人事院もその内の一つになれば幸いです。
んか。
村松 美幸
石川 達也
西堀 修平
赤川 駿大
職員福祉局職員福祉課
人材局企画課
近畿事務局第二課
四国事務局第二課
説明会に何度も足を運び、人事院で働く方々の人柄に惹
振り返ってみると、私が人事院を選んだ決め手は、ここ
人事院では「人を活かす」という魅力ある仕事をしていま
人事院は少数精鋭の組織なので、1年目から主体的に業
かれ、ここで働きたいと思いました。沢山の選択肢に目
で働く職員だったかもしれません。是非、説明会や官庁
す。皆さんの就職先を選ぶ上で、たくさんの選択肢がある
務に携わることができる職場です。最前線で働くことが
を向け、一つの選択肢として人事院を考えてくだされば
訪問で、人事院の雰囲気を肌で感じてみてください。
と思いますが、その一つとして人事院も是非検討してみて
できるからこそ得られる仕事のやりがいを私たちと一緒
ください。
に感じてみませんか?
幸いです。
15
中島 七海
竹川 諒
椎葉 裕一
北海道事務局第二課
関東事務局総務課
九州事務局第二課
人事院は少人数の組織ですが、国のために働く人を支える
国家公務員の採用から退職に至る様々な場面に関わり、
人事院の魅力は役職に関係なく、意見を交わせる点です。
というとても大きな役割を担っています。少しでも興味を
職員一人ひとりを支えていくことができる点が人事院の
1年目の私の意見も反映され、働きやすい職場です。是非、
持った方は、是非一度人事院を訪問してみて下さい!
魅力です。皆さんも「人が主役」の職場で共に働いてみ
説明会等を通じて人事院職員と接し、その魅力を感じてく
ませんか。
ださい。
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若手職員に聞く「人事院」
Q1 人事院の志望動機
1 位 人事行政、人材育成に魅力
・人事行政という国の行政の基盤的業務に興味
・
「人」が高いパフォーマンスを発揮できる環境作
りがしたい
・
「人事」
と
「行政」の両方に携われる唯一の組織
・人の成長に携わる仕事に興味
・人事評価制度等、新たな人事行政の施策に魅力
・働く環境の改善を早く、直接的に実現できる場
所
・国家公務員のマネジメントに携わることに興味
・
「人」を相手にする業務に魅力 etc.・・・
2位 「国を支える国家公務員」を支える仕事
・様々な分野で活躍している国家公務員を支えた
い
・国家公務員を支える業務に興味 etc.・・・
その他
・広い視野を持ち国益のために働きたい
・より多くの人々の役に立てる
・公務員バッシングについて国民の誤解を解きた
い
・公務に対する世間の風向きを変えられる可能性
を感じた
・説明会で出会った職員の「人」柄に惹かれた
Q2 職場の雰囲気
1位 アットホーム、風通しのいい職場
・明るい職員が多い
・和気藹々として楽しい
・上司に相談しやすい
・係や課を超えて協力しあえる
・先輩職員の指導が丁寧
・温かく見守ってくれる人が多い
・チームワークを大切にする
・コミュニケーションがとりやすい etc.・・・
2位 若手が働きやすい職場
・新人をおおらかに育てる雰囲気
・若手の成長を応援する風土
・若手でもいろいろなことに挑戦できる
・職場が小さいので積極的な提言が可能
・自由に発言でき意見が取り入れられやすい
etc.・・・
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Q3 人事院職員として必要だと思うこと
・人に対する思いやりを持つこと
・人に魅力を感じること、人として魅力的であるこ
と
・
「人を支えたい」という気持ちを常に持ち続けるこ
と
・人に関心を持ち、配慮する気持ちを忘れないこと
・人のために何かしたいという気持ちを持つこと
・人と人との繋がりを大切にすること
・相手の立場を考えた上で行動すること
・官民問わず、
「働くこと・人」について、関心を持
つこと
・社会の変化に敏感であること
・民間企業を含め、
「働き方」について広く興味を持
つこと
・様々なことに対して、アンテナを張っていること
・新鮮な目で物事を見ること
・幅広い視野を持ち、それを業務に活かすバランス
感覚
・広い視野を持ち、人との交流の中で様々なことを
吸収すること
・先入観を持たずにいろいろなことにチャレンジす
ること
・柔軟な対応力と円滑な人間関係を構築できるコ
ミュニケーション力
・実際に制度を運用する各省の実態に気を配ること
・現実の人事をしっかりとイメージすること
・様々な場面での「説明力」
・新しいことに積極的に挑戦したいと思うこと
・困難にチャレンジしていく心。あきらめないこと
・第三者機関として、公平かつ公正に物事を考える
こと
・自分が周りに期待されていることは何かを考える
こと
・採用から退職までにずっと関わる仕事ということ
を忘れないこと
・人事院職員としてだけでなく、国家公務員という
意識を持つこと
採用活動情報
Q1
A1
採用状況を教えてください。また、女性は何名程度採用していますか。
人事院は、性別・出身大学学部に関係なく、人物本位で採用しており、女性の採用を積極
的に行っています。
平成23年度以降の採用試験最終合格者(旧Ⅱ種を含む。)からの採用(内定)者数は下表
のとおりです。
平成23年度試験
平成24年度試験
平成25年度試験
平成26年度試験
平成27年度試験
採用数
7
10
14
13
20
うち女性
2
6
4
4
9
Q2
人事院では、どのような人材を求めていますか。
A2
人事院では、国家公務員の人事行政に関する幅広い分野の業務を行うことから、① 主体的
に考え、② 自ら行動することができる人材を求めています。また、多様な分野、立場の人々
を相手に仕事をするので、③ 円滑な人間関係を構築できることも重要な要素です。
Q3
転勤はありますか。
A3
最初は受験した地域試験の区分に応じた地域での勤務となりますが、その後は地域をこえ
て転勤することもあります。
Q4
採用後はどのような研修がありますか。
A4
人事院独自の研修としては、採用1年目に、人事行政一般についての基礎知識を習得するた
めの新採用職員研修、人事院職員として業務を遂行していくにあたり必要となる公務員制度
の基本を学ぶ公務員制度基礎研修及び約半年間の英会話講習があります。その他、採用3年
目の3年目フォローアップ研修、さらに、役職に応じた研修が用意されています。
Q5
A5
Q6
A6
採用後のキャリアパスはどうなっていますか。
任用、給与、人材育成など人事行政の各分野は相互に関連していることから、人事院職員に
は、限られた分野の専門家ではなく「人事行政のプロ」として活躍することが期待されていま
す。
このため、職員は、局をまたいで様々な分野の経験をしながら育成されていくこととなりま
す。
一般職試験からの採用者については、最初は総務的な業務を担当する場合が多くなっていま
すが、2、3年程度のローテーションで異動を行う中で、能力・適性に応じて各局における企画
立案業務等を担当しつつ、将来の人事院を担う人材となるべく経験を積んでいただくこととな
ります。
業務説明会等の予定はどのようになっていますか。
人事院人材局人材確保対策室が主催している説明会のほか、人事院人事課独自で大学や本
院で説明会を行っています。説明会の情報はホームページに随時掲載しますので、そちらで
ご確認ください。(人事院職員採用情報 http://www.jinji.go.jp/jinjika/jinjika.html)
18
外務省
財 務 省
日比谷線
←虎ノ門
霞ヶ関
経済産業省
A10
裁 判 所
合同庁舎
農林水産省
人事院
C2
厚生労働省
環 境 省
B3ab
千代田線
丸ノ内線
C1
館
桜田門→
霞ヶ関
A9
経済産業省
別
総 務 省
弁 護 士
会
館
日比谷公園
【地下鉄 霞ヶ関駅 最寄り出口】
地下鉄 丸ノ内線:B3ab/日比谷線:A10/千代田線:C1
人事院事務総局人事課
電話 03-3581-5311 内線2154
東京都千代田区霞が関1-2-3
ホームページ http://www.jinji.go.jp
採用についての問合せ先
人
事
院
〒100-8913 東京都千代田区霞が関1-2-3
☎03-3581-5311(代)
公 務 員 研 修 所
〒358-0014 入間市宮寺3131
☎04‐2934‐1291
北 海 道 事 務 局
〒060-0042 札幌市中央区大通西12丁目
☎011‐251‐2600
東 北 事 務 局
〒980-0014 仙台市青葉区本町3-2-23
☎022‐221‐2001
関 東 事 務 局
〒330-9712 さいたま市中央区新都心1‐1
☎048‐740‐2001
中 部 事 務 局
〒460-0001 名古屋市中区三の丸2‐5‐1
☎052‐961‐6830
近 畿 事 務 局
〒553-8513 大阪市福島区福島1‐1‐60
☎06‐4796‐2171
中 国 事 務 局
〒730-0012 広島市中区上八丁堀6‐30
☎082‐228‐1181
四 国 事 務 局
〒760-0068 高松市松島町1‐17‐33
☎087‐831‐5801
九 州 事 務 局
〒812-0013 福岡市博多区博多駅東2‐11‐1
☎092‐431‐7731
沖 縄 事 務 所
〒900-0022 那覇市樋川1‐15‐15
☎098‐834‐8400
中立、公正、信頼 人を育てる人事行政
人事院 2016
リサイクル適性 A
この印刷物は、印刷用の紙へ
リサイクルできます。