ベルパーク (9441・JASDAQ スタンダード) 2014 年 3 月 14 日 乗り換え、機種変更販売で成果、着実な増収増益を確保 ソフトバンクショップを中心とする携帯電話販売代理店 ベーシックレポート 店。独立系代理店としては最大規模を誇る。過去、積極的なM&Aの実行 ㈱ティー・アイ・ダヴリュ 杉山 勝彦 と経営努力より企業規模は急成長を遂げてきた。14年2月末現在、運営 するソフトバンクショップは228店舗、このほか、ウィルコムプラザ、 名の間に全角スペース) 会 社 概 auショップ、アップル専門店を運営しており、グループ全体では255店 要 舗を数える。13年12月期における端末の総販売台数は、乗り換え機種 所 在 地 東京都千代田区 代 表 者 西川 猛 設 立 年 月 資 本 成に苦しむなかで、スキルに優れた 1,148 百万円 (2013/12/31 現在) 上 場 日 U R L 種 正社員の販売員を各店舗に揃え、 CS(顧客満足度)の高いキャリアショ 2000/5/25 ップとして高い評価を得ている。 http://www.bellpark.cp.jp/ 業 変更販売を中心に前年度比5.3%増え、過去最高水準を更新した。 業界全体が店舗販売員の確保と育 1993/2 金 ソフトバンクショップを中心に運営する独立系の携帯電話販売代理 乗り換えや機種変更販売の増加によりコストアップをカバー 情報・通信業 携帯電話の販売代理店の収益源は、端末の仕入価格と販売価格の逆 ザヤを解消するための販売手数料と、獲得した加入者の1人当たり月間 主 要 指 標 2014/3/12 現 在 利用料に一定の料率をかけた継続手数料で、近年は、スマホを中心に 株 価 2,450 円 3,650 円 (13/4/18) 1,745 円 (13/1/22) 昨年来高値 昨年来安値 新機種の販売や他キャリアからの乗り換え(MNP)の手数料率が中心に なっている。また、3キャリアによるiPhoneの販売を契機に、キャリア 間の加入者獲得競争が激化しており、顧客還元(キャッシュバック)の ための販売促進費の支出が急増している。 発行済株式数 6,732,600 株 売 買 単 位 100 株 時 価 総 額 16,494 百万円 め、業績は堅調な増収増益を確保している。13年12月期は、2度にわた 予 想 配 当 30.0 円 る上方修正の後、営業利益は09年12月期に次ぐ高水準を達成した。こ 309.76 円 こ数年、収益の圧迫要因になっていた粗利単価が高い端末の構成比の ( 会 予 想 社 ) E P S ( ア ナ リ ス ト ) 実 績 業 P B R 績 2013/12 1.15 倍 動 会 社 予 販売に全力を挙げるとともに、人材確保とCS(顧客満足度)の向上に努 低下も改善方向にあり、14年12月期も着実な増収増益を見込む。 売上高 百万円 向 実 こうした厳しい事業環境の中で、ベルパークは乗り換えや機種変更 前期比 % 営業利益 百万円 前期比 % 経常利益 百万円 前期比 % 当期純利益 百万円 前期比 % EPS 円 績 84,227 13.1 3,239 3.8 3,425 7.0 1,878 5.3 289.52 想 2014/12 (2014 年 2 月発表) 90,400 7.3 3,510 8.3 3,500 2.2 1,960 4.3 303.56 アナリスト予想 90,700 7.7 3,550 9.6 3,550 3.6 2,000 6.5 309.76 2015/12 アナリスト予想 100,300 10.6 3,950 11.3 3,950 11.3 2,200 10.0 340.73 アナリストレポート・プラットフォーム 1 会 社 会 社 概 概 要 (1) 要 ソフトバンクショップを中心に運営する独立系の携帯電話販売代理店。独 立系販売店としては最大規模を誇る。運営するソフトバンクショップは、東 会社概要 京、名古屋、大阪の大都市圏を中心に228店舗(直営167店舗、FC61店舗=14 年2月末現在)を展開、このほかウィルコムプラザ、auショップ、アップル専 門店を運営しており、子会社が運営するキャリアショップを含めると、ベル パークグループ全体では255店舗に達する。2013年12月期の総販売台数は93 万4,233台、スキルに優れた販売員(正社員)を各店舗に揃えたCS(顧客満足 度)の高いキャリアショップとして定評がある。 経 営 者 と 企 業 理 念 代表取締役社長の西川猛氏は、東京大学卒業後、大手総合商社の住友商事 に入社。約12年間、海外畑を中心に勤務した後、1993年に設立された株式会 社ベルパークに監査役として参画。95年に代表取締役副社長、96年に代表取 締役社長に就任した。 西川社長は、総合商社時代に体験した「若い人間に仕事を思い切ってまか せる」というベンチャーらしい社風や、「わが営業は、信用を重んじ、確実を 旨とし... いやしくも浮利にはしり軽進すべからず」という創業家の家訓、 さらには、日本経済の長期低迷期に多くの企業が姿を消した事実に思いを込 めて、以下の3つの企業行動方針を掲げる。 (1)自由闊達な社風を尊重し、創造性、チャレンジ精神を大切にする人間 成長企業 (2)顧客、株主、取引先などのステークホルダーとの相互繁栄 (3)内外の法令を遵守し、信用を旨とし浮利を追わず、公正かつ透明で堅 実な経営 設立後の売り物といえばポケベルぐらいという商材が乏しい環境下で、資 金は底を突き、一時は絶望的な状況を経験したといわれる。「私たちは、私 たちの可能性を信じ、チャレンジし続けます。」というベルパークの企業理 念には、この設立後のボロボロの時期を乗り越えて、今日の発展を支えてき た当時の経営陣と従業員の熱い思いと力が表現されている。 コーポレートアクション 創業以来、ベルパークは、M&A(企業合併、買収)によって企業規模を拡大 してきた。13年12月末までに実行したM&Aは19回にのぼる。14年に入っても 小さな店舗買収を続ける一方、2月10日付けでOCモバイルの全株式を取得、 完全子会社化した。OCモバイルは、ソフトバンクショップ8店舗、auショッ プ6店舗、ドコモショップ8店舗、合計22店舗を展開するマルチキャリア代理 店で、ベルパークとしては、ショップ網の拡大に加えて、OCモバイルの経験 豊かで優秀な管理職陣が貴重な戦力になると期待する。 アナリストレポート・プラットフォーム 2 会 社 沿 概 要 (2) 革 会社概要 1993年 2月 株式会社ベルパークを設立 1995年 4月 東京デジタルホン(現・ソフトバンクモバイル)と代理 店契約を締結 5月 当社1号店として千代田区麹町に「J-PHONE SHOP 半蔵 門」を設置 2000年 5月 日本証券業協会(現東証JASDAQ)に株式を店頭登録 8月 愛知県名古屋市に「J-PHONE SHOP 新瑞」を設置、東海地 区に進出 2001年 11月 東日本キャリーから「J-PHONE SHOP」3店舗の営業を譲 り受ける 2003年 1月 ジェイフォンサービス(現・ジャパンプロスタッフ)を 株式交換により完全子会社化 (その後、2010年に同社の全株式をピーアンドピーに譲 渡した) 2004年 3月 田中通商の東海地域の「Vodafone Shop」(現・ソフトバ ンクショップ)4店舗と卸売部門の営業を譲り受ける 12月 関東に9店舗を持つニッカを完全子会社化、固定通信回 線の加入取次事業を開始 2006年 3月 IRIユビテックの「Vodafone Shop」1店舗の営業を譲り 受ける 2007年 10月 大阪府八尾市に「ソフトバンク JR久宝寺」を設置、関西 地区に進出 11月 テレックおよび日信商事とソフトバンク携帯電話の販 売に関する代理店契約を締結 2009年 6月 パナソニックテレコムからソフトバンクショップ52店 舗および卸売事業を譲り受ける 12月 アップルジャパンとの間でApple Authorized Premium Reseller契約を締結 アナリストレポート・プラットフォーム 2010年 12月 2013年 2月 ウィルコムと代理店基本契約を締結 KDDIと代理店業務委託基本契約を締結 3 会 社 概 要 (3) (2013年12月31日現在) 大 株 会社概要 主 株主 所有株式数 (株) 所有比率 (%) 1 光通信 1,816,800 26.99 2 日本ビジネス開発 1,755,000 26.07 3 西川 1,525,900 22.66 4 ベルパーク 275,900 4.10 5 ソフトバンクモバイル 238,500 3.54 225,000 3.34 63,800 0.95 47,200 0.70 クレディット スイス アーゲー チューリッヒ 36,000 0.53 トーシン 34,700 0.52 猛 ステート ストリート バンク アンド トラスト カン 6 パニー505224 ザ チェース マンハッタン バンク エヌエイ 7 ロンドン エス エル オムニバス アカウント ビーエヌワイエム 8 エム クライアント エスエーエヌブイ アカウント ビーエヌワイ エムピーシーエス ジャパン 9 10 アナリストレポート・プラットフォーム 4 事 事 業 業 概 の 内 要 (1) 容 会社概要 ベルパークは、移動体通信キャリアと直接取引をするソフトバンクショッ プなど通信キャリアの名前を冠するキャリアショップを運営(直営または FC)、iPhone、Android、フィーチャーフォンなどの携帯電話のほか、みまも りケータイ(防犯ブザー付き携帯電話端末)、データーカード、フォトビジョ ンやアクセサリー類を販売する。 端末類の販売は、キャリアがメーカーから仕入れた端末を最終消費者に販 売するが、日本の場合、販売代理店から最終消費者に対する販売価格は、キ ャリアからの仕入価格よりも低く設定される商習慣になっているため、販売 代理店は、キャリアから販売手数料を受け取ることで、仕入価格と販売価格 の逆ザヤを補填し、利益を得る仕組みになっている。また、販売代理店は、 販売手数料のほかに、獲得した加入者の 1 人当たり月間利用料に一定の料率 (数%)をかけた金額を継続手数料としてキャリアから受け取る。 手 数 料 体 系 [販売手数料] 販売手数料は、(1)販売店が販売した端末の種類、(2)新規か機種変更か、 MNP(同一番号による他キャリアへの乗り換え)か、(3)ショップのCS(顧客満 足度)、(4)目標販売台数の達成、(5)キャリア間の競争状態、など様々な条 件により決められる。ソフトバンクモバイルとベルパークの間の手数料体系 は、半年に1回ごとに更新されるほか、月毎に微調整される。期間限定のキ ャンペーンなどが多いため一概には言えないが、一般的には、キャリアの新 規契約獲得につながる新機種の販売が評価されるとともに、成熟した市場で 重要な他キャリアからのMNP、解約率の抑制につながるCS(顧客満足度)が高 いショップは手数料率が高くなる。 ただし、キャリア間の加入者獲得競争が激しくなると、顧客還元(キャッ シュバック)の原資として販売手数料は通常よりも高く設定され、そこで積 み増しされた販売手数料が顧客還元に使われる。なお、顧客還元の原資とな る販売手数料は売上総利益の一部としてカウントされる一方、顧客への支払 いは販売費・一般管理費の中で販売促進費として処理される。 [継続手数料] 継続手数料は、新規加入から5年間(60か月)を上限として、過去に獲得し た累積加入者1人当たりの月額利用料収入(ARPU)に一定の料率(数%)をかけ た金額をキャリアから受け取るもの。継続手数料を決める主な要素は、新規 加入者数、解約率、ARPUであり、販売員のスキルやショップのCS(顧客満足 度)の良し悪しが大きく影響すると考えられる。 アナリストレポート・プラットフォーム 5 事 業 概 要 (2) 人 材 の 確 保 と 育 成 携帯電話の代理店業界では、(1)長時間営業に伴う勤務時間の長さ、(2) 多機能なスマホ端末の普及に伴う商品知識の習得、(3)クレームへの対応な 会社概要 ど接客姿勢の向上、などに対する高い能力が求められることから、店舗販売 員のストレスは高く、これがサービスの低下や退職率の上昇を引き起こし、 結果として人材補充が困難な状況に悩まされてきた。 代理店にとって人材の確保と高いスキルを有する人材の育成は最大の課 題である。販売員のスキルの上昇、ES(従業員満足度)は、短期的な販売台数 の拡大のみならず、ショップ全体のCS(顧客満足度)の向上につながり、結果 として受取手数料の増加、すなわち業績成長に大きく寄与するからである。 ベルパークは、この業界では珍しく正社員を各店舗に重点配分する一方、 店舗運営の適正要員数の抜本的な見直しを進めてきた。この結果、残業時間 の短縮、連休取得の増加などの効果が出始めており、高いスキルを持つ戦力 販売員も増加し、退職率も改善傾向にある。今後も人材への投資を加速する 考えである。なお、2014年度は新卒145名が入社予定で、15年度についても 130名の新卒採用を計画している。 競 合 状 況 ベルパークの競合他社としては、ドコモショップ、auショップを運営する 商社系、メーカー系の販売代理店がある。商社系では住友商事、三菱商事系 のティーガイア(東証1部、3738)、伊藤忠商事系のコネクシオ(東証1部、9422) が国内最大級の販売代理店として存在する。他方、メーカー系では、これま でITX(元・オリンパスの子会社)、NECモバイリング(現・MXモバイリング)、パ ナソニックテレコムなどが業界の上位に位置していたが、ここ2年で日本産 業パートナーズがITXを買収、コネクシオがパナソニックテレコムを吸収合 併、丸紅がNECモバイリングを買収するなど再編が進んでいる。また、ソフ トバンクショップを運営する競合先としては、ソフトバンクモバイルの子会 社のテレコム・エクスプレス、ソフトバンクモバイルと光通信の合弁会社で あるテレコム・サービスなどが挙げられる。そのほかの販売チャネルとして は、ヤマダ電機(東証1部、9831)、ビックカメラ(東証1部、3048)、ヨドバシ カメラなど大型家電量販店があるが、販売のサービスレベルは専門ショップ に比べると大きく落ちると考えられる。 アナリストレポート・プラットフォーム 6 業 績 (1) 積極的なM&Aの展開を軸に業容は急速に拡大、13年12月期の売上高は842 13年12月期は、2 会社概要 度の上方修正を経 て増収増益を確保 億円強に達し、過去5年間に2.6倍、年率21%の急成長を遂げた。他方、営業 利益は09年12月期に35億76百万円の高水準を達成した後、10年12月期が29 億5百万円、11年12月期が28億49百万円と減益傾向を辿ったが、12年12月期 は31億22百万円と一挙に30億円台に回復した。 13年12月期(非連結)は、2回にわたる上方修正を経て、売上高842億27百万 円(前年度比13.1%増)を達成した。売上総利益は同18.7%増の164億93百万 円と大幅増収増益を実現、人件費、家賃、販売促進費等の増加をカバーして、 営業利益32億39百万円(同3.7%増)を確保、当期純利益は18億78百万円(同 5.3%増)となった。 主な収益関連指標の推移 (単位: 百万円、%) 総販売台数(台) 新規販売台数(台) 機種変更販売台数(台) Normal ARPU端末構成比(%) 売上高 商品売上高 受取手数料 売上原価 (対売上高) 商品売上原価 支払手数料 売上総利益 (対売上高) 販売費・一般管理費 10.12 11.12 12.12 13.12 前年度比 630,117 357,482 272,635 77.7 60,168 31,535 28,633 49,393 752,334 397,999 354,335 84.3 70,572 39,181 31,391 58,457 886,883 500,414 386,469 66.7 74,468 42,026 32,443 60,576 934,233 493,068 441,165 59.1 84,227 47,559 36,668 67,734 5.3 -1.5 14.2 82.1 82.8 81.3 80.4 43,894 5,500 10,774 52,563 5,894 12,115 54,417 6,159 13,892 61,133 6,601 16,493 17.9 17.2 18.7 19.6 7,869 9,265 10,770 13,253 (対売上高) 13.1 13.1 14.5 15.7 人件費 広告・販促費 その他 営業利益 4,418 728 2,724 2,905 4,994 1,154 3,118 2,849 5,645 1,400 3,725 3,122 6,549 2,451 4,253 3,239 (対売上高) 経常利益 (対売上高) 当期純利益 (対売上高) 1株当り利益(円) 1株当り配当(円) 4.8 4.0 4.2 3.8 2,893 2,781 3,200 3,425 4.8 3.9 4.3 4.1 1,659 1,489 1,783 1,878 2.8 2.1 2.4 2.2 247.66 36.00 223.26 26.00 269.84 30.00 289.52 40.00 13.1 13.2 13.0 11.8 12.3 7.2 18.7 23.1 16.0 75.0 48 3.7 7.0 5.3 (出所) ベルパークの決算資料を元に作成。 (注) 1株当り利益と1株当り配当は2013年1月1日付けの株式分割 (1株につき100株)の影響を遡及修正した。 アナリストレポート・プラットフォーム 7 業 績 (2) 売上高の大幅な増加は、過去の増店効果に加え、ソフトバンクモバイルが 会社概要 実施した各種キャンペーンを活用した乗り換え(MNP)や機種変更販売が奏功 し、販売手数料と継続手数料が増加したためである。他方、店舗数の増加に 伴い人件費(給与等のほか福利費、賞与、退職給付費用などを含む)が前年度 比16.0%増、地代家賃が同7.5%増となったほか、3キャリアによるiPhone の取扱いに伴う競争激化も影響、販売促進費は同76.8%増と大幅に増えた。 ベルパークは、14年12月期(非連結)業績について、売上高904億円(前年度 Normal ARPU端末 の構成比が改善、 14 年12 月期も 順 調な増収増益予想 比7.3%増)、営業利益35億10百万円(同8.3%増)、当期純利益19億60百万円 (同4.3%増)を予想、EPSは303.56円としている。 ここ数年、収益の圧迫要因になってきたNormal ARPU(粗利単価が高い端 末)の構成比低下、Low ARPU端末(粗利単価が低い端末)の構成比上昇傾向が、 13年12月期の第3四半期から持ち直し傾向にあり、14年1-2月はさらに改善を 示している。当面は、これ以上、改善される可能性は低いものの、逆にNormal ARPU比率が大幅に低下する懸念もないとみられる。なお、Normal ARPU端末 は、iPhone、Android端末、フィーチャーフォン、データーカード、iPad(タ ブレット)、Low ARPU端末は、みまもりケータイ・シリーズ、フォトビジョン、 USIMカードを指す。 一方で、14年12月期は、人件費と販売促進費が引き続き増加する見込み。 とくに、上半期には大幅な増加が懸念され、営業利益の増益幅を抑える要因 になるとみられる。このほか、ソフトバンクモバイルによるキャンペーンの 時期、内容など不透明材料が多いことから、TIWも会社側の期初計画に近い 収益水準を予想する。すなわち、売上高は907億円(前年度比7.7%増)、売上 総利益は185億円(同12.2%増)、営業利益は35億50百万円(同9.6%増)になる 見通しで、当期純利益は20億円(同6.5%増)を計上、EPSは308.26円を見込む。 ベルパークは、14年2月にOCモバイルを完全子会社化したことから、14年 連結決算を開始 12月期から連結決算を開始する。具体的には、3月31日に貸借対照表を連結、 4月1日から損益計算書を連結する。ただし、OCモバイルが運営してきたソフ トバンクショップに対してはノウハウが生かせるため、収益改善を計画に織 り込めるが、auショップやドコモショップについてはベルパーク自体が経験 不足なため、収益改善にはやや時間がかかる見通し。このため会社側は、14 年12月期の連結決算について、売上高は962億円と非連結予想に比べて6.4% 増の水準を見込むが、営業利益は34億円(同3.1%減)、経常利益は33億80百 万円(同3.4%減)、当期純利益は18億40百万円(同6.1%減)と、いずれも非連 結決算予想に比べて低い水準を予想する。 アナリストレポート・プラットフォーム 8 業 会社概要 績 (3) Normal ARPUとLow ARPUの端末販売台数の推移(四半期) (千台) (%) 180 100 160 90 80 140 70 120 60 100 50 80 40 60 30 Low ARPU端末(左軸) 40 20 Normal ARPU端末(左軸) 20 10 0 1Q 2Q 3Q 11年 4Q 1Q 2Q 3Q 12年 4Q 1Q 2Q 3Q 13年 4Q 1-2月 14年 (出所) ベルパークの資料を元に作成 (注) Normal ARPU端末: iPhone、Android、フィーチャーフォン、データーカード、iPad Low ARPU端末: みまもりシリーズ、フォトビジョン、USIM アナリストレポート・プラットフォーム 9 (出所)㈱QUICK 上記チャート図の一部又は全部を、方法の如何を問わず、また、有償・無償に関わらず第三者に配布してはいけません。 上記チャート図に過誤等がある場合でも㈱QUICK 社及び東京証券取引所は一切責任を負いません。 上記チャート図の複製、改変、第三者への再配布を一切行ってはいけません。 2011/12 株 価 推 移 2012/12 2014/12 予 (アナリスト) 2013/12 株価(年間高値) 円 1,415 2,000 3,650 - 株価(年間安値) 円 793 911 1,745 - 月間平均出来高 百株 1,957 1,376 1,061 - 高 百万円 70,572 74,468 84,227 90,700 売 上 営 業 利 益 百万円 2,849 3,122 3,239 3,550 経 常 利 益 百万円 2,781 3,200 3,425 3,550 百万円 1,489 1,783 1,878 2,000 業 績 推 移 当 期 純 利 益 E P S 円 223.26 269.84 289.52 309.76 R O E % 14.4 15.3 14.3 14.5 流動資産合計 百万円 19,598 19,036 21,335 - 固定資産合計 百万円 2,455 2,611 2,685 - 資 百万円 22,053 21,647 24,020 - 産 合 計 貸借対照表 流動負債合計 百万円 10,504 8,773 9,865 - 主 要 項 目 固定負債合計 百万円 664 371 424 - 負 百万円 11,169 9,145 10,289 - 株主資本合計 百万円 10,884 12,502 13,684 - 純 資 産 合 計 百万円 10,884 12,502 13,731 - 営業活動による CF 百万円 2,178 432 1,618 - 投資活動による CF 百万円 -378 -347 -545 - 財務活動による CF 百万円 -674 -391 -1,123 - 現金及び現金同等 物の期末残高 百万円 6,986 6,765 6,896 - キャッシュフ ロー計算書 主 要 項 目 債 合 計 (注)株価の高値・安値、月間平均出来高、EPS は 2013 年 1 月 1 日付けの株式分割(1 株につき 100 株)の影響を遡及修正して表示。 アナリストレポート・プラットフォーム 10 リ 事 関 ス ク 分 す 業 る リ 会社概要 析 ス に ク ●ソフトバンクへの依存 ベルパークは、ソフトバンクモバイルの認定ショップ(ソフトバンクシ ョップ)の売上高、仕入金額が全体の90%以上を占めており、ソフトバン クモバイルとの代理店委託契約が事業活動の前提になっている。このため、 ソフトバンクブランドの新商品の投入時期のほか、料金プランや代理店に 対する支払手数料の変更や広告宣伝のやり方など、ソフトバンクモバイル の事業戦略・動向に大きく左右される。とくに、取引条件に変更が生じた 場合、ベルパークの収入の源泉である受取手数料に与える影響は大きい。 また、ソフトバンクショップの出店計画はソフトバンクモバイルの戦略に 基づいて決められるという制約もある。 ●代表取締役への依存 同社の代表取締役社長である西川猛氏は、経営方針の決定を始め、営業、 企画においてきわめて重要な役割を果たしており、何らかの理由により同 氏の業務遂行が困難になった場合、事業展開に影響をおよぼす可能性が憂 慮される。 ●M&Aの影響 ベルパークはさらなる企業成長をめざしてM&Aを繰り返し実行している が、これらM&Aが想定した効果を生む保証は必ずしもなく、その場合、業 績に悪影響を及ぼす可能性がある。 業 関 す 界 る リ に ス ク ●販売競争 ベルパークのように移動体通信キャリアと代理店契約を締結している 一次代理店は全国に多数存在しており、新規契約数の伸びが鈍化した場合、 販売競争が激化すると考えられる。 ●総務省の施策 移動体通信事業の監督官庁である総務省は、過去、「端末価格と通信価 格を分離した価格プラン」や「SIMロック解除に関するガイドライン」など の施策を提唱し、携帯電話業界に大きな影響を与えてきた。今後も総務省 の施策が業界に影響を及ぼす可能性がある。 ●店舗販売員の確保と育成 携帯電話業界では、店舗販売員の人材確保が大きな課題になっており、 新卒者の採用のほか実務経験者の通年採用ならびに教育研修などにより、 人材確保、育成に努めているが、長時間労働など労働環境が変化した場合、 退職者が増加し人材を確保できない可能性がある。 アナリストレポート・プラットフォーム 11 デ ィ ス ク レ ー マ ー 1.本レポートは、株式会社東京証券取引所(以下「東証」といいます。 )が実施する「アナリストレポー ト・プラットフォーム」を利用して作成されたものであり、東証が作成したものではありません。 2.本レポートは、本レポートの対象となる企業が、その作成費用を支払うことを約束することにより作 会社概要 成されたものであり、その作成費用は、当該企業が東証に支払った金額すべてが、東証から株式会社テ ィー・アイ・ダヴリュ(以下「レポート作成会社」といいます。 )に支払われています。 3.本レポートは、東証によるレビューや承認を受けておりません(ただし、東証が文面上から明らかに 誤りがある場合や適当でない場合にレポート作成会社に対して指摘を行うことを妨げるものではありま せん) 。 4.レポート作成会社及び担当アナリストには、この資料に記載された企業との間に本レポートに表示さ れる重大な利益相反以外の重大な利益相反の関係はありません。 5.本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を唯一の目的として作成されたもので、有価証券の 取引及びその他の取引の勧誘又は誘引を目的とするものではありません。有価証券の取引には、相場変 動その他の要因により、損失が生じるおそれがあります。また、本レポートの対象となる企業は、投資 の知識・経験、財産の状況及び投資目的が異なるすべての投資者の方々に、投資対象として、一律に適 合するとは限りません。銘柄の選択、投資判断の最終決定は、投資者ご自身の判断でなされるようにお 願いいたします。 6.本レポート作成にあたり、レポート作成会社は本レポートの対象となる企業との面会等を通じて、当 該企業より情報提供を受けておりますが、本レポートに含まれる仮説や結論は当該企業によるものでは なく、レポート作成会社の分析及び評価によるものです。また、本レポートの内容はすべて作成時点の ものであり、今後予告なく変更されることがあります。 7.本レポートは、レポート作成会社が信頼できると判断した情報に基づき記載されていますが、東証及 びレポート作成会社は、本レポートの記載内容が真実かつ正確であり、そのうちに重要な事項の記載が 欠けていないことやこの資料に記載された企業の発行する有価証券の価値を保証又は承認するものでは ありません。本レポート及び本レポートに含まれる情報は、いかなる目的で使用される場合におきまし ても、投資者の判断と責任において使用されるべきものであり、本レポート及び本レポートに含まれる 情報の使用による結果について、東証及びレポート作成会社は何ら責任を負うものではありません。 8.本レポートの著作権は、レポート作成会社に帰属しますが、レポート作成会社は、本レポートの著作 権を東証に独占的に利用許諾しております。そのため本レポートの情報について、東証の承諾を得ずに 複製、販売、使用、公表及び配布を行うことは法律で禁じられています。 <指標の説明について> 本レポートに記載の指標に関する説明は、東京証券取引所ウェブサイトに掲載されております。 参照 URL ⇒ http://www.tse.or.jp/listing/analystreport/index.html アナリストレポート・プラットフォーム 12
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