~ Executive Create Officer, Sean Riley からのメッセージ~

~ Executive Create Officer, Sean Riley からのメッセージ~
“なぜヘルスケアで働きたいのだろう”
16年前私は自分にそう問いました。
以来、私は毎日何千人の人々の生活を変えてきました。
でも、それはクライアントの口紅やテレビを買ってもらえたからでも、3台目の車を購入してもらえるような、
説得力のある広告を作ったからでもありません。
それは、深夜の耐え難い痛みを軽減したり、ぜんそくの息苦しさから解放したり、不安な気持ちを取り除いたりする薬の広告、
ポリオ根絶、輸血用血液の確保、HIV が発展途上国で広がるのを防ぐというような様々なグループをサポートする仕事を通して
成し遂げることができたのです。
あなたは、あなたの仕事で人々の生活を良い方向に変えたいと思いませんか?
それなら是非あなたのクリエーター魂をヘルスケアで役立ててください。
きっと本当の意味で「意義のある仕事」と感じることができるはずです。
それだけではありません。私たちは創造力とその力を最大限に活かすことを信念としています。
結果として、私たちはカンヌライオンズヘルスの創設スポンサーでありサポーターでもあり、
4年連続で「ヘルスケア・エージェンシー・ネットワーク・オブ・ザ・イヤー」を4年連続で獲得しました。
またキャンペーンアジア紙の日本における「スペシャリスト・エージェンシー・オブ・ザ・イヤー」も6回受賞しています。
「ヘルスケア」「ウェルネス」の領域で、是非あなたのこれまでのクリエーターとしてのご経験を最大限に活かしてください。
この仕事こそがクリエイティビティの真の「るつぼ」であり、広告の世界の中で唯一、仕事でありながらも自分たちの成すことに、
心から充足を得られるものだと強く信じています。
Sean Riley ショーン ライリー
エグセグティブ・クリエイティブ・ディレクター
日本・北アジア
1987 年にカナダで広告業界でのキャリアをスタートし、その後 12 年間、代理店やブティックエージェンシーでイラストレーター、
デザイナー、アートディレクターとして、高級車からファーストフード、サウンドデザインからアダルトショップまで様々なアカウントに従
事。
その後、これからは人々の生活に前向きな影響をもたらして行こうと決意。1999 年にマッキャンヘルスのメルボルンオフィスに入
社。その後、アソシエイト・クリエイティブ・ディレクターとなり、呼吸器、幼児栄養、循環器、てんかんなどの領域でクリエイティブ
受賞作品となるキャンペーン開発。
その後エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターに就任。シンガポールで 9 年間、幼児栄養から末期がん治療まで、グローバル
で展開する様々なキャンペーン開発を行う。 2016 年に来日。
McCann Health クリエイティブチームでの募集職種
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クリエィティブディレクター/Creative Director
コピーライター/Copy Writer
アートディレクター/Art Director
~ Interview: マッキャンヘルス クリエイティブの現場から ~
多賀 勇貴(Creative Catalyst)
入社以前は、総合広告代理店数社にて 10 数年、コピーライターとして輸入車から食品、スポーツアパレルまで数多くの広告
キャンペーンに携わる。2011 年、マッキャンヘルスケアワールドワイドジャパンに入社。
医療従事者向けコミュニケーション、疾患啓発キャンペーン、コーポレートブランディングの分野で、アイデア開発、コピーライティ
ングの職務を担う。2014 年からはカテゴリーリーダーとしてクリエイティブ部門を率いる。クリエィティブディレクターして大手製薬
企業、医療機器メーカーを担当し、ブランドコミュニケーション、コーポレートコミュニケーションに関わるクリエイティブディレクション、
アイデア開発(ムービー、デジタル、プリント)、キャンペーンプランニングの職務を担う。
Q1. そもそも、なぜヘルスケアエージェンシーに興味を持ったのですか?
正直に言うと、私はヘルスケアエージェンシーに全く興味がありませんでした。クリエーターとして力が発揮できない、つまらない会社のひと
つというイメージしかありませんでしたが、当時お付き合いのあったリクルーターから紹介され、とりあえず会ってみたのがきっかけです。入社
時は、面白くなかったら 3 日で辞めようと思っていたのですが、今月で丸 5 年です。つまらないどころか、これまでのクリエイティブ人生では
得られなかった刺激的な環境でした。
総合から専業に行くメリットについて聞かれたりしますが、そもそも、「ヘルスケアとひと口でいっても専業と言えるか」、というところだと思い
ます。市販薬と処方薬では全く市場やターゲットが違いますし、処方薬でも疾患が違えば、市場の状況もカスタマーもターゲットインサイ
トも違います。ただ医療や健康といった、今とこれから世の中から注目される分野を深く掘り下げることができるのは、クリエイティブとして
の知的好奇心を刺激されると思います。
Q2.医療の知識は全くないのですが、やはりある方が良いのでしょうか。
なくても構いません。むしろないほうがいいです。弊社のクリエイティブセクションにいるスタッフはみんなヘルスケアエージェンシーの経験がな
い状態で入社してきています。何より重要なのは、専門知識ではなく、クリエイティブとしてのスキルと才能です。プロジェクトに取り組むう
えで、クリエイティブとして必要な専門知識は勉強すればすぐに身に付きますが、専門知識しかない人にクリエイティビティをもたせるのは
数時間、数日では不可能だからです。
Q3. クリエーターとして、ヘルスケア広告の醍醐味・面白味は?これまで面白かった仕事について教えてください。
健康であることは、そもそもどんな状態をさすのか。健康とは? 幸福とは?と考えながら仕事ができるのは、ヘルスケア広告の醍醐味か
もしれません。私はこれまで制作者として数十、数百の製品、ブランドに携わってきましたが、マッキャンヘルスに入社するまでは、今ほど
は考えてなかったように思います。数年前、乳房再建についてのプロジェクトに携わりました。乳がんの治療によって乳房を切除した方や、
その周囲の方々に乳房を再建することの意味、意義、方法や費用についての情報を提供する仕事です。乳房を切除し、乳がんを克
服した方は、今はがんではないので、その人たちは“健康”と言えるはず。でも調べていくと、全く違いました。乳房がないことで、その女性
の方々は心に穴が空いたまま生活をしていることがわかりました。乳がんになって、医師から告知されても、乳房の切除をしても、一滴の
涙も流れなかったけど、乳房再建をし、初めて鏡で乳房のある自分の姿を見たとき、(おそらくずっと無意識に我慢していた)涙が溢れ
出てきた、という方もいらっしゃいました。
この事例だけでなく、ヘルスコミュニケーションでターゲットになるのは、本当に困っている方々が多いです。そんな方々のために、今まで培
ってきたクリエイティブのスキル、アイデアの力を提供できることが、ヘルスケア広告の醍醐味かもしれません。
Q4. チーム・組織構成を教えてください。グローバルな環境だと思いますが、英語は必要でしょうか?
ECD の Sean のもとに数名の CD やチームリーダーがいて、その下に AD、CW、D がいる構成です。各チームの人数構成はバラバラで
すが、それぞれのチームに CD,AD,CW がバランスよく配置されています。
外国籍の従業員は各セクションに必ず 1 名以上在籍しています。英語はできることに越したことはありませんが、英語が苦手でも社内
に通訳部があり、サポートを受けることができるため、英語が苦手な方でも業務に支障がでることはありません。
Q5. 最後に、候補者の方へメッセージをお願いします。
マッキャンヘルスは、日本国内で最大規模を誇り、国内で最も経験豊かなヘルスコミュニケーションエージェンシーです。ストラテジー、デ
ジタル、クリエイティブ、メディカルの専門家が 150 名〜160 名所属しています。クリエィティブアワードの受賞歴においても国内で最多
(Clio 金賞、 Rx 金賞、日本初の Grand Global 受賞を含む)、Campaign 誌主催のスペシャリスト・エージェンシー・オブ・ザ・
イヤー6 年連続受賞も達成しています。
私たちはヘルスケアの専門エージェンシーですが仕事の種類は多岐にわたります。医療従事者向けのコミュニケーションから、一般消費
者向けのコミュニケーションまで非常に幅が広いのが特徴です。大規模なキャンペーンから海外オフィスと協力するプロジェクト、小規模
ながらヘルスケア業界で初のプロジェクトなど、クリエーターが求められる機会も多く、海外アワード獲得も常に視野に入れて活動してい
ます。クリエーターとしてステップアップしていきたい方には、非常に刺激的な環境だと思います。ぜひ一緒に働きましょう。