Untitled - 個人情報の取り扱いについて

主 催 者 からのご 挨 拶
東日本大震災、そして原発事故は、我が国に甚大な被害をもたらしました。エネルギー利用のあり方
そのものも、見直しを迫られています。私たちは、全力を挙げて復興を成し遂げるとともに、新しい発展
の方向を見出していかなければなりません。
日本経済が厳しい状況にあるこのような時にこそ、環境分野が経済の牽引役となる「グリーン経済」
を実現する必要があります。私も参加しました、本年6月の「リオ+ 20」でも
「グリーン経済」が主要
テーマとして取り上げられました。今後、グリーン経済を制する国が世界をリードするという時代を
迎えると言っても過言ではありません。
また、震災は私たちに地域やコミュニティの大切さを再認識させてくれました。地域の特性や資源
を生かした、地域密着型のエコビジネスを育て、発展させていくことが期待されています。
長浜博行
環境大臣
このような中、
「eco japan cup」は、エコビジネスの芽を見つけ育てるコンテストとして毎年開催し、
ビジネス部門、カルチャー部門など各分野で多くの応募を頂いているところです。昨年度からは「エコ
復興」を掲げ、被災地の復興支援につながる環境ビジネスプランも募集しております。
受賞者を含めた皆様方の積極的な取 組みにより、地域から全国規模まで様々なエコビジネスが
発展し、持続可能な社会の実現につながっていくことを期待しております。
関係各位のご協力とご尽力に感謝申し上げます。
東日本大震災からの復旧復興は最優先の課題であり、また、地球環境問題や、東日本大震災を
契機としたエネルギー需給の変化への対応が求められている中で、子ども達や孫達の世代に持続可能
で活力ある国土・地域を残していくための取組みを推進することが重要であります。
このような中で、
「eco japan cup」は、環境ビジネスを発展させるため、経済団体や市民団体、
金融機関や企業、官庁等の様々な主体が連携し、
「環境」という切り口から暮らしを豊かにする様々な
取組みを見つけ、支援・育成する「新しい公共」の場として活動しているところであります。
国土交通省におきましては、東日本大震災からの復興が主要なテーマとなったことを契機に、昨年
度から主催者として参画しているところであり、官民が協働した「新しい公共」による地域づくり活動
を推進するとともに、被災地の復興に向けた多様な主体の連携による様々な取組みを支援して参りたい
羽田雄一郎
国土交通大臣
と考えております。
今後とも、
「eco japan cup」の取組みにより、新しい環境ビジネスの芽が育つとともに、多様な主体
による地域づくり活動が自立的、持続的に展開され、地域の活性化と震災からの復興に大きな力を
発揮していくことを、心から期待しております。
最後に、今回ご応募頂いた皆様と関係各位のご協力、ご尽力に厚く御礼申し上げるとともに、今後
益々のご活躍とご発展を祈念いたします。
我が国は、昨年来、東日本大震災で被災した地域の復旧、被災者に対する支援、原発事故対策
等に全力を挙げて参りました。引き続きこうした対応に万全を期すとともに、将来を見据えた復興を
果たすべく、一丸となって復旧・復興に向けた取組みを進めていかなければなりません。
このような中、
「eco japan cup」は、昨年に引き続き、産官学民金の協働により環境と経済の好循環の
実現を目指すこれまでの取組みに加え、被災地の復興支援にも繋がるような環境ビジネスを求めて、
「エコ復興」をスローガンとしております。
被災地の復興や地域の再生にあたっては、再生可能エネルギーの活用促進とエネルギー効率の向上、
スマートコミュニティの実現等に取組むことが重要でありますが、その際には、地域の視点に立って、
真に自立的な地域づくりに繋げていくための仕掛けづくりが必要です。
樽床伸二
総務大臣
総務省では、エネルギーの地産地消など、再生可能エネルギーをはじめとする多様な地域資源を
最大限活用した取組みの事業化や、地域と大学が連携した「域学連携」による人材育成と地域づくり
といった、地域の経済循環の創造を軸とした自立的な地域活性化施策を推進しているところです。
今回、本コンテストに応募された皆様の活動が、被災地の復興、環境との共存、そして、持続可能
な社会の実現に大きく寄与されますことを心から期待申し上げるとともに、皆様の今後益々のご活躍と
ご発展を祈念いたします。
主 催 者 からのご挨拶
日本の、そして世界の持続的可能性を高める新技術、新発想のインキュベータとして、
「eco japan cup」
がスタートし、今年で8年。昨年は、あの忌わしい3・11 で大震災、津波、原発事故というとてつも
ない災害を経験したからこそ、エコの視点による復興策を見出そうと、今年も開催することとなりました。
この「エコ復興」の考えかたは、被災地のニーズから、また社会のパラダイム転換の観点からも、本質的
に重要であると確信しています。参加者はもとより、本会をお支え頂いております関係各位のご協力に
対し、心から感謝申し上げます。
本年も、東日本大震災や原発事故以前は考えもしなかった、あるいは考える必要もなかった、しかし、
被災地のみならず、国内外で有効な技術やサービス、
ライフスタイルのアイデアや実践例が多く寄せられ
小池百合子
環境ビジネスウィメン顧問
衆議院議員
ました。
「エコ復興」の方法に限界はありません。いずれも、わが国の底力である「環境力」をさらに
力強いものとするヒントに溢れています。あらためて「日本、捨てたものではないぞ」との思いを抱きます。
地球環境を取り巻く国際情勢はけっして甘いものではありません。異常気象の激甚化、多頻度化や
干ばつによる食糧難、さらにシェールガス革命など世界の潮流は変化を続けています。だからこそ、日本
のすぐれた「環境力」が求められています。新しい環境の世紀の担い手となるべき企業、団体、個人の
皆様のさらなる成長とご発展を心から期待いたしております。
今 年度も eco japan cup 開催の運びとなりました。年数を経て、引き続き開催させて頂ける
のもひとえに関係者皆様のご尽力の賜物であるとともに、何よりも旺 盛なチャレンジ精神をもって
本コンテストに参加して頂いている応募 者の皆様の熱意によるものと認識しております。あらためて
この場を借りて敬意を表するとともに御礼を申し上げたいと思います。
さて、本イベントも8年目となるわけですが、年々「環境」の意味するところも深く変貌し、それに
伴い本コンテストの意義もより重要性を増している気がしてなりません。もちろん東日本大震災という
未曾有の大惨 事が 契 機となり、環境と復興を同時並行的に考える機 運が 芽生えた面も否めない
ところですが、それ以前に、そもそも環境は、読んで字のごとく、まさに「環(わ)
」の「境」目であり、
橋本 徹
株式会社日本政策投資銀行
代表取締役社長
それは自然環境にとどまらず、人間・社会・文化など我々を取り巻くすべての接点に存在するもの
とも考えられるのではないでしょうか。
その意味では、
「環境」を捉えていくにあたって、単なる自然環境だけでなく、多様化した社会を
長期・複眼的に捉えていくサスティナブルな発想が、益々重要になってくるものと思われます。
従来の縛りにとらわれない斬新な発想にこれからも期待をしています。
今 年は、国連 持 続可能な開発 会 議(リオ+ 20)が 開 催されました。1992 年の国連 環 境開発
会 議(地球サミット)からの 20 年で、地球環境問題を巡る世界の情勢は、大きく変わっています。
そのようななか行われたリオ+ 20 の成果については様々な見方もあるようですが、環境問題が世界
にとって解決すべき重要課題であることに変わりはありません。
わが国では、東日本大震災からの復興にあたって、エコの側面を重視したまちづくりプラン等が
多く提示されています。
「eco japan cup 2012」においても、昨年に引き続き、環境の観点のみ
ならず、被災地や被災者の皆様を応援し、元気づける、ビジネスモデルへの応募が数多く寄せられ
ました。今回の入 選作品だけでなく応 募 頂いたどの作品も、環境問題の解決への取 組みや震災
復興への取組みに繋がっていくものと確信しております。
國部 毅
株式会社三井住友銀行
頭取兼最高執行役員
三井住友銀行としても引き続き本業を通じた環境ビジネス、なかでも環境ビジネスモデルの発掘、
ベンチャーや起業家の育成に取組むことで、日本の復興・発展に繋げて参りたいと考えております。
「eco japan cup」が「環境ベンチャーの登竜門」としてのみならず、新たな社会、新たな日本
づくりに向け、さらに発展していくことを祈念しています。
01
昨年の東日本大震災、世界的な景気の低迷、この厳しい日本の経済状況の下で問題の解決には官だけでは限界があり、官民連携の
重要性が叫ばれる中、既に 2006 年から環境と経済の好循環を目指し、官民連携の協働事業として取組んできた「eco japan cup」。
今年、
「環境教育等による環境保全の取組みの促進に関する法律」の改正の中でも、官と民との協働取組の推進が強化された。
7年目を迎え、eco japan cup 実行委員長の末吉氏と企画運営を担ってきた主催メンバー環境ビジネスウィメンの善養寺事務局長
と鈴木理事が「eco japan cup」の目指すもの、これまでとこれからを語る。
持続可能な社会の実現のために、
環境と経済の好循環を目指す
末吉:この事業は、ほんと奇跡的な官民連携だと思いますよ。
営むベンチャーであり、女性企業家として、日本の経済社会の中で
感じる様々な課題の解決に向けて、その時、〜健やかで美しく豊かな
環境先進国を目指して〜のメッセージ※を出しました。
2010年から実行委員長になり、それまで eco japan cup の存在
⑴ 環境の仕事を志す人へ 〜強い目的意識でやりがいのある仕事を〜
すら知りませんでしたが、この事業に関わってみて、凄い人達がこの
⑵ 金融・投資について〜環境の仕事を志す人達をサポートする社会へ〜
事業を支えていることに驚きました。
⑶ 環境情報・環境教育について 〜環境意識を高める発信・人づくり〜
ビジネス・ベンチャーオープンでは、裏方として銀行がスクリーニング
しているし、2次審査では中小企業診断士や技術士、日本有 数の
⑷ 行政について 〜環境政策で「環境と経済の好循環」の実現を〜
2007年にこの事業を担う際に、この4つのテーマを実現するための
コンサルタントが1社1社に時間をかけ、丁寧なアドバイスをして
仕組みとして、このeco japan cupの事業モデルを作りました。
いますよね。部門ごとにその分野を本業にしている事業者が、この
事業の志に賛同してボランティアしていて、それがネットワークになって
※詳細は環境省ウェブサイト参照
http://www.env.go.jp/council/24woman/y241-03/mat02.pdf
取組んでいる。行政も横串で参加して一緒に働いている。こんな事業が
鈴木:そうなんです。自分達が起業する際にとても苦労した事業環境の
あることが奇跡だと思います。これは環境ビジネスウィメン、女性の
パワーで成せた技というべきでしょうか。
善養寺: ありがとうございます。委員長からそう言っていただくと大変
欠点を払拭していかなければ、後に続く人たちが出てこない。環境と
経済の好循環の具現のためのマーケットが育たない、と強く懸念して
いました。それらの課題は、未だに解決されていないものが多いと
心強くなります。eco japan cup は 2006 年に始まり、2007 年
思っています。「環境」 を仕事にするのはとても美しいが「お金になり
から環境ビジネスウィメンが今の事業形態にし、運営を担うことに
にくい」と敬遠されるとか。
なりました。
日本では、起業後のシード、アーリーステージには、融資も投資も厳しい。
我々、環境ビジネスウィメンは、2004年に小池百合子環境大臣
(当時)
特に、女性が経営者だと資金借入の際に父親や夫の連帯保証を求め
の声かけで集められた大臣懇談会から始まりました。環境ビジネスを
られたり。環境ビジネスへの行政支援策は色々と出始めましたが、混沌
としていて「的確な使われ方」がなされていない。そんな課題提示が、
集められたメンバー全員から、
堰を切ったように溢れ出しました。
(笑)
金融が変わらなければ、経済も変わらない。
善養寺: 皆は口々に金融の問題を強 調しました。金融 が 変わらな
ければ経済も変わらない。環境と経済の好循環には、何よりも金融
を変える必要があると。
02
e c o j a p a n c u p 2012 特別鼎談
末吉: おっしゃる通り、金融は重要です。社会の基盤の一つはお金を
媒介とした経済活動ですから、社会を持続可能なものに変えていく
にはお金の流れをそれに適合したものに変える必要があります。
昨年、
「持続可能な社会の形成に向けた金融行動原則(21世紀金融
行動原則)
」の策定に関わりました。環境や社会に配慮する取組みが
経済的な価値を生み出すような新たな市場の構築に、金融業界は
自らのこととして積極的に貢献すべきだと思います。
善養寺: ゆえに、この事業の主催メンバーの民間事業者は金融機関に
限定しています。
官庁横串、官民連携のプラットホームとして
鈴木: 主催として、環境省、国土交通省、総務省と官庁連名で参画
求めあうものの出会いの場、繋がりでイノベーションを
善養寺: その解決策として、ビジネス、カルチャー、ライフスタイル、
ポリシーと4部門を設けています。技術やビジネスモデルに対して、
しているのもユニークでしょう。民間との共同主催で官庁横串はあり
コミュニケーションやデザインというビジネスの価値を上げる分野、
そうでありません。実行委員会にも環境ビジネスに関わる官庁は全て
コンシューマーや地域の環境活動、コミュニティビジネスの分野、
参加しています。我々としては、成り立ちから官民連携に拘っています。
環境政策と、それぞれ必要に応じて繋がることでイノベーションが
歴代大臣の環境ビジネスウィメン懇談会では、我々に対し、環境省
起こるようにと。そして、そのカテゴリーごとに大企業等が「パート
への「政策提言」が求められました。一つの課題でも管轄官庁は多岐
ナーコンテスト」として、自分達の事業に必要なパートナー探しを行う
に渡り、官庁横断連携や民間とのコラボレーションが必要。民間感覚
仕組みを設けています。求めあう同士にとって情報の交差点とする
で色々と政策提言してみても、環境省一つだけでは受け止めきれない
ことで繋がりを生みだす。それは行政にとっても、下手な調査事業
わけです。我々としては、日本の環境政策を真剣に考えるばかりに
に税金を投じているより遥かに有用で新鮮な情報が集まってくるの
環境ビジネスを起 業した者達ですから、言い放しで知らんふりが
できなくて「なら、私たちがやるわよ!」と、始めたって感じです。
“環境” を切り口にした産・官・学・民・金(金融)の協働の場をつくり、
そして、官庁横串で参加して貰う。数年かけて働きかけ実現しました。
eco japan cup という事業をプラットホームにして、
それぞれの立場
で政策を展開してもらい連携体をつくっているのです。
ですから、政策ネタの宝庫です。
鈴木:このコンテストに参加したことが機会で、連携し、発展した事業
がいくつも出てきていますし、政策として活用されたものもあります。
善養寺: ポリシー部門の1次審査は省庁実行委員全てが行っています
ので、民間からの政策提言窓口としてももっと活用していただきたいと
思っています。
新しい公共としてのeco japan cup
末吉: 民間の知恵を凝 縮した政 策だからこそ、このような幅 広く、
ハイクオリティな協働体制がつくれたわけですね。これをもっと活か
したいですね。大震災から2年近く経ちますが、まだまだ復興には
遠い状況です。被災者の生活再建は何よりも「仕事」だと思います。
企業のCSR 活動による短期的な支援も初期には重要ですが、
これから
は継続的なビジネスとして関わっていくことが求められます。これまで
末吉: 実現していることが奇跡というしかありません。この金融機関を
実績を重ねてきた eco japan cupとして、今後も継続して支援を行って
含む官民連携協働の場は貴重です。金融行動原則の中でも、
『4. 持続
いくことで震災復興における存在価値が高まってくると思います。
可能な社会の形成には、多様なステークホルダーが連携することが
鈴木: 過去の受賞者の多くが被災地で復興支援を行っています。長期
重要と認識し、かかる取組みに自ら参画するだけでなく主体的な役割
を担うよう努める。
』と書かれています。この金融行動原則に署名する
的支援という意味では、このような復興支援事業がどんどん生まれ
てくれば、いずれ被災地の仕事創出にも繋がると考えています。
金融機関が続々と増えています。持続可能な社会の形成には、官民
継続は力也ですね。
それぞれの立場を持って協力しあうこと。金融機関もそれに積極的
善養寺: 今後、ローカルビジネス支援を強化していくためにも地域金融
に参加することが大事で、且つ、バラバラではなく、連携して取組む
ことです。
鈴木: 行政の感覚では、補助金や融資に保証を付けたり利子補給等で
お金を与えて、後は自力で頑張ってという政策がほとんどですが、
現実それではベンチャーは育ちにくい。金融機関にとってもリスクです。
ベンチャーで悩むことは、自分達の知名度がないことで信用されない
とか、提携する相手先の情報が乏しいとか、営業の人材不足とか。
機関と連携を築き、オールジャパン体制で取組んでいきたいと考えてい
ます。地域経済を支えるのは、地域の企業、地域の金融機関でもありま
すし、地域金融機関は地域情報の核でもあります。それぞれの地域金融
機関がご当地企業を支援する中で、我々としてはその情報を集約し、
ローカルビジネスの広域連携のお手伝いができればと考えています。
末吉: 金融行動原則の中には、
『3. 地域の振興と持続可能性の向上の
視点に立ち、中小企業などの環境配慮や市民の環境意識の向上、
少人数なので大企業とは違い、やれることに偏りがあります。そういう
災害への備えやコミュニティ活動をサポートする。
』という項目もあり
ことを補う情報や連携できる仲間と繋がりたいと思うわけです。
ます。これから一段と具体的な行動を求められるでしょう。そういう点
それぞれのベンチャーの抱える問題をクリアすれば、金融機関に
とってもリスクの少ない融資対象になるわけで、eco japan cup で
それを解決できればと思っています。
では、eco japan cup に参画し、協働していくことも充分意義ある
行動となりそうですね。
委員長としても、この事業の今後の展開に大いに期待しています。
03
eco japan cup について
04
05
エコ復 興 特 別 企 画
東日本大震災の、被災地における事業者それぞれの実事業の中で行われた復旧・復興で、ボランティアや寄付行為ではなく、
今後の災害時のモデルとなるような取組みを選定し表彰
エコ復興アワード
絆 賞 ■表彰状/記念楯
ビ ジ ネ ス 部 門
ロールモデルというべき環境ビジネスに成功した企業を選定し表彰
環境ビジネスアワード
環境ビジネスアワード2012 ■表彰状/記念楯
エコ復興特別企画 エコ復興アワード・ビジネス部門 環境ビジネスアワード審査員
木俣信行
鳥取環境大学環境情報学部
環境マネジメント学科特任教授
小池百合子
衆議院議員
白石順一
環境省総合環境政策局長
環境ビジネスウィメン顧問
末吉竹二郎
国連環境計画・金融イニシアティブ
特別顧問
中島正弘
国土交通省総合政策局長
個人事業者・NPOを含む中小企業・ベンチャー企業からの環境ビジネスプランを募集
環境ビジネス・ベンチャーオープン
大 賞 ■賞金 300万円
JP地域共存ビジネス賞
三井住友銀行賞
環境ビジネスウィメン賞
最 終 審 査
プレゼンテーション
前田正尚
株式会社日本政策投資銀行取締役
常務執行役員
応募総数 81件
日本政策投資銀行 会議室
2012年12月9日(日)10:00〜16:40
敢闘賞 ■賞金 100万円
■賞金 50万円
■賞金 50万円
■賞金 10万円
*次期環境ビジネスウィメン懇談会メンバーに推薦
環境ビジネス・ベンチャーオープン最終審査員
北野大
明治大学理工学部教授
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院
教授
國領二郎
中村研一
鈴木敦子
竹ケ原啓介
株式会社三井住友銀行
経営企画部 CSR室長
株式会社環境ビジネスエージェンシー
代表取締役
一般社団法人環境ビジネスウィメン理事
06
慶應義塾大学総合政策学部
学部長・教授
株式会社日本政策投資銀行
環境・CSR 部長
枝廣淳子
幸せ経済社会研究所所長
有限会社イーズ代表取締役
ジャパン・フォー・サステナビリティ代表
環境ビジネスウィメン1期
小松真実
ミュージックセキュリティーズ株式会社
代表取締役
ビ ジ
ネ ス 部 門
環境ビジネス・ベンチャーオープン入選者
[順不同]
■『大半が未だに廃棄されている廃食油を
日本のエネルギー資源にする』
ia corporation株式会社
シンプルにしかも安全に使用できるバイオ燃料を開発し、燃料化によるリサイクルに取組んで
きた。それが [U.S.S-OIL] である。半分は石油の力を借りるが、石油に溶け込ますことにより、
廃 食 油 は 石 油と同 等 の 働きをして燃 焼 する。製 造 にほとんどエネ ル ギ ーをか けることなく、
副産物も出さず、合理的に製造される。よって高収益性を実現し、CO2 削減に貢献できる燃料
であり、大きなプラントもいらない。地域の新たな産業としてのビジネスモデルとなる。
■『太陽光を部屋の明かりに変換する採光ブラインド
「アカリナ」 の、消灯による節電』
株式会社あかりカンパニー
独自に開発した省エネブラインド「アカリナ」
。特殊な光拡散フィルムの樹脂製スラット(ハネ)
で、太陽光を変換させ室内に採りこむことで部屋全体を明るくさせ、室内の照明を消灯すること
ができるため、
省エネにつながる。更に、
熱源である照明を消灯することで空調負荷が軽減。また、
夜間は室内の照明の光が外向けに拡散する効果により、看板効果も期待できる。特許申請済み
の「アカリナ」を広く宣伝し、国内での普及を目指す。
■『「朝セリ」の実施と若年層をターゲットにした魚の
地産地消推進プロジェクト』
石川中央魚市株式会社
石川県漁業協同組合と連携し、平成 20 年より金沢市中央卸売市場で「朝セリ」を実施、朝セリ
を通って流通する魚を「石川の朝とれもん」と名づけ、新鮮でおいしい魚の地産地消という
提案を通し、魚離れが顕著でありながらも食への意識が高い子育てファミリー層における新たな
需要の開拓を行っている。またこの取組は、地産地消として地域内での流通体制を確立した
ことで、輸送にかかる CO2 や冷蔵保管エネルギーを持続的に削減できることが利点である。
■『「Mi(ミ)ラクルコイル」で、大幅な電力削減が可能。
全国展開で着実に事業を伸ばす』
E・T・E株式会社
スパイラル管「Mi(ミ)ラクルコイル」の開発で、省電力対策技術を確立、小型、中型冷凍機では省電力
20%以上を達成、最大需要電力 25%以上削減する事を実証。Mi ラクルコイルは小スペース対応、工事も
簡単、設置後は手入れ不要である。昨年5月より、ロングラン運転を行い、問題のない事が確認出来た。
大幅な電力削減を可能とする商品であり、対象を業務用冷凍機に絞り、全国の既設業務用冷凍機に設置を
推進、食品販売事業者へ、更に多くの冷凍機・冷蔵庫・エアコンを使用する事業者へと事業を拡げていく。
■『食品残さ(揚げカス)の環境ソリューション』
株式会社エコリオ
自然発火を防止するオンサイト型 “揚げカス搾油装置” の販売と同時に、搾油された揚げカス
をエコフィードとし、廃食用油をBDFとしてリサイクルする全体のソリューションを提供。
搾りカスを回収する際に「食の安全安心」を確保するトレーサビリティの仕組みを創っていく。
また、エコフィードの活用が付加価値として評価されることも重要であり、6次産業化に取組み
小売や外食及び畜産の関係者や一般消費者への啓蒙も行っていく。
■『未利用クラゲ廃棄物の高度利用による資源化』
株式会社海月研究所
クラゲより新規の糖タンパク質であるクラゲ由来ムチン糖タンパク質(以下、クラゲムチン)を
発見、東海大医学部との共同研究を通じクラゲ由来ムチンの関節疾患治療用新規製剤としての
可能性を得ている。
また、クラゲムチンの副生成物クラゲコラーゲンを合わせて抽出、クラゲ廃棄物有効活用の
事業化に向けて 2009 年 4 月にベンチャー企業を創業し、ムチン及びコラーゲンを主製品とした
事業モデル構築を目指す。この事業をビジネスモデルとして確立し、海外への展開を目指す。
07
ビ ジ
ネ ス 部 門
環境ビジネス・ベンチャーオープン入選者
■『レアメタル不要の低価格・高性能透明断熱シートと
その量産化技術の開発
株式会社清水製作所
独自の薄膜形成技術、
[N-MHV スパッタ法]により、レアメタルを使用しない AIN/AI/AIN
ナノ積 層 膜 による低 価 格で 高 性 能 な 透 明 断 熱シートを開発中。現在、量産化試 験のために
ロール状フィルムへの連続生産システムを開発中である。これが実現すれば、高性能・低価格
な透明断熱シートを莫大な需要をもつ市場への提供も可能。また、住宅、自動車において、
年間を通じた省エネルギー効果を発揮、エコ社会実現に大きく貢献できるものと考える。
■『移動型廃棄物再資源化装置の開発・製品化・販売事業』
辰星技研株式会社
有機物分解セラミック生成装置は、補助燃料(化石燃料)を使用せず廃棄物を処理し、
セラミック
を生成するため、二酸化炭素の排出及び二次廃棄物の発生なしという特徴を持つ。また、電気
以外のユーティリティが不要で、発電機を伴えばどこでも設置可能。この装置の移動型を開発し、
製品化、販売を計画。装置を普及させることにより、現在、廃棄物処理が抱える問題(不法投棄、
最終処分場確保)解決を目指す。また、装置のレンタルやリース制度を構築、装置の早期普及
を図る。
■『再生骨材(砂利・砂)から溶出する6価クロムを無害化する
浄化剤、及び浄化技術の提供』
初野建材工業株式会社
未対策のまま再生骨材(砂利・砂)が各建設現場で使用されると、含有する6価クロムが
溶け出し土壌汚染・地下水の汚染問題を引き起こす。しかし、この浄化技術は汚染を防止する
ものであり、6価クロムを安全な3価クロムに還元する浄化剤並 び に 使 用 方 法 を 提 供 する。
これにより、コンクリート塊の再生資源としての安全性を高め、リサイクル推進に貢献し、由って
地球環境の保全に役立つと考える。
■『ビジネスを通じた内モンゴル・オルドスの砂漠緑化事業
~塩を売って緑を買う男の挑戦~』
有限会社バンベン
青年海外協力隊員での派遣をきっかけに、中国・内モンゴル・オルドスの砂漠緑化の実現に
向け活動。内モンゴルの特産物である岩塩などの売上の一部、毎年 50 ~ 100 万円を砂漠緑化
に投入し、現在までに600ha の砂漠緑化を実現した。また、緑化した土地に経済的価値の高い
植物を植え「現地の人たちの生活向上を伴う砂漠緑化事業のモデル」を作る。2020 年からは
上記モデル(オルドスモデル)を砂漠化に苦しむ世界中の地域に拡げていく。
■『ゴミ拾いアプリ「ピリカ」の運営事業』
株式会社ピリカ
2011年 5 月に、公開「ゴミ拾い」に特 化した無 料のスマートフォンアプリ「ピリカ」
。既に
15000 以上ダウンロードされ、年間 10 万個ペースでゴミが拾われている。ユーザー数、アプリを
通じて拾われるゴミの数ともに、急 速な成 長(1年で 約 100 倍 )を続けており、弊 社しか 持ち
えない散乱ゴミのデータ(ゴミの画像、
種類、
位置情報)も蓄積。現在は協賛金により運営。今後、
企業や自治体のブランディング、都市清掃のコンサルティング、HP やアプリ上でのトラフィックを
活かした広告業で、更に事業を拡大していく。
08
[順不同]
カ ル チャー 部 門
持続可能な社会を促進するための製品デザイン、CMなどの商用・実用デザインを募集
エコデザイン
最 終 審 査
プレゼンテーション
グランプリ ■賞金 100万円
eco japan cupブース特設ステージ
2012年12月14日(金)13:00〜14:35
準グランプリ ■賞金 50万円
地球環境を人と自然、人と人でつなぐ、コミュニケーションのアイデアを募集
エココミュニケーション
最 終 審 査
プレゼンテーション
グランプリ ■賞金 100万円
応募総数 64件
応募総数 21件
eco japan cupブース特設ステージ
2012年12月14日(金)10:30〜12:05
準グランプリ ■賞金 50万円
エコデザイン・エココミュニケーション最終審査員
石田秀輝
永井一史
東北大学大学院環境科学研究科教授
株式会社 HAKUHODO DESIGN
代表取締役社長
アートディレクター
マエキタミヤコ
サステナ代表
環境ビジネスウィメン4期
善養寺幸子
ソーシャルシステムクリエイター
一級建築士
株式会社エコエナジーラボ代表取締役
一般社団法人環境ビジネスウィメン理事・事務局長
エコロジーという領域の芸術を募集
太刀川英輔
NOSIGNER
応募総数 51件
エコアート
最 終 審 査
プレゼンテーション
グランプリ ■賞金 100万円
eco japan cupブース特設ステージ
2012年12月13日(木)11:30〜13:05
準グランプリ ■賞金 50万円
エコアート最終審査員
日比野克彦
竹内宏彰
東京芸術大学美術学部教授
京都造形芸術大学芸術学部客員教授
アーティスト
株式会社テイク・ワイ会長
中谷日出
NHK 解説委員
藤浩志
山本豊津
美術家
東京画廊代表
十和田市現代美術館副館長
エコロジーという領域の音楽を募集
応募総数 73件
エコミュージック
最 終 審 査
ラ
イ
ブ
グランプリ ■賞金 100万円
eco japan cupブース特設ステージ
2012年12月15日(土)15:00〜16:35
準グランプリ ■賞金 50万円
エコミュージック最終審査員
小久保隆
環境音楽家
溝口肇
川崎龍彦
プロデューサー
元 NHKプロデューサー
チェリスト
演出家
今野敏博
株式会社ブックリスタ代表取締役社長
榊原智子
ミュージックセキュリティーズ株式会社
取締役音楽事業部長
09
カ ル チ ャ ー 部 門
エコデザイン入選者
植松 利郎
入選作品
『バンブー・ハンドライト』
天然の竹材を利用することで、山林の保全や竹害問題、国産材としての
国内循環による環境破壊の軽減とコスト削減、良質の竹材の輸出等、地球
にも環境にも国的にもプラスになることを考えて提案。災害時はもちろん、
通常時も一般の懐中電灯と同じように扱える。作りがシンプルなので壊れ
にくく、
電源モジュールは流用でき、
竹部分の交換も可能と考えている。また、
素材が天然の竹材で出来ているため、感触や香り、大きさ、重さ等に品質
としてはばらつきがあるが、それが「味わい」となっている。
木寅 篤人
入選作品
『
「ついたて」
re-design,japanese traditional beauty.』
日本の伝統的な住文化の中で培われた知恵や技、京都の町家に代表
される狭い空間を快適に暮らす工夫を見直す。環境に優しく、通風そして
プライバシーを確保出来る「ついたて」
。これに「打ち水」の蒸散作用に
よる自然の冷却効果を取込み、居住空間をリ・デザイン。人体に悪影響を
及ぼさない素材を使うなど、先進の環境対策や、優しい色彩をとり入れた
ホスピタリテイーにも配慮。環境負荷を最小限に、自然との共存をコンセプト
に開発。
関 達也
入選作品
『Roll Socket』
面倒で意外と力がいるコンセントの抜き差し。
しかしRoll Socketなら回す
だけなので肩に力を入れずに節電ストレスを軽減できる。また、
コンセント
の通電を止める事で子どもの感電防止にもなる。さらに今後発展していく
スマートハウスとの親和性も期待できる。Roll Socket を回す度に「この電気
が本当に必要なところへ回っている」と感じてもらい、節電のモチベーション
を維持してもらいたい。節電の効果だけでなく、節電をする人の心に焦 点
をあてた。
瀬木 雅博
入選作品
『earth ruler』
環境分野に興味を持たない人にも手にとってもらうように、eco 要素を
グラフィカルにクールに異分野を意識して表現。また、異分野の中でも
学 生 の 勉 学 の 場に注目し、教 材 や 題 材としてで はなく、学 生 がよく使う
「定規」というツールに環境問題を紛れ込ませることで、抵抗なく学生の
日常に eco 要素を仕掛ける。学ぶ場に環境要素を浸透させ、何気ない日常
に環境への気付きを紛れ込ませる。
籔下 聡希
入選作品
『Hushime
(ふしめ)
』
竹のキッチン用品はたくさんあるが、竹の特性とフォルムに着目した作品
は、あまり見られない。竹の特徴である筒状の曲面、また節目のフォルムを
活かした「しゃもじ」と「調理へら」
。現代の生活に合わせた新たな竹製品
に触れることで、竹の温もりをあらためて感じて欲しい。竹を利用し、現在
の生活に合わせたプロダクトを提案することで、環境に負担をかけない、
自然素材の普及に取組んでいる。
10
[順不同]
カ ル チ ャ ー 部 門
エココミュニケーション入選者
[順不同]
小川 邦雄
入選作品
『浅草サンバカーニバル
「地球が元気:歌姫ディーバ」』
フロート(山車)オブジェ「歌姫ディーバ」の発表の場は、浅草のサンバ
カーニバルで、一般道路を使用した観客 40 万人の公共空間。サンバの
リズ ムで パレ ードし、観 客を、人を、地 球をもっと元 気 にさせ たいという
熱 い 思いを伝える。メンバー全員で 創り上げる喜 びと eco という感 性を
共有できるよう心がけている。また、作品作りに発泡スチロールは欠かせ
ないが、使用後の発泡スチロールを廃材としてではなく、
リサイクル材として
発泡スチロール業者様に戻すリサイクルを推進している。
鞍谷 万樹
入選作品
『ECOへの道路標識』
道路標識という広く親しまれているデザインのフレームに、エコのメッセージ
を込めたシンプルなグラフィックデザイン。環境問題に病める地球、危機に
瀕している動物たち、温暖化による北極の環境変化などの厳しいテーマに
対し、楽しさをプラスした建設的なイメージを提案している。現代社会の速い
スピードで日々を走り抜けながらも、地球の将来への道の選択に一瞬でも思い
をはせることで、優しい心を呼び起こすエコが始まるのではないだろうか。
辰巳 雄基
入選作品
『Japanese tip』
Japanese tip とは本来捨てられるだけだった箸袋が感謝の形に変わる
新しいコミュニケーション。今までゴミとして見てきた物が、社会を素敵に
変える、全く新しい考え方。飲食店で働いた経験から生まれた。テーブル
を片づけていると、お客さんが割り箸の袋で何か作って置いていくことが
よくあった 。これ を目に すると片 づ けが 楽しみ に なり、お 客さん からの
「ありがとう」の印なら素晴らしいと考えた。これこそが日本の『TIP』になり
得るのではなかろうか。
深澤 孝史
入選作品
『とくいの銀行 TokuinoBank』
2011年、茨城県取手市井野団地 住人を中心とした人々の活動の輪を
広げるコミュニティづくり「とくいの銀行」プロジェクト発足。お金の代わり
に団地に携わる人々の「とくいなこと」を預かり、預けた人は、他の人が
預けた「とくいなこと」を引き出すことができるというしくみで運営。団地の
「無形資源」を蓄積、交換し、体験する。「ひきだしイベント」の開催や、
複数の「とくい」を同時に体験できる「ひきだそう会」など次々と企画が
進行中。
特定非営利活動法人「水守の郷・七ヶ宿」
入選作品 『山づかいで、
リバースジャパン』
高齢過疎の進む山村における持続可能な地域づくりと水源地の環境保全
を目的とした活動を行っている。人は自然の一部であり、自然無くしては
人の存在は無い。自然とのコミュニケーション力を高め、生態系から学ぶ
ことが必要と、活動の一つ、自然学校「山がっこ」を経営している。山を
見ながら材を引き、材を見ながら設計し、物を作る。目的は、無駄なく
木をつかうこと。山々との距離を縮め、未来のために山を使い育てていく
ことがわたしたち世代の使命である。
11
カ ル チ ャ ー 部 門
エコアート入選者
GOMIファンタジスタプロジェクト
入選作品
『砂月Social Mosaic Art』
GOMIファンタジスタプロジェクトが、5 月 3 日(GOMI の日)に日本から世界
に発信した地球規模の『地球 GOMI 拾い大会』を開催。国内外で人気を誇る
ビジュアル系アーティスト『砂月氏』の協力を得て、砂月氏自身とそのファン
が中心となり、世界各地でゴミを拾い、その写真を投稿。世界中の人の行動で
一つの作品を作り上げた。そのプロセスには多種多様なSNSを使用。地球
上の全世界で拾った GOMI の写真でできたアート作品である 。
林 憲昭
入選作品
『げんき海
(かい)
プロジェクト』
「げんき海(かい)プロジェクト」は、前向きに未来へ進もうという願い
を込め、
「げんき」をキーワードに、作品を制作発表していくプロジェクト。
作品は、布や紙などにサイアノタイプ(日光写真)の技術を応用し、制作
する場所の草木や石などの自然物と、
人々の「げんき」を焼き付けた作品で、
ワークショップを通じ、さまざまな人々との共同作業で制作される。今回
紹介する作品は、ポルトガルのワークショップで制作された未発表のもの。
西川 祥子
入選作品
『空樹
(そらき)
』
墨田区が、古くから「油脂のまち」
として栄えていたことを知った作者は、
「油脂」の昔と今(廃食油リサイクル)を、墨田区の象徴・東京スカイツリー
をモチーフに 表 現。
「空 樹 」は、未 来 へ の 循 環 型 社 会 の 姿を具 現 化した
巨大固 形 せっけんアート。ミニチュア版を作ってい た 時 から、展 示 会 場
での使用済み食用油の回収や、廃食油せっけんの彫刻ワークショップなど
を実施。今後も「空樹」を通し、廃食油せっけんの魅力を発信していく。
盛 世匡
入選作品
『気づきの庭』
ペットボトルとプラスチックストローを再 利 用したライティングアート
インスタレ ーション作 品(ライティング 光 源 は 全 て LED を使 用 )
。作 品 の
造 形コンセプトは幻想的な庭に足を踏み入れたような、
ガーデン空間。身の
回りにある廃棄物が、美しいアート作品に生まれ変わった驚き、リサイクル
された消費材そのものの美しさを発見する “ 気づき” を与えるメッセージ性
のある作品。2011 年香港での “Detour 2011” アートイベントに出展。
大阪人間科学大学 あかりプロジェクト実行委員会
入選作品
『あかりプロジェクト2012』
学生による実行委員会が中心となり、大学と地域と行政が協働した光の
デザインプロジェクトを摂津市で毎年開催している。摂津市主催の「ろうそく
ファンタジー」で使用している約 4000 本のペットボトルキャンドルを使用し、
キャンドルアートで夜の公園を演出。
「earth ~with light and music~」を
テーマに、地球の動植物をモチーフに光のアート作品を制作。
「eco」に
つながるリサイクルワークショップを開催し、地域の人たちとの交流や参加
型の企画で共に作り上げることを心がけている。
12
[順不同]
カ ル チ ャ ー 部 門
エコミュージック入選者
AikaH(アイカ)
入選作品
『MOTTAINAI ~ワンガリ・マータイに捧げる~』
昨年 9 月に他界されたノーベル平和賞受賞者のワンガリ ・ マータイさんを
偲び、その活動と意思を全国に、未来に伝えるために制作。アフリカンな
ムードから地球規模の問題、身近な問題、危機的な現状などをいくつかの
パートに分けて構成し繋ぎ合わせ、また、ポエム、会話、セリフ、歌、環境音
などの表現方法で一つの作品としている。今出来ることは何なのか、これを
聴いて環境に対する意識を高めてほしい。
小林 真人
入選作品
『栄光のエコ』
エコは善意でなく、かっこいいもの、最先端なもの。緑を手に入れる
のはひとつの栄光というコンセプト。作者が描く未来の「エコ」のイメージ
には、ロボットの存在が大きくかかわる。人間の作ったものが環境を壊した
のなら、それを取り戻すもの(ロボット)も作り出せるはず。そうした理由
でロボットを意識し、生の女性ボーカルとボーカロイドのコラボレーションと
いうスタイルで聞かせている。
jabami ーじゃばみー
入選作品
『いのちのもり』
日本の森は人工林が多く、動物が生活をするには適さない。自然界の
動 物を守ることは、私 たち人 間を守ること。この 作 品 はその 事 実を広く
伝えるた め に生まれ た。自然と人 間 が 共 存できる環 境 づくりの た め に、
「力を貸してください」と歌うダイレクトな歌詞で、分かりやすい内容となって
いる。マリンバの音を使い、森や自然に生きる動物たちをよりイメージし
やすく表現している。
ひとつ屋根の下
入選作品
『耕せ! どじょうおじさん』
「見てください。どじょうで す。どじょうが田んぼに帰ってきてくれたん
です。
」滋 賀県で 無 農 薬の米 作りを研 究してきた農家の友 人が手のひら
にどじょうを乗せて嬉しそうに話してくれました。彼のその言葉と笑顔が
「耕せ!どじょうおじさん」という歌を作るきっかけとなりました。どじょう
おじさんは今日もどこかの土の中を耕やし仲間を待っているのです。そう
いう声を聴くことが大切だと思います。農家やどじょうが土を耕すように、
この歌が誰かの心を耕せたらいいなあと願っています。
益子 ふみえ
入選作品
『ボク、バク』
自然界に生きてきたバクの素朴な目を通して、地球上の生物の中で人間
だけが唯一何かを生産し、有効活用し、その生活を享受しているが、それに
伴い不要になって自然に返すことが難しいものも同時に生み出していること、
自然の輪の中から少し浮いた存在になっていることを今一度見直してみま
せんか?というメッセージを込めている。シンプルな「ゴミってなあに?」と
いう問いかけが、聴く人の意識の中に残ってくれたら嬉しい。
[順不同]
♪森のポエム
(read)
森が消えてゆく
木を使うために 紙を作るために
道路と建物を作り 利益を生み 文明を築くために
また一つ 木が倒される姿は まるで
タイマーの針がまた一つ 進むかのよう
(sing)
何を求めて 文明の刃(やいば) どこへ振りかざす
♪栄光のエコ
ゆっくり浮かぶ 朝日を見ていた
包み込む雲の隙間から光あふれて
穏やか 力強い 大自然
青く奇跡の星を
失ってしまわないようにずっと 明日も
きっと僕らは気づ いているはず
この宇宙 ひとつの星 大切な何かを
失った時はもう 遅すぎ 後悔に襲われる
人間は繰り返す エゴ エゴ
♪いのちのもり
ぼくはくま あなた人間 命の重さは同じ
咲いた花が きれいと思う そんな地球に生まれた
コンクリートに固められた 世界ではエゴとマネーが力をなし
生きる場所失われた 罪なき命が今日も奪われてく
力を貸してください 大切な森が 悲鳴をあげて 悲しみの雨降らしてる
息苦しいのはあなただけじゃない 少しずつの愛が未来へと繋がるから
この星で生きてる全てのために
♪耕せ! どじょうおじさん
昔田んぼには 仲間が住んでいた
フナカニタニシに オレどじょうおじさん
だけどいつ頃か みんな消えた
田んぼをのぞく 子供も消えた
オーイ オーイ 仲間たちよ どこへいったんだ
オーイ オーイ 仲間たちよ 帰ってこいよ
耕せ 耕せ どじょう耕せ
耕せ 耕せ 今は耕せ
耕せ 耕せ 人の心も
耕せ 耕せ 力合わせて そーれ そーれ
♪ボク、バク
ボクはバク 最近ミクちゃんちに来ました
ミクちゃん一家はボクに優しく 楽しく暮らしてます
でも大自然で生きてきたボクには
一家の暮らしが不思議でもあり
特に謎のものの一つが ゴミです
ゴミゴミゴミミミ
ミクちゃんゴミってなあに?
ゴミゴミゴミミミミミミミ
ミクちゃんゴミってなあに?
13
ライフスタイル 部門
エコロジカルなくらしの工夫やアイデアを広く募集
応募総数 43件
エコチャレンジ!
最 終 審 査
プレゼンテーション
エコチャレンジ!大賞 ■賞金 30万円
eco japan cupブース内展示スペース
2012年12月14日(金)10:30〜12:05
エコチャレンジ!賞 ■賞金 10万円
エコチャレンジ!最終審査員
皆川孝徳
株式会社エムオン・エンタテインメント
リンカラン別冊発行人
久川桃子
日経 BP 社
ecomom[エコマム]プロデューサー
毒島由哲
岡田信一
株式会社セブン&アイ出版
saita 編集部副編集長
株式会社文化工房パブリック企画部
[エコジン]編集長
木村麻紀
パルシステム生活協同組合連合会
月刊誌『POCO21』編集長
環境ビジネスウィメン3期
環境活動で地域を活性化している市民グループ活動を募集
“元気大賞2012”
市民が創る環境のまち
元気大賞 ■賞金 30万円
応募総数 38件
最 終 審 査
プレゼンテーション
eco japan cupブース特設ステージ
2012年12月15日(土)10:30〜14:35
奨励賞 ■賞金 10万円
セブン-イレブン記念財団賞 ■活動支援金 10万円 5団体
市民が創る環境のまち“元気大賞” 最終審査員
木内孝
株式会社イースクエア代表取締役会長
小澤紀美子
東京学芸大学名誉教授
東海大学教養学部特任教授
14
高見幸子
国際NGOナチュラル・ステップ・ジャパン
アドバイザー
環境ビジネスウィメン2期
松田美夜子
生活環境評論家
武居丈二
総務省大臣官房地域力創造審議官
崎田裕子
ジャーナリスト・環境カウンセラー
NPO法人持続可能な社会をつくる元気ネット理事長
NPO法人新宿環境活動ネット代表理事
一般社団法人環境ビジネスウィメン代表理事
ラ イフ ス タ イ ル 部 門
エコチャレンジ!入選者
[順不同]
小山 智恵子
入選作品
『ECOバッグ』
できるだけゴミが出ない、CO2 排出エネルギーを使わない、エコな生活を
地域に浸透させたく、不要な衣類のリメイクや靴下等の繕い方教室、島の野草
や無農薬ハーブを活用した地産地消の石鹸や化粧水、お茶や料理等の講習会
や販売を行っている。その中でもリサイクルしづらいペットボトルの包装ラベル
や食品の梱包袋、スーパーの袋等を、紐状に裂き、つないでかぎ編で作成
したバッグが好評。水に濡れても問題無く、丈夫な為エコバッグとして買い
物に使用するのみならず、海などの旅行にも、カラフルで軽く折り畳みできる。
創価大学経営学部経営学科野村ゼミチーム
『マーガハウス』
入選作品
『エコチャレンダー』
環境問題解決のためには、企業や地域団体だけでなく、家庭における
環境活動が不可欠である。そこで、
日常的に使われているカレンダーに着目し、
より身近に環境問題を意識できるような仕組みを盛り込んだ。また、ライフ
スタイル部門のテーマ「eco に役立つ、eco を楽しむ、eco で得する」に加え、
一 般 家 庭 にお ける環 境 活 動 普 及を目指し「 楽しく環 境 活 動 に 取 組 める
きっかけづくり」を柱に、エコチャレンダーの作成を試みた。
徳田 幸子
入選作品
『干し野菜でおもてなしお菓子』
干し野菜をライフスタイルに取り入れて冷蔵庫に余りがちな野菜を有効
に活用してもらいたい。お日様の下で野菜をじっくり干すことで、素材の
うまみが凝縮され、生の野菜とは違う風味が生まれる。野菜嫌いの子供達
も、干し野菜を細かく砕いて作ったフロランタンが大好き。ほかにも、干し
野菜入りクッキーや、干し野菜のタルトなど。お菓子を食べながら、お招き
した友人たちに、お菓子のレシピや、干し野菜の作り方を伝えている。
八幡酒蔵工房 代表・小関 皆乎
入選作品
『放置竹林の間伐 “竹粉” が地域を変える!』
社会問題化している放置竹林を何とかしようと始めた活動。間伐竹のリサイ
クルを様々試み、その中で、竹を大量消費できる竹粉に注目。竹粉を肥料に
したところ、キャベツ、ジャガイモ、ゴーヤなど、大きさ ・ 食味ともに竹粉
施肥が勝る結果が出た。また、竹粉は家畜の飼料としても非常に優れて
いるとの報告がある。近江牛の故郷でもあり、畜産農家に飼料として使って
いただけたら、竹粉ブランド牛の誕生も夢ではない。
米川 裕之
入選作品
『マキワリステーション:
都会に響くワイルドなスポット』
カヌーやクライミングなど、よりアウトドア志向の人気が高まる中、エコ
ブームにくわえ、最近の電力不足により自宅に薪ストーブやペレットストーブ
を設置する家も増えているという。そんな需要にこたえ、都会の中にスポーツ
感覚でマキ割りを楽しむことのできる贅沢なスペースを提案。薪割りで汗
をかいた後は併設されたサウナバスで汗を流し、薪が燃えるラウンジの暖炉
で、ゆったり酒を楽しみながら、都会のオアシスを堪能する。
15
ラ イフ ス タ イ ル 部 門
市民が創る環境のまち 元気大賞 2012 入選者
青森県立名久井農業高等学校
TEAM FLORA PHOTONICS(青森県)
■『「花のチカラ」復興支援プロジェクト』
光と植物の研究に取組み、技術開発や商品開発に挑戦している青森県立名久井農業
高校の植物研究グループ。東日本大震災の津波被害による八戸市種差海岸に自生する
サクラソウ(絶滅危惧種に指定)の保護活動を県や大学、地域団体と連携して行う。
また、除 塩 の 新 技 術 開 発で 被害に遭った地域の除塩活動にも参加。これが優れた
技術として選ばれスウェーデンで開催された「世界の若者の水研究大会」に日本代表
として出場し、大いに世界の注目を浴びた。
特定非営利活動法人 グリーンシティ福岡(福岡県)
■『志賀島 歴史と自然のルートづくり事業』
少子高齢化の進む福岡市の自然豊かな観光地「志賀島」
。歴史的・文化的資源の魅力
向上を目指して活動を続け、今年で4年目。高齢化により管理できなくなった観光ルート
沿い樹林地の除間伐作業「森林保全ボランティア」
、志賀島の歴史的な魅力を再発見する
「史跡ガイドツアー」、オフシーズンの活用方法を試行するイベント。住民とボランティア、
造園のプロ、行政、NPO が、それぞれの知恵や力を持ち寄って取組んでいる。
くにがみ
特定非営利活動法人 国頭ツーリズム協会(沖縄県)
■『やんばる国頭の森の水路再生・
棚田ビオトープ整備による地域活性化プロジェクト』
昭和 31年国頭村宇嘉区の山に約 10ha の海のみえる棚田と2本の水路橋を有する水路が
整備された。昭和 60 年頃まで稲作が行われてきたが、棚田の放棄とともに水路の管理も
行われなくなり、崖崩れなどにより泥に埋まって使えなくなっていた。本プロジェクトでは、
地域の歴史や文化を復活するための象徴として、地域の力で水路を再生するとともに、
棚田の整備・再生を行い、地元の子供たちへの文化継承の取組みを行っている。
佐渡島加茂湖水系再生研究所(新潟県)
■『新潟県佐渡市 トキ舞う加茂湖の水辺再生プロジェクト』
豊かな加茂湖を再生したいという地元漁業者の想いから誕生した市民研究所。放鳥
されたトキの生息域として注目される佐渡島加茂湖周辺地域、特に秋津地区にある「こごめ
のいり」をフィールドに、ヨシ原再生事業を展開するとともに、人びとが加茂湖への関心
を高めるためのしかけづくり、水辺の維持管理のためのしくみづくり、環境資源裏活用
の工夫、多様な主体の協働の推進、子どもたちの社会参画などを進めている。
16
[順不同]
ラ イフ ス タ イ ル 部 門
市民が創る環境のまち 元気大賞 2012 入選者
[順不同]
NPO法人 湘南スタイル(神奈川県)
■『地域資源「湘南みかん」の「ひと・もの・こと」を活用した
持続可能な社会づくりを目指す
『湘南「みかんの木パートナーシップ」プログラム』』
J A 湘南を通じて神奈川県大磯町・二宮町のみかん農家と契約を結び「みかんの木」
のパートナーとなる企業や市民を募集。これにより農家の労働力の軽減、安定的な収入
の確保、農業と他産業を連携させた付加価値の創出、廃棄物の減少、里山保全、地域
活性化の実現を目指す。パートナーには夏と秋のみかん収穫体験並びに従来商品価値が
見出されずにいた摘果みかんと出荷不適格みかんを原料にした加工品を提供している。
藤野電力(神奈川県)
■『旧牧郷小学校100%自給プロジェクト』
神奈川県相模原市旧藤野町地区を中心に、自立分散型の自然エネルギーで地域の
未来を考える活動を行う。放棄されていた旧型のソーラーパネル約 170 枚を譲り受け
リサイクル活用、独自にオフグリッドシステムを施し、廃校をリノベーションした地域
施設、旧牧郷小学校を100%自家発電にするプロジェクトを立ち上げた。今後も、地域
の仲間たちと協力し合い、システム設計から施工まで、情熱とDI Y 精神を総動員して
結実させたい。
特定非営利活動法人ブリッジ エーシア ジャパン(東京都)
■『ベトナム中部の農村
誇りを持てる環境循環型の村づくりの実践』
ベトナム中部のフエ市の近郊農村で、
「子ども、青少年、大人(父親、母親、お年寄
など)すべての人々が主体的に地域の活動に参加して、地域の伝統を守りながら発展
させ、誇りにできる環境循環型社会を実現する」ことを目指して活動。具体的には、
畜フンを活用したリサイクル農業の推進、地場野菜を使った伝統料理の研究会、ゴミ
分別、農村エコツアーの開発など、さまざまな課題に取組んでいる。
守谷あんしんお散歩プロジェクト(茨城県)
■『美しいまちを笑顔でお散歩! 市民、行政、専門家が
立場を超えてみんなで歩いてあんしんのまちづくり! 』
原発事故により放射線量が上昇した茨城県守谷市で、考えの違いや利害関係を乗り
越え、
再び住民全員が笑顔でお散歩できるように、
できることから実行していくプロジェクト。
週末の線量計を持っての「お散歩」や「改善作業」が活動の核。測定専門家のアドバイスを
いただきながら、市内全域にわたって継続的に測量。市民、行政、自治会、専門家、既存
の市民ボランティアと積極的に連携し、相互理解を深めながらあんしんへの道を創る。
17
ポ リ シ ー 部 門
「環境と経済の好循環」を推進する具体的な政策の提案を募集
環境ニューディール政策提言
応募総数 18件
最 終 審 査
プレゼンテーション
eco japan cupブース特設ステージ
2012年12月13日(木)13:30〜15:30
グリーン・ニューディール 優秀提言
グリーン・ニューディール 準優秀提言
サステナビリティ 優秀提言
サステナビリティ 準優秀提言
環境ニューディール政策提言 最終審査員
大久保規子
大阪大学大学院法学研究科教授
下平 利和
廣野良吉
成蹊大学名誉教授
崎田裕子
ジャーナリスト・環境カウンセラー
NPO法人持続可能な社会をつくる元気ネット理事長
NPO法人新宿環境活動ネット代表理事
一般社団法人環境ビジネスウィメン代表理事
幸田雅治
中央大学大学院公共政策研究科教授
■『脱原発・低炭素化社会の実現に向けた
「地域分散型再生可能エネルギーシステムの構築」』
再生可能エネルギー普及の最大の課題「高コスト」と「不安定性」を解決し、普及拡大を加速的に推進する
ための解決策として、
「地域分散型再生可能エネルギーシステムの構築」
(
「1市町村1自然エネルギー」の自助・
共助・公助:スマートグリッド日本版)を提案。スマートグリッド日本版は、
「向こう三軒両隣、井戸端会議、困った
ときのお互い様、お裾分け、もったいない」など、日本の文化・気質を基調。
その効果により、再生可能エネルギー
事業が地域に広く分散、普及拡大、持続可能な社会の実現に向け大きく前進することが期待できる。
中川 修治
■『 市民共同発電を中心とした
再エネ発電事業と地域経済活性化プロジェクト』
これまで利用されることの無かった自然の恵み、太陽の光から、太陽電池というデバイスを使い、
今まで一方的に送られてくるだけだった電気を、市民自らが、自分たちの使うエネルギーを自らの手で
作る取組みである。このプロジェクトでは、自然エネルギーという地域固有の資源から生み出された
新たな価値が地域内を還流し、地域社会の活性化を生む。またその成果が評価の対象にもなっており、
それが更に社会を豊かにすることになる。
西村 ユタカ
■『 耕作放棄地再生団(非農家自給耕作チームによる耕作放棄地解消スキーム)』
『耕作放棄地再生団』
(耕作放棄地を近隣都市生活者が自給農力を学ぶフィールドとして再生させる
枠組み)農山村に人里を災害から守る「消防団」があるように、田畑を荒廃から守る『耕作放棄地再耕
団』
を結成、近隣都市生活者にも参加を呼び掛ける。現場で地域活性化に取り組むNPO 団体等を軸に、
非農家の自給農力を高め、都市と農村の新しい地縁を築いて、大規模経営や経済成長に頼らない強い
農村集落としての自立共生を促す。地域循環型有機農法を用いて自然環境と景観の維持を図ることで
社会貢献意欲を喚起し、また農家をインストラクターとして活用することで、新しい職の創出をもかなえる。
山本 泰弘
■『日本再生プロジェクト「抜擢」国民投票 ― No Moon Shot, No Sun Rise ― 』
一定の政策テーマに基づくプロジェクトに官民が出資する「官民ファンド」と、一般の人々が自らの賛同
する有志プロジェクトに寄附をする「クラウドファンディング」を融合させ、社会のイノベーションや
課題解決のプロジェクト案に対し賛同する人が投票形式で寄附・出資できる仕組みを築く。現状人々
は政府や議会に資金や民意を委ねて政策を任せているが、それを補完する仕組みとして、人々が各自
の志を寄せる政策のために「直接」資源を投じられる路線を開く。
渡辺 保
■『森林吸収の環境効果をクレジット化する事で、
大規模ソーシャルビジネスを創出する』
日本固有の森林資源でありながら利用が困難とされてきた小径間伐材で産業を興し、大量の森林資源を
「保有」から「利用」に変えていく技術を開発。建材としての利用はCO2 の固定化につながるため最も合理的である。
木は腐るからという理由で外部利用が敬遠されてきたが、防腐剤加圧注入技術の利用によりエクステリア
製品開発も可能となった。この製品の材積数量を管理し、CO2 削減効果のクレジット化を目指す。林業収益
を向上させるシステム作りは、林業の活性化と低炭素社会構築に繋がり、大規模なソーシャルビジネスとなる。
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河口真理子
株式会社大和総研調査本部
主席研究員
環境ビジネスウィメン3期
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主催/実行委員会/協力団体一覧(順不同)
■主 催
一般社団法人環境ビジネスウィメン
環境省
国土交通省
総務省
株式会社日本政策投資銀行
株式会社三井住友銀行
■実行委員会
実行委員長
副実行委員長
副実行委員長
実 行 委 員
実 行 委 員
実 行 委 員
実 行 委 員
実 行 委 員
実 行 委 員
実 行 委 員
実 行 委 員
実 行 委 員
実 行 委 員
実 行 委 員
実 行 委 員
実 行 委 員
実行委員会顧問
末吉竹二郎
木内 孝
崎田 裕子
小林 光
幸田 雅治
大熊 一寛
山本 博之
猿渡 知之
中村 研一
友定 聖二
飯田 健太
柳澤 伸治
榎本 雅仁
坪﨑 哲夫
宮池 雅史
長谷川雅世
山本 良一
国連環境計画・金融イニシアティブ特別顧問
株式会社イースクエア代表取締役会長
一般社団法人環境ビジネスウィメン代表理事
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科環境情報学部教授
中央大学大学院公共政策研究科教授
環境省総合環境政策局環境経済課長
国土交通省総合政策局環境政策課長
総務省地域力創造グループ地域政策課長
株式会社三井住友銀行経営企画部CSR室長
株式会社日本政策投資銀行経営企画部広報・CSR室長
経済産業省産業技術環境局環境調和産業推進室長
内閣官房地域活性化統合事務局参事官
農林水産省大臣官房環境政策課長
日本経済新聞社文化事業局イベント事業部長
経済同友会総務部マネージャー
トヨタ自動車株式会社環境部環境渉外室環境G担当部長
2009年度実行委員長/東京都市大学特任教授/国際基督教大学客員教授
■後 援
外務省 経済産業省 内閣府 農林水産省 文部科学省
朝日新聞社 産経新聞社 東京新聞 日本経済新聞社 毎日新聞社 読売新聞社 日経BP社
NPO法人環境経営学会 (公社)経済同友会 東京商工会議所 日本商工会議所
(社)日本経済団体連合会 (公社)日本青年会議所 (社)日本インテリアデザイナー協会
(社)日本グラフィックデザイナー協会 (社)日本パッケージデザイン協会 日本ベンチャーキャピタル協会
低炭素都市推進協議会 全国知事会
北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都
神奈川県 新潟県 富山県 石川県 福井県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府
大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県
福岡県 長崎県 佐賀県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県
■パートナー・コンテスト
[企業賞]提供団体
一般社団法人環境ビジネスウィメン
一般財団法人セブン-イレブン記念財団
日本郵政グループ
株式会社三井住友銀行
■一般協賛団体
株式会社 I H I
株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ
~水俣地域の発展のために~ JNC株式会社
株式会社電通
パナソニック株式会社
前田建設工業株式会社
三井住友ファイナンス&リース株式会社
三井不動産株式会社
■連携団体
NPO法人持続可能な社会をつくる元気ネット
深瀬記念視覚芸術保存基金
■協力団体
株式会社アークフィリア/CREATORS BANK
株式会社クレコ・ラボ
株式会社グラフィック
ブロードメディア・スタジオ株式会社
muzie
■ロゴマークデザイン
永井一史
●eco japan cupに関するお問い合わせ
eco japan cup総合運営事務局
一般社団法人 環境ビジネスウィメン
〒121-0816 東京都足立区梅島3-3-19ECO DD FACTORY 2F
E-mail: [email protected]
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