報 告 書 - ユニプレス

平成15年3月期(第64期)
報
告
書
平成14年4月1日 〜 平成15年3月31日
証券コード:5949
経営理念
プレスを究めて、プレスを越える
●われわれは技術を進歩させ、応用し、革新を起こして
世界に通用する自社製品の完成を目指します。
●われわれは、この役割と責任に対し、
誠実をつくし、不断にその源泉を養生します。
WORLD-CLASS TECHNOLOGY
Contents
目次
株主の皆様へ ………………………… 2
ビジネスレポート
連結事業報告 ………………………… 3
連結財務諸表
連結貸借対照表 …………………… 7
連結損益計算書 …………………… 9
連結剰余金計算書 ………………… 9
連結キャッシュフロー計算書 ……10
製品のご案内 …………………………11
取引先のご紹介 ………………………12
1
営業報告書 ……………………………14
貸借対照表 ……………………………20
損益計算書 ……………………………21
利益処分 ………………………………25
会計監査人の監査報告書 謄本 ……26
監査役会の監査報告書 謄本 ………26
To Our Shareholders
株主の皆様へ
株主の皆様には、ますますご清祥のことと
お喜び申し上げます。
当社の平成14年度の報告書をお届けするに
当たり、一言ご挨拶申し上げます。
平成14年度の日本経済は、低迷状態からの
脱出が期待されましたが、昨年に引き続き、
企業活動には大変厳しい状況となりました。
しかしながら、当社は、主要取引先の国内及
び海外での新車販売の好調さに加え、平成12
年度から着手した生産工場の集約やもの造り
代表取締役社長 鳥 海 廣 義
の再構築をはじめとした構造改革を計画通り
遂行したことにより、連結・単独ともに大幅な増収増益を達成しております。
この一年を振り返ってみますと、平成14年1月の北米第三生産拠点(ユニプレスサウスイーストアメリ
カ会社)の設立を皮切りに、7月に欧州での営業統括拠点となるユニプレスヨーロッパ会社を設立、12月
には欧州第二生産拠点となるユーエムコーポレーションを設立、さらには、中国事業準備室や北米統括会
社設立準備室の設置など、海外事業展開を積極的に進めた一年でありました。
一方、目まぐるしく変化するグローバルな事業環境に対し、より迅速かつ適切な経営判断を行うべく、
4月に取締役会の機能強化と執行役員制度を導入し、グローバル競争に勝ち残るための体制を整えました。
平成15年度は、昨年度までに実施して参りました多岐にわたる改革の実績を踏み台に、当社がさらに飛
躍する一年となります。みなさまのご指導ご支援を宜しくお願い致します。
平成15年6月
代表取締役社長
鳥海廣義
2
平成14年4月1日 至 平成15年3月31日)
90,000
影響し、年度末には株価がバブル崩壊後の最安値をつけるなど、企業
にとっての経営環境は、厳しい状況となりました。
151,649
120,000
111,325
150,000
95,893
した状況が続きました。日本においても、政治不信や金融株の下落が
連結
売上高(単位:百万円)
平成14年度の世界経済は、同時多発テロによる混乱からの立ち直り
が期待されましたが、欧米の消費者マインドは一向に回復せず、低迷
単体
137,349
【経済状況】
業績の推移
93,581
平成14年度連結会計期間の概要
130,741
連結事業報告(自
60,000
30,000
【自動車業界全般】
0 平成13年3月期 平成14年3月期 平成15年3月期
当社が関連する自動車業界では、国内販売は586万台と前年同期比
(第62期) (第63期) (第64期)
経常利益(単位:百万円)
同期比で12.3%の大幅増加となりました。その結果、国内生産台数は
5,000
前年同期比で5.8%増の1,032万台となり、1,000万台のレベルを回復し
4,366
好調さに支えられ、輸出が、北米・欧州・アジアを中心に477万台と前年
4,000
ています。
3,937
0.8%の微増にとどまりましたが、各社が海外向けに投入した新型車の
1,253
1,000
2,084
した新型車の販売が好調に推移し、平成14年度の国内生産、海外生産、
0
日産自動車の平成14年度の国内生産は、1,444千台(前年実績比
1,000
けの「インフィニティG35」「350Z」「ムラーノ」等の新型車の販売が
0
1,225
当期利益(単位:百万円)
内向けの「マーチ」「エルグランド」「キューブ」「ティアナ」、海外向
好調に推移したためです。
-2,000
の販売が好調であったことによります。
-3,000
(同+10.5%)となり、2年ぶりに前年実績を上回っています。
-2,875
の実績を達成しています。米国の「アルティマ」、英国の「マイクラ」
この結果、日産自動車の平成14年度のグローバル生産は、2,761千台
3
-1,000
-4,051
海外生産は、1,317千台(同+7.5%)となり、年度ベースで過去最高
1,180
+13.5%)となり、5年ぶりに前年実績を上回っています。これは、国
平成13年3月期 平成14年3月期 平成15年3月期
(第62期) (第63期) (第64期)
338
輸出及び主要市場の販売が共に前年実績を上回っています。
449
当社の主要取引先であります日産自動車株式会社は、相次いで投入
2,000
1,728
【主要取引先の生産実績】
2,499
3,000
-4,000
-5,000
平成13年3月期 平成14年3月期 平成15年3月期
(第62期) (第63期) (第64期)
【当社の平成14年度経営実績】
このような経営環境のもと、当社は、平成14年度が最終年度となる
設備投資(連結)(単位:億円)
通期
150
91
100
105
応しながら、平成14年度の連結決算は、売上高1,516億円(前年同期比
103
3ヶ年構造改革を予定通り完了し、主要取引先各社の増産に確実に対
+10.4%)、営業利益52億円(同+66.5%)、経常利益39億円(同+57.5%)、
50
0
国内の業績
研究開発費(連結)(単位:百万円) 通期
800
第1の経営施策は、当社の国内生産拠点の集約です。これは、日産
自動車が、リバイバルプランに基づき、生産工場を集約したことと同
時に実行した施策であり、平成13年度には大枠について完了いたしま
した。
600
812
きな経営施策を完遂いたしました。
775
当社は、平成12年度から3ヶ年構造改革に着手しており、2つの大
平成13年3月期 平成14年3月期 平成15年3月期
(第62期) (第63期) (第64期)
672
当期純利益11億円(同+162.3%)と大幅な増収増益を達成しています。
400
200
平成12年度に、京都の海田製作所を閉鎖し、さらに、横浜工場を閉
鎖し、それぞれの工場の仕事を他工場に移管するとともに、仕事の一
0
平成13年3月期 平成14年3月期 平成15年3月期
(第62期) (第63期) (第64期)
部をアウトソーシングいたしました。平成13年度に、富士工場の車体
関係事業を主として関東地方に移管し、平成14年3月には、富士工場のアルミ事業を三菱アルミニウムと合
弁で設立した株式会社ミューテックに集約し、富士工場をトランスミッション事業に特化させました。この
結果、国内車体生産拠点は、従来の9拠点から6拠点に集約されました。
第2の経営施策は、UPS構築活動です。UPSとは、ユニプレス・プロダクション・システムの略であり、
収益力と競争力のある体質を作り上げていくことを目的に、仕事のムダを発見して、仕事の仕組みを改革す
る活動です。
この活動には、全生産工場が積極的に参加し、着実にその実績を積み上げているところであります。今後
の課題は、本社源流部門の改革と海外生産工場への拡大であります。海外を含めた工場部門と生産準備部門、
そして、本社部門が三位一体となって、全社の収益力と競争力をさらに強化して参ります。
国内におけるこの3年間の合理化額は120億円にのぼり、内人員については670人のスリム化を達成いたし
ました。
この結果、平成14年度の国内連結決算は、売上高1,171億円(前年同期比+17.3%)に対して、営業利益は
58億円(同+170.6%)となりました。
4
海外の業績
当社は現在、北米地域にユニプレスアメリカ会社(UPA)、昨年設立したユニプレスサウスイーストアメ
リカ会社(UPSA)、ユニプレスメキシコ会社(UPM)を有し、欧州地域ではユニプレスイギリス会社
(UPUK)があります。これらの海外拠点も、主要取引先の新車展開への対応を行いながら合理化に取り組
み、着実に収益に貢献しております。
北米地域は、米国経済の回復の足取りが重く、売上高は260億円となり前年同期比△5.2%となりました。
営業利益は、UPSAの創業費負担がありながらも、4億円(同△40.6%)となりました。
欧州地域は、ユーロ圏経済は停滞したものの、主要取引先の新車販売が好調に推移した結果、売上高は
164億円(同+20.2%)、営業利益4億円(対前年+4億円)となりました。
海外ビジネスの積極的展開
平成14年度は、主要取引先の海外進出を睨んで、当社が海外ビジネスを積極的に展開した一年でした。
平成14年1月に米国のミシシッピ―州にユニプレスサウスイーストアメリカ会社(UPSA)を設立し、本
年5月から稼動を開始しています。この工場では、北米日産会社のミシシッピー州の新工場が生産するミニ
バン・他の車体部品の組み立てを行います。資本金1,000万ドル、従業員110名の規模の当社100%子会社で
す。
── 地域別売上高・営業利益の推移 ──
■国 内
20,000
3,000
10,000
900
0 平成13年3月期 平成14年3月期 平成15年3月期
(第62期) (第63期) (第64期)
600
453
5,825
300
105
2,153
2,846
△2
0
26,070
6,000
(営業利益)
763
30,000
27,486
117,133
9,000
200
平成13年3月期 平成14年3月期 平成15年3月期 -200
(第62期) (第63期) (第64期)
5
99,871
400
40,000
0
101,351
16,411
5,000
80,000
(単位:百万円)
(営業利益)(売上高)
120,000
600
470
639
15,725
800
13,651
10,000
(単位:百万円)
(営業利益)(売上高)
20,000
15,000
■北 米
(単位:百万円)
(売上高)
20,818
■欧 州
0
0 平成13年3月期 平成14年3月期 平成15年3月期
(第62期) (第63期) (第64期)
0
当社の北米生産拠点は、UPSAの稼動により、米国2拠点、メキシコ1拠点、合計3拠点となりました。
尚、この北米3拠点を有機的に結びつけ、効率的な運営をはかることを目的に、平成15年4月に、北米統括
会社を設立するための準備室を設置しました。
一方、欧州では、平成14年7月に、フランスのパリ郊外にユニプレスヨーロッパ会社(UPE)を設立い
たしました。この会社は、欧州における営業・拡販を目的に設立し、欧州事業全体を統括する機能を強化し
ております。
平成15年1月には、ルノーと日産のプラットフォーム共通化部品の生産を前提に、イタリアのOSL社と
合弁で、フランス北部にユーエムコーポレーション(UMC)を設立いたしました。当社の出資比率は40%、
資本金500万ユーロ、従業員100名で平成15年12月から操業を開始する予定です。
UMCの設立により、当社の欧州生産拠点は2拠点となり、日本及び北米の3拠点を合わせ、グローバル
な生産体制の整備を着実に行っております。
さらに、平成15年1月に、当社の中国におけるビジネスの可能性を検討するために、中国事業準備室を設
置いたしました。世界貿易機構(WTO)加盟後の中国は、大きな潜在需要をかかえている市場であり、今
後のアジア戦略を立案していくうえでは欠かすことのできない市場です。主要な自動車メーカーも相次いで
中国への進出または生産拡大計画を発表しており、ビジネスポテンシャルが極めて高い市場と考えています。
執行役員制の導入
自動車メーカー各社は、世界の厳しい競争に勝ち残るために、商品力強化を目指して、環境・安全の確保
と車両の開発期間を大幅に短縮する努力を行っています。
このような経営環境の中、取引先の要望に迅速に応え、多様化する事業ニーズに対応できる経営体制を確
固たるものとするため、平成15年4月から執行役員制度を導入いたしました。
執行役員制度では、経営の両輪のひとつである意思決定機能を取締役会が担い、経営のもう一方の機能で
ある業務執行を執行役員が行い、それぞれの機能の責任の所在を明確にします。そして、スピードが要求さ
れるグローバルな時代を生き抜くために、経営全体のスピードアップを実現します。平成15年3月期の定時
株主総会後には、取締役の人数を現行の16名から6名に削減し、取締役会の機能強化を図ります。
【結び】
平成14年度は、3ヶ年構造改革を完遂し、海外事業展開を積極的に展開した1年でした。また、当社の筆
頭株主である日産自動車株式会社が保有する当社株式の過半数を新日本製鐵株式会社と三井物産株式会社に
売却する等、変化に富んだ1年でもありました。
平成15年度には、将来への成長に向けての準備を整えた当社が、利益を上げ続けることができる企業とな
るために、全ての分野でワンランクアップを目指す活動を積極的に推進いたします。
6
Consolidated Financial Statements
連結財務諸表
●連結貸借対照表
科 目
「現金及び預金」は、
海外子会社に対す
る型治工具の販売
によって発生した
売掛金の資金化を
29億円実施したこ
とにより、27億円
増加いたしました。
「機械装置及び運搬
具」は、前期に比
べモデルチェンジ
による投資が少な
く、新規取得額が
25億円減少したた
め、13億円減少い
たしました。
7
当期末
前期末
平成15年3月31日現在
平成14年3月31日現在
49,980
44,256
8,352
5,615
20,421
20,488
1,879
1,795
14,811
13,670
(資産の部)
流動資産
現金及び預金
受取手形及び売掛金
有償支給未収入金
棚卸資産
短期貸付金
「棚卸資産」は、
UPAにおいて得意
先に販売予定の型治
工具の在庫を52億
円一時的に保有して
いるため増加いたし
ましたが国内は売却
により減少したた
め、結果11億円増
加いたしました。
(単位:百万円:未満切捨て)
140
146
繰延税金資産
1,766
701
その他
2,643
1,869
貸倒引当金
△ 34
△ 31
71,097
72,234
60,157
61,654
建物及び構築物
17,388
17,804
機械装置及び運搬具
25,546
26,916
工具器具備品
6,152
5,711
土地
8,530
8,269
建設仮勘定
2,540
2,952
無形固定資産
555
631
投資その他の資産
10,384
9,948
投資有価証券
4,511
5,077
繰延税金資産
5,046
4,247
838
623
△ 12
△0
繰延資産
212
413
資産合計
121,291
116,904
固定資産
有形固定資産
その他
貸倒引当金
(単位:百万円:未満切捨て)
科 目
(負債の部)
流動負債
支払手形及び買掛金
短期借入金
未払金
未払法人税等
繰延税金負債
賞与引当金
その他
固定負債
長期借入金
長期未払金
繰延税金負債
退職給付引当金
その他
負債合計
(少数株主持分)
少数株主持分
(資本の部)
資本金
資本準備金
連結剰余金
その他有価証券評価差額金
為替換算調整勘定
自己株式
資本合計
資本金
資本剰余金
利益剰余金
その他有価証券評価差額金
為替換算調整勘定
自己株式
資本合計
負債・少数株主持分・資本合計
当期末
前期末
平成15年3月31日現在
平成14年3月31日現在
60,503
17,814
27,026
7,891
2,886
210
1,893
2,779
24,083
13,003
291
932
9,618
237
84,586
51,756
14,821
24,750
6,819
761
298
1,736
2,568
27,994
17,775
251
1,140
8,627
200
79,750
4,952
5,250
━
━
━
━
━
━
━
4,285
4,920
21,290
537
754
△ 35
31,752
121,291
4,285
4,920
20,130
766
1,802
△0
31,903
━
━
━
━
━
━
━
116,904
「支払手形及び買掛
金」は、生産量の
増加に伴う仕入れ
増及びUPSA立上に
伴う費用増により
30億円増加いたし
ました。
借入金は前期に比
べ、24億円減少し
ております。
「未払法人税等」は、
当社の課税所得が
47億円増加したこ
とにより、21億円
増加いたしました。
連結子会社の資本
金は、当社の持分
は出資金と相殺さ
れ、少数株主の持
分は「少数株主持分」
に振り替えられる
ため、連結貸借対
照表上の資本金と
単独の貸借対照表
上の資本金は同額
となっております。
8
●連結損益計算書
(単位:百万円:未満切捨て)
当期
科 目
「固定資産売却益」
は、以前ユニプレ
ス㈱から㈱ヤマカ
ワに売却された横
浜工場の跡地が第
三者に一部売却さ
れたこと等により
4億円増加いたし
ました。
「特別退職金」とは、
早期退職優遇制度
による割増退職金
のことで、当社は
平成12年度から3
年間実施しており
ます。
売上高
売上原価
売上総利益
販売費及び一般管理費
営業利益
営業外収益
営業外費用
経常利益
特別利益
固定資産売却益
移転補償金
その他
特別損失
固定資産処分損
投資有価証券評価損
役員退職慰労金
特別退職金
その他
税金等調整前当期純利益
法人税、住民税及び事業税
法人税等調整額
少数株主利益
当 期 純 利 益
平成14年4月1日から
( 平成15年3月31日まで
)
151,649
134,501
17,147
11,872
5,274
516
1,854
3,937
676
674
─
1
1,368
848
198
109
117
94
3,244
3,621
△ 1,887
330
1,180
●連結剰余金計算書
連結剰余金期首残高
連結剰余金増加高
連結剰余金減少高
当期純利益
連結剰余金期末残高
(資本剰余金の部)
資本剰余金期首残高
資本剰余金期末残高
(利益剰余金の部)
利益剰余金期首残高
利益剰余金増加高
利益剰余金減少高
利益剰余金期末残高
9
137,349
123,745
13,604
10,435
3,168
908
1,576
2,499
464
241
92
130
1,223
527
411
86
99
99
1,740
1,121
△ 53
222
449
(単位:百万円:未満切捨て)
当期
科 目
前期末
平成13年4月1日から
( 平成14年3月31日まで
)
平成14年4月1日から
( 平成15年3月31日まで
)
前期末
平成13年4月1日から
( 平成14年3月31日まで
)
━
━
━
━
━
19,808
54
182
449
20,130
4,920
4,920
━
━
20,130
1,387
226
21,290
━
━
━
━
●連結キャッシュフロー計算書
(単位:百万円:未満切捨て)
当期
科 目
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益
減価償却費
連結調整勘定償却額
貸倒引当金の増加額
(△減少額)
退職給付引当金の増加額
賞与引当金の増加額
(△減少額)
受取利息
受取配当金
支払利息
持分法による投資損失
固定資産売却益
固定資産処分損
ゴルフ会員権評価損
投資有価証券売却損
投資有価証券評価損
売上債権の減少額
(△増加額)
棚卸資産の減少額
(△増加額)
仕入債務の増加額
(△減少額)
未払金の増加額
前受金の増加額
(△減少額)
未払消費税等の増加額
(△減少額)
その他流動資産の減少額
(△増加額)
その他流動負債の増加額
(△減少額)
役員賞与の支払額
小
計
利息及び配当金の受取額
利息の支払額
法人税等の支払額
投資活動によるキャッシュ・フロー
短期貸付金等の減少額
有価証券の取得・売却による純収支額
有形固定資産の取得による支出
有形固定資産の売却による収入
無形固定資産の取得による支出
投資有価証券の取得による支出
投資有価証券の売却による収入
その他投資の減少額
(△増加額)
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の減少額
長期借入による収入
長期借入金の返済による支出
ファイナンスリース債務の返済による支出
配当金の支払額
少数株主への配当金の支払額
現金及び現金同等物に係る換算差額
現金及び現金同等物の減少額
現金及び現金同等物期首残高
現金及び現金同等物期末残高
前期末
平成14年4月1日から
( 平成15年3月31日まで
)
平成13年4月1日から
( 平成14年3月31日まで
)
14,889
3,244
8,835
225
15
1,008
156
18
48
1,034
170
674
848
17
─
198
433
1,611
3,462
1,074
126
458
857
138
47
17,324
79
1,032
1,482
9,672
27
2
9,105
236
307
293
15
246
2,266
1,173
6,085
6,640
307
179
49
192
2,757
5,429
8,187
10,588
1,740
8,336
226
19
146
83
66
28
1,209
27
241
527
9
10
411
550
1,200
4,206
3,204
17
90
400
195
3
13,439
104
1,184
1,770
8,760
944
8
10,573
1,066
222
153
73
94
3,035
1,032
7,216
8,735
289
179
14
220
987
6,416
5,429
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
当期の「仕入債務
の増加額」は、生
産量の増加に伴う
仕入れ増及びUPSA
立上に伴う費用増
により33億円増加
いたしました。
当期の「未払金の増
加額」は、ユニプレ
ス九州で一括支払
信託を導入したこ
とにより、10億円
増加いたしました。
10
Products
製品のご案内
一般プレス製品
車の骨格となるメンバー類、ピラー類、
更には燃料系タンク、ステアリングメン
バーを生産しております。技術開発を活
用して、軽量化、低コスト化はもちろん、
高強度、高剛性など多様な仕様にも対応
し、日産圏におけるトップシェアを確立
しております。
精密プレス製品
トランスミッションの主要構成部品であ
る歯形部品等を長年のプレス技術を活用
して成形することにより、軽量・低コス
トな製品を生産しております。トランス
ミッション部品の設計から構造解析、耐
久試験までを一貫して社内で実施する体
制を整えており、幅広いお客様のニーズ
に対応しております。
樹脂製品
金属プレスの技術や構造解析ノウハウを
樹脂素材の成形に応用し、高速かつ低コ
ストな製品を生産しております。当社特
許技術により、従来メタルプレス部品が
常識であったラジエターコアサポート等
の構造部材まで樹脂化に成功し、自動車
メーカーの軽量化の要請にこたえる製品
を提供しております。
11
金型治工具製品
成形シミュレーションによる予測技術活
用、三次元CADによる金型治工具設計、
三次元CAMによる高速高精度加工等によ
り、工程設計からライン引渡しまで、得
意先の品質、納期、コストニーズに対応
しております。
Customers
取引先のご紹介
ユニプレスグループの製品は以下の各社に納入されています。
国内(順不同)
日産自動車㈱
日産車体㈱
ジヤトコ㈱
マツダ㈱
いすゞ自動車㈱
日産ディーゼル㈱
愛知機械工業㈱
スズキ㈱
トヨタ自動車九州㈱
アイシン九州㈱
カルソニックカンセイ㈱
エヌエスケー・ワーナー㈱
㈱小糸製作所
㈱日立製作所
三菱電機㈱
他
海外(順不同)
Nissan North America, Inc.
Nissan Motor Iberica, S.A.
Nissan Mexicana, S.A. de C.V.
Nissan Motor Manufacturing (UK) Ltd.
Nissan Europe N.V.
Renault s.a.
Subaru-Isuzu Automotive Inc.
Honda America Manufacturing,Inc.
MG ROVER GROUP LIMITED
Magna Kansei Limited.
Johnson Controls,Inc.
Calsonic Kansei Mexicana S.deR.L.deC.V.
他
12
第64期ご報告
営業報告書(自
平成14年4月1日 至 平成15年3月31日)
1.営業の概況
(1)
営業の経過及び成果
平成14年度の世界経済は同時テロによる混乱から徐々に立ち直り、景気は緩やかに回復するもの
と期待されました。しかしながら米国経済、欧州経済とも消費マインドの低下から回復の足取りは
重く、年度末に勃発したイラク戦争と新型肺炎(SARS)の影響もあり、景気の先行きは不透明な
状況です。
わが国経済は行政改革の遅れ、政治不信、金融株の大幅な下落が影響し、年度末には株価がバブ
ル後最安値をつける等、事業環境は前年度に引き続き厳しい状況となっています。
当社が関連する自動車産業におきましては、国内販売は586万台と前期比0.8%の微増にとどまり
ましたが、新型車の投入により輸出が477万台と北米、欧州、アジアを中心に12.3%の大幅な増加と
なったため、国内総生産は前期比5.8%増の1032万台となり、1000万台の水準を回復いたしました。
当社の主要取引先であります日産自動車株式会社の生産台数は新型車の投入により、国内144万
台(前期比+13.5%)
、海外131万台(同+7.5%)と好調に推移いたしました。
このような経営環境の中、当社は平成12年度から進めてまいりました「新中期構造改革」を本年
度に予定通り完了し、生産拠点の統合集約化を行なった結果、3年間の合理化額は、120億円にの
ぼり、内人員については、670人のスリム化を達成いたしました。
海外事業では、北米に前年度設立したユニプレスサウスイーストアメリカの平成15年5月量産開
始に向けての準備が完了いたしました。欧州では2番目の生産拠点となるユーエムコーポレーショ
ンをイタリアのOSL社と合弁でフランスに設立し、ルノー・日産からの受注部品を生産すべく展開
中です。さらに、欧州2社の営業拠点となるユニプレスヨーロッパをフランスのパリに設立し、次
期車の受注を行なうべく活動中です。また、日産自動車株式会社の中国進出を踏まえて、当社の中
国進出を検討すべく中国事業準備室を平成15年1月に設置いたしました。
当社の業績は、日産自動車株式会社の新型車の販売が好調に推移したこと及び「新中期構造改革」
の目標を達成したことにより、売上高は1,113億円(前期比+19.0%)、営業利益は46億円(同+
241.6%)、経常利益は43億円(同+248.2%)、当期利益は12億円(同+262.4%)と大幅な増収・増
益となりました。
(2)
設備投資の状況
設備投資につきましては、得意先各社のモデルチェンジに対応した機械等及び国内生産拠点の集
約化に伴う投資を行ないました。
(3)
資金調達の状況
当期中には、社債及び新株発行による資金調達はありません。
14
(4)
業績及び財産の状況の推移
区
売
当
上
期
平成11年度
(第61期)
分
利
平成12年度
(第62期)
平成13年度
(第63期)
平成14年度
(第64期)
高(百万円)
98,137
95,893
93,581
111,325
益(百万円)
141
△ 2,875
338
1,225
(円)
3.93
△ 79.99
9.40
32.50
79,548
1株当たり当期利益
総
資
産(百万円)
73,901
78,409
75,182
純
資
産(百万円)
29,504
26,968
27,383
28,123
820.71
750.18
761.77
782.88
1株当たり純資産
(円)
(注) 1. 「1株当たり当期利益」は期中平均株式数により、「1株当たり純資産」は期末発行済株式数により算出しております。
2. 平成13年度より自己株式を資本に対する控除科目としており、「1株当たり当期利益」及び「1株当たり純資産」は自己株
式数を控除して算出しております。
3. 平成15年3月期から、1株当たり純資産額及び1株当たり当期利益金額の算定にあたっては、「1株当たり当期純利益に関す
る会計基準」(企業会計基準第2号)及び「1株当たり当期純利益に関する会計基準の適用指針」
(企業会計基準適用指針第
4号)を適用しております。
4. 第62期の損失は退職給付会計適用に伴う会計基準変更時差異の一括費用処理によるものであります。
5. △は損失を示しております。
2.会社が対処すべき今後の課題
今後の自動車業界は、海外への生産移転がさらに進むことが予想され、さらなるコスト競争力と
技術革新が求められます。当社といたしましては、北米、欧州に設立した新会社をスムーズに立ち
上げるとともに、中国進出に対する結論を早期に出し、得意先の海外戦略に対応していく所存です。
また、技術革新では先行技術開発段階からの徹底したベンチマーキングによる目標設定を行ない、
さらに使用材料の変化に伴う大型プレス機の導入とそれに対応する技術力の確立に努めてまいります。
コスト競争力の強化については、生産現場から本社管理部門までを巻き込んだUPS活動(ユニプレス
生産システム)をユニプレスグループの経営の柱に据え、強力に推進してまいります。
3. 会社の概況
当期末(平成15年3月31日)現在の会社の概況は、次の通りであります。
(1)
主要な事業内容
当社の主要な製品は次の通りであります。
製
品
一般プレス製品
精密プレス製品
樹 脂 製 品
試 作 製 品
金型治工具製品
主
製
品
売上高構成比率
第 64 期
(至自
自動車部品……車体構造部品、燃料タンク部品、エンジン周辺部品、フロアー系統部品
電気部品他……エアコン室外機フレーム、石油計量機器用部品
自動車部品……オートマチック・トランスミッション部品、エンジン部品、クラッチ部品、
ステアリング部品
自動車部品……車体構造部品、燃料タンク部品、内外装部品
上記製品の試作品
プレス用金型、マルチ・ロボット溶接機
合
15
要
計
平成14年4月1日
平成15年3月31日
)
65.1
12.4
4.2
3.3
15.0
100.0
%
(2)
主要な事業所及び工場
名
称
所
在
富
士
本
社
、
工
機
工
場
静岡県富士市青葉町19番地の1
相
模
本
社
、
工
機
工
場
神奈川県大和市下鶴間3825番地
富
士
工
場
栃
木
工
場
神
奈
山
川
梨
工
静岡県富士市青葉町19番地の1
静岡県富士宮市山宮3507番地の21
栃木県真岡市松山町7番地
栃木県小山市横倉新田460番地
神奈川県大和市下鶴間3825番地
場
工
地
神奈川県横須賀市夏島町16番地の3
場
山梨県南巨摩郡身延町下山11371番地
(3)
株式の状況
株式分布状況(平成15年3月31日現在)
会社が発行する株式の総数
74,000,000株
発行済株式総数
35,950,000株
株主総数
合計
2,987名
2,987名
(前期末比 25名減)
大株主
株主名
<株主数別>
当社への出資状況
持株数 議決権比率
(千株)
(%)
日産自動車株式会社
5,273
新日本製鐵株式会社
当社の大株主への出資状況
持株数 議決権比率
■個人
2,847名
(95.31%)
■金融機関
18名
(0.60%)
10名
(0.34%)
103名
(3.45%)
■外国人及び外国法人
8名
(0.27%)
■自己名義
1名
(0.03%)
(千株)
(%)
■証券会社
14.66
2,404
0.05
■その他国内法人
5,181
14.41
―
―
江口昌典
1,723
4.79
―
―
田村隆男
840
2.33
―
―
株式会社みずほコーポレート銀行
835
2.32
―
―
山川綱宥
684
1.90
―
―
ユニプレス社員持株会
543
1.51
―
―
山川忠臣
523
1.45
―
―
江口和男
487
1.35
―
―
三井物産株式会社
443
1.23
―
―
(注)平成14年9月27日付で日産自動車株式会社の所有する当社株式の一部が新日本製鐵
株式会社及び三井物産株式会社に売却されました。
合計
35,950千株
<株式数別>
20,491千株
(57.00%)
■金融機関
2,447千株
(6.81%)
■証券会社
123千株
(0.34%)
12,714千株
(35.37%)
73千株
(0.20%)
101千株
(0.28%)
■個人
■その他国内法人
■外国人及び外国法人
■自己名義
16
(4)
自己株式の取得、処分及び保有
①取得株式
商法第210条第1項の決議による取得
普通株式
65,000株
単元未満株式の買取りによる取得
普通株式
31,618株
②処分株式
該当ありません
③決算期における保有株式
普通株式
100,198株
取得価額の総額
12,870千円
取得価額の総額
6,142千円
(5)
従業員の状況
区
分
従業員数
男
女
性
性
1,984
148
2,132
計
前期末比増減
名
45(減)
8(減)
53(減)
平均年齢
名
平均勤続年数
歳
40.5
38.6
40.3
18.5
11.9
18.0
年
(6)
重要な企業結合の状況
①重要な子会社の状況
会
社
名
ユ ニ プ レ ス 広 島 株 式 会 社
ユ ニ プ レ ス 九 州 株 式 会 社
コ ス モ テ ク ノ 株 式 会 社
株 式 会 社 ワ イ エ ス エ ム
ユ ニ プ レ ス ア メ リ カ
ユ ニ プ レ ス イ ギ リ ス
ユ ニ プ レ ス メ キ シ コ
ユニプレスサウスイーストアメリカ
ユ ニ プ レ ス ヨ ー ロ ッ パ
(注1)
1.
2.
(注2)
資 本 金
議決権の所有割合
百万円
450
450
353
300
22百万米ドル
12百万英ポンド
189百万メキシコペソ
10百万米ドル
4万ユーロ
100.0
80.0
100.0
65.0
60.0
100.0
70.0
100.0
100.0
%
主な事業内容
自動車部品製造及び販売
自動車部品製造及び販売
自動車部品製造及び販売
自動車部品製造及び販売
自動車部品製造及び販売
自動車部品製造及び販売
自動車部品製造及び販売
自動車部品製造及び販売
自動車部品及び生産設備の販売
ユニプレスアメリカについて
UNIPRES U. S. A. INC.
正式名称
資本金のうち、5百万米ドルは議決権のない優先株式であります。
ユニプレスイギリスについて
UNIPRES(UK)LIMITED
正式名称
(注3) ユニプレスメキシコについて
UNIPRES MEXICANA S.A. de C.V.
1. 正式名称
2. 議決権の所有割合にはユニプレスアメリカが所有している株式25%を含んでおります。
(注4) ユニプレスサウスイーストアメリカについて
UNIPRES SOUTHEAST U.S.A. INC.
1. 正式名称
2. 平成14年6月28日に9百万米ドルの増資を行ないました。
(注5) ユニプレスヨーロッパについて
UNIPRES EUROPE SAS.
1. 正式名称
2. 平成14年7月18日にフランス国ヌイイー・シェルー・センヌ市に設立しました。
17
②その他の重要な企業結合の状況
平成15年1月10日にフランス国パ・ド・カレー県ビアシュ・サン・バーストにイタリアOSL社と
共同出資によるユーエムコーポレーションを設立しました。
正式名称 UM CORPORATION, SAS.
③重要な企業結合の成果
連結子会社は10社、持分法適用会社は6社であります。
当期の連結売上高は1,516億4千9百万円、連結当期純利益は11億8千万円であります。
(7)
主要な借入先
借
入
先
借入先が所有する当社の株式
持 株 数
議決権比率
借 入 額
株式会社みずほコーポレート銀行
株 式 会 社 静 岡 銀 行
株 式 会 社 横 浜 銀 行
株 式 会 社 U F J 銀 行
百万円
6,436
3,289
1,786
1,376
835
434
―
―
(8)
取締役及び監査役
(注) 1.
2.
3.
4.
締
締
務
務
務
務
務
務
役
役
取
取
取
取
取
取
締
締
締
締
締
締
締
締
査
査
査
査
会
社
締
締
締
締
締
締
長
長
役
役
役
役
役
役
役
役
役
役
役
役
役
役
役
役
役
役
2.32
1.20
―
―
%
(平成15年3月31日現在)
会社における地位
※取
※取
専
専
常
常
常
常
取
取
取
取
取
取
#取
#取
監
#監
#監
#監
千株
氏
寺
鳥
太
高
飯
吉
山
宮
江
大
森
仙
遠
高
山
大
今
田
川
河
田
海
田
井
田
田
川
坂
口
‹
田
波
又
野
越
西
井
村
端
西
名
盛
廣
宏
春
儀
綱
和
孝
一
正
敏
惠
隆
弘
京
担 当 又 は 主 な 職 業
彦
義
勝
次
夫
市
宥
夫
裕
洋
勝
志
秀
光
行
隆
雄
男
典
二
本社管理部門管掌 原価企画部長
技術・生産・トランスミッション部品・樹脂部門管掌 樹脂事業部長
海外部門担当 ユニプレス九州株式会社社長
技術部門担当 製品開発部長
工場部門担当 神奈川工場長
調達部門担当 UPS推進室長
ユニプレスヨーロッパ社長
経理部長
人事・総務部長
生産技術部長
トランスミッション部品事業部長
工機工場長、中国事業準備室長
生産管理部長
営業部長
常勤監査役
常勤監査役
※印は代表取締役であります。
監査役 河西京二は「株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律」第18条第1項に定める社外監査役であります。
#印は平成14年6月27日開催の第63回定時株主総会において新たに選任された取締役及び監査役であります。
当該営業年度中の退任役員は以下の通りであります。
退 任 時 の 地 位
常 務 取 締 役
取
締
役
取
締
役
取
締
役
監
査
役
監
査
役
監
査
役
氏
田
浜
矢
川
加
高
小
村
口
野
端
藤
橋
泉
名
隆
弘
克
勝
文
退 任 年 月 日
男
扶
昭
典
顯
見
男
平成14年6月27日
同
上
同
上
同
上
同
上
同
上
同
上
18
5.
6.
監査役 河西京二が平成15年4月16日に死去されましたことに伴い、社外監査役の法定数を欠くこととなったため、静岡地
方裁判所富士支部の決定により平成15年5月16日付で石橋勇三が仮監査役に選任されました。
平成15年4月1日より執行役員制度を導入し、取締役及び執行役員の体制は次の通りとなりました。
会社における地位
氏
寺
田
盛
彦
代 表 取 締 役 社 長
社 長 執 行 役 員
鳥
海
廣
義
取締役副社長執行役員
吉
田
儀
市
取締役副社長執行役員
山
川
綱
宥
取締役専務執行役 員
宮
坂
和
夫
取締役専務執行役 員
森
田
勝
取締役常務執行役 員
江
口
裕
取締役常務執行役 員
大
‹
取締役常務執行役 員
仙
波
孝
志
取締役常務執行役 員
遠
又
一
秀
取締役常務執行役 員
高
野
正
光
取締役常務執行役 員
山
越
敏
行
取締役常務執行役 員
大
西
常
務
執
行
役
員
田
村
恒
裕
常
務
執
行
役
員
及
川
良
治
常
務
執
行
役
員
仁
藤
常
務
執
行
役
員
増
田
一
則
常
務
執
行
役
員
吉
澤
正
信
洋
隆
哲
取
締
役
太
田
取
締
役
高
井
宏
次
取
締
役
飯
田
春
夫
4.決算期後に生じた会社の状況に関する重要な事実
該当事項はありません。
19
名
代 表 取 締 役 会 長
勝
●貸借対照表(平成15年3月31日現在)
科
目
(単位:百万円)
金
額
科
動
資
金
額
(負 債 の 部)
(資 産 の 部)
流
目
産
34,595
流
動
現
金
預
金
4,590
支
受
取
手
形
307
買
負
払
債
手
掛
入
11,963
金
11,721
金
17,254
短
3,266
未
金
7,219
製
品
2,081
未 払 法 人 税 等
2,245
未 払 消 費 税 等
掛
借
645
金
有償支給未収入金
売
期
35,849
形
払
525
原
材
料
480
仕
掛
品
3,565
貯
蔵
品
468
設 備 支 払 手 形
43
前
渡
金
201
そ
他
73
債
15,575
金
6,639
未
固
引
当
の
定
負
金
金
1,215
863
長
そ
他
336
退 職 給 付 引 当 金
金
△ 36
産
44,953
有 形 固 定 資 産
26,911
資
物
4,765
資
物
388
置
12,020
固
入
与
繰 延 税 金 資 産
貸
収
賞
の
倒
引
定
当
資
建
構
機
築
械
装
期
負
借
債
入
合
1,412
8,935
計
51,425
(資 本 の 部)
本
本
資
利
剰
本
益
金
4,285
余
金
4,920
備
金
4,920
余
金
18,401
準
剰
具
126
利
益
準
備
金
1,096
工 具 器 具 備 品
2,943
任
意
積
立
金
14,907
車
両
運
搬
地
5,059
退 職 給 与 積 立 金
363
定
1,607
特 別 償 却 準 備 金
123
無 形 固 定 資 産
534
買換資産圧縮積立金
土
建
設
投
仮
勘
資
等
投 資 有 価 証 券
子
会
10,159
繰 延 税 金 資 産
3,381
貸
資
株
3,573
式
そ
社
17,508
の
倒
産
他
引
当
合
393
金
△0
計
79,548
別
途
積
立
金
当 期 未 処 分 利 益
(う ち 当 期 利 益)
株 式 等 評 価 差 額 金
自
536
△ 19
計
28,123
負 債 ・ 資 本 合 計
79,548
本
株
2,398
(1,225)
式
資
己
170
14,250
合
20
●損益計算書(自
経
常
営
平成14年4月1日 至 平成15年3月31日)
損
業
科
目
益
の
損
営
益
売
部
収
益
費
用
上
営
高
業
売
上
原
価
100,110
6,578
業
営
業
利
外
営
損
業
益
益
の
外
賃
4,635
収
益
貸
料
金 型 技 術 開 発 助 成 金
そ
の
営
業
外
費
58
38
他
120
335
払
利
息
替
差
損
55
他
257
の
常
別
損
特
固
益
定
特
会
資
の
産
部
益
売
却
損
特
700
投 資 有 価 証 券 評 価 損
279
そ
203
産
支
処
援
分
の
引
前
当
他
期
利
益
法人税、住民税及び事業税
法
人
当
前
当
252
585
資
別
益
税
等
調
期
期
期
未
整
利
繰
越
処
分
252
失
金
定
649
4,366
損
固
社
益
利
別
子
税
利
別
380
用
為
経
21
162
支
そ
106,689
部
受 取 利 息 及 び 受 取 配 当 金
特
111,325
販 売 費 及 び 一 般 管 理 費
営
額
部
の
業
(単位:百万円)
金
利
利
額
1,768
2,850
2,467
△ 842
1,624
益
1,225
益
1,172
益
2,398
(注)1. 記載金額は百万円未満を切り捨て表示しております。
2. 重要な会計方針
¸ 有価証券の評価基準及び評価方法
子会社株式及び関連会社株式 移動平均法による原価法
その他有価証券
時価のあるもの
期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部資本直入法に
より処理し、売却原価は移動平均法により算定)
時価のないもの
移動平均法による原価法
¹ 棚卸資産の評価基準及び評価方法
製品・原材料・仕掛品
総平均法による原価法
但し、金型製品・仕掛品は個別法による原価法
貯蔵品
最終仕入原価法
º 固定資産の減価償却の方法
①有形固定資産
定率法(ただし、平成10年4月1日以降に取得した建物(附属設備は除く)は定額法)によってお
ります。
なお、主な耐用年数は以下の通りであります。
建物
15〜47年
機械装置
8〜12年
工具器具備品
2〜8年
②無形固定資産
定額法によっております。
なお、自社利用のソフトウェアについては、社内における見込利用可能期間(5年)に基づいてお
ります。
» 外貨建の資産及び負債の本邦通貨への換算基準
外貨建金銭債権債務は、期末日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理し
ております。
¼ 引当金の計上基準
貸 倒 引 当 金
一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権について
は財務内容評価法により、回収不能見込額を計上しております。
賞 与 引 当 金
従業員の賞与の支給に備えるため、支給見積額のうち、当期に帰属する部分
を計上しております。
退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当期末における退職給付債務及び年金資産
に基づき、当期末において発生している額を計上しております。
数理計算上の差異は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の
年数(15年)による定額法により翌期から費用処理することとしております。
½ リース取引の処理方法
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引について
は、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっております。
¾ 消費税及び地方消費税の会計処理
税抜方式によっております。
3. 子会社に対する金銭債権及び債務
短期金銭債権
3,813百万円
短期金銭債務
3,436百万円
4. 有形固定資産の減価償却累計額 69,258百万円
22
5. 重要なリース資産
貸借対照表に計上した固定資産のほか、主にプレス用金型の一部についてリース契約により使用して
おります。
6. 担保に供している資産
建
物
2,503百万円
構
築 物
6百万円
機 械 装 置
8,315百万円
土
地
966百万円
投資有価証券
1,567百万円
7. 保証債務
12,961百万円
(うち外貨建保証債務 19,761千米ドル、8,000千英ポンド、3,417千ユーロ、円貨額 4,390 百万円)
上記金額のうち当社の負担額は10,928百万円であります。
(うち外貨建保証債務 10,886千米ドル、8,000千英ポンド、3,417千ユーロ、円貨額 3,314 百万円)
また、この他に子会社の金融機関からの借入に対して経営指導念書を差入れております。
子会社の借入金
21,500千米ドル
(円貨額 2,605百万円)
8. 主な外貨建資産
売
掛 金
861百万円
( 6,029千米ドル)
(
761千英ポンド)
投資有価証券
73百万円
(269,460千ウォン)
(
400千米ドル)
子会社株式
8,033百万円
( 25,200千米ドル)
( 12,000千英ポンド)
( 85,085千メキシコペソ)
( 4,000千ユーロ )
9. 1株当たり当期利益
32.50円
当期から「1株当たり当期純利益に関する会計基準」(企業会計基準第2号)及び「1株当たり当
期純利益に関する会計基準の適用指針」
(企業会計基準適用指針第4号)を適用しております。
なお、同会計基準及び適用指針を当期に適用しないで算定した場合の1株当たり当期利益は34.18円
となります。
10. 商法第290条第1項第6号に規定する配当制限額
資産の時価評価により増加した純資産額
536百万円
11. 子会社との取引高
売
上
高
3,752百万円
仕
入
高
14,530百万円
その他の購入高
993百万円
営業取引以外の取引高
418百万円
12. 退職給付会計
当社は、確定給付型の制度として、厚生年金基金制度、閉鎖適格退職年金制度及び退職一時金制度
を設けております。
23
退職給付債務に関する事項(平成15年3月31日現在)
(単位:百万円)
イ.退職給付債務
△ 32,646
ロ.年金資産
11,707
ハ.未積立退職給付債務(イ+ロ) △ 20,939
ニ.未認識数理計算上の差異
12,003
ホ.退職給付引当金(ハ+ニ)
△ 8,935
(注)厚生年金基金の代行部分を含めて記載しております。
¹ 退職給付費用に関する事項(自平成14年4月1日 至平成15年3月31日)
(単位:百万円)
イ.勤務費用
1,117
ロ.利息費用
718
ハ.期待運用収益
△ 264
ニ.未認識数理計算上の差異の費用処理額
514
ホ.退職給付費用(イ+ロ+ハ+ニ)
2,085
(注)1.上記退職給付費用以外に、割増退職金117百万円支払っており、特別損失として計上し
ております。
2.厚生年金基金に対する従業員拠出金を控除しております。
º 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項
イ.退職給付見込額の期間配分方法
期間定額基準
ロ.割引率
2.0%
ハ.期待運用収益率
2.0%
ニ.数理計算上の差異の処理年数
15年
13. 税効果会計
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
(単位:百万円)
繰延税金資産
退職給与引当金
3,590
賞与引当金
493
投資有価証券評価損
243
未払事業税
200
その他
256
繰延税金資産合計
4,785
¸
繰延税金負債
株式等評価差額金
買換資産圧縮積立金
特別償却準備金
繰延税金負債合計
繰延税金資産の純額
357
107
74
540
4,244
(注)
「地方税法等の一部を改正する法律」(平成15年法律第9号)が平成15年3月31日に交付されたこ
とに伴い、当期末の繰延税金資産及び繰延税金負債の計算(ただし、平成16年4月1日以降解消が
見込まれるものに限る。)に使用した法定実効税率は41.5%から40.0%に変更されました。その結
果、繰延税金資産の金額(繰延税金負債の金額を控除した金額)が110百万円減少し、当期に計
上された法人税等調整額が130百万円、株式等評価差額金が13百万円それぞれ増加しております。
24
●利益処分
(単位:円)
科
1. 当
期
2. 任
目
未
意
処
金
利
備
金
27,511,208
8,720,803
却
準
合
計
3. 利
益
¸
処
配
分
額
2,398,190,077
買 換 資 産 圧 縮 積 立 金
償
取
益
額
別
立
分
崩
特
積
金
36,232,011
2,434,422,088
額
当
金
268,873,515
(1 株 に つ き 7 円 5 0 銭)
¹ 役
員
賞
与
金
(う ち 監 査 役 賞 与 金)
º
任
意
特
4.
次
別
期
積
償
繰
立
却
越
準
57,926,000
(2,400,000)
金
備
利
金
益
15,265,197
342,064,712
2,092,357,376
(注) 特別償却準備金の取崩及び積立、及び買換資産圧縮積立金の取崩は租税特別措置法の規定に基づくものであります。
25
●会計監査人の監査報告書
謄本
●監査役会の監査報告書
独立監査人の監査報告書
監 査 報 告 書
平成15年5月17日
ユニプレス株式会社
取締役会
御中
監 査 法 人 ト ー マ ツ
代表社員
関与社員
公認会計士
関与社員 公認会計士
五 十 嵐 達 朗 Ë
原
田
謄本
誠
司 Ë
当監査法人は、「株式会社の監査等に関する商法の特例に関
する法律」第2条の規定に基づき、ユニプレス株式会社の平成
14年4月1日から平成15年3月31日までの第64期営業年度の計
算書類、すなわち、貸借対照表、損益計算書、営業報告書(会
計に関する部分に限る。)及び利益処分案並びに附属明細書
(会計に関する部分に限る。
)について監査を行った。なお、営
業報告書及び附属明細書について監査の対象とした会計に関す
る部分は、営業報告書及び附属明細書に記載されている事項の
うち会計帳簿の記録に基づく記載部分である。この計算書類及
び附属明細書の作成責任は経営者にあり、当監査法人の責任は
独立の立場から計算書類及び附属明細書に対する意見を表明す
ることにある。
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる
監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準は、当監査法
人に計算書類及び附属明細書に重要な虚偽の表示がないかどう
かの合理的な保証を得ることを求めている。監査は、試査を基
礎として行われ、経営者が採用した会計方針及びその適用方法
並びに経営者によって行われた見積りの評価も含め全体として
の計算書類及び附属明細書の表示を検討することを含んでい
る。当監査法人は、監査の結果として意見表明のための合理的
な基礎を得たと判断している。なお、この監査は、当監査法人
が必要と認めて実施した子会社に対する監査手続を含んでい
る。
監査の結果、当監査法人の意見は次のとおりである。
¸ 貸借対照表及び損益計算書は、法令及び定款に従い会社の
財産及び損益の状況を正しく示しているものと認める。
¹ 営業報告書(会計に関する部分に限る。)は、法令及び定
款に従い会社の状況を正しく示しているものと認める。
º 利益処分案は、法令及び定款に適合しているものと認める。
» 附属明細書(会計に関する部分に限る。)について、商法
の規定により指摘すべき事項はない。
会社と当監査法人又は関与社員との間には、公認会計士法の
規定により記載すべき利害関係はない。
以 上
当監査役会は、平成14年4月1日から平成15年3月31日まで
の第64期営業年度の取締役の職務の執行に関して、各監査役か
ら監査の方法及び結果の報告を受け、協議の上、本監査報告書
を作成し以下の通り報告致します。
1. 監査役の監査の方法の概要
各監査役は、監査役会が定めた監査の方針・職務に従い、取
締役会及び経営会議等の重要な会議に出席するほか、取締役
等から営業の報告を聴取し、重要な決裁書類等を閲覧し、本
社及び主要な事業所において業務及び財産の状況を調査し、
必要に応じて子会社から営業の報告を求めました。
又、会計監査人から報告及び説明を受け、計算書類及び附属
明細書につき検討を加えました。
取締役の競業取引、取締役と会社間の利益相反取引、会社が
行った無償の利益供与、子会社又は株主との通例的でない取
引並びに自己株式の取得及び処分等に関しては、上記の監査
の方法のほか、必要に応じて取締役等から報告を求め、当該
取引の状況を詳細に調査致しました。
2. 監査の結果
¸会計監査人監査法人トーマツの監査の方法及び結果は相当
であると認めます。
¹営業報告書は、法令及び定款に従い、会社の状況を正しく
示しているものと認めます。
º利益処分に関する議案については、会社の財産の状況その
他の事情に照らし指摘すべき事項は認められません。
»附属明細書は、記載すべき事項を正しく示しており、指摘
すべき事項は認められません。
¼取締役の業務遂行に関する不正の行為又は法令若しくは定
款に違反する重大な事実は認められません。
尚、取締役の競業取引、取締役と会社間の利益相反取引、
会社が行った無償の供与、子会社又は株主との通例的でな
い取引並びに自己株式の取得及び処分等についても取締役
の義務違反は認められません。
以 上
平成15年5月21日
ユニプレス株式会社 監査役会
監査役(常勤) 今 井 惠 雄
監査役(常勤) 田 村 隆 男
監 査 役 川 端 弘 典
仮 監 査 役 石 橋 勇 三
Ë
Ë
Ë
Ë
(注)1. 仮監査役石橋勇三は、平成15年4月16日監査役河
西京二死去に伴い、平成15年5月16日静岡地方裁
判所の決定により、一時監査役の職務を行うべき
者(仮監査役)として選任されました。
2. 尚、仮監査役石橋勇三は、「株式会社の監査等に関
する商法の特例に関する法律」第18条第1項に定
める社外監査役であります。
以
上
26
株主メモ
決
算
期
配 当 金 交 付
株 主 確 定 日
3月31日
3月3
1日
なお、中間配当を実施する時の株主確定日は
9月30日
定時株主総会
6月下旬
基
3月31日
準
日
その他必要がある時は、予め公告いたします。
名義書換代理人
東京証券代行株式会社
〒100−0005
東京都千代田区丸の内一丁目5番1号
同事務取扱場所
東京証券代行株式会社
〒100−0005
東京都千代田区丸の内一丁目5番1号
6
1
1
TEL(0
3)
3
2
1
2−4
同 取 次 所
東京証券代行株式会社
営業所及び各取次所
証 券 コ ー ド
5949
公告掲載新聞
日本経済新聞
貸借対照表および損益計算書のホームページアドレス
http://www.unipres.co.jp/
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株主様窓口
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