スペインボルダリングの旅【報告者】Ｉ村【日時】2011 年 4 月 29∼5 月 6 日【参加者】Ｉ村、Ｉ木 ≪ 報告 ≫ 海外クライミングツアーも回数を重ねるごとに、より情報量の少ない場所に行かざるを得ない状況になってきました。そんな中、今回はスペイン(一部はフランスになるが) にてボルダリングを楽しんできました。 4/29 東日本大震災の影響でヨーロッパ系の航空会社が日本との直行便を中止していたのも 4 月中旬には解消された為、予定通りに出発。福岡⇒成田⇒ミュンヘン(ドイツ)⇒バルセロナの丸一日がかりの移動でスペインに到着。到着時刻はすでに 24 時を過ぎていたが、無事に空港内のホテルにチェックインでき、一安心。 4/30 最初のボルダリングエリアは、フランス南部にある Targasonne。空港内でレンタカーを借り、一路フランスを目指す。毎度の左ハンドル右車線で少し緊張するが、空港の駐車場を出るとすぐにハイウェイ乗れるので、安心。スペインのハイウェイはアメリカみたいにタダではなく、区間区間にゲートがあって、料金を取られます。(支払いはクレジットカードがあれば OK) 国境近くの町 Berga に少し寄って買い出しし、そこから長いトンネルを抜けると、国境の町 Puigcerda に到着。遠くの山々にはまだまた雪が残り、だいぶ標高が高いことが分かります。国境の町からは、およそ 30 分で Targasonne へ到着。バルセロナから約 4 時間くらいです。 Targasonne は、ピレネー山脈のフランス側にあるボルダリングエリアです。同じフランスでも Fontainebleau と違って標高が高いせいか、5 月初旬でもあまり暑くありません(昼間の日差しが強い時は、さすがに暑いですが)。岩質は花崗岩で結構荒い。到着時刻も遅かったため、キャンプ場近くの Chapeau というエリアにてボルダリング。エリアではオランダ人やスペイン人もおり、一緒にセッションできて楽しく過ごせました。今回の宿は Font Romeu という近場の町の長期滞在型ホテルへ。フランス人夫婦が経営してましたが、さすがにこの時期はあまりお客さんいないようでした。 5/1 この日からは本格的にボルダリング。Creatura、Baleine、Arche、Themis といったエリアを回り、日が長いので 19 時過ぎまで登ってました。 5/2 前日同様ボルダリング。午前中は、 Taz、Dieux Paiens、Carriere で登り、せっかくなので昼食を兼ねて「アンドラ公国」へ観光に行ってみることに。山道を移動すること 1 時間、フランスとスペインに挟まれた小さな国家アンドラに到着。面積は日本の金沢市と一緒らしい。税金が安いため、街中はお店でいっぱい。レストランで軽く昼食を取り、少し街中をブラブラ。まあ、買い物が好きな訳でもないので、小一時間で Targassone へ戻る。午後からは Taz や Dieux Paiens、Carriere にて再びボルダリング。3 日連続なので、さすがにヘトヘトになりました。 5/3 本日は移動＆観光。Targasonne から Barcelona 経由でスペイン中部にある Teruel を目指します。Barcelona では｢グエル公園｣や「サグラダファミリア」を観光。街中の運転が大変だったり、地下鉄でスリにあいかけたりとハプニングはありましたが、とっても刺激的な街で楽しめました。お昼からはスパークリングワインの「Cava」で有名な「フレシネ」のワイナリー見学。これは面白かった！係員がフレシネの歴史からワインの製造工程まで工場内を回りながら説明してくれます。ここからは一気に Teruel へ。スペインは中々広大で、Teruel の到着は 21 時でした。ホテルでお薦めの ROKELIN という店を教えてもらい、生ハムとワインを堪能しました。 5/4 この日から Albarracin でのクライミングが始まります。Terel からは 40 分程で Albarracin に到着。イメージとしては広大な公園内に岩がゴロゴロといった感じ。基本的に平坦なので、移動はそんなにきつくありません。「PARKING area」、「AEROLINE area」で登ったのち、Albarracin の町へ戻りお昼ご飯、お昼からは「ARRASTRADEP area」へ行き、夕方までガッツリでした。夜は Teruel のバルで晩御飯！スペイン語が分からず、電子辞書とにらめっこでしたが、料理とワインは安旨でした！ 5/5∼6 Albarracin にてボルダリング。ボルダリングの合間には Albarracin の城壁などを観光して楽しんだりもする。結局、最終日までボルダリングを満喫することが出来た。スペインは意外と過ごし易く、今回の旅もとても充実したものになりました。次に行くときは、バルでタパスをもっと食べたいなぁ。