あなたは知っていますか? 日本に外国人収容所があることを。 その収容所がどこにあって、 中でどんなことが行われているかを。 日本人として、 日本の社会で起こっていることに 目を向けてみてください。 外国人収容所とは? 大阪府茨木市に出入国管理局(入管)西日本入国管理センターという外国人収容所があります。同センターでは入管法( 「出 入国管理、及び難民認定法」 )違反と判断された外国人が収容され、母国へ強制送還されようとしているのですが、その中に は、日本に夫や妻、子供たちなど、家族がいる人、日本に庇護を求めてやってきた難民の人もいます。また、この中には1年 以上の長期にわたって収容されている人もいます。このような収容所が日本に存在しているということ、またそこに多様な 国々の数多くの外国人や難民が監禁され、非人間的扱いを受けていることを、ほとんどの日本人は知りません。それゆえ日本 社会の目が届きにくい収容所の密室で外国人に対する人権侵害や暴行傷害事件が入管職員によって度々引き起こされてしま います。 収容すべきでない人の解放を! 入管には、難民申請者や日本に家族がいる人なども収容されています。彼らは母国に帰ると迫害を受けたり、家族と引き離され てしまうので帰国することができず、長期の収容となっています。また難民申請者は立証の責任を負っているので、収容された 状態では十分な準備をすることができず、審査は不公平な状態で行われます。 難民申請者の権利を守るため、また家族の結合権を守るためには彼らを収容状態から解放しなければなりません。 処遇改善要求-被収容者を人間として扱え!- 彼らが収容されている施設の処遇は劣悪なものです。食事や医療など様々な問題があるのですが、被収容者たちが最も辛いと言 うのは土日です。金曜日の夜から月曜日の朝まで約65時間も一人一畳分のスペースに閉じ込められています。その間はシャワ ーすら浴びることができません。またその間は入管に医者がいなくなるので、医療アクセスの不備が非常に問題となっています。 入管は彼らを人間として扱っていません。虫入りの食事をルールだからと交換せずに食べさせたり、目の前でケイレンを起こし ているのに医者がいないから3日間待てと言います。それが入管の人権感覚です。彼らは言います。 「私たちは動物ですか」 、と。 被収容者に対する弾圧をやめろ! 人間として当然の権利を主張する彼らの正当な立ち上がりに対して、入管は国家の権力でもって弾圧しています。 実に不当な理由で被収容者を隔離処分にしたり、入管権力の最高手段である無理矢理送還で、彼らを抑えつけようとしています。 隣で死にそうなほど苦しんでいる仲間を助けるために抗議する被収容者と、それを職務の邪魔をしたという理由で独居房に隔離 部屋に収容する入管。果たしてどちらに道理があり、どちらが人間的でしょうか。 私たちにもできることがあります! 多くの人がこの事実を知りません。知られていないから、密室の中でさまざまな人権侵害が行われています。まず、一人でも 多くの人がこの問題に関心を寄せることが大切です。社会的に広まることが、入管の人権侵害を見張り、被収容者を支えること につながります。また、この問題は決して「かわいそうな外国人の問題」ではありません。法務省入国管理局という日本の国家 が行っていることで、またそれを事実上容認しているのは私たち日本人です。自分たち自身の問題であると一人一人が自覚して、 行動を起こすことが問題の解決につながります。 具体的には、①入管に面会に行く②周りの人に知らせる③入管に抗議の電話をかける、などがあります。面会では、被収容者 の声を直に聞き彼らを励ますことができるだけでなく、入管を見張る役割も果たします。また直接面会に行けなくても、この問 題を伝えていくことや、入管に対して圧力をかけることで、一歩ずつ解決の方向に向かいます。 抗議先:西日本入国管理センター 〒567-0071 大阪府茨木市郡山 1-11-1 (TEL)0726-41-8152 一緒に面会に行きませんか? ぜひ!という方は連絡をお願いします。難民立証のための翻訳や通訳も必要としています! TRY(外国人労働者・難民と共に歩む会) 連絡先:TEL 072-968-9947 e-mail [email protected] HP http://try-together.com/
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