1 0 1 <ノ…卜〉 非産油発展途上国のエネノレギー問題 一一研究の現状と方向一一一 川 …m 卯矢野裕子 という野心な点になると,議E 主的な語査にもと はじみうに づく題懇の全額的な把握がなされているとはい まだに繋い難い状況にあり,部分的な嬰題のた 非産油発展途上国におけるヰネルギ して部分的な湾題の解決の方向が示凌 対する関心は, 1 9 7 0 年代後半になっ まりを見佼ている。ここ数年来の議事きをど されるにとどまっている o 本稿は,これまでな も,ボン, されてきた非産油途上留のエネルギー問題に対 9 8 0 年 2月のブラント 諸宣言,あるいは 1 報告(7Jでも, る様々なアプ P ーチを整理・分析し,それに OPEC よってこの問題の焦点をさぐり,あわせて問題 ともなう非産油発展途上国の品不ルギー の総合的解決への足がかりを得ょうとするもの 尖鋭化と,世銀等の箇際機関から 酬とある の必要が指摘されてきた。この 9 8 0 年 9月の IMF. 心の高まりをうけて, 1 銀合同会議で,マグナマラ世銀総裁は“AnEn 刷 e r g yA伍 l i a t eo ft h eBank" ネノレギ 9 8 1年から 8 5 年までの 機関〕を設立し, 1 エネルギー融資計画 1 3 2擢ドルを, 2 5 0憶ドノレ ] に引き上げることを提唱した〔マグナマラ (9, 1 . のエネノレギー問題 〆¥ 1次接近 二乙ネ/レギ一問題は, ごく大ざ 1次及び第 2次石油危機後の 吉田 ( 3 0 ] ) cアジア開発銀行においても, 1 9 8 0 年 5月の年次総会において,産油患との協韻融資 の拡大によるアジアの非産油途上腿へのオイル マネーの還流,エネルギ一自立イヒへ向けて 業投資・フィージピヲテヰ調査の訟大が決定さ れた。また冨遠の各機関においても, 1 9 7 9 年2 Z東京で爵かれた「屋諜太湯エネルギーシンポ C l n t e r r e g i o n a lSymposiumonS o l a 主 Energy f o r Development)Jをはじめとする ジウム ら論じられてし、 ネパ〆ギ ネルギ セミナーや,エネルギー需発のための技術援助 イニニシ 2 5 ) ) 0 ブ芦グラム等が進行している CUNIDO( として しかし,途上患のエネルギー詩題の焦点J -102 No.lO 日本経済研究 国連総会等の国際政治の場でくり返されてきた る世界石油価格の上昇,②先進工業諸国の輸入 1 )国際金融論 訳。本稿では,上記 3つの視点を ( 増加率の鈍化,③工業製品輸入価格の加速的上 2 )近代化論的アプローチ, ( 3 )基 的アプローチ, ( 昇,④国際金融市場における高い名目借り入れ 本的人間ニーズ (BHN) 的アプローチとして コスト,などの問題に直面し続けるであろう 以下に紹介したい。 ことを指摘した。 lMF報告はさらに,非産油 年の 発展途上国の中でもとくに低所得国 0977 1-1 国際金融論的アプローチ 第 l次石油危機以降の OPECによる原油価 l人あたり GNPが 300ドル以下のグループ〉 に,対外収支ポジションの緊張が敏速に広がる 格の引き上げは,石油代金支払いの増加と先進 恐れがある,とし、う深刻な警告を発している。 諸国におけるインフレ対策的総需要抑制策によ lMF報告は,こうした問題が一過性のもので r 途上国が資金調達に過大に依存し る l次産品需要及び価格の停滞から,非産油発 ない以上, 展途上国の貿易収支の大幅な悪化とこれを補填 すぎれば,重大な誤りに陥りかねない」と断定 するための債務の累積をもたらした。この問題 し,先進工業国,非産油途上国の双方の貿易構 Jは,非産油発展途上国 を整理して,坂井宏(16 造,産業構造の「調整」の必要性を論じてい の側からの債務返済不能に陥ることへの懸念, る 。 先進国の側からの債務不履行による国際金融市 場の大混乱への危倶を指摘した。 9 8 0 年 9月に発表した また,モルガン銀行が 1 試算では,非産油発展途上国の公的移転前の経 途上国の債務累積問題は銀行エコノミストの 常収支赤字は 7 8年に 2 5 0億ドルであったのに対 関心をあつめた(三菱銀行(10 J, 日銀(12 J,東 9年にはほぼ倍増し 4 8 0億ドル, 8 0年には し , 7 2 2 J,塚崎 [ 2 4 J )。これらの銀行エコノミス 銀[ さらに 6 9 5億ド、ル, 8 1年には 7 9 0億ドルにふく トによる 1 9 7 9年前半までの論文は, OPEC経 1 1 J )。 れあがるとされている(モルガン銀行 [ 4年の 6 0 0億ドルから 7 8 年には 常収支の黒字が7 同試算によれば,民間銀行から大量の借り入れ 7 0億ドルに激減し,先進国の対外収支も 7 8年に をしている 1 2の主要非産油発展途上国に特に注 はプラスに転じさらに,非産油発展途上国の 目すると,民間資金への需要は短期的には経常 赤字も,短中期の資金を中心としたファイナン 収支の赤字にほぼ匹敵する額にのぼり, 8 5年ま スが順調に行われた時期に発表されたものであ での中期的な見通しでもそうした傾向が続くと る。従って基調としては楽観的であり,いずれ されている。 も IMF等の国際機関や前者と民聞の協調によ こうした楽観論から悲観論への転換を国際金 るファイナンスに問題解決の力点がおかれてい 融の側から分析したものには他に松波論文[8J る 。 がある。悲観的認識の広がりとともに,非産油 しかし,第 2次石油危機によって,石油価格 発展途上国におけるエネルギー消費構造,代替 の大幅上昇が今後も続くだろうという見込みが エネルギー開発問題,さらには途上国の社会経 一般的になるにつれて,非産油発展途上国の石 済構造にまで立ち入った分析の必要性も認識さ 油に高度に依存したエネルギー消費構造,エネ れはじめている。 ルギー資源賦存の乏しさ,といったエネルギー 債務累積の増大とし、う現象の追認と,オイル 需給構造が変らない限り,債務累積は加速さ マネーの還流促進による問題の解決とし、う従来 れ,対外債務返済能力の限度を超えてしまうで のアプローチは,エネルギーの消費と生産構造 あろう,とし、う悲観的な見方が強まってきた そのものに根ざしたアプローチへと深化してき (東銀 [ 2 3 J )。 IMF事務局が 1 9 8 0年 6月に発表し た「世界経済見通し J(IMF[6J)は,今後非 産油発展途上国が,① 1 9 7 9年と 8 0年初めにおけ ているのである。 例えば, 1-2 近代化論的アプローチ 「近代化」論的アプローチの示唆するエネル 要事主主泊先燦途上国のエネルギ}総選喜 1 9 81 .3 ギ…艶題は次のようなもの る 。 農作物残 の「近代千七ー ネノレギー Jは石 査 , 石炭,天然ガスタ電力等の「商業エネルギ -J によって f 交替され,後者?こ対する るc 他方輸入コユネノレギーの高価格化を前 ると,輸出が J急激に伸びない限り は増大せざるを得ない c このような問懸に対す る解決のためには,根本的には非産治途上障の り,さらにそのた しなければなら ない G このよう 1 9 6 0 年代の石油多消費的先進盟裂技術を導入し たことによってそのコエネルギ 経済成長に対するエネル ギー消費弾性寵をおしあげたことをあきらかに したものにシダヤオ論文 [ 1 8 J [ 1 9 Jがある。シダ ヤコ?と同様の題点からアジア太平洋地域の経済 成長と品ネルギ…消費の伸びの関係を日本の退 去の経験にあてはめて 5 またものに矢野 ( 2 9 Jがあ る 。 非産治発展途上陸の品ネルギ コント芦 ーんに興しでは, ESCAPが「エネルギー 効率と答品ネノレギーに関する作業グノレーヅ会 議j を開いた析に,各爵から出されたカントリ る CESCAP(4J ) o: l : た , CIA 論 文[ 3J は,非躍をf 出発展途上富の GNPで測っ た こE ネルギ一生産性合琵ると, 1 9 7 5 年以鋒器所 している。これを CIA 論文は, げる石治流通システムの欠議,電力送配電シス テムのスケールメジッ人全国的鉄道橋,石油 ネノレギー鐸発プログラム等の欠却に燥し ている。潟,発展途上国 さは,もともと栄養失識の人聞にさら 強いるようなものだという深灘な指識もなされ つつある〈スミル [ 2 0 ] ) 0 世界銀行がこれまで、行った研究のやでも, l i 世 界警護発報告 1 9 8 0 , 1 ][ 2 7 Jおよび?開発途上富の且 ネルギ…問題,,1] [ 2 8 Jは近代生アブ口一 -103- -104- 日本経済研究 1-3 BHN C B a s i cHumanNeeds,基本 的人間ニーズ〉的アプローチ BHNは,経済成長がそのまま圏内大衆に均 N o . 1 0 チは以下のように要約されている o 「レジャーのためのドライブが依然大々的に 行われる一方で,モルディブのような貧しい島 需(てん) C t r i c k l edown) するとは言えず, 国社会の漁民の船とか,あるいは,インドやパ むしろ所得分配の不平等,都市と農村の格差と キスタンの農民の濯概用ポンプを運転するため いった問題を深刻化したという反省から,アメ の燃料油が全く入手できない。アフリカやアジ 1LO等で7 0年代 アにおけるエネルギー危機は,ほとんどの場合 に入ってから重視されるようになってきたもの 燃料用薪炭の不足を意味する o 貧 し い 家 庭 で である o 1LOの BHN戦略によれば, BHN は,米や麦を料理するための薪を得るため,遠 は , ( 1 )1家族の私的消費のために最低限必要な p . 2 0 7, ( 日 方まで出かけなければならなし、 JC 一定量一一適当な食糧,住居,衣服,及び家計 本語版) [7]) リカの援助機関,世界銀行, に必要な一定の設備・家具, ( 2 )一般的に社会に プラント委員会の指摘のうち,まず,第 2次 より,また社会のために提供される基本的サー 石油危機時に途上国で広く見られたような,全 ビス一一飲用水,衛生,公共輸送,教育文化設 面的なガソリン・軽油の不足とし、うやや短期的 Jp p . 1 9 4 2 0 0 )。 備等をさす(西川C13 問題に注目してみよう o 国際市場における非産 エネルギー問題における BHN的アプローチ 油発展途上国の原油・製品獲得力は,需給がタ は,農村の貧困層が既存の「近代化」政策によ イトな場合は弱い。また,国内流通システム上 っては BHNを満たすに足るエネルギー供給を も,中間流通業者による買いだめ,売りおしみ 受けられず,むしろ逆に貧困層のエネルギ一利 といった傾向もある。こうした品不足による価 用がはばまれ,低いエネルギー消費水準にとど 格高騰が園内石油製品価格の国際価格へのリン まらざるを得ないことを問題とする o この問題 近代化」によって クへの下地となっており, I の解決のためには,農村内の資源,労働力,潜 石油エネルギーへの依存を強めざるを得なくな 在的技術を活用し,環境的にも良く,コスト的 った農民,漁民の生活は石油の国際的市場動向 にひきあい,個人,あるいは農村の共同体によ の影響をまっこうから受けることになる o って管理可能な再生可能エネルギー技術の開発 次に,やはりプラント委員会にふれられてい 導入を行おうとするものが主流である o この意 る薪等の伝統的な「非商業エネルギー」の不足 味では, B H N的アプローチは AT C A l t e r n a - については,セネカツレからソマリアまでのサハ t i v e Technology) 的アプローチと重なりあう ラ砂漠全体,ネパール,インド,インドネシア 部分があると言える o こうした技術には,例え その他多くの人口密集地帯周辺で森林の潤渇が ば改良型薪ストーブや炭焼きがまの普及による 急速に進行したことが「もう一つのエネルギー 薪の節約,農具や運搬用具の改良による人力, 危機」として認識されるに至っている(世銀 畜力エネルギー効率の上昇,さらに,太陽熱, [ 27 ] , [ 2 8 ] )。薪に代表される非商業エネルギ 風力,小水力,農産物残澄や家畜の糞によるバ ーは,貧困層,とくに農村の貧困層の料理や暖 イオガス利用システム等がある o 房という日常生活に欠くことのできないエネル BHN的アプローチは様々な文献で断片的で ギーであるため, Iもう一つのエネルギー危機」 あるにせよ見出すことができる。例えば, UN- は燃料を集めるための労働の増大,農作物残澄 IDO[25]は,中央集中的電力システムに基づく や家畜の糞の燃料としての使用増と土地に還元 農村電化計画では,普及が発電所のある都市周 する肥料の減少,さらには,商業エネルギー購 辺や大きな村落にかたより,その中でも富裕な 入のための貨幣支出の増大をもたらす。 層のみが利益を得るだけで,最貧層には何らの 農村貧困層の中では一体だれがこの燃料収集 利益をももたらさない,とした。前出のプラン 労働を行っているか,と言う問題に論及したも ト委員会のレポート[7]では BHN的アプロー 14 J,Brown及び Smith[2] のには ReddyC 非皇室長長発展途上懸のエネルギ一間瀦 m h υ のり 1 9 81 .3 等の論及がある o R吋 dy はこのしばしば 1 1 3 後者の植林弘「近代化」による土地所有制度 がかりの仕事の多くを子散が担っていること が確立されつつある諾盟で枯れ木,藁〔わら 7 が,教育を受ける機会から遠ざかるととの一つ などの共樗潤用が儲議された貧国層〈特にごと地 の要閣となっているという幣題を指摘してい を持たないj 欝〉によって, El家用;燃料,あるい S m i t hは女性がエネルギーの生霊と は紫幣収入を得るための盗伐にさらされること る。また, もあるく同前λ さらに,農村におけるエネル 消費の主体であると援擁している。 以上のような BHNか ;I.,ギー開題 ギ}資療を生む物,例えば土地主家畜の所有に の解決のために,前にも述べた再生可能エネル かかわる格差や,新しいエネ の資金約条件の格差なども,ニE ネノレギー供給力 ギー技術を導入する際には, r どのような 可議エネルギー技術を導入するかJ ということ が地域経済に烈し実証的?と考躍されなければな としてあらわれ得る。 とうした,社会・経済鵠構遣問題の中で芯沼 らない。改良型スト…プは器具は安くても従来 N的思ネノレギー問題をとらえてゆくととこ よりも多畿の華存者ピ燃やさなければならないよう 現在の途上閣の大部分の人口が住む農村のエネ なデザインであったため,愛農には奈が出な ルギー問題の解明に,ひいては途上闘のエネル NIDO[25Jp .9 ),太陽熟やノミ い,という例J(U ギー問題の解明に役立つことになろう。 イオガス剥用システムを作る時のツフ子ウエア AT ( A l t e r n a t i v e .T e c h n o l o g y:再生可能ぉネルギ の不足,といった例も数多くある。さらに,再 適正な投術を選択しでゆく過程守政選 生可能エネルギー技術の導入によっで現存の貧 じて,社会・経務的構造問題の解決をめざす運 れることもあり得る。とこの点に 動の総称〉の主張も,こう ついて, H ughart論 文 [5J t 丸インドのグジ 議点が明確なものになってくるだろう。しか ャラ…トチ討では,個人向けバイオガス務局シス し,この稜の研発はやっと 街頭の核心にふれた サムが,従来主主箆屠が料理f f l : 燃料とじてタ ばかりのところにあり,徹底的・組織的な問髄 使用していた議裕震の牛糞惑と,主主悶震から取り の究務は今後の課題でるる。 r Hughart あげてしまった,と報告している ( 21 ]p . 1 5 5 )。つまり, BHN [5Jp . 2 7,竹本 [ 的 i弘ネノレギ…問題解決のための再生可龍品ネノレ n:.問題解明的強点と総合化ゅ ぶ}技術の導入にあたっては, BHN に則した 技術やデザインの選択下改良が不可欠で、ある。 エE ネルギ しかし,より根本的にほ, BHN的 非底油発展途上罷のエネルギー防護警に対する アブ R ーチは,国際収支上、の債務累積という資 金的なヤジクリの問題から,閣内エネノレギ さらには途上富の大部分の人々が住む ネノレギ 農村におけるユネルギ…開題へと,途上簡特ギぎ ものではなし、。この点に障する最近の研究に のエネ/レギ一期題を,途上閣の社会・経済的構 はのものがある(lI u g h a r t は,前掲の Hugha 造に刻してとらえる方向に進んできた。こうし [ 5 . J ) 0 そもそも森林の猫渇をもたらしたもの が,農地のタト難的拡大と艶料セ求めるをL 伐であ た研究系議の分化と深化は,第1,第之の石油 、おこすならば,、まず,農 とと,世銀の苦言うような 燃料森林ゐ植林が一番の解決法となろラ。しか ! . r 主主宰ギ予ギりの し,欝者の農地の生産性向上 f 既設犠 水準に ある貧しい農民にとって肥料や謹j J は挙が出ない〈間前, p . 3 2 ) J場合が多いこと, 危機によって,非産油発畏途上国のおネ 陪題が深化,尖鋭化しつつあること の関係にある。 そして, 捻ど,翠場 -106一 日 本 経J済 研 究 N O . I O 調査抗生産・消費経年調査〔所得別,所有地面 ネノレギー問題に対する政策提言を行ったものに下記 積別,男女別,年齢別エネルギー消費的耐久 のものがある。 資本財別〉を行う→方農村の土地の共同利用 に関する慣習的取り決めが,どの程度エネルギ 9 7 9年 1 2 通商産業省「経済協力の現状と問題点.!l 1 月" 1 9 8 0 年1 2月 。 一生産に寄与しているのか,あるいは寄与しな ぐなってーいるのが,に関し, より包摂的なケー C 引用文献J ス・スタデ、ィーが低所得・中所得発展途上国の 両方のグループについて行われなければならな L 。 、 (1J Ashworth,J o h n ., “RenewableEnergyf o r t h e Wor 1d ' s Poor, " Technology Review, こうした調査を基礎にして,非産油途上国の 「近代化」がいかなる形で「農村の伝統部門 J , e' y都 市 ゐ 近 代 部 門 」 に 変 化 を も た ら し , エ ネ Noveinber1 9 7 9 . (2J Brown,H a r r i s o nS .andSmith,f K i r kR . , “Energyf o rtheP e o p l e 'o fA s i a and t h e 深 化i した ルギ}問題はその過程で、どのようにi "EnergySystems I n s t i t u t e,E a s t P a c i f i c, し円かも,その か"が論ぜられるべきである。 L ,Honolulu,1 9 8 0 . WestC e n t e r 際忘れてはならないことは,非産油低所得尭 , “Some: P e r s p e c t i V ' eonO i lA v a i l a b i l [3J CIA 展途上国がかつての先進国や中所得発展途上国 i t yf o rt h eNon-OPEC.LDC s , " Washing- がたどった _ .C .,Ju l y1 9 8 0 _ t o n,D F 近代化」と同ーの経路で発展し得 るという保証ほ,少なくとも国際的エネルギー “Country Papers f o r Working (4J ESCAP, i e n c yandC o n s e r GroupMeetingonE伍 c 供 給 条 件 に 関 す る 限 りど己にもない,主いうこ i v a t i o ni nt h e Use o f. E nergy , " ESCAP, どとで、ある。共同体レベルで、のエネルギー問題は この上うに,一動揺し続ける国際エネルギ一市場 と,ー国の近代化路線の構造的調整によっで今 Bangkok,October1 9 7 9 . C 5J Hughart,D a v i d .,P r o s t e c t sf o rT r a d i t i o n a l andNon-ConventionalEnergy S o u r c e si n 後 と も 影 響 さ れ ざ る を 得 な い σ 言いかえれば, D e v e l o t i n gC o u n t r i e s , The'World B ank; 共同体レベルのエネルギー問題の解決は,一国 .C :,J u l y1 9 7 9 . Washington,D 的産業構造のみならず,世界経済構造の歪みの 解 決 な く し て は 完 才 L得ないのである。 i ,WorldEco 舟o micOutlook ,IMF ,]unJ (6J IMF 1 9 8 0 . (~世界経済見通し:イ :;/7 レ高進で全 (日:本エネルギー経済研究所研究員〉 般的に暗い状況JIi"世界週報」第 6 1巻 3 2 号 , 3 3 号 , 3 4 号 , 3 5 号 , 3 6 号 , , 3 7 号 , 3 9号 , 1 9 8 0 年 8月 , 9月 。 〕 〔注釈〕 (7J The I n d e p e n d e n t Commission on I n t e r 非産油発展途上国のエネルギー問題は,本質的に e 網は途上国のエネルギー問題として論ずべきである。 その際,非産油発展途上国と石油輸出発展途 t国と の聞のエネルギー問題の同質性と異ー質性,さらに は,石油輸出発展途上国聞のエネルギー問題の同質 性と異質性を摘出しなければならないが,この作業 は後日行うこととしたい。 本稿で、は時間の都合でとりあげられることができ i n a t i o n a lDevelopmentI s s u e s ,North-South ,1 9 8 0 _ ( I i " 南 :A Programmef o rS u r v i v a l と北生存のための戦略』森治樹監訳, 日本 経済新聞社, 1 9 8 0 年 〉 C 8 J 松波博「開発と債務の狭間で 発展途上国 の債務累積問題JIi"興銀調査l dN o _2 0 0, 1 9 8 0 年 1月 。 E9J McNamara,Robert'S"“World Bank A争 なかったが,発展途上国の最近のエネルギ一事情の s e s s e s . E c o n o m i cOutlookf o rO i lIm p o r t i 耳g 各国サーボイ【を行ったものに,ー下記のものがある。 " MEES,October D e v e l o p i n gC o u n t r i e s, 1 経済開発分析プ ロジェクトチーム編「発展途上国 ι . 9 8 0 年1 1月 。 のエネノ片ギ一事情」アジア経済:&f究所:, 1 、言た,官庁の白書類のーなか七、も,発展途と国の i 1 9 8 0 . ( 1町 三菱銀行「非産油発展途上国の国際収支と 7 ァイナ γ スJIi"調査~, N o .295,1979年11月j 1 9 81 .3 務違f 偽発展泳上霞のエネルギー穏懇 [ l 1 ] ' Mor 開 nG uara 杭t yTrustCompany ,"LDe Energ y -iwt h e -D e v e l o P i n gWorld:t h eR e a ! Ene1'gyC r i s i s ,Oxford,1980. Prosp 記c t sandt h e Rble o ft h e IMF , " Wo r l dF i n a n c i a lMa 1 ' k e t s ,NewYork,Se p - [ 2 1 J 竹 本 浮 ニ [AT適用きとめくて-る政策論争J I I 技術 tember1 9 8 0 . C l2J 9 8 0 年1 0見 。 と経済,j 1 ( 2 勾 臼本銀行「アジ f 東京銀行月報』第2 9 巻第 8号 , 1 9 7 7 年 。 一一石油危機以降の経験を中心に一- J 査月事長』第29巻第 13~ゑ 1978年 12 足。 ( 1 3 J 西 ; m 霞F 南花問題一一世界経済をど動かすも ( 2 3 J 一一一一 3珍 , 1 9 8 0年 。 ( l4 ] Reddy ,A mulya Kumar 人 “Energy to L i b e r a t eC h i l d r e n, " CERESFAORevie却 叩 o n Ag1'i c u l t u1'e, andD e v e l o t m e n t ,S告ptem b邑r -Gc t o b 邑r1 9 7 9 . 幽 一一…ー,坂口定一・等奪回ァ..,.aX;訳「開発のた めの適正技術 Ji r 技務と経済Jl No て1 39γ142, [[ 16 ) 薮井宏 r i 1 l = l i 主治途上国の債務累積問題の笈 関J:;遺産ジャーナルJlVol10 . ,No.10 ,1 9 7 8 造 JI F 対外投資研究所報 ( 2 5 } UNIDO,App1'o p1'i a t eI n d u s t1'i a lr e c h n o l ヂ o g yf o1' E持 e 1 ' gyf o1' Ru 1 ' a l Requi グ' e m e n t s ; UN, N母w York, 1 9 7 9 . po1't1979 ,Washington ,D .C .,1 9 7 .9“〈世界 銀 行 F没界開発報告 1 9 7 勾 l 吉7 9 年 〉 箆潔文彦「第三世界と ATJ i r 経済評論JlVoL Wa ぬi n g t o n ,D .C .,1 9 8 0 ‘ 9 8 0 J l1 9 8 0 年 〉 開発報告1 C t 佐界銀行 f 世界 ( 2 8 J 一一一一, Ene 1 ' gy: i 抵 t h eD e v e l o p i n gCo ゆ B i l 狂 I s ,the芯 1 l : xten 滋l a l Ac c o u n t s and NOIL. t 1 ' i e s , World Bank , N告w . York , August DC De,刊 v e 1 句 0 p 開蕊磁 1 冶 糊 告 創 n 叩t P 手o l i c i 邑総 s , " East-West 1 9 8 0 . Center ,Hono1ulu,January1 9 8 0 . 一一一-, " Survey o f E n e r : 釘 ( 2 9 J 矢野総子「アジア太平洋諸簡の経済発展とエ Demand ネルギ… JF Iアジブ太平洋地域の ι ネノレギー E 1 a s t i c i t i ω E s t i m a t e 器i nD e v e 1 o p i n g C o u l l t - ∞1ulu,June r i e s ; 'Eas t West C e n t e r . Ho 1 9 8 0 . I( 2 0 J Vo . 15 , No.8 ,1 9 7 守 生 存 7月 。 2 9, IV3 ,1 9 8 0 年 3f . l0 ゐ 〔 ロ1 お 8 J 臼 Si 秘 d daya仏 , o C佼 o r a z ∞ on M な き 〕 塚崎鋒博「券Af治発渓途上箆の対外佼務構 [ 2 7 J 十一一一一" WorldD e v e l o p m e n tReto 1 ' t1 9 8 0 , 年 1月 。 Cl 7~ (24~ ( 2 6 : ; TheWorldBank,Wo 1 ' l dD e v e l o p m e n tR e - 1 9 7 8 年 10JL llJL 1 2 ) 主 1 9 7 9 塁 手 1f . l0 ! i オイノレ・ 上習の対外後務J1 東京銀行月報』第 3 2 9 7 9 年 4月 。 の』日本放送出版協会, 1 ;江町 ~107- Smil ,VaclavandKnow1and,W i l l i 甜 〈臼ヌドエ 980年 3f . l0 ネノレギー経済研究所〉草野収, 1 [ 3 0 J 吉田字書 1 E吋 r t 住銀のエネルギー関漆融資をゐぐる! 動向JI F間際資源』第7 3ゑ 1 9 8 0 年1 Qf . l 。
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