高等学校指導日時・教室対象生徒・集団科目名使用教科書１２単元（題材）名地理歴史科学習指導案平成年月日（）限目普通科２年（次）生３５人世界史Ｂ（単位数４）新詳世界史Ｂ（出版社名帝国書院）７章イスラーム世界の形成と拡大１．イスラーム文明の誕生単元（題材）の目標 ○イスラーム世界に対する関心を高め，意欲的に考察する。【関心・意欲・態度】 ○イスラーム世界の拡大の理由を考察し，その歴史的意義を判断する。【思考・判断】 ○ イスラーム世界の形成と拡大の過程に関する資料を活用するとともに，追究し考察した過程や結果を適切に表現する。【資料活用の技能・表現】 ○イスラーム世界の形成と拡大の過程について把握し，基本的知識を理解する。【知識・理解】３指導に当たって（１）生徒観普通コース２年生文系で世界史Ｂを選択した生徒が対象である。ほとんどの生徒が大学進学をめざしており，世界史Ｂを受験科目にしようと考えている。世界史への興味・関心が高い生徒は多いが，基礎的な知識が身についていない生徒が多い。また，授業には真面目に臨んでいるが、受け身の姿勢である。（２）教材観本単元で扱うのは，イスラームの成立，イスラーム世界の形成，イスラーム世界の諸地域への拡大である。現在でもイスラームの信者数は非常に多く，世界宗教の一つである。イスラームの拡大により諸地域世界の交流が一段と活発になり，新たな地域世界の形成や再編を促していったことを理解させたいと考える。（３）指導観世界史に対する興味・関心が高い生徒がほとんどであるが，基礎・基本的知識が乏しく，イスラーム史では用語が理解しにくい面もある。また，イスラーム世界の拡大では，地理的知識も要求されるので，苦手とする生徒が多い。苦手意識をつけさせないように，用語の解説を丁寧に行うこと，地図を多く活用することなど工夫が必要である。４単元（題材）の指導計画（総時数８時間）第一次イスラーム文明の誕生（５時間）１時イスラーム世界の形成と風土，預言者ムハンマド２時イスラームとイスラーム社会３時イスラーム世界の形成４時イスラーム帝国としてのアッバース朝５時イスラーム文化の特色第二次イスラーム世界の拡大（３時間）・・・本時５本時の指導と評価の計画（第一次第１時）（１）本時のねらい ○イスラーム成立の背景について理解する。【知識・理解】（２）準備・資料等（３）本時の展開時学習内容『ニューステージ世界史詳覧』（浜島書店），ワークシート，世界地図生徒の学習活動教師の指導・留意点間評価規準【観点】（評価方法）イスラームに ○教師から尋ねられた質 ○既習事項について、簡単なついて問に答える。発問を行う。答えられない生徒にはいろいろなヒン導トを与えていく。入 10 ○イスラームについて知っ分ていることなども質問する。イスラーム世 ○教師からの質問に答え ○ 黒板にある世界地図を指界の風土ながら，授業プリントし，中東の位置を確認させの空欄に用語を記入する。生徒が図示できているる。か確認する。 ○教科書の地図に中東の ○気候環境にも触れ，厳しい位置を図示する。生活環境であったことにも言及する。預言者ムハン ○教師の説明を聞きなが ○ ムハンマドの生い立ちかマドとイスラら，授業プリントの空らイスラームを布教するーム欄に記入する。までのエピソードも加えて，生徒を引きつける。 ○イスラームの教え（一神教や六信五行など）についても触れ，特色を説明する。展開 35 分 ○イスラーム成立の背景について理解して ○教師の発問を考え，自 ○ この問いに対しては答えいる。分の考えを答える。られないと思われるので，【知識・理解】教科書の地図を参照する（プリント） ○授業プリントの空欄によう指示を与える。ビザン文章をまとめる。ツ帝国やササン朝の復習には深入りせず，簡潔に説明する。イスラームが中東で成立した背景とは？ ○「クルアーン」や「ムスリム」など理解しにくい用語の説明は配慮する。次時の予告まとめ５分 ○ 本時のまとめを確認 ○ムハンマドが布教をしてし，教科書を開き，予いくなかで，弾圧を受ける告を聞く。などするが，最終的にはアラビア半島を統一していくことなど次の時間に学ぶことを紹介する。