Gumstix Overo に 7 インチ 接続する TFT-LCD について LCD を接続 持つ モバイルデバイス用のデバイスです。 Samsung 社の TFT-LCD ユニットは、下記の特徴を - 表示面のサイズが 7 インチ ここでは、Gumstix Overo シリーズに Samsung 社 - 表示ピクセル数は 800 x 480 ドット 製の 7inch TFT-LCD (800x480x24bit カラー)を接続 - 表示可能色数: 約 1600 万色 (24bit カラー) する方法について紹介します。 - 白色 LED バックライトを採用 TFT-LCD ユニットは 3.3V レベルの 24bit 長の画像 Gumstix Overo とは Gumstix 社の Overo シリーズは、TI 社製の CPU 信号バス、4bit 長同期信号バスで受信して表示パ ネルに表示を行います。バックライトの電源は、別 OMAP3530(以下 OMAP と略記)と、メモリ(RAM と 系統で供給され、常に点灯させる。なおバックライ ROM)、電源・周辺インターフェイス統合チップを小さ トを点灯しないと、表示内容が見えませんので、必 なボードにコンパクトにまとめたシングルボードコンピ ず点灯させる必要があります。 ュータです。このボードには、外部接続用コネクタとし て 70 ピンのコネクタが 2 個と FPC 用コネクタ(カメラ 等が接続できる)が実装されています。これらのコネク タには LVCOMS レベル(1.8V) の周辺デバイス用の 信号が出力されているため、容易に周辺 IO デバイス を接続して拡張することができるようになっています。 また、オンボード Wifi や Bluetooth などの有無等でシ リーズ化されている (なおこの原稿の執筆時点では 電波法令で規定されている無線技術基準適合の認 証が行われていない様です。オンボードの無線 LAN および Bluetooth については日本国内での使用はで きない。無線 LAN 等を利用するためには認証が行わ れた USB アダプタなどを接続する必要があります。) 基本的な接続方法 Gumstix Overo に搭載されている OMAP には LCD コントローラが内蔵されています。この LCD コントロー ラは、フレームメモリに書き込まれた内容を読み出 し、TFT-LCD に表示するための必要な信号をハード 的に生成して出力するハードウェアです。OMAP の内 部レジスタにパラメータを書き込むことで様々な LCD 等に対応しています。また、この信号から DVI-D 信 号へ変換することにより HDMI ディスプレイに接続す ることも可能です。 TFT-LCD を接続するために必要な信号は OMAP より全て出力されているのでこれらの信号を TFT-LCD に接続することで簡単に動作させることが できます。 進んだピクセルになります。 OMAP はデータバスに ここで注意しなければならない点は、OMAP の IO 次のピクセルのデータをセットしたのち 再び PCLK を 駆動電圧が 1.8V であり、LCD ユニット側の IO 駆動電 送信します。TFT-LCD 側は PCLK を受信すると、再 圧が 3.3V であり、異なっている点です。OMAP に接 びデータバスから読み込み、次のピクセルに表示し 続する周辺デバイスのインターフェイス電圧が 1.8V ます。これを 800 ピクセル分繰り返すことにより、最 以外の電圧である場合には注意が必要で、一般的に 初の 1 ライン分が完成します。1 ラインの送信が完了 は直接接続することができません。今回接続する すると、LCLK 信号で次のラインに移ることがを送信さ TFT-LCD 場合も IO 駆動電圧が 3.3V であり、インタ れ、再び 800 ピクセル分が繰り返されます。このよう ーフェイス電圧が異なるため、直接接続することがで にして、480 ライン分繰り返すことにより、1 フレーム分 きません。この場合は、電圧変換用の LSI を介して接 の画像が完成します。(ノン・インターレス表示の場合) 続する必要があります。詳しくは 後述します。 1 フレーム分が完成すると、FCLK 信号が送信され、 TFT-LCD のパネル自体は全く発光しないため、表 次のフレームに移ります。再び (0,0) からピクセルの 示内容をみるためにはバックライトが必要となります データが開始され、同様に次のフレームが処理され ので、バックライト用の電源も必要となります。 ます。この動作を繰り返すことにより、画像が表示さ れるようになります。この画像データの送信のために TFT-LCD の表示方法 使われる信号をまとめると下記の通りになります。 具体的な接続例を示す前に、TFT-LCD に使われ る信号について簡単に説明します。 - 垂直同期信号 VSYNC フレームクロック FCLK とも呼ばれます。 フ レームの開始を示す信号 - 水平同期信号 HSYNC ラインクロック LCLK とも呼ばれます。 水 平方向のラインの開始を示す信号です。 - ピクセルクロック PCLK 1 ピクセル毎の区切りを示す信号です。CRT には存在しません。TFT-LCD の場合 各ピクセル OMAP からフレームの開始信号として、FCLK 信号 が送信されます。これにより表示開始位置が左上の の区切りを明確にするためにピクセルクロック信号 が存在します (0,0) であることを示します。TFT-LCD は FCLK 信号 を受信すると、次のピクセルデータは (0,0)のデータと - します。 次に OMAP から 24bit 長のデーターバスに 1 ピク (ピクセル)データ イネーブル DE RGB のピクセルデータが有効か無効か示 す信号です。水平方向の走査中は アクティブにな セル分の画像データをセットして、PCLK 信号を送信 っています。 します。TFT-LCD 側は、PCLK 信号を受信すると、 - 24bit 長のデータバスを読み込み、(0,0) のピクセルに 表示を行います。次のピクセルは 右側に 1 ピクセル (ピクセル)データ 24bit 長のデータバス IO 駆動信号の電圧について す。TFT-LCD に使われる信号は、単方向だが高速に OMAP の周辺 IO の駆動電圧は 1.8V のシングルエ 画像データの伝送する必要があるため、この速度に ンドの信号です。つまり H レベルの電圧は 約 1.8V、 充分に追従する性能のある LSI を選択する必要があ L レベルの電圧は約 0V です。 Gumstix Overo の場 ります。ここでは、TI 社の SN74AVCB164245 という 合、ボード上のコネクタに 1.8V のまま出力されていま LSI を採用しました。 す。一方、TFT-LCD パネルの駆動電圧は 3.3V のシ ングルエンドです。 SN74AVCB164245 は、電圧が異なる 2 つの非同期 バスを接続することができる 8bit 長の非反転トランシ ーバーを 2 組、合計 16bit 長を内蔵しています。変換 する必要のある信号は 28bit 分ありますので、2 個使 用します。(4bit 分が余る) 利用可能な電圧は 1.4V から 3.6V までであり、1.8V と 3.3V の変換を行うこと 一般的に H レベルの入力電圧は 電源電圧の 0.65~0.7 倍以上の電圧を必要となるため、TFT-LCD が可能である。この LSI の OE 端子(Output Enable ) を省略した動作ロジックは 下図の通りです。 の H レベル入力電圧は 下記の通りとなります。 H レベル入力電圧 = 3.3 x 0.65 = 約 2.15V 以上 OMAP からの電圧は 1.8V であるため H レベルの 電圧が低くく正常に動作させることが出来ませんか ら、なんらかの方法で昇圧する必要があります。 なお、TFT-LCD の場合は OMAP 側への出力信号 がなく、接続がありませんが、(他のデバイスで) 3.3V の出力端子のある場合、一般的に 1.8V 入力端子に この LSI は、DIR 端子を使うことによって 変換方向 3.3V の出力を接続することもできません。 多くの場 を A → B または B → A へ非同期で切り替えるこ 合は、電源電圧 +0.3V が限界になります。 1.8V で動 とができます。OE 端子を使うことで非同期で 2 つのバ 作している回路の場合には 2.1V までとなるために接 スを切り離すことも可能になっています。詳細につい 続できなくなります。なお、一部のデバイスでは 保護 ては SN74AVCB164245 のデータシートを参照してく 回路等が内蔵されて電源電圧 +0.3V を超える場合で ださい。今回は、OMAP から TFT-LCD への一方の も入力可能な場合もあります。+0.3V 以上でも入力で みになるため、DIR 信号は固定になります。また、常 きるか否かという点については個別にデータシートで に変換動作を行うため、OE 端子も 常に有効になる 確認する必要があります。 ように固定します。 前述の通り OMAP から出力される信号レベルでは 今回のケースでは以下のように接続します。 TFT-LCD に直接入力できないため、 1.8V の H レベ VccA 側には 1.8V を接続し、OMAP からのバスを ル信号を 3.3V の H レベルに変換してから TFT-LCD 接続します。 VccB 側には 3.3V を接続し、TFT-LCD に入力することにより接続することができるようになり へのバスを接続します。DIR 端子は、A → B になる ます。このような異電圧ロジックの変換を行い、接続 ように H レベルで固定します。 OE 端子は 常に有効 するための手法や対応する LSI は数多くありますの になるように L レベルで固定します。 で、その中から用途にあわせて選択することになりま TFT-LCD 信号の接続 OMAP からは ピクセル信号が RGB 各 8bit, 合計 準値として 各ストリングに最大 20mA の電流を流しま す。バックライトの輝度を調整するときは、主に PWM 24bit 長のバスで RGB の値が表現されて出力されて のデュティー比の調整による方法と、電流を調整する います。ちなみにこのような方式をパラレル式と呼ぶ 方法があります。デュティー比は、1 サイクルの波形 ます。Gumstix Overo のコネクタには出力されている の中でどれくらいの割合で H レベルの時間があるの 信号には L_DATA00 ~ L_DATA23 という名前がつ か、という比率で表します。まったく H レベルがない いています。 このうち L_DATA00 ~ L_DATA07 は 状態を 0% , すべて H レベルの状態を 100% として、 青成分が LSB~MSB の順に並んでいます。同様に この H レベルの時間を調整します。 H レベルの間 L_DATA08~L_DATA15 は 緑成分、L_DATA16~ は、バックライトが発光し、L レベルの間は発光しませ L_DATA23 は、赤成分 となっています。この割り当 ん。この結果、バックライトは常に点滅している状態 ては OMAP のハードウェアによってあらかじめ決まっ になりますが、高速で点滅させること、点滅している ているためソフトウェアからは変更することが出来ま のではく 発光している時間の割合に応じて明るく見 せん。この OMAP のビットの並びと TFT-LCD に入力 えたり、暗く見えたりします。 する RGB 成分のビットの並びが異なる場合がありま す。TFT-LCD に接続するときは RGB 各成分の並び および LSB~MSB の割り当てを間違えないように注 意する必要があります。これを間違えると、正しい色 が表示されません。そのほか、制御用のデータイネ ーブル、ピクセルクロック、水平同期、垂直同期の各 信号も同じように接続します。 なお、SN74AVCB164245 の入力側 つまり 1.8V 側を フロート状態にしてはいけません。フロート状態を避 けるために必ずプルアップまたは、プルダウンの処理 を行います。 デュティー比 = Th の時間 / Ts の時間 TFT-LCD バックライト TFT-LCD の各ピクセルは発光しません。バックラ プログラムから調整する場合、PWM のデュティー イト型の TFT-LCD は、RGB の各シャッターを表示色 比による調整方法が比較的容易に実装できることか に応じて開閉させ、背面に組み込まれたバックライト ら、調光には 前者を採用することが主流のようで からの光を透過させることで、目に見えるようにして す。後者の場合、電流値を決定する抵抗値の調整が います。(反射型は外からの光を反射させています) 必要になるケースが多く、プログラムからの調整が困 このためバックライトを発光させないと、表示内容が 難です。 ハードウェア的に調整して、固定する場合 全く見ることができません。以前は 冷陰極菅型のバ にはよく使われます。今回はプログラムから調光でき ックライトが主流でしたが、最近は消費電力が少な るように、PWM による調光を採用していいます。 く、薄くできるホワイト LCD を使うパネルが主流になり つつあります。この TFT-LCD パネルも 8 個直列に 接続されたホワイト LED が 3 列、合計 24 個が組み 込まれています。この TFT-LCD パネルの場合は 標 実際の回路図 (1) Gumstix Overo コネクタ Gumstix Overo を接続するための 70pin のコネクタ から TFT-LCD に必要な L_DATA00~L_DATA23, 良になる可能性がありますので、高めに設定します。 FCLK, LCLK, PCLK, BIAS(DE 信号) および調光用の また 調光用として PWM 信号を入力しています。 PWM を引き出しています。 その他 Gumstix 用の電 源を配置しておきます。 その他 添付の回路図では、拡張用の GPIO 端子、SPI 端 (2) 電圧変換 子、I2C 端子などを拡張コネクタに配線しています。こ OMAP からの信号を VccA 側に、TFT-LCD に出力 のほかにも、シリアルコンソールを USB-Serial 変換 す る 信 号 を VccB 側 に 接 続 し て い ま す 。 こ の LSI に接続し、USB ケーブルでシリアルコンソールに SN74AVCB164245 は、信号の方向を決める DIR 端 接続できるように拡張してあります。 子および、変換を有効にする OE 端子がある。DIR 端 子は、H レベルに、OE 端子は GND に接続して変換 の方向および常時動作に設定してあります。変換す る信号は、24bit の画像信号、クロック 4bit 分あり、合 計 28bit 分あります。 LSI は 1 個で 16bit 分しかあり ませんので、2 個使用して 32bit 分を確保していま す。なお、余った入力端子は VccA 側に接続して入 力がフロート状態にならないように注意します。 (3) 電源回路 この回路では下記の電源が必要となるため、電源 用 IC を使って必要な電源を生成しています。 - 1.8V OMAP の IO で使用 - 3.3V TFT-LCD で使用 - 3.3~4.2V Overo で使用 なお、Overo 用の電源は、3.3~4.2V の間で安定し ている必要があります。(変動して良いという意味で ないので注意) (4) バックライト回路 バックライトは ホワイト LED が直列 8 個 x 3 列を駆 動できるようにする。1 列あたり 20mA 必要になりま す。今回は 3 列あるため全体では 60mALED とな る。またホワイト LED の順方向降下電圧は、約 3V 弱 であるため、必要な電圧は 3V x 8 = 24V となる。 リニアテクノロジー社製 LT3598 を使い、昇圧および 定電流電源を構成しています。過電圧保護のため の電圧を約 31V にしてあります。 ぎりぎりの電圧だ と、充分に電流が流れないまま上限に達し、動作不 5 REV 01 4 Description 3 DATE 初版 作成 2011/11/18 2 1 BY CONTENTS Ryuchi PAGE NO. D SCHEMATIC PAGE D 1 表紙 2 Gumstix Overo インターフェイス 3 LCD インターフェイス 4 電源回路・外部接続コネクタ 5 USB Serial コンソール 6 LCD バックライトドライバ C C B B A A Title Size B Date: 5 4 3 2 表紙 Document Number OVERO-001-0001B Thursday, November 17, 2011 Rev 01 Sheet 1 1 of 6 5 4 3 2 1 VCC_1V8 D D VSYSTEM 4 4 10k,DNI 4.7k,DNI J1B R3 R2 R1 4.7k,DNI VSYSTEM J1A 4 3 3 3 3 3 3 N_MRESET L_DATA01 L_DATA00 L_DATA03 L_DATA05 L_DATA02 L_DATA04 3 3 L_DATA10 L_DATA11 4 3 GPIO186 L_DATA22 3 L_DATA13 3 3 L_DATA14 L_DATA15 3 3 3 L_DATA21 L_DATA17 L_DATA18 3 3 3 3 L_DATA19 L_DATA09 L_DATA07 L_DATA08 3 3 3 3 L_PCLK L_DATA06 L_VSYNC L_HSYNC WAKEUP I2C_SDA I2C_SCL C 5 5 CON3_TXD CON3_RXD 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 N_MANUAL_RESET GND2 GPIO71_L_DD01 HSORF GPIO70_L_DD00 HSOLF GPIO73_L_DD03 VSYSTEM2 GPIO75_L_DD05 VSYSTEM1 GPIO72_L_DD02 POWERON GPIO74_L_DD04 ADCIN7 GPIO_10 TV_OUT1 GPIO0_WAKEUP TV_OUT2 GPIO185_I2C3_SDA GPIO93_L_DD23 GPIO80_L_DD10 GPIO82_L_DD12 GPIO81_L_DD11 SYSEN GPIO184_I2C3_SCL ADCIN2 GPIO_186 MIC_MAIN_MF GPIO92_L_DD22 GND1 GPIO147_GPT8_PWMGPIO145_GPT10_PWM GPIO83_L_DD13 USBOTG_VBUS GPIO144_GPT9_PWM ADCIN6 GPIO84_L_DD14 VBACKUP GPIO85_L_DD15 ADCIN5 GPIO146_GPT11_PWM AGND GPIO163_IR_CTS3 PWM1 GPIO91_L_DD21 ADCIN3 GPIO87_L_DD17 GPIO170_HDQ_1WIRE GPIO88_L_DD18 USBOTG_ID GPIO166_IR_TXD3 GPIO90_L_DD20 GPIO89_L_DD19 GPIO86_L_DD16 GPIO79_L_DD09 GPIO69_L_BIAS GPIO77_L_DD07 PWM0 GPIO78_L_DD08 AUXRF GPIO165_IR_RXD3 ADCIN4 GPIO66_L_PCLK MIC_SUB_MF GPIO76_L_DD06 AUXLF GPIO68_L_FCLK USBOTG_DM GPIO67_L_LCLK USBOTG_DP 70 69 68 67 66 65 64 63 62 61 60 59 58 57 56 55 54 53 52 51 50 49 48 47 46 45 44 43 42 41 40 39 38 37 36 L_DATA23 L_DATA12 3 3 4 4 CON1_TXD SPI_CS0 3 3 3 6 L_DATA20 L_DATA16 L_DE PWM0 4 4 6 GPIO168 GPIO14 GPIO21 GPIO17 4 4 USBH_DP USBH_DM 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 VSYSTEM3 EM_CLK VSYSTEM4 EM_NBE1 GND3 EM_WAIT0 EM_NCS5_ETH0 EM_NCS6 EM_NCS4 EM_NCS0 EM_NWE EM_NBE0 EM_NADV_ALE EM_NCS1 EM_NOE EM_NWP GPIO65_ETH1_IRQ1 EM_A9 GPIO64_ETH0_NRESET EM_A4 EM_A2 EM_A10 EM_A8 EM_A3 EM_A5 EM_A1 EM_A7 EM_A6 EM_D2 EMD0 EM_D10 EM_D9 EM_D3 EM_D8 EM_D11 EM_D1 EM_D4 EM_D13 EM_D12 EM_D6 EM_D5 EM_D14 EM_D15 EM_D7 GPIO13_MMC3_CMD GPIO151_RXD1 GPIO148_TXD1 GPIO150_MMC3_WP GPIO176_ETH0_IRQ 4030GP2_N_MMC3_CD GPIO18_MMC3_D0 GPIO173_SPI1_MISO GPIO174_SPI1_CS0 GPIO172_SPI1_MOSI GPIO168_USBH_CPEN GPIO171_SPI1_CLK GPIO14_MMC3_DAT4 GPIO175_SPI1_CS1 GPIO21_MMC3_DAT7 GPIO114_SPI1_NIRQ GPIO17_MMC3_D3 GPIO12_MMC3_CLK USBH_VBUS GPIO20_MMC3_D2 GND4 GPIO23_MMC3_DAT5 USBH_DP GPIO22_MMC3_DAT6 USBH_DM GPIO19_MMC3_D1 140 139 138 137 136 135 134 133 132 131 130 129 128 127 126 125 124 123 122 121 120 119 118 117 116 115 114 113 112 111 110 109 108 107 106 C CON1_RXD 4 SPI_MISO SPI_MOSI SPI_CLK SPI_CS1 SPI_NIRQ 4 4 4 4 4 GPIO23 GPIO22 4 4 overo overo B B 0.1u 0.1u C4 0.1u C3 C2 C1 0.1u VSYSTEM VSYSTEM GRN A D1 A R4 LG L29K-G2J1-24-Z 1k Title Size Gumstix Overo インターフェイス Document Number Rev B OVERO-001-0001B Date: Thursday, November 17, 2011 5 4 3 2 01 Sheet 1 2 of 6 5 4 3 2 1 VCC_1V8 VCC_3V3 0,2012 0.1u 0.1u 0.1u 0.1u 0.1u 0.1u 0.1u 0.1u VCC_3V3 R14 D VCC_3V3 0.1u VCC_3V3 0.1u C12 C11 C9 VCC_1V8 C10 C8 C7 C6 C5 D 1 24 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 C 47 46 44 43 41 40 38 37 36 35 33 32 30 29 27 26 L_DE L_VSYNC L_HSYNC L_PCLK L_DATA07 L_DATA06 L_DATA05 L_DATA04 L_DATA03 L_DATA02 L_DATA01 L_DATA00 28 34 39 45 VccB1 VccB2 1DIR 2DIR 2OE 1OE 1A1 1A2 1A3 1A4 1A5 1A6 1A7 1A8 2A1 2A2 2A3 2A4 2A5 2A6 2A7 2A8 1B1 1B2 1B3 1B4 1B5 1B6 1B7 1B8 2B1 2B2 2B3 2B4 2B5 2B6 2B7 2B8 GND5 GND6 GND7 GND8 GND1 GND2 GND3 GND4 7 18 J2 C14 VccA1 VccA2 C13 U1 42 31 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 25 48 2 3 5 6 8 9 11 12 13 14 16 17 19 20 22 23 R0 R1 R2 R3 R4 R5 R6 R7 G0 G1 G2 G3 G4 G5 G6 G7 B0 B1 B2 B3 B4 B5 B6 B7 DE VSYNC HSYNC PCLK B7 B6 B5 B4 B3 B2 B1 B0 4 10 15 21 SN74AVCB164245VR PCLK VCC_1V8 VCC_3V3 HSYNC VSYNC DE VCC_3V3 U2 1 24 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 47 46 44 43 41 40 38 37 36 35 33 32 30 29 27 26 L_DATA15 L_DATA14 L_DATA13 L_DATA12 L_DATA11 L_DATA10 L_DATA09 L_DATA08 L_DATA23 L_DATA22 L_DATA21 L_DATA20 L_DATA19 L_DATA18 L_DATA17 L_DATA16 28 34 39 45 A VccA1 VccA2 VccB1 VccB2 1DIR 2DIR 2OE 1OE 1A1 1A2 1A3 1A4 1A5 1A6 1A7 1A8 2A1 2A2 2A3 2A4 2A5 2A6 2A7 2A8 1B1 1B2 1B3 1B4 1B5 1B6 1B7 1B8 2B1 2B2 2B3 2B4 2B5 2B6 2B7 2B8 GND5 GND6 GND7 GND8 GND1 GND2 GND3 GND4 7 18 VCC_3V3 25 48 2 3 5 6 8 9 11 12 13 14 16 17 19 20 22 23 4.7k 42 31 G7 G6 G5 G4 G3 G2 G1 G0 R7 R6 R5 R4 R3 R2 R1 R0 C B FH12-40S-0.5 R11 B 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 4 10 15 21 A Title SN74AVCB164245VR Size LCD インターフェイス Document Number Rev B OVERO-001-0001B Date: Friday, December 09, 2011 5 4 3 2 01 Sheet 1 3 of 6 5 4 3 2 1 J5 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 DC_IN 2 GPIO22 2 GPIO23 GPIO186 I2C_SCL I2C_SDA 2 N_MRESET 2 SPI_CS0 2 CON1_TXD 2 GPIO168 2 GPIO14 2 USBH_DP 2 USBH_DM 2 SPI_NIRQ 2 SPI_CS1 2 SPI_CLK 2 SPI_MOSI 2 SPI_MISO 2 CON1_RXD 2 2 2 0.1u 0.1u DC_IN C16 C15 0,2012 D R15 VSYSTEM U4 MIC37102_FB 10u 3 4 8 7 DNI EN OUT IN FLG/ADJ GND1 GND4 GND2 GND3 DNI 10u 1 2 5 6 VCC_1V8 VCC_3V3 VSYSTEM DC_IN C19 C26 DNI R16 C18 MIC37101-3.3YM D 24 5078 030 510 861+ C C R17 MIC37102 に置換し、R16, R17, C26 を実装する ことにより、VSYSTEMの電圧を変更することができる 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 DC_IN VCC_3V3 U5 GND BYP 5 J6 DC_IN J7 4 1 2 3 MIC5219-3.3YM5 1u 10u 2 IN OUT EN 470p 1 3 GPIO22 GPIO186 I2C_SDA SPI_CS0 GPIO168 USBH_DP SPI_NIRQ SPI_CLK SPI_MISO 1 2 3 C22 C21 C20 PIN-HEAD_1x3 B 1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 25 27 29 VCC_3V3 DC_IN 1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 25 27 29 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 26 28 30 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 26 28 30 GPIO23 I2C_SCL N_MRESET CON1_TXD GPIO14 USBH_DM SPI_CS1 SPI_MOSI CON1_RXD VSYSTEM B VCC_1V8 PIN-HEAD_2x15 DC_IN VCC_1V8 N_MRESET U6 SW1 4 EVQPL C25 MIC5247-1.8YM5 A C24 A 1u GND BYP 5 C23 10u 2 IN OUT EN 0.01u 1 3 Title Size 電源回路・外部接続コネクタ Document Number Rev B OVERO-001-0001B Date: Thursday, November 17, 2011 5 4 3 2 01 Sheet 1 4 of 6 5 4 3 2 1 D D C17 0.1u FT232_VIO VCC_3V3 4 20 CON_USB_DN CON_USB_DP 16 15 4.7k FT232_3V3 R21 C29 7 USB_mini (TypeB) 0.1u C 100u G3 VB DD+ ID G1 CON_USB_VBUS P1 1 2 3 4 5 C27 G2 6 U7 8 19 24 27 28 17 7 18 21 C28 10k 10u 25 VCC_1V8 VCCIO VCC TXD RXD USBDM USBDP RTS# CTS# DTR# DSR# DCD# RI# NC RESET# NC OSCI OSCO 3V3OUT AGND GND GND GND CBUS0 CBUS1 CBUS2 CBUS3 CBUS4 TEST 1 5 R19 R22 CON3_RXD CON3_TXD 0 0 3 11 2 9 10 6 2 2 C J8 1 2 3 4 5 23 22 13 14 12 26 1 2 3 4 5 PIN-HEAD_1x5 R20 FT232RL B B FT232_3V3 GRN D3 R18 LG L29K-G2J1-24-Z FT232_3V3 1k FT232_VIO U8 BYS 5 4 MIC5247-1.8YM5 A C30 C31 1u OUT A C32 VIN ENA GND 0.01u 0.1u 1 3 2 Title Size USB Serial Console Document Number Rev B OVERO-001-0001B Date: Thursday, November 17, 2011 5 4 3 2 01 Sheet 1 5 of 6 5 4 3 2 1 D D DC_IN L1 D2 18 9 12 8 17 VREF R27 10k 29.4k 19 EP R23 LED3 13 LED2 1 2 3 4 5 6 LED_PWR LED_PWR LED_PWR LED1 LED2 LED3 0.1u C FH12-6S-0.5SH 10 EP C37 B C38 R32 C36 LED1 1 2 3 4 5 6 0.01u 14.7k 47p 0.1u 1 2 3 4 5 6 33k 11 LT3598 B J3 R24 820k C41 R29 GND 過電圧保護: 31.7V 24 4.7u 50V 16 VIN VO_SW OPENLED FB SHDN PWM NC SYNC LED1 RT LED2 LED3 VREF LED4 CTRL LED5 TSET LED6 ISET SS Vc 23 4.7u 50V 20 15 14 0 0,DNI 0 C34 GPIO17 PWM0 VOUT C39 2.2u C33 2 2 R34 R33 R25 SW C35 21 7 10k,DNI B240A に置換可能 3k 22 R26 C LED_PWR B250A-13-F U9 R30 2.2u CDRH6D28NP-100NC VCC_1V8 RT: スイッチング周波数 29.4k = 1.5MHz RISET: LED電流 14..7kΩ = LED電流: 20mA A A Title Size LCD バックライトドライバ Document Number Rev B OVERO-001-0001B Date: Friday, December 02, 2011 5 4 3 2 02 Sheet 1 6 of 6
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