Gumstix Overo に 7 インチ LCD を接続

Gumstix Overo に 7 インチ
接続する TFT-LCD について
LCD を接続
持つ モバイルデバイス用のデバイスです。
Samsung 社の TFT-LCD ユニットは、下記の特徴を
-
表示面のサイズが 7 インチ
ここでは、Gumstix Overo シリーズに Samsung 社
-
表示ピクセル数は 800 x 480 ドット
製の 7inch TFT-LCD (800x480x24bit カラー)を接続
-
表示可能色数: 約 1600 万色 (24bit カラー)
する方法について紹介します。
-
白色 LED バックライトを採用
TFT-LCD ユニットは 3.3V レベルの 24bit 長の画像
Gumstix Overo とは
Gumstix 社の Overo シリーズは、TI 社製の CPU
信号バス、4bit 長同期信号バスで受信して表示パ
ネルに表示を行います。バックライトの電源は、別
OMAP3530(以下 OMAP と略記)と、メモリ(RAM と
系統で供給され、常に点灯させる。なおバックライ
ROM)、電源・周辺インターフェイス統合チップを小さ
トを点灯しないと、表示内容が見えませんので、必
なボードにコンパクトにまとめたシングルボードコンピ
ず点灯させる必要があります。
ュータです。このボードには、外部接続用コネクタとし
て 70 ピンのコネクタが 2 個と FPC 用コネクタ(カメラ
等が接続できる)が実装されています。これらのコネク
タには LVCOMS レベル(1.8V) の周辺デバイス用の
信号が出力されているため、容易に周辺 IO デバイス
を接続して拡張することができるようになっています。
また、オンボード Wifi や Bluetooth などの有無等でシ
リーズ化されている (なおこの原稿の執筆時点では
電波法令で規定されている無線技術基準適合の認
証が行われていない様です。オンボードの無線 LAN
および Bluetooth については日本国内での使用はで
きない。無線 LAN 等を利用するためには認証が行わ
れた USB アダプタなどを接続する必要があります。)
基本的な接続方法
Gumstix Overo に搭載されている OMAP には LCD
コントローラが内蔵されています。この LCD コントロー
ラは、フレームメモリに書き込まれた内容を読み出
し、TFT-LCD に表示するための必要な信号をハード
的に生成して出力するハードウェアです。OMAP の内
部レジスタにパラメータを書き込むことで様々な LCD
等に対応しています。また、この信号から DVI-D 信
号へ変換することにより HDMI ディスプレイに接続す
ることも可能です。
TFT-LCD を接続するために必要な信号は OMAP
より全て出力されているのでこれらの信号を
TFT-LCD に接続することで簡単に動作させることが
できます。
進んだピクセルになります。 OMAP はデータバスに
ここで注意しなければならない点は、OMAP の IO
次のピクセルのデータをセットしたのち 再び PCLK を
駆動電圧が 1.8V であり、LCD ユニット側の IO 駆動電
送信します。TFT-LCD 側は PCLK を受信すると、再
圧が 3.3V であり、異なっている点です。OMAP に接
びデータバスから読み込み、次のピクセルに表示し
続する周辺デバイスのインターフェイス電圧が 1.8V
ます。これを 800 ピクセル分繰り返すことにより、最
以外の電圧である場合には注意が必要で、一般的に
初の 1 ライン分が完成します。1 ラインの送信が完了
は直接接続することができません。今回接続する
すると、LCLK 信号で次のラインに移ることがを送信さ
TFT-LCD 場合も IO 駆動電圧が 3.3V であり、インタ
れ、再び 800 ピクセル分が繰り返されます。このよう
ーフェイス電圧が異なるため、直接接続することがで
にして、480 ライン分繰り返すことにより、1 フレーム分
きません。この場合は、電圧変換用の LSI を介して接
の画像が完成します。(ノン・インターレス表示の場合)
続する必要があります。詳しくは 後述します。
1 フレーム分が完成すると、FCLK 信号が送信され、
TFT-LCD のパネル自体は全く発光しないため、表
次のフレームに移ります。再び (0,0) からピクセルの
示内容をみるためにはバックライトが必要となります
データが開始され、同様に次のフレームが処理され
ので、バックライト用の電源も必要となります。
ます。この動作を繰り返すことにより、画像が表示さ
れるようになります。この画像データの送信のために
TFT-LCD の表示方法
使われる信号をまとめると下記の通りになります。
具体的な接続例を示す前に、TFT-LCD に使われ
る信号について簡単に説明します。
- 垂直同期信号 VSYNC
フレームクロック FCLK とも呼ばれます。 フ
レームの開始を示す信号
- 水平同期信号 HSYNC
ラインクロック LCLK とも呼ばれます。 水
平方向のラインの開始を示す信号です。
- ピクセルクロック PCLK
1 ピクセル毎の区切りを示す信号です。CRT
には存在しません。TFT-LCD の場合 各ピクセル
OMAP からフレームの開始信号として、FCLK 信号
が送信されます。これにより表示開始位置が左上の
の区切りを明確にするためにピクセルクロック信号
が存在します
(0,0) であることを示します。TFT-LCD は FCLK 信号
を受信すると、次のピクセルデータは (0,0)のデータと
-
します。
次に OMAP から 24bit 長のデーターバスに 1 ピク
(ピクセル)データ イネーブル DE
RGB のピクセルデータが有効か無効か示
す信号です。水平方向の走査中は アクティブにな
セル分の画像データをセットして、PCLK 信号を送信
っています。
します。TFT-LCD 側は、PCLK 信号を受信すると、
-
24bit 長のデータバスを読み込み、(0,0) のピクセルに
表示を行います。次のピクセルは 右側に 1 ピクセル
(ピクセル)データ
24bit 長のデータバス
IO 駆動信号の電圧について
す。TFT-LCD に使われる信号は、単方向だが高速に
OMAP の周辺 IO の駆動電圧は 1.8V のシングルエ
画像データの伝送する必要があるため、この速度に
ンドの信号です。つまり H レベルの電圧は 約 1.8V、
充分に追従する性能のある LSI を選択する必要があ
L レベルの電圧は約 0V です。 Gumstix Overo の場
ります。ここでは、TI 社の SN74AVCB164245 という
合、ボード上のコネクタに 1.8V のまま出力されていま
LSI を採用しました。
す。一方、TFT-LCD パネルの駆動電圧は 3.3V のシ
ングルエンドです。
SN74AVCB164245 は、電圧が異なる 2 つの非同期
バスを接続することができる 8bit 長の非反転トランシ
ーバーを 2 組、合計 16bit 長を内蔵しています。変換
する必要のある信号は 28bit 分ありますので、2 個使
用します。(4bit 分が余る) 利用可能な電圧は 1.4V
から 3.6V までであり、1.8V と 3.3V の変換を行うこと
一般的に H レベルの入力電圧は 電源電圧の
0.65~0.7 倍以上の電圧を必要となるため、TFT-LCD
が可能である。この LSI の OE 端子(Output Enable )
を省略した動作ロジックは 下図の通りです。
の H レベル入力電圧は 下記の通りとなります。
H レベル入力電圧 = 3.3 x 0.65 = 約 2.15V 以上
OMAP からの電圧は 1.8V であるため H レベルの
電圧が低くく正常に動作させることが出来ませんか
ら、なんらかの方法で昇圧する必要があります。
なお、TFT-LCD の場合は OMAP 側への出力信号
がなく、接続がありませんが、(他のデバイスで) 3.3V
の出力端子のある場合、一般的に 1.8V 入力端子に
この LSI は、DIR 端子を使うことによって 変換方向
3.3V の出力を接続することもできません。 多くの場
を A → B または B → A へ非同期で切り替えるこ
合は、電源電圧 +0.3V が限界になります。 1.8V で動
とができます。OE 端子を使うことで非同期で 2 つのバ
作している回路の場合には 2.1V までとなるために接
スを切り離すことも可能になっています。詳細につい
続できなくなります。なお、一部のデバイスでは 保護
ては SN74AVCB164245 のデータシートを参照してく
回路等が内蔵されて電源電圧 +0.3V を超える場合で
ださい。今回は、OMAP から TFT-LCD への一方の
も入力可能な場合もあります。+0.3V 以上でも入力で
みになるため、DIR 信号は固定になります。また、常
きるか否かという点については個別にデータシートで
に変換動作を行うため、OE 端子も 常に有効になる
確認する必要があります。
ように固定します。
前述の通り OMAP から出力される信号レベルでは
今回のケースでは以下のように接続します。
TFT-LCD に直接入力できないため、 1.8V の H レベ
VccA 側には 1.8V を接続し、OMAP からのバスを
ル信号を 3.3V の H レベルに変換してから TFT-LCD
接続します。 VccB 側には 3.3V を接続し、TFT-LCD
に入力することにより接続することができるようになり
へのバスを接続します。DIR 端子は、A → B になる
ます。このような異電圧ロジックの変換を行い、接続
ように H レベルで固定します。 OE 端子は 常に有効
するための手法や対応する LSI は数多くありますの
になるように L レベルで固定します。
で、その中から用途にあわせて選択することになりま
TFT-LCD 信号の接続
OMAP からは ピクセル信号が RGB 各 8bit, 合計
準値として 各ストリングに最大 20mA の電流を流しま
す。バックライトの輝度を調整するときは、主に PWM
24bit 長のバスで RGB の値が表現されて出力されて
のデュティー比の調整による方法と、電流を調整する
います。ちなみにこのような方式をパラレル式と呼ぶ
方法があります。デュティー比は、1 サイクルの波形
ます。Gumstix Overo のコネクタには出力されている
の中でどれくらいの割合で H レベルの時間があるの
信号には L_DATA00 ~ L_DATA23 という名前がつ
か、という比率で表します。まったく H レベルがない
いています。 このうち L_DATA00 ~ L_DATA07 は
状態を 0% , すべて H レベルの状態を 100% として、
青成分が LSB~MSB の順に並んでいます。同様に
この H レベルの時間を調整します。 H レベルの間
L_DATA08~L_DATA15 は 緑成分、L_DATA16~
は、バックライトが発光し、L レベルの間は発光しませ
L_DATA23 は、赤成分 となっています。この割り当
ん。この結果、バックライトは常に点滅している状態
ては OMAP のハードウェアによってあらかじめ決まっ
になりますが、高速で点滅させること、点滅している
ているためソフトウェアからは変更することが出来ま
のではく 発光している時間の割合に応じて明るく見
せん。この OMAP のビットの並びと TFT-LCD に入力
えたり、暗く見えたりします。
する RGB 成分のビットの並びが異なる場合がありま
す。TFT-LCD に接続するときは RGB 各成分の並び
および LSB~MSB の割り当てを間違えないように注
意する必要があります。これを間違えると、正しい色
が表示されません。そのほか、制御用のデータイネ
ーブル、ピクセルクロック、水平同期、垂直同期の各
信号も同じように接続します。
なお、SN74AVCB164245 の入力側 つまり 1.8V 側を
フロート状態にしてはいけません。フロート状態を避
けるために必ずプルアップまたは、プルダウンの処理
を行います。
デュティー比 = Th の時間 / Ts の時間
TFT-LCD バックライト
TFT-LCD の各ピクセルは発光しません。バックラ
プログラムから調整する場合、PWM のデュティー
イト型の TFT-LCD は、RGB の各シャッターを表示色
比による調整方法が比較的容易に実装できることか
に応じて開閉させ、背面に組み込まれたバックライト
ら、調光には 前者を採用することが主流のようで
からの光を透過させることで、目に見えるようにして
す。後者の場合、電流値を決定する抵抗値の調整が
います。(反射型は外からの光を反射させています)
必要になるケースが多く、プログラムからの調整が困
このためバックライトを発光させないと、表示内容が
難です。 ハードウェア的に調整して、固定する場合
全く見ることができません。以前は 冷陰極菅型のバ
にはよく使われます。今回はプログラムから調光でき
ックライトが主流でしたが、最近は消費電力が少な
るように、PWM による調光を採用していいます。
く、薄くできるホワイト LCD を使うパネルが主流になり
つつあります。この TFT-LCD パネルも 8 個直列に
接続されたホワイト LED が 3 列、合計 24 個が組み
込まれています。この TFT-LCD パネルの場合は 標
実際の回路図
(1) Gumstix Overo コネクタ
Gumstix Overo を接続するための 70pin のコネクタ
から TFT-LCD に必要な L_DATA00~L_DATA23,
良になる可能性がありますので、高めに設定します。
FCLK, LCLK, PCLK, BIAS(DE 信号) および調光用の
また 調光用として PWM 信号を入力しています。
PWM を引き出しています。 その他 Gumstix 用の電
源を配置しておきます。
その他
添付の回路図では、拡張用の GPIO 端子、SPI 端
(2) 電圧変換
子、I2C 端子などを拡張コネクタに配線しています。こ
OMAP からの信号を VccA 側に、TFT-LCD に出力
のほかにも、シリアルコンソールを USB-Serial 変換
す る 信 号 を VccB 側 に 接 続 し て い ま す 。 こ の
LSI に接続し、USB ケーブルでシリアルコンソールに
SN74AVCB164245 は、信号の方向を決める DIR 端
接続できるように拡張してあります。
子および、変換を有効にする OE 端子がある。DIR 端
子は、H レベルに、OE 端子は GND に接続して変換
の方向および常時動作に設定してあります。変換す
る信号は、24bit の画像信号、クロック 4bit 分あり、合
計 28bit 分あります。 LSI は 1 個で 16bit 分しかあり
ませんので、2 個使用して 32bit 分を確保していま
す。なお、余った入力端子は VccA 側に接続して入
力がフロート状態にならないように注意します。
(3) 電源回路
この回路では下記の電源が必要となるため、電源
用 IC を使って必要な電源を生成しています。
-
1.8V OMAP の IO で使用
-
3.3V TFT-LCD で使用
-
3.3~4.2V Overo で使用
なお、Overo 用の電源は、3.3~4.2V の間で安定し
ている必要があります。(変動して良いという意味で
ないので注意)
(4) バックライト回路
バックライトは ホワイト LED が直列 8 個 x 3 列を駆
動できるようにする。1 列あたり 20mA 必要になりま
す。今回は 3 列あるため全体では 60mALED とな
る。またホワイト LED の順方向降下電圧は、約 3V 弱
であるため、必要な電圧は 3V x 8 = 24V となる。
リニアテクノロジー社製 LT3598 を使い、昇圧および
定電流電源を構成しています。過電圧保護のため
の電圧を約 31V にしてあります。 ぎりぎりの電圧だ
と、充分に電流が流れないまま上限に達し、動作不
5
REV
01
4
Description
3
DATE
初版 作成
2011/11/18
2
1
BY
CONTENTS
Ryuchi
PAGE NO.
D
SCHEMATIC PAGE
D
1
表紙
2
Gumstix Overo インターフェイス
3
LCD インターフェイス
4
電源回路・外部接続コネクタ
5
USB Serial コンソール
6
LCD バックライトドライバ
C
C
B
B
A
A
Title
Size
B
Date:
5
4
3
2
表紙
Document Number
OVERO-001-0001B
Thursday, November 17, 2011
Rev
01
Sheet
1
1
of
6
5
4
3
2
1
VCC_1V8
D
D
VSYSTEM
4
4
10k,DNI
4.7k,DNI
J1B
R3
R2
R1
4.7k,DNI
VSYSTEM
J1A
4
3
3
3
3
3
3
N_MRESET
L_DATA01
L_DATA00
L_DATA03
L_DATA05
L_DATA02
L_DATA04
3
3
L_DATA10
L_DATA11
4
3
GPIO186
L_DATA22
3
L_DATA13
3
3
L_DATA14
L_DATA15
3
3
3
L_DATA21
L_DATA17
L_DATA18
3
3
3
3
L_DATA19
L_DATA09
L_DATA07
L_DATA08
3
3
3
3
L_PCLK
L_DATA06
L_VSYNC
L_HSYNC
WAKEUP
I2C_SDA
I2C_SCL
C
5
5
CON3_TXD
CON3_RXD
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
N_MANUAL_RESET
GND2
GPIO71_L_DD01
HSORF
GPIO70_L_DD00
HSOLF
GPIO73_L_DD03
VSYSTEM2
GPIO75_L_DD05
VSYSTEM1
GPIO72_L_DD02
POWERON
GPIO74_L_DD04
ADCIN7
GPIO_10
TV_OUT1
GPIO0_WAKEUP
TV_OUT2
GPIO185_I2C3_SDA
GPIO93_L_DD23
GPIO80_L_DD10
GPIO82_L_DD12
GPIO81_L_DD11
SYSEN
GPIO184_I2C3_SCL
ADCIN2
GPIO_186
MIC_MAIN_MF
GPIO92_L_DD22
GND1
GPIO147_GPT8_PWMGPIO145_GPT10_PWM
GPIO83_L_DD13
USBOTG_VBUS
GPIO144_GPT9_PWM
ADCIN6
GPIO84_L_DD14
VBACKUP
GPIO85_L_DD15
ADCIN5
GPIO146_GPT11_PWM
AGND
GPIO163_IR_CTS3
PWM1
GPIO91_L_DD21
ADCIN3
GPIO87_L_DD17
GPIO170_HDQ_1WIRE
GPIO88_L_DD18
USBOTG_ID
GPIO166_IR_TXD3
GPIO90_L_DD20
GPIO89_L_DD19
GPIO86_L_DD16
GPIO79_L_DD09
GPIO69_L_BIAS
GPIO77_L_DD07
PWM0
GPIO78_L_DD08
AUXRF
GPIO165_IR_RXD3
ADCIN4
GPIO66_L_PCLK
MIC_SUB_MF
GPIO76_L_DD06
AUXLF
GPIO68_L_FCLK
USBOTG_DM
GPIO67_L_LCLK
USBOTG_DP
70
69
68
67
66
65
64
63
62
61
60
59
58
57
56
55
54
53
52
51
50
49
48
47
46
45
44
43
42
41
40
39
38
37
36
L_DATA23
L_DATA12
3
3
4
4
CON1_TXD
SPI_CS0
3
3
3
6
L_DATA20
L_DATA16
L_DE
PWM0
4
4
6
GPIO168
GPIO14
GPIO21
GPIO17
4
4
USBH_DP
USBH_DM
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
83
84
85
86
87
88
89
90
91
92
93
94
95
96
97
98
99
100
101
102
103
104
105
VSYSTEM3
EM_CLK
VSYSTEM4
EM_NBE1
GND3
EM_WAIT0
EM_NCS5_ETH0
EM_NCS6
EM_NCS4
EM_NCS0
EM_NWE
EM_NBE0
EM_NADV_ALE
EM_NCS1
EM_NOE
EM_NWP
GPIO65_ETH1_IRQ1
EM_A9
GPIO64_ETH0_NRESET
EM_A4
EM_A2
EM_A10
EM_A8
EM_A3
EM_A5
EM_A1
EM_A7
EM_A6
EM_D2
EMD0
EM_D10
EM_D9
EM_D3
EM_D8
EM_D11
EM_D1
EM_D4
EM_D13
EM_D12
EM_D6
EM_D5
EM_D14
EM_D15
EM_D7
GPIO13_MMC3_CMD
GPIO151_RXD1
GPIO148_TXD1
GPIO150_MMC3_WP
GPIO176_ETH0_IRQ
4030GP2_N_MMC3_CD
GPIO18_MMC3_D0
GPIO173_SPI1_MISO
GPIO174_SPI1_CS0
GPIO172_SPI1_MOSI
GPIO168_USBH_CPEN
GPIO171_SPI1_CLK
GPIO14_MMC3_DAT4
GPIO175_SPI1_CS1
GPIO21_MMC3_DAT7
GPIO114_SPI1_NIRQ
GPIO17_MMC3_D3
GPIO12_MMC3_CLK
USBH_VBUS
GPIO20_MMC3_D2
GND4
GPIO23_MMC3_DAT5
USBH_DP
GPIO22_MMC3_DAT6
USBH_DM
GPIO19_MMC3_D1
140
139
138
137
136
135
134
133
132
131
130
129
128
127
126
125
124
123
122
121
120
119
118
117
116
115
114
113
112
111
110
109
108
107
106
C
CON1_RXD
4
SPI_MISO
SPI_MOSI
SPI_CLK
SPI_CS1
SPI_NIRQ
4
4
4
4
4
GPIO23
GPIO22
4
4
overo
overo
B
B
0.1u
0.1u
C4
0.1u
C3
C2
C1
0.1u
VSYSTEM
VSYSTEM
GRN
A
D1
A
R4
LG L29K-G2J1-24-Z
1k
Title
Size
Gumstix Overo インターフェイス
Document Number
Rev
B
OVERO-001-0001B
Date: Thursday, November 17, 2011
5
4
3
2
01
Sheet
1
2
of
6
5
4
3
2
1
VCC_1V8
VCC_3V3
0,2012
0.1u
0.1u
0.1u
0.1u
0.1u
0.1u
0.1u
0.1u
VCC_3V3
R14
D
VCC_3V3
0.1u
VCC_3V3
0.1u
C12
C11
C9
VCC_1V8
C10
C8
C7
C6
C5
D
1
24
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
C
47
46
44
43
41
40
38
37
36
35
33
32
30
29
27
26
L_DE
L_VSYNC
L_HSYNC
L_PCLK
L_DATA07
L_DATA06
L_DATA05
L_DATA04
L_DATA03
L_DATA02
L_DATA01
L_DATA00
28
34
39
45
VccB1
VccB2
1DIR
2DIR
2OE
1OE
1A1
1A2
1A3
1A4
1A5
1A6
1A7
1A8
2A1
2A2
2A3
2A4
2A5
2A6
2A7
2A8
1B1
1B2
1B3
1B4
1B5
1B6
1B7
1B8
2B1
2B2
2B3
2B4
2B5
2B6
2B7
2B8
GND5
GND6
GND7
GND8
GND1
GND2
GND3
GND4
7
18
J2
C14
VccA1
VccA2
C13
U1
42
31
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
25
48
2
3
5
6
8
9
11
12
13
14
16
17
19
20
22
23
R0
R1
R2
R3
R4
R5
R6
R7
G0
G1
G2
G3
G4
G5
G6
G7
B0
B1
B2
B3
B4
B5
B6
B7
DE
VSYNC
HSYNC
PCLK
B7
B6
B5
B4
B3
B2
B1
B0
4
10
15
21
SN74AVCB164245VR
PCLK
VCC_1V8
VCC_3V3
HSYNC
VSYNC
DE
VCC_3V3
U2
1
24
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
47
46
44
43
41
40
38
37
36
35
33
32
30
29
27
26
L_DATA15
L_DATA14
L_DATA13
L_DATA12
L_DATA11
L_DATA10
L_DATA09
L_DATA08
L_DATA23
L_DATA22
L_DATA21
L_DATA20
L_DATA19
L_DATA18
L_DATA17
L_DATA16
28
34
39
45
A
VccA1
VccA2
VccB1
VccB2
1DIR
2DIR
2OE
1OE
1A1
1A2
1A3
1A4
1A5
1A6
1A7
1A8
2A1
2A2
2A3
2A4
2A5
2A6
2A7
2A8
1B1
1B2
1B3
1B4
1B5
1B6
1B7
1B8
2B1
2B2
2B3
2B4
2B5
2B6
2B7
2B8
GND5
GND6
GND7
GND8
GND1
GND2
GND3
GND4
7
18
VCC_3V3
25
48
2
3
5
6
8
9
11
12
13
14
16
17
19
20
22
23
4.7k
42
31
G7
G6
G5
G4
G3
G2
G1
G0
R7
R6
R5
R4
R3
R2
R1
R0
C
B
FH12-40S-0.5
R11
B
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
4
10
15
21
A
Title
SN74AVCB164245VR
Size
LCD インターフェイス
Document Number
Rev
B
OVERO-001-0001B
Date: Friday, December 09, 2011
5
4
3
2
01
Sheet
1
3
of
6
5
4
3
2
1
J5
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
DC_IN
2 GPIO22
2 GPIO23
GPIO186
I2C_SCL
I2C_SDA
2 N_MRESET
2 SPI_CS0
2 CON1_TXD
2 GPIO168
2
GPIO14
2
USBH_DP
2
USBH_DM
2 SPI_NIRQ
2 SPI_CS1
2 SPI_CLK
2 SPI_MOSI
2 SPI_MISO
2 CON1_RXD
2
2
2
0.1u
0.1u
DC_IN
C16
C15
0,2012
D
R15
VSYSTEM
U4
MIC37102_FB
10u
3
4
8
7
DNI
EN
OUT
IN
FLG/ADJ
GND1
GND4
GND2
GND3
DNI
10u
1
2
5
6
VCC_1V8
VCC_3V3
VSYSTEM
DC_IN
C19
C26
DNI
R16
C18
MIC37101-3.3YM
D
24 5078 030 510 861+
C
C
R17
MIC37102 に置換し、R16, R17, C26 を実装する
ことにより、VSYSTEMの電圧を変更することができる
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
DC_IN
VCC_3V3
U5
GND BYP
5
J6
DC_IN
J7
4
1
2
3
MIC5219-3.3YM5
1u
10u
2
IN OUT
EN
470p
1
3
GPIO22
GPIO186
I2C_SDA
SPI_CS0
GPIO168
USBH_DP
SPI_NIRQ
SPI_CLK
SPI_MISO
1
2
3
C22
C21
C20
PIN-HEAD_1x3
B
1
3
5
7
9
11
13
15
17
19
21
23
25
27
29
VCC_3V3
DC_IN
1
3
5
7
9
11
13
15
17
19
21
23
25
27
29
2
4
6
8
10
12
14
16
18
20
22
24
26
28
30
2
4
6
8
10
12
14
16
18
20
22
24
26
28
30
GPIO23
I2C_SCL
N_MRESET
CON1_TXD
GPIO14
USBH_DM
SPI_CS1
SPI_MOSI
CON1_RXD
VSYSTEM
B
VCC_1V8
PIN-HEAD_2x15
DC_IN
VCC_1V8
N_MRESET
U6
SW1
4
EVQPL
C25
MIC5247-1.8YM5
A
C24
A
1u
GND BYP
5
C23
10u
2
IN OUT
EN
0.01u
1
3
Title
Size
電源回路・外部接続コネクタ
Document Number
Rev
B
OVERO-001-0001B
Date: Thursday, November 17, 2011
5
4
3
2
01
Sheet
1
4
of
6
5
4
3
2
1
D
D
C17
0.1u
FT232_VIO
VCC_3V3
4
20
CON_USB_DN
CON_USB_DP
16
15
4.7k
FT232_3V3
R21
C29
7
USB_mini (TypeB)
0.1u
C
100u
G3
VB
DD+
ID
G1
CON_USB_VBUS
P1
1
2
3
4
5
C27
G2
6
U7
8
19
24
27
28
17
7
18
21
C28
10k
10u
25
VCC_1V8
VCCIO
VCC
TXD
RXD
USBDM
USBDP
RTS#
CTS#
DTR#
DSR#
DCD#
RI#
NC
RESET#
NC
OSCI
OSCO
3V3OUT
AGND
GND
GND
GND
CBUS0
CBUS1
CBUS2
CBUS3
CBUS4
TEST
1
5
R19
R22
CON3_RXD
CON3_TXD
0
0
3
11
2
9
10
6
2
2
C
J8
1
2
3
4
5
23
22
13
14
12
26
1
2
3
4
5
PIN-HEAD_1x5
R20
FT232RL
B
B
FT232_3V3
GRN
D3
R18
LG L29K-G2J1-24-Z
FT232_3V3
1k
FT232_VIO
U8
BYS
5
4
MIC5247-1.8YM5
A
C30
C31
1u
OUT
A
C32
VIN
ENA
GND
0.01u
0.1u
1
3
2
Title
Size
USB Serial Console
Document Number
Rev
B
OVERO-001-0001B
Date: Thursday, November 17, 2011
5
4
3
2
01
Sheet
1
5
of
6
5
4
3
2
1
D
D
DC_IN
L1
D2
18
9
12
8
17
VREF
R27
10k
29.4k
19
EP
R23
LED3
13
LED2
1
2
3
4
5
6
LED_PWR
LED_PWR
LED_PWR
LED1
LED2
LED3
0.1u
C
FH12-6S-0.5SH
10
EP
C37
B
C38
R32
C36
LED1
1
2
3
4
5
6
0.01u
14.7k
47p
0.1u
1
2
3
4
5
6
33k
11
LT3598
B
J3
R24
820k
C41
R29
GND
過電圧保護: 31.7V
24
4.7u 50V
16
VIN
VO_SW
OPENLED
FB
SHDN
PWM
NC
SYNC
LED1
RT
LED2
LED3
VREF
LED4
CTRL
LED5
TSET
LED6
ISET
SS
Vc
23
4.7u 50V
20
15
14
0
0,DNI
0
C34
GPIO17
PWM0
VOUT
C39
2.2u
C33
2
2
R34
R33
R25
SW
C35
21
7
10k,DNI
B240A に置換可能
3k
22
R26
C
LED_PWR
B250A-13-F
U9
R30
2.2u
CDRH6D28NP-100NC
VCC_1V8
RT: スイッチング周波数
29.4k = 1.5MHz
RISET: LED電流
14..7kΩ = LED電流: 20mA
A
A
Title
Size
LCD バックライトドライバ
Document Number
Rev
B
OVERO-001-0001B
Date: Friday, December 02, 2011
5
4
3
2
02
Sheet
1
6
of
6