精神安定剤 - 田辺製薬販売株式会社

210
表
天
※※2008年2月 改訂 (第1
2版 日局(15)収載に伴う改訂) R
※2007年12月 改訂
日本標準商品分類番号
精神安定剤
※※
錠05
. ㎎
(03AM)678
錠1㎎
(03AM)
1000
※細粒1%
21900AMX01255000
錠05
. ㎎・錠1㎎
1992年7月
薬価収載 ※
2007年12月
細粒1%
販売開始
1992年7月
日本薬局方 エチゾラム錠
承認番号
指 定 医 薬 品
処方せん医薬品注)
※※
〔貯法〕
室温I光気密保存
〔使用期限〕
外箱に表示の
期限内に使用すること。
日本薬局方 エチゾラム細粒
※
【 禁忌 】(次の患者には投与しないこと)
急性狭隅角緑内障の患者[抗コリン作用により、症状
1)
を悪化させるおそれがある。]
2)
重症筋無力症の患者[筋弛緩作用により、症状を悪化
させるおそれがある。]
5)
高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
6)
衰弱患者[作用が強くあらわれるおそれがある。]
7)
中等度呼吸障害又は重篤な呼吸障害(呼吸不全)のあ
る患者[呼吸機能が高度に低下している患者に投与し
た場合、炭酸ガスナルコーシスを起こすことがある。
]
2.重要な基本的注意
眠気,注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こる
ことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等
危険を伴う機械の操作に従事させないように注意すること。
3.相互作用
本剤は、肝代謝酵素C Y P2C9及びC Y P3A4で代謝される。
併用注意(併用に注意すること)
臨床症状・
薬剤名等
機序・危険因子
措置方法 中枢神経抑制剤
眠 気,血 圧 低 中枢神経抑制剤と
(フェノチアジン誘導体,下,運動失調,の併用で相加的な
バルビツール酸誘導体 意 識 障 害 な ど 増強作用が考えら
等)
を 起 こ す お そ れる。
れがある。
M A O阻害剤
過鎮静, 昏睡,M A O 阻 害 剤 が 本
痙 攣 発 作, 興 剤の肝での代謝を
奮 な ど を 起 こ 抑 制 し、半 減 期 を
す お そ れ が あ 延 長 し、血 中 濃 度
る。
を上昇させるため
作用が増強される
ことが考えられる。
マレイン酸フルボキサ 本 剤 の 血 中 濃 マレイン酸フルボ
ミン
度 を 上 昇 さ せ キサミンが本剤の
る こ と が あ る 肝での代謝を阻害
ので 、 本剤の し 、 血中濃度を上
用 量 を 減 量 す 昇させるため本剤
る な ど、注 意 の作用が増強され
して投与する。ることがある。
アルコール(飲酒)
精 神 機 能, 知 エタノールと本剤
覚 ・ 運動機能 は相加的な中枢抑
の 低 下 を 起 こ 制作用を示すこと
す お そ れ が あ が考えられる。
る。
※【 組成・性状 】
〈組成〉
販 売 名
セデコパン錠
05
. ㎎
セデコパン錠
1㎎
※
セデコパン細粒1%
エチゾラム
成分・含量
1錠中 0.5㎎
1錠中 1㎎
トウモロコシデンプン,乳糖,
セルロース,ヒドロキシプロピ
ルセルロース,クロスカルメロー
添 加 物
スナトリウム,タ ル ク,ス テ ア
リン酸マグネシウム,ヒプロメ
ロース,酸化チタン
297
8 7 1 1 7 9
1g中 10㎎
トウモロコシデ
ンプン,乳糖,
ヒドロキシプロ
ピルセルロース,
無水ケイ酸
〈製剤の性状〉
セデコパン錠0.5㎎ : 白色のフィルムコーティング錠である。
識別コード : CHSD
本体コード : CH
セデコパン錠 1 ㎎ : 白色のフィルムコーティング錠である。
識別コード : CHSI
本体コード : C −1
※
セデコパン細粒 1% : 白色の細粒剤である。
【 効能・効果 】
神経症における不安・緊張・抑うつ・神経衰弱症状・睡眠
障害
うつ病における不安・緊張・睡眠障害
心身症(高血圧症,胃・十二指腸潰瘍)における身体症候
ならびに不安・緊張・抑うつ・睡眠障害
統合失調症における睡眠障害
下記疾患における不安・緊張・抑うつおよび筋緊張
頸椎症,腰痛症,筋収縮性頭痛
【 用法・用量 】
神経症,うつ病の場合
通常、成人にはエチゾラムとして1日3㎎を3回に分けて
経口投与する。
心身症,頸椎症,腰痛症,筋収縮性頭痛の場合
通常、成人にはエチゾラムとして1日1.5㎎を3回に分け
て経口投与する。
睡眠障害に用いる場合
通常、成人にはエチゾラムとして1日1∼3㎎を就寝前に
1回経口投与する。
なお、いずれの場合も年齢,症状により適宜増減するが、高
齢者には、エチゾラムとして1日1.5㎎までとする。
4.副作用
1)
重大な副作用
\1 依存性(頻度不明):
薬物依存を生じることがあるの
で、観察を十分に行い、慎重に投与すること。また、
投与量の急激な減少ないし投与の中止により、痙攣
発作,せん妄,振戦,不眠,不安,幻覚,妄想等の
離脱症状があらわれることがあるので、投与を中止
する場合には、徐々に減量するなど慎重に行うこと。
\2 呼吸抑制,炭酸ガスナルコーシス(いずれも頻度不
明):
呼吸抑制があらわれることがある。また、呼
吸機能が高度に低下している患者に投与した場合、
炭酸ガスナルコーシスを起こすことがあるので、こ
のような場合には気道を確保し、換気をはかるなど
適切な処置を行うこと。
\3 悪性症候群
(頻度不明):
本剤の投与、又は抗精神病
薬等との併用、あるいは本剤の急激な減量・中止に
より悪性症候群があらわれることがある。発熱,強
度の筋強剛,嚥下困難,頻脈,血圧の変動,発汗,
白血球の増加,血清 C K(C P K)の上昇等があらわ
れた場合には、体冷却,水分補給等の全身管理とと
もに適切な処置を行うこと。また、本症候群発症時
にはミオグロビン尿を伴う腎機能の低下があらわれ
ることがある。
【 使用上の注意 】
1.慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
心障害のある患者[血圧低下があらわれるおそれがあ
1)
り、心障害のある患者では症状の悪化につながるおそ
れがある。]
肝障害,腎障害のある患者[作用が強くあらわれるお
2)
それがある。]
3)
脳に器質的障害のある患者[作用が強くあらわれるお
それがある。]
4)
小児(「小児等への投与」の項参照)
注)注意−医師等の処方せんにより使用すること
品
−1−
名 セデコパン錠0.5mg1mg細粒1%
本コード
仮コード
1209-0366-00
制作日
H20.02.14
校
初校
作業者印
桜
木
MC
N
AC
色
スミ
アカA
トラップ
(
)
角度
調
fram7
APP.TB
210
裏
7.小児等への投与
小児に対する安全性は確立していない(使用経験が少な
い)。
8.過量投与
1)
過量投与により運動失調,低血圧,呼吸抑制,意識障
害などがあらわれることがある。
2)
本剤の過量投与が明白又は疑われた場合の処置として
フルマゼニル(ベンゾジアゼピン受容体拮抗剤)を投
与する場合には、使用前にフルマゼニルの使用上の注
意(禁忌,慎重投与,相互作用等)を必ず読むこと。
なお、投与した薬剤が特定されないままにフルマゼニ
ルを投与された患者で、新たに本剤を投与する場合、
本剤の鎮静・抗痙攣作用が変化,遅延するおそれがあ
る。
9.適用上の注意
薬剤交付時 : P T P 包装の薬剤はP T Pシートから取り出し
て服用するよう指導すること。
(P T Pシートの誤飲によ
り、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこ
して縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告さ
れている。)
血漿中エチゾラム濃度
(ng/mL)
※※〔薬 物 動 態〕
※
1)
生物学的同等性試験
\1 セデコパン錠0.5㎎
セデコパン錠0.5㎎と標準製剤を、クロスオーバー法によりそれ
ぞれ4錠(エチゾラムとして2㎎)を健康成人男子に空腹時単
回経口投与して血漿中エチゾラム濃度を測定し、得られた薬物
動態パラメータ(AUCt,Cmax)について統計解析を行った結
4)
果、両剤の生物学的同等性が確認された。
30
セデコパン錠0.5㎎
20
標準製剤(錠剤,0.5㎎)
mean±S.E., n=12
10
0
0
12
24
36
48
時間(hr)
注1) 統合失調症等の精神障害者に投与すると逆に
刺激興奮,錯乱等があらわれることがある。
注2) このような症状があらわれた場合には投与を
中止すること。
注3) 本剤の投与中は観察を十分に行い、瞬目過多,
羞明感,眼乾燥感等の眼症状が認められた場
合には適切な処置を行うこと。
5.高齢者への投与
高齢者では、運動失調等の副作用が発現しやすいので、
少量から投与を開始するなど慎重に投与すること。
6.妊婦,産婦,授乳婦等への投与
1)
妊婦(3カ月以内)又は妊娠している可能性のある婦
人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断され
る場合にのみ投与すること。
[動物実験により催奇形
作用が報告されており、また、妊娠中に他のベンゾジ
アゼピン系化合物(ジアゼパム)の投与を受けた患者
の中に奇形を有する児等の障害児を出産した例が対照
群と比較して有意に多いとの疫学的調査報告がある。
]
妊娠後期の婦人には、治療上の有益性が危険性を上回
2)
ると判断される場合にのみ投与すること。
[妊娠後期
に本剤を連用していた患者から出生した新生児に活動
低下,哺乳困難,嗜眠,頻脈,無呼吸,チアノーゼ,
血清 CK
( C P K )上昇,嘔吐があらわれることがある。
また、他のベンゾジアゼピン系化合物(ジアゼパム,
ニトラゼパム)を連用していた患者から出生した新生
児に筋緊張低下,黄疸の増強等の症状が発現したとの
報告がある。]
分娩前に連用した場合、出産後、新生児に無呼吸,チ
3)
アノーゼ,哺乳力低下,活動性の低下などの症状や離
脱症状(神経過敏,振戦,過緊張等)があらわれるこ
とがある。
4)
授乳婦への投与は避けることが望ましいが、やむを得
ず投与する場合は、授乳を避けさせること。[ヒト母
乳中へ移行し、新生児に体重増加不良があらわれるこ
とがある。また、他のベンゾジアゼピン系化合物(ジ
アゼパム)で嗜眠,体重減少等を起こすことが報告さ
れており、また黄疸を増強する可能性がある。]
血漿中濃度並びにAUCt,Cmax等のパラメータは、被験者の選
択,体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性
がある。
判定パラメータ
参考パラメータ
AUCt
Cmax
(ng・hr/mL) (ng/mL)
Tmax
(hr)
セデコパン錠0.5㎎ 3053
. 0±165
. 5 273
. 2±15
.2
標準製剤
(錠剤,0.5㎎)
2
963
. 9±139
. 5 281
. 8±14
.4
34
. 2±01
.9
35
. 0±01
.9
(mean±S.E., n=12)
\2 セデコパン錠1㎎
セデコパン錠1㎎と標準製剤を、クロスオーバー法によりそれ
ぞれ2錠(エチゾラムとして2㎎)を健康成人男子に空腹時単
回経口投与して血漿中エチゾラム濃度を測定し、得られた薬物
動態パラメータ(AUCt,Cmax)について統計解析を行った結
5)
果、両剤の生物学的同等性が確認された。
30
血漿中エチゾラム濃度
(ng/mL)
297
\4 横紋筋融解症(頻度不明):
筋肉痛,脱力感,血清C
K( CP K )上昇,血中及び尿中ミオグロビン上昇を特
徴とする横紋筋融解症があらわれることがあるので、
このような場合には、投与を中止し、適切な処置を
行うこと。
\5 間質性肺炎(頻度不明):
間質性肺炎があらわれるこ
とがあるので、発熱,咳嗽,呼吸困難,肺音の異常
(捻髪音)等が認められた場合には投与を中止し、
速やかに胸部X線等の検査を実施し、副腎皮質ホル
モン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
\6 肝機能障害,黄疸(いずれも頻度不明):
肝機能障害
( AST ( G O T), A L T( G P T ),γ- G TP, L DH, A l P,ビリルビン上昇等),黄疸があらわれることがあ
るので、観察を十分に行い、異常が認められた場合
には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
2)
その他の副作用
01
. ∼5%未満
01
. %未満
頻度不明
精神神経系 眠 気, ふ ら つ 不眠, 酩酊感,健 忘, 刺 激 興
き, め ま い, 興 奮, 焦 躁, 奮 注1),錯乱 注1)
歩 行 失 調, 頭 振 戦, 眼 症 状
痛 ・ 頭 重, 言 (霧視,調節障
語障害
害)
呼吸器
呼吸困難感
循環器
動 悸,立 ち く
らみ
消化器
口 渇, 悪 心・ 食欲不振,胃・
嘔気
腹 部 不 快 感,
嘔 吐,腹 痛,
便 秘,下 痢
過敏症 注2) 発疹
蕁 麻 疹, 痒 紅斑
感
骨格筋
O 怠 感, 脱 力 易 疲 労 感, 筋
感
弛緩等の筋緊
張低下症状
その他
発 汗, 排 尿 障 乳汁分泌,女性
害, 浮 腫, 鼻 化乳房,高プロ
閉
ラクチン血症,
眼瞼痙攣 注3)
天
セデコパン錠1㎎
20
標準製剤(錠剤,1㎎)
mean±S.E., n=12
10
0
0
12
24
36
48
時間(hr)
血漿中濃度並びにAUCt,Cmax等のパラメータは、被験者の選
択,体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性
がある。
−2−
品
名 セデコパン錠0.5mg1mg細粒1%
本コード
仮コード
1209-0366-00
制作日
H20.02.14
校
初校
作業者印
桜
木
MC
N
AC
色
スミ
トラップ
(
)
角度
調
fram7
APP.TB
210
裏
判定パラメータ
参考パラメータ
AUCt
Cmax
(ng・hr/mL) (ng/mL)
Tmax
(hr)
2852
. 1±67
. 9 278
. 3±14
.5
32
. 5±02
.2
2995
. 0±101
. 4 281
. 0±14
.9
33
. 3±02
.6
セデコパン錠1㎎
標準製剤
(錠剤,1㎎)
天
※〔取扱い上の注意〕
1)
安定性試験
\1 セデコパン錠0.5㎎
最終包装製品を用いた加速試験(4
0℃,相対湿度 7
5%,6ヵ
月)の結果、セデコパン錠0.5㎎は通常の市場流通下において3
10)
年間安定であることが推測された。
\2 セデコパン錠1㎎
最終包装製品を用いた加速試験(4
0℃,相対湿度 7
5%,6ヵ
月)の結果、セデコパン錠1㎎は通常の市場流通下において3
11)
年間安定であることが推測された。
\3 セデコパン細粒1%
最終包装製品を用いた加速試験(4
0℃,相対湿度 7
5%,6ヵ
月)の結果、セデコパン細粒1%は通常の市場流通下において
12)
3年間安定であることが推測された。
(mean±S.E., n=12)
\3 セデコパン細粒1%
セデコパン細粒1%と標準製剤を、クロスオーバー法によりそ
れぞれ0.2g(エチゾラムとして2㎎)を健康成人男子に空腹時
単回経口投与して血漿中エチゾラム濃度を測定し、得られた薬
物動態パラメータ(AUCt,Cmax)について統計解析を行った
6)
結果、両剤の生物学的同等性が確認された。
〔包 装〕
セデコパン錠0.5㎎……0.5㎎/ T : 100錠・1000錠
セデコパン錠1㎎ …… 1 ㎎/ T : 100錠・1000錠
※セデコパン細粒1%…… 10㎎/g : 100g
30
血漿中エチゾラム濃度
(ng/mL)
セデコパン細粒1%
20
標準製剤(細粒剤,10㎎/g)
※〔主 要 文 献〕
鈴木仁一 1)
: 現代医療,19,709(1
987)
斎藤正己, 他 : 脳波と筋電図,4,27(1976)
2)
中沢,他 3)
: P sychophar m acologia(Berl. ),44,165(1975)
∼
長生堂製薬株式会社 社内資料
4)
12)
mean±S.E., n=12
10
0
0
12
24
36
※〔文献請求先〕
文献請求,副作用,学術情報に関するお問い合わせ
長生堂製薬株式会社 安全管理本部 医薬情報部
〒779 − 3121 徳島市国府町和田字七反田5
3番地
TEL:0
88-642-7280
FAX:0
88-642-8141
48
時間(hr)
血漿中濃度並びにAUCt,Cmax等のパラメータは、被験者の選
択,体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性
がある。
判定パラメータ
参考パラメータ
AUCt
Cmax
(ng・hr/mL) (ng/mL)
Tmax
(hr)
セデコパン細粒1% 2813
. 0±73
. 7 270
. 2±16
.8
30
. 8±01
.9
標準製剤
2927
. 9±113
. 1 265
. 4±12
.5
(細粒剤,10㎎/g)
33
. 3±02
.2
添付文書に関するお問い合わせ
長生堂製薬株式会社 薬事管理課
〒779 − 3122 徳島市国府町府中92番地
TEL:0
88-642-1101
FAX:0
88-642-7219
R 登録商標
297
(mean±S.E., n=12)
溶出挙動
2)
\1 セデコパン錠0.5㎎
セデコパン錠0.5㎎は、日本薬局方医薬品各条に定められたエチ
7)
ゾラム錠の溶出規格に適合していることが確認されている。
\2 セデコパン錠1㎎
セデコパン錠1㎎は、日本薬局方医薬品各条に定められたエチ
ゾラム錠の溶出規格に適合していることが確認されている。8)
\3 セデコパン細粒1%
セデコパン細粒1%は、日本薬局方医薬品各条に定められたエ
9)
チゾラム細粒の溶出規格に適合していることが確認されている。
〔薬効・薬理〕1)∼3)
薬効・薬理作用の作用点は視床下部及び大脳辺縁系にあると考えられ、
視床下部一辺縁系を介する賦活系の抑制が強いと推定される。抗不安
作用,鎮静・催眠作用,筋緊張緩解作用,抗うつ作用及び心身安定化
作用等が認められている。抗不安作用はジアゼパムの2∼4倍であり、
速効的である。鎮静・催眠作用では、全睡眠時間を延長し、R E M睡
眠を抑制するが、R E M反跳現象は認められていない。
〔有効成分に関する理化学的知見〕
一般名 : エチゾラム( E tizolam)
化学名 : 4(2-C
h l o ro p hen y l )-2-et h y l - 9-m e th y l -6H -thieno
[3,2-f ]
tri azo l[4,3o
a[1,4]
[1, 2,4]
] diazepine
分子式 : C17H 15ClN 4S
分子量 : 342.85
融 点 : 14
6∼149℃
構造式 :
H3C
N
N
H3C
S
N
N
Cl
性 状 : エチゾラムは白色∼微黄白色の結晶性の粉末である。
エタノール (99.5)にやや溶けやすく、アセトニトリル又は
無水酢酸にやや溶けにくく、水にほとんど溶けない。
−3−
品
名 セデコパン錠0.5mg1mg細粒1%
本コード
仮コード
1209-0366-00
制作日
H20.02.14
校
初校
作業者印
桜
木
MC
N
AC
色
スミ
トラップ
(
)
角度
調
fram7
APP.TB