を母さんの健康と赤ちゃんの健やかな発育のために 食事はとても大切

 妊娠中と産後の食事
− − 新 し い 生 命 と 母 体 に 良 い栄 養 を − −
お母さんの健康と赤ち ゃ んの健やかな発育のために、 食事はとても大切 です。 1日3食とるこ
と、 特定の料理や食品に偏らないバラ ンスの取れた食事を取ることが基本です。 特に妊娠中期から
授乳期は、 普段より副菜、 主菜、 果物な どを多くとるな どして、 必要なエネルギーや栄養素をしっ
か り と り ま し ょ う。
◎妊娠中の体重増加は、 お母さんと赤ち ゃんにと っ て望ましい量に
妊娠中は、 赤ち ゃ んや胎盤、 羊水、 母体の子宮や乳房の増 大な どのた め、 適正な体重増加が必
要です。 妊娠中の望ま しい体重増加量は、 妊娠前の体型によっ ても異なります。 下の表の推奨体重
増加量を目安に、 食事の内容、 とり方、 生活の しかたを考えて体重の増え方が順調か、 医師や助 産
師の助言を受けながら見守りま しょう。
体 格 区分別
非妊娠時の体格区分
妊 娠 中 の 推 奨 体重 増加 量
妊 娠全期 間 を通 しての推
妊娠中期 から末期 にお ける 1週
奨体重増加量
間あたりの推奨体重増加量
低 体 重 (や せ):B
l18
h
l
.5未 満
9 ∼12kg
0.3∼0
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ふ つ う :BMI18
.5以 上25
.0未 満
7 ∼12kg
注1 0
,3∼0
.5鯖/週
肥 満 ;BM125
.0以 上
お お よ そ 5kgを 目 安
注2
医師に要相談
※BM1 (Body Mass lndex
kg
)/身 長(m
): 体 重(
)2
注1
「ふ つ う」 の場合、 BM工が 「低体重 (やせ)」 に近い場合には推奨体重増加 量
体格 区分が、
の上限側に近い範囲、 「肥満」 に近い場合には推奨体重増加 量の下限側に近い範囲の体重
増 加 が 望 ま しい。
注2
BMIが25
.0を や や 超 え る 程 度 の 場 合 は、 お お よ そ 5kgを 体 重 増 加 量 の 目 安 と す る。 BMIが
25
.0を著 しく 超える場合には、 他のリスク な どを考慮 しながら、 個別 に対応する必要があ
る の で、 医 師 な ど に相 談 す る こ と が 望 ま し い。
◎貧血予防のために
貧血 を防 ぐためには、 毎日、 栄養の バ ラ ンスがとれた食事をきちんととることが大切 です。 鉄
分の補給については、 吸収率が高いヘム鉄が多く含まれる赤身の肉や魚な どを上手に取り入れるよ
う に心がけま しょ う。 また、 鉄分の吸収率を高めるたんぱく質や ビタ ミンCが含まれる食品をとる
ことも大切です。
良質のたんぱく 質、 鉄、 ビタ ミンな どを多く 含む食品 (卵、 肉類、 レバー、 魚介類、 大豆類(豆
腐、 納豆な ど)、 緑黄色野菜類、 果物、 海草(ひ じきな ど)) を上手にとり入れま しょ う。
− 66 −
◎妊娠高 血圧症候群 の予防のために
妊娠高血圧症候群の予防のためには、 睡眠、 休養 を十分にとり、 過労をさけ、 望ま しい体重増
加 になるように 心がけま しょ う。 毎日の食事は バ ランスのとれた 内容と し、 砂糖、 菓子類はひかえ
めにし、 脂肪の少ない肉や魚、 そのほか乳 製品、 豆腐、 納豆な ど良質のたんぱく 質や、 野菜、 果物
を適度にとり、 塩味はうすくするように しま しょ う。
◎丈夫な骨や歯をつくるために
生ま れてくる赤ちゃんの骨 や歯を丈夫にするためには、 カルシウムだけでなく、 たんぱく 質、 リ
ン、 ビタ ミ ンA ・ C ・ D の 栄 養 素 を 含 む 食 品 を バ ラ ンス 良く と る こ と が 大 切 で す。 産 後 も バ ラ ンス
の よい 食 生活を継続 し、 赤ちゃ んとお母さんの健康を保 ちま しょ う。
◎妊娠中の葉酸摂取について
二分脊椎な どの神経管閉鎖障害の発生を減らすためには、 妊娠前から妊娠初期の葉酸の摂取が重
要であることが知 られています。
葉酸は、.ほうれん草、 ブロ ッコリ ーな どの緑黄色野菜や、 いち ご、 納 豆な ど、 身近な食品に多く
含まれています。r
日頃からこう した食品を多くとるように心がけま しょ う。 葉酸の添加された食品
やサプリメ ントも ありますが、 とりすぎには注意が必要です。
※神経管閉鎖障害とは、 妊娠初期に脳や脊髄のもととなる神経管と呼ばれる部分がうまく形成され
ないことによっ て起こる神経の障害です。 葉酸不足の他、 遺伝な どを含めた多くの要因が複合し
て 発 症 す る も の で す。
◎魚介類に含まれる水銀について
魚介類は良質なたんぱく 質や微量栄養素を多く含み ます。 魚介類の一部には、食物連鎖を通 じて、
高い濃度の水銀が含まれているものも あり、 胎児に影響するおそれがある という報告もあります。
一 部 の 魚 ば か り に か た よ っ て、 毎 日 た く さ ん 食 べ る こ と は 避 け ま し ょ う。
◎妊娠中の食中 毒予 防について
妊娠中は、 免疫機能が低下して、 食中毒な ど食 べ物が原因の病気に かかりやすくなっ ています。
妊婦にとっ て特に注意 が必要な病原体と して、リステリア菌と トキソプラ ズマ原虫 が挙げられます。
また、 お母さ んに症状が無く て も、 赤ちゃ んに食品中の病原体の影響 が起きることがあります。 こ
れらの多く は、 原因と なる病原体が付着 した食品を食 べることによっ て起こります。 日頃から食品
を十分に洗浄 し、 加熱するな ど、 取り扱いに注意 しま しょ う。
※詳しくは、 市町村の管理栄養 士などに相談 してく ださい。
※妊娠と食事についての詳 しい情報
・ 厚 生 労 働 省 ホ ー ム ペ ー ジ 「こ れ か ら マ マ に な る あ な た へ」
(http://www
.mhlw
.go.jp/topics/syokuchu/06.html)
・(独) 国立健康・栄養研 究所情報セ ンタ ーのウェ ブサイ ト
妊 娠 中 の 食 事 と サ プリ メ ン ト に つ い て ペ ー ジ
(http://hfnet
.html)
.nih.go.jp/contents/detail1550
‐ 67 −
妊産婦のための食 事 バ ラ ンス ガイ ド
妊娠中と産後 の食事の目安
母さんの磐康 吏 糧 の 鰯 誓窟のために
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・食事は 鎌 大切 塾1 園何とれるよ
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主菜」「牛乳・乳製品」「果物」の5グループの料理や食品を組み合わせて
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妊産婦の ための食事 バ ラ ンス ガイ ド
妊娠中と産後の食事の目安
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‐ 69 ‐
新生児 (生後約4週間までの赤ち ゃん)
生まれて約4週間、 特に最初の2週間 は、 赤ちゃ んがお母さんの体内とはま っ たく違う環境の 中
で、 自分 の力 で発育 していく こと;ご慣れる大切な時期 です。
下記のような注意をしなが ら、 母体を離れての生活 に無理なく慣れ、 人生の第 一 歩を踏み出せる
よ う に しま し ょ う。
◎赤ちゃんが過ごす場所
生まれた ばかりの赤ちゃ んは、乳を飲むとき以外はほとんど眠っ ています。 清潔で静かな場 所に
、
たりと寝
ゆっ
かせま しょ う。
また、 医学的な理由で 医 師からうつ ぶ せ寝をすすめられている場合以外は、 赤ちゃ んの顔が見え
るあお向けに寝 かせるように しま しょ う。 また、 なる べく赤ちゃ んを一人にしないようにしま しょ
う。 乳幼児突然死症候群(
Sms
)や窒息 誤飲、 けがな どの事故を未然に防 ぐことにもつながります。
◎保
温
赤ちゃ んは、 まだ、 自分で体温を調節することがうまく できないの で、 部屋の温度はなる べく20
℃ 以下にな ら ないようにしま しょ う。 ただし、室内 の空気を新鮮に保 つこ とを忘れない でく ださ い
。
◎母
乳
新生児には 母乳が基本です。 母乳栄養は赤ちゃ んの病気を防ぎ、 赤ち ゃ んとお母さんのきずなを
強く します。 特に初乳は赤ち ゃ んが初めて 口にする食物と してかけがえのないも のですから、 ぜひ
与えたい ものです。 母乳が出ないよう でも、 あせらずに、 赤ち ゃ んが欲 しがるにまかせて根気よく
吸わせてみま しょ う。 母乳の出を良く するには、 お母さんが十分な栄養と休息 をとることも大切で
す。
授 乳 中 は テ レ ビな どを 消 して、 ゆ っ た り した 気 持 ち で 赤 ち ゃ ん と 向 き 合 い ま し ょ う
。
◎清
潔
赤ちゃ んの世話をする前に 手を 洗い、 寝具、 衣類、 おむつはいつも清潔に保ちま しょ う また
。
、
毎日沫浴を行い、 皮膚を清潔に保ちま しょう。 かぜをひいた人が赤ち ゃ んに近づいた り、 抱いたり
しないな どの注意も大切です。
一 70 ‐
◎低出 生体重児の届出、 未熟児への医療の給付
出 生体重が2
,500g 未満の低出 生体重児 については、 出生後、 市町村に届 けることが法律で 義務
づ け ら れ て い ま す の で、 忘 れ ず に 届 け 出 ま し ょ う。 出 生 体 重 が2
,000g 以 下 の 場 合 や、 そ の 他 の 異
常がある場合、 自宅訪問などの支援が受けられます。 また、 入院が必要な場合、 医療給付が受けら
れる場合が ありますので市町村に連絡をしま しょ う。
◎赤ち ゃ んの具合が悪い時
母 乳 ・ ミ ル ク を い つ も よ り 飲 ま な い、 発 熱 が あ っ て 元 気 が な い、 下 痢 ・ け い れ ん が あ る、 顔 色 が
悪い、 呼吸の様子がおかしい、 強い黄痘があるな どの症状がみられたら、 すみやかに医 師の診察を
受 けま し ょ う。
◎先天性代謝異常等の検査を受けましょう
す べ ての新 生児を対象として、 血液を用いてフ ェ ニ ー ルケ トン尿症な どの先天性代謝異常検 査や
先天性甲状腺機能低下症のスクリ ー ニン グ検査が行われています。 これらの病気は早期に発見 され
た場合、 特殊ミルクや甲状腺ホルモ ン薬 などで治療することができます。 検査結果の異 常が通知さ
れた場合には、 すみやかに医療機関で受診 しま しょ う。
◎新生児聴覚検査について
赤ち ゃ ん は産まれてか ら、 色々 な音 を聞いたり、 声 を出 したり して、 話 し始めるための準備 を
しています。 こと ばの発 達の上で、 とても大切な時期です。 生まれつき、 聴覚に何らかの障害を持
・
ん が 眠っ て い る間 に行
つ 赤 ち ゃ ん は1
,000人 に 1 ∼ 2 人 と い わ れ て い ま す。 出 生 後 早 期 に、 赤 ち ゃ
う聴覚検査 があります。 耳の聞こ えについて気に なるときは、 医療機関な どに相談しま しょ う。
◎ 視覚の 発 達 につ いて
視覚 は 生ま れて から発達 しま す。 新生児 は、 視線が 定ま らず ぼんやり と 外界 を見て いま す
が、 見続け る ことで視覚が次第 に発 達 しま す。 生後 1 か月 から1歳6 か月 頃 は特 に視覚の 発
達が盛 んな 時期 な ので、 この時期 に 両目 でモノ を しっ かりと 見ること が大切 です。
ひとみ が 白い・光 っ てみえる、 目が開かない、 片目ずつ目の前にそっ と手をかざすと片方 だけ嫌
が っ て顔をそむける、 目つき が気になるとい っ た症状が見られたら、 眼科を受診 しま しょ う。
目 の 健 康 を 調 べ る チ ェ ック シー ト
日 本 視 能 訓 練 士 協 会 (http://www
.Jaco
.or
.jp/mam index4.html)
‐ 71 −
◎乳幼児突然死症候群 (
SIDS) の予 防のために
SIDSとは、それまで元気だっ た赤ちゃ んが睡眠中に何の前ぶれもなく 亡く なっ て しまう病気です。
原因はわかっ ていませんが、 下記のような点を日頃から心がけることで、 この病気の発生を減らせ
る こ と が わ か っ て い ま す。
1
赤 ち ゃ ん を 寝 か せ る と き は、 あ お 向 け 寝 に しま し ょ う。
ただ し、 医学的な理由から医師がうつぶせ寝を勧める場合もあるので、 このようなときは医
師 の 指 導 を 守 り ま し ょ う。
2
妊 娠 中 や 赤 ち ゃ ん の 周 囲 で は、 た ばこ を 吸 っ て は い けま せ ん。
3
で き る だ け 母 乳 で 育 て ま し ょ う。
◎赤ち ゃんを激しく 揺さぶらないで (乳幼児揺さぶられ症候群について)
赤ち ゃ んは激 しく 揺さぶ られると、 首の筋肉が未 発 達なために脳が衝撃を受けやすく、 脳の損
傷による重大な障害を負う ことや、 場合によっ ては命を落とすことがあります (乳幼児揺さぶられ
症候群)。 赤ち ゃ んが泣きやまず、 イ ライ ラ してしまうことは誰に でも 起こり得ますが、 赤ち ゃ ん
を決して揺さぶらないでください。 万が 一、 激 しく 揺さぶっ た場合は、 す ぐに医療機関を受診し、
その旨を伝えま しょ う。
※赤ち ゃ んが泣く のは?
言葉を話すことができない赤ち ゃ んは、 泣く ことにより、 おなかがすいた、 おむりが汚れた、
だ っ こ して ほ し い、 暑 い、 寒 い な どと1云え て き ま す。 お 母 さ ん や お 父 さ ん は 一 緒 に い る と 徐 々 に 泣
き 方 で 分 か っ て き ま す。 お む つ を 替 え た り、 お っ ぱ い を 飲 ま せ た り、 だ っ こ した り、 静 か な 環 境 に
したりな どしても赤ちゃ んが泣きやまない時は、イライ ラ して しまいがちです。 そのようなときは、
深呼吸をしたり、 安全な所 に赤ち ゃ んを寝かせてそ の場からい っ たん離れたり、 誰かと言葉をかわ
した り な ど して、 気 分 転 換 を して み ま し ょ う。 た い て い の 赤 ち ゃ ん は 泣 き 疲 れ て 眠 っ て しま い ま す。
も し、 心配な事があれば、 かかり つけ医 な どに相談しま しょう。
※厚 生労働省 広 報啓発DVD 「赤ちゃんが泣きやまない∼泣きへの対処と理解のために∼」 ホームペー ジ
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo‐kosodate/dv/nakiyamanal.html
◎新生児訪問や乳児家庭全戸訪問 (こんにちは赤ちゃん訪問) など
保健師や助産師な どが自宅を訪問 し、 赤ちゃ んの発育状況の確認、 お母さんの健康相談、 育児相
談、 子育て支援に関する情報提供な どを行 っ ています。 赤ちゃ んが生ま れたら、 早 めに出生通知 の
ハガキを市区町村に郵送しま しょ う。
‐ 72 −
育児のしおり
育児の上で保護者の方に心得て頂き たい各時期の子どもの成長に合わ せた育児のポイ ントを記 し
た も の で す。
◎ゆ っ たりと した気持ちで
赤ちゃ んの成長や発達は個人差が大きいです。 ほかの赤ち ゃ んとの違いをあまり気に しすぎない
ように しま しょ う。 毎日の育児は、 身体的にも精神的にも負 担がかかります。 お母さん、 お父さん
にとっ ても、 心と体の健康が 一 番大切です。 休養をできるだけと っ て、 何より健康である よう心が
けま し ょ う。
◎心配な時は相談を
健康診査は、 赤ち ゃ んの健康状態を定期的に確認 し、 気になっ ていることを相 談する機会です。
特に1歳6か月 と3歳の健康診査は全ての市区町村で実施しています。 きちんと受診 し、 赤ちゃ ん
のこと、 育児 のことでわからないこと、 不安なこと があれば、 遠慮せずに、 医師、 保健師、 助産師
な どに相談 しま しょ う。 保健所や市町村保健セ ンタ ーなどでは電話相談も受け付けています。 保健
師、 助産師、 子育て経験者 な どによる家庭訪問も利用 してみま しょ う。
◎お父さんの役割
お父さんもおむつを替 えたり、 お風呂に入れたり、 あやしたりな ど、 積極的に子育てに参加 しま
しょう。 お母さんを独り ぼっ ちにせず、 精神的に支え、 いたわることもお父 さんの大切な役割です。
お父さんとお母さんがよく話 し、 二人で育てていく という意識を持つこ とが大切です。
1歳まで)
乳児期 (
◎ 泣く こと は 赤ち ゃん の コ ミ ュ ニ ケー ショ ン
1∼ 2 か月 頃 の 赤 ち ゃ ん が、 お む つ の 汚 れ、 空 腹 以 外 で 泣 い た り ぐず っ て い る と き は、 だ っ こ し
て十分なだめてあげま しょ う。 赤ち ゃ んはお母さん、お父 さんに抱かれると安心 して泣き止みます。
抱き ぐせがつく と心配する必要はありません。 6か月 頃か ら夜泣きをする子がふえてきます。 お な
かがすいている様子があれ ば、 夜中でも母乳やミルクをあ げてかまいません。 話 しかけたり、 抱い
たり、 とき には遊んで あげたり することも必要です。
◎赤ち ゃんはだっ こ が大 好き
赤ち ゃ んはだっ こが大好き です。 赤ちゃ んがこわがっ たり、 不安そうに したり しているときは、
だっ こ してよく なだめて安心させてあ げま しょう。
◎赤ち ゃんに話しかけましょ う
3 ∼ 4 か月 に な る と、 あ や す と に っ こ り 笑 っ た り、 赤 ち ゃ ん か ら 話 し か け る よ う な 声 を 出 し た り
するようにな っ てきます。 赤ち ゃ んの顔をのぞきこみ、 話しかけて遊んであ げま しょ う。
‐ 73 −
◎お父さんも育児を
お 父 さ ん も 赤 ち ゃ ん と ス キ ン シ ッ プ を し っ か り も ち、 お む つ を 替 え た り、 お 風 呂 に 入 れ た り、 で
きることから始めま しょ う。 お母さんがお父さんに赤ち ゃ んを任せて外出 できるようになると、 お
母 さ ん も 助 か り ま す。
◎食べること
赤 ち ゃ ん は 指 を し ゃ ぶ っ た り、 お も ち ゃ を 口 に 入 れ た り して 遊 び ま す。 ロ の 発 達 が 促 さ れ ま す の
で、 お も ち ゃ な どは 清 潔 に して 与 えま し ょ う。 9 ∼ 1 0 か月 頃 に な る と、 自 分 で 食 べ た が る よ う に
な り ま す。
◎人見知りも成長の証拠
人見知りは、 子 どもによっ て時期や程度はまちまちですが、 家族と見慣れない人の区別ができる
よ う に な っ た 証 拠 で す。 同 じく ら い の 年 の 子 と 一 緒 に い る 機 会 も、 少 し ず つ 作 っ て あ げま し ょ う。
幼 児期 (1 歳 頃)
◎自我が芽生えてきます
自分でできることが増えるにつれ、 なんでも自分でやりたいという気持ちが芽生えてきます。 思
う と お り に で き ず に、 泣 い た り、 怒 っ た り、 大 声 を あ げ た り す る こ と も あり ま す が、 .
うまく でき た
と き は ほ め て あ げ て、 や る 気 を 育 て ま し ょ う。
◎絵本を読んだり、 お話ししてあげましょ う
1歳6か月 頃になると、 動物やものを指差して教えてくれるようになります。 一 緒に絵本な どを
見て遊んであげま しょ う。 親 子のふれあいの時間を増や し、 言葉の発達を促すためにも、 テ レビや
D V D な ど を長 時 間 見 せ る の は や め ま し ょ う。
◎生活リ ズム を整え、 体をたくさん動かしましょ う
早寝早 起きの生活にすると、 子 ども自身 も元気よく遊 べ、 親も余裕を持 っ て楽 しく子育てができ
るようになります。 歩いたり走っ たり、 体を十分に動かして、 いきいきと楽 しめる機会を作 っ てあ
げ ま し ょ う。
幼児期 (2歳頃)
◎遊びは危険のな い場所で
走っ たり、 体を動か したり することがますま す好きになりま す。なる べく 外遊びや友だちとの遊
びの機会 を作り、 危険のない場所で自由に遊ばせてあげま しょ う。ク レヨ ン などでな ぐり書き を楽
しん だ り、 積 木 や ブ ロ ッ ク で な に か 意 味 の あ る も の を 作 っ た り して 遊 ぶ よ う に な っ て き ま す。 一 緒
に遊んであげま しょ う。
‐ 74 ‐
◎自立心が強くなります
食事や着替えな ど、 自分ひとりでしたがるようになります。 うまく できずに泣いて怒るこ とも多
い の で す が、 少 しず つ ほ め な が ら、 で きる こ と を 増 や して い き ま し ょ う。 こ わ い こ と や、 新 しい 体
験に出会 っ たり して、お母さん、 お父 さんを求めてきたときには、 だっ こな どして優 しく受け入れ、
な ぐさめてあげま しょ う。
◎少しずつ、 おむつを取る練習 を始めましょ う
「お しっ こが出た」 「うんちが出た」 と言 えるようになり、 「出たら教えて ね」 という言葉も理
解できるように なります。 できた らほめる、 失敗 しても叱らないようにしていると、 いつの間にか
できるようになるものです。 夜のおむつが取れるのはまだ先です。
◎むし歯予防に取り組みましょう
むし歯ができやすい時期です。 おやつの回数を決める、 仕上げみがき をする、 フ ッ化物 塗布を行
うことによりむ し歯を予防することができます。
幼児期 (3歳頃)
◎まだまだ甘えたい時期です
お父さん、 お母さんは笑顔で子 どもを抱き しめてあげま しょ う。
◎自己主張が始まります
好き嫌い、 自己主張、 自分本位な要求をするこ とがあります。 一方的に拒否しないで、 まず耳を
傾けて、 優 しく 対応 しま しょ う。 自分のことは自分でやりたがる時期です。 ちゃ んとできなくても、
ち ょ っ と だ け 手 を 貸 しな が ら、 でき る こ と は や ら せ ま し ょ う。
◎上手に叱り ましょ う
危ないことや してはいけないことについては、 感情的にならず、 なぜいけないのかを丁寧に伝 え
て、 やめさせま しょ う。 わかるようになっ たらほめてあげま しょ う。
◎家族で食事を楽しみましょう
家族そろ っ た楽 しい食事と団らんの場は大切です。 乳歯が生えそろう3歳以降はかむ力も育っ て
きます。 多少歯 ごたえのある物もゆっくりかんで食べさせま しょ う。 よく かんで食 べることな どに
よる健やかなあ ごの成長発育は、 永久歯の歯並びにも良い影響を与えます。
幼児期 (4歳)
◎友だちと遊ぶ機会を積極的に
4 歳 頃 に な る と、 役 割 を 持 っ た 「ご っ こ 遊 び」 (ま ま ごと、 ヒ ー ロ ー ご っ こ、 自 動 車 ご っ こ な ど)
を楽しむようになります。 友だちと遊ぶ機会を積極的に作っ てあげま しょ う。
‐ 75 −
◎お手伝いしてもらいましょう
家庭で、 手伝いの役割を持 つ ことは良いことです。 食事の準備や調理など、 できることを少 しず
つ 手 伝 っ て も ら い ま し ょ う。
◎良いところをほめてあげま しょ う
子 ど も の 良 い と こ ろ を 探 して、 ほ め ま し ょ う。 忙 しく て も、 お 子 さ ん の 話 に 耳 を傾 け ま し ょ う。
幼 児期 (5∼6歳)
◎優しい気持ちで接しま しょう
子 どもは親 のまねをします。 親が優 しく接することで、 子どもも優 しく育ちます。
◎親子でふれあい遊びを
手先の細かな動きが発達し、 はさみや鉛筆も上手に使えるようになります。 家にある様々 な材料
を 利 用 して、 親 子 で 何 か 作 っ て み て は い か が で し ょ う か。 ボ ー ル 遊 び も でき る よ う に な り ま す。
◎ひとりで着替えをさせましょう
時 間 が か か っ て も、 励 ま し、 出 来 た ら ほ め て あ げま し ょ う。
◎家の中で役割を持たせましょう
食器を並 べたり、 片付けたりするお手伝いなどを楽しく させま しょ う。 遊んだ後のおもち ゃ の後
かた づ けも、 自分でできる習慣を つ けま しょ う。
◎言葉や想像力が発達します
5歳になると発音がはっきり し、 きれいになっ てきます。 タ行とサ行が混乱したり、 言葉がつか
えたりするとき は、 大 人はむりに直そうとせず正確な発音でゆ っくり話を聞いてあげま しょ う。 絵
本の続きのお話を一緒に考えるな ど、 子 どもの想像力 につき合 っ てあげま しょ う。
◎約束.やルー ルを大切に
仲良 しの友達ができて、 よく 一 緒に遊ぶようになっ てきます。 友達とさま ざまな体験をするなか
で社会性を 身につ けていきます。 約束やルールを守り、 自分 の好き嫌いだけで行動することから卒
業するように、 励ま してあげま しょ う。
◎永久歯が生え始めます
一生 使う大切な歯ですから、 生えかわりをとらえて自分から歯みがきをする自主性を養いま しょ
う。 奥歯は大変むし歯になりやすいので、 気をつけてあげま しょ う。
※子育てのヒント集
文部科学省 「子供たちの未来をは ぐく む家庭教育」 ホーム ペ ージ
http://katei
.mext.go.jp/index
.html
子 育て のヒ ント集と して 「家庭教育手帳」 を掲載 しています。
‐ 76 一
子 どもの病 気 や けが
子 どもは、 感染症にかかっ たり、 やけど、 けが、 誤飲などの事故にあっ たりすることも稀ではあ
りません。 いつも子 どもと接している保護者が、 子 どもの様子が 「普段と何かが違う」 「どこ かお
かしい」 と感 じたときには、 よく子 どもの状態を観察しま しょ う。 心配な点がある場合には、 かか
りつけ医に相談 しま しょ う。
◎医療機関への受診について
呼吸が苦 しそう、 ぐっ たり している、 何度も吐く、 けいれん、 意識を失うような症状が見 られた
場合には、 必ず医療機関を受診 しま しょ う。 医 療機関を受診する際には、 子どもの症状、 その 変 化、
時間をメモ しておきま しょ う。 また、 母子健康手帳にはこれま での重要 な記録があるので、 必ず持
参 しま し ょ う。
・小児救急電話相談事業 (電話番号: #8 0 0 0 (全国同 一の短縮ダイヤル))
ら よ い の か、 受 診 し た 方 が 良 い の か 迷 っ た と
休 日、 夜 間 の 急 な 子 ど も の 病 気 に どう 対 処 した・
きは、 小児科医や看護師から、 症状に応 じた適切な対応の仕方や受診する病院 な どのア ドバイ
ス が 受 け ら れ ま す。
) についてホ ーム ペ ージ
※詳 しい実施状況は厚生労働省小児救急医療電話相談事業 (#8000
http://www.mhlw
.go.jp/topics/2006/10/tplolo−3,html
※ 日 本 小 児 科 学 会 「こ ど も の 救 急」 ホ ー ム ペ ー ジ
− 77 −
http://kodomo−qq
.jp/
お母さん・お父さんの悩みや子育てに関する相談
赤ち ゃ んが産まれ てから、 お母さん、 お父 さんは大変.
亡くなります。 子育て中はス トレスがたま
1
りやすいです。 そのため、 普段は元気なお母さ ん、 お父さんであっ ても、 イライ ラする、 眠れなく
なる、 急にふさぎ込むな ど心身の調子がとれなく なることもありま・す。
◎日頃こんなことを感 じますか ?振り返 ってみま しょ う
不安になる、 気分が落ち込む、 不眠やイライ ラがある、 なぜか疲れる、 育児が楽しく ない、 子 ど
もの遊ばせ方がわからない、 子育ての話 し相手や手伝 っ てくれる人がいない など
◎子どものことで 不 安に思 っ ていることはありませんか
夜泣きがひ どい、 寝 つき が悪い、 母乳を飲んでく れない、 離乳食をいやがる
など
保育所、 幼稚園の先生や友だちにな じめない、 言葉がはっきり しない、 興味を示すものが限られ
ている、 集団の中で落ち着い てい られな い、 聞かれたことに答えない、 同じ言葉を繰り返す な ど
気になることや、 悩 み があ るときは、 まずは、 家族と話し合いましょう。 そして、 家族以外
にも子育ての助けになる人を探 してみましょ う。
子育ての悩みは誰にでもあります。 自分の健康や子育てについて悩みがあるときは、 まず、 自分
の気持ちを家族に伝 え、 よく 話し合いま しょ う。 子 どもは多く の人の手に支えられて育っ ていきま
す。 お母さん、 お父さんだけで悩まず、 都道府県、 市区町村の保健所、 保健セ ンター、 かかり つけ
医な どに気軽に相談 して みま しょ う。
また、 母親 (両親) 学級な どで知り合っ た親子、 近隣の子育て ボラ ンティ アなどは、 身近なとこ
ろで子育てのことを一緒に考えてく れる仲間です。 育児相談、 子育て教 室、 子育てサーク ルな どを
利 用 し て、 こ う した 知 り 合 い を つ く る こ と も、 お 母 さ ん、 お 父 さ ん の ス ト レス 解 消 に 役 立 ち ま す。
お母さん・お父さんの悩みや子育てに関する相談機関
◎お母さん・お父さんのからだや心の悩 み、 子 ども の発育や発達、 子育ての仕方に関する相談
かかり つ けの医療機関、 市町村保健セ ンタ ー、 保健所、 精神保健福祉センター、 発達障害者支援
セ ンター、 児童発達支援セ ンタ ー
名
称
連
絡
先
名
称
連
絡
先
名
称
連
絡
先
‐ 78 −
◎養育上の悩みや生活の不安などに関する相談
地域子育て支援セ ンタ ー、 幼稚園、 保育所、 児童館、 主任児童委員(※)、 民生・児童委員(※)、
福祉事務所、 児童相談所
【児童相談所全国共通ダイ ヤル
1891
【DV相 談ナ ビ全国共通ダイ ヤル 0 5 7 0 − 0 − 5 5 2 1 0 1
1 名 称1
1 織 1
」
1名 称 1
1 鰯 1
1
名
連
称
絡
先
※厚生労働 大臣から委嘱され、 子 育ての不安、 妊娠中の心配 ごとな どの相談、 援助、 福祉事務所を
始めとする関係機関との調 整な ど必要な支援を行っ ています。
◎地域の育児サ ポー ト
育児に疲れて しまっ たときや病気にな っ たときな どは、 地域の育児サポー トを利用するのも良い
で し ょ う。 具 体 的 に は、 保 育 所 な どで 子 ども を 一 時 的 に 預 かる 「一 時 預 か り」 や 「シ ョ ー トス テイ」、
地 域 に お け る 子 育 て の 相 互 援 助 活 動 を 行 う 「フ ァ ミ リ ー ・ サ ポ ー ト・ セ ンタ ー」、 身 近 な と こ ろ で
子育て 親子が気軽に集ま っ て交流する場 を設けて子育てに関 する相談や地域の子育て情報を 提供す
る 「地域子育て支援拠点」、 家事支援、 育児指導・家庭 教育支援な どを行う家庭訪問があり ます。
地域によ っ ては、 この他さま ざまな行政サー ビスを利用 できる 場合もありますので、 市区町村の保
健、 福祉、 子育て支援、 家庭教育支援の担当課にお問い合わせく ださい。
名
称
連
絡
先
名
称
連
絡
先
名
称
連
絡
先
(関連情報) 内閣府 「子 ども・子育て支援新制度j ホー ム ペー ジ
http://wMy8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/index,html
幼稚園、 保育所、 認 定こ ども園や地域型保育、 病児保育についても 掲載しています。
− 79 −
事 故 の 予 防
現在わが国では、 不慮の事故が子 どもの死亡 原因の 上位となっ ています。 事故の内容は年齢によ
っ て異なりま すが、 周囲が気をつけることで防 げるものが大部分です。 発育過程の中で、 いつ頃、
どんな事故 が起 こりやすいか知っ ておくことは、 事故の予防の上で大切 です。
月 齢 ・年齢別 で見る起こりやす い事故
起こりやすい事故
月・年齢
新生児
1 ∼ 6 か月
周囲の不注意によるも の
事故の主な原因と対策
窒息
☆誤っ て上から物を落とす
☆上の 子が抱き上げてけがさせたり、 物を食 べさせたり
する
☆まく らや柔らかい布団
転落
☆ ベ ッ ドや ソ フ ァ ー な ど か ら 落 ち る (ベ ッ ドか ら 離 れ る
やけど
とき は柵を上げる)
☆大人が子 どもを抱 いたまま熱い飲料をこぼす
7 ∼12か月 転落・転倒・はさむ
☆ 扉、 階 段、 ベ ッ ド、 バ ギ ー、 椅 子
やけど
☆アイ ロ ン、 魔法瓶やポ ッ トのお湯、 炊飯器やスチーム
溺水
☆浴槽、 洗濯機に落ちる(残 し湯をしな い)
☆たばこ、 医薬品、 化粧品、 洗剤、 コイ ンなど
加湿器の蒸気
誤飲・中毒
窒息
車中のけが
1∼ 4歳
誤飲 (中毒)
窒息
☆お菓子な どの食品がの どにつまる
☆座席 から転落 (チャイ ル ドシー トで防止できる)
転落・転倒
やけど
☆範囲が広がり、 あらゆるものが 原因になる
☆お菓子などの食品 が の どにつまる
☆階段、 ベランダ (踏台になるものを置かない)
☆熱い鍋に触れる、 テー ブ ルクロスを引いて湯をこ ぼ す
溺水
交通事故
☆浴槽に落ちる、 水あそ び
☆飛び出 し事故 (手をつないで歩く)
火遊びによる死傷
☆ ライ タ ー、 マ ッ チ な ど に よ る 火 遊 び (子 ども の 手 の 届
(テ ー ブ ルク ロ ス は 使 用 しな い)
くところにライ タ ーな どを置かない)
(関連情報)
消費者庁 「子どもを事故から守る ! プ ロ ジ ェ ク ト」 ホ ー ム ペ ー ジ
・携 帯電話用 :
・ パ ソ コ ン用 :
●
http://wt囲.caa.go
,jp/m/pc/kodomo/
http://wmy
.caa.go.jp/kodomo/index
.php
子 どもの事 故予防に関する豆知識や注意点な どを、 メール配信 しています。
‐ 80 −
化学物質 (た ばこ、 家庭用品など)、 医薬品、 動植物の毒な どによ っ て起こる急性の中 毒に つ
いて情報提供、 相談が行われています (異物誤飲 (小石、 ビー玉な ど)、 食中毒、 慢性の中毒、
常用 量での医薬品の副作用は受け付けていません)。
※
公益財団法人日本中毒情報セ ンタ ー
(http://www
.j−po・son−・c.or.jp/homepage
.nsf)
・大 阪 中毒110番
TEL0 7 2 一 7 2 7 一 2 4 9 9
(24時 間 365日 対 応)
つく ば中毒 1 10 番
TEL0 2 9 一 8 5 2 一 9 9 9 9
(9 時 ∼21時 3
65日対応)
た ば こ 専用 回 線
TEL0 7 2 一 7 2 6 一 9 9 2 2
(無料 (テ ープ による情報提供)24時間 365日対応)
◎子 ども の命を守る チャイ ル ドシー ト
子どもの 命を守るため、 ま た、 事故による被害を防止、 軽減するために、 自動車に同乗させると
き に は チ ャ イ ル ドシ ー ト を必 ず 正 しく 使 用 しま し ょ う。 チ ャ イ ル ドシ ー トを 使 用 して い な い と、 使
用 しているときに比 べて、 事故時に死亡又は重傷となる率が著 しく高く なります。 また、 チャイ ル
ドシー トを使用 していても取付方法や子 どもの座り方が不適切な場合には、 その効果が著 しく 低下
す る の で、 正 しく 使 用 しま し ょ う。
※
医療機関で生まれた赤ちゃ んが退院して自宅に初めて帰るとき (生まれて初めて車に乗ると
き) からチャイル ドシー トを使用 できるよう、 出産前から準備 しておきま しょ う。
※
幼児 (6 歳未満 の子 ども) を同乗させて自動車を運転するときは、 疾病のためチ ャイ ル ドシ
ー トを使用 させ るこ と
適当でないな ど使用義務が免除される場合を除き、 チ ャイ ル
ドシー トを使用するこ
※
により、 義務付けられています。
子 供 を 守 る チ ャ イ ル ドシ ー ト
(http://www,npa,go
,htm)
,jp/koutsuu/kikaku/childseatだndex
◎車の中の 危険
窓を閉め切 っ た車の中は、 真夏でなくても短時間で車内温度が 上昇 し、 子 どもが脱水や熱中症を
引き起こ し、 命を落とすこともあります。 子 どもが車内の装置を動かして事故になることもありま
す。 どんなに短時間でも、 決 して子どもだけを残 して車から離れてはいけません。 また、 パ ワ ー ウ
イ ン ドウに首や指を挟まれて重傷を負う 事故が起きています。 操作する前に必ず 一声か け、 普段は
ロ ッ ク しま し ょ う。
◎自転車の危険
子どもを 自転車の幼児用座席に乗せるときは、 転倒や転落によるけが を防 ぐため、 自転車乗車専
用 の ヘ ル メ ッ ト及 び 座 席 の シ ー ト ベ ル ト を 着 用 さ せ ま し ょ う。 ま た、 転 倒 の 恐 れ が あ る の で、 決 し
− 81 −
て子 どもだけを残 して自転車から離 れてはいけません。
◎食 べ 物や玩具など、 ものがの どにつま っ た時の応急 手当
乳幼児は、 大 人が思いもよらないものを口に します。 食 べ物や玩具等がの どに つまると、 窒息す
る危険があります。
周囲の大人が、 普段から乳幼児のの どに詰まりやすい大きさ (トイ レッ トペ ーパー の芯程度) を
知り、 食 べ 物や 玩 具の取り扱いに関する注意書きをよく 確認するとともに、 す ぐに対処できるよう
に、 応急 手当について知 っ ておく ことが必要です。
※ 口の中に 指を入れて取り出そうとすると、 異物がさらに奥へ進んで しまうことがあります。
【ものが の どに つ ま っ た時 の応 急処置】
つ た ら…
たとぇば・
・ 声が出せない とき
119 番 通 報
・ 顔 色 が 悪 く て苦しそうなとき
苦し
・顔色が悪く
意識はありますか?
意 識 が なL
意識がある
心肺蘇生へ
1歳未満の乳児
胸部突き上げ法
背部叩打法
行 い ま しょ う
片手で体を支え、 手の平で
片手で体を支え、 手の平で
心肺蘇生法の胸部圧迫と同じ
もう一方の手の平の付L搾艮で
や りかたで圧 迫 しま しょ う
背 中を しっ か り叩きま しょ う
後 頭 部を しっ か り支え ます
あ ごを しっ か り支え ます
1歳以上の幼児
る か、
救急隊と交替するまで
腹部突き上げ法
繰り返し続けましよう
(ハイムリツク法)
背後から両腕を回し、
子どものみぞおちの下で
片方の手を握り拳にします。
その手を腹部を上方へ圧迫
しましよう。
(監修) 日本小児救急医学会心肺蘇生委員会、 日本救急医療財団心肺蘇生法委員会
− 82 ‐
乳幼児期の栄養
◎身体発育や栄養の状態を確認しましょう
乳幼児期 の子 どものからだつきは、 成長とともに変化 し、 個人差や栄養法による違い が大き い
です。 お子 さんの身長や体重の値を定期的に身体発育曲線の グラフに記入 して、 身体発育や栄養の
状 態 を 見 ま し ょ う。
◎ 授 乳 に つ いて
赤ち ゃ んの栄養は母乳が基本です。 特に初乳は、 赤ち ゃ んを病気から守っ てくれる 成分が多く 含
まれています。 お母 さん 自身の病気な どの影響で母乳を与えられないとき、 また、 お母さんの仕事
の 都 合 に よ っ て は、 人 工 乳 (粉 ミ ル ク) を 活用 しま す。
飲 む 量 は 赤 ち ゃ ん に よ っ て 個 人 差 が あ る の で、 む り に 飲 ま せ る こ と は しな い で く だ さ い。 よ ろ こ
ことな どで心配なことが
んで飲み、 体重が順調に増えているのなら心配ありません。 授 乳に関する・
あるときは、 出産 した医療機関の助産師などに相談 しま しょ う。
◎ 人 工 乳 (粉 ミ ルク) の つ く り 方
粉ミルクのつくり方は、 製品によ っ てきめられ たとおりの濃さに溶かすことが大切です。 井戸水
やわき水は、 雑菌によっ て赤ちゃ んが体調をくずすことがあります。 赤ちゃ んの粉ミルクや水分 補
給には、 水道水、 水質基準の検査に合格 した井戸水や、 ミルク調製用の密封容器に入っ た水な どを
使 い ま し ょ う。
粉ミルクの調乳の前には必ず手を洗い、 一度 沸騰させた70℃以上のお湯でミルク を溶かし、 充分
に 冷 ま して 体 温 ぐ ら い に な っ て い る こ と を 確 認 して か ら 飲 ま せ る よ う に しま し ょ う。 飲 み 残 し や 調
乳 後 2 時 間 以 上 た っ た ミ ル ク は 必 ず 捨 て ま し ょ う。
◎離乳について
母乳や人工乳 だけをと っ ていた赤ち ゃ んに、 なめらかにすりつぶした状態の食物を与 えはじめ、
次第に食物の固さと 量、 種類をふや していくことを離乳といいます。 なめらかにすりつ ぶ した食物
を 与 え は じ め る の は、 5 ∼ 6 か月 頃 が 適 当 で す。
なお、 離乳開始 前の乳児に果汁を与えることについて栄養学的な意義は認められていません。 ま
た、 ス プーンな どの使用 は、 通常生後5∼7か月 頃にかけて嘘乳反 射が減弱、 肖失 していく過程で
ス プー ンが口に入 ることも受け入れられていく ので、 離乳の開始以降でよいです。 離乳を段階的に
すすめるこ とで、 しっ かりかむ力や飲み込む力が発 達 します。
9 ∼10か月 頃 に な る と、 手 づ か み 食 べ が 始 ま り ま す。 手 づ か み 食 べ に よ り、 自 分 で 食 べ る 練 習 に
なるとともに自分で食 べ る意欲が 育ちます。
‐ 83 ‐
◎離乳の進め方の目安
子 どもの発育、 発達の状況にあわせ て離乳をすすめま しょ う。 また、 生 活リ ズム を身につけ、 食
べ る 楽 しさ を 体 験 して いく こ と が で き る よ う に 工 夫 しま し ょ う
。
生後 5. 6力・月 頃
〈食 べ 方 の目査〉
鱒ら
野 て
たし
も試して
、白 し
つ身 て
たら、つ
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又は卵(個)
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始 す 莱 み憤 ぷ 魚 み
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I 受
没頭(g
−
郭旧璽R刻態
0 子 ども の 様
子をみ な がら、
1日1回1さじず
つ始 める
○ 母翠
Lやミルク
は 畝 み たいだ
け与える
めぷ
なつ
く食 事 の 目
、月 頃
7, 8力
01日2回 食 で、
食 事 のリズ ムを
つけていく【
, ○ いろい ろな 味
: や舌ざわりを楽し
i めるように食品 の
ーキ
連類 を1曽 やして
いく、
舌でつぶせる
園さ
、自 力
、ら
9力
11力、月 頃
0 食 串 のリズ ム
を大 切に、1 日3
回 食 に進めてい
〈一
,
‐,
緒に楽
0 家 族‐
しい食卓体験をり
・自力
・ら
12力
、月 頃
18力
01日3回の食 事
のリズ ム を大 切
に、 生 活リズ ムを
整える
0 自 分で食 べる
楽しみ を 手 づ か
み 食 べ か ら始 め
ろ
;
歯ぐきでつ′
∼
せる固さ
歯 ぐきで 鳴
める固さ
全力くゆ
50∼80
くゆ 90
全力
∼軟 飯80
軟飯90
20∼3o
30∼40
イ〇∼5〇
10∼15
10∼15
30∼40
卵黄 1∼
全卵1/
3
50^
−70
15
15
45
全り
H./2
80
15^
−20
15^
‐20
50∼55
全 旅 ’/2
∼2/3
100
∼ ご飯80
の屋は、あくまでも目安であり、
の食欲や成 長・発 達の 状況に
と
、食戸車の量を 縄整する
〈成 長の 目塗り
成長曲線のグラフに、 体重や身長を記入して、 成長曲線のカー ブに沿って
い る力、どう力、確銘忍する
注) 離乳食のポイ ント
ア 食品の種類と組合せ
離乳の進行に応 じて、 食品の種類を増や していく。 1日2回食に進む頃には、 穀類、 野菜・果
物、 たん ぱく 質性食品を組 み 合わせた食事とする。 ベ ビーフー ドを適切 に利用することができ
る。
①
離乳の開始では、 ア レルギーの心配の少ないおか ゆ (米) から始める。 新しい食品を始め
るとき には一さ じず つ 与え、 乳児 の様子をみな が ら量を増 や していく。 慣れてきた らじゃ
がいも、 野菜、 果物、 さら に慣れてき たら豆腐や 白身魚な ど、 種類を増や していく。 はち
み つ は 乳 児 ボ ツ リ ヌ ス 症 を 予 防 す る た め、 満 1 歳 ま で は 使 わ な い。
②
離乳が進むにつれ、 卵は卵黄 (固ゆで) から全卵へ、 魚 は白身魚から赤身魚、 青皮魚へと
進めていく。 ヨー グル ト、 塩分や脂肪 の少ないチ ーズ も用いてよい。 食 べやすく 調理 した脂
肪の少ない鶏肉、 豆類、 各種野菜、 海藻と種類を増や していく。 脂肪の多い肉類は少 し遅ら
せる。 野菜類には緑黄色野菜も用いる。
③ 生後9か月 以降は、 鉄が不足 しやすいので、 赤身の魚、 肉、 レバー を取り入れ、 調理用 に
使用 する牛乳、 乳製品のかわりに育児用ミルクを使用 するなど工夫する。 生後9か月 にな っ
て も 離 乳 が 順 調 に進 ま な い 場 合 に は、 フ ォ ロ ー ア ッ プミ ル ク の 併 用 も で き る。
‐ 84 一
イ
調理形態・調理方法
離乳の進行に応 じて、 食 べ やすく調理 したものを与える。 子 どもは細菌への抵抗力が弱いの
で、 調理を行う際には衛 生 面に十分に配 慮する。
①
米 が ゆ は、 乳 児 が 口 の 中 で 押 しつ ぶ せ る よ う に 十 分 に 煮 る。 初 め は 「つ ぶ しが ゆ」 と し、
慣 れ て き た ら 粗 つ ぶ し、 つ ぶ さ な い ま ま へ と 進 め、 軟 飯 へ と 移 行 す る。
② 野菜類やたんぱく 質性食品な どは、 初めはなめらかに調理 し、 次第に粗く していく。
③ 調味について、 離乳の開始頃では調 味料 は必要 ない。 離乳 の進行に応 じて、 食塩、 砂糖な
ど調味料を使用する場合は、 それぞれの食品のもつ味を 生かしながら、 薄味でおい しく調理
する。 油脂類も少量の使用とする。
◎離乳の完了
離乳の完了とは、 形のある食物をかみつぶすことができるようになり、 エネルギーや栄養素の大
部分が母乳または人工乳 (粉ミルク) 以外の食物か らとれるようになっ た状態をいいます。 その時
8か月 項ですが、母乳又は人工乳を飲んでいない状 態を意味するものではありません。
期 は生後12∼1
こ の 頃 に は 1 日 3 回 の 食 事、 1 日 1 ∼ 2 回 の 間 食 と な り ま す。
◎幼児期の食生活
幼児期は、 食生活の基礎ができる時期です。 規則正しく食事をする習慣をつけること、 子どもに
と っ ては食事の 一部 である間食についても 量や栄養のバラ ンス に気を配ること、 食 べ物の好き嫌い
を少なく することが大切です。
家族そ.
ろ っ て楽しい食 事の雰囲気をつくることが大切 です。 この時期には食べ 方のむらがありま
す。 機嫌がよく、 日常 生活が普段と変わらないようであれば、 食事を無理強いすることやだらだら
食 べ さ せ る こ と は や め ま し ょ う。
※詳しく は、 市区町村の管理栄養 士な どに相談 してく ださい。
(参考)
・ 授 乳 ・ 離 乳 の 支 援 ガイ ド
・ 楽 しく 食 べ る 子 ども に
http://www
.mhlw
.go
,jp/shingi/2007/03/dl/s0314−17,pdf
http://wmv
.mhlw
.go
.jp/shingi/2004/02/dl/s0219−3a.pdf
・ 早 寝 早 起 き 朝 ご は ん コ ミ ュ ニ テ ィ サイ ト http://www
.hayanehayaoki,jp/
‐ 85 ‐
お口と歯の健康
◎歯の生える時期に ついて
乳歯は上下1
0歯ずつ、 合計20歯あります。 生後7∼8か月 頃で下の前歯から生え始め、 2歳半∼
3歳頃、 20歯が生えそろいます。 また、 歯の生える時期や順序には個人差があります。
永久歯は上下16歯ず つ、 合計32歯あります。 多くの場合、 最初に生える永久歯は下の前歯で、 次
にかむ力の大きい奥歯 (第一大臼歯) が生えることが多く、 12∼1
3歳頃までに親知らず (第 三大 臼
歯) を除く す べての歯が生えそろいます。
◎初めての 歯み がきのポイ ント
子 どもの歯 み がき 習慣 づ けのために、 下記の順序で始めていきま しょ う。
①
②
子どもの目の前で、 保護者が楽 しそうに歯を みがく ようにしま しょう。
乳歯が生え始めたら、保護者のひざにあお向けに寝かせ子・どもの歯を観察する(歯を数える)
ことから始めま しょ う。 歯の生え方を見ながらガーゼ み がきなどから始め、 徐々 に歯 ブラシに
慣 れ さ せ る よ う に しま し ょ う。
③
歯の観察ができたら、 赤ち ゃ ん用の歯ブラシで1∼2回歯に触れる練習を し、 練習後はほめ
てあげま しょ う。 (約1か月 程度)
※嫌がればす ぐにやめ、 できるだけ泣かせないように工夫 しま しょ う。
④
歯ブラシを口に入れることに慣れてきたら、 歯みがきを始めま しょ う。 子 どもの機嫌を取り
ながら、鉛筆 を持つ持ち方で力を抜いて歯を 見ながら1本ずつ やさしく み がいてあげま しょ う。
1 本 5 秒 ぐ ら い で 十 分 で す。
※歯をきれいにみがく ことも大切ですが、 歯ブラシの刺激 に潰れさせ、 歯みがきを好きになっ て
も ら う こ と が 重 要 で す。
※安全に歯みがきを習慣 づ けるために、 歯ブラ シを勝手に持たせないように したり、 安全な歯 ブ
ラ シ を 選 ん だ り して あ げ ま し ょ う。
◎うがいについて
う が い は か ぜ や む し歯 の 予 防 に 効 果 が あ る の で、 手 洗 い と と も に進 め て い き ま し ょ う。 う が い は
大きく分けて、 口 を洗浄する 「ブク ブク うがい」 との どを洗浄する 「ガラ ガラうがい」 があります。
保護者が見本をみせながらすすめていきま しょう。
‐ 86 一
◎フ ッ 化物(フ ッ素)の利用 について
フ ッ 化 物(フ ッ 素)の 塗 布 は、 生 え 始 め の 歯 の 表 面 に 直 接 フ ッ 化 物 を 塗 布 す る こ と に よ っ て、 む し
歯に強い歯となります。 歯科医院、 保健所、 市町村保健セ ンタ ーな どで実施されています。 また、
日常的にフ ッ素入り歯磨剤を使っ て歯みがきをするこ ともむ し歯の予防になります。
◎乳幼児期の食事の際の注意
乳歯が生えてきたら、 飲食物が歯の表面に残らないよう気をつけて あげま しょ う。 特に、 離乳完
了の頃には様々 な食品を食 べるように なり、 歯の表面に糖分を含む食 べ物のかすが残りやすく なり
ます。 甘いおやつをだらだら食 べる習慣も、 む し歯になりやすいので、 おやつは1日2回程度時間
を決めて食 べるようにしま しょう。 また、 ジュ ースやイ オン飲料は、 むし歯になり やすいので注意
が必要です。 普段の水分補給は甘くない飲み物にしま しょう。 また、 保護者が食 べ物を口移 しで与
え る こ と は、 む し歯 の 原 因 菌 が う つ る こ と が あ る の で 避 け ま し ょ う。
◎指しゃ ぶりについて
心細 いとき、 不 安を感 じた時な どに気持 ち を落ち着 けるため に指 しゃ ぶり をする ことが あり
ま す。 指 にタ コが でき る ほ どの過度 の指 しゃ ぶりは、 あ ごの発 育障害や、 歯な ら びや かみ合 わ
せが悪く なる原因となりま す。 むり に指 しゃ ぶり を や め さ せ る の で は なく、 声 を か け た り、
一 緒 に 遊 ん だ り し て あ げ ま し ょ う。 ま た、 口 や 唇 の 形 がi 配 な 場 合 は、 早 め に 歯 科 医 師
な どの 専 門 家 に相 談 す る よ う に しま し ょ う。
日本歯科医 師会ウ ェ ブサイ ト
お 口 の 予 防 と ケ ア (http://www.jda.or.jp/park/prevent/contents
.html)
‐ 87 −
働く女性・男性のための出産、 育児に関する制度
◎妊娠がわか ったら
・出産予定日や休業 の予 定を早めに会社に申 し出ま しょ う
・妊婦健康診査等を受けるための時間が必要な場合は、 会社に申請しま しょ う
申請があっ た場合、 会社は、 健康診査等のために必要な時間を確保しなけれ ばなりません。
(有給か無給かは、 会社の規定によります。)
回 数 … 妊 娠23週 ま で は 4 週 間 に 1 回、 妊 娠24週 か ら35週 ま で は 2週 間 に 1 回、 妊 娠36週 以 後 出 産
までは1週間に1回 (医師等がこれと異なる指示をした場合はその回数)
・妊婦健康診査等で医師等から指導を受けたら
…
医師等から、 通勤緩和、 休憩時間の延長、 つわりやむく み な ど症状に対応 した勤務時間の短縮や
作業の制限、 休業などの指導を受 けた場合には、 会社に申 し出て必要な措置を講 じてもらいま し
ょ フ。
申 し出があっ た場合、 会社は医師等の指導内容に応 じた適切な措置を講じなければなりません。
医師等からの指導事項を会社にきちんと伝えることができるよう、 医師等に 「母性健康管理指導
事項連絡カー ド」 (別記様式。 拡大コ ピーをして用いる事ができます) を記入 してもらい、 会社
に伝えることも効果的です。
◎妊娠中の職場生活
・時間外、 休日労働、 深夜業の制限、 変形労働時間制の適用制 限
鴇
妊婦は、 時間外労働、 休日労働、 深夜業の免除を請求できます。
変形労働時間制がとられる場合にも、 1日及び1週間の法定労働時間を超えて労働 しないことを
請 求 でき ま す。
・軽易 業務 転換
・ 危 険有害 業務 の就業制 限
妊娠中に立ち仕事や重い物を扱う仕事などが
重い物を扱 っ たり、 有害ガスが出る場所で行
つ らいときは、 他の軽易な業務への転換を請
う業務などは、 妊娠、 出産機能等に有害なの
求 でき ま す。
で、 妊 娠 の 有 無 や 年 齢 等 に よ ら ず 全 て の 女 性
を就業させることが禁 止さ れています。
◎産前・産後休業を取るときは
・産前休業
出産予定日の6週間前 (双子以上の場合は14週間前) から請求すれば取得できます。
・産後休業
‐ 88 ‐
出産の翌日 から8週間は、 働くことはできません。 ただ し、 産後6週間経っ たあとに、 本人が請求
して医師が認めた場合は働くことができます。
・産前・産後休業は、 正社員だけでなく、 パー トや派 遣で働く方など誰でも取得できます
◎産後休業後に復職するときは
・育児時間
生後1年に達 しない子を育てる 女性は、1日2回少なく とも各30分間の 育児時間を請求できます。
・母性健康管理措置
産後1年を経過 しない女性は、 医師等から指示 があっ たとき は、 健康診査等に必要な時間の確保
を 申 請 で き ま す。
また、 指導を受けた場合には、 必要な措置を受けるこ とができます。
・時間外、 休日労働、 深夜業の制限、 変形労働時間制の適用制 限、 危険有害業務の就業制限
産後1年を経過 しない女性には、 妊娠中と同様に、 これ らが適用になります。
◎育児休業を取るときは
・ パ パ ・ マ マ 育休 プラス
・育児休業制度とは
1歳に満たない 子を 育てる男女労働者は、 希
父母ともに育児休業を取得する場合は、 休業
望する期間子 どもを育てるために休 業するこ
可能期間が延長され、 子が1歳2 か月 に達す
と が で き ま す。
るま での間に父母そ れぞれ1年間まで 育児休
業を取得でき ます。
・1歳6か月 までの育児休業の延長
・育児休業を取るこ とができる人は
正社員だけでなく、 パー トや派遣で働く方も
子が 1歳以降、 保育所に入れ ないな どの場合
一定 の要件を満 た していれば育児休業を取る
に は、 子 が 1 歳 6 か月 に 達 す る ま で の 間、 育
こ と が で き ま す。
児休業を延長すること ができます。
・育児休業を取るた めの手続き
育児休業を取得する ためには、 会社に申 し出る ことが必要です。 遅くとも休業開始1 か月 前まで
に、 会社に育児休業申出書 を提出 しま しょ う。
◎幼い子どもを育てながら働き続けるために
・所定外労働の制 限
・短時間勤務制 度
会社は、 3歳未満の子 を育てる男女労働者に
会社は、 3歳未満の子を養 育する男女労働者
ついて、 短時間勤務制度 (原則と して1日 6
から請求があっ たときは、 所定外労働をさ せ
時間) を設けなけれ ばなりません。
て は な り ま せ ん。
‐ 89 ‐
・子の看護休暇
・時間外労働、 深夜業の制限
小学校入学前の 子を育てる男女労働者 は、 会
会社は、 小学校入学前の子を育てる男女労働
社に申 し出ること により、 年休とは別 に、 1
者から請求があっ た場合は、 1か月24時間、
年 に つ き、 子 が 1 人 な ら 5 日 ま で、 子 が 2 人
1年150時間を超える時間外労働をさせ ては
以 上なら10日まで、 病気やけがをした 子の看
な ら な い こ と に な っ て い ま す。
護、 予防接種及び健康診断のために休暇を取
また、 深夜 (午後10時から午前5時まで) に
得することができます。
働 かせ てはなりません。
以上の問い合わせ先
都道府県労働局雇用均等室
◎育児等のために退職した方 への再就職支援
・育児な どにより退職 し、 将来的に再就職を希望する方に対 し、 情報提供、 再就職セミナ ー、 再
就職に向けたプラ ン作りの支援などを実施 しています。
・雇用保 険は、 原則と して退職 してから1年間 の中で、 再就職活動を行 っ ている期間に受給する
ことができます。 しか し、 その期間に妊娠、 出産、 育児 のために再就職でき ない場合、 その雇用
保険を受給できる期間を 延長することができます (退職後最大4年間まで)。
問い合わせ先
公共職業安定所 (ハロ ー ワ ーク)
◎出産育児一時金・出産手当金など
など
・出産に当た っ ては、 出産育児 一 時金や出産 手当金な どが支給される制度がありま す。 ま た、 産
前産後休業期間中や育児休業期間中には、 社会保険料が免除される制度もあります。
問い合わせ先
勤務先、 全国 健康保険協会 (協会けんぽ)、 健康保険組合
合
など
◎育児休業給付
・育児休業を取得 したとき は、 一定 の条件 を満た した場合、 雇用保険から休業開始時賃金の67%
(休業開始から6 ヶ月 経過後は50%) 相当額が育児休業給付金と して支給される制度があります。
問い合わせ先
公共職業安定 所 (ハロ ー ワ ー ク)
‐ 90 ‐
主な医療給付の制度
◎未熟児に対して
からだの発育が未熟なまま 生まれた新生児で、 入院が必要 な場合、 公費で医療が受けられます。
◎小児慢性特定疾病にかか っている児 童等に対して
子 どもが下記の疾患群に属する小児慢性特 定疾病にかかっ た場合、 公費で医療が受けられます。
また、 日常 生活用具の給付を受け られる場合があり ます。
悪性新生物、 慢性腎疾患、 慢性呼吸器疾患、 慢性心疾患、 内分泌疾患、 勝原病、 糖尿病、
先天性代謝異常、 血液疾患、 免疫疾患、 神経・筋疾患、 慢性消化器 疾患、 染色体又は遺伝
子に変化を伴う症候群、 皮膚疾患
※ 小 児 慢 性 特 定 疾 病 情 報 セ ンタ ー (http://www
.jp/)
.shouman
◎障害児に対して
身体の障害の状態の軽減を行う手 術な どの治療を行う場合、 公費で医 療 (自 立支援 医療) が受け
られます。 また、 補装具費の支給や日常 生活用具の給付を受けられる場合 があります。
いずれの場合も、 病気の程度や所得などに応 じて制 限がありますので、 市町村な どに相談 してく
だ さ い。
産科医療補償制度
産科医療補償制度に加入している分娩機関で出 産し、 万が 一、 赤ちゃ んが分娩に関連 して重度脳
性まひとなり、 出 生体重、 在胎週数、 障害の程度などの 基準を満た した場合には、 看護、 介護のた
めの補償金 が支払われるとともに、 脳性まひ発 症の原因分析が行われます。 この制 度に加入 してい
lw.sanka−hp
る 分 娩 機 関 の 一 覧 は、 (公 財)日 本 医 療 機 能 評 価 機 構 の ホ ー ム ペ ー ジ (http://w
.
,jcqhc
or
.jp) に 掲 載 さ れ て い ま す。
なお、 補償申請期限はお子様の満5歳の誕 生 日までです。
産科医療補償制度についてのお問い合わせ先
く
産科医療補償制度専用コールセンター
電話
P
0120‐330637
産科 医療補償制度の シ ン ボ ルマーク
受付時間:午前9時∼午後5時(土日 祝除く)
<メ モ >
出産をした分娩機関の名 称:
登録証 交付日:
*妊産 婦管理番号は、 分娩機 関より交付 される
妊産 婦 管 理番 号;
「産科 医療補償制 度
1ー」11111111
ます
まお子様が5歳こなるまで大切に
;
。登録証
保管 してく ださい。
一 91 ‐
登録証」 に記載されてい
(表)
母性 健康 管理 指導 事項 連絡カ ー ド
年
平成
月
日
事 業 主 熊
医療槻関等名
………………………………………………
医 師 等 氏 名
印
下記の1の者は、 鑓康診費及び保健橘導の結果、 下記2∼4の措置を講ずることが必 要であると窮め
ます
1
1
氏 名 等
氏名 l
f妊娠蹴 1
越鯵 蹴 一
年
量 B1
2 階壇事項 (該当 する指導1
鳥目に ○を付け てください。 )
症
つわり
状
指轡項目
等
症状が著 しい場合
準
捲
置
勤務時間の短縮
休業 (入院加療)
妊娠悪阻
妊婦貧血
標
Hb9g/dl以 上 11g/dl末巌
員胆の大きい作業の制服又は勤務時間の短鵜
Hb9g/d
l未満
休業 {自宅績賞)
子宮内胎児発薄遅延
軽
症
重
症
貫進の大きい作業の制限又は勤務鮪間の短繊
休業 (自宅嫌賓又は入院加療)
切迫流産 (妊娠 22 週未満)
休案 (自宅嫌鏡又は入院加療)
切迫早産 (妊娠 22 週以後)
休業 (自宅練掻又は入院加療)
員廻の大きい作業、 長時間の立作業、 同一姿勢
を強制される作業の制服又は勤務時間の短縮
軽
症
重
症
休業 (入院加療)
軽
症
員鎧の大きい作業、 ストレス・緊張を多く感じ
る作業の制限文は勤務時間の短縮
重
症
休業 (入院加療)
軽
症
負 担 の 大 き い 作 業、 ス トレ ス ◆ 緊 張 を多く
慰 じる作業 の制限文 は勤務時間 の短編
重
症
休業 (入院加療)
高 血 圧 に
軽
症
蛋 白尿を
伴 う 場 合
曇纏の大きい作業、 ストレス・緊張を多く感じ
る作業の制限文は勤務時間の短縮
重
症
休業 (入院加療)
軽
症
負担の大きい作業 の制限又は勤務時間の嬢臨
重
症
休業 (自宅鎖穏又は入院加療)
妊娠浮腫
妊娠蛋白尿
高 血 圧 が
妊娠高血圧
症候群
(妊娠q
)蜜症)
見られる鳩合
妊娠前から持っ ている羅気
{妊娠により症状の搬1
七が見られ
る湯含)
‐ 92 ‐
症
妊娠中にか
がりや す い
状
階轡項目
等
静脈 懸
症状が著しい嫌含
痔
症状が響しい腸舎
簾磯症
症状が苦しい隈舎
椎
置
長 時 間の立 作業、 腰 に 角 度の かか る作業、 同一 姿
勢を強制される作業の制服
経
康
後煙の大きい作業、畏縮間作業場所を触れること
のできない作業、 寒い陽所での作業の制限
重
症
休業 (入院加療)
縫跳炎
必要に応じ、鱒胆の大きい作業の制醍又は勤務詫
間の短縮
多胎で特殊な髄又は三治以上の場合、特に嫡態な
管理が必要
胎 )
産後の回復不全
準
擾時間の立作業、同一姿勢を強制される作業の制
限又は横になっての休憩
病気
多胎妊娠 (
標
軽
症
賃膿の大きい作業の制限又は勤務時間の短縮
震
症
休業 (自宅療鵠)
標準措置と異なる港置か必饗である零の特記事項があれば観入してください。
3 上 記 2 の 措 置 が 必 要 な 期 間 (当 面 の 予 定 期 間
に○を付 けてく ださい。 )
1週間 (
月
日∼
月
日)
2週間 (
月
日∼
月
日)
4逓間 (
月
日∼
月
B)
(脂 鰹 が 必 要 で あ る 駕 合
の 他 の 指 導 事 項 (脂鰹が必要である駕合
4 そ の他の指導事項
は ○を付けてく だ さい。 )
妊娠中の蕩勘緩和の階濫
謄
中
濫
の
−
毒器蓋
妊嫌中の休憩に関する描躍
−
1
1
その他 (
[記入上の注意〕
{1)「4 その他の階導事項」 の 「妊娠中の濁勧鰻和の措置」 欄には、 交通機関の混雑状況及び妊娠経過の状況にかん
がみ、 捲瞳が必要な場合、 OE
Dをこ記入ください。
{2)「4 その他の指導事項」 の 「妊娠中の休憩に関する措置」 欄には、 作業の状況及じ妊娠綾潟の状況にかん
がみ、 休憩に関する措置が必要な場合、 OE
Pをご鯖入ください。
指導事項 を守るため の措置申請轡
上 記の と お り、 医 師 等 の 指 導 事 項 に墨 つ く 措 置 を 申 請 し ま す。
鞭
年
日
日
氏名.…….……….…….
.…………………−
”鰯−
事
業
主
殴
鵠置
この 様 式の 「鰯 性健 康管理 指導事 項 連 絹 カ ー ド」 の 職に は 医 師 等 が、 まだ、 「指 導事 頃 を守 るた め の1
申脂 鷹」 の 欄には 女性労 働者 が記入 してく ださ い。
‐ 93 ‐
予
備
.
‐ 94 ‐
欄
電話
名称
所在 地
電話
名称
所在 地
電話
名称
住所
名称
電
話
住所
電
話
名称
・
住所
名称
電
話
住所
名称
電
話
住所
‐ 95 −
モ
メ
先
絡
連
1
児
童
憲
章 l
われ らは、 日本 国憲法の 精神 に従 い、 児 童 に対する 正 しい観 念 を確立 し す べ ての児 童 の幸
、
福 をは かる ために、 この憲章を定め る。
児 童 は、 人と して 尊 ば れる。
児 童 は、 社 会の一員と して重んぜら れ る。
児 童 は、 よい環境の な かで 育て られ る。
1. す べ て の児 童 は、 心身とも に、 健や かにうま れ、 育て られ その生活 を保 障さ れる
、
。
2. す べ て の児 童 は、 家庭で、 正 しい愛情と知 識と技術 をも っ て 育て られ 家庭 に 恵ま れない
、
児童 に は、 こ れ に かわる環 境が与 えら れる。
3. す べ て の児 童 は、 適 当 な栄養 と住居 と被 服 が 与え られ、ま た、 疾病 と 災害 か ら守 られる
。
4. す べ て の児 童 は、 個 性と能力 に応 じて教育 され、 社会 の 一 員 と して の責任を自 主的 に果た
すよ うに、 み ち びか れる。
5, す べ て の児 童 は、 自 然を愛 し、科 学と 芸術 を 尊ぶよう に、 みち びかれ、 ま た 道 徳 的 心情
、
が つち かわれる。
6. す べ て の児 童 は、 就 学のみ ち を確保さ れ、 ま た、十 分 に整 っ た 教育 の施 設 を用 意 さ れる
。
7, す べ て の児童 は、 職業指導を受 ける機会が 与 えられ る。
8. す べ て の児童 は、 その 労働 において、 心身 の発 育が 阻害 されず、 教育を受け る機 会が失 わ
れず、 ま た、 児童 と しての生 活がさま た げられな いよう に、 十分保護 される
。
9, す べ て の児 童 は、 よい遊び場と 文化財を用 意 され、 わ るい 環境 から守 られる
。
べ
10
童
す
ての児
虐
待
酷使
は
放任その他
から守られ
不当な取り扱
い
あ
やま ち をお か
る
.
、
、
、
。
した児童 は適切 に保護 指導され る。
11
. す べ て の児 童 は、 身 体が不自 由な場合、 ま た は、 精神 の機 能 が 不十分な場合 に、 適切 な治
療と教育と保護が与えられる。
12
, す べ ての児童 は、 愛とま ことによ っ て結 ばれ、 よい 国民と して人類 の平和と 文化 に貢 献す
るよう に、 みち びかれる。
‐ 96 ‐
母子健康手帳について
母 と子 の 健康 をま もり、明る い家 庭をつく り ま し ょ っ
◎妊娠中や 乳幼児期 は急に健康状態が変化 しやすい こと、 この時期が 生涯にわたる 健康 づく り
の基盤 となることか ら、 お母さん とお子さんの 健康を守る ために母子健 康手帳がつく られま
した。 受 けと っ たら、 まず一通り読んで妊婦自 身や保護者の記 録欄な どに記入 しま しょ う。
す 健康診査、 産科や小児科での
o この手 帳は
◎この手
、 お母 さんとお子さんの 健康記録と して大切で 。
診察、 予防接 種、 保健指導 な どを受ける とき は、 必ず持っ て行き、 必要に 応 じて書き入れ て
もらいま しょ う。 手帳の記 録は、 お子 さんの健康診断 のときの 参考となる ばかりで なく、 予
防接種の公 的記録と して就学後も役 立 つもの なので、 紛失 しないように 注意 してく ださい。
また、 お母 さんとお子さんの 健康状態、 健診結果な どの覚 え書きとしても利 用 してく ださい。
◎この手 帳を活用 して、 お母 さんとお父 さんが 一 緒にな っ て赤ち ゃ んの健 康、 発育に 関心を 持
ちま しょ う。 お.父さ んもお子さんの様子 や自分の気 持ちな どを積極的に記 録 しま しょ う。 お
子 さんが成人されたときに、 お母 さん、 お父 さんから手渡 してあげるこ とも有意義 です。
◎双生児 (ふたご) 以 上 のお子 さんが生まれるこ とがわかっ た場合は、 お住まいの 市区町村 窓
ロ からお子 さん1人につき手帳1 冊となる ように新たに母 子健康手 帳を受 けとっ てく ださい。
◎使用 に支障 をきたすほど破れたり、 よ ごれたり、 なく したりしたと き は、 お住まいの 市区町
村窓口で母子 健康手帳の再 交付を受けま しょ う。
◎その他 わからないこ とば、 受 けと っ た市区町村 窓口、 保健所、 市町村保健 セ ンタ ーで聞きま
し ょ う。
− 97 −
心肺蘇生法
心肺蘇生 法の基本 は、 胸骨 圧迫と人工呼吸です 胸骨圧 迫だけでも 人工呼吸だけ でも 何かを
。
、
、
するそ の勇気がお子さんの救命に つながります
。
様子が おかしいと思っ たら助けを呼ん で 以下の心肺蘇生法 の手順を開始 しま しょ う
、
。
① 声をかけながら
足の裏を叩く
ぁなた一人の時は、
まず119番しましょう
総務 励ギ
な
い
胸と
両乳頭を結ぶ線の少し足側
“
を胸の約1/3の深さまで
強く押し込み・
ち ゃ ん と 息 を
1分 間 に
loo∼120回のペースで
弱
、
し て いた
い
おなかを見ろ
ゎからなぃときは胸骨圧迫を
開始する
必ず
できれば
骨圧 迫
人工呼吸
雨に
30 回 : 2 回
あ ご を 上 げ、
幼児は成人と同じで、 両手の付け根
でしつ かり押して (しつ かり圧迫
できれば絵のように片手でもOK
)
頭 を 後 ろ に 曲 げ て、
顔は少しのけぞるように
泣き出すか
救急隊
交替す
ま で1
る い、
− = 十 “、
▼ ”
“.一Tr 一ハ
トH十W
7
絶え
な く 続 けまし
絶え間
け ま しょ う
凡 間 なく続
1
心肺蘇生法はなるべく固ぃ
床 の上で行 いま しょう
(監修) 日本小児救急医学会心肺蘇生委員会 日本救急医療財団心肺蘇生法委員会
、
※消防機関等で応急処 置の講習会が行わ れています 慣れてお くと安心なの で 参加 して みま し
。
、
よ っ。
ー
!
‐ 98 −