―中央検査部便り― 後天性血友病をご存知ですか? 外注検査検体提出

2012 年 2 月 1 日号
―中央検査部便り―
No.33
後天性血友病をご存知ですか?
後天性血友病は、何らかの原因で血液凝固因子(第Ⅷ因子など)に対する抗体(インヒビター)
が発生し、血液が固まりにくくなり、広範な出血を生じる疾患です。早期に治療を開始しないと、
時に重篤な経過を辿る場合があります。発症のメカニズムはいまだ明確ではありませんが、自己免
疫性疾患、悪性腫瘍に伴う場合、分娩後に認められる場合、さらに薬剤と関連する場合があります。
従来大変まれな疾患と考えられていましたが、現在では潜在的にはかなりの患者がいると推測され
ています。
中央検査部では現在、後天性血友病の早期診断を目指しております。出血傾向の既往歴や抗凝固
薬の投与がないのに突然、広範な出血、皮下出血、筋肉内出血などを生じ、PT、APTT の両方もしく
はその一方が突然延長したら、ぜひ検体検査室に御相談ください。臨床検査専門医と共に早急に
外注検査検体提出についてのお願い
最近、時間外(特に土曜日、日曜日)における外注検査検体提出が増えています。
外注検査検体は、原則として平日の時間内に提出をお願いしています。万一、様々な事情で、
時間外に採取した検体での検査を依頼される場合、必ず、提出前に平日の時間内に中央検査部
検体検査室(内線 5697)へ連絡をお願いします。連絡がない場合、提出検体の処理及び保存に
ついて不適切な処理となってしまう可能性がありますので、ご協力をお願い致します。
中央採血室のレイアウトを変更しました
平成 24 年 1 月 10 日より 中央採血室のレイアウト変更を
行いました。採血台の採血番号表示を患者様に見えやすいよう
に採血台を配置し、さらに患者様の動線を考え、待合の長椅子
の配置を変えてみました。車椅子の移動もしやすくなり、患者様
にも好評です。
採血の待ち時間が少しでも短縮するように、患者サービスの
向上に努めておりますので、予約時間通りの採血にご協力して
いただきますよう、患者様にご指導をよろしくお願いいたします。
2 月の勉強会
2/28 (火)17:30~
r-CPC
中央診療棟 3 F
カンファレンス室
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