実施計画書

H28文化芸術による子供の育成事業 制作団体一覧
ブロック
D
神奈川県
長野県
岐阜県
静岡県
愛知県
横浜市
川崎市
相模原市
静岡市
浜松市
名古屋市
分野
種目
音楽
合唱
制作団体名
公益財団法人 新国立劇場運営財団
公演団体名
演目名
新国立劇場合唱団
新国立劇場合唱団 文化芸術による子供の育成事業プログラム
音楽
オーケストラ等 一般社団法人日本テレマン協会
テレマン室内オーケストラ
G.Ph.テレマン/3つのトランペットとティンパニのための協奏曲より
第1楽章・第2楽章、他
音楽
オーケストラ等 公益社団法人 大阪フィルハーモニー協会
大阪フィルハーモニー交響楽団
〈 Enjoy!オーケストラ 〉
演劇
児童劇
公益財団法人 現代人形劇センター
デフ・パペットシアター・ひとみ
「はこ/BOXES じいちゃんのオルゴール♪」
演劇
児童劇
有限会社 劇団風の子
劇団風の子
「陽気なハンス」
演劇
演劇
有限会社 東京演劇アンサンブル
東京演劇アンサンブル
銀河鉄道の夜
演劇
ミュージカル
株式会社 劇団ポプラ
劇団 ポプラ
ミュージカル「オズの魔法使い」
舞踊
現代舞踊
有限会社マジェスティック
平富恵スペイン舞踊団
スペイン舞踊「夢、フラメンコの粋と情熱」
伝統
芸能
歌舞伎・能楽
公益財団法人 梅若研能会
公益財団法人 梅若研能会
【能楽鑑賞】狂言「柿山伏」能「船弁慶」他
伝統
芸能
邦楽
一般社団法人 太鼓と芝居のたまっ子座
太鼓と芝居のたまっ子座
「いちにのドン」
伝統
芸能
邦舞
公益社団法人 日本舞踊協会
公益社団法人日本舞踊協会
長唄(ながうた)「連(れん)獅子(じし)」
伝統
芸能
演芸
公益社団法人 落語芸術協会
日本講談協会
「肉付きの面」
B区分
○
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
ワークショップ実施計画書
制作団体名
公益財団法人 新国立劇場運営財団
公演団体名
新国立劇場合唱団
内容
本事業における新国立劇場が行う実施内容は本公演自体の総合ワークショップが非常に大き
な位置を占めるプログラムとなっております。導入となる事前ワークショップとその仕上げとなる公演
に含まれる総合ワークショップにより、その後の校内行事でも「校歌」(愛唱歌)を楽しく歌うことが出
来るようになっていただき、学校生活を生き生きと過ごせるような体験をしてもらうよう考えておりま
す。
当合唱団の指揮者が姿勢や顔の表情、呼吸方法から説明をして基本的な発声の指導を行いま
す。わかりやすい解説とともに、合唱団メンバーの圧倒的な声量と高度な技術を手本として指導し
てまいります。通常の話し声とオペラの発声との違い、当日の<第二部>で取り上げる校歌や愛
唱歌を題材として自分自身が楽しく歌うこと、仲間と歌うことが楽しめるように指導を行います。自分
が声を出すこと、仲間のパートを意識すること、「一緒にものごとを作り上げることの楽しさ」を感じて
いただくように考えております。
派遣者数
6名(内訳/指導者:歌手4名・ピアニスト1名、団体職員1名)
学校における事前指導
実施校において特別な事前指導は必要ありません。ワークショップでは児童生徒に「校歌」を普
段の通りに歌っていただくことがあります。その際に学校側で指揮やピアノ伴奏をお願いします。
ワークショップでは前年度から発声をわかりやすく覚えてもらうための歌発声のこころえ」(三澤洋
史作曲)を演奏しています。そのメソッドを利用して発声練習を本公演まで無理のないように復習し
ておいて下さい。ワークショップ・及び本公演に参加される児童生徒の全校生徒が望ましいと考え
ており、一部の児童生徒だけではなく、学校全体が歌の喜びを感じてほしいと考えています。ただ
しは実施校ごとの事情を尊重し、無理のない合同演奏をするようにいたします。
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
本公演実施計画書
制作団体名
公益財団法人 新国立劇場運営財団
公演団体名
新国立劇場合唱団
演目
<冒頭> 各校の校歌演奏(混声四部合唱に編曲)
<第一部>日本の歌・世界の歌・オペラの世界
曲目:童歌「ほたるこい」(女声合唱)
民謡「ソーラン節」(男声合唱)
日本の歌のメドレーとして「ふるさとの四季」(混声合唱)
各地域に伝わる民謡や唱歌を合唱に編曲しての演奏
ベートーヴェン作曲「交響曲第九番」より抜粋
マスカーニ作曲「カヴァレリア・ルスティカーナ」より オレンジは花の香り(混声)
ワーグナー作曲「さまよえるオランダ人」より 糸紡ぎの合唱(女声)
ウェーバー作曲「魔弾の射手」より 狩人の合唱(男声)
ヴェルディ作曲「椿姫」より 乾杯の歌(混声)
<第二部> 総合ワークショップ~合同演奏
事前に行うワークショップを基に「全校生徒」で各校の「校歌(実施校の希望に
より愛唱歌でも可能)」の歌唱指導、合唱指導。
<アンコール> ビゼー作曲「カルメン」より行進曲と合唱~終幕の合唱
もしくは「レット・イット・ゴー~ありのままで」
派遣者数
36名(内訳/演奏者:指揮者1名・歌手30名ピアニスト1名、スタッフ:3名、団体職員1名~
状況によって演出家1名を追加して37名)
タイムスケジュール
9時30分~11時00分
舞台設営及び確認
11時00分~12時00分
出演者リハーサル
12時以降
昼食・公演準備
13時30分~15時10分
公演
15時20分~16時00分
舞台撤収
(公演開始13時30分の場合の例です。実施校とご相談の上、対応いたします)
実施校への協力依頼人員
実施校と事前に相談したうえで会場設営や楽屋準備のために若干名のお手伝いをお願いした
いと考えております。ただし特別なこと(上演最中に人員を提供していただくようなこと)は考えてお
りません。
演目解説
<冒頭> 実施校の校歌演奏(混声四部合唱に編曲)
演奏会の導入に実施校の校歌を合唱で演奏することによって、プログラムへの関心を高めま
す。身近にある歌が合唱になることによって変化する事で歌の多様性を感じていただくことも狙い
のひとつとします。
<第一部>
日本の歌・世界の歌・オペラの世界
児童に親しみのある曲を合唱で聴くことによって歌うことの楽しみを感じていただきます。高い演
奏技術で世界的に評価されている新国立劇場合唱団の演奏で様々な合唱を堪能していただきま
す。その演奏をもとに歌や合唱の歴史、クラシック音楽やオペラの話を取り入れていきます。
新国立劇場合唱団の演奏の基盤である「オペラ」においては、小学生に対して「歌いながらする
劇」というような解説、中学生に対しては歴史・成り立ちを簡単に説明するとともに、オペラが「音
楽」「演技」「言葉」などの複合要素で構成されている舞台芸術であることも理解していただきます。
<第二部> 総合ワークショップ~合同演奏
事前に行うワークショップを基に全校生徒で実施校の校歌の歌唱指導、合唱指導を行います。
事前のワークショップから引き続き発声方法の指導、 その後に各校生徒児童にとって将来にわた
って歌われる校歌(実施校の希望により愛唱歌でも可能)の歌唱、合唱指導となります。
<アンコール> ビゼー作曲「カルメン」より行進曲と合唱~終幕の合唱でオペラ合唱団のとしての
動きのある合唱で締めくくります。小学校の場合は親しみのある歌として「レット・イット・ゴー~あり
のままで」を児童と一緒に歌います。
児童生徒の公演への参加方法、公演に参加させるための工夫
<総合ワークショップ~合同演奏>
事前に行われるワークショップを復習し、反復学習することで技術を習得し後に記憶に残るよう
指導をいたします。最終的には校歌を日常より高い技術をもって全校で歌唱できるように仕上げ、
最後には新国立劇場合唱団と合同演奏いたします。
児童生徒とのふれあい
合同演奏では合唱メンバーを生徒の近くに配置し、声をかけながら演奏するようにいたします。
発声指導を伴う場合は、生徒の身体に触れながらの指導を考えております。
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
ワークショップ実施計画書
制作団体名
一般社団法人日本テレマン協会
公演団体名
テレマン室内オーケストラ
内容
①本公演当日に合同演奏をする曲を事前にご担当の先生方とご相談させて頂いた上で、曲目を選定し、本
公演迄に事前指導に伺います。勿論、本公演用の合同曲や校歌の編曲は当方にてさせて頂きます。これま
での例から考えれば、合同演奏する曲は、小学校では音楽の授業等で練習しているリコーダー曲や合唱曲、
中学校では、ブラスバンド部やコーラス部で練習している曲などが多いように思われますが、具体案が学校側
にない場合は、こちらから曲目を出すこともできます。
②学校の方で特にリクエストがある場合は、当日の合同演奏の曲目にかかわらず、指導します。
③それ以外に基本的な室内楽の内容や、楽器の基礎知識などの講義を希望される場合も、それに適した内
容をお届けします。
④上記の内容を考えると、リコーダーの場合を除けば、当日の演奏を総合的にプロデュースする指揮者自身
が演奏の指導や楽器・室内楽の話をすることが適当だと思われますので、メインは指揮者による指導。リコー
ダーの合同演奏を希望される場合は、リコーダー奏者にワークショップをお願いする予定です。
派遣者数
合計 ( 2 名)
指導者 ( 1名)
補助者 ( 1 名)
学校における事前指導
ワークショップ実施までに音楽の授業等で共演予定曲をある程度ご指導いただけましたら幸いです。また、そ
れ以外の内容をワークショップで行う学校も、同様の下準備的指導をしていただければ幸いです。ワークショ
ップ時に特別に留意すべき点やご希望があればお知らせ頂けますようお願いいたします。
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
本公演実施計画書
制作団体名
公演団体名
一般社団法人日本テレマン協会
テレマン室内オーケストラ
演目
【オープニング】
G.Ph.テレマン/3つのトランペットとティンパニのための協奏曲より 第1楽章・第2楽章
【楽器の魅力】
A.ヴィヴァルディ/2 つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲 op.3-11 より 第 3 楽章
G.Ph.テレマン/ヴィオラ協奏曲 ト長調 より 第 2 楽章
J.S.バッハ/平均律クラヴィーア曲集 第 1 巻 第 1 番 より プレリュード
【リコーダー演奏】
ヤコブ・ファン・エイク/イギリスのナイチンゲール(共通)
作者不詳/グリーンスリーヴス(小学校/アルト・リコーダー 中学校/ソプラノ・リコーダー)
【音楽による描写】
A.ヴィヴァルディ/「四季」より「春」
【バロック歌曲】
A.スカルラッティ/歌劇「ピッロとデメトリオ」より「すみれ」
W.A.モーツァルト/歌劇「魔笛」より「夜の女王のアリア」
【リコーダー協奏曲】
A.ヴィヴァルディ/ソプラノ・リコーダー協奏曲 ホ短調 より 第 1 楽章(小学校)
G.Ph.テレマン/アルト・リコーダー協奏曲 ヘ長調 より 第 1・2 楽章(中学校)
【共演コーナー】
【きちっと一曲聞こう!】
J.S.バッハ/管弦楽組曲 第 3 番 ニ長調 BWV1068
【アンコール】 校歌
派遣者数
出演者: 21 名
スタッフ: 2 名
合 計: 23 名
タイムスケジュール
8
9
搬入
10
リハーサル
11
開演
12
終演
13
14
撤去・退館
15
16
実施校への協力依頼人員
楽器運搬車にてチェンバロを搬入致しますので、ご担当者様に校門から駐車スペースまでご誘導頂けましたら
幸いです。
演目解説
G.Ph.テレマン:3 つのトランペットとティンパニのための協奏曲より 第 1・2 楽章
バロック時代の終わりごろに書かれた曲で、題名の通り 3 つのトランペットとティンパニが独奏者群として活躍する華
やかな曲です。演奏会の幕開けのファンファーレにふさわしい曲です。
A.ヴィヴァルディ/2 つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲 op.3-11 より 第 3 楽章
ヴィヴァルディはイタリアのヴェネツィア出身の作曲家です。この曲は「調和の霊感」と呼ばれる 12 曲からなる協奏
曲の中の一曲です。
G.Ph.テレマン:ヴィオラ協奏曲 ト長調 第 2 楽章
「縁の下の力持ち」であるヴィオラが主役の珍しい曲です。ヴィオラは中音域を担当し、人間の声に最も近いと言わ
れている楽器です。ヴィオラ独特の魅力がしっかり堪能出来る曲です。
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第 1 巻第 1 番よりプレリュード
「平均律」とはバッハの時代に発明された「調律法」です。調律法とは、ドレミファソラシドをどのような配分で並べる
かという方法のことです。第 1 巻第 1 番のプレリュードは大変有名で、後にグノーが「アヴェ・マリア」というタイトルでメ
ロディーをつけました。
J.v.エイク/イギリスのナイチンゲール(共通)
作者不詳/グリーンスリーヴス(小学校/アルト・リコーダー 中学校/ソプラノ・リコーダー)
リコーダーの「本来の姿」を知って頂くために、バロック時代のリコーダーのための曲を演奏致します。小学校では
ソプラノを、中学校ではアルトを使用いたします。
A.ヴィヴァルディ:「四季」より「春」
ヴィヴァルディの最も広く知られた作品。「四季」は、全部で 12 曲からなるヴァイオリン協奏曲集「和声と創意への試
み作品8」の第1番から第4番までのことで、各曲が「春」「夏」「秋」「冬」と題されているために、4曲をまとめて「四季」
と呼んでいます。各楽章にヴィヴァルディ自身が情景内容を表すソネット(短詩)を書き込んでいます。「春」には鳥や
嵐、牧場の情景などが描かれています。
歌のコーナー
A.スカルラッティ/歌劇「ピッロとデメトリオ」より「すみれ」
アレッサンドロ・スカルラッティはイタリアの作曲家で、オペラの名曲をたくさん書きました。「すみれ」は軽快なリズ
ムの可愛らしい曲です。
W.A.モーツァルト/歌劇「魔笛」より「夜の女王のアリア」
モーツァルトの作曲したオペラ「魔笛」の中のアリア。オペラでも稀な高音を使用し、高い技術が要求される曲で
す。
A.ヴィヴァルディ/ソプラノ・リコーダー協奏曲 ホ短調 より 第 1 楽章(小学校)
この曲はソプラノ・リコーダーがソロ・パートを担当する協奏曲です。見慣れたはずのソプラノ・リコーダーからびっくり
するような華麗な音楽が奏でられます。
G.Ph.テレマン/アルト・リコーダー協奏曲 ヘ長調 より 第 1・2 楽章(中学校)
テレマンは J.S.バッハと同時代に活躍した作曲家で、当時はバッハよりも人気のある作曲家でした。この曲にはのび
やかな音色と華やかな技術の両方が登場します。
J.S.バッハ:管弦楽組曲第 3 番 ニ長調 BWV1068
序曲と 4 つの舞曲から出来たオーケストラのための組曲です。第 2 楽章のアリアは「G 線上のアリア」として非常に有
名です。弦楽器が中心の曲ですが、トランペットやティンパニが活躍する華やかな曲です。
児童生徒の公演への参加方法、公演に参加させるための工夫
合同演奏の曲目の技術的な指導だけではなく、室内楽の知識・感覚を軽く伝えることが出来ればと思っていま
す。演奏以外の角度からも興味を持ってもらい、プロとの共演を楽しんでもらえれば。
児童生徒とのふれあい
アンコールでは、事前にお送り頂いている「校歌」をこちらで編曲し、当日の演奏会最後に会場全体で歌って
頂きます。普段はピアノ伴奏で歌っているのが普通でしょうが、弦楽器とチェンバロで伴奏して歌うと、自分の学
校の「校歌」の美しさを子供達だけでなく、先生方も再認識されます。
又、共演曲(リコーダー曲でも合唱曲でも)に関してはご希望の学校に対しては時間的に余裕が有れば、演
奏開始前に一緒にリハーサルを致します。一方公演後、ご希望が有れば生徒との交流会(演奏を聞いた後の
感想や、楽器への質問等)を持つことが可能です。勿論、時間的な制約もあるのでご相談をさせて頂きます。
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
ワークショップ実施計画書
制作団体名
公益社団法人 大阪フィルハーモニー協会
公演団体名
大阪フィルハーモニー交響楽団
内容
① 大阪フィルの団員によるミニコンサート。楽団員がそれぞれの楽器の仕組みの説明を交えな
がら演奏を披露、楽器や音楽への関心を深め、本公演に備えます。
② クラス単位(30 名程度)での授業。①と同じく楽団員による演奏のほか、全員が実際に楽器に
触れる時間を設けます。
③ 吹奏楽部レッスン。各校の希望に応じ、セクションごとの合奏指導あるいはパートごとにレッス
ンを行います。
派遣者数
3~4名
学校における事前指導
・特別な準備は必要ございませんが、○月○日にワークショップがある、ということを児童・生徒の
みなさんに周知いただければ幸いです。
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
本公演実施計画書
制作団体名
公益社団法人 大阪フィルハーモニー協会
公演団体名
大阪フィルハーモニー交響楽団
演目
ロッシーニ/歌劇「ウィリアム・テル」より スイス軍の行進
弦楽器紹介
グリーグ/ホルベルク組曲より 前奏曲
管打楽器紹介
ビゼー/「アルルの女」第 2 組曲より ファランドール
指揮者体験(ハンガリー舞曲第5番)
打楽器体験(闘牛士) または オーケストラ分解演奏(白鳥の湖)
大栗裕/大阪俗謡による幻想曲
オーケストラと共演!
チャイコフスキー/交響曲第4番より 第4楽章
アンコール(トリッチ・トラッチ・ポルカ)
派遣者数
76~78名(指揮者 1名・オーケストラ 67~69名・事務局・スタッフ 8名)
タイムスケジュール
例 9:00 楽器搬入
12:00~13:00 ゲネプロ
14:00~15:20演奏会
16:30 撤収完了
実施校への協力依頼人員
・特にございません。
演目解説
オーケストラの代表的な名曲の中から、それぞれ違った個性を持つ作品を集めました。
ロッシーニ/歌劇「ウィリアム・テル」序曲より“スイス軍の行進”
トランペットの勇ましいファンファーレで演奏会の幕開けです。
【楽器紹介】 先ず弦楽器をひとつずつ紹介します。
グリーグ/ホルベルク組曲より“前奏曲”
北欧音楽ならではの明るく澄んだハーモニーが魅力の作品。弦楽器の精緻なアンサンブルをお聴きください。
【楽器紹介】管楽器と打楽器をひとつずつ紹介いたします。
ビゼー/「アルルの女」第2組曲より"ファランドール"
二つのプロヴァンス民謡で構成されている華やかな作品。管打楽器が加わることで躍動感が増し、オーケストラの
音が色彩豊かになる様子を感じていただきたいと思います。
小中学校共通【指揮者体験】
小学校 【打楽器体験】/中学校 【オーケストラ分解演奏】
参加型のコーナーです。中学校の分解演奏では楽器の組み合わせの妙を分かりやすく解説いたします。
大栗裕/大阪俗謡による幻想曲
天神祭りや生国魂神社の夏祭りの旋律等、大阪の民俗音楽を題材にした作品です。
【オーケストラと共演】
歌で共演、吹奏楽で共演など、それぞれ希望の方法でオーケストラと共演します。
チャイコフスキー/交響曲 第4番 ヘ長調より 第4楽章
最後はフル・オーケストラの圧倒的な迫力を存分に味わえる作品を選びました。
児童生徒の公演への参加方法、公演に参加させるための工夫
・指揮者体験、打楽器体験など、参加していただけるコーナーを設けています。
・共演方法・共演曲は学校に選んでいただいておりますので、それぞれのペースで準備をすすめていただけます。
児童生徒とのふれあい
・指揮者体験の際には指揮者が、打楽器体験の際には当団打楽器奏者らがやさしく手ほどきをい
たします。
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
ワークショップ実施計画書
制作団体名
公益財団法人現代人形劇センター
公演団体名
デフ・パペットシアター・ひとみ
内容
【テーマ】
箱からイメージをふくらませよう!
【概要】
箱を使って「何か」を表現します。物の形を作るのではありません。大小さまざまな箱をいろいろな
モノに見立て「何か」の機能や特性など想像し考えグループで相談しながら適切な表現を工夫し
みんなの前で発表します。
【趣旨】
日常生活の中で当たり前のように存在する箱を使っていろいろなものを表現できることを、楽しみ
ながら実感してほしいと考えます。
「見立てる」とは非常に高度な行為で、想像力や洞察力、表現力を必要とします。また、グループ
での作品作りはコミュニケーション能力を育みます。ワークショップを通じて、お互いに意見を出し
あい、聞きあい、受け止めあうことや、各人が独自の想像力を持っていることを知る機会となってほ
しい、ひとつのものを共に生みだし表現できるまで作り上げる体験となってほしいと考えています。
【内容詳細】
1.アイスブレーキング(生徒たちの気持ちをほぐすための準備運動)
テーマごとに共通項を持つ者たちが集合する。例えば、好きな食べ物、誕生月など。最初は言葉
を使って行うが、最後には言葉を使わずに共通項で集合する。このゲームを通じて、気分をほぐし
ながら、自分の気持ちを表現することや他者が何を表現しているのかを読み取る力を養う。
2.デモンストレーション
デフ・パペットシアター・ひとみのメンバーによる実演。どんなふうに表現すればよいのかを参考に
してもらう。
3.製作 1
チームに分かれて作品の製作を行う。1 回目は、1 個の箱を使い 10 の表現をする。それを全チー
ムの前で発表し、作品を見た生徒たちは感想や意見を述べる。
4.製作 2
複数(3~4 個など上限を決める)の箱を用い、何を表現するのか複数決めて表現する。再び全チ
ームの前で発表し、作品を見た生徒たちは感想や意見を述べる。
5.製作 3
製作 1・2 をふまえて、1 チームにつき 1 つずつ表現するものを決めて公演当日に発表する。
6.公演
公演日は発表前に 30~45 分程度、稽古をする。
派遣者数
6 名(主任講師 1 名、講師 5 名)
学校における事前指導
指導いただくことは特にありません。
ワークショップ当日、参加生徒さんにご家庭で用意できる箱を各自 2~3 個程度ご持参ください。
ルールは 1 つ、四角形であること。正方形・長方形、大・小など、他に規定はありません。
お菓子の箱、薬の箱、カレールーの箱……なんでも大丈夫です。
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
本公演実施計画書
制作団体名
公益財団法人現代人形劇センター
公演団体名
デフ・パペットシアター・ひとみ
演目
「はこ/BOXES じいちゃんのオルゴール♪」
構成・演出:くすのき燕(人形芝居燕屋)
美術:太田拓美
照明:後藤義夫(ステージ・アイ)
マイム指導:チカパン
舞台監督:榎本トオル
公演時間(
80 分)
音楽:田丸智也 / やなせけいこ
音響:佐藤謙一(人形劇団ひとみ座)
スライド写真:古谷均
派遣者数
出演者 6 名
舞台スタッフ 2 名
演具運搬(トラック輸送)スタッフ 1 名
タイムスケジュール 4 時限目が 11:30~12:15 の場合
8:30 学校到着、搬入、仕込み開始
11:30~12:15 ワークショップの発表をする生徒さんの稽古およびリハーサル
12:25~13:10 昼食
13:20 開場(生徒さんの入場)
13:30~13:45 ワークショップ受講生による発表
13:45~15:05 「はこ / BOXES じいちゃんのオルゴール♪」上演
終演後、生徒さんが退場された後、片づけ
17:00 学校出発
実施校への協力依頼人員
演具の搬入と搬出時に 5 名ほど演具を運ぶお手伝いをいただけますとありがたいです。
演目解説
【解説】
戦前から現在まで、三世代の家族の変遷を通じて描かれる、文明に翻弄されながら生きる家族の
愛情と絆の物語です。
人類に多くのものをもたらす文明社会にあって、本当に大切なものは何なのかを問いかけます。
セリフはありません。結成以来、劇団が積み重ねてきた表現力を用い表現します。登場人物は人
形で表現し、それ以外はすべて箱を使い、さまざまな物の特性や特徴をつかみ表すという独自の
方法です。
演出のくすのき燕氏は現在多くの劇団からの依頼で演出活動をされている注目の人形劇演出家
です。本作はくすのき氏によるプロットを基に、デフ・パペットシアター・ひとみのメンバーが箱を使
ったワークショップや身体表現、手の表現を積み重ねて作り上げた作品です。
【物語】
幼馴染の少女に恋をしたひとりの少年。不器用なプロポーズの末に2人は結ばれる。少女の心を
動かしたのは、少年が心を込めて贈ったオルゴールの美しい音色だった。
悲惨な戦争を経て、2人には娘が生まれる。世の中には便利な電化製品が次々と登場し、家族も
幸せに暮らした。
やがて娘は成人し結婚し、息子が生まれる。
時代は進み、世の中の生活スタイルは急速に変わっていく。父親は仕事に追われ、母親はテレ
ビ、子どもはゲームに夢中。家族はバラバラになってしまう。
もはやみんなで 1 台のテレビを囲む時代は終わった。
そんな時、今はおばあちゃんになったあの少女は孫に思い出のオルゴールを渡す。
再び、家族は絆を取り戻していく。
児童生徒の公演への参加方法、公演に参加させるための工夫
本作の上演に先立ち、ワークショップに参加された生徒さんたちの発表をクイズゲーム形式で行い
ます。
「箱が表現をする」とは、どういうことなのか? ワークショップの時につくった表現を各グループが 1
作ずつ全生徒の前で発表し、それを見た他の生徒さんは何を表現しているのか当てます。
クイズ形式にすることで、単に発表を鑑賞するのではなく、作品を観る意識が高まり、主体的に楽し
く参加できます。
また、ワークショップに参加しなかった生徒さんたちも、クイズを通して箱でいろいろなものを表現す
る本作品の世界をスムーズに受け入れられるようになります。
児童生徒とのふれあい
1.舞台の仕込みをご覧いただくことは可能です。
2.終演後に以下の交流会を行うこともできます(10~15 分程度)。
① 手話にふれてみよう!:手話言語法により手話は言語のひとつとして市民権を得ています
が、実際には接したことのない生徒さんも多くいらっしゃると思います。今回出演する 2 名の
ろう者含め、皆で手話を使い交流することで、ろう者への理解や手話言語の豊かさにふれら
れます。
② おもしろ楽器体験:公演で使用した約 10 種類の楽器(創作楽器を含む)の紹介。
③ 質問タイム。
*事前にご相談いただけましたら、他にもさまざまに対応可能です。
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
ワークショップ実施計画書
制作団体名
有限会社劇団 劇団風の子
公演団体名
劇団風の子
内容
・事前に各学校に作品全体のわかる DVD と CD、楽譜、ワークショップの内容・目的、準
備してもらうもの等を記したものを送ります。
・学校で事前に出演者を決めてもらいます。(各シーン 50 名限度)
・出演児童に作品の概要を説明、歌・振りの練習をします。
・本公演で劇団の出演者と一緒に全児童に披露しますので、ワークショップ後、本番まで
に練習をしておいてください。
・出演児童のみなさんには、本番までに手作り楽器や簡単な扮装なども作ってもらいます。
【出演場面は劇中の二ヶ所です】
① ハンスが泣いているマルチーネを励ますために『おてんとさまのひかりをたべよう』と
いう歌を歌うシーンがあります。そのシーンで出演児童のみなさんには太陽の光となっ
てマルチーネを明るく照らして元気づけるよう歌で応援してもらいます。ワルツのリズ
ムにのった楽しい歌です。
② ハンスたちがおばけをやっつけて、お祭りへ出かけるシーンでは、農民になってお祭り
を盛り上げてもらいます。思い思いの手作り楽器などを持ってリズムを奏でながら三本
の花道から登場して舞台を練り歩きます。
派遣者数
6 名(3 名×2 チーム)
学校における事前指導
・事前にお渡しした CD と楽譜を元にリズムと歌を覚えておいてください。
『おてんとさま』は短い単純な歌詞なので簡単に覚えられると思います。小学生の声の高
さに合わせて役者が歌うメロディとすこし変えてあります。役者と合わせるとハモれるよ
うになっています。
『お祭り』は「ランラン~」だけのスキャットです。
・ワークショップのあともたとえば給食の時間に流すなどして本番までに全校のみなさん
が覚えてくださったら嬉しいです。本公演当日に全員で歌えばさらに盛り上がることでし
ょう。よろしくお願いします。
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
本公演実施計画書
制作団体名
有限会社劇団 劇団風の子
公演団体名
劇団風の子
演目
『陽気なハンス』
【スタッフ】作:多田 徹 / 演出:内藤 克紀 / 美術:有賀 二郎・小峯 三奈
音楽:岸 功・菊池 大成 / 振付:桐山 良子 / 音響:田村 悳
衣裳:浅野井 優子 / 制作:宮原 登志子
【キャスト】金田 拓 / 森野 紀治 / 大堀 鷹
簗田 朱里 / 渡部 聖菜 / 中瀬 かほ
派遣者数
8 名(キャスト 6 名・スタッフ 2 名)
タイムスケジュール *目安として*午前公演の場合・午後公演の場合
6:30
9:00
10:50
11:00
12:20
12:30
13:30
設営
リハーサル
入場
開演
終演
終了
撤去開始
*児童の参加
8:30
設営
11:00
リハーサル
15:00
撤去終了
*児童の発表(劇中)
13:20
入場
*児童の参加
実施校への協力依頼人員
特にありません。
13:30
開演
14:50
終演
15:00
終了
*児童の発表(劇中)
15:30
17:00
撤去開始 撤去終了
演目解説
劇団風の子の創設者、多田徹のオリジナル作品です。中世ドイツの片田舎を舞
台にしたこの作品は、50年以上前からさまざまな形式で上演され、高い評価を
受けてきました。
今回の再演にあたり、舞台は正8角形に変化しています。そこから延びる3本の
花道から、演者、道具が出入りします。観客席は体育館フロアーの真ん中の舞台を
360度取り囲みます。
舞台空間の周りには、ぐるりと20枚の屏風のようなものがかこみ、そこには
ドイツの風景画が手描きで描かれています。
電子音は一切使わず、すべての音楽、効果音を、子どもたちから見えるところ
で生音で表現します。擬音笛、日用品、大工道具、手づくり楽器などが使われま
す。
<あらすじ>
いかけ屋のハンスは家を出てからもう5年、旅を続けています。ある日のこと
です。井戸ばたで、ひとりの娘がシクシク泣いていました。話を聞くと、主人夫
婦は世にも稀なケチンボで、娘は朝から夜おそくまでこき使われ、お給金を催促
すると、水車小屋の夜番に行かされるというのです。夜になると、その水車小屋
には、おそろしいおばけが出るのです。それを知ったハンスは…
受賞歴 昭和56年 日本児童演劇協会賞
平成27年 厚生労働省社会保障審議会推薦・児童福祉文化財
児童生徒の公演への参加方法、公演に参加させるための工夫
・劇のあらすじや物語の背景などをなるべく丁寧に事前にわかるようにしておくことで、
劇の展開に興味を持ってもらい、劇中歌や、農民や職人たちのお祭りをより楽しく表現で
きるように工夫します。
児童生徒とのふれあい
・出演者と親近感をもてるよう、入場の誘導を挨拶を交わしながら俳優が行います。俳優
はドイツの職人の扮装をしており、入場路からドイツの風景に囲まれた雰囲気で皆さんを
お迎えします。
・終了後も俳優が退場路まで出て、感想を聞いたり握手をしたりしてお見送りします。
・学校側の時間が可能なら、給食を一緒に食べながら感想を話し合うなどの交流も可。
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
ワークショップ実施計画書
制作団体名
(有)東京演劇アンサンブル
公演団体名
東京演劇アンサンブル
内容
◆先生からのご紹介
◆自己紹介・団体紹介・作品紹介
◆ウォーミングアップ
◆「ケンタウルス祭の歌」練習
◆「銀河鉄道のうた」練習
まずは全校児童・生徒と、身体を動かすことや、発声をしながら簡単なワークショップを行い
ます。次に全校で劇中に歌う曲を練習します。後半に、本番の舞台で、選抜された児童・生徒
に残ってもらい、『銀河鉄道の歌』の二部合唱や参加のタイミングや動きの振りなどを指導し
ます。どちらも本番まで先生と一緒に練習をしていただく方法を伝え、課題を残します。
ワークシップから公演当日まで、学校側で練習していただくことになりますので、ご協力をお
願いします。
派遣者数
主指導者 1 名
指導者 4 名
スタッフ 1 名
計6名
学校における事前指導
事前にお送りするCDを使って、参加するソングを必ず子どもたちに聴かせておいてください。
楽譜を使った練習を 1,2 度行っておいてください。
ワークショップ当日に曲を初めて聞く状態ではないように、昼の放送などを使って耳慣れてお
いていただけるとたすかります。
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
本公演実施計画書
制作団体名
(有)東京演劇アンサンブル
公演団体名
東京演劇アンサンブル
演目
銀河鉄道の夜
作=宮沢賢治
脚本・演出=広渡常敏
演出補=入江洋佑
音楽=林光
公演時間( 1時間45分休憩あり または 1 時間 30 分休憩なし)
派遣者数
出演者 14 名
スタッフ 8 名
タイムスケジュール
前日 18 時~21 時 仕込
当日 8:30 会場入り・仕込 13:00 開場 13:15 児童・生徒リハーサル 13:30 開演
小学校終演 15:15 中学校終演 15:00
17:00~17:15 撤収終了
実施校への協力依頼人員
搬入・搬出時のお手伝い
児童・生徒 30~40 名程度
大人 10 名程度
演目解説
1982 年に世界で初めて上演許可をいただき舞台化して以来、年齢を問わず多くの方にご覧い
ただいている東京演劇アンサンブルの代表作です。毎年クリスマス公演として 30 年以上上演して
きました。また、全国の学校における演劇鑑賞教室での上演も多く、1000 ステージを越える公演
数となっています。
ケンタウルス祭の夜ジョバン二少年が銀河鉄道に乗って幻想 4 次元の世界を不思議な旅をす
るという宮沢賢治の物語を脚本・演出の広渡常敏は、マルセル・デュシャンの投影図法を見て
“影”と幻想四次元の世界を創出しました。二次元の影は三次元のジョバンニの影であり、ジョバ
ンニの動くとおりに動く。だとしたら三次元のジョバンニは、四次元のジョバンニの影なのかもしれ
ない。そしてその四次元の世界というのは、人間の思いが形になる世界らしい。そこには、恨みも
呪いも、祈りや願いも形となって現れる。この幻想四次元の世界をジョバンニはけっして引き返す
ことのない軽便鉄道にのって旅をする。それは本当の幸いを見つける旅…。
この芝居で欠くことのできない音楽は、自身がライフワークとして宮沢賢治作品に取り組み続け
ている林光が、澄んだ透明感のある宇宙と、ナイーブなジョバンニの心を繊細に描き出していま
す。劇中多くのソングが舞台を彩ります。 また、もうひとつ欠かすことのできない要素である舞踊
は、現代舞踊界をリードし続けてきた西田堯の振付によります。怪しく狂気じみたジョバンニの影
たちが、ジョバンニを挑発するかのように踊り出し、舞台を効果的に盛り上げていきます。この影
たちのグレーを基調としたマントを始め、八重田喜美子の衣裳は、仮面とともに影たちの得体の
知れない部分を演出しています。客席に突き出した舞台や、回り舞台の岩山を場面ごとに利用す
る抽象性の高い舞台装置や、銀河の暗闇の奥深さと彩り豊かな光を配した照明と、まさに幻想四
次元の世界を、劇場空間いっぱいに創出しています。
児童生徒の公演への参加方法、公演に参加させるための工夫
(1)劇中ソングを全員で歌います
劇中のソングの中で、「ケンタウルス祭のうた」を全校児童・生徒で歌います。宮澤賢治の
「星めぐりのうた」です。歌詞を覚えるだけでも作品世界や、星への興味が広がる氏になっ
ています。各パートごとに多少の振りが入ったりしながら、それぞれの見せ場に挑戦しても
らいます。
(2)劇中ソングの時に出演します。
劇中ソングの「銀河鉄道のうた」を学校側で選んでいただいた児童・生徒に出演してもらいます。
可能であれば二部合唱で行います。出演者同様の振りもあり、歌そのものの精度も多少こだわり
たいと思います。
児童生徒とのふれあい
演出助手班がワークショップから公演当日まで、児童・生徒が円滑に参加できるようにフォローしま
す。各グループに担当者がつき、細かい指導が行き届くように配慮します。
終演後に希望校は座談会を行うこともできます。
搬出はいつもお願いしており、作業をしながら出演者と交流し、それが座談会とは違う、気軽な雰
囲気での触れ合う時間となっています。
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
ワークショップ実施計画書
制作団体名
株式会社 劇団ポプラ
公演団体名
劇団ポプラ
内容
公演に出演する児童・生徒さんに演技指導と歌・ダンス指導を行います。
事前に楽譜、台本、曲カラオケ、及び歌入り音源をお送り致します。
ワークショップでは、経験豊かな講師陣(演出・振付・歌唱指導)が声の出し方や体の動かし方を
指導し、ミュージカルを演ずる事の楽しさや舞台ならではの醍醐味を体験して頂きます。
先生(男性予定)に出演して頂きますので、台本に沿ってステージングを行います。
派遣者数
演出家
演出補
歌唱指導
歌唱指導助手
振付指導
振付助手
:
:
:
:
:
:
1名
1名
1名
1名
1名
1名
学校における事前指導
参加児童・生徒への楽譜、音源 CD、台本の配布。及び公演 DVD の鑑賞。
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
本公演実施計画書
制作団体名
株式会社 劇団ポプラ
公演団体名
劇団ポプラ
演目
ミュージカル『オズの魔法使い』
派遣者数
キャスト
音響
照明
舞台監督
:
:
:
:
9名
1名
2名
1名
タイムスケジュール
8:00
仕込み~
11:00
12:00
13:00
11 時から
13:30
休憩
合わせ稽古
実施校への協力依頼人員
開催校の希望によって変動あり。
10 名から 60 名
15;00
17:00
15:00
17 時撤収
本番(90 分)
終演 バラシ
演目解説
世界的ベストセラー小説に題材を得て誕生したミュージカルの傑作です。
アメリカのカンサス州で農園を営む叔母夫婦と一緒に暮らす少女ドロシーは、巨大な竜巻に
巻き込まれて、異次元の世界、オズの国へ紛れ込んでしまいます。
そこで出会った、カカシ、木こり、ライオン達と友情を交わしながら、なんでも願いを叶えてくれ
る、魔法使いの「オズ」を探し出す旅を続けます。
「オズの魔法使い」は、初演(1985 年)から 3000 回を越えるロングラン上演を積み重ねている、
劇団ポプラの記念碑的な作品ということになります。
2005 年版リニューアルバージョンの「オズの魔法使い」の制作にあたっては、名曲「虹の彼方
に」をはじめ、オリジナルの名曲がロックンロールのリズムに乗って、それに相応した、振付も見
事な仕上がりになっています。舞台をご覧頂ける皆様、出演する子ども達には、ドロシー達の
勇気ある旅を追体験できる感動の舞台としてお伝え出来ればと願っております。
児童生徒の公演への参加方法、公演に参加させるための工夫
オープニングとエンディング場面で、カンサスの子供達として参加して頂きます。主人公ドロシーと
共に、大切に育てられている地域の宝物を演じて頂きます。参加場面以外は客席でミュージカル
を鑑賞して頂きます。登退場は劇団員が引率しながらになりますので安心です。
(ワークショップの実施内容により、児童・生徒の参加形態が異なります。)
児童生徒とのふれあい
ミュージカルの楽しさを体験してもらう為に、ワークショップに参加して頂いた児童・生徒さんは、公
演当日に歌・演技・ダンスが十分楽しめる「ふるさとカンサス」「虹の彼方に」の2曲の場面に登場し
てもらいます。実際に衣裳を着れば全員がミュージカルスターです。
俳優と出演する子ども達のコラボレーションは、いや増して相乗効果を生み、客席との一体感と相
まって、見事な劇空間を作り出します。
登場人物と一緒にファンタスティックな舞台演出することで、本物の舞台の醍醐味を体験し、演じる
事、表現することの楽しさを感じて頂ければと思います。
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
ワークショップ実施計画書
制作団体名
有限会社マジェスティック
公演団体名
平富恵スペイン舞踊団
内容
導入として「スペイン舞踊」と「フラメンコ」についての説明をします。
・ 「スペイン舞踊」とはどんなものか?どんな種類があるのか?
・ 「フラメンコ」とはどんなものか?踊りなのか、ギターなどの音楽なのか?歌なのか?
・ 「スペイン舞踊」と「フラメンコ」の違い
次にその中でも「フラメンコの起源と歴史」を中心に解説します。
・ フラメンコの曲は、主にリズムとメロディーによって区別され、曲の形式や意味があることなど。
・ フラメンコ舞踊には、様々な曲種の他に舞踊アイテムなどがあること。
・ フラメンコ常識 Q&A
・ ハレオ・・・フラメンコには「ハレオ」という掛け声があり、どういうタイミングでどのように掛け声を
かけたらよいのか、一緒に声出しを実施にやって頂きます。
体験レッスン
1、 リズムの打ち方・・・パルマ(手拍子で表・裏拍、アクセントの取り方)の説明
2、 ルンバ(足踏みダンス)・・・サパテアード(足踏み)での簡単な振付の解説と指導
3、 カスタネット・・・踊りで使われるカスタネットを実際に体験
4、 カホン・・・四角いリズム楽器を体験
ダンス経験あるいは経験が浅い児童・生徒に舞踊を理解し、楽しんでもらえるように、また、少しで
も舞台鑑賞の手助けになり、興味を持ってもらえるように、はじめは日常的な動きから、それがどの
ようにダンスの動きに変わっていくかを体験してもらいます。
そこで覚えた手拍子やカスタネット、簡単なステップの組合わせで、1曲として完成し、学んだことが
形になる達成感や共演者・仲間との一体感を味わって頂きたいと思います。
派遣者数
主指導者 1 名+補助者5名=合計6名
学校における事前指導
事前のご準備として、フラメンコシューズを履いて児童が踊る際に必要なコンパネ板(ベニヤの薄
い板を2枚ほどご準備いただきたくお願い申し上げます。フラメンコシューズは、靴裏にくぎが打っ
てあるため体育館の床を傷つけてしまう恐れがあります。またコンパネ板を踏み鳴らすことによっ
て、児童にフラメンコシューズが奏でる音やその音出しの楽しさを体感してもらいたいと考えており
ます。
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
本公演実施計画書
制作団体名
有限会社マジェスティック
公演団体名
平富恵スペイン舞踊団
演目
スペイン舞踊「夢、フラメンコの粋と情熱」
1、マラゲーニャ
2、サパテアード
3、アラゴネサ
フラメンコのお話
・ カスタネットの解説(デモンストレーション)
・ パルマ(手拍子)の練習・・・全員参加
・ フラメンコギタリストによるギター奏法の解説(デモンストレーション)
・ フラメンコ歌手による踊り伴唱とソロ歌唱法の違い解説(デモンストレーション)
・ ハレオ(掛け声)の練習・・・全員参加
・ 打楽器奏者によるカホン(リズム楽器)のデモンストレーション
・ 足踏&手拍子ダンス・・・全員参加
休憩
4、ムヘレス
5、タクトゥタ
6、デリリオス・イベリコ
7、リトモ イ コンパス
8、ファンタシア
9、ヴェラ・デ・サンタ・アナ
10、アレグリアス
11、わくわく・de・フィエスタ・・・代表児童と舞踊団メンバーとの共演。それに続き、生演奏を背景に
全員で足踏&手拍子ダンスでフィナーレをかざります
派遣者数
舞踊家10名+ミュージシャン2名(ギター1 名、歌手 1 名)=合計12名
タイムスケジュール
仕込み(舞台設営) 8:00〜11:00
リハーサル 11:00〜13:30
直し 13:30〜13:45
開場 13:45、公演14:00〜15:45(1 部:30〜35 分、休憩、2部:60〜55 分)
*1部と2部の時間配分は1部で行う児童の皆様の状況により、柔軟に対応させていただくため
このようにさせて頂きました。
実施校への協力依頼人員
可能な場合、先生もしくは PTA の方 2~3 名に代表児童が衣装を着るときのお手伝いをお願いし
たいと考えております。
演目解説
前半は導入として壮大なスペイン舞踊(クラシコ・エスパニョール)を、変化に富んだ形式(フラメン
コ正装、ショール、カスタネットなど)を上演します。
1、マラゲーニャ:キューバの作曲家エルネスト・レクォーナのスペイン各地をテーマにした組曲「ア
ンダルシア」の中で最も愛されている名曲。風光明媚なマラガの女性を称えたメロディーは世界的
に知られポピュラーになっている。
2、サパテアード:サラサーテの名作。題名が示すようにサパテアード(足音)のみで様々なリズムを
創り出し、ダイナミックにステージを盛り上げる。
3、フラメンコのお話:フラメンコの成り立ちと現在の舞踊形式について実演しながら説明し、児童生
徒の皆さんには実際にパルマ(手拍子)とハレオ(囃子のようなものの発声)、足踏みやカスタネット
を体験して頂きます。
休憩
後半は、更に様々な音楽的要素を網羅したスペイン舞踊をよりクラシカルなものからモダンなもの
へ、そして最後にフラメンコに移る流れで上演します。フラメンコ部門では、特に重要なナンバーを
組曲として選びました。フラメンコギター・歌・舞踊が持つ独特な迫力と醍醐味を実際に味わって頂
きます。全体を通し、スペイン舞踊・フラメンコの過去から現在への時間的・種類的な変遷を感じら
れるプログラムにし、また各曲にテーマを持たせ(「人の夢」「人の絆」「人生」など)決して飽きること
なく、想像力が膨らむ構成を展開いたします。
4、ムヘレス:スペインの大作曲家マヌエル・デ・ファリャの名曲「ラ・ビダ・ブレベ(はかなき人生
)」にのせて、ムヘレス(女性たち)の様々な生き方を表した作品。
5、タクトゥタ:フラメンコ発祥の起源と言われるインドのタブラにのせ人の矛盾を表す。「君は僕の話
を聞こうとせず、僕は君に話をさせない。お互いに絶えず相手の話を遮っていたら・・・本当は、同
じ思いを伝えたくて話している事に、一生気付かないだろう。」
6、デリリオス・イベリコ:静寂とともに、一人の踊り手が闇から現れ腹鼓を鳴らし消える。突如爆音が
鳴り響き、スペイン舞踊の形式でカスタネットを持った踊り手たちが、次々颯爽と踊る。続いて、曲
はパルマ(手拍子)に導かれ、徐々にフラメンコのリズムに変化する。重なり、止まり、また走る。
様々な動きとともにこの世界は繰り広げられる。
7、シギリージャ:フラメンコにとって最も重要な曲の一つ。カホン(パーカッション)とカスタの絶妙な
掛け合いに注目!
8、ファンタシア:扇子を優雅に動かしグアヒーラを舞う女性たち。突然表れたいたずら好きが魔法
をかけるとたちまち皆の動きは止まる。しかし、面白がっていた魔法使いの最後の運命は・・・。
9、ヴェラ・デ・サンタ・アナ:帽子を被った粋な曲ガロティン。70 年代アンダルシアのエッセンスの上
に、研ぎ澄まされた現代の感覚をちりばめ様々な時代の融合を探った意欲作。
10、アレグリアス:すぺいん南端カディス発祥のカンテ・アレグレ(明るい歌)を代表する曲。港町の
美しい情景を彷彿させるフラメンコならではの明るく楽しい曲。
11、わくわく・de・フィエスタ:フラメンココンサートの最後は、フィン・デ・フィエスタというお祭りの形
式で終わることが多く、ここでは、児童生徒の皆さんと一緒に、情熱的なフラメンコらしい曲をパル
マと足踏みダンスで、全員で踊りフィナーレを飾ります。
児童生徒の公演への参加方法、公演に参加させるための工夫
事前にワークショップで覚えた簡単なステップの足踏みダンスを、公演のフィナーレの演目として共
演します。
児童生徒とのふれあい
生徒代表者だけでなく、各学年毎に実際に舞台に上がって踊り、観客の前で特別な照明の中で
踊る、という日常にはない経験をして頂きます。
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
ワークショップ実施計画書
制作団体名
公益財団法人 梅若研能会
公演団体名
公益財団法人 梅若研能会
内容
1 始まりの挨拶 先生又は生徒
3分
(第一部)
50分
2 仕 舞 船弁慶キリ そのとき義経少しも騒がず・・・跡白波とぞなりにける。
3 ・装束付け実演
・先生をモデルにして(船弁慶の前シテ)
・先生に能面を付けてハコビ(すり足歩行)をしてもらう)
・ストリー説明
船弁慶を題材にした能の歴史
4 ハコビの体験
・能面を付けてみよう 子方の候補者8名程度の選抜を学校に依頼
・生徒に能面を付けてハコビ(すり足歩行)をしてもらう
・4人づつ2回に分けて
5 謡の稽古(全校生徒) 能面を付けた生徒(4 人)はその場に立ったまま謡う
*太鼓のアシライに合わせて謡う。(太鼓のリズムに合わせる)
休 憩
子方候補 8 名から3名に絞ることを先生と相談して決める
10分
(第二部)
40分
6 候補者発表(本会から) 候補者3名を発表
7 大まかな流れでの説明 ・太刀を付けてのハコビ
・太刀の扱い稽古
・床几(しょうぎ)の座り方を含めた体験稽古
8 子方の体験稽古
子方とシテとの太刀を合わせる稽古
9 船弁慶の仕舞部分を
「知盛が沈みしその有様に~前後を忘ずるばかりなり」 を
子方と合わせる
3回繰り返し舞う
10 終わりの挨拶(生徒) ありがとうございました
派遣者数
○主指導者 1名 補助者 3名の計 4 名。
ただし、9 月 28 日(水)六合小学校、9 月 29 日(木)大須賀中学校、10 月 14 日(金)聖南中学
校は補助者 2 名の計 3 名。
○ スタッフ 1 名
学校における事前指導
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
本公演実施計画書
制作団体名
公益財団法人 梅若研能会
公演団体名
公益財団法人 梅若研能会
演目
1
2
3
4
5
6
7
8
9
始まりの挨拶
(第一部)
狂言 「柿山伏」
笑ってみよう
全員で挨拶
(第二部)
子方の稽古
船弁慶の演目と
役割の説明
謡の稽古
全校生徒で謡う
(第三部)
半能 船弁慶
終わりの挨拶
感想・質疑
派遣者数
出演者 シテ方
スタッフ 1名
11名
先生又は生徒
狂言を見て体験してみよう
3 分
30 分
柿山伏の説明を兼ねて
*子方は着替する
ありがとうございました
能を体験してみよう
40分
装束を付けて登場 船に乗る 刀を抜き打合い 退場
シテ、ワキ、 狂言の役割
*子方は楽屋に移動する
・太鼓を打ってみよう・・・ 謡の代表4名と太鼓方との稽古
・子方の復習を兼ねて(太鼓のリズムに合わせて)「そのとき義経~叶
うまじと」 まで。 *謡出しを子方の予備者2名がする
休 憩
船弁慶を見てみよう 共演してみよう(義経役を生徒が)
30 分
・生徒の義経が登場する
ありがとうございました。
・共演・鑑賞した生徒の感想及び質疑(先生・生徒・保護者)
ワキ方
2名
狂言方 3名
囃子方 4名 計 20名
合計21名
タイムスケジュール
・楽屋入り 11:00
・舞台組立て 11:00~11:40
・開演 13:30
・舞台撤去 15:50
注)開演時間:13:30 分を例としたタイムスケジュール
・公演終了 15:10
実施校への協力依頼人員
・子方の候補者8名程度選抜と最終 1 名にする相談と協力
・謡の代表者4名の選抜
・感想・質疑応答・・・義経役及び質疑応答の先生・生徒の選抜(人数は適宜)
演目解説
きょうげん
かき やまぶし
狂 言 「柿山伏」のあらすじ
はたけ
かき
やまぶし
ぬす
ぐ
はたけぬし
こずえ
かく
畑 の柿を山伏に盗み食いされた 畑 主が、柿の木の 梢 に隠れた山伏に「あれはサルだ、い
さんざん
とび
な
い
と
やカラスだ」と言って散々に鳴きまねをさせる。ついには「鳶 だ」と言われ,山伏は木から飛ん
あし
くじ
ちりょう
もと
でみるが。足を挫いた山伏は畑主に治療を求めるが・・・。
ふなべんけい
能「船弁慶」のあらすじ
げ ん じ
へいけ
あらそ
おお
ものがたり
よしつね
べんけい
とうじょう
のう
源氏と平家の 争 いの物 語 で多くの人が知っている義経や弁慶が登場するわかりやすい能
ぜんはん
しずか ご ぜ ん
わか
ばめん
しょうりゃく
です(前半は 静 御前との別れの場面ですので省略 します)
さいこく
い
ふね
かいじょう
だ
さいしょ
は
そら
くろ
くも
ま
おそ
西国へ行くために、船を海上に出すと最初は晴れていた空に黒い雲が・・・間もなく恐ろしい
ぼうふう
ふ
うみ
あ
ふね
おおなみ
ただよ
こ
は
せんどう
あ
くる
なみかぜ
かくとう
暴風が吹き、海が荒れて船は大波に 漂 う木の葉のよう。船頭(アイ)が荒れ狂う波風と格闘す
ばめん
だんのうら
ほろ
へ い け いちぞく
たいらの と も も り
おんりょう
る場面が見ものです。壇ノ浦(山口県下関)で義経に滅ぼされた平家一族の 平 知盛の怨霊
あらわ
こ か た
おそ
か
ひ っ し
いの
よ
あ
が 現 れて義経(子方)に襲い掛かります。怨霊は、弁慶の必死の祈りによって、夜が明けるこ
おき
か な た
すがた
け
ろ沖の彼方へと 姿 を消すのでした。
児童生徒の公演への参加方法、公演に参加させるための工夫
・義経(子方)を生徒に体験参加してもらいます。
・謡の稽古を全校生徒でします。(そのとき義経少しも騒がず・・・の部分)
・太鼓方と一緒にリズムに乗って謡います。
児童生徒とのふれあい
このたびの公演は、生徒に義経(子方)に体験参加してもらいます。義経役のサポートを本会の
能楽師が行います。また、ワークショップには、シテを勤める能楽師が必ず参加して義経役の生徒
とのコミニュケーションを図り、安心感を与えるよう配慮します。
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
ワークショップ実施計画書
制作団体名
太鼓と芝居のたまっ子座
公演団体名
太鼓と芝居のたまっ子座
内容
今事業のワークショップは、楽器表現と演劇表現の両面が体験できる、たまっ子座の創作曲「風とカミナ
リ」をテキストとし、複数の楽器のアンサンブルとソロを織り交ぜることで、他者の表現を受け取り深め合
う、相互のコミュニケーション力の向上を図ります。また、全校児童を前にした巡回公演当日のたまっ子
座との共演において、表現を広く発信する喜びと達成感を得られるよう、表現欲求を引出す講師たちの
ダイナミックな演奏を織り交ぜながら、心と体を開放していく楽しく柔軟な進行を心掛けています。
1)たまっ子座の「
1)「風とカミナリ」の曲を、口伝で少しずつリズムを継ぎ足しながら太鼓を打ち、ジャンプや回転、力こ
ぶといったカミナリの振付を加えながら覚えていきます。
2)一通りリズムが体に入った頃、たまっ子座の講師による演奏を観て、曲のイメージを拡げます。
3)太鼓を演奏する A、B、C パートの他、雲旗をなびかせ体育館内をダイナミックに走り回る役、黒雲
のイメージの竹ボラを吹く役、稲妻のイメージの銅鑼、鉦、チャッパを鳴らす役、ひょうたんの楽器で雨
音を鳴らす役の希望するポジションに散らばって、パート練習をした後、大太鼓を基調に曲全体の流れ
に沿って音を重ね、互いを感じながら全身表現を目指して、作品を仕上げていきます。
所要時間:100分
準備時間:60~90分 片付け時間:1時間程度
片付けの間に担当の先生との打ち合わせを予定しております。
派遣者数
主任講師 1 名
補助講師 5 名
学校における事前指導
ワークショップ実施前には、特別な準備の必要はありません。ワークショップ実施後、巡回当日ま
での期間、条件等が学校により差異があり、詳細はお任せしていますが、「楽しみながら」を基本
に、以下お願いいたします。
●たまっ子座で作成した進行表(共演作品の概要)に沿って、学校側で撮影していただいたワーク
ショップ当日のビデオ(リズム指導の様子や全体の動き等)を確認しながら、子どもたちと共に復習
してください。●練習用の竹楽器、雲旗を各校にお預けします。また、ワークショップ終了後、新聞
紙での「マイ撥」の作り方を先生方に伝授します。子どもたちと作って練習に生かしてください。
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
本公演実施計画書
制作団体名
太鼓と芝居のたまっ子座
公演団体名
太鼓と芝居のたまっ子座
演目
和太鼓ライブ 「いちにのドン」
------------生きてるものには 音がある! いのちの音が はずんでる!
作・演出・作曲 末永克行
振付 若林宏二
「いちにのドン」は 1989 年の初演以来、国内はもとより、スペインやアメリカ、カナダ等、海外の国際
児童演劇祭公演も含め、各地で好評を頂いている作品です。言葉を話さない太鼓や楽器の音色
から、子どもたちが、農耕社会で自然と共に生きる日本人の思いや伝統に心を馳せ、また地球に
生きる生き物たちのいのちのメッセージを全身で感じ取り、お芝居からは、『本当の幸せ』につい
て、皆で考えを巡らせてくれることを願っています。
派遣者数
出演者:計 11 名
舞台監督他スタッフ:計 2 名
タイムスケジュール
児童数により、舞台設営は、平土間舞台と張出し舞台の 2 種。
<平土間>当日仕込 7:00~、リハーサル8:30~、共演児童とのリハーサル10:30~12:00、
開場13:15~、開演13:30~、終演14:55、撤収終了16:30 (時刻の数字は目安です)
<張出し舞台>前日仕込 15:30~19:30(他校での本番後の場合は17:30~20:30)
当日仕込 7:00(8:00)~、リハーサル8:30~、共演児童とのリハーサル10:30~12:00
★共演する学年は、終演後 40 分程度のまとめ・交流時間を持ちます(下校時間ご配慮ください)。
実施校への協力依頼人員
共演する学年のクラス担任、行事担当の先生、可能な範囲で教務主任、音楽専科、教頭先生等
演目解説
<演目紹介>
「オープニング」 …グルグル渦を巻いた角笛が登場し、希望する児童に吹いてもらって幕開き
を告げます。 続けて、タイトルイメージをあしらったパネルの上で、小さな太鼓で形作るカニやカタ
ツムリなどのリズミカルな演技。パネルが開くといよいよ始まりです。
「虫追い太鼓」 …ユーモラスな虫とカカシのやり取りと、虫が着くほどの豊作を願いながら打つ、
力強い太鼓演奏
「月夜のカエル」 …不思議な音色で描く、のどかな水辺の情景
「風とカミナリ」 …児童たちとたまっ子座の共演!ドラマチックな曲想にのって、力一杯打出す
リズムや演技に、客席も演者も心が躍る!
「機関車太鼓」 …力強く走る機関車と窓辺に移り変わる風景を、音楽と演技でユーモラスに描く
たまっ子座の代表作
「いいあんばいの幸せ」 …貧乏神と福の神の昔話を題材に、リズミカルな語りと軽妙な演技で、
幸せって何かな?を問いかけるお芝居
「牛と欅の太鼓」 …何百年も生きた樹のいのちと、動物のいのちをもらって生まれた太鼓。自然
のいのちが響きわたる!
「祝祭」 …今日の出会いを歓び合う躍動的な太鼓。(アンコール曲)
作・演出・作曲 末永克行
振付 若林宏二
児童生徒の公演への参加方法、公演に参加させるための工夫
各学校から希望のあがった学年の子どもたちとワークショップを実施し、その成果を、たまっ子座
との共演という形で演奏・発表(衣裳もこちらで用意したものを着けます)。 学年「全員」の出演が、
学校側の希望として強くあり、学校によって40名~90名程度という幅がありますが、現在のところ、
パートごとの人数、楽器の数を調整しながら、実現に向けて対応しています。
限られた時間の中ですが、ワークショップでの体験、学習を、学校内での復習、当日午前中のリハ
ーサル(90分予定)等でさらに膨らませ、たまっ子座のメンバーとかけ声を掛け合いながら、他学
年や先生方の視線、反応を共有しエネルギーとして表現する、コラボレーションをめざします。
児童生徒とのふれあい
・ワークショップでは、講師達による共演作品の模範演奏の後、複数の講師が各パートごと児童の
中に交って、直接指導。
・全体練習の最後に、感想や質問を受けて交流。
・本番終了後、時間の許す範囲(30~45 分)で、楽器や衣裳等を一緒に片付けた後、・ワークショ
ップから本番まで体験しての感想、意見を相互に出し合って交流、最後のまとめ。
・出演児童は、出番以外は自分の席でたまっ子座の本番を観劇。
・他学年の児童に関しては、巡回公演の始まりに、幕開きを告げる角笛演奏への参加(その場で
希望者がチャレンジ)を予定。
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
ワークショップ実施計画書
制作団体名
公益社団法人日本舞踊協会
公演団体名
公益社団法人日本舞踊協会
内容
【浴衣を着て日本舞踊を踊ろう!】
浴衣を着て、基礎的な所作(動き)や日本舞踊のさまざまな表現を学びます。子どもたち
が実際に浴衣を着て、所作を体験することで、現代ではなかなか学ぶことのできない日本
人ならではの所作の美しさを発見してもらいます。最後には、学んだ動きをもとに邦楽器
の音に合わせて、日本舞踊を踊ります。また、指導者による短い日本舞踊も披露、実演家
によるデモンストレーションを行うことで、日本舞踊と日本舞踊家に対する関心を持って
もらいます。
①「浴衣を着て礼儀作法・基本的な動きを学ぼう!」
当協会が用意する浴衣を着て、正座、お辞儀、立ち座り、すり足などの日本舞踊の基礎的
な所作(動き)を学びます。
②「日本舞踊を踊ろう!」
伝統的な和楽器の音に合わせて踊ります。
派遣者数
合計 6 名 (指導者 5 名/スタッフ 1 名)
学校における事前指導
日本舞踊についての解説資料を事前に配布します。
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
本公演実施計画書
制作団体名
公益社団法人日本舞踊協会
公演団体名
公益社団法人日本舞踊協会
演目
[1] 「はじめての日本舞踊」~日本舞踊とはどんなもの?みんなで踊ってみよう!~ (体験)
[2] 長唄「連獅子」①(前ジテ・男性 2 人立)・・・鑑賞
[3] 「日本の音楽に合わせて表現してみよう」
~この音色は何を表現しているのかな?想像しながら踊ってみよう~ (体験)
[4] 長唄「連獅子」②(胡蝶・女性 2 人立)・・・鑑賞
[5] 長唄「連獅子」③(後ジテ・男性 2 人立)・・・鑑賞
公演時間(約 110 分)
派遣者数
合計 43 名(出演者 23 名/スタッフ 20 名)
タイムスケジュール
(通常スケジュール)
午前 8 時
午前 11 時
午後 1 時
午後 1 時 30 分
午後 3 時 30 分
午後 3 時 30 分~午後 5 時
学校到着、搬入・仕込(所要時間 3 時間)
リハーサル(所要時間 1 時間)
開場
開演
終演
搬出
実施校への協力依頼人員
搬入・搬出時の運搬人員 約 30 名
*中学生は生徒でもけっこうです。小学生は教職員・PTA の方にお願いします
*搬入は午前 8 時~8 時 40 分頃、搬出は午後 3 時半~4 時半頃。
演目解説
児童・生徒入場
体育館入場時に、舞台衣裳、舞台化粧、小道具、邦楽器などに
触れる体験コーナーを設け、公演への導入とします。
長唄「連獅子」([2]・[4]・[5])・・・この演目は、能の「石橋」という演目をもとにつくられた日本舞踊
の代表的な作品で、獅子の親子が登場する華やかな大作です。あらすじは、親獅子が仔獅子を谷底に
突き落とし、自力で這い上がってくる勇猛心を試すというもので、親獅子の父性愛、仔のはつらつとした
可憐さ、勇壮な舞や毛振りが見所です。途中に出てくる可愛い蝶々の踊り(「胡蝶」)にもご注目くださ
い。今回は、この演目を 3 つの場面(前ジテ・「胡蝶」・後ジテ)に区切り上演。解説や共演、体験を加え
て、子どもたちにより楽しんでいただけるような構成でご覧にいれます。
[1] 「はじめての日本舞踊」~日本舞踊とはどんなもの?みんなで踊ってみよう!~ (体験)
日本舞踊の基本的な所作(動き)や表現を学び、全員で体験します。日本舞踊についての解説を
交えながら、まずは日本舞踊のお辞儀や立ち方、座り方、すり足などを体験します。
[3] 「日本の音楽に合わせて表現してみよう」
~この音色は何を表現しているのかな?想像しながら踊ってみよう~ (体験)
“生の演奏に合わせて、情景を想像しながら踊る”ことがテーマ。「雨音」「波音」などの自然現象を
表す音に合わせた踊りの表現を体験。また日本舞踊の演奏音楽である長唄(唄、三味線)、
鳴物(小鼓、大鼓、締太鼓、笛など)の特徴や構造を実演も交えて解説します。
児童生徒の公演への参加方法、公演に参加させるための工夫
○子どもたちに間近に踊りの迫力や動きや美しさを感じてもらうために、体育館のフロアに所作台(踊る
ための舞台)と花道を設置。またパネルや幕を使い体育館全体を江戸の街並みに見立てます。
○②の「はじめての日本舞踊」では、礼儀作法から始まり、扇子の表現を学び、最後にみんなで踊ります。
○鑑賞する演目(「連獅子」)は、勇壮でダイナミックな毛振りや、また物語としても子を想う親の厳しい
愛情がわかりやすく表現されており、小学生にも視覚的・内容的に理解のしやすい演目です。また、それ
ぞれの場面ごとに解説と合わせて児童・生徒の体験を盛り込むことで、日本舞踊の魅力を体全体で感じる
ことのできる構成としています。
児童生徒とのふれあい
○出演者とふれあい、公演に興味を持ってもらえるよう、開場時には、次のような仕掛けを体育館のフロ
アーで行います。
*舞踊の衣裳、小道具、かつらなどの展示と説明。(実際に衣裳を着せたり、日本舞踊のお化粧をしてみ
たり、舞台で使う小道具に触れてもらいます。)
○公演終了後、ご希望に応じて質疑応答などの交流会を設けることも可能です。
また、学校新聞などの取材やインタビュー、撮影にも出演者・スタッフが応じます。
平成28年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
ワークショップ実施計画書
制作団体名
公益社団法人 落語芸術協会
公演団体名
日本講談協会
内容
●講談を知る
講談という芸はどんな成り立ちをしているのか、どのように語るのか等、講談のいろはを易しく解
説。堅くなりがちな講談を、落語の寄席で培った笑いのエッセンスでくるんで、児童・生徒の皆さん
に魅力を感じてもらえるよう解説します。
●講談を体験する
簡単な高座を設営いたしますので、児童・生徒の皆さんには体験として、張り扇を叩いてリズムを
取ったり、簡単な一節を講師と共に語ってみたりします。
一方的な講話にならないよう配慮いたします。
●「張り扇(はりおうぎ)」を作ってみよう!
講談と言えば釈台をぱんぱん叩いてリズムを作り出す独特の仕草!そのリズムの元になっている
張り扇を自作してみましょう!プロの講談師も張り扇は自分で作ります。(材料については当会にて
準備いたします)
●代表児童・生徒の公開練習
本公演の際にプロに交じって実際に講座に上がってもらう代表児童・生徒を 3 名選出しておいても
らいます。(人数については、5 年 6 年で各 2 クラスずつなので 4 名出したい等、それぞれの学校
の要望になるべく応えます)
こちらで台本を用意いたしますので、それを児童・生徒の皆さんの前で練習してみましょう!
派遣者数
講談師 2 名(真打 1 名+二ツ目 1 名)
前座 1 名(講談の前座、もしくは落語の前座)
事務局 1 名
合計 4 名
学校における事前指導
特にありません。
平成28年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
本公演実施計画書
制作団体名
公益社団法人 落語芸術協会
公演団体名
日本講談協会
演目
●「肉付きの面」
〔原作〕古典作品のほとんどは、原作者不明とされている。
〔脚本〕この公演で演じられる古典作品は江戸時代から継承される口演台本があるが、必ずしも全
てが明文化されているわけではなく、ほとんどが師匠などからの口伝によるものである。
〔演出〕師匠から教わったものを基本として、演者それぞれが自身で演出する場合がほとんどであ
る。
※人間の業がありありと浮かび上がってくる作品であり、真面目に努力することを忘れてはならないとい
うことを戒めとして、児童・生徒の心に残ってくれることと考える。
※上記演目は必ず演じられるものではありませんが、上記のように児童・生徒の皆さんの心に、教訓とし
て残る演目を掛けます。
派遣者数
講談師 真打 1 名・二ツ目 1 名・前座 1 名(落語の前座の場合あり)
落語家 真打 1 名
講談・落語以外の芸 1~2 名 (太神楽曲芸・奇術など) ※1 組 2 名のコンビの場合あり
お囃子 1 名
事務局 1 名
舞台専門スタッフ 3 名
合計 10~11 名を予定
タイムスケジュール
※開演が 13 時 30 分の場合
9 時 00 分~9 時 30 分 体育館の開放、舞台専門スタッフによる寄席囲いの設営開始
11 時 30 分 寄席囲いの設営終了、出演者による音響チェック舞台チェック等
12 時 30 分 代表生徒・児童の着替え及びリハーサル
13 時 30 分 開演
14 時 25 分 仲入り(休憩)
14 時 35 分 後半の部開始
15 時 10 分 終演予定
16 時 00 分 出演者退去予定
17 時 00 分 舞台専門スタッフ退去予定
実施校への協力依頼人員
着替えの際に先生お一人で結構ですので、同席していただけると助かります。
演目解説
●「肉付きの面」のあらすじ
代表的な名人伝の一つ。元禄のころ、彫刻(ほりもの)師源五郎は能面にかけては江戸随一の名
工だったが、酒に溺れて腕が落ち、暮れに迫っての金欲しさで作った般若の面を、名人観世太夫
からはずかしめられ、恥辱にたえかねて自害した。源五郎の子の源之助は刻苦勉励、やはり評判
の彫刻師となり、観世太夫は源之助に般若の面を打たせる。源之助の面をつけた観世太夫は源
五郎の怨念か面がはりついてとれなくなり、源之助が手をかけるとようやくとれる。
有名なお話であることから、講談でなくても一度は耳にしたことのある筋であると考え、児童・生徒
の皆さんが入り込みやすい演目であろうと考える。
人間の業がありありと浮かび上がってくる作品であり、真面目に努力することを忘れてはならないと
いう戒めとして、児童・生徒の皆さんの心に残ってくれるのではと考えている。
※出演者により他の演目を選択する場合がありますが、子供達の成長につながるような教訓が備
わった講談を披露したいと考えています。
児童生徒の公演への参加方法、公演に参加させるための工夫
プロの講談を鑑賞する前に、児童・生徒に講談(当会が台本を用意した 5 分程度の短い講談)を、
プロの実際の高座に上がり、披露してもらう。
この際和服・袴を着用し、余裕があれば高座返し・メクリ返しなども担ってもらい、出演者の一員とし
て共演する。
児童生徒とのふれあい
本公演が午前中の場合(様々な条件がありますので、相談してください)、公演後に児童・生徒の
皆さんに混ざって給食を頂きます。
その際には質疑応答などで、講談のこと・講談師のことなどに興味を持ってもらいたいと考えていま
す。