H28文化芸術による子供の育成事業 制作団体一覧

H28文化芸術による子供の育成事業 制作団体一覧
ブロック
I
福岡県
佐賀県
長崎県
熊本県
福岡市
北九州市
熊本市
制作団体名
公演団体名
演目名
分野
種目
音楽
オーケストラ等
公益財団法人 東京交響楽団
東京交響楽団
ロッシーニ:歌劇「ウィリアム・テル」序曲より“スイス軍の行進”、
他
音楽
オーケストラ等
公益社団法人 山形交響楽協会
山形交響楽団
【コンサートタイトル:The Adventures of Orchestraオーケストラ
冒険記】
音楽
音楽劇
一般財団法人オペラアーツ振興財団
有限会社アーツ・カンパニー
オペラ「カルメン」(アーツ・カンパニー版/日本語公演/全4幕)
演劇
児童劇
有限会社 劇団風の子北海道
有限会社 劇団風の子北海道
「 マーレンと雨姫 」
演劇
演劇
劇団前進座 株式会社
劇団前進座株式会社
(一) お芝居の前に『江戸のくらしってどんなななの?』、他
演劇
ミュージカル
株式会社 東京演劇集団 風
東京演劇集団 風
星の王子さま
伝統
芸能
歌舞伎・能楽
合同会社 大蔵流狂言山本事務所
大蔵流狂言 山本会
【鑑賞】狂言「柿山伏」「附 子」、小舞一番
【お話】「狂言の心と日本の文化」
伝統
芸能
歌舞伎・能楽
一般社団法人 京都能楽囃子方同明会
一般社団法人 京都能楽囃子方同明会
「囃子堂」~この国のクラシックを聴く~他
伝統
芸能
邦楽
公益財団法人 日本青少年文化センター
オーケストラアジア ジャパン
青少年和楽器体験プログラム<伝統音楽の今日的楽しみ>
伝統
芸能
邦楽
特定非営利活動法人 日本音楽集団
特定非営利活動法人 日本音楽集団
「宮崎駿アニメ・メドレー」「日本の楽器たち」「子供のための組曲」
「ごんぎつね」他
伝統
芸能
演芸
わんぱく企画 有限会社
わんぱく寄席(小学校の場合)・学校寄席(中学校の場合)
第一部:落語(寄席)ってなんだろう?、他
B区分
○
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
ワークショップ実施計画書
制作団体名
公益財団法人東京交響楽団
公演団体名
公益財団法人東京交響楽団
内容
公演の約1~2 か月前に、指揮者、ピアニスト、演奏者(弦楽器奏者、木管楽器奏者、金管楽器奏
者、打楽器奏者のうち、いずれかの楽器 3 名)の計 5 名を派遣し、オーケストラに使われている楽
器の説明や小品の演奏、演奏会で演奏される楽曲の解説、全員合唱で歌う合唱曲のコーラス指
導など、本公演に向けての事前授業を 2 時限内で行います。
①「指揮者とは?」についてのお話の後、子どもたちのピアノ伴奏による合唱の練習&ピアノ演奏
による「指揮」の練習を行います。小人数の場合などは、普段歌っている曲も取り上げることも可能
です。
②指揮者とともに、演奏者に自分の演奏している楽器の仕組みや吹き方、音色を説明させます。
他の同族楽器の説明も、できる範囲内で解説します。そして:各楽器の演奏をピアノ伴奏にておお
くりします。また打楽器奏者の場合は、子どもたち参加型のリズム遊びが入る場合もあります。
お願い)事前に音楽の授業や朝の合唱の時間等で合唱曲を取り上げていただけましたらワークシ
ョップ、そして本番の演奏会でも、よりよい音楽ができると思います。
派遣者数
6名
指揮者、ピアニスト、演奏者(弦楽器奏者、木管楽器奏者、金管楽器奏者、打楽器奏者のうち、い
ずれかの楽器 3 名)の計 5 名+事業制作担当者
学校における事前指導
ビリーブを音楽の授業などで取り上げていただきます。
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
本公演実施計画書
制作団体名
公益財団法人東京交響楽団
公演団体名
公益財団法人東京交響楽団
演目
第1部
①ロッシーニ:歌劇「ウィリアム・テル」序曲より“スイス軍の行進” [約 3 分 30 秒]
②楽器解説(ナレーション付き)
小室昌広:ディズニーのメロディによる管弦楽入門
[約 13 分]
③スメタナ:交響詩「モルダウ」
[約 13 分]
≪休憩 15 分≫
第2部
④ベートーヴェン:交響曲第 5 番「運命」より“第1楽章”
[約 5 分 30 秒]
⑤指揮者に挑戦コーナー (生徒 2~3 名程度)
[約 15 分]
ビゼー:オペラ「カルメン」より 闘牛士のマーチ
⑥オーケストラと一緒に歌おう
[約 8 分]
杉本竜一:Believe(ビリーブ)
⑦外山雄三:管弦楽のためのラプソディ
[約 8 分]
アンコール)久石譲:君をのせて(「天空の城ラピュタ」より)
[約 4 分]
公演時間(約 90 分)
派遣者数
出演者:69 名、スタッフ:10 名、合計:79 名
指揮:冨平恭平(6 月)、岩村力(11 月)
管弦楽:東京交響楽団(2 管 12 型)ピッコロ×1、フルート×2、オーボエ×2、クラリネット×2、ファ
ゴット×2、ホルン×4、トランペット×3、トロンボーン×3、テューバ×1、ティンパニ×1、打楽器×
3、ハープ×1 ファースト・ヴァイオリン(コンサートマスター1 名含む)×12 セカンド・ヴァイオリン×
10、ヴィオラ×8、チェロ×7、コントラバス×6
タイムスケジュール
9:00 にスタッフ到着、オーケストラセッティング開始、11:30~現地体育館でゲネプロ
13:30 開演、15:00 終演予定
実施校への協力依頼人員
特になし
演目解説
第1部
どこかで一度は耳にしたことがある管弦楽曲を2曲取り上げ、フル・オーケストラの音楽をしっかりと
聴いていただきます。ディズニーのメロディによる管弦楽入門は、東京交響楽団オリジナルの楽器
解説曲で、他のオーケストラでは聴くことができません。ナレーションは当楽団のフルート奏者高野
成之が行い、子供たちがよく知っている旋律でオーケストラで使われる各楽器の仕組みや音色をと
ともに紹介いたします。
①グループの紹介 〈星に願いを〉
⑧コントラバス
〈イッツ・ア・スモーツ・ワールド〉
②フルート、ピッコロ〈ハイ・ディドル・ディー・ディー〉 ⑨ハープ
〈イッツ・ア・スモーツ・ワールド〉
③オーボエ、イングリッシュホルン 〈ホール・ニューワ-ルド〉
⑩ホルン
〈美女と野獣〉
④クラリネット
〈狼なんか恐くない〉
⑪トランペット
〈チム・チム・チェリー〉
⑤ファゴット
〈ビビディ・バビディ・ブー〉
⑫トロンボーン
〈ジッパ・ディ・ドゥー・ダー〉
⑥ヴァイオリン
〈イッツ・ア・スモール・ワールド〉
⑬打楽器
〈ミッキーマウス・マーチ〉
⑦ヴィオラ、チェロ 〈いつか王子様が〉
⑭トゥッティ(全合奏)によるフーガ〈エレクトリカル・パレード〉
第2部
世界で一番有名な交響曲「運命」第 1 楽章で交響曲の魅力を味わい、そして子どもたちが参加で
きるコーナーを 2 つ用意いたしました。指揮者体験コーナーでは、子供たちにワークショップで学
んだ指揮を復習、その後、2~3 名の希望者が順番に、指揮台上でオーケストラを指揮いたしま
す。全員合唱のコーナーでは、「ビリーブ」を普段のピアノ伴奏とは違う壮大なハーモニーを子供た
ちとオーケストラで作り上げます。
プログラム最後の曲は、日本の民謡を集めて作曲された名曲「ラプソディ」。途中にあるフルート・ソ
ロや打楽器群の活躍が聴きどころです。演奏前には曲に使われる日本の打楽器を抜き出して音を
聴いていただきます。日本の打楽器と西洋の楽器が一緒に日本のメロディを弾く。このおもしろさを
味わってください。そしてアンコールには子どもたちがよく知っているスタジオ・ジブリのアニメ映画
音楽でコンサートは終了します。
児童生徒の公演への参加方法、公演に参加させるための工夫
①指揮者体験コーナーでは、子どもたちにワークショップで学んだ指揮を再確認後、その後 2~3
名の希望者に実際に舞台に上がってオーケストラを指揮していただきます。
あらかじめ学校の方で指揮者を決めていただくことも、その場で挙手にて希望者を募ること、どちら
も可能です。
②一緒に歌おうコーナーでは、指揮者によるかんたんな発声練習後、オーケストラ伴奏で「ビリー
ブ」を全員で歌います。
児童生徒とのふれあい
指揮者体験、一緒に歌おうのコーナー。
ワークショップでは交流給食や、質問コーナーを設けます。
設営や撤収に参加していただくことは、大型楽器や重量の多い危険物を取り扱っているため、ご
遠慮いただいております。各校の吹奏楽部などが希望される場合には、バスの発車の時間までの
短い時間ですがともに時間を過ごすことで、交流を図っています。
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
ワークショップ実施計画書
制作団体名
公益社団法人 山形交響楽協会
公演団体名
山形交響楽団
内容
*ワークショップも、学校の皆様のご要望で、選択いただくことが出来ます*
<オーケストラ探検をより楽しむために:観賞指導>
・対象:全校生徒 学年・クラスなど一部の生徒
・ナビゲーター・構成:松元宏康(本公演指揮者)
・各地で 100 回以上の豊富なワークショップ経験を持つ指揮者
を派遣して実施します。
松元さんと、当団楽団員
1.【ご挨拶・自己紹介】
メンバー紹介をいたします。
2.【演奏】
出演者全員による演奏をお聴きいただきます。
3.【オーケストラとは?】
オーケストラと言う言葉の意味や、楽器編成などをご説明いたします。
4.【木管楽器の紹介】
木管楽器を説明し、それぞれの音の出し方の違いなどを説明いたします。クラリネットの演奏も
お聴きいただく予定です。
5.【金管楽器の紹介】
金管楽器の説明と共にホルンの謎について解説いたします。ホルンの演奏をお聴きいただきま
す。
6.【弦楽器の紹介】
弦楽器を紹介し、音が出る仕組み等を説明。1 名の方にヴァイオリンの楽器体験をしていただ
きます。(当日選ばせていただきます)
7.【質問コーナー】
皆さんの疑問・質問にお答えいたします。
8.【ワークショップのまとめ】
本日のまとめと本公演への期待を膨らませます。
9.【演奏】
締めくくりとして演奏をお聴きいただきます。
<演奏指導ワークショップ>
吹奏楽・管弦楽部との共演をご希望の学校には、①指揮者
松元によるアンサンブル指導
②楽団員による演奏クリニックを行います。
*指導楽員最大 3 名+指揮者 スタッフです:楽器のご要望は可能な限りお応えします*
派遣者数
合 計 ( 5 名)
指導者 ( 4 名)
指揮者 松元宏康、弦楽器奏者 1名
木管楽器奏者 1名
ピアノ奏者 1名
スタッフ ( 1 名)
学校における事前指導
・ 質問コーナーを設けます。事前にある程度、質問の内容をまとめていただければ助かります。
・ 当団プロモーション DVD をお送りいたしますので、ぜひ鑑賞いただき、事前学習にお役立てくだ
さい。
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
本公演実施計画書
制作団体名
公益社団法人 山形交響楽協会
公演団体名
山形交響楽団
演目
【The
Adventures
of Orchestra:オーケストラ冒険記】
~アドヴェンチャー・オーケストラ・・・60人の音楽家が奏でる“音舞台”を探検!~
◆第 1部:オーケストラの世界を探検しよう!
★オープニング
・すぎやま こういち:交響組曲「ドラゴンクエストⅢ」より序曲
★楽器紹介&指揮者体験!60 人の音楽家が心を合わせるオーケストラ
:20 種類以上の楽器が織成すサウンドの世界・探検の旅へとご案内します!
~”音“の不思議な世界への導入:全ての音色は、楽器で表現できる?~
① 世界へ誘う導入:山響オリジナル“音楽なぞなぞ”
② 弦楽器/木管楽器/金管楽器/打楽器の世界を探検!
~(挿入演目)モーツァルト:「アイネクライネナハトムジーク」、アンダーソン:プルンク」など
に加え“日用品が楽器になった!:ゴムホースホルン演奏!”
③ オーケストラを一つにする指揮者:指揮者体験コーナー(最大 2 名)
*指揮者体験内容・・・ブラームス:ハンガリー舞曲第 5 番より*
★オーケストラ探検から、名曲の森へ!・・・躍動感・色彩感を奏でる!
【小学校】アンダーソン:
「アイルランド組曲」より“マローの道楽者”
【中学校】チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」より“花のワルツ”
◆第 2部:時代と大地を越えて受け継がれる名曲の世界探訪・・・“大地が生み出した名曲”
★独奏ヴァイオリンの超絶技巧!躍動感とともに!
・サラサーテ:ツィゴイネルワイゼンより(独奏:コンサートマスター)
★シチリアの哀愁・・・弦楽器が奏でる美
・レスピーギ:
「リュートのための古い舞曲とアリア」第 3 組曲より“シチリアーナ”
★オーケストラと共演!・・・出会いはオーケストラの表現力を拡大する!
○全校共通:校歌演奏・共演
①ボディーパーカッションでリズム共演!/アンダーソン:シンコペーテッドクロック
②合唱との共演
③吹奏楽・管弦楽部との共演
(①-③の中から選択)
★管弦楽の妙味!「運命の動機」が炸裂するロシアの名作
・チャイコフスキー:交響曲第 4 番 第 4 楽章
★アンコール:故郷への想いを込めて~山形からのメッセージを乗せて~
・村川千秋版題材:最上川舟歌・花笠音頭
公演時間(休憩込 90-100)
派遣者数
合計 ( 64名)
出演者 ( 61 名) 指揮・松元宏康
スタッフ ( 3 名)
司会・板垣幸江
管弦楽・山形交響楽団 59名
タイムスケジュール (一般的なイメージです。詳しくは各公演ごとにご案内いたします。)
9
10
11
12
13
14
15
楽器搬入
楽団員到着
セッティング
ウォーミングアップ
リハーサル
開場
公
演
16
楽器撤収
退 校
実施校への協力依頼人員
・ 楽器の搬入・搬出のため、2名~4名の方、お手伝い下さい。又、楽器搬入の困難な会場の場合(体
育館にトラックが横付け出来ない。体育館が2階など)、出来るだけたくさんの方をお手配下さい。尚、オ
ーケストラ公演への理解を深めると共に、身近に感じていただけるコミュニケーション作りとして、児童・
生徒の皆さんのお手伝いも大歓迎です。
演目解説
●すぎやま
こういち/交響組曲「ドラゴンクエストⅢ」より序曲
今なお続編がリリースされ、本年30周年を迎えた「ドラゴンクエスト」。現代日本の巨匠、す
ぎゆまこういちがつむぎだすファンタジーな世界感は、若者から中高年まで世代を超えて愛
され続けています。演奏会の幕開けは、金管楽器の華やかなファンファーレで幕開けです。
●楽器紹介&指揮者体験!60 人の音楽家が心を合わせるオーケストラ
①
驚きが生まれる!“音”の表現力を体験!:山響伝統の“音楽なぞなぞ”
~動物をイメージした音色・・・楽器の表現力を山響オリジナルクイズ形式で体験してだき、
〈音色〉
〈楽器〉〈表現〉への興味を掻き立てます(クイズ解答など一部体験有)
②
弦楽器/木管楽器/金管楽器/打楽器の世界を探検!
オーケストラで使われる楽器一つ一つをご紹介しながら、それぞれの音の違いを確かめてい
ただきます。
③
オーケストラを一つにする指揮者:指揮者体験コーナー(最大 2 名)
指揮者の役割や指揮の仕方をやさしくレクチャーし、代表の児童生徒の皆さんに実際にオー
ケストラを指揮していただきます。
●【小学校】アンダーソン/「アイルランド組曲」より“マローの道楽者”
「アイルランド組曲」はアンダーソンがボストンのアイルランド協会から委嘱されて作曲し
た作品で、全6曲で構成されています。マローの道化者は 3 番目の曲にあたりますが、道楽
者というタイトルの通り、少しおどけた様子で若者たちが集い踊っているようなとても楽し
い曲となっています。
●【中学校】チャイコフスキー/バレエ「くるみ割り人形」より“花のワルツ”
クリスマスの夜を題材にしたバレエ「くるみ割り人形」には、とても親しみやすい曲がたく
さんありますが、中でも最も華やかで有名なのがこの「花のワルツ」です。
この曲は、こんぺい糖の精の侍女24名が華麗に踊るシーンで演奏される非常に豪華なワル
ツで、とても魅力的な曲となっています。
●サラサーテ:ツィゴイネルワイゼンより
(独奏:コンサートマスター)
自身もヴァイオリン奏者で作曲家でもあったサラサーテの協奏曲がこの「ツィゴイネルワイ
ゼン」です。
「ツィゴイネルワイゼン」とは、
「ジプシーの旋律」という意味で、大衆音楽
の旋律やハンガリーの民謡を組み合わせて作られています。曲は大きく3つの部分に分かれ
ていますが、今回は抜粋にてお聴きいただきます。
●レスピーギ/「リュートのための古い舞曲とアリア」第 3 組曲より“シチリアーナ”
リュートとはギターや日本の琵琶に似た昔の楽器で、この楽器で演奏されていた曲を近代的
あるいはむしろ新古典主義風に管弦楽用に編曲されたのがこの曲です。
「シチリアーナ」はシ
チリア島を起源とした舞曲が元となっており、その美しさからたびたびコマーシャルなどで
も使用されています。
●オーケストラと共演!・・・出会いはオーケストラの表現力を拡大する!
①合唱「各校校歌」
皆さんの学校の校歌を、オーケストラの演奏で元気に声高らかに歌いましょう。
①ボディーパーカッションでリズム共演!(小学校向き)
アンダーソンのシンコペーテッドクロックをテーマに体を使って音楽をお楽しみいただき
ます。
②合唱との共演
オーケストラと歌で共演していただきます。
③吹奏楽・管弦楽部との共演
吹奏楽部や管弦楽部の皆さんが日ごろ練習している曲にオーケストラプレイヤーが参加し
ての合同演奏です。隣で演奏するプロのテクニックに触れる、絶好の機会となります。
(上記①-③の中から選択)
●チャイコフスキー/交響曲第4番より第4楽章
交響曲4番から 6 番「悲愴」までが、チャイコフスキーの三大交響曲と呼ばれており、中で
もこの 4 番は日本人好みのロシア民謡のフレーズがあちらこちらに取り入れられている為か、
演奏会でもとても人気の高い曲となっています。本公演のフィナーレとして、激しくも華や
かな第4楽章をお楽しみください。
児童生徒の公演への参加方法、公演に参加させるための工夫
●歴史的にオーケストラは、楽器の発明、合唱や吹奏楽などとの出会いによって、表現力と
その機能を拡大してきました。今回の公演では、皆さんに“表現装置オーケストラ”の一員
として活躍していただきます!
①ボディーパーカッション:みんなの身体が楽器になる?
②全校で取り組んでいる、音楽の授業や合唱コンクールに向けて練習してきた合唱作品で、
オーケストラと共演。
③吹奏楽部や管弦楽部の皆さんが日ごろ練習している曲に、オーケストラメンバーが加わ
り共演いたします。
④各学校の校歌をフル・オーケストラの伴奏で歌っていただきます。
児童生徒とのふれあい
短い演奏時間の中ではありますが、オーケストラと児童の皆さんとのふれあう機会をたくさん設けてあり
ます。音楽を聴くだけではなく、体験したり演奏に参加することによって、オーケストラをより身近に感じ
ていただければと思います。
また、ご希望があれば、児童・生徒の皆さんの搬入・搬出のお手伝い交流や、一緒に食事をしながらの
給食交流なども可能ですので、是非お問い合わせください。
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
ワークショップ実施計画書
制作団体名
一般財団法人オペラアーツ振興財団
公演団体名
有限会社アーツ・カンパニー
内容
<生徒代表 12 名が、プロのオペラ歌手と舞台で夢の共演>
1)-1 (中学生)「第2幕-コーラスとして参加」
生徒代表 8 名(ソプラノ 2 名、アルト 2 名、テノール 2 名、バス 2 名)を選出して頂き、オペラ「カルメ
ン」第2幕よりエスカミーリョのアリア「闘牛士の歌」の合唱パートを一緒に歌って頂く為の歌唱指導・
演技指導をします。歌詞は日本語です。
1)-2 (中学生)「第2幕-フラメンコダンサーとして参加」
生徒代表者 4 名(女子生徒 4 名)を選出して頂き、オペラ「カルメン」第2幕より「ジプシーソング」を
一緒に踊って頂く為の振り付け指導・演技指導をします。
2)(小学生)「第4幕-コーラスとして参加」
基本的に高学年(5〜6 年生)より代表者 8 名を選出して頂き、オペラ「カルメン」第4幕冒頭より「エスパ
ーダ」の児童合唱パートを一緒に歌って頂く為の歌唱指導・演技指導をします。歌詞は日本語です。
<学年全員で、プロのオペラ歌手と客席で夢の共演>
3)(小学生・中学生)「第2幕-コーラスとして参加」
学年全員参加をご希望の場合は、オペラ「カルメン」第2幕よりエスカミーリョのアリア「闘牛士の歌」
のメロディを一緒に歌って頂く為の歌唱指導・演技指導をします。歌詞は日本語です。
派遣者数
合計 (
5名)
指導者(
5名)
スタッフ
(
0名)
学校における事前指導
・
「楽譜」と「音取り用CD」を事前にお送り致しますので、当日の指導のみでも可能ですが、可能な限り
パート別に「暗譜稽古」を進めてください。譜読みができていると演技指導に力を注ぐことができ、より
舞台の完成度が増します。
・ダンスの中学生代表の生徒はワークショップ当日のみの指導となります。
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
本公演実施計画書
制作団体名
一般財団法人オペラアーツ振興財団
公演団体名
有限会社アーツ・カンパニー
演目
(1)演
目
オペラ「カルメン」(日本語公演/全4幕)
(2)出 演 者( 22 名 )
小島りち子(カルメン/二期会準会員)、大野光彦(ドン・ホセ/二期会会員)、青栁素晴(ドン・ホセ
/二期会会員)
、片寄純也(ドン・ホセ/二期会会員)
、 西森由美(ミカエラ/二期会会員)
、成田博之
(エスカミーリョ/二期会会員)、工藤志州(フラスキータ/二期会会員)、喜田美紀(メルセデス/二
期会会員)
、東浩市(ダンカイロ/日本オペラ協会会員)
、西岡奈津子(エレクトーン)
、黒沢有香(エレ
クトーン)
、大野美音(打楽器)ほかを予定
(3)スタッフ( 16 名 )
照明、音響、舞台、衣裳、メイクほか
派遣者数
合計 ( 38 名)
出演者( 22 名)
スタッフ( 16 名)
タイムスケジュール
9
30
10
搬入
児童生徒
設営
楽屋入り
9:00 到着・搬入
13:00 開場
11
30
30
児童生徒
リハーサル開始
12
30
昼食
9:30 児童生徒楽屋入り・準備
13:30 開演
13
30
14
30
特に協力依頼はございません。
16
30
終演
開場
開演(休憩 15 分) ※終演
10:30-12 児童生徒リハ終了
撤収
12:30 全体リハ終了
※ 15:00 終演・撤収(小学校) 15:30 終演・撤収(中学校)
実施校への協力依頼人員
15
リハ終了
演目解説
オペラ「カルメン」のあらすじ
【第1幕】1820 年頃、セヴィリャのタバコ工場の広場
その日、ホセの運命は変わった。突然カルメンに気に入られ、意味ありげに赤い花を投げつけられた。
花の魔力に心が揺らぐ。こんな気持ちは初めてだ。その時、許嫁のミカエラに声をかけられ正気にかえる。
ミカエラが帰ったあと、タバコ工場内で騒ぎが起こり、やはり喧嘩の元はカルメン。彼女を捕らえて牢ま
で護送する事になったが、彼女の「逃がしてよ…」の囁きに気がゆるみ、思わず逃がしてしまう。
【第二幕】約2ヶ月後、リリヤスパスティアの酒場
皆がよく行く居酒屋に、闘牛士エスカミーリョが来た。プレイボーイの彼は早速カルメンに声をかける
が、振られてしまう。プライドを傷付けられながらも、笑いながら大勢の女性を引き連れて店を後にする
エスカミーリョ。暫くして牢屋から出られたホセが、最初に尋ねたのはもちろんカルメン。待ちわびてい
たカルメンは歌い踊って歓迎するのだが、生真面目なホセは帰営のラッパが聞こえたので隊に帰ると言う。
そんなつまらない彼にカルメンは怒るが、ホセを密輸業に誘ってみる。ホセは悩んだ末、カルメンの側に
居たいが為に、密輸業の仲間入りをしてしまう。
【第三幕】山中、密輸業者の隠れ家
カルメンの心は退屈なホセから日々遠ざかる。危険な山中にカルメンをものにしようとエスカミーリョ
が、そしてホセを取り返しにミカエラがくる。危険を冒してまでやってきたエスカミーリョに、カルメン
は惹かれてしまう。一方、同じく山中まで女一人できたミカエラに対してホセの心は多少揺れるが、未練
がましくカルメンから離れる事は出来なかった。ミカエラから母親の危篤を知らされたホセは、仕方なく
山を降りていく。
【第四幕】セヴィリアの闘牛場前の広場
今やカルメンとエスカミーリョは「いい仲」である事は疑いようもない。それを物陰で見ていたホセは
カルメンが一人になったところを見計らって、もう一度一緒になろうと強く迫る。何度も何度も哀願する
ホセに、嫌気がさしたカルメンはついにホセからもらった指輪を投げつける。その事が引き金となり、歓
声の上がる闘牛場に向かおうとするカルメンを嫉妬に狂ったホセが、愛ゆえに・・・
児童生徒の公演への参加方法、公演に参加させるための工夫
◎オペラ(歌劇)鑑賞はどうすれば良いの?
一般に「オペラ」と言うと外国語で難しく、気取って敷居が高く、咳払いのひとつも出来ない等のイメ
ージがあると思います。しかし、オペラ(歌劇)も日本の伝統芸能と同じく、内容・観方・聴き方さえ知っ
ていれば楽しい所では笑い、哀しい所では涙し、素晴らしいと思えば歌舞伎と同様に「ブラーボ」と大声
で叫んで良いのです。その為に
1)開演前に「ブラーボ」と「拍手」の練習を全員でしてみましょう。そうする事で本番中にスムーズに
拍手や掛け声をかけられるようになり、舞台と客席が一体となるでしょう。本番中は公演団体が拍手やブ
ラーボのきっかけを作りますので、安心してついてきてください。そして
2)公演参加生徒(児童)以外から事前に配布しているプログラムより「あらすじ」を読んで頂く生徒(児童)
を 2 名選出して頂き、開演前に 1・2 幕のあらすじ、そして休憩明けに 3・4 幕のあらすじを読んでもらう
事で、これから演じられる内容がよりイメージして鑑賞して頂けると思います。
我々はオペラを初めて観る方に「本物」をお届けするべく、
「日本を代表する一流の歌い手」を迎え、照
明・舞台美術・衣裳スタッフ陣にも一流の「文部大臣賞受賞の照明 中山安孝、日本を代表する装置家 川
口直次、トップデザイナー 岸井克己」ほかを迎えて、観に行きたくなる様なオペラをご用意しました。今
回の公演で総合芸術である「本物のオペラを観て・聴いて・肌で感じて」頂くことで、情操教育、教養教
育の一環として、また児童、生徒にたくさんの本物を体験してもらいたいこの多感な時期に豊かな心を育
む、素晴らしい体験となる事でしょう。
児童生徒とのふれあい
1 「プロの歌手が優しくフォローしてくれます」
参加をする代表の皆さんはおそらく本物の舞台に初めて立つ事と思われ、かなり緊張するかもしれません
が、プロの歌手たちが優しくフォローしてくれますので、思い切って演じ、歌い、踊り、楽しんで下さい!
2 「舞台衣裳と舞台メイクで本物を体験」
舞台に立つからには、こちらで用意する「舞台衣裳」を着て、本物を体験して頂きます!また本物の「舞
台メイク」をしてもらうことで、普段の自分とは違う人格を演じることができるでしょう。
3 「プロの歌手と一緒の舞台で、歌い、踊り、演じます」
楽譜を暗譜する事で演技に集中する事ができ、思い切り演じる事ができます。一生に一度の素晴らしい体
験かもしれません。この貴重な機会に、プロの歌手と一緒に最高の舞台を創り上げましょう。
4 「カーテンコール」
最後のカーテンコールでは、お友達、先生、地域の方々から思い切り拍手を貰うことでしょう。一生懸命
本番に向けて練習するのですから、その拍手は一生忘れられない思い出となる事でしょう。
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
ワークショップ実施計画書
制作団体名
有限会社 劇団風の子北海道
公演団体名
有限会社 劇団風の子北海道
内容
ワークショップを行うのは本公演に出演してもらう学年の子どもたちです。
1ヵ月後の本公演では、子どもたちに劇のクライマックスの場面で共演してもらいます。場面は火の玉おやじがマ
ーレンとアンドレースの行く手を阻み熱い炎をカッカと燃やすところと、とうとう雨姫様が目を覚まし大地が水で覆わ
れれていく場面です。
子ども達がおもしろがって自分から表現を作っていけるように、その上で本番にしっかり共演できるようにしたいと
思っています。
内容
① からだや声の準備運動、発声練習。
のびのびと表現するために、遊びを取り入れた体操で自分の心とからだをやわらかくします。また、表現する
前に必要な「集中力」を高めます。からだが温かくなってきたら声も出してみましょう。
② あらすじや演出、舞台装置について知ろう。
「マーレンと雨姫」のあらすじを聞いて物語をイメージしてもらった後、この物語を「舞台でどのように表現す
るか」、演出や舞台装置の考えを学んでもらいます。
③ 具体的な表現をやってみよう。
身体を大きく使って、生き生きとした火、水、魚や花々のイメージを身体で表現してみます。動きに合わせ
て、みんなの声も使ってもっと表現してみよう。子ども達のイメージ力でそれぞれの学校で違った表現が生まれ
ます。
④ 流れの中で表現してみよう。
いよいよ台本の流れの中で表現していきます。当日をイメージしながら台本の流れを体験していきましょう。
※本番の当日は、実際の舞台で出演者とともにリハーサルを行います。
出演する子ども達は舞台に近い場所で、前半は劇を鑑賞しながら、場面に来たときに舞台に入り込ん
できてもらいます。昨年は各学校それぞれの個性豊かな場面ができました。クラス・学年の単位で行うの
で、一体感を持ってくれたようです。
※特別支援学校の子どもたちとのワークショップは、各学校の先生方と相談しながら組み立てます。
派遣者数
4名
学校における事前指導
先生方に台本と作品の DVD を送らせていただきますので、おおまかなイメージを持っていただ
けたらと思います。子ども達は当日お芝居を見る楽しみもあるので、ワークショップ当日にあらすじ
や出演してもらう場面を伝えるようにしています。子どもたちには劇に出演することを楽しみにして
ほしいと思います。
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
本公演実施計画書
制作団体名
有限会社 劇団風の子北海道
公演団体名
有限会社 劇団風の子北海道
演目
「 マーレンと雨姫 」
原作
脚色
演出
美術
音楽
テオドール・シュトルム
多田徹 ・ 中島茜
鳴海輝雅
有賀二郎
岸 功 ・ 菊池大成
派遣者数
出演者 6名
舞台監督 1名
計 7名
タイムスケジュール
○準備の時間
リハーサルの時間(40~50分)を含めて4時間いただいています。
○上演時間
70分です。
○片付け時間
3時間くらいです。
※開演時間は各学校の先生と相談して決めています。
実施校への協力依頼人員
準備、片付けなどは劇団員が行いますが、上演と子ども達の共演が成功するように、担当の先生
方、出演する学年の担任の先生方に、ご協力をお願いいたします。
演目解説
● あらすじ
今から100年以上も前のお話。少女マーレンが暮らす村では百年ぶりの日照りが続いています。草木は枯れ、牛
やヒツジや人間も水がほしくてたまりません。
マーレンのお父さんのヤーコブは、水はけの悪い沼地の畑を持っていて苦労していましたが、この日照りでちょう
ど良く干上がって作物や牧草が青々と茂り、今では大金持ち。昔なじみのカスパーが頼みに来ても干草を分けてあ
げないのを見て、マーレンの心は痛みます。
「雨が降らないのは、雨姫様が眠っているからだ」、と聞いたマーレンは羊飼いの少年アンドレースと共に雨姫様
に会いに出かけます。雨姫様が眠る深い井戸までの道すじは、アンドレースのおばあちゃんが教えてくれました。
でも、雨姫様を起こす呪文と井戸のカギのありかは分かりません。
雨姫様が眠っている間に「火の玉おやじ」は大あばれ。雨なんか降られてはたまらないと行く手を阻もうとします
が、二人は知恵を使って呪文を聞きだしカギのありかもつきとめます。
森をぬけ、洞穴から続く長い階段を下りて進んで行くと、谷底の突き当たりに井戸があり、雨姫様が眠っていまし
た。でもそこへ行くには火のように熱いところを通っていかなければなりません。雨を降らせまいとヤーコブと火の玉
おやじも追いかけてきます。マーレンとアンドレースは雨姫様を起こし、雨を降らせることができるでしょうか。
● 演目解説
「マーレンと雨姫様」は1958年、劇団風の子がはじめて全国公演をするために創立者の多田徹によって書かれ
ました。長い間上演され、子どもたちに親しまれてきました。原作はドイツの作家テオドール・シュトルム(1817~18
88)の「たるの中で聞いた話」の中の「雨姫」で、当時の社会状況も反映されています。
劇団風の子北海道では「マーレンと雨姫」の題名で中島茜の脚色を加え鳴海輝雅の演出で1997年から2003
年まで順延し、2014年から再演しています。
昔、自然の精霊である雨姫様は、地下の水脈の源の井戸を守っていて、昔から人間の暮らしを見つめ、ほどよく
雨を降らせたり川の水を流したりしてきました。「火の玉おやじ」もこの物語の中では人々を困らせますが、もともとは
村の辻にひょっこり座っていたり畑や草地を飛ぶ跳ねる自然の精霊で、雨姫と対をなして恵みを与えてくれる存在
でした。
人間中心の生き方が当たり前になり、人間の暮らしに物があふれ便利さやお金が大切にされるようになると、
人々は自然の存在を忘れてしまいます。大雨で川が氾濫したり山が崩れたり、日照りや地震は自然の災害です
が、だからこそ人間は、精霊に語りかけ祈り祭りをしてきました。この物語の中では、自然との付き合い方を忘れない
ようにしてきたアンドレースのおばあちゃんが雨姫のことを子どもたちに伝え、子ども達は信じて進んでいきます。
劇を見ている子ども達は、「私にできるかしら・・・。」と思いながらも一歩一歩進んで行くマーレンや、ちょっと頼り
ないところもあるけれど、いざとなったら勇気を持って乗り越えていくアンドレースと一体となり、心を躍らせて見てく
れているようです。物語の中でマーレンは「お父さんも村の人もどちらも大事」と雨を降らせるようにお願いします。
そして雨が降り、再び水害で困る父親に「明日からは私も畑の水はけのことを考える」と成長した姿を見せます。
舞台装置は体育館のフロアー上に作り、子ども達には身近に見て感じてもらえるように工夫しています。自然光
を取り入れた空間で、子ども達が本来持っている想像力を引き出していきます。想像力をふくらませるために、効果
音や音楽もその場で生で演奏します。全編通して歌や音楽の世界があり、子どもたちにとって珍しい楽器も使われ
ます。生の声や音は、子ども達の柔らかい心と身体に響き、身体全体で舞台を感じてもらえます。
児童生徒の公演への参加方法、公演に参加させるための工夫
劇の流れの中に自然に入ってもらえるように、台本を工夫しました。また、俳優たちと同じ形式
で、簡単な衣装を羽織って役になるところを見せていく工夫もしています。生の劇を見ることと共演
することを両立させるために座る位置なども工夫しています。
「マーレンと雨姫」はすべて生音なので、その日の子ども達の動きや時間を生かすことができま
す。また、児童劇を専門にしているので、子ども達の表現を受け取って作ることを俳優たちは大切
にしています。
児童生徒とのふれあい
劇の中での心の交流、その前後にも共に演じる一体感を持ってもらっています。学校で希望があ
るときは、舞台の道具を見てもらったり、感想を伝え合ったりする機会も作っています。
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
ワークショップ実施計画書
制作団体名
劇団前進座株式会社
公演団体名
劇団前進座株式会社
内容
日本の伝統演劇をご覧いただく前に、所作を体験していただきます。
また、立ち廻りを通してのコミュニケーション能力の向上や、自己解放を目的としています。
浴衣・着物の時の所作として、正しい正座の仕方や、歩き方。
和の芝居の身体を使った基礎訓練や立ち廻りなど。
ぼてふりの行商人の売り声を体験。
派遣者数
6名(最大)※参加人数・行程によって変更を伴う。
学校における事前指導
特に無。
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
本公演実施計画書
制作団体名
劇団前進座株式会社
公演団体名
劇団前進座株式会社
演目
出前芝居『くず~い 屑屋でござい』―古典落語「井戸の茶碗」より―
① お芝居の前に『江戸のくらしって?』 ②『くず~い 屑屋でござい』
台本・演出 鈴木幹二
装置
高木康夫
照明
遠藤正義
音楽
杵屋邦寿
公演時間( 105分)
派遣者数
出 演 者: 5名
ス タ ッ フ : 7名
合
計: 12名
タイムスケジュール
8:00搬入(仕込 5 時間)
13:00以降開演(上演時間 1 時間45分)
15:00頃終演(バラシ1時間 30 分)
16:30頃搬出完了
実施校への協力依頼人員
搬入・搬出の際の、荷物運び 5人(多いほど助かります)
演目解説
●この作品は、古典落語「井戸の茶碗」より創作したオリジナルのお芝居です。「江戸の
長屋」が舞台で、正直者の屑屋さんが巻き込まれる奇想天外なストーリーは、まさに落語
ならではの世界です。正直に馬鹿がつきそうな、ちょっと融通の利かない善人たちのす
れ違いの織りなす江戸庶民の人情が、観る人たちに、幸せな気持ちを運びます。
●本番を前に『江戸のくらしって?』と題して、江戸の長屋の風物と暮らしぶり、そして屑
屋さんの仕事を通して、江戸が当時、世界でも最高峰のエコロジーな都市であったことを
学びます。
●あらすじ
あるところに、正直者の屑屋さんがおりました。ある日、その屑屋さんが、裏長屋で武家
女房の千代と娘のしづから古ぼけた仏像を買いました。“くず~い屑屋でござい”と商い
をしておりますと、細川家の若侍高木佐太夫の目に留まり、仏像がすぐに売れてしまいま
す。ところが佐太夫が仏像をきれいにしようと洗っておりますと、なんと像の中から出てき
たものは……
さて、これは大変と大家さんも加わり上を下への大騒動――。
児童生徒の公演への参加方法、公演に参加させるための工夫
江戸の庶民の暮らしを知り、体験してもらう。
『お芝居の前に』のところで、3 名の生徒代表に行商人に扮して登場してもらう。
劇中に行商人(物売り)の声で参加(生徒全員)。
例)あさり・しじみ屋「ア サリ~、シジミ」
甘酒売り「アマ~イ アマ~イ、アマザケ~」
金魚屋「キンギョ~へ キンギョ~」
児童生徒とのふれあい
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
ワークショップ実施計画書
制作団体名
株式会社 東京演劇集団 風
公演団体名
東京演劇集団 風
内容
全校児童・生徒が、共演する俳優と行う参加共演シーンのための共同リハーサル
演出の指導のもと、実際に共演する俳優との実演練習を行いながら、本番でのメインとなる参加共演シーン
づくりに取り組みます。
〈参加内容〉
王子さまが飛行士に別れを告げ、自分の星へと旅立つクライマックスを、
俳優と子供たちが“動き・歌・セリフ”でつくる
〈ワークショップ実施内容〉
【作品解説】
演出から『星の王子さま』のあらすじや参加場面の内容を説明
【俳優との実演練習】
動き…… 俳優の実演とともに〈立つ・星を見上げる・座る〉を練習
歌……… 俳優と言葉をかけ合いながら、王子と歌うソングに取り組む
セリフ… 旅立つ王子に呼びかけるセリフを、この場面に合わせて練習
【通し稽古】
本番通りに俳優が演技し、練習した“動き・歌・セリフ”を組み合わせ、
クライマックスの予行演習を行う
【交流・体験】
実施前後、休憩時間には、俳優・スタッフとの交流や、道具・機材の体験を行うことも可能です
「ひとりひとりが見たこと、感じたことを大切に自分のテンポで演技すること」を子供たちに提案しながら、ひとつ
の場面をみんなで一緒につくっていきます。
演出の演技指導、俳優との共演を通して、「星の王子さま」の世界に触れ、自分の感覚を使って表現する楽し
さや、みんなでひとつのものをつくれる喜びなどを感じてほしいと実施しています。
派遣者数
演出、俳優(王子さま役/ヘビ役/飛行士役)、スタッフ ―― 計 6 名
学校における事前指導
〈事前打ち合わせの実施〉 ワークショップ開催前に、学校を訪問し、開催校の先生方と打合せを行います。
作品・参加場面の内容などをお話ししながら、ワークショップ・本番のプログラムやスケジュールを話し合います。
〈事前指導〉 ワークショップのための事前指導は必要ありません。
ワークショップ実施後には、先生方の判断をもとに、本番に向けて各校の取り組みが行われています(内容:参加場
面の歌の練習、地域への呼びかけなど)。
先生が指導される場合に必要な資料(台本・楽譜・音楽 CD など)は、事前打合せでお渡ししています。
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
本公演実施計画書
制作団体名
株式会社 東京演劇集団 風
公演団体名
東京演劇集団 風
演目
演目
星の王子さま (一幕:60 分・二幕:50 分・途中休憩:10 分)
原作:サン=テグジュペリ
〈キャスト〉
訳:内藤濯
王子:白根有子
構成・演出:浅野佳成
飛行士:緒方一則
音楽:八幡茂
演出助手:江原早哉香/西垣耕造
キツネ:工藤順子
舞台美術:松井るみ
ヘビ:田中賢一
照明:坂野貢也
星の住人:坂牧明
栗山友彦
音響:渡辺雄亮
バオバブ:車宗洸
衣裳:出川淳子
ほか
振付:郡司行雄
制作:佐藤春江
派遣者数
キャスト:9 名 スタッフ:15 名 合計:24 名
タイムスケジュール
これは基本的なタイムスケジュールです。打ち合わせのなかで1校ずつスケジュールを決めていきます。
時刻
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
前
日
19
20
舞台設営
日
当
18
舞台設営
リハーサル
本 番
舞台撤去
実施校への協力依頼人員
公演前日に体育館での荷物の搬入・舞台設営を行います。
搬出入、舞台設営・撤去の際に、お手伝いをお願いすることは基本的にありません。
21
演目解説
『星の王子さま』は第二次世界大戦勃発中に執筆、1943 年に出版され、現在も年齢を問わず世界中の人たちに
愛され続けている、フランスの作家サン=テグジュペリの名作です。
遠い小さな星でたったひとつの花とふたりで暮らす王子さま。しかしふとしたケンカがきっかけで、王子さまは自分の
星を飛び出し、旅に出かけます。彼はさまざまな星をめぐり、最後に地球にやってきました。
王子さまは地球で、飛行士やキツネと出会い、〈友だち〉や〈かけがえのないもの〉が何かを学び成長していきます。
そして一年が経ち、友だちや地球に別れを告げた王子さまは、星に残してきた一輪の花のために自分の星に帰って
いくのです。
美しく力強く生きる小さな少年の一途な姿を通して、『星の王子さま』は地球の美しさ、そしてそこに生きる人間が、なく
してはならないものを私たちに訴えています。
王子さまが若い観客たちに、私たちに語りかけます―「肝心なものは目には見えない ― 心で見なくてはね」と。
児童生徒の公演への参加方法、公演に参加させるための工夫
*メイン参加 王子さまが自分の星に帰るラストの場面(二幕):台詞と歌での児童・生徒全員参加
児童・生徒の皆さんと俳優が一緒になって、歌と台詞でクライマックスの場面をつくります。
*王子さまが地球に旅立つ場面(一幕):歌での最上級生の参加(例:中学3年生、小学6年生)
卒業を控えた最上級生の皆さんの思い出となるよう、最上級生全員が俳優と一緒に舞台に立ち、一幕のラストシーンをつ
くります(公演当日、俳優とスタッフとともにリハーサルを行います:1時間程度)。
*王子さまの星めぐりの場面(一幕):「呑み助」「地理学者」役での先生の参加
王子さまがさまざまな星をめぐるシーンで、星の住人「呑み助」「地理学者」を先生に演じていただきます
(公演当日、俳優とスタッフとともにリハーサルを行います。事前に練習は必要ありません)。
*吹奏楽部などがある学校での「演奏」による参加・共演
王子さまが歌うソングのブラスバンド演奏のためのスコアを用意しています(打ち合わせのなかで、先生方と参加方法を話
し合います)。
子供たちが俳優そして先生方とも一緒になって、“みんなでひとつの
ものをつくる”体験を通して、演劇づくりの楽しさ、達成感や自信へと
つなげて欲しいと考え、このような参加・体験をつくりました。
本事業に取り組み、「生徒の自尊感情が高まった」「ほかの行事へ
の取り組み方が積極的になった」という先生方の声を大切に、公演
を行っていきたいと考えています。
児童生徒とのふれあい
公演を行う前後の時間は、子どもたちの〈興味・驚き〉が生まれ、公
演が大切な〈思い出〉となるよう、先生の要望に添って、子供たちが
演劇づくりの裏側に触れ、働く人と交流する機会をつくっています。
以下はその一例です。
《公演当日のバックステージツアー(舞台裏体験)》 体育館に設
置された舞台の仕組みをスタッフや出演者が説明します。子供た
ちがさまざまな角度から舞台に触れ、より身近に感じてほしいと考
えています。
《オペレート体験》 実際に舞台で使う照明や音響の操作を体験
《授業への参加》 キャリア教育の一環として
など
子どもたちの現状に合わせ、本事業(ワークショップ・本番)が子どもたちの人間的成長のための有意義な経験・取り
組みとなるよう、先生方と話し合いながら、プログラムを作成していきます。
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
ワークショップ実施計画書
制作団体名
合同会社大蔵流狂言山本事務所
公演団体名
大蔵流狂言 山本会
内容
狂言は、650 年前の中世に成立した台詞と仕草の対話劇です。その形を残したまま、現代ま
で伝承されてきました。今のように照明や音響もなく、舞台道具も扇やかずら桶など、最低限
の物しかなかった時代。観客に、何もない舞台上に背景があるように見せ、ストーリーを展開し
ていくためには、演者の動きと言葉で伝えるしかありませんでした。この形式で 650 年、絶える
ことなく現代まで続いた狂言の表現力と言葉の力は、いつの時代にも通用するということを、歴
史を以って証明しています。狂言の表現方法を子供達が学ぶことで、能動的に相手に伝えよ
うとする力が身に付きます。また、演者は情景や心理描写を言葉で観客に伝えるため、言葉の
使い方に気を遣います。その事を教え、子供達が実践することによって、身を以って言葉の大
切さを理解できます。
狂言は、主人公が見栄を張ったり、意地を張ったり、嘘をついたりしたお陰で失敗をしてしま
い、その失敗を笑いにするという演劇です。見栄、意地、嘘などは誰にでも共通して持ってい
る心です。その心理描写にスポットを当て、観客に共感してもらうために、あえて動きに制限を
かけました。これが、型と呼ばれる様式化した所作です。型に演者個人の要素を閉じ込めて個
を消し、無駄のない動きをする事で、観客は演者自身や演者の動きに気を取られず、安心し
て心理描写に集中できます。この洗練された動きである型を子供達が学ぶことによって、美し
い所作や礼節が身に付きます。また、制限をかけた動きを体験することにより、自制心が養わ
れます。
狂言の演目「柿山伏」は、小学 6 年生の国語の教科書にも掲載されていますが、狂言が出来た時
代の言葉をそのまま用いているため、子供が理解するには難しい所があります。それを分かり易く
現代の言葉に噛み砕き、理解できるように演者がお話をします。
その他に、本公演の共演の際に謡う「蝸牛」の小謡を稽古します。
派遣者数
3名(主たる指導者1名、 他2名)
学校における事前指導
特にありません。
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
本公演実施計画書
制作団体名
合同会社大蔵流狂言山本事務所
公演団体名
大蔵流狂言 山本会
演目
【鑑 賞】
狂言 「柿 山 伏」 (岩波書店「日本古典文学大系 43 狂言集 下」所収)
狂言 「附 子」 (岩波書店「日本古典文学大系 42 狂言集 上」所収)
小舞一番
【お 話】
「狂言の心と日本の文化」
派遣者数
5~7名
タイムスケジュール
→
→
→
→
→
→
司会進行(柿山伏の演目説明を含む) 5~10分
【鑑賞】 狂言「柿山伏」 17分
司会進行(附子の演目説明含む) 5~10分
【鑑賞】 狂言「附子」鑑賞 23分
【お話】 「狂言の心と日本の文化」 20分
【ワークショップの成果を発表】 10分
【鑑賞】 小舞一番 5分
* 学校側の希望により、司会進行、狂言についてのお話の時間は融通可能です。
実施校への協力依頼人員
楽屋の準備と舞台の清掃をして下さる方を希望します。
演目解説
【あらすじ】
<柿山伏>
修行を終えて遠路故郷に帰る山伏は、空腹のあまり、途中にある柿の木に登って実を食べま
す。それを見つけ、腹を立てた柿の木の持ち主は、山伏を散々にからかい、ついには山伏が
柿の木から飛び降りるはめになります。腰を痛めた山伏、こちらも怒って逆襲に出ますが…。
<附子>
当時、貴重品だった砂糖に近づかせぬため、「附子」という毒だと偽って出かけた主人。
留守番の太郎冠者・次郎冠者はそれを怪しみ、決死の覚悟で「附子」に近付き、その正体を
見破ります。すっかり食べ尽くしてしまった二人は、帰宅した主人にとんでもない言い訳を言う
のです。
【お 話】
「狂言の心と日本の文化」と題して、狂言を通して日本古来の物の考え方や風習について
お話しします。
児童生徒の公演への参加方法、公演に参加させるための工夫
こ うた
狂言「蝸牛」の演目の中に出てくる小 謡 を児童生徒が謡い、それに合わせて演者が舞いま
す。初めに、手拍子で演者がリズムを取りながら謡い、それに続いて児童生徒が謡います。
謡うことに慣れてきたら、今度は児童生徒だけでリズムを取りながら謡います。
謡の長さは短く、「でんでん虫」を題材にした内容なので、児童生徒にも親しみ易く、古語でも
無理なく覚える事が出来ます。また、この小謡は囃子物と言って、昔の子供がでんでん虫に向
って囃しながら謡っていたものなので、児童生徒は 650 年前の子供と同じことを体験できま
す。
児童生徒とのふれあい
児童生徒が謡う狂言小謡に合わせて演者が舞うことによって、一体感が生まれます。
また、ワークショップで児童生徒が学んだ所作や表現は、本公演の中に出てくるものばかりな
ので、自然に狂言の世界に入る事ができ、より深い理解が得られます。
実際に体験をした児童生徒からは「自分が謡ったのに合わせて出演者の人が舞ってくれたの
で、とても嬉しかった。」、「ワークショップでやった歩き方や立ったり座ったりを出演者が着物を
着て簡単にやっていた。とても大変だったので凄いと思った。」との感想が寄せられました。
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
ワークショップ実施計画書
制作団体名
一般社団法人京都能楽囃子方同明会
公演団体名
一般社団法人京都能楽囃子方同明会
内容
始まりの挨拶…能は礼に始まり礼に終わります。正式な挨拶ではじめます。
能楽囃子ってなあに…能楽囃子の構成や特徴をわかりやすく説明します。
小鼓ってどんな楽器?…小鼓の打楽器でありながら、一つの楽器で音色を変えられる、世界的に
見ても類い希な構造や演奏法を紹介します。
大鼓ってどんな楽器?…大鼓は小鼓とよく似ていますが、性質は全く正反対です。特徴と演奏法
を紹介します。
能楽囃子を聞いてみよう。…「安宅瀧流」を実演します
カケ声を掛けよう。…みんなでカケ声を掛けてみよう。どうしてカケ声を掛けるのか、掛けないとどう
なるのかを解説します。
小鼓と大鼓を体験しよう。…児童生徒達に実際に楽器に触れていただきます。必ず小鼓か大鼓の
どちらかを体験し、時間の余った児童生徒は笛を体験することができ
ます。
休憩
能楽囃子を聞いてみよう。…公演当日に共演する「三番三」を実演します。
小鼓を打ってみよう。…公演当日に、共演する「三番三」の小鼓を指導します。
質問感想コーナー…不思議に思ったこと、興味を持ったことなど、何でも聞いて下さい。
終わりの挨拶…正式な挨拶で締めくくります。
約90分
派遣者数
出演者(笛、小鼓、大鼓)3名
学校における事前指導
公演当日に共演する「三番三」の小鼓を指導します。
「三番三」の小鼓は同じリズム、同じ音の繰り返しなので、すぐに覚えられると思いますが、カケ声を
かけるのを恥ずかしがる子達が多いと思われます。まずは全員で声を出す練習をしてから、実際に
小鼓を使って繰り返し練習します。
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
本公演実施計画書
制作団体名
一般社団法人京都能楽囃子方同明会
公演団体名
一般社団法人京都能楽囃子方同明会
演目
「囃子堂」
始まりの挨拶と能楽の歴史の紹介
各楽器解説
早笛
かけ声で表現してみよう
能楽囃子の表現法 大ベシ 流シ
休憩
児童生徒との共演 三番三
養老水波之伝
獅子
終わりの挨拶と質問コーナー
約90分
派遣者数
出演者(笛、小鼓、大鼓、太鼓、司会解説者)5名
スタッフ1名
計6名
タイムスケジュール
開演前1時間30分
開演前1時間20分
開演前20分
開演前10分
本公演
終演後0分
終演後10分
終演後1時間
出演者等到着
緋毛氈設置楽器準備
共演の児童生徒リハーサル
児童生徒入場
児童生徒退場
緋毛氈、楽器撤収
出演者等退出
所要時間
所要時間
所要時間
所要時間
所要時間
所要時間
10分
10分
10分
90分
10分
10分
実施校への協力依頼人員
各クラスの会場への誘導のほか、共演する児童生徒のリハーサルへの誘導をお願いします。
演目解説
能楽の音楽性にスポットを当てた、音楽(楽器)のみでの公演「囃子堂」です。
はじまりの挨拶…能は礼に始まり礼に終わります。正式な挨拶ではじめます。
早笛・・龍神や鬼が登場する際に演奏される軽快で、ハイテンポな登場の音楽です。
各楽器解説…能楽囃子に使う楽器をそれぞれ紹介します。たった 4 ツの楽器で 30 人のオーケスト
ラに匹敵すると言われる、能楽囃子の秘密に迫ります。
カケ声で表現してみよう…能楽囃子の特徴はカケ声を掛けることにあります。カケ声による様々な
表現に挑戦してもらいます。
能楽囃子の表現法
大ベシ・・早笛と同じ旋律・リズムパターンですが、テンポが極端にゆっくりで、力強く超高速での
移動を表現します。早笛と比較することで能楽囃子の表現法を学びます。
流シ…能楽囃子独特の表現法を解説し、最高技法”流シ”を手拍子で体験して頂きます。
休憩…興味のあるこども達は、小鼓と大鼓を体験できます。
三番三・・翁に付随する狂言の舞曲です。大変めでたい曲で、同じリズムを繰り返し演奏します。児
童・生徒と共演することで会場全体が一体となる楽しい演奏としたいと思います。
養老水波之伝・・男神の舞曲です。大変緩急の激しいテクニカルな曲で、リズムの変化に富んだ楽
曲です。
獅子・・文殊菩薩の霊獣獅子の舞曲です。静と動・間合のやりとり・気迫が充実した曲で、これぞ能
楽囃子の真髄と言えます。
児童生徒の公演への参加方法、公演に参加させるための工夫
児童生徒達は、ワークショップで稽古した「三番三」の小鼓を打ちます。事前に選抜した15名程の
児童生徒が、実際に楽器を持ち、小鼓を打ちます。この時、出演能楽師の笛、大鼓、太鼓が加わ
ります。選ばれなかった児童生徒達も、エア小鼓(手拍子)で参加し、全員でカケ声をかけて、会場
が一体となった能楽の共演とします。
事前ワークショップ終了後「My 小鼓の作り方」という資料を配付し、児童生徒達に段ボール、空き
缶、A4 用紙と紐を使って、本物そっくりの小鼓のレプリカを作ってもらいます。「My 小鼓」を作るこ
とで、小鼓という楽器に興味が湧くと思います。また、共演する「三番三」のお手本 DVD を渡して
繰り返し練習してもらいます。
児童生徒とのふれあい
能楽は礼に始まり、礼に終わります。まず、きちっと挨拶をすることをふれあいの第一歩とします。
また、本公演中の休憩時間に興味のある児童生徒達は、本物の(実際に舞台で使用している)小
鼓と大鼓を体験できるようにします。
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
ワークショップ実施計画書
制作団体名
公益財団法人日本青少年文化センター
公演団体名
オーケストラアジア ジャパン
内容
実習曲「さくら さくら」を使って、箏と三味線の基本的な扱い方や演奏方法を体得しながら、合奏
を目指す。
① 模範演奏(約10~15分)
楽器紹介。実習曲「さくら さくら」等の模範演奏。
② 実習(約20~25分)
「箏」、「三味線」を班ごとに実習。
③ 実習成果発表(約10分)
「さくら さくら」を全員合奏、成果を発表して終了。(本公演でも成果を発表する。)
※楽器数を超えた児童生徒は、リコーダーで参加。
派遣者数
6名
学校における事前指導
① 「さくらさくら」楽譜配布
② 「七七八~」での「さくらさくら」の歌唱指導
③ リコーダー練習 (メロディーを覚える)
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
本公演実施計画書
制作団体名
公益財団法人日本青少年文化センター
公演団体名
オーケストラアジア ジャパン
演目
1. 現代邦楽曲の名曲から
「子供のための組曲」より1章・5章
長沢勝俊作曲
2. 伝統音楽の様々と和楽器の話
尺八本曲「鶴の巣籠り」
三味線音楽「勧進帳」
箏曲「六段の調べ」
琵琶楽「崩れ」
3.児童・生徒との共演 「さくらさくら」
川崎絵都夫編曲
4.世代をつなぐわらべ唄・民謡
「日本のしらべ」 三宅一徳編曲
5.世界に輝く邦楽合奏の魅力
「ディべルティメント」より 1 章 佐藤敏直作曲
※曲順は変更になる場合があります。
派遣者数
20名(出演者17名、スタッフ3名)
タイムスケジュール
9:30頃 楽器車学校到着
10:00 出演者学校到着、リハーサル(児童生徒との共演練習含む)
14:00
開演
15:20
終演、片づけ
16:00
学校出発
実施校への協力依頼人員
3~4名(楽器搬出入時の手伝い。)
演目解説
1.現代邦楽曲の名曲から
「子供のための組曲」より1章・5章 長沢勝俊作曲
1964年に発表されてから今日まで、現代邦楽のシンボル的作品として愛好され続けている
名曲で、生き生きとした子供の世界が描かれている。
2.伝統音楽の様々と和楽器の話
伝統音楽からの選曲は、三味線、琵琶、尺八、箏それぞれの和楽器のための音楽として伝
承されてきた主要曲を、独奏部分を変更することなく新しい合奏曲として創作されたものであ
る。伝統の精神はそのままに、より聴き易い邦楽曲として評価されている。今回は、小中学
生に興味をもって楽しく鑑賞してもらえるように楽器紹介を交えながら演奏する。
尺八本曲「鶴の巣籠り」
三味線音楽「勧進帳」
箏曲「六段の調べ」
琵琶楽「崩れ」
3. 児童・生徒との共演 「さくらさくら」 川崎絵都夫編曲
事前のワークショップで指導練習した児童・生徒を中心に合同演奏を行うが、ワークショップ
に参加しなかった児童・生徒もリコーダー、歌等での当日参加が可能。
4.世代をつなぐわらべ唄・民謡
「日本のしらべ」 三宅一徳編曲
世界に誇る日本の文化所産であるわらべ唄や民謡、教科書にも掲載されている曲を中心に
構成。
5.世界に輝く邦楽合奏の魅力
「ディべルティメント」より 1 章 佐藤敏直作曲。華やかで叙情的な邦楽合奏の魅力をあます
ところ無く表現している本物の芸術を子どもたちに鑑賞してもらいます。
児童生徒の公演への参加方法、公演に参加させるための工夫
「さくら さくら」の合奏に参加。ワークショップ対象学年は箏、三味線で参加する。他学年はリコーダ
ー、歌等で参加する。
児童生徒とのふれあい
「さくら さくら」の合奏と楽器紹介等でのモデルとして参加する。
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
ワークショップ実施計画書
制作団体名
特定非営利活動法人 日本音楽集団
公演団体名
特定非営利活動法人 日本音楽集団
内容
『ごんぎつね』の合唱で共演する児童生徒代表の皆さんを対象として『箏体験プログラム《さくらリ
レー》』を実施し、その後に『ごんぎつね』の合唱練習を行います。
『箏体験プログラム《さくらリレー》』は単に楽器に触れてみるというプログラムではなく、2人1組に
なったペア同士で協力して「さくら」を演奏しつつクラス全体でリレーして行くプログラムで、ペア同
士はもちろんのことクラス全体が協力してはじめて「さくら」全体を通して演奏できる《協力要素》も盛
り込んだ【参加型学習】として位置付けられる「クラス単位で実施する体験プログラム」です。
『ごんぎつね』の合唱練習は、物語の中に登場する3曲の歌(作詞:佐藤万里、作曲:川崎絵都
夫)を協力俳優の指導のもと、日本音楽集団の演奏者5名(尺八・三味線・二十絃箏・十七絃箏・
打楽器の奏者)の伴奏で、箏を体験した児童生徒の代表の皆さんが共演する練習を行うことを基
本としていますが、本法人では一人でも多くの児童生徒の皆さんが箏体験プログラムに参加するこ
とと、一人でも多くの児童生徒の皆さんと共演することを意図し、各校それぞれの状況・要望に合
わせて柔軟に対応しています。
例えば単学級の学校の場合などは、箏体験を4~6年生の3学年が行い合唱での共演は5年生
だけの場合もあれば、全校児童生徒が共演する場合もあり、学校毎に対応しています。
又、複数の特別支援学校でも本事業を実施しますが、ワークショップでの箏体験の方法を学校
の先生方と綿密に相談しながら固めており、児童生徒のお友達個々の状態に極力合わせて箏体
験を実施すべく準備を進めています。
WSのタイムテーブルは、4クラスを対象として実施する最大枠の場合、1校時目に楽器搬入と体
験用の楽器(箏)を含む楽器の準備を行い、2~4校時目に体験プログラム(3クラス)、「給食交流」
を挟んで、5校時目に4クラス目の体験プログラムを実施して、6校時目に合同で合唱練習を行うこ
とを基本としていますが、これも各実施校の要望や諸条件に沿い柔軟に対応して各実施校にとっ
て一番良いと思われる実施方法を協議しています。
派遣者数
尺八奏者1名、三味線奏者1名、二十絃奏者1名、十七絃奏者1名、打楽器奏者1名
協力俳優1名、楽器運搬スタッフ1名
以上、合計7名を派遣します。
学校における事前指導
事前に「合唱練習用CDR」と「ごんのうた」3曲の楽譜を各校の先生方にお送りし、合唱の事前練
習を行って頂きます。
併せて、先生方には《さくらリレー》のデモンストレーション DVD も事前資料としてご覧頂き、ワー
クショップで実施される箏体験の内容を具体的に把握して頂いた上で、ワークショップに臨んで頂
きます。
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
本公演実施計画書
制作団体名
特定非営利活動法人 日本音楽集団
公演団体名
特定非営利活動法人 日本音楽集団
演目
(1)『宮崎駿アニメ・メドレー』(秋岸寛久編曲/七重奏)
「風の谷のナウシカ」 ~ 「君をのせて」(天空の城ラピュタより) ~ 「もののけ姫」
~ 「いつも何度でも」(千と千尋の神隠しより)、以上4曲のメドレー作品
『日本の楽器たち』(古典作品)
(2)「六段の調」(箏独奏)
(3)「鹿の遠音」(尺八独奏)
(4)「春の海」(尺八・箏二重奏)
(5)「那須の与一」(琵琶弾き語り・独奏)
(6)「幕間三重」・「獅子狂い五段」(三味線・笛・打楽器)
(7)『子どものための組曲』(篠田大介作曲/七重奏)
~休憩~
(8)『ごんぎつね』~語りと合唱と邦楽器で作る音楽劇~【児童生徒代表と共演】
(作:新美南吉、音楽:川崎絵都夫、作詞:佐藤万里)
派遣者数
笛奏者1名、尺八奏者1名、三味線奏者1名、琵琶奏者1名、二十絃奏者1名、
十七絃奏者1名、打楽器奏者1名、協力俳優1名、楽器運搬スタッフ1名
以上、合計9名を派遣します。
タイムスケジュール
【本公演の基本タイムテーブル】
2校時目/演奏者学校入り、楽器搬入、準備開始
3校時目/第1部リハーサル
4校時目/第2部「ごんぎつね」合唱リハーサル
(給食交流)
5・6校時目/本公演
上記のタイムテーブルを基本としますが、学校側の要望や諸般の事情により第1部の音楽リハー
サルを割愛して本公演を午前中に繰り上げて対応する場合や、低学年の下校時間を繰り下げるこ
とが難しいため学校側が昼休みを短縮する等の調整努力をして下さり、早目に「本公演」を開演す
る例などもあります。
本法人では、学校側と協議しつつ「ワークショップ」と「本公演」の両日において、可能な限り柔軟
に対応しています。
実施校への協力依頼人員
(特に無し)
演目解説
第1部は、『宮崎駿アニメ・メドレー』(秋岸寛久編曲/七重奏)で幕を開け、日ごろ耳に馴染みの
少ない「日本の楽器の音」を児童生徒さんたちが良く知るメロディーで、先ずは児童生徒の皆さん
それぞれが《自分達なりに感じ取ってもらう》よう意図しています。
続く『日本の楽器たち』(古典作品)では、個々の歴史を通じて「独自な世界」を作り上げてきたそ
れぞれの楽器を一つ一つ司会者と演奏者のお話を交えながら紹介していき、「個々の歴史」を踏
まえた上でその楽器の「古典作品」の世界に触れてもらうように意図しています。
又ここでは、「古典作品」の紹介だけでなく、司会者(協力俳優)と演奏者とのやりとりの中で各演
奏家が「伝統楽器と出会った契機」や自らが「プロの演奏家を目指した動機」等も紹介し、個々の
演奏家が持つ音楽家としての個人史も盛り込み紹介します。
第1部の最後には、本法人所属の作曲家篠田大介が日本音楽集団から子ども達へのメッセージ
として作曲した『子どものための組曲』で、それぞれ「独自な世界」を持つ日本の楽器が合奏を行う
ようになった「現代の響・姿」を紹介し、第1部を通じて日本の楽器の現在に至るまでの「歴史・歩
み」に触れてもらい、第2部の共演プログラムへとつなげます。
第2部は、メインプログラムの『ごんぎつね』~語りと合唱と邦楽器で作る音楽劇~(作:新美南
吉、音楽:川崎絵都夫、作詞:佐藤万里)で各校の児童生徒代表の皆さんと共演し、それを全校児
童生徒の皆さんに鑑賞して頂きます。
児童生徒代表の皆さん達が、国語の授業で学習した〈ごんぎつね〉が題材となった作品で「演奏
家と一緒に音楽朗読劇を作り上げる経験」をし、併せて、本公演での発表を通じて演奏家と共に
「達成感を共有する」ことも目指します。
児童生徒の公演への参加方法、公演に参加させるための工夫
児童生徒代表の皆さんは、「ワークショップ」で『楽器(お箏)体験』を行い、「本公演」で「ごんぎ
つね」(作詞:佐藤万里、作曲:川崎絵都夫)の中に登場する3曲の「ごんのうた」を合唱して日本音
楽集団と『共演』します。
「本公演」において、児童生徒代表の皆さんと日本音楽集団との『共演』を全校で鑑賞すること
により、代表にはならなかった他の児童生徒の皆さんも全員で「共演の間接体験」を共有できるよう
に、本公演の会場では児童生徒代表の皆さんの着席位置なども工夫しています。
又、ワークショップで『楽器(お箏)体験』という「直接体験」を持った児童生徒代表の皆さんは、そ
れを踏まえて『共演』することで、より高い「一体感と達成感を演奏者と共有」できることを目指して
おり、それと併せ、「直接体験」を踏まえることによって能動的な高い関心を持って「本公演」を鑑賞
するようになることを期待・意図しています。
児童生徒とのふれあい
「共演」をする児童生徒代表の皆さんとの「給食交流」を可能な限り実施することを目指し、各実
施校に推奨させて頂いています。
「給食交流」は児童生徒代表の教室に日本音楽集団の演奏家が分散して加わり、給食を一緒
に食べながらWSや共演の感想を話し合うことはもちろん、音楽とは別の話題なども通じて、『音楽
の場を離れたところでも児童生徒代表の皆さんと演奏者とがコミュニケーションを深める場』として
本法人では位置付け、実施を推奨しています。
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
ワークショップ実施計画書
制作団体名
有限会社 わんぱく企画
公演団体名
わんぱく寄席
内容
自分たちで手づくりの寄席をつくりあげていきます。
1、私も僕も落語家修業
<参加者>児童生徒代表6~10名前後
<内 容> 落語家役、前座役、寄席囃子演奏役を決めてそれぞれの役を演じ、
ミニわんぱく寄席を披露していただきます。
1, 落語家役……短い小噺などを一座の落語家の師匠から習い
高座に上がって一席演じます。
あらかじめ小噺をお教えしますが、噺のネタは自分の創作でもかまいません
2, 前座役……高座返し(座布団を返す)、メクリ返し、など前座の仕事を行います
3, 寄席囃子役……三味線の師匠が弾く三味線に合わせて太鼓や鉦(かね)を
4, 打ちます。その寄席囃子にのせて、落語家役が高座に上がり小噺を一席。(曲
はディスニーのミッキーマウスマーチなど子供たちの間で知られている曲)
それぞれの役を演じることにより、落語ワークショップの完成させていきます。
・各役をそれぞれ数人ずつでグループを作ることで数組のミニわんぱく寄席を体験する。
・ワークショップ出演者全員自分の芸名を作成、その芸名を紙に書き、当日メクリに使う、
・ミニわんぱく寄席出演者は当方で用意した着物、羽織を着て演じる、両親が用意した可愛らし
い着物で参加する子供も居て華やかな雰囲気。
・観客全員で体験―おそばの食べ方など
○ミニわんぱく寄席は自分たちでつくる創作寄席、子供たちの自由発想は大変素晴らしく、笑いの
絶えないわんぱく寄席でした(22年の各校での感想)
派遣者数
5名
主たる指導者――1名
従たる指導者――4名
学校における事前指導
・DVD や写真、説明書など事前にお渡しします
・寄席ばやしで使う三味線音楽の音源を渡す。
・小噺はワークショップ当日師匠の指導で教えたほうが効果的、しかし最近自分で創作小噺を演じ
る子どもも居るので、師匠の指導で手直ししながら作り上げると良い作品ができる場合もある。
・自分たちの芸名を考えてもらう
平成 28 年度文化芸術による子供の育成事業(巡回公演事業)
本公演実施計画書
制作団体名
有限会社 わんぱく企画
公演団体名
わんぱく寄席
演目
第一部 ミニわんぱく寄席
・落語家役―私も僕も1日落語家体験―小噺、仕草(おそばなど食べる)
・前座役―座布団、メクリなど返す
・寄席ばやし役―(寄席音楽)演奏と、体験演奏
第二部
何々小学校(わんぱく寄席)何々中学校(学校寄席)のはじまり はじまり・・・・・・・
1.
落語――――若手落語家―――じゅげむ、子ほめ、初天神、時そばなど爆笑落語
2.
色物――――太神楽曲芸、紙切り、漫才などから1演目
3.
落語――――中堅落語家―――爆笑落語、SF的な落語など
4. 中入り
5. 色物――――紙切り、江戸曲独楽、手品などから1演目
6. 落語――――看板落語家―――――トリの真打―怪談噺、笑いの多い話
☆当日の演目は出演者が高座に上がって子どもたちの反応で決めるのが普通の落語鑑賞会
の方法です、どんなネタが出るかおたのしみに
派遣者数
一行――12〜13 名
落語家――3名
色物の出演者――2~3名(漫才などは2名)
前座―――1名
三味線―――1名
スタッフ―――5 名
タイムスケジュール
舞台仕込み8時
体験者おさらい11時
昼食12時
開演13時30分〜15時 10 分
終演→撤去15時30分~90分前後
演目解説
落語の演目(ネタ)については、当日の観客の反応を見て決めます。
特に学校などでの公演は初めて落語など伝統芸能に触れるお客さんがほとんどで、落語家もどん
な反応があるか不明のため、高座に上がってから、子どもたちの反応を探って演じます。
落語の演題は人間が考えたあらゆるジャンルにおよび、食べ物、動物、SF的な話、おとぎ話、怪
談、人情噺、爆笑落語、時事落語、など多岐にわたりますが、わんぱく寄席の出演者は子どもたち
を集中させながら楽しませることにかけてはベテランの演者で構成しております。
落語鑑賞の基本は聞いているお客さんの頭の中にたくさんの風景を描き、想像力をかきたてるとこ
ろにあります。
☆今までの主な演目
・寿限無、小ほめ、牛ほめ、初天神、元犬、まんじゅうこわい、お菊の皿、など
基本的には爆笑落語、怪談噺などに人気があるようです。
色物――太神楽曲芸、紙切り、奇術、江戸曲独楽、漫才、など
児童生徒の公演への参加方法、公演に参加させるための工夫
☆落語の体験―事前に選定した児童生徒に落語の小噺を羽織、扇子、手ぬぐいを持って、出囃
子とともに高座に上がり今覚えたばかりの小噺を演じてみる、
☆寄席音楽(寄席ばやし)体験―三味線のお師匠さん、指導役の落語家の指導で太鼓を色々に
演奏してみる。
☆前座体験――着物を着て高座返し、メクリ返し体験
☆芸名創作――自分たちの芸名を考え、紙に寄席文字風に書く。
☆全児童におそばの食べ方を落語家の指導で演じてみる
☆色物の太神楽曲芸の時に傘回しの曲の時にボールを投げる役で体験参加など
児童生徒とのふれあい
学校の校門、玄関、廊下、体育館のところどころにわんぱく寄席、学校寄席のノボリを立て寄席の
案内、雰囲気作りをする。
児童生徒が入場するとき入口で1番太鼓を若手落語家が打ち鳴らし、お客様を迎える
学校の体育館の児童生徒が入場する入口にミニ寄席展示場を設け、落語に使う小道具、扇子や
手ぬぐい、色物で使う道具、楽屋で書くネタ帳、色紙、めくり、落語家のユニフォーム、座布団、写
真などを展示、別のコーナーでは落語家が真打昇進の時の色々なグッズ、呼び込みの太鼓の演
奏で子どもたちにこれから楽しい 何々学校わんぱく寄席が始まるよとうきうきうきした気分で臨ん
でもらう