平成20年度 - 公益財団法人埼玉県体育協会

目
次
1 平成2
0年度 スポーツ科学委員会事業報告 テーマ「選手強化・生涯スポーツの推進」 ………………1
2 平成2
1年度 スポーツ科学委員会事業計画 テーマ「選手強化・生涯スポーツの推進」 ………………2
3 発会2
0周年記念および平成2
0年度の委員会活動について
委員長 宮内 孝知 ……………3
4 平成2
0年度 スポーツ科学専門部会報告
部会長 吉田 博幸 ……………5
5 平成2
1年度 スポーツ医学専門部会報告
部会長 小林 正幸 ……………6
6 平成2
2年度 コーチング専門部会報告
部会長 青葉 昌幸 ……………8
7 アンチ・ドーピング小委員会
委員長 小林 正幸 ……………9
8 顧問医・トレーナー小委員会報告
代 表 関
9 トレーナー小委員会の活動報告
委 員 溝口 秀雪 ……………1
1
1
0 アンチ・ドーピングホットラインの構築
委 員 大山
昭 ……………1
2
1
1 アンチ・ドーピング意識アンケート報告
矢地
孝 ……………1
3
純 ……………1
0
1
2 医学検査および体力測定の結果
体力測定小委員会 ………………1
6
1
3 バスケット高校選手の栄養・食生活調査結果概要報告
スポーツ栄養担当 ………………1
8
1
4 スポーツ心理サポート報告
スポーツ心理担当 ………………3
0
1
5 VICTORY SUMMIT in 埼玉 医師の立場から
医師:土肥美智子 ………………3
1
1
6 VICTORY SUMMIT in 埼玉 指導者:加納 實氏(体操)
山本 兼郎 ………………3
3
1
7 コーチングセミナー(フィギュア)報告
山本 兼郎 ………………3
6
1
8 スポーツ科学委員会講演会報告
戸苅 晴彦 ………………3
9
1
9 第6
3回大分国体会期前競技会帯同報告
小林 昌幸 ………………4
1
2
0 ドクターズミーティング及び大分国体帯同報告(2)
岡田奈緒子 ………………4
2
2
1 第6
3回大分国体帯同報告(1)
塩野
2
2 第6
3回大分国体帯同報告(3)
立花 陽明 ………………4
4
2
3 第6
4回冬季国体スケート・アイスホッケー帯同報告
岡田奈緒子 ………………4
6
2
4 第6
4回冬季国体スキー帯同報告
小林 正幸 ………………4
7
潔 ………………4
3
2
5 スポーツ科学委員会 2
0年間の活動の記録 ……………………………………………………………………4
8
2
6 埼玉県体育協会スポーツ科学委員会の歩みと展望
塩野
2
7 埼玉県体育協会スポーツ科学委員会コーチング専門部会担当事業
山本 兼郎 ………………6
7
◎ 財団法人埼玉県体育協会スポーツ科学委員会規程
◎ 平成2
0年度 財団法人スポーツ科学委員会 名簿
◎ スポーツ科学委員会 医学専門部会スポーツドクター小委員会名簿
◎ アンチ・ドーピング小委員会・体力測定小委員会名簿
◎ 顧問医名簿
潔 ………………6
0
あああああ
平成2
0年度 スポーツ科学委員会事業報告
テーマ【選手強化・生涯スポーツの推進】
月 日
曜
4月1
5日
火
会
場
さいたま共済
内
容
2
0周年①準備会
4月1
7日
木
さいたま共済
委員長・3専門部正副部会長会議
4月2
4日
木
さいたま共済
ホームページ検討小委員会
5月1
2日
月
さいたま共済
2
0周年②準備会
5月1
3日
火
県立スポーツ研修 C
第1回選手強化対策委員会
5月1
4日
水
さいたま共済
第1回科学専門部会
5月1
5日
木
さいたま共済
第1回アンチ・ドーピング小委員会
5月2
0日
火
さいたま共済
第1回コーチング専門部会
5月2
2日
木
さいたま共済
第1回医学専門部会
5月2
9日
木
さいたま共済
第1回スポーツ科学委員会(2
0周年シミュレーション)
6月8日
日
浦和東武ホテル
スポーツ科学委員会発会2
0周年祝賀会(総会)
6月1
9日
木
さいたま共済
第2回アンチ・ドーピング小委員会
7月2日
水
県立スポーツ研修 C
アンチ・ドーピング教育・啓発講習(コーチ研修会[膳亀]
)
7月1
0日
木
さいたま共済
医・ト・競合同研修会 運営委員会
埼玉県下
彩夏到来0
8埼玉総体
7/2
8∼8/2
0
8/1
5∼1
7
8月2
9日
水
9月9日
火
9/1
1∼1
5
9月1
7日
〃
水
〃
山梨県下
第6
3回国体関東ブロック大会
自治会館
アンチ・ドーピング教育・啓発講習(国体選手選考会議・監督会議[浅見・小林])
さいたま共済
第2回コーチング部会
大分県下
国体開期前競技会(水泳・ゴルフ・フェンシング)≪小林≫
埼玉会館小ホール
〃
アンチ・ドーピング教育・啓発研修(大分国体結団式[大山・小林]
)
国体競技会外ドーピング検査対象選手・監督説明会[大山・小林]
9月2
0日
土
さいたま共済
第1回顧問医・トレーナー・競技団体関係者合同研修会
9月2
6日
金
大分市
ドクターズ・ミーティング
大分県下
第63回大分国体≪塩野・岡田・立花 他10競技12名帯同医・トレーナー≫
1
0月3
0日
木
さいたま共済
第2回医学専門部会
1
1月5日
水
さいたま共済
第2回科学専門部会
1
1月1
1日
火
さいたま共済
第3回コーチング部会
1
2月8日
火
さいたま共済
委員長・3専門部正副部会長会議 兼 倫理審査委員会
9/2
7∼1
0/7
1
2月1
4日
日
県立スポーツ研修 C
VICTORY SUMMIT in 埼玉(加納實・土肥美智子)
1
2月1
6日
火
さいたま共済
第3回アンチ・ドーピング小委員会
1
2月2
1日
日
県立スポーツ研修 C
体操競技(MC・体力測定・スポーツ心理・スポーツ栄養)
2
0
0
9年
1月5日
月
さいたま共済
パネルディスカッション パネリスト打合せ
1月1
6日
金
さいたま共済
第3回選手強化対策委員会
1月1
9日
月
さいたま共済
医・ト・競合同研修会 運営委員会
1月2
1日
日
県立スポーツ研修 C
アーチェリー競技(MC・体力測定・スポーツ心理・スポーツ栄養)
1/2
9∼2/1
青森県下
第6
4回スケート・アイスホッケー国体≪岡田≫
2月7
・
8日
国立女性教育会館
県スポーツ指導者研修会(スポ科講演:横山謙三氏:戸苅/パネル:スポーツ事故:宮内・戸苅・船崎)
2/1
7∼2
0
2月2
4日
火
新潟県下
第6
4回スキー国体≪小林≫
さいたま共済
第4回コーチング部会
2月2
5日
水
さいたま共済
第3回科学専門部会
2月2
6日
木
さいたま共済
第2回顧問医・トレーナー・競技団体合同研修会
3月2日
月
さいたま共済
第3回医学専門部会
3月5日
木
さいたま共済
第2回スポーツ科学委員会
3月8日
日
県立スポーツ研修 C
バスケットボール競技(MC・体力測定・スポーツ心理・スポーツ栄養)
3月1
3日
金
川越市(東上パールビル)
コーチングセミナー(スケートフィギュア)
3月2
7日
金
さいたま共済
第2回スポーツ科学委員会 総会
−1−
平成2
1年度 スポーツ科学委員会事業計画
テーマ【選手強化・生涯スポーツの推進】
月 日
4月1
5日
5月1
2日
5月2
8日
5月3
0日
6月2日
6月4日
6月9日
6月1
2日
7月7日
7月
7月1
4日
7月1
6日
7月2
4日
1∼2
3
8/2
8月3
1日
8月3
1日
9月初旬
9月7日
9月初旬
3
9/9∼1
9月1
6日
9月1
6日
9月2
5日
9月2
6日
∼10月6日
10月下旬∼
1
0月以降
1
2月初旬
1
2月下旬
2
0
1
0年
1月1
5日
1月中旬
1月下旬
2月6/7
2月中旬
2月中旬
2月下旬
3月初旬
3月初旬
3月初旬
3月下旬
曜
水
火
木
土
火
木
火
金
木
火
火
木
金
月
月
月
水
水
金
土
火
日
会
場
さいたま共済会館
県立スポーツ研修 C
さいたま共済会館
県立武道館
さいたま共済会館
さいたま共済会館
さいたま共済会館
さいたま共済会館
さいたま共済会館
県立スポーツ研修 C
さいたま共済会館
埼玉会館大ホール
さいたま共済会館
さいたま共済会館
千葉県下
自治会館4F ホール
自治会館4F ホール
さいたま共済会館
さいたま共済会館
さいたま共済会館
新潟県下
埼玉会館小ホール
埼玉会館小ホール
新潟県下
新潟県下
内
容
委員長・3専門部正副部会長会議
第1回選手強化対策委員会
第1回アンチ・ドーピング小委員会
武道館祭り〔アンチ・ドーピング講習〕小林
第1回コーチング専門部会(Ⅴ.サミット講師選定 他)
第1回医学専門部会
第1回科学専門部会
第1回スポーツ科学委員会(親委員会)
第1回スポーツ科学委員会 3部会合同会議
アンチ・ドーピング教育・啓発講習:膳亀(コーチ研修会)
ホームページ小委員会
インターハイ結団式(アンチ・ドーピング情報:小林)
第1回医・ト・競合同研修会 運営委員会
第2回アンチ・ドーピング小委員会
第6
4回国体関東ブロック大会(中心会期)
第64回国体選手選考会議・監督会議(アンチドーピング講習:浅見)
アンチ・ドーピング競技外検査対象者レク⇒小林・浅見
第1回顧問医・トレーナー・競技団体合同研修会
第2回コーチング専門部会
第3回アンチ・ドーピング小委員会
国体会期前競技会(水泳)
第64回国民体育大会結団式・壮行会(アンチドーピング講習:大山)
アンチ・ドーピング競技外検査対象者レク⇒小林・大山
ドクターズ・ミーティング
第64回国民体育大会(本部帯同・医学サポートスタッフ派遣)
さいたま共済会館
県立スポーツ研修 C
さいたま共済会館
さいたま共済会館
科学(2
0日)・医学・コーチング 各部会の開催
3競技の MC・体力測定・スポーツ栄養・スポーツ心理トータルサポート
委員長・3専門部正副部会長会議
パネルディカッション パネリスト打合せ
金
さいたま共済会館
さいたま共済会館
北海道(釧路)
土日 国立女性教育会館
さいたま共済会館
北海道(札幌)
さいたま共済会館
さいたま共済会館
さいたま共済会館
土 日本体育協会
さいたま共済会館
VICTORY SUMMIT in 埼玉
第3回選手強化対策委員会
第2回医・ト・競合同研修会 運営委員会
第6
5回国体冬季スケート・アイスホッケー競技会(帯同)
平成2
1年度埼玉県スポーツ指導者研修会(講演会・パネル)
科学・医学・コーチング 各部会の開催
第6
5回国体冬季スキー競技会(帯同)
第2回顧問医・トレーナー・競技団体合同研修会
第4回アンチ・ドーピング小委員会
第2回スポーツ科学委員会(親委員会)
スポーツドクター協議会
第2回スポーツ科学委員会 3部会合同会議
今年度は見送り、次年度で復活させたい(体協)
★体力測定種目:・体操(4年目)・アーチェリー(3年目)・バスケット(2年目)
★コーチングセミナー
★メディカルチェック小委員会
−2−
(財)埼玉県体育協会スポーツ科学委員会の平成20年度活動について
埼玉県体育協会スポーツ科学委員会
委員長
宮内
孝知
に委ねることにし、ここでは科学委員会全体の活動
昭和6
2(1
9
8
7)年1
2月1
0日に設立発会式を挙行し
た(財)埼玉県体育協会スポーツ科学委員会は平成
報告をさせていただく。
新体制となって3年目を迎えた本委員会の活動は、
1
9(2
0
0
7)年1
2月に設立2
0年を迎えた。平成2
0年度
の本会の活動を振り返るにあたり、平成2
0年6月8
委員長・3専門部会正副委員長会議に先だって開催
日、午後1時より開催した「スポーツ科学委員会発
された「2
0周年記念祝賀会第1回準備委員会」の開
会2
0周年記念祝賀会」の報告を冒頭にさせていただ
催からスタートした。そこでは「祝賀会」の日時、
く。
内容等の基本的な枠組みを決定し、それに基づいて
「記念祝賀会」は上記日時、浦和東武ホテルにて
具体的な準備をしていくこととした。後日開催され
開催された。第1部は、坂本祐之輔(財)埼玉県体
た委員長・3専門部会正副委員長会議において、本
育協会会長、小生の挨拶に続き、設立当初から科学
年度の活動テーマを前年に引き続き『選手強化・生
部会長等を歴任されてこられた塩野潔委員による基
涯スポーツの振興』とすることにし、それに沿った
調講演
『
(財)埼玉県体育協会スポーツ科学委員会の
各専門部会の活動方針を検討することから実際の活
歩みと今後の課題』がなされた。三戸一嘉専務理事
動がスタートした。この会議では、その活動方針に
のお礼の言葉で終了した。
したがい、具体的な活動、活動のおおよその日程を
第2部は「祝宴」が、
(財)
日本体育協会伊藤静夫
例年通りとすることが確認され、5月末の第1回科
スポーツ科学研究室長、発会式に基調講演をされた
学委員会に諮り、総会は「祝賀会」当日、それに先
元本会顧問の浅見俊雄東京大学名誉教授等をお迎え
だって開催することにした。それに合わせ、総会ま
して和やかに開催された。第1部、第2部を通して、
でに各専門部会は部会を開催し、具体的な活動につ
開催にご尽力いただいた、吉田博幸、小林正幸、青
いて議論していただき、総会時に報告していただく
葉昌幸各副委員長をはじめとする委員・部会員、櫻
ことを確認した。
井勝利県体育協会副会長、そして何よりも事務局の
総会の決定としては例年通り、会議は、委員会及
皆様に衷心より御礼を申し上げなければならない。
び総会、委員長・3専門部正副委員長会議をそれぞ
さて、平成2
0年度の(財)埼玉県体育協会スポー
れ年2回、各専門部会は年2∼3回の部会、更に選
ツ科学委員会は、小生が委員長をお引き受けして2
手強化対策委員会、スポーツドクター小委員会、ア
期目の最初の年であった。2
0年度の活動も、活動テ
ンチ・ドーピング小委員会等の開催が決定された。
ーマに掲げられた『選手強化・生涯スポーツの振
また、アンチ・ドーピング教育・啓発講習会、顧問
興』に沿って、科学専門部会、医学専門部会、コー
医・トレーナー・競技団体合同研修会等の開催が年
チング専門部会それぞれが、例年同様に活発な活動
次事業として盛り込まれた。
を展開したと総括できるが、計画を粛々と実施する
科学部会は選手強化の一環としての体力測定、栄
一方、結果としては冒頭の「2
0周年記念祝賀会」の
養指導、心理サポート活動が中心的に展開された。
開催以外、新たな事業展開がなされなかったとも言
医学専門部会は上述の各小委員会やその主催による
えよう。
研修会・講習会が開催され、また、国民体育大会へ
それぞれの専門部会の活動は各専門部会長の報告
のドクターの帯同等積極的な活動がなされた。コー
−3−
チング部会はコーチングセミナーの開催、指導者研
修会の開催等の活動が主なものとしてあげられる。
個人情報の取り扱い、研究倫理(特に侵襲性のある
実験、検査、調査等に関する)の確立については、
2
0年度に一応の結論を得て、実際に委員長、3専門
部正副委員長で構成する「倫理委員会」を立ち上げ、
審査を開始した。
平成2
0年度の反省として、科学委員会のテーマの
一つである『生涯スポーツの振興』についての活動
が少なかったことが挙げられるが、平成2
0年度もこ
れに関しては改善されたとは言えない状況にある。
科学委員会として『選手強化』は当然のことながら、
この生涯スポーツの振興についても、積極的に取り
組まねばならないことは言うまでもない。
他にも、「ホームページの活用」
、それと関わる
「科学委員会の広報」等、前年度から引き続いてい
る課題の多くも改善されたとは言い難い。公益法人
の見直しに伴う科学委員会規約の整備とこれらのこ
とを平成2
1年度の活動課題としたい。
平成2
0年度も、科学委員会委員、専門部会委員長
をはじめとする部会員の絶大なるご指導・ご協力の
お陰で、例年に劣らぬ活動が展開されたことを共に
喜び、感謝し、2
1年度のさらなる発展を期したい。
−4−
平成20年度スポーツ科学専門部会報告
スポーツ科学専門部会
吉田
博幸
本年度はスポーツ科学委員会2
0周年記念式典の準
が望ましい。負荷心電図であれば自転車でも行うこ
備から始まった。式典で配布する記念誌を作成する
とができるので、検者数を十分確保できるときには
ために2
0年間の会議資料を引っ張り出し、スポーツ
最高酸素摂取量の測定と負荷心電図を別々に行うこ
科学専門部会の足跡をまとめた。メイン事業である
ともできる。昨年から専門部会員が大きく若返った
体力測定の他、講習会や研修会を数多く行ってきた
ので、ぜひ若い人の力でこれらの点を改善していっ
ことを改めて認識した。昔を懐かしく思いながらの
て欲しい。
スポーツ科学委員会のもう一つの柱である「生涯
作業であった。6月8日の式典が終わった後は、今
スポーツの推進」については、年度内では事業の展
年度の事業が全て終了したような気になった。
毎年行っている一流競技選手に対するトータルサ
開に至らなかった。「生涯スポーツ」をどのように
ポート事業(体力測定、栄養調査、スポーツ心理学
定義するのか?対象はどのような人とするのか?ス
講習)については、本年度は体操(1
2/2
1)
、アー
ポーツ科学委員会が担うべき役割は?など、スポー
チェリー(1/2
5)
、バスケットボール(3/8)
ツ科学専門部会だけでは決められないことが多々出
の3種目について実施した。結果の詳細は、後に各
現してきた。親委員会で事業の本質部分について決
担当者から報告されているものをご高覧いただきた
めてから、具体的な事業展開について各部会で検討
い。医学検査の結果が判明するまでに2週間を要し、
すべきであろう。いずれにしても、スポーツ医学部
フィードバックに時間がかかるという問題を残すも
会、コーチング部会と協力して進める必要がある。
のの、全般的にはうまく進んでいる事業であると考
本年度も皆さんのご協力により無事事業が終了し
えている。欲を言えば、指導者や選手から質問や要
た。来年度も本年度同様のご協力をお願いしたい。
望が出されることを希望している。現場に携わる人
と科学に携わる人の間でもっとコミュニケーション
をとることができれば、さらに有効に測定データを
活かすことができるであろう。
体力測定については1
9
9
9年から現在の測定項目
(最高酸素摂取量、最大無酸素パワー、ボスコジャ
ンプ、長座体前屈、全身反応時間、等速性脚伸展・
屈曲力)としたが、一流競技者に対して行われてい
るものと必ずしも同じ項目ではないので、来年度以
降は検討が必要であろう。どの種目の選手に対して
も同じ測定(必須項目)を行うことも大切であるが、
種目特有の測定項目を設けることも大切である。
最高酸素摂取量については、同時に負荷心電図の
検査も行っている。半日で2
0名程度の測定をしなけ
ればいけないので、時間短縮のため2
0年前から今の
プロトコールで行ってきたが、これも修正すること
−5−
平成20年度医学専門部会報告
医学専門部会
小林
正幸
2)トレーナー小委員会活動
平成2
0年度の医学専門部会の活動は!アンチ・ド
ーピング小委員会 "トレーナー小委員会 #国体
平成2
1年2月2
6日の顧問医・トレーナー・競技団
帯同医師派遣 $メディカルチェック小委員会 に
体合同研修会では、1
9
8
5年から本年度までトップリ
まとめることができる。
ーグ、イースト1
1で活躍したセコムラグビー部のチ
1)アンチ・ドーピング小委員会活動
ームドクターとトレーナーの方に選手の健康管理や
今年度も5月、6月と1
2月に委員会を開催した。
スキルアップなどについて講演をしていただいた。
この他にも国体を前に3回の選手、監督、指導者へ
出席者にとって非常に得るものが多い研修会となっ
の啓発活動を行った。また、本年度の彩夏到来0
8埼
た。
玉総体の開催にあたり、各競技団体の協力の基に、
また小委員会で勧めてきた県体協登録トレーナー
プログラムにアンチ・ドーピングに関する啓発ペー
について、本年度は1
5名の登録トレーナーの推薦を
ジを載せてもらった。これは総体の歴史では初めて
行い、スポーツ科学委員会で正式決定となった。今
のことであった。
後に向けてさらなる認定登録者の増加が期待される。
3)国体帯同医師・医学サポートスタッフ派遣に
平成1
5年の第5
8回静岡国体から導入されたドーピ
ついて
ング検査は年を経る毎にその検体数が増加している。
なかでも平成1
8年の第6
1回兵庫国体から、各県体育
今年度の第6
3回大分国体でも1
0日間の会期を3分
協会で推薦した選手(将来日本を代表するであろう
割して3人の医師が本部に帯同した。またこの期間
有望選手)の競技会外検査が導入された。今年度も
に先立ち、9月1
1日から1
5日まで国体会期前競技会
選手、監督などには結団式など、機会をみて啓発講
として水泳、ゴルフ、フェンシングの3競技が行わ
習を行なった。選出された競技会外検査対象となる
れ、この時も本部に帯同医師を派遣した。この他に
高校生5名の選手には、指導者と一緒にドーピング
も1
0競技団体に1
2名の医師あるいはトレーナーが帯
検査について具体的に検査の方法や注意点などにつ
同した。
いても説明、理解してもらうため別に機会を設けた。
例年、開会式前日には全国の帯同医師のドクター
ちなみに、本県では競技会外検査対象者5名のう
ズミーティングが開催される。今年度は本部役員を
ち2名が、更には競技会検査で5名(うち1名は第
含め3人が出席した。前年開催の秋田県から救護実
6
4回スキー国体)
、合計7名がドーピング検査を受
績の報告、大分県からは今国体の体制の紹介があっ
けたが、全員が結果「陰性」であった。
た。その後のレクチャーでは今年もアンチ・ドーピ
また、ドーピング禁止薬に関する問合せは、本県
ングに関するものであった。いかに国体でのドーピ
で開催された5
9国体の年度では1
0
8件、薬剤数も1
8
4
ングコントロールに力を入れているかが伺われた。
剤であったが、翌年からは件数も一桁、薬剤数も2
0
今年度末の3月1
8日に開催された本年度第6回国
∼3
0剤程度となっていた。が、本年度は2
1件の問合
体委員会で「帯同ドクターのあり方」についての指
せがあり薬剤数も6
5例となった。その中に禁止薬物
針が出された。今後の帯同ドクターの行動に具体的
もわずかながら含まれていた。なかでも7例のサプ
な方向性を示すものと期待される。
リメントについてはその内容に疑問のある3例につ
4)メディカルチェック小委員会の活動
いては使用禁止と判断した。
今年度も6
0
0名を超えるチェックがなされた。が
−6−
その活動全体としては体協本部の期待通りにはいか
なかったようだ。来年度に向け委員の追加あるいは
入れ替えなど考慮すべきと考えられた。今年の体操
とアーチェリーとバスケットにおける体力測定は本
委員会委員が中心となり実施されたが、検査会場へ
の医師派遣に苦慮した。
5)その他
医学専門部会はその他の科学専門部会、コーチン
グ専門部会との協力の下に、本年度も事業計画を積
極的に行なうことが出来たと考えます。委員の皆様
一年間ご苦労様でした。そして次年度もどうぞ宜し
くお願い致します。
−7−
平成20年度コーチング専門部会活動報告
青葉
昌幸
2
0
0
8年6月、スポーツ科学委員会は創立2
0周年の
科的メディカルチェックから見えてきたトップアス
祝賀会(浦和・東武ホテル)を開催いたしました。
リートの現状」というテーマで講演をいただきまし
その間、スポーツ科学委員会は、本県スポーツの
た。大変参考になった意義ある講演として参加者か
普及と競技力向上につとめてきましたが、コーチン
らも好評でした。
グ部会としては特に大きな目標として「競技力の向
上(選手強化)
」
には、さまざまの形で取り組んでき
埼玉県スポーツ指導者研修会スポーツ科学委員会講
ました。
演会
その結果は、科学委員会創立後の国民体育大会総
トップアスリートへの道
合成績(天皇杯)を振り返えると、その内容は素晴
2
0
0
9年2月7日(土)に国立女性教育会館で埼玉
しいもので、スポーツ王国・埼玉に少なからず協力
県サッカー協会の横山謙三氏を迎え戸苅晴彦先生司
出来たことは、私達にとっても貴重な体験と考えて
会の元実施された。
おります。
そして昨年2
0
0
8年、埼玉県で初めて開かれた、全
コーチングセミナー
国高校総合体育大会(インターハイ)も2
0
0
4年彩の
2
0
0
9年3月1
3日 東上パールビル(川越市)
国埼玉国体以来の大イベントでしたが、大成功に終
なにかと話題があったフィギュアスケートを取り
わり、今後はこれらの経験を生かし、競技力をどう
上げ、本県フィギュア関係者(父母)を対象に研修
育てるか! 今の科学委員会だけでは限界も感じる
会として計画、実施したが、山本兼郎委員には孤軍
が、「スポーツ大国」埼玉を、さらに強くするため
奮闘、努力いただきましたが、今後の課題とさせて
には、ジュニア層の指導者(資質向上)の確保、こ
いただきます。
ども達の才能を育てるシステムの構築が埼玉スポー
ツの将来(未来)をつくると考える。
2
0
0
8年度、コーチング部会事業活動
例年と同じように4回の専門部会を行なう。(5月、
9月、1
1月、2
0
0
9年2月)
各事業について協議・検討し、主にその中で3つの
事業について実施した。
2
0
0
8年ビクトリーサミット in 埼玉
1
2月1
4日 県立スポーツ研修センター(上尾市)
大塚製薬さんの協賛をいただき、本県出身の順天
堂大学体操部監督の加納 貫先生に「オリンピック
体操選手を育てる」と題し、講演をいただきました。
更に国立スポーツ科学センターの土肥美智子ドク
ターには同じくオリンピック選手を対象とした「内
−8−
アンチ・ドーピング小委員会報告
会を捉え、指導者の立場に立つ者へのアンチ
1 事業実施報告
! 施日 平成2
0年4月1日∼平成2
1年3月3
1日
・ドーピング啓発を実施した。
" 実施内容
又、国体大会選手団、競技団体関係者には
イ アンチ・ドーピング小委員会開催
昨年に引き続いて講習を実施すると共に指導
(5/1
5,
6/1
9,
1
2/1
6…年3回)
者、選手自身への問題提起も行なった。今年
度の国体でも、競技会外検査の対象者を登録
ロ 選手・監督等の教育・啓発
aコーチ研修会での啓発講習 ⇒膳亀昭三
して大会期間中に検査が実施された。本県で
b国体選手選考会議・監督会議…監督・役員
は5名の選手が登録されたが、その5名に対
に対し啓発講習 ⇒浅見孝雄・小林正幸
し指導者と共に教育啓発を行なった。今年度
c国体選手団結団式…監督・強化関係者に対
もそのなかの1名が本大会で検査を受けたが
陰性、その他競技会検査でも5名が検査対象
し啓発講習 ⇒大山 昭・小林正幸
となったが全員陰性で県選手団からは今年度
d国体競技外対象選手…選手・監督に対し啓
も陽性者を出していない。
発講習 ⇒大山 昭・小林正幸
# 実施場所
今年度のインターハイは本県で行われた。
イ 埼玉共済会館
各競技団体の協力を得て、インターハイの歴
ロ a 県立スポーツ研修センター
史上始めてプログラムの一ページにアンチ・
b 埼玉会館
ドーピングの啓発文を掲載することが出来た。
c 埼玉会館
今後も機会を捉え、アンチ・ドーピングの
啓発活動をしたいと考えている。
d 埼玉会館
$ 対象者
文責 小林 正幸
イ アンチ・ドーピング小委員会委員
(埼玉医科大学、
アンチ・ドーピング小委員会委員長)
ロ 各競技団体コーチ資格者
県体育協会:競技団体理事長・強化委員長
・種目別監督・選手/本部役員
2 成果に関する報告
イ 今年度も計3回のアンチ・ドーピング小委
員会を開催した。またアンチ・ドーピングの
教育・啓発に力を入れた。講習会や研修会と
各会議におけるアンチ・ドーピング教育・啓
発においては各競技団体関係者ばかりでなく、
選手各々にも浸透してきていると感じられる
ようになった。
選手、監督などからの問合がこの数年間一
桁台の問合しかなかったものが、今年度では
目立って多くなった。
ロ 今年度も競技のコーチが集まる研修会の機
−9−
顧問医・トレーナー小委員会活動報告
医学専門部会
関
純
平成2
0年度より埼玉県体育協会登録トレーナー制
は2月2
6日さいたま共済会館で行われた。講演は
『社
度が発足しトレーナー小委員会より推薦され、医学
会人ラグビーチームのメディカルサポート』という
専門部会で審査し、1
5名がスポーツ科学委員会にて
演題でセコムラグビー部チームドクターの吉村英哉
承認された。審査の基準としては研修会の出席具合、
氏、セコムラグビー部チーフトレーナーの斉藤隆行
国体(関東ブロック大会を含む)帯同状況、地域活
氏にお話をいただいた。
動の状況などの項目により埼玉県体育協会の活動の
吉村氏からは狭山市に拠点をおいているセコムラ
貢献具合によって決定された。以降、次年度からも
グビー部のメディカルサポートの活動状況、ラグビ
トレーナー活動の具合を詳細に調査した後審査を行
ーにおける外傷、障害の特徴などの話しがあり、最
い、登録トレーナーを承認していく予定である。
後に膝前十字靭帯、外傷性肩関節脱臼についての各
平成2
0年度第1回顧問医・トレーナー・競技団体
論的な話しもあった。
斉藤氏からはドクターとトレーナーの連携につい
合同研修会は9月2
0日さいたま共済会館で行われた。
北京オリンピックの後であったため講演は『北京オ
て、外国人スタッフとのコミュニケーションについ
リンピック・サッカーにおけるメディカルサポー
て、外傷、障害の発生頻度などの話があった。
講演後も医学専門部会長の小林正幸先生の司会に
ト』という演題でスポーツマッサージ、ナズーの院
より、ラグビー特有のトレーニング方法の仕方など
長である並木磨去光氏にお話をいただいた。
並木氏はアトランタ、シドニー、アテネ、北京と
会場より数多くの質問があり活発な意見交換がなさ
オリンピック4大会を通じて代表チームのトレーナ
れた。同日ラグビーのトレーナーをやっている人達
ーとして活躍しており、その仕事をわかりやすく説
が数多く出席しておりラグビー部会の分科会も開催
明した。今大会ではチーム内で大きな問題もなく大
された。
会に入ったが、アメリカ、ナイジェリア、オランダ
平成2
1年度も今年度と同様に登録トレーナーの養
に連敗して予選リーグで敗退してしまった。今回は
成、承認を行っていき、顧問医・トレーナー・競技
オーバーエージ枠が使えず、出場している選手の中
団体合同研修会を行う予定であるが、関係者に興味
に J リーグのチームでレギュラーを取れていない選
の沸くような演題を考え、多数の出席者を募るよう
手が多く、これが問題であったという意見であった。
努力していきたいと思う。
私個人の意見としては①外国人と戦えるメンタルを
持った選手を選んだのかどうか。②ナイジェリアの
ようなフィジカル的に大きな差のあるチームに対す
る策はなかったのか。という質問をしたかったが仕
事の内容が異なる並木トレーナーには気の毒なので
止めておいた。
講演後会場よりドーピングの問題やマッサージな
どについての質問があり、活発な意見交換がなされ
た。
第2回顧問医・トレーナー・競技団体合同研修会
− 10 −
トレーナー小委員会の活動報告
埼玉県体育協会スポーツ科学委員会
医学専門部会トレーナー小委員会
溝口
秀雪
トレーナー小委員会は、平成1
4年にスポーツ科学
成2
1年4月現在、全国で1,
1
6
1名、その内、埼玉県
委員会医学専門部会の下部組織として発足いたしま
では8
3名が登録されており、東京都2
2
8名、神奈川
した。医学専門部会の先生方のご理解、ご指導もあ
県1
4
1名、千葉県9
1名に次ぐ登録数となっておりま
り、平成1
6年度に開催された
「彩の国まごころ国体」
す。
でのトレーナーサポート、各競技団体や中学・高校
埼玉県においても「埼玉県アスレティックトレー
等との連携を図りながらトレーナー活動をおこなっ
ナー協議会」を発足させ、医学専門部会、埼玉県体
てまいりました。
育協会のご協力、ご指導の下、協議会参加者を募っ
その後の国体においても、埼玉県体育協会の医学
ております。今後、顧問医、トレーナー小委員会と
サポートスタッフ派遣事業により、陸上、水泳、ソ
も連携、協力しながら活動していく予定ですので、
フトテニス、ウエイトリフティング、バドミントン、
埼玉県在住の公認アスレティックトレーナーの方々
バレーボウル、レスリング、バスケットボールなど
はぜひともご参加ください。
の各競技団体にトレーナーを派遣をしております。
今後共、医学専門部会トレーナー小委員会、埼玉
トレーナー小委員会の活動として、各研修会への
県アスレティックトレーナー協議会の活動に対し、
参加やスポーツ現場での活動を益々充実させるため、
埼玉県体育協会、スポーツ科学委員会、各競技団体、
平成1
9年度に「トレーナー小委員会規程」をもうけ、
高等学校体育連盟等、各関係機関の皆様方のご指導、
新たにメンバーを募り7
2名の方に申請いただきまし
ご鞭撻、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
た。
また、「登録トレーナー制度」を設け、小委員会
のメンバーで研修会への参加やスポーツ現場での活
動や協力が著明な方々を、平成2
1年度に「登録トレ
ーナー」として登録することになり、1
0数名の方を
「登録トレーナー」として認定することになりまし
た。
登録トレーナーやトレーナー小委員のメンバーの
方々には、埼玉県下の競技団体、学校及びスポーツ
選手の競技力向上に寄与し監督、コーチとの連携及
び顧問医と連携、協力し、より一層の活動をしてい
ただく予定です。
これとは別に、日本体育協会の公認アスレティッ
クトレーナー連絡会議において、各都道府県での公
認アスレティックトレーナー協議会の発足が進んで
おります。
日本体育協会公認アスレティックトレーナーも平
− 11 −
アンチ・ドーピング
ホットライン構築
メジャーな競技大会では、競技や記録の公正さを
埼玉県体育協会においては医薬品の情報量が少な
保つため、厳正なドーピング・コントロールを実施
いため、埼玉医科大学病院薬剤部
(毛呂病院薬剤部)
することが世界的な流れになってきており、このよ
がサポートを行った。
うな世界のアンチ・ドーピング活動に合わせ、わが
問い合わせについては国体ドーピング検査2年目
国最大の総合競技大会である国体でも、ドーピング
の埼玉国体が最も多く、3ルートを合わせ、 問い
検査を導入することになった。そして2
0
0
2年に開か
合わせ件数:1
0
8件、問い合わせ医薬品・サプリメ
れた国体理事会で2
0
0
3年の静岡国体から初めてドー
ント数:1
8
4剤であった。 問い合わせ医薬品・サ
ピング検査を実施することが決定された。
プリメントのうちの2
2.
3%が標準又は略式申請が必
ドーピング問題は故意に行われるものだけでなく、
要品目であり、ホットラインの重要性が示された。
薬の知識が全くない選手が禁止物質入りの市販薬や
埼玉国体開催年度は地元開催の緊張感と、全県を
ドリンク剤服用による「うっかりミス」をどう防ぐ
挙げての活動が件数増加を助長したのではないかと
かが重要であるため、静岡県においては静岡県スポ
考えられる。事実次年度からは問い合わせ件数が大
ーツ科学委員会と静岡県薬剤師会が協力し、アンチ
幅に減少している。しかし平成2
0年度からは問い合
・ドーピング・ガイドブックの作成、講習会などに
わせ件数が増加に転じホットラインが活発に稼働し
よる啓発活動が行われ、これらの活動によりドーピ
ているが、これは普段からの啓発活動によって選手、
ング検査陽性選手を出すことなく無事国体を閉幕す
監督、コーチらがアンチ・ドーピングについての理
ることができた。
解を深めてきているためと思われる。
国体におけるドーピング検査は今後も継続される
今後も引き続き広くアンチ・ドーピング活動を普
ことになり、2
0
0
4年の埼玉国体に向けてアンチ・ド
及させていくことを目標とし優秀な選手育成を援助
ーピング小委員会が発足することとなった。
していく。
アンチ・ドーピング小委員会のメンバーは埼玉県
体育協会を事務局とし、埼玉県医師会、埼玉県薬剤
師会、各委員会、埼玉医科大学病院から選任された
医師・薬剤師からなり、埼玉国体開催の前年の夏よ
り2ヶ月に1回の割合で会議が開催された。その埼
玉国体も無事に終了しアンチ・ドーピング小委員会
の精力的な活動が実を結ぶこととなった。
現在は埼玉県歯科医師会推薦の歯科医師をメンバ
ーに加え年に数回会議を開き、毎年行われる国体を
始め様々な競技大会に活動の場を広げアンチ・ドー
ピングへの啓発活動を活発に行っている。
また埼玉国体開催時3ルートあったアンチドーピ
ングホットラインも、現在は下図に示すように埼玉
県体育協会で一元管理している。
− 12 −
アンチ・ドーピングに関するアンケート調査結果(2008)
アンチ・ドーピング小委員会
国体においてドーピング検査が開始されるように
矢地
孝
トン・弓道・ライフル射撃
なり5年経過した。検査数は年々増加傾向にあり、
山岳・クレー射撃・なぎなた
上位入賞する埼玉県選手団は検査対象になることが
多い。そのため、アンチ・ドーピング小委員会は積
2)調査内容
極的に教育啓発活動を行っている。この活動成果を
(1)指導者
評価し、より一層指導者・選手のためになる活動を
行うために、指導者・選手に対し行動調査のアンケ
選手への教育啓発活動と選手からの禁止薬問合せ
について調査した。
ート(2
0
0
8年8月中)を行った。
(2)選手
1)対象
受けた教育啓発と、その啓発提供先を調査した。
(1)指導者
さらに、処方薬や大衆薬、サプリメントを使用する
2
0
0
8年大分国体出場予定(2
0
0
8年8月現在)の埼
際の注意度を調査した。
玉県選抜の監督・コーチに対し、競技団体を通じて
郵送調査を行った。1
8競技団体、5
2名の指導者から
3)結果
回答を得た。
(1)教育啓発活動に関して
!選手へ教育啓発を行う指導者は8
2.
7%(4
3名)
(2)選手
であった。
指導者同様に行い、1
8競技団体、2
6
9名(表−1)
の選手から回答を得た。
"教育啓発を受けたことのある選手は、全体で
4
8.
7%、年齢区分で大学・社会人選手は6
4.
0%、
高校生選手は2
9.
4%となった(グラフ1)
。選
表−1 選手の属性
手への啓発者は、競技団体と指導者であった
(グ
(男女別と高校生、大学生・社会人での区分)
男
女
高校生選手
5
5名
6
4名
大学生・社会人選手
9
6名
5
3名
1名
1
5
0名
1
5
1名
1
1
7名
1名
2
6
9名
総
計
記載なし
ラフ2)
。
合計
1
1
9名
協力していただけた1
8競技団体
水泳(水球・競泳・飛込み・シンクロ)・サッカ
ー・ボート・ボクシング
体操(体操・新体操)・ウェイトリフティング・
ハンドボール・ソフトテニス
軟式野球・馬術・柔道・ソフトボール・バトミン
− 13 −
グラフ1
啓発を受けた選手の割合
#サプリメント
6
8.
1%(1
1
1名)
{サプリメントを購入する選手:1
6
3名}
(4)選手の相談相手
!大衆薬
指導者、薬剤師、製造元や
販売元 (グラフ5)
。
"サプリメント
グラフ
2
選手への啓発者(単位:%)
製造元や販売元、指導者
(グ
ラフ6)
。
いずれにしても、選手は指導者を頼りにしてい
(2)禁止薬問合せに関して
た。
!選手から禁止薬に関する問合せを受けた指導者
は5
0.
0%(2
6名)であった。
"指導者の相談相手:医師に頼る傾向が強かった
(グラフ3)
。
#質問内容:サプリメント(7
6.
9%)が多かった
(グラフ4)
。
グラフ5
グラフ3
大衆薬購入時の相談先
指導者の相談先
グラフ6
サプリメント購入時の相談先
4)考察
!選手の記憶に残る啓発を行う
選手への教育啓発を行っていると答えた指導者は
8
0%以上、また、アンチ・ドーピング小委員会も団
グラフ4
質問内容
結式ほか、大会前には必ず教育啓発を行っているが、
啓発を受けたことがあると答えた選手は4
8.
7%にと
どまった。この啓発側と受け取り側のギャップは、
(3)うっかりドーピング防止行動に関して
選手が、それぞれに対して、禁止薬に該当しない
受け取り側(選手)の意識の低さだけでなく、選手
の記憶に残らない啓発がされている可能性がある。
ことを確認する割合
!医師からの薬
5
3.
9%(1
4
5名)
"大衆薬
5
6.
6%(9
8名)
啓発方法を見直すことも考える必要があろう。
{大衆薬を購入する選手:1
7
3名}
"啓発効果の蓄積
− 14 −
年齢で分けると、啓発を受けた割合は高校生選手
で2
9.
4%、大学生・社会人で6
4.
0%となった。国体
にてドーピング検査が開始されるために啓発活動を
開始して5年の蓄積の結果が、大学・社会人選手で
高い比率となったと考えられる。
!顧問医制度の有効活用
指導者の半分が、選手からサプリメントをメイン
とした質問を受け、質問に対しては医師に確認して
いることが判明した。医師と指導者のラインは、わ
が県の顧問医制度が活用されている可能性を示唆し
ている。
"禁止薬でないことを確認する行為の習慣を目指す
サプリメント摂取時には、禁止薬物でないことを
確認する率が比較的高いが、それでも7割弱であり、
処方薬、大衆薬に関しては6割にも満たない。うっ
かりドーピングを防止するためには、確認率が9割
を超えるように、確認の習慣化を促進する対策が望
ましい。
#指導者に対するサポート体制を強化する
選手にとって、アンチ・ドーピングの頼りも、や
はり指導者であることが判明した。指導者に対して
のサポート体制を充実させる必要がある。
5)まとめ
うっかりドーピング防止体制の充実と共に、近年
では、文部科学省からのガイドラインに記載されて
いる、ドーピング検査のないスポーツ愛好家への教
育啓発も大切である。
今回の調査から出た、受け取り側(選手)の意識
の低さをカバーすること、および、選手の記憶に残
る教育啓発活動が、うっかりドーピング防止にもス
ポーツ愛好家に対する教育啓発にも重要である。で
きることに対応しながら、理想的な体制を整えるた
めに小委員会としてはより一層の努力が必要である
と共に、指導者・選手・関係者の協力が必要である
ことが感じられた。
− 15 −
平成20年度
医学検査および体力測定の結果
スポーツ医学専門部会
スポーツ科学専門部会
体力測定小委員会
B.
整形外科
今年度の対象は、体操選手(男子1
9人)
、アーチ
ェリー選手(男子8人、女子5人)およびバスケッ
柔軟性に欠ける者、関節の緩い者が数名いた
ト選手(男子1
5人)であった。体操選手は、3年前
が、全て正常範囲での指摘が見られる程度であ
から3回目、アーチェリー選手は、2年前から2回
った。
目、バスケット選手は、今年度初回の測定であった。
体操選手は、2
0
0
8年1
2月2
1日、アーチェリー選手は、
Ⅱ.体力測定
医学検査の後、以下の項目で体力測定を実施した。
2
0
0
9年1月2
5日、バスケット選手は、2
0
0
9年3月8
ピーク Vo2測定時に機器のトラブルにより正確な
日に実施した。
測定ができなかったことが1件、怪我により筋力測
Ⅰ.医学検査
定やジャンプの測定をキャンセルした者が数名いた
こと以外問題なく測定を実施することが出来た。
A.
内科
今回フィードバック資料には、参照値として自身
1.
尿検査
尿蛋白陽性が、体操選手1名、アーチェリ
の前回値(前回測定した者)とその競技に相当する
ー選手に2名見られた。尿潜血が、アーチェ
ナショナルチームの平均値を載せた。表には、今回
リー女子選手に3名見られた。他異常は見ら
の埼玉県選手と比較し、顕著に違いのある項目に網
れなかった。
掛けをした。体操選手は、全く同様の測定機器で実
施しているにも関わらず、跳躍能力に1
0!ほどの差
2.
血液検査
体操選手に貧血気味と判定される者が3名
があることは驚きであった。この辺のデータの精査
見られた。バスケット選手に CPK 高値の者
が、今後のトレーニングプログラムの立案につなが
1名、CPK、GOT 高値の者が1名見られた。
ることを期待したい。
他異常は見られなかった。
3.
胸部 X 線像
脊柱側弯と判定される者がアーチェリー選
手とバスケット選手に各1名いたが、何れも
軽微所見ということであった。他全員異常は
見られなかった。
4.
安静心電図
不完全右脚ブロック6名、高電位5名、上
室性期外収縮頻発1名、R 波増高不良右軸変
位1名、左軸偏位1名、徐脈2名であったが、
運動中止の必要は認められなかった。
5.
運動負荷試験
全員に異常は見られなかった。
− 16 −
Ⅲ.まとめ
今回体力測定の参照値として用いたナショナルチ
ームのデータは、主に「国立スポーツ科学センター
形態・体力測定データ集 2
0
0
7」から引用した。
バスケット選手の運動機能に関するデータは、最近
のものが見つからず、古く1
9
8
2年アジア大会代表選
手のデータを引用した。ナショナルチームのデータ
を参照値として用いるには、当然測定方法が同一で
なければならず、測定方法の統一化が必要であろう。
ピーク Vo2測定の様子
さらに、上記でも少しふれたが体力測定とはトレー
ニングプログラムの立案及び修正に役立てなければ
ならず、少なくとも年に数回は実施すべきものであ
る。その点からすると所属先での実施も視野に入れ
たフィールドテストも併用した測定項目の精査をす
べきであると感じた。
− 17 −
平成20年度
埼玉県代表高校生選手の栄養・食生活調査結果概要
―バスケットボール 男子選手ー
財団法人埼玉県体育協会
稲山
所属
スポーツ科学委員会
1)
スポーツ科学専門部会
明子2),井上久美子3),富松理恵子4)
貴代 ,亀井
1)首都大学東京,
2)国立スポーツ科学センター,
3)十文字学園女子大学,
4)女子栄養大学
緒言
・バスケットボール男子選手(1年次):男子バ
スポーツ選手にとって、健康や体力の維持・増進
スケット選手の栄養・食生活の概要把握を目的
のみならず、競技特性にみあった体づくり、スタミ
とした栄養・食生活質問紙調査の実施とその結
ナづくり、日々のトレーニングやパフォーマンスの
果フィードバック。および、測定時における2
0
発揮をささえるうえでも栄養・食生活が重要である
分程度のグループミーティングによる食事バラ
ことは言うまでもない。
ンスとスタミナに関する栄養教育の実施。
埼玉県スポーツ科学委員会スポーツ科学専門部会
本報告では、栄養支援初年度にあたる男子バスケ
では、スポーツ医学専門部会と合同で、国民体育大
ットボール代表選手を対象とした質問紙調査結果の
会埼玉県代表選手(候補含む)を対象に、メディカ
概要を述べる。
ルチェック、体力測定、栄養調査を実施している。
これは、県内有力選手として選出された高校生(各
方法
種目1
5名程度)を対象に、メディカルチェック、体
1.
調査対象者と手続き
力測定、栄養状態および食生活状況に関する実態を
埼玉県高校バスケットボール連盟から選抜された
把握し、心理面でのサポートを含め、これらを指導
男子選手1
5名(1年生2名、2年生1
3名)を対象に、
者および選手個々にフィードバックし、競技力向上
平成2
1年3月8日(日)に実施された「メディカル
の一助とすることを目的としたものである。さらに、
チェック、体力測定、栄養調査」時に、栄養調査な
数年時にわたり継続して行うことで、複数種目選手
らびにグループによる栄養教育を実施した。調査の
のデータを収集することと合わせて、スポーツ競技
実施にあたっては、埼玉県スポーツ科学委員会スポ
力向上の基礎データとして、埼玉県ひいては全国の
ーツ科学専門部会にてその内容や方法などの議論、
スポーツ選手の競技力向上に貢献することをめざし
承認を経て、メディカルチェック、体力測定、栄養
ている。
調査を含めた研究計画をたて、財団法人埼玉県体育
平成2
0年度、スポーツ科学専門部会の栄養担当者
協会の倫理委員会にて審議・了承を経て行った。な
お、予め対象者には、本調査の目的、内容、方法、
が実施した栄養支援は、以下の通りである。
・体操選手(3年次):1年次の個別食事記録調
社会的意義や有用性、得られる成果について、研究
査とそのフィードバックに基づく2年次での栄
参加離脱の自由も含め、埼玉県体育協会事務局から
養教育の実施を受け、3年次として栄養教育効
文書/口頭にて説明を行い、研究に対する十分な理
果の確認を含めた栄養・食生活調査と栄養指導
解と参加の同意を得て、保護者の承認を含む同意書
の実施
の提出を得られた者を対象としている。
・アーチェリー選手(2年次):1年次の栄養・
食生活調査をうけ、約1時間のコンビニでのバ
2.
質問項目
調査方法は記名式の自記式質問紙調査である。調
ランスのとれた食品選択スキルの獲得を目的と
した学習支援型の栄養指導の実施
査票の枠組みは、武見らによる「行動科学に基づく
− 18 −
栄養教育と支援的環境づくりによる地域住民の望ま
関する学習の機会があると受け止めている者、学習
しい食習慣形成に関する研究」
(研究班代表:武見
に参加の意欲を示す者はいずれも3割にしかすぎな
ゆかり、2
0
0
3年厚生労働省報告書)で用いられた理
かった。
論枠組みを参考に、健康観、食関連 QOL、食行動
(食事づくり行動、食べる行動)
、健康行動、生活
まとめ
行動、食スキル、食態度、食知識、周囲からの支援
定期的な体重測定が身についておらず、また食知
と食環境として作成した。調査の枠組みを表1に、
識も代表選手としては十分とは言えない。当該集団
質問票の概要を付表に示した。
においては、体調管理の基本、スポーツと栄養との
関わり、バランスのとれた適切な食生活のあり方と
結果ならびに考察
いった基本的な知識の習得を目的とした栄養教育の
対象者の基本属性を表2に示す。身長1
8
0.
7±7.
3
実施から支援をすすめる必要があると考える。
!
(平均±標準偏差)
、体重7
1.
1±6.
3#、BMI 2
1.
8
±1.
2#/"、平均の練習時間約3時間であった。
謝辞
本研究に快く協力を申し出ていただいた女子栄養
QOL ならびに不定愁訴を表3に示す。主観的な
大学、東京家政大学、城西大学の学生諸氏に御礼申
健康観ならびに食関連 QOL の高い集団であった。
生活行動や食に関わる行動を表4に示す。毎日体
し上げます。
重を測定する習慣のある選手が1名しかおらず、食
情報交換・活用行動も低く、食生活に対して気をつ
けることに対する準備性も無関心期(気をつけるつ
もりがない)
、関心期(気をつけようとは思う)
、準
備期(気をつけることはあるが継続していない)の
者がほとんどで、準備性が低い集団であった。選手
として競技力向上をめざすためにも、体重管理は体
調管理の基本であり、毎日の体重測定は選手として
当然実施すべき事項であることを教育する必要があ
る。
食態度を表5に示す。栄養や食生活に対する配慮
は大切であると考えているのに対して、自分ができ
るという自信は高くないことがわかった。
食スキルならびに食知識を表6に示す。栄養成分
表示の活用スキルや食事内容の判断スキルがあると
考えている者は半数もいなかった。また、スタミナ
を要求される競技であり高校2年生を主体とした対
象者であったにも関わらず、グリコーゲンローディ
ングといった基本的な栄養とスポーツに関わる言葉
を知っている者がわずかで、基礎的な知識の習得が
必要な集団であると考えられた。
食環境を表7に示す。家族、学校や地域は健康づ
くりに関心があると考えているが、スポーツ栄養に
− 19 −
表1 埼玉県代表高校生選手を対象とした栄養・食生活の実態調査の枠組み
大項目
属性
QOL
中項目
質問
個人的属性
性別/学年/年齢
競技特性
競技種目
主観的健康観
あなたは現在の自分を健康だと思いますか
食関連 QOL
健康・栄養状態 健康診断
鉄の栄養状態
あなたは現在の食生活に満足していますか
身長、体重、BMI
これまでに貧血と診断されたことがありますか
貧血と診断された場合、!いつ、"対応法、#その時点での改善の有無
不定愁訴
日頃、あなたは疲労を感じていますか
日頃、あなたはストレスを感じていますか
食物摂取状況 1料 理 摂 取 頻 度 状 況 朝食で主食のある食事は週に何回くらいありますか
(平均した週の摂取頻 朝食で主菜のある食事は週に何回くらいありますか
度)
朝食で副菜のある食事は週に何回くらいありますか
昼食で主食のある食事は週に何回くらいありますか
昼食で主菜のある食事は週に何回くらいありますか
昼食で副菜のある食事は週に何回くらいありますか
夕食で主食のある食事は週に何回くらいありますか
夕食で主菜のある食事は週に何回くらいありますか
夕食で副菜のある食事は週に何回くらいありますか
生活行動 生活行動
あなたのふだんの睡眠時間は何時間ですか(平日/休日)
あなたのふだんの起床時刻は(平日/休日)
あなたのふだんの就寝時刻は(平日/休日)
あなたのふだんの練習時間は何時間ですか(平日/休日)
あなたのふだんの練習時刻は(平日/休日)
健康行動
行動
食べる行動
あなたは毎日体重をはかっていますか
あなたはふだん朝食を食べていますか
あなたはふだん間食(補食)を食べていますか
ふだん間食(補食)を食べている場合、!いつ、"何を食べていますか
食事づくり行動
食情報交換・活用行動
あなたは食事づくり(調理だけでなく配膳や後片付けなども含みます)をすることがありますか
食卓で家族と食事や料理、栄養のことなどについて話をすることがありますか
あなたはふだん食品の購入や外食の際にカロリー表示等の栄養成分表示を参考にしますか
中間要因 行動変容段階
現在、食生活に気をつけることについて、あなたの状態にもっとも当てはまるものはどれですか(無関心期、関心期、準備期、実行期、維持期)
食生活に気をつけている具体的なこと
準備要因 食スキル
外食する時や食品を購入する時に、栄養成分の表示を見て、自分に役立つよう理解して使うことができますか
あなたは、自分の食事内容に問題があるか無いかを、適切に判断することができますか
あなたは、自分にとってよりよい方向に食事内容を決めることができますか
態度
ふだん自分の健康のために、栄養や食事について考えていますか
健康を保ちトレーニン 1)栄養のバランスを考えて食事をすること
グ効果を発揮するうえ 2)トレーニングのあとに栄養補給をすること
で大切だと思うことの
3)ご飯(めし、米料理)をしっかり食べること
結果期待
4)主食、主菜、副菜のそろった食事を1日に2回以上とること
5)副菜(野菜やいもを主原料とした料理)を1日に2回以上食べること
6)お菓子や菓子パンを食事の代わりにしないこと
健康を保ちトレーニン 1)栄養のバランスを考えて食事をすること
グ効果を発揮するうえ 2)トレーニングのあとに栄養補給をすること
で大切だと思うことの
3)ご飯(めし、米料理)をしっかり食べること
セルフエフィカシー
4)主食、主菜、副菜のそろった食事を1日に2回以上とること
5)副菜(野菜やいもを主原料とした料理)を1日に2回以上食べること
6)お菓子や菓子パンを食事の代わりにしないこと
意志・意欲
あなたはスポーツと栄養・食生活について学習する機会があったら参加しますか
知識
あなたは次の語句を知っていますか。
!補食、
"サプリメント、
#主食、
主菜、
副菜、
$特定保健用食品、
%BMI、
&分岐鎖アミ
ノ酸、
'
(コマ型の)
食事バランスガイド、
(グリコーゲンローディング
(カーボローディング)
体型に対する態度
あなたは現在の自分の体型についてどう思っていますか
あなたは競技力を発揮するためには、自分の体重はどのくらいがよいと思いますか
自分の体型や体組成について考えていることがあれば教えてください
食環境 周囲からの支援
あなたの家族はあなたの健康づくりに関心があると思いますか
あなたの部活、スポーツクラブ、学校や地域はあなたの健康づくりに関心があると思いますか
食情報提供
その他 サプリメント摂取状況
あなたはスポーツと栄養・食生活について学習する機会はありますか
サプリメント(プロテイン、アミノ酸、ビタミン剤等)を使用していますか
サプリメントを使用している場合、いつ、何を、どのくらいとっていますか
− 20 −
表2 男子バスケットボール代表高校生選手の基本属性
男子 n=1
5
平均 SD
Min
Max
年齢
歳
1
6.
9±0.
4
1
6
1
7
身長
cm
1
8
0.
7±7.
3
1
7
0
1
9
3
体重
kg
7
1.
1±6.
3
6
3
8
6
2
1.
8±1.
2
2
0.
1
2
4.
2
2
BMI
kg/m
平日の練習時間
時
2.
8±0.
7
1.
5
4
休日の練習時間
時
3.
2±0.
4
3
4
表3 男子バスケットボール代表高校生選手の QOL ならびに不定愁訴
男子 n=1
5
質問
健康観
食関連 QOL
不定愁訴
回答
現在の自分を健康だと思いますか
あなたは現在の食生活に満足していますか
あなたは日頃、疲労を感じていますか
あなたは日頃、ストレスを感じていますか
− 21 −
人数
%
健康だ
6
4
0
まあまあ健康だ
9
6
0
あまり健康ではない
0
0
健康ではない
0
0
とても満足
3
20
まあまあ満足
9
6
0
どちらともいえない
3
2
0
あまり満足していない
0
0
ぜんぜん満足していない
0
0
感じていない
1
7
あまり感じていない
7
4
7
少々感じている
7
4
7
感じている
0
0
感じていない
0
0
あまり感じていない
1
1
7
3
少々感じている
4
2
7
感じている
0
0
表4 男子バスケットボール代表高校生選手の生活行動・食関連行動
男子 n=1
5
質問
人数
%
毎日はかっている
1
7
週に何回かはかっている
3
2
0
時々はかっている
3
2
0
ほとんどはからない
8
5
3
ほぼ毎日
1
2
8
0
週に4,
5日
2
1
3
週に2,
3日
0
0
週に1日程度
0
0
ほとんど食べない
1
7
7
4
7
週に4,
5日
4
2
7
週に2,
3日
1
7
週に1日程度
2
1
3
ほとんど食べない
1
7
食事づくり行動 あなたは、食事づくり(調理だけでなく配膳や後 ほぼ毎日
片付けなども含みます)をすることがありますか 週に4,
5日
4
2
7
1
7
週に2,
3日
3
2
0
週に1日程度
2
1
3
ほとんど食べない
5
3
3
3
2
0
1
7
どちらともいえない
2
1
3
あまりない
6
4
0
まったくない
健康行動
食べる行動
回答
あなたは毎日体重をはかっていますか
あなたはふだん朝食を食べていますか
あなたはふだん間食(補食)を食べていますか ほぼ毎日
食情報交換・活用行動 食卓で家族と食事や料理、栄養のことなどに よくある
ついて話をすることがありますか
ときどきある
3
2
0
あなたはふだん食品の購入や外食の際に、カロ いつも参考にする
リー表示等の栄養成分表示を参考にしますか
ときどき参考にする
2
1
3
3
2
0
あまり参考にしない
7
4
7
まったく参考にしない
3
2
0
現在も、今後も気をつけ
るつもりはない
5
3
3
今後6ヶ月以内には何か
気をつけようと思う
2
1
3
時々気をつけることはあ
るが、継続していない
6
4
0
気をつけている が、6ヶ
月以上継続していない
1
7
気をつけていることがあり、 1
6ヶ月以上継続している
7
行動変容段階 現在、食生活に気をつけていますか
− 22 −
表5 男子バスケットボール代表高校生選手の食態度
男子 n=1
5
質問
態度
健康を保ち、トレ
ーニング効果を発
揮するうえで大切
だと思う結果期待
健康を保ち、トレ
ーニング効果を発
揮するうえで大切
だと思う結果期待
回答
ふだん自分の健康のために、栄養や食事について考えていますか いつも考えている
ときどき考えている
あまり考えていない
まったく考えていない
栄養のバランスを考えて食事をすること
非常に大切
まあ大切
どちらともいえない
あまり大切でない
大切でない
トレーニングのあとに栄養補給をすること
非常に大切
まあ大切
どちらともいえない
あまり大切でない
大切でない
ご飯(めし、米料理)をしっかり食べること
非常に大切
まあ大切
どちらともいえない
あまり大切でない
大切でない
主食、主菜、副菜のそろった食事を1日に2回以上とること
非常に大切
まあ大切
どちらともいえない
あまり大切でない
大切でない
副菜(野菜やいもを主原料とした料理)を1日に2回以上食べること 非常に大切
まあ大切
どちらともいえない
あまり大切でない
大切でない
お菓子や菓子パンを食事の代わりにしないこと
非常に大切
まあ大切
どちらともいえない
あまり大切でない
大切でない
栄養のバランスを考えて食事をすること
かなりできる
少しできる
どちらともいえない
あまりできない
まったくできない
トレーニングのあとに栄養補給をすること
かなりできる
少しできる
どちらともいえない
あまりできない
まったくできない
ご飯(めし、米料理)をしっかり食べること
かなりできる
少しできる
どちらともいえない
あまりできない
まったくできない
主食、主菜、副菜のそろった食事を1日に2回以上とること
かなりできる
少しできる
どちらともいえない
あまりできない
まったくできない
副菜(野菜やいもを主原料とした料理)を1日に2回以上食べること かなりできる
少しできる
どちらともいえない
あまりできない
まったくできない
お菓子や菓子パンを食事の代わりにしないこと
かなりできる
少しできる
どちらともいえない
あまりできない
まったくできない
− 23 −
人数
%
1
9
3
2
1
2
2
1
0
0
1
1
4
0
0
0
1
4
1
0
0
0
1
0
5
0
0
0
9
5
1
0
0
1
0
3
1
1
0
0
6
8
1
0
6
4
4
1
0
1
2
3
0
0
0
6
8
1
0
0
4
7
4
0
0
6
2
4
3
0
7
6
0
2
0
1
3
8
0
1
3
7
0
0
7
3
2
7
0
0
0
9
3
7
0
0
0
6
7
3
3
0
0
0
6
0
3
3
7
0
0
6
7
2
0
7
7
0
0
4
0
5
3
7
0
4
0
2
7
2
7
7
0
8
0
2
0
0
0
0
4
0
5
3
7
0
0
2
7
4
7
2
7
0
0
4
0
1
3
2
7
2
0
0
表6 男子バスケットボール代表高校生選手の食スキルならびに食知識
男子 n=1
5
質問
食スキル
回答
人数
%
0
0
5
3
3
4
2
7
あまりできない
3
2
0
まったくできない
3
2
0
外食する時や食品を購入する時に、栄養成分 かなりできる
の表示を見て、自分に役立つよう理解して使 少しできる
うことができますか
どちらともいえない
あなたは、自分の食事内容に問題があるか無 かなりできる
いかを、適切に判断することができますか
少しできる
0
0
7
4
7
どちらともいえない
6
4
0
あまりできない
2
1
3
まったくできない
0
0
あなたは、自分にとってよりよい方向に食事 かなりできる
内容を決めることができますか
少しできる
食知識
あなたは次の語句を知っていますか
− 24 −
0
0
6
4
0
どちらともいえない
7
4
7
あまりできない
2
1
3
まったくできない
0
0
補食
1
1
7
3
サプリメント
1
5
1
0
0
主食・主菜・副菜
1
5
1
0
0
特定保健用食品
7
4
7
BMI
4
2
7
分岐鎖アミノ酸
4
2
7
食事バランスガイド
2
1
3
グリコーゲンローディング
2
1
3
表7 男子バスケットボール代表高校生選手の食環境
男子 n=1
5
質問
回答
人数
%
周囲からの支援 あなたの家族はあなたの健康づくりに関心が 非常に関心がある
あると思いますか
まあ関心がある
4
2
7
7
4
7
あまり関心はない
3
2
0
全く関心はない
0
0
わからない
1
7
あなたの部活、スポーツクラブ、学校や地域は 非常に関心がある
あなたの健康づくりに関心があると思いますか まあ関心がある
5
3
3
6
4
0
あまり関心はない
4
2
7
全く関心はない
0
0
わからない
0
0
5
3
3
6
4
0
4
2
7
5
3
3
4
2
7
6
4
0
学習の機会と意欲 あなたはスポーツと栄養・食生活について学 ある
習する機会はありますか
ない
わからない
あなたはスポーツと栄養・食生活について学 参加すると思う
習する機会があったら参加しますか
参加しないと思う
わからない
− 25 −
− 26 −
中間要因
行動
食物摂取状況
日頃、あなたは疲労を感じていますか
日頃、あなたはストレスを感じていますか
運動している者の方は、疲労などの自覚症状が多い
児童・生徒の不定愁訴が多い/増えている
不定愁訴
行動変容段階
生活行動
健康行動
あなたのふだんの練習時刻は(平日、休日)
就寝時刻が遅い
起床時間・就寝時間
あなたのふだんの起床時刻、就寝時刻は(平日、休日)
あなたのふだんの睡眠時間は何時間ですか(平日、休日)
食生活変容段階(目標行動を持っているか・継続 健康行動変容段階と健康との間の関係が指摘されている(例無関心 次のうち、あなたの状態にもっとも当てはまるものはどれですか
できているか)
期・関心期より行動期・維持期のほうが健康・栄養状態や食行動が 1.
現在、食生活で特に気をつけていることはないし、今後も気をつ
良好である)
けるつもりはない
2.
現在、食生活で特に気をつけていることはないが、今後6ヶ月以
内には何か気をつけようと思う
3.
時々食生活に気をつけることはあるが、特に継続的にしているこ
とはない
4.
現在、食生活で気をつけていることがあるが、6ヶ月以上継続は
していない
5.
現在、食生活で気をつけていることがあり、既に6ヶ月以上継続
している
睡眠時間が短い
あなたは毎日体重をはかっていますか
練習時刻によって食事時間が不規則・不適切なことがある
毎日の体調管理として体重測定の習慣が必要
あなたのふだんの練習時間は何時間ですか(平日、休日)
あなたはふだん食品の購入や外食の際に、カロリー表示等の栄養成
分表示を参考にしますか
練習時間の適切さ
栄養成分表示の利用状況
睡眠時間
体重測定
練習時間
外食や食品購入時での栄養成分表示の参考
食卓で家族と食事や料理、栄養のことなどについて話をすることが
ありますか
あなたはふだん間食(補食)を食べていますか
選手として適切に間食(補食)をとる必要がある
間食を食べる頻度
食情報交換・活 食卓で料理や栄養のことを話題にする頻度
用行動
食の伝承には家庭での世代間の食情報交換が必要である
あなたはふだん朝食を食べていますか
朝食欠食率男性約3割、女性約2割
食べる行動
朝食を食べる頻度
「食事作り行動」変数は食態度、食スキル、他の食行動変数と関連 あなたは、食事づくり(調理だけでなく配膳や後片付けなども含み
を示す
ます)をすることがありますか
食事づくり行動 食事作り行動の頻度
食行動
間食(補食)として適切な食品を選ぶことでスタミナの向上や疲労 ふだん間食(補食)を食べている場合、いつ、何を食べていますか
回復を望むことができる
間食(補食)の 間食で摂る食品
摂取状況
サプリメントを使用している場合、いつ、何を、どのくらいとって
いますか
サプリメント(プロテイン、アミノ酸、ビタミン剤等)を使用して
いますか
競技レベルが高いと、栄養補助食品の使用も多くなる
朝食・昼食・夕食ごとの主食、主菜、副菜の摂取 主食、主菜、副菜のそろった食事をとることで食事バランスをとと 朝食、昼食、夕食それぞれについて、主食、主菜、副菜のある食事
頻度
のる
は1日に何回くらいありますか
貧血と診断された場合、いつ、対応法、その時点での改善の有無
成長期のスポーツ選手は男女ともに貧血のリスクが高い
これまでに貧血と診断されたことがありますか
あなたは現在の食生活に満足していますか
あなたは現在の自分を健康だと思いますか
サプリメント摂 サプリメントの利用状況
取状況
料理摂取状況
主観的な健康観は複数の健康水準を反映できる可能性がある
栄養・食分野での最終目標は食関連 QOL である
貧血の有無
身長、体重→BMI
健康度自己評価
食生活の満足感
健康観
食関連 QOL
健康・栄養状態 健康診断
QOL
資料 埼玉県代表高校生選手を対象とした栄養・食生活の実態調査の枠組み
− 27 −
食環境
属性
準備要因
自己の体型を過大評価したり、不満を感じる
体型に対する態度
(栄養バランスを考えて食べる、トレーニングの
あとに栄養補給をする、ご飯をしっかり食べる、
主食・主菜・副菜を日に2回以上そろえる、副菜
を日に2回以上食べる、お菓子や菓子パンを食事
代わりにしない)
自分の食生活の問題点の判断ができる者は食行動が良好である
よりよい食事の自己決定能力が食行動につながらる
自分の食事内容の問題点の判断
食事内容の自己選択
スポーツと栄養・食生活に関する学習の機会
あなたの部活、スポーツクラブ、学校や地域はあなたの健康づくり
に関心があると思いますか
あなたの家族はあなたの健康づくりに関心があると思いますか
あなたは、自分にとってよりよい方向に食事内容を決めることがで
きますか
あなたは、自分の食事内容に問題があるか無いかを、適切に判断す
ることができますか
外食する時や食品を購入する時に、栄養成分の表示を見て、自分に
役立つよう理解して使うことができますか
あなたはスポーツと栄養・食生活について学習する機会があったら
参加しますか
1)栄養のバランスを考えて食事をすること
2)トレーニングのあとに栄養補給をすること
3)ご飯(めし、米料理)をしっかり食べること
4)主食、主菜、副菜のそろった食事を1日に2回以上とること
5)副菜(野菜やいもを主原料とした料理)を1日に2回以上食べ
ること
6)お菓子や菓子パンを食事の代わりにしないこと
スポーツ選手にとっての適切な食生活に関する情報が提供される環 あなたはスポーツと栄養・食生活について学習する機会はあります
境整備が必要
か
周囲の人の支援は食行動変容への強化要因として重要である
健康づくりに対する周囲の関心
食情報提供面
周囲の人の支援は食行動変容への強化要因として重要である
競技種目
周囲からの支援 健康づくりに対する家族の関心
競技特性
学年/年齢
性別
食品表示を利用している大人は約2
5%(H1
1年国民栄養調査)
外食や食品購入時の栄養成分表示の活用
食スキル
スポーツ選手にとっての適切な食生活への意志・意欲
健康・食生活に関する学習活動への参加意欲
(栄養バランスを考えて食べる、トレーニングの
あとに栄養補給をする、ご飯をしっかり食べる、
主食・主菜・副菜を日に2回以上そろえる、副菜
を日に2回以上食べる、お菓子や菓子パンを食事
代わりにしない)
1)栄養のバランスを考えて食事をすること
2)トレーニングのあとに栄養補給をすること
3)ご飯(めし、米料理)をしっかり食べること
4)主食、主菜、副菜のそろった食事を1日に2回以上とること
5)副菜(野菜やいもを主原料とした料理)を1日に2回以上食べ
ること
6)お菓子や菓子パンを食事の代わりにしないこと
ある食行動をうまく行う(やれる)ことができると思うこと(自信) あなたは健康のために、次のことについて自信をもって自分はでき
が食行動につながる
ると思いますか
意志・意欲
個人的属性
自分の体型や体組成について考えていることがあれば教えてくださ
い
競技選手として適切な体型や体重を意識できていない、目指す体づ あなたは競技力を発揮するためには、自分の体重はどのくらいがよ
くりを理解していないことがある
いと思いますか
あなたは現在の自分の体型についてどう思っていますか
食行動の結果期待・自分の健康にとって重要と思 ある食行動を行うことで健康になる(結果)という期待が食行動に 次のことは、あなたが健康を保ち、トレーニング効果を発揮するう
うか
つながる
えでも、大切なことだと思いますか
セルフエフィカ 食行動のセルフエフィカシー
シー
結果期待
栄養や食事について考えることがスキル、行動につながる
健康のための栄養と食事を考える態度
態度
ふだん自分の健康のために、栄養や食事について考えていますか
スポーツと栄養の場で使用される頻度の高い語句 栄養教育プログラムを考える上でどのような知識があるのか、適切 あなたは次の語句を知っていますか
についての知識の有無
な解釈ができているのかを確認する必要がある
1.
補食 2.
サプリメント 3.
主食、主菜、副菜
4.
特定保健用食品 5.
BMI 6.
分岐鎖アミノ酸
7.
(コマ型の)食事バランスガイド 8.
グリコーゲンローディング
(カーボローディング)
知識
− 28 −
− 29 −
平成20年度スポーツ心理サポート報告書
心理担当:須田
1.
体操競技、アーチェリー競技
和也・平田
大輔
5)プラス思考とコミュニケーション
体操競技およびアーチェリー競技は個人種目に分
6)コミュニケーショントレーニング
類され、極めて個人のスキルレベルが結果に直接的
6)コミュニケーショントレーニングでは2人一
に大きな影響を及ぼす。しかしながら日ごろの練習
組になり、お互いが「話す」
、「聞く」側にわかれ、
では、監督やコーチによる指導、あるいはチームメ
昨日の練習内容について、お互いが視線やからだの
イトからのサポートなど、対人・社会的環境の良し
向き、しぐさや態度を意図的に操作し、「心地の良
悪しは競技力向上に大きく影響を及ぼす。
い」聞かれ方や「心地の悪い」聞かれ方を経験させ
このような意味において、集団競技に劣らず他者
との意志の疎通は重要な課題であり、個人種目であ
た。話を聞くときの姿勢や態度が相手にどのような
気分の変化をもたらすか理解できたようである。
っても、選手のコミュニケーション能力の良し悪し
は、日ごろの競技力向上、さらには試合での実力発
2.
バスケットボール競技
平成2
0年度より新たにバスケットボール競技がサ
揮に多大ないる影響を及ぼすものである。
メンタルトレーニングにおいて、このような選手
ポートとなった。バスケットボールはオープンスキ
自身のコミュニケーション能力はトレーニングによ
ルの競技であり、状況判断や注意の集中が求められ
り強化可能なものと捉えられている。
る競技であることから、今年度は注意の集中にテー
今年度の体操競技およびアーチェリー競技のサポ
マを絞り講習会を行った。概要は以下の通りである。
ートは、それぞれ「体操競技選手のメンタルマネジ
日程 平成2
1年3月8日(日)
メント∼コミュニケーションスキル∼」
、「アーチ
対象 埼玉県高校バスケットボール競技選手 1
5名
ェリー競技選手のメンタルマネジメント∼コミュニ
会場 埼玉県立スポーツ研修センター研修室
ケーションスキル∼」として講習会を行った。
講習内容 パワーポイントを使用して、以下の項目
の講習(6
0分)を行った。
日程 体操競技 平成2
0年1
2月2
1日(日)
アーチェリー競技 平成2
1年1月2
4日(日)
1)集中力について
2)注意集中の4つのタイプ
対象 埼玉県高校体操競技選手 1
9名
3)集中力を乱す原因
埼玉県高校アーチェリー競技選手 1
3名
会場 埼玉県立スポーツ研修センター研修室
4)集中力を高める方法
講習内容
5)セルフトーク
パワーポイントを使用して、以下の項目の講習
(6
0
集中力とは注意の集中のことであり、多くの情報
分)を行った。なお、体操競技およびアーチェリー
の中から瞬時に必要な情報だけを取り出し手がかり
競技それぞれの講習会では、競技特性を考慮して、
に注意を向けることである。このときに、プレッシ
具体的な例をそれぞれの競技に特化したものを挙げ
ャーによって起こる情動の変化をコントロールする
て行った。
ことも重要な課題である。
集中力を高める方法として、集中力を乱す原因を
1)コミュニケーションって?
2)
「気持ち」はどのように伝わるのか?
明らかにし、注意を切り替える能力を高めることが
3)
「あいさつ」と「返事」
重要で、その方法として講習ではリラクセーション、
4)コミュニケーションが成り立つポイント
ルーティンの確立、セルフトークの説明を行った。
− 30 −
内科的メディカルチェックから見えてきたトップアスリートの現状
国立スポーツ科学センター(JISS) スポーツ医学研究部
土肥美智子
1.
はじめに
名、女性:2
5
3名、平均 年 齢:2
5.
4歳)で は、
日本オリンピック委員会(JOC)医学サポート部
約6割がこの1年で何かしらの薬剤を摂取して
会では JOC が選手を派遣する大会(オリンピック、
いた。その上位5位の内訳は表2に示すが、解
アジア大会、ユニバーシアード)に向けて医学的な
熱・鎮痛・消炎が1位であるのはアスリートに
サポートを行っている。当然一つの大会が終了する
怪我は付き物であるためと思われる。また喘息
と同時にすでに次の大会に向けてサポート体制に入
治療薬が5位にあるのは、JISS において積極
るのではあるが、サポートは約1年前から具体的に
的に喘息の検出を行っている結果と思われる。
本格化してくる(表1)
。また上記大会派遣前以外
にも各競技団体の強化指定選手が年1回メディカル
表2
チェックを受けられるようなサポートも行っている。
薬剤の種類
これらのサポートを通じて認められたトップアスリ
解熱・鎮痛・消炎
60.
5
ートの現状を述べる。
風邪薬
20.
5
胃腸薬
16.
6
抗アレルギー薬
14.
1
表1 北京オリンピックまでの医学的サポート
喘息治療薬
割合(%)
6.
8
2007年10月
派遣事務手続き説明会
2008年1−7月
メディカルチェック
2008年1月
北京視察事前調査
2008年3月
帯同ドクターの登録
2008年3−5月
五輪書の作成
2008年5月
携行医薬品・機器の決定
ピング禁止物質を含んでいる市販薬をうっかり摂取
2008年5月∼
ドーピングコントロール関連
している選手が1.
9%おり、トップレベルアスリー
2008年5,
7月
監督、メディカルスタッフ会議
トとはいえ、さらなるアンチ・ドーピング教育の必
ドーピング禁止物質の使用に関しては、TUE
(治療目的薬物使用の適用措置)の申請が必要であ
るにも関わらず申請をしていない選手が5%、ドー
要性を感じた。
2.
メディカルチェック
日本代表選手のサプリメントの使用は約8
5%で諸
JISS では上記大会に派遣される選手の派遣前チ
外国と同様、多くみられた。最も摂取されていたも
ェックと年1回のメディカルチェックを行っている。
のはアミノ酸であったが、これは日本に特徴的な傾
内容は主に問診、内科・整形外科・歯科的診察、血
向と思われた。この結果を受け、今後さらに JISS
液検査、尿検査、胸部 X 線、安静時心電図、呼吸
としてアスリートへのサプリメントの情報の収集と
機能検査である。
発信は重要な職務と考えている。
(ア)薬剤およびサプリメント摂取状況
(イ)甲状腺機能異常
問診票のなかでドーピング防止という観点か
一般人において甲状腺機能異常の頻度は高く、
ら特に薬剤およびサプリメント摂取状況につい
顕性のものでも見逃されていることが多い。こ
ては詳しくチェックしている。その結果北京オ
の傾向はトップアスリートに鑑みても同様と思
リンピック代表候補選手、5
3
2名 (男性:2
7
9
われ、それをスクリーニングすることはトップ
− 31 −
アスリートのコンディショニングを考える上で
グ検査としてスパイロメトリ検査を行うことと
重要である。JISS では甲状腺機能亢進症の選
した。さらに必要に応じて気道可逆性テストと
手の発見を契機に甲状腺機能異常のスクーリン
気道過敏性テストを行った。その結果すでに喘
グとして血液検査項目に甲状腺刺激ホルモン
息と診断され治療していた選手が3.
1%、今回
(TSH)を追加することとし、2
0
0
6年度では潜
初めて国際オリンピック委員会(IOC)の診断
在性甲状腺機能異常を示したのは4%、顕性の
基準を満たした選手が5.
4%、IOC の診断基準
異常は0.
4%であった。この結果からトップア
を満たさなかったが6%以上の気道可逆性を示
スリートであっても、一般人より甲状腺機能異
し、喘息の疑いがある選手が1
1.
4%、そのうち
常を示す頻度が少ないわけではなく、脳機能、
治療を開始した選手は1
0.
0%であった。この数
心機能と密接な関連を持ち、競技力に大きく影
字は諸外国のアスリートの喘息罹患率と大差な
響する甲状腺ホルモンの分泌異常を見逃さない
く、トップアスリートであっても喘息罹患率は
ことは非常に重要であることを認識し、引き続
低くなく、トップアスリートにおける喘息の診
きこの検査項目を継続して行うこととした。
断、治療は今後もスポーツドクターの大きな課
題である。
(ウ)麻疹抗体価
2
0
0
7年1
0代から2
0代を中心に麻疹の大流行し、
その理由は幼児期の未予防接種の年齢層であっ
3.
おわりに
以上、内科的メディカルチェックから見えてきた
たためである。この世代は JISS をより利用す
る世代であること、また麻疹は感染力が強力で、
トップアスリートの現状を、多くは北京オリンピッ
アスリートが感染するとコンディショニングの
ク派遣前チェックから述べた。アスリートであって
悪化や集団感染(合宿・大会)の恐れがあるた
も疾患を有することは一般人と比較しても少なくな
め、JISS ではメディカルチェック受診者全員
く、最高のコンディショニングでアスリートに大会
に積極的に麻疹抗体価の測定を行うこととした。
に臨んでもらうためには、ひとつの疾患も取りこぼ
その結果抗体価が低値(麻疹が発症する可能性
しがないよう疾患の早期発見、早期治療を目指した
のある値)の選手が5.
8%存在した。麻疹罹患
予防医学が今後のスポーツ医学の在り方であると思
歴、麻疹予防接種歴の調査においては、不明で
われる。
あったりあいまいな回答が多く、麻疹免疫状態
の正確な判定には、問診だけでは不十分であり、
麻疹抗体価測定が必要であると考えられた。予
防接種するかどうかは任意ではあるが、選手に
は考慮するよう促した。
(エ)呼吸機能検査
喘息選手の洗い出しの目的は、パフォーマン
スに影響を及ぼす呼吸機能の改善を目指すこと、
また現在喘息の標準的治療である吸入ステロイ
ド薬、吸入 β2作用薬がドーピング禁止薬物で
あるため、TUE の申請が必要あることである。
さらに今回大気汚染が危惧される北京でオリン
ピックが開催されることから北京オリンピック
派遣前チェックでは受診者全員にスクリーニン
− 32 −
20
08VICTRY SUMMIT IN 埼玉
セッション1参加報告
スポーツ科学委員会コーチング専門部会
山本
兼郎
○日時:2008.
12.
14(日)13:00∼14:30
○会場:埼玉県立スポーツ研修センター 講堂
『オリンピック体操選手を育てる』
・・・スポーツ指導者の立場から・・・
加納
實 氏(順天堂大学教授)
<講義>
確かにやらされるものだが、大学生は自主性が大事
昭和4
2年埼玉国体時には選手で、上尾の県立体育
である。指導者も忍耐する必要があり、すぐに指導
せず待つことも大事である。
館で毎週強化練習を受けていた。
その後順天堂大学に進み、卒業後、イランで現地
2点目は長所を見抜くことであり、欠点を見つけ
ナショナルチームの指導をすることになり、ペルシ
るのでなく長所を伸ばすことを行っている。その中
ャ語には苦労した。言葉が分からないために人を見
で欠点を直していく。指導者は観察眼を養う必要が
る目や、観察することが養われた。
ある。
日本に帰国後、順天堂大学体操部を指導すること
3点目は技の指導は選手同士で行うことであり、
になった。1年目から新人戦には勝てたものの、イ
今の体操の技はどんどん難易度が上がっており、指
ンカレ優勝までは2
0年かかった。優勝の翌年には全
導者はその技を体験していない。運動感覚や、技の
日本選手権も勝てて、日本1となった。この頃から
こつは選手同士で教え合うことが大事であり、指導
世界を目指すこととなった。
者はそれに加わり、自ら感覚で掴んでいくことが必
2
0
0
2年には鹿島・冨田により体操4冠を制し、以
要である。
後、世界選手権やオリンピックの男子体操監督を務
めた。2
0
0
4年アテネオリンピックでは男子団体金メ
つぎに自信については、動じない精神力が必要とな
ダルを獲得して、念願の世界1となった。
る。それは練習で養われるもので、自分の演技に自
体操界においてオリンピック選手になるのは2万
信を持つこと。それには練習しかないが、大きな夢
人の中の6人でしかない。その中でオリンピックに
を持ち、小さな夢の実現をしていく。国際大会での
何人かの順天堂大学の選手を出しているが、鹿島と
経験は島国日本では大きな意味を持つ。
冨田はすばらしい綺麗な線を出せる良い選手で、空
動画により選手の演技のコーチサポートを説
中ですぐにつま先まで身体をのばすことが出来る。
明した。
練習からして試合を意識したものとなっている。
動画により両選手の演技を紹介した。
海外選手の演技においてコーチが、失敗しそうな
演技にサポートする。マットの上に立っているコー
大学での指導では、1点目は自主性を育てる指導
チもいるが、審判からも見栄えが良くない。練習は
をしている。体操は個人競技であり自ら行うもので、
ウレタンの入ったピットで行っているが、それを試
やらされるものではない。小学生から高校生までは
合などで出来る状況まで持って行かねばならない。
− 33 −
サポート無くできなければ駄目である。日本人選手
ルール変更によりスペシャリストが増えている。
の良い例では、コーチは跳び付かせるだけで、落下
体型が違うので、あん馬はしない吊り輪のスペシャ
に対するサポートに付いていない。それだけ各選手
リストや、逆に体型がすっきりしなくなってしまう
が自信を持った演技をしている。
ので、吊り輪はしないあん馬のスペシャリストがい
る。各国でオールラウンダーが減り、スペシャリス
第2
8回アテネオリンピックでは、団体総合で金メ
トが増えている。あん馬での演技を比較すると、1
0
ダルなど4つのメダル獲得をしたが、これまでの体
点満点制の2
0
0
3年の大会で演技時間は3
2秒で2
6旋回
操競技の歴史を紹介する。
していたものが、5年後の1
0点満点を越える点数制
オリンピック男子体操の初参加は、1
9
3
2年第1
0回
になった後は、演技時間は5
0秒で4
0旋回に増えてい
ロサンジェルス大会で5位、次の第1
1回ベルリン大
る。鉄棒ではアテネ大会では平均演技時間3
3秒で1
5
会では9位となり、第2次世界大戦で中断した。復
旋回していたものが、北京大会では平均演技時間5
2
帰した1
9
5
2年第1
5回ヘルシンキ大会で5位となり、
秒で2
3旋回に増大している。平行棒でも同様にアテ
ソビエト連邦が優勝した。第1
6回メルボルン大会で
ネ大会では平均演技時間3
3.
7秒で1
3.
3演技していた
は2位となり、女子体操も初参加した。1
9
6
0年第1
7
ものが、北京大会では平均演技時間4
7.
6秒で1
9.
9演
回ローマ大会では参加5回目にして団体初優勝を成
技に増大している。その他の種目は調べていなかっ
し遂げた。参加後、2
8年かかっての初優勝で、奇し
たり、演技時間が決まっているものなので省くが、
くもアテネ大会は、最後のモントリオール大会での
このように演技時間も増え、A 難度の技も増えると
優勝から2
8年後の優勝となった。男子体操はこの2
8
なると、技の習得に時間もかかり、ケガの恐れや身
という数字が良いようだ。
体の負荷も増えてくる。これがスペシャリストを増
体操競技にはこの間、黄金時代があり、1
9
6
0年か
やしている。
ら1
9
7
8年の1
8年間に渡って王座に君臨した。これは
大変な記録であった。
アテネオリンピックについて、冨田と鹿島の両選
手がいることが大きかった。これまで日本はエース
その後、共産圏国家の時代が来て、1
9
8
0年モスク
が1人だったが2人いると大変楽であった。しかも
ワオリンピック以降、国威発祥の場として、早期指
体操史上初のあん馬の金メダルを鹿島選手が獲得し
導と報奨金により選手を育成し成功を収めていった。
た。これは体操黄金時代でもなしえなかったことだ
しかし、ドーピングなどの問題が起こってしまった。
った。アテネオリンピックに向けて、協会では弱点
を明確化し、代表選手選考法にポイント制を導入し、
体操競技のエポックでは、1
9
9
7年に規定演技が廃
そしてナショナルトレーニングセンターが出来た事
止、競技方法が改革され、スペシャリストが誕生し
による代表合宿を行った。また、オリンピック直前
た。2
0
0
6年には1
0点満点制が廃止され、スペシャリ
に海外合宿を行い、時差調整し、さらにやる気を養
スト時代の到来と、演技時間の増大を招いている。
えたことが良かったようだ。
団体戦の競技方法も変わり、予選が6人中5人演技
また本番でも団体予選を1位通過したことが自信
の内4人の点数、決勝も同じく6人中5人演技の内
を生み、決勝も1位となることが出来た。この後で
4人の点数から、2
0
0
1年からは決勝が6人中3人演
問題となったのは、団体戦の競技時間が長かったこ
技の内3人の点数となった。したがって1人もミス
とに加え、競技成績が良く取材に時間を取られ、さ
できないシビアな状況となってしまった。さらに、
らにドーピング検査に時間を取られたため、個人総
メイン会場では個人戦も含め、アップできなかった。
合に向けてのコンデショニング調整に失敗して、身
さすがに北京大会からは団体戦のみメイン会場での
体が動かなくなってしまった。このため個人総合で
アップが認められるようになった。
の成績はあまり良くなかった。
− 34 −
最後に日本での選手育成の実態であるが、中学校
の部活動が減っており、地域スポーツクラブでの少
年育成に頼っている。このクラブ育成には早期指導
も出来て助かっている。その後、高校3年間、大学
4年間、選手育成をしている。
以上、アテネオリンピック大会を中心にお話をさ
せていただきました。
<感想と質問>
○伊奈学園・体操競技 蓮見氏
各国でスペシャリストを育成している中で、日本で
はどのように育成し選考していくのでしょうか?
→陸上競技では1
0種競技が「キングオブアストリー
ト」といわれているように、体操競技も6種目が出
来て欲しい。ワールドカップ大会でも個人総合が無
く、種目別になっている。世界の流れはスペシャリ
スト育成で、日本は後れを取っている。ポイント制
選考での人数を増やし、所属元での指導に力を入れ
てもらうことになると思う。
○埼玉県体操協会 永嶋会長
講師の先生を高校の時指導したが、練習と試合を
一致させていた。練習と試合を一致できない選手を
直していく苦労はどうでしょうか?
→鹿島、冨田両選手とも練習が試合そのものとなっ
ている。その練習を他の選手も見ておりお手本にし
ている。出来ない選手は伸びないので、お手本とす
れば良いだけである。自主的に練習することに任せ
ている。両選手と一緒に練習することは、大学の他
の選手にとって財産だと思う。
− 35 −
埼玉県スポーツ科学委員会第16回コーチングセミナー
報
告
書
日
時
場
所
平成2
1年3月1
3日(金) 1
8時3
0分∼2
0時0
0分
東上パールビルヂング
8階第1会議室(JR 川越駅西口)
埼玉県スケート連盟フィギュア委員会
初めてのフィギュア競技対象であり、当競技は親
全身の筋の大きさに関して、ナショナルチームのト
の関わりが大きいため、指導者・選手に加え保護者
ップとジュニアのトップ選手を比較すると、肘屈曲
も対象に加え実施した。
筋と体幹屈曲筋の大きさが異なった。この違いの表
講師には、久保潤二郎氏(平成国際大学・元国立
れた筋群の機能が反映されるテストの一つとして、
スポーツ科学センター)を迎え、スポーツ科学的知
傾斜をつけた腹筋台を使っての3
0秒間腹筋テストを
見の応用という演題で講演していただいた。セミナ
実施した(3
0秒間全力)
。その結果、1セット目か
ーの参加者は1
0名と少なかったが、講演後、活発な
らセットを重ねるごとにナショナルのトップとジュ
意見交換が行われた。
ニアトップの出来高に大きな差が出た。このような
競技特性を生かした簡便なテストを(財)日本レス
<講演抜粋>
リング協会では、ナショナルチームとジュニアチー
①一般的な発育発達について
ムに対して、継続的に実施している。
筋持久力は1
4歳付近で顕著な発達が見られる。毛
その他の競技として競泳やシンクロナイズドスイ
細血管の増加も同時期に起こる。最大酸素摂取量も
ミングなどでは、競技中の映像を撮ることによりフ
この時期に急激な発達が見られる。講演者自身が行
ォームの改善やチーム全体の動きの改善に役立てて
ったバランスボードによるトレーニング実験では、
いる。スポーツ科学的な分析は、ややもすると高価
バランス能力は小学校2から3年生くらいで大きく
な機器を使って測定したり、新しい分析や手法に走
伸びることが明らかとなった。全身反応時間で測定
りがちであるが、何のために測るかが明確でないと
される素早さの能力も、ほぼ同年代で起きることが
意味はない。また、測りたいときに直ぐに測れる方
報告されており、瞬時に身体の態勢を整える能力と
が競技に役立つ場合が多い。
しては、この時期が大切と考えられる。一般的には、
③ジュニア競技者育成の注意点
筋力は2
5歳くらいにピークが見られる。骨量は、範
発育発達段階であるジュニア選手は、暦の年齢と
囲が広く2
0∼4
0歳がピークであるが、早めに骨に刺
生物学的な年齢には大きな差があることが多く、そ
激を与えた方がよりピークが高くなる。また、骨量
の中で争われるジュニアの大会では、この点に注意
は垂直刺激の多い種目ほど多くなる傾向がある。子
して競技パフォーマンスを見る必要がある。全国中
どもの運動能力を最大限に発揮させるには、適切な
学校大会を生物学的な年齢から見ると、小学校6年
時期に適切な刺激(トレーニング)を与えることが
生と高校生が争っているといった状況は多々ある。
重要であり、このような知見は非常に重要なもので
コーチだけでなく保護者もこのことを十分に認識す
ある。
る必要がある。中国などでは、この生物学的な年齢
②スポーツ科学の実践例
を X 線で測定することにより把握しているが、日
レスリング競技は、エネルギー供給系から見ると
本では被爆の問題で測定することはほとんどない
ハイパワーとミドルパワーが重視される競技である。
(実際の被爆量は健康を害するような量ではない
− 36 −
が)
。その代りに個人ごとの身長発育曲線を調べる
体力に関連する論文を探したが、あまり多くは見当
ことにより、ある程度把握することが出来る。一般
たらなかった。一般的には、ジャンプ能力を高める
に身長の伸びは、発育速度のピークがくる2∼3年
指導の場合、筋力トレーニングである程度の筋量と
前からより増加し始める(前の年の伸びより)
。そ
筋力を確保した後、より反動を使ったプライオメト
の辺りから筋持久力や全身持久力のトレーニングを
リクストレーニングに進む。しかし、競技特性上か
することが望ましい。
なり小さい時から、プライオメトリクス的なジャン
成長ホルモンは、トレーニング後と入眠後1∼2
プを既に練習の中でしているので、障害予防の観点
時間後に分泌量が増す。成長ホルモンは、筋肥大の
が必要になってくると感じる。(財)日本レスリン
要因の一つであるため、トレーニング直後や眠る前
グ協会では、ナショナルチームのデータをフィット
に牛乳とかを飲んでおくと身体作りには良い。日々
ネス測定をしながら集め、ジュニア選手のためのト
のトレーニングを充実したものにするためには、睡
レーニングに関するある程度の指針を示せるような
眠が重要であるが、よく眠るためには、朝日光を浴
結果を得た。個々の指導者が頑張ることとナショナ
びることが必要である。日光を浴びて1
4・1
5時間後
ルチームでしか出来ないことは異なる。双方の役割
くらいに睡眠を促進するメラトニンがでてよく眠れ
分担をすることが大切だと思う。
るようになる。従って、寝室に朝太陽光が入らない
柔道においてもウエイトトレーニングしないメダリ
ような部屋は問題である。また、運動後に直ぐにグ
ストがいる。ウエイトトレーニングではどうしても
リコーゲンを身体に蓄えることが大切であり、練習
余分な筋肉も付くため、階級制競技ではつらい面も
後にバナナなどを軽くとることは重要である。こう
ある。水泳でも身体を大きくすることが動きの阻害
いった地道な活動が最終的なトレーニング効果に大
になるといった議論もある。競技特性にあったトレ
きな差として表れてくる。スポーツ科学とは言って
ーニングを長期的な視野で実施することが大切だと
もやれることは身近なことで、魔法ではない。一見
思う。
大したことではないことを積み重ねることが最終的
○柔道でウエイトトレーニングをしない選手はどの
な成果を生む。
ように強化しているのか。
→綱登りなどで強化している選手が多い。柔道に近
<質疑・応答など>
い動きのトレーニングであり、バーベルを持ってい
○眠るために光を浴びるのは、どのくらいの時間が
ないだけで、レジスタンストレーニングであること
必要か?日光でなければ駄目か?
に変わりはない。究極的には、柔道のような競技で
→人間の体内時計は、2
5時間サイクルでセットされ
は、得意技により左右の筋の発達が異なってくるこ
ている。そのため朝日光を浴びて毎日リセットする
とがある。ある限られた体重の範囲(階級の)でよ
必要がある。日光にあたることが出来なければ、人
りパフォーマンスを高めるための身体づくりではそ
工的な強い光でも良い。何時間もあたらなくてはい
ういったことが起きてくるであろう。
けないようなものではない。
○小さいときからトレーニングをすると背が伸びな
○フィギュアスケートには、プログラムを演技する
いという危険があるのではないか。
ための持久力やジャンプ力、バランス能力が必要と
→筋力トレーニングで背が伸びなかったというデー
思うが、どのように付ければよいのだろうか。また、
タはない。やりすぎでなければ大丈夫である。但し、
教えるインストラクターもほとんど経験から教えて
日本では小学校や中学校から大きな大会があるため
いるため、トレーニングに関しても考え方がバラバ
練習をやりすぎる傾向がある。
ラである。
○若い年齢で活躍する競技と、経験が必要な競技と
→この講演を頼まれてから、フィギュアスケートの
有るが発達に違いはあるのだろうか。また、技術に
− 37 −
体力を合わせていくために若い年齢でもトレーニン
プ力は、あるに越したことはないが、特に重視して
グは大丈夫か。
いない。
→生物学的には発達の差はない。技術優先かどうか
○競技とトレーニングの兼ね合いはレスリングでは
でトレーニング内容をシフトすれば良い。ただ、早
どのようにしているのだろうか。
く完成する競技には精神的ケアも必要だと思う。ま
→スパーリング前にかなり負荷をかけたトレーニン
た、最近日本では子供の筋力トレーニングのガイド
グ(対人)をしてから本練習に入る。韓国ではウエ
ラインを設けているが、その中でも負荷をかけたト
イトトレーニングをした後に少しの時間スパーリン
レーニングが必要とされている。トレーニング時の
グを入れるなどトレーニングがその競技パフォーマ
動作チェックは必要で、特に若いときに行う方が動
ンスに結びつくような工夫をしているようである。
作習熟には良いとされる。強い負荷でなければ推奨
○今回参加した唯一の少年選手にアドバイスをお願
される。
いしたい。
○フィギュアスケートは強い選手には大腿四頭筋の
→日本では小さい時から競技成績に躍起になってし
発達が顕著に見られるが、サージャントジャンプを
まう。選手生活後のセカンドキャリアのことも考え
計れば発達具合が簡単に分かるだろうか。測定も良
ると、学校の勉強を重視して欲しい。
い方法があるだろうか。
→サージャントジャンプ測定はどこでも出来る有用
な方法である。但し、壁タッチによる測定や腰に紐
を巻き付けて測定する方法など簡便な方法があるが、
より簡便に測定するのであれば、立ち幅跳びも良い
方法であると思う。垂直方向のジャンプと前方への
ジャンプという違いはあるが。
○身の軽さやすばしこさをサイドステップテストで
見ることは出来るだろうか
→多くの種目のフィットネス測定で実施されている。
その他には足でのタッピングテストもこの手の能力
を見る方法として行われている。
○一般的なウエイトトレーニングの他に競技別の負
荷トレーニングもあると思うが、過去に共産圏では
腰にウエイトを付けて練習していたが、良い方法だ
ろうか?
→共産圏のトレーニングは、一般受けするものが多
いが、レジスタンストレーニングであることに変わ
りはない。そのトレーニングの狙いに合わせて選択
すべき。
○レスリングの持久力養成で走り込みをしているの
だろうか。ジャンプ力養成でウエイトトレー二ング
はしているのだろうか。
→試合時間をシミュレートして行うことはある。
3
0
0
m ダッシュを繰り返すなどの方法である。ジャン
− 38 −
以上で質疑・応答などを終わり閉会した。
トップアスリートへの道
横山
本年度の標記行事は2
0
0
9.
2.
7に国立女性教育会館
において約4
7
0名の出席者により開催された。本企
謙三
氏
く監督時代に至るまでの道のりに関して思いつくま
まに話を展開された。
画は今回で1
5回を数えるが、県下の熱心なスポーツ
なかでも幾つか印象深い話を挙げると、身長1
7
5
指導者の方々に対し、埼玉県在勤在住であり、国内
!余りの身体で日本代表 GK を長く勤めたことであ
外で指導者、選手として輝かしい経歴をお持ちの方
る。彼の能力を見出したのは当時の日本代表の岡野
をお招きし、その経験に立っての苦労話や成功する
俊一郎コーチ、そして育て挙げたのはドイツからコ
秘訣など、今後の選手育成に役立つ話を戴こうとい
ーチとして招聘した D.
クラマーコーチのお二人で
うのが趣旨である。
ある。チームとしても県下でもトップクラスとは言
ちなみに、これまでの1
5回の登壇者の中にもオリ
い難い川口高校の一選手を良く見極めたということ
ンピックのメダリストは横山氏を含めて4名の方に
は、いかにコーチの見る目が大切かということであ
お願いしている。サッカーの横山氏はメキシコシテ
る。しかし、いくら素質があるとはいっても本人の
ィ(1
9
6
8)で銅メダル、柔道の野瀬喜好氏はロスア
努力とやる気が無ければ一流選手として開花しない。
ンジェルス(1
9
8
4)で銀メダル、アーチェリーの山
氏は身長の割には体重が7
5#であったと言っていた
本博氏はロスアンジェルス(1
9
8
4)で銀メダル、ス
から、トレーニングにより GK として身長をカバー
ピードスケートの井上 純 一 氏 は ア ル ベ ー ル ビ ル
するだけの身体をつくり挙げていたことが窺える。
(1
9
9
2)で5
0
0"銅メダルに輝くといった埼玉県が
本人から直接聞くのは始めてであったが、伝説の上
誇るアスリートたちである。
野動物園での「黒ヒョウ」との睨めっこの逸話であ
さて、横山氏は現在、
(財)
埼玉県サッカー協会副
る。実現したかどうかは定かではないが、その影に
会長、専務理事として文字通り埼玉県サッカーの強
はこのような努力と工夫があったからだといえよう。
化と普及のために八面六臂の活躍をされている方で
また、身長が低かったためにメディシンボールによ
ある。ご存知のように埼玉サッカーは、古くは静岡、
るパンチングの練習量も半端なものではなかったと
広島と並び御三家といわれたほどのサッカー王国で
聞く。おそらく何人もの FW プレイヤーがゴール
あった。しかし、この世界も J リーグの発足などに
前で彼のパンチングの餌食になったことであろうか。
より各県とも強化に拍車がかかり、案間とはしてい
指導者としての横山氏をサポートした短い経験か
られないのが現状である。このような空気を打破す
ら感じることは、日本代表も、浦和レッズも、彼が
るべく埼玉県サッカーの牽引者として活躍中である。
引いた後にチーム状況が好転したことである。つま
今回は埼玉育ちといってもよい横山氏の少年時代
り人間力をベースにした彼のポリシーが脈々とチー
から高校時代のスポーツへの係り方とサッカーへ足
ムに息づいていた結果だなと思っている。
を踏み入れたきっかけから始まり、ユース年代から
最後に、サッカーを通して長い選手生活と指導者
東京オリンピックにかけて日本代表として駆け上が
としてたどり着いて得たものは「ルールとエチケッ
り、そしてメキシコシティオリンピックで輝く銅メ
ト」を大切にするということであることを強調され
ダル獲得と続く選手時代、その後の日本リーグの三
た。そしてサッカーではよく使われる言葉であるが
菱自工、日本代表と選手並びに監督として活躍し、
「サッカーは子どもを大人にし、大人を紳士にす
更に J リーグ発足後の浦和レッドダイアモンズと続
る」をベースに、地域に根ざしたスポーツの良さを
− 39 −
ますます前向きにサポートしていきたいと言う言葉
で結ばれた。多くの出席者にとって感銘の深い一人
の「トップアスリートへの道」の半生記であったと
思っている。(文責:司会、戸苅晴彦)
− 40 −
第63回国民体育大会開期前競技会に帯同して
小林
正幸
平成2
0年9月1
1日から1
5日まで第6
3回国民体育大
三日目は8時過ぎにホテルを出発、水泳会場へと
会(チャレンジ!おおいた国体)の大会開期前競技
向かった。本県選手団では優勝者はこの日出なかっ
会(水泳・ゴルフ・フェンシング)が大分県で開催
たが、2位から7位までの入賞者が続出した。午後
された。会期の翌日1
2日から1
5日まで本部帯同医師
の部が1
6時5
0分に終了ホテルへ戻った。1
9時から夕
として参加したので報告します。
食、この時天皇杯、皇后杯共に良い位置にいるとの
9月1
2日1
1:2
0に羽田から出発した。1
4時半過ぎ
報告を聞いた。
に宿泊先の都イン大分にチェックイン。直ちにドク
四日目(9月1
5日最終日)
、ホテルを8時1
5分に
ターズバッグを準備した。1
7時ホテルを出発して水
出発し9時開始の水泳会場にぎりぎりで間に合った。
球会場(県立大分商業高校)へ。1
7:4
5開始の対沖
残念ながら午前中、予選のみの応援となった。1
3時
縄県の試合を観戦・応援した。応援席で監督さんか
2
0分シャトルバスで別府へ、そこから大分空港へと
らは昨日風邪気味の選手がいたが、今日は大丈夫と
向かい1
6:2
0大分空港を飛び立ち埼玉へと帰った。
の報告があった。水球競技は初めての観戦であった
その後、水泳競技は天皇杯2位、皇后杯3位と上
が、ルールは観ている中でそれとはなしに理解して
位の成績であったことを知った。フェンシングは今
いった。結果は1
2−8と快勝。帰途、食事をしてか
回会場へは出かけられなかったが、天皇杯、皇后杯
らホテルへ戻った。
共に4位であったと聞いた。
第一日目携帯電話の呼び出し音を聞くことはなか
った。
この大会での帯同医師としての活動は初日に女子
水泳選手の腹痛への対応だけであった。風邪気味、
二日目午前中は昨日と同じ水球会場へ向かう予定
その他小さな出来事は各競技であったようだが、
であったが、朝食後、間もなくホテルを出発という
各々に対応し解決したようであった。帯同しあまり
時に、女子競泳選手が腹痛を訴えているとの連絡を
出番がないことは嬉しいような物足りないような
受け、競技会場(別府市営青山プール)で会う約束
(?)
。参加した選手が悔いのない試合が出来るよ
をして「水泳」競技に向かった。1
0時半前に競技が
うコンディションを整えることは当然で、医師の出
予定されている選手だったが、8時4
5分に会場に着
番が無くて当たり前のことと思う。
き鎮痛薬を2回分手渡しておいた。
以上、第6
3回国民体育大会開期前競技会
(大分県)
我々はそのまま水球会場へ直行した。準決勝リー
の帯同報告とします。
グで東京都には1
2−8で快勝(最終的には準優勝で
あった)
。その試合終了後に大分カントリークラブ
・月形コースに向かった。昼食後間もなく成年男子
中島氏のスタートを見送った。1
3時1
0分同じく成年
男子の前田氏がホールアウトしてきた。井上氏、中
島氏のホールアウトを見届けホテルへと戻った。本
部役員での夕食時に、腹痛を訴えた女子水泳選手が
見事優勝したとの嬉しい報告がなされた。二日目は
その後携帯電話の呼び出しはなかった。
− 41 −
第63回大分国体ドクターズミーティング&帯同報告
岡田奈緒子
平成2
0年9月2
6日(開会式前日)にドクターズミ
ざまな質問や意見が出され、これからの帯同ドクタ
ーティングが大分市内で、9月2
7日から1
0月7日ま
ーのあり方についてどう対処すべきか活発な議論が
で第6
3回国民体育大会(チャレンジ!おおいた国
交わされました。
講演終了後の情報交換会では、他県の帯同ドクタ
体)が大分県下各地、他で開催されました。
今回、埼玉県選手団本部役員としてドクターズミ
ーティングに参加し、スポーツドクターとして9月
ーや本部役員と多くの情報交換ができ、とても有意
義な会合でした。
次に帯同報告をします。初日は肌寒い雨が降りし
2
9日から1
0月2日まで帯同したので報告します。
ドクターズミーティングは、大分駅近くのトキハ
きる中、大分市内で開催されたサッカー少年男子の
会館で1
5時から2
0時まで行われ、参加者は全国から
試合を本部役員と一緒に応援しました。サッカー王
1
8
7名が集まりました。内訳は各都道府県選手団ス
国埼玉の名に恥じない試合を繰り広げ6対0で山口
タッフ(帯同ドクター、トレーナー等)が9
2名、チ
県に勝利しました。このまま勝ち進み好成績を収め
ャレンジ!おおいた国体関係者が4
8名、日本体育協
て欲しいと願い会場を後にしました。
2日目は、朝から別府市内で開催された体操男女
会・特別協賛関係者が4
7名でした。主催者、共催者、
来賓の挨拶の後「大分国体における医療・救護体制
の試合を激励しました。体操は男女共、毎年好成績
について」の紹介があり、万全な体制で取り組むた
を収めているので応援にも力が入りました。大会前
め県下各会場に救護所を8
4ヶ所設置し、AED(自
に膝に負傷している選手がいたのでテーピングと鎮
動体外式除細動器)を1
3
9配備するというお話しで
痛剤の服用で様子をみました。処置により症状は軽
した。
減しましたが、監督、帯同医の判断で膝に負担がか
続いて国立科学スポーツセンター(JISS)におけ
かる鞍馬は欠場し翌日に備えることにしました。
る競技サポートの実践例として「ジュニア選手の育
3日目は体操少年男女の団体決勝が行われ、結果
成システム」が紹介され JISS のバックアップが大
は男子が第3位、女子が第2位でした。来年はさら
きく成績向上に貢献するとの内容でした。
に上位を目指し健闘してもらいたいと思いました。
次に「大分県における医・科学サポート体制」に
体操終了後、会場を移動し大分市内で開催されたボ
ついて説明がありました。大分県選手団の帯同スポ
ウリング成年女子の応援に駆けつけました。ボウリ
ーツドクター、トレーナー他の参加者は総勢8
0名
(ス
ングは上位入賞を期待できる種目なので本部役員と
ポーツドクター1
1名、トレーナー8名、理学療法士
一緒に熱い声援を送りました。選手より胃痛の訴え
4
1名、整体師4名、管理栄養士3名、柔道整復師・
がありましたが胃薬の服用で症状は改善しました。
鍼灸師等1
3名)と万全な体制で選手の健康管理や安
4日目の決勝は残念ながら応援できませんでした
全等を確保するために活動していくとの内容でした。
が、団体は第2位の好成績を収めました。ぜひ来年
さらに課題として、今後メディカルチェックやメン
は更なる躍進を期待しています。
タルサポートの充実化を図る必要性があるとまとめ
ておりました。
大分は初めて訪れましたが親切な地元の人に触れ
合い心温まる4日間の帯同でした。
最後は「帯同ドクターのあり方に関する提言作
り」についての講演がありました。参加者からさま
− 42 −
大分国体帯同報告
スポーツ医学専門部会
平成2
0年9月2
6日(金)から9月2
9日(月)迄大
塩野
潔
いでおく。
今回生まれて初めて飛行機に乗り遅れてしまった。
分国体に帯同したので、ドクターズミーティングも
含め報告する。山梨国体に初めて帯同してから、ド
大宮駅の新幹線の改札口での切符検札機の故障で小
クターズミーティングのみの参加も含めて今回が2
2
生の切符が中にはさまってしまって回収に手間どり
回めの国体参加となった。その間県体協の会長も相
1
0分間もかかってしまって大宮→東京の新幹線に乗
川、土屋、宮田、坂本氏、専務理事も中村、土内、
り遅れてしまったのである。次の便のチケットを譲
長島、長谷川、森、三戸先生と変遷していた。帯同
ってくれた栗原さんに本稿を借りてお礼を申し上げ
ドクターも医学専門部会委員の諸先生方が多数参加
ておきたい。
されるようになり、また幾つかの競技団体も独自に
顧問医の先生方を帯同するようになり、多くのチー
ムドクターが参加できるようになり今昔の感がある
一方、御同慶の至りと喜んでいる次第である。小生
も開業医であるので、そうそう代診医を個人で雇い、
自分が何日間も休むわけにもいかなくなり、県体協
側からも金・土・日の2泊3日ではなく、最低3泊
4日、できればもっと長く、と要請されるようにな
ってきたこともあり、この数年間はドクターズミー
ティングのみの参加となっていたので、今回は久し
ぶりの開会式参加、入場行進となった。相変わらず
1
3:0
0過ぎの入場行進のために4∼5h も前に会場
入りして、延々5時間も会場の隣接地でひたすら待
ち続ける一日であったが、久しぶりということもあ
って高揚感もあり、待つのもさほどの苦痛ではなく
なっていた(ただ単に年を重ねて気が長くなったの
かも?)
。ともあれ、入場行進前の全員での記念写
真や入場行進の写真も県体協の栗原さんから頂き無
事に開会式を終えることができた。
翌日はレスリング、馬術を回り、最終日は雨天の
中での女子サッカー、少年男子サッカーと回り、そ
こで岡田先生にバトンタッチして帰路に着いたので
あるが、医事活動としては役員の健康相談を一名受
けただけで、幸いケガ人や病人の診察は0であった。
ドクターズミーティングについては、小生と一緒に
出席した岡田先生が報告されるので、小生は述べな
− 43 −
第63回国民体育大会「チャレンジ!おおいた国体」に帯同して
立花
陽明
第6
3回国民体育大会「チャレンジ!おおいた国
満席となり、立ち見が出るほどの盛況であった。し
体」に1
0月2日から6日までの5日間、ドクターと
かし、平日の午前の試合ということもあり、ギャル
して帯同したので報告する。
もいたが観客の多くはおばさん方で、この人達は本
1
0月2日、外来診療を終えてから1
6時発 JAL1
7
9
1
便で羽田を出発した。宿舎は別府市内にある花菱ホ
当はハンドボールにどの程度興味があるのだろうと
いう疑問が湧いてきた。
テルであったが、別府にはこれまでにも学会で何度
試合前に宮崎選手は、見学に来ていた小学生とコ
か泊まったことがあったので、ホテルの場所はほぼ
ートと観客席の間でキャッチボールをして試合前の
察しがついていた。
ムードを盛り上げていた。子供に、ぜひハンドボー
翌日の3日は、早朝からセーリング競技に激励に
出掛けたが、会場の北浜ヨットハーバーはホテルの
ルに興味を持ってもらいたいという期待がこめられ
ていたのではないかと思われた。
目と鼻の先であった。役員および選手団に挨拶を済
試合は対香川戦であったが、4
0対1
5で楽勝であっ
ませ、競技が開始されるのを待ったものの、まった
た。宮崎人気もあるが、埼玉の次の試合に地元大分
くの無風状態で、競技が開始される気配は一向にみ
チームが出場するということもあり満員になったの
られなかった。結局、競技が開始されることはなく、
ではないかと思ったが、埼玉の試合が終わるや否や
しばらくして大分市内にある県立総合体育館へハン
女性の観客はほとんど全て会場の出口におしかけ、
ドボール成年男子の激励に向かった。
観客席はいつものハンドボール会場に逆戻りし閑古
私も高校生のときにハンドボールをしていたが、
鳥が鳴く状態になってしまった。宿舎に帰ってテレ
県内(岩手県)の強豪校だったこともあり、ハンド
ビを見ていると、「地元に凱旋した宮崎選手は活き
ボールは私の高校では比較的人気の高い競技であっ
活きとプレーし・・・。宮崎選手の活躍で・・・」
た。しかし、全国的には所詮マイナースポーツであ
などなど、地元のスター選手の活躍ぶりを伝えるつ
る。ところが、ご承知のように、北京オリンピック
いでに、埼玉チームの勝敗についてほんの一瞬話を
のアジア予選で、中東の笛とやらで本大会の出場を
していた。
4日は朝から電車で山岳競技の激励に出掛けた。
かけて日本と韓国代表チームが再戦することになり、
国中を挙げての大フィーバーとなった。恐らく、ハ
山岳競技を観戦するのは初めてで、以前はまさに山
ンドボール界にとって、あれ以上の盛り上がりは残
を登り下りしていたようだが、今大会はボルダリン
念ながら今後二度とあり得ないことであろう。
グとリード競技という人工的に造られた壁を登る競
国体のハンドボール会場はというと、まだオリン
技であった。役員の方にいろいろと説明していただ
ピック予選の熱気が十分に残っており、宮崎選手を
いたが、結構興味を引く競技で、また次の機会に激
擁する埼玉県チームの試合を観るために、私達が会
励に訪れたいと思った次第である。頚椎を痛めてい
場に着いたときには観客席は既に8割方埋まってい
る選手がいるということであったが、とくに問題は
た。というよりも、埼玉県チームはどうでもいいの
ないということであったので処置はしなかった。そ
であって、地元大分出身の宮崎選手を見たいがため
の代わりといっては何だが、大会前に富士山に登っ
に、早くから大勢の観客が集まっていたというのが
たという役員が膝が痛いというので診察をすると、
事実であろう。試合開始が近付くにつれて観客席は
腫脹があり明らかに関節液が貯留していたので消炎
− 44 −
鎮痛剤を処方した。
5日は剣道、バレーボール、陸上競技の激励に行
った。
6日最終日は、帰県していた坂本団長が5日に戻
られ、三戸副団長とともにハンドボール会場に成年
男子決勝の激励に出掛けた。出発する前にヨット会
場を見ると、わずかながら微風があるようで、私が
きてから初めてヨット会場で競技が開催されていた。
ハンドボール会場に到着すると、月曜日の午前中の
試合ということもあってか、一回戦に比べて観客が
やや少ないようにも感じたが、ほぼ満席の状態であ
った。結果は、苦戦を強いられたが見事優勝を成し
遂げた。その後、1
6時1
0分の飛行機で帰県するため
に大分空港に行くと、ハンドボールの選手も同じ飛
行機で帰るのか、宮崎選手を含め数人の選手がロビ
ーにいた。しばらくすると、まわりにいた高校生が
宮崎選手に気付き、サインやら記念撮影やら頼んで
いたが、選手たちはいやな顔をひとつせず彼らの依
頼に気さくに応じていた。決勝戦のあとで心身とも
に疲れているにもかかわらず、ハンドボールの人気
を高めるためにこうして日々努力しているのかと感
心した次第である。
ということで、あと数ヵ月で1年になろうという
時期での執筆で、今回は大事な資料を紛失しまった
こともあり、ハンドボール競技の思い出話になって
しまいました。
− 45 −
第64回国民体育大会みちのく八戸国体帯同して
岡田奈緒子
平成2
1年1月2
8日から2月1日まで青森県八戸市
みで様子を見ることにしました。
・三沢市・南部町で「北の氷都 若き躍動さわやか
2日目は、早朝より前日依頼のあったアイスホッ
に」のスローガンのもと、第6
4回国民体育大会スケ
ケー少年男子の診察を行いました。試合前のウォー
ート競技会・アイスホッケー競技会が開催されまし
ミングアップで痛みが持続していたため、本人を説
た。
得し鎮痛剤の筋肉注射をして試合に出場することに
今回、平成2
1年1月2
9日から1月3
1日まで本部帯
なりました。試合はその選手の活躍もあり見事、逆
同医師としてみちのく八戸国体に参加したので報告
転勝ちで東京都に2対1で勝利しました。試合後は、
します。
患部のクーリングと鎮痛剤の内服で安静を指示し翌
初日は午前中に大宮駅を出発して、お昼過ぎには
日の試合に備えるように監督、選手に指導しました。
八戸市内の長根公園スケートリンクに到着しました。
アイスホッケー少年男子の試合が終了した後は、三
会場が野外ということもあり青森の冬の寒さは結構
沢市のフィギュア競技会場に移動し成年女子のフリ
こたえました。そのしばれる寒さの中でスピードス
ースケーティング競技の激励をしました。結果は、
ケート競技の各県の代表は熱闘を繰り広げていまし
代表2名の大健闘で団体第5位に入賞できました。
た。埼玉県選手団は少年男子1
5
0
0m 予選、成年男
女子は衣装も華やかで演技も繊細で美しいので各県
子1
5
0
0m 予選、成年男子5
0
0m 準決勝にそれぞれ出
の応援団だけでなく、地元の人からの声援も多く聞
場しました。結果は成年男子1
5
0
0m 予選で代表2
かれ会場は大変盛り上がっていました。
名が準決勝に進出しましたが、惜しくも他の種目は
3日目は、午前中アイスホッケー成年男子の激励
敗退に終わりました。少年、成年共に山梨県、長野
に向かいました。対戦相手は前日の少年男子と同じ
県、北海道勢の活躍が目立っていました。その中で
東京都でした。成年男子はやはりスピードがあり肉
埼玉県選手団もベストを尽くし健闘したと思います。
迫した試合内容でしたので応援にも力が入りました。
スピードスケート競技の激励後は、宿泊先の八戸
残念なのは帰りの新幹線の都合で、試合を最後まで
ワシントン第一ホテルにチェックインし、夕方から
応援できなかったことが心残りでした。アイスホッ
は三沢市の三沢アイスアリーナで開催されているフ
ケー競技は毎年、上位入賞を果たしており今回も少
ィギュア競技の応援に向かいました。会場では少年
年男子が第2位、成年男子が第4位という好成績を
男子のフリースケーティング競技が行われ、熱い戦
収めました。来年の国体では、ぜひ少年、成年共に
いが繰り広げられていました。埼玉県選手団の代表
天皇杯を獲得してもらいたいと願っています。
2名もその中で健闘し、団体では第1
4位という結果
開催中は、各会場で地元の人が郷土料理の「せい
でした。次回大会では、更に上位入賞を目指しても
べい汁」を提供して下さり美味しくいただきました。
らいたいと願い会場を後にしました。その後はアイ
おかげで冷えた体も温まり最高のおもてなしでした。
スホッケー競技の監督から選手の診察依頼があった
今回、冬季競技の帯同は初めてでした。この経験
ため、宿泊先の八戸市内のホテルに向かいました。
を生かし、スポーツドクターとしての実務経験を積
大会前から肩を痛めていたようで鎮痛剤の筋肉注射
み上げ、帯同医師としての任務をこれからもきちん
を勧めましたが、選手よりまずは鎮痛剤の服用で様
と果たしていきたいと思います。
子を見たいと希望があったため、この日は内服薬の
− 46 −
第64回国民体育大会スキー競技会に帯同して
小林
正幸
平成2
1年2月1
7日から2
0日まで第6
4回国民体育大
この日は東京都に帯同している、大学のしかも同
会(トキめき新潟国体)の冬季大会スキー競技会が
じラグビー部の先輩の先生と久しぶりに話が出来、
新潟県下で開催された。会期初日1
7日から最終前日
夕食後の一時を楽しく過ごすことは出来た。
三日目、昨夜からの雪が朝になっても降り続いて
の1
9日まで本部帯同医師として参加したので報告し
おり、昨日までとは全く違った景色を目の当たりに
ます。
2月1
7日1
3:3
0からの開式には参加しないため、
した。今日は本部役員7人中4人が帰埼するが、最
大宮を1
4:1
8発の「たにがわ4
1
3号」で出発した。
終日まで現地に留まる役員の部屋に荷物を集め、ホ
定刻通りに越後湯沢に到着、湯沢グランドホテルに
テルを昨日と同じ8時1
0分に出た。苗場までの周囲
チェックイン。車道には雪は全くなかった。ドクタ
の景色は白さだけが目立っていた。小高いところに
ーズバッグを準備。1
7時選手団宿舎へ向けてホテル
あるスタート地点は、昨日は肉眼ではっきりと確認
を出発した。アルペン選手団の宿舎
「キクノヤ山荘」
できたが、今日は肉眼では見ることが出来なかった。
で現地激励会を開催した。この会終了後に、昨日男
試合途中でも横殴りの吹雪であり整備のため試合が
子高校生が腹痛で受診し CT 検査も受け「憩室炎」
途中で中断することも多かった。ジャイアントスラ
との診断で抗生剤の投与を受けたとの報告があった。
ローム少年女子の開始時間が3
0分遅れたため全員の
抗生剤服用後下痢があったのでその後は服用してい
応援が出来ないまま、ホテルへ戻ることになってし
ないが、今日は練習も普段通りに行い腹痛も起きて
まったのは残念。
ホテルでは温泉に入って吹雪で冷え込んだ身体を
いないとのことであった。直接本人に話を聞いたが
「体調は大丈夫です」との心強い言葉が返ってきた。
十分に温め、1
5時3
7分越後湯沢駅を定刻に出発した
この日携帯電話の呼び出し音を聞くことはなかった
「とき3
3
0号」に乗車し帰路についた。
今回は実質2日半の帯同であったためかやはり医
(実は最終日まで全く鳴ることはなかった)
。
二日目8時1
0分宿舎を出発。今年は積雪が少ない
とのことでジャイアントスラローム成年男子開始時
師としての活動の機会はなかった。やはりこれは嬉
しいと言って良いのだろう。
以上、第6
4回国民体育大会(トキめき新潟国体)
間までに苗場スキー場へ無事到着した。成年男子3
人の競技が終わると正午からのジャイアントスラロ
冬季大会スキー競技会の帯同報告とします。
ーム成年女子まで時間が空いた。この間は室内に入
って寒さを凌いで、昼食を食べ午後からの激励に力
をため込んだ。ジャイアントスラローム成年女子で
は早稲田大学4年生の竹林奈々子選手が1分6秒3
3
のタイムで見事二位に入賞した。ジャイアントスラ
ローム成年男子3人の応援後シャトルバスで湯沢駅
へ、そしてホテルへと戻った。ホテル近くの店での
夕食後外気が非常に冷たいことを感じた。二日目が
終了して天皇杯1
0位、皇后杯7位につけているとの
報告を聞いた。
− 47 −
スポーツ科学委員会
2
0年間の活動の記録
− 48 −
●3専門部会合同の活動
○B 級スポーツ指導員移行講習会
年月日
場所
H3.
2.
1
0
スポーツ研修センター
H4.
2.
1
1
スポーツ研修センター
H5.
2.
7
スポーツ研修センター
H6.
2.
2
7
スポーツ研修センター
H8.
9.
1∼1
1.
1
0
スポーツ研修センター
H8.
1
0.
6
東洋大学
H9.
9.
6∼1
1.
2
スポーツ研修センター
H1
1.
1.
1
7
県民活動総合センター
○B 級スポーツ指導員養成講習会
年月日
場所
H1
0.
9.
5∼2.
2
6
スポーツ研修センター
H1
1.
9.
4∼H1
2.
2.
2
9
スポーツ研修センター
H1
2.
9.
2∼1
0.
2
9
スポーツ研修センター
H1
3.
9.
1∼9.
3
0
スポーツ研修センター
H1
4.
9.
7∼9.
2
1
スポーツ研修センター
○C 級スポーツ指導員移行講習会
年月日
場所
H1.
1
1∼H2.
2
スポーツ研修センター
H3.
1.
1
3
スポーツ研修センター
H4.
2.
2
2
スポーツ研修センター
H6.
1.
1
6
伊奈県民活動総合センター
H6.
6.
1
9
スポーツ研修センター
H7.
8.
2
7
東洋大学
H1
0.
2.
1
1
スポーツ研修センター
○C 級スポーツ指導員養成講習会
年月日
場所
年月日
場所
H1.
9∼H2.
2
スポーツ研修センター
H7.
6.
2∼7.
2
自衛隊体育学校
H2.
5.
2
1∼6.
1
7
自衛隊体育学校
H7.
9.
2∼2.
2
9
スポーツ研修センター
H2.
9.
8∼1
2.
2
スポーツ研修センター
H8.
5.
2
4∼6.
3
0
自衛隊体育学校
H3.
6.
1
8∼7.
3
自衛隊体育学校
H9.
6.
1
3∼7.
4
自衛隊体育学校
H2.
9.
7∼1
1.
1
0
スポーツ研修センター
H1
0.
5.
2
5∼6.
1
0
自衛隊体育学校
H4.
6.
1
7∼7.
3
0
自衛隊体育学校
H1
1.
6.
1
8∼7.
2
自衛隊体育学校
H4.
9.
5∼1
1.
9
スポーツ研修センター
H1
2.
5.
2
2∼6.
1
1
自衛隊体育学校
H5.
6.
1
8∼7.
1
9
自衛隊体育学校
H1
3.
6.
1∼6.
1
0
自衛隊体育学校
H5.
9.
4∼1
1.
7
スポーツ研修センター
H1
4.
5.
2
4∼6.
2
自衛隊体育学校
H.
6.
5.
2
3∼7.
3
自衛隊体育学校
− 49 −
○スポーツプログラマー養成講習会
年月日
場所
H6.
5.
1
1∼7.
2
8
スポーツ研修センター
H7.
9.
5∼
自衛隊体育学校
H8.
1
0.
1
4∼1
2.
2
自衛隊体育学校
H9.
5.
1
4∼7.
2
3
スポーツ研修センター
H9.
1
1.
1
7∼1
2.
1
5
自衛隊体育学校
H1
0.
5.
1
3∼7.
2
2
スポーツ研修センター
H1
0.
1
1.
1
6∼1
2.
1
6
自衛隊体育学校
H1
1.
5.
1
2∼7.
2
2
スポーツ研修センター
1.
1
1.
8∼H1
2.
2.
2
2
H1
自衛隊体育学校
H1
2.
5.
1
7∼9.
2
7
スポーツ研修センター
H1
3.
5.
1
6∼7.
2
8
スポーツ研修センター
H1
3.
1
0.
2
2∼1
2
自衛隊体育学校
H1
4.
5.
1
1∼7.
3
1
スポーツ研修センター
H1
4.
1
0.
2
2∼1
2.
2
0
自衛隊体育学校
○日医認定健康スポーツ医学講習会
年月日
場所
H5.
1
1.
2
3∼H6.
2.
2
0
県民健康センター
H7.
1
0.
1
県民健康センター
H8.
1.
2
3
県民健康センター
H9.
1.
2
3
県民健康センター
H9.
9.
1
4,
1
1.
3
県民健康センター
H1
1.
9.
2
6,
1
0.
3
1
県民健康センター
(画 第2代委員長加賀谷!彦)
○埼玉県スポーツ指導者研修会パネルディスカション
年月日
場所
内容
H7.
2.
5
国立婦人教育会館
子供のスポーツを考える Part1
H8.
2.
1
1
国立婦人教育会館
子供のスポーツを考える Part2
H9.
2.
9
国立婦人教育会館
子供のスポーツを考える Part3
H1
0.
2.
8
国立婦人教育会館
ミドルエイジからの健康とスポーツ
H1
1.
1.
2
8
国立婦人教育会館
ミドルエイジからのスポーツ
H1
2.
2.
1
3
国立婦人教育会館
ミドルエイジからの健康
H1
3.
2.
2
5
国立女性教育会館
シルバーエイジの健康とスポーツ
4
H1
4.
2.
2
国立女性教育会館
高齢者のための健康
H1
5.
2.
8
国立女性教育会館
高齢者のためのスポーツ
H1
6.
2.
8
国立女性教育会館
高齢者のための健康とスポーツ
H1
7.
2.
1
3
国立女性教育会館
総合型地域スポーツクラブ
H1
8.
2.
1
2
国立女性教育会館
総合型地域スポーツクラブを具体的に理解しよう!
H1
9.
2.
4
国立女性教育会館
総合型地域スポーツクラブを具体的に理解しよう!Part3
H2
0.
2.
3
国立女性教育会館
総合型地域スポーツクラブを立ち上げよう!
− 50 −
●スポーツ科学専門部会の活動
○国体選手体力測定
年月日
S6
3.
9.
4
H1.
9.
2
H2.
9.
8
H3.
9.
2
1
H4.
9.
1
9
H5.
9.
1
8
H5.
1
0.
1
6
H6.
8.
2
5
H6.
1
0.
1
5
H7.
9.
9
H7.
1
0.
2
8
H8.
9.
7
H8.
1
0.
2
6
H9.
9.
6
1
0.
1
1
H9.
H1
0.
9.
5
H1
0.
1
0.
3
H1
1.
9.
5
H1
1.
1
0.
1
7
H1
1.
1
0.
3
0
H1
1.
1
0.
3
1
H1
1.
1
2.
1
1
H1
1.
1
2.
2
6
H1
2.
1.
2
2
H1
2.
3.
4
H1
2.
3.
5
H1
2.
9.
3
0
H1
2.
1
0.
2
8
H1
2.
1
0.
2
9
H1
2.
1
2.
2
4
H1
3.
1.
2
7
H1
3.
2.
4
H1
3.
1
0.
2
7
H1
3.
1
0.
2
8
H1
3.
1
1.
4
H1
3.
1
1.
1
8
H1
3.
1
2.
2
3
H1
4.
1.
2
0
H1
4.
1
1.
4
H1
4.
1
2.
7
H1
4.
1
2.
2
2
H1
5.
2.
1
5
H1
5.
1
1.
3
0
H1
5.
2.
7
H1
5.
1
2.
1
4
場所
県民健康センター
県民健康センター
県民健康センター
県民健康センター
県民健康センター
県民健康センター
県民健康センター
県民健康センター
県民健康センター
県民健康センター
県民健康センター
県民健康センター
県民健康センター
県民健康センター
県民健康センター
県民健康センター
県民健康センター
県民健康センター
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
内容
体力測定
体力測定
体力測定
体力測定,心理学的テスト
体力測定
体力測定
体力測定
体力測定,食生活調査
体力測定,食生活調査
体力測定,食生活調査
体力測定,食生活調査
体力測定,食生活調査
体力測定,食生活調査
体力測定,食生活調査
体力測定
体力測定,食生活調査
体力測定
体力測定
体力測定,食生活調査
体力測定
体力測定
体力測定,食生活調査
体力測定
体力測定
体力測定
体力測定
体力測定
体力測定
体力測定
体力測定
体力測定,食生活調査
体力測定
体力測定
体力測定
体力測定
体力測定
体力測定
体力測定
体力測定
体力測定
体力測定
体力測定
体力測定
体力測定
体力測定
− 51 −
競技種目
サッカー
サッカー
サッカー
陸上競技
陸上競技
陸上競技
スケート
スケート
ラグビー
スケート
ラグビー
ラグビー
水泳
バレーボール
水泳
バレーボール
水泳
バレーボール
水球
柔道
柔道
ボクシング
ホッケー
サッカー
柔道
柔道
水球
柔道
柔道
ホッケー
ボクシング
サッカー
柔道
柔道
水球
ボクシング
サッカー
ホッケー
バレーボール
柔道
ホッケー
サッカー
バレーボール
柔道
ホッケー
年月日
H1
6.
2.
2
9
H1
6.
1
0.
1
7
H1
7.
1
0.
2
H1
7.
1
1.
2
0
H1
8.
1
0.
2
2
H1
8.
1
1.
1
9
H1
8.
1
2.
1
7
H1
9.
1
0.
2
8
H1
9.
1
2.
1
6
H2
0.
1.
1
4
場所
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
内容
体力測定
体力測定
体力測定,食生活調査,心理学講習
体力測定,食生活調査,心理学講習
体力測定,食生活調査,心理学講習
体力測定,食生活調査,心理学講習
体力測定,食生活調査,心理学講習
体力測定,食生活調査,心理学講習
体力測定,食生活調査,心理学講習
体力測定,食生活調査,心理学講習
競技種目
サッカー
水泳
水泳
ソフトテニス
水泳
ソフトテニス
体操競技
ソフトテニス
体操競技
アーチェリー
○体力測定実地・実技研修会
年月日
H1
6.
8.
1
5
H1
7.
8.
2
1
H1
8.
8.
2
7
場所
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
内容
酸素摂取量,等速性筋力等の測定方法
酸素摂取量,等速性筋力等の測定方法
酸素摂取量,等速性筋力等の測定方法
○スポーツ医・科学がサポートする選手強化
年月日
H1
0.
3.
1
1
H1
0.
1
2.
5
H1
2.
3.
5
H1
3.
3.
1
1
H1
4.
3.
3
場所
ときわ会館
ときわ会館
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
内容
スポーツ科学/スポーツ医学
スポーツ心理学/スポーツ栄養学
スポーツ栄養学
スポーツ栄養学
スポーツ栄養学
(画 第2代委員長加賀谷!彦)
− 52 −
●スポーツ医学専門部会の活動
○国体関係へのドクター派遣
年月日
H1.
8.
1
9∼2
0
H1.
9.
3∼6
場所
栃木県
北海道
内容
国体関東ブロック大会
第4
4回国体夏季大会
H1.
9.
1
7∼2
2
H2.
8.
2
4∼2
6
H2.
9.
9∼1
2
H2.
1
0.
2
1∼2
6
H3.
8.
2
4∼2
6
北海道
東京都
福岡県
福岡県
埼玉県
第4
4回国体秋季大会
国体関東ブロック大会
第4
5回国体夏季大会
第4
5回国体秋季大会
国体関東ブロック大会
H3.
9.
8∼1
1
7
H3.
1
0.
1
2∼1
H4.
8.
2
1∼2
2
H4.
9.
6∼9
H4.
1
0.
3∼1
0
H5.
8.
2
7∼2
9
石川県
石川県
山梨県
山形県
山形県
群馬県
第4
6回国体夏季大会
第4
6回国体秋季大会
国体関東ブロック大会
第4
7回国体夏季大会
第4
7回国体秋季大会
国体関東ブロック大会
H5.
9.
5∼8
H5.
1
0.
2
4∼2
9
H6.
8.
2
6∼2
8
H6.
9.
3∼6
H6.
1
0.
2
8
香川県・徳島県
香川県・徳島県
千葉県
愛知県
愛知県
第4
8回国体夏季大会
第4
8回国体秋季大会
国体関東ブロック大会
第4
9回国体夏季大会
ドクターズ・ミーティング
H6.
1
0.
2
8∼1
1.
3
H7.
8.
2
5∼2
7
H7.
1
0.
1
3
H7.
1
0.
1
3∼1
9
H8.
1
0.
1
1
愛知県
茨城県
福島県
福島県
広島県
第4
9回国体秋季大会
国体関東ブロック大会
ドクターズミーティング
第5
0回国体秋季大会
ドクターズミーティング
H8.
1
0.
1
1∼1
7
H9.
1
0.
2
4
H9.
1
0.
2
4∼3
0
5
H1
0.
9.
1
2∼1
H1
0.
1
0.
2
3
広島県
大阪府
大阪府
神奈川県
神奈川県
第5
1回国体秋季大会
ドクターズミーティング
第5
2回国体秋季大会
第5
3回国体夏季大会
ドクターズミーティング
H1
0.
1
0.
2
3∼2
9
H1
1.
9.
1
1∼1
4
H1
1.
1
0.
2
2
H1
1.
1
0.
2
2∼2
8
H1
2.
1
0.
1
2
H1
2.
1
0.
1
3∼1
9
神奈川県
熊本県
熊本県
熊本県
富山県
富山県
第5
3回国体秋季大会
第5
4回国体夏季大会
ドクターズミーティング
第5
4回国体秋季大会
ドクターズミーティング
第5
5回国体秋季大会
H1
3.
9.
8∼1
1
H1
3.
1
0.
1
2
H1
3.
1
0.
1
2∼1
8
H1
4.
9.
2
1∼2
4
H1
4.
1
0.
2
5
宮城県
宮城県
宮城県
高知県
高知県
第5
6回国体夏季大会
ドクターズミーティング
第5
6回国体秋季大会
第5
7回国体夏季大会
ドクターズミーティング
H1
4.
1
0.
2
6∼3
1
H1
5.
9.
1
3∼1
6
H1
5.
1
0.
2
3
H1
5.
1
0.
2
5∼3
0
H1
6.
7.
1
5
高知県
静岡県
静岡県
静岡県
埼玉会館
第5
7回国体秋季大会
第5
8回国体夏季大会
ドクターズミーティング
第5
8回国体秋季大会
ドクターズ・ミーティング
− 53 −
年月日
H1
6.
9.
1
1∼1
4
H1
6.
1
0.
2
2
H1
6.
1
0.
2
3∼2
8
H1
7.
8.
2
6∼2
8
H1
7.
9.
1
0∼1
4
H1
7.
1
0.
2
1
H1
7.
1
0.
2
2∼2
7
H1
8.
1.
2
8∼2.
1
H1
8.
2.
1
8∼2
2
H1
8.
8.
1
8∼2
0
H1
8.
9.
2
9
H1
8.
9.
3
0∼1
0.
1
0
H1
9.
1.
2
7∼3
1
H1
9.
2.
1
0∼1
3
H1
9.
8.
1
7∼1
9
H1
9.
9.
2
8
9.
9.
2
9∼1
0.
9
H1
H2
0.
1.
2
6∼3
0
H2
0.
1.
2
8∼2.
1
H2
0.
2.
1
9∼2
2
場所
埼玉県
ソニックシティ
埼玉県
東京都
岡山県
岡山県
岡山県
北海道
群馬県
栃木県
兵庫県
兵庫県
群馬県
秋田県
埼玉県
秋田県
秋田県
長野県
長野県
長野県
内容
第5
9回国体夏季大会
ドクターズ・ミーティング
第5
9回国体秋季大会
国体関東ブロック大会
第6
0回国体夏季大会
ドクターズ・ミーティング
第6
0回国体秋季大会
1回冬季国体スケート・アイスホッケー競技
第6
第6
1回冬季国体スキー競技
国体関東ブロック大会
ドクターズ・ミーティング
第6
1回国体秋季大会
第6
2回国体冬季大会スケート・アイスホッケー競技
第6
2回国体冬季大会スキー競技
国体関東ブロック大会
ドクターズ・ミーティング
第6
2回国体秋季大会
第6
3回国体冬季大会スケート競技
第6
3回国体冬季大会アイスホッケー競技
第6
3回国体冬季大会スキー競技
○競技会へのドクター派遣
年月日
H1.
5.
3
H1.
6.
4
H3.
2.
2
4
H3.
6.
2
9
H3.
7.
1
8
H3.
9.
1
H4.
8.
9∼1
0
H5.
4.
2
3∼2
5
H5.
1
1.
1
3∼2
1
H6.
1
1.
3∼2
0
H7.
8.
2
1
H7.
1
2.
3
H8.
1
0.
1
0
場所
浦和市民体育館
上尾運動公園
熊谷市
大宮サッカー場
大宮サッカー場
大宮サッカー場
荒川総合運動公園
大宮公園
大宮サッカー場
大宮サッカー場
浦和市
駒場サッカー場
大宮サッカー場
競技会名
全日本マスターズパワーリフティング大会
県民総合体育大会総合開会式
熊谷市民マラソン
国際サッカー大会
国際サッカー大会
日朝親善サッカー大会
第2
3回関東中学校サッカー大会
関東高校ボクシング大会
全国高校サッカー県予選
全国高校サッカー県予選
全中サッカー選手権大会
天皇杯サッカー
県高校サッカー決勝大会
○生涯スポーツ中央大会
年月日
H3.
3.
2
4
H4.
3.
2
4
H5.
3.
2
1
H6.
3.
2
0
H7.
3.
1
9
H9.
3.
1
6
H1
0.
3.
1
5
H1
1.
3.
1
5
場所
大宮公園
大宮公園
大宮公園
大宮公園
大宮公園
大宮公園
大宮公園
大宮公園
内容
生涯スポーツ中央大会
生涯スポーツ中央大会
生涯スポーツ中央大会
生涯スポーツ中央大会
生涯スポーツ中央大会
生涯スポーツ中央大会
生涯スポーツ中央大会
生涯スポーツ中央大会
− 54 −
○健康診断等
年月日
H5.
1
2.
4
H6.
7.
2
3
H7.
2.
1
8
H7.
9.
9
H8.
3.
7
H9.
3.
1
3
H1
0.
3.
1
2
H1
1.
3.
4
H1
2.
3.
9
H1
6.
8.
2
7
H1
6.
9.
2
H1
6.
9.
2
7
場所
花咲徳栄高校
スポーツ研修センター
埼玉栄高校
県民健康センター
栄小林クリニック
栄小林クリニック
栄小林クリニック
栄小林クリニック
栄小林クリニック
埼玉県体育協会
埼玉県体育協会
埼玉県体育協会
内容
県国体候補選手の診断
健康診断(ボクシング)
健康診断(アイスホッケー)
国体候補選手健康診断(3
5歳以上)
国体候補選手健康診断(ボクシング)
国体候補選手健康診断(ボクシング)
国体候補選手健康診断(ボクシング)
国体候補選手健康診断(ボクシング)
国体候補選手健康診断(ボクシング)
問診表チェック
問診表チェック
問診表チェック
場所
大宮市中部公民館
蕨市立南公民館
県民健康センター
大宮国体記念会館
大砂土東公民館
浦和市立教育研究所
川口芝スポーツクラブ
和光市中央公民館
大宮市立植竹中学校
東洋大学
大宮西高校
さいたま共済会館
東洋大学
浦和市民会館
庄和町正風館
川口芝スポーツクラブ
川口青木会館
浦和大門青少年育成会
草加市
浦和市
川口東スポーツセンター
浦和高校
県民健康センター
スポーツ研修センター
狭山市
浦和市
東洋大学
県民健康福祉村
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
浦和市
内容
健康教室
健康教育セミナー
健康増進指導者研修会
関東甲信静地区国保連合会研修会
大宮市スポーツ指導者講習会
体育講習会(浦和市教委)
川口市教育委員会講習会
スポ・レク基礎講座
水泳指導員移行講習会
県サッカー協会少年団指導者講習会
県南部高等学校保健会講演
浦和市スポーツ指導者研修会
公認サッカー指導員講習会
水泳 C 級スポーツ指導員移行講習会
公認サッカー指導員講習会
生涯スポーツ指導者養成講習会
水泳 C 級移行講習会
スポーツを通じた子供の健全人間形成について講演会
草加サッカーセミナー
少年サッカー指導者研修会
川口市講習会
浦校カヌー部心配蘇生法講習会
健康運動実践指導士講習会
県サッカー協会 C 級指導員講習会
狭山市教育委員会講習会
浦和市指導者講習会
スキー A 級指導員移行講習会
健康運動実践指導士講習会
レク協コーディネーター養成講習会
少年スポーツクラブ指導者養成講習会(サッカー)
県サッカー協会少年指導者講習会
○講習会・研修会等
年月日
H1.
7.
2
8
1
9
H1.
9.
H2.
8.
2
1
H2.
1
2.
5
H3.
1.
2
6
H3.
2.
8
H3.
3.
5
H3.
3.
1
9
H3.
1
1.
4
H4.
1.
2
6
H4.
2.
1
2
H4.
3.
2
5
H5.
1.
2
3
H5.
2.
1
1
H5.
2.
2
1
H5.
2.
2
5
1
1.
2
1
H5.
H7.
9.
2
H7.
1
0.
3
H8.
1.
2
0
H8.
5.
2
3
H8.
7.
1
3
H8.
7.
2
3∼9.
2
4
H9.
1.
2
6
H9.
1.
2
6
H9.
2.
2
0
H9.
6.
2
9
H9.
8.
2
1
H9.
1
0.
4
H9.
1
1.
3
0
H1
0.
1.
1
8,
2
5
− 55 −
○トレーナー関係
年月日
H1
4.
8.
3
H1
5.
1.
3
0
H1
5.
7.
2
4
H1
6.
2.
1
9
H1
6.
5.
2
7
H1
6.
7.
2
9
H1
7.
2.
9
H1
7.
7.
2
8
H1
7.
9.
2
8
H1
8.
2.
1
6
H1
8.
9.
1
2
H1
9.
2.
1
7
6
H1
9.
9.
H2
0.
2.
2
8
場所
さいたま共済会館
さいたま共済会館
さいたま共済会館
さいたま共済会館
さいたま共済会館
さいたま共済会館
さいたま共済会館
さいたま共済会館
さいたま共済会館
さいたま共済会館
さいたま共済会館
さいたま共済会館
さいたま共済会館
さいたま共済会館
内容
顧問医・トレーナー・競技団体合同研修会
顧問医・トレーナー・競技団体合同研修会
顧問医・トレーナー・競技団体合同研修会
顧問医・トレーナー・競技団体合同研修会
トレーナー研修会
顧問医・トレーナー・競技団体合同研修会
顧問医・トレーナー・競技団体合同研修会
トレーナー研修会
顧問医・トレーナー・競技団体合同研修会
顧問医・トレーナー・競技団体合同研修会
顧問医・トレーナー・競技団体合同研修会
顧問医・トレーナー・競技団体合同研修会
顧問医・トレーナー・競技団体合同研修会
顧問医・トレーナー・競技団体合同研修会
場所
国立スポーツ科学センター
国立スポーツ科学センター
国立スポーツ科学センター
国立スポーツ科学センター
国立スポーツ科学センター
スポーツ研修センター
市民会館おおみや
スポーツ研修センター
県民健康センター
スポーツ研修センター
市民会館うらわ
スポーツ研修センター
埼玉会館
さいたま共済会館
埼玉会館
スポーツ研修センター
埼玉会館
さいたま共済会館
埼玉会館
さいたま共済会館
埼玉会館
さいたま共済会館
埼玉会館
内容
アンチ・ドーピング教育啓発事業中央講習会
アンチ・ドーピング教育啓発事業中央講習会
JADA ドーピング検査オフィサー養成講習会
JADA ドーピング検査オフィサー養成講習会
JADA ドーピング検査オフィサー養成講習会
アンチ・ドーピング教育・啓発講習
アンチ・ドーピング教育・啓発講習
アンチ・ドーピング教育・啓発講習
アンチ・ドーピング教育・啓発講習
アンチ・ドーピング教育・啓発講習
アンチ・ドーピング教育・啓発講習
アンチ・ドーピング教育・啓発講習
アンチ・ドーピング教育・啓発講習
アンチ・ドーピング教育・啓発講習
アンチ・ドーピング教育・啓発講習
アンチ・ドーピング教育・啓発講習
アンチ・ドーピング教育・啓発講習
アンチ・ドーピング教育・啓発講習
アンチ・ドーピング教育・啓発講習
国体競技外ドーピング検査対象選手・監督説明会
国体競技外ドーピング検査対象選手・監督説明会
国体競技外ドーピング検査対象選手・監督説明会
国体競技外ドーピング検査対象選手・監督説明会
○ドーピング関係
年月日
H1
4.
9.
5
H1
5.
6.
5
H1
5.
6.
1
H1
5.
1
0.
1
9
H1
5.
1
2.
2
3
H1
7.
7.
6
H1
7.
7.
1
5
H1
7.
8.
1
8
H1
7.
9.
6
H1
7.
9.
1
6
H1
7.
1
0.
1
2
H1
8.
7.
5
H1
8.
7.
1
4
H1
8.
8.
3
0
H1
8.
9.
1
9
H1
9.
7.
3
H1
9.
7.
1
3
H1
9.
8.
3
1
H1
9.
9.
1
8
H1
8.
8.
3
0
H1
8.
9.
1
9
H1
9.
8.
3
1
H1
9.
9.
1
8
− 56 −
●コーチング専門部会の活動
○埼玉県スポーツ指導者研修会シンポジウム∼トップアスリートへの道
年月日
S6
3.
2.
4
H1.
2.
3
場所
国立婦人教育会館
国立婦人教育会館
講師・内容
一流選手を育てるには
少年期のトレーニングと一貫指導
H2.
2.
2
H3.
2.
2
H4.
2.
1
3
H5.
2.
5
H7.
2.
4
国立婦人教育会館
国立婦人教育会館
国立婦人教育会館
国立婦人教育会館
国立婦人教育会館
スポーツと減量
メンタルトレーニング
女性のスポーツ指導
スポーツのオーバーユースについて
斉藤 清(卓球)/梁瀬かおり(水泳)
H8.
2.
1
0
H9.
2.
8
H1
0.
2.
7
H1
1.
1.
2
7
H1
2.
2.
1
2
H1
3.
2.
2
4
国立婦人教育会館
国立婦人教育会館
国立婦人教育会館
国立婦人教育会館
国立婦人教育会館
国立女性教育会館
関 和雄(スケート)
野瀬清喜(柔道)
青葉昌幸(陸上)
山本 博(アーチェリー)
粕谷恭子(水泳)
松田克彦(陸上)
H1
4.
2.
2
3
2.
7
H1
5.
H1
6.
2.
7
H1
7.
2.
1
2
H1
8.
2.
1
1
国立女性教育会館
国立女性教育会館
国立女性教育会館
国立女性教育会館
国立女性教育会館
茂木進一(バレーボール)
雨宮輝也(アンチドーピング)
清田浩伸(陸上)
新井 均(ラグビー)
本松好正(柔道)
H1
9.
2.
3
H2
0.
2.
2
国立女性教育会館
国立女性教育会館
阿部秀夫(バドミントン)
戸川晴夫(水泳)
年月日
H6.
1.
1
8
H7.
2.
1
7
場所
県民健康センター
県民健康センター
講師
田嶋幸三(サッカー)
梶原洋子(陸上)
H7.
1
0.
2
9
H8.
1
2.
3
H9.
1
2.
2
1
H1
1.
1.
2
4
H1
2.
2.
5
県民活動総合センター
ソニックシティ
さいたま共済会館
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
東島新次(水泳)
大古誠司(バレーボール)
日高哲朗(バスケットボール)
勝田 隆(ラグビー)
西田豊明(ソフトテニス)
H1
3.
1.
2
1
H1
3.
1
2.
1
6
H1
5.
2.
1
6
H1
6.
2.
7
H1
7.
3.
1
9
H1
8.
1.
2
2
戸田高校
飯能市民体育館
リコー東松山研修所
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
上尾文化会館
小浦武志(テニス)
高橋義徳(ホッケー)
城福 浩(サッカー)
高橋雄介(水泳)
岩本 明(ハンドボール)
大井幸枝(なぎなた)
H1
9.
3.
2
1
H2
0.
1.
2
0
熊谷ラグビー場
ソニックシティ
大田正則(ラグビー)
杉本康彦(野球)
○コーチングセミナー
− 57 −
○体力トレーニングの理論と実際∼ビクトリーサミット in 埼玉
年月日
場所
H2.
1
2.
4
埼玉大学
H3.
1
2.
2
さいたま共済会館
H4.
1
2.
9
H5.
1
2.
1
H6.
1
2.
7
H7.
1
2.
5
平安閣
さいたま共済会館
スポーツ研修センター
スポーツ研修センター
H8.
1
1.
1
6
ソニックシティ
H9.
1
2.
6
ソニックシティ
H1
0.
1
2.
2
1
ときわ会館
H1
1.
1
1.
1
4
ときわ会館
H1
2.
1
1.
1
2
県民健康センター
3.
1
2.
9
H1
県民健康センター
H1
4.
1
2.
1
5
ときわ会館
H1
5.
1
2.
1
3
浦和東武ホテル
H1
6.
1
2.
5
県民健康センター
H1
7.
1
2.
4
イコス上尾ホール
H1
9.
1.
1
4
さいたま共済会館
H1
9.
1
2.
1
5
大東文化大学
講師・内容
戸苅晴彦「筋力トレーニングの理論」
松尾昌文「筋力トレーニングの実際」
大森国男「インターバルトレーニング」
柳沢 久「女子柔道の競技化と現状」
梶原洋子「女子選手の月経異常・障害」
杉浦克己「発育期の栄養学について」
梶原洋子「中学駅伝に見る練習内容アンケート」
石井直方「筋力トレーニングの最新情報」
関 純「J リーグにおける外傷と障害について」
大木正彦「女子選手の効果的指導」
田澤俊明「水泳中の事故」
福原祐三「女子の現場における留意点」
目崎 登「女子のコンディションにおける諸問題」
内山治樹「スポーツの効果的指導−競技力の向上に向
けて−」
増島 篤「女性のスポーツ障害」
有川秀之「日本陸上の成果と課題」
内山英司「オリンピックにおける整形外科系スポーツ
ドクターの役割」
高妻容一「競技力向上のメンタルトレーニング」
川原 貴「内科的障害と予防」
青葉昌幸「コンディショニング(ピーキング)
」
河野照茂「サッカーにおけるドーピングコントロール」
高野 進「世界最速への挑戦(スポーツサポートシス
テムの構築)
」
鈴木 紅「スポーツ現場で必要なドーピングコントロ
ールの知識」
山本 博「銀メダル獲得と高校部活動の指導」
小林正幸「彩の国まごころ国体・アンチドーピング」
平井伯昌「北島選手に見る、世界に向けた選手の育成」
石橋俊郎「スポーツ障害の病態・治療・リハビリテー
ション」
藤口光紀「レッズ優勝!選手強化と地域との連携」
塩野 潔「プロサッカーから地域スポーツクラブまで」
室伏重信「人の可能性について」
坂本静男「心身のバランスとオリンピック」
− 58 −
○エンジョイ・スポーツセミナー
年月日
H5.
場所
H6.
H1
0.
7.
1
2
ときわ会館
H1
1.
7.
1
1
さいたま共済会館
H1
3.
7.
2
1
県民健康センター
H1
4.
7.
2
1
JA 共済埼玉ビル
H1
8.
7.
1
7
さいたま共済会館
講師・内容
粂野/井川/森
豊田/朝山/神白
大野勢太郎(ラジオパーソナリティ)
「W 杯 2
0
0
2年
へ向かって GO!」
石井直方(東京大学)
「スポーツ選手のためのトレーニ
ングとコンディショニング」
戸苅晴彦(平成国際大学)
「スポーツと水分補給」
和久貴洋(東京大学)
鈴木 守(上智大学)
長崎宏子
(
(有)元気なアトリエ「水を追い求めて−泳
いだ先には笑顔がある−」
中井誠一(京都女子大学)
長沼 健(2
0
0
2年 FIFA ワールドカップ日本組織委員
会)
戸苅晴彦(平成国際大学)
「日常生活の中で運動しまし
ょう!−高齢者スポーツ−」
勝田 隆(仙台大学)
木村和彦(早稲田大学)
「新たなスポーツ環境としての
総合型スポーツクラブ
−連続性と自立性をめざして−」
青島健太(スポーツライター)
「スポーツと私」
古旗照美(オフィスしょくスポーツ)
榊原孝彦(NPO 法人ソシオ成岩スポーツクラブ)
堀井 学
(
(有)サクセスダイナミックス北海道)
「モチ
ベーションを高め目標を達成するためのひけつ」
○スポーツ少年団認定指導員養成講習会
年月日
場所
H1.
1
1.
1
9
スポーツ研修センター
1
1.
2
5
H2.
スポーツ研修センター
H3.
1
1.
2
4
スポーツ研修センター
H4.
1
1.
2
2
スポーツ研修センター
H5.
1
1.
2
1
スポーツ研修センター
H6.
1
1.
2
0
スポーツ研修センター
H7.
1
1.
1
9
スポーツ研修センター
H8.
1
2.
1
スポーツ研修センター
H9.
1
1.
3
0
スポーツ研修センター
H1
0.
1
2.
2
9
スポーツ研修センター
H1
1.
1
1.
2
8
スポーツ研修センター
(画 第2代委員長加賀谷!彦)
− 59 −
埼玉県体育協会スポーツ科学委員会の歩みと展望
埼玉県体育協会スポーツ科学委員会
塩野
潔
埼玉県体育協会スポーツ科学委員会の設立に関わ
ーでの打ち合わせを経て、昭和6
2年7月2日の「設
った者として、その設立に至るまでの経緯について
置検討小委員会準備会」が正式な第一回目の会議で
述べ、併せて現状と今後の展望について記しておく。
あった。
昭和3
9年の東京オリンピック大会を契機に、日本
体育協会にスポーツ科学委員会が発足し、同委員会
が、その後の我国のスポーツ医科学の進展をリード
してきた。昭和5
3年頃から、当時、スポーツ医学に
関与していた有意の医師を対象にして、スポーツ関
係臨床相互研修会が開かれてきた。これはやがて昭
和5
8年1月に第一期生の誕生となる日本体育協会公
認スポーツドクター制度となって結実していくこと
になる。そして、この日体協公認スポーツドクター
が中心となって、日体協スポーツ科学委員会の意を
受けて、各地方体協にスポーツ医科学委員会(スポ
ーツ医学委員会、スポーツ医・科学委員会、スボー
ツドクター協議会等々の様々な名称があった)を発
足させていくことになるのである。
そろそろ各地に幾つかのスポーツ医・科学委員会
ができて、またその機運が盛り上がり始めていた昭
和6
1年9月、既に埼玉県サッカー協会に医事委員会
を発足させ、活動を開始していた小生のところに、
当時の埼玉県教育局体育課課長補佐の倉持守三郎先
生(埼玉県サッカー協会副会長)と、埼玉県体育協
会事務局の渡部英利氏が来られ、埼玉県体育協会に
「スポーツ医学委員会」を設立するように、との打
診があった。そこで小生は、「医学も科学の一分野
なのだから、どうせ作るのなら、スポーツ医学委員
会ではなく、スポーツ科学委員会にしたらどうか」
と返答し、体育課に持ち帰って検討していただいた
結果、「埼玉県体育協会スポーツ科学委員会」を設
立するということになったのである。
以下に当時の通知文等、小生の手元に残っている
ものを基に整理して掲載しておく。小生への打診の
後、昭和6
2年2月、上尾の県立スポーツ研修センタ
− 60 −
− 61 −
− 62 −
− 63 −
− 64 −
− 65 −
− 66 −
埼玉県体育協会スポーツ科学委員会コーチング専門部会
担当事業(1998∼2008)
報告者
Ⅰ.
「体力トレーニングの理論と実際」研修会から
兼郎
委員
「中学駅伝に見る練習内容アンケート」
8.
1
1.
1
6 ソニックシティ(大宮)
「VICTORY SMMIT IN 埼玉」へ
関純氏 西大宮病院
本事業は平成2年度からスタートした前記研修会
鹿島アントラーズチームドクター
が大塚製薬の協賛を得て、日本医師会スポーツドク
「J リーグにおける外傷と障害について」
ターの教育研修にも位置づけられるものとして現在
石井直方氏 東京大学教養学部助教授
に至っている。この事業の趣旨は、後者の形式を採
るようになってからは競技力向上のために競技指導
元パワーリフティング日本チャンピオン
「筋力トレーニングの最新情報」
者、スポーツドクター、スポーツ科学者が一同に会
してスポーツ医・科学に関しての意見、情報の交換
9.
1
2.
6 ソニックシティ(大宮)
大木正彦氏 大分県扇城高校教諭、
を行うものとして位置づけられている。
2.
1
2.
4 埼玉大学
講
山本
女子バレーボール部監督
「女子選手の効果的指導」
義:戸苅晴彦(本会委員)
田澤俊明氏 秋葉病院院長 埼玉県スポーツ科学
「筋力トレーニングの基礎理論」
委員会スポーツドクター小委員会委
実技指導:松尾昌文(本会委員)
員
「筋力トレーニングの実際」
3.
1
2.
2 さいたま共済
「水泳中の事故」
1
0.
1
1.
2
1 ときわ会館(浦和)
大森国男氏 埼玉栄高校教諭
埼玉栄高校陸上競技部女子監督
目崎登氏 筑波大学体育科学系教授
4.
1
2.
9 浦和平安閣
「女子のコンディションにおける諸問題」
福原祐三氏 筑波大学体育科学系教授
柳沢久氏 電気通信大学助教授
柔道日本代表女子監督
「女子の現場における留意点」
1
1.
1
1.
1
4 ときわ会館(浦和)
「女子柔道の競技化と現状」
5.
1
2.
1 さいたま共済
増島篤氏 東芝中央病院スポーツ整形外科部長
梶原洋子氏 文教大学教育学部教授
「女性のスポーツ障害」
日本陸上競技連盟女子強化委員
内山治樹氏 埼玉大学教育学部助教授
埼玉大学女子バスケットボール部監督
「女子選手の月経異常・障害」
6.
1
2.
7 埼玉県立スポーツ研修センター
「スポーツの効果的指導−競技力の向上に向けて」
杉浦克己氏 明治製菓スポーツニュートリッショ
1
2.
1
1.
1
2 埼玉県民健康センター
内山英司氏 関東労災病院スポーツ整形外科部長
ンラボ所長
シドニーオリンピック日本選手団帯同ドクター
「発育期の栄養学について」
7.
1
2.
5 埼玉県立スポーツ研修センター
「オリンピックにおける
整形外科系スポーツドクターの役割」
梶原洋子氏 文教大学教育学部教授
有川秀之氏 埼玉大学教育学部助教授
日本陸上競技連盟女子強化委員
− 67 −
石橋俊郎氏 一心会 伊奈病院リハビリテーショ
シドニーオリンピック陸上競技日本代表コーチ
ン診察部長
「日本陸上の成果と課題」
1
3.
1
2.
9 埼玉県民健康センター
「スポーツ障害の病態・治療・リハビリテーション」
川原貴氏 国立スポーツ科学センタースポーツ医
1
9.
1.
1
4 さいたま共済会館
塩野潔氏 塩野胃腸科医院委員長
学研究部部長
オリンピック日本選手団帯同ドクター部長
埼玉県スポーツ科学委員会委員
「内科的傷害と予防」
「プロサッカーから地域スポーツクラブまで−
スポーツドクターの関わり方」
高妻容一氏 東海大学体育学部助教授
藤口光紀氏 浦和レッドダイアモンズ社長
各種目の日本代表のメンタルコーチ
「レッズ優勝!選手強化と地域との連携
「競技力向上のメンタルトレーニング」
1
4.
1
2.
1
5 ときわ会館(浦和)
−スポーツ指導者の立場から」
河野照茂氏 東京慈恵会医科大学スポーツクリニ
1
9.
1
2.
1
5 大東文化大学記念講堂
ック日本サッカー協会医事委員会委
室伏重信氏 中京大学教授
員
ハンマー投げメダリスト
「人の可能性について」
「サッカーにおけるドーピングコントロール」
−スポーツ指導者の立場から
青葉昌幸氏 大東文化大学教授
坂本静男氏 早稲田大学スポーツ健康科学部教授
大東文化大学陸上競技部監督
埼玉県スポーツ科学委員会委員
「コンディショニング(ピーキング)
「心身のバランスとオリンピック」
−指導者の立場から」
1
5.
1
2.
1
3 浦和東武ホテル
−スポーツドクターの関わり方
鈴木紅氏 日本水泳連盟医事部委員
Ⅱ.埼玉県指導者研修会シンポジュウム・トップア
「スポーツ現場で必要な
スリートへの道など
ドーピングコントロールの知識」
本事業は埼玉県指導者研修会の一コマとして一日
高野進氏 東海大学体育学部教授
目の午後に設定されていたもので、主として競技指
日本陸上連盟強化コーチ
導者対象の講演会であった。このような性格であっ
「世界最速への挑戦−スポーツサポート
システムの構築−指導者の立場から」
1
6.
1
2.
5 埼玉県民健康センター
たためコーチング専門部会が企画をしていた。平成
6年度より検討の結果、本県在住、在勤で輝かしい
競技歴、指導歴を持った方にご自身の経験談を語っ
山本博氏 大宮開成高校教諭
アテネオリンピック・アーチェリー銀メダリスト
「銀メダル獲得と高校部活動の指導」
てもらい、後進の指導者の参考にさせてもらおうと
いう趣旨で行われてきたものである。
小林正幸氏 埼玉医科大学 埼玉県体育協会アン
S6
3.
2.
4
チドーピング小委員会委員長
一流選手を育てるには 松尾、青葉、
塩野
「彩の国」まごころ国体・アンチドーピング
H1.
2.
3
−スポーツ医学の立場から
少年期のトレーニングと一貫指導
山田(水泳)
、八卷(ボクシング)
、新
1
7.
1
2.
4 イコス上尾ホール
藤(サッカー)
、山田(陸上)
平井伯昌氏 東京スイミングセンターコーチ
2.
2.
2
水泳日本代表コーチ
スポーツと減量 加藤(陸上)
、今村
(レスリング)
、山口(ウエイトリフ
「北島選手に見る、世界に向けた選手の育成」
− 68 −
ティング)
3.
2.
2
メンタルトレーニング 吉田(卓球)
4.
2.
1
3
女性のスポーツ指導 大森(陸上競
5.
2.
5
Ⅲ.コーチングセミナー
本事業の趣旨は各競技種目の指導者を対象に、現
技)
在日本で最も影響力のある講師を招聘し、コーチン
スポーツのオーバーユースについて
グに関する講演を通し、本県指導者の資質向上を図
仁賀久雄(川口工業総合病院)
ろうとするものである。
◎平成6年度より「トップアスリートへの道」と名
第1回 6.
1.
1
8 埼玉県民健康センター
称変更
7.
2.
4
田嶋幸三氏
斉藤清氏 卓球、日本選手権シングル
立教大学助教授 日本サッカー強化委員会副委員長
司会:戸苅晴彦
ス8回優勝
簗瀬かおり氏 ロサンゼルスオリンピ
第2回 7.
2.
1
7 埼玉県民健康センター
梶原洋子氏
ック 水泳1
0
0,
2
0
0m 日本代表
8.
2.
1
0
文教大学教授 陸上競技・女子長距離
関和雄氏 スピードスケート国体2
0回
司会:青葉昌幸
優勝
9.
2.
8
1
0.
2.
7
野瀬清喜氏 埼玉大学教授 ロサンゼ
ルスオリンピック柔道銀メダリスト
東島新次氏 (財)日本水泳連盟常務理事 外国委員長
青葉昌幸氏 大東文化大学教授 埼玉
司会:和泉洋
第4回 8.
1
2.
3 埼玉県産業文化センター
県陸上競技協会強化委員長
1
1.
2.
2
7
1
2.
2.
1
2
1
3.
2.
2
4
1
4.
2.
?
1
5.
2.
7
第3回 8.
1
0.
2
9 埼玉県立県民活動総合センター
山本博氏 アーチェリー日本代表、ロ
大古誠司氏 サントリーバレーボール部副部長
サンアゼルスオリンピック銅メダリス
「私とバレーボール」
ト
司会:青木文弥
井上純一氏 西武鉄道(株)スピード
第5回 9.
1
2.
2
1 さいたま共済会館
スケート5
0
0m メダリスト
日高哲朗氏 千葉大学助教授 ユニバシアードバ
松田克彦氏 平成国際大学講師 陸上
スケットボールコーチ
競技・前十種競技日本記録保持者
司会:内山治樹
茂木進一氏 元深谷高校バレーボール
第6回 1
1.
1.
2
4 埼玉県スポーツ研修センター
部監督
勝田隆氏 仙台大学助教授
雨宮輝也氏 日本体育協会スポーツ科
「ラグビー平尾ジャパン検証・勝つためのキーワード」
学研究所所長
司会 石井泰三氏 伊奈学園高校教諭
◎埼玉国体を控えて2年間にわたりアンチドーピン
第7回 1
2.
2.
5 埼玉県スポーツ研修センター
グ・キャンペーンに変更
西田豊明氏 日本体育大学教授
1
6.
2.
1
2
「第5
9回埼玉国体の勝利を目指して
清田浩伸氏 埼玉栄高校女子陸上競技
部監督
−自身の経験を通したソフトテニスの戦法−」
1
7.
2.
1
2
新井均氏 熊谷高校ラグビー部監督
司会:井下洪平 川口総合高校教諭
1
8.
2.
1
1
本松好正氏 埼玉栄高校柔道部監督
第8回 1
3.
1.
2
1 戸田高校(講演)
、
1
9.
2.
3
阿部秀夫氏 埼玉県バドミントン協会
2
0.
2.
2
0
戸田スポーツセンター(実技)
副理事長 日本ユニシス
小浦武志氏 前フェド杯日本代表監督「指導者に
戸川晴夫氏 埼玉県水泳連盟強化委員
求められるもの、そして埼玉をテニス王国にする
長
ために」
司会:江本圭之助 埼玉県テニス協会副理事長
− 69 −
第9回 1
3.
1
2.
1
6 飯能市民体育館
高橋義徳氏 男子全日本代表コーチ
「5
9国体に向けての競技力向上」
司会:青田精一 埼玉県ホッケー協会事務局
第1
0回 1
5.
2.
1
6 リコー東松山研修所
城福浩氏 日本サッカー協会テクニカルスタディ
・ナショナルコーチ
司会:玉井朗
第1
1回 1
6.
2.
7 埼玉県立スポーツ研修センター
高橋雄介氏 中央大学水泳部監督 アテネオリン
ピックに向けた取り組み−選手の能力を最大限に
引き出すためのコーチング−
司会:加藤浩
第1
2回 1
7.
3.
1
9 埼玉県立スポーツ研修センター
岩本明氏 浦和学院ハンドボール部監督
夢の全国三冠王に向けて
司会:亀井良和
第1
3回 1
8.
1.
2
2 上尾文化会館
大井幸枝氏 日本なぎなた連盟副会長
司会:亀井良和
第1
4回
大田正則氏 日本ラグビーフットボール協会コン
ディショニングコーチ
第1
5 回 2
0.
1.
2
0 大宮ソニックシティ
司会:小山吉男
杉本康彦氏 (財)
日本オリンピック委員会野球専
任コーチ
「指導者としてどうあるべきか」
− 70 −
財団法人埼玉県体育協会スポーツ科学委員会規程
(総
則)
第 1 条 財団法人埼玉県体育協会(以下「本会」という)寄付行為第2
8条に基づき、スポーツ科学委員
会(以下「委員会」という)を設ける。
(目的および事業)
第 2 条 委員会は、スポーツ医学・科学に関する研究を行い、県民の体育・スポーツの振興に寄与する
ことを目的とする。
第 3 条 委員会は、前条の目的を達成するため、次の事業を行なう。
(1)県民の体育・スポーツ振興に関する科学的研究に関すること。
(2)競技力向上に関する科学的研究に関すること。
(3)スポーツマンの健康管理に関すること。
(4)その他、前条の目的達成のために必要な事業。
(委員および役員)
第 4 条 委員会は委員若干名をもって構成する。
2 委員会に次の役員をおく。
(1)委員長 1名
(2)副委員長 若干名
(委員の委嘱)
第 5 条 委員は、次の各号から本会会長が委嘱する。
(1)本会担当理事 若干名
(2)行政機関の代表 若干名
(3)スポーツ科学に関する学識経験者 若干名
(役員の選出ならびに職務)
第 6 条 委員長および副委員長は、委員会において選出する。
第 7 条 委員長は、委員会を代表し、委員会の会務を掌理する。
2 副委員長は、委員長を補佐し、委員長に事故あるときはその職務を代行する。
(委員および役員の任期)
第 8 条 委員および役員の任期は、二ヶ年とする。ただし、再任は妨げない。
2 第5条により委嘱した委員に欠員が生じた場合は、欠員を補充する。
3 補欠による委員の任期は、前任者の残任期間とする。
− 71 −
(委 員 会)
第 9 条 委員会は、必要に応じて委員長が召集し、議長となる。
第 1
0 条 委員会の議事は、出席委員の過半数で決定する。可否同数の場合は、議長がこれを決定する。
2 緊急を要するため、委員会に付議することが困難な場合は、委員長がこれを処理することがで
きる。ただし、次の委員会に報告しなければならない。
(専門部および委託)
第 1
1 条 委員会は、スポーツ科学等に関し、研究を進めるため、必要な専門部を設置することができる。
2 専門部会の決定事項は、委員会の承認を得なければならない。
3 専門部会の規程は別にこれを定めることができる。
第 1
2 条 委員会は、研究を進めるため、関係機関および専門職員等に研究を委託することができる。
(補
則)
第 1
3 条 委員会の機構および事業の基本方針・その他重要事項については、委員会において決定し、本
会理事会で承認を得なければならない。
付
則
この規程は、昭和6
2年1
0月1
7日から施行する。
申し合わせ事項
1 第5条(3)の内訳は、当分の間、日本体育協会公認のスポーツドクター、研究者、コーチ、指導者
とする。
2 委員は、全体で15名程度とする。
3 本委員会には、必要に応じて相談役を置くことができる。
− 72 −
平成20年度
財団法人 埼玉県体育協会 スポーツ科学委員会 名簿
役職
氏
名
勤 務 先
名
称
役職
陽明
名
称
孝知
早稲田大学
副委員長
吉田
博幸
東京家政学院短期大学
〃
関
純
西大宮病院
〃
小林
正幸
埼玉医科大学
〃
玉井
朗
拓殖大学
〃
青葉
昌幸
大東文化大学
〃
稲山
貴代
首都大学東京
〃
三戸
一嘉
埼玉県サッカー協会
〃
坂井
順司
スポーツ振興課
萎沢
利行
藤和会藤間病院
〃
藤木
敏夫
近代五種
バイアスロン連合
〃
戸苅
晴彦
平成国際大学
〃
豊田
幹雄
三郷市体育協会
〃
塩野
潔
塩野胃腸科医院
相談役
丸山
正董
丸山記念総合病院
〃
林
林整形外科
担 当
副会長
櫻井
勝利
県体育協会副会長
承弘
立花
勤 務 先
宮内
員
員
名
委員長
委
委
氏
埼玉医科大学
スポーツ科学専門部会
役職
氏
名
勤 務 先
名
称
役職
氏
名
勤 務 先
名
称
部会長
吉田
博幸
東京家政学院短期大学 部会員
高野
庸夫
県立スポーツ
研修センター
副部会長
稲山
貴代
首都大学東京
〃
小山
克二
県民健康福祉村
部会員
宮内
孝知
早稲田大学
〃
久保潤二郎
平成国際大学
〃
山本
修
埼葛南福祉保健
総合センター
〃
柳田
信也
東京理科大学
〃
須田
和也
共栄大学
〃
森丘
保典 (財)日本体育協会
〃
阿部
昌弘
自衛隊体育学校
〃
富松理恵子
女子栄養大学
〃
玉木
啓一
武蔵丘短期大学
〃
井上久美子
十文字学園女子大学
〃
亀井
明子
国立スポーツ
科学センター
〃
平田
専修大学
− 73 −
大輔
スポーツ医学専門部会
役職
氏
名
勤 務 先
部会長
小林
正幸
埼玉医科大学
副部会長
立花
陽明
部会員
萎沢
〃
林
〃
名
称
役職
氏
名
勤 務 先
名
部会員
池田
浩夫
川口工業総合病院
埼玉医大・かわごえ
クリニック
〃
仁賀
定雄
浦和レッズ
利行
藤和会藤間病院
〃
矢地
孝
承弘
林整形外科
〃
岡田奈緒子
塩野
潔
塩野胃腸科
〃
溝口
秀雪 (学)花田学園
〃
関
純
西大宮病院
〃
佐藤
健志
健クリニック
〃
田澤
俊明
新都心たざわ
クリニック
〃
清水
和彦
清水クリニック
〃
石橋
俊郎
伊奈病院
〃
小山
豊
〃
船崎
俊一
済生会川口総合病院
〃
藤野
紀之
〃
坂本
静男
早稲田大学
称
(財)健康医学協会
東都クリニック
山野美容芸術短期大学
岩槻南病院
東邦大学医療
センター大森病院
コーチング専門部会
役職
氏
名
勤 務 先
部会長
青葉
昌幸
大東文化大学
副部会長
有川
秀之
部会員
戸苅
〃
名
称
役職
氏
名
勤 務 先
部会員
野瀬
清喜
埼玉大学
埼玉大学
〃
亀井
良和
大宮高校
晴彦
平成国際大学
〃
鈴木
若葉
淑徳大学
山本
兼郎
上尾市役所西貝塚
環境センター
〃
岡安
敦
浦和高校
〃
鈴木
守
上智大学
〃
秋元
恵美
岩槻商業高校
〃
鶴見
秀海
インターハイ事務局
〃
山田真由美
国立スポーツ
科学センター
〃
小川
貴
浦和西高校
〃
玉井
拓殖大学
− 74 −
朗
名
称
スポーツ科学委員会 医学専門部会スポーツドクター小委員会名簿
氏
名
浅井
勤
務
先
亨 川口市立医療センター
浅沼
孝吉 浅沼医院
安孫子
征 安孫子医院
専
門
担 当 希 望 競 技
整形外科
ボート
内科
スケート
産婦人科
新井
久夫 新井整形外科
整形外科・リハビリ
野球
池田
浩夫 川口工業総合病院
整形外科
スキー・サッカー
石井
邦夫 石井医院
内科
柔道・テニス
石橋
俊郎 伊奈病院
整形外科
野球・スキー・サッカー
伊藤
隆夫 伊藤クリニック
外科・内科・胃腸科
バレー・陸上
井上
大輔 川口市立医療センター
麻酔・ペイン
水泳・カヌー
外科
サッカー
宇治
元 宇治医院
大滝
栄典 大宮整形外科医院
整形外科
サッカー
荻内
隆司 東京医科歯科大学病院
整形外科
サッカー・水泳
小野
彰一 小野内科クリニック
循環器内科
全競技 OK
内科
卓球・剣道
整形外科
バスケット・サッカー
掛川
加藤
淳 掛川医院
幹雄 加藤整形外科
金子
茂 金子医院
外科・ペイン
ボート・カヌー
川久保
洋 川久保病院
眼科
野球・バスケット
整形外科
野球・スキー
外科・麻酔科
弓道
公平不二雄 公平病院
外科
ラグビー・ボクシング
河野
柳一 河野整形外科
整形外科
サッカー・ゴルフ
小林
督志 小林クリニック
脳神経外科
ボクシング・サッカー
小林
正幸 埼玉医科大学
外科
ラグビー・ボウリング
小山
豊 岩槻南病院
循環器内科
サッカー
塩野
潔 塩野胃腸科医院
外科
サッカー
黒屋
桑原
信隆 くろや整形外科医院
稔 桑原医院
紫田
輝明 北本整形外科
整形外科
剣道
萎沢
利行 藤間病院
整形外科
バレーボール・ラグビー
清水
昭 大宮医師会市民病院
脳神経外科
なぎなた
菅原
誠 菅原整形外科
整形外科
陸上・サッカー
鈴木
忠臣 北本中央クリニック
血液内科・呼吸器内科 サッカー
陶山
哲夫 埼玉医大総合医療センター
整形外科
諏訪
敏一 深谷赤十字病院
外科
− 75 −
サッカー・テニス
関
純 西大宮病院
整形外科
サッカー
関
芳衛 県立リハビリテーションセンター
整形外科
サッカー
高木
俊和 練馬総合病院
内科
馬術
高橋
公男 高橋外科医院
整形外科
サッカー
田澤
俊明 新都心たざわクリニック
脳神経外科
水泳・ゴルフ
立花
陽明 埼玉医科大学
整形外科
ホッケー・ハンドボール
循環器内科
サッカー
鶴岡
明 鶴岡医院
得丸
幸夫 得丸医院
神経内科・内科
ラグビー
内藤
毅嗣 内藤クリニック
血液内科
サッカー
中島
俊之 関越クリニック
内科
ラグビー・他可能
永田
明弘 大宮双愛病院
整形外科
スキー・スケート
永田
善之 永田整形外科
整形外科
ゴルフ・ヨット
仁賀
定雄 川口工業総合病院
整形外科
サッカー
西山
秀水 熊谷総合病院
整形外科
野球・ソフトボール
二瀧
方武 二瀧医院
内科
陸上・バイアスロン
丹羽
正幸 丹羽クリニック
消化器外科
野矢久美子 入間ハート病院
循環器内科
ボート・剣道
林
整形外科
ボウリング・陸上
ソフトボール・野球
承弘 林整形外科
原口
亨 原口外科医院
外科・整形外科
平野
裕 平野医院
外科・皮膚科
増淵
和男 野火止クリニック
循環器内科
相撲・馬術
丸山
正董 丸山記念総合病院
外科
サッカー・野球
三浦
信雄 三浦医院
内科・小児科
三須
雅子 みさと団地中央診療所
婦人科・内科
水谷
智彦 日大医学部神経内科
神経内科
柔道・アーチェリー
宮之原
啓 宮之原整形外科医院
整形外科
卓球・サッカー
村田
郁 村田医院
小児科・内科
バレーボール
茂木
條二 真木外科
整形外科・外科
陸上
本橋
政弘 生協戸塚医院
整形外科
ラグビー
八百坂
安田
渉 八百坂整形外科
福輝 安田医院
整形外科
内科
柔道
ラグビー
谷中
誠
臨床病理
吉岡
久 埼玉医科大学
消化器外科
渡辺
芳子 本島総合病院
整形外科・形成外科
− 76 −
アンチ・ドーピング小委員会
役職
氏
名
所
属
埼玉医大
地域包括医療部教授
(財)
健康医学協会
孝
東都クリニック
正幸
役職
氏
名
所
委員
大山
昭
毛呂病院薬局
〃
浅見
孝雄
埼玉医大附属病院薬剤部
(財)
埼玉県体育協会
副会長
委員長
小林
副委員長
矢地
委 員
坂本
静男
早稲田大学
〃
桜井
勝利
〃
塩野
潔
塩野胃腸科
〃
膳亀
昭三
埼玉県薬剤師会
〃
林
承弘
林整形外科
〃
安田
福輝
安田医院
〃
萎沢
利行
藤間病院
〃
島田
篤
むさしの歯科医院
永
埼玉県立大学
平成国際大学
属
体力測定小委員会
委員
玉木
啓一
武蔵丘短期大学
委員
星
〃
吉田 博幸
東京家政学院短期大学
〃
松田
克彦
〃
浅見
真一
県健康づくり事業団
〃
村岡
功
早稲田大学
〃
有川
秀之
埼玉大学
〃
山本
修
埼葛南福祉保健総合センター
〃
池垣
功一
〃
山本
和雄
〃
出浦
申二
〃
鶴見
秀海
インターハイ事務局
〃
小川
貴
浦和西高校
〃
柴田
峰行
こうのす鍼灸整骨院
〃
清岡
智
東京理科大学
〃
高橋
和之
ひかり整骨院
〃
久保寺光明
久喜高校(定)
〃
今井
智子
筑波大学院
〃
小沼
彰彦
〃
曽川
恵子
三枝接骨院
〃
佐藤
雄二
埼玉県立大学
〃
塩崎
広慈
コウゼン整骨院
〃
武安
岳史
G&G サイエンス
〃
斉藤
俊明
斉藤接骨院
〃
中村
好男
早稲田大学
〃
畑中
仁堂
仁堂接骨院
〃
!野
庸夫
県立スポーツ研修センター
〃
竹之下
〃
兵頭
圭介
大東文化大学
− 77 −
司
県立スポーツ研修センター
顧問医名簿
競
技
名
ドクター名
勤 務 地
院
1 陸上競技
茂木
2 サッカー
塩野
潔 さいたま市
塩野胃腸科医院
〃
鶴岡
明 さいたま市
鶴岡医院
〃
諏訪
敏一 さいたま市
3 柔道
〃
條二 高崎市
病
真木外科
大宮赤十字病院
安田 福輝 三芳町
安田医院
加藤
加藤クリニック
浩 秩父市
4 水泳
田澤 俊明 さいたま市
新都心たざわクリニック
5 バレーボール
萎沢
利行 熊谷市
藤間病院
〃
伊藤
隆夫 北本市
伊藤クリニック
〃
村田
郁 志木市
〃
今村恵一郎 上尾市
今村整形外科・外科医院
公平不二雄 戸田市
公平病院
大久保利弘 大利根町
大久保病院
立花
埼玉医科大学
6 ボクシング
〃
7 ホッケー
〃
8 バスケット
〃
陽明 鶴ケ島市
村田医院
今村
巍 さいたま市
加藤
幹雄 さいたま市
加藤整形外科
高木
正人 狭山市
至聖病院
9 卓球
宮之原
1
0 ラグビー
小林
啓 上尾市
名
与野ハウスクリニック
宮之原整形外科
正幸 毛呂山町
埼玉医科大学
〃
桜井剛太郎 春日部市
桜井整形外科
〃
谷中
誠 岩槻市
細田医院
1
1 ボート
峰岸
敦子 戸田市
1
2 剣道
柴田 輝明 北本市
北本整形外科
掛川
淳 妻沼町
掛川医院
1
3 体操
野本
栄 狭山市
石心会狭山病院
1
4 ソフトボール
輿水
健治 川越市
埼玉医大川越医療センター
西山
秀木 熊谷市
熊谷総合病院
林
承弘 岩槻市
林整形外科
渡邉
房雄 赤羽
赤羽整形リウマチクリニック
蓮見
悳彦 さいたま市
(蓮見医院)
〃
〃
1
5 バドミントン
〃
1
6 自転車
− 78 −
戸田中央総合病院
17 ハンドボール
代田
雅彦 さいたま市
1
8 テニス
白石
悟 さいたま市
〃
大宮赤十字病院
白石整形外科
石橋
俊郎 伊奈町
伊奈病院
1
9 空手道
花家
隆之 日高市
花家産婦人科クリニック
2
0 ゴルフ
山口
現朗 川越市
山口病医
2
1 山
畑中
浩成 盛岡市
盛岡赤十字病院
2
2 ソフトテニス
荻内
隆司 さいたま市
2
3 アーチェリー
鮫島
弘武 越谷市
さめしま整形外科
2
4 馬術
高木
俊和 練馬区
練馬総合病院
〃
大滝
栄典 さいたま市
大宮整形外科
2
5 ウエイト
渕岡
道行 大井町
渕岡整形外科
2
6 ダンス
池田
浩夫 川口市
川口工業総合病院
2
7 なぎなた
清水
2
8 クレー射撃
岡田奈緒子 秩父市
山野美容短期大学
2
9 ボウリング
林
承弘 さいたま市
林整形外科
3
0 カヌー
塩野
潔 さいたま市
塩野胃腸科
岳
昭 さいたま市
大宮医師会市民病院
事務局
長谷川
伸
(財)埼玉県体育協会
〒330−0063 さいたま市浦和区高砂3−14−1自治会館3F
電 話:048−822−5171
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