RAID コントローラー関連 FAQ ここでは RAID コントローラー全般に関してよくある質問をまとめています。内容は随時更新されます。 内容 RAID コントローラー関連 FAQ ...................................................................................................................... 1 ServeRAID コントローラーの機能 ................................................................................................................................... 3 最新バージョンの MegaRAID Storage Manager 用の日本語パッケージはありますか ............................ 3 MSM を導入しています。ログに次のようなエラーが記録され、Patrol Read が実行されていないようで す。原因と対応方法を教えてください。 ................................................................................................................... 3 ServeRAID のコンポーネントバージョンについて、様々なバージョンが公開されていますが、どの ServeRAID のコンポーネントバージョンを選択すれば良いかわかりません。 ............................................. 4 セキュリティ設定をした ServeRAID-M5xxx コントローラーが故障した場合交換することは可能です か? ................................................................................................................................................................................... 6 ServeRAID シリーズのバッテリー(キャッシュ用)の寿命はどれくらいですか? ........................................... 6 各 RAID コントローラーの機能の違いを教えて下さい。 ..................................................................................... 6 MegaRAID ストレージ・マネージャーでリモート管理するために使用してるポート番号を教えてください。 ............................................................................................................................................................................................ 6 MegaRAID ストレージ・マネージャーで特定のサーバーだけ管理したいがネットワーク上のサーバー すべてを検出してきてしまい表示に時間がかかる。 ........................................................................................... 6 ServeRAID-M1xxx、ServeRAID-M5xxx にてディスクは正しく装着されており、物理ディスクとしては認 識されているのに RAID 構成できません。 ............................................................................................................. 6 ServeRAID M1015、M1115 にコピーバック機能はありますか?...................................................................... 7 VMWare ESXi で MSM はサポートされますか?サポートされていない場合どのように管理しますか? ............................................................................................................................................................................................ 8 リモートデスクトップサービスがインストールされた Windows 環境に MSM がインストールできません。 .......................................................................................................................................................................................... 10 ServeRAID-M1015/M5015/M5014 にて、SATA の HDD を使用して RAID を構成すると HDD キャッシ ュが有効になり突然の電源断などの場合にデータ損失の恐れがあります。 ............................................ 10 ServeRAID の拡張機能 Feature on Demand (FOD)の適用方法(アクティベーションガイド) .............. 11 SSD ドライブの寿命を確認する方法はありますか?........................................................................................ 11 ServeRAID-M5100/M5200 シリーズのキャッシュを保護するフラッシュバックアップの PowerModule は 消耗品ですか? ........................................................................................................................................................... 12 1 ServeRAID-M5110 SAS/SATA コントローラーは PI 機能(Data Protection)を Enable で使用するとソフ トウェア NMI が発生しリセットされる場合があります。 ..................................................................................... 12 追加したドライブで RAID 構成ができません。また、ホットスペアに設定できません。 ............................ 12 サーバー起動時に POST で Critical Message が表示されました。ハードウェア障害でしょうか? ..... 13 Windows 環境にてサーバーに高負荷がかかった時にハングアップしたり、再起動したりする場合があ ります。MSM 上には以下のようなエラーが表示されます。 ............................................................................ 15 ディスク関連の OS 機能 ................................................................................................................................................. 16 Linux OS から 2TB を超える領域を利用したいのですが可能でしょうか? ................................................ 16 2TB を超える領域に Linux OS を導入したいと思いますが可能でしょうか? ............................................ 16 Windows Server 2008 R2 を BIOS モードで 2TB を越える領域に導入したいと思いますが可能でしょう か? ................................................................................................................................................................................. 16 Windows Server 2008 R2 を BIOS モードで、導入した場合、2TB を越える領域をデータ領域として割り 当てるには、どのようにすればよいですか? ...................................................................................................... 16 その他の質問..................................................................................................................................................................... 17 更新履歴 ............................................................................................................................................................................. 17 免責....................................................................................................................................................................................... 17 2 ServeRAID コントローラーの機能 最新バージョンの MegaRAID Storage Manager 用の日本語パッケージはありますか 日本語パッケージの提供は v15.03.01 までとなっております。 MSM を導入しています。ログに次のようなエラーが記録され、Patrol Read が実行されていないようです。 原因と対応方法を教えてください。 2015-09-01 3:00:00 Controller ID: 0 Patrol Read aborted on PD: -:-:1 2015-09-01 3:00:00 Controller ID: 0 Patrol Read aborted on PD: -:-:0 2015-09-01 3:00:00 Controller ID: 0 Patrol Read started? ServeRAID アダプターのデフォルト設定では Weekly で同日の AM3:00 に Consistency Check と Patrol Read が 同時に実行されることが原因です。Patrol Read は Consistency Check のような他のタスクと同時に実行するこ とができません。実行時間が重ならない様にスケジュールすることで解決できます。 なお、Patrol Read の実行対象とする Virtual Drive を手動で設定することができます。 以下の RAID コントローラーで現象が確認されております。 ServeRAID-M5210 ServeRAID-M5110 ServeRAID-M5115 ServeRAID-M5015 ServeRAID-M5014 ServeRAID-M5016 ServeRAID-M1215 ServeRAID-M1210e ServeRAID-M1115 ServeRAID-M1015 3 ServeRAID のコンポーネントバージョンについて、様々なバージョンが公開されていますが、どの ServeRAID のコンポーネントバージョンを選択すれば良いかわかりません。 RAID コントローラー毎に以下のCDおよび管理ツールをご利用ください。 下記表のバージョンは、管理ツールのバージョンとCDのバージョンです。適用される BIOS/ファームウェア/デ バイス・ドライバーのバージョンはCDのバージョンとは異なる場合があります。 ハードウェア CLI(コマンド) OS 導入前の RAID 構成ツール StorCLI LSI MegaRAID Configuration Utility (uEFI 上のユーティリティ) IMM2 Local Storage Utility OS 上の RAID 構成・管理ツー ル ServeRAID-M5225 ServeRAID-M5215 ServeRAID-M5210 ServeRAID-M5210e ServeRAID-M1215 ServeRAID-M1210 ServeRAID-M1210e ServeRAID-H1110 SAS2IRCU ServeRAID-H1135 オンボード LSI SAS/SATA コントローラ SAS2IRCU ServeRAID-C105 MegaCLI ServeRAID-M5110 ServeRAID-M5110e LSI SAS2 MPT Controller Configuration ユー HumanInterfaceInfrastrucutre (HII)構成ユーテ ィリティ(uEFI 上のユーティリティ) LSI MegaRAID Configuration Utility (CD の提供なし) MegaCLI (uEFI 上のユーティリティ) 日本語パッケージの提供な StorCLI WebBIOS し (BIOS/uEFI 上のユーティリティ) ServeRAID-M1115 ServeRAID-M5016 ServeRAID-M5025 ServeRAID-M5015 ServeRAID-M5014 ServeRAID-M1015 ServeRAID-MR10i MegaCLI WebBIOS StorCLI (BIOS/uEFI 上のユーティリティ) MR10is、MR10ie ServeRAID-MR10M ServeRAID-MR10k ServeRAID-BR10i ServeRAID-BR10il MegaRAID Storage Manager v15.11.53 ServeRAID-M5120 ServeRAID-M5115 (BIOS/uEFI 上のユーティリティ) ティリティ (uEFI 上のユーティリティ) ー 2004 ServeRAID-C100 LSI Corp Configuration ユーティリティ CFGGEN LSI Logic Configuration ユーティリティ (BIOS/uEFI 上のユーティリティ) 4 ServeRAID-BR10il v2 オンボード LSI SAS/SATA コントローラー 1064、1064e、1068e、1078 ServeRAID-B5015 brcli maxRAID Configuration Manager (uEFI 上のユーティリティ) maxRAID Storage Manager ServeRAID-4L、4Lx ServeRAID-4M、4Mx ServeRAID-5i IPSSEND ServeRAID-6i、6i+ ServeRAID サポートCD 7.12j ServeRAID-6M ServeRAID-7k ServeRAID-7t AACCLI ServeRAID マネージャー9.3 オンボード LSI SCSI CFGGEN ServeRAID アプリケーション コントローラー (for SCSI) CD9.3 ServeRAID-8i ServeRAID-8k、8k-l ARCCONF ServeRAID サポートCD 9.3 ServeRAID-8s ServeRAID サポートCD1.15j ServeRAID-7e(HostRAID) HRCONF ServeRAID-8e(HostRAID) (1.15.02 は使用しないで下さい) ServeRAID サポートCD1.30j 下記のサイトよりダウンロード可能です。 Lenovo Support http://support.lenovo.com/jp/en/ 5 セキュリティ設定をした ServeRAID-M5xxx コントローラーが故障した場合交換することは可能ですか? 仮想ディスクに損傷がなく、セキュリティーキーを紛失していなければ、ServeRAID-M5xxx コントローラーを交換 しても DATA を復元することができます。 ServeRAID シリーズのバッテリー(キャッシュ用)の寿命はどれくらいですか? ServeRAID-MR10、M5000、シリーズ: 寿命はご利用の環境により異なりますが、最適なパフォーマンスのために、年に一度の予防交換を推奨してお ります。バッテリーのエラーは MegaRAID ストレージ・マネージャーが検知します。 ServeRAID-M5100、M5200 シリーズ: 従来のリチウムイオン・バッテリーではなくスーパー・キャパシタ(コンデンサ)を採用しているため寿命交換の必 要はありません。そのため消耗品扱いではありません。 各 RAID コントローラーの機能の違いを教えて下さい。 システム・ガイドや Redbook サイトの Quick Reference に比較表が掲載されています。 システム・ガイド(IBM RAID コントローラー 比較表) http://www.lenovojp.com/server/systemguide/pdf/raid_guide.pdf MegaRAID ストレージ・マネージャーでリモート管理するために使用してるポート番号を教えてください。 サーバー側 49152 - 65535 (TCP) および 3071, 5571 (TCP/UDP) クライアント側 49152 - 65535 (TCP) MegaRAID ストレージ・マネージャーで特定のサーバーだけ管理したいがネットワーク上のサーバーすべ てを検出してきてしまい表示に時間がかかる。 MegaRAID ストレージ・マネージャー6.90-06 以降でサーバーを指定できるようになりました。 ServeRAID-M1xxx、ServeRAID-M5xxx にてディスクは正しく装着されており、物理ディスクとしては認識さ れているのに RAID 構成できません。 物理ディスクのステータスが「JBOD」となっているディスクは RAID 構成できません。 ディスクのステータスを「Unconfigured good(未構成で良好)」に変更することにより RAID 構成可能となります。 6 ServeRAID M1015、M1115 にコピーバック機能はありますか? ServeRAID M1015 にはコピーバック機能があり、デフォルトで Enable になっております。しかし、M1015 では新し い HDD を JBOD として認識する仕様となっており、新しい HDD を挿入しても自動でコピーバックが動作しない 状況です。「JBOD」を「Unconfigured good(未構成で良好)」に変更してから挿入し直すことによりコピーバックが 開始します。 ServeRAID M1015 にてコピーバックを動作させるための手順 1. 障害のあるディスクをスロットから取り外します 2. 新しいディスクを挿入します 3. JBOD で認識しているディスクを右クリックして「Remove JBOD(JBOD の削除)」を選択します 4. 「Unconfigured good(未構成で良好)」に変ったことを確認して一度このディスクを取り外します 5. 再度挿入するとコピーバックが自動で開始します。(コピーバック中の画面です。完了すると Online になり ます) 7 VMWare ESXi で MSM はサポートされますか?サポートされていない場合どのように管理しますか? ・ESXi5.x 以降 LENOVO Customized 版 ではサポートされております。詳細は下記ガイドをご参照下さい。 MegaRAID ストレージ・マネージャー 導入ガイド (ServeRAID-MR10 系、ServeRAID-M1xxx、 http://www.lenovojp-cms.com/cmscontents/gdfiles.php?md=84 ・System x3550 M5、x3650 M5、x3500M5、x3850 X6、x3250 M6 では IMM2 から RAID の構成、管理が可能とな っております。 ・ESXi4.x では MSM アプリケーションはサポートされておりません。 No VMware ESXi support with MegaRAID Storage Manager - IBM ServeRAID, SAS/SATA Controller https://www.ibm.com/support/entry/myportal/docdisplay?lndocid=MIGR-5088070&brandind=5000019 システムを停止させずに、ServeRAID の Firmware、ドライバーのバージョン、RAID やディスクの現在のステータ スは、vSphere Client の構成画面にて確認できます。 8 9 リモートデスクトップサービスがインストールされた Windows 環境に MSM がインストールできません。 リモートデスクトップサービスがインストールされた環境に MSM を導入するにはインストールモードで導入する 必要があります。 Windows Server 2008R2 でのインストールモードで導入方法は以下になります。 「コントロールパネル」-「プログラム」-「リモートデスクトップサーバーへアプリケーションのインストール」から MSM をインストールします。 ServeRAID-M1015/M5015/M5014 にて、SATA の HDD を使用して RAID を構成すると HDD キャッシュが 有効になり突然の電源断などの場合にデータ損失の恐れがあります。 SATA の HDD はディスクキャッシュのデフォルト値が有効となっておりますので RAID 構成時に Disk Cache Policy を「UnChanged」(デフォルト値)で構成すると突然の電源断があった場合にデータ損失の可能性があり ます。MegaRAID Storage Manager 上で、仮想ドライブのプロパティにて Disk Cache Policy を「Disable」に変更す ることにより回避できます。 10 ServeRAID の拡張機能 Feature on Demand (FOD)の適用方法(アクティベーションガイド) ServeRAID の Feature on Demand (FoD)は IMM から適用します。FoD 適用後にはシステムの再起動が必要に なります。詳しい手順してついては下記サイトをご参照下さい。 Lenovo Features on Demand (FoD) ライセンス・アクティベーション・ガイド http://www.lenovojp-cms.com/cmscontents/gdfiles.php?md=508 SSD ドライブの寿命を確認する方法はありますか? 「IBM SSD Wear Gauge CLI Utility 」を使用して確認できます。 FixCentral よりダウンロードしてご利用下さい。 Lenovo Support http://support.lenovo.com/jp/en Windows 版 v1.0 (ibm_utl_ssd_cli-1.00_windows_32-64.exe) Linux 版 v1.0 (ibm_utl_ssd_cli-1.00_linux_32-64.bin) [root@localhost ~]# ./ibm_utl_ssd_cli-1.00_linux_32-64.bin -s (C) Copyright IBM Corp.2012. All Rights Reserved. SSDCLI -- Display SMART SSD Info v:1.01.61312 ------------------------------------------------------------------------------1 PN:68Y7749-49Y5845 SN:034436E1 FW:MA49 Percentage of cell erase cycles remaining: 100% Percentage of remaining spare cells: 100% Life Remaining Gauge: 100% 2 PN:68Y7749-49Y5845 SN:034436F5 FW:MA49 Percentage of cell erase cycles remaining: 100% Percentage of remaining spare cells: 100% Life Remaining Gauge: 100% 11 2 SSD Device(s) Found and Log(s) Dumped ServeRAID-M5100/M5200 シリーズのキャッシュを保護するフラッシュバックアップの PowerModule は消耗 品ですか? ServeRAID-M5110/M5110e/M5120/M5016/M5210/M5225 に標準搭載、もしくはオプション製品に含まれる PowerModule は従来のリチウムイオン・バッテリーではなくスーパー・キャパシタ(コンデンサ)となっており消耗 品ではありません。 ServeRAID M5100/M5200 用 Flash Power Module のスーパー・キャパシタ・パックは、 電源障害や停電が発 生したときに DRAM からフラッシュ・メモリーにキャッシュ・データを移すために電源を供給します。 フラッシュ・ メモリーは不揮発性であるため移動後のデータの保持に電力を必要としません。そのため長時間保持可能と なります。DRAM のコンテンツは、次に RAID コントローラーの電源が入った時に不揮発性フラッシュ・メモリー から復元され、 キャッシュ・データは、そこから記憶装置に書き込むことが可能です。 ServeRAID-M5110 SAS/SATA コントローラーは PI 機能(Data Protection)を Enable で使用するとソフトウ ェア NMI が発生しリセットされる場合があります。 下記サイトの PI 機能(Data Protection)の現在の設定値の確認方法と設定変更方法を参照してください。 PI 機能(Data Protection)を Enable で使用すると ServeRAID M5110 SAS/SATA コントローラーはソフトウェア NMI が発生しリセットされる場合があります http://www.lenovojp-cms.com/cmscontents/gdfiles.php?md=287 追加したドライブで RAID 構成ができません。また、ホットスペアに設定できません。 追加したドライブに以前の構成が残っているとそのドライブで RAID を構成したり、ホットスペアに設定することが できません。以前の構成が残っている場合のステータスは Unconfigured Good(未構成で良好)となっておりま すが、 Foreign(外部構成)となっておりアイコンに青い矢印が付いております。 12 この場合は、以下の手順で残っている構成をクリアしてください。 1. RAID コントローラーを選択した状態で「Go To」→「Controller」→「Scan Foreign Configuration」 2. 「Clear」を選択して「OK」ボタンを押します。 サーバー起動時に POST で Critical Message が表示されました。ハードウェア障害でしょうか? 以前は黒い画面で表示されていた ServeRAID M5100 シリーズ・コントローラからのメッセージが、Firmware (Version 23.16.0-0027)以降では青い画面で「Critical Message」として表示されるように変更されました。 ハードウェア障害の可能性も考えられますが、まずは、WebBIOS を起動して状況を確認してください。この青い 画面のメッセージから WebBIOS を起動するためには、一度 Enter キーを押して入力画面を表示してから入力し てください。(以前の黒い画面では c キーを押して y キーを押すというステップでした。) ServeRAID M5200 シリーズではこの画面は黒となっております。また、WebBIOS ではなく LSI Configuration Utility が起動されます。 1. 青画面の場合 WebBIOS に入るには、ここで「Enter」キーを押します。 13 2. 入力画面が表示されますのでここで「C」キーを入力して「Enter」キーを押します。 3. ここで「Enter」キーを押します。 4. 入力画面が表示されますのでここで「Y」キーを入力して「Enter」キーを押します。 14 5. 以下のメッセージが表示されますのでこの画面で「Esc」キーを押します。 6. WebBIOS の画面が表示されます。 (ServeRAID M5200 シリーズでは Lsi Configuration Utility が表示されます) Windows 環境にてサーバーに高負荷がかかった時にハングアップしたり、再起動したりする場合がありま す。MSM 上には以下のようなエラーが表示されます。 Fatal firmware error: Driver detected possible firmware hang, halting firmware Driver detected possible firmware hang, halting firmware Fatal firmware error: Line 1305 in ../../raid/1078dma.c ServeRAID M and MR10 Series SAS Controller device driver v6.702.07.00 for Microsoft Windows Server 2012 R2, 2012, 2008 R2, and 2008 にてこの不具合が確認されております。最新版の DeviceDriver をご利用下さい。 FixCentral よりダウンロード可能です。 参考 Tips: 15 Fatal firmware errors seen running Microsoft Windows Server 2008 and 2012 https://www.ibm.com/support/entry/myportal/docdisplay?lndocid=MIGR-5096069&brandind=5000008&myns= x008&mync=E ディスク関連の OS 機能 Linux OS から 2TB を超える領域を利用したいのですが可能でしょうか? Linux 環境で 2TB 以上の領域を扱うには、カーネルが GTP をサポートするよう構成されている必要があります。 kernel2.6 以降であればサポートの可能性がありますが、ご利用のディストリビューションが GPT をサポートして いるかご確認下さい。OS インストール後に 2TB を超えるパーティションを作成するには、fdisk では無く parted を利用します。 2TB を超える領域に Linux OS を導入したいと思いますが可能でしょうか? 2TB を超える領域に Linux OS を導入するには、OS インストーラーが GPT をサポートしている必要があります。 また、OS を起動するためのブートローダー(GRUB など)が、2TB 以上の領域をサポートしている事も条件となり ます。ブートローダーが未対応の場合は、OS を起動するための/boot パーティションを、2TB 以下の領域に作 成する必要があります。 Windows Server 2008 R2 を BIOS モードで 2TB を越える領域に導入したいと思いますが可能でしょうか? Windows のブート領域は BIOS ベースのシステムの場合、2TB を超える領域を自動で GPT ディスクとして認識し ない為、通常 2TB を超える領域に OS を導入することができません。Windows のブート領域は BIOS に代わる uEFI 対応システムによって、2TB を超える領域に対応可能となりますので、uEFI モードでインストールを行ってく ださい。(uEFI モードにてインストールを行う場合には、導入予定の機器が uEFI に対応している必要があります。 ご使用になられる機種が uEFI に対応しているかご確認ください。) Windows Server 2008 R2 を BIOS モードで、導入した場合、2TB を越える領域をデータ領域として割り当て るには、どのようにすればよいですか? BIOS モードでインストールを行った場合、ディスクの状態が MBR で導入されます。しかし、MBR ではシステム・ データ領域として合計 2TB までしか使用することは出来ませんので、2TB 以上のデータ領域として容量を必要 とする場合には、データ領域を GPT 状態にあるディスクを使用する必要があります。ひとつのディスクに MBR と GPT の両方の状態を保持することは出来ませんので、上記の場合には RAID を構成する際に 2 つの論理ドライ ブに分け、システム領域は MBR ディスク、データ領域は GPT ディスクにして構築する必要があります。 MBR と GPT の詳細に関しては以下の Microsoft 社のページをご確認ください。 Windows と GPT に関する FAQ 16 http://msdn.microsoft.com/ja-jp/windows/hardware/gg463525 その他の質問 その他、製品に関する情報は次のリンクからご確認ください。 System x はじめての導入セットアップ・ガイド http://www.lenovojp.com/server/technical/gd-systemx.shtml Lenovo システム・ガイド ― System x http://www.lenovojp.com/server/systemguide/ 更新履歴 2017/1/19: 日本語パッケージの提供がないことを追記 FixCentral を Lenovo Support に変更 2015/12/22: Ptrol Read が実行されない原因と対応方法について対象機種を追記 MSM の現行バージョンを 15.05.01.51 に更新 免責 当内容は、お客様、販売店様、その他関係者が、System x, Flex System などを活用することを目的として作成 しました。 詳細につきましては、URL( http://www.lenovo.com/legal/jp/ja/ )の利用条件をご参照ください。 17 当技術資料に含まれるレノボ・エンタープライズ・ソリューションズ株式会社および Lenovo Enterprise Solutions (以下総称して、LES) 以外の製品に関する情報は、各提供ベンダーより提供されたものであり、LES はその 正確性または完全性についてはいかなる責任も負いません。 当技術資料の個々の項目は、LES にて検証されていますが、お客様の環境において全く同一または同様な結 果が得られる保証はありません。お客様の環境、その他の要因によって異なる場合があります。お客様自身の 環境にこれらの技術を適用される場合は、お客様自身の責任と費用において行なってくださいますようお願い いたします。 Copyright 2015 レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ株式会社 18
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